協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2009年06月01日LKM博士
ウンコウィルス

会社を休むには至りませんでしたが、
うんこ実験を始めた頃、
よく原因不明の発熱はありました。

発症する時期は決まっており、
いつもヨーグルト投与試験中に起こります。
被験者のウンコを回収して、腸内菌叢解析のための処理をして3-5日後です。

原因はウンコの中に住んでいるウィルス(ウンコウィルス)で間違いないと思います。
当時は、口で吸い上げるピペット(目盛がついてストローのように吸い上げるタイプ)で実験しておりましたし、
他人の腸内に存在しているウィルスをガンガン吸引していたのでしょう。

はっきり言って、労災です。
労災だと主張しましたが、証明できません。
といいますか、皆、私が冗談を言っていると思っていたようです。

不謹慎な話ですが、
すごい数のウンコが届いた時、
その処理を手伝ってくれた先輩と後輩が、
3日後に、2人とも39度の発熱で倒れた時に確信しました!
発熱の原因がウンコウィルスだと!
とても懐かしく、良い思い出です。

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