協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2024年04月18日LKM博士
日経ヘルスに取材記事が載っています

久しぶりに、対面で取材を受けました。

コロナ禍以降、つまり34年間、オンライン会議形式での取材がスタンダードとなっていたので、本当に久しぶりでした。

記者の皆さんも、オンラインの方が楽なのでしょうね。

特に、ここ西多摩郡日の出町に位置する協同乳業の研究所に来るには、都心から最短でも1時間半、通常2時間程度はかかりますので、来所はそれなりに大変です。

実際、コロナ関連の行動制限解除後も、対面取材はゼロでした。

そのような中、日経ヘルスの記者さんが対面で取材に来られました。

ポリアミンの最新の研究事情についての取材でした。

「オンラインで十分では?」と伝えましたが、「ご迷惑でなければ、できるだけ会って話したいです」とのことでした。

 

対面は話が盛り上がります。

予定時間を超えて、色々と情報をアップデートしておきました。

私も最近の健康食品界隈の状況について、色々と情報を頂きました。

 

その内容の記事が「注目の新しいアンチエイジング成分」として今書店に並んでいる2024年春号に載っておりますので、興味がある方は読んで下さい。

2021年12月27日LKM博士
「化学と生物」の私の記事はフリーで読めます!

通常、農芸化学会の学会員以外の方は記事が掲載後1年を経過するまで読めないのですが、先日紹介しました私の解説記事は、どなたでもフリーで読めるように設定して頂いているようです。

表紙になったので特別扱い?!!! 

フリーでPDFをダウンロードできますので、興味がある方はご一読下さい。
https://katosei.jsbba.or.jp/download_pdf.php?aid=1502

この解説の中に、本題とは異なる話題として、コラム「ポリアミンと癌」も書いております。
僅か1000文字の短いコラムですが、異端な仮説をベースに研究を進める苦労話を、国際学会での出来事を中心に紹介しております。
高校生などの初学者向けに、専門知識が無くても理解できる内容に仕上げてありますので、読んで頂けると嬉しいです。

2021年12月24日LKM博士
「化学と生物」の表紙は私の描いた絵

「化学と生物」の今月号(2021年12月号)の表紙を飾っているのは、なんと、私が寄稿した解説文の図です!
https://katosei.jsbba.or.jp/img_view.php?mid=180

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この解説は、
腸内細菌叢の代謝制御によるポリアミン産生技術を用いた機能性食品の開発
~腸内細菌に欲しいモノを作ってもらうのは難しい~
というタイトルで、当社で販売しているヨーグルトに使われている技術の研究やその機能性を解説したものです。

その中で、ヨーグルトを食べると腸内で増えるポリアミンが動脈硬化予防に有用であることを示しているのですが、その作用機序(仮説を含む)を血管の模式図で解説した図が表紙に使われました。

折角なので、この図をできるだけ簡単に解説します。

以下に示す4つの作用で動脈硬化に罹りにくい血管を保持できると考えています。

1.ポリアミンがオートファジー(細胞内のゴミを食して細胞の健全性を保つ作用)を誘導し、血管内皮細胞(血管の内腔側の一層の細胞で血液と常に触れている)と血管平滑筋細胞(血管内皮細胞より外側の層を形成している細胞)の健全性を高めます。つまり血管を形成している主要な細胞群が正常に働き元気な血管の維持に役立つと考えられます。この機能に関しては現在研究を更に進めています。

2.高脂肪食などを摂り過ぎて血液中を浮遊している悪玉コレステロールが血管内に侵入して炎症が生じるのが動脈硬化症の初期現象です。この炎症は、血液中の免疫細胞(リンパ球の一種)が血管組織の中に入り込むことで起きるのですが、ポリアミンは免疫細胞が血管組織へ入るための足場への接着を防ぎます。

3.血管組織内では悪玉コレステロールを食べて処理しようとする免疫細胞が、際限なく侵入してくる悪玉コレステロールを退治するために、もっと免疫細胞を呼び寄せます。すなわち援軍を求めます。これがまさに炎症の悪化なのですが、この援軍を求めるため狼煙となる化学物質(専門的にはサイトカインという)の分泌をポリアミンは抑えます。

4.さらに病態が進行して、血管組織内に炎症で生じた免疫細胞の屍骸などが溜まります。この死骸等が溜まってドロドロのお粥のようになり発達する動脈硬化症をアテローム性動脈硬化症といいます。これが血管組織を硬くする直接的な原因ですが、さらに病態が進むとその血管組織が裂け、そこに血栓ができます。これにより血管が塞がると心筋梗塞や脳梗塞などに発展し、死に直結してしまいます。ポリアミンは、血小板の凝固を抑える作用もあり、血栓ができ難くなります。

少し難しいですが、何となくでも、ポリアミンは凄い機能を持った物質だと理解してもらえればうれしいです。

2021年04月15日LKM博士
農芸化学技術賞を頂きました!

遅ればせながらご報告させて頂きます。
日本農芸化学会の農芸化学技術賞を受賞致しました。
腸内細菌叢を利用して生理活性物質ポリアミンを産生する機能性食品を開発したことを評価して頂きました。
推薦して頂きました辨野義己先生、選考委員の先生方、また研究を一緒に進めて下さいました共同研究者の先生方、そして協同乳業㈱の皆さまに、改めて御礼申し上げます。

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まるで、先日受賞したような内容ですが、実は、これは2020年度の受賞です。
本来、昨年2020年の3月に学会で表彰される予定だったものが、新型コロナウィルス感染拡大を受け、2020年度の大会が中止、授賞式も延期となっておりました。先月やっと授賞式が開催され、賞状等を頂くと共に受賞講演(学会員へはオンライン配信)も行いました。

受賞講演の要旨は学会HPに載っています。
https://www.jsbba.or.jp/wp-content/uploads/file/11-12.pdf

形式上は昨年の受賞で、学会HP等でも発表済みでしたが、授賞式は延期されたため、「内定はしているが正式な受賞はまだ」という雰囲気で、大々的に報告して良いのか否か、心が定まらずに一年間過ごしておりました。
この度、やっと賞状と表彰盾を頂きましたのでブログで報告です。

ところが、1年間経過したためか、あまりテンションは上がりません。
おそらく、時間経過が原因ではなく、コロナ禍で祝い酒を飲みに行くことすらできない現状に幻滅しているからではないかと思われます。
本来、昨年の福岡大会で、関係者を集めて美味い水炊きを食しながら酒を飲み祝おうと勝手に計画していたので(受賞者自らが計画している点は滑稽でしょうが、飲み会好きの性分なので仕方ない)、いまだに落ち込んでおります。

その反動で、先日の授賞式で仙台に行った際は、お客さんが殆どいない居酒屋で、一人で軽く祝杯ということで、生ビール2杯、地酒冷酒3杯、レモンハイ1-2杯(この辺りは記憶がやや曖昧)を、無言で僅か40分間で平らげてしまいました。
おかげで翌朝の授賞式ではやや調子が悪かったです。
驚いたことに、オンライン中継を見ていた知り合い数名からは、「元気なかったですね」と指摘を受けてしまいました(苦笑)。

この授賞に満足せず、さらに本研究を進めていきたいと思います。

2021年03月19日LKM博士
気が付いたら無くなっていた

COVID19が猛威をふるい、1年以上が経過した。
研究関連でも、色々なことが大きく変容した。

私が主戦場とする農芸化学・生命科学の研究分野では、ほぼ全ての学会がオンライン開催になり、共同研究先の大学では密を避けるため満足に実験することができない状況が続いている。

半年位前は、世界的なPCR検査の激増により(増やそうとしない国もあるが...)、PCR用の試薬やマイクロピペットのチップが品薄になり、最近は、ワクチン接種の影響で、使い捨て注射器が品薄になっていると聞く。
但し、これらは、「なくなる」という噂で、皆が慌てて購入することに起因している二次的影響の可能性も否定できない。真意を確かめるつもりはない。

さて、私個人の話をすると、出張や外出がなくなり、殆ど研究所勤務たまに在宅勤務の状態である。
その結果、読書の機会がなくなった。
私の読書は、もちろん科学本も読むが、いわゆる名著や推理小説も積極的に読み、気分に合わせて同時進行で数冊ずつ読んでいた。
存分にあった移動時間をフル活用し読破していた。
しかし、この1年間はゼロ冊である(研究にどうしても必要な書籍は除く)。
昨年1月に読みかけていた本が未だに愛用リュックに入ったままである。
在宅時間に読めばよいと思われるであろうが、出張が無くなって発生した時間は、これまで通り、調べものや論文原稿書きなどに充ててしまう。
つまり、読書のための時間を作る・確保する習慣が全くないのである。

読みたいと思っても、体がいうことをきかない。
寝る前に布団で読もうとしても、眠りの天才である私は、1分間程度で撃沈してしまう。

どうすりゃよいのだろう?
この事実に気付いて2ヶ月程経ったが、解決法はみつからない。

2021年03月18日LKM博士
講演連発

3月は、いわゆる学会の季節である。
今週、来週と4回の講演を予定している。
特に大変なのが来週で、以下の学会の各セッションでお話する。

3月22日 
日本化学会春季年会 イノベーション共創プログラム 「診断・予防科学が切り拓く未来のヘルスケア」

3月23日
第94回日本細菌学会総会 ワークショップ2:「腸内微生物叢の今」

3月23日
第94回日本細菌学会総会 若手研究者支援シンポジウム2: 「研究環境の選択と適応
-テーマの探し方、付き合い方-」

いずれもオンライン開催で、それぞれメインテーマにあわせて私の研究成果を中心にお話させて頂く予定である。若手研究者支援シンポジウムでの講演依頼は、「もう、俺、若手じゃないってことね」と感じさせられた。

お気づきの方もいるだろうが、3月23日は同じ学会で2回である。
しかも、ワークショップ2と若手研究者支援シンポジウム2は同時刻(13:00~15:00)に並行開催される。
ということで、私の講演時間がオーガナイザー間で調整され、ワークショップ2では最初の演者、若手研究者支援シンポジウム2では最後の演者となる。

リアル学会会場であれば、会場移動を伴うが、特に大きい学会の場合は建物移動が生じることもあるが、幸いオンライン開催なので、パソコン上でたった1クリックで会場移動ができるので助かる。

そうはいっても、私は基本的にはオンライン開催否定派である。

準備がちょいとしんどい。
人気者は辛いぜ(苦笑)

2021年02月05日LKM博士
書籍がでました!(腸内微生物叢最前線) (続編:綺麗な図)

昨日紹介した「腸内微生物叢最前線 ~健康・疾病の制御システムを理解する~」
の図についての余談を少し書く。

昨日紹介した通り、執筆にあたり綺麗な図が要求された。
そこで私は3つの図を作成したが、図2として載せている以下の図は、週末返上で2日間パソコン前に座って作成した力作である。

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(著作権等の問題があるので、本ブログでは敢えてはっきり読めないように載せている。悪しからず)

この図は、編集部から「非常に美しく仕上がっているので、編集部としては改変・編集を一切入れずに掲載させて頂きたい」といわれた(自慢)。

「ポリアミンの動脈硬化予防機構」とした本図は、何年間も私のウンコ色の脳内にしか存在せず、何かあるごとにアップデートし続けていた複雑なメカニズム(一部推測を含む)を具現化したものである。

ポリアミン(polyamine)を生体に供給すれば、なぜ、動脈硬化が予防できるのか?
主として、以下の4つを図で解説している。
1.血管内皮細胞と血管平滑筋細胞内でポリアミンによりオートファジーという現象が促進され、それら細胞の健常性が維持できる。特に血管内皮細胞が健常であることは血管柔軟性の維持に繋がる。
2.悪玉コレステロールが血管組織内侵入すると、それを退治するために免疫細胞が血管組織内に入ってくる。これが動脈硬化のスタートであるが、ポリアミンは免疫細胞が血管組織内に入るための接着因子の発現を抑える。血管内を流れている免疫細胞が血管組織内に入るには、一旦、血管壁にくっつかねばならないが、くっつくための手を出さないようにするのである。
3.抑え切れず血管組織内に免疫細胞が入ってきた場合、多量に存在する悪玉コレステロールと戦うためにさらに仲間を呼び寄せる(伝令物質を作る)が、ポリアミンはその作用を抑える。(際限なく侵入してくる悪玉コレステロールとそれを退治する免疫細胞との終わりなき戦いは、悪玉コレステロールを細胞内に溜め込んだ多量の免疫細胞の死骸を量産し、それがプラーク(塊)となり、その結果、血管内腔が狭く、且つ血管壁が硬くなる。まさにこれがアテローム性動脈硬化である。)
4.プラークが形成された場所が破裂すると、その部位に血小板が集まり、それが固まり血栓となる。ポリアミンはここでも活躍し、この血小板の凝集を抑える作用がある。

つまり、ポリアミンは、一つの作用ではなく、二段、三段、四段構えで動脈硬化を予防するのである(一部、証明されておらず確認中の箇所がある)。

ふ~っ 図の自慢をするだけのつもりが、少々熱く書いてしまった。
ご参考まで。

2021年02月04日LKM博士
書籍がでました!(腸内微生物叢最前線)

腸内微生物叢最前線
~健康・疾病の制御システムを理解する~
内藤祐二編集
診断と治療社

が、先日(2021年1月10日)に発行された。

私は、
各論V 心・腎・血管系疾患と腸内微生物叢の関連
の箇所で、
「腸内微生物叢の代謝産物と動脈硬化」
というタイトルで執筆した。

腸内細菌が作る物質(代謝産物)と動脈硬化に関する最新知見、その中でも近年注目されているポリアミン(polyamine)の作用を解説し、それを利用してどのように予防するのかを紹介した。

他の先生方も最新知見を惜しみなく紹介されている。
罹患者の多い一通りの疾病と腸内細菌の関連性について、専門家が初学者向けにやさしい表現で解説している。そして、全ての項目で、カラーの分かりやすい図が掲載されており、理解が深まる。何しろ、わかりやすい図を用いての解説は編集部の強い意向であったため、全編を通して綺麗な図が並んでいる。

本体価格5000円。
この分野は日進月歩につき、最新知見は常にアップデートせねばならない。
この価格で最新知見が一通り得られる一冊、お薦めです!
自身が絡んでいなくても、おそらく見つけ次第購入したであろう逸品である。
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2021年01月21日LKM博士
寒いんです

年末年始は帰郷も自粛し、1月4日から黙々と働いている。
研究所の外部での仕事の機会が激減し約1年、開き直って、集中が必要な仕事ができるチャンスと捉え、研究業(実験すること、執筆すること、調べること)に励んでいる。
個人的には、かなり仕事がはかどっていると満足している。

そのような年始に困ったことが発生している。
年明け初日から、エアコンの調子が非常に悪い。
たちが悪いのは、完全に壊れているのではなく、寒い時間帯にエラーが出て働かないという点である。室外機が寒さに負けて働かないようだ。「準備中」と表示される。寒い朝は、室内の温度計は6℃を示していた。
しかし、11:30頃~15:00頃、おそらく外気が10℃近くに上昇している間はよく働く。
それでは困る。
電気ヒーター等で対処しているが、頻繁にブレーカーが落ちて、我々を満たすパワーでの使用はできない。暖かいというレベルにはなかなか到達しない。
しかも、修理が1月末までできないと・・・。

とにかく寒い。

おかげで足の指先は、しもやけになった。
ここでも開き直って、久しぶりのしもやけの痛痒さを楽しんでいる。

今年もよろしくお願い致します!

2020年12月28日LKM博士
タンブラーを試す

島津製作所さんに記念タンブラーを頂きました!

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質量分析計(MS: Mass Spectrometer) 50周年だそうです。
すごい!

質量分析計とは名前の通り、物質の質量を測定する装置です。
試料中の分子をイオン化して質量を測定するのですが、とても頭が良い方が開発された分析機器ですから、簡単には原理を説明できません。私はこの質量分析計を使ってウンコ等を詳細に分析しているユーザーという立場にすぎません。

タンブラーを頂いたものの、そもそも私は、アルコールが入っていない飲み物にはあまりこだわりが無く、喉が渇いた時に身体が求める量の水やお茶を水分として摂取するだけです。
当然、コーヒーや紅茶を楽しむ習慣はなく、また、体が欲することもほとんどなく、タンブラーに温かい飲み物を入れて飲むという行為自体をやったことがありません。
また、水やお茶も水分として摂取するだけですから、温度帯は気にしておりません。
一方で、アルコールが入った飲み物は、温度帯は極めて重要と思っておりますが...。

こんな私ですが、折角タンブラーを頂いたので紅茶やコーヒーを入れて飲み始めました!
長時間、飲み物が温かいのは想定以上に良いですね!
コーヒーを飲むと、気分転換になり、本当に眠くならない!
デスクで万が一コップが倒れても、蓋があるので被害が最小限に抑えられそうです。

唯一の問題点は、使い慣れていないので、蓋側にある小さな飲み口から熱い飲み物を飲むたびに勢いよく流れ込み、口腔内の上側の上前歯の少し奥側(英語のLの発音をする時に舌先があたるエリア:歯科用語では「硬口蓋」という場所)を火傷しまくることです。
最近は無理をせず、蓋を外して飲んでおります。

2020年10月08日LKM博士
書籍が出ました(ヒトマイクロバイオーム Vol. 2)

ヒトマイクロバイオーム Vol. 2
~解析技術の進展とデータ駆動型・ターゲット機能型研究最前線~
が㈱エヌ・ティー・エスから出版されました。

服部正平先生の監修で、国内の腸内細菌の研究をリードされている先生方が執筆され、624ページにもおよぶ一冊になっています。
腸内細菌について、基礎から応用まで、幅広く日本語で網羅的に勉強されたい方は、これがベストな書籍と思われます。

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4年前に発刊された『ヒトマイクロバイオーム研究最前線』から大幅にアップデートされております。

私も
第6編 応用研究:食品とマイクロバイオームの第3章「健康寿命延伸を目指した腸内マイクロバイオームの代謝制御によるポリアミン産生食品の開発」
を執筆させてもらいました。

価格が49,000円(税抜)とやたらと高いのですが、研究室に一冊置いておくには丁度と思われます。

私は付箋を挟みながらじっくり読むために個人所有したかったので、執筆料と相殺で購入したいと伝えたら、執筆料では全然足りず、数万円の追加請求がありました(苦笑)
誰にも貸したらへんで~

2020年08月31日LKM博士
新規プロジェクトに参画します!

面白いお話を頂きまして、当社も参画することになりました。

『高齢者の健康づくり等をテーマにした地域コホート研究』
山口県、山口市、山口大学、㈱島津製作所、花王㈱との6者連携で行います。

詳細はココ→https://www.meito.co.jp/news/20200819.html

今は、あらゆる場面で「健康寿命の延伸/伸長」という言葉が使われますが、私が健康寿命をターゲットに研究をやり出した時(2008年-2009年)は、「なにそれ? 漠然とし過ぎている。何がしたいかわからないし、うまくいくわけがない」とバカにされたものです。
確かに、研究としては、何を調べたらよいのかすらわからず、手探りの環境でした。
本気で寿命を伸ばそうと大量にマウスを飼育し始めた時は、周囲は「こいつ、頭がいかれている」と思ったことでしょう。

それでも、細胞を元気にする物質としてポリアミンに賭けて、
「腸内細菌にポリアミンを作らせる!」
「マウスの寿命を伸ばしてやろう! 記憶力を良くしてやろう!」
と実験を繰り返し、論文を積み重ねていけば、こういう企業間の壁を越えた、産官学の大きなプロジェクトに声を掛けてもらえるようになるのですね~

一連の研究で開発したヨーグルトも使ってデータ取りを行います。

将来、面白い報告ができるよう、そして山口県の皆様の健康寿命延伸に少しでも貢献でき、声を掛けて下さった方に恩返しできるよう、全力で協力するつもりです。

2020年08月28日LKM博士
7週間ぶりです

1ヶ月以上、なんと7週間、本ブログの更新をさぼってやりました。
史上初ですね。

更新が途絶え、重病説、会社辞めた説でも起これば面白いと思っていましたが、
そんな話をすると、
「時々Twitterで呟いているので、心配してくれるようなレベルのファンが仮にいたとしても、そんなこと思わないでしょう」
といわれました。

たしかに・・・

2020年07月09日LKM博士
想定外のコロナ禍の影響

7月6日月曜日 午前8時半頃、なんと5ヶ月と11日ぶりに電車に乗った。

コロナ禍で全てのシンポジウムや学会が中止になり、
打合わせはWeb会議で行われるようになり、
飲み会もなくなり、
私は、1月26日の春日野部屋の千秋楽祝賀会以来、2月、3月、4月、5月、6月と、丸5ヶ月と11日、公共交通機関を仕事でもプライベートでも全く使用していなかった。

久しぶりに電車に乗っての仕事であった。
ニュース等で聞いてはいたが、電車内の人の多さには驚かされた。
現在の日本では、経済活動と感染予防の両立は不可能であることを痛感した。
それに、この状況で感染拡大しないわけがないとも・・・。

しかし、それ以上に驚いたのは、私の踵の衰えである。
正確には、踵の最後尾、足底から3cm程上部の骨が少し出っ張った部位の皮の軟弱化である。
久しぶりに履いた革靴での徒歩、僅か数分間で靴擦れになってしもうたわけである。

私の踵は少々特殊で、後方への出っ張りが大きい。
入社して数年間は、たまの外出で革靴を履く度に靴擦れに陥った。
しかし、革靴を履く頻度が徐々に増え、それを繰り返すことで皮は硬く厚く強靭に変化していった。
その強靭さは驚くべきレベルで、全ての靴下は爪先ではなくピンポイントでこの部位から穴が開き、普段履くカジュアルな靴、運動用シューズ、そして畑用の分厚い長靴までもが、この部位と擦れる箇所から繊維が崩壊しダメになる。
その強靭だった部位が、徒歩僅か3分で痛みを感じ、徒歩10分で激痛に、目的地に着いた時には水ぶくれができていた。

ショックである。
そして、次に革靴を履く時はどうすべきか悩んでいる。

2020年06月10日LKM博士
ポリアミンヨーグルトの配給!

研究所・技術開発グループの冷蔵庫の中はこんな状態である!

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ポリアミン、ポリアミン、ポリアミン・・・
なかなか壮観な眺めである。

従業員の健康維持のため、会社から全従業員に1日1個のヨーグルトが提供されている。
約1週間分がまとめて配布されるので、冷蔵庫はこんな状態になる。
ちなみに上段に僅かに残っているのは、かぼちゃプリンの試作品である。

もし新型コロナウィルスに感染した場合、免疫力を維持して戦える身体を作っておこうという狙いで提供されている。


コロナ禍の外出自粛による運動不足で太ってしまった方は多数いると思うが、
肥満化は動脈硬化症リスクを確実に上昇させている。
予防のためには、動脈硬化症の第一ステップである血管内皮機能の低下(血管のしなやかさの低下)を抑える、あるいは回復させることが重要だが、
腸内で産生されるポリアミンには血管内皮機能を上昇させる(血管のしなやかさを回復させる)効果がある。
つまり、外出自粛の運動不足による健康悪化の予防にも有用なのである。

ヒト試験の解説⇒ https://www.lkm512.com/contents/20190612.pdf
この研究論文⇒ https://www.mdpi.com/2072-6643/11/5/1188

ちなみに、5月中旬には、休日などプライベート活動時に装着するマスクも50枚ずつ全従業員に対して配布された。

ありがたいことである。

2020年05月29日LKM博士
書籍が発刊されました(医薬品開発におけるオミクス解析技術)

分担執筆した書籍が発行されました。
コロナ禍で混乱していた3月最終週の発刊でしたが忘れていました。

書籍名:医薬品開発におけるオミクス解析技術 ~ゲノム・トランスクリプトーム・プロテオーム・メタボローム~ 
出版:情報機構
価格:45,000円+税 

驚異的な値段・・・ 
とはいえ、出版社は、この価格でも購入する限られた専門家、大学や企業の研究機関のみをターゲットにしており、ビジネスとして成り立つのでしょう。

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メタボローム解析の章の「腸内環境研究へのメタボロミクスの応用」の箇所を担当しました。
何度か説明しておりますが、メタボロームとは「代謝産物の集合体;全代謝物」という意味です
実験手法テキストのような本を作るので、私のウンコ中の代謝産物のメタボローム解析を中心に紹介して欲しい、と頼まれて執筆したものです。
ここに紹介した、考え抜いて構築したウンコ解析法は、「正しいとわかっていても真似できない」と言われることが多いですが、できる・できないは、ウンコデータに賭ける執念の違いだけだと思います。

もちろん、メイトーの機能性ヨーグルトは、このこだわりのウンコ解析データを最大限利用して研究開発したものです。

他の先生方が担当された内容も含む本書籍パンフレットはこれです。
https://www.johokiko.co.jp/publishing/BA200301.pdf

医薬品分野というタイトルですが、食品関係の研究者の方も、実際に糞便メタボローム解析を検討中の方、やってみたがまともなデータが得られなかったという方に参考にしてもらえれば嬉しいです。

2020年05月14日LKM博士
移り行く季節

先日、総務・人事部に会社案内パンフレットの研究所部門の箇所の添削を頼まれた時に、
私は文章とは別に、使用予定の写真にクレームを付けた。
研究所の外観写真であるが、どんよりと曇った空模様に加え建物周囲の樹木(おそらく欅の巨木)は全て葉を落とした暗く寂しい写真であった。
映画のオープニングなら、これから不吉な出来事が起こることを視聴者に予感させるだけの効果を十分に保持している代物であった。

おそらく同意してもらったのであろう。
しかし、私が納得するものを提出して欲しいと頼まれる羽目になった。
心の叫び「余計なことを言わんかったらよかった。なんで俺が・・・忙しいやけど」

頼まれたのは4月中盤、私の畑では菜の花が満開になっていたことから、現行品よりマシな写真は撮れるだろうとデジカメ片手に撮影に出たが、春の訪れを象徴するチューリップすら虚しく感じる景観であった。

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4月20日 

その10日後、ゲラ刷り修正〆切が間近で、待ちに待った快晴だったこともあり、再び撮影を試みた。
ようやく、写真でも欅の大木の芽吹きを捉えられる景観となった。

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4月30日 この日に撮った写真の1枚がパンフレットに使われることとなった。

その11日後、必要ではなかったが、季節の移り行く様を感じたので記録の意味で撮影した。
前回から僅か10日余りであるが、葉は色濃い緑となり茂った状態になっていた。
悠然と変化する樹木の姿は、私に混乱の中で物事を進めていくための本質を思い出させてくれた。

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5月11日 

ここでブログを終えるつもりであったが、ふと、4月21日と5月11日に同じ車が停まっていることに気が付いた。
ここはお客様の駐車場スペースなので、同じお客様がたまたま来社されていたことになる。
私の撮影時間は僅か2分間程度。なかなかの偶然である。

2020年04月15日LKM博士
テレワークの意味

只今テレワークが推進され、実施されている方も多いでしょう。
私は10年程前から導入しており、書き物や思考活動に集中するには最適であることを実証済みです。

現状、一般的にはテレワーク=在宅勤務という使われ方をしているわけですが、私自身、テレワークという単語には馴染みがなく、念のため意味・語源を確認してみました。

リーダース英和辞典では、
Telework
動詞:遠距離通信を利用して自宅などで仕事をする
名詞:遠距離通信を利用した在宅勤務
となっております。
つまり、厳密には在宅勤務というより、家以外からでも遠距離通信を用いて実施する仕事を意味するようです。
反対に、私が全ての通信を遮断して原稿を書いているような行為は(時々メールチェックするのみ)、厳密にはテレワークではないということもわかりました。

さらに詳細に意味を分解すると、このテレ(Tele)には「遠距離の」という意味があります。
Tele:遠距離の;Work:仕事 まさに上述の意味になります。
単語というのは適切な意味がつけられていることに改めて気付きます。
ということで、テレワークの仲間を分解してみました。

Television(テレビ):Tel(遠隔の);vision(視覚、見ること)
Telephone(電話):Tel(遠隔の);phone(音)
Telepathy(テレパシー):Tel(遠隔の);pathy(感情、感応)
Telescope(望遠鏡):Tel(遠隔の);scope(観測器械)
なるほど。
遠隔操作はテレオペレーションかなと調べたら辞書にありました!
Teleoperation:(機械の)遠隔操作

ムムム・・・、ふと研究所の分析機器をテレオペレーションできるようにしてやろうかと考え始めた私であります。

2020年02月27日LKM博士
総説が掲載されました(Biological and Pharmaceutical Bulletin)

日本薬学会の学術誌『Biological and Pharmaceutical Bulletin』のCurrent Topicsに私の研究を紹介する機会を頂きましたので、執筆致しました。

今回のトピックスは、Challenges in the Control of Environmental Pathogenic Microbesということでした。
直訳すると「環境病原性微生物制御への挑戦」でしょうか(?)
若干私の研究と異なりますが、環境微生物を制御する挑戦であることは合致し、薬学分野でも興味深い研究なのでということで依頼を受けました。

タイトルはこれです。
Prevention of atherosclerosis by the induction of microbial polyamine production in the intestinal lumen
(日本語訳:腸管内での細菌由来ポリアミン産生誘導による動脈硬化予防)

序盤に、ポリアミンの機能を概説し、その後は私が腸内細菌を利用してポリアミンをたくさん生成させて生体に供給する技術創出についてと、その技術を用いて実施した動物実験および臨床試験の結果をまとめました。

かなり真剣に書きましたので、私がやって来たことをほぼ完全網羅している内容になります。 現時点ではベスト版!

どなたでもPDFで読めますので、興味ある方はご一読願います。英語やけど・・・
https://www.jstage.jst.go.jp/article/bpb/43/2/43_b19-00855/_article/

このCurrent Topicsのオーガナイザーは明治薬科大学の杉田隆教授です。
実は、杉田さん(敢えてさん付けで書かせて頂きます)は、私が20年位前に私が理化学研究所JCMでウンコ実験を習っていた時、居室で背中合わせに座っていたのですね~。
勢いよく立ち上がると、ガチンと椅子の背中が当たる位置関係。
杉田さんの猛烈なスピードでキーボードを叩く音と、それに合わせてモニター上に現れる英語文章(当時の私にとってはアルファベットの羅列だった)は、論文投稿をしたことが無かった私には衝撃的で、異次元の世界に感じられ、強烈に記憶に残っています。
先生は真菌を専門に研究されており研究で絡むことはなかったですし、今でもほぼありませんが、現在私が進めている研究を評価して頂いているようで、嬉しい限りです。

2020年02月19日LKM博士
クレームが来ました(笑)

先日、本ブログで紹介した私の取材記事が掲載された件で、
同じ指摘内容のクレームが複数来ました。
雑誌「東京人」に載った件です。

クレームはいたってシンプル
「いくらなんでも、東京人っておかしくないかいっ!」
っという指摘です。
要するに、私を知っている人達は、私のキャラクターからは東京の「と」すら連想できないのに、どういうことなのだとのクレームです。

はい、その通りでございます。
私は、東京のことを毛嫌いしている奈良人でございます。
普段から東京人には「最初に都があったのは奈良や」と威張っている奈良人でございます。
「人より鹿の数の方が多いの?」というセンスのない質問には、「そらそうや」と即答し、相手を黙らせる奈良人でございます。
「一番有名な奈良の人は誰?」と聞かれ「たぶん聖徳太子」って答える奈良人でございます。
最近では、徳勝龍の優勝をビックリしながら喜んでいる奈良人でございます。

私自身も取材の話があった時、「なんでやねん。俺は奈良人やぞ」と抵抗はしました。
それでも研究所は東京にあるということで、本社から頼まれしぶしぶ受けました。

起こるべくして起きたクレームです。

2020年02月17日LKM博士
解説記事が掲載されました (New Food Industry)

New Food Industry 1月号に依頼された解説記事が載っておりました!
デスクに埋もれており、先日、気が付きました。

昨年、眼科専門の国際ジャーナルThe Ocular Surfaceに掲載された論文を日本語で解説して欲しいとの依頼を受けて書いたものです。

20200217.jpeg

腸内細菌の水素ガス産生を促す乳飲料が、
パソコンやスマートフォンの画面を長時間見る人の涙の安定性を向上させることで、
ドライアイ予防に有効であるという内容です。

涙の安定性が向上するというのは、眼球の表面を涙の膜で覆っていられる時間が長くなるということです。
ドライアイの患者さんは5秒以内に涙の膜の一部が乾き始めるのですが、
そうなるまでの時間が長くなるのです。
目薬の対症療法とは違い、涙の質が変わるわけですから、水素ガスが眼の細胞に作用して効果を発揮していると推測されます。
詳細なメカニズムはもっと研究が必要です。

重要ポイントのみに絞って解説しましたので原著論文よりわかり易いと思います。

ドライアイはうつ病や睡眠障害にも繋がることが知られており、軽視するのは禁物です。
興味がある方は、一読下さい。

2020年02月14日LKM博士
知り合いが送ってきた写真

「我が家にも、ようやくやって来ました!」
と、ポリアミン学会で仲良くして頂いている方から写真が送られてきました。

近所のスーパーにあったようです。

20200129.jpg

後ろに立っているキャラクターが何者なのかは私にはわかりませんが、
(なんとなく悪者のような気もしますが)
おそらく、特別なヨーグルトを守る任務に就いていると推測されます。

2020年01月27日LKM博士
取材記事が載っています(東京人)

昨年11月に取材を受けた内容が記事となって今月発売の雑誌に掲載されていました。

雑誌は、「東京人」2020年2月号(都市出版)

「醗酵万歳!」という特集で、取材されました。
腸内細菌にポリアミンを作らせるという新規技術も、広義の発酵であるということでの取材でした。

インタビュアーさんが色々と聞き上手で、普段は喋らない昔の苦労話も載っています。
興味がある方は一読下さい。

かなりマニアックな雑誌です。
通勤路にある本屋では取り扱っていませんでしたが、
興味がある方は通販で購入できそうです。

最後にひとこと
長いインタビューに対応し、撮影まで許可したんだから、一冊位、私宛に掲載号を送って来てくれてもええんちゃう(・ε・)

2020年01月23日LKM博士
発表! 2019年 年間排便回数

Excelに記録しているウンコ(排便)回数の2019年分を発表する。

474回
1.299回/日

まぁ、こんなものであろう。
月毎の回数をグラフに示す(図1)。

20200123-1.jpg

1月、5月、8月のウンコ回数が少々多い。
おそらく、長期休暇で実家に3-5日程帰った時に食べ過ぎたためであろう。
データは嘘つかない。
このブログを見たら、おかんはメールして来ることであろう。

年間ウンコ回数を11年間分比較した(図2)

20200123-2.jpg

昨年、5年連続でウンコ回数が減っていることを報告したが
昨年回数より22回増加し、2017年レベルまで回復した。
実験的に、帰宅後に少しだけ食べるようにしたのが要因であろう。
それまでの数年間は、夜はヨーグルト程度しか食べていなかった。

「ウンコ量は食べた量に比例する!」

2019年の月単位データ、年単位データは、この仮説の正しさを示唆している。

しかし これを書きながら、完璧に証明するためには、日単位のデータも必要であると気付いた。
沢山食べた日と、そうでない普通の日の比較を後日やってみようと思う。
通常の日の少なくとも5倍は食べる飲み会の次の日のデータを対象に比較は可能であろう。

2020年01月09日LKM博士
バズる?

本年もよろしくお願い致します。

早速ですが、先日、私の研究対象の一つのポリアミンについて取材を受けた内容が、
DIME 新春合併号(2・3月号)に掲載されました。

DIMEは、主にビジネスマンを対象に最新トレンドを紹介する雑誌です。
その中の
BuzzWord(バズワード)キーワードで読み解く社会学
の中で、ポリアミンが紹介されました。
半ページの記事ですが、アンチエイジング物質としてのポリアミンの機能がコンパクトにまとめられています。

読んでいると、ふと「バズワードって何やねん?」と思いまして、
(取材中に説明を受けたのですが、ポリアミンの説明に集中して覚えていない)、
調べてみました。

「バズるワード」を略したものと推測されます。
「バズる」は英語の「Buzz」から来た言葉で、Buzzはハチがブンブンと飛び回る、ガヤガヤ噂話をする、という意味があります。
そこから、ブンブンとうるさいほどに耳にする、人がうわさ話をするほど話題になっていることを「バズる」というようです。
つまり、Buzzwordは「話題になる言葉」という解釈になると思われます。

これは造語だろうと思いつつ、念のためBuzzwordを英和辞典で調べてみました。
すると、単語が存在していました。
意味は、(素人を感心させるような)専門用語、商売上の(仲間うちの)通用語、などと記されています。
少し上記の解釈とはニュアンスが違うような・・・。

よくわからなくなりましたが、
ポリアミンがバスワードらしくバズってくれることに期待!

2019年12月25日LKM博士
最後の週は...

今週で2019年も仕事納めです。
さすがに、この1週間は研究系業務では外出する仕事はなくなるので、
私は実験に勤しんでおります。

国民的行事である正月休み前ですから少々高揚する一週間で、
多くの方は通常業務をやらずに大掃除等をしたり、
今日は最終日だと手抜きをしたりしがちですが、
こういう時こそ、平常通り研究を進められるか否かが、
成功の分かれ道と考えております。

そういうわけで、気を抜かず黙々と進めます。

皆様、良いお年を!

2019年12月24日LKM博士
論文が掲載されました(The Ocular Surface)

慶応義塾大学・医学部と実施致しました、ヒト二重盲検試験のデータをまとめた論文がThe Ocular Surfaceという医学ジャーナルに掲載されました!

Ocular Surfaceとは、「眼の表面」という意味です。
はい、眼科学の国際的専門医学ジャーナルです。

「あれっ、LKM博士はウンコ菌の研究者では?」
と思われた方も多いと思いますが、ご心配なく。
これもウンコ菌研究の延長線上にあります。
私のターゲットは、ウンコ菌(腸内細菌)由来の健康に関連する代謝産物(産生物)なのですが、その中の一つの水素ガス(以下、水素と略す)に関する研究なのです。
時々ブログで紹介しているポリアミンも腸内細菌の代謝産物の一つです。

タイトルは、
Hydrogen-producing milk to prevent reduction in tear stability in persons using visual display terminals
日本語では、「水素ガス産生飲料はディスプレイ端末を使用している人の涙液安定性低下を防ぐ」となります。

これだけスマートフォンが普及しパソコンを使う仕事が増えた現代社会において、ドライアイのリスクは非常に高まっております。
潜在的なドライアイ患者は全国に2000万人にも及ぶようです。
このブログの読者でも自覚症状がある方は多いのではないでしょうか?
ドライアイは、単純に眼の不快感だけでなく、うつ病や睡眠障害にも関連していることが報告されています。
また、オフィスでの仕事の生産性が低下することも知られています。
いわば、実は二次的ダメージが大きい誰もが罹り易い現代病ですが、比較的軽視されています。
この発症・悪化要因として酸化ストレスが知られており、動物実験等で抗酸化作用がある水素が予防や治療に有効な可能性が示されておりました。

そこで、腸内細菌に水素を大量に作らせて生体に大量に供給できる飲料と、水素が出ない飲料を用意し(基本的配合は同じ)、パソコン等のディスプレイ端末を見続ける時間が長いヒトを対象に摂取試験を実施しました。

その結果、涙液安定性、要するに「涙が眼の表面に残っている時間」が、水素を作る飲料を飲むと長くなる、つまり眼が乾きにくい涙になることがわかりました。

詳細はリリースをどうぞ↓
https://www.lkm512.com/contents/20191220.pdf

2019年12月04日LKM博士
藤沢市の市民講座で話します (2019年12月7日)

お知らせブログの連発です。

藤沢市民公開講演会
「伝統的発酵食品と微生物/腸内細菌の働き」
12月7日(土曜日) 13:00~16:15
藤沢市藤沢公民館・労働会館等総合施設(Fプレイス)
主催:一般社団法人 湘南健康長寿研究会

で講演します。

私は15:30からの最後の演者で、45分間が割り当てられております。

タイトルは、
「腸内細菌と健康長寿 ―ウンチから発見した健康増進物質―」

市民講座なので興味を持って頂くために「ウンチ」という単語を使いました。
主催者の方は、好意的に受け止めて下さいました!

しかしポスターを見ると、他の真面目な演題の中、浮いてますね~
とはいえ、あまり気にしないでおきましょう。

お近くの方、是非、ご来場下さい!

20191207.jpg

2019年12月02日LKM博士
第42回日本分子生物学会年会で話します(フォーラム)

皆さんが「ブンセイ」と略す分子生物学会が今週開催されます。

12月4日 18:30~20:00 のフォーラム
「ポリアミン代謝調節と健康 ~人生100歳時代を生き抜くために~」
で、
最後の演者として、
「腸内細菌由来ポリアミンの保健効果」
と題して講演します。

ポリアミンに興味がある学会参加者の方、来て下さい!

それにしても、
皆さん、勉強熱心なのは素晴らしいのですが、時間が遅すぎやしませんか?
「これ、飲み会のゴールデンタイムやん。しかも、比較的訪れる機会が少ない博多やのに・・・」
との思いが脳内で繰り返される私であります。
まだまだ修行が足りません。

2019年11月26日LKM博士
色々とデータが出て来たので学会発表しました

寒くなってきましたね。
夜、研究所内が寒くなると、実験で余ったミルクde水素を電子レンジで温めて、インスタントコーヒーを添加して、カフェオレのようにして飲むのが私の中で流行っております。
一石二鳥で、「暖」と「水素」が得られます。

20191126.jpeg

ふとこれを飲んでいると、お知らせを忘れていたことに気付きました。

残暑厳しい9月のことですが、この飲料関連の研究で、新しいデータが出ておりますので、第74回日本体力医学会大会で発表して来ました。
以下の2演題です。

①腸内細菌由来水素ガスがマウスにおける高強度運動初期の脂質代謝に及ぼす影響
②腸内水素ガス産生飲料の摂取が高強度運動時の脂質代謝に及ぼす影響

国立スポーツ科学センター、早稲田大学スポーツ科学学術院等との共同研究成果です。

それぞれマウスおよびヒトの試験で、共にこの飲料を摂取して運動すると脂質代謝の活性化(脂肪の燃焼が促進)が誘導されるというデータです。

現象を捉えても、メカニズムが未解明です。
只今、様々な仮説を立て検証中です。
仮説ができても実験し難いのが水素ガス。
分子量が僅か2。 小さ過ぎ~。
しかも、腸内細菌叢の産生する水素ガス。
扱い難く、その実験の難しさは、尋常ではありません。
でも体に良い理由が説明できるよう、頑張って解明します。

2019年11月22日LKM博士
解説記事が掲載されました(食と医療 2019秋冬号)

我々のポリアミン研究の成果の解説記事が、食と医療2019年秋冬号(講談社MOOK)に掲載されました。
解説記事は先週からの連発になりますが、最近、私、人気がありまして・・・
( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ

「発酵食品の力」という特集の中の記事です。
何度か、私の研究は厳密には発酵ではないとお伝えしましたが、
どうしても書いて欲しいと懇願されまして引き受けました。
大腸内をポリアミンの製造タンクと考えれば、「微生物が有用物質を作る」ということには変わりないので、広義的には発酵の範疇に入るのかもしれません。

タイトルは、
「腸内細菌叢由来ポリアミンを機能性成分とした動脈硬化症予防食品」
です。

20191122.JPG

依頼された通り、最新の動脈硬化症予防効果のヒト試験の解説をメインとして、
発酵に該当する、腸内細菌叢にポリアミンを産生させる技術の解説をしました。

ご覧の通り、日本語です。
興味ある方はご一読下さい。

2019年11月15日LKM博士
高級ぶどう 頂きました!

今年は、幸運なことに、高級ぶどうを頂く機会に恵まれました。

特に凄かったのが、4~5年前に退職した元研究員からの贈り物。

20191115.JPG

最近、「皮ごと食べられる」の売り文句で、勢力を拡大しているシャインマスカット。
かなり高額ですが、関東のスーパーでも見ることが多くなりました。
シャインマスカットも品質はピンキリですが、激ウマ最高級品を頂きました。
たぶん、相当高かったでしょう。
ちなみに、私は皮をむいて無糖ヨーグルトに入れて食べるのが大好きです。
50gに1粒の割合で入れると、ちょうどよいです。

もう一つ頂いたのが、ナガノパープル。
なんと、これも皮ごと食べられるのです。
赤系ブドウで皮まで食べられるのは初めてです。
大粒で非常に美味でした!
これは、数年後には関東のスーパーで高級ブドウの主力級になると予想。

ちなみに送り主は、以前、本ブログで「助手A♀のダイエット企画」をやっていた彼女です。
参考ブログ:https://lkm512.com/blog/images/2014/02/alkm5129.html

元気に過ごしているようです。
今でも我々を気遣ってくれているようで、ありがたいですね。

ご馳走様でした。

2019年11月12日LKM博士
解説記事が掲載されました(生物工学会誌2019年10月号)

我々のポリアミン研究の成果の解説記事が、生物工学会誌2019年10月号に掲載されました。

「脳機能活性化や健康長寿の鍵となる機能性食品素材・農産物」
という特集の中の記事です。

タイトルは、少々長いですが、
「腸内細菌由来ポリアミンを機能性成分とした健康寿命伸長食品の開発」
です。

20191112.jpeg

・腸内でのポリアミン産生技術の開発(ビフィズス菌とアルギニンの組合せ発見とそのメカニズムの解明)
・マウスでの寿命伸長効果
・高齢マウスの認知機能への効果
・ヒト臨床試験での動脈硬化症予防効果
まで15年分位の仕事を、コンパクトにまとめました。

日本語です。

興味ある方、ご覧あれ!
(残念ながら現在はフリー閲覧不可能です。数ヶ月後にはPDFがフリーで落とせるようになると思われます。たぶん...)

2019年10月18日LKM博士
改めて、ポリアミンって?

ここで改めて、ポリアミンとは何か、おさらいします。

ポリアミンは、アンチエイジング効果や心血管系疾患への有効性の研究成果がハイレベル・ジャーナルに連発されています。

ポリアミンの高い機能性を示す論文の抜粋
■Nat Cell Biol. 11: 1305-1314, 2009(複数のモデル生物への経口投与で寿命伸長)
■Cell 157: 1515, 2014(アンチエイジングに有効な介入の1つとして紹介している総説)
■Nat. Med. 22:1428-1438, 2016(心臓機能の改善 マウス)
■Nat. Neurosci. 16: 1453-1460, 2013(経口投与で加齢に伴う記憶力の低下抑制)
■Science 359: eaan2788, 2018. (これらをまとめた総説)

我々も、先日、腸内でポリアミンを増やせば血管内皮機能が改善されて、動脈硬化症予防に有効との論文を出しました。
Nutrients 11: 1188, 2019
こちらは日本語解説です(↓)
https://www.lkm512.com/contents/20190612.pdf
ポリアミンができるカラクリを簡単に述べますと、ビフィズス菌LKM512の産生する酸(乳酸、酢酸)が引き金となり生じる一連の腸内細菌叢(腸内フローラ)の物質交換により、最終的にポリアミンが作られるのです。

Science Advances 4:eaat0062 に掲載されております。
こちらは日本語解説です(↓)
https://www.lkm512.com/contents/20180628.pdf
(個々の腸内細菌の生き残り戦略が組み合わさることで、機能性物質ポリアミンが産生されていることを発見 ~ポリアミンで予防・軽減が期待される疾患(心血管疾患など)への応用が期待される~)

当社のサイト「健康腸寿ナビ」でも解説しています。
https://www.meito.co.jp/polyamine/article/cat-Polyamine/

2019年10月17日LKM博士
ポリアミンヨーグルト発売!

研究成果がそのままヨーグルトになりました!

既存のビフィズス菌LKM512ヨーグルトのパワーアップ版のヨーグルトです。
腸内でポリアミンを作るヨーグルトです。
ちなみに、人工甘味料不使用、脂肪ゼロでもあります。

記念すべき一口目の前に、グッとこらえて撮影しました。

20191017.jpeg

このヨーグルトの中には、最適量のビフィズス菌LKM512とアルギニン(アミノ酸の一種)が添加されており、腸に届いて、腸内細菌叢(腸内フローラ)がポリアミンをドクドクと産生する環境を提供します。
アルギニンも届くの? とよく言われますが、配合量を摂取すると間違いなく届きます。
ウンコを調べまくっておりますから、間違いありません。

少々意味不明な商品名ではありますが、そこが味噌!
どうぞよろしくお願い致します。
徐々に販売店舗を増やしていく計画ですが、見つからない場合は通販でも販売中です。

2019年09月13日LKM博士
第71回生物工学会大会で話します

来週の火曜日(2019年9月17日 15:30~17:30)、岡山大学で開催される第71回生物工学会大会のシンポジウムで話します。

シンポジウムテーマは
「微生物ポリアミンが支える高齢化社会の生活」

当シンポジウムのプログラムは大会HPにあります。
シンポジウム「微生物ポリアミンが支える高齢化社会の生活」プログラム

4番目の演者で、
「健康長寿社会へ向けた腸内細菌由来ポリアミン産生促進技術の開発とその保健効果」
というタイトルで25分間割り当てられております。
シンポジウムテーマとドンピシャな内容ですね。

6月に掲載された論文(Nutrients 11: 1188, 2019)の内容も紹介する予定です。

腸内細菌にポリアミンを作らせるヨーグルトを研究開発し、それに動脈硬化の予防に重要な血管内皮機能の改善効果を確認したという内容です。
その時のリリースはこちら(↓)
血管内皮機能の改善効果を有するヨーグルトをヒト試験で確認

興味がある研究者の方、是非ご来場下さい。

準備をしないといかんわけですが、前日〆切の依頼原稿もあり、直前仕上げになること間違いなしでしょう。
いつものことです(苦笑)

2019年08月15日LKM博士
盆に働くのもいいね!

例年、お盆の時期に夏休みをとっている私であるが、
今年はお盆に夏休みを取らず、通常業務をしている。
当社は特に決まった夏休みは無く、7~9月の間にとればよい。

会議、打合せ、依頼講演など、私がこの建物の外に出る用件もなく、
極めて平和である。

道路もガラガラ!
朝の通勤時間が約半分に。
通勤中にウンコがもれそうになるリスクも激減だ。

電話もない!
メールも激減!
国内メールは殆どない。
逆に、私から不在を承知の上で、メール攻撃を仕掛けている位である。

かなり仕事が進む。
素晴らしい!

2019年07月31日LKM博士
インデアンカレー

日本農芸化学会北海道支部の講演会に招待され、帯広に行って来た。

当研究チームに帯広畜産大にゆかりのある研究員がいるのだが、
何か美味しいものはないかと聞くと、豚丼とインデアンカレーを紹介された。
豚丼は聞いたことあるが、カレーの方は聞いたことがない。
あまり自己主張の強いタイプではないのだが、「インデアンカレー推し」の姿勢はかなり強く、少々驚くと同時に私自身が基本的にカレー大好きなので、頭の片隅に置いておいた。

講演会後、仲良くしてもらっている別の演者が、
「昨日、閉店間際に滑り込みでインデアンカレーを食べた」と話して来た。
私が驚くと、帯広の名物で、ネットで調べてどうのこうのと・・・
更に、この演者は懇親会の挨拶で「昨晩、早速インデアンカレーを食べました」と話したところ、何故か北海道軍団(おそらく、特に帯広軍団)は大盛り上がり。
私の心の中:「インデアンカレーってなんやねん????」

翌日早朝、ホテルの窓から街を眺めると、ひと際異彩を放つピンク調の変な建物が近くにあった。
よーく見ると、Indianと書いてある。
まさかと調べたらカレーショップ・インデアンである。
ちなみに、インディアンではない。
前夜の懇親会でお酒をご馳走になり過ぎて、胃腸の調子は良くなかったが、飛行機に間に合いそうなので食べに行くことにした。
いや、神様が「行きなさい」と指示しているのだと感じた。

11時の開店と同時に行った。
実は、ふとホテルの窓から覗くと、開店15分前位からお客さんが並び始めていたので慌てて行った。
どんどん人が来て、5分程でカウンター席、ボックス席共に満席。
まだ11時過ぎである。

ルー:インデアン(他に2種類あった)
辛さ:辛口(5段階あり、極辛だったかこれより辛い味もある)
トッピング:カツ(トンカツ。他にもチキン、ハンバーグなどがある)

おそらく、ブログではここでカレーの写真を載せるべきであるが、
記憶に残そうと食べることに集中し、写真は撮っていない。

激ウマ!!!
福神漬け以外にも、緑色の漬物(定食屋等で常備されていることが多い細かく刻まれた濃緑と黄緑の野菜類が混合した漬物)とピンクの生姜(いわゆる寿司のガリ)は食べ放題。
色々なコンビネーションを試してみる。
辛みをアップさせる謎の液体も試したが、ジワッと辛さが増して良い。
量はちょうど(大盛りもできる)
そして激安!!!

食べ終わって、オリジナルのペーパーナプキンを記念に頂いた。
上記研究員への証拠として会社に持参した。

20190731.JPG

大型カレーチェーン店が帯広への進出を諦めたという理由が理解できた。

価格と味と雰囲気を合わせた総合力が、とにかく素晴らしかったので、本ブログでグルメリポートは殆どしないが今回は報告する。

帯広に行かれた時は、カレーショップ・インデアン、お薦めである。
旅行客は昼飯にするのがベストと思われる。

2019年07月19日LKM博士
バスが満席!?

明日(7/20)は日本農芸化学会の北海道支部講演会で講演をするのだが、困ったことが発生した。

早朝6時台のフライトで行くのだが、
それに間に合う公共交通機関がないのである。
正確には、唯一、早朝4時台の空港連絡バスがあるはずだが、それが満席なのである。

Σ( ̄□ ̄;) ガーン

いつも余裕で予約できるのに...、と思って考えたら、
夏休み初日
しかも土曜日
不運なことに、土曜日なので頼みの電車も始発が遅く、間に合わない。

このバスは、旅行者に占拠されているのであろう。
たまにしか飛行機を利用しない方は、余裕をもって空港に着きたがる傾向がある。
また、バスは遅れる不安があるので、さらに早めの時間帯を予約しがちである。
結果的に、8時~9時台のフライトの人が沢山、早朝バスを予約しているのではないかと思う。

この途方に暮れる私の気持ちを理解してもらいたく、
更新が滞りまくっているブログを、久しぶりに書いてしまった。

2019年07月09日LKM博士
ゴードン会議に参加してきました!

帰国後、時差ボケに苦しんでおりましたのでブログが遅れましたが、
6月終盤に開催されましたゴードン会議(Gordon Research Conference)で話す機会を得ましたので、参加してきました。
ゴードン会議とは、サイエンスの世界では有名な、権威のある学術集会です。

私が参加したのは「ポリアミン」のセクション。
2年に1度、開催されております。
要するに、ポリアミンのスペシャリストが集まる会議です。
場所は、米国ニュー・ハンプシャー州のウォータービルバレー。
米国の北東部で、近くには店も無い広大な山岳地帯の、おそらく冬はスキー場となる場所での開催です。

この会議の特徴は、言わずと知れた、「Confidential」であること。
Confidentialとは、秘密の、機密の、極秘の、内密の という意味です。
つまり、ここで話す内容は決して表に出さないとの約束の上で、未発表の最新データを発表して議論する場なのです。

そういうわけで、未発表データを話して来ました。
私を呼んでくれたオーガナイザーを失望させないよう、沢山出しました。
おかげで、色々とディスカッションもできました。
また、沢山、他の研究者のネタも聴くことができました。
その内容は一切書きませんが・・・Confidentialなので。

唯一、書けるのはこれでしょうか。
英語力が足りん・・・

2019年06月12日LKM博士
論文が掲載されました(Nutrients)

令和に入って最初の論文アクセプト(受理)です!
Nutrientsという欧州のジャーナルに掲載されました。

タイトル
Endothelial function is improved by inducing microbial polyamine production in the gut: A randomized placebo-controlled trial
血管内皮機能は腸管内で腸内細菌のポリアミン産生誘導により改善される:無作為化二重盲検試験

我々は、20年近く、地道に腸管細菌を使ってポリアミンを増やす技術開発やそのメカニズムの研究を行ってきました。
今回、一歩進めて、その技術を応用したヨーグルトを作製してヒト試験を行いました。
BMIが高めの健常成人に12週間食べてもらったところ、
仮説通り、血管内皮機能が改善されたという結果をまとめたものです。

血管内皮機能とは、いわゆる血管の「しなやかさ」といっても過言ではないと思います。
動脈硬化発症プロセスの最初に生じるのが血管内皮機能の低下ですから、
これが改善されることは、動脈硬化予防に有効であるということを示しています。

ポリアミンが動脈硬化を含む心血管疾患を予防する機能を有する可能性は、複数の研究者が考えていたことですが、ヒトで効果が確認された最初の報告となります。

また、ポリアミンを高濃度含む食品を摂取するのではなく、腸内細菌を利用してポリアミンを作らせるというアプローチでの効果確認も腸内細菌研究においてはとても大事なことと考えています。
つまり、口から食したものは吸収・利用されたらそれっきりですが、腸内細菌に作ってもらえることができれば、多少腸から吸収されようが、条件さえ整っていれば、腸内細菌は年中無休で活動しておりますので、しばらくの間は作り続けてくれるのです。
従って、腸内細菌を利用することで、生体に供給できる生理活性物質の量が増える、今回の場合はポリアミンの量が増えると、私は考えております。(これを証明するのがとても難しいのですが...)

詳細は、論文内容はリリースにまとめてあります。
https://www.lkm512.com/contents/20190612.pdf

原文はここにあります。
https://www.mdpi.com/2072-6643/11/5/1188/htm

ヨーグルトは秋に発売予定です。

2019年05月09日LKM博士
512の512

ビフィズス菌LKM512のヨーグルトの新商品が4月より量販店で発売されております。
「お通じを改善」を謳った機能性表示食品となります。

こんなパッケージです。

20190510-1.JPG

抽象的ですが、LKM512という菌株名を囲む線は大腸を表現し、
その先の矢印はウンコがブリブリと肛門より排泄されることを表しています。
...と思います(私がデザイン作ったわけでないので真意は不明です)。

事実、この菌を摂取すると便秘は改善されます。
便秘が改善されれば、腸内細菌が産生する腐敗産物が減ります。
つまり、便秘中は滞留するウンコ中で悪玉菌が腐敗産物を作るのですが、便秘が解消されると腐敗産物が生じる前に排出されるということです。
従って、便秘が解消されただけで肌つやが良くなるなどの現象が頻繁に起きるのです。
極悪ウンコ臭が軽減されるのが腐敗産物の減少の何よりの証拠です。
是非、お試し下さい。

上の写真のヨーグルトは、私が個人的にスーパーで昨日購入したものです。
自宅で食べようとじっくりパッケージを眺めていると...
(研究成果物が商品として世に出たことを実感する至福の瞬間である)
賞味期限が、なんと
5月12日
じゃないですか!!!

20190510-2.JPG

個人的には「超レアもの」をゲットしたと思っております!
512という数字との深い縁も感じます。
さすがオレって気分です。


最後に、私のTwitterに問い合わせが来ると混乱しますので、販売されている店舗につきましては当社お客様相談室にお問い合わせください。

協同乳業(株)お客様相談室 0120-369817(受付時間/9:00~17:00)

2019年05月08日LKM博士
五月病は大丈夫ですか?

史上最長のゴールデンウィーク10連休は五月病にどのような影響を与えるのでしょうか?

共同研究先の大学の先生方によると、例年、ゴールデンウィーク明けから講義に出席する生徒数が減るらしいです。
多くの企業でも、4月に入社した人が来なくなるタイミングとして、最も多いのがゴールデンウィーク明けのようです。

講義の受け方等の要領を掴んだ学生も多々いるでしょうし、
ここは私には合っていないと早々に人生の判断を下した人もいるでしょう。
従って、来なくなった学生や社員を全て五月病と決めるのは短絡的です。

しかし、入社20年を超えており、当社のストレス・チェックでも強いストレス耐性を有していると査定される私ですら、10連休の終了が近付くにつれ生じた「休み明けが怖い・働きたくない」ストレスで口内炎を発症した現状を考慮すれば、五月病は油断ならない病気(現象あるいは症状)と考えるべきです。

もし、このストレスが体の弱っている箇所を攻撃したら、いわゆる五月病の典型的な症状である情緒的・行動的トラブル(医学的には適応障害という症状)ではなく、五月病とは診断されない別の疾病発症に繋がるリスクもあるはずです。
(ふと、こういう視点でのゴールデンウィーク明けの疾病発症率の疫学調査とかないのだろうかと思った。でも、余裕がなく本業ではないので調べない。)

また、私のように自発的に考えて能動的に行う仕事は、受動的に仕事が溜まる職種とは異なり、特に前向きな心構えが不可欠で、これを失うと機能しなくなるリスクがあるのです。

私はこの10連休により誘発される可能性があった五月病を予防するために、
毎日、最低2時間は研究的デスクワークをして、休み明けとのギャップを減らそうと試みておりました。
具体的には、なかなか仕上がらない論文原稿を改めていじくり回していました。
普段なかなか時間がなくて読めない関連論文も色々と読み、少しは進展したと思います(この充実感も重要)。
あと、早寝早起きも実施しておりました。
おかげで、もしかしたら罹っていたかもしれない五月病は、口内炎程度に治まり、無事出社できました!

少々不安だった4月から雇っているポスドクさんも、ちゃんと出社してくれました!

そういうわけで、10連休の影響はほぼ無く、仕事の再開です。

2019年04月19日LKM博士
100回目は3月20日(今年のウンコ回数)

私の年間の大便排泄回数ですが、
昨年までは、年を越してから集計しておりました。
普段、何回目のウンコなのかわからないまま、記録だけしておりました。

しかし、今年は、大便排泄回数を認識しながら過ごすのもよいかと、
記録用Excelに計算式を埋め込み、日々眺めながら記録しております。

ただ、自分で眺めていてもあまり面白くはありません。
とはいえ、誰かに「今、××回目のウンコしてきた」なんて伝えても迷惑でしょう。
そんな中、「ブログを以前みたいに更新して」って声も沢山頂くので、
今年は、排便100回毎に報告でもするかと思った次第です。

そういうわけで、2019年の100回目を振り返ったところ、
3月20日に人間ドックを受けた後の、バリウム排泄用の下剤による一発でした。
なんと、Twitterでは、記念すべき100回目に呟いておりました。

「第1次バリウム放出ナウ うんこんにちは!」

さすがオレ。

ということで、時々報告しますので、よろしクソ

2019年04月17日LKM博士
酵素工学研究会で話します

今週の金曜日(4月19日)、酵素工学研究会第81回講演会で話します。

昨年、Science Advancesに掲載された話を中心にということなので、
それにほぼ絞って、
「腸内細菌叢の代謝制御による生理活性物質ポリアミンの生合成」
といタイトルで話します。

京都大学の益川ホールです。

他の演題は、私には馴染みがないテーマが多いです。
タイトルすら理解できないものもありますが、
こういう時でないと聞けない話ですから、楽しみです。

20190417.jpg

2019年04月04日LKM博士
ドリアン攻撃

偉い先生から国際シンポジウムでの講演を頼まれて、
タイ・バンコク出張に行ってきた。

土産として、ドリアンのドライフルーツを買ってきた。
タイスパイスの激辛のおやつも買ってきた。
半分おふざけである。
帰国翌日の朝、各部署に配った。
「なにやらヤバそうなものだな」との表情が一瞬表れるが、皆さん一様にお礼を述べる。

20190404.JPG

次の日、事務所に用事があったので行った。
ウンコ臭がする。

心の中で「誰や、屁をこいたの? 臭すぎるやろ」
と思いつつ、しばらく部屋にいたが、においはなくならない。
普通の屁なら、もう臭わなくなるだろうという時間は、十分に経過していた。
いよいよ、「誰かのパンツにウンコがついているに違いない」と疑い始めた頃、
普段用事がある時以外は私に話しかけてこない女性が興奮気味に、
「ドリアン、やばいですよ。外側の袋を少し切っただけで凄いにおいなんです」
私「・・・もしかして、このウンコ臭って、俺が買ってきたドライフルーツのドリアン?」
その通りであった。

本気で袋を開封したら、部屋を壊滅させる威力がありそうである(怖くて確かめておらず、推測の域を出ないが...)。

いや~、予想以上のパワー
満足である!

2019年03月25日LKM博士
ランチョンセミナー(日本農芸化学会)で話します

3月24日から日本農芸化学会2019年度大会を開催しています。
春場所の千秋楽の日からですね。

最近の我々の研究内容が、少々農芸化学会という分野から外れていることもあり、
不参加の予定だったのですが、
ランチョンセミナーを頼まれましたので、その日のみ限定的に参加します。

ランチョンセミナーとは、学会参加者が、昼休みの時間にランチを食べながら聴講するセミナーのことです。大体40~50分間です。
私が知る限り、企業が関連分野の専門家に講演をお願いし、ついでにちょっと自社宣伝するというスタイルが多いです。
もちろん、本気で自社商品やサービスを宣伝するセミナーもあります。
学会参加者は、弁当が無料で食べられ(主催企業が用意)、情報もゲットでき、昼休みも無駄にしなくてよいため、良い事だらけであり、基本的には超満員になります。

私が頼まれているのは、3月26日開催の、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(株)さん主催のセミナーです。

「メタボロミクスを利用した腸内細菌叢の代謝系の解析とその応用」

20190325.jpg

食事しながらウンコの話をされたら困る方にはお薦めできません。
あるいは、さっさと弁当を食べ終えることを推奨致します。

一方HMT(株)さん曰く、
「皆さん、講師の名前を見た時点で、それはわかって聴きに来られるので問題ないですよ」
だそうです。ほんまかいな・・・。

また、私は、HMT社が、私のウンコ実験で必ず登場する「ひじき」が入った弁当を発注しているか否かに注目しております。

興味がある方は、当日は早めに会場に行ってチケットをゲットして下さい!

2019年03月15日LKM博士
解説記事が掲載されました(バイオサイエンスとインダストリー)

昨年、Science Advancesに掲載されました論文内容に関して、
執筆の依頼を受けた解説記事が、
バイオサイエンスとインダストリー(第77巻1号)に掲載されました!

腸内細菌(口から投与されたプロバイオティクスも含めて)は、
それぞれが腸管腔内の限られた環境中で、
(環境には食由来成分も含まれる.本ケースではアルギニンが鍵となる成分である)
サイズは小さいが、複雑でダイナミックな生存競争を繰り広げているのですが、
各細菌ケース・バイ・ケースの生き残り戦略が絡み合った結果、
我々の健康維持に役立つポリアミン(プトレッシン)が、
副産物(ゴミ)として、菌体外(腸管腔内)に放出されることを明らかにした論文です。

解説記事のタイトルは、
腸内細菌叢による「ハイブリッド・ポリアミン生合成機構」
です。

20190315.JPG

「トピックスとして2ページにまとめて欲しい」と頼まれたため、
頑張ってコンパクトに仕上げました。

興味がある方は、ご一読下さい。

2019年03月04日LKM博士
俺の梅 開花! 2019

俺の梅(紅梅)は、2月20日に開花し、只今満開です。
今年は、2月に入ってから寒かったせいか、開花が遅かったです。

20190304.JPG

一昨年、生死の境をさまよい、1輪の花も咲かせなかったこの梅盆栽ですが、
なんとか持ち直してくれました。
肥料には油糟が合うようです。

夏場に、じっくり育てた左下の短い枝に10輪程の花が咲きました。
これにより、少々樹形のバランスがよくなったと自画自賛しております。

梅が散れば、間もなくスケジュールが埋まっている春が訪れます。
もう少し梅の季節であって欲しい...。
そんなノスタルジックな気分に浸る今日この頃です。

2019年02月25日LKM博士
発表! 2018年 年間排便回数

お待たせしていた、昨年のウンコ回数を発表する。

なんと、
452回
1.24回/日

感想を一言で述べると、「少な~」である。
ビフィズス菌LKM512に因んで、512回を目指していた頃とは大きく異なる。

月毎に集計した排便回数データを図1に示す。

20190225-1.jpg

ウンコを意識して茶色の棒グラフにした。
無数のグラフを作成してきた研究人生であるが、茶色バーは初めてである。
本題に戻す。
図より、特別にイレギュラーなことが起きたわけではないことがわかる。
全体的に年間通して排便回数が少なくなっていることを示している。

私は2014年に年間512回という「ぴったり賞」を達成している。
その後、特に512回を目指しているわけではないので、
2018年の数値は、「目標未達、大幅に下回っている」と落ち込む必要はない。
しかし、なんか悔しい。

普段から、ここ数年、ウンコ回数が減っている気がしていた。
「ウンコもれそう~」となる頻度が少ないからである。
そこで、年間総排便回数の変遷データを整理してみた(図2)。

20190225-2.jpg

こちらの折れ線グラフのマークと線もウンコを意識して茶色にした。
2013年に最高値536回を記録してから、毎年、徐々に低下していることが明らかとなった。
2013年と比較すると2018年は84回も減少している。
年間15回程度、一定レベルで減少している。

その理由であるが、食べる量に比例していると考えられる。
4-5年前より、睡眠を大切にしており、
「最高の睡眠」と「最高の目覚め」を演出するためには、
睡眠に入る時に腹が膨らんでいないことが重要との独自の結論を出し、
夜の帰宅後に食事を摂らないことが増え、今では、殆ど食べない。
自社通販で購入している「おなかにおいしいヨーグルト(無糖)」に、
自宅にあるフルーツを入れて食べるのみ。
22時を過ぎると、それすら食べない。
つまり、ウンコの原料である食事量が減っているので当然の結果といえる。
まさに、食べた量とウンコ量は比例しているのである。

それにしても、知らない内に、10年間もデータを取り続けたことになる。
ここまで正確な1個体の排便回数データは他にないと自負している。
排便時間、場所、シチュエーションもデータ化しているので、
ゆっくりできる休日があれば、もう少し詳細に分析してみようと思う。

世の中、排便管理アプリなるものが流行っているようで、
たまに意見などを求められることがある。
個人的には、こんなことを金儲けに繋げようとする行為にはうんざりしている。
どんなアプリを使おうが、正確に記録をするのは個人の資質に依存する。
そして、私のように徹底した性格でない限り、殆どの人は継続できない。
つまり、私から言わせれば、アプリなど必要ない。
さらに大事なことは、きっちり記録したところで、正直、健康に関わる本質的なことは何もわからない。
せいぜい得られることは、
「あの時、食あたりで酷い下痢になったな~」などと懐かしむことと、
「オレの年間排便回数は500.7回、1日あたりにすると1.371回、10年データ取ってるからめちゃくちゃ正確! 最近減って来てるけどな。」と飲み会で威張れる程度であろう。
もちろん、相手が好反応を示す保障は微塵もない。

2019年02月21日LKM博士
論文が掲載されました(Scientific Reports)

昨年末ですが、㈱島津製作所と大阪大学工学研究科との共同研究の成果をまとめた論文が掲載されました!(Twitterでは報告済みです)

タイトルは、
Free D-amino acids produced by commensal bacteria in the colonic lumen.
日本語では、「結腸内細菌が作る遊離D-アミノ酸」

これまで、超微量なD-アミノ酸(※)を測定するのが非常に困難で、
時間もかかっていたのですが、
大阪大学工学研究科の福崎英一郎教授が、殆どのD型の基本アミノ酸の測定が高感度でスピーディーに測定する方法を開発され、
㈱島津製作所がそれを応用した測定系を完成させ、
私がお話を頂き、ウンコ研究に応用して論文化したということです。

※D-アミノ酸(D型アミノ酸):アミノ酸はL型とD型が存在します(グリシンを除く)。これを、化学用語では光学異性体(分子構造が鏡像関係)といいます。長年、生物界に存在するアミノ酸はL-アミノ酸のみと考えられていたのですが、近年、分析技術の進歩に伴い、D-アミノ酸が非常に微量ではあるものの広く存在していることが確認され、しかも生理機能を有していることが明らかになりつつあり、注目されています。

研究の結果、過去に腸の内容物からは見つかっていなかったD-アミノ酸が沢山発見されました!
しかも、それらの殆どは、腸内細菌により産生されていることがわかりました。

これ、まぁまぁ凄い発見で、日本経済新聞(電子版)等でも取り上げてもらいました。
腸内細菌が宿主に与える様々な影響の中には、D-アミノ酸が絡んでいるものがある可能性は十分に考えられますので、将来に繋がる研究成果です。

論文はフリーで閲覧できます(⇓)
https://www.nature.com/articles/s41598-018-36244-z

英語が嫌な方はリリースを出しております(⇓)
https://www.lkm512.com/contents/20181221.pdf

わかり易い英語(専門性が低い英語)が良い方はこちら(⇓)。
このブログの読者にそんな人はいないと思いつつ...)
https://www.shimadzu.com/news/9psz9ntuogzc2e6j.html
島津製作所さんの英語リリースです。
さすが、我が国No.1の精密分析機器製造企業! 世界中のユーザーに発信です。

「こんな研究して、また何か企んでるの?」
と質問を受けますが、考えてないわけないですよね。
もちろん秘密です。

2019年01月18日LKM博士
論文が掲載されました(BMC Microbiology) つづき

前回紹介した論文なのですが、一つ、伝えたいことを忘れていました。

BMC Microbiology 18:188, 2018
https://bmcmicrobiol.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12866-018-1311-8


この論文では、国内の主要な3つのブリーダーのマウス腸内細菌叢も16S rRNA遺伝子アンプリコンを対象に次世代型DNAシーケンサーで調べています。

マウスの腸内細菌叢が異なれば、
得られる様々な表現型データも異なるであろうことが容易に推測されますが、
実際にどれくらい腸内細菌叢に差異があるのかは明確にはなっていません。
密かに調べて悩んでいる研究者はいるでしょうが、
私の知る限り、誰も論文化はしていないと思います。

敢えて、知らない方が幸せな研究者は沢山いるとは思いますが、
気になって仕方なかったので...。
予想通り、ブリーダーにより腸内細菌叢は異なります。

本研究のメインの研究目的ではなかったので、3ブリーダーの通常腸内細菌叢のみを詳細に比較したデータは示してはおりませんが、得られた配列データは登録されておりますので、必要な方はご自分でダウンロードして比較して頂くことはできます。
DDBJのデータベースのアクセッション・ナンバーはDRA004549です。
ブリーダー名の後ろにAが付いていないサンプルが、未処理、つまり通常菌叢のデータです。

今日は専門的な話ですいませ~ん。

2019年01月17日LKM博士
論文が掲載されました(BMC Microbiology)

2ヶ月前で報告が滞っておりましたが、
我々とサッポロホールディングスさん、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズさんとで実施した共同研究が、BMC Microbiologyに掲載されました!

タイトルは、
Taxonomic classification for microbiome analysis, which correlates well with the metabolite milieu of the gut
腸管内の代謝産物と相関する腸内細菌解析における分類階級
です。

なんのこっちゃ?
でしょうね。

腸内細菌に限らず、全ての生物は「種」に分類されています。
種とは、自然条件下で子孫を残すことができる生物集団です。
つまり、われわれは「ヒト」という種です。

また、系統分類学上では、
類似した「種」の集団を「属」という単位でグループにまとめ、
同様に、類似した「属」の集団を「科」という単位でグループにまとめ、
さらに同様に、類似した「科」の集団を「目」という単位でグループにまとめ、
もう一つ同様に、類似した「目」の集団を「綱」という単位でグループにまとめ、
もう一丁同様に、類似した「綱」の集団を「門」という単位でグループにまとめて表します。

「ホモ・サピエンス」 一度は聞いたことがあるでしょう。
これは、ヒトを指す学名ですが、ホモ属サピエンス種という意味です。
では、門のレベルまで含めてヒトを表すと、
日本語では、脊椎動物門 哺乳綱 霊長目 ヒト科 ヒト属 サピエンス種
ラテン語では、Chordate Mammalia Primates Hominidae Homo sapiens (属と種名はイタリック体表記が基本的ルール)
ヒトとチンパンジーの系統分類学上の違いは属レベルで生じます(チンパンジー属)
ところが、ヒトとウシの違いは目レベルで生じます(牛は鯨偶蹄目)
ヒトとタコの違いは門レベルで生じます(タコは軟体動物門)
進化の過程で古く分岐した生物とは上位の分類階級で別れているということです。

細菌も同様に系統分類されており(16S rRNA遺伝子の配列をベースに)、
我々が調べた腸内細菌叢も、この分類による学名で表記します。
その際、分類階級のどの階級を用いて結果を分析しても自由です。
従って、研究者によってバラバラなのです。
極端な話、肥満に対する腸内細菌叢の影響を調べる研究をしていても、
「門」のレベルで語っている研究者もいれば、「種のレベル」で語っている人がいるわけです。

この状況、少々、困りませんか?
地球上の動物を腸内細菌叢に置き換えて考えると(極端かもしれませんが)、
軟体動物と脊椎動物の比率で議論している人がいると思えば、
トノサマガエル、アフリカゾウ、ハラビロカマキリという次元で語っている人もいるわけです。
自由なので...。
しかし、私はかなり困惑し、苛立ちすら感じておりました。

そこで、自分達の目的に適した最適分類階級を決めてしまおうと思ったわけです。
我々は80匹弱のマウスのウンコを集めて、
生体への影響が大きい腸内細菌の産生する代謝産物を指標にして、
代謝産物の個体差とリンクする分類階級を探索することに挑戦しました。

つまり、我々が標的としている腸内細菌の代謝産物の研究を行うにあたり、
どの分類階級で分析すれば正しいゴールに近づき易くなるのか、
どの分類階級で分析された他人の論文データを参考として選択するべきか、
自分達で確認しようとしたわけです。

結論から述べると、
「科」より低い分類階級(つまり、科、属、種)で得た結果は、
代謝産物とリンクしていました。
門、綱、目のレベルで得た結果は、リンクしていなかったです。

もし、「私も困ってた」という研究者の方がおられましたら、ご参照下さい。
フリー・アクセスです。

BMC Microbiology 18:188, 2018
https://bmcmicrobiol.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12866-018-1311-8

本研究に関連するエピソードを書くとすると、これでしょうね。
筆頭著者のWakita氏は、80匹分のマウスのウンコを回収する際、
屈みこんで、排便を待ちながら1つ1つピンセットで回収するという、
丸一日におよぶ慣れない動作の繰り返しにより、
翌日、日常生活にも支障が出るレベルの強烈な全身痛に陥り、
(おそらく、足腰から背中・頸部におよぶ筋肉痛)、
飲み会を欠席しました(笑)。

2019年01月08日LKM博士
明けましておめでとうございます

本ブログ的には、

明けまして、おめでとうんち!
本年もよろしクソ!

でしょうね。


年明け早々、当研究室の研究員TSからこんなものを頂きました。

20190108.JPG

ウンコと共に入っていたトウモロコシみたいな白い物体は、
便器を洗うブラシです。
ご丁寧に、ブラシケースまで付いておりました。

いわゆるガチャガチャでゲットしたものだそうです。

ウンコ系のガチャガチャを発見すると、
無駄遣いとわかっていても、ついついやってしまう・・・。
悲しい性ではありますが、
さすが、この研究室のメンバーです。

さて、偽物のウンコ&ブラシセットは飾っておくとして、
我々は、今年も本物のウンコと真剣に対峙して、
オリジナリティーの高い発見を目指します!!!

2018年12月27日LKM博士
良いお年を

しばらく更新しておらず、一部の熱心なファンの皆様にはご心配をお掛け致しました。

体調が悪い訳ではありません。
といいますか、培養開始12時間後の大腸菌レベルに、元気であります。
(理系限定の例えですいません。凄く元気ということです。)

単に、気持ちが乗らなかったというのが正直な理由です。

この間、論文掲載も複数ありましたので、
年明けからはこれらの解説記事をはじめ、徐々に復活したいと思います。

「徐々に」というのは、こういう理由からです。
今回、わずか1ヶ月程度ですが、ブログを書く習慣を完全に途切れさせました。
すると、ネタが浮かんで来なくなったのです。
以前は、10個も20個も常にネタが私のウンコ色の脳ミソ内で湧き出ていたのに...
脳は使っていないと鈍るといわれますが、
本当にそのようです。
とても貴重な体験ができました。

使えば復活するのも我々の脳の素晴らし機能の1つです。
そういうわけでブログ脳も徐々に回復させたいと思います。

では、皆さま、良いお年を!

2018年11月16日LKM博士
無反応でも話す

知り合いの先生から大学での講義を頼まれることは多く、無理の無い範囲で引き受けます。
今週は、2つの大学で講義をやりました。

今の大学では、学生はパソコンやタブレットを普通に使用しながら授業を受けます。
今週、お伺いした一つの大学では、
登録されている講義が行われている教室で、ログインすることで出席確認となるシステムが導入されているとのことでした。
当然、大学内のシステムを用いて講義の資料が閲覧でき、
それを見ながら受講するわけですから、
インターネットで遊んでいても、こちらからは識別できません。

従いまして、なかなか対話形式には持ち込めません。
「これ大事」と伝えると、その反応として、パチパチパチとキーボードを叩く音(パソコン上でメモを取る音)が響く状態です。
この音に、「一応、聴いてるんや」って安心する私です。

質問や感想等の反応も、その場では殆どありません。
でも、学内のシステムに書き込まれて私のところに届きます。
これを読んで、「一応、聴いてはいるようだ」って再び安心する私です。

話を聞きたい方が集まる学術集会、健康に興味がある方、工場見学に来られた方等を相手に、ライブ感のある中で、プレゼン技術を鍛えて来た私としましては、この非対話形式の講義は結構辛く、一方で、反応が弱いので物足りなくもあります。

でも、1コマ90分間もあるわけですから、無反応であろうが、
ポリシーとして、お構いなしにウンコネタと相撲ネタはぶっ込みます。

昨日、これまでは全敗(完全無反応)だった相撲ネタに少し反応がありました!
「稀勢の里4連敗で騒がしくなっているけど、4敗目の相手がこの栃煌山」
結構大きく扱われていたので、ニュースで取り組み映像でも見たのでしょうか?
明らかに、「へー、そうなんだ」って反応がありました。
好調オーザン関に感謝です!

2018年10月31日LKM博士
パニックでした

出勤中、中途半端に渋滞している道路をノロノロと運転している時である。
少々、便意(もちろん大)が高まり、どこまで耐えられるか(どこで排泄するか)を考えていた。
いつものラジオ番組が、曜日毎の企画を流す時間帯に入った。
しかし、何故か、恒例の水曜日の企画がなかった。
「ん? 今日は水曜じゃなかったっけ?」

私のウンコ色の脳ミソが混乱し始めた。
最近、色々な案件が固まって非常に忙しくて、寝不足中。
しかも、今週は殆ど外出がないので、曜日感覚があまりない。
一体、今日は何曜日なのか、わかっているようでわかっていない。

仕方なく、私は今週を振り返ってみた。
月曜日は、私があの原稿を送ったよな?
それの内容確認の連絡がきて修正したのは次の日やったはず、つまり火曜日。
それは、昨日の気がするので、やっぱり今日は水曜のような気がするが...
でも、何故、ラジオが違う?
水曜日、丸一日がすっぽり記憶から抜けてるのか?
あの電話をしたのは何曜日やった?
昨日は何をした?

いや、待てよ。
ハロウィンで渋谷がどうのこうのってさっきニュースをやってたよな?
ハロウィンは10月末?
ニュースが流れたってことは、もう終わって、今日は11/1 ????
混乱してきた。10月って30まで、31まで??? 
今週の唯一の外出は11/1だったので、もしかしたら今日????
えっ、ということは、大学で講義を頼まれていた日?
何っ? ヤバいぞ、えっ、今日はいつ???

落ち着けー(心臓バクバク、便意喪失)。

急遽入ったコンビニで今日は11/1ではない事を確認して、無事会社まで来た。
それでも不安は収まらず、すぐに部下に、今日は何曜日かを確認した。
確認できて、落ち着きを取り戻した。
ただ、事の発端であるラジオ番組がイレギュラーなことをしたことだけは未解決である。

2018年10月26日LKM博士
論文が掲載されました(Gut Microbes)

我々とヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ社とで実施した共同研究の成果が、Gut Microbesに掲載されました!
投稿し始めて、2-3年位かかりましたかね。

掲載論文:https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/19490976.2018.1494466
日本語リリース:https://www.lkm512.com/contents/20181025.pdf

専門性が高く、説明するのはややこしいですが、
我々が注目している腸内細菌が作り出す善玉物質ポリアミンが、
アルギニンからどんな経路で作られるのかを、
特殊なアルギニンを使って、追跡した実験結果です。

特殊なアルギニンというのは、
アルギニンを構成している炭素と窒素を重くして目印をつけたものです。
当然、それなりに高額な研究試薬です。
(栄養ドリンクに入っているアルギニンの1万倍とか10万倍とか・・・)
この自然界に存在しない特殊アルギニンをラットの腸内に注入し、
腸内細菌により、どんな化合物に変換されているのかを調べました。
重いアルギニンから作られるのは、当然、自然界には存在しない重いポリアミンなのです。
自然界に存在しない重さなので、質量分析計でしっかりと正確に追跡できるのです。

その結果、
アルギニンが色々な腸内細菌により、様々な化合物に変換され、
最終的にポリアミン(プトレッシン)が生成されることが再確認され、
また逆に、
中間化合物から逆の経路でアルギニンが再合成されている事実もみつかりました。

おなかの中で腸内細菌に利用され、一端消失した物質が、
別の腸内細菌により、その分解物から再び生合成されて復活しているということです。
びっくりしました。

私がこの結果で感じたことは、
各腸内細菌の集合体である腸内細菌叢の物質変換(栄養の利用と排出)は、
我々がわかったつもりで眺めている代謝マップと全く別物であるということです。

腸内細菌の代謝産物が絡む機能性食品等の作用機序を論じるなら、
今回我々が実施したような手法を用いて、丁寧に調べるしかありません。
そうすることで、本当の意味での「科学的根拠を有する機能性食品」に繋がると考えます。

2018年10月16日LKM博士
古い友人

研究をしていく上で、大学の研究室での経験は極めて大事なことである。
そこで学んだスキルはもちろん、姿勢や習慣も、その後の研究生活に多大な影響を与える。
今の大学事情は十分には把握していないが、
20年前の理系の研究室は、多くの大学院生は寝る時以外は殆ど研究室で過ごす生活をしていた。
土日も殆ど関係ない(とはいえ、土日は先生が来ないのでリラックス・モードではあるが)。
従って、同じ研究室のメンバーは、「同じ釜の飯を食った仲」という表現が最適である。

私が修士課程の時の2人の同期生は、特にそういう関係である。
3人で代わる代わる先生に怒られていた記憶は今でも鮮明に残っている。
もちろん、3人まとめて叱られていた時も多い。

そんなメンバーの一人が、インドネシアのスラウェシ島で大学教授をしている。
インドネシアから来た留学生であった。

数週間前、私にとっての第一報は、運転中のラジオから届いた。
聞き慣れた島の名前なので、乾いた土に水が染み込むように耳に入って来た。
スラウェシ島で大地震が起き、巨大津波が街を破壊したニュースである。

友人にメールを送った。
しかし、返事は来ない。
次の日も、次の日も。
そもそも、発展途上の島である。
通信手段は普段から悪いはずと脳内で片付けて、仕事に集中していた。

そんな状況下、昨日、一通のメールが...。
無事だった!
震源地から離れていて、直接的な被害は受けなかったようである。
ただ、治安はかなり悪いらしい。
刑務所から1000人規模の収容者が脱走もしているようである。

とりあえず、信頼できるところに募金をしてみようと思う。
彼個人の生活より、島全体の治安やライフラインの回復が重要なようなので。

2018年09月27日LKM博士
難しいね

9/27朝

何だか寒い。
天気予報によると11月上旬並みの気温だそうだ。
さて、今日は東京都心部へ外出
9月のビジネス服装は夏仕様(半袖シャツのみ)と決めている私であるが、
信念に反してジャケットを着るか?
難しい

3日間ほど雨が降り続き、畑に行けない日が続いている。
気が付けば、車の中にはレタスの苗が入ったまま。
ヨトウムシの被害を受けたレタスの補充用である。
タイミングを誤った。
難しい

もし、仕事関係で、やることリストを作ったら、20項目ほどあるだろう。
集中すれば数時間で終わるものが18項目
月単位で取り組む熟考すべきヘビーなものが2項目
この2項目から逃げれば、その他18項目は処理できるが、
敢えて、18項目はリストから出して、ヘビーな2項目に真正面からぶつかると決めている。
そうしなければ完成度の高い、ハイレベルな仕事はできないからだ。
それにしても、難しい。

2018年09月14日LKM博士
学会関連報告(2018年9月)

私自身が壇上で話しているわけではないが、
私が思いっ切り絡んでいる共同研究での学会発表が、
9月に入り続いたので報告しておきます。

①第73回 日本体力医学会(福井、9/7-9)
「腸内水素ガス産生乳飲料の摂取が高強度運動後の酸化ストレス応答に及ぼす影響」

早稲田大学スポーツ科学学術院、筑波大学大学院人間総合科学研究科と協同乳業の共同発表です。
「ミルクde水素」を学術的に表現すると「腸内水素ガス産生乳飲料」となります(笑)
「ミルクde水素」が、高強度運動(スポーツ・トレーニングのような激しい運動)後の酸化ストレス軽減に有効性を示すデータが出始めました!
二重盲検ランダム化クロスオーバー試験でやっています。


②Royal Society of Chemistry-Tokyo International Conference 2018(幕張ですが国際学会. 幕張ですが東京国際会議、9/6-7)
「Simultaneous analysis of 42 Chiral amino acids produced by intestinal microbiota in biological samples by high-throughput LC-MS/MS」

島津製作所、大阪大学大学院工学研究科と協同乳業の共同発表です。
大阪大学大学院工学研究科が開発したD-アミノ酸の一斉分析方法を、島津製作所と協同乳業がウンコ解析への応用に成功し、腸内細菌が色々なD-アミノ酸を作っていたことを明らかにしました。
なんと、Best Poster Award(ベスト・ポスター賞)獲得!


学会発表なので、これ以上詳細には解説しません。
論文になったら報告しますわ。
たぶん・・・

2018年09月06日LKM博士
酢を飲んでも効きません

先日、Science Advancesに掲載された論文に絡んで、
結構な頻度で質問されることがあるので、ちょいと解説する。

この論文
(原文)http://advances.sciencemag.org/content/4/6/eaat0062
(日本語解説リリース)https://www.lkm512.com/contents/20180628.pdf

様々な生理機能を持つポリアミンを腸内細菌に継続的に作らせることで身体に供給し、
健康寿命を伸ばす技術とそれを応用した食品の開発を目指している一連の研究で、
腸内細菌がどうやってポリアミン(プトレッシン:ポリアミンの一種)を作っているのかを解明した論文である。

腸内細菌が食餌由来のアルギニンからプトレッシンを作ることは、
既に、我々が発見して発表済みであるが、
どの菌が?
どういう生合成経路で?
というのが長年不明であった。
「アルギニンを食べたらプトレッシンが増えるからいいんだよ!」
というのでは、その辺に氾濫している食品と同じで、
私が目指している高貴な科学的根拠を持った食品とはいえない。

それで5年間程、そのメカニズム解明をかなり頑張った。

研究の結果、大きく3つのグループの菌が関与していることがわかった。
①酸を作る菌のグループ
②その酸により環境中が酸性化したら、「ヤバい」と感じて(酸が細菌増殖抑制に効くのはご存知だろう。おにぎりに梅干し作戦はその代表である)、その酸を菌体内から除去するためのシステムをアルギニンを使って作動させて生き残りを図る菌のグループ
③酸除去システムを動かすとゴミが出るので、②の菌達は菌体外に廃棄するのだが、そのゴミ(副産物)を利用してエネルギーを作ろうとする菌のグループ(彼らにとってはゴミではなく、いわば我々にとってのブドウ糖にようなエネルギー源である)
この③のグループがエネルギーを作った後のゴミ(副産物)がプトレッシンで、彼らにとっては不要なので菌体外に捨てるのであるが、我々の健康には役立つのである。

この一連の異菌種の別々の生命活動が合わさった経路を、
私は格好よく「ハイブリッド・ポリアミン生合成経路」と名付けた。

このハイブリッド・ポリアミン生合成経路は、上に示した通り、
『酸』による刺激がトリガー(引き金)となり作動する。

その証拠に、ウンコを酸性液に浸けて培養すると、プトレッシンがドクドク合成される。
(このデータも論文に載せている)

さて、ここからが本題

講演後、これを理解した人は、
「酢を飲めばいいってことですよね?」
と言って来る。
半数以上は勝ち誇ったように指摘して来る。
これは、私がビフィズス菌摂取等を推奨するのを逆手にとって、
少々いじわるな質問をしてやろうという根性の持ち主がやる行為である。

答えは、「No」
酢は腸内細菌がいる小腸下部から大腸まで、その酸度(pH)のままで届かない。
よく考えて頂きたい。中学生位で習ったと思う。
酢に勝るであろう強烈な酸が、胃の中にはある。
胃酸である。
二日酔いで胃酸が逆流(ゲロ)して喉がただれた経験はないだろうか? 
しかし、胃酸を含む食べ物は、胃から十二指腸に移行する段階で、膵液(アルカリ性)により中和される。そうでないと十二指腸以下の消化管が酸でただれる。
したがって、口から入った酢などの酸性物質が大腸までその酸性度で届くことはあり得ないのである。

ハイブリッド・ポリアミン生合成経路を動かすためには、
ビフィズス菌等に、腸管内で酸を作ってもらうしかない。
興味深いのは、pHが中性7から6.5~6程度に下がるだけで十分な点である。
緩~い酸性化で十分であるという点が、
この生合成経路がビフィズス菌摂取で実際におなかの中で作動する現実性を証明している。

但し、どのビフィズス菌でもよいわけではない(LKM512はポリアミン産生を誘導する)。
その理由は、気分が乗ったらまた書くとする。
もちろん、論文には書いてあるので、知りたい方は読んで頂きたい。

2018年08月29日LKM博士
タイトルでインパクト(?)

昨日、理研・辨野義己先生主催のフォーラムがありまして、
講演して欲しいと頼まれたので話してきた。

フォーラム後の懇親会の後、こんな本を頂いた。

20180829.png

「大便革命」だそうだ・・・

このタイトルに、センスがあるのかないのか、
私にはさっぱりわからない。

もの凄い数の本が出版される中、
一般向けの類似の新書が氾濫している中、
タイトルでインパクトを与えねばならないのだろう。

ただ、過去にも、
「大便通」やら「べんのお便り」やら、
方向性が類似したタイトルの本をもらったな~
と少しノスタルジックな気持ちに陥った。

2018年08月07日LKM博士
楽しんでますか?

今朝、運転中に聴いていたラジオから名言の紹介があった。

「天才は努力する者に勝てない。努力する者は楽しむ者に勝てない」

聞いたことがあるような、ないような言葉であるが、
何だか、強烈に心に響いた。


研究においては、同じような課題を与えられても、
楽しそうに取り組んでいる人は、
辛い顔をして取り組んでいる人より、
良い成果を出しているような気がする。

少なくとも、これまでの経験の中で、
楽しんでいない者から、
創造的なアイデアを聞いたことはない。


私自身、それなりに楽しんでいる方だと思うが、
この名言を意識して、
更に1段階、「オレ、楽しんでるぜ!」レベルを上げようと思う。
無敵になるために・・・

ただ、「ウンコを使った研究は楽しいぜっ!」
をイキイキ表現し過ぎると、
変人・変態扱いされるリスクが高いため、気を付けねばならない。

2018年07月27日LKM博士
不思議なネットワーク

先日のScience Advancesに採択された論文は、
京都大学さんでも研究成果としてリリース発表がされております。

コチラをクリック

ふと読んでみますと、論文内容の紹介と共に、
「研究者からのコメント」というコーナーがあり、
共著者の東樹宏和先生のコメントがありました。

「この研究プロジェクトには、人と人の不思議なネットワークを通じて出会いました。」
という一文から始まっています。

そうです。
本研究のスタート時からチームを形成していたわけでなく、
研究後半で、同じく共著者の栗原新先生(石川県立大)が、
たまたま学会で東樹先生の講演を聴講したのがきっかけでした。
大きな学会(同時並行で多くのシンポジウムが開催されている)でしたから、
もし、栗原先生が偶然聴いていなかったら、
出会っておらず、論文内容も一部は違ったものになっていたはずです。
京大まで押しかけて、少々強引に解析をお願いしたにも関わらず、
ハーブティーをご馳走になりながら、やりたい事を説明し、
興味を持って頂き、快諾して頂いたのを覚えています。

東樹先生は生態系を構成している生物間のネットワークの研究が専門で、
それに絡めたであろうこのコメントはさすがです!

同じく、この研究成果も、腸内細菌同士の新規ネットワークの発見でもあります。
但し、このネットワークには、いわゆる共生と定義付けされるような必然性あるいは密接性はありません。
腸内常在菌が、個々で自分の生存活動を普通に営んでいるだけなのですが、
結果的には、棲息場所を提供しているヒトにとって有用なものを作り出しているという
不思議なネットワークなのです。

「不思議なネットワーク」で出会った研究者が、
腸内の「不思議なネットワーク」を発見したということです。

2018年07月20日LKM博士
男性も使うべき

ここ1週間、ニュース等で繰り返し使われている
「命に関わる危険な暑さ」
という表現に対して、
「大袈裟な・・・」と思っていた。

もちろん、お年寄りとか小さい子供にとっては、
40℃近い気温は危ないとは理解しているが、
炎天下で畑作業をすることがある私にとっては問題ないと。

昨日、仕事で炎天下での移動があった。
最も暑い13時~15時台の移動である。
自宅から駅、駅から目的地、合計30分間位の徒歩移動があるわけであるが、
ヤバかった。
ニュースでの表現の通り、身の危険を感じたのである。

暑いというより熱い。
伝わらないのを覚悟しての表現になるが、
身体を構成しているタンパク質が熱変性しそうな感じ。

畑ではここまで暑く感じないのに、どういうことか? と考えたところ、
麦わら帽子の存在に気付いた。

なるほどな~

周囲の目なんて、ほぼ気にしない私は、
これに気付いた瞬間に、担いでいたリュックから傘を取り出し、
直射日光を遮る作戦を決行。

日傘作戦
厳密には日傘ではないので、雨傘を日傘として使う作戦

劇的に効いた!

男性も恥ずかしがらずに使うべきであると、ここに強く主張する。

2018年07月09日LKM博士
ご活躍、嬉しいです!(武庫川女子大学体操部)

またまた、
「ミルクde水素」を選手のコンディション向上に使って頂いている
武庫川女子大学の体操部の大野監督からメールを頂いた。

第72回全日本体操種目別選手権大会(6月28日~7月1日)で、
武庫川女子大の平岩優奈さん(2年)が平均台で3位銅メダルを獲得!
段違い平行棒では河崎真理菜さん(1年)が、8位入賞

おめでとうございます!!!

また、この大会は、
各種目国内上位24名しか出場できない国内最高峰の試合であるが、
女子では1団体としては最多の7名を送りこんでいるところが凄い!

私の中で好成績の要因は、
本人の努力、監督の指導、ご家族の協力、そして運が大事で、
それに続いて、
数%位は「ミルクde水素」パワー
ということにしている(笑)。
腸内環境が生体のあらゆる現象に関わっていることが明らかになっている状況下、
飛躍した考えではないと思う。
(と書きつつ、飛躍している気もする...。でも、仮説としては構わないであろう。)

数%の貢献度は僅かである。
しかし、体操は、小数点以下3桁まで点数化され争われる競技である。
仮に、平岩選手の平均台の得点13.066から3%分の点数を引くと、
13.066×0.97=12.674点になってしまう。
この点数だと4位転落である。

次のターゲットは来月のインカレのようである。
引き続き、お腹からのパワー注入による後方支援をさせてもらう。

20180131b.jpg
武庫川女子大体操部の皆さまと(2017年12月撮影)

2018年06月28日LKM博士
論文掲載 今日のはScience Advancesです!

昨日に引き続き、我々の論文が掲載されましたので報告します。

我々と石川県立大学の栗原新准教授、京都大学の東樹宏和准教授、理化学研究所の辨野義己特別招聘研究員らとの共同研究の成果が、米国Scienceの姉妹誌のScience Advancesに掲載されました!

ジャーナル編集部が、プロモーションスライドといって、
タイトル等が入ったものを記念に(?)送って来てくれましたので、
とりあえず掲載
20180628.jpg

長年しつこく取り組んでいる、腸内細菌の産生するポリアミンの研究です。

ず~っと、腸内細菌にポリアミンを作らせ、その保健効果を研究しております。
その過程で、5年前にはアルギニンとビフィズス菌LKM512を併用摂取すると、
腸内ポリアミン(プトレッシン)が増えることはわかっていたのですが、
それが、どういうメカニズムで起きているのかは不明でした。

やっと、そのメカニズムが解明できたのです!

グラフや表は、
本文中と追加参考データ(別ファイル)を合わせると48個ある大作です。
(一つの図にグラフを6個位入れているものは6個として計算)
とても一言で解説できません。

まずは、結構頑張って書いたニュース・リリースを見て下さい。
⇒ 個々の腸内細菌の生き残り戦略が組み合わさることで機能性物質ポリアミンが産生されていることを発見 ~ポリアミンで予防・軽減が期待される疾患(心血管疾患など)への応用が期待される~

プロの研究者は掲載論文を参考に。オープンアクセスです!
⇒ http://advances.sciencemag.org/content/4/6/eaat0062/tab-figures-data

2018年06月27日LKM博士
論文掲載 ジャーナルはGutです!

我々と横浜市立大学肝胆膵消化器病学の日暮琢磨診療講師、中島敦教授らとの共同研究の成果が、英国消化器病学会の機関誌Gutに掲載されました!

Gutのインパクトファクターを先程調べてみると、
驚いたことに、
17.016

先日より上がっとる!!!

インパクトファクターとは、ジャーナルのレベルを表す数値で、
(これが価値を表す全てではないと思っておりますが)
この17という数値は結構凄いんです。

掲載された論文内容は極めてシンプルです。

大腸癌の増悪化に関連していることがほぼ確実視されているFusobacterium nucleatum(フソバクテリウム ヌクレアタム)が、口腔内に由来していることを発見しました!

これまで、F. nucleatumは腸管内で検出されないことが多いのにも関わらず(腸管腔内ではマイナー菌)、大腸癌組織では高頻度で検出されており、その由来が謎でした。
それが、口の中であるということがわかったのです。
そのように推測していた研究者はいたと思いますが、
我々の研究で初めて証明されたのです。

まさに力業でした。
大腸癌患者さんの大腸癌組織と唾液を採取し、
それらからフソバクテリウムを単離し、
共通した菌株が両方から検出されるか否かを調べたのです。
菌株とは、同一種内の生物個体のことで、ヒトで例えると個人に該当するものです。
気付けば1,351個の菌を単離しており、
その全てからDNAを抽出して調べたのですから、
しんどい仕事でした。
その地道な作業の殆どを著者の一人の下村さんが丁寧にやってくれました。
感謝です。

現在の腸内細菌の研究は、次世代型DNAシーケンサー解析が全盛期で、
糞便等の試料から抽出した核酸(DNA, RNA)を網羅的解析し、
「どの菌/遺伝子が多い/少ない」をデータ化し論ずるのが主流です。
日々、新しい知見が発見され、発表されていますが、
実際に腸内細菌を分離して証明されている研究は非常に少なく、
結論が漠然としている(推測の域を出ていない)論文が多数氾濫しています。

ですから、我々は敢えてその流れに逆行し、
20年以上前の手法、すなわち寒天培地で菌を分離する手法で挑戦しました。
次世代型DNAシーケンサーをガンガンと動かす研究費もないし・・・
良い結果が得られるか否かわからない状況下で、
こんなに泥臭く面倒なことに挑戦する勇気がある研究者は殆どいないはず。
Gutに載れば、まぁ、苦労が報われたってものでしょう。


研究内容を詳しく知りたい方は、ニュース・リリースをご参考に!
コチラをクリック

プロの研究者は掲載論文を参考に。オープンアクセスです!
コチラをクリック


ちなみに、これは本研究のゴールではありません。
スタートです。
なにしろ、口と大腸癌に共通して存在していた菌株(実際に口腔内から移行して大腸癌組織内で悪さをしていたと思われる菌)は、現時点では、世界中で我々しか保有していないわけですから・・・

( ̄ー+ ̄) ニヤリ

2018年06月12日LKM博士
全てのタイトル獲得! おめでとうございます

1ヶ月以上前になるのですが、
(怒涛の忙しさだったので遅れました。すいません)
「ミルクde水素」を選手のコンディション向上に使って頂いている
武庫川女子大学の体操部の大野監督からメールを頂きました。

関西学生体操選手権大会において、
武庫川女子大学が圧倒的な強さで、
団体総合
個人総合
種目別(全種目)
全てのタイトルを獲得したそうです。

おめでとうございます!

そして、「なんなの?この強さ」という言葉が自然と出て来る成績です。

真のライバルは関東にいるのでしょうが、
新年度が幸先よくスタートできたようで嬉しいです。

とりあえず、私の中では、
「ミルクde水素」パワー
って、ことにしてしまっていますが、悪しからず(笑)

参考ブログ
武庫川女子大学・体操部を訪問(前半)
武庫川女子大学・体操部を訪問(後半)

2018年05月17日LKM博士
結構人気あるやん、このブログ(続編)

先週のブログ「結構人気あるやん、このブログ」を読んで、
一通のメールが届いた。

メールタイトル
「先生のブログが女子高生に人気です」

まさに、あのブログで紹介した女子高生の所属する生物部(?)を指導していた先生(厳密には大学院生)からである。

以下に原文の一部をそのまま転記する。

====================================
彼女にブログの件を伝えたところ、
以前から友人の間で松本先生のブログが話題になり、
JK読者が増えているそうです。
ウンチングコアタイムの話に共感しており、さらに最近便秘気味の人が多く、
ミルクde水素を飲んでみたいとの声もあるとのことでした。
====================================

凄いやん、オレ!

人気に火が着いたらどうしよう~

女子高生が共感してくれたブログは2年前のこれでしょう。
このメールにあるウンチングコアタイムという素晴らしい造語を使用したのは、
これだけのはずである。

「狂ったウンチングリズム」

ちなみに、本物の女子高生と会話をする自信はない。

2018年05月10日LKM博士
寂しいパスワード変更

セキュリティー強化ということで、
昨日より、社内のパソコンのパスワード設定のルールが変更された。

それに伴い、これまで使って来たパスワードが使えなくなった。

新しい無秩序な英数字からなるパスワードを覚える苦痛より、
慣れ親しんだパスワードを使えなくなることが、
とてもさみしい...。
さみし過ぎる。


さようなら~

2018年05月09日LKM博士
結構人気あるやん、このブログ

GW前であるが、東大にお邪魔した。

すると、なぜか大学(訪問した研究室)に来ていた女子高生
(たぶん高校の理科部とかに属している生徒で、大学院生が指導していると思われる)
に、「ブログ読んでます! おもしろいです」って声掛けられた。

ビックリだぜ!


その後、知財関係の方と打合せをしていると、
別れ際に、
「あのブログを書いている本物に会えました」
って言われた。

再ビックリだぜ!


こんなウンコなブログにファンがいるのなら、
ちゃんと更新しないとアカンな~と思いつつ、
まぁまぁ多忙につき、
さぼり気味なのを反省している今日この頃である。

2018年05月02日LKM博士
解説記事が掲載されました(機能性食品と薬理栄養)

解説記事掲載のお知らせです。

機能性食品と薬理栄養という雑誌に、私の解説記事が掲載されました。

20180502a.jpg

『腸内環境のマネジメントと健康長寿』
という特集への掲載です。

今回は、
「メタボロミクスを利用した腸内ポリアミン増強型機能性食品の開発と応用」
という、ちょい長なタイトルです。
探索から応用までの紹介をリクエストされた場合、このようになってしまいます。

20180502b.jpg

実はこの特集は、昨年12月の日本機能性食品医用学会でのシンポジウムの演者がそのまま講演内容を記事化したものです。

講演はメモしていても忘れてしまう、或いは完璧には理解するのが難しい別演者の方の講演内容が解説記事で再確認できるのは、結構素晴しいことだと思いました。

2018年04月27日LKM博士
グッド スプリング! 2018

「おはよう!」と言いたいところだが、何か違う。
「グッド スプリング」
が適切であろう。

アマガエルが5ヶ月間の冬眠から目覚めた。

今年は-10℃近くになる極寒の日もあったので少々心配していたが、
無事、眠りから生還した。

20180427a.JPG

今年は暖かいためであろう。
目覚めは早く、約3週間前に寝床から顔を出しているのに気付いた。
ぼちぼち体の試運転も終わった頃であろうと判断し、
夏用の飼育場所を整えて引っ越しさせた。

引っ越し直後の体色は寝床色であった(左上)。

2018年04月13日LKM博士
解説記事が載った本が出版されました(『腸内細菌の応用と市場』)

少し前ですが、
『腸内細菌の応用と市場』(シーエムシー出版)
が出版され、私が執筆担当した内容も掲載されております。

担当内容は
『腸内細菌と認知機能』

通常、完成した本が1冊、手元に届くのですが、
この本に関しては、
高額少部数という理由により無し。
下の様な抜刷というものが、
たったの2部、届きました。

20180413.JPG


出版社さん、せこい(苦笑い)

他の著者の内容もわかれば、このブログでも紹介・推薦できますが、
これでは無理です。
価格は税抜で9万円!!

2018年03月19日LKM博士
雨よ 降ってくれ

私の職場は東京都西多摩郡。
都内といわれる東側の人口密集地域に花粉を配給している森林が沢山存在する。
(個人的には、西多摩郡も東京都なので都内だと思っており、このように表現することにしている。)

洗車しても半日の駐車で見事に花粉コーティングがなされる。

都内といわれる地域からの花粉症の訪問者が、
「ここは強烈ですね」というだけのことはある。
また、引っ越してきた人が、
花粉症デビューする確立が高いだけのことはある。
なかなかレベルが高い。

先日、花粉が高密度にコーティングされた状態で中途半端な雨が降り、
現在、私の車は酷い状態になっている。

20180319.JPG

わかり難い写真で申し訳ないが、私の愛車の前ドアと後ろドアの境目付近である。
車がシルバーなので、あまり花粉映えしないはずだが、
(洗車嫌いの私は、汚れが目立たないようシルバーを選択している)
十分に花粉の存在がわかるであろう。
花粉の存在というか、下の方では塊になっている。

幸い、今日の夜は雨が降ると予報が出ている。

嬉しい!
雨の中を運転したい。
洗い流せるレベルでザーザー降りになってくれと願っている。

2018年03月12日LKM博士
月曜日の会社ウォッシュレットでの流儀

基本的に、職場のトイレは、土日は使用されていない。
当然、ウォッシュレットも誰も使っていない。
となると、肛門洗浄用にタンクに蓄えられている水は、
48時間以上、入れ替え(洗浄に伴う放出と水道からの補充)がなくなる。

微生物学を嗜んでいると、
この48時間で、肛門洗浄水用タンク内で、
細菌が増殖しているだろうと考えてしまう。
厳密には、金曜日の夜8時から月曜日の朝8時までであり、
60時間の培養である。
水道水に入っている雑菌抑制用のカルキ等の効力はなくなり、
何らかの細菌が間違いなく増殖していると思われる。

栄養が少なければ増殖は少ないが、
万が一、配管やタンク内に細菌が好む栄養があったら、
10倍、100倍、1000倍と増殖する。
正しくは、その中にある栄養素に適した細菌が増殖する。

噴射口にウンコが落ちて来ることもあるであろう。
栄養が無いとは言い切れない。


月曜日の朝、大概私は出社直後に排便する。
私より先に、この便所でウンコしている人物はいないと思われる。
排便後(当然快便)、洗浄ボタン プッシュ。
細菌が増殖した洗浄水が私の肛門めがけて噴射される。
私は、最初の10秒間、肛門を堅く締めてその液を跳ね返す。
腸内に得体の知れない菌を入れるわけにいかない。

その後は、平和にウォッシュレットを楽しむ。

月曜日の朝の会社便所での私なりの流儀である。

2018年03月05日LKM博士
解説論文が掲載されました(化学療法の領域 2018年3月号)

掲載のお知らせの連発です。

「化学療法の領域」という医学・薬学系ジャーナルに、
私の解説論文が掲載されています!

20180305.JPG

タイトルは
『腸内共生細菌の代謝産物の宿主への影響』

これも、ジャーナル編集部から依頼されたままのタイトルです。
依頼時に、「タイトルはご自由に変更して下さい」といわれるが、
最近は、敢えて依頼されたタイトルのままで、
極力、それに沿った内容に調整する努力をしています。

9報の特集記事の中で8番目が私の解説記事です。
ふと、上の方を見ると辨野先生の名前もありました。
大御所らしく、この分野(腸内菌叢研究)の進展について執筆されています。
読んでみると、10年位前に私も関わっていた研究のことも書かれています。

なつかし~

それと共に、この分野の進展の速さに、改めて驚くばかりです。

2018年03月02日LKM博士
解説論文が掲載されました(アンチエイジング医学 2018年2月号)

日本抗加齢医学会雑誌であるアンチ・エイジング医学2018年4月号(14巻1号)の特集は「腸とアンチエイジング」。

私の解説論文が掲載されています!

20170302.JPG

タイトルは
「老化と腸内代謝産物」

何も捻りや飾りもなく、依頼されたままのタイトルです。

7報の解説記事の中で最初の論文です。
他の6報も、著明な先生方が担当され、とても勉強になる内容です。

興味がある方はご一読下さい。

誌上ディベート
「日本酒 VS ワイン」
なんて興味深い記事もあります。

2018年02月27日LKM博士
尖ってる

この冬、唇乾燥予防に使っているリップが、
気付いたら、かなり尖っていた。

20180227.jpg

人間関係は丸く、
研究は少々尖っている位がよい。
ちなみに、「ミルクde水素」は尖り過ぎているとよく言われる。

しかし、リップが尖っている必要はない。

少なくともここ数週間は、
この尖りを維持するために、
まぁまぁ気を遣っている。

数日前、ほぼ真横からの唇圧力により、
台座と芯からはずれてしまい、
グラグラ状態に陥り、
早くこんなこと止めたいと思う今日この頃である。

2018年02月22日LKM博士
俺の梅開花! 2018

まだ寒いですが、凍てつくような寒さはほぼなくなりました。
それに伴い、温かく感じる日が週に1~2日あります。

ぼちぼち梅が咲くはず。

例年より、10日間位の遅れで、私の鉢植え紅梅が咲きました!

20180222.JPG

実は、昨年は一輪も花が咲かず、寿命かと思っていましたが、
今年は40を超える蕾ができています。

昨年の春から秋に数回与えた油糟が効いたのか?

甦ったので、
今年は花が散ったら根のメンテナンスをして、
樹形を整えるつもりです。

2018年02月06日LKM博士
真冬の講演会様様

例年、真冬の講演依頼は殆どないが、
今年は幾つか頼まれており、
先週、今週と出張である。

講演を引き受けた以上、一番やってはならないのが病欠である。
周辺の職場の同僚に迷惑かけるのとはレベルが違う。
(周囲の人間に迷惑をかけてよいわけではないが、直接謝罪ができる点で心苦しくない)
当然、代役はいないわけで、とんでもない迷惑をかける。
講演会の主催者さんはもちろん、
スケジュールを調整して聴講に来られる方々、
一体全体、何名に迷惑をかけるのか?
数十名、数百名・・・(調子に乗って数千人と書きかけたが、そのレベルを相手にしたことない)

倒れるレベルでなくても、喉に支障が出て声が枯れてしまってもアウト
聴講する方々は不愉快で、それが気になり内容どころではなくなる。

元来、全く風邪をひかないタイプであるが、
また、怖いもの知らずの性格と時々言われるが、
このことを考えるだけで大きな怖さを感じ、
怖くて夜も寝られなくなる。

というのは全くの嘘で、
体調を整えるために早寝を心掛け、たっぷりと寝ている。

おかげで普段より、なんだか調子がよい。
真冬の講演会様様である。

2018年01月31日LKM博士
武庫川女子大学・体操部を訪問!(後半)

体育館でのプレゼンは人生3回目である。

教室でのプレゼンを想定していた私は少々戸惑ったが、
大きいモニターが備え付けられているのは、さすがに強豪校である。
おそらく、それを使って自分達の演技を細かくチェックするのであろう。

しかし、床に三角座りで聴講されるのは初めてであった(昨日のブログ参照)

ましてや、バランスボールに座っての聴講はもちろん初めて!(笑)

20180131a.jpg

ウンコ研究をやっている経緯や想いを話した。
その延長上に『ミルクde水素』があることを伝えた。
特別に、進行中の研究についても紹介した。

質疑応答
驚いたのは、1週間の試し飲みで、
良い効果を感じている選手が結構いたことである。
便通改善は多く報告を受けるが、疲れが残りにくく感じた等、
私の中で、色々と考えている保健機能の可能性を絞り込んで行く上で、
非常に参考になるコメントである。

一瞬の技に勝負をかける体操競技は、
その競技時間当たりの練習量の濃度が最も高い競技の一つであろう。
(練習時間÷競技時間 の値が高い。特に跳馬は高値)

おそらく、普段できない技が本番で成功するようなことはないと思われる。
練習も一瞬、一瞬、集中の繰り返し。
従って、集中力を高め密度の濃い練習を積み重ねることが重要なはずである。
(少し見学しただけで生意気な分析をしてすいません)
集中した練習を連日繰り返すためには、身体のケアは必須である。
ほんの少しでも『ミルクde水素』がそれに貢献してくれると嬉しい。

最後に記念撮影

20180131b.jpg

爽やかな体操部員に囲まれて、
我々のメイトー軍団(中段、中央)のむさ苦しさが際立っている(笑)


ガンバレ、武庫川女子大・体操部!

2018年01月30日LKM博士
武庫川女子大学・体操部を訪問!(前半)

昨年末、12月28日に武庫川女子大学・体操部を訪問した。

監督さんが、『ミルクde水素』のコンセプトを絶賛され、
「是非、部員達の前で説明会をやって欲しい」
ということで、本商品の生みの親である私の所に話が来た。
詳細を聞くと、西日本営業部のニシノ君が現場担当ということ
「これはマズイ 素晴らしいものが素晴らしく伝わらないリスク大」
と思い、私が行くことにした。
時々依頼される、学生への講義のつもりで。

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ちょいと中断
はい、本ブログのファンの方ならご存知の、あのニシノ君である。
以前、本社 営業企画部で本ブログの検閲を担当していたニシノ君だ。
つまり、私が毎日ブログを更新しなくなった原因を作った犯人である。

参照 → ウィークデー連続ブログ更新記録がストップしました。
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12月28日当日
合宿を行っている大学内の体育館に早めに到着
早速、三井部長、大野監督にご挨拶し、
練習を見学させて頂いた。

生の体操を見るのは初めてである。
なんか、すごい...

彼女らにしてみれば基礎練習なのだろうが、人間業とは思えない。
想像以上に高くて細い平均台の上で、普通に前転・後転やりまくり...

20180130a.jpg

もちろん、テレビで見て人間業ではないことは脳では理解していたが、
目の前の人が、その場の空気を揺らして宙返りをするのは全く違う。

ピョンピョン、グルン、グルグル、クルクル、ピョン、バーンッ、
タタタターッ、パッ、スッ、フーッ、クッ、オットット
こんな擬態語でしか表現できない練習が繰り返されていた。

選手がマットや緩衝材の上に着地するため、
激しく埃が舞い上がるのが窓から入る冬の陽射しに照らされよく見えた。
これが、ザ・練習中という雰囲気を見事に演出していた。

見学中、三井部長より解説を受け更にビックリ
なんと、全日本学生選手権で、
昨年度3位、今年度は準優勝の強豪中の強豪チームである!
ユニバシアードの日本代表選手もいる。

解説を聞きながらの私の心の叫び
「おい、ニシノ、事前にちゃんと説明しとけや」

おそらく、少しでも体操の成績を上げることに繋げたいという想いから
依頼された講義でだろう。
「学生相手なので多少面白いことを言っておけばよいだろう」
という姿勢で臨むのは適していない環境だと判断した。
魂を込めたプレゼンを・・・

練習が終わり、集合し、講義の時間となった。

20180130b.jpg

ニシノ君が、つまらん挨拶をしている途中も、
脳をフル回転させている私であった。
(意外と彼の挨拶がウケたので、あやうく平常心を失いかけた)

パワーポイントのスライドを一部変更し、
私のウンコ研究の熱い気持ちを伝えることにした。

(次回につづく)

2018年01月25日LKM博士
一般向け講演やります(名古屋文理大)

2月2日金曜日の午後
名古屋文理食と栄養研究所主催の講演会で話します。

東海エリアの方、お時間があれば、どうぞ。
まだ席に余裕はあるらしいので、下記からお申込み下さい。

詳細および申し込みはココから

http://www.nagoya-bunri.ac.jp/COL/news/info/col20171216a.html

改めてちゃんとプログラムを見ると、私の話の時間が非常に長い!
困るどころか、寧ろ歓迎です。

学会や研究会では、結構講演する機会はありますが、
大人数相手の一般向け講演は久しぶり。

学会とは全く別物ですから、
スライドを作らねばなりませんね~。

2018年01月24日LKM博士
責任の重さと行動の関係を除雪率から感じる

四駆だがノーマルタイヤの私の車は、まだ道路を走れる状況ではない。
従って、電車&歩き通勤を楽しんでいる。

そんな中、駅から自宅まで歩いている時に気が付いた。
数百メートルの1本の生活道路でも、雪掻き率が場所により大きく違う。

1.完璧エリア
雪掻き完璧で、道路表層がほぼ乾燥するレベルなのは商店や病院の前

2.ほぼ完璧エリア
それに近いレベルで除雪が進んでいるのが一軒家の前
その場合、大概はその周囲の一軒家も見事に除雪されている

3.中途半端(最低限)雪掻きエリア
一軒家でも、歩行に必要なエリアのみが除雪されているパターンも多い。
この場合、この周囲の一軒家も中途半端な雪掻きで終えている。

4.雪掻きゼロエリア
一方、ほぼ除雪されていないのがアパート前
かなり酷い状態。住人不在かと思うレベルであるが、明かりは点いている。

おそらく、この結果は、住人個人への除雪に対する責任の重さに依存していると、
私は勝手に推測している。
特に首都圏など都市部では該当すると思う。

1は業務に支障が出るので、当然といえば当然。
朝一番でやり切っており、日中の陽射しで乾燥するレベルである。

2と3は自宅前なので、自分でやるしかない。
全責任を家の住人が負っている。
2と3の違いは、完璧にやった一軒がすぐ近くに存在したか否かに起因すると推測する。
お隣さんが完璧にやった場合、自分達も同様に行う責任を感じてしまう。
これに関しては、責任だけでなく体面を気にしているともいえる。

4は個人に対する責任がほぼ無い環境の結果と推測する。
雪が残っていても誰のせいにもならない。
むしろ、「何故、私がやらなきゃならないの」とすら思っているかもしれない。
残念ながら、世知辛い世の中の典型的な思考パターンではないか。
逆に、誰かがやり出すと、他のアパート住人が手伝いに出てくる可能性はあると思う。
是非、うちの近所の方にはやって頂きたいものである。
私の平和なマイカー通勤のために

マンションの住人も雪掻きに関しては責任感は低く、
心理的にはアパート住民と同じはずだが、
管理人がいるので2に該当する。
つまり、管理人の責任の重さが雪掻きに繋がっている。

そういう私の自宅前は昨晩3の状態であったが、
午後9時頃にせっせと2まで引き上げた。
もちろん、この法則に則り、周りが完璧だったからである(苦笑)

2018年01月23日LKM博士
意外と凄いな

昨日は昼前から雪が積もり始め、
公共交通機関が乱れることは誰の目にも明らかであった。

従って、当社でも、業務に支障ない範囲で、
早めの帰宅、無理のない出社の指示が出た。

しかし、本日は朝9時からミーティングの予定
昨日の時点では、私は、開催時刻は成り行きに任せると決めていた。
いつも通りに家を出れば、多くのメンバーは間に合わないので、
心の中では開始時間を遅らせることになるだろうと思いつつ。

今朝、案の定、公共交通機関は乱れていた。

ところが、
全員、余裕で出社
各自の資料も揃えられていた。
通常通り、ミーティングが始められた!

びっくりである
凄い!

そんなに緊張感がある職場なのか???

一番遠く、電車を3回乗り換え、駅から20~30分間雪の上を歩いてくる私が、
もし、9時に間に合ったら、と考えると怖かったのか???

2018年01月17日LKM博士
私が取材を受けた記事が載っていますが・・・2

まさか、このタイトルで続編を書くことになるとは思っていませんでした。

昨日発売の「週刊ポスト」
に私が先日受けた取材内容が記事になっております。

NHKスペシャル「人体」も注目の最新メカニズム
「腸の免疫パワー」の整え方

20180117.JPG

ブログ用に表紙の写真を撮ったのですが、
さすがに企業ブログには適切でないと判断し断念

週刊現代の時と同様に、
アンチエイジング物質として注目されているポリアミンの話題の箇所で登場します。
12文字×約30行と短い内容ですが、
この取材のために1時間半程度が潰れました。

記事になったものを読むと、
色々と小さい間違いはあり、
また私の箇所は、記事タイトルの「免疫パワー」とは関係ないと思いますが、
まぁ、ギリギリセーフでしょう(苦笑)。
記者の方は、一生懸命でした。


こういう雑誌の見出しは凄いですね。
私なんて、
自分のインタビュー記事が載っているこの記事の前に、
大相撲関連の記事を読んでしまいましたから。

2018年01月10日LKM博士
違法な自炊?

実は、本日(1月10日)〆切で専門雑誌と専門書から2つの依頼原稿がある。

昨日から取り組み始めた私が悪いが、多量に論文系の仕事が片付かず仕方ない。
しかも、職場ではやたらと邪魔が入るので進みが遅い。
間に合わないことを悟りつつあったので、先程、専門書の担当者には、
「数日、締切を伸ばして下さいませ!」メールを出し、OKを頂いた。

それで安心したのか、ふと、見本で送られて来た雑誌の裏表紙を見た。
医学系の雑誌なので、
治療薬や受託解析の広告が掲載されているのが一般的であるが、
理解不能の広告があった。

違法な
『自炊』
私はしない!

横に若いドクター風の男性が真面目な顔で腕組みしている写真が載っている。

何故、自炊したらいけないのか?
むしろ、医者としては外食より薦めるべき行為ではないのか?
その前に、自炊が違法とはどういうことなのか?
一瞬、違法薬物を自分で調合して吸引することを意味するのかと思った。
しかし、よく見ると、下には「これは著作権侵害です」と書いてある。

頼みのウィキペディアで調べてみた。

なんと、自炊とは、
「書籍や雑誌を イメージスキャナ等を使ってデジタルデータに変換する行為を指す俗語」
だそうである。
この行為を、何故、自炊と表現するのかわからなかったので、更に調べた。

自分でデータを作成してパソコン等に吸いあげる行為なので、
「自吸い」という言葉が使われ、それが「自炊」に変化したようである。

ふ~ん (「なるほど!」なんて全く思わない時の「ふ~ん」)

「自吸い」の方がよい気がする...

無駄な時間を使ってしまった。
でも、無駄にしないためにブログにした。

2018年01月05日LKM博士
2018年 明けましておめでとうんち!

例年、仕事始めは干支に因んだ研究話をしている本ブログ
今年はイヌネタを考えねばならない。
「イヌは、なかなか研究には使わんな〜」と思っていたら、
一つ思い出した。

イヌの腸内にビフィズス菌LKM512は生きて届くのか?
おなかの中で増えるのか?
を調べた研究が!
少々懐かしい。

イヌは先祖をオオカミに持つ肉食哺乳類
生肉を丸呑みしてきた進化の経緯から、
胃酸がヒトと比較して強力である。
当然、乳酸菌やビフィズス菌も、胃酸の影響をバリバリ受ける。
ヒトを対象に開発されたビフィズス菌•乳酸菌など、
胃内で即死といわれていた。
そんな状況下、ビフィズス菌LKM512で試してみた研究である。

ペットのイヌを募集して、ビフィズス菌LKM512を投与して、
そのウンコを回収して解析した研究で、
既にBebeficial Microbeという欧州の科学ジャーナルにして掲載されている。
(Beneficial Microbes: 直訳すると「有益な微生物」)

市場にはペット用の乳酸菌は存在するようであるが、
ここまで丁寧に行った研究は他にはないと思われる。
要するに、ペットの新鮮ウンコから菌を寒天培地上に分離して、
遺伝子型を指標に菌株レベルで確認した研究はないということ。
少なくとも2015年の執筆当時、比較する論文すらー殆ど見つからなかった。

遠慮深い私ではあるが、研究の質を考えたら、
ペット犬にプロバイオティクスを与えている飼い主の方は、
これを一度は試してみるべきだと思っている。

当時こだわったコンセプトが
「ペットと飼い主に共通して整腸作用のあるビフィズス菌」
「ワンちゃんも、同じものを食べたいよね!」

前半•後半に分割し(実際には疲れて2日に分けて書いただけ)、
しっかりブログにも書いていた。
これです↓
ワンチャンのお腹の中でも生きているビフィズス菌前半
ワンチャンのお腹の中でも生きているビフィズス菌後半

以上の原稿を本社に送ったら、
「こんな商品に繋がってます」
との連絡を受けた。
http://www.dotwan.jp/fs/dotwan/fd/DW-Y001
それなりに売れているようである。

では、今年もよろしくお願い致します。

2017年12月26日LKM博士
よいお年を!

実は、今から出張でして、
明日、明後日と出張。

従いまして、本年は、これをもって、最後のブログとさせて頂きます。

なんで、こんな年末に色々あるのでしょうか?
しかも、色々と準備がしんどい仕事が連発です。
只今の準備完成度10%(12/26 12:00現在)
まあまあ追い詰められている感あり。
新幹線内が勝負です。
頑張ります!


例年、年末ブログは1年のブログを振り返っておりましたが、
今年はその時間が全くありませんわ。

年間ウンコ回数もどんなペースでカウントされているのか、
全くわかりません。
年明けの楽しみとしておきます。

では、みなさま、良いお年を!

2017年12月21日LKM博士
総説が掲載されました(「ポリアミン」 Vol. 4, No. 2, 2017)

学会誌「ポリアミン」の4巻2号(11月号)
に、私が執筆した総説記事が掲載されました!

「腸内細菌由来ポリアミンのアンチエイジング効果」
というタイトルで。

20171221.png

ポリアミンの機能の凄さ
腸内細菌が作るポリアミンの意義
腸内細菌にポリアミンを作らせる食品を創り出そうとする私の試み
等を紹介しました。

色々と原稿執筆の依頼はありますが、
滅多にない「どうぞ、好きに書いてよ。(特にページ制限もなし)」
という依頼だったので、
じっくりと魂込めて書くことができました。
また、改めて文献を調べる良い機会にもなりました。

その分、〆切期限を大幅に過ぎ、ご迷惑をかけてしまいましたが...
編集委員はポリアミン学会で顔見知りの先生だったので、
思わず気が緩んでしまいまして...

腸内細菌が産生するポリアミンが健康に与える影響
腸内細菌のポリアミン濃度をコントロールできる食品を創り出す価値
などが伝わればうれしいです。

学会員でなくても、フリーで読むことができますので、
是非、ご一読下さい。
http://pa.umin.jp/PolyamineVol4No2%2020171205.pdf

学術誌なので少々難しいと思いますが、悪しからず。

2017年12月12日LKM博士
ザクロです

職場の近くを歩いているとザクロが生っていた。

子供の頃、実家に生えていたので懐かしく、
少々便意をもよおしていたが、リスクを顧みず立ち止まって眺めた。
独特の光沢のある赤黒い実は美しい。

さらに便意を押し殺し、鞄からデジカメを取り出してパシャッ

20171212.jpg

大して美味しくはないが、酸味のある懐かしい味が脳裏に蘇る。
25年ぶり位に確かめたかったが、手が届かず断念

ちなみに、私のひーばーちゃん、或いは、ばーちゃんによると
ザクロは「人の味」だそうだ。
毎年、この解説を受けた記憶がある。
幼い頃の私は(味云々の前に)、
「今は人を殺して食べてはいけないが、昔は食べてよかったのだ」
と、少々、恐怖を感じていた。

今はインターネットの時代である。
調べてみた。
どうやら、仏教系の伝説がもとになっているようである。

ザクロはそんなこと知る由もなく、
雲一つない冬空のもと、鳥が種子を運んでくれるのを待っているようであった。

私はこの後、強烈に高まった便意により、
お気に入りの便所に到達する前に、寒い便所で用を足すことになった。

2017年11月30日LKM博士
梅特 つづき

一昨日のブログを読んで、
登場した「ある企業の背の高い研究員」さんは、
何故かよくわからんが、
えらく感動してメールを送って来てくれた。

私からブログに載せたと連絡をしていないので、
自主的にブログを読んでいるようである。

「いつも読んでいる」と聞いていたので、
本当に読んでいるのか試してみたが、素早い反応に驚いた。
中国で暇なのだろうか?

その中に追加情報があったので報告しておく。

このメイトー チョコモナカの上海での価格である。

なんと、上海では30元!

わからへん? そうでしょうね。

日本円で約500円!

超高級アイスになっている...。

2017年11月28日LKM博士
梅特

共同研究で知り合ったある企業の背の高い研究員は、現在、上海に常駐している。

大々的に宣伝しているどこかの乳酸菌より、
ビフィズス菌LKM512の方が効いたとのことで、
それ以来、かなりのLKM512のファン。
LKM512を超えてハイレベルなメイトーファンになっているご様子。
LKM512も粉末タイプをまとめ買いして、
上海で常用していると聞いている。

そんな彼から伝言をもらった。
「上海でもメイトー商品を買って食べてるって伝えといて」

そんな、アホな? 
海外進出してないし...。
適当な営業トークと聞き流しておいた。

それが伝わったのであろうか(いや、間違いなく伝わったのだろう)、
こんな写真が送られて来た。

20171128-1.jpg

間違いない。うちのチョコモナカである。
偽物とは思えない、正真正銘のメイト-マークが付いている。

裏側の表示の写真も丁寧に送られて来た。

20171128-2.jpg

製造者にあたると推測できる箇所には、
北陸メイトー株式会社(実際に当該アイスを製造している関連会社)と思われる字面がある。

私の解釈が正しいとすると、メイトーの箇所が「梅特」となっている。

そこで、「梅特」が「メイトー」なのか、確認してもらった。

返事が届いた。
メイトーを中国語で書くとこうなるらしい。
なんとなく、そのように読める気がする。
勉強になった。

2017年11月21日LKM博士
やはり富士山が白くなってました

今朝の畑作業は辛かった。
正確には、昨日から寒くて辛い。

冷え込み強く、畑に霜が降りる季節に突入した。
収穫野菜を井戸水で洗う作業が特に辛い。

畑付近から富士山が見える。
昨年もブログに書いたが、毎年、
畑作業が辛くなる時期と富士山が中腹下方まで雪を被るタイミングが一致する。

職場まで微妙に遠回りにはなるが、今朝は収穫後にその確認をして来た。

20171121.JPG
デジカメの高倍率ズームで撮影

見事に白くなっていた!

それにしても、茶畑の除霜用ファンが邪魔である。

2017年11月16日LKM博士
ご飯すり替わり事件

職場の昼飯が仕出し弁当なので、
私は、ご飯を自分で炊いて持参している。
おかずだけにすると100円安くお得である。

しかも、私は腸内環境を整えるために、
もち麦を50%添加した麦ご飯を用意し食している。

ちなみに、
麦の水溶性食物繊維で、
水素ブクブク
短鎖脂肪酸増加
その酸刺激で腸内細菌のポリアミン産生強化
もちろん、ビフィズス菌LKM512とミルクde水素も摂取しているので、
私のお腹の中は尋常ではないハイレベルな環境である。

今朝は、炊き立ての麦ご飯を4食分に小分けしてラップに包み、
スーパーのビニール袋に入れて出勤した。

ところが、会社の自分の席に着いて、ふとビニール袋を見て???
なぜだか少し緑色に見える。

20171116.JPG

袋の中を覗いてみると、
ガ――――――ン
Σ(゚口゚II)えーー!

これ、昨日収穫して持って帰った白菜やんけーっ

2017年11月14日LKM博士
解説記事が掲載されました(「食品と開発」 2017年11月号)

「食品と開発」(UBSメディア(株)発行)の11月号(52巻11号)
に、私が執筆した解説記事が掲載されました。

「フードメタボロミクスの進展」という特集が組まれ、
メタボロミクス(試料中の成分を網羅的に分析する技術および学問)を食品研究に使った実例が紹介されております。

私は、依頼された通り、
ウンコ研究へのメタボロミクスの応用と、
ウンコメタボロミクスを利用した腸内の善玉物質ポリアミンを増やす技術開発と、
それを投与したマウスが長生きし、学習記憶力の成績が高くなった研究
の解説を書きました。

業界誌で専門家が相手なので、タイトルは堅苦しく、
「メタボロミクスを利用した腸内菌叢由来ポリアミン濃度コントロール技術の開発と応用」
としております。

20171114.JPG

「食品と開発」は、日本語で且つ専門情報が短くまとめられているため、
専門研究分野に近い内容が特集されている場合は、
必要な最新情報をまとめて得ることができる雑誌で、
学生時代には、大学の図書館でコピーをして、
何度も読み返し、アンダーラインを引いたり、メモを書き込んだり、
かなり重宝した記憶があります。

その雑誌に自分の解説記事が載っているのは少々不思議な感覚ですが、
私が少しは成長したという証なのでしょう。

と感慨深そうに書いてはみたものの、実際は、
今回2回目やし、
いちいちそんなこと考えてる暇ないし、
一つの面倒な仕事が完了
というのが正直なところであります。

とはいえ、少々新しいネタも入れて真剣に書きましたので、
食品分野の研究者の方は一読下さい。

2017年11月09日LKM博士
ソフトクリームの終盤の味

煎餅やおかきを食べる時、喉が渇くよね。
そんな時、ミルクde水素を飲んでごらん。

ソフトクリームを食べている時の終盤の
溶けかけたクリームとコーンを一緒に口にほおばって、
モグモグしている時の味がするよ。

20171109.JPG

牛乳では、こうはならないよ。
ほんのりとしたオリゴ糖の甘さが必要なんだよ。

2017年11月02日LKM博士
今日で止まりました、酒席記録

何かと仕事上の酒席が多い私であるが、
今週はゼロ回であった。

だから何?
いやいや、これが結構珍しい。

何しろ、夏休み後の8月18日に打合せ後に飲んだ後、
先週まで11週連続で、週当たり1~2回、合計16回の酒席があった。

職場の歓送迎会位しか公式酒席がないって方には信じられない数字であろうが、
研究活動を上手く回す方法として、
大概の研究仲間に対しては、
酒席を共にすることが最も効率的かつ生産的なので重要である。
そういう考え方の相手と馬が合い連携している結果ともいえるが。

たまにシンポジウム等の講演後に大学や学会にご馳走になることもあるが、
私の公式酒席ルールが、
「相手が大学教授であろうが、企業の人であろうが、割り勘」
なので、それなりにお金は使っている。
が、得られる情報や信頼関係はその何倍もの価値がある。
と思っている・・・
というかお金には変えられない。

ここで、問題。
仕事の酒席が多い私が最近気を付けていることは何でしょう?

答え。
1. 質の低い日本酒は飲まないこと
2. 一次会で帰ること
3. 宴の締めにお茶か水をもらって飲んでから帰路につくこと。
4. さらに、最寄駅から自宅までの歩行中に、水500mLを飲みきること
5. 家に着いたら「ミルクde水素」を1本飲むこと
6. ちゃんとトイレに行って寝ること(でないと便意で目覚める)。
7. 酒席のない平日は、自宅でアルコールを口にしないこと

ほぼ完璧に守れているので、かなり調子は良い。

2017年11月01日LKM博士
最初に名乗るメール

最近、最初に名乗るメールを受ける機会が増えている。

「お世話になっております。(株)△△の××××です。」
で始まる。

過去に何度もやり取りがあり、
メールアドレスだけで送り主が認識できる間柄でも、
この書き出しである。

ある会社では、偉い方から新入社員まで、全員この書き出しである。
マニュアルで決まっているのか?
研修で指導されるのか?

このタイプの会社の社員が複数絡んでメールでやり取りする場合、
メール合戦が名乗り合戦になる。
「ご無沙汰しております。△△会社のAでございます。」
「お世話になっております。△△会社のBでございます。」
「横から失礼致します。△△会社のCでございます。」
「何度も申し訳ございません。△△会社のAでございます。」
私の心の中は
「Aさんよ。君はもう社名も名乗りもいらんやろ・・・」

腹は立たないが、あまり知的な感じはしない。

私にメールを送って来る日本人の半分は大学関係者である。
不思議なことに、大学関係者で、この書き出しをする方はいない。
(初メールは除く)

従って、これは企業で流行りつつある書き方である。
ビジネス上、何らかのメリットがあるのだと思う。
しかし、私にはわからないし、深く考えたくもない。

協同乳業㈱のLKM博士より

2017年10月23日LKM博士
台風の影響

超大型台風21号のおかげで、
先週からの雨も合わさり、連続9日間も畑に行けていない。
(その間、唯一晴れた日は京都出張で行けず。)

畑の野菜達がどうなっているのか非常に心配である。
収穫最適期の野菜が大量に畑にあるにも関わらず、
スーパーの野菜が自宅の冷蔵庫に入ってくる屈辱を味わった。


一方、


超大型台風21号のおかげで、
静かにしておりまして、
週末はなんと10時間位デスクワークをやってしまった。
窓に打ち付ける強い風雨の音は、なぜか集中力を増す効果がある。
急ぎの(締切りをとっくに過ぎている)依頼原稿を仕上げることができた!


ほら、この通り、A4で18枚位、大量に書いたった!


20171023.jpg


締切をとっくに過ぎているので威張ることではないが
この原稿は15-6年前からの自分の研究の流れを整理する意味もあり、
丁寧に仕上げることができたのは収穫であった。


収穫・・・


また、野菜のことを思い出し、イラッと来た。

2017年10月20日LKM博士
電車で考える

いつも電車(※1)では本を読んでいたのだが、
最近は読んでいない。
※1いわゆる在来線のこと。新幹線や飛行機では本気で仕事をする。

色々実験のことを考えていると、これが結構いい感じ。
閃きってやつだと思われる。
あらゆる脳裏にある情報が化学反応を起こすような感じである。
楽しい研究アイデアが時々浮かんでくる。
または、困っていた仕事の突破口が浮かんでくる。
特に、脳フル回転思考を無意識にストップした瞬間に浮かぶことが多い。

但し、どんなに素晴らしいアイデアでもメモはしない。
再び同様のアイデアが浮かんだ場合のみ、
本物の閃き(※2)の可能性があると考えているからである。
なぜなら、
無数にある脳内情報から特定の情報を組み合わせてストーリーが構築される確率は
限りなくゼロに近いはずなので、
それは偶然ではないと考えられるからである。
単なる思い付きの駄作アイデアを効率的に排除しているともいえる。
(研究現場では、立場が上の人の劣悪な閃きに振り回されることが多いので、
私から下の者に閃きを指示する場合は特に吟味が必要である。)
※2:本物の閃き:将来の成果に繋がる閃き

電車でボーっとしているように見えても、
スマホで漠然とニュース記事を読んでいる人達より生産的であると自負している。

問題は、降りるべき駅を乗り過ごすこと。
また、行先を忘れること。

あと、鋭い顔になったり、にやけたり、ブツブツ言葉を発したりしている可能性がある。
ふと視線を上げると、他人と目が合うことが妙に多い。

2017年10月16日LKM博士
一週回って最先端

先週、東大のある研究室を訪問し、大学院生達と話をする機会があった。

ミーティングルームでテーブルを挟んで打合せという感じではなく、
小ぢんまりしたアットホームな研究室で、
研究室内の空いた椅子に座って、雑談なんかしながら...。
出されたお茶は陶磁器の湯飲みではなくマグカップに注がれており、
大学の研究室の雰囲気がたまらなく懐かしく心地よい。
おそらく卒業生が置いて行ったマグカップであろう。

研究の話が終わり雑談中の事である。

土日の実験データのやり取りの話から、
私が携帯電話を持っていないことに話題が及んだ。

この事実は、大概の現代人は相当驚くことであり、学生たちも同じ反応を示した。
「どうやって連絡を取るのか?」
「不便でないのか?」
(私にとっては)在り来たりの質疑応答を一通り行った後の
一人の大学院生の言葉が新鮮で心に残っている。

「しかし、それっ、新しいスタイルですね!」

あたらしい・・・

物心ついた時から携帯電話がある時代に育った学生にとっては、
携帯電話を持たない私のスタイルは真新しいのである!

"時代遅れ"扱いされて20年近く。
世の中が完全に変化し「ノー携帯電話時代」を知らない世代にとっては、
私のスタイルは常識を破壊した"最先端"の域に位置するのであろう。

そして、このスタイルは
「とても格好良い」のである!!!
たぶん。

2017年10月10日LKM博士
秋なので果物

秋ですね~

スーパーで思わず買ってしまいました。
夕方、職場で小腹が減ったら食べます。

20171010.JPG

柿は奈良県産
リンゴは長野県産

私とゆかりのある土地で獲れたものにこだわっています。

少しでも恩返しのつもりです。

2017年10月03日LKM博士
なんかわからんが忙しい(ASAP)

何があるのかわからん位にやることがある。
順序立てることもできない。
なぜなら、全てがas soon as possible(可能な限り早く)だから。

とりあえず、今は30分刻みで全仕事を切っている。
そうすれば、1日辺り15~20個の課題は少しは進展するから。

ちなみに
as soon as possible
をネイティブスピーカー達は、
asap
と略す。

「何でもかんでも略すな、わからんねん」と思うが、
as soon as possibleで伝えるためには、
asapと4文字で片付けるのがベストである。
それなりに理にかなっている。
国内で使ったら余計な仕事が増えそうなので要注意である。

まとまり具合が中途半端で不本意ではあるが、
「メールとブログ」の30分間の区切りが来たので、ここでおしまい。

2017年09月12日LKM博士
私が受けた取材の記事が載ってますが...

昨日発売の週刊現代に、
私が先日受けた取材が記事になって掲載されております。
「スペルミジン」が長生きと認知症に効く
というタイトルで。

先程読ませて頂きましたが、
私が研究しているポリアミン(特にスペルミジン)の研究動向や
今後期待される保健機能が、
予想以上に簡潔にわかり易くまとめられております。
興味がある方は読んで下さい。


20170912.JPG

この記事が表紙の一番上を飾っておりますが、
真下がこんな感じですから・・・
苦笑
苦笑
苦笑

とはいえ、お気軽な本ブログネタにはぴったりです!

2017年09月04日LKM博士
解説記事が掲載されました(水素ガス産生乳飲料=ミルクde水素)

New Food Industry 9月号に
「腸内細菌を利用した水素ガス産生乳飲料」
というタイトルで、解説記事が掲載されました。


食品系の国内業界誌ですから、日本語で~す。


20170904.jpg


6月にJ. Functional Foodsに掲載されました論文内容の解説を依頼され、
食品業界の方なら十分に理解できる内容に仕上げました。
上記の原著論文には書いていないプラスαの情報も入っております。


斬新なコンセプトの機能性飲料なので、
近い将来、こういう依頼もあるだろうと思っていましたが、
予想外の早さでの依頼でした。


斬新な尖った飲料ということでしょうか?
残念ながら、尖り過ぎてるようで、売上は目標までまだまだこれからです(苦笑)


検索してみたら雑誌のホームページがありました。
掲載号の紹介もあります(↓)。

http://www.newfoodindustry.com/information/cn11/cn33/pg475.html

興味がある方は読んでみて下さい。

2017年08月29日LKM博士
本当にええんかい?

今日は日本食品科学工学会での講演を頼まれている。

但し、いつものようにシンポジウムではなく、ランチョンセミナーに。

ランチョンセミナーとは、
学会等の昼食時間に弁当を食べながら聴くセミナーのことである。
ランチョンとは英語でluncheon(=昼食、昼食をとる)である。
たぶん。

セミナー主催者(主として企業が多い)が弁当とお茶等を用意し、
あるテーマ(企業なので遠回しに自社商品のアピールに繋がる内容)で、
専門の講師の先生を招いて開催する。
今回は、私が使っている受託分析会社のHMT社からの依頼である。

セミナー参加者は無償で昼飯がもらえるということで、
朝一番から配布されるチケットはそれなりに争奪戦となり、ほぼ確実に満席になる。
貴重な情報収集の場でもあるので、定員オーバーで弁当なしで立ち見している人もいる。
私も学会参加時は、昼食の約束がない限りチケットをゲットして参加する。
どちらかというと、前者の理由で(苦笑)。

今日は私が講師側。
いつも通り、メタボロミクス関連の話をしてくれと依頼されている。
いつも通り・・・
いつも通り・・・
いつも通り・・・
何回か確認したが、主催者は「いつも通り」を強調。

殆どの来場者は私のことをある程度知っており、
話すネタをわかっており、それを聴きに来るから良いという説明。

ほんまにええんかい?

聴講者は弁当を食べながら、私のこだわりのウンコ話を聞くことになる。

聴講者は弁当を食べながら、「こういう昼飯(弁当)由来のウンコを回収したのですね~」と聞くことになる。

2017年08月21日LKM博士
便中のスペルミジン濃度はね...

8月14日のTBS 生命38億年スペシャル"人間とは何だ...!?"
を見られた方から、ちょくちょく反応が返って来ます。

僅か10~20秒程度でも、結構反応あるものですね。
『アンチエイジング物質としてのスペルミジン(ポリアミン)』
の情報発信には少しは貢献できたと思います。

放送後のまともな質問として、
「ぎんさんの娘さんの便中スペルミジン濃度はどれ位?」
という内容の反応を複数頂きました。

個人情報に該当するので正確な濃度は教えられませんが、
我々が保有している約200名分(20~60歳代が大半)のデータと比較すると、
平均値の約2倍!
驚いたことに、全データのトップ10%に入る高さでした。

便中スペルミジンは殆どが腸内細菌により産生されたものと考えて間違いないので、
やたらと元気なぎんさんの娘さんのおなかの中には、
スペルミジンを産生する菌がいるということです。

残念ながら、
スペルミジンを作っている腸内細菌はまだよくわかっていません。
ぎんさんの娘さんの糞便を調べて、
益々、スペルミジンを含むポリアミンを作っている菌の研究を
「もっと深く研究したいな~」と思った次第であります。

2017年08月12日LKM博士
ちょいと出演予定(TBS 生命38億年スペシャル"人間とは何だ")


お盆休み中
8月14日(月)夜8時から放送される
TBSの生命38億年スペシャル"人間とは何だ...!?"医療革命が始まった!
に、私がちょっとだけ出演する予定です。
私の予想では30秒位かな...。


TBSの大体1年に1回位放送されている特別番組です。


司会は
安住紳一郎さんと
松たか子さん


番組予告に少し書いてありますが、
長寿の双子で有名だったぎんさんの娘さんの元気の秘訣を探ろうという主旨で、
糞便中のポリアミン測定を頼まれまして、少しインタビューも受けました。


どんな風に編集されているのか、少々心配ですが...。


おもしろそうな番組なので、
お時間がある方は是非ご覧ください。


番組予告はこちら↓
http://www.tbs.co.jp/ningentoha2017/


≪本ブログを愛読してくださっている方々へ是非お知らせしたい内容でしたため、
 本来はお休みですが、本日更新させていただきました。 ブログ管理チームより≫

2017年08月08日LKM博士
研究論文が掲載されました!(動脈硬化予備軍での試験)

Journal of Functional Foodsに、我々の論文が掲載されました!

20170808.png

内容をできるだけ簡単に述べますね。

①腸内細菌の作るトリメチルアミンという悪玉物質に着目。動脈硬化との関係が報告されている。(本ブログ内では、悪玉物質TMAとしておこう。トリの「T」、メチルの「M」、アミンの「A」である)
②動脈硬化予備軍の被験者を募集。血中の悪玉コレステロール値等が基準値の上限付近の方々。ちょっと太めの方が大半を占め、健康診断したら再検査をすすめられるレベル。
③ビフィズス菌LKM512粉末を毎日2包、12週間飲んでもらった。他は一切食事制限していない。普段通りで、暴飲暴食ありである。
④一部の被験者にはプラセボ(LKM512が入っていない粉末)を飲んでもらった。比較対象である。もちろん、被験者達は、自分が飲んでいるのがLKM512かプラセボか知らされていない。多くの方は、LKM512を飲んでいると理由なく信じている。
⑤12週間後、LKM512グループは、プラセボグループより、便中の悪玉物質TMAが少なくなっていた!
⑥動脈硬化症の予防に効きそうだ!
⑦腸内菌叢を調べると、LKM512グループは、この悪玉物質TMAを作ると考えられる菌のグループの比率が少なく、これが便中TMAの減った原因と考えられる。
⑧想定外であったが、LKM512グループはBMIも減少していた。たぶん、これも菌叢変動が関連している可能性がある。
⑨動脈硬化症のマーカーの一つである炎症指標(TNA-α)がLKM512摂取グループで減っていた。
⑩やっぱり、LKM512は動脈硬化症の予防に使えそうだ!

きっちり説明した資料も用意しております。
⇒ 協同乳業㈱ニュースリリース「腸内環境改善によりアテローム性動脈硬化症の発症リスクを低減する可能性」

研究としては、5年程前に動脈硬化症リスクとして第一報が報告された新しい悪玉物質TMAに着目し、それをヒトで試験し、プロバイオティクスで効果を示せた点が重要ポイントとなる。
我々が知る限り、まだ誰もやっていない。
世の中に溢れている動脈硬化症をターゲットとした
「脂肪の吸収を抑える食品」とは全く異なるメカニズムである。

そして、この研究は、腸内細菌が作る物質をコントロールする仕事であり、
言い換えれば、私が大好きなウンコ中成分の研究である。

まだ調べなければならないことは多々あるので、これは序章としておきます。

2017年07月18日LKM博士
My レーザーポインターは何処に?

My レーザーポインターが行方不明である。

レーザーポインターとは、講演の時などに、
レーザー光で図等を指し示す時に使用するものである。
大概、赤か緑の光を発する。

Myと書いたのは、個人所有のものだからである。
あまりにも持ち歩く機会が多いので、
後で会社に請求しようと1万円を超える高級品を購入したが、
レシート紛失事件が起き、結局自腹。

それ以来、奴(レーザーポインター)はいつも私の外出用の鞄に入っている。
もう、7~8年は経過している。

当時では珍しい、遠隔操作でスライドを切り替えることもできる機能を有し、
コンピューターから離れていても話ができる。
タイマーもついている。

合計、何回、そのポインターで講演をやったであろうか?
200回、300回?
5、6名の前でのプレゼンから、500名以上の会場でのプレゼン
厳しい審査の場でも、会社を代表してプレゼンする場でも、
アメリカ、オランダ、台湾、中国でプレゼンした時も、
いつも話をする私の手には奴がいた。
戦友である。
そして、余程の事が無い限り、奴を他人に使わせることはなかった。
(数回、会場のポインターが壊れるハプニングが起きた時に貸し出したことがある。)

もう、私の手(指)により擦り減っているボタンもある位にフィットしている。
今では、奴がいないとプレゼンに支障が出る位である。

それが行方不明である。
鞄の中に居ない。
先日の講演から困っている。
仕方なしに、会場にある慣れないレーザーポインターでやっているが、
集中できない。

最後の使用記憶は沖縄での学会でのシンポジウム。
あの会場で無くしたか...。
プロジェクターがスライドを映さないという致命的トラブル発生の混乱した会場で、
(シンポジウムの開始が20分間程遅れたレベルであった)
あの大混乱に巻き込まれてしまったのか...?

7、8、9月と話す機会が沢山ある。

このままではよくないので、
奴の後継機種を購入するか迷っている。

2017年07月04日LKM博士
微妙に表彰されました

2011年に米国科学ジャーナルPLoS ONEに掲載された我々の論文が、
どうやら、被閲覧数と被引用数で、
本ジャーナル掲載の全論文の中でトップ10%に入ってるよ~
ということで、ジャーナルから微妙な表彰のような連絡があった。

Congratulations! って書いてある。

20170704.jpg

23,721回閲覧され、他人の論文に53回引用されているようだ。

より高いレベルのジャーナルなら、
もっと閲覧され、もっと引用されるわけであり、
この数字自体は大したことはない。

しかし、PLoS ONEという玉石混淆の多数の論文の中で
突出して多くの論文に引用されているというのは、
私の論文が「玉」の方に位置している証拠であり、
少しホッとする。
(研究界外の方に説明すると、PLoS ONEは世界で最も掲載される論文数が多いジャーナルで、良い論文もあれば、屑みたいな論文も掲載されていると言われており、私自身もそう思っている。論文毎のレベルの差が非常に大きいのである。)

ジャーナル側は、履歴書や研究費申請でもアピールに使えるよ
と書いて送って来たが、審査する立場の方々に通じるものなのかは謎である。

この論文の内容を超簡単に述べる。
マウスの実験で、
ビフィズス菌LKM512の長期投与し、
腸内ポリアミン濃度が高まると、
腸の炎症あるいは老化が抑制され、
寿命伸長に繋がったというものである。
ほ乳類で初めて腸内環境コントロールで寿命伸長の可能性を示した論文となる。

腸内細菌がブームになっている現在では、
同じ様なことを主張している人達は多いが、当時は殆どいなかった。
ましてや、マウスを長期間(2年以上)飼育する覚悟を決め取組み、
研究論文にするレベルにまで仕上げたのは、
我々が最初だと思っている。
当時はテレビニュースにもなり、殆どの新聞にも載り大騒ぎであった。

そういう意味で、間もなく掲載から6年になる時点での
本論文に対する別角度からの高い評価は、喜ばしいこととして受け止めておく。

原文はこれ⇒
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0023652

当社の当時のリリース⇒
http://www.lkm512.com/contents/PLoSOne.pdf
簡単な日本語要旨はこれ⇒
「ビフィズス菌「LKM512」摂取による寿命伸長効果を発見」
http://www.meito.co.jp/news_release/cat3/000298.html

京都大学のリリースの方が詳しく載ってますね⇒
http://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/news_data/h/h1/news6/2011/110817_1.htm

2017年06月30日LKM博士
新しいタイプの差し入れ

夕方、職場で疲れた時に、上司から差し入れがあれば嬉しいですよね。
(私は経験ありませんので、映画とかドラマとかで見ていて思うことです。)

軽いものだと、チョコレートとかお菓子。
外出先から戻って来る際、駅でスイーツ買って来てくれるパターンなどは、
かなりレベルが高い差し入れだと思います。
(私は甘いもの嫌いなので、これをもらっても喜びません。あくまで一般論の推測です)

やむを得ず残業した際、空腹時なら、
カップ麺とかでも、とても嬉しいと思います。
(私は一応、身体が資本と考え健康を気遣っているので食べませんが)


では、こんなのどうですか?
珍しいタイプの差し入れと思います。

茹でたて朝採りインゲン マヨネーズ添え
201706301.jpg

ついでにトマトも。
201706302.jpg

概ね好評でした!

(もちろん、私が同室に存在している手前、まずいと言えるメンバーはいないわけですから、
本当の評価は不明であります。)

2017年06月21日LKM博士
論文が掲載されました!(腸内水素ガス産生成分)

腸内細菌の産生する水素ガスに着目して研究を始めて早4年目。
慶應義塾大学医学部との共同研究を進めて来た。

この度、第一報目となる論文が機能性食品を扱う国際科学ジャーナル
Journal of Functional Foods
に掲載されたので報告!

20160621.png

よくわからないが、知らぬ内に水素水ブームが起き、
そして、知らぬ内にそれらが非難される環境となり、
なんだか激しく変動する世の中であるが、
私は周囲に振り回されること無く、
というか、振り回される理由もなく、
着々と研究を進めてきた。

シンプルに、科学的データを蓄積するのみというスタイルを貫く。

ご存知の方も多いと思いだろうが、腸内菌叢は個体差が大きい。
全く同じ腸内菌叢を保有するヒトは存在しないと考えて問題ないレベルである。
従って、ある食物繊維を餌に腸内細菌が水素ガスを作ることが知られていても、
Aさんの菌叢は作るが、Bさんの菌叢は作らない
ということが頻発する。

実験を始めた頃は、
フラクトオリゴ糖はどんな個体でも水素ガスを発生するといわれていたが、
実験をやってみたらそんなことはない。
ウンコをもらって実験してみれば簡単にわかった。
10名のウンコにフラクトオリゴ糖に添加して培養してみると、
3名からは十分に生じない。

この問題を解決すべく、
できるだけ多くのヒトの腸内菌叢で水素ガスが発生できる餌の組合せを探し、
ヒト投与試験で水素ガスがブクブク発生することを証明したのが、今回の論文である。

念のために書いておくが、
ブクブクというのは大幅に上昇する水素ガス濃度から、
腸内細菌が水素ガスを産生している様子をイメージした表現(擬態語)であり、
ブクブクと泡のようなものが発生する様子を目撃したわけではない。
(なにかと面倒な世の中である。)

「なぜ、突然、LKM博士が水素の研究をやってるの?」
と時々質問されるが、第一に突然ではない。最初に書いた通り、4年目である。
また、私の中ではメタボロミクスも、ポリアミンも、水素ガスも大して違いはない。
全て、腸内細菌の代謝産物(作って菌体外に出すもの)という範疇に入るからである。
格好よく書けば、
「腸内細菌の代謝制御を介した健康増進食品の研究」
の範疇に入るということである。

論文内容は、リリースにまとめておいたので見て頂きたい。
リリース

でも、少々難しいかもしれない。
少なくとも硬い仕上がりになっている。
真面目バージョンの私が書いたからである。

なので、余裕があれば、
本ブログでもう少し砕けた感じで、研究裏話付きで解説したいと思っている。

でも、これだけは書いておく。
いつになるかはわからない。

2017年06月16日LKM博士
更新したるわ

昨日から腸内細菌学会に参加している。

で•••

会う知り合い、会う知り合い、

「ブログの更新が減ってる」

「楽しみにしているんで、ちゃんと書くように」

うるさいわっ!


とりあえず今日はそれネタに更新したる。

2017年06月13日LKM博士
質素な1週間

先週のウィークデーは、一度も財布を使わなかった。
電子マネーを使ったわけでない。
1円も支払う行為をしなかったのである。
今週末、財布が行方不明で探した位である。
最後に使った日を思い出すと、先週の週末であった。
鞄の底から発見された。

通勤中、コンビニには全く立ち寄っていない。
自動販売機で何かを買うこともなかった。
本や雑誌を購入することもなかった。
(昼食は弁当の給与天引きのため支払行為は生じない)
物欲なく、只々静かに研究という仕事を進めた。

ふと考えると、
先週は、一滴のアルコールも飲まなかった。
自宅に帰っても論文系の仕事を黙々とやっていた。
アルコールは好きだが、
1週間位飲まなくても身体に異変は起きないことがわかった。

目標を立てて、このような生活に挑戦したのではない。
体調が悪い訳でもない。
大して苦も無く、自然とこういう生活をしていた。
理由はわからない。

お金も溜まるだろうし、良い気がしている。

ただ、大して研究は進展していない。

2017年06月07日LKM博士
発表と聴講、どちらが疲れる?

今週末、学会に参加していた。
私の発表は無し。単なる聴講である。
厳密には少々政治的な活動はあったが...。


聴講のみの学会参加はかなり久しぶり。
リラックスして楽しもうと臨んだ。


ところがである。
結果は疲労困憊。
シンポジウム等で講演したり発表したりするより遥かに疲れた。


何故か?
自分なりに分析してみた。


講演あるいは発表があると、その行為により一定レベル以上の充実感がある。
その15~45分間程度のプレゼンに大きなエネルギーを注ぐ。
その結果、他人の発表内容は眼と耳からは入って来るが、
その多くの情報を脳内で十分に理解し思考するまでには至らない。
おそらく表面的な理解で留まる。


特に、自分の順番前のプレゼン内で、
話そうとしていた内容を先に言われたり、
明確な考え方の違いがあったりした場合、
(特に偉い大学教授とかだとかなり困る)
直前まで、これらの点をどう表現するのかに気を取られることになる。


一方、聴講のみだと、何か有益な情報を得ない限り充実感は得られない。
そのために、聴いた内容を必死で理解し、脳内で自分の研究に結び付ける。
それには相当のエネルギーを費やす。
帰りの電車もずっと思考中。
ずっと考えているので、晩飯も大して美味しく感じない。

結論


発表する方が楽である。

2017年06月01日LKM博士
2匹目のカエルはココ

昨日の写真。

隠れたカエルはココ!

20170601.jpg

頭部だけが見えている。

右下が鼻の先端になる。

体色が茶色系に変色している。

おそらく植物下の土の色との保護色なのであろう。

コケ様植物の緑に対して茶色というミスマッチと思える色の組み合わせであるが、

不思議と、そして完璧に、ケージ内の環境(景色)に同化している。


何も気付かずに彼の前をクモ等が横切ろうものなら、
1秒足らずで、粘性を持った舌に襲われて丸飲みされてしまう。

この写真の中に他に疑わしい場所が無いので、
読者の皆さんは推測しやすかったのではないであろうか?


しかし、私がもう一匹いると書かなければ、
おそらく誰も気付かなかったであろう。

そういう私も、
撮影時には気付いていなかった。

2017年05月25日LKM博士
この組合せ、合う! 2

「ミルクde水素」の自分の身体を使っての実験は継続中である。
従って、毎日1本(200 ml)の摂取を続けている。


前回紹介したメロンパンに引き続き、
合う(一緒に食べると美味しい)組合せを発見!
参照ブログ⇒「この組合せ、合う!」


この組合せである。


20170525.jpg


バナナと「ミルクde水素」が合う!
想像の通りの味、期待を裏切らない味。


なんとなく、エネルギーが湧いて来そうな組合せ。
スポーツの前や練習の合間などによい気がする。


運動中のエネルギーはバナナパワーで。
運動による酸化ストレスの解消は腸内で作られる水素ガスパワーで。


もちろん、開発者個人が適当に思い付いた
「"ミルクde水素"with バナナにおける有酸素運動への影響」仮説
である。
研究者の端くれなので、
これは仮説であり、実験はしていないことは明記しておく。


もし共感してもらえる自称スポーツマンの方がいれば試して頂き、
結果を報告して頂ければ嬉しい。


効きそうという予備的情報があれば、私も本気で試験を計画するので。

2017年05月23日LKM博士
好きなものを合せればよいってことではない

今回は、本ブログ起ち上げ時の主旨に則り、
LKM512の研究をしている博士の日常を紹介してみよう。
(実際は、更新頻度が落ちていると熱心な読者に叱られるので、さっさと書けるどうでも良いネタを書くだけであるが...)
=====================

私はカレーが非常に好きである。
イクラも大好きである。

ある日の朝飯
両方が少量ずつ残っていたので、両方食べることにした。

盛り付けた時の違和感に体が反応し、思わず撮影してしまった。

20170523.JPG

モグモグ...

結論
カレーとイクラは別々の容器に盛り付けて食べるべきである。
好きなものを合せればよいってことではない。

日常と書いたが、いつもこんな事ばかりしているわけではない。

2017年05月19日LKM博士
進んで戻ってひとっ飛び

一昨日から昨日にかけて
名古屋、京都、そして大阪
まるで新幹線のぞみを各駅停車の旅で楽しむ様に西へ西へ。
しかし、昨日の夜は振り出しに戻って
自宅で遅寝早起き。

そして今日は沖縄へひとっ飛び

乗り遅れそうになり、途中で捻挫してしまう悲劇も発生(苦笑)

徒歩スピードは時速1km程度の遅さであるが、
超特急とジェット機で高速移動の激しい出張週間である。

2017年05月02日LKM博士
溜まる菓子

職場に菓子好き女子がいる。
以前、本ブログでダイエット企画を展開し、見事に撃沈した助手A♀ではない。
彼女と入替りでこのラボに入った研究員H♀のことであるが、
同様に菓子が好きらしい。
そもそも、菓子が嫌いな女性はいないのかもしれない。

研究員H♀は、自分一人で食べるのは罪の意識を感じらしく、
周囲のメンバーにも菓子を配布する習性がある。

そう言えば、助手A♀も頻繁に菓子を配布していた。
「一人で食べるのは、なんだか皆に申し訳ない」という気持ち以上に、
「私だけが太ってしまうのは嫌だ」という気持ちが強いと笑顔で言っていた。
研究員H♀がどちらの気持ちで配布しているのかは未確認である。

甘いものを殆ど食べない私にも配布される。
しかし、私は、好きでないものを笑顔で「頂きます」と言って食べるような好人物ではない。
余程のことが無い限り食べない。
溜まりまくっているので撮影してみた。

20170502.JPG

研究員H♀はカントリーマアムが好きなので、
カントリーマアムが殆どを占めている。

仮に私に配布されている量と同じだけしか食べていないとしても、
これだけの甘いものが体内に入ると考えると・・・(恐)。

職業柄、
こういうものが大好きな肥満型の腸内細菌が増えて・・・(怖)
等と考えてしまう。

2017年04月28日LKM博士
この組合せ、合う!

現在、私は自身を使った予備的人体実験として、
「ミルクde水素」を毎日飲んでいる。

何を調べているかは秘密であるが、
とにかく、毎日1本(200 ml)を飲んでいる。
それ以外、タイミング(摂取時間)等は、全て自由である。

以前は、出社したら朝一番で飲んでいたが、
最近は夕方に職場で飲むことにしている。

そういう中、たまたま試したこの組合せがおいしい!

20170428.JPG

メロンパンと「ミルクde水素」が合う!
あまりパン食をしない私であるが、おいしい!
パンをかじり、「ミルクde水素」を飲み、モグモグ。
この繰り返しが、おいしい。

夕方6時前、酷使した脳にメロンパンは糖分補給としてかなり効く。
その後、眠くなるまでデスクワークを頑張って、
摂取5~6時間後に布団に入る頃に、
おなかの中で水素ガスがブクブク産生されるタイミングとなる。
睡眠中、水素ガスは拡散し、全身の細胞に何らかの作用をしていると推測される。
朝、結構スッキリ目覚める。
少なくとも、私は目覚しアラーム無しで、自然にパッと目覚める。

当然、夜中は無意識で水素ガス高濃度の屁も放出していることだろう。
しかし、寝ている間の屁は気にする必要などない。
ちなみに、私のレベルまで無臭の屁になると、
日中の公の場での屁も気にする必要はない。

現在、メロンパン以外の組合せもお試し中である。

なお、味や目覚めに関するコメントは、
開発者個人の感想であり、この飲料の効果効能を示すものではない。

いや~、この胡散臭い締めの文章、一度書いてみたかった(笑)

2017年04月17日LKM博士
万全を期して

投稿中の論文がリバイスになりました。

リバイスとは、修正という意味の英語です。
つまり、審査員の指摘に従い修正し、
あるいはコメントに対する意見を明示し、
それが認められれば採択されるという状態です。

つまり、初回の審査で拒絶されなかったので、大きく進展している状況です。

審査官が3人、それぞれ好き勝手コメントしてくれておりまして、
色々と腹立たしいこと、無茶なことが書いてあるのですが、
2週間かけて、丁寧に回答書を作成しました。
英文校正も行いました。

この週末に、遊ばず修正稿と回答書を完璧に仕上げ(A4で5枚になった)、
一字一句再確認し
昨日の午後6時半頃、Web投稿を完了するボタンをクリックしようと思った時です。
「今日は何や?」と思ったわけです。

何というのは六曜のことです。
調べると「仏滅」!!!
なんかイヤ...。
はい、ログアウト。

一日待って「大安」の今日に延期することにしました。
焦って仏滅に投稿することもないでしょ。
所詮、ジャーナル事務局(ヨーロッパ)も日曜日は休日でしょうから。

そういう訳で、本日午前、万全を期して修正稿を提出しました!
吉報を待つのみ。


科学論文を科学的でないことを重視して投稿する研究者より

2017年04月11日LKM博士
美食女子グランプリで賞を頂きました! その2

先日、
FOODEX JAPANというアジア最大級の食品・印象専門展示会の
美食女子グランプリ2017で、
『ミルクde 水素』が、ドリンク部門で銀賞をゲットしたとご報告しました。


実は・・・


金賞をゲットしたものもあるのです!!!
『4種の紫果実 鉄分&のむヨーグルト』

170411.jpg


このブログを熱心に読んで下さっている方は記憶に残っているかもしれません。
以前、レアキャラとして紹介したヨーグルトです。

リンクはこちら→「レアキャラ」

凄いでしょ メイトー!
v(^o⌒)-☆


何が凄いって、
こんな大きな展示会で賞をとっても、
なかなか見かけないヤツなんです。

(≧ミ≦)アチャ!


レアキャラなので探してや~


ちなみに、先のブログで紹介した共同研究先の関係者は、
レアキャラを見つけて楽しんでいるらしいです。
先日は、東京都日本橋で見つけたとの報告を受けました。

2017年04月07日LKM博士
美食女子グランプリで賞を頂きました!

たまには企業のブログっぽいことを書きましょう。


FOODEX JAPANというアジア最大級の食品・印象専門展示会の
美食女子グランプリ2017で、
『ミルクde 水素』
が、ドリンク部門で銀賞をゲットしたようです!

170407.jpg


「食べることできれいになりたい」と常に意識している
モデルさんやフードコーディネーターさん、
栄養士さんなど、20代〜40代の女性たち約50名
が審査員だそうです。


これは、水素ガスが入った飲料ではなく、
腸内細菌に水素ガスを作らせるという斬新な食品なので、
説明しても理解されないことが多いのですが、
(結構困ってます 苦笑)


さすが美食女子の皆さま!
きっちり理解して頂き、
支持して頂けたようで嬉しいです。


おそらく、相当数のエントリーがあるでしょうから、
まあまあ凄い事なんやと思っています。
とはいえ、「なんで金賞やないねん!!!」とも思っていますが。。


3年間、ウンコをこねくり回しながら開発した甲斐がありました。

2017年04月06日LKM博士
顔と糞

投稿数の多いジャーナルEditorを引き受けているので、
週に数回は編集部から論文審査を担当してくれというメールが来る。


一応、タイトルと要旨を読んで、引き受けるか否かは判断する。


昨日、タイトルに
Microbiome of Faces
という単語があったので、
いつも通り腸内菌叢の話かと要旨を読み始めた。

Microbiome(マイクロバイオーム)とは、微生物が保有している遺伝子も含めた微生物集団のことを示す。
当然であるが、私には腸内細菌関連の審査が優先的に回って来る。


流し読みをしたが、何故か登場する主要な菌名が、
本来はマイナーに検出されるものばかりである。
不思議に思っていると、skin(肌)という単語が出てきた。


やっと気が付いた!
Faces = 顔(複数形)
であった。


Feces = 糞便(単数形)
と間違っていた。


顔と糞を間違えるとは、我ながら、なかなかのウンコ脳である。

丁重に審査をお断りした。

2017年04月04日LKM博士
奇跡的な生還

久しぶりにカエルの話題をする。
冬眠中は、きっちりと低温環境に置くべきであるので、
たっぷり水を含ませた水苔の寝床をセットして屋外に放置している。


確立した水苔を使った冬眠法はこのブログを参照
「目覚めよ本能」


先週の金曜、土曜日は結構な雨が降っていた。
日曜日にふと気が付くと、冬眠中のカエルの飼育ケージに水が溜まっていた。
カブトムシ等を飼育するケージなので、蓋は網目状で雨が降れば水は入ってくる。
それを防ぐため、蓋の上に小さい簾をかけている。
ところが、その簾が風か何かで外れていた。

すなわち、カエル達は生き埋め状態で水没していたのである。


「・・・・・」  死を確信した。


オタマジャクシでなくカエルは肺呼吸なので、
水没したら呼吸ができず生きることはできない。
危険を察知しても、冬眠中で体は動かない。
冷たい雨水の中、変温動物なのでなおさらである。
カエルを使う研究では、氷水に入れて動きを止める(鈍くする)と聞いたことがある。


かわいそうなことをしたと反省しながら、
水を捨て、水苔をひっくり返して遺体の捜索をしたところ、
ゴロっと出てきた。


2秒後、モソッと動いた!!!
「冬眠中やけど、なんやねん?」
という不愉快感丸出しの感じで。
2匹とも生きていた!


170405.jpg


何故、彼らは生き延びることができたのかは全くわからない。
冬眠で代謝が極端に落ちているとしても、呼吸ができないと死ぬはずである。
水没して24時間は経過していただろう。
何となく、ふやけているかのように体が膨らんでいるような印象を受けたが、
冬眠中の彼らを掘り起こして観察した経験がないので、
これが水没事故によるものか、冬眠によるものか判断できない。


しかし、今回は生物学的なことを余り考えず、
素直に生還を喜ぶことにする。

2017年03月22日LKM博士
学会でちょい反省

先週末の3連休、春の行楽シーズン真っ只中の観光客でごった返す京都で、
日本農芸化学会に参加して参りました。


三十三間堂と清水寺の間に位置する京都女子大に、
観光とは関係ない数千名が大集合です。


私の名前が載っている演題は3つ。
それぞれ無事終わりました。


知っている顔と出会えば、少し話が盛り上がります。


そこで5,6回指摘されたのがブログ。

「書くペース落とし過ぎ」

「虫シリーズが減った」

中には、

「連続で書くのしんどくなったから、ニシノさんのミスの様に仕組んだのでしょ?」

と、マニアック且つ想像力豊かな質問も。
いやいや、ニシノの本気ミスですから。


ファンが業界内にいることへの驚きと、
その期待を裏切っていることへの反省を学会会場で味わう私。


全国レベルで考えたら、同様に悲しんでいるファンが1000人規模でいるんと違うか...。


確かに虫ブログは減っています。
連日掲載をやめてから著しく減っているのは虫ブログです。


虫ブログは、虫の写真が必須です。
毎日ブログネタを探す必要がなくなった私は、
面白い捕食シーンを見つけても自分の眼で観察することに没頭し、
写真を取らなくなっております。


そもそもデジカメを持ち歩かなくなっているのです。


また、例え書こうと思っても、
写真を厳選したり、昆虫名にミスがないか図鑑で確認したり、
うん小話の10倍位神経を使うので、ついつい後回しに・・・。


そうすると書こうと思っていた春の虫ネタが、
気がつくと季節は真夏になっており、躊躇し、掲載なしになってしまうのです。


ということで、意識して、
近々、虫ネタを書こうと思います。

2017年03月16日LKM博士
ヘルメットが配布されました

先週は、東北地方太平洋沖地震が発生して丸6年ということで、
関連する報道が沢山ありました。


少しずつ失われていく記憶と同時に、
万が一の時に対する備えも、怠ってきている気がしておりました。


そんな中、


本日、突然、各社員にヘルメットが配布されました。


BCP(事業継続計画)の取組の一貫だそうです。


配布されても、そのままどこかに放置してしまってはいけません。
きっちり試着しておかないと、いざという時に使えません。


他メンバーが突然の配布に戸惑っている中、
率先して試着し、首紐の長さを微調整しておきました。


160316.jpg


照れ屋なので後姿でピース!

少々服装が乱れておりますが、
プリケツアピールのためです。
(^_^)v

2017年03月07日LKM博士
捜索時間を創作時間へ

机の上と同様にパソコンの中身も散らかる。


一つの書類を完成させるのが最終目的であっても、
日々更新しているもの、
修正前の元のファイル、
他人が修正したもの。
これがワープロソフトだけではなく、
データ整理用のExcelファイルもあり、
プレゼン用のPowerPointファイルもあり。
軽く日々10~20個位は新しいファイルができる。


研究テーマによっては、
500を超えるファイルがフォルダの中に存在している悲惨な現状。
フォルダの中にさらに細分化されたフォルダが存在する。


とはいえ、一般的には新たに生じたファイルは、
関連するフォルダ内に保存しておくしかないわけである。
その結果、
よく似た名前のファイルと
名前は違うが中身が酷似したファイル
同じデータを別の方法で解析した複数のファイル等
が発生し、「何が違う?」と混乱必至。
1週間も間隔を空けると大混乱。


Excelファイルの場合、
なかなか見つからない表が、
確認済みファイルの4枚目のシートに保存されていた!
なんてことも多々発生する効率の悪さ。


一時期、「大事な最新ファイルのみを残し、他はすぐ捨てる作戦」を決行したが、
これも「古いファイルが残っていれば...」と思うこと多々あり、リスク多し。


とにかく、後で必要性の判断が困難になるファイルの存在が好ましくなく、
沢山の時間を捜索に費やした結論は、
「念のため保存しておいたファイル」を減らす必要があるとの結論に。


そこで、3ヶ月前からやっているのが、
「一時保存」フォルダの作製と利用。
最新の最重要ファイルのみを、きっちりしたファルダに保存し、
それ以外のファイルは、全てここに保存した。


これが大成功! 
多くが、1ヶ月後には不要と判断できる。
逆に、保存していて助かったものも多数ある。
1ヶ月経っても削除するのが不安なら残しておけばよい。


行き場所が曖昧なファイルが場所をとることが無くなったので、
少しずつ、デスクトップが綺麗になってきている。


捜索の時間を創作の時間へ


お薦めです。
整理整頓が苦手な私が試行錯誤で編み出したので、間違いない!

2017年02月27日LKM博士
2016年 総ウンコ回数発表!

大変集計が遅くなりました。


誰に求められるわけでもないこの集計作業は、
それなりに心に余裕がないとできない作業なのであります。
年が明け早2ヶ月。
私自身の心の余裕の無さを露呈することを恥じながら、
それでも、今年も恒例の発表ブログを書くことができる喜びを感じております。


昨年までの慣例に従うと、
「2016年年間ウンコ回数」という表現になります。
しかしながら、これは年という漢字が2回続く字面が嫌だったので、
思い切って、今年から「総ウンコ回数」と表現を改めさせて頂きます。


では、2016年総ウンコ回数を発表します!

482回!

驚いたことに、史上最低回数の更新です。
しかも、大幅な減少です。


参考として、これまでのデータを示します。

2009年 509回
2010年 533回
2011年 508回
2012年 500回
2013年 536回
2014年 512回(奇跡の目標達成)
2015年 501回


ここまで目標値(512回)を下回ると、原因を分析しなくてはなりません。
一般的に、ウンコ回数が減る要因は大きく下の2つと考えております。


①食事量の減少
②分割排便の減少

①の食事量は、飲み会が無い日は、夜の食事量を減らしておりますが、
朝にそれらを全て食べるので、あまり該当しません。
飲み会が減少している訳ではありません。

②の分割排便の減少とは、
便意のままに従って排便すれば2回に分かれる排便行為(分割排便)が、
何らかの理由(特に社会的活動に起因する:会議や移動など)で後回しになることで、
次のウンコ刺激で便意を催す時まで排泄機会を逃し、
結局2回分が1回分として排泄される現象である。
もちろん、私の造語であり、医学事典で調べても存在しない用語です。


外出が多く、本能のままに排便できる環境下では生活していないため、
これが該当する日はそれなりに沢山あります。
私の場合は、ある程度ウンコタイマーに余裕がある状況下では、
街中でも心地よい便所で排便することに拘っておりますので、
気に入らない便所ではパスすることがありますので、
これに起因する分割排便の減少が生じていると考えられます。
特に最近、都内や地方の主要駅での心地よい便所マップを独自に脳内で作成しており、
インプットしておりますので...(自慢)。
すなわち、外出中の便所の選り好みが、
総ウンコ回数の減少に繋がったと考えられるのです。


そういう視点で、もう一度データを調べてみました。
その結果、「移動中」の排便は、なんと、たった21回でした。
移動中に、便意を催すことは多々ありますので、
便意があっても排便していないことは間違いなさそうです。


もっと色々考察したいですが、
私には、真剣に向き合うべき別の本業データがありますので、
このデータは深追いせず、
今日はこの辺りで締めたいと思います。

2017年02月20日LKM博士
やっと赤福が買えました!

全国の数ある土産の中でも、秀逸した存在であると思われる赤福餅。
この週末の出張で遂に土産として購入することができました!


三重県鳥羽市で講演だったのです。


私の知る限り、赤福餅は三重県でなくても、
近鉄線の駅の売店でかなり高い頻度で販売されています。
奈良でも大阪でも名古屋でも、おそらく京都でも。
当然、私の実家がある近鉄の最寄駅でも購入できます。


しかしながら、私の厳格な土産購入ルールは、
出張した土地(その都道府県)の土産を購入すること。


喜ばれる安定した土産物が売ってようが、
隣の奈良県に帰省して赤福餅を購入することはありません。
同じ文化圏・経済圏かもしれませんが、名古屋出張で購入することもありません。
縁があり足を踏み入れた土地の経済活性に少しでも貢献するためです。


従って、赤福餅は三重県に出張に行った時しか買えない土産なのです。


ところが、研究でも講演でも、
これまで三重県に足を踏み入れる機会は一度もありませんでした。


が、この週末、仕事が入ったのです!


三重県は、私の仕事人生で33番目に足を踏み入れた都道府県となり、
晴れて購入することができました。


170220.jpg


甘いものが苦手な私ですが、これは食べられます。


赤福餅はえぇじゃないか!

2017年02月16日LKM博士
調べものが止まってしまった写真(機内のハヤブサ編)

科学誌ネイチャーやサイエンスに、
医学や生命科学分野で面白い論文(一般人が興味を持つ内容)が出た場合、
CNNやBBCに、ニュースの一つとして記事が出ることがある。


正直、ネイチャーやサイエンスの論文を軽く読破する力は私には無いし、
(もちろん、本気を出せば可能と思うが)
分野が異なり、少し興味がある程度の場合は、
おおよその内容がわかれば充分であり、
そのためには平易な文章になっているCNNやBBCの解説記事は結構役立つ。
それより、英語の勉強になる。


先日、AI(人工知能)を使った皮膚ガンを判定する画像診断の精度が熟練の医者レベルになったという記事を見ていたら、
「????? 何これ?」
という写真が目に入った。


どう見ても、飛行機内に多量のでかい鳥が載っているのである。
1匹1席のような感じで。


これ⇓ 2/2のCNNの記事である。
http://edition.cnn.com/2017/02/01/middleeast/falcons-planes-middle-east/index.html


思わず、流し読みしてしまった。
乗っているのはハヤブサ。
帽子のようなものは、落ち着かせるため目を覆っていると思われる。
ファーストクラスにも乗っているらしい。
中東の金持ちはハヤブサが大好きらしい。
これらのハヤブサはパスポートも持っているらしい。
アラブ首長国連邦の政府は、2002年から2013年に
28,000羽以上のハヤブサにパスポートも出したらしい。


訳わからん...。


地球上の動物の中でも屈指の飛翔力が売りのはずなので、
飛んで移動できないものなのかとも思う。


とはいえ、私が飼い主なら、
ハヤブサに「現地集合な」と放鳥する勇気はないので仕方ないのかもしれない。


記事によると、ハヤブサは6週間の訓練で手なずけられるようなので、
私も可能なら飼ってみたいと思った次第である。

2017年02月09日LKM博士
論文(腸内細菌の代謝物関連)出ました!

かなり苦労した論文が掲載されました。


ここ1ヶ月間は「ミルクde水素」の仕事で忙殺されている中、
静かにリリースも出しました。


教科書的には、このように習ったと思います。

「大腸は水分を吸収する場所だ」

専門的にも、大腸は基本的には水分を吸収する器官で、
他にはミネラルと一部のビタミン類を吸収する程度であるといわれています。


一方で、最新の腸内環境の研究では、
「大腸内で腸内細菌が作った物質が健康に関与している」
と当たり前のように言われています。
私もそのように考えています。


しかし、大腸から水分しか吸収されないなら、
腸内細菌が作った物質が身体に入ることはないわけで、
この考え方は成立しません。


おそらく、大腸からそれなりの種類の低分子物質は吸収されているはずなのです。


そこで、大腸内の物質が、腸管腔内から
腸の組織や血中に吸収されている可能性をマウスで調べてみました。


私がよく使う、
低分子の物質を網羅的に調べるメタボロミクスという技術を用いて。


糞便、大腸組織、血液(門脈血、心臓血)から検出された
数百にものぼる成分を整理して、
大腸管腔内から大腸組織や血液へ移行している可能性のある物質をリスト化しました。


論文はここ(英語アレルギー患者は注意)


個人的には大事な論文の一つです。
気分が乗れば、近い将来、もう少しわかり易く解説ブログを書きますわ。

2017年02月06日LKM博士
クッキー頂きました!

早稲田大学のオリジナルクッキーを頂きました!


170206.jpg


colombinのクッキーに、早大とわかるデザイン。


コロンビンって読みたくなりますが正しくはコロンバン。
有名なお菓子屋さんのクッキーです。


お菓子にはあまり興味がありませんが、
ショートケーキの生みの親がcolombinの創業者のようです。
colombinホームページより)


想像通りの安定した美味しさでした。
ご馳走様でした!

オリジナルクッキーがあるなんて、「さすが早大」と思いましたが、
Colombinのホームページを覗いてみると、
比較的簡単にオリジナルクッキーは作れるようです。


もし、とてもめでたいことがあったら、
ウンコマーク入りクッキーを作ってみようかと思った私でありました。


その時は、漫画的ウンコを描くか、リアルウンコを描くか、
迷うことでしょう。

2017年02月02日LKM博士
こんなの創りました!

我々と共生関係にある腸内細菌達の協力を得て、
おなかの中で水素ガスをブクブク産生する乳飲料!


その名は

『ミルクde水素』


170202.jpg


慶應義塾大学の医学部の坪田先生との共同研究の成果を活かしました。


日本人の腸内菌叢を対象に、
水素ガスを作ることができる難消化性成分を探索し、
より幅広いヒトの腸内菌叢に有効であろう組合せを厳選し、
配合した乳飲料です。


詳しくはここ⇒リリース

これも、我々の研究室から出て来る他の研究成果の例に違わず、
ウンコをコネコネ・グリグリして開発したものです。


発売は2月13日


よろしクソ!

2017年01月20日LKM博士
レアキャラ?

共同研究先の窓口の方からの真面目な仕事のメールが届いた。


ファイルが添付されていた。
重要な実験手法が書かれた文書ファイルかと思いきや、
何故かこんな写真が添付されていた。


160120-1.jpg


160120-2.jpg


追伸として、こんな文章が
「隣に座っている背の高い男が、阪急梅田駅前のコンビニでLKM512入りのヨーグルトを発見しました。レアキャラを見つけた気分でうれしかったみたいです。(鉄分がでかすぎて、危うくLKM512を見逃しかけたとのこと:添付写真)」


ここに書かれている"背の高い男"と私は面識があり、
この人物は、ある学術シンポジウムで私の講演を聴いてから、
ビフィズス菌LKM512の熱心なユーザーとなっている。
実は、"背の高い男性のお客様"なのである。


レアキャラとは、私の解釈が正しければ、レアなキャラクターの意。
つまり、ゲームの中の世界等で、
滅多に出会えない珍しいキャラクター(モンスター等)を示している。


確かに、CMされているヨーグルトが占拠しているスーパー、コンビニ界では、
LKM512入りヨーグルトはレアな商品である。
そう簡単には見つからない。


そして、"背の高い男性のお客様"が述べたように、
パッケージは「鉄分」アピールが凄過ぎて、
LKM512なんて商品の裏面を読まなければ気が付かない。
むしろ、気が付く方がおかしいレベルといえる。


社員の私自身も、この商品の現物を初めて見た。


「失礼なこと言うな!」


と反論したいところであったが、
分析すると確かにレアキャラである。


他の読者の皆さんも、
現実世界のレアキャラとして探してもらいたい。
そう簡単には見つけられないだろう。

2017年01月13日LKM博士
くっさーっ

実験の予備検討で、決まった食事献立を繰り返し食しておりまして、
朝は主食(おにぎりかパン)、昼は市販の焼肉弁当。


予備試験なので、悩む要素を幾つか変更しては確認する作業です。
年明け5日から、この食事を繰り返しておりました。


忙しい現代日本人(健康を意識した食生活をしていないグループ)の
典型的な食事献立のモデルと考えています。


唐揚弁当と迷いに迷って選択したのが焼肉弁当.
普通においしいのですが(私にとっては少々味が濃いですが)、
野菜が少ないんですね。
(×。×)


160113.jpg


気が付くと、私のウンコがバリバリ臭くなってしまいまして、
洋式便所でも、においを感じるレベルにまでなってしまいました。
(T_T;)涙


洋式便所って、尻と太ももで95%程度は封をしている状態なので、
私の場合、普段、殆どウンコ臭で苦痛を感じることはないのですが、
思わず、普段使わない「パワー脱臭」ボタンをプッシュしてしまいました。


「あんな機能、誰が使うねん」って長年思っていたのですがね。

屈辱・・・

2017年01月04日LKM博士
何を書くかな 2017年

明けまして おめでとうございます。


年が変わったせいか、ふと、何を書こうか迷いました。


当たり障りのないこと(無難な内容)をブログに書くのは、
私自身がつまらないし、
少し角度を変えた見方をすれば、
それは、読者に与える影響力が小さいことを意味しており、
只の時間の浪費でしかないとも思えるので、
今年は、少しは毒々しく、且つマニアックに書こうと思った次第です。


では、さっそく...


今日からお仕事。


とっても嫌です。


会う人、会う人、「今年もよろしく」とか挨拶するのも面倒臭い。


年末年始の暴飲暴食でウンコも臭い。


おならも臭い。


ということで、本年もよろしくお願い申し上げます。

2016年12月28日LKM博士
ブログで2016年を振り返る

例年通り、今年のブログを読み返してこの1年を振り返ってみようと思う。
忙しいのでやりたくないが、本日を逃すとできないのでやる。


【お土産シリーズ&奈良シリーズ】
出張の度に色々と土産を買ってくる私。
相手から土産をもらうことも多い。
それを好き勝手に紹介したり評価したりしていることが多いことに気づく。
今年のお土産系ブログのベストはこれ。
奈良ともかかわっており、なお素晴らしい。
「古代のチーズ「蘇」」


【相変わらずウンコなブログ】
例年のことであるが、客観的にブログを読み返すと
「オレってどんだけウンコ好きやねん?!」と思ってしまう。
そんな中でも読み返して、その時の状況が思い出されたもの2つをセレクト。

「ウン小話52 (どの先生の推薦なのでしょうか?)」

「「正しい大便のとり方」に腹が立つ」


【本業(学術)関連】
これでしょ!

「トピックス賞受賞!(日本農芸化学会2016年度大会)」

賞は獲得したが、学術論文は不調のままであった。
そんなしんどい状況下、来年のブレイクに繋がりそうな兆しが得られたのは大きい!

「久々のアクセプト」

来年度はエネルギーを注いだ大型論文が控えている。
この勢いで頑張りたい。


ベスト3はこれら。

【第3位】春日野部屋稽古見学&ちゃんこツアー
これは、春日野部屋マネージャーさんも私も自画自賛の最高レベルの企画であった

「春日野部屋稽古見学&ちゃんこツアー報告(前半)」

「春日野部屋稽古見学&ちゃんこツアー報告(後半)」

しかし、担当した本社・ニシノ君の社内アピール不足で企画の定着には至っていない。
極めて残念で、価値が理解できないのは勿体ないことである。
私に同調できる実行力のある度量の大きな人物はそう簡単には見つからない。


【第2位】崩壊した畑
5~6年間、畑作業を楽しんでいるが、最もショッキングな事件が起こった。
害虫や病気とは異次元レベルのことが発生した。
台風豪雨による川の氾濫で濁流に襲われたのである。

「2016年度版 野菜作ってます9」

ダメージは、この時生育していたものだけではなかった。
その後も被害は続出。

「2016年度版 野菜作ってます11」
ブログ化していないがニンジンは謎の病気で全て枯れ死。収穫ゼロであった。


【第1位】ブログストップ.
私の記憶が正しければ2011年1月中旬から始まった平日連続更新記録。
おそらく連続1000回は超えていた。
ところが、6月に、突然、終焉を迎えた。
私の意志ではなく不慮の事故で。

「ウィークデー連続ブログ更新記録がストップしました」

残念ではあるが、
365日24時間、常にブログネタを探していた生活から解放されたのは事実である。
非常に忙しい日はブログのことは頭の片隅にもない。
おかげで、私の生活スタイルは一変した。
ストップした反響は意外に大きく、多くの方に「もっと書いてよ」と言われる。
特に、社外の方に言われる。
でも、復活させるつもりはない。
それどころが、中途半端に書く位なら止めてやろうかとすら思っている。

では、みなさん良いお年を!

2016年12月21日LKM博士
久々のアクセプト

米国のジャーナルからアクセプト(受理)の報告が届きました!


久しぶりの感覚です。


私が責任著者になっている論文は、幾つか投稿中ですが、
その全てが、ずっーと、リジェクト(拒絶)を繰り返し、
中には、審査員が数ヶ月決まらないような異常事態が起きたこともあり、
全て厄年のせいにしておりました。

いや、そうやって自分自身を慰めておりました。


とはいえ、2016年は後厄も終わった厄明け年であったわけで、
年初めは、ぼちぼち受理されるだろうと楽観視しておりました。
ところが、ふたを開けてみると受理される気配はなく、
時間だけが経過し、気が付くと年末。
なんとか滑り込んでくれたという印象です。


この実験をスタートしたのが2009年。
最初に論文化して科学ジャーナルに投稿したのが2013年。
リジェクトされること何回でしょうか?
数える気もしませんが、5回以上。
酷い評価を受け続けました。


ただ、私は、腸内環境分野の研究において、非常に大事な知見と思っていましたので、
リジェクトされる度に、修正を淡々と繰り返し、
苦節7年、執念でねじ込みました。


嬉しいのも束の間、
受理されると、掲載までの作業が色々発生し忙しくなります。
例えば、画質を規定値以上にした掲載版の図の作成などが、
あり得ない位の短時間の締切期間で生じます。
例えば、48時間以内とか。


おかげでとんでもなく忙しい年末になっております。

2016年12月19日LKM博士
書き難いペン

出張先での打ち合わせ。
メモする必要がありそうな話になったので、
慌てて手帳を出して、
手帳に引っかけているペンを抜いたところ、


ありゃりゃっ!!!???


161219.jpg


Σ(。。;) エッ!!?
ペン先のカバーが無くなっているではないかっ!!!


4色ボールペン+シャーペン。
インクの出が良く非常に書きやすい逸品であったが、
この状態になると、むしろ逆効果である。
1本の細いインク入りチューブを人差し指と親指ではさみ書く作業は結構大変。


更に、使っていないペン先が中指に触れて中指がカラフルに汚れる。


こんな風に。


161219-2.jpg
(再現写真)


いや、書き難いだけではない。


この状態のペンでメモしている姿は、ふざけている。


真面目な顔をしていても、ふざけている。


ちなみに、対面に座っているのは大学教授。


仕方なしに、パソコンで手元を隠してメモをした。

2016年12月14日LKM博士
久々に来たら人体実験

先週は外での仕事ばかりで、殆ど研究所に来なかった。

僅か4時間だけ職場に来たのみ。

そんな1週間も終わり、昨日と今日は束の間の本来の職場で仕事。

色々と書類作成と実験相談を中心にやることがある。


ところが、今日のメインは自分で行う人体実験。

そう、自分の体が実験台である。


色々と、予備的検討を自分の体でやることが多い我々であるが、
その中でも過酷な部類に属する絶食試験を行う。


厳密には、今、その最中である。


経験上、
脳ミソをフル稼働させる仕事は多量のグルコースを消費する(低血糖になる)ので、
身の危険を感じる。

但し、普通にリラックスして過ごす限り、24時間程度の絶食は、
耐えられるレベルであることも理解している。


従って、特に序盤は交通費整理等の本業とは異なる脳を余り使わない仕事を心掛け、
乗り切る予定である。

考える仕事をすると身に危険が迫る研究者より

2016年12月09日LKM博士
この吊革は持たん

一昨日、山手線に乗りました。


吊革を持とうとすると、吊革1つずつに広告が。


赤い「●スクと戦う●酸菌・・・」ってやつです。


詳しい理由は書きませんが、職業上、あのヨーグルトはライバルですから、


「(うわーっ、なんやこれっ)」


遠くの方を見たら、どうやら全吊革にこの赤いマークが付いている様子。


「(どんだけ広告宣伝費使ってるねん...)」と、心の中。


電車を変えたいが講演に向かっている途中で、遅刻のリスクがあり下車できない。


覚悟を決めた私は、一切吊革を持たずに、
乗車した池袋駅からほぼ真反対にある田町駅まで、
ひたすらバランス感覚を養うトレーニングをしていました。

以上

誇り高き研究者より

2016年12月08日LKM博士
お酒『静大育ち』頂きました!

月曜日のブログに書きました静岡大学での講演のお土産に、
日本酒を頂きました!
m(._.)m


その名は『静大育ち』


161208.jpg


わかり易い、静岡大学ブランドのお酒です。


私が受けた説明によりますと、
(やたらと熱いご説明を受けたのですが)

静岡大学で育てた米

静岡大学で分離した酵母

静岡大学卒の杜氏

により作られた、
純粋な静岡大学産のお酒だそうです。


懇親会でもご馳走になったのですが、
フルーティーな香りもあり飲み易いのですが軽過ぎず、
日本酒好きも満足できる一品です。
(居酒屋チェーンの飲み放題の日本酒以外なら何でも大好きな私個人の感想です)


それなりにお値段もするようで、2300円と聞きました。
税込みか否かは知りません。


興味ある方は試してみる価値はあると思います。


どこで入手できるのかは不明です。

2016年12月05日LKM博士
あの先生は!? 15年ぶりの再会

先週、静岡大学農学部の研究会に招待されました。


テーマが

「腸内フローラ解析の進展と食品・生物産業の付加価値の向上」。

産業系のテーマが出てくると、お声がかかることがよくあります。
時間がたっぷりあったので、ゆっくり話すことができました。


別の演者の講演の質疑応答の時です。
「えっ」と瞬時に脳ミソが反応しました。
見たことがある先生が質問されているではないですか!?


腸内細菌系の学会等でよく見かける先生ではありません。
記憶の片隅から掘り起こさねばならない遠い懐かしい記憶です。


3秒程要しましたが、思い出しました。
私が論文博士の審査を受けた時の副査の先生の一人です。
(私の博士論文を読んで、細かく質問や修正等の指導をして下さる審査員)
少し白髪が増えたような気がしますが、間違いなく、碓氷泰市先生です。


あとで話しかけようと思っていると、
講演会後、PCを片付けつつ振り返ると、碓氷先生が立っていました。
「松本さんって、信州大学って、腸内細菌って、ポリアミンって、もしかしたら、僕が審査したような記憶があるんだけど、そうですよね? あなたの製本された論文が本棚にあるもの。」
その通りであります。


「あの時の研究がこんなに進展したのですかっ。本当に驚いています。凄い、凄い、凄い。嬉しい!」
と褒めて下さいました。


実際に私が碓氷先生と話したのは、15年前の発表会の時のみです。
その前後の挨拶を含めても20分間もありません。
たった20分間、されど20分間。
たとえ5年間、同じ職場にいても記憶に残らない関係も多々あります。


それにも関わらず、15年後に双方が明確な記憶を持っており、
さらに、その時の話題でお酒が飲めるとは、


研究の世界って、素晴らしい!

2016年11月24日LKM博士
俺はしらん

「俺はしらん」


当事者の一人でありながら、こういう無責任な発言をする人は嫌いですが、
今回に限り、私も使わせて頂きます。


一昨日、来年度入社予定者を対象に話をする機会がありました。

人事部からは、こんな無茶な依頼が。
「内定者が春からメイトーで働く意欲が高まるような講和を」


いやいやいやいや、それは難しいでしょ。


「どっちか言うたら、毒を吐くことの方が得意な俺に何を頼むねん!?」

「しかも、今、マジで忙しいねんけど!!」

という心境でしたが、
過去に私の方から無理なことをお願いしたことがある担当者でしたので、
義理人情に厚い私は引き受けました。


時間がなかったので、
講演用パソコン(過去70~80回程の講演スライドが入っている)を持参して、
直前に、色々な講演で笑い(息抜き)用に作ったスライドを掻き集めて
「研究から生まれた雑談集」と題して、
ウンコ的トークを中心に行いました。
行き当たりばったりのトークでしたが、
個人的には「まぁまぁで65点、ギリギリ合格」と思っています。


ただ、


「内定辞退者が現れても、俺はしらん!」

内定者の皆さんへ
4月には全員揃って来て下さいね!


でないと、私が密かに傷つくので...。

2016年11月21日LKM博士
こめかみ切れてテリーマン

今朝、不注意でこめかみをガツーンとぶつけてしまいまして、
(少々収穫した野菜に気をとられておりまして...)
激痛で悶絶していると、血がポタリ。


こめかみから頬にかけて血がドバドバ流れているではないですか!!!
 !Σ(◯o◎;)アワワッ!


プロレスラー級に流血です。
一瞬、病院に行く必要があると思いましたが、
ティッシュで押さえていたらすぐに止血。
驚異の回復力です。


今は、少々ズキズキしておりますが、
こめかみに絆創膏を貼って普通に仕事をしております。


ふと、便所の鏡で自分を見ると、
この絆創膏が見事にテリーマンの絆創膏を貼っている位置と同じことに気付きました。


部屋に戻って、それを皆に伝えたのですが、反応がうすい...


「つまらないこと言うな」という反応ではなく、
テリーマンを知らないのです。


テリーマンを知らない人が、こんなにいるなんて...
そもそも『キン肉マン』をしっかり読んだり、テレビで見たりしたことがないようです。


メンバーの年齢、性別を考えると、仕方ないことなのかもしれませんが、
怪我より、そちらのほうが衝撃的な朝でありました。

2016年11月17日LKM博士
日本人は睡眠時間が短い

仕事で文献を検索していたら、
たまたま出てきた論文が少し面白いので簡単に紹介しようと思う。


Science Advanceというジャーナルに掲載されている論文で、
世界の国々の人の就寝時間と起床時間から睡眠時間を比較した内容である。


何が面白いって、このデータ、スマホのアプリで得たデータという点である。
詳しくはわからないが、時差ボケ対策アプリを使って得たデータで、
アプリ使用者の内の賛同者から日々の就寝時間と起床時間のデータを集めたようである。


放っておいても勝手にデータが集まってくるわけで、
しかも、過去にない国際的な膨大なデータで、
アンケート等の被験者の記憶や気持ちが少しは作用するデータと比較して、圧倒的に正確であろう。

研究者にとって、こんなに楽で正確な素晴らしいデータ取得法はない。
今後このようなデータが増えてくるであろう。


それによると、シンガポール人、日本人、ブラジル人は他の国々より短い傾向を示している(この順で短い)。


ただ、私の属する日本人でも、7時間半程度と意外と長いことに驚く。
これは、アンケート形式のデータとは異なり、アプリから送られているデータをベースにしているからであろう。
つまり、アンケートで「大体12時に寝て、目覚アラームは6時なので、6時間」というこれまでのデータではなく、「12:05就寝、(目覚アラームは鳴ったかもしれないが)実際の起床は6:20.故に6時間15分」と算出されるからであろう。
オランダのように長い国は8時間を超えている。


女性は男性より睡眠時間が30分間程度長いようである。
特に30~60歳代と働き盛りにその傾向がある。
生涯の睡眠時間を考えると、相当の差になる。
女性の方が寿命が長い理由はここにあるのかもしれない(私の個人的意見)。


他にも起床・就寝時間、日の出・日の入り時間との関係等、
興味深い沢山のデータがあるが、
睡眠時間を確保するために、この辺りで終わりにする。


本業とは関係ない論文でもあるし。


出典
Science Advance Vol. 2, no. 5, e1501705, 2016
英語であるが、フリーで読むことができる。

最も睡眠時間が短いクラスター(40代、日本人)に属するLKM博士より

2016年11月10日LKM博士
富士山が雪被ったら畑作業が辛くなる法則

急に寒くなりました。


昨日は、コート無しスーツで外出したのですが、
帰りはかなり辛かったです。


今朝、畑作業を終え運転し始めた時、
目の前に現れた富士山が豹変しており驚きました。
思わず、車を停めて撮影。


20161110.jpg


天候次第で見えない日もありますし、
出張が多く、毎日観察しているわけではないですが、
つい先日まで、
遠くに見える富士山は、頂上付近のみが白かったと記憶しております。


この数日間で麓の方まで白くなったのではないでしょうか。


富士山が白くなると、朝の畑作業が辛くなり始めます。
不思議なことに、今朝、畑で手の冷たさに苦痛を感じ、
この秋初めて、ゴム手袋を装着して収穫野菜を洗いました。
(もちろん、雪被り富士山に気付く前です。)


毎年、漠然と感じていたことですが、
かなり正確な指標ではないかと驚いた次第です。

2016年11月02日LKM博士
「正しい大便のとり方」に腹が立つ

今年から会社の健康診断に新たに大腸ガンの検査が入った。


それは歓迎すべきことであるが、
その採便方法の説明用紙に無性に腹が立つ。


「正しい大便のとり方」


と書いてある。


20161102.JPG


表面をまんべんなくこすりとるらしい。


これは大腸ガンの検査では正しい取り方なのだろう。


しかし、我々のように菌叢解析や低分子代謝物の研究では、
こんな回収方法で実施されたら困る。
到底正しいとは言えない。


きっちりと、大腸ガンの検査の場合においては正しい取り方である旨を明記すべきである。


正確なデータを出すため、
ウンコの回収法は人一倍こだわっているだけに、
この書き方は腹が立つ。


腹の虫が収まらなかったので、
溢れんばかりに表面のウンコを満タン充填してやった。

2016年10月31日LKM博士
今年も大量のブドウ頂きました!

現在は甲府でワイン職人をしている元助手のKより、
今年も沢山のブドウが贈られてきました。


20161031.JPG


昨年、重みで下の方が潰れていたと伝えると、
今年は、極力平たい箱で送ってくれましたので、ほぼ無傷でした。


一つ、これまで食べたことがない、とても美味しいブドウがあったのですが、
サニードルチェという山梨県で生まれた希少種だったようです。
写真では左上の薄紫色の丸い大きなブドウです。


彼のワイン職人歴も4年目となったようで、
(月日が経つのは早い)
「エノログ」という資格にも挑戦するようです。


ちなみに、元助手Kが送って来たリンク(ホームページ)によると、
エノログとはワイン醸造技術管理士という一種の資格のようです。
日本酒の杜氏のような感じと思われます。
ヨーロッパでは、国家資格であり、日常に根付いているようですが、
日本ではウィキペディアにすら掲載されていません。

・・・とはいえ、助手Kといえば、これですよね。
久しぶりに読んでみて下さい。
ウン小話14

2016年10月27日LKM博士
これがランチョンセミナー弁当!?

ランチョンセミナーとは、
学会でランチタイムに行われるセミナーである。

聴衆が配布される弁当を食べている中、講演が行われるスタイルである。
企業が主催するものが殆どである。

講演している方には申し訳ない気がするが、
むしゃむしゃ食べながら聴講する。

私は幾度となく参加しているが、
弁当が頂けるだけでありがたく、
弁当の中身は殆ど気にしていなかった。
殆どの場合が、可もなく不可もなくというレベル。

ところが、
先日のランチョンセミナーでこんな弁当が配布され驚いた。

20161027.JPG

豪華な海鮮丼である。
美味かった。
イクラ、数の子、カニも入っていた!

主宰していた企業は儲かっているのであろう。

2016年10月20日LKM博士
少し早い紅葉

昨日から鶴岡で開催中の第10回メタボロームシンポジウムに参加している。

本日午前、私が話す腸内細菌のセッションは終わった。
昨日、準備を頑張ったのもあり、心地よい疲労感である。


コーヒー ブレイクなう

今日は私らしくないが景色の写真を紹介しよう。


庄内空港着陸に向けて下降中の機内から撮った
月山山頂付近の紅葉である。


161020.JPG


空から紅葉を見たのは初めてで、思わず撮影してしまった。


もう紅葉真っ盛りのようである。
さすが東北地方の2000メートルクラスの山である。


念のため書いておく。
「ツキヤマ」ではなく「ガッサン」である。

2016年10月19日LKM博士
現金で釣りの無いように

最近、結構忙しいのですね。


忙しさは個人の尺度で決まり絶対量で表せないので、
他人と比べてどうかはわかりませんが、
とにかく私は忙しく感じているわけですね。


秋は学会等もあり、
10月の残り10日間程でも3回も頼まれ講演もあり、
研究打合せや社内の会議もあるので、
正直、もう何が何かわからんわけです。


そんな中、昨日、今日から参加する学会の事務方から電話があったのですね。


「お金が振り込まれてません(ちょいと怒り気味)」って。


びっくりしましたね。
参加登録は催促されてやったのですが、
その後、振り込まねばならなかったようなのです。


失念してましたと伝えると
(本当は支払うことすら気付いていないわけですが)
「明日、現金で支払って下さい。釣り銭のいらないようにして下さい」
って指示されたのです。

で、今空港に向かっているんですが、


突然、それすら忘れてたことを思い出して、


さらに、財布に釣り銭どころか、


支払える額のお金すら入ってないのに驚いているわけですね。

2016年10月11日LKM博士
揺れに強くなった私

鍛えれば40歳を超えても体は発達するようである。


小さい時はバスでの遠足では酔い止め必須だった私。
学生時代に長野県伊那市から名古屋や東京方面に出るためには、高速バスに乗るしかなかったが、車内で読書を試みると5分で気持ち悪くなっていた私。

そんな私が、先日、同じ路線で更に伊那市から1時間追加の飯田市までのバス移動を、100%論文読みに費やすことができた。
(実際は、往路は事故渋滞で6時間乗車、復路は行楽帰り渋滞で5時間の長い旅であったが。)

コピーして持参した英語文献、時々電子辞書を繰り返した。


実は、乗車前からバス酔いしない自信があった。


やたらと講演することが多くなったのは4、5年前。
当時、新幹線で少しパソコン作業すると気持ち悪くなっていた。
ところが、頻度が高く、どうしても新幹線内で作業をせざるを得なくなり、
何度も何度も繰り返している内に、
気が付くと、少しずつ時間が伸び、
今では東京-大阪間位なら、余裕でできるようになった。

最近は、新幹線内は仕事の時間と割り当て、黙々としている。
A席(3列シート窓側)を予約し、B席が空いていることに期待し、
空いていたら資料をB席上に広げて作業するのがお薦めだ。
おかげで、弁当を買うこともなくなった。
乗車前の駅そば(うどん、きしめん)で済まし、時間を確保するためである。

だから片道4時間以上乗るバスは、自分の成長を確認するつもりで乗った。


結果は上述したように完勝。
予定していた4報を読み終わり、別に持参していた本に移行した位である。
全くバス酔いしなかった。


「俺は成長した!」


厳密には、眼、或いは平衡感覚をつかさどる三半規管が発達したのであろうが、
身体は繰り返し鍛えれば成長することが証明できた素晴らしい出張であった。
(渋滞で大変やったけどな・・・)

2016年10月06日LKM博士
ノーベル賞のおかげ

ノーベル賞週間の月曜日。

私はシンポジウムのため到着したばかりの金沢で、
講演者達と会食形式で昼食をとっていた。


「日本人、また獲りそうですね」という高尚な話題があった。
「腸内細菌で獲るとしたらジェフリー・ゴードンだよね」
というような会話をしていた。

どうやらゴードン博士も候補には上がっているらしく、服部正平先生は、「彼がとったらインタビュー受けることになっている」と語られていた。
国内のマスコミは、日本人研究者が受賞した時だけ騒ぐものと思っていたが、
海外の研究者が獲得しても、準備はしているようである。
おそらく、日本人受賞で騒ぐのは科学担当以外の部署なのだろう。
科学担当記者は、世界中の誰が獲っても、その業績を紹介する準備はしているようである。


会話の中で、「うちは大隅先生がいますから」と話していたのは東京工業大の准教授。
一応、大学として受賞された時用に、広報の準備はしてあるというようなお話だったと記憶している。


6時間後、その大隅良典先生が受賞されていたニュースを見た時は、
さすがに、びっくり、たまげた。


さて、この受賞で、何の関係もないのに得をした人物がいる。


私自身である。


大隅先生の研究対象である「オートファジー」という生命現象が、私の研究にも関わってくるからである。
私が着目しているポリアミンという物質が、このオートファジーを誘導する。
寿命伸長効果や学習記憶力の低下抑制に、オートファジーが関与していることが解明されてきているからだ。

従って、私は全ての講演で、必ず1回か2回は「オートファジー」という単語を話す。
スライドにも載せてある。
プロ(研究者)相手であろうが、素人(一般の方)相手であろうが、必ず使う。

「腸内でポリアミンを増やせばアンチエイジングに繋がります。」
と話す私にとっては、オートファジーは切っても切れない生命現象なのである。

例えば、私の論文の1ページ目のイントロにも、このようにautophagyという単語は登場するくらい重要なのである。

20161006.jpg
Sci. Rep. 4: 4548, 2014


しかし、分野外、ましてや一般の方々に「オートファジー」は浸透していない。
そのため、わかってもらおうと頑張って説明してきた。

限られた時間の中、本題ではないが1分間程解説していた時期もある。
スライドを1枚用意したこともある。

でも、理解を得ているという手応えは、限りなくゼロに近かった。
(私の説明が下手という可能性はもちろん否定しないが...)

講演において、聴衆の興味が離れてしまうファクターは、排除しなくてはならない(持論)。
いつしか、「オートファジー(自食作用)」とだけスライドに示し、
「ややこしいんで説明は省きます。要するに、細胞内のゴミを自分で食べて処理すること」
とだけ話す作戦がベストであるという結論に達していた。


それが、このノーベル賞受賞のニュースで大きく変わろうとしている。


早速、昨日試してみた。


「一昨日の大隅先生のノーベル賞のオートファジーです。」
と話すだけで、昨日の聴衆の大半は、私が経験したことないレベルで大きく頭を縦に振っていた。
もちろん、現象自体は殆ど理解していないはずである。


でも、話している内容を聴こうという姿勢は明らかに上昇した。


劇的な効果である!

2016年10月04日LKM博士
512号

ビフィズス菌LKM512。

自然と512には親近感を感じる。


昨日は、北陸ライフサイエンスクラスターが主催のシンポジウムで
金沢まで日帰り出張で講演してきた。
「腸内細菌研究の最前線」というテーマ。
服部正平教授の基調講演の後の一つの講演を担当した。


服部先生の新しい論文、
12ヶ国の腸内マイクロバイオーム(腸内菌叢とそれの菌が有する遺伝子の総称)を比較して、日本人の特徴を明らかにされたものを、
先日流し読みしたばかりだったため、
その内容解説をしっかりご本人の口から聞けて有意義であった。


自分の講演も無事終わり、
色々と雑談や土産購入をして飛び乗った北陸新幹線は
なんと、「かがやき512号」
「間もなく出発」というアナウンスの中、頑張って撮影した。


20161004.JPG


新幹線の号数が、どういう法則で決められているのか知らない。
(興味ないので、鉄道に詳しい方は教えてくれなくて結構です。書いておかないと説明を受けるリスクがあるので。)
ただ、新幹線はやたらと乗るが、私の記憶では512号に出会った経験はない。
嬉しかった。


かがやき512号は、たった2時間で、私を金沢から大宮まで運んでくれた。
揺れが少ない車内では、一睡もすることなくパソコン作業に集中できた。


さすが、512号であった。

2016年09月29日LKM博士
心と身体

マウスやラットを強制的に拘束して水につけると(首から下を水面下に浸ける)、
そのストレスで、たった30分間で胃潰瘍ができる。
ストレス負荷モデルとして、一昔前は頻繁に研究で使われていたが、
現在は動物倫理の問題で、なかなか行うことが難しくなった実験である。

14、5年前に初めてこの実験を行った時、
たった30分間で血がにじみ出ている悲惨な胃の粘膜を自分の眼で見て、
ストレスの恐怖を認識した。
「ストレスが病気を生じさせる」
という漠然とした知識が、一瞬にして認識に変わった瞬間である。

一昨日、昨日と、過度のストレスを受けた。
外出続きで、久しぶりに会社に来たこともあるが、
つまらんミスの報告やイライラする連絡が連発で私を襲ってきた。
数および質、共に酷かった。

結構なストレスを受けたのだろう。
午後2時ごろには、体の節々が痛くなり(色々な場所で炎症が生じたのか?)、
午後6時ごろには、座っているのもしんどい状態。
抗ストレス物質ポリアミンを腸内で製造しようと、
LKM512ヨーグルトとアルギニンを摂取して、
午後9時半に就寝。

とりあえず、今朝は元気とはいえないが、普通に仕事ができるまでに回復した。

2016年09月27日LKM博士
新宿ウォーキング

週末に新宿の街をおしゃれに散策していたかのようなタイトルであるが、
もちろん、そんな趣味は持ち合わせていない。
むしろ、私は都心の人混みの中を歩くと酔ってしまう体質である。

週末は出張。
行先は長野県飯田市。
不便なところで、東京からだと高速バスが最も便利で早い交通手段である。
長野県に6年間住んでいたので、十分に理解していた。
ただ、新宿の高速バスターミナルは「バスタ新宿」というJR新宿駅南口の新しい建物に集約されていたことは知らなかった。
(独り言:何でも略したらよいというものではない。)
地図で確認する限り、私が到着する西武新宿駅からはJR新宿駅を挟んで真反対に位置し、結構歩かねばならない。

とはいえ、同じ新宿駅。
迷っても15分間位で着くと考えていた。

ところがどっこい、
そもそも私自身が新宿駅の改札の外を歩く機会が殆どなく、土地勘がない。
電車を乗り換えるため下車することはあっても、改札を出ることはまずない。
見覚えがある景色のような気もするが、
3分も歩くと、なんだかよくわからない...

雨だったので、地下街での移動を試み、余計に方向感覚を喪失し混乱。
ついに迷子。
迷って迷って、最終的には周囲の人に聞いて、挙句の果てに雨の降る地上を歩き、
30分間かかってやっと着いた。

帰りはもっと酷かった。
「往路で来た道を戻るだけ」と考え、
5時間のバス移動(渋滞にはまる)で固まった体をほぐすかのように、
速足で意気揚々と歩き始めたが、5分間ほどで、案の定、迷子になった。

来る時に迷ったのだから、その通り戻るという試みは無謀である。
(もちろん、そんなことは歩き始める前からわかっていたが、敢えて挑戦したわけである)

小田急線や京王線の新宿駅は出てくるのに、西武新宿駅は標識すら出てこない。
着くまでひたすら歩くこと45分間位。

JR線に乗り、高田馬場駅で西武線に乗り換えていたら、
既に自宅の最寄り駅に着くタイミングである。

おかげで、おケツが汗疹になった。

恐るべし、新宿駅地下街。

2016年09月20日LKM博士
動物種を識別する検査製品

研究試薬の代理店の方から、色々と新商品を宣伝されることも多いが、
先日、動物種を識別するプライマーセットというものを紹介された。
要するに遺伝子を使って動物の種類を識別するための実験ツール製品である。

何のために動物の種類を見分ける必要があるのか?
動物に詳しくない人にとっては、チーターとヒョウの区別は難しいかもしれない。
そういう方のために、遺伝子で識別できるように・・・
いえいえ、生きている動物の種類を識別することを想定されたものではない。

と、その前に、プライマーセットとは何ぞや?という方のために超簡単に説明。

プライマーとは、遺伝子の特定の部位(配列)を増幅させるために必要なもの
である(端折り過ぎているかもしれないが間違いではない)。
刑事ドラマで、毛髪などを用いてDNA鑑定を行う場面があるが、
そのためには毛髪に含まれる僅かなDNAを観察できる量まで増やす必要がある。
このDNAの増幅作業は、プライマーを使って行われる。

本題に戻そう。
これは主として食品の品質管理や検査業務に用いられるものであった。
何に使うか?
要するに異物混入の検査である。

例えば、牛肉として販売されているミンチ肉に、
豚肉ミンチが混入されている疑いが生じた場合、あるいは念のため検査する場合、
その肉からDNAを抽出して、この豚遺伝子に反応するプライマーを使って検査する。
もし、豚特有のDNAが増えたら豚肉が混入されているという動かぬ証拠となる。

あるいは、何かの毛髪が混入していた場合、
何由来の毛なのか、知る必要がある場合も多い。

個人的には、最終商品には何由来の毛が入っていてもよくないわけで、
どの動物由来の毛なのかを知る必要が何故あるのか、少々謎であるが、
おそらく原因究明などに必要なのだろう。
あるいはお客様に納得して頂くためには、そこまで調べる必要があるのだろう。

パンフレットには、
牛、豚、馬、羊、山羊、鶏、兎、犬、猫、ドブネズミ、ハツカネズミ、クマネズミ
と書いてあった。
牛、豚、馬、羊、山羊、鶏は食材。
兎、犬、猫はペット(微妙に兎は食材カテゴリーかもしれないと思っている)。
ネズミ達は害獣扱いであろう。
いかにも品質管理分野らしい表記方法である。

私の分野だと、
ウシ、ブタ、ウマ、ヒツジ、ヤギ、ニワトリ、ウサギ、イヌ、ネコ、マウス、ラット、クマネズミと表記する。

実験でお世話になっているマウスとラットを
ハツカネズミとドブネズミとは決して表記しない。

クマネズミは、生命科学系の研究で使われることはなく(少なくとも私は知らない)、
これまでこの単語を書いた(タイプした)経験はない。

熱く説明されたが、私のところではこれは絶対に使わないよと一蹴しておいた。

2016年09月08日LKM博士
微生物繋がりで訪問した先は泡盛の老舗(後編)

前回のつづきである。

キラキラネームの技術者の方が新商品として最近開発されたのが
「瑞泉King10年古酒」

160908-1.JPG
(これも頂いてしまった!)

「泡盛はアルコール度数が高くてロックで飲むのはきつい」
という方のためにロックでも飲み易い泡盛をコンセプトに開発され、
10年熟成された古酒で作った商品。
それでもアルコール度数は30度ある。
さすが泡盛...。
ロックで飲むために開発したと熱く説明されていたのに、
開発者の一人であるキラキラネームさんは、
何故か途中から炭酸水割をやたらと薦めて来られた。
謎である。
自宅に帰りやってみたが、確かに美味かった!
改めてホームページで調べても、ロックがおすすめと書いてある...。
この日、教えてもらわなければ、おそらく一生試さなかった泡盛の炭酸水割。
プロに公表していない秘密の飲み方を教えてもらったような特別感があり、
なにやら得した気分に浸ってしまった。

突然訪問して頂きものばかりでは申し訳ないので、
殆ど本土には出回っていないという「おもろ10年」を購入した。

160908-2.JPG

これは、もったいないのでまだ開封していない。
泡盛は、このまま室温で放置していても熟成していくそうだ。
酒は生き物である。
つまり、5年放置しておけば、1ランク上の「おもろ15年」になるのかもしれない。
甕熟成ではないので、おそらくその規格には達することはできないのだろうが...。
一応コメントしておくが、セコい意味でこういう発想をしているのではない。

その日は、何種類も泡盛を試飲させて頂いたこともあり、
少々酔って調子に乗って「後日、ヨーグルト贈ります!」
と言って瑞泉酒造を後にした。


「お礼は豪快に!」
相手が思っているレベルを超えるお礼をしたいものである。
私は、1万円近くの大量のヨーグルトを自社通販で購入し瑞泉酒造に贈った。
普通の家庭なら冷蔵庫に入り切らない量である。


1週間後、今度は色々な種類の泡盛ベースのリキュール類を頂いてしまった。
お礼へのお礼で恐縮してしまう。

160908-3.JPG

左から、
沖縄黒糖使用梅酒
カーブリキュール(沖縄の柑橘類の一つである「かーぶちー」が入ったリキュール)
宵の紅茶(沖縄県産紅茶葉を使用したリキュール)
瑞泉パッション梅酒「パッショナブル」(梅酒とパッションフルーツのリキュール)
南の島の梅酒(梅酒にシークヮーサーとはちみつが入ったリキュール」

味の想像ができないものが多いが、それは頂く時のお楽しみである。
既に頂いた両端の2本は美味しかった。
それこそ炭酸水割が良い感じで、かなり飲み易かった。
特に女性は大好きな味と思われる。
通販で購入できるので興味がある方はお試しあれ。

微生物繋がりの縁は、微生物が造り出した最終商品の交換で第一幕を閉じた。

実は、来年5月に沖縄で開催される学会のシンポジウムで講演を頼まれている。
学会期間中に時間があえば、第二幕として泡盛でも飲みながら、
熟成について、もう少し教えてもらいたいものである。

2016年09月05日LKM博士
微生物繋がりで訪問した先は泡盛の老舗 (前編)

先日(といっても約2ヶ月前)、沖縄に招待され講演した時、新たな出会いがあった。

沖縄には大学の剣道部の後輩がいる。
那覇出身、那覇在住の後輩の名はヨシトヨ。
彼は私が4年生の時の1年生である。
20年前の体育会系剣道部であると伝えれば、我々の関係は想像に難くないであろう。
王様と奴隷(笑)
とはいえ、私は比較的優しい先輩であった自信はある。

私が沖縄に行く際は、とりあえず彼に一報を入れることにしている。
ヨシトヨ君は、私のスケジュールに合わせて時間を作ってもてなしてくれる。
先日は、帰りのフライトまでの時間に、
首里城付近の知合いの所に車で連れて行ってくれた。

着いてびっくり!
道路脇に『瑞泉(ずいせん)』と看板が出ていた。

ヨシトヨ君曰く、「微生物繋がりなので良いかと思いまして」

車を降りて近づくと、琉球泡盛の老舗の雰囲気出しまくりの年季の入ったシーザー像と看板が私を迎えてくれた。

160905-1.JPG

関東地方に泡盛を扱う居酒屋は多数存在するが、
瑞泉は、かなり高い頻度で店に置いてある泡盛ブランドの一つである。
私の脳内にインプットされている泡盛ブランドは、瑞泉と久米仙のみである。
当然、何度も飲んだことがある。

この黄色いマークをみれば思い出す方も多いのでは?

160905-2.JPG
(お土産に頂きました!)

なんと、連れて来てもらったのは瑞泉酒造の本社兼工場であった。

ヨシトヨ君は、中にズカズカと遠慮なく入って行く。
そして「中を見せてもらいます」と見学コースのような所に入り、
勝手にビデオを流し始める。
社長が小学校か中学校の同級生らしい。

残念ながら社長さんは不在だったが、
会長さんや、技術者さん(凄くキラキラネームであったのが印象深い)とはお話できた。
「ウンコの中の微生物の研究している先輩」と紹介されたが、
戸惑われることは殆どなかった。
さすが「微生物繋がり」である。

泡盛はタイ米(インディカ米)で作る酒だと初めて知った。
古酒の定義とは?
同時に熟成についても色々学んだ。
泡盛の甕は、ウィスキーの樽と同じよう熟成の風味づけに重要と理解できたが、
甕により味が変わるメカニズムまでは時間も足りず理解できなかった。

やはり、酒は奥が深い。

そして、微生物が繋ぐ縁も奥が深い。

2016年08月29日LKM博士
古代のチーズ「蘇」 つづき

先週紹介した古代のチーズ「蘇」についてもう少し書こうと思う。

蘇の最初の記述は、大宝律令(忘れた方は日本史を復習して下さい)の中の職員会の職務分担の中に記述されている。
薬物を扱う典薬寮の中に薬物以外に牛乳をしぼる乳戸(酪農家)があり、乳とともに、酥(そ)と呼ばれる(コンデンスミルク、チーズ、ヨーグルト風の)乳製品が製造されていたとの記録があるらしい。
(「乳の科学」上野川修一編 朝倉書店,1996 より)

「酥」と「蘇」の違いはわからない。
非常用漢字と常用漢字の違いかもしれない。
並列して書かれていることが多い。

先日購入した蘇には製造方法が記載されていた。
しぼりたての生乳をこげつかさないように7~8時間火にかけ水分を飛ばすらしい。
そうすると赤みを帯びたベージュ色の固まりができ、これを型ワクに入れる。
ただ、それだけ。
記述されていないが、おそらくこの後、冷暗所で暫く放置していると思われる。

従って、乳及び乳製品の成分規格等に関する省令においては
「濃縮乳」という規格になる。

それにしても、単純であるが面倒な製法である。

牛乳は産生するウシや季節により差があり、
また、文献によっても若干異なるが、
一般的には全固形分含量は12~13%といえるであろう。
残りの87~88%は水分ということになる。
この水分を飛ばすと、計算上、1Lの牛乳から120g程度の蘇ができる。

さて、夏休みの自由研究が終わっていないお子様には、
1日でできる「古代のチーズ蘇づくり」はお薦めである。
特別な道具も要らない。
歴史と科学の合わせ技の自由研究となる。

しかも、濃厚で乳糖がほんのり甘く、
皆さんが想像しているものより、きっと美味しいはずである。

2016年08月22日LKM博士
古代のチーズ「蘇」

蘇をご存知であろうか?
"そ"と読む。

日本最古のチーズといわれているものである。
飛鳥時代に身分の高い人々が口にしていた貴重な食物とされている。
この時代、タンパク質不足であったであろうから、
滋養強壮食品としても効果が抜群であったと思われる。

これらの方々も間違いなく口にしていた事であろう。
推古天皇、聖徳太子
曽我馬子、曽我蝦夷、曽我入鹿
中大兄皇子(天智天皇)、中臣鎌足・・・

蘇に関しては、日本史で習った人、
或いは食品分野から学んだ人もいるであろう。
とはいえ、存在を知っていたとしても、なかなか口にする機会はない。

先日、実家に帰った時に久しぶりに明日香(あすか)に行った。
ややこしいが、場所は「明日香(村)」、
ここに都があった時代を「飛鳥」時代と称する。

飛鳥寺の脇の売店で復元された「蘇」が静かに販売されていた。
原材料は100%牛乳。
一切添加物が入っていないため、
過剰な甘さやフレーバー慣れしている現代日本人にとっては物足りない風味であり、
誰もが喜ぶとは思えなかったが、
職場の土産として購入を決断した。

160822.JPG

少々香ばしく、ほんのり甘く、まさに凝縮された牛乳で、
外側組織のクッキーっぽい食感もなかなかよく、
意外と評判が良かった。

奈良県出身で、
学生時代に乳製品製造学を専攻し、
現在乳業メーカーの研究所で働いている私。
よく考えると、私を待っていたかのような土産である。

大量生産できないため殆ど出回っていないと思われるが、
もし飛鳥に行く機会があれば、是非購入して頂きたい。
食べながら、食と歴史と文化を語り合うことができる、お薦めの逸品である。

以上

勝手に奈良県観光大使より

2016年08月17日LKM博士
今週はバリバリ忙しいのでブログは休みです

タイトルの通り、ブログは休みます。
色々ネタはありますが、休みます。

オリンピックも殆ど見ていません。
「他人のメダルより自分の研究! 俺だって世界と戦っている!」
とテレビ中継の誘惑に襲われた時は思っています。


ブログ連載義務から解放してくれた西野君に感謝です。
はい、もちろん嫌味です。

参考ブログ
 
来週からボチボチ再開予定です。
では。

2016年08月08日LKM博士
危険な場所で

猛暑である。
室内の仕事であることを強くありがたいと思うのは、
猛暑の時と台風の時である。

猛暑を一段とパワーアップさせる要因にセミの鳴き声があるが、
ここ東京都西多摩郡日の出町の協同乳業㈱の敷地内では、
セミ達の羽化が連夜繰り返されている。
主としてアブラゼミとミンミンゼミ。

凄く不安定な場所で羽化したセミがいたようである。

160808.JPG

不安定甚だしい植物のツルの先である。
ここに足を固定して、のけ反って羽化するわけであるから、
なかなか勇気が必要であったはずである。
羽化中、少しの風でも相当揺れたに違いない。

とはいえ、本当に勇気があったか否かは怪しい。
普通に考えれば、生涯最大のイベントをこんな場所で行うのは無謀な挑戦である。
おそらく、このセミは、この先端に着いて「ヤバッ」と思った時、時すでに遅し。
方向転換ができずに後戻りできなかったのであろう。
その結果、仕方なく羽化を決行したと考えるのが自然である。

確実に言えることは、
追い詰められ後戻りできない最悪の環境下でも、
やるべきことをやり切ったという事実。

見習うべき人は沢山いるはずだ。

2016年08月02日LKM博士
便秘対策には食事リズムが大事です

タイトルのように改めて再認識した次第でございます。

久しぶりに実験で断食した。
このブログの読者ならご存じであろうが、
今実施している研究で、我々は時々断食せねばならない時がある。
食事成分の有効性を正確に測定するためである。

我々はこれを断食とは表現せず、絶食試験と呼んでいる。
断食は素人が行う行為、
絶食はプロが行う行為
これは、私個人の識別なので、真剣に捉えないで頂きたい。

先週、約半年ぶりに実施した。
経験豊富なため、きつくなるタイミング等を熟知しているので、
心にはゆとりがあった。
しかし、対策法はない。
大事なのは日常業務をしながら、
無意識で菓子類や飲料を摂取しないようにだけ気を付けて、
淡々と過ごすことである。

しかし、副作用はあった。
前回同様、いや、毎回発症する現象である。
That's Benpi
便秘である。
一応書いておくが、正確には英語ではconstipationという。

排便を促す食事刺激の欠如が原因と考えられる。
たった1日である。
しかし、通常排出される便が24時間余分大腸内に滞留し水分が吸収されると、
便が硬くなり出難くなる。

便通の良い私には、本当に恐ろしい現象である。
ご存じの通り、この便を無理やり排泄する際に、肛門が裂けるのである。

「便秘で切れ痔など、あってはならんのだ! このLKM博士に」

インターネット上には「断食で便秘解消」たる記事が沢山出ている。
便の原料である食事を抜いて、排便を誘導する食事による刺激も抜いて、
何故、便が出るのだ???

便秘解消には規則正しい食事リズムが必須であると、
私は百発百中の実体験から確信している。

2016年07月28日LKM博士
チラガー食べました

先日紹介した沖縄土産を食べた。
参考ブログ→「おばちゃんを驚かせるもの探し

真空パックの封を切り、中身を出してみる。

160728-1.JPG
(耳が片方ないのは、写真撮影前にパートのおばちゃんが勇み足で切ったから。)

少々グロテスク度が上昇した気がする。
完全に豚の面である。
とはいえ、食べ物として雰囲気も醸し出している。

裏側はというとこんな様相である。

160728-2.JPG

グロテスクと思う人とそうでない人に分かれる気がする。

我々のように解剖の経験がある者は、
この絵面は明らかに組織学的な対象物であり、顔の裏側である。

一方、そういう経験がない方は、パッと見は何も感じないかもしれない。
服の裏地のような、非生物的な物体に感じるかもしれない。

但し、そういう方々でも、鼻の存在を認識したら、そうはいかないであろう。
まさしく鼻であり、鼻の穴を強調するかのうように脂が溜まっていた。

これらを細くスライスして頂いた。
想像した通りの食感と味であった。
肉というより、ゼラチン質であった。
耳は、いわゆるミミガーなので、沖縄料理屋で食べるそのままで普通に美味い。
好みによるが、オーブン等で加熱すると、少し違う食感を楽しめた。

但し、鼻の部分は、他の部位と一線を画す雰囲気があり、
噛んでいると豚の鼻が脳裏に浮かび、少々手強かった。

2016年07月20日LKM博士
さらば、デジカメ3号

デジカメ3号が壊れた。
私の人生で3代目のデジカメなのでこの名がついている。

2011年から使っており、寿命であろう。
ただ、前触れもなく、いきなり壊れた。
前日まで元気だったのに・・・

特に私の場合は、畑で撮影することが多い。
撮影する手に泥がついていることも多々あり、
精密機械にとっては酷な状況で使っていることを考慮すれば、
5年間、よく働いてくれたと感謝している。

160720.jpg

5年前は、デジカメに連写機能が付き始めた頃で、
「これでスポーツの大事な一瞬を逃さず躍動的に撮れる」
と電器店の店員にアピールされ、興奮して買った記憶がある。

その機能を早速試し、綺麗に撮影できたことに感激して、
その写真をブログにしたのはこれである。
スポーツ撮影ではなく昆虫撮影への応用であったが(笑)。
ホシホウジャク

このブログに登場する2011年10月以降の画像の99%以上は、
このデジカメで私自身が撮った写真である。

時に力強く、時にお茶目に撮りたい春日野部屋力士軍団
動きのある昆虫達、アップで撮りたい昆虫達
色鮮やかに美味しそうに撮りたい野菜類
文字まで綺麗に移したい本などの印刷物
逆にわざとピントを合わせない書類やパソコン画面
実験の記録として撮る高画質写真

状況に合わせてかなり使いこなしていた。

お疲れ様でした!

壊れたデジカメは資源ごみとなる運命であるが、
愛着があり、しばらくは捨てられない気がする・・・

2016年07月19日LKM博士
改良⇒改良⇒改良

最近、講演する時、真剣に臨んでいる。
特に、一般の方々(研究者以外)を相手にする時は真剣である。

こう書くと「これまでそうでなかったか?」と語幣があるかもしれないが、
本業は研究であり、研究者相手でないプレゼンの場合は、
依頼があれば仕方なしにやっていた。

「聴講者が、楽しく、何か感じてもらえれば十分だ。その延長で我々のヨーグルトが売れればラッキーだ」
という程度であった。
CMを流している会社ではないので、
私が研究開発しているヨーグルトの存在を一般の消費者の方々に知って頂くには、
招かれての講演は、かなり効率的であることもわかっている。

楽しんでもらうためには笑ってもらう必要があると勝手に思い込んでいた。
そのため、
「プレゼン中に1回は笑わす」という目標が、
次第に2回、3回となり、今では容赦なく5回以上は仕掛ける。

ただ、私も100回近く繰り返してくると、いよいよマンネリ化し、
私自身のモチベーションを維持するのも大変になってきた。
講演毎に違う土地に行ったり、
対象者が変わったりしているが、
それでも土日を潰して働いている私を満たす程の刺激ではない。


そんな中、私はふとしたことから視点を変えることにした。
細かいことは書かないが、「プレゼン技術を高めてみよう」と考えた。

「他の誰かにも聴かせたい!」

こう思わせるプレゼンを目指すことにした。
「面白いだけのプレゼン」からの脱却でもある

このように思ってもらうには、
私にしかできない価値のある講演でなくてはならない。
つまり、以下のように思わせる講演である。
「今日得た情報は重要なので誰々に伝えたい! でも、私ではうまく伝わらない。LKM博士に来てもらわないと!」

それからは手探りで色々改良している。
講演前の移動中は、特に前回の反省点を考慮して改良している。
飛行機であろうが、新幹線であろうが、全く寝ずに考えている。

聴講者との見えないやり取りが重要なので、
スライド(パワーポイント)自体に重点を置くのは止めた。
敢えて言うなら、スライドと私の一体感で相手に伝えるのである。
時には、スライドが私のトークを効果的に誘導し、
時には、私のトークを受けてスライドが脳裏に情報を刻み込む手伝いをする。

まだ、よくわからないが、少しずつ手応えをつかんでいる。
改良、改良、改良、しばらく続けてみる...


先日、講演した翌日に、それを聴いた方から次の講演の依頼があった。
ちょっと嬉しかった。

2016年07月14日LKM博士
納豆あめ

先日、茨城県で講演をした帰り、
土産に「納豆あめ」という得体の知れない商品を買ってきた。

容器に魅かれた!
市販納豆の入れ物そのものである。

160714-1.JPG

美味しくないのは最初からわかっていたので、
感想を聞いてから試そうと待っていたが、
職場に置いて3週間、
殆ど誰も手をつけない。

仕方なしに、本日、皆に分け与えた。
動物実験のそれとは異なるが、強制経口投与と表現できるかもしれない...。
私も食べてみた。

袋を開けて眺めてみると、透明な飴色の奥に納豆と思われる物体が入っている。

160714-2.JPG

ひき割納豆だろう・・・。

口に入れた直後、「???」
納豆風味全く無し。
どこか昔懐かしの飴の味である。
この期待の裏切り方はなかなか素晴らしいと思った。

暫く舐めていると、
飴の表面からブツブツと納豆と思われる物体が出て来るのを舌が感じる。
ひき割納豆が飴の表面から姿を現している状態である。
舌触りが良くない。

味は普通の納豆である。
まずい。
納豆が美味しくないというより、飴との相性がよくないと表現するのが正しい。
少々ネバネバ感もある。

更に暫く舐めていると飴から遊離する。
小さ過ぎて噛み砕くことができないので、
しばらく口の中に残る。
まるで噛み砕いたピーナッツの破片が口の中に残っている時の感覚である。

以上、納豆あめレポートでした。

【私の将来リピート確率】0%。ジョークが通じる相手への土産には最適である。

2016年07月12日LKM博士
歩行困難の原因は、まさかの・・・

先日の朝5:30頃の話である。

目覚めて数歩歩いたら、左足の裏に尋常ではない激痛を感じた。
慌てて足の裏を見たがよくわからない。
気のせいかと思い再び歩行してみると、やはり激痛を感じる。
再度、足の裏を見て、様々な場所を触診し、痛い場所を特定した。

他の部分と比較すると少し赤く腫れている。
よく見ると、何かが刺さっている。
頑張って原因物質を引き抜こうと四苦八苦するが、
毛抜きで挟んで引き抜くか、針でほじくり出すという
痛々しい物理的手段しか思いつかない。

そういえば、大学時代に剣道をしていた時、
長野の山奥のメンテナンス不十分な体育館で稽古をした際に、
床の木片が足の裏に刺さって、そのまま放置していたら化膿し、
簡単な手術になったのを思い出した。
「放置していてはならない。すぐに取り出さないと」

しかし、自分でほじくり出すには痛過ぎて限界である。
素直に病院に行った。

皮膚科の先生が、特殊な皮膚がん等の診断にも用いるルーペとピンセットを駆使してほじくり出すこと5分間。
「とれましたよ! たぶんもう大丈夫」

刺さっていたのはこれ!?!?!???
160712.jpg

人差し指の先の黒い物質である。
正体は3~4 mm程度の短いヒトの毛である。
髪の毛か鼻毛か何なのかはわからない。

皮膚科の先生曰く、
「たまに、同じように毛が刺さって化膿した患者さん来ますよ」
私の場合も、おそらくだいぶ前に足に刺さっており、
気付かず放置していたことで化膿し痛みが出て気付いたということらしい。

なぜ皮膚に、しかも他の部位より強靭な足の裏に毛が刺さるのか?
床で毛が立っているなんてことがあるのか?
物理的に可能と思えないので聞いてみると、
先生「すっと入るんですよ」
私 「はぁ~ ・・・(寄生虫やないんやから)」

とにかく裸足で歩いているときは、落ちている毛には注意しよう。

ちなみに、記念に毛は持ち帰った。

2016年07月08日LKM博士
今日は札幌 & 大相撲七月場所が始まります

丁度一週間前、7月1日のブログは「今日は沖縄です」。
今日、7月8日(那覇の日だそうです)は札幌です。
不要な情報を入れて理解しにくい文章にしてみました(笑)
いつも以上に、南へ北へと激しく動いております。

今日の札幌行きは、先週よりビジネスマン率高く、5%程度でしょうか。
周囲はレジャー感満載であれ、
わたしゃ、今週も機内でより効果的なプレゼンを追求し、
改良版の構想を練っていました。

沖縄と異なり札幌は近い。
飛行時間が短く不完全燃焼です。

さて、気が付くと明後日から名古屋場所が始まります。

今場所は、栃煌山幟を揚げる予定でしたが、忘れてしまいました。
痛恨のミス。

近い将来、オーザン関らに飲んでもらおうと考えている
新商品関連の仕事に振り回されておりまして、
発注をど忘れしてしまいました。

稀勢の里、白鵬の報道しかありませんので、
他の力士達はどんな調子なのか殆どわかりませんが、
15日間、楽しみましょう。

2016年07月05日LKM博士
おばちゃんを驚かせるもの探し

出張の前日は、パートのおばちゃんが
「お土産、お土産♪♪♪」
とうるさい。
行先によっては、お土産を指定してくる時がある。

先週の沖縄出張前日
「甘いものね。ちんすこうがいいかな~。他にも色々あるだろうから甘くて美味しいものなら何でもいいや」

しかし、私は他人のいうことを聞くのが大嫌いな性分である。
私の心の中でこう言っていた。
「絶対、甘くないもの買って来たる!!!!!」

さて、帰りの飛行機搭乗前、お土産を物色。
泡盛に島唐辛子を漬け込んだ辛い調味料の巨大ボトルをカゴに入れては、
さすがに職場の土産にするとひんしゅくを買うなと思い止まりカゴから出す。
こんなことを繰り返し、迷うこと20分間。

最終的には、予定より少々値が張ったがチラガーにした。
豚顔皮肉煮である。
この写真ではわからないが、かなりグロテスクである。
(今日は、敢えて、無難な写真を選択した。)

160705.JPG

おばちゃんが、甘いお菓子でないことにがっかりし、
豚のグロテスクな顔面を恐れることを期待して。

ところが、結果は正反対の大喜び。
チラガーの存在を初めて知ったようで、
「なに~これ~、すごーい。すごーい。早く食べよう」
と大興奮でありました。

そういえば、このおばちゃんの主要業務の一つは、
マウスの解剖であった・・・。

2016年07月01日LKM博士
今日は沖縄

講演のため今日は那覇に来ています。

青い空、白い雲、真夏です。
めちゃくちゃ暑いです。

機内はレジャー客が99%のハイテンション空間。
そんな状況下、2時間半を超えるフライト中、
私は黙々とプレゼン用スライドを改変していました。
先月の4回実施した講演の反省点の修正です。

えらい! 俺様

おそらく隣の乗客は、ウンコが描かれたスライドを真面目に作成している私に驚いたことでしょう。
チラチラと視線を感じました。

今は沖縄とか関係なしに、
その反応や影響がどう出るのか? それが楽しみです。


講演会場にモノレールで移動中のLKM博士より

2016年06月30日LKM博士
梅雨ですね~

6月も本日で終わりです。
それは、2016年も半分終わったことを意味しています。

早いですね~
焦ること、色々ありますね~
しかも、梅雨空でジメジメ、うっとうしいですね~

そんな高ストレス暴露状況下、
会社帰り道、車の窓から聞こえてくるカエルの鳴き声は私を癒してくれます。
わざと信号に引っかかり鳴き声鑑賞する私。

悠久の昔から、日本の梅雨にはカエルの鳴き声がセットだったことでしょう。
遺伝子にカエルの鳴き声受容体が組み込まれているのでしょうか?
決して良い音色ではなく不揃いの合唱なのですが、不思議と癒されます。

私のアマガエルも雨雲が近づくと鳴き出すことが多いです。

160630.jpg
(容器外側からの撮影。向こう側にも1匹いるのにお気づきでしょうか?)

喉(専門用語では鳴嚢:ろくのう)を膨らませて鳴きますが、これは小休止中。
私が覗き込むと、鳴くのストップするんです(苦笑)

2016年06月20日LKM博士
壁新聞ができました

先日、ブログで報告した小中学生用の壁新聞が完成した。

壁新聞執筆依頼に関するブログはココ
ウン小話52

印刷物が送られて来てビックリ!
大きい!
定規で適当に(本気で測っていない)測ってみると、
約53cm×76cmであった。

160620.JPG

しかも、3部作(3枚もある)。
クイズ形式になっている。
おそらく、7月の前半(問題)、中盤(解答)、後半(日々のうんち習慣の薦め)と張り替えるのであろう。
私が書いた(いや、書かされた)長文は解説として冊子になっている。
これは先生用なのか?
貼り出されるとは思わない。
この内容は自信あり。まじめなお医者さんが書くより面白いと思う。

小学生のお子様がいらっしゃる方は、
学校に貼り出してあったら読んでみて頂きたい。
保健室や職員室の近くの掲示板に貼り出されているのではないでしょうか。

2016年06月15日LKM博士
モイスチャー眼鏡

企業ブログなので敢えてメーカー名は伏せておくが、
モイスチャー眼鏡をご存知であろうか?

モイスチャーとは水分や湿気という意味である。
つまり、湿気を供給する眼鏡。
ドライアイに効果を発揮する眼鏡である。

自分がドライアイであるとの確証はないが、
パソコン作業中に眼がかなり不愉快になり、
(私独自の表現であるが、「眼がヒョエヒョエする」感覚)
目薬で潤すと気持ちよく感じるので、
おそらくドライアイなのであろう。
集中すると、瞬きをしていないことであろう。

ある共同研究の中で、
社会的にはドライアイはあまり問題視されていないが、
生活習慣病にも繋がる見過ごせない症状であると知った。

とはいうものの、対症療法として目薬を使う以外には
特に何か対策を打つわけでなく過ごしてきたが、
このモイスチャー眼鏡の存在を知ってからはとても気になっていた。

しかし、調べてみると数千円する...。
大して高くないが、必須でないため躊躇し、なかなか購入できない私。

だが、ドライアイにより少しずつ体がダメージを受けているのなら好ましくない。
思い切って購入した。
160615.JPG
レンズ横の透明な部分が水を注入しておくタンクになっており、
ここから水が蒸発し適度な湿度を保つシステムである。

更に私は、ブルーライトカットレンズに交換したので結局1万円した。

それから今日で3日目である。

驚く程に良い。
劇的に調子が良い。
今までドライアイとブルーライトストレスを相当受けていたことに気が付いた。
安い買い物であったと思う。

眼が疲れないので集中力が長時間続き、
気が付くと、昨日は23時まで論文関連の仕事をしていた。

逆に体調を崩しそうで怖い(笑)。

2016年06月13日LKM博士
緊張感の喪失

ブログを毎日書く必要がなくなって1週間経過した。

明らかに私の生活に変化が現れ、ブログのことを考えなくなってしまった。
これは予想以上に大きい影響を私に与えており、
日常生活の全てでネタを探していた生活が一変し、
完全にこのネタ探し的思考回路がストップしてしまった。
つまり、全ての出来事をブログ化のために俯瞰的に観察し、
ブログ化が可能か否かを瞬時に判断し脳に記憶する神経回路の喪失である。
言い方を変えれば、目の前のことに夢中になっているともいえる。

感覚的なものであるが、劇的な変化である。

もちろん、このような状況になると、必然的に書くネタが思いつかなくなる。
先週は、「今日は書こう」と通勤中に漠然と考えていたが思いつかなかった。
今朝も書こうと思っていたが、実際、15分間位考えたが何も思いつかなかった。
この5~6年間、私のウンコ色の脳ミソには、常に10以上もネタがストックされていたのに、
その最新ストックすら完全に無くなってしまった。
思い出せない。
自分で驚いているが、なーんにも思いつかない。

つい数週間前の自分に
「お前、毎日書くことあってマジで凄いな」
と感心する位、思いつかない。

そもそも何のために書いていたのかすら、わからなくなって来ている。
本当に会社の役に立っていたのだろうか?
これを機に「止めちまおう」とも考えている。

ただ、まだ止めることが良いことなのか悪いことなのかの判断はできないので、
しばらくは、少し緊張感を復活させて書こうと思う。

もちろん、判断基準は研究への影響であって、会社の意向は知ったこっちゃない。
自分で決めるつもりである。

2016年06月06日LKM博士
ウィークデー連続ブログ更新記録がストップしました

タイトルの通り、
2016年6月2日まで毎日欠かさず更新していた本ブログですが、
突如、2016年6月3日にその連続記録は終焉を迎えました。
5年以上は続いていたと思います。

その日もいつも通り原稿は送ってありました。
ただ、本社のチェックとアップロードの作業が実行されなかったのです。

午後6時過ぎの時点で、複数の読者の方から連絡は頂きまして、
私自身も何か嫌な予感がしたので改めて連絡したのですが、ダメでした。
土曜日には
「更新されていないですが体調崩されたのですか?」
と読者の方から心配される私...(苦笑)

いいえ、LKM512を毎日摂取しておりますので快便で元気です!

先程、Webで確認すると、何食わぬ雰囲気で金曜日分がアップされております。
(この日でストップするとは微塵にも感じていない内容ですね 笑)

しかし、これでは誠実性に欠けますので、
私の方から本ブログで「連続更新記録ストップ」と報告した次第です。

ニシノ君等は、読者や私が気付いていないとでも思っているのだろうか...?
そもそも5~6人体制で管理しているにも関わらず誰も更新なかったのだから、
残念ながら、あまり重要な仕事ではないのでしょう。
懇願されて始めた仕事ですが...


とはいえ、心の底では、このようなハプニングによる中断を待っておりました。
私は、人並み以上に、一度決めた事は徹底的にやり抜くタイプです。
従って、自らこのブログの連続更新をストップさせることはあり得なかったのです。
「頼まれて引き受けた以上、他の企業ブログとは一線を画するレベルでやる」
という心構えで7~8年やっておりますので、継続を止めるには、
事故、病気、或いは退職以外にはないなと思っていました。
他人のせいで連続記録が止まるのは、悔しいのですが、
唯一、私が納得できる方法だったような気がします。

ニシノ君ありがとう! (嫌み、いやみ、嫌み、イヤミ、嫌み、IYAMI、嫌み)

これを機に、もう少し練ったブログを時々アップするのも良いかと考えています。

2016年06月02日LKM博士
抽選しておきました

昨日、板橋の本部ビルの会議に出ていたら、
その会議に関係ないニシノ君が現れて、
「抽選準備できた」
と手に番号が書かれたくじ(使用済みコピー用紙の裏に書いたもの)を握っていた。

私「???」
栃ノ心関の技能賞記念ミニ幟プレゼントの件であった。

実際に100円であってもメイトー商品を買わなければならないという条件を入れ、
(これでツイッター懸賞軍団の容赦ない申し込み攻撃は防げる)
応募期間も短く、
情報発信も私のツイッター限定、
そして、栃ノ心ファン以外はそれ程魅力的には感じないものが対象なので、
応募は5、6件程度と予想していたが、
実際には、はるかに多く20件前後の応募があったようである。
よくわからんが、海外からもあったようである。

厳正抽選の雰囲気をどうぞ。
ニシノ君のデスクが汚いので、少し広いスペースで実施。

160602.jpg

私からは、ミニ幟当選者と副賞(ヨーグルト)の当選者を選んだ。
ニシノ君、トモミさんもアイスとプリンの副賞の当選者を選んだ。

当選者の方、おめでとうございます!
近い内にメールが届くと思います。

2016年05月27日LKM博士
外出記録が凄いんです

先々週から外出(一部出張)が多いのですが、
ふと手帳を見ると、結構迫力があって凄いのです。
一流ばっかり。

6月13日~25日
この2週間足らず、実質平日は9日間(一部土日に訪問していますが)
の訪問先を順に書き出してみると・・・

1. 東京大学(弥生)
2. 東京大学(駒場)
3. 京都大学(吉田)
4. 春日野部屋(墨田区)
5. 早稲田大学(所沢)
6. 東京大学(本郷)
7. 早稲田大学(早稲田)

カッコ内はキャンパス名
4は所在地

招かれた講演あり、
打合せあり、
お願いあり、
その他あり、
色々とハードに働いております。

2016年05月25日LKM博士
お土産紹介(舞妓はん ひぃ~ひぃ~カレーせんべい)

いつも頂いたお土産を紹介しているが、
今日は自分で買って来たお土産を紹介する。

京都出張みやげ
その名は、
「舞妓はん ひぃ~ひぃ~カレーせんべい」

160525.jpg

いつからか正確には知らないが、おそらくこの半年以内に
京都駅新幹線構内に進出して来た商品だと思われる。
以前は見たことなかった。

カレーせんべい
狂辛旨味
というキーワードから、大体の味は想像できる。
食べてみるとその通りの味であった。
確かに辛い。
が、食べられないレベルではなく、心地よいレベル(ちなみに私は比較的辛いのには強い)。
但し、辛さに加え、煎餅が口の水分を奪うこともあり、冷たい系の水分は必須である。
間違いなく、ビールのお供に最適!

舞妓さんが「ひぃ~ひぃ~」言う位に辛い煎餅という意味かと思ったのだが、
少し調べてみると、
「舞妓さん ひぃ~ひぃ~」というブランド名の一味唐辛子を使っている煎餅という意味のようである。
通常の唐辛子と異なり、10倍の辛さを誇るハバネロを使用しており、
それが自慢のようで、「激辛」を超えた「狂辛」とメーカーHPには書いてあった。
辛ければ良いというものではないと思うが、そこに拘るメーカーがあるのは良いことだと思う。

今の時代、辛さを求めて化学的な人工辛味料のようなものがあって然るべきと思うが、
辛さの世界は何故か純粋な植物に頼っていることを、ふと不思議に思った。
ハバネロ以上の辛さパワーを人類は求めていないのであろう。

500円以下、且つ重量が軽いので、調子に乗って沢山購入してしまうのには注意!

2016年05月24日LKM博士
【告知】栃ノ心技能賞記念プレゼント企画2016年五月場所

栃ノ心技能賞受賞直後にもらったサイン入りミニ幟のプレゼント企画です。
これ、差し上げます。
160524.jpg

【特賞】サイン入りミニ幟+ニシノ君厳選アイス詰め合わせ 1名
(ミニ幟付属の棒と吸盤はありますが、立てる台はありません)

【副賞1】ニシノ君の厳選アイス詰め合わせ 1名
【副賞2】トモミさんの厳選プリン詰め合わせ 1名
【副賞3】私(LKM博士)のお薦めヨーグルト詰合せ 1名

ニシノ君とトモミさん(脳ミソ筋肉女子)は、
このブログを遡れば、どんな人物かわかりますが、
余計な事を省いて伝えると、アイスとプリンの営業企画の担当者です。
つまり、アイスとプリンの販売を企画している方のお薦め品のプレゼントです。
私の分は、いわゆるSumoyogurtの固型とドリンクタイプにすると思います。


応募方法は簡単です。

【応募資格】
メイトー商品をスーパーやコンビニで100円以上購入して頂き、
あるいは通販で購入して頂き、
そのレシートの写真をメールに添付して送って下さい。
(通販の場合は注文確認メールを転送して下さい)⇒ 通販サイト

※ お一人様、1回のみ (複数回の場合も1回でエントリーとなります)
※ 他の商品はマジック等で消して頂いても構いません。

【応募用メールアドレス】 asachanko@meito.co.jp

【締切】2016年5月31日(その日に到着したメールまで)
短期間です。

【発表】誰にしようか抽選の後、当選者には返信メールでお知らせ致します。

【注意】私のTwitterではないので気を付けて下さい。
副賞は選べません。抽選に運命を託して下さい。

「おいおい、稽古見学&ちゃんこ企画の時と同じアドレス使うなよ」
と思われた方いるでしょ?
いちいちアドレスを作るような面倒なことは致しません。
きっちりパスワード管理されたアドレスなので、使い回します。

ドシドシご応募してくレバニ!

2016年05月23日LKM博士
意外と反響あり驚いた

まず、栃ノ心関の技能賞獲得に驚いた。
特に先場所までの「該当者なし」の連発の後の怪力相撲の栃ノ心の受賞。
選考メンバーが変わったとはいえ、少々耳を疑った。
昨日の午後3時半ごろ、自宅での話である。

今月はやたらと忙しく、
それまで自宅に籠り研究関連のパソコン仕事を夢中でやっていたが、
突然、「なんかやらねば!!!???」という気持ちが走った。
ノシン関は、時々こうしてメイトー商品アピールに協力してくれるのだから。

160523-2.jpg
ホームランバーNEOシリーズを食べて笑顔でポーズ

とっさに思いついたのは、ミニ幟へサインしてもらってプレゼント。
昔やろうと思って放置していたミニ幟があったはず。
見つけて持参し、千秋楽祝賀会でサインをゲット。
柔らかい布なので「書くの難しいね」と大変そうでした(すいません)
それで、こんな写真をツイッターに載せると...

160523.jpg

本場所溜席ペアチケットプレゼント企画以上のスピードで
"リツイート"と"いいね"が。

簡単に応募してもらえる企画にしたいと考えている。

2016年05月18日LKM博士
改善されたこと(東海道山陽新幹線)

今日は京都に出張で新幹線ナウ
今年度に入り9回目(往路)と10回目(復路)の新幹線になる。
出張を減らしているが、それなりにハイペースである。

ところで、
今年度から東海道山陽新幹線で改善されたことがあるのをご存じだろうか?
利用されている方はもう知っているであろう。

車掌さんが回って来ての指定席の切符チェック
が無くなったのである。

弁当中、口をモゴモゴさせながらポケット内に入れたはずの切符をモゾモゾと探す。
集中してコンピューターで仕事をしていても中断して切符を見せる。
寝ていても切符チェックの空気を感じて目覚めて睡眠妨害。
隣の人が切符を出すのに手間取っていると、その間ジーっと待っている。
わずか10秒足らずでも、少々苛立つこともある。
車掌さんも申し訳なさそうに声を掛けながら作業をしている。

この作業はアナログで厳密に運営されていた。
車掌さんは、各座席の客がどの駅で降りるかをメモし、
途中の駅(よくあるのが名古屋)で乗客が入れ替われば再びチェックに来る。

インターネットで座席指定までできる時代に、
「どういうことやん?」
とずっと思っていた。

一方で、その作業は殆どが機械化されてしまった鉄道業務の中で、
人が行う作業の砦として残っている様にも感じていた。

それが、この4月からなくなった。
評価をしているが、上記の視点から考えると少し寂しい。

これを記念して、
車掌の見回りがなくなった事を利用した殺人事件ミステリーを
西村京太郎氏に書いてもらいものである。

2016年05月17日LKM博士
原因はエシャレット

昨晩、エシャロットを食べました。
味噌を付けて生でかぶりついて食べました。
大好きな食べ方です。

ところが、とても強烈で口の中がヒリヒリするエシャレットでした。
ビール等、飲み物がなければ食べられないレベル。
おそらく、アリシン(タマネギやニンニク等にも含まれる独特のにおいの元)が多かったのでしょう。
その分、体に効いていると思いながら食べました。
「血液サラサラ~」 って感じで5本程食べました。

ところが、夜中、おなかが痛くなりました。
今朝も下痢でした。
おそらくエシャレットのせいです。
刺激が強過ぎて、私の腸上皮細胞が排除命令を出したようです。
8:35の排便で無事出し切りました。


【豆知識】エシャレットは生食用に育てられた若いラッキョウです。

2016年05月16日LKM博士
柿の葉寿司の注意書きから考える

何度か紹介している私のお薦めの『たなかの柿の葉寿司』。
柿の葉寿司は奈良県名物であるが、その中でもダントツの美味さを誇る。
関連ブログ→私のお薦め

一番のお薦めは鯖と鮭の両方が詰め合わされたセットである。
鯛もあるが、脂が少なく鯖や鮭と比べると少々味が劣るのは否めない。
そんなセットを購入した場合、どの寿司も柿の葉で包まれているため識別できない。
しかし、この商品は親切なことに、どの寿司が鯖で鮭なのかがわかるように、
一枚の小さな紙が入っている。
「さけ、さけ、さけ、さば、さば、さば、さば」

160516.jpg

何気にその紙を見ていて驚いた。
よく見ると、一番下に
「柿の葉は取り除いてお召し上がり下さい」
と書いてあるではないか(驚)!

当たり前のことである。

柿の葉ごと食べる人がいるのか?
想像力が無さ過ぎる。

人生初の柿の葉寿司で、万が一、葉と一緒に一口食べてしまったとしても、
不味いので、直後から葉を取り除いて食べる寿司だとわかるだろう。
応用力が無さ過ぎる。

それとも、クレーム問題になるのか?
心が狭過ぎる。

いずれにしても、メーカーが書いておいた方が無難と判断されたのには、
きっかけとなる常識はずれな出来事があったことを示唆している。
少々おかしくなっている現代日本社会を象徴しているようにも感じる。

少々真面目に書いてしまったが、相変わらず美味かった!
柿の葉寿司のおいしさと、美味と感じる私の舌の関係は、いつもでも変わらない。

2016年05月13日LKM博士
うすい賞状?

先日報告しました農芸化学会トピックス賞の賞状が贈られてきました!

トピックス賞の内容はここから
 
賞状は、それなりに重厚感のある紺色のホルダー(本の表紙のようなものに挟むもの)に収められて贈られてきました。

事務所で研究所長等に見せると、
「額に入れてロビーに飾ろう」となりまして、
今はこのように研究所の玄関ロビーに飾ってあります。

160513.JPG

記念に手元に置いておきたいので、カラーコピーしました。
この研究に貢献し筆頭発表者の助手KY(イニシャルにしているが、上の写真で本名がばれましたね)の分もコピーして渡しました。

喜ぶかと思ったら、最初に出てきたのはこんな一言
「うっすーっ」

普通のペラペラのA4のコピー用紙ですから(笑)

私「コピーやって言うたやろ」
KY「あっ、すんません。」

賞状が賞状であるためには厚みが重要な要素のようです。

2016年05月12日LKM博士
短時間着替え 観察編

今朝、改めて、自分の作業着への着替えを観察してみた。
というのは、
無意識でロッカーに向かいつつファスナーを下ろし始めた瞬間に、
同じタイミングでロッカーに向かっていた同僚にこのブログネタを振られ、
瞬時に意識してしまったのである。

①出会った人にさわやかに挨拶しつつ歩きながら、
②左手で上着の薄手のパーカーのファスナーを下ろし始める。
③半分位まで到達する頃に、右手でズボンのボタンを親指と人差し指で外しつつ...
④中指でファスナーのスライダー(ファスナーの引っ張る部位.これの上下でファスナーが開閉する)を持ち上げて、ボタンを外し終わった瞬間に親指も使って挟んで下ろす。
⑤ロッカーに着く直前に上着とズボンがすぐに脱げる状態になっている。

わずか5秒程度の作業である。
しかし、一つずつ意識して分析してみると、なかなかの熟練技であった。

2016年05月11日LKM博士
短時間着替え

やることが多過ぎ、時間が足りない。
そういう時は、職場で作業着に着替えるのもスピーディーになる。
特に朝はエネルギーがあるので早着替えである。

先日気付いたが、私はロッカー室に入る前に服を脱ぎ始めている。
ロッカー室を出る時も、作業着(上着)のチャックは締めておらず、
自分のデスクに向かいながら着替えを完成させる。
夏が近づき薄着になって来ると、
ロッカーに着く前に上着のボタン外し等の作業(Tシャツは着ている)はほぼ完了する。
昨日、ズボンのチャックを下ろしながら歩いていることに気が付いた。
一応コメントしておくが、パンツ姿で歩いている訳ではない(笑)
すぐに脱げるようにズボンを緩める作業である。

今日、着替え時間を測定してみた。
ロッカー室に入ってから出るまで。
45秒。

本気を出せばまだまだ短縮できる可能性があるタイムと判断した。

ただ、男子ロッカー室の手前にある女子ロッカー室には気を付けておかねばならない。
もし、チャックを開けながらロッカーに向かっている時に
女子ロッカー室から出て来た人に遭遇すると
セクハラと指摘されるリスクがあるからだ。

2016年05月09日LKM博士
書いて植えて獲って"寝て"書く

皆さまGWは如何でしたか?

私はやることがいっぱいでした。

GW中に仕上げねばならない原稿が2つ。
(締切りを少々過ぎている・・・各編集部の方、すいません)

そして、時期的にやることが多い畑作業。
(種まき、苗植え付け、間引き、収穫、雑草とり、害虫チェック)

仕方ないので、29日から昨日まで、8日間の休みの日は全て5時台に起床です。
5月7日なんて4時起床でした。
(ちなみに、私は余程疲れてなければ、目覚まし時計なしで大体狙った時間に目覚める技術を身に付けている。)

何も用事が無い日の理想的な順番は、
起床→執筆→(朝飯 with 野菜)→植付け→収穫→(昼飯)→執筆
です。

この作戦で、前半で1報、後半で1報、原稿を仕上げました。

しかし、早朝から全力でやっておりますと、午後はかなりしんどいです。
特に午前中に畑で作業をすると、太陽パワーでどっと疲れます。
仕方ないので30分間から1時間程度の昼寝を導入しました。
軽い気持ちでしたが、その効果は驚くべきものでした!

大手企業では職場での昼寝を推奨しているところもあるそうですが、
その理由が理解できました。

さて、この職場に昼寝制度をどう取り入れるのか?
優れた研究成果を出すためには、真っ先に検討した方が良い事のような気がします。

2016年05月02日LKM博士
八丁みそまん

「出張に行ったらお土産を買って来る」(職場ルール)

このルールに則り、私は頻繁にお土産を買わねばならないのである。
月に3~4回は買って来ることになる。
結構な出費である。

名古屋、京都、大阪あたりは年間幾度も行く機会があり、
何を買って帰ればよいのか迷う。

名古屋は土産的にはなかなか難しい土地である。
定番ものが色々とあり過ぎる。
きしめん、手羽先関連、味噌関連、ういろう、ゆかり、ひつまぶし系も・・・
節操なく、伊勢の赤福餅や静岡のうなぎパイも並んでいる。
さらに、定番スナック類も名古屋の味付けのものが多数ある。
手羽先足ホテトチップス、プリッツ小倉トースト味など・・・切りがない。

そんな中、先日、初めて『八丁みそまん』というまんじゅうを買った。

理由はシンプル
「うんこっぽい」から!

ところが、実際に会社で中身を開けてみると、
茶色いものの、大してうんこっぽくなく残念な結果。
160502.JPG

以前に頂いた「かりんとう」の方が遥かにウンコである。
参照ブログ 「またもや蔵久のかりんとうを頂きました!」

味は、普通にうまかった。
八丁味噌の風味は生地に少々練り込まれているという程度で主張がない。
但し、まんじゅうなので味噌主張が少ない方が良いとも言える。
内部は美味なこしあんであったが、こちらは味噌度ゼロ。
おいしいが、ネーミングでここまで八丁味噌アピールはしてはいけない気がする無難な八丁味噌レベル。
部署メンバーの反応も社交辞令的「おいしい~」のみ。

ギリギリ合格といったところであろう。

(個人の感想である)

2016年04月27日LKM博士
虎党さんへ このホームランバーを作りました!

関西地区の皆さん、このホームランバーはもう食べられましたか?

ホームランバーが阪神タイガースとコラボしたのです!
「ブログに書いたるから」
とアイス企画担当のニシノ君より取り寄せて味見。
(ニシノ君は非常にせこくて、2本しか送って来ませんでした。)

160427.JPG

2層構造になっており、
内部は通常のバニラ味のホームランバー。
安定した濃厚なバニラ味のアイスクリームです。

外側は練乳味のシャキッとした歯ごたえの少し硬い層です。
内部のアイスクリームだけだと少々甘過ぎて重たく感じる私の様な者には
外側層の食感および味は、少しホッとします。
個人的には外側層をもう少し厚くしてもらいたい。
内部が甘いので、レモン味とかでもよいと思っています。

関西限定で販売しております。
主な取扱い店舗は、ファミリーマート、サークルKサンクスなどです。

当たりが出たら、
ホームランバー×阪神タイガースのオリジナルボールペンがもらえます。
ボールペンはバットの原料であるアオダモで作られたこだわりの限定品だそうです。

是非、食べてみて下さい。

「たった2本でこんなに褒めてよいものか?」
「アイス2本で買収されたのか?と読者の皆様に思われたら嫌やな」
と悩みつつ、本ブログを締めたいと思います。

2016年04月22日LKM博士
体幹が鍛えられる?


本日、筋肉痛です。

腹筋も背筋も。


昨日、頼まれて、ある展示会で講演をしたのです。
30~40分位の話を4発。

11:00~
13:00~
14:00~
15:00~


どんだけやらせるねん。


人前に立って話す時は、自然と普段より姿勢がよくなります。
姿勢が良くなるということは腹筋・背筋を使っているということなのでしょう。
疲労感と今朝の筋肉痛を考えると、間違いないです。


無意識で「体幹の鍛錬」ができていたようです。

そういうわけで、業務の中で体幹を鍛えられてラッキーでした!


というのは、うそです。
非常に疲れたので、もう二度とやりたくないです。

2016年04月20日LKM博士
トピックス賞受賞!(日本農芸化学会2016年度大会)

3月に開催された日本農芸化学会2016年度大会でトピックス賞を頂きました!

合計2,131演題の中から28題が選出されたのですが、
その中の一つが我々の発表でした。

なかなかの倍率の高さなので嬉しいです!
(o^ー')b♪

題目は、
「腸内環境の酸性化は腸内細菌由来の生理活性物質であるポリアミンを増加させる」

なぜ、ビフィズス菌LKM512を食べるとお腹の中でポリアミンが増えるのか?
この疑問を解決するために4~5年間やってきた研究の最終段階を発表したものです。

学会中に候補として発表されていた時の写真です。
左列の上から4つ目が我々の発表です。

160420.JPG

気分が乗れば明日解説しますが、無理な気がします。
明日は大阪で4講演しなきゃならんので...。

そういうわけで、内容解説は別で用意しましたので
(真面目バージョンですが)
こちらをご覧下さい。
リリース

2016年04月19日LKM博士
最新の腸内細菌研究の情報が入ってます!

こんな本が出版されました!

『ヒトマイクロバイオーム研究最前線 
―常在菌の解析技術から生態、医療分野、食品への応用研究まで―』
服部正平先生監修
㈱エヌ・ティー・エス発行

20160419.JPG
(表紙の写真はピンボケのように見えますが、私の撮影ミスでなく実際の本でもピンボケです)

そうそうたる顔ぶれが執筆者に並んでおり、
今、流行の腸内細菌研究の最前線の内容が紹介されております。

私も第6編 「応用研究:食品とマイクロバイオーム」
の第5章を担当させて頂きました。
この章は472ページにもおよぶ本の中の最後の章です。
最初のページから順にこの本を読み始めた場合、
私の書いた箇所に届く前に挫折される方が大半になりそうですが...(苦笑)

個人的には「結びの一番」のような位置で気に入っております。

お値段が46,000円+税
と、やたらと高いですが、
腸内細菌研究の最新情報を得るにはとっておきの一冊です。

科学分野の最新情報は、どうしても英語で読むしかなく日本人には大変ですが、
日本にはこの分野の世界のトップクラスの研究者が多数おられますので、
日本語で最新情報が得られる貴重な一冊です。

2016年04月15日LKM博士
地震、怖いです

熊本の地震で甚大な被害にあわれた方々に、
心からお悔やみを申し上げます。

地震発生時、私は職場から車で帰っている最中でした。
ラジオから緊急地震警報が鳴り、「ん?」と聞き耳を立てていると、
アナウンサーが危険な県を読み上げ、
「この地域の方々は直ぐに安全な場所に避難して下さい。繰り返します、間もなく地震が発生します。」
と言っていました。
1分も経たない内に、
「たった今、熊本県で強い地震があった模様です」
その次には、
「先程、熊本県熊本市付近で震度7の地震が発生いたしました」

震度7?
実は、私、地震体験車で体験したことあるのですが、とんでもない揺れです。
思い出しました。

水や食料を備蓄してようが、この一発目の巨大な揺れの対策にはなりません。
崩落した熊本城の石垣の映像を見ながら、
改めて地震の恐怖を考えされられました。

まだ余震が続いているようですが、
これ以上被害が広がらないことを願っております。

2016年04月14日LKM博士
花粉症かと焦ったわ

2週間程前、鼻水がダラダラと湧き出してくる日がありました。
その日は、花粉症デビューしてしまったのかと思い焦りました。

念のため、畑に行く時には、コンビニでマスクを購入しました。

でも、大丈夫だったようです。
それ以降、全くそのような症状はありません。

ヨーグルトで花粉症が軽減されるのか否かは微妙なところだと思います。
臨床試験の結果も色々で、「有効!」とは言えない状態だと思います。
私は花粉症に関する研究はやっておりませんので他人事ですが...。

どちらかというと、胡散臭い研究が多いのを苦慮しております。

でも、な~んとなく、
ヨーグルトの研究をしている私が花粉症になるのはこっぱづかしい。

そんな心境だったので、よかったです。

2016年04月13日LKM博士
そんなのナシでしょう(困惑 during 論文審査過程)

Editorial board member(編集委員会メンバー?)(※1)のボランティア(※2)をしている。

※1 Editorial board memberとは投稿されて来た論文を科学ジャーナルに掲載させるかの判断をする人。普通はその分野に精通した研究者が引き受ける。レフリー(審査員)を決めたり、レフリーの指摘に対する著者の意見や修正の妥当性を判断したりする。
⇒参照ブログ(Editorial Boardを引き受けてみた
※2 研究者は暗黙の了解でこの仕事を無償で引き受けるため、私はボランティアだと思っている。
正直に述べると、ジャーナルの依頼を断ったら、次に投稿する時に落とされたら嫌だと思い引き受けた(笑)。

そういうわけで幾つかの論文審査を引き受けているわけであるが、問題が起こった。

レフリーが論文の問題点を指摘し「major revision(大幅修正)」と結論を出した論文がある。
これはよくあることで、指摘を修正すれば受理とするという意味でもある。
その結果、著者らは約2ヶ月かけて修正して再び原稿を送ってきた。
当然ながら私は指摘したレフリーに
「あなたの指摘した点が修正されているか確認して下さい」
と依頼をする。

ところがである。
「忙しいからできない」
と返信して来たのである。
わがままアメリカ人が...。
そんなのナシでしょ??????

ジャーナル編集部は別のレフリーを急いで探すしかないというが、
審査の一貫性がぶれるのは著者たちに申し訳ない。

困った...

2016年04月12日LKM博士
出会わなくなった人

普通に会社に出社する日は、ほぼ同じ時間に車で家を出る。
その結果、すれ違う歩いている人を徐々に覚えて来る。

趣味でスポーツしているメガネのサラリーマン
(いつもスーツだが走っていて、走る姿勢が美しく、体が引き締まり胸板が厚いので勝手にそう思っている)。

起きて大慌てで家を出て駅に向かっている技術職系のサラリーマン。
(いつも手作りおにぎりを頬張りながら歩いており、さらに私服で通勤しているので勝手にそう思っている)

心配性なサラリーマン
(いつも一人でバス停に立っている。時間が早過ぎるから他の乗客はいない。一本道。その人が乗るであろうバスとは2km程先ですれ違うので、相当早くからバス停に来ていることになり、とても心配症であると勝手に思っている)

他にも決まった顔はあるが、私が人物像まで推測できている人はそんなにいない。

そういう中で、
妄想しながら駅に向かっている学生
(いつも尋常ではないニヤニヤ顔で歩いているので勝手にそう思っている)
に全く会わなくなった。

卒業したのだろう。
目撃し始めてちょうど3年位経過したと思う。
進学したのだろうか?

こっちが一方的に知っているだけなので確かめようがないが、
あの妄想学生が見られないと思うと少しさみしい。

2016年04月06日LKM博士
ジャーナル乱立し過ぎやろ

毎朝メールを開けると沢山の「投稿してくれ」メールが届いている。
世界各国の科学ジャーナルからである。
少なくとも1日2~3通は届く。
その多くが、最近創刊されたジャーナルである。
それらのメール達は、即ゴミ箱行きである。

中には「編集部に入ってくれ」メールもある。
面白かったのが、Journal of Yogaへのお誘いである。
ヨガの効果に関する研究論文を載せるジャーナルを作ったようである。

今はインターネット上で論文を閲覧できる時代なので、
ジャーナル創刊も費用がかからないのであろう。
多くは、審査されて受理されると、掲載料を収めるのがパターンである。
うがった見方であるかもしれないが、
出版社からすれば、既存のジャーナルに拒絶され行先を失った論文の受け皿となり、
掲載料を稼ぐことができるのである。
Webジャーナルなので、印刷費も送付費用も不要で、
必要なのは編集事務とWeb管理者の人件費だけかもしれない。

ただ、一定レベル以上の研究者は、
そんな創刊したばかりの得体のしれないジャーナルに投稿する気はしないであろう。

もちろん、例外もある。
Nature何チャラなら、他から評価されることも間違いなく、投稿してみたくなる。
創刊したばかりでも非常に審査が厳しく腹立たしいが、
そのブランド力は絶大で魅力的である。

得体の知らないジャーナルからの投稿依頼メールを受け取る度に、
かつて、プロレス団体が分裂し、たくさん新団体が発足し、
少なくとも私がプロレスから興味を失ったことを思い出す。
自然淘汰を待つしかない。

2016年04月01日LKM博士
4月1日って最も有給休暇取得が少ない日じゃないでしょうか?

今日から新年度。
日本全国、色々な企業で人事異動あり、新入社員あり、
また、新年度の社長のあいさつ、所属部署長のあいさつがあり、
気分新たにスタートする日だと思います。

ですから、タイトルの通り、
最も有給休暇者が少ない日だと思います。

「ならば、休んでやろう!」
そして、今年度の目標は「既存の型にはまらないこと」
そういうことで、いきなり有給休暇を取りました。

そもそも、土日の仕事が多く、平日も打合せ等がやたら多い私は休暇不足。
早速4月も土日に幾つか仕事が入っております。
こういう日は共同研究先もドタバタしているので、誰にも迷惑をかけない。
休める時に休む。
何をするって訳でもありませんが。

とはいえ、朝8時ごろから自宅より、
感情無し、要件のみのメールを社内外の関係者に連発している私であります(笑)。

2016年03月31日LKM博士
ご当地おにぎり? チャーシュー山わさび(マヨネーズ)

ご当地おにぎりっぽいものがコンビニで売られていたので紹介する。

チャーシュー山わさび(マヨネーズ)おにぎりである。

160331.jpg

文字表記するにあたり、
チャーシューと山わさびの間にスペースを入れるべきか
マヨネーズを括弧付きで表現すべきか悩んだ。

山わさびは、以前に札幌在住の方と札幌で飲んだ際に、
北海道名物になりつつあると紹介されたので心に残っている。
最初はわからなかったが、食べてみるといわゆる西洋わさびである。
調理法にもよるだろうが、ご馳走になったお寿司屋さんでは普通のわさびより強烈にツーンと来た。

英語では、山わさびはホースラディッシュという。
実は、この植物は、私のような生物系・生命科学系研究者には馴染み深い。
詳しく書かないが、ホースラディッシュ由来のペルオキシダーゼは微量成分を測定する時に頻繁に使われている酵素なのである。
理系なら学生レベルでも「HRP標識二次抗体」等を目にしたことがあるだろう。
HRPこそ、Horseradish peroxidaseの短縮表現である。

小難しい話を置いておいて、
さすがにおにぎりでは「ツーン」は弱かった。
この点は物足りなさを感じるが、
おにぎり内での「ツーン」に関わる成分の変性を考慮すると、
「ツーン」の維持は相当難しい技術になると思う。
でも、チャーシューとマヨネーズとの味のバランスはよく、美味しく頂いた。
少なくとも、以前に紹介した沖縄の「ポーク玉子(油味噌)」おにぎりよりは...
参考⇒「昼飯を逸する

最後に断っておくが、このおにぎりが北海道限定かどうかなど知らない。
調べもしていない。
そういう気分で食べると価値が高くなるのでいちいち調べる必要などない。

2016年03月30日LKM博士
くさい

臭いんです。
私のシャツが。

ジンギスカンの匂いで。
脂っこい独特の匂いが・・・

昨日、二次会で酔った勢いでジンギスカンに行ってしまったのです。
魚介を愉しんだ後で、時間も午後8時台ということもあり、
予定外ですが行ってしまったのです。
日曜日(初日)にもガッツリ食べたのに。

その結果、昨日、今日と着る予定だったワイシャツが凄い匂い。
勿論、初日に着ていたワイシャツも凄い匂い。
で、急遽、二日目に着ていたワイシャツが再登場。

ところが初日の臭いワイシャツと一緒に洗濯物用の袋に入れていたので
匂いが十分に移行済み。

ひたすらクンクン匂い比較。
一番ましな二日目シャツをセレクト。
それにホテル備え付けの消臭剤をたっぷり噴霧して学会会場ナウ。

やっぱり臭いわ (T ^ T)

2016年03月29日LKM博士
今日も学会中

昨日、我々の発表は無事終了しました。

後日ご報告できると思いますが、ちょいと嬉しい話がありまして、
びっくりする位、大勢の方々が質問を浴びせに来てくれました。
今日からは気楽に過ごせます。

学会では、他の研究者の発表を聴くのは大事ですが、
共同研究者と会う機会であることも重要です。
皆さん、勝手に集合しているわけですから、
普段は電話やメールで相談している方々と、
直接顔を合わせて話すことができるのです。

ロビーにて...
昼食を食べながら...
等々

今日はそういうミーティングを幾つか用意しております。

2016年03月28日LKM博士
年度の締め

毎年、この時期は日本農芸化学会に参加します。
年度の締めとして私の体には染みついております。
当たり前ですが、毎年開催される時期が同じだからです。

日常生活のリズムというのはありますが、
年間生活のリズム(こういう言葉はたぶん存在しない)には、
こういうイベントは大事です。

そういうわけで、昨日より本年度の開催地となる札幌に来ております。

2000以上の発表がある農学系の中では最大規模の学会なので、
学生時代の知り合いや、予想していない人に出会える楽しみもあります。
もちろん、こちらに記憶がなくて挨拶されて焦ることも多いです。

もう既に、昨日ホテルのチェックイン時に懐かしい顔に会いました!

2016年03月23日LKM博士
犯人は

日曜日に購入したブロッコリーの苗が、
たった1日でこんな姿に。

160323.JPG

24時間前は当然茎の先に5~15cm程度の葉が4~5枚あった。

畑では春にブロッコリーを植える予定はないので、
自宅のプランターで気軽に栽培するつもりで購入したのに。

まだ3月中旬。
大食漢の虫は活動しておらず、虫の仕業ではないと断言できる。

一瞬、人間の悪質ないたずらかと思ってしまう位に酷い有様である。

犯人は鳥である。
目撃していないが99%以上間違いない。
周囲の他の植物も鳥害を受けている。

虫と異なり鳥は手強い。
いつ来襲するのか予想できない。
記憶力が高く、繰り返しやって来る。
私がその場にいる時は電線等から眺めていて、
去った直後に舞い降りて食べている可能性もある。
来襲時のダメージが虫の数百倍はある。
補殺できず、追い払う以外の方法がない。

時間があったら罠を仕掛けて頭脳戦で勝負してみたい存在である。

2016年03月22日LKM博士
知らぬ間に1500回突破だそうです

このブログ、知らぬ間に1500回を突破していたようです。

知っていたら何らかの企画をしていたのに... たぶん。
残念。

1500個「おなかにおいしいヨーグルト」プレゼントとか... 


はい! 嘘つきました。
勝手にそんなことしたら怒られます。


これだけの回数を重ねると、もう何回目か全くわからんのですよ。
それに1500回に大した意味も感じない。

単なる通過点!

としか書けない。
しかし、これは偉大な業績を残したスポーツ選手等が用いる常套句。

私はどこに向かっているのだろうか???

2016年03月18日LKM博士
掛川のメロンパン

火曜日は新幹線の掛川駅で降り、静岡県菊川市で講演だった。
帰り、掛川駅で新幹線は30分間待ち。
こだま号の頻度を考えるとこんなものであろう。

ウロウロしていると高級マスクメロンを販売している店を発見。
どうやら、この辺りは温室メロンを栽培し名物化しているようである。
ふと見ると、ちょっと普通と違う感じのメロンパンが置いてあった。

特別にメロンパンが好きなわけではないが、
以前に広島空港で一風変わったメロンパンを購入しブログを書いた際、
意外と反響があったことを思い出し、1つだけ購入した。
参照ブログ⇒メロンパンのメロンパン

これがそのメロンパン。
正式名称は掛川メロンパン((有)掛川アンデルセン製)。
160318-1.JPG
訳の分からんシールが貼ってある。
個人的には不要と思う。

袋を開けるとメロンの良い香り。
もちろんフレーバーだろうが、メロン感は存分に感じられる。
そして表面が赤ちゃんのほっぺたのようで非常に綺麗!
160318-2.JPG
定番の堅いお菓子のような皮ではなく、どちらかというとしっとり系。

中にはメロンクリームがたっぷりと入っておりました。
160318-3.png

普通に美味しかった!
改札出てすぐの土産物屋の隣にあるので機会があれば食べてみて下さい。

それにしても、メロンとメロンパンの関係がよくわからない。
私は、沢山あるパンの種類の中にメロンパンという一つのカテゴリーが存在するのだと理解している。
従って、チョコメロンパンのようなものが存在するのだと思う。
そう考えると、これはメロンメロンパンと称するべきではないのか?
どうでもよい事であるが、メロンパンネタも2回目となると、
少し深く考える様になる。

2016年03月17日LKM博士
東京ミッドタウンでマーキング

今日は仕事で東京ミッドタウンに来ている。
(会議が終わり、地下で執筆)

初めてで場所がわからない不安感と、
先方を待たせる訳にはいかない事情と、
ラッシュアワー恐怖症のため
少々早めに家を出て、
8時には着いていた。

早速便所探し。
初めての所では、マーキングと称しウンコをする習慣がある。

程なく便所発見。
しかし、2名が先に並んでいた。

切羽詰まってなかったので余裕を見せながら3番手に並んだ。
大便器は3部屋ある。

ふと見ると、並んでいるお二人さんは、やたらとオシャレである。
服装、靴、鞄、香水、全部何か違う。
オシャレ関連ボキャブラリーが貧弱なので文章化出来ないが、
拝島駅でウンコ順番を待っている人種と異なるのは明白。
さすが六本木!
ウンコ漏れそうなくせに、余裕すら感じる。

観察していたら、一つ、また一つと便器が空いた。

早速入るオシャレ男達。

ところがである、10秒後からはヒドかった。

バスッ、ボスッ、プー
の大合唱。

どんだけ激しくウンコするねん(驚笑)
排便マナーは私の方が圧倒的に上であった。
オシャレも排便には勝てない。

2016年03月16日LKM博士
普通の火曜日

アメリカ大統領の予備選挙に関するニュースが連日報道されている。

今週は、「ミニ・スーパーチューズデー」らしい。
5州で同時に集会や投票が行われ、
結果次第では撤退を余儀なくさせられる候補者もいるということで、
ニュースでも大々的に報道されている。

これに対して、小学生がこんなこと言っていた。

「ミニ・スーパーチューズデーって、普通のチューズデーってじゃないの?」

確かに・・・
ミニがスーパーを否定しており、
そのように捉えることができる。


視点の違いや発想の違いに、
ほのぼのと、且つ
ハッとさせられた朝であった。

2016年03月15日LKM博士
ワンちゃんのお腹の中でも生きているビフィズス菌(論文紹介)・後半

試験は至ってシンプル。
飼い犬の餌に1日1回ビフィズス菌LKM512の粉末を添加して、
散歩の途中で出るウンコを回収して、
その中に生きたLKM512が存在するのかを調べる実験であった。

シンプルであるが作業は大変である。

生きている菌を確認するには、まず新鮮ウンコが輸送されてこなければならない。
また、寒天培地で生育させる必要がある。
今回の目的はLKM512を検出することなので、
ビフィズス菌を選択的に生育させる培地を使う。
つまり、ビフィズス菌以外の細菌が苦手とする成分や
ビフィズス菌しか利用できない栄養が入っている培地である。

そこに回収したウンコを希釈して塗抹すると、
生きている菌は増殖しコロニー(集落)を形成し、
我々の眼で観察できるようになる。

これが、ビフィズス菌選択寒天培地上に生育したコロニーである。

160315-1.png

白いツブツブは、全て元は一つの菌であったコロニーである。
この一つ一つを純粋培養し、保管し(実験途中で死んだらいけないので)、次の作業に入る。
次は、生育したコロニーがビフィズス菌の中のラクティス(学名:Bifidobacterium animalis subsp. lactis)という菌種か否かを遺伝子を使って調べた。
(ビフィズス菌の仲間は30種類以上存在する)。

そして、ラクティスと判定された菌株を、LKM512と同じかを調べた。
その方法を詳細に書くと難しいブログになるので、
超簡易的に書くと、細菌版DNA鑑定をしたってことでたぶん良いと思われる。
全てのコロニーから抽出したDNAに対して全く同じ処理をして、
最終的に同じパターンになればLKM512と判定できる手法である。
その結果の一部がこれである。

160315-2.jpg

見事にウンコ分離菌の中にLKM512と全く同じ菌株が多量に検出された!

カウントすると、投与したのは1日100億個程度
投与後のウンコの中には1000億個以上検出され、
おなかの中で増殖していることも確認できた。

ワンちゃんを飼育されておられる皆さま、
試す価値ありですよ!

2016年03月14日LKM博士
ワンちゃんのお腹の中でも生きているビフィズス菌(論文紹介)・前半

一般の方を対象に講演をすると、
「ビフィズス菌LKM512はイヌやネコにも効くのですか?」
という質問を受ける時がある。

「主人は別にいいのだけど、うちのワンちゃんには長生きして欲しいのよ~」
よくあるパターンである...(笑)。

そういう方々のために密かにやっていた研究成果が論文になったので紹介する。
ビフィズス菌LKM512がきっちりイヌの腸に生きて届くのかを調べた論文である。

160314.png

最新ニュースの様に書いているが、
実は昨年末にBeneficial Microbeというヨーロッパのジャーナルに掲載されている。
(私の脳ミソは、論文が受理された時点で過去のものとなり、次のことしか考えていないため、どうしても忘れてしまうのである。)

私が知る限り、
『史上初のヒト・ペット(イヌ)共通のプロバイオティクス』
と言って良いと思う。
つまり、飼い主が食べているものを側でジーッと欲しそうに眺めているワンちゃんに与えて、実際に生きて腸まで届くことが証明できたのである。

イヌやネコを対象にする場合、
背景にある根本的な問題は胃酸の強さである。
彼らは、食肉目に属し、生態系の頂点に君臨する肉食動物である。
(意外に思うかもしれないが、イヌ科もネコ科も同じ食肉目に属する。ちなみに、クマ科やアザラシ科等もここに属する。)
獲物を捕獲し、肉や骨を食べ、
(噛む行為は呑みこめるサイズにする程度で殆ど丸飲み状態)
胃酸で比較的長い時間をかけて消化し易く処理するようである。
つまり、胃酸が強く、胃内での食物の滞在時間も長いのである。

従って、「生きて腸に届く」を実践するには、
ヒトの胃内をなんとか生きて通過する程度のプロバイオティクスでは非常に厳しい。

ビフィズス菌LKM512の耐酸性には自信があり、
やってみる価値はあると思ったので、
動物病院(おおにし動物病院,長野県安曇野市)の先生に協力して頂き、
ウンコ菌培養の訓練も兼ねて助手A♂にやらせてみた。

つづく

2016年03月10日LKM博士
タイ王国視察団ご来場

本日の午前中、タイ工業省傘下のタイ国立食品研究所の皆様が
協同乳業㈱の東京工場へ見学に来られました。

どういう経緯かよくわからないのですが、
私に講演しろという命令が。

一昨日位まで、あまり真剣に考えていなかったのですが、
それに関する連絡文書をちゃんと読むと、
タイ大使館の方や、東京都の職員の方々も同行されるということ。
おそらく、タイのエリートの皆様御一行と推測できました。

図式としては国対国に近いのではないか???

まずい。
通訳の方が同行されているということだが、
その方に頼むということは、
日本の企業研究員は英語も喋られないと思われるのではないか。
(勝手に日本代表な気分)
そもそも、講演には必ずジョークを入れる主義なので、
間が大切であり、通訳を介するわけにはいかないのであります。

昨日、送別会で飲み放題のまずい日本酒熱燗を飲み過ぎたので、
なんだか朝から頭が痛い中、
10時頃まで必死のパッチで準備しました。

結果的には無事終了!
ウンコネタで笑いもきっちり頂きました!
自己採点では70点くらいでしょうか。

最後にサプライズでプレゼントを頂きました!
160310-1.JPG

タイ国立食品研究所のロゴ入りの
(ロゴがある時点でレベルの高い研究所だとわかる)
立派な手帳と名刺入れと携帯電話等のポータブルバッテリーです。

手帳と名刺入れは、
私が持っている物より圧倒的に良いものです!
ポータブルバッテリーは持っていませんでした。
iPadの電池が切れた時に重宝しそうです。

コープクン マーク クラッ

2016年03月07日LKM博士
小さな研究会

この土日は2日共に講演を頼まれていた。
働き者な私である。

昨日からは小さな研究会に招待され名古屋に来ている。
日本運動免疫研究会である。
失礼を承知で書くが、声をかけられるまで存在を知らなかった。

行ってみれば、少人数でディープにディスカッションする
私好みの研究会であった。
発表に対し偉い先生が交代で2つ3つ発言して、
淡々と進行して行く大きな学会とは全く違い若手も含め自由に発言できる雰囲気がよい。
懇親会も参加し、二次会も誘われるままに参加した。
5時間以上、研究のことでずっと会話が弾んだ。
もちろんウンコも登場する。

参加者、ほぼ全員の方とお話しでき、
興味深いことが多く、かなり良い出会いであったと確信している。

面白いのはこのロゴマーク。

160307.JPG

ハードルの様なものを飛び越えているヒト。

この躍動するヒトは「運動」を表現しているのだろう。
ハードルの様なものは何か?
Y字型をしている。
これはほぼ間違いなく「免疫」の象徴である抗体であろう。

長いH鎖と短いL鎖が存在し、
それらの鎖がジスルフィド結合(SS結合)している。
文字が崩れているが、多分これはSという文字であろう。
抗体は、ウィルスなど異物(抗原)と結合して、
それらを退治するのに重要な役割を担うが、
一番下の三角は、その異物を表していると考えられる。

2016年03月03日LKM博士
ほんの気持ちを頂きました!

タイトルのままです。
__.JPG

心が和みました!

2016年03月02日LKM博士
やっぱり見えない部分が大事

今春、紅梅の盆栽には7~8輪程の花しか咲かなかった。

こうなるのは覚悟していた。
梅は昨年の春から夏にかけて伸びた枝にしか花芽をつけないからである。
つまり、昨年の春に枝が殆ど伸びない現象が発生していたのである。
この写真を見て頂きたい。
160302-1.jpg

花芽がついているのが、枝先のみで、その箇所の枝が緑色をしているのがわかるだろうか?
昨年伸びた枝は緑色で、それ以前の古いものは茶色になる。
悲しいことに、昨年は1cm程度しか伸びていないことがわかる。
左側など数mmである。
通常は10cm以上伸びるので、異常事態である。

最初は肥料を疑ったが、与えても解決しなかった。
虫もいない。
カビのような病気もない。
それなりに観察していたが原因がわからなかった。
老木でもう寿命なのか? と諦め始めていた。
この週末までは。

そこで花はまだ咲いていたが、ダメ元で植木鉢から引っこ抜いてみた。
驚くほどに根が張っており、植木鉢の土が根にくっついたままスポンと抜けた。
直観的に、原因は伸びまくった根だとわかった。
苦しそうであった。
160302-2.jpg

後で調べて分かったが、明らかに根が伸び過ぎで、梅盆栽では基本的なことであった。

根は水と栄養を吸い上げる大切な器官である。
私の研究対象の一つである腸と役割は酷似している。
とても大切な器官である。
見える部分のみから原因を探し、根まで気が回らなかったことに反省あるのみ。

根を整えた。
160302-3.jpg

あとは、結果を待つのみである。

2016年03月01日LKM博士
1日1単語

いつまで経っても英語論文を読むのはしんどい。

でも、読むスピードは約20年間、大学で研究室に所属したばかりの頃と比べると
恐ろしい程に早くなっている。
(早くなっていなかったら逆に恐ろしいことであるが。)

同じ論文を読むことはないので
論文読解スピードを正確に定量化し比較するのは難しいが、
20年前に1週間かかっていた量が今では2時間かからないだろう。
専門分野だと1時間もかからない。

基本的に、科学英語論文の場合、文法が難しくて理解できないことは殆どない。
一定レベル以上のジャーナルは、
審査や編集過程を経ているので、文法的におかしな文章はない。
つまり、単語がわからないことが最大の要因といえる。
従って、単語を如何に覚えるかがキーとなる。

私の実施している作戦は1日1単語を覚えること。
その論文中にはその単語が数回は登場して来るだろう。
1単語を覚えれば、1報を読み終わるのに30秒×3回とすると1~2分は短縮できる。
そして、同分野の論文だと、別の論文を読む時のその単語との再会率は極めて高い。

これを繰り返せばよい。
いや、繰り返すしかない。

40歳過ぎても英単語を覚えねばならないってしんどい仕事でしょ?
いや、自分の進化が感じられる素敵な仕事と考えよう。

2016年02月29日LKM博士
なだれ(書類崩)

今朝出社すると、週末に書類崩が発生したようで、
デスクの周囲は書類が散乱していた。
何者かに荒らされたかのように。

「書類崩」と書いて「なだれ」と読む。
発生場所はオフィスである。
もちろん、私が適当に造った言葉でこんな言葉は存在しない。

私はペーパーレスに拘っている方である。
そのため論文もPDFファイルで読む。
大事な箇所に蛍光ペンで印を付けるような作業も、
PDFのラインを引く機能を用いて印を付けている。
印刷するのは、出張時の移動中に読むもののみ。
書類も提出するもの以外は印刷しない。

しかし、周囲から渡される書類は防ぎようがない。
シュレッター処理をせねばならない書類が多数のため、
自然と溜まってくる。

デスクでは、PCを中心に、左右に1つずつ標高25cm程度の山がそびえ立っている。
左の山はデスクから手前に溢れ出し、引っ張り出した可動キャビネットが山を支え、
その上に更に書類が堆積し新たな山が形成されている。
さらに、その横で隣人の書類の山が大きくなり始めている。
従って、合計3つの山からなる連峰が形成されており、
他人を寄せ付けない。

見かけは良くないが、
何処に何があるかを把握しているので、仕事は非常にはかどる。
本当は写真で紹介したいが機密事項が多いため止めておく。

今朝、床に落ちていた書類は20部程度。
とりあえず、5部捨てた。

2016年02月25日LKM博士
鹿児島で遭遇

先週末は講演で鹿児島出張だった。
日曜日、講演を終え、
鹿児島中央駅内で遅めの昼飯に地鶏料理をご馳走になり、
空港行きリムジンバス乗り場に向かっている時である。

駅前の広場でイベントが行われていた。
九州新幹線を利用して関西への観光をアピールするイベントのようである。

私には関係ない事なので足早に通り過ぎようとした時、
20 m程先に、なにやら見覚えのある顔が・・・

あれは???

近付いてみた。
間違いない。
しかまろである。
動いている姿は初めて見た。

160226.jpg

話の途中であるが、私の過去のブログをみて頂きたい。
「せんとくんが減っている気がする」

ここに書いた通り、「せんとくん」ファンの私はこのしかまろが気に食わないのである。
正式には「しかまろくん」であるが、個人的に気に食わないので本ブログでは「しかまろ」と呼び捨てで書く。

横にミス奈良のたすきを掛けた女性がいて、
「奈良市のしかまろくんで~す」
と笑顔でアピールしている。

気が付くと、私はミス奈良に話しかけていた。
最初、しかまろとのツーショット写真を撮りに来たと誤解され、少し恥ずかしかった。

私「私、奈良県出身なんやけど・・・(略)」
ミス「え~っ!(略) じゃあ、しかまろくんご存知ですよね?」
私「知っているけどよく知らん。そもそも...(せんとくんとの関係を聞く)」

謎が解けた。
しかまろは奈良市観光協会のマスコットキャラクター
せんとくんは奈良県のマスコットキャラクター
ということらしい。

おそらく、せんとくんは役所の縛り等があって自由に使えないのだろう。
あるいは使用料が高いのかもしれない。
せんとくんがしかまろより劣勢になっているのは完全に大人の事情ではないか!

以上、鹿児島より奈良関連のニュースでした。

勝手に奈良県観光大使より

2016年02月24日LKM博士
栃ノ心関が笑顔で食べているのはホームランバーNEO

栃ノ心関が笑顔で食べているのは、
ホームランバーNEOシリーズの「濃厚バニラ」

160224-1.jpg

ちゃんこ後のデザートです。
異様に小さく見えますが、定番の小さいホームランバーより大きいサイズです。

「おいしいですね~」
と文字にすると極めて普通のコメント(笑)
力士はグルメレポーターではありません。

本当に美味しいので紹介しておきます。

バー(棒付き)アイスにはめったにないアイスクリーム規格。
すなわち濃厚でリッチな味わい。
いわゆるフレーバーではなく、本物バニラビーンズを使い、
隠し味には岩塩を!

ミニストップ
サークルKサンクス
で販売していると聞いております。

是非、ご賞味下さい!

それにしても、ニシノ君はさすがである。
わざわざ関取にポーズをとってもらって撮影し、
「オッケーです!」
とか言って満足気な顔をしていたくせに、
見事なピンボケ写真 
ヽ(`д´)ノナンデヤネン

この写真じゃわからないでしょうから、最後にアップの写真載せておきます。
160224-2.jpg

2016年02月23日LKM博士
今までなんてもったいないことを

学会等で、大学や他社の研究員が
「飛行機使う出張は飛行機パックでしないといけない」
と聞いておりました。

他人事ながら何か面倒くさそうだなと思っていたのですが、
先日、たまたまweb上でクリックする場所を間違えて
その値段の違いに愕然としました。

飛行機片道分の正規料金で、飛行機往復+宿泊代が払える値段じゃないですか!
Σ(゚〇゚;)ェエエ工

全く理解できん・・・

おそらく航空会社とホテルあるいはホテル予約ネットサービスとが連携することで
互いに利益が得られるため格安価格が可能になるのでしょうが...

もちろん、便の変更ができない。
あるいは通常より早い時期からキャンセル費が生じるなどのリスクもあります。
従って、社員の多くは試作等で時間が読めない出張が殆どなので飛行機パックは使えません。
でも私の場合は、時間が読める出張が殆どなので問題ありません。

しかも、飛行機とホテル、別々に2回予約する手間も1回で済む。

私の旅費交通費って、それなりの額になっていると思うのです。
遠方の際は、飛行機パック使えば、確実に半額以下に減らせます。
軽く年間ウン十万円は経費削減できることでしょう。
その分、研究費に回すことができれば、こんな素晴らしいことはありません。

2016年02月17日LKM博士
イカの寿司はわさびがツーンと来るのは脂質含量が関与?

昨日の「イカの寿司だけわさびがツーンと来る」って話。

幾つかご意見頂きました。
少なくとも、この現象は私だけはないようです。

そのメカニズムまで説明してくれたのは、
ブログ番人(私のブログの中身を厳しくチェックする社員)7人衆の1人、
トモミさんでした。

ちなみに、彼女は5年程前に「脳ミソ筋肉女子」としてこのブログに登場、そして腹筋系ネタを寄稿しています。
脳ミソ筋肉女子
「何事も、継続は力なり」

トモミさんの意見では、
イカは脂分が少ないのでわさびが効くらしい。
脂がのったネタは脂でワサビの刺激成分が中和されるらしい。
脂が少ないタコや蒸しエビも同様であるというわけです。
確かに、蒸しエビもイカほどじゃないが、ツーンと来る。

脳ミソ筋肉系とは思えない無駄なく説得力のある説明。
正しい気がしますが、研究者としては、さすがに実験しないと納得できません。

さて、イカなる実験系で証明するか?

イカを5切れ(等量)と同量のわさびを準備する。
極力味のない油を、例えばサラダ油を各イカに0、1、2、3および4滴垂らして表面に塗る。
わさびを乗せて食べてツーンの度合いを確認するのが最もシンプルで正確ですかね。
濃度依存的にツーンが減ったら、この説はほぼ正しいということです。

この方法は、表面が油でコーティングされているので脂含量とは少し異なる意味合いがあるかもしれません。
その場合は、わさびとサラダ油を添加してイカを磨り潰し、
同様の試験をする必要があるでしょう。

その後は、
わさびの刺激物質が油とどのように反応しているか(付着等物理的メカニズム)
あるいは、ヒトの舌の細胞との反応メカニズムを調べないといけませんが、
それは、上記実験がうまくいってからでしょう。

さて、誰が実験するねん?

2016年02月16日LKM博士
イカの寿司だけわさびがツーンと来ませんか?

たまには私から質問してみようと思う。

ず~っと謎だったことを投げかけてみる。

「イカの寿司だけわさびがツーンと来ませんか?」

私は寿司が大好きで、回転ずしを中心に時々食べに行くが、
イカだけわさびが強烈にツーンと来る。
わさびの量を他のネタと比べても変わらない。

経験的にだが、刺身ではならない。
イカの握り寿司だけというのも謎である。

何かイカ特有の化学物質が関連しているような気がするが、
それ以前に、同現象が起こる方が私の他にいるのかを知りたい。

イカがでしょうか?

2016年02月15日LKM博士
俺の梅、開花2016

160215-1.JPG
私の梅盆栽、今年も細々と咲きました。
暖冬だと思っていたので正月明けには咲くと予想していたところで大雪。
そして続いた寒波。
結果的には例年より遅く開花しました。

白梅は2/8に一輪目が咲いて、今朝の時点で八分咲きというところでしょう。

余りにも枝と花のバランスが悪いので、今年は花のアップを載せます。

紅梅は昨日、一輪目が咲きました。
160215-2.JPG

ん~ やっぱり梅は趣深い!

春は間もなくやって来ます。

2016年02月10日LKM博士
ジャズで検索してみたら・・・

昨日のつづき
(論文執筆等をしている時にBGMジャズに変えたら調子良かったって話)

昨日、電車で移動中に、ちょいと興味本位で、
文献検索用データベースPubMedで検索してみました。
PubMedは、我々が普通に仕事に使うデータベースです。

キーワードは
Learning(学習) と Jazz(ジャズ)

驚いたことに、このキーワードで検索して24の論文がヒットしてきました。


Memory(記憶) と Jazz(ジャズ)

⇒15件

ジャズで学習記憶力が上がったという論文はなさそうですが、
ジャズミュージシャンと他のジャンルの音楽家(クラシックやフォーク等)を比較して、
ジャスミュージシャンは他のジャンルの方々よりクリエイティブであるという論文がありました。
(慣れない英単語が多く専門外なので、これ以上は解説不能)

ジャズに何らかのパワーがあるかもしれません。

2016年02月09日LKM博士
論文執筆 with ジャズ


モーツァルト効果という言葉を一度は聞いたことがあるだろう。

「モーツァルトの曲を聴くと頭が良くなる」みたいな学説である。
1990年代前半に米国の学者が発表した説であるが、
「モーツァルトの曲でなくても同じ効果がある」
「効果全くなし」
等、色々議論されており科学的見地からは論争中と評すのが適切であろう。

最近は、「この音楽を聞けば頭脳明晰」みたいな商売に利用されていることも多く、
胡散臭ささえ感じるが...。

ただ、音楽が脳に影響を与えていることはほぼ間違いなく、
「頭が悪くなった」という話は聞かないので、
自宅で論文執筆中にモーツァルトの曲をBGMとして流すことは多い。
苦しい作業のため、良いと思うことは何でも試してしまう性である。

効果は・・・、何年間もやってきたが正直よくわからない。

バッハの方が調子良いような気もする。
ショパンはダメ。執筆が進まないことが多い。

ふと、「クラッシックが良いと信じ込んでいたが他の音楽は?」と頭をよぎった。
そこで、先日から、ジャズを試すことにした。
ジャズのCDなんて持っていなかったので、
中古品の店でベスト・ジャズ100というようなCDを買ってお試し。

1週間試したが、やはり、執筆に与える効果を感覚として感じることはない。
気が付くと、約70分のCDが止まっていることが多かったので、
集中していたことだけは確かである。
でも、これはクラッシックでも時々発生する現象であり、
ジャズの効果と判断するには時期尚早である。

ただ、仕上がった作品(私は論文等を科学者の作品と思っている)のデキは、
なかなか素晴らしいものであった。
もちろん、自画自賛で客観性に欠ける。

ところが、これを読んだある有名大学の教授が絶賛してくれた。

ジャズ、意外と私のウンコ色の脳ミソには効くのかもしれない。

2016年02月08日LKM博士
コーヒーパワー

完成させなきゃならない書類があり、
昨日は午前3時ごろまで作業をしていました。

さすがに眠くなるので夜中12時頃にコーヒーを飲みました。

そしたら効果覿面、目がパッチリ!!!
午前3時まで睡魔が襲って来ることはなかったです。

カフェインパワーってこんなに凄いの???

実は、私、普段はコーヒーを飲まないのです。
自ら飲むことは皆無です。
打合せ時など、受動的に飲むときはありますが
(出しても頂いて口をつけないので感じ悪いので)、
年間10回前後でしょうか。
多くとも15回程度と思います。

ですから、カフェインに対する耐性が体に殆どなく、
劇的に効いたのだと推測しております。

こういう時のために、
ノーコーヒー生活は続けて行こうと思います。

ただ、副作用はあるようです。
いま、猛烈に眠いっす(午後2時現在)

2016年02月04日LKM博士
ついに明けた

昨日は節分、今日は立春。


つまり、やっと私の厄年が後厄を含めて完全終結したのです!!!


前厄も含め、この3年間、じ~っと耐えておりました。
腹立たしいことも沢山起こりましたが、騒がす静かに耐えておりました。
全て「厄年なので」という理由のみで、自らブレーキをかけておりました。
慎重に、慎重に過ごしてきました。
病気も事故もしなかったのは、そのお蔭だと思っております。


今日からは違います。


「元気な、そして積極的な私に戻ります!」宣言

2016年02月02日LKM博士
遺伝子とゲノムは使い分けてや~

少々時代遅れの大学教授や少々生物学研究をかじった上司などと話していて、
ややこしくなるのが遺伝子とゲノムの使い分けです。

「それは"ゲノム"を調べたらわかるやろ」
なんて言われたら混乱です。
「ゲノム???」
心の中「"遺伝子"(発現)と間違ってるやろ? 指摘すべきかスルーすべきか...?」

ゲノムというのは、ある生物が持っている全ての遺伝子のことです。
遺伝子とは遺伝情報が入っている部分です。
つまり、ゲノムを調べるという行為は、その生物の遺伝子全てを調べるということです。
どんな遺伝子を持っているのかを調べる行為です。

総財産をゲノムに例えましょう。
現金、定期預金、株、宝石、車など、一つ一つが遺伝子に該当すると思います。

つまり、「ゲノムを調べろ」は「全財産を調べろ」になります。
全てを片っ端から捜索せねばなりません。

一方、遺伝子を対象にする場合はこうです。
「遺伝子Kabuの発現を調べろ」⇒「株をどれくらい保有しているか調べろ」
「遺伝子Kabuの発現が低下した」⇒「保有している株価が下落している」
「車は持っていない」⇒「Kuruma遺伝子は発現していない」
とターゲット絞って分析する作業です。

今は、ヒト(一生物種)のゲノムを解読するのに、世界各国の研究者が集まって10年以上かかった時代ではありません(ヒトゲノム計画。大昔のように思われるかもしれませんが、解読が終わったのは2003年です)。
その後、科学分析機器が恐ろしいスピードで進化を遂げており、
今では、本気出せば、いや出さなくとも、機械とお金があれば、
バクテリア(細菌)のゲノム程度なら1名の研究員で1週間以内に読める時代です。

したがって、「ゲノムを調べたらわかるやろ」というセリフは混乱するのです。
まあ、会話の流れからわかりますけどね。

これにDNAという言葉が絡んでくると益々混乱します。
なので、今日は書きません。

2016年01月28日LKM博士
恥ずかしい独り言

昨日はマッサンでちょいと有名になった広島県竹原市に
看護系の方々に招待され講演して来ました。
マッサン所縁の酒蔵はすぐそこにあると聞きましたが、
講演が終わると夜ということで、観光的選択肢はなく、
講演後は急いで宿泊する広島市に向かいました。

さて本題

ネクタイは嫌いなので広島迄はノーネクタイ。
空港迄車で迎えに来てもらえるので、その車内でネクタイを着ける計画でした。
ところがです、空港に向かっている途中に気付きました。
ネクタイを忘れたことを。
ガーン ( ̄◇ ̄;)

鞄に入れようとして横に置いておいたのですが、入れた記憶はありません。

買うか~
借りるか~(借りられる人がいるのか不明ではあるが)

悩みながら移動中、本を入れようと鞄を開けた時です。

ロール状に巻かれたネクタイが入っているでないか!!!
無意識で入れていたのです。

きっちり入れていた自分自身を褒めたくて

「さすが俺様」

とボソッと呟いてしまいました。

ところが、
結構大きい声だったようです。
電車が停まっていたのもマイナスに作用しました。
車内にそれなりに響いてしまったようです。

皆さん、ジロッとこちらを向いておりました。
ハズカシッ

2016年01月27日LKM博士
見覚えのある写真がっ!

昨日紹介した本『腸内細菌・口腔細菌と全身疾患』(シーエムシー出版)をパラパラとめくっていた時のことです。
ふと目に留まる図がっ。
「えっ?」
私の過去の論文の図がページの半分位のサイズで大きく載っているではありませんか。

「あれっ、俺って別の章も執筆担当したんやったっけ???」
色々依頼があるのでいちいち覚えていません。

でも違いました。
確認すると別の先生方が担当された章でした。
私の論文が引用されていただけでした。

ほら、これが本の図(腸内細菌・口腔細菌と全身疾患 p. 210)。
160127-1.jpg


そして、これが私の論文の図(PLoS One e31700の図5より抜粋)
160127-2.png
マウスに墨を投与して腸の蠕動運動が活発になっていることを示した写真で、左側が小腸、真ん中にあるのが盲腸で、その右側は大腸です。
墨が右側に移動している方が蠕動運動が活発化していることを示しています。

便秘用漢方薬の大黄(ダイオウ、あるいはセンナやセンノシドと呼ばれることが多い)の活性をLKM512が高めて腸の蠕動運動を活性化するという2012年に発表した論文ですね。
自由にダウンロードできるジャーナルなので興味がある方はどうぞ読んで下さい。
(英語ですが)
⇒http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0031700(リンク)

ちなみに、こういう行為はパクリではありません。
きっちり引用が書かれていれば問題ない行為です。

2016年01月26日LKM博士
本『腸内細菌・口腔細菌と全身疾患』が出ました

昨年12月になりますが、
『腸内細菌・口腔細菌と全身疾患』(シーエムシー出版)というタイトルの本が出版されました。

160126.jpg

私も第Ⅱ編 【腸内細菌と疾患】の第8章「腸内細菌と認知機能」
を担当させて頂きました。

それほど精通していない分野ですが、過去に出した論文の影響でしょうか、
監修を務められた日本大学歯学部の落合邦康先生から頼まれまして、
断れず、しぶしぶ(笑)執筆しました。

やはり本になって残るというのはきっちり調べておかないと不安で、
結構周辺論文を読む必要性に迫られました。
結局、締切りも大幅遅れとなる始末となり、
編集部の方にはご迷惑おかけしました。

今、読み直すと、まあまあ。
75点位でしょうかね。
ヒト口腔内・腸内細菌と健康の研究はホットな分野。
3年前の本があるとすると、その内容は大分変化していること間違いなし。
他の先生方も最新情報が載せられているので、
日本語で楽をして手っ取り早く読むには持って来いの一冊です。

しかし、値段が恐るべし!!!

定価(本体66,000円+税)
って書いてあります。

誰が買うねん???

2016年01月20日LKM博士
また自糞回収ですわ

ウンコ的には静かな年明けを過ごせたが、にわかに騒がしくなってきた。
研究を進めて行く中で、どうしても確認したいことがあり、
色々と手段を検討してきたが、
結局はウンコで確かめるしかないことが発生したのである。

そうなると、まずは自分達の糞便(自糞)で試すというのが恒例で、
それはそれで面倒なわけで、朝からちょっとした議論が起きました。

「いつもより多めに欲しいので全糞(※)でいいですかね?」
が、話のきっかけ。

※一度の排泄で出た糞便の全て。一般用語が否かは知らないが、本グループ内では通じる。

自糞回収慣れしております我々ですから、
通常の7~8cm程度の小さな採便管に数グラムの糞便を回収するのは抵抗ないが、
他の容器で多量回収に関しては、個々に意見がある様子。

「ビニール袋に直接出して取る方法でしょ?」
「あれ、いやです!」
「あれの方が掻き取らなくていいので楽でいいでしょ。」
「蓋をきっちり締めたい。」
「じゃ、密栓できる大きいプラスチック容器ならOK?」
「女性はいやでしょ。」
「いや、男性でもいやでしょ。」
「男女は関係ないでしょ、ウンコやから。」
等々、会話が行き来する。

結果的には、必要量を確定してベストな方法を採用するだけなので、
途中でどうでもよくなった。

「ほな、早めにウンコ量を決めて。あと1日に捌けるウンコ数も決めて、さっさとやろう」
これが、私の最終指示。
文字になって思うが、第三者が聞いたら意味不明な指示である。

2016年01月19日LKM博士
何もすることの無い時間を作ってくれた雪に感謝

昨日は雪のおかげで、往路4時間、復路は2.5時間かかりました。
午後7時位でも電車ダイヤが乱れていた、恐るべしJR五日市線

この内、5時間位は電車移動中も含め、やることが無い待ち時間でした。
普段、電車移動の時は読書に励んでおりますが、
昨日は敢えて読まず。
ボーっと、研究のことを整理&シミュレーションしておりました。

研究Aをどうまとめるか?
研究Bをどう進めるか? Which is better 作戦1 or 作戦2?
研究Cは大学の先生に連絡しないと始まらないけど伝え方もある
研究Dはしばらく報告受けていないけど、どんな状態やったっけ?
研究Eは特許が先やな?
研究Fはあのポイントで殆どストップしている。
研究Gは方法1と方法2のどちらでやるか検討中やったな。
等々

なんて感じで、
第一に研究担当スタッフの能力と技量、
第二に労力(時間)
第三に予算
を勘案し、色々と整理することができました。

ということで、私は使用する4本の路線で、
倒木、架線トラブル、間引き運転とあらゆる要素を原因とする被害を受けましたが、有意義に過ごせたと思います。
雪に感謝!

と良い子ぶってみた(笑)
が、やっぱりこれで文章を締めるのは無理。

実際のところ、整理したところで、研究がうまく進むわけではないし~。
在宅勤務(私は裁量労働制なので堂々とできる)をした方が、圧倒的に仕事が進んだのは明白であり、良いことは何もなかったのである。

2016年01月18日LKM博士
今日は裸足

雪のおかげで、約4時間かかって職場に着きました。

でも、雪が降れば関東の公共交通機関が麻痺するのは毎度のこと。
朝、雪が積もっているのを認識した時点で予想した範疇です。

予想外だったのが、雪が直ぐに雨に変わった事です。
一言で、シャーベット状と言いますが、
かなり溶けた高層シャーベットは手強いです。
シャーベットに遮られ、水が流れず溜まっており、
至る所に深さ10~20cm位の水溜りができます。
特に横断歩道は、車により道の端に寄せられたシャーベットが多量で、
どう渡ってよいのかわからん状態。

べちゃべちゃになってしまいました。

信州大学出身ですから、雪や凍った道には慣れておりましたが、
シャーベットには弱かった。
これまで雪に対して15年以上無敗であった私のトレッキングシューズは、
比較的守りが弱い靴の上部から容赦ない冷水の侵入を許してしまい、
完膚なきまでに敗北、洗ったかのように濡れてしまいました。

当然、靴下もべちゃべちゃ。

現在、少々熱を持っているパソコンモニターの上で乾燥中です。
160118.JPG

乾くまで、今日は裸足でウロウロしています。

2016年01月12日LKM博士
ちりめんじゃこの中の生物

関西出身の私にとっては「ちりめんじゃこ」であるが、
ここ関東地方では「しらす干し」というのが一般的のようである。

イワシ類の仔魚あるいは稚魚で、
塩水で煮た後、天日などで干した食品である。
個人的には、干しが弱くウェット感があるものが好みである。

私のように無駄に大根が収穫できる環境にあると、
大根消費のための手段として購入することがある。
大根おろしと一緒にポン酢で食べると非常に美味い。

さて、心にゆとりがあったのか、先日久しぶりに、
ちりめんじゃこ内のイワシ以外の生物探しをやってみた。

じーちゃん、ばーちゃんは
「よく見つけたね~。すごいね~」と褒めてくれるが、
親は、「遊んでいないで、さっさと食べなさい」
と少々怒る典型的な小学生以下の子供の食事中の行為である。

久しぶりである。
探すと結構いるものである。
2分間程で、色々見つかった!

160112.JPG
左から、米粒(大きさの指標)、イカ、カニ、カニ、エビである。

懐かしかった。
このように発見後に取り分けてしまうと、
もったいなくて食べられなくなる現象は今でも同じであった。


【このブログを書きながら学んだ雑学】
仔魚 これは「こざかな」とは読まない。
「しぎょ」と読むらしい。稚魚の一段階前の状態を示す。

2016年01月07日LKM博士
職場の年賀状

職場にも私宛に多くの年賀状を頂く。
仕事柄、分析機器メーカー、試薬メーカー、受託会社等の方からのものが半分以上を占める。
こちらもお世話になっているわけで、
返事を出した方がよいのか少々考える時がある。
相手はビジネスで出しているとはいえ、
返事を書かないのは、あまりにも上から目線でないのか?
が、結局のところ、これまで返事を書いたことはない(笑)。

純粋な研究関係者からの年賀状も届くことがある。
書かれている内容から、
私の自宅の住所が不明のため研究所宛に出したと推測できるものもあり、
そういう場合は、特に返事を出すべきか悩む。
差出人住所が自宅になっている場合は、
仕事としてではなく友人として付き合いたいという気持ちであると理解している。
そのため、私も自宅住所から返事を出す。
実際、これがきっかけで年賀状をやり取りするライバル企業の研究員も複数いる。

今年は謎の年賀状が数枚届いている。
名前の記憶はない。
会社の記憶もない。
ある年賀状には、「○○大学へ異動しました」と書かれている。
せめて元の大学名か企業名を書いて頂きたいものである。
「まあ、どうでもいいや」と抽選後に捨てること必至。

このように、職場に届く年賀状は適当に流し、自ら出すことはない。
自宅に来る年賀状には丁寧に対応するし、自ら送る(私の場合100枚近く出す)。
明らかに職場の年賀状を軽視しているのである。
そして、これは多くの社会人に当てはまると思う。

しかしながら、今年、実際に会って話して、持ちつ持たれつの関係で、
私自身がごきげんな生活を送るために直接的な影響力が大きいのは、
年賀状繋がりの知人ではなく、職場の年賀状の送り主の方なのである。
なんだか矛盾している。

2016年01月06日LKM博士
騒いでバレる

コンピューターで作成した文書が研究所事務所のプリンターで印刷できなかった。

普段作業している居室から階下の事務所まで印刷物を取りに行った私は、
その面倒さも重なって、
「印刷」をクリックしたはずなのに印刷物が出ていない状況にイラッとくる。

仕方なしに、再度居室に戻り、設定を確認し「印刷」をクリック。
ミスはない。
しかし、事務所のプリンターには印刷物が出てこない。

先日、事務所のプリンターが故障していたので、
事務所で静かに仕事をしている方々に向かって尋ねる。
少しの苛立ちを声に出しながら...
「これ、まだ修理できてないんですか?」
ところが修理は終わったという回答。

再度居室に戻り、念入りに設定を確認し再トライ。
でも、できない。

いよいよイライラがピークに達し、騒ぎ出す私。
別の人に、「試してみて」と依頼し、周囲を巻き込んでいく私。
でも、他のメンバーは普通に印刷できる。
コンピューターを調べると、印刷命令の履歴は散々残っており、
何が原因か全くわからない私と巻き込まれた人達。

いよいよ諦めて、他人のコンピューターから印刷を決意した。
書類を保存したUSBメモリーを引っこ抜く時に、原因が判明。

あっ、ネットワークのケーブルを抜いていた・・・
(*゚・゚)o うひょ~

実は、eメールがうっとおしいので、
インターネットケーブルを抜いて「受信拒否」を徹底しているのであった。
もちろん、
メールソフトを立ち上げなければ受信に気付かないことは理解しているが、
パソコンにメールが入って来ているような気がするだけで嫌なのである。
実質的効果は少ない、気分優先の行為である。

「ケーブルを抜いている人を初めて見た」
「だからメール送っても返信が来ないんだ」
等といわれ呆れられた。
ケーブルを抜く行為はやはり常識のある社会人がとる行動ではないようである。
うすうす思っていたが、バレてしまった。
とはいえ、これで集中してデータ整理や文書作りができるのだから問題ないということにしておこう。

ケーブルを接続後、
大量の印刷物が出てきたのは想像に難くないであろう。

2016年01月04日LKM博士
あけましておめでとうんち!

年始に決意新たに気合を入れる方は多いですが、
私はなーんにも気合を入れたいとは思いません。

気合を入れて、途中で息切れするよりは、
淡々と1年間努力を継続することの方が大事と考えているからです。
そもそも私は1年単位で物事を考えておりません。
昨年、思い通りに進まなかったことは多々ありますが、
手を抜いた記憶はありませんので、継続するのみです。

淡々と実直に進めて行く。
まるで排便の度にウンコ記録をExcelにつけていくかのように。
(2015年のウンコ回数は後日報告致します。まだ集計しておりません。)


但し、これだけは信じておかないと日々努力することはできません。

『結果は勝手について来る!』


本年も、ウンコな思考回路を使って本ブログを日々更新しますので、
皆様、どうぞ息抜きに読んでくださ石ころのように硬い便秘グソ!

2015年12月28日LKM博士
この1年間を振り返る(2015年版②)

つづきです。

【第4位】アマガエルとの喜びと悲しみ
リスクのある飼育下での冬眠からのお目覚めは非常に嬉しい出来事であった。
「一匹は越冬成功!」
「やっと目覚めました」

しかし、夏場に悲しい死を迎えたのである。
オタマジャクシから育て1年を経過したチビがこの世を去ってしまった。
「残念な結果」
色々と反省点が頭の中にあり、新たなオタマを捕獲しそうな自分がいる。


【第3位】相変わらずウンコなブログ
客観的に読むと「こいつどんだけウンコ好きやねん」と思ってしまう。
全然関係ない話題でも、無理やりぶち込んでいることが多いことに気付く。
うん小話も48話まで来ていることに驚く。
そんな中でも今年のウンコ系ブログで秀逸なものとして、この2つをセレクト。
「カブトムシ幼虫のウンコに反応してしまった私」
「不要なおつり」


【第2位】栃煌山の快進撃、そして大喜利企画
七月場所「もしかして」と少しだけ思った。
いや、結構思った。
七月場所9日目 横綱鶴竜に快勝
「いいですね~ 栃煌山」
続く10日目 横綱白鵬に勝利
「昨日に引き続き、いいですね~ 栃煌山」

九月場所も5連勝。
ついに目覚めたかと思ったが、それから失速。
上がったテンションを下げられず、
ホームランバー55周年記念として栃煌山大喜利大会を決行した。
「ホームランバー55周年記念 栃煌山応援大喜利大会やります」
「結果発表 ホームランバー55周年記念 栃煌山応援大喜利大会」
「副賞 ホームランバー55周年記念 栃煌山応援大喜利大会」
この企画は軽くブログに書き、ツイッターで1度つぶやいただけなのに、
250件ほどの応募があり驚いた。
来年こそは、栃煌山関も私も飛躍できるよう、
春日野部屋行司の木村秋治郎さんに、相撲文字でこんなのを書いて頂いた。
写真.JPG
対戦するわけではない。


【第1位】厄年のパワー(厳密には後厄)
酷かった。
書けないことが多過ぎた。
ブログに書けた軽いネタとしては、
交通機関のトラブルに巻き込まれたことくらいであろう。
やたらと巻き込まれた1年であった。
新幹線の予定が飛行機に飛び乗らざるを得ない状況になった時もあった。
「新幹線トラブルでトラブル」
そして、12月に起こった声帯の炎症は予測不能のあり得ない悲劇であった。
「声が・・・」
「可能な限り治療する」

ただ、全て「厄年だから仕方ない」と乗り切ることができた。
前厄、本厄、後厄と時間の経過と不運レベルをグラフにすると、
本厄時がピークで両側が低い形状になるであろう。
事実、今年の後半から、きっと不運レベルは右肩下がりで下がっていると思う。
明らかに良い兆しを感じることが増えてきた。
ずっと控えめに耐え忍んでいたので来年は飛躍したい。

では、みなさん良いお年を!

2015年12月25日LKM博士
この1年間を振り返る(2015年版①)


例年通り、この1年間をブログを読み直して振り返ってみます。
印象に残ったブログと、ブログから思い出せる出来事を書き出してみました。
順位はあってないようなものです。


【第10位】お土産のブログ化
意外に多いと思ったのが、お土産ブログである。
これまで、内容によっては色々と問題もあるだろうからと殆ど書かなかったが、
書くネタが思い浮かばなかった日にブログ化してみた。
すると、思いの外多くの反響があり、それ以来時々書いている。
「お土産紹介(かりんとう 源作)」
「メロンパンのメロンパン」
「かるかん」
「シャインマスカット」
「またもや蔵久のかりんとうを頂きました!」

今では、「これもブログにして下さいね」と頂くこともある。


【第9位】連続執筆1000回突破!
2015年2月12日に平日の連続ブログの更新回数が1000回を突破した。
「気が付けば、1000日連続記録達成です!」
これを機に一度連載を止め、ゆとりを持つという計画であったが、
切れ痔状況の説明の必要性から翌日に更新してしまい、そのまま続けています。
参照→「言っておきますが、完治してますからっ」


【第8位】これまでの成果が本へ
分担執筆で声を掛けて頂き、合計4冊の原稿を書いた。
既に世に出ているものは『Polyamines』(Springer)
「ポリアミンの本が出版されました」
今週出版されたのでまだブログにしていないが、『腸内細菌・口腔最近と全身疾患』(シーエムシー出版)も出版された。


【第7位】Editorial Boardを引き受けた
研究ネタをもう一つ。
自身の啓発のためNature姉妹誌Scientific Reportsの編集にも携わるようになった。
「Editorial Boardを引き受けてみた」
余談であるが、現在担当している論文は、欧米研究者のクリスマス休暇と日本人研究者の博士/修士課程の生徒の世話で、審査を断られ続けており困っている。この季節は大変だ。


【第6位】多過ぎる出張、遠過ぎる出張
多過ぎた・・・。
講演は50回以上。来年は半減が目標。
遠くにも行った。
初めて仕事で行った都道府県は富山県、鹿児島県、和歌山県。
沖縄県にも北海道にも行った。
鹿児島は3回、内2回は現地滞在3時間の日帰りという強行スケジュールであった。
(個々の出張関連ブログは多過ぎるのでリンクは貼らない)
仕事で行ったことがある場所を塗ってみた。
「どこまで制覇したのか?」(この時点では和歌山県は未踏の地)
大雪、大雨、台風、火事、人身事故の影響をもろに受けることもあった。


【第5位】恐怖の絶食試験
今年は自分達の体を使った実験で絶食することが多かった。
「絶食なう」
「絶食スパイラル」
「ウン小話43」
「再び絶食プレイ」
本当に恐怖なことは、腹が減って辛いことだけではない点である。
「ケツが切れた理由を考察する」
何のために自主的にこんな事をしていたのか?
この点は企業秘密のため来年説明できるよう頑張っている。


疲れたので、第4位以降は月曜日。

2015年12月24日LKM博士
今日は恐怖のケーキ日

毎年、12月24日は恐怖のクリスマスケーキの試食をやらされる日である。

冷凍ケーキ担当者が、
そこらじゅうで販売されているクリスマスケーキ(当然仕事なので、街のケーキ屋のケーキではなく、メーカーが製造しているケーキを対象にしていると思われる)を買って来る。
そして24日午後、外観と味の評価をするよう強要してくるのである。

大体15~20個位あるような気がする。

仕事なので仕方ないが、
甘いものが得意ではなく、
ケーキに殆ど魅力を感じない私の体にとっては拷問である。
(騒然と実験台の上に並ぶケーキの様子の写真を載せたいところであるが、この時の私には心の余裕がなく、写真は1枚も撮ったことがない)

ケーキは嗜好品であり、
大好きな人にとっては、
食べる行為に対する喜び・満足感が
視覚、嗅覚や味覚を介して副交感神経を刺激しリラックスし、
免疫系など生体にも良い影響が得られるであろう。
しかしながら、そうでない私にとってはストレスであり、
且つ過剰な糖分摂取であり、
良いことは何一つないといえる。
腸内細菌にも悪い影響を与えているはずである。
まさに、私にとっては身を削る仕事なのである。

話は変わるが、毎年思うことがある。
何か特徴を出そうと狙ったクリスマスケーキはことごとく不味い。
白(クリーム)、茶色(ウンコ、いや失礼、チョコ)、赤系(イチゴやベリー系)以外の色をしているケーキは、不味いものが殆どである。
シンプル イズ ベスト
シンプルで価格の高い品物が最も美味しい。
これが10年以上繰り返されてきた拷問で、私が個人的に導き出した結論である。
本日、購入される方がいたら、参考にして頂ければ幸いである。

2015年12月22日LKM博士
またもや蔵久のかりんとうを頂きました!

長野県の方の自慢の土産なのだろうか?
それとも、私にブログに書いてもらいたいからなのだろうか?


5月にも紹介した蔵久のかりんとうを再びお土産で頂いた。
全く別の組織からである。
参照ブログ⇒お土産紹介(かりんとう 源作)


今回頂いたのは詰合せセットである。
前回頂いた自慢の一品「源作」も入っていたが、
色々な種類のかりんとうが少しずつ入った小袋もあった。
開けてみるとこんな感じである。

151222.jpg


以前、源作を短めの一本糞とブログに書いたが、
この詰合せも見事にウンコである。
しかも、我々が実験に使うサイズに近く、妙にリアリティーを感じる。
砂糖をまぶしたもの以外は、実際に見たことがあるような気がする。
青のりが付着しているものは、ワカメを食べた後のウンチと極めて近い。
恐るべし・・・


食べ物をウンコに例えて申し訳ないが、
実は、前回ブログにした時は、贈り主の方が大喜びして下さった。


今回は「博士が以前にウンコってブログに書いていたかりんとうです!」
と満面の笑顔で渡されたので、
このブログを見たら大喜びしてくれることであろう。

2015年12月21日LKM博士
大掃除なう

本日は協同乳業㈱研究所の大掃除の日です。

毎年12月の後半に1日だけ、結構本格的に行います。
係りがいて、掃除用具等もその方達が事前に準備し、
事務所にジャーンと並べてあるので、やらざるを得ません。

エアコンのフィルター
窓ふき
蛍光灯まで外して雑巾で埃とり
まで・・・

とても苦痛です。

自分の車すら1年以上洗っていないのに・・・

たまりまへんわ~

掃除中につき、今日は手抜きブログで悪しからず。

2015年12月18日LKM博士
スターウォーズ

スターウォーズの新作が出ると盛り上がっていますね。
NHKのニュースでもかなり大きな扱いで驚きました。

残念ながら私には魅力的な映画でなく、1作も見たことがありません。
あの音楽は好きなのですが・・・

黒い悪そうなキャラクターと、寸胴なシルバーのロボットを
どこかで見たことあるという程度です。
ただ、私のような興味がない人間が映画のキャラを知っているという事実は、
この映画が、非常に人気があるという証でしょう。

そもそもSF映画があまり好きではないのです。
しかし、それ以上に宇宙という舞台自体が壮大過ぎて、
私のウンコ色の脳ミソは受け付けないような気がします。

宇宙戦艦ヤマトも(これも主題歌だけは好きですが)、
機動戦士ガンダムも、
同級生が熱心に見ていても全く興味がなかった私。

気が付けば、宇宙とは正反対の細かい世界に進んで行き、
ウンコの中の細菌を扱っているわけです・・・

バクテリアルウォーズなら観に行くかもしれません。
SF映画でも。

2015年12月16日LKM博士
イライラWindows 8.1

自宅のコンピューターが壊れた。
もう4~5年使用していて、ボチボチ寿命かと覚悟していたので、
すぐに買い換えた。
修理で直るか否かわからないまま数週間待たされるという選択肢は私にはない。
時間が勿体ない。

当然ながら使い慣れたWindows 7をOSとする新品のパソコンはないわけで、
Windows 8.1か10が入ったものを購入するしかない。
在庫、好みの機種、価格等を総合的に判断しWindows 8.1のものを購入し、
購入後Windows 10に無料で変更することにした。

昨日自宅に届いたので早速使ってみたが、
使い勝手が悪いというか、よくわからない。

イライラして眠くならなかったのもあり、
夜中の2時までいじっていた。

他ユーザーも同様に苦しんでいるからネット上に解決方法は載っているだろうと、
インターネットで検索しようとしても、検索方法自体がいまいちわからない。
使い難い。
何とかインターネットに繋ぐことができたことだけが昨夜の成果である。

先程、さっさとWindows 10に変えた方がよいというアドバイスをもらったので、
そうしてみようと思う。

とはいえ、当分イライラは続くだろう。

2015年12月15日LKM博士
2015最後の講演

今日は2015年最後の講演です。

先日、業務上の仕事で何回講演を行ったのか集計する必要があったのですが、
(こういうことが時間を無駄に消費していると会社はわかっていない)
工場見学も合わせると50回位やっておりました。
やり過ぎです。

さて、締めは長野県安曇野市。
酪農家の方々が対象です。

早朝からスーパーあずさ1号で向かっております(車内で書いてます)。
岡谷、塩尻、松本と信州大学出身の私にとっては懐かしい地名を味わいながら、
山頂が白くなったアルプスの景色を眺めながら、
そしてウンコを我慢しながら、進んでおります。

ウンコは初めて行く会場でのマーキング用に耐えているのです。
これ、個人的に重要ポイント。
その施設を制覇した気分になるのです。

最後、バシッと締めて終わろうと思います。
と書きつつ、講演時間を確認し忘れて困っておりますが...

2015年12月11日LKM博士
美しい検量線

多くの生物学の実験での定量(量を測ること)は、
測定が全て終わるまで正しく測定できているか不安なものである。

正しくできていることを確認できる一つの指標が検量線である。
検量線とは、濃度等を定量する際に、
予め量が決まっている標準物質を段階的に希釈して測定し、
試料中の濃度を計算するために用いるものである。
標準物質の濃度を縦軸に、分析値を横軸にすると、
理論的には一直線になる。
(濃度1の時の分析値が1とすると、濃度2の時は分析値が2となるべきであり、濃度4の時は分析値が4となる。そして、その点を結ぶグラフを描くと一直線になる。)
しかし、完璧な一直線にはなかなかならない。

この数年間、私は外出が多くあまり実験をしていないが、
今週はELISAという手法でウンコ中のある物質を測定した。
ELISAとは、ウンコや血液など、色々な成分が混在している試料から、
抗体(特定の物質にのみ反応)を用いて特定の物質のみを測定する手法で、
5年程前は頻繁に実施していた。

その検量線が見事な美しい一直線となった!
20171211.jpg
(小さな数字は、横軸の値;縦軸の値)

R2=1 !!!
技術力がある人ならばR2=0.99位なら頻繁に出せると思うが、
R2=1(各値が完璧に線上に乗っている)は結構凄いと思う。
手先の器用さも重要だが、丁寧な性格が何より必要である。

少し腕が落ちているかと心配していたが、まだまだ完璧である。
一度身に付けた技術は、そう簡単には失われない。

2015年12月10日LKM博士
またもや溜まっております

財布からゴチャゴチャと領収書やらカード使用明細書引っぱり出してくると
こんな感じになります。
151210.JPG

取り出したら財布が激痩せします。

「こんなに溜めなきゃよい」という意見は正論っぽく聞こえますが、
これが私の1週間分(厳密には4日間/週)の一例です。

日付・時刻順に処理した方がよいのか?
カード使用報告書作りから始めた方がよいのか?
これだけあると、電話やメール対応しながら処理していると、
午前中が潰れてしまうかもしれません。

如何に本業が、このつまらない仕事に邪魔されないようにするか?
常に真剣に考えて来ました。

最近編み出したのは
秘技『パートのおばちゃん』
実験の空き時間等に少しずつ処理してもらっています。
定型の処理作業なので特に大きな問題も起こらず非常に有効です。

時間確保&ストレス軽減
より効率的に研究ができるようになりました。

2015年12月08日LKM博士
2015年のウンコ回数は?

恒例の年間ウンコ回数カウント企画は今年で7年目。
たった一人で7年間も続けている。
マンネリ化とは恐ろしいもので、
今年は途中経過を一度も報告することなく師走に入ってしまった。
色々と忙しいのもあるが、途中経過を集計する気が起こらなかったのである。

経過報告を楽しみにしていた物好きな方がおられたなら、
誠に申し訳ございません m(_ _)m

さて、現在、何回ウンコをしたのか?
1枚のExcelシートに排便毎に時間、場所、シチュエーション(例えば「移動中」など)を記録しているので、現在何行目なのかを見れば大体の回数はわかる。

12月7日の会社で出した2回目のウンコが507行目である。
2行目から記録しているので、506行記入していることになる。
単純に考えれば506回のウンコをしたことになるが、
実際はそうではない。
0回の日は0回として1行分になっているからである。

そして、私の場合、過去6年のデータから、
週末はウンコ回数が統計学的に有意に減少することがわかっている。
特に土曜日は0回になることが多い。
これは仕事ストレスあるいは生活リズムが排便に深く関連していること示唆していると推測している。
従って、年間約50日ある土曜日の内、
仮に20日分がウンコ回数0回だったとしたら、
現在の排便回数は506-20=486回となる。
しかし、実際に0回の日が何度あったかは検討がつかない。

この途中経過を把握しない方法は、
複数のバイアスを除いて極めて厳密に年間ウンコ回数を測定していると考えられる。
年間排便回数の目標を512回ジャストと定めている以上、
それに近付けたくなってしまうのは仕方ない。
当然、年末12月29日に、「あと2回しかできない」とわかっていれば、
ウンコ回数を人為的に調整してしまうこともあるかもしれない。
無意識下で、そうなることもあるであろう。


今年は最後まで何回目かわからないまま年越しを迎えることになる。

結果がとても楽しみである。

2015年12月07日LKM博士
研究集中ウィーク

11月中旬から先週まで、殆ど出張でしたが、
やっと戻って参りました。

そして、今週は丸一週間研究所におります。

そうなるようにスケジュールをコントロールしました。
つまり、この週になりそうだった研究以外の仕事は全て断って作った1週間です。
どんな依頼も全て拒否。

そうしたおかげで土曜日になった講演がありますが、
ここまで強引にスケジュール調整しないと仕事が進みません。

私の経験上、2日単位で1つの実験をするのがベストなのです。
例えば、火曜日--水曜日を1セット、木曜日--金曜日を1セットとする。

無い時間は作るしかありませんから。

さあ、
実験しましょう!
論文書きましょう!

研究以外の要件は電話も受け付けませんので悪しからず。
メールはたぶん見ます。

2015年12月04日LKM博士
1000円のパワー


先週の出張時、ANAの飛行機が機械トラブルで飛ばなかったのです。

羽田発、札幌行き。

優先搭乗が始まり、次は座席番号の後半の私が乗る番かと思っていたら、
機械トラブルで搭乗中断と放送が。
15分間程待った後に、異常箇所が直らず飛行機を変えるという知らせが。
さらに、搭乗口も変更してくれということで、移動。
数百人が一斉に移動する様は、民族大移動です。
指示された搭乗口番号が3ケタだったので、嫌な予感はしていたのですが、
やはり搭乗口からバスに乗り、飛行機まで運ばれるようです。
格安航空会社の飛行機のパターンです。
そして、出発は約1時間後という放送。


群衆全体に、不満と苛立ちの舌打ちやガヤガヤした声が起きました。


ところが、その数秒後、絶妙のタイミングで、
「なお、ご迷惑をおかけ致しました分、お食事代として1000円支払わせて頂きます」
という放送が。

苛立っていた声が、一瞬にして鎮まり、
大半の乗客の顔には「えっ、ほんと? ラッキー」というような笑顔が。

恐るべし、1000円のパワー

劇的な1000円パワー


4人家族なんて、「えっ、4千円ももらえるの?」
と興奮気味。
この家族は札幌での夕食がグレードアップしたことでしょう。

搭乗時に一人一人に、丁寧な謝罪の言葉と同時に渡された千円はこれです。

151204.jpg

妥当な額か否か不明ですが、
アメリカで搭乗予定飛行機が理由不明でキャンセルになっても、
「私のせいじゃないわよ。あっちに並べ」
と巨漢職員に横柄な態度をとられた経験のある私には、
ANAの対応は感動的でありました。


さて、本題とは異なりますが、
このブログで会社が返せと言って来るか、ビクビクしています。

2015年12月03日LKM博士
カレー解禁

ホテルの朝食バイキングに連日スープカレーがある。
いい香りがしているので、初日から食べたかったが、
声帯の炎症のため控えていた。
刺激物が喉に良いはずがない。

5000円台の安いビジネスホテルのため、
バイキングの内容はほぼ毎日同じで品数少なく、
食べていないのはスープカレーとコーヒーとパンのみ。
(朝はパン、コーヒーは基本的に摂らない)

治療の甲斐あり、声も戻りつつあるので、
今朝、そのカレーを解禁した。

ん~、普通に美味しい。

スープカレーというものの定義を知らず、
食した経験も殆どないので、
普通のカレーの水分含量が多いやつとしか表現出来ない。

ふと、「普通のカレーの何倍の水分含量なんだろう?」
と疑問が湧いた。

その瞬間、私のウンコ色の脳みそが研究の方へギアが入った。
そして、自動的にスープカレーは10倍希釈ウンコへと姿を変えた。

きちゃないお話になりそうなので、今日はここでストップ

2015年12月02日LKM博士
意外にも大盛況なポリアミンワークショップ


昨日のBMB2015で実施しました我々のワークショップは大盛況でした。
会場は壁沿いに立ち見で埋め尽くされ、会場に入れない人も多く驚きました。
少しポリアミンも専門外の皆様にも認知される様になって来たのか?
いつもと異なる視点での質問あり、バトルあり、質疑応答も盛り上がりました。
オーガナイザーが言うのも変ですが、想定外に大盛況でした。


さて、声帯の炎症で声の出ない私はどうなったのか。


オープニング、オーガナイザーとして最初に挨拶した時は、
マイクを通して出る自分の声に驚くばかりでした。
「喋ってんのは誰やねん?」
ただ、発声した文字全てが音になっていたことに、少しの可能性を感じました。
朝より回復していたのです。
3~4時間でもかなり回復するものです。
私は5番目の演者なので、残り100分間の時間が残されていました。
まだ回復する時間はある!
浅田飴の連続摂取!!!


その結果、声はガラガラでしたが、20分間話切りました。
実際はオーバーして22分位話しました。
奇跡です。
生田神社で20分間は話せるようにお祈りして来たのも良かったかも。


いつもと違い、声を落として静かなトーンで、
余計な事は控えて、ゆっくり目に話す。
それでもウンコネタは十分に笑いを誘導出来ました。


新境地を開いたかも。

2015年12月01日LKM博士
可能な限り治療する

喉を痛めて全く声が出ないとなると、話さず静かにしていれば良いことです。
しかし、学会で自分が主催するワークショップとなるとそうはいきません。
出来ることは全て行いました。

1. 病院に行く。耳鼻咽喉科の専門医に診てもらいました。
鼻から内視鏡を入れてチェックしてもらいました。
喉には炎症は殆どないが、声帯が酷い炎症状態になっていた。

2. 明日、人前で話をしないといけないと相談
1週間安静にしていたら治るが、明日、講演するなんて不可能ということ。
ただ、主として喘息治療に使う気道の炎症抑制用の薬等を頂きました。
あとは、本番で水を飲みながら話すなど、個人の判断で決めるしかない。

3. 喉を乾燥させない
頻繁に水と浅田飴で対応。特に移動中の新幹線など。

4. 寝る時も喉を乾かさない
「ぬれマスク」というものをドラッグストアで購入して使いました。
風邪ひかない、花粉症なし、の私は、普段マスクなんて、動物実験室に入る時しか使ったこと無いのに。

5. 話さない。医者に「極力話すな」といわれたので、昨日はホテルのフロントで名前を述べただけです。

6. 疲労もあると思うので、高級タイプのユンケル黄帝液(ノンカフェイン)を飲んで寝る
(飲んだら喉がヒリヒリしましたが...笑)

ざっと、こんな感じです。
151201.JPG
沢山お金をつぎ込みました。
それだけ必死ということです。

7. さらに炎症ならポリアミン摂取だろうと、
今朝はホテルバイキングで高ポリアミン食品を過剰摂取。
納豆、ブロッコリー、オレンジジュース...

さて、どうなることやら。
ギリギリまで治療中。

2015年11月30日LKM博士
声が・・・

先週後半、喉の調子が良くなかったのです。
風邪という程でもなく、喉だけ少し痛い。
風邪のひき始めと言われればそうかもしれないが、
私は基本的に風邪をひかないので、放置していました。

土曜日、千葉県鴨川市で講演を頼まれていました。
前日同様、喉は少々痛い状態で1時間話をしましたが、
特に違和感はありませんでした。
ところが、終わると喉の状態が急変。
何かが引っかかっているような、少し荒れているような感覚。

その足で、札幌に移動して仕事だったのですが、
(ハードでしょ 笑)
心配になって、羽田空港で葛根湯と喉に直接噴射する消炎スプレーを購入し、
すぐに処置。

しかし、2時間後に札幌に着いた時には誰が聴いてもおかしな声になっていました。
それに追い打ちをかけるように、
仕事トークと飲み会トークで喉は限界。
日曜朝、ついに話せなくなりました。

ホテルでチェックアウトの際、「領収書作って下さい」が通じなく、あえなく筆談。

無理に声を出すと、
1つの単語でも一部の文字分しか音がでず、それも変な音です。
例えば、「りょうしゅうしょ つくってください」だと、
「くだ」だけ、大音量で出るという感じです。
「りょうしゅうしょ つくって」の部分は口は動けど声は出ず。
腹話術で音痴なバイオリンを演じているみたいになり、
会話になりません。

本日神戸に移動して、明日学会で話すのですが、回復するのだろうか?
結構ヤバい雰囲気です。

2015年11月26日LKM博士
あなたが私にくれたもの


朝、通勤中の車内のラジオでとても懐かしい曲が流れた。


大学1年生の時の下宿で、斜め左の部屋だった(たぶん)イトウ君が、
ずっとステレオから大音量で流していた曲である。

あなたが私にくれたもの キリンが逆立ちしたピアス
あなたが私にくれたもの フラッグチェックのハンチング
あなたが私にくれたもの ユニオンジャックのランニング
あなたが私にくれたもの 丸いレンズのサングラス

と一定のリズムでしばらく続いた後に短いサビの部分が来るのだが、
久々に聞くと、この繰り返しが長い。
短い曲なので2番も全部流れたが、とにかくしつこく繰り返す。

頭の中で、朝からずっとこの曲が流れているので、
この女性がもらったプレゼントを休憩時間に調べて整理してみた。

上の4つの他に、
オレンジ色のハイヒール
白い真珠のネックレス
緑色した細い傘
シャガールみたいな青い夜

(ここでサビが入る)
大好きだったけど~ 彼女がいたなんて
大好きだったけど~ 最後のプレゼント
バイバイ マイ スイート ダーリン さようならしてあげるわ~

(ココから2番)
グレイス・ケリイの映画の券
ヴィヴィアンリーのブロマイド
バディ・ホリーのドーナツ盤
ヘップバーンの写真集
お菓子のつまった赤い靴
テディーベアーのぬいぐるみ
アンデルセンの童話の本
夢にまで見た淡い夢
(再びサビの部分、次は3番)

ヒステリックなイアリング
ボートネックのしまのシャツ
道で売ってるカレッジリング
マーブル模様のボールペン
アメリカ生まれのピーコート
中国生まれの黒い靴
フランス生まれのセルロイド
あの日生まれた恋心
(再びサビの部分、終了)

JITTERIN'JINNの「プレゼント」という歌である。


ん~ プレゼントし過ぎ。
多趣味なのか一貫性なさ過ぎ。
特に中国製の黒い靴が引っかかる...

女性側からの歌で、二股かけられていたので「別れます」というだけの内容である。
たぶん、深い意味は込められていない。

しかし、この繰り返しは圧巻である。
私もブログを書く際に、
韻を踏むことを意識した「繰り返し」を手法として使う時があるが、
(誰も気付いていないであろうが)
ここまでしつこくはできない。

そしてウィキペディア情報によると、
JITTERIN'JINNは奈良県出身のバンドらしい。
急に親近感が沸いた。


若い人で、この曲を聴いたことがない人は一度聴いてみて欲しい。

2015年11月25日LKM博士
ちょいと恥ずかしいミス

来週、神戸ポートアイランドで開催されるBMB2015(日本生化学会と日本分子生物学会の合同大会)でポリアミン関係のワークショップを開催する。
それぞれ単独でも凄まじい参加者なので、合わさると超巨大な大会となる。
1週間、神戸のホテルと飲み屋は学会参加者で埋め尽くされることであろう。

12月1日 14:00~16:30
第8会場 生理活性物質ポリアミンから疾病と健康を考える
学会参加者で興味がある方はご来場願います。

さて、今日の話題はこのワークショップの後に講演者の皆さんで懇親会をしようという話である。
オーガナイザー2名で主催するので、必然的に年下の私が働くしかない。

とはいえ、神戸なんて全く土地勘がない。
その日の内に東京に戻られる方、
泊まるけど神戸ではホテルがとれなかった方(巨大学会開催時は頻発する現象)、
きっちり事前に予約され神戸に泊まるホテルを確保されている方
それぞれにご都合もあるであろう。

従って、無難に、おそらく最寄りの繁華街と考えられる三宮駅近くで
18時開始で流れ解散でき、
5~6名で落ち着いて話ができ、
4000円前後で、
折角なら神戸っぽい店
という結構厳しい条件で探した。
結果的には、助手KYの協力も得て鉄板焼き屋の店を予約した。

さて、ちょいと恥ずかしいことはこの後に起きた。

各講演者に上記内容をお知らせメールを送った時である。
ミスで、「重要度:高」で送信してしまった。

開催1週間前に、オーガナイザーから
重要度:高で「BMB2015ワークショップ」という件名で送られてきたメールは、
公演当日の発表時間等の変更など重要案件と思うのが普通である。

メールを開けてみれば、飲み会の誘いである。
研究に、またワークショップの準備に大忙しであろう先生方に、
飲み会開催の件を「非常に重要! すぐ返信ちょうだい」という体で送信してしまったのである。
痛恨のミスである。

「なんじゃ、こいつ?」
と思われたことであろう。
あるいは、「前から少し変わってると思っていたが、やっぱりな...」
と思われたかもしれない。

皆さん、大人なので、
「ご連絡ありがとうございます。準備お疲れ様です。是非参加させて頂きます。」
というまともな返信メールが続々と届いた。

余計にはずかしくなった。

2015年11月24日LKM博士
マウス採血の夢


仕事熱心な私は、昨晩、マウスの採血を行う夢を見ました。
おそらく、今日は実際にマウスから採血しなければならないので、
私のウンコ色の脳ミソが先走ったのでしょう。

動物実験の採血は、それなりの職人技です。
初めて挑戦する人が簡単にできる技術ではありません。
もちろん天才肌であまり苦労しないで技術を習得する人はいますが、
通常は反復的に実施し技術を高めることが必要です。
そういう意味で、夢の中でも採血している私は、
素晴らしい研究者といえるでしょう(笑)。

ただ、昨晩の採血は非現実的でした。
何故か、人間の健康診断のように、注射器でドクドクと採血できておりました。
その量5 ml以上。
実際は、マウスは体が小さいから、総血液量が1.8ml程度といわれております。
むちゃくちゃです。
また、通常は採血に使わない、足の甲の毛が少ない部位の血管から採血しておりました。
思い出してみると、一般人は決して見ることのない、
かなりマニアックな夢であることに驚かされます。

さて、現実の世界ではどうでしょうか?


先程、第一部(午前)の採血を終えました。
自己採点では65点。
久しぶりのため、少々感覚が鈍っており、
十分量の血液確保に時間を要してしまった個体もありました。
夢、役立たず。

午後も第二部の採血を行います。
1匹30秒位でさっさと終えたいと考えておりますが、どうなることか。

ただ、今日は個体毎に、
「足の甲から採血できるんちゃうか?」
という気持ちが沸いてしまい、それを制御するのが大変です。

夢のせいです。

2015年11月19日LKM博士
腸内細菌は嘘つかない!


1週間におよぶ長期出張により、
LKM512の摂取が途絶え、
(ヨーグルトは売ってない、LKMスティックの携帯を忘れる)
さらに、誘われるまま飲食しておりまして、
オナラもウンコも少々臭くなっております。

腸内菌叢は嘘つかない!

彼らと私は共生関係ですから、
彼らが腸内環境の悪化をいち早く教えてくれているのかもしれません。


これ、手抜きブログと思われるでしょうが、
何よりも、この件が気になって、
他のことを書くことができないのであります。

この心境に陥るのも、
私のウンコ色の脳ミソが、
腸内細菌に支配されているからかもしれません。

2015年11月17日LKM博士
酔いにくい技

酒の話ではありません。
乗り物内でパソコンを使う技です。

飛行機や新幹線等、長時間の移動の時、
ボーッとしているのは時間がもったいないので、
パソコン仕事をやる人は多いと思います。

弁当等を食べる時に出すテーブルで
平気でパソコン作業をやっているビジネスマンを時々見かけますが、
私はあれをすると、ものの15分で酔ってしまいます。

それをある程度回避する技を遂に編み出しました。
これです。
151117.JPG

膝に乗せて作業するのです。
写真は行儀悪く、あぐらをかいて(隣に誰も居なかったので)、
その上にパソコンを乗せていますが、
もちろん普通に膝に乗せるだけで構いません。

この技で1時間位の作業は大丈夫になりました。

たぶん、テーブル上だと、
自分の眼の揺れとパソコン(テーブル)の揺れが一致しないので、
三半規管が刺激されやすいのですが、
膝に乗せると、自分の眼の揺れとパソコンと揺れがほぼ同じになり、
酔いにくくなるのではないかと推測しています。

ややこしいですかね?
要するに、乗り物の揺れで、
眼の位置が体ごと上に1cm上がると、パソコンの位置も体ごと1cm上がり、
眼とパソコンの位置関係は一定のままで三半規管は刺激を受けないということです。
左右の揺れも同様に対処できます。

但し、姿勢が悪くなるのと、ミスタイプが増えるのと、
隣の人に、少々変に思われる欠点はあります。

2015年11月12日LKM博士
検便対応だけきっちりしている男


恒例の検便の季節である。
私のデスクの上にも採便容器袋が配布されてあった。
「これ、いつまで?」

と横に座っていた助手KYに聞いた。
「えっ、わかりません」
「知らんのか! 調べてくれや~」
と言いながら、外部研究者とのミーティングのため研究所を発った。

ちなみに助手KYは「空気読めない」の略ではない。
本名の頭文字である。
しかし、「空気読めない」が満更間違いというわけではなく、
かなりマイペースでずぼらな性格である。
頼んでも期日を守らないことの方が多い。
でも、私は心が広いので、日々怒りはするが、それがKYの長所かもしれないと、
比較的余裕のある課題を与えて接している(笑)。

そんなKYが、外出中の私のiPadにこんなメールを送って来た。
「お疲れさまです。検便の提出は11/18(水)~24日(火)です」
驚いた。
急いで調べて知らせてくれたのだろうか?
期限ギリギリなわけでもないのに、わざわざ連絡をくれた。

そして次の日に職場に来ると、採便容器袋の上には付箋があり、
18(水)~24(火)
と書いてある。

151112.JPG

会社のメールにも同じく検便提出日メッセージが届いていた。
むちゃくちゃ丁寧である。

なぜ、検便だけ、こんなにきっちりと対応してくれるのだろう?
わからない。

2015年11月11日LKM博士
領収書さがし

よくありますよね!
領収書行方不明事件。
(イライラを紛らわすために「!」を付けた)

ここでは、ホテルに宿泊するとカード使用明細書と領収書が必要です。
カード使用明細書は支払い時に発生するので、
財布の中を探せばほぼ確実に見つかるのですが、
ホテルを出発する時にもらうことが多い領収書は、
かばんの中に放り込んで行方不明になることが多いのです。

先々週から先週にかけての温泉シリーズ(偶然温泉地ばかりの出張.でも3回中2回はとんぼ返りで温泉には入れない.詳細は先々週のブログにあります)でも、案の定、領収書が行方不明になりました。

ホテルで受け取った記憶は克明にあるのです。
でも、入れたはずの場所にないのです。
1時間以上、既に洗濯が終わっているシャツのポケットまで、探しまくっても...。

結局諦めて、可能なら再発行してもらい、無理なら時間がもったいないので自腹でいいやと諦めて仕事をやっていたら、突然出て来てくれました。

なんと、電子辞書に丁寧に挟まれていました。
かばんの中でグチャグチャにならないように、そして絶対に失くさないようにと
頻繁に使う電子辞書に挟んでおいたのでした。
丁寧に保管した行為が裏目に出ました。
余計なことはしない方がよいという典型例です。

さて、金曜日からは1週間の関西巡業です。
次は何処に隠してしまうのか。
新幹線や特急を合わせると、おそらく20枚以上の領収書が発生することでしょう。
恐怖です。

2015年11月10日LKM博士
和歌山県って遠いな~ (続編)


昨日は本当に時間がかかることを書いたが、その話のつづきである。
つづきを書くつもりはなかったが、夕方また和歌山ショックが起きたので紹介。

主催者からの提案スケジュールによると、
巡業最終日の講演が15時位に終わり、
その後すぐに南紀白浜空港(初めてこの空港の存在を認識)まで車で送るので
飛行機で羽田まで帰ってくれということである。
特急を使用し大阪経由にて新幹線で6~7時間かけて帰るのは極めて苦痛なので、
それは良い作戦である。

早速飛行機を予約しようとしたのだが、ANA派の私にはショックなことに路線なし。
仕方なくJALで予約するが、満席????
なんでやねん???
誰が平日の夕方に南紀白浜空港から飛行機乗るねん???

小型の飛行機なのか?
調べた結果、エンブラエル170という機種で76席しかないようである。
たしかに1日3本しかない路線で76席しかないなら埋まるかもしれない。
キャンセル待ちに登録しておいたが、半分諦めている。
次の日も外せない仕事があるので、長時間列車の旅&夜中帰宅を覚悟しておかねばならないであろう。

そういうわけで嫌になりかけたが、ふと気づいた。
和歌山県での講演は他の地域よりメリットがあるではないか!!!
我々が応援している春日野部屋の春日野親方の出身地である。
そう、元関脇 栃乃和歌である。
和歌山での春日野親方の人気は今でも絶大であると聞いている。
また、部屋付の岩友親方(元幕内木村山)も和歌山県出身。
いつもは講演最後に使う春日野部屋スライドを、
和歌山巡業では、序盤で使って聴衆皆さんの心を掴んでしまおうと思う。

そういうわけで、先程から春日野親方とのツーショット写真を探している。

しかし、見つからない。

2015年11月09日LKM博士
和歌山県って遠いな~

先程、確認のために送られて来ていた来週の和歌山出張(新宮市、田辺市)の日程を確認し、心の底から驚きました。
今日のブログに書こうとしていたネタをど忘れしてしまった位の衝撃です。

私、奈良県出身なので、
隣の県としてある程度は理解していたつもりだったのですが、
甘かったです。

新宮市に行くのに、大阪からだと特急くろしおで、
なんと4時間弱ではないですか!!!

そもそも新宮市といわれても、
元幕内の久島海の出身地という認識しかなかったです。

スケジュール上も、電車経路のWeb検索結果も、
移動に非常に時間を要するようなので、
慌てて地図で調べたら、
なんと、紀伊半島の半分より向こう側ではないか!
かなり凄い位置にあるということが認識できました。

招待してくれた方が、私の前日のスケジュールも確認せずに、
前泊用のホテルを予約された理由もわかりました。

和歌山巡業は月曜から水曜日まで、講演会場を転々と3日間あります。
滅多に行ける所ではないと開き直って、
美味しい物を食べたいと思っております。

2015年11月05日LKM博士
最近マフラー着けてます

今日は、以前に紹介したことがあるアメリカ在住の元共同研究者から贈られてきたアメリカン・プレゼントの黒ラットのことを書こうと思う。
参考ブログ⇒驚愕のアメリカン人形

ずっと研究所の私の席の後ろの本棚に飾っていたが、
最近は私の目の前に立たせている。
目の前というのは、パソコンのモニターとキーボードの間である。
まともに視界に入るので結構邪魔である。

特に意味はない。
特に気に入っているわけでもない。
少々他人と違うことをしようと思っただけである。
まず、こんな不気味な人形を喜んで飾る人はいないだろうから。。。
ウンコ色の脳ミソも刺激できるかと思って。

目の前にあると、電話中など手持無沙汰な時にいじってしまう。
その結果、こいつが「チューッ」と鳴くことを発見できたのは大きな収穫であった。
(人形を押して空気を抜き、手を放し空気が流入する時に音が鳴るシステム)

ただ、あまりにも不気味なので、
先日マフラーをプレゼントした。
頂いた贈答用クッキーについていたリボンであるが...。

151105.JPG

でも、相変わらず不気味である。

2015年11月02日LKM博士
コンビニのカニ寿司

北陸合同バイオシンポジウムに参加するため加賀温泉駅に11:20に到着。
そこからは無料送迎バスで移動。
開始まで時間もあまりなく、会場に着いても食べる場所がないことを予想し、
おにぎりで済まそうとコンビニへ直行。

ふと気になったのが、おにぎりコーナーにあったミニ蟹寿司。
ちゃんと押し寿司風に四角です。
「税込140円でカニか~、さすが北陸や~」なんて思って購入しました。

ブログにしようと思ってプログラムと一緒に撮影!
151102-1.JPG

しかし、食べる直前にビックリ。
カニに見えていたものはカニカマではないか! 
ガーン Σ( ̄□ ̄∥)
小さい字で包装に書いてあったのです。
151102-2.JPG

マヨネーズたっぷりで美味しかったが・・・

2015年10月30日LKM博士
攻めるシンポジウム

本日、第8回 北陸合同バイオシンポジウムに参加します。

基本、北陸地方の研究者の集まりのようですが、
他の地方の講演者枠もあるようで、
大会事務局長である石川県立大学の栗原准教授から依頼され、
シンポジストとして話させて頂きます。

感想は後日書くとして、開始前から色々と面白いので紹介します。

このシンポジウム、色々と攻めているんです!

先ずはドレスコード
日本では珍しい普段着での参加。
「こんな格好で」と、実行委員長の普段着の写真がメールで送られて来るほどの徹底ぶり。
前日スーツで群馬に出張で、そのまま乗り込む私にとっては極めて面倒です。
普段着を持って行かねばならないのですから。

大会ホームページ

プログラムに進むと講演者の写真とプロフィールが出てきます。
これだけでも、結構、力を入れているなと思うのですが、
その写真にマウスオンしてみて下さい。
その演者の別の写真が出てきます。
私の場合...
栃煌山関を学術界にデビューさせました!

そして懇親会の酒の量
学生•ポスドクが安い参加費なので、シンポジストにお酒を提供をして欲しいと厚かましい呼びかけがありました(笑)
その結果、日本酒換算で22.2升も集まったようです。
100人程度の参加者と聞いているのだが...
私もワインを2升寄贈しました。

最後は、謎のTwitter企画。
我々が発表しているメインのスクリーンの横にサブスクリーンを設置し、
そこに聴講者がリアルタイムでコメントするという斬新極まりない企画。
どうなるのかは知りませんが...
そもそも集中してプレゼンが出来ないかも。

栗原先生からは元祖ツイッタラー研究者としてガンガン呟くよう依頼されておりますが、恥ずかしがり屋なので無理っす。

2015年10月29日LKM博士
温泉シリーズ

温泉が嫌いな日本人は殆どいないであろう。
私も大好きである。

では、もし講演(演者として参加)が付いていたらどうであろう?
つまり、講演が温泉付きホテルで行われる場合である。
微妙な感じがするが、
講演後にゆっくり温泉に入れるのならこれもありがたい。
出来ることなら、折角なので有給を取得して一泊位ゆっくりしたい。

では、もし温泉地で講演後、
風呂に入らずに帰らなければならないとしたらどうであろう?
悲劇である・・・

今週から来週と温泉地での講演が続く。
伊香保温泉
加賀温泉
熱海温泉

これ程までに温泉地での講演が重なるのは極めて珍しいことなので、
(そもそも温泉地でシンポジウムや講演自体が少ないと思う)
私は手帳を眺めながら、
この講演をまとめて「温泉シリーズ」と称している。
現在行われているプロ野球の日本シリーズと同じで、
特別感を演出できるのである。

その内、参加者が缶詰状態になる北陸バイオシンポジウムの加賀温泉以外は、
講演直前に温泉のホテルに着いて、
1時間から1時間半の講演をして、
終了後すぐに温泉地を離れる、上述した「悲劇」の出張となる。

主催者は「泊まって懇親会にも出て下さい」と言って下さるが、
温泉地というのはそれなりに不便な所に存在するので、
スケジュールを考えると、じっくり過ごすことはできない。

温泉シリーズ開幕です。

2015年10月28日LKM博士
【告知】今年も日の出産業まつりに出店します!

この週末、10月31日、11月1日に開催される
ここ西多摩郡日の出町の産業まつりに出店します!

ヨーグルトをスーパーより安く販売致します。
あと、ビフィズス菌LKM512スティックを通販より格安で販売します!
是非、来て下さい。
例年と位置が変わって、ステージ前に店があります。

でも、残念なことに、プリンは売れなくなりました。
保健所の指導が厳しく、
プリンが属する洋生菓子というジャンルの製品は、
こういう祭りでは販売できなくなったらしいです。
手作り品等を販売するのなら微生物汚染のリスクがありますが、
HACCP工場で作っている製品なのですがね・・・
もちろん冷蔵庫に入れて販売するのに・・・。
よーわからん (-ω-*)んー

お役所の方には、ルールを決めてそれを守るだけではなく、
安全が守られる範囲では例外を認めたり、条件を付けたり、
ルールを改善していってもらいたいものです。
一市民としての要望。

私は明日から土曜日まで出張のため、
日曜日に参戦します。
お待ちしておりますごく体にいいヨーグルト!

2015年10月26日LKM博士
どんだけ送ってくるねん

大量のブドウを頂きました!
品種名は不明ですが、色々な種類のブドウです。
151026.png

送り主は元助手のKから
2013年3月まで私と一緒にウンコ研究をしていたのですが、
辞めて甲府のワイナリーでワイン職人をしています。

「傷物で売り物にならないブドウが大量にあるので送ります」
と、少々微妙な表現のメールが届き、次の日にブドウが届きました。
正直でよいでしょう。

でかい段ボールに満タンで驚きました。
どんだけ送ってくるねん。
下の方のブドウは結構潰れています(笑)
明らかに入れ過ぎ。

皆で分けて頂きました。
サンクソ!

さて、久しぶりの助手Kの登場です。
彼の変態っぷりを思い出して頂きましょう。
新しい読者の方は、是非とも衝撃を受けて下さい。

この検便での採便方法は凄いです。
必見です。
ウン小話14

彼にはこれよりレベルの高い変態技がありましたが、
それを本ブログで紹介するかをずーっと迷っています。
たぶん読者の皆さんに信じてもらえないので・・・

ちなみに助手Kは、今回の私との絡みで私が送った
「変態助手Kくん」(助手Kの箇所には本名が入っている)
というメールの宛名を社内の人に見られて、
「前の会社で何をしたのだ?」と突っ込まれて困っているようです。

2015年10月23日LKM博士
【お知らせ】青汁とLKM512ヨーグルトのコラボです!

このブログでは、頼まれても宣伝はしませんが、
私のお薦め品は紹介します。

青汁&のむヨーグルト

151023-1.JPG

私が研究しているLKM512と青汁の合体です。
青汁とビフィズス菌、ありそうでなかった組み合わせです。

ヨーグルトは体に良いけど、動物性タンパク質だけだよね~
野菜も摂りたいな~
さらに、欲張って、
野菜も中途半端なものではなく、
しっかりと野菜系栄養素(食物繊維、ビタミン、ミネラル等)を摂りたいな~
という方にお薦めです。

実は、業務用のパンフレットには私のコメントも載っております。
沖縄出張中に緊急で依頼され、
「急ぎです。お願いまします」とあまりにも必死なので、
酔っ払っている中書きました。

パンフレットなので、プロが修正すると思って出したのですが、
私の文章が素晴らし過ぎたようです。
そのまま掲載されております(笑)。

151023-2.JPG

関東中心の販売で、
マルエツ、東急ストア、ドンキホーテ、オザム、マルフジ、アルプス、サミット、ま
いばすけっと、オリンピック、ウェルパーク等
で販売されているようです。

ただし、店舗により取り扱いの有無は異なるようなので、
なかったらすいません。
事実、私の家の近所では売ってません(悲)

是非、探し出してお試し下さい。

2015年10月20日LKM博士
丸1日⇒2行

分担執筆の本を頼まれておりまして、色々調べながら空き時間に書いております。

依頼されたのは、Nature姉妹誌Scientific Reportsに掲載された論文の内容がメインですが、これは2014年の4月の論文。

こんな内容でした。
高齢マウスの学習記憶力の成績をLKM512とアルギニン投与で上昇させたのです。
(参考リリース)
画期的でしょ?

この分野の進展は非常に早いので、それから1年半経過しているため、
最新の情報も取り入れて執筆する必要があると考えております。

文字で書くと簡単ですが、最近の科学は細分化されておりますので、
ほんの少しでも分野が異なるとあまり十分な知識がなくわからなくなります。

そういう時は、そのキーワードを解説している総説を読むのが一番なのですが、
私程度の英語力だと、見慣れぬ単語が頻発し、かなり苦戦するわけです。
151020.JPG
この写真はワザとぼかしております。こんな字ばっかりの18ページ。

そういうわけで、土曜日、丸一日それの読破に使ってしまいました。
きつかったです。

しかし、最終的に原稿に入れたのは、たった2行。

もちろん中学生の読書感想文のようにダラダラと引用することはできますが、
私が執筆している内容からすれば、2行で十分なのです。

そんなこともあり、既に締め切りは過ぎておりますが、まだ提出しておりません。
丸1日かけて2行じゃね・・・ 
編集者さん m(_ _)mすいません

2015年10月16日LKM博士
厄年のせいにして耐える

とにかく仕事が多いのです。
本業以外(個人的には私の仕事ではないと思っている仕事)のつまらん仕事が特に私を苛立たせる。
でもって、それと真摯に向き合ってもなかなかうまくいかない。
精神的にも、肉体的にも非常にしんどいわけです。

そんな時は、
「オレ、厄年やから、しゃーない」
と耐えるわけです。

厳密には、後厄期間中で、本厄は無事終えました。
「今年12月31日まで耐えれば後厄も終わり、バラ色の人生が待っている」
と信じ耐えるわけです。

事実、来年、再来年のために種を播き、育てているものはあります。
厄年が終われば花が咲きそうな気もします。
「たのしみ~」
と一瞬目の前のことは忘れて耐えるわけです。

仕事でお会いする人生の先輩方の話では、
やはり厄年付近は、色々と大変なことがあったようです。
病気になったり、事故にあったり・・・。
「今の所、私は病気に倒れるなどもない。お祓いしっかりしたし、毎日LKM512摂取してるからやな」
と安心して耐えるわけです。

「さて、今日はどんな"悪い知らせ"が来ているのだろうか?」
と厄を逆手にとって楽しんで嫌なメールに耐えるわけです。

先程メールソフトを起ち上げました。
来てました!
面倒なものが2つほど。

2015年10月14日LKM博士
まさかの頼まれ事

10/31と11/1の開催されるここ東京都西多摩郡日の出町の産業まつり。
今年も地元企業として出店します。
相変わらず、私が窓口であります。

で、昨日、店の看板の件で町役場の担当者から電話を頂いた。
その話自体はすぐ片付いたのであるが、
もう一点ということで頼まれ事が。

町の合併60周年ということで、産業まつりでも盛り上げるために「恋するフォーチュンクッキー」を舞台で踊るから参加して欲しいという要請。

私「(心の中:おっ、懐かしい。そんなの会社でやったな)。そうですか。」
町「メイトーさん、踊れますよね!」
私「(不意を突かれ)えっ???」
町「社員の皆さんで踊っている映像を見ました!」
私「そうですか。(心の中:あのYouTubeのマイナーな映像か~)」
あんなマイナーな映像を見てくれている方がいて嬉しい気持ちと
これから要請されるであろう何かが怖くて身構えている複雑な心境の私。
町「是非、踊って下さい!」
私「(心の中:やっぱりそう来たか)あ~、1名達人がいたのですが、出向してしまいまして。各個人は自分のパートしか踊れないのですよ」
(脳裏に無駄にキレッキレッのダンスをするケイイチロウ元部長が浮かぶ)
町「そうですか。残念ですが、皆さんでよろしくお願いします!」
私「そうですね。当日参加する者も自分の担当部分は踊れますので」
町「あの~、お忙しいでしょうが、今日の夜に集まって練習しますので、是非来て頂いて練習してもらって、可能なら教えて下さい」
私「(心の中:俺ら達人と思われているのか?)今日は無理ですが当日は頑張ります」

踊らなきゃいかんのだろうか?

町の担当者の方が見られたであろう我々の「恋するフォーチュンクッキー 協同乳業60周年記念バージョン」

申し訳ないが、最初の酷い寸劇は我慢して頂きたい。
ちなみに、先日実施した栃煌山ホームランバー大喜利企画にて、
大相撲ツイッター界で少し名を上げたアイスクリーム企画担当のニシノ君は、
この寸劇でホームランを打たれているピッチャーである。
この映像を改めて見ると、彼が会社の顔のようにも捉えられるが、
そうでないことを切に望む。

2015年10月13日LKM博士
こんなところで車両故障って

最近、電車が不通になるトラブルが多いですね。
昨日も埼京線で長時間におよぶ運転見合わせがあったようです。

公共交通とはいえ、人が運営しているものなので、
ミスが起こるのは仕方ないし、
その時は受け入れるしかないと思っております。
イライラしてストレスを溜めても、自分の体がダメージ受けるだけですから。

そんな私も土曜日の朝は焦りました。
鹿児島出張のため早朝から空港に向かっていたのですが、
空港行きのモノレールが故障。
しかも、乗っていた車両そのものがです。

乗ってから1駅半の海(川?)の真上で謎の停車。
「車両故障が起こった模様です」
という車内放送。
2駅目大井競馬場駅まで進めたのですが、そこで暫く待った後、乗客全員強制降車。
次のモノレールに乗って下さいという指示。
そして去って行くモノレール。

「普通に走り去ったけど、本当に故障なのだろうか?」
と去りゆく列車を見ながら思っていた人は多数いたと思います。
それ以上の説明ないし・・・。

ほぼ全員、羽田空港から飛行機に乗る人達です。
みなさん、明らかに焦っています。
私も同じです。
しかも、ウンコのタイムリミットが迫っている状況。

普段、品川から京急線を利用している私ですが、
この日に限り、池袋駅でインターネットで調べて、
着くのが2分早いモノレールを選択してしまったのです。
たった2分間なのですが、ウンコのタイムリミットを計算して考え抜いた選択でした。
完全に裏目に出てしまった・・・。

「飛行機に乗れなくても仕方ないが、ウンコは漏らしたくない」
追いつめられるとこういう心境になるものです。

次のモノレールでギュウギュウ詰めの中、30分程の遅れで空港に着き、
なんとか気力と肛門括約筋の筋力でカバーして耐えました。
飛行機も間に合いました。
危なかったです。

2015年10月08日LKM博士
シャインマスカット

昨日の講演後、お土産を頂きました!
シャインマスカットというブドウ。
長野県須坂産なのかはわかりませんが、
長野県北部産であることは間違いありません。
ブドウは詳しくないですが、聞いた事がないので、
新しい品種なのでしょう。
151008-1.JPG
3 cmはあるでしょうか?
(研究者なら測定しろと言われそうですが、専門外なのでそんな面倒なことはしません)
大玉で美しい!
輝いています!

さらに、種なしで皮まで食べられる!?

ほんまかいなと食べてみると、
確かに皮が気にならない!
むしろ、独特の食感で好ましい。
そして、美味い!!!
大きいので一口というより二口で愉しむ感じです。
参りました。

でも、自分で買うには高価なものなのだろうと思います•••
と移動中にiPadで書いていたら池袋駅に。

ちょいと百貨店の地下で探してみるとありました!
美味いものは東京に集まるのは事実のようです。

1房1500円越え。
サイズや見た目で同グレードの物は軽く2000円越え。
4000円越えのものもあるではないですか。

小野先生、ありがとうございました。

2015年10月07日LKM博士
高校での講演

今日は招待された長野県須坂市の高校で講演しました。

学会以外で色々な方を相手に講演して来ましたが、
高校生相手は初めてでした。
しかも、進路指導に関わる内容に。

とはいえ、特別な講演をするのではなく、いつもの内容をどうアレンジするか?

悩みまくりましたが、時系列的に私の前に現れた選択肢を紹介することに。

昨晩はスライドを作りながら、色々なことを思い出し、
俺って結構頑張って来たなー
なんて思いながら、古い恩師の事も脳裏によみがえりました。

生徒さんたちがどの様に感じたのかはわかりませんが、
ウンコだけは強烈にインプットされたと思います。
とりあえず無事終了。

校長先生が知り合いから、ビフィズス菌LKM512で体調が良くなったと薦められ、
食べられていたのは驚きました。
謎の口コミ。

ただ、LKM512入ヨーグルトを購入後、植え継がれていたご様子。
ビフィズス菌は家庭では植え継げませんから。
→参考ブログ「植え継げませんよビフィズス菌は」
生徒のみなさん
体育館での三角座りでの長時間の聴講
お疲れ様でした。

2015年10月06日LKM博士
便りが無いのは良い知らせ?

「便りが無いのは良い知らせ」
一般的にはこういわれています。
連絡がないのは、病気などにならず元気でやっているだろう
ということです。

親戚関係や友人関係ならそうなのでしょうが、
仕事の場合はどうでしょうか?

メールが無いのは良い知らせ?

いえいえ、ビジネス(研究も含む)では99%違います。
ほぼ確実に進行していない証拠です。

「あの人、期限を過ぎているけど連絡ないな」
と思ったら、さっさと連絡した方が早く仕事は進みます。
経験的に自信があります。

さて、オレもぼちぼちメール攻撃するか~

ビクッとなった関係者さんは複数いることだと思います。

こういう人達に限って、私のブログやツイッターで、
私以上に私の事を把握されているようです。
「今週は相撲で夢中みたいなので、まあ大丈夫だろう」って風に(笑)。

2015年10月05日LKM博士
PCがヴィーヴィーいうのですが

最近、職場のパソコンがヴィーヴィー悲鳴をあげているのです。
特に負荷をかけている作業をしていなくても、
極端な話、白紙のExcelしか使っていないのに、
ヴィーーーーーーーーッと凄い音がする時があるのです。

これは冷却用ファンが激しく回っている音であることは間違いありませんが、
音が濁っており、苦しそうなんです。
ファンの空気口は触るとめちゃくちゃ熱いし。

突然、その状態に陥るので、音が鳴り出すとPCに負荷がかかっているんだと思う位しかできません。

だから、最近はメールもネットも起ち上げたままにせず、
使うファイルのみを起動して対応しています。

もう壊れる警告な気がします。
大事なデータやファイルが沢山入っています。
バックアップを録っておかねばならんのでしょうか。

こわいです。
こわいです。
こわいです。

2015年10月01日LKM博士
歩数、測ってみます

我々が属している名糖健康保険組合は毎年秋に健康増進企画をやっているが、
今年はヘルスアップキャンペーンと題し、
・・・
面倒なので内容の紹介は省く。

生活習慣の見直しやウォーッキングへの挑戦企画で、
目標を達成したら景品がもらえる、ごく平凡な企画である。
景品もいまいちな感じである(個人の感想)。
なので、あまりやる気が起きない。

ただ、今年は私の部署に、やってみるという人物がいるので、
私もやってみようかと思い、万歩計を買って来てもらった。

590円(税抜)
安っす!
151001-1.jpg
安くてもちゃんと測定できるから素晴らしい!

消費カロリー早見表まで貼られている。
ただ、こういうのは少々疑問を感じる。

カロリー消費のためにウォーキングをするのか?

私は、カロリー消費というより、体を動かすこと、
すなわち、足腰の筋力を鍛え、心肺機能を鍛える運動として、
ウォーキングが優れているのだと理解している。
結果として、カロリー消費にも有効であるということではないのか?

足腰の筋肉を鍛えると意識してウォーキングをするのと、
結果としてついて来るカロリー消費のみを考えてウォーキングするのとでは、
効果が違うはずである。

まあ、590円の万歩計に対する文句を書いても仕方ないので止める。

まずは、1~2週間程、普段の生活で1日どれ位歩いているのか調査してみる。
おそらく、少ないだろう。
次の1~2週間、エスカレーターを階段に切り替えるなど、意識的に歩数を増やし、どれ位効果があるのか調べてみる。
その後、やる気が起こったら、
足腰の鍛錬として、この企画の達成基準歩数「3ヶ月で合計72万歩」へ挑戦する・・・
かもしれない。

2015年09月16日LKM博士
高校生用講演

困っていることがある。
10月にある高校で講演を頼まれているのだが、何を話せばよいのかわからない。

頼まれた時からずっと考えているが、全くひらめかない。
私のウンコ色の脳ミソは、この件に関しては今のところ一切作動しない。
昨日、演題タイトルを聞かれたが、「もう少し待って欲しい」という主旨の返事をした。

普通に研究の話をしてくれて構わないといわれているが、
やるからには高校生にそれなりのインパクトを与えねばならない。
と私なりのプライドはある。

こうなるのはわかっていたが、自分を鍛えるために引き受けた。
私の話に興味がある人達の前でだけ話をして満足していちゃいかんのです。
興味のない人を惹き込む話ができるようになるのが次の課題なのであります。

そもそも自分の高校時代を殆ど思い出せない。
何を考えていたのか?
大人のどんな話に影響を受けたのか?
3年生の途中まで部活に夢中、3年生の夏からは受験生ってこと位しか思い出せない。

担当の先生からは、進路指導の一貫での講演会と聞いている。
テーマは、
「最新の研究内容を通して、社会について考える」
??????? 益々わからん。

社会って何なの?????

と書きながら、ふと思った。
腸内菌叢(※)も色々な細菌の集合体=社会と捉えることもできる。
ん~、少しウンコ色の脳ミソが新たな切り口に気付いたような気がする。

とはいえ、あまり悩まず、聴いてくれた生徒さんの中から、
科学と協同乳業に興味を持つ人が一人でも増えれば御の字ということにしておこう。

※100種を超える腸内細菌の集合体を示す。腸内フローラ、腸内マイクロバイオーム等の呼び方もあるが、筆者はカタカナより漢字を好んで使っている。

2015年09月10日LKM博士
精一杯の防御

関東地方の記録的な大雨はこれ以上被害が出ない事を祈るばかりです。

ここ東京都西多摩郡日の出町はあの縦長の雨雲から外れたようで、
本日は、時よりザーッと降ることはありますが、殆ど降っていない状況です。

しかし、昨日は凄かった。
我々の実験室の上は屋根なので音で雨の強さがわかるのですが、
雨が屋根にぶつかる物凄い音で、一時、電話での会話も困難な状態でした。

ふと思い出される悪夢。
それは7、8年前のことだったと思います。
昨日同様、台風で大雨になり雨漏りしたことがあったのです。
普通の雨漏りではなく、一斉に、ありとあらゆる隙間から水が小便のようにジャージャー落ちてきたのです。
名誉のために書きますが、目に見えるボロボロの隙間なんてこの建物にはありません。
蛍光灯装置と天井の間に存在する認識すらしていない隙間からです。
どうやら、激しい雨で屋上の雨水排水溝にあらゆる木の葉が流れ着き詰まり、
屋上に溜まった行き場を失った雨水が、
どこからか堰を切ったように屋根裏に流れ込み、
その多量の水が屋根裏から重力の赴くままに落ちてきたようです。
図書室大洪水
応接室のど真ん中に天井から滝が発生し、ソファーがベチョベチョ。
建物の東側が幅広く壊滅。

もしそれが再発したら・・・
あり得ないとはいえない激しい雨。

そのエリアにある高価な分析機器類は運べないので、
ビニールを被せて精一杯の防御。
20150910.JPG

何も起こらなくてホッとしています。

2015年09月09日LKM博士
かるかん

鹿児島名物「かるかん」をご存知だろうか?
私は、先の土曜日の鹿児島出張で初めて知った。
これである。
20150909.JPG

助手A♀に、
「鹿児島に行くなら買って来て下さい。大好きなんです。」
と頼まれていたので探してみた。

名前は忘れていたが、平仮名で4文字と覚えていたのですぐに見つかった。
漢字で書くと「軽羹」
Wikipediaによると軽い羹という意味のようである。
しかし、「羹」といわれても、羊羹の羹ということしか知識がなく、意味がよくわからない。
調べてみると「カン」より「あつもの」と読む方が主のようである。
私の電子辞書によると羹は「魚・鳥の肉や野菜を入れた熱い吸い物」とある。
意味はわかるが、このお菓子との関連性が全く不明。

仕方なく、羊羹を調べてみる。
改めて考えると「何故、ヒツジ?」となる、謎のネーミングである。
電子辞書には「あんに砂糖を入れて蒸し、あるいは寒天液を加えて練ったもの」と普通の事が書いてある。

そこで再度Wikipediaに助けを求め羊羹を調べてみる。
歴史という項目を読み何となくわかった。
元は中国の料理で、文字通り羊の羹(あつもの)、つまり羊の肉を煮たスープで、おそらくこれが冷めて肉由来のゼラチンにより固まったのが由来のようである。
日本では室町時代の書物に初出し、当初は小豆や小麦粉や葛粉から蒸し羊羹が作られ、17世紀辺りから生産が始まった黒砂糖を用いて、甘い羊羹が作られるようになったようである。

以上の情報から、もう一度かるかんについて考えてみると、
おそらく、羊羹との比較でついた名称であろうと推測できる。
つまり、軽い「あつもり」ではなく、正しくは軽い羊羹という意味であろう。
基本的にはかるかん粉(かるかん用に専門的に生産されている米の粉)、砂糖、山芋が主原料なので、羊羹より圧倒的に軽い。
また、かるかんが誕生したのは17世紀末から18世紀初めで、羊羹誕生の後であることからも私の説は正しいと思う。
ちなみに、この土産のように中に餡が入ったものは、正式にはかるかん饅頭というらしい。
かるかんとはこの周囲を包んでいる物体のことである。

さて、お味の方はどうであろう?
普通に美味しい。
が、私がここまで調べる必要がある程に感動的な味ではない。
懐かしい味といえる。

ちなみに、かるかん土産を熱望した助手A♀は、
ダイエットのスタートを1週間遅らせたようである。

2015年09月08日LKM博士
勧誘粉砕

私の知り合いの中には、保険の営業などに転職した者がいる。

先日、「一度だけ会って欲しい」と強く頼まれたので作業の合間に会ってあげた。
コンピューターに用意されたパワポ―ポイントを用いて保険の説明。
保険会社に入り、研修で訓練を受けたのだろう。
そんな話術は以前持っていなかったはずなのに、
それなりのプレゼン技術は身に付けている。

私が契約している保険から切り替えさせるために、色々と質問形式で迫って来る。
それなりの誘導尋問のような、詐欺師のような、
慣れていない人なら引き込まれるかもしれないストーリーで。
「もし、この掛け捨てになっているお金で、新車が買えるとしたらどうしますか?」
なんてね。

「うん、確かに得だね。是非そうしたい」
なんて私が思い通りに反応することを期待しているのだろうか?

研究成果をわかり易く魅力的に伝えるために日々試行錯誤している私である。
特に重視しているのはオリジナリティーや魂である。
それとは正反対のプレゼン。
短期間で身に付けたマニュアル通りの営業用の小賢しい話術は逆にイライラを誘導する。

上っ面の技術のみのプレゼンが20分間程続くと、
いよいよ耐えられなくなってしまった。

「私のために提案する。お世話になったから...」と頻繁に言うので、
「ホンマはお前のためやろ? 面倒やから絶対に切り替えへんから。」
で、ジ・エンド

二度と来ないだろう。
しかし、私の失われた30分間は返ってこない。
仕方ないので、ブログにして今日のネタを考える時間の短縮に有効利用した。

2015年09月07日LKM博士
私にお礼を言われた私

個人的なお礼でヨーグルトを知人に贈りました。
もちろん、私が研究している「おなかにおいしいヨーグルト」を。
冷蔵庫に入るか否か知りませんが、2箱、24カップを送りました。

自社通販サイト(メイトーオンラインショップ)で贈りました。
密かに大相撲溜席チケットを狙って、応募期間中に。
(当たっても静かに無視されるリスク大ですが)

送付先の入力やら、
クレジットカード番号の入力やら、
一連の発注作業を終え確認画面の後に発注すると
・・・

20150907.png

私がいきなり画面に出て来るではないか!!!

モニターの中の私にお礼をされる現実世界の私。

一瞬、状況が把握できない私。

今、第三者的にこのシーンを思い出すと、
これから壮大なストーリーが展開される映画の冒頭シーンのように、
異常な出来事が主人公の目の前で起きた瞬間のようだった気がします。

たまに通販で購入して頂いた知合いから、
この話は聞かされてはいたのですが、
いまいち理解できずに適当に聞き流していました(得意技)。
やっと意味がわかりました。

私の写真をこんな使い方するんやったら、給料少しは上げてくれよ~
(心の叫び)

2015年09月02日LKM博士
ワークショップ採択されました!

12月に神戸で開催されます
第38回日本分子生物学会と第88回日本生化学会の合同大会
Biochemistry and Molecular Biology 、略してBMB2015
のワークショップに我々が提案していたポリアミンのテーマが採択されました!
(だいぶ前に採択されていましたが、ブログに書くのを忘れていました)

日本ポリアミン学会から、オーガナイザーをやるよう頼まれまして、
東京慈恵会医科大学の村井法之先生と私で準備して応募したのですが、
無事採択されました。
知合いがオーガナイザーするシンポジウムには数多く演者として参加してますが、
初めて自分自身がオーガナイザーだったため、
採択されてホッとしております。

と書いてはおりますが、殆ど村井先生にやって頂きました。
私は今の所、申請用要旨を書いた程度で、
他は村井先生のメールに
「ありがとうございます。それでよいと思います。」
とか返信しているだけです(笑)。


「生理活性物質ポリアミンから疾病と健康を考える」
というテーマで、
我々2名の他に、疾病や健康との関わりを研究されている4名の先生方に講演して頂き、
色々な角度からポリアミンを知って頂こうと考えています。

12月1日(火曜)14:00~16:30
第8会場(神戸ポートピアホテル本館B1F)

特に、これまでポリアミンとの接点が少ないであろう分子生物学会の学会員の方には参加して頂きたいですね。
20150902.png

2015年09月01日LKM博士
牛乳キャップ、懐かしい

牛乳キャップ、懐かしくないですか?
先日、社内の福利厚生で自由に飲める牛乳コーナーに、
紙キャップのびんヨーグルトがありました!
20150901.JPG

小学生時代、牛乳カップを集めていた方、多いでしょ?
私もその一人だったので、とりあえず洗って保管しておきました。
久しぶりに紙キャップを開けて、
給食時に回って来る針の付いた牛乳栓抜き(正式名称不明)は使わずに、
丁寧に爪を使って丁寧にキャップを開封していたのを思い出しました。
キャップを傷めずに綺麗に開けられた時は妙に気持ちいい!

でも、今はそんなことできるのはかなりの少数派です。

ちょいと調べてみたのですが、(独)農畜産業振興機構のデータでは、
平成23年のデータで、学校給食用牛乳は
紙容器が74.3%
びんが25.6%
だそうです。
(残りの0.1%は何やねん?コップに直接入れるとか?)

主として、「低学年児童は重い瓶を運ぶのが大変」というのが理由で、
びん牛乳が紙パックに移行したらしいです。

ちなみに、高い割合でびん牛乳の地域もあります。
長野県、山口県、香川県、福井県、岡山県
85%以上です。

ただ、びん牛乳でも多くがプラスチックのキャップに移行してきています。
衛生面の問題が大きいと思います。
昔は、紙キャップから牛乳が少し漏れ出していても誰も気にしなかったのに、
今ではクレームになりますからね。

牛乳キャップで長期的な社会の変遷を少々感じてしまいました。

2015年08月27日LKM博士
詐欺やったんか~

昨晩NHKのニュースを見ていたら、
「高額な時計などを貰って下さい」と言って通りがかりの人に手渡し、
渡した直後に運転手への気遣い(ビール代など)等として数万円をとる。
しかし、その時計は安物である。
というような詐欺が頻発しているとのニュースがあった。

実は私、10年位前、理化学研究所に通っていた頃、
和光市の路上で同じようなことを経験している。
特殊な経験だったので、今でのその道を通る度に思い出す出来事である。

現場再現
(矢印は声の調子を、括弧内は心の声あるいは動作や様子を示す)

夜20時過ぎ、詐欺師(2人組)、歩道を横切ろうと車が途絶えるのを待っている私の前で車を停める。
「すいません、ちょっといいですか?さっきまで時計の販売をしていたのですが、一番良い時計があまっちゃって(車内の窓を開けて時計を見せてくる。高級そうな箱に入っている)。もらって頂けませんか?」
私:「はあ↑?・・・はぁ~↓(まあ、もらえるんやったらええけど)」 
詐欺師:「これ、ここだけの話、うん十万しますよ」
私:「へえ~→」
詐欺師:「このまま会社に持って帰れないので、貰っていただけませんか?」
私:「(あやしいな~)じゃあ、捨てればいいんじゃないですか?」
詐欺師:「いや、これ本当に良い時計なので、勿体ないです」
私:「はぁ~↓」
詐欺師「お仕事は何ですか?」
私:「(説明面倒やな。ちょっと試してみよう)ん~、ウンコ調べてます。」
詐欺師:(明らかに動揺。数秒フリーズ)「そういう仕事じゃ一生買えない時計ですよ」
私「なんで、そんな事わかんねん?」(少しイラッと来たので関西弁を強くする)
詐欺師::「すいません。とにかくもらって下さいよ。」
私(もう面倒なので)「まぁ~、くれるんやったらもらうけど。爆発とかせえへんやろな?」
詐欺師:(困惑気味)「実際手に取ってみて下さいよ」
私:(手に取り眺める)「よーわからんけど、ほな、もらっときますわ。じゃ」
詐欺師「いや、ちょっと待って下さい。さすがこれは高級時計なので、我々が一杯やるくらいのお金を頂けませんか?」
私「はあ~↑」
詐欺師「お気持ちだけでいいので」
私(しぶしぶ財布を開けて)「はい、100円」
詐欺師(めちゃくちゃ驚きながら)「もう少しありませんか?」
私:(再びイラっときて)「はぁ~っ↑。そっちがもらってくれって頼んでるんやろ。」
詐欺師:(明らかに動揺)「いや、そういわれても」
私:「頼まれたからもらったったんや。言うてることおかしいですよ。(一応丁寧に対応)」
詐欺師:(運転手席の男と相談しながら)「いや、そういわれても。」
私「ほな」(訳わからんので、さっさと行こうとする)
詐欺師:「あの~、返して頂けませんか?」
私:「はぁ~↑ もう俺のもんやけど。100円もあげたんやけど」
詐欺師:「すいません。100円返すので、時計返してもらえませんか?」
私:「あかん。」
詐欺師:「本当にすいません。返して下さい」
私:たくさんの理研人がジロジロと見ながら通り過ぎて行く手前、
面倒なので100円返してもらって返してあげました。


ニュースでやっていたのと、全く同じ手口である。
詐欺やったんや~
危なかったぜ(笑)。

2015年08月26日LKM博士
溜まっている物

ウンコは溜まっていません。

研究関係では、
読まなきゃならん論文
書かなきゃならん論文
沢山あるけど、
他にも考え出したらいっぱいあるけど、
忘れていることもいっぱいあるだろうけど、
とにもかくにも
物理的にこれが邪魔。
20150826.JPG

学会等に参加した時の所属と氏名を書くカードと
それを入れる紐付き名札

これは自宅にある一部で会社や鞄内にも入っている。

普通に参加した時のものは捨てていたが、
招待された時のものを記念にとっていた。

貧乏性なので、もしかしたらこの名札も使うかもと考えてしまう私。
結局、一度、国技館で大相撲を見る時にチケットを首から吊るすのに使ったのみ。

もう捨てよう。

2015年08月25日LKM博士
メールソフトを閉じる

多くのビジネスマンが朝出社後、最初にすることは、
コンピューターの電源を入れ、電子メールソフトを立ち上げることであろう。
そして、夜に仕事が終わるまで、
電子メールソフトを閉じることはほぼ無い。

このメールソフトは優秀で、
メールが着信すると、
「新着メールがあります」
とリアルタイムで知らせてくる(設定による)。

私の場合、海外からの学会参加や論文投稿要請も多いので、
特に午後からは激しく、1時間に4~5通位は届く。
つまり、10~15分に1通くらいのペースでメールが送られてくる。
もちろん重要なものもあるが、無視してよいものも多い。

文章を作成中であろうが、
表計算をしていようが、
容赦ない。
メールが届くと無意識に作業を中断し、
それを開いて読むことが多い。
明らかに集中力が切れるのである。

便利なようで効率的ではないと判断した私は...
先週から、朝にメール対応を済ますと、メールソフトを閉じることに決定!
自分が送る用事がある時にのみ立ち上げる。

これが、これが、
仰天するほどの集中力アップ効果が出た。

時々、
「数時間前にメールしたのですが...」
とい困り気味、あるいは怒り気味の電話があるが、
私は全く気にしない。
「しゃーない」と思っている。

問題点としては、メールを立ち上げた時の蓄積メール量が多く、
厳選メールしか読まないので、
益々未読メールが増加中。
受信箱、未読メールは本日朝の時点で797件。

2015年08月21日LKM博士
どこで、何をやっているのでしょうか?

古いデジカメ写真を探していると、こんな写真が出てきました。

20150821-1.JPG

何をしているところかわかりますか?

大学の講義室です。
講義をしているのかと思うと、何か変な雰囲気ですよね。
大きなスクリーンを見て下さい。
対戦型の格闘ゲームをしています。
講義室の前方には機材が持ち込まれ、
実況をしている人がいたり、機材のオペレーターっぽい人がいたりします。
そして、観客っぽい人達も。
実は、堂々と大学の講義室でゲーム大会をしている写真です。

さらに写っている人達をよ~く見て下さい。
欧米人っぽい人が多いです。

これ、どこの大学だと思いますか?


正解は
MIT
はい、あの有名な超エリート大学
マサチューセッツ工科大学です。
20150821-2.JPG
(厳密にはゲーム会場はこの建物内ではありませんので悪しからず)

ノーベル賞受賞者の輩出数は世界ナンバー1
1大学で80人以上というからレベルが違います。

2年前、ボストンで知り合いの知り合いにMIT内を案内してもらっている時に、
音がうるさいので教室を覗くと、ゲーム大会をしていました。

通説「ゲームをするとバカになる」
説得力激減ですかね?(笑)

2015年08月20日LKM博士
断られる審査

科学ジャーナルの編集委員は難しいと初めて知った。
6月にScientific Reportsの編集委員を引き受けたと本ブログで書いた。
参考ブログ→Editorial Boardを引き受けてみた

既に数報の論文の編集委員としての仕事が回ってきたが、
一つ厄介な論文に出くわした。
編集委員として2名以上のレビュアーに論文審査を依頼するのであるが、
これが断られ続けている。
既に5名の研究者に断られた。
(なんとか1名には引き受けてもらったが)

理由は主として以下の3つ
①忙しい
②休暇中(ヨーロッパ人はやたらと長い休暇を取る。研究者も同様に)
③無視(1週間経って再度メール連絡しても返信なし)

この様に並べてみると、結構酷い理由である。
しかしながら、論文審査は相当のエネルギーを消費するにも関わらず、
無償の仕事であることを考慮すれば、
仕方ないといえば仕方ない。
事実、私もレビュアーを依頼された時は、①の理由で断ることが多い。
でも、もう少し気を遣った返信をするが...。

昨晩は、依頼されている原稿を仕上げる予定だったのに、
5番目の依頼者からの断りメールの受理で予定変更せざるを得なくなった。
再び、PubMed(世界最大級の文献データベース)で同分野の研究者を探し、
ジャーナルWebからレビュアーへの依頼メールの送信。

投稿者の心境はよ~くわかるので、
できるだけ早くレビュアーを見つけなくてはならない。

2015年08月18日LKM博士
せんとくんが減っている気がする

奈良の土産事情が、なんとなく変化している気がするのです。
せんとくん系の土産が減っているのです。

今夏は、奈良駅まで行かなかったので、
奈良土産の本場、ひがしむき商店街でのチェックはしておりませんが、
明らかに減っているのです。

入れ替わるように勢力を拡大しているのが、
「しかまろくん」
です。
こいつです。
20150818.jpg

以前から存在しているのは知っていましたが、何者なのか?
調べたら、奈良市観光協会のマスコットキャラクターのようです。
どうやら、奈良市観光協会は"せんとくん"をいつの間にか見捨てたようですね。
ひどい。

全国的な知名度を誇る"せんとくん"を見捨てる理由があるのか?
大人の事情?

とにかく、私は"せんとくん"を応援します。
と書きつつ、上の「しかまろくんみかさやき」を土産に買ってしまいましたが...。
せんとくん商品が無かったので苦肉の策ですが、
そこまで"せんとくん"は追い詰められているのでしょうか?

心配している奈良県勝手に観光大使より

2015年08月14日LKM博士
また住処が一つなくなった

今週はカエルネタが多かったのでついでに。

東京でも、私の職場の近く、日の出町やあきる野市には、
まだカエルの大合唱が聞こえる場所が点在している。

私の通勤路にもそんな場所が複数ある。

夜通ると、何百匹分の声が聞こえてくる。
そこの場所だけは、赤信号で止められることがあっても心が和む。

しかしながら、その内の一つが破壊された。
つい先日のことである。

大量の土砂が運び込まれ、工事車両が入り、埋め立てられていく...
20150814.JPG

カエルの死だけを嘆いているのではない。
カエルが棲んでいるということは、
餌となる昆虫類も豊富に棲息している豊かな生態系が存在していることを示しており、
それらの生態系が丸ごと破壊されたことになる。

残念である。
寂しい限りである。
そして勿体ない。

でも、どうすることもできない。
土地の所有者にとっては、カエルが棲んでいても何の利益にもならないのだから。

田んぼや雑木林などを維持している人には、
生態系手当を出してあげれば良いのにと思う今日この頃である。

2015年08月13日LKM博士
原稿があった

昨日から休暇取っているのですが、
実家に帰る新幹線で、ふと思い出しました。

「盆までに提出しなければならなかった依頼原稿があったような・・・」

偉い先生に頼まれていた分担執筆本の担当分の一章です。
きれいさっぱり忘れていました。
こういうのって、不思議と非日常に入ると思い出すのものです。

ヤバイ

とはいえ、出版社も盆休みでしょう。
そもそも遅れる事を前提にした期限でしょう。
(経験論的に)
どうしようもないものはどうしようもない。

と得意の自分勝手な思考回路で、
心を落ち着かせ、
(対して焦ってないが)
休み明けには書かないといけないので、
一応脳ミソで構想を練りつつ、
気が付くと爆睡していました。

2015年08月10日LKM博士
危険な夢

幼い頃、こんな経験はありませんか?
夢の中で気持ち良く小便をしていると、ふと目覚め、現実世界でもおしっこをしていたという悲劇。
私の場合、足に尿の温かみを感じて、現実世界に戻るとおしっこジャージャー排尿中。
ワッって飛び起きた経験が何度かあります。

夢の中で、遅刻してワッと目覚めると、
実際に寝坊していた経験もあります。

あるいは、夢の中の音と、現実世界の音がリンクしていた経験もあります。

脳科学的に、夢と現実世界の繋がりがどの程度解明されているのかは知りませんが、
おそらく浅い睡眠(レム睡眠)時は周囲環境がその時の夢に影響を与えていることは間違いないと経験的に理解しております。


昨晩、寝小便と極めて類似したパターンで、
夢の中で便意をもよおし(もちろん大便です)、
やっとのことで便所を見つけて排便する夢をみました。

今にもウンコが出るという時、夢の中で「これは夢」とわかったのでしょうかね?
慌てて目覚めました。
そして、ウンコを漏らしていないことを願いました。

恐々チェックしましたが、大丈夫でした。
(^。^;)ホッ
とはいえ、あと少しで「寝大便(寝小便に対抗する言葉を造った)」していたかも...。

直後に強い便意を感じ、
夜中の3時半なのに排便しました。
前日、ちょいと食物繊維類を食べ過ぎたのかもしれません。

やはり、夢と現実は繋がっており、
排尿や排便する夢は注意しなくてはならないと再認識した私でした。

2015年08月06日LKM博士
エコも程ほどに

エコなのでしょうが、
数年前から、関東エリアの殆どのバスは始発駅で出発時間を待っている時、
エンジンが切られます。
出発直前に運転手さんが乗って来るまで。

基本的には良いことと思うのですが、
この季節は暑過ぎるので勘弁して下さい。

こちらは炎天下でしばらく突っ立ってバスを待ち、
やっとバスが来て、
駅までの乗客が全員降りるのを、今か今かと待ち、
やっと乗り込むと
エンジンストップ。

モワモワモワモワ
車内温上昇。
この炎天下、ものの数分で外気を超えるような暑さになります。

この季節だけでも、なんとかなりませんかね。

2015年08月05日LKM博士
年に1回は素手で捕獲しないと気が済まないんです

セミ
年に1回は素手で捕獲しないと気が済まないんです。

ということで、今朝捕獲しました。
アブラゼミ

ミスなし、一発で仕留めました。
小便をかけられることもない完璧な捕獲!

会社まで持って来てしまいました。
(なかなかセミを捕まえて出社するサラリーマンはいないと思う)

折角なので、裏側をiPadで撮影。
20150805.jpg

バルタン星人にそっくりですね?
樹に突き刺す尖った口。
オスなので、発音器(腹弁)があります。

ちなみに、
私は誰かの机の引出しの中にオスのセミをこっそり忍ばせて、
びっくりさせる悪戯が好きです。

2015年08月03日LKM博士
34℃でも涼しく感じる方法

この週末も猛暑の中、土日共に、畑に行きました。
今の時期、夏野菜の収穫以外にも秋冬野菜の栽培がスタートしており、少々忙しいのです。

熱中症が怖いので、午前10時前には終了です。
とはいえ、太陽光を遮るものがない畑は、8時を過ぎると猛烈な暑さになります。
麦わら帽子を被り、首からは保冷タオルと可能な限りの対策をとっても、
身の危険を感じます。
汗だくです。
最後の作業である鮮度最優先のエダマメの収穫を終えると、
私は急いで帰路につきました。

この週末、午前10時でも車の外気温計は34℃を指しておりました。
当然、急いでクーラーを点けようとなるわけですが、
車の中も暑いので、とりあえず窓を開けて走り出します。
すると、熱気満々のはずの窓から入って来る風が非常に涼しく感じるのです。
気持ちいい~
気が付くと、クーラーつけなくても、高原をドライブしている気分。
もちろん、窓を開けて走っている車は皆無です。
不思議です。

理由は、体感温度に違いがあるからでしょう。
炎天下の畑で作業中 vs 風の吹きこむ車内で座っている運転中
1時間以上炎天下の畑で作業して体にとっては、
風の吹きこむ車内の体感温度の方が低いので涼しく感じたのです。

脱衣所から入ると高温多湿に感じる風呂場も、
サウナから出て来ると涼しく感じる現象と同じです。

と書きつつ、
真似する必要も、参考にする必要もないアホな方法であることは十分認識しております。

以上。

2015年07月30日LKM博士
高ちびっ子濃度

夏休みは必然的に子供連れの工場見学が多い。
今日は静岡県からの見学者があり、私も講演を頼まれている。

事前情報では、早朝に静岡を発ち、10時頃に我々の工場着の予定。
昼まで工場見学を行い、
午後は、ここからすぐ近くの遊園地「東京サマーランド」にて、
親子で夜まで遊ぶバスツアーのようだ。
単なる遊びだけでなく、工場見学の上に私の講演まで入れるとは、
なかなか素晴らしい企画である。

参加者一覧を見ると•••
ちびっ子濃度が5割以上。
(厳密には、ある程度の社会性を身に付けている小学高5、6年生も含む)
20名位ではないか!!!

「ちびっ子も参加です」とは聞いていはいたが、
これは予想をはるかに上回っている。
おそらくバザールの最高人数に匹敵するか、それ以上。

とりあえず、塗り絵を使う秘技
CBKSDMNEWDNNKKSSD!
で対応するしかない。
(何のことやらわからん方はこのブログを参照に。LKM博士のブログ史上、最も意味不明な題名といわれている⇒CBKSDMNEWDNNKKSSD! 2013年9月11日リンク
しかし、今日はCBKSDMNEWDNNKKSSD!の達人であるアシスタントまなみの助けは、私の直部下ではないため借りられない。
別の助っ人は来るようであるが、力量不明。
クレヨンも本社から届いているが、圧倒的に数が足りない。

そして、先程(午前8時20分)、塗り絵の原本が行方不明であることに気付いた。
では、急ぎ、塗り絵原本の捜索に入るので、今日はここまで。

健闘を祈る by myself

2015年07月29日LKM博士
再び絶食プレイ

協同乳業㈱研究所の我々のチームで春から流行っているのは、
24時間絶食プレイ。
精神的辛さは最高レベル。
辛さを逆手にとって楽しむしかないので、
変態プレイの一種として絶食プレイと表現しています。
もちろん、ダイエットではございません。
研究のための試験です。

辛いけど研究のためという自己犠牲の精神のもと、
何度も繰り返しやってきました。
その甲斐あって、一定レベルの結果が出て、
メンバーが絶食から解放されたのは数週間前。

残念ながら、その安らぎは短期間で終了し、
今日から第二ラウンドの開始です。

始まったのは、絶食試験のための絶食試験。
つまり、我々がこれまでやってきた試験系はストイック過ぎるので、
将来、他の被験者を募集して同様の試験を実施するに当たり、
精神的・肉体的に負担を軽減できる方法がないのか、
自分達の体で見つけ出すまで探るのです。

出張ばかりの2週間が終わって、やっと落ち着いたと思ったらこの状態。
しんどい仕事ですわ。

とはいえ、全部、私が指示しているんですけどね(笑)

2015年07月28日LKM博士
検索したら・・・

秋の「日の出産業まつり」での出店申し込みをしようと
「日の出産業まつり」
でYahoo検索すると、
約37,700件の検索結果が得られ、
トップに日の出町観光協会のWebページが出てきた。
当然である。

しかし、驚いたことに、
2番目、3番目は私のブログ記事が出て来るではないか!
20150728-1.jpg

Google検索でも全く同じ。
20150728-2.jpg

これ、日の出町の広報ブログみたいになっとるやんけ~(笑)

2015年07月24日LKM博士
羽田に戻る!?

昨日は山形県鶴岡市でお仕事。

私の研究をご存知の方は、「なるほど」って場所への出張でしょう。

向かうは庄内空港。
ところが出発前にANAがちょっと気がかりな放送をしていたのです。
「庄内空港付近は雲が厚く、着陸できない場合は羽田に引き返す条件付きフライトです」
って。

そうは言っても大丈夫だろうと根拠のない自信を持って搭乗しました。
普通に着陸態勢に入り、しばらく経ってからのことです。
ガクンっと揺れて、
「視界が悪すぎで着陸できないので、再び上昇します」
と放送。
着陸用に出ていた翼が引っ込み、確かに上昇していきます。
(私は着陸時の翼を観察するのが好きで、必ず翼の後ろの席を予約します)
窓の外は確かに真っ白。
雲の中というのは誰が見てもわかる状態。

暫く旋回して着陸のチャンスを待つという放送。
でも、きっちりと羽田に引き返す選択肢も最後に付け加える見事な仕事っぷり。

雲の中を旋回すること30分間。
映画じゃないので大丈夫ってわかっていながらも、
燃料が十分あるのか不安になる私。

何とか着陸出来ましたが、
地上寸前まで何も見えず、
機長さんの技術の高さに驚いた私でした。

他人事と思っていた条件付きフライトのレポートでした。

2015年07月23日LKM博士
メロンパンのメロンパン

広島空港でメロンパンじゃないメロンパンを発見した。

土産物店をうろついていると、常連っぽい方が2つ掴んでレジに。
「何や?」とみると、メロンパンって書いてあるが、何か変なメロンパン。
すぐ売り切れるようで、店頭品のみという表示。
1日10個程度が広島空港に届けられ、すぐに完売するようである。

おそらく、初めて買う人は確実にこう思うだろう。
「変な形のメロンパン」

なぜなら、こんな形をしているから。

20150723-1.JPG

ラグビーボールっぽいが、底は平らである。

次に手に取ってみると誰もが思うに違いない。
「えっ、何? 重っ!!!」

ずっしり感が凄まじい。
同じサイズでこの重さのものは、申し訳ないが、「ウンコ」しか思い出せない。
ウンコと比重がほぼ同じメロンパンである。

型破りなメロンパンで、食品企業の人間としては、思わず裏面を見てしまう。

製造者は...、呉市の(有)メロンパンという会社である。
つまり、メロンパンのメロンパンっぽくないメロンパンである。

そもそも表面が、いわゆるビスケット生地ではなく、しっとり。
割ってみると重い理由がわかった。
カスタードクリームがたっぷり詰まっているのである。

20150723-2.JPG

しかし、このカスタードクリーム、生クリームと卵がたっぷり本格派ではなく、
小麦粉たっぷりなのか、安っぽくて、こしあん感すらする代物である。
そのためか、常温で1週間以上保存可能なのである。
でも、不味いわけではない。

値段は150~160円程度。

レジの方に聞くと、広島では相当有名なメロンパンで、
本店まで行っても売り切れていることが多いようである。
おそらく、殆ど県外には出ていないのではないかということ。

ネタとしてはレベルが高い商品なので、
広島に行かれた時は、購入してみる価値はあると思う。
但し、結構稀少なので、事前に販売されている場所等を確認しておくことをおすすめする。

2015年07月15日LKM博士
とんだ広島出張(予想)

台風11号が日本に向かっております。
金曜日、土曜日に広島出張なのですが、
天気予報によれば、
台風と息ぴったりのタイミングで広島に滞在しそうな雰囲気。

土曜の午前に、ある会合で講演頼まれているのです。

台風直撃でもやるのかな???

ANAからは、「飛行機飛ばないかも」メールが届きました。
正式には「台風11号による運航への影響について」というメールです。
たぶん飛ばないぞって間接的な連絡と、変更・キャンセル方法等が親切に説明されてあります。
もう少し台風情報を見守りたいので、そのまま放置しております。

今後の流れを予想してみます。
①明日、飛行機をさっさとキャンセルして新幹線で来て下さいって頼まれる。
(私はじっと座っているのが嫌いなので、新幹線4時間は考えるだけで禿げそう)
②当日、仕方なしに向かうものの、新幹線も大阪辺りでストップ、或いは大幅なスピードダウンで5時間以上車両内で過ごすことになる
③(新幹線が動いた場合)なんとか嵐の広島に着き、主催者に朝に最終判断が出ると言われる。
④土曜朝、結局その会合が中止になり、当然講演もなし。
⑤交通機関麻痺で帰れない俺。嵐のため飲みにも行けない俺。
⑥お土産だけ買い、台風が通り過ぎた日曜日に帰京(厳密には帰玉※)
⑦3連休の土日が潰れてしまう。しかも、帰ってきたら猛暑。

以上、リスク管理の観点から悲しいシナリオを想定して出張に備える私であります。

※埼玉の玉

2015年07月09日LKM博士
予約して予約に気付く

先日、平和な6月が終わり、沖縄を皮切りに出張が再開したと書きました。
その通り、今週末から特に激しくて、土日も仕事が入っています。
大相撲の初日も千秋楽も仕事です。
(気付いた時はウンコ漏らしかけました。)

7月4週目も5週目も飛行機移動があるので航空券を予約していた時に驚きました。
予約後に確認しようと予約済みフライトリストを見たら、
リストに別のフライトが・・・

来週やん?????

思いっ切り忘れてた

あぶな~

一時期、手帳が行方不明になっておりまして・・・
その期間に決まったスケジュールは・・・

はい、ご想像の通りです。

未来にご迷惑をかけるかもしれない皆さまへ
まっことに申し訳ございません。

m(*д*)mお許しを...

2015年07月07日LKM博士
データ整理ができません

整理すべきデータが沢山あり過ぎて、
「やらねば、やらねば」と思いつつ、
後回しになるデータがあるんです。

ウィークデーは忙し過ぎるから、
土日に自宅で集計しようと思っても、
結局できないデータがあるんです。

新幹線の中でやろうと思っても、
飛行場や機内でやろうと思っていても、
講演用ノートパソコンには入れていないデータがあるんです。

整理できていないくせに、
毎日そのデータファイルは開いています。

それは何かといいますと、
ウンコ回数のデータで~す。

2015年も折り返し地点を突破したいので、
今年のウンコペース確認したい欲マックス。

2015年07月06日LKM博士
『香り爛漫』頂きました!

生粋の秋田人から純米大吟醸「香り爛漫」を頂きました!
美酒爛漫ブランドの秋田銘醸㈱(秋田県湯沢市)の作品です。

秋田酒こまち100%使用
酵母は「こまち酵母スペシャル」
「えっ?」となるふざけたネーミングですが、
調べると、2012年に生まれた秋田県産の清酒酵母で、
極めて華やかな香りを産生する特徴を持っている一押しの酵母の一つのようです。

確かに、フルーティーな香りがしました。
それをイメージしてなのか、このラベル !(゚O゚)!
一瞬、あやしい洋酒かと思ってしまいました(笑)。
20150706.JPG

フルーティーな香りがする日本酒らしく飲みやすく、
かといって軽いのではなく日本酒らしい重さもあり、美味しかったです!
秋田人がわざわざ送って下さった理由がわかりました。
2回に分けて750mlを大切に飲みました。
ごちそうさまでした!

ちなみにこの秋田人、協乳の社員のお父様です。
どういう経緯でお酒を頂ける関係になったのかは忘れましたが、
お礼に奈良名物・柿の葉寿司を送るのが慣例化しています。

2015年07月02日LKM博士
昼飯を逸する

10時ごろに空港に着き、
10時50分に搭乗。
11時過ぎに離陸
極めて順調
のはずでした。

ところが、何時に着くのかチケットを見てびっくり。
13:40分着

昼飯は•••
そんなに遠いの?

普段の飛行機利用は、長くても1時間40〜50分程度。
1時間以内のフライトも多々ある。
国際線はもちろんもっと長時間であるが食事が出る。
従って、飛行機に食べ物を持ち込む感覚が欠如していた。

機内では多くの人が弁当持ち込みではないか。
私はプレゼン用パワーポイントを作りながら耐えるのみ。

さらに、那覇空港周辺で混み合っていると放送があり、
なかなか着陸しない。
結局30分遅れ。

当然、講演までの時間も迫り、空港で食事も出来ず慌てて会場へ移動。
腹が減っては90分も話せないので、何とかコンビニおにぎり購入。

「ポーク玉子(油味噌)おにぎり」

201507021.JPG

味は•••
沖縄に行ったら食べてみて下さい。

2015年07月01日LKM博士
どこまで制覇したのか?

何故か出張が少ない6月を終えた途端、出張が復活します。
今日は、なんと、沖縄県に講演に行きます。

遠過ぎるやろ・・・

5月に鹿児島に行った時、周囲には
「遠いところまで進出しているね~」
と言われたのですが、それを遥かに飛び越え沖縄です。

ここまで来ると、仕事で、どれ位の都道府県を制覇したのか知りたくなりました。

そういう訳で日本地図を印刷して塗り絵。
行ったことがある都道府県に色を塗ってみました。

20150701.JPG
(島は塗っていませんが悪しからず)

これは通過しただけの場所は含んでおりません。
仕事の目的地として訪問した都道府県です。
もちろんプライベートでの訪問も含んでおりません。

半数位かなと思っていたのですが、軽く半数を超えていましたね。
現在、30都道府県を制覇して、残り17県です。

未踏の県で意外なのが群馬県。
弊社の工場もあるのに行ったことがありません。
岐阜県も機会があってもよさそうなものですが、ありません。

他の未踏の県は、「なるほど・・・」という感じがします。
これらの未踏の県を制覇するのは、至難の業でしょうね。

2015年06月29日LKM博士
不要なおつり

もう死語になっているのだろうか?
便所でもらう「おつり」。

汲み取り式便所(いわゆるボットン便所)で、
ウンコが肛門から排出され、ウンコ槽に落ちた時に、
溜まっているウンコ(厳密にはウンコ槽の水分)が跳ね返ってきて、
尻に付く現象である。

今朝、頂きました!
(「!」を付ける必要はないと自分でも思う)

キュウリやナスを収穫していたら、突如便意をもよおし、
畑に設置されている簡易トイレで「おつり」をもらったのである。

しかし、このトイレ、汲み取り式ではあが、
いわゆる真下のウンコ槽がフルオープンのものではなく、
直径10cm程度の蓋が付いていて、
上にウンコや小便が溜まるとその重さでパコッと沈んでウンコを落とす仕組みである。
普段はウンコ槽を眺めることはできない。

パコッの時間は僅か1秒足らず。
よく考えると、「おつり」がお尻に跳ね返って来るというのは、
相当凄い。
奇跡である!
と思いませんか?

排便でウンコが落下し、蓋が空いた瞬間に始まるこの物語。
重力加速度を得ながら落下していくウンコ。
水面に与える衝撃で飛沫が生じる。
円状に四方八方に飛ぶ滴。
その内、真上方向に跳ね上がった1滴が、
閉まりかけていく蓋の隙間を通り抜けて、
私の尻に到達するのである。
この間、1秒足らず。
書いていることがわからん人は、この解説図を見ながらもう一度読んで頂きたい。
(15分もかけて作成した)
20150629.gif

まるで映画でよくあるシーンのように、
例えば、インディージョーンズで、遺跡内で仕掛けられた大きな石の扉が降りてきて、
閉じ込められそうになるがギリギリ滑り込み脱出するように、
この奇跡の一滴は私の尻に飛んできたのである。

そういう訳で、「他人のウンコが尻に付着した」という早朝から起きた悲劇を、
凄いことが起こったように解釈し、前向きに今日を乗り切ることにしたのであります。

2015年06月26日LKM博士
講演で初めて花を頂いた

今日は青梅市の私立幼稚園の父母会連合会に声を掛けて頂きまして、
青梅市民会館で1時間ほど講演をして来ました。
よくわかりませんが、他にも青梅市教育委員会との共催でした。

以前、父母会連合会の代表者の皆様が工場見学に来られたことがあり、
その時の私の講演が印象に残ったらしく、
他の保護者の方々にも聞かせたいという依頼でした。

いつも通り、ギリギリまで準備し、
直前に気持ちを高めていざ本番。
まあまあ、75点位のできでしょうか。
悪くは無かったと思います。

驚いたのはその後です。
司会「では、楽しいお話をして頂いた松本さんに花束の贈呈を行います」
オレ「えっ...??? なんで???」

よくわからないまま頂きました。

夏っぽい立派な花束です!

20150626.jpg
花束を立てているのが実験用ジョッキですいません。

舞台の上で花束をもらったのは初めてです。
といいますか、花束をもらったのも卒業式以来ですね。

いつも、他人が花束をもらうのを見る度に、
ギャグでプロレスラーみたいに振り回したら面白いのにって思っていたのですが、
いざ、自分がもらうと絶対にできないことに気付きました(笑)

2015年06月25日LKM博士
そんな奴おらへんやろ~

ある日のスーパーの広告
「ウインナー詰め放題!」

20150625.JPG

個人的に小さめの表記が気になった。

「先着50kg限り」。

店に行っても無くなっているかもしれないのか?
50kgが何人分に相当するのか見当もつかない。
でも、万が一、売れ過ぎた時はごめんねというメッセージが含まれている。

一番下に書かれた「税込500円」。

この単語がないと
「私は広告に書いてある463円しか払わない」って怒る人がいるのか?
そんな奴おらへんやろ~

最大の謎はココ
小さな文字で
「当社の指定の袋とさせていただきます。」
??????
マイ袋を持参してウインナー詰め放題する奴がいるのか???
そんな奴おらへんやろ~

とは書いてはみたものの、
明記しておかないと本当にマイ袋を持って来て詰め込む人が出現するのかもしれない。
むしろ、過去に「そんな奴がおった」と考えるべきかもしれない。

この広告の全ての小さい文字のコメントは防御的記述。
その意味が、食品メーカーで働いていると非常によくわかる。
常識が通じない変な世の中になったものである。

広告から世相を考え、一人でテンションが下がりかけたので、
大木こだま・ひびきの「そんな奴おらへんやろ~」連発の漫才で少々笑ってみたい気分になった。

2015年06月24日LKM博士
溜まりまくっているゴミ箱

探し物があってゴミ箱を開けた。
以前捨てた記憶があるからだ。

開けてビックリ (◎。◎)!

凄まじい量のゴミ


あっ、生活ゴミではないですよ。
コンピューター内のファイルのゴミ箱です。
1652個も入っている・・・
20150624.JPG

「どんだけ溜めてるねん、オレ」(独り言)

右クリック⇒ゴミ箱を空にする
という作業すらできない私。

机の上がぐちゃぐちゃになるのは当たり前である。

2015年06月23日LKM博士
Editorial Boardを引き受けてみた

Editorial Board
科学ジャーナルの編集委員と訳せばよいのでしょうか?
科学ジャーナルでなく普通の雑誌でも、編集に関わる人達をそう表現する気もするが、正確には知らない。
「調べろよ」って指摘されそうであるが、面倒で... すいませんねー「(^-^;)

仕事は論文審査を担当するわけであるが、レビュアー(審査員)の審査結果を総合的に判断して、採択の方向性を示すものと理解している。
最終決定を下すのは編集長である。

引き受けたのはNature姉妹誌のScientific Reports(サイエンティフィック・リポーツ)。
Natureの威を借り、結構レベルが高い今流行のオンライン・ジャーナルである。

正直、他人の論文の審査をしている余裕はあまりないが、
Nature姉妹誌というオーラを受けて、気が付いたら引き受けていた。

なりたくてもなれない(ジャーナルから指名されないとなれない)役柄であるので名誉なことである。
Nature姉妹誌に、一定レベル以上の研究者として認められているという証拠でもある。
何事も経験であり、非常にレベルの高い自己啓発として取り組もうと決めた。

但し、得られるものは名誉とほんの少しだけ世界の研究の流れを先取りできるだけで、もちろん無償である。

引き受けて2週間で、既に2つの審査論文が届いた。
無理をしない条件で引き受けているので、早速1つ断った。
まあどうなることやらわからんが、2年間は頑張ってみよう。


ちなみに、過去にScientific Reportsに掲載された私の論文はこれらである。
結構注目されたウンコ系論文である。

Impact of Intestinal Microbiota on Intestinal Luminal Metabolome(腸内菌叢が腸管内腔内の代謝物に与える影響)
http://www.nature.com/srep/2012/120125/srep00233/full/srep00233.html

Upregulation of colonic luminal polyamines produced by intestinal microbiota delays senescence in mice(腸内細菌によるポリアミン産生増強はマウスの老化を抑制する)
http://www.nature.com/srep/2014/140401/srep04548/full/srep04548.html

2015年06月19日LKM博士
考えて考えて考えて・・・、考えてないやろっ

昨日の話の余談。

昨日書いたように、調子が良くて脳みそがフル回転した日は、
血糖値低下を招く程にエネルギーを消費し、
デスクワークしかやってないくせに腹ペコ&疲労困憊に陥るわけです。

そうなると、ふと、矛先が助手A♀に向かうんです。
ダイエットに何度も失敗し、今も糖質カットを必死でやっている助手A♀に。

「A♀さん、普段、研究のこと真剣に考えてないやろ。脳ミソ使ってないやろ?」
って(笑)

思考し脳みそが活性化するだけで糖分が消費されるわけです。
というか、糖分は思考するために必須のものです。
それにもかかわらず、その大事な糖分をカットして普通に仕事をしているということは、
脳みそを使っていない証拠であるという論理です。

助手A♀「えへへ、そうなんです」

(◎до;)エッ!! 
認めるんかい

何故か私が撃沈~

2015年06月18日LKM博士
考えて考えて考えて・・・

昨日は考える仕事をやっていました。

1.特許
この実験内容で、守っておきたい技術は守れるのか?
既知の知見との違い(進歩性)は明確か?
弁理士の先生への説明資料作り
今持っているデータで何とかしたい。
考えに考えて・・・

2.論文①
データはあるが、どういう論旨にするか整理が出来ない。
共同研究者との過去の会話を思い出し、
ベースとなる一連の流れを書いたレポートを読んで、
考えに考える。

3.論文②(もう一つある)
こちらは主張すべきことは決まっているが、まとめるのが至難の業。
色々調べたデータをもう一度解析し直し、目玉となるデータを考える。
ひたすら考える。

何故か昨日は集中力がありました。
ですから、ずっとこれらの仕事をやっていました。
1をやっている最中に3に関する名案が頭に浮かぶというような状態でした。

すると、15時頃、手先がしびれ始めました。
稀に起こる現象です。
It's 血糖値低下。
考えている時、脳は血流を増やし、相当のエネルギーを使います。
血中のブドウ糖を使い果たしたようです。
ということで、急遽、冷凍庫に入っていたホームランバー(試作品)で糖分補給。
すぐに復活!

3時のおやつは理にかなっている!

2015年06月17日LKM博士
最終退出の悲劇 梅雨編

職場の最終退出者は玄関の戸締りをせねばなりません。

この研究所はセコムと通常の錠前の2重防御です。
セコムはカードでできるのですが、錠前は特定の場所に保管しています。
その場所、夜間は結構暗いのです。

先日遅くなり、最終退出者となり、その保管場所に鍵を入れた後のことです。
研究所玄関から車まで、明日の畑の収穫のことを考えながら歩いていたら、
妙に手がスース―するんですよ。
夕方雨が降っていたので、鍵を保管場所に入れる際に、その辺に生えている草に触れて濡れたのだと思って、深く考えませんでした。

その後、すぐに車に乗って帰路につきました。
10分位してからですかね、ふと、右手に異様な物体が見えました。
「えっ」っと思いましたが、車内も暗いので枯草がついているように見えました。
で窓全開で運転しているので、左手中指で車外にピンとはじき出そうとした時、
恐怖の状態に気が付きました。

はじき飛ばない。
くっついとる。
冷たい。
ねばねば触感

な・め・く・じ

ゲェ―――――――ッ

何度か雨の後は鍵置場でナメクジを目撃したことがあるので、
鍵を入れた時に、手にくっついたのでしょう。

実験の疲れが吹っ飛ぶ悲劇でした。

2015年06月11日LKM博士
実験で筋肉痛

今週は月曜日からずっと実験しているんです。
やらねばならぬデスクワークを放置して、長い日は6時間位実験しています。
今日も、継続中の作業が結構あるので、急いでこれを書いています。

我々の実験には、時々待ち時間が発生します。
30分間以上の待ち時間なら、デスクワークもできますが、
1分間とか3分間の待ち時間ならどうしますか?

私は時間を無駄にするのが嫌いなので、その間、筋トレしてしまいます。
あるいは柔軟体操を。
学生時代からそうなんです。

特に、短時間の遠心分離の待ち時間は、遠心分離機の前で、
1分間、背伸びしてはゆっくり戻す、ふくらはぎの筋トレをしてしまいます。
露骨に変な筋トレしていたら、誰かが突然現れた時に恥ずかしいですが、
この運動はちょっと背伸びしている程度に見えるだけなので、好ましいのです。

一昨日、合計、10回以上の短時間の"待ち"があったのですが、
実験室から奥多摩の山々を眺めながら、
ず~っとやってました。

1分間続けると、ふくらはぎが結構痛くなりますが、それを延々と繰り返す。
「きっちりとやり切ると、実験がうまくいく!」
とゲンを担いでやっているのでもう止められないわけです。

おかげ様で、昨日は、
ふくらはぎに、ボンレスハムが入ったようにパンパンで、
歩くのにも支障が出ていました。

2015年06月09日LKM博士
やってみますか、ウォーキング・ミーティング

英語の勉強ってことで、インターネットで色々な英語記事を読むことにしています。

最近読んで興味を持ったのが、インターネット新聞(といえばよいのでしょうか?)のハフィントンポストのこの記事です。
Why Walking Meetings Can Be Better Than Sitting Meetings

どうやら、ウォーキング・ミーティングは通常のイスに座って行うミーティングより好ましいようなのです。

基本的には1対1の打合せに使い、
(当たり前ですが、10人で歩いても意味ないです)、
30分間位、散歩しながら話すのが良いということ。
特に、クリエイティブな仕事をする場合に、効果があるようで、
ウォーキングが終わって戻って来ると、突然、良いアイデアが浮かぶようです。

ただ、明確な一つの答えを導き出す作業には座ってのミーティングが好ましいようです。
たとえば、何処に計算ミスがあったのか、などがこれに該当すると思います。
(記事中の例はこれとは異なりますが、私なりの解釈です。)

アメリカ・オバマ大統領もよく実施しているようです。
また、シリコンバレーにある新進気鋭のベンチャー会社は、
ウォーキング・ミーティング用の施設も作っているようです。
一度これを経験すると、誰も室内の打合せには戻せないというから興味深いです。

私も、外で打合せした後、駅まであーだこーだと同行者と話しながら歩き、
電車に乗った時にふと良いアイデアが浮かん経験が何度もありますが、
まさに、このウォーキング・ミーティングに該当すると思います。

「この実験どう進めよう?」という時は、
担当者と構内を2周位散歩してみますかね。

ということで、ウロウロ楽しそうに喋りながら歩いていても、
さぼっておりませんので!

2015年06月08日LKM博士
日経BPムック「下腹ぺったん!腸スッキリダイエット」に出ています

発行されたばかりの日経BPムック 日経ヘルス別冊の
「下腹ぺったん!腸スッキリダイエット」
に、私が載っています。

出版社から送られてきました。
20150608-1.JPG

結構たくさん載っています。
64ページあたりからと71ページから。
ほら、写真付きで。
20150608-2.JPG

実は過去のインタビューの再掲載です。
どんどん新しいものが求められる世界ですが、
便秘についての専門的な鼎談記事なので、特に古臭くなく使えるのでしょう。
興味あれば是非、読んで下さい。
一冊丸ごと、便秘対策になる色々な食事メニューや体操がたくさん紹介されています。

それにしても、見たことも聞いたこともない機能性ヨーグルトがたくさん世の中にはあるのですね~
でも、実際のところ、機能性の研究レベルはピンからキリまで。
これらを見ているだけで、私はやる気が失せ、心底疲れます。
ε=(-Д-;)ハァー

消費者の方が、「沢山あり過ぎて、何がいいのかわからない」
と話されるのがよくわかります。

これを読まれて迷った時は、メイトーのLKM512を試して下さいな。
私が記事に載っているのですからご贔屓に(笑)
7割程度の方の便秘は直ります。
始められた方は止められないって好評です。
スーパーに陳列されてなければ、通販もおすすめです。

たまには宣伝しないと怒られるからな。

2015年06月05日LKM博士
修学旅行(奈良)スケジュールに物申す

私が「これらのウンコのポリアミン濃度測っといて」と頼むと、
2日以内に結果を出してくれる優秀なパートのおばちゃんがいます。
その娘さんが、昨日、
中学校の修学旅行から帰ってきたそうです。
行先は奈良と京都。

今朝、
「せんとくんの土産を買って来なかったのよ~」
という会話がありました。

何故なのか?

どうやら、京都から奈良に入り、奈良公園を一通り見学したようですが、
奈良では土産を買う時間がスケジュールに入っておらず、
そのまま京都に戻ったようです。
買いたくても買えないらしいのです。

どういうことやねん (‐/\‐ゞ)むかっ!

私の調査では、
多くの方にとって、京都は人生の中で何度か行く機会があるんですよ。
でも、奈良は、修学旅行の時に1回だけ行ったことがある
というのが一般的なのです。

宿泊しろとは言いませんから、
お願いだから、奈良でお土産作る時間くらい作ってあげて下さい。

ちなみに、このパートのおばちゃんの娘さんは、
八つ橋ばかり食べ切れない位たくさん買って来たそうです。
せんとくん土産を買うつもりだったので、何も思い浮かばなかったのか???
謎ですが...。

最後に、以前にこのブログで紹介したことがありますが、
青い官服バージョンのせんとくんの写真を掲載したいと思います。
20150605.jpg

勝手に奈良県観光大使より

2015年06月03日LKM博士
この季節のウォッシュレットの便座温度コントロールは難しい

今日も季節ネタを。

ウォッシュレットの便座の温度が微妙な季節ですね?

先週みたいに30℃を超えると熱い(※)ので、
便座温度を下げます。
温度を下げるというよりオフにしてしまうことが多いと思います。
(※)この場合は尻が直接触れて感じる温度なので「暑い」ではないですよね?
漢字は苦手です。

翌朝、何も考えずに座ると、
「うぉっ、冷たっ」
となります。

最近は省エネタイプがあり、
座った時、
「冷たっ」
しかし、5秒後にはじんわり温かくなってきて、
30秒後には
「熱いねん」
となることも多いです。

20150603.JPG
私が愛用している研究所2階のウォッシュレットは現在この状態で、
便座温めはオフ。

最後に、
殆どの人は、用足し中にお尻で温度を感じて直ぐに調整します。
つまり、尻丸出しでこの作業をやっているのです。
そう考えると、少々滑稽であります。

2015年06月02日LKM博士
6月の特徴

6月になると一気に講演機会が減る。
たった2回しか予定に入っていない。
梅雨だからであろうか?
なんとなく、皆さん、テンションが下がるのは理解できる。
特別な何かをする意欲が低下するのだと考えられる。
「わざわざ6月にしなくても~」と思ってしまうこと多々あり。

しかし、私にとっては好都合である。
雨でジメジメしている中、クールビズとはいえ、
大嫌いなスーツを着ての移動はとても苦痛である。
スーツを着る機会が減るのはありがたい。

また、梅雨の季節は洗濯物の乾きがあまく、
酸っぱいニオイがする服を着ている人が多いので、
鼻が利きまくる私は電車がとても辛い。

ちなみに、あのニオイは微生物のパワーですから。
濡れたまま直ぐに乾かない衣類は、微生物にとって好都合な環境。
彼らは落ち切らなかった汗や皮脂を栄養に増殖し、
その副産物として異臭を放っているのである。

研究所で過ごす時間が増えるので、実験をしたくなるのも6月。
早速、昨日から実験を再開した。
ノートを見ると1ヶ月ぶり。
日頃のドタバタ度を考えると、こんなものであろう。

小さな目標を複数立てて、実りある6月を過ごしたい。

2015年05月26日LKM博士
マスクが

仕事柄、全国の色々なビジネスホテルに泊まる。
昨晩は鹿児島市に宿泊。

最近は、色々とホテルが特徴を出し、無料で頂けるものがある。

新聞
シャンプー
入浴剤
ウェルカムドリンク(一杯コーヒー等が貰える)
などが一般的。

なんとなくうれしいものである。

ここのホテルはこれ!
20150526.JPG

驚いたことにマスクである。

そう、桜島がやたらと噴火するので火山灰防御用のマスクである。

地域性抜群で心に残った。

2015年05月21日LKM博士
お土産紹介(かりんとう 源作)

講演に招待された場合、お土産を頂くことがある。

今週月曜日、長野市でのある会合で講演したのだが、帰り際に、紙袋に入った立派な箱のお土産を頂いた。
しかし、驚くほど軽い。
「なんじゃ、これ?」

建物を出て、お見送りの方がいないことを確認すると早速箱を取り出しチェック。
お菓子っぽい。
裏側のシールを読むと油菓子と書いてある。
よくよく見ると、かりんとうである。

ん~、頂き物なので文句は言わないが、あまり好きでない。
正直、元々甘いものはそれ程好きでないし、
かりんとうの歯にくっつく食感は、むしろ嫌いである。
また、かりんとうの最大の弱点は、甘くてこれをつまみに酒を飲めない事。
頂いたものは高級っぽいが、所詮かりんとう。
大好きな物なら一人占めも検討するが、迷いなく職場のお土産に。

昨日、早速誰かが封を切っていた。
開けてビックリ、大袋が入っていると思っていたら個包装である。
20150521-1.JPG

油で揚げた蛾の幼虫みたいな典型的かりんとうがゴロゴロと入っているのを想像したが、
袋を触った感触では、何か、ゴロッとしたものが一つ入っているようである。

仕方なく開けてみる。
なんと...
20150521-2.jpg
短めの一本糞ではないか!!!
太さ完璧。
色は平均より少々黒いが、こういうブツも時々出会う。
主催者が、わざとウンコ系土産を?
考え過ぎであろう。
「1本だけ個包装されているかりんとうって何? しかもウンコそっくりやし。」

とにかく、好きじゃなくても食べるしかない。
・・・(;゚σ゚) え!?
うまい・・・
よくわからんが、今まで食べたかりんとうとは比べ物にならない位に美味い。
少なくとも、私はこれまでの人生の中では最高のかりんとうである。
黒糖の香りと微妙な苦み。
濃い日本茶と一緒に食べたくなるようなコク。
硬過ぎず、柔らか過ぎない食感。
しかも、歯にあまりくっつかない揚り方。
かりんとうのくせに、1本で個包装されている理由がある程度理解できる。
(かりんとうを食べ慣れていないので表現方法が貧弱ですいません。)

その名は、
『源作』(げんさく)
長野県松本市の久星食品のかりんとうである。

おすすめです。

2015年05月20日LKM博士
ポリアミンにはまったニューヨーカー

海外からもよくメールが届くが、
今日はニューヨークにお住いのリード氏を紹介してみる。

これまで6通のメールが送られて来た。

どうしてもLKM512を食べたいが、アメリカでは何処で売っているという話からスタート。
私の論文を読んで、健康寿命を伸ばしたいご様子である。

署名にはPh. D.と付いていることから博士号を持っていることは明白なのだが、
所属が書いていない。
学術誌を読み、私の研究を読みあさっているようであるが、
質問がド素人級。

私が出した結論は、
生命科学系ではない分野の元研究者で、
リタイアして余生を何が何でも健康に過ごしたいおっちゃん。

2通は無視したが、3通目には「あなたからは返信が期待していないが、私はあなたの研究を最大級に評価している。Good luck」
とは書いてあるものの、少々怒り気味。
そして問題は論文解釈において誤解が多い点であった。

万が一、関連分野の権力者だったら悪影響がないわけではないので、
明らかに誤解されている部分を丁寧に説明した返信を書いた。

すると、アメリカでは真夜中のはずなのに直ぐに返信があり質問攻め&実践。
結局2往復のメールで
「要するにポリアミンの供給量を増やすことが大事なのか!」
と完璧に理解されたご様子。

今では
1. 毎食後ヨーグルトを食べ(腸内菌叢を整え)、
2. アルギニン錠剤を購入して毎日500mg摂取し(ポリアミン原料を補給し)、
3. 小麦胚芽(ポリアミン含量が高い)をミルクに入れて摂取し
4.ついに先日、Natto(これもポリアミン含量が高い)を販売している日本食の店を発見して食べ始めたようだ。

実験用マウス以上の徹底したポリアミン摂取である。

結局、関連分野の権力者ではなく、
博士号を持った体重88.45kgで64歳の初老のおっちゃんだったようである。
(体重、年齢はやり取りの中で判明)
アメリカ人としては結構体重は軽いので、健康ヲタク系の人だろう。

たぶん長生きしまっせ、この方。

2015年05月15日LKM博士
クロメレオンだそうです

昨日の謎のサーモのキャラクター⇒これ

このブログを読んで、いてもたってもおられず
ある分析機器販売の代理店の営業の方がメールをくれた。

「ブログに掲載されているサーモ社のノベルティの人形は、元ダイオネクスのクロメレオン (恐らくクロマト + カメレオンから) というキャラクターではないかと思います。」
(原文のまま)

インターネットで調べてみたら、確かに旧ダイオネクス社系の商品にクロメレオン(Chromeleon)というソフトが存在した。
Web上では、この人形より、もっとカメレオンっぽいキャラではあるが、
ほぼ間違いないと思われる。

Webに使われている公式なものは緑でこいつは黄色。
少々納得いかないが、こいつはカメレオン。
色は何でもありということだろう。

宣伝文句の通りなら、クロメレオンは結構凄いソフトである。
異なる種類のクロマトグラフィー(物質を成分ごとに分離する技法あるいはその機器※)の制御をこのソフトでできるらしい。
※例を挙げる
液体に溶解している物質を分析するのが液体クロマトグラフィー:私の場合、ウンコエキスを使ってポリアミンを測っているのがこの機械。
気体中に含まれている物質を分析するのがガスクロマトグラフィー:私の場合、ウンコ臭を調べるならこの機械を使う。

クロマトグラフィーという機器は多くのメーカーが製造しており、
メーカー毎、機種毎に専用のソフトが必要で使い勝手もバラバラで大変である。
理解するのも大変だが、ソフトも何十万円から百万円越えまでして、
高いが買わないと使えないのが現状。
ずるい商売である。

話は戻して、クロマトグラフィーの「クロマト」と
カメレオンが環境に合わせて体色を変える様にクロマトグラフィーに合わせて変えられるという意味で、カメレオンの「メレオン」が合わさったのだろう。
推測であるが、この解釈には結構自信がある。

ただ、この名前の由来を推測するために、
結果的にこのブログがサーモの商品を宣伝してしまった形になったのは不本意である。
決してサーモの回し者ではない。

ふと、今日は白衣を脱がしてみようと思った。
眼が女の子っぽいから、服を脱がすのはいささか気が引けたが・・・。
しかし、どうやら着せてから縫い付けてあるようで脱がすには白衣の前側を縫ってある糸を千切らなくてはならない。
それは嫌なので、遠山の金さん状態で。
20150515.jpg

どう、色っぽい?

最後に、この貴重な情報をメールしてくれたのは、
アジレントというサーモとはライバル会社の製品を中心に売っている人である(笑)
サーモの営業マンが知らんのに、凄いと思った。

2015年05月14日LKM博士
当たってしもた

昨日はThermoFisher Scientificのセミナーで講演してきた。
結局前夜は準備に時間がかかり、睡眠は2時間しかとれなかったので、
キレは今一だったが無事終了。
準備スタートが遅過ぎましたね。
実質、夜の10時からですから(苦笑)

懇親会も疲れていたけど出席。

そうしたら、その中盤に行われた抽選会で、やたらとでかい荷物が当たった!
こんなところで運を使いたくないのだが...
中味を見てみると、リュックサック。
20150514.JPG

家に帰ってじっくり袋を開けて見てみると、
ちゃんとしたリュックサック!
やはり、数千万円~億単位の機械をガンガン売る会社のノベルティーグッズは高価である。
協同乳業の定規やスプーンやウェットティッシュとは違う。

ThermoFisher Scientificと思いっ切り刺繍されているが、悪くはないデザイン。
サーモを知らない方なら(理系で生物学系分析機器を扱う人以外は知らないと思う)、
何処かのブランド品と思うかもしれない。
非売品であり、理系っぽく格好良いと捉えることにした。

水筒と謎の人形も入っていた。
このキャラはサーモの社員もよく知らず、
最近買収した会社の一つのキャラクターと推測されていた。
(とにかく買収を繰り返し巨大化している会社である)
恐竜か爬虫類っぽい。
尾はネコっぽくもあるが、熱帯の毒蛇にもみえる。
白衣を着ている。

サーモリュックデビューは両国国技館にしようか...

2015年05月13日LKM博士
おかしいやろ、俺の服

昨夜は自宅に帰り、
ズボンをパジャマ兼務の室内着にはき替えて
しんどいけど発表の準備。
眠い目をこすりながらコンピューターでスライド作りです。

ある程度目処がつきかけた頃、ふとガラスに映った自分を見て驚く。

酷い・・・、酷過ぎる。
チェック×チェック
チカチカしてる。

ズボンは帰宅後履き替えたが、シャツはそのまま。
そのシャツが同じブルー系チェックであるため凄く変。

はい、ご覧ください。

20150513.JPG

斬新ではあるかもしれない。

2015年05月12日LKM博士
少し期待したけど...

GW明けから、年に数回有るか無いかの忙しさなんです。
昨夜も2時間しか寝ていません。

そんな状況下、明日は、
サーモ・サイエンティフィック社(Thermo Scientific)のフォーラムで喋らなくてはなりません。
http://www.thermoscientific.jp/about-us/events/05-food-users-forum.html

引き受けなければ良かった・・・
しんど過ぎる。

しかも、いつもの講演と違って、「機器分析中心に話して」って頼まれているのです。
つまり、発表用スライドを1から作らないといけないのです。
我々バイオロジストはあまり分析機械のことには触れませんので、
機械を少々解説しながら話すというのは初めてです。
通常は当日会場で必死のパッチで作る私ですが、明日は悲惨なことに第一演題。
「なんでやねんι(`ο´)ノ  準備できんではないか!」
それ以前の問題で、プレゼン構想が私のウンコ色の脳ミソには浮かんでこない。

それは置いておいて、
リフレッシュも必要なので、午前で講演を終えたら、
両国は近いので、半休とって大相撲イス席観戦でも行こうかと思っていたら、
夕方のパネルディスカッションのパネラーも頼まれていた私。
(ーДー∥)ガーン

そこに台風のニュース。
日曜日の天気予報を見ていて興奮。
素晴らしい急カーブを描いて、
ちょうど水曜日位に関東地方に向かって来るではないか!!!

期待、期待、期待。
台風直撃で、セミナーが中止になることを。

でも、どうもダメそうです。
諦めました。

ということでボチボチ構想練り始めます(午後3時30分現在)

2015年05月07日LKM博士
淡々と進めたら

私は今日から出社ですが、いつもより道路が空いていました。
まだ仕事が休みの方は大勢いるようです。

皆さん、ゴールデンウィーク中は如何過ごされましたか?
私は奈良の実家に帰りました。
激しく行動するわけでもなく、それなりにゆっくり過ごしましたので、
空いている時間に、淡々と論文を修正していました。
3月中旬に、全く納得できない理由でreject(拒絶)されたものの大幅修正です。

論文が最大の評価の対象となる大学の先生方とは異なり、
我々企業研究者の場合は、
苦労の割にはそれ程評価されませんので(少なくともこの会社は)、
論文投稿は研究者個人としての気持ち次第であります。

従って、普段はなかなか時間がとれない中で、
どうしても後回しになるわけです。
もちろん、「書こう」という気持ちはあっても、物理的に困難です。
従って、こういう休みは執筆チャンスとなるわけです。

別に、「やるぞ~」って張り切っているわけではありません。
決めていることはたった1つ。
1日1回はパソコンで原稿ファイルを開くこと。
あとは気の向くままに。
淡々と・・・

コツはイライラしないこと。
イライラしそうな電気信号を脳内に感じたら速攻ストップ。

意外と長時間集中してしまい、気が付くとほぼ完成。
さすが、オレ様!
あとはジャーナルHPから1クリックで投稿できる状態です。
見直して修正があれば、追加作業は発生しますが、
今日中の投稿を目指します。

2015年05月01日LKM博士
ポジティブに考えましょう

よく、「ポジティブですね~」と言われる。
個人的には、褒められていると思うことにしている。

しかし「ポジティブですね~」と言って来る人達は、
私を心から褒めているわけではなく、
むしろ、「あんた、少々楽観的過ぎやしませんか?」
と批判的な場合も多々あるわけで、
私が褒められていると感じる時点で、
他人よりは「ポジティブ」な人間であるという証拠なのであろう。
と最近気付いた。

一つ、私のポジティブ思考例を挙げる。

私は英語がとても苦手である(こう考えている時は通常人の思考である)。
ところが、時々、別の私が登場する。
「俺、日本語がうま過ぎるから、英語喋られへんねん!」

英語力の無さや勉強不足から自分を守り正当化する屁理屈とも捉えることもできる。
しかし、私自身、英語から逃げようとは思わないし努力は続ける。
むしろ、
「俺がペラペラになったら無敵やぞ! アメリカのグラント(研究資金)獲ってまうぞ」
とワクワクしてしまう位である。

(こうやって文章化して読み直すと、確かにポジティブ過ぎるような気もする...)


もし、このブログに反響があれば、
次々と「ポジティブやね~」と言われたネタをブログ化し
「ポジティブに考えましょう」シリーズを作ってみようと思う。

2015年04月27日LKM博士
あれとこれだけは終わらす

気が付けば、4月も終わりそうです。
何も楽しいことがないまま終わりそうです。

余裕で片付けられると思っていた仕事も、
湧き出て来る課題の対処で対応できずに沢山残っています。

順調なのは、昨日までの26日間で34回と日々積み重ねているウンコ回数のみ...

湧き出て来る課題の大半は、
締切を過ぎればどんな仕上がりであろうと終えているわけですが、
問題は、明確な締切が無い本当の意味での研究という仕事。
「自分との戦い」としか表現できません。

とはいえ、ブログで愚痴っても仕方ないので、
逆に自分を奮い立たせる手段として使います。

「あれ」と「これ」だけは終わらす!
気合、気合、気合、気合、気合、気合、気合、気合!!!!!
徹夜してでも終わらす!

「あれ」と「これ」では中途半端ですかね。
明示します。

「あれ」:3月にリジェクトされた結腸内腔から結腸組織へ移行する成分をメタボロミクスで推測した論文を大幅修正して英文校閲に出す。

「これ」:機能性表示食品の提案に使えそうなLKM512の機能を、全然わかってない社内関係者にも理解し易いように資料化する。

障害は、今日の外出と30日の出張。
今日の外出により新たな課題が生じることも確実なので大変です。

徹夜してでも終わらす覚悟ですから、
当然、メールで済むような電話なんて相手しませんので(無視)。
ご注意ください。

じゃ、スイッチON!
課題達成のみがプログラムされたロボット状態に入りました。

2015年04月24日LKM博士
よかったですが除去しましょうよ

一般の書店でも販売されているアンチ・エイジング医学(メディカルレビュー社)に解説記事を書いたのがきっかけと思われるのですが、
(参照ブログ⇒アンチ・エイジング医学に掲載されています
最近、一般の消費者、つまり専門家以外の方から直接メールが来ることがあります。
その記事に私のメールアドレスが載っているのです。

大概は、ビフィズス菌LKM512を飲み始めて体調がよくなったという報告やお礼。
そして、更に研究を進めて下さいという励ましのメールも多いです。

先日も、高齢者の男性から、
「食べ始めてから便秘が治り、調子が良く、奥さまも同様に調子よくなった」
というメールを頂きました。
いいじゃないですか!

更に、
「いぼ痔があり出血が酷かったのが、LKM512のおかげでその出血が減り、
今では、いぼ痔を忘れるような状態です。」
とも書いてあります。
それは良かった!

ただ、そのいぼ痔は通院すれば1日で治療は終わるとも書いてありました。

それなら、LKM512を食べて長期間いぼ痔観察をしてないで、
さっさと病院行って除去してもらって下さい(笑)

2015年04月20日LKM博士
作業着のシミ

私が働くこの建物には商品開発をしている人達が大勢いる。
日々、プリン、飲料、ヨーグルト、アイスクリームなどを試作している。
彼らが横を通り過ぎると、凄く甘い香がすることがある。
そして彼らの作業着には、チョコやコーヒーなどのシミがついていることが多い。

一方、我々の作業着にもシミが付いていることがある。
よくあるのは染色液のシミ。
染色液は青や黄色が多いので、染色液由来とわかりやすい。
では、茶色系のシミは?

その正体は・・・
ご想像の通り、
「ウンコ」

嘘です。
そんなわけありません!!!

ウンコが付いた作業着なんて、食品会社ですからアウト!
皆、ウンコを扱う時は細心の注意を払っているので、
ウンコが付くという事自体、基本的にはあり得ない。
その緊張感はチョコを扱う時の数千倍から数万倍でしょう。

正解は血液。
特に、マウスの血液である。
たまに、採血中にいきなりマウスが暴れる時があり、
その時、返り血を浴びることがある。

20150420.JPG
私の作業着のシミ。
もちろん血液。
洗濯が繰り返されるうちに、うすい茶色に変化していく。

2015年04月17日LKM博士
難しいジョーク

ビフィズス菌LKM512のLKMの意味をご存知だろうか?

協同乳業研究所の英語表記
Laboratory of Kyodo Milk
の頭文字である。

協同乳業で保有してる菌株はこのLKMの後に番号が付けられ管理されている。
すなわち、LKM512とは、保存菌株512番のことである。
LKM511やLKM513も当然のことながら存在する。

このLKMは海外の研究者に頻繁 にKLMと間違えられる。
KLMオランダ航空のせいである。
20150417.JPG

先日、オランダの学会に招待された際、KLMの飛行機に乗りながら上空で
「LKMーKLMネタはおもろいぞ! オランダやから絶対に笑いがとれる」
と閃いた。

頑張って英語も準備して、いざ本番。

シーーーーン

見事に外してしまった。

難しい。
英語がダメで意味が通じなかったのか、
そもそもネタ自体がダメだったのか謎のままである。

2015年04月16日LKM博士
アホなミス

大阪出張です。
異分野の展示会で1時間×3回の講演をします(現在2回目終了)。

心の叫び
「何回やらすねん! 」

それは置いておいて、
終わった後、お疲れ様会にも招待されているのでホテルを予約しておりました。

昨晩、「何処に泊まるんやったかな?」
と予約確認メールを探して場所等を把握しました。

5秒後位に、ふと、何か引っかかりを感じました。
よく見直すと、ガーーーーーーン

日にちが違う!!!!!!!!!!!!

何故かわかりませんが、1週間後を予約しているではないですか。

いつ予約したのかも記憶がありません。
何かやっている途中に、思い出して予約したのでしょうね。
出張や外出が多過ぎて、私自身が日頃から混乱しているので仕方ないといえば仕方ない。

慌てて予約しようと頑張りましたが空いているホテルはありません。
出張が多い方はご存知かと思いますが、
最近、大阪はホテルが混んでいて確保が大変なんです。
USJにハリーポッターのアトラクションができて以来、こんな状態だそうです。
中国などからの観光客の増加も要因の一つでしょう。

どうあがいても無理。

少々面倒ですが、今日は奈良の実家に泊まります。
というか、実家が奈良でよかった。

2015年04月10日LKM博士
嫌いな順(実験試料)

私はウンコを実験試料として使っているので、
なんでもあり(=無敵)だと思われているかもしれませんが、
私にも好き嫌いはあります。

私が使ったことがある実験試料はこれらです。

糞便、尿、血液、唾液、呼気

どれも好きではないので、嫌いな順をランキング形式で書くと以下の様になります。

第5位 呼気
専用回収バック(袋)に呼気を吹き込んでもらい、
その袋に注射器を突き刺して分析機器に注入するだけなので、
実験者が受けるダメージは殆どありません。
極めて平和なサンプルです。

第4位 血液
これは手袋を着けて作業します(第4位より上位は全て手袋着けます)。
基本的に大丈夫ですが、感染性ウィルスが含まれている可能性があるので少々怖いです。血を見るのも嫌という人もいるでしょうが、私は大丈夫。
それに、多くの生命科学の実験では、血球を除いた黄透明の血漿や血清を使うので、
作業中に血液感を殆ど感じることはありません。

第3位 糞便
一般的には破壊力満点の試料です。
でも、慣れたので、全く恐怖感は無いです。
臭いけど仕方ないという程度で捌いています。
これとは別に、どんな糞便が好きか嫌いかでランキングが付けられますが、
今日は止めておきます。

第2位 尿
糞便経験数と比べると1/100程度の経験しかない未熟者です。
不慣れなせいか、非常に嫌いです。
アンモニア系のツンとくるニオイと、
モワッとした苦味があるワキガっぽいニオイのハーモニーが恐ろしく嫌いです。
(注)私は鼻が利き過ぎる。

第1位 唾液
生理的に受け付けません。
よだれを垂らしながら寝ている人を見ても特に何とも思いませんが、
実験用チューブとかに採取されたものは別物。
生理的にヒェーーッて感じです。
ネバーっとして、ピペットで吸い上げ難くくて・・・。
これも経験数が少ないので、経験を積めば変わる可能性がありますが、
ヒェーーッ

書きながら気持ち悪くなってきたので、読み返さずに終了。

2015年04月09日LKM博士
このパフェ、LKM512入ってます!

このパフェ、おいしそうでしょ!
04091.jpg

その名は『ベリーヨーグルトパフェ』!
ミニストップで販売されています。

何人かのTwitterのフォロワーさんから、
「ベリーヨーグルトパフェに博士のビフィズス菌入ってます?」
「いつものSumoyogurt(※)の味で気付きました!」
等の反応を受け、そんな話もあったなと気付く私。

※知らない方は、LKM博士のブログの大相撲カテゴリー色々読んで下さい。大相撲本場所開催時に行われるイベントです。

スイーツが苦手な私も近所のミニストップに食べに行きました。

甘過ぎず、美味じゃないですか~!!!

ビフィズス菌担当者としては、この角度からの写真が必要ですね。
04092.jpg
この最下層でパフェ全体を支えているのが、
LKM512が入っている我々のヨーグルト。
嫌気性菌(酸素が苦手な細菌)だから空気に触れないように底に沈めてくれているのか?
そんなわけはない・・・

「ちょっと、ヨーグルト量が少ないんちゃうの?」
とは思いつつ、味のバランスが大事でしょうから、ここは我慢しましょう。
40~50g位は入ってそうなので、
これを食べれば、生きたビフィズス菌数は20億個位を摂取することになります。
腸で増えるので大丈夫でしょう。

ダイエット中の女性も安心の184 kcal。
是非、食べに行って下さい!
いつまで販売されているのか知りませんが、春限定でしょうから、お早めに!

唯一の不満は、店員さんに
「このパフェに入ってるヨーグルト、美味しいやろ?」
と会話をしようとしたのに、笑顔でかわされた点である・・・。

2015年04月08日LKM博士
親交を深めまくった結果

3月は出張あるいは外出ばかりでした。
必然的に飲み会は増えます。

仕事で飲み会は研究職でも親交を深めるために結構あります。
特に私のように社外とのやり取りが中心の場合は、
顔を合わせるとその夜は暗黙の了解で飲み会になっていることが多いのです。

ただ、心を許していない研究者とは飲まないので、
その点は営業職と異なり、気遣いが少なく、且つ楽しいのでストレスにはなりません。
それ以上に、得られる情報や信頼というメリットが格段に大きいです。

特に学会では、多くの知り合いに誘われるので、
連日連夜、飲み会になります。
会社チームの飲み会は何月何日と学会前に指定しておかないと、
成り行きに任せると開催不能に陥ることでしょう。

結果的には3月10日以降は21日中15日が飲み会でした。
後半には7日間連続飲み会という時もありました。

折角なので、実験的に、日本酒やワインなどの醸造酒と、焼酎など蒸留酒を
日ごとに交互に繰り返して翌日のダメージを評価する人体実験をやってみました。
その結果、蒸留酒系の方が次の日への影響が著しく少ないことが、
改めて確認できました。

気が付くと、体重は2.5 kgオーバー!
でも、私は、飲み会では好きなだけ飲み食いする主義なので、
これ位の増加は驚かないです。
元の生活に戻すと体重も戻って来ますので。

ちなみに私は飲み会が無い普通の平日はアルコールを摂取しません。
代わりに、夕食少なめでヨーグルトを食べて体調管理に勤しんでおります。

2015年04月07日LKM博士
餃子天国、いや地獄?

何度かこのブログに登場したケイイチロウ部長。
正確には元部長。
4月1日で異動ということで送別会。

本人の強い希望で、立川の餃子天国という店に決定。
送られる側なのに、自分でさっさと予約。
私にとっては、立川は職場から比較的近い場所であるが、
この日は板橋本部で会議という悲劇。
他の都心で働くメンバーも、わざわざ立川まで移動しての開催であった。

事前に聞いていた店舗情報
1.餃子が非常に大きい。
2.餃子は最初の1回しか注文できない(追加注文ができない)。
3.注文が入ってから作る。
要するに、慎重に選んで餃子を注文しなければならないということらしい。

全員集合でスタート。
餃子メニューもケイイチロウ元部長が厳選。
6名で8皿(すべて違う味)。
結果論であるが、8皿でギリギリだった。9皿頼んでいたら食べ切れなかっただろう。
ホタテ、ネギ、エビ、シイタケ、コーン、ポテト、タコ、チーズだったかな?
一皿に5個の餃子が入っているらしい。
つまり全員で40個、一人あたり6~7個がノルマであった。

注文を受けてから作るらしく、待ち時間が40分間位。
その間、何度注文しても大丈夫なたった2種類のつまみ、
お新香とトマトをつまみにビールで凌ぐ我々。
ケイイチロウ元部長が何度も注意した。
「食べ過ぎないように! 餃子、食べられなくなるから。」

待ちに待った餃子は噂通り、デカかった。
2015040701.jpg
手のひらサイズがゴロゴロと・・・。
デカ過ぎて、餃子1つ食べる度に、
タレが肉汁で薄まり、且つミンチに吸収されるので、
醤油、酢、ラー油を小皿に補充せねばならない。

それぞれの餃子は特徴的で美味しかったが、
全てにどっさりミンチ肉は入っているので、
5個位を食べ終わると、普通の人は腹が膨らんでくる。
私は満腹だったが勢いでノルマの7個を食べ切り、皆で40個完食。
ケイイチロウ部長もご満悦で、楽しく終わった。

しかし、ダメージは翌朝に。
4時半頃に胸焼けで苦しくて目覚める悲劇。
そして、5時台に、たっぷりウンコ放出×2回。
排便後も腹いっぱいで、朝飯抜きで講演に向かった程である。


最後に、ケイイチロウ元部長が必死でやった「恋するフォーチュンクッキー協同乳業60周年記念バージョン」を再度紹介して、送り出したいと思う。
ココ⇒「恋するフォーチュン クッキー 協同乳業60周年記念バージョン」 踊らされた...
皆と別れて寂しいでしょうが、

未来は そんな悪くないよ~ 
Hey! Hey! Hey! 
ツキを呼ぶには 笑顔を見せること...
(♪恋するフォーチュンクッキーより)

ですよ~!

2015年04月03日LKM博士
ポリアミン本の中味(後半)

つづき。
今日も妥協しまくり、一般の方がわかるように簡単に紹介します。
そして、読むのが嫌にならないように、極力短く書きます。

Part 5は、生存(サバイバル,生き残り)に関わるポリアミンの役割についてです。
特に植物のストレス耐性は研究されており、高温や低温下ストレス、塩ストレス等に対する防御へのポリアミンの関わりが詳しく書かれています。

Part 6は、ポリアミン輸送系について書かれています。
わかっていないことが多いですが、既に知られている大腸菌や植物のポリアミン吸収や放出に関わる輸送系タンパク質について詳細に説明されています。
我々がやっている腸内細菌がポリアミンを作るメカニズムとも直結している分野です。

Part 7は、ポリアミンの二次代謝物と書けばよいでしょうか?
私も門外漢のため、この本で初めて知ったのですが、ポリアミンから色々な面白い物質が作られているようです。
植物のアルカロイドやクモやハチの毒まで・・・

Part 8は、イオンチャネルとポリアミンの関わりについて書かれています。
イオンチャネルってね~ 一般の方への説明が難し過ぎる。
一言で表現すると、細胞の膜にあるイオン(カリウムとかナトリウムとかカルシウム)を選択的に通すタンパク質です。イオンのみを通す専用の極小の穴が細胞の周囲に点々と存在すると考えてもらえば良い。
このイオンの輸送にポリアミンが関連しているということです。
(殆ど、イオンチャネルの説明になっとるやんけ)

Part 9は、お待たせ、私が書いたところ、ポリアミンと長寿について。
これは我々のホームページの方が詳しいのでそちらを見て下さい。
この本では植物の長寿に関しても紹介されています。

Part 10は、診断や薬剤標的としてポリアミンです。
ある種のガンには珍しいポリアミンがマーカーとなる、要するに血中や尿中のそれを調べれば癌の診断に応用できるかもって話などです。
感染した寄生原虫の退治に彼らのポリアミン合成系を標的とした治療法の開発に関しての話もあります。

以上。

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疲れましたが、ポリアミンが幅広い機能性を持っており、幅広い分野の研究者が興味を持っていることが分かって頂ければ書いた甲斐があったと思いますが、如何でしたでしょうか?

詳しく知りたい研究者の方には浅過ぎる内容紹介でしたでしょう。
是非、自分で購入して読んで下さい。

私は記念すべき洋書1冊目ですし、自宅に置いておくので、
頼まれてもお貸しできません。
但し、著者割引で購入のお手伝いはできますので、
購入したい方はお声かけ下さい。

2015年04月02日LKM博士
ポリアミンの本の中身(前半)

昨日のブログを読み返すと、
著者の一人としては、内容に関するコメントが少な過ぎました。
反省 「(^-^;)

この本では、ポリアミンがあらゆる生物の生命現象に関連していることを示すように、
原核生物(細菌など核が無い生物)から、真核生物(核を持つ生物)、つまり、植物や哺乳類、そして虫に至るまで、幅広い生物を対象とした研究成果が掲載されています。

順番に紹介すると、
Part 1はポリアミンの生合成についてです。
様々な微生物、特殊な環境に棲む微生物、そして植物での生合成について解説されています。

Part 2はポリアミンの代謝経路についてです。
これも、微生物、哺乳類、植物でそれぞれ異なるのですが、それぞれ解説されています。
不思議なのは、確かに差があるのですが、みなさんが想像する微生物と動物と植物の違い程の差は無く、共通の物質がたくさん登場し同じような経路で合成・分解されます。
キッチリ読まなくても、図の代謝経路を見れば、
非常に大事な物質で、進化の過程で保存されていたことがわかります。
20150402.JPG

Part 3はポリアミンのホメオスタシス(恒常性)
ポリアミンは生理活性が強く、厳密に各臓器や細胞毎に濃度が一定に保たれています。
そのメカニズムが紹介されています。
特に、濃度が高まると合成経路を抑制するように働くアンチザイムは、
ややこしいけど、是非みなさんに知ってもらいたいタンパク質です。

Part 4は生長/成長におけるポリアミンの役割
この部分は非常に大事なのですが、このブログで簡単に説明するのは困難です。

細胞の増殖にはポリアミンが必要であることが分子レベルで解説されており、
私も十分に理解できていない位にややこしいのです。

説明したく、頑張って色々と文章を書いたり消したり作成しましたが、
結局ややこしくなるのでストップ&全部削除。
よくあるような、専門家が専門用語をやたら使って書く理解困難な解説ブログにはしたくないので...。

つづく

2015年04月01日LKM博士
ポリアミンの本が出版されました

Springer社よりポリアミンの本が出版されました。
英語の本ですが。

タイトルは

Polyamines
A universal molecular nexus for growth, survival, and specialized metabolism

20150401.JPG

東北大の草野友延先生と京都工繊大の鈴木秀之先生の編集で、
各分野の専門家による最新のポリアミン研究成果が紹介されています。
私も著者の一人で第21章を書きました。
私にとっては、初めての英語本の執筆でした。
経歴の箇所に記入したら、ちょっと箔が付くような気がする。

ハードカバーで330頁位の本です。
先程、Springerのホームページで調べたら159ドル。
今の為替レートなら、19000円位ですね。
たかっ (◎。◎)!

とはいえ、これ一冊で、現在のポリアミン研究の動向がある程度わかります。
いずれポリアミンの時代が到来しますので、
研究者の方にとっては安い買い物だと思います。

2015年03月31日LKM博士
学会中にウンコが量産される件

出張中のウンコ(時刻、場所)はiPadで管理しています。

先程、本記録用Excelにデータを移しました。
やはり、飲み食いすると増えますね。

農芸化学会中、毎晩、相手を変えてお酒を楽しみましたが、
前日に食べた量と次の日のウンコ回数が比例しています。

あまり食べずに色々な日本酒を楽しんだ翌日は1回。

地元の人に美味しいお店に連れて行ってもらい、
多くの岡山の魚介類と日本酒をご馳走になった翌日は2回。

仲間内で打ち上げで(私は終わっていないが)飲み放題の店に行き、
次の日が発表なのに2軒目にも付き合い、
何を食べたか正確に覚えていないがダラダラと飲み喰いした翌日は3回。

私の昨年の1日あたりの平均ウンコ回数1.403回をはるかに上回るペースで
排便しているのが結果として現れています。

まさに、私が提唱している『総排便量(糞便重量×排便回数)はほぼ一定』の法則
(参照ブログ:ウンコのサイズと回数
に当てはまるわけです。

最後には、岡山大学構内の良いウォッシュレットがあるトイレの場所を完全に把握していた私でありました。

それにしても、地元民に連れて行ってもらったお店の
シャコとさわらのたたきは美味かった!

2015年03月30日LKM博士
知らぬ間に、季節が変わってる

出張ばかりで、今日職場に来たら春になっていました。
実質、この2週間で会社で丸一日仕事したのは、たった1日のみ。
様子も変わりますよね。

研究室から見えるモクレンが満開です。
2015033001.JPG

その向こう側の木は桜なのですが、まだ殆ど咲いていません。
都心は満開のようなので、やっぱり、ここは寒いのです。
でも、同じ東京都。

季節変化に対する感受性が高いはずの私が気付かなかったというのは、
少々忙し過ぎたということでしょう。
もう少しゆとりのある生活をしたいものです。

さて、モクレンの花、桜の花と言っている場合ではありません。
野菜を植えないと!
カエルは起きるか?

2015年03月27日LKM博士
農芸化学会に来ています

今年度最後の出張は昨日26日から29日まで農芸化学会で岡山に来ております。
岡山県、人生初上陸!
結構、飲み屋街が充実しており驚いております。

私の名前で検索すると5演題出てきました。
「えっ、そんなにあったか?」

スタッフや共同研究者と連名ですね。
ドタバタしてまして忘れていました。

私自身は最終日にシンポジウムで話します。
で、スケジュールを見ると最後の発表。
すなわち、大会のおおトリです(並行して複数のシンポジウムが行われるので、何名もおおトリはいます。しかし、このシンポジウムの演者人数と発表時間の関係で公式に5分間オーバーする持ち時間と言われておりますので、実質的におおトリなのです)。

これはちょっと残念です。
最終日、しかも日曜日の午後4時過ぎ。
そして岡山県。
結構な数の参加者が会場を後にして帰路についている頃でしょう。
実際に東京に帰ろうと思ったら、午後3時位には会場を出て、4時台か5時台の新幹線には乗りたいですから。
会場ガラガラ状態でなければ良いが。
仕方ないですが•••
それに、皆、発表が終わってリラックスしているのに最後まで発表が終わっていないのは、心理的には少々残念なものですよ。
特に夜の飲み会が。

話は変わりますが、
実は、私、この学会の最初の発表者だった経験があるのです。
2007年だったと思います。
大雨の中、必死で遅刻しないように会場に向かった記憶があります。

2000演題以上が発表される巨大学会ですが、
トップバッターとおおトリの両方の経験者は、私だけではないでしょうか!

2015年03月26日LKM博士
オランダ土産

出張のお土産は悩みます。
特に職場。

ヨーロッパに行ったら、大概はチョコレートで片付くんですよ。
美味しいですし、ハズレがないので。

チョコレート土産に関する私見を述べますが、
東南アジアと中国のチョコ土産は最悪です。共通してろうそくみたいな味がしませんか?
アメリカのも劇甘品が多い。

しかし、職場の大半のメンバーは日々、プリンやらアイスやら甘いものを作っては食べるのが仕事です。
それ以前に、今では日本国内でも結構ヨーロッパの高級チョコは購入できます。
そこで、悩みに悩んで選んだのが、これ↓
20150326-1.JPG
20150326-2.JPG
直径12~3cm程度の色々な味(ハーブ、ニンニク、クミンなどで風味付けされている)のゴーダチーズのセットです。
厳密にはゴーダチーズはサイズが規定されているので、
それより小さいこれらはベビーゴーダと呼ばれています。
1つずつ、各部署に配れるわけです。
実家用にももう1セット購入したのでかなり重かったですが。

結構お値段はしましたが、チョコレートよりは喜んでくれたと思います。

2015年03月25日LKM博士
車の充電

ネタを考えるのもしんどいので、今週はオランダ出張シリーズにすることにします。

海抜0 m以下の土地が多いオランダは国家レベルで温暖化対策を進めているようです。

エコカーの開発はニュースでも良く聞く話です。
ハイブリッドカーに始まり、電気自動車の話も時々聞くのですが、
本物が走っている姿は見たことがありませんでした。
ですが、オランダでは結構走っているようです。

私が空港まで乗せてもらった車(※)はプリウスでしたが、
基本的にはガソリンは入れずに充電して走っているようです。

※ある研究チームがどうしてもディスカッションしたいということで、その研究所まで招待されました。3時間のディスカッション後、引き換えに空港まで車で送ってくれたのです。

私が知っているプリウスはガソリンで走るのですが・・・
なぜ、充電?
意味がわかりません。

英語でのやり取りなので、今一理解できず、
私が「納得できない」と伝えると、
その様子を理解したドライバー(研究者ですが)は、
実際にその様子を見せてくれました。

20150325-1.JPG
普通にガソリンを入れる様にセットしていますが、これコンセントです。

20150325-2.JPG
で、これが充電用スタンドとでもいえば良いでしょうか。
カードでタッチすると充電開始。
充電量によりますが、どんどん技術が進歩し、
今では空状態でも30分間位でフル充電できるようです。

とはいえ、これは街中だけだろうと思って尋ねると、
パリまでは問題無く行けるそうです。
つまり、充電スタンドが街道沿いに既に設置されているらしいです。

驚きました。

2015年03月24日LKM博士
謎の会合 a round table dinner debate

オランダの学会出発前のブログに書きましたが、
a round table dinner debateへの招待状を受け取っておりました。
直訳では「円卓を囲んでのディナーを食べながらの討論」。
恐ろしい名前で、出国前は無視することにしていた。

私の発表は初日の夕方最後17:30~18:00頃。
発表後、何人かから質問があったのでやり取りしていると、
謎の背の高い紳士が近づいて待っています。
まさにジェントルマンって感じで、ふと目を合わすと、会釈してきます。
自己紹介後、わかりました。
例のa round table dinner debateの主催者です。

「この後、時間はあるか?」
初日の後は学会主催の軽いパーティーがあるので、それに出るというと、
「それはわかっている。その後の予定はるのか?」ということでした。
近くのレストランで席を用意しているので、そのパーティーが終わった19:30から来てくれ。お金は不要だから心配するなと言うのです。
同じセッションで話した研究者も、「俺も参加するから行こう」っていうので、
仕方なく参加。
その紳士はレストランの地図を渡し、「学会パーティーではあまり食べるな」といって立ち去って行きました。

会場に着くと名札が置いてあり、
円卓ではありませんでしたが、本当にテーブルを囲んでのディナーです。
後でわかったのですが、講演者の中から、ディナー主催者が興味を持った演題を話す研究者をセレクションして声をかけていたようです。

各自、好きな飲み物を頼みます。
で、握手して謎の西洋風の長い自己紹介&挨拶。
これが各個人間で行われるから席に着くまでにやたら時間がかかります。
日本の名刺文化に慣れている私には超苦痛です。
もちろん日本人は私だけ。というかアジア人は私だけ。

で、全員揃うと主催者が挨拶して、
前もって頼まれていた方が、突然、自分の研究内容を話し出したのです。
5分間位。
終わったら、その内容に関して質問して討論。
それを受けて、近くの人とも討論。
うるさい、うるさい、やかましい。
異様な世界です。
そして、一通りその話題が終わって飽きてきたら、
また別の人が研究内容を紹介するというパターンです。
但し、別の話題になるまで、40~50分間位やっています。
もちろん、食事はゆっくりと出てきます。

凄いです。
本気で研究の話をしています。
衝撃を受けました。

日本の学会では経験したことがありません。
国内では、皆、懇親会で立ち話し、腹の探り合いみたいなことをして、
その後、身内や気の合う仲間だけで飲むのが一般的。
ぶっちゃけた話、名刺交換して知り合いになったと思っているだけです。
実際は顔を覚えただけで、研究の話なんてうわべだけです。

当日、私の周りは
左隣オランダ人、右はフィンランド人、正面アメリカ人、左斜め前スペイン人。
右斜め前の方は忘れました。
「ひつじのショーン」の牧場主そっくりの顔だったので、私の中では「牧場主」・・・

このメンバーの中で、私も頑張って討論に参加しました。
何も喋れない意見を言わない日本人になるわけにはいきません(日本代表のつもり 笑)。
特に高齢者と腸内細菌について色々ディスカッションしました。
英語なんて下手でも、皆が知りたいのは研究の話ですから問題ありません。
それが事実ですし、そう割り切ると、とても楽しいわけであります。
結局、23:30まで延々と4時間。
最後は店から追い出されました。

いや~、貴重な経験しました。
ただ、酒も入り、プレゼンも終わった安堵感に加えて、
日本時間では夜中の3:30~朝の7:30という時間帯。
気を緩めると眠りそうでした。

2015年03月19日LKM博士
何の写真でしょう? from デン•ハーグ

これ何の写真かわかりますか?
20150319.JPG
正解は、
霧です。

霧をiPadで写すのは結構難しいのですが、くっきり写る濃霧。

私の部屋から写したもので、下の黒い帯はベランダの手すりです。
本来は昨日紹介した砂浜が見えていたのですが・・・

何も見えません。

北海の湿った空気が気温が下がることで霧になっているのでしょうか?

先程、休憩時間に外に出てみると、
ガヤガヤ声がするのです。
近寄って行くと小学生の集団。
遠足のようです。
40人位のクラス単位と思われる集団が10クラス以上。
誰か迷子になってもわからんぞ???

2015年03月18日LKM博士
デン・ハーグなう

金曜日のブログに書きましたが、
日曜日(3/16)からオランダのデン・ハーグ(日本ではハーグと呼ぶことが多い)に来ています。
Beneficial Microbe Conferenceという学会に招待されて。

既に私の発表は無事終わりました (^。^;)ホッ

3日目ですが、私の体内時計は頑固に日本時間を維持しており、
只今、学会のディナー・パーティー待ちですが、
(現地時間午後7時、日本時間午前3時)
眠くて仕方ありません。
あくびを繰り返しながら、これを書いています。
短い期間なので、変にオランダ時間に慣れるより、
このままの状態で帰国した方が良いと思っています。

こんなホテルでやっています。
20150318-1.JPG

すぐ横はビーチ。
海はいわゆる北海です。
この海岸線沿いにヌーディストビーチもあるようです。
20150318-2.JPG
寒いのに、沢山の人が観光に来て、ビーチで遊んだり、
レストランで食事したりしています。
不思議なのは気温10℃位と思いますが、何故か皆さん屋外で食事しています。
20150318-3.JPG

こっちに来て知ったこと。
首都はアムステルダムだが、実質的にはここデン・ハーグが首都機能を担っているらしい。
行政、政治、司法の町。
国際的にも有名で、国際司法裁判所等が存在する。
ここの美術館には、あの有名なフェルメールの「青いターバンの少女(真珠の耳飾りの少女)」もあるらしい。

残念ながら学会はビーチの側で、バスで軽く20分はかかるので、
街をブラブラすることはできません。

以上、デン・ハーグよりレポートでした。

2015年03月16日LKM博士
WiFiルーター次第

今回は海外でもネットに繋げられるように
WiFiルーターをレンタルしました。

こいつがちゃんと機能しなければ、
ブログの連続機能は途絶えるはずです。

ちなみに、私は携帯電話すら持っていない人間。
WiFiもルーターも、よくわかっていません。

使えるかどうかは謎です。

余裕を持って、野菜シリーズブログを一つ書き送っての出発です。
正直、プレゼン英語で色々困っており(まだ20分間通しで読み切ったことがない)、
ブログの心配をしている余裕がないのが現状です。

では、不安95、楽しみ5 の心境ですが(15日午前4時50分現在)、
行って参ります!

2015年03月13日LKM博士
オランダ出張 with 不安

Beneficial Microbe Conferenceという国際会議に参加するため
日曜日からオランダのハーグに行ってきます。
http://www.bastiaanse-communication.com/bm2015/index.html

参加費不要(ホテル代、食事代込み)、交通費も半分払うので来てくれ
と熱心に招待されたので引き受けましたが、
今更ですが、断れば良かった・・・。
20分間、英語で講演しないといけません。
あ゛~ 準備できてない。
質疑応答は恐怖です。

日本の企業人の海外出張の多くは商社が間に入っていて、
不安なく、またご接待的なものが多く楽しいと聞くのですが、
私の海外出張はいつもとても苦痛です。
全部一人で準備です。
もちろんエコノミー。
終わったら直ぐに帰って来ます。
そもそも英語でスピーチさせられる人ってあまりいないでしょ。

空港で降りて、日本とは異質のニオイを嗅いだ瞬間(私は鼻が怖い位良い)、
違う国に来てしまった事実とたった一人であるという事実で、
楽観的な私でも結構不安に陥るものです。
大体、空港から先の行き方がよくわからんのですよ。
「なんでそんな状態で行くの?」
と時々言われますが、そういう性格なんでしょうね?

先程、過去の学会事務局とのやり取りメールを検索して、
アムステルダムの空港から30~40分間電車に乗ってハーグに行き、
市バスの24番に載って、Kijkduin Strandで降りろって書いてあることを発見。
このバス停、読めないし・・・キジュクデュイン???

恐怖なことがもう1つ、いや2つ。
英文のため真意が正確には理解できていないのですが、
a round table dinner debateに参加してくれと招待状が届いています。
直訳すると円卓テーブルで夕食を食べながら討論するってことですかね?
幾らなんでもきついでしょ。
逃げないと・・・。

あと、主催者であるTNOという研究機関から、
この会議後に我々の研究所に寄ってくれと依頼されています。
(少し調べたらTNOというのは世界最大級の中立の研究機関のようです。)
帰国の飛行機は20時で数時間は暇な時間があり、
彼らの業績も立派だし興味はあるので、
それに間に合うようなら検討すると適当に返答したところ、
空港の近郊のライデンという町なので大丈夫と連絡が来ました。
「訪問に興味を持ってくれてサンキュー!プラン立てて待っているよ」という返事。
何するんや~? 
観光ではないことは確実。
不安マックス

たぶん、皆、私が英語ペラペラと思っているんでしょうね~。
ほんと苦手やから。
恐怖です。

2015年03月12日LKM博士
17万円越え???(怒)

このキャラクターのぬいぐるみ。
20110512.jpg

大きなイベントでは登場するのですが、こいつの運送費が高い。
規格外なので、引っ越し便みたいなものでお願いするしかなく、
往復3万円位かかっていました。

ところがです!先日、運送会社から
「世界で一つしか無いものは通常運送の対象外となり、
トラックを1台貸し切るので17万円にする」と言われたそうです。
片道です。

ハアーーーーーーッ 怒怒怒怒怒

担当者は運送会社を変える作戦のようです。

でも、もし私が窓口なら、
もう一体作って世界に一つのものではなくす作戦
で真っ向勝負やったぞ。

2015年03月11日LKM博士
急遽移動 続き

昨日、富山入りしたので、今日はゆっくり起きて良いはずですが、
私の体内時計は極めて正確です。
いつも通り、5:30に勝手に目覚めました。
そしてすぐに排便。
昨日の長時間移動で出し損なったウンコを放出しました。

それにしても、昨日移動しておいてよかったです。
その理由は2つ。

一つはもちろん交通麻痺です。
飛行機は調整中で飛ぶかわからないし、
飛んだとしても引き返す可能性があるとANAのホームページには書いてあります。

引き返されてもね~
凄い時間と労力の無駄遣いです。
というか講演出来ません。
先程、全額返済でキャンセル出来ました。

実は、気流の乱れで飛行機がガタガタ揺れるのが好きな私は少し残念ですが。
(少し変人? 笑)

陸路は、昨夜21:20頃到着時点で、
「明日の特急は終日運休」って貼紙してありました。

ホテルからの写真です。
20150311.JPG
吹雪いています。
雪より風が凄い。
多分飛行機は欠航ですね。


二つ目は今日の講演会のことです。
昨日、駅まで主催者さんが迎えに来て下さったのですが、
車中で今日のスケジュールを確認。
なんと、2時間も話すようです。
聞いてたかもしれないが、
私のウンコ色の脳ミソにはインプットされていなかったわけで、
危なかった。

2時間話す機会は無いので準備せなあかんやんけ~。
人の集中力の限界を超えておりますので、少し考えなくてはなりません。


今日は3月11日
14:46に黙祷してから講演会のようです。

最も楽しい話をするのが難しい日ですが、
楽しくやってくれと頼まれておりますので、
可能な範囲で頑張ります。

さて、11時にお迎えが来るまでプレゼンの構想を練り直しますかね。

2015年03月10日LKM博士
急遽移動

明日、富山県で講演の予定です。
午前の飛行機での移動の予定だったのですが、
どうやら日本海側は大荒れのようです。

既に現時点で飛行機は調整中ということで飛んでないようですし、
明日は飛ばない可能性が極めて高いようです。

東京にいると快晴なので考えもしなかったのですが、
そういう状況のようで、朝から激しく連絡が来ます。

実は、今回はとても熱心な主催者の方で、
一度、私の講演を聴いて頂いたことがあるのですが、
非常に高く評価して下さり、
どうしても地元の方々に聞かせたいと、
何ヶ月も前から企画されたものです。
ですから、意地でも私を今日中に富山入りさせようとされています(笑)

「わかりました。行きましょう」

陸路は上越新幹線で越後湯沢経由が最も早いのですが、
越後湯沢―富山間が暴風雪で運行が確実ではないようです。
従いまして、名古屋経由でこれから向かいます。

残念ながら、北陸新幹線が開通するのは今週末。

今(午前11:50現在):東京都西多摩郡日の出町
1.5時間後:埼玉県所沢市の自宅で準備
3時間後:東京駅
5時間後:名古屋駅
9時間後:到着の予定

ホテルも主催者さんが用意してくれているようです。
ほな、行ってきます。

2015年03月09日LKM博士
忘れようとする脳

ヒトの脳は辛い事等、忘れた方が良いことは忘れようとするといわれています。


実は、私、社報の原稿を頼まれているんです。
でも、直後から完璧に忘れるんです。
病気かと思う位に。

先週は本社担当者から毎日電話かかって来ました。
「じゃ、明日までに」
と切るのですが、次の催促電話が掛かって来るまで忘れています。

そして今朝も。
「総務のカゲヤマさんから電話です」
と聞いて、「あっ・・・」
金曜日に電話を切った際、週末に書こうと思っていたはずが、
完璧に脳ミソから消えています。
一瞬たりとも思い出したりしていない。

反対に、びっくりする位、細かい事を覚えている事も多いです。
恐い位に・・・。
例えば先週の他社との打合せなんて一言一句覚えています。
論文審査の過程で審査員に指摘されたこともほぼ完璧に覚えています。
例え5年前のものであっても。
いつ、どこで何の虫を取ったとかも完璧に覚えています。

では、私のウンコ色の脳ミソ内では何が起こっているのか?

おそらく、
重要度を自分の尺度で自動的に仕分けして、
重要度の低いものは、
選択的に消去しているのだと思います。

社内報の件もいつまで覚えていたかと思い出してみると、
電話を切って一度も思い出していないことに気付きます。
要するに、遅くとも10秒後には忘れているんです。

「社内報を軽視しているとは何たることだ」とお叱りを受けそうですが、
私には外部との重要な仕事が沢山あるわけで、
どうしてもそちらの重要度の方が高くなります。
それに、電話を掛けて来るカゲヤマ君には過去に沢山の貸しがあり、
私が圧倒的に上位の立ち位置にいるので、
私の脳内レセプターは彼からの依頼を重要案件として受信しないわけです。
つまり、これは、状況や過去の経験をベースとした脳の自然な活動であり、
私の気持ちとは別物で、どうすることもできないのです。
大目に見て下さい。

さて、この件を何分後に忘れるかは予測できませんが、
いよいよ社内報の印刷に間に合わないらしいです。

社員の皆様は、4月号に私の書いた記事があるか否か、
内容ではなくその点をお楽しみに~。
4月号に載っていなければ、このブログの執筆後に忘れたってことです。

これだけは主張しておきます。
ブログに書いたってことは、
少なくとも午後に何度かはブログネタをTwitterでつぶやく習慣があるわけですから、
何とか思い出そうという意思の表れです。

ただね~、10秒後に脳が積極的に消去するので、どうしようもないんですわ。

2015年03月05日LKM博士
啓蟄(2015年版,1日早いけど) ―冬眠中のカエルで祝いましょう―

生き物好きの皆様、おめでとうございます。
今年も啓蟄がやって来ました。
既に活動中の虫達もおりますが、大半は冬眠中。
ボチボチ活動を始める頃でしょう。

例年、啓蟄にはマイナーな虫を紹介しておりましたが、
今年は個人的にぴったりなネタを持っておりますので、
そちらを紹介します。

その前に、
たぶん、どなたも記憶していないでしょうから、過去の啓蟄紹介虫もみて下さい。
2012年 マツヘリカメムシ
2013年 アヤモクメキリガ
2014年 セスジナガハリバエ

今日紹介するのは、もちろん飼育中のアマガエルです。
冬眠のための準備を整えた時のブログがこれ。
2014/12/02 目覚めよ本能
この時は、彼らの本能に任せるしかなかったです。
それからは屋外で飼育ケージの外から時々観察するだけ。

大人のカエル達ですが、すぐに水苔の中に潜りました。
20150305-01.JPG
これが上記ブログの2日後の写真です。

2cm位潜っています。
この後、容器の内側に移動したのか、全く目視できておりません。
でも大丈夫でしょう。

しかし問題は、昨夏にオタマジャクシから育て、初越冬となるチビです。
全く潜りません。
これ、12月中旬の状態(写真中央がチビ)。
20150305-02.JPG
飼育ケージが古く曇っているので見難いですが、
木の下の窪みに居るのがわかりますかね?
観察しているとゆっくり呼吸をしており生きている事は確認しておりました。
ただ、最初の1ヶ月間はお気に入りの木にくっついたまま固まっていたので、
死を覚悟しました。

それから2ヶ月半後の今朝の様子。
20150305-03.JPG
上記ブログにも書きましたが、
カエルの冬眠は極限まで代謝を落とす行為で眠っている状態ではありません。
従って、少し暖かくなった時に移動しているようです。
ちゃんと水苔内に潜れましたね!
見事に水苔色に体色を変えているのも驚きです。

餌集めはしんどいので、
啓蟄を過ぎても、餌昆虫が豊富になる4月中旬までは起きないで欲しいものです。

2015年03月04日LKM博士
開放系排便

最近気が付いたのですが、
私、ビジネスホテルなどで一人の時、
開放系でウンコしています。
つまり、トイレのドアを閉めないで用を足すということ。

皆さんは、どうですか?

気分爽快って程でもないですが、
閉めて狭いトイレでやるよりは気持ち良いものです。

そもそもドアを閉める理由は、
他人にウンコしている姿を見せないためでしょ?
従って、大義としては、一人の部屋でドアを閉める理由はないわけです。

でも、実質的には開放系でできない方が多い事も理解しています。
私のように低臭ウンコの場合は全く問題ないですが、
強臭ウンコなら閉めざるを得ませんね。

そういう方は、戸を閉めて、現実逃避するのではなく、
自分のウンコ臭気を受け入れて、それを下げることを心掛けましょう。
腸内環境が良くない状態である証ですから。

「LKM512でウンコ臭を軽減して、ドアを開けてウンコしよう!」

史上最低のキャッチコピーができてしもた・・・

2015年03月03日LKM博士
気付いたら断った依頼

我々が昨年発表した、腸内細菌にポリアミンを作らせて体に供給することで、加齢時の学習記憶力の成績が上昇したことを報告した論文(下記参照)の解説記事(※)の執筆依頼は多い。
http://www.kit.ac.jp/01/pdf/release140402.pdf#search='LKM+%E5%AD%A6%E7%BF%92%E8%A8%98%E6%86%B6'
(※)日本語で簡単に内容をまとめて読者に最新の研究を紹介する記事

中には、執筆者が掲載費を払わねばならないという雑誌もある。
そういう時は迷わず断る。
医学分野では、掲載(依頼)されることは名誉なことであり、
お金を払ってでも掲載したいという方は多いらしい。
なので、編集部もそれが当然の様に振る舞われるが、私は断る。
但し、偉い先生から直接的に依頼される場合は非常に困る。
基本的に、その先生が私の研究を評価して書いて欲しいと頼んで来られたわけで、
顔見知りの事も多く、断るのは大変だ。
でも、頑張って断っている。

先週、共同研究者から解説記事を連名(著者として名を連ねる事)にしたいので内容をチェックして欲しいと依頼があった。
「私の名前を入れなくてもいいので、勝手に出してちょうだい」
と返そうと思い、軽く原稿を読むと、思いっきり上記研究内容で、
確かに私の名前が入っていないのは変だということがわかった。
且つ、内容にも幾つか間違いがあるので修正も必要で、
仕上げるまで何往復か原稿のやり取りをした。

で、今朝、掲載前のゲラ刷りが届いていた。
驚いた。
出版される形になって気が付いた。
この解説記事は、私が苦労して断った依頼そのものではないかーーーっ

どうしよ~
断ったのに私の名前が入っているのはまずいんじゃないかい?

どうすることもできないので、成り行きに任せる覚悟をした私であった。

2015年03月02日LKM博士
須藤千晴コンサート

クラシックの詳しい事はわからんが、良かった!
私のウンコ色の脳ミソは感覚的に共鳴した。

詳細を書く前に、ご存知の方もいると思うが、これを見て頂きたい。
「LKM512×美しく生きる女性」
どうでもよいが、女性と書いてヒトと読ませるらしい。仮名がふってある(笑)

この須藤千晴さんのミニコンサートに土曜日行ってきた。
最近は研究の仕事に重点を置き、広報系の仕事とは距離を置いていたこともあり、
須藤さん関連の仕事は完全ノータッチ、企画すら知らなかった。
知ったのはこのWebページの表現チェックの時が初めて。
「誰? ピアニスト?」から始まった。
が、偶然的なきっかけがあり昨年12月にご一緒する機会があった。
きっかけについては話せば長くなるので示さないが、
人脈が広がって行くというのは、こんな感じなのであろう。

写真から、気の強いキレキレの女性かと思っていたが(須藤さん、すいません)、
会ってみると、礼儀正しく好感が持てる素敵な方である。
これは名前の末字が「晴」の人の共通点かもしれない(ちなみに私は光晴)(笑)
何を話して良いかわからんので、とりあえずウンコの話をしたような記憶がある。

気が付けば、Twitterのダイレクトメッセージで「来て下さい」とメッセージが。
不思議なことに2月はずっと土日に講演が入っていたのに、この日は無し。
「本物に接する」がモットーの私は深く考えずに行ってみた。
プロのピアニストの演奏を間近で聴く機会はそんなにあるものではない。

30人位が収容できる音楽サロンには、
私がこれまで見てきた中で最大級の"でかさ"を誇るピアノが置いてあった。

プログラムはこれ
2015030201.jpg

ん~、ちょっと知っているような...。
少なくともショパンのCDは持っており自宅で論文執筆中は流すこともある。
マニアックな曲を演奏されると予想していたのでちょっと安心。

メンデルスゾーン・・・
名前は聞いたことがあるが・・・、「メンデルの法則」しか思い出せない理系脳。

等、色々思っていたが、演奏が始まれば、只々圧倒された。
サロンの音響も素晴らしい。

上手く説明できないがCDやテレビとは全く違う。
そこには、大相撲のテレビ観戦と生観戦の違いと類似した違いがある。
しかも、広いコンサート会場で遠くの観客席から聴くのとは異なり、
間近でプロピアニストが弾いている迫力は凄い。
同じく、大相撲を溜席で見るのと同じ感覚である。

指の動きが凄過ぎる。
脚もピアノの下のペダル(?)を激しく上下しているのがわかる。

須藤さんの曲の間のコメントも勉強になった。
初めて、音楽用語「ソナタ」の意味が分かった! たぶん。
作曲家豆知識も面白い。
メンデルスゾーンは他の作曲家とは異なり裕福だったというような話。
また、チェロやヴァイオリン奏者と比べるとピアノ奏者は激しくしんどいらしい。
言われてみれば、ヴァイオリン奏者の腕が一往復する間にピアニストの指は相当動いているような気がする。
事実、プログラム最後のメンデルスゾーン「スコットランドソナタ」の第3楽章は、
アニメ「北斗の拳」の北斗百烈拳を彷彿とさせるスピードであった。
飛翔中のオニヤンマをギリギリまで引きつけて虫捕り網で捕獲できる私の動体視力でも指の動きが見切れなかった。

プログラム以外にも2曲追加の計10曲。
ウンコ色の脳ミソが刺激される有意義な時間であった。

2015年02月27日LKM博士
相性の悪いWordファイル

昨日、今日と、ある原稿の修正をしているのだが、
そのWordファイルの調子が悪くて困っている。

セーブしてもセーブできない。
別名で保存をすれば、何とか改変原稿はセーブできているようなのだが、
その悪い癖は新たなファイルにも引き継がれ、
同様に、セーブするとセーブできない。

そもそも、図や表も入っておらず文字だけで、
たかが60 KB程度のファイルなのに、
開くのに5分以上かかる。
5分かけても、「編集中のため読み取り専用でしか開けない」と謎なコメントが出てくる。
「誰も編集してないっちゅうに」 (#`ロ´)

そして、ウィ~ンとコンピューターに内蔵されているファンが激しく回転し、
挙句の果てにコンピューターが固まる。
再起動も今日だけで4、5回はやっている。

再起動後に開いたら、今度は
「前回開いた時に重大なエラーが発生したので・・・」
と非常に嫌なメッセージが出てくる。

なんだかんだで時間ばかり過ぎていく。
内容に集中できない。

なんとか相手先に送ったが、
無事、向こうで開くことができることを祈っている。

2015年02月26日LKM博士
俺の梅、見頃! 2015

2月5日に開花宣言しました「俺の梅」ですが、
今、まさに見頃を迎えております。

参照ブログ⇒「俺の梅 開花!」
(梅が早く咲くことに対する考察へのご意見、色々ありがとうございました。)

実は、昨年、紅梅も購入しまして、
そちらが今週に入り咲き始めましたので、
現在、満開の白梅と3分咲きの紅梅を同時に楽しむことができます。
2015022601.jpg

出勤時、ほんのりとする梅の香が、
やることいっぱいで苛立つ私を和ませてくれます。

2015年02月25日LKM博士
たまには新幹線で駅弁を(番外編)

前半で紹介したJR東京駅の構内にある「駅弁屋 祭」(店名に確証なし。記憶のみ)で、
ショックキングな品物を発見してしまった。

『たなかの柿の葉寿司』である。

私の『たなかの柿の葉寿司』への想いは、
既に2011年1月に本ブログで紹介済みである。
連続記録が始める前に書いたものである。
参照ブログ⇒2011/01/06 私のお薦め

大事な点は、柿の葉寿司メーカーは奈良県内に色々あるが、
『たなかの柿の葉寿司』が圧倒的に美味であるという点である。
奈良県土産の食べ物系ではナンバー1と思っている。
上記ブログを読んだ私の知り合いが、わざわざ取り寄せ食べて、
その感動をメールで送って来た程である。

私は、お世話になった方への感謝の気持ちを贈り物にする際は、
『たなかの柿の葉寿司』の鯖と鮭の21個入り(鯖11個、鮭10個が私のこだわり)を
手紙付で差し上げることにしている。

その『たなかの柿の葉寿司』が東京駅の構内で普通に販売されているのは、
私にとっては、少々困った事態である。
だいぶ前から、東京の百貨店でも一店舗販売しているのは知っていたが、
構内で気軽に買えるのは、それとは少々状況が異なる。

わざわざ、奈良から贈る行為の価値が激減するではないか ヾ(`δ´;)
「わぁ、美味しい!これまで食べた押し寿司の中で一番おいしい! ありがとう!」
となるはずの感動が、
「あっ、これ知ってる。美味しいよね」
程度の感動になるではないか。

この駅弁屋が厳選されたもののみを扱っているという意味では、
誇らしいことであるが...。
複雑な心境である。

勝手に奈良県観光大使より

2015年02月24日LKM博士
たまには新幹線で駅弁を(後半)

昨日のつづき⇒02/23 たまには新幹線で駅弁を(前半)
乗車後、早速、「30品目バランス弁当」を食べてみた。
美味そうである。
20150224-1.JPG

ご丁寧にメニューと、30品目のリストまである。
ほーっ、しっかりした弁当だと感心したのもつかの間、
「これ、ほんまか?」
という心境に。

食品企業研究所勤務の私にとっては調べる価値があるテーマではないか。
細かい性格と言われたことはないが、調べたくなると止まらない性格。
ウンコ中の成分を丁寧に調べている実験よりは格段に楽である。
1つずつ、食材の確認作業に入ってしまったのである。

1番、米はOK
2番、鶏肉OK
という風に。
9割は、見た目でも十分に確認。
畑をやっているので菜の花や大根葉も明確に識別できる。

少し苦労したのが、ねぎ。
しかし、卵焼きの中から発見してクリア。

最後まで見つからないのが6番の大豆である。
もしかして、13番の枝豆が大豆も兼ねているのか?
これは、ひっかけ問題なのか?
いやいや、もしそうなら詐欺の範疇に入るのではないか?
それ以前に、別々に記していること自体が気に喰わない。
枝豆は若い大豆なのだから。
知識が無いのか? 
それとも弁当業界では識別するのか?

おそらく、周囲から見ると非常に難しい顔で食べていたことであろう。
弁当をこねくり回したが、出て来ないので、
とりあえず食べながら捜索することに。

食べ進む内に、次の可能性が頭をよぎった。
左上の油揚げ。
これは大豆からできているのでこれが大豆か???
でも、9番に油揚げがあるから違うはずだ。

そこで別のひらめき
油揚げが巾着状になっているので、よく探せばここに入っているのかも?
しかし、探しても無い。

そうこうしている内に、30品目リストに入っていない"なめこ"を発見。
大豆の代わりにこれで30品目かーーーーっ。

そうか、そうか、厳密には虚偽の記載かもしれないが、
「季節等により内容がかわることがございます」
と書いてあるし、大丈夫ということね。
ヨッシャ、終了!!!

そういうことで、心も満たされ、
最後に残ったひじき梅ご飯と赤身魚を気分良く食することに。

ところが、
・・・
ん・・・?
ダ・イ・ズ???
ひじき梅ご飯の中から、大豆発見。
半粒の大豆発見!!!!!
せこ過ぎるけど大豆発見!!!!!
20150224-2.JPG

これにて、一件落着。
厳密には31品目弁当であった。

また繰り返す可能性が高いので、
二度と食べないと思うけど・・・。

2015年02月23日LKM博士
たまには新幹線で駅弁を(前半)

仕事柄、長距離移動が多い私はしょっちゅう新幹線に乗る。

数年前から、東京駅構内は色々な地域の駅弁を多量に揃えているショップができて、
(たぶん「駅弁屋 祭」という店名だと思うが確証はない)、
非常に賑わっている。

更にその階下には、
デパートの地下食料品街がそのまま弁当用に勢揃いといったエリアが完成し、
同じく乗車前の人々で賑わっている。

この様に、新幹線で弁当を食べる場合、選び放題の素晴らしい環境であるが、
私は出張の時は全く食べない。

第一に、大概、車内では、
プレゼン用資料を新幹線内で作成したり、
論文執筆関係の仕事をしたりするので、
じっくり弁当を楽しもうとは思っていない。
実家に帰る時は、「ゆっくり駅弁でも食べながら」と思うが、
出張中はそういう気分にはならない。
従って、私は電源のあるN700系の窓側限定で乗車する。
そして、おにぎりかサンドウィッチか、或いは駅のうどん・そば屋で済ます。
眠くなるので、大概、少し早めに乗り、降りた駅で食べる。

第二に、駅弁は高い。
安くても900円位。
平均は1200~1500円で、2000円近いものも多い。
サラリーマンの昼食や夕食には高過ぎる。

第三に、栄養価に不満を感じる。
駅弁を分析していると、大きく2つ、肉系と魚介系に分かれる。
肉系も魚介系共に、これでもかという風に、一押しの素材がご飯の上に乗っている。
一瞬「おっ」と思うが、正直、「どんだけ乗せるねん」としか表現できない芸の無さ。
「XXX産 牛肉弁当」。
「XXX産 サケいくら弁当」
「XXX豚 とんかつ弁当」
「XXX カニ飯」 
その名物のある土地に行って食べるなら良いが、
所詮弁当用に加工されているし、冷めているし、本来の味から数段落ちている。
そして、明らかに野菜が不足している。
唯一、野菜が充実しているのは定番の幕の内弁当であるが、やはり高い。

そんな中、「30品目バランス弁当」を発見した。
値段は900円。
2015022301.jpg
たまには良いではないか!
と購入したものの、結構大変なことになった。

つづく

2015年02月19日LKM博士
凍てつくガラスに芸術模様

今朝、車に乗り込むとフロントガラスが凄いことに。
凍って、芸術作品みたいになっていました。
2015021901.JPG

どうやったらこんな模様になるのでしょうか?
フロントガラスの濡れ具合に、気温や湿度も絡んでくるのでしょう。
凍る際に水は体積が増えて、隆起したり、割れたりするのでしょうか?
フロントガラスの汚れ具合も大事なファクターかもしれません。
もしかしたら、一部にヒビが入ると、
瞬間的にパキパキとこんな模様ができるのかもしれません。
私には全くわかりません。

只々、美しくて、溶かすのが勿体なかったです。


しかし、少し悪い影響が...。
今朝は会社に着く直前に猛烈な便意に襲われました。
既に肛門からウンコが顔を出しているのではないかと思う位の恐怖体験でした。
40過ぎたサラリーマンが出勤途中でウンコ漏らしたらアウトでしょ。
溶かすのに要した4、5分間のロスがなければ、
あんな恐ろしいことにはならなかったはずです。

2015年02月18日LKM博士
まだ修理していません

ここ数週間、関東地方は雪が積もるかもという天気予報が多いです。
2月は雪が降りやすいのでしょう。

昨年の大雪も、1年が経過し記憶が薄れつつありますが、
その爪痕は、未だ、私の車には残っています。

屋根から落ちてきた雪で凹んだ私の車の屋根です。
参照ブログ⇒凹んどる

いや~、面倒なんです。

当所、保険が効くのか効かないのか等、少し考えましたが、
とにかく面倒。
考えるのも面倒。

一度、車の点検のついでにディーラーさんに修理額を見積もってもらいました。
34~35万円程度。
事故車扱いになるらしいです。
たとえ保険で修理できるとしても、
その間、代車借りて、保険屋さんにも連絡してどうのこうのって考え出すと、
面倒でぞっとします。
研究以外、面倒なことは一切したくない。

そもそも車の屋根なので、殆どの方は凹んでいることさえ気付きません。
気付かれたとしても誰にも迷惑かかりません。
唯一、ラボ2階から駐車場が眺められる当研究所分析センターのメンバーは、
たまにコメントして来ますが、
そのためだけに面倒な作業をするのは御免であります。

以上、修理しない宣言でした。

2015年02月17日LKM博士
人気あるやん

昨日お手紙頂きました。
以前に工場見学に来られ、講演も聴講された方から。

幼稚園の父母会の代表者の方からなのですが、
「面白かったので、もう一度聴きたい、他の人にも聴かせてあげたいので是非講演をして欲しい」
ということ。
「特にウンコの話がよかった」とのコメントもあり素直に満足 )*^O^*(

人気あるやん、オレ。

読み進めると、
「市の社会教育課とも連携して開催するので、・・・参加者は300~400名です」
とある・・・

おいおい、どんだけ集まるねん!!!
我々が費用掛けて開催する公開市民講座級やんけっ

喜んで、お引き受け致します!

税金で実施した研究成果の国民への還元という意味でも、
こういう機会を大切にしておりますので。

2015年02月13日LKM博士
言っておきますが、完治してますからっ

「切痔、大丈夫?」with ニヤニヤ笑い
とよく言われます。
結構、私の周囲の人はブログを読んでくれているようですね。
参照ブログ→ 「ケツが切れた理由を考察する1/27」
言っておきますが、1週間で完治してますからっ!!!!

経過はこうです。
初日:激痛
2日間:激痛
3日目:やや痛
4日目:排便時のみ思い出す程度
5日目:やや痒い
6日目:劇痒
7日目:やや痒
8日目:ほぼ気にならない

こうやってまとめると、
切痔との戦いの半分は、
治ってくる際の痒みとの戦いという意外なことに気付かされます。

この間、
弱った肛門が再び切れるといけないので、柔らかいウンコ作りにはこだわりました。

いつもの倍量のLKM512ヨーグルトを摂取して、
(とはいえ、1日あたり、約100g×2回(朝と晩)=200g程度ですが)
ニュルルッスト―――ンという肛門に優しいウンコ作りに励みました。

2015年02月12日LKM博士
気が付けば、1000日連続記録達成です!

色々ありまして、今朝の4時45分までほぼ徹夜で仕事をやっておりましたので、
ブログを書くのも正直面倒。
何を書こうかと考えながら、ふと手帳をみると1000の文字が。

そうです。
今日は連続1000回ブログの記念日です!
トータル回数ではありません。
平日(ウィークデー)の連続掲載回数です。
2ヶ月程前に久しぶりに何回目かを確認して、忘れそうなので手帳に書いておいたのです。
ちなみに、トータル回数は310を足せば良いので1310回のはずです。

連続掲載のスタートは2011年の1月17日。
それ以来、ウィークデーは一日も休まず掲載しています。
例え、私が有給休暇中でも、朝一番に書いて本社に送っています。
外出中でも電車の中や会議の合間に書いて送ります。

頭からブログのことが抜けることはありません。
無意識で、常にネタ探し。
少しでも心に響いたら、とりあえず写真に撮っておく。

そんな生活を4年以上続けているわけです。

理由は一つ。
書くって決めたから・・・。
それだけです。
意思が強過ぎるのです、私。

週に1回位なら、幾らでも書けます。
それに、誰でも書けます。
すると、
「誰にでもできることをやっても意味が無い」と私のウンコ色の脳ミソは考える訳です。
だから、毎日書かないといけなくなるのです。
たとえ、どれだけ忙しくても。

「どうやったら毎日書くネタが思い浮かぶの?」
と聞かれることも多いのですが、
続けるコツを自分なりに考えてみると、
面白いブログを書こうなんて思わないこと。
60点のブログでもOK! と割り切ることです。
そもそも企業ブログ。
沢山の制約があり、面白く書くのは難しいのです。

最後に、
「これは通過点に過ぎない」
なんてスポーツ選手のようなことは言いません。

なぜなら、
連続記録を止めるなら、このタイミングでしょうから。

2015年02月10日LKM博士
余計な2時間

昨晩、iPadを会社に忘れてしまいました。
帰宅直前に充電作業に入ったのが間違いでした。

まずい。
今日は外出で、その間にもメール連絡しなくてはならない方々が沢山います。
普通なら「まあ、仕方ない」
と済ますところですが、結構というか非常に大事な用事がてんこ盛り。
こういうのは重なるものです。

ということで、5時半に起きて、この冬一番と言われている寒さの中、
会社まで取りに行ってきました。
確かに、車が示す気温は-5℃か-6℃。
稀にみる寒さです。

往復2時間。
無駄な2時間でした。

ただ、復路は完全に普段の出社時間と同じ時間帯。
日頃、反対車線の運転手が朝日を眩しがっているのを横目で通り過ぎておりましたが、
その朝日が非常に強烈だということを初めて知ることができました。
角度が低く、車のフロントガラスのサンバイザーでは防ぎ切れず、
サングラスを着けざるを得ない状況。

いつもすれ違うおにぎり食べながら歩いているサラリーマンを今日は真後ろから追い抜くことが出来ました。

いつもバスが停留所に停まっても反対車線の車が途切れず追い越せないとイライラしていたのですが、今日はその反対車線の車を演じることができました。

反対車線のバス停の待ち人も、いつもより近くで大きく感じます。

と、頑張って少しでも心に浮かんだことを思い出し羅列しましたが、
基本的には早く帰りたくてイライラしながらの運転。
途中、ウンコをもよおさなかった事だけが不幸中の幸いというところでしょうか。

2015年02月09日LKM博士
遂にヒゲじいに勝った

日曜日の夜に家にいる時、私はNHK「ダーウィンが来た 生き物新伝説」をみる。
生き物を扱う番組は子供の頃から大好きで、
特に「野生の王国」はワクワクしながら見たものである。
今でも覚えている一番印象に残っている話は、
シロアリのアリ塚(巣)にクロアリが攻めていく回である。
DVDになっていないものだろうか?

ところが最近はまともな生き物(自然)を紹介する番組は地上波では殆ど存在しない。
この番組位である。
芸能人が動物の赤ちゃんを育てたり、飼育現場に訪ねて行ったりするような民放番組は逆に嫌悪感すら覚える。
時間と金をかけた取材は、NHKに受信料を払う価値があることを認識させてくれる。

さて、本題に入るが、この番組にヒゲじいという謎のキャラクターが出て来るのをご存知であろうか?
「ちょっと待った~」と出てきて、
視聴者が疑問に思っていそうな質問をして、
視聴者の理解を深めさせる変なキャラクターである。
見たことない人には説明できない。
このヒゲじいのもう一つの仕事は、特集している動物を使ってダジャレを言うこと。
「くだらん」と思う事ばかりであるが、
冷静に分析すると、
登場する動物の名前とその特徴(行動等)の両方を絡めたダジャレであり、
単純な語呂合わせではなく、結構レベルは高いと思われる。
でも、殆ど覚えていないので例を示せない。
微かに覚えているのは、先日の旅をするチョウ(アサギマダラ)の放送回に、
「チョウはチョウど良い花を求めてチョウ距離移動する」
というような事を言っていたような...。

従って、私は、動物の名前とその特徴から、
毎週、ヒゲじいがどんなダジャレを言うのか予想しているのである。
しかし、全然当たらない。

ところが、昨晩、遂にそのダジャレを当ててしまった!!!
ヒゲじいが言う10分も前に。
昨日の動物は「チチュウカイモンクアザラシ」。
地中海に棲むモンクアザラシである。
外敵(主としてヒト)から身を守るため、
洞窟の中で苦労しながら子育てする絶滅危惧種である。
私は悩んだ。
ヒゲじいはダジャレを、
チチュウカイにかけて来るか、モンクにかけて来るか、アザラシにかけて来るか?

私はモンクに賭けた。
「大変だがチチュウカイモンクアザラシは"文句"を言わずに子育てをする」
という様なことを言うと予想。
見事正解!

以上、今日はそれだけである。

2015年02月05日LKM博士
俺の梅、開花!

今朝、一輪咲いたのを確認しました!

昨年より2日早い開花です。
今日は雪が降るというのに頑張っていますね。

20150205.JPG

毎年、梅を見る度に私は思います。
「研究はちょっと他人と異なることをしないといけないな」と。

その理由はこういうことです。

梅が寒い時に咲くのは、生き残り戦略だと私が信じているからです。

もし、多くの植物が開花する3月後半に咲くとすると、
受粉を手伝ってくれる虫達は、他の植物との取り合いになります。
だから、殆どの植物がまだ花を咲かせないこの季節に咲くのでしょう。
こんな寒いと虫達はいないと思われるでしょうが、実はこの季節でも結構います。
つまり、梅は虫達を独占することができるのです。
また、この季節は、蜜だけ奪って花を根こそぎ破壊する(=受粉しない,盗蜜と表現される)ようなクマバチの仲間等もいませんしね。
リスクも減らせるというわけです。

また、虫達もこの季節は殆ど花が咲いていないので、
遠くからでも梅を求めてやって来ます。
梅は自家受粉(同じ木の花同士での受粉)では結実できない種類が多いので、
これは好都合。
早く咲かせるだけで、遠くの梅の木の花粉をわざわざ運んで来てくれるという訳です。

つまり、
研究も流行の研究に少し違う要素を1つ入れるだけで、
美しく咲き誇ることができるかもしれないということです。

2015年02月04日LKM博士
訳わからんくらい、忙し過ぎる

研究って仕事は年に何回かとてつもなく忙しくなる。
色々重なって追いつめられるのである。

今はその時期。
昨晩は5時就寝、6時起床。
今朝と言うべきか。

本当は寝ている場合ではないが、
ちょっと寝ると大分体力が回復する。

別に体はしんどくない。
気を張っているからであろう。
書き物って、私にとっては芸術作品を仕上げているようなものなので、
職人が作業場に籠っているようなものだろう。

じっくりブログを書いている暇はないので、
ぼちぼち終わります。

Twitterで「エリーの趣味:見合い潰し? #マッサン」って呟きたいが、
そうしている時間もない。

ということで、今日は誰も話しかけて来ないように。
もちろん電話も。
特に私より目下の者は特にリスクがありますよ~

2015年02月03日LKM博士
まめぶ汁の味のポテトチップス

まめぶ汁、覚えていますか?
聞いたことがあるけど思い出せないという方も多いのではないでしょうか?

『あまちゃん』で有名になった"あれ"です。
あんべちゃんが売ってた"あれ"です。
「おかずかおやつかわからない微妙な食べ物」と表現されていた謎の食べ物です。

そんな謎の食べ物"まめぶ汁"味のポテトチップスを頂きました!
いわゆるご当地お菓子ってやつだと思います。
2015020301.JPG

食べましたが、微妙です。
表現できない微妙な味をわざわざ付加したポテトチップスとしか表現できません。
本物のまめぶ汁の味を知らないので、再現レベルが高いのか低いのかも謎です。
ただ、微妙な味であるということは、まめぶ汁味なのかもしれません。

考えても仕方ないので、原材料チェックをしようと裏面へ
そこでびっくり!
2015020302.jpg

春日野部屋の元小結・栃乃花の二十山親方の名が!!!!
「まめぶ」と親方が合体してまちおこし・・・
久慈まめぶ部屋(笑)
そういえば、毎年、春日野部屋は久慈市で合宿を行っているのを思い出しました。

まめぶ汁と私の距離が少し縮まった瞬間でした。

2015年02月02日LKM博士
萎れても復活

虫好きの私には植物は餌でしかなかった。
大学も農学部だったが興味を殆ど持てなかった。
自分で育て始めたのも、5年程前に畑を始めてから。
未だ、独学であまり知識もない。
だから、動物とは異質のその生命力には、度々驚かされる。

1週間程水やりを忘れてこんな状態になっていた観葉植物のスパティフィラム。
2015020201.JPG

触るとフニャフニャであった。
まるで引っこ抜いて暫く放置しておいた雑草のように。
虫なら死を待つだけの状態と言っても過言ではない。
いや、死んでいると思われる。

ほぼ諦めていたが、ダメ元で水を与えると・・・
6時間後にはこの通り!
2015020202.JPG

何も無かったかのように活き活き状態に。
光沢まで甦った。
動物ではあり得ないことが起こるものである。

ちなみに、このスパティフィラムは100円ショップで売っていた小さいものが、
巨大化したものである。
私の育て方が上手過ぎるのか?
こいつの生命力が凄すぎるのか?

どんどん増えるので、すでに3、4回株分けし、一部は研究室にも持って来た。
ただ、世話を任せていたパートのおばちゃんは真の放置プレーを実行し、
こんな強い植物を枯らしてしまった。
上には上がいるものである。

2015年01月29日LKM博士
ウンコ回数を祝って頂きました!

先日、チーム内の新年会と新築祝いを兼ねまして、
助手A♂の建てたばかりの家で飲み会を行いました。

やはり、新しい家は素敵でありました。
絶対に汚さないように、座って放尿せざるを得ない気分になりました。

実は、私は当日18:00まで絶食試験を実施していたので、
ゆっくりお酒を飲み始めたのですが、
途中から調子が出て来ました。

ビール500mlを12本位、
日本酒4合瓶
日本酒1升瓶
シャンパン1本
位を空けて酔っぱらって来たので(記憶は定かではない)、
デザートタイムになったのですが、
突然現れたのが、これです!

20150129.JPG
年間ウンコ回数512回を祝ったケーキです!
(年間ウンコ回数に関するブログはここ→発表! 2014年 年間ウンコ回数
びっくりしました!
酔っぱらっているので、撮影の時には除けばよいものが沢山写っていますが(苦笑)
今気が付きましたが、ロウソクが5・1・2と並んでいます。

甘いのは苦手ですが、イチゴに酸味があり美味しかったです!

世界広しといえども、ウンコ回数を祝ってもらえる人物は私位なものでしょう!
自慢 (`⌒´)!!

ただ、頂いておいて文句をいうのは気が引けますが、苦言を・・・。
何故、文字の書かれた板チョコにこんなにスペースが余っているのに、
「ウンコ」という文字が入れられなかったのでしょうか?
「512回おめでとう」では意味がわからんではないか!
音符はウンコの絵にならなかったのか?
これらの点が、本当に残念で仕方ありません。
これらが完璧なら講演等にも使えたのに...、そして間違いなくウケるのに...。

恥ずかしいという気持ちがあるなら、まだ修行が足りません。
まだまだ「ウンコ」に対する誇りが持てていないのでしょう。
もっと鍛えねばなりません。
(ケーキ屋で「ウンコ」って書いてと頼む方が、一般人としての心を失っているという説もありますが・・・)

とはいえ、
「サンクソ ベリー ウンチ!」

2015年01月27日LKM博士
ケツが切れた理由を考察する

とにかく切痔が痛くて、それ以外のネタが思い浮かばん訳で、連日の切痔ネタ。

昨日のブログを読んでいない方は、先にそちらを読んで下さい。
参照ブログ:ウン小話43

絶食試験により、朝食による排便刺激がなく、ウンコ滞留時間が長くなり、
ウンコ水分含量が減少し、硬いウンコになり、肛門が裂ける
というメカニズムは先にも報告致しました。
参照ブログ:絶食スパイラル

しかしながら、多くの人は1日ウンコしなかった位で、
便意があるのにウンコが出せないレベルでウンコが劇的に硬くなり、
こんな悲惨な事態にはならないはずです。

こういう仕事しておりますので、
排便が3日おきの方は沢山いるのを知っています。
48時間毎にウンコする人も沢山います。

では、何故、私の場合は、たった1日の排便を飛ばした位でこんなことが起こるのか?
色々思考してみたのですが、
おそらく私の大腸の水分吸収能力が非常に高いのです。
大腸の主な役割が水分の吸収であることは小学校か中学校の教科書でも習ったと思います。
その吸収力が他の方より強いということです。

実は、私は日常生活で殆ど水分を摂取しないのです。
(酒は飲む時は飲みますが...)
そのため、私の大腸は貴重な水分を猛烈な勢いで吸収するようになっていると考えられるのです。

朝起きて、小さいコップに1杯(100~120 cc)。
朝食時に、同じコップに1杯(100~120) cc
昼食時に小さい湯呑で1杯(80~100cc程度)
寝る前にコップに少し(20 cc程度)
これだけ。
あとは、食事に含まれている水分を足せば総摂取量です。

飲まない理由は、めんどくさいから。

もちろん、運動した時と酒を沢山飲んだ後は、意識的に沢山飲みますが、
仕事中に喉が渇いて飲むことは滅多にありません。

今回の絶食試験中ですら、一滴も飲まない有様です。
欲しくないのです。
昨日の絶食中は意識的に水分補給をしようと、
朝一でコップに100 ccほどの水を用意していたのですが、
(水を飲むのはOKの試験)
結局、一口も飲まず。
帰り際にコップを除くと埃が浮いていました。

体に悪いと言われることもありますが、
もし温暖化が進み、水不足の状況下になったら結構優位なボディーです。

ただ、このケツの痛さは辛いので、
次の絶食試験の機会は頑張って水を飲んでみようと思います。

2015年01月22日LKM博士
新幹線トラブルでトラブル

今日は大阪出張なのですが、とても大変なことになっています。

大阪ー京都間の沿線火事で、始発から上下線ともにストップ。
気が付いたのは6時のNHKニュース。

経験上、予定通り大阪に着くことはほぼ絶望的であることは瞬時に察知しました。

打ち合わせなら延期できるのですが、
今日は講演です。
数ヶ月前から決まっており、50〜60名の方が待っています。

恐らく殆どの新幹線利用者が、不安なまま成り行きを見守っている間に
速攻、飛行機へ変更。
ナイス判断で予約完了。

ホッと一息。

ところが、空港へ行く途中に在来線がトラブルに。
30分近く遅延。

何とか次の飛行機に変更しましたが、少々遅れそう。

更に新幹線でやるつもりだったパワーポイント作りはまだやし。
しかも新幹線電源を頼りにしていたのでバッテリーが20%位しかないし。
慌ててたのでメガネ忘れてるし。
どうなることやら...


空港でおにぎり食べながらブログ

2015年01月21日LKM博士
都会のおいしい空気

奈良県と長野県で生きてきた私が、
16、7年前に就職で東京に住み始めた時、
その空気の悪さで鼻毛が異常なスピードで伸びたものです。

今日は、その汚れた都会の空気も、条件次第ではおいしく感じるという話です。

昨日は学会のため久しぶりにラッシュアワーの電車に乗りました。
ギュウギュウ詰め。

都心への上り電車は、既に満員に思えても、次の駅のホームには
「こんなに乗れるわけないやろ」って人数のサラリーマンが悠然と並んで待っています。
そして殆ど全員が乗り込みます。
駅員さんもドンドン押して詰め込みます。
あの瞬間は乗客をヒトではなくモノとして詰め込んでいる気がします。

そんなこんなで詰め込まれた車内では、皆さん沈黙状態。
時々、慣性の法則に従って、電車の進行方向或いはその反対側に強い力が働き、
集団でバランスを崩しかけては、個々が踏ん張り、何とか将棋倒しを防ぎます。
これを只々繰り返すだけ。

慣れているサラリーマン達は、
平気で携帯電話いじったり、新聞や本を読んだりと余裕です。
一方、不慣れな私は限界です。
暑い。
くるしい。
酸素が足りん。
で、深呼吸すると、
めちゃ臭い。
ゲロ吐きそう。
これが後15分間続くと考えるだけで脂汗がたくさん出て来ます。

そんなこんなで駅に着いてホームに降りた直後の一呼吸目は最高です。

都会にも、おいしい空気があるようです。

2015年01月20日LKM博士
絶食スパイラル

金曜日に紹介したように、実験で夜9時から次の日の夕方6時まで絶食した。
参照→絶食なう

1. 朝飯を食べない
2. 腸管への食物の刺激が無い
3.ウンコが出ない
4.でも、その状況には殆ど気が付かない
5.(その頃、大腸内では)腸内常在菌が腸管内容物をいつも以上に分解し腐敗産物が増加中
6.従って、知らない間にウンコ臭気増強
7.(同じく)腸管内容物中の水分がドンドン吸収される
8.(不思議なことに)午後6時に食べ物を摂取しても便意生じず(生活リズムが大切なのか?)
7.次の日の朝食刺激で強烈な便意をもよおす
8.慌てて約48時間ぶりの排便
9.水分含量の低下で硬くなっていたウンコが勢い良く肛門通過
10.ウッと思った時は手遅れ、肛門裂傷。いわゆる切痔に
11.自分の不注意を後悔している内に、いつもの10倍程の臭気に襲われる

恐るべし、絶食

2015年01月16日LKM博士
絶食なう

今日は実験の関係で何も食べておりません。
昨晩9時の食事以降、何も食べておりません。
水だけ少々飲んでいますが。

ちょうど16時間経過(午後1時現在)。
予定では21時間の絶食を行います。
つまり今日の午後6時まで。

無性に腹が減っております。

何をやってるの?
と聞かれそうですが秘密です。
ダイエットではありません。
研究に関することなので秘密なのです。

辛いことはやる前から容易に推測できますが、
実は私自ら率先して被験者をしているのです。
理由はたった一つ。
初めての実験だから。

実験プロトコールを作成するにあたり様々な角度から考えるわけですが、
正確な結果を得るためには、これ位の絶食は必要だという結論に達したわけです。

しかし、いきなり他人様に
「前日夜9時までに食事を終わらせて、次の日の午後6時までは食事禁止ね。お茶もコーヒーもガムも禁止。水だけね。」
なんて言えません。

まず、その大変さがどの位なのかを体験しておく必要がありますので、
率先してやっております。

2015年01月15日LKM博士
アンチ・エイジング医学に掲載されています

日本抗加齢医学会の雑誌
「アンチ・エイジング医学」10巻6号 2014年
に私が書いたLKM512の解説文が掲載されています。

お知らせが遅くなったのは、紹介予定していた年末に
助手A♀が突然公開ダイエットを引退したため、
そちら関連のおもしろい話を優先したためです。
それから雑誌が埋もれて忘れていました。
すいません。

『日本発! アンチエイジング産業』
という連載記事で毎号1つずつ(私の受けた説明では合計5つ)、アンチエイジングの研究が進んでおり医学の分野でも応用が期待できる食品素材が紹介されているのですが、
4回目はビフィズス菌LKM512でした。

編集長の慶応大学医学部の坪田先生より依頼を受け書きました。
私が3年半前に論文発表後、
世間では、大して研究もやっていないのにアンチエイジングをアピールする乳酸菌やビフィズス菌が乱立しつつありますが、
市場シェアが低いにも関わらずLKM512に着目し私を指名して下さったのは、
専門家の先生方の中ではきっちり評価し識別してもらえているということで、
うれしいですね。
というより、ホッとします。

この号には他にも『見た目のアンチエイジング updata』
という特集があり、専門家による10つの解説文が掲載されています。
殆ど知らない分野なので移動中に読もうと思います。

2015011501.JPG

バリバリの専門家向けではなく、
医療従事者をメインターゲットとして書いて欲しい、
という依頼でしたので、
一般の方には少し難しい用語等が多いかもしれませんが、
興味があれば一読下さい。

とはいえ、学会誌なので普通に販売されていない可能性もありますが、悪しからず。
インターネットでは購入できそうな雰囲気はあります。

2015年01月14日LKM博士
早く寝る

今年の目標は早く寝ること。

元来、夜も朝も強いタイプです。
つまり、夜中まで酒を1升飲んでも、翌朝は普通に起きられます。
(この例は厳密には好ましくないかもしれない。アルコールファクターが入っているので)

言い方変えれば、睡眠時間が少なくても起きて普通の人並みには活動できます。
こういう1週間を過ごしたこともありました。さすがに疲れましたが。
参照ブログ→何の数字でしょう
元々そうではなかったのですが、大学院生の時から、朝に強い体に作り上げて来ました。
私、学生時代は朝の6時台から実験していたんですよ!
幕下以下の力士並みに頑張っていました。

その結果、寝る直前に起床時間をウンコ色の脳ミソにインプットすれば、
大体、目的時間の前後10分以内、殆どは±2分の誤差で目が覚める体になりました!
目覚まし時計は使っていません。

そんな私がわざわざ早寝を試みるのは、
より効率的に仕事をする方法を模索しているためです。
同じ朝6時に起きたとしても、睡眠時間が4時間の時と6時間の時では、
6時間の方が効率が良いと推測しております。

今年に入り13回の夜を迎えましたが、12回は夜中0時までに寝ています。
休日で早い時は9時台就寝の日も・・・。
10時台も5回程あります。
ウィークデーは午後8時に会社を出て、
21:30位から自宅で文献調べたり英語の勉強したり等はしますが、
23:00前にはストップ。
きっちり寝ています。
唯一寝られなかったのは、都心で飲み会のあった日のみです。

今の所、実働時間が減って精神的なストレスが溜まる一方です。
また、「そうや!」って素晴らしいアイデアが閃くのは大概夜中1時位だったので、
早寝によりその閃きを失うことを心配しております。
でも、まだリズムを探っている状態なので1年間続けてみます。

余談ですが、こんな私ですが、
酔っ払った時に電車で座ってしまうと起きられません。

2015年01月13日LKM博士の勝手にベストセレクション
発表! 2014年 年間ウンコ回数

恒例の年間ウンコ回数の発表です。
では、早速発表します。

2014年の年間ウンコ回数は・・・・

512回!!!

〃\( ̄∨ ̄)/〃 ばんざーい
\(бпб)/ バンザーイ
\(*^Ο^*)/  万歳~
2015011301.jpg


この偉業達成の価値を整理するために先ず述べておきたい事は、
私、LKM博士は、日本国民の健康維持のために、
各人が自分のウンコリズムを把握することの重要性を訴える目的で、
その見本となるように2009年より自らのウンコ回数をカウントし始めたのです。
そして、恥ずかしい気持ちも振り払い、
ブログで自らのウンコ回数を公開しているのです。

やり始めてみると、自分の平均的なウンコ回数が把握できるようになり、
私の年間ウンコ回数が5百数十回であることが判明、
単純に前年を超えた、下回ったというのではつまらないので、
研究対象であるビフィズス菌LKM512に因んで、
年間ウンコ512回ジャストを目指すという崇高な目標を立てたわけあります。

ちなみに過去5年間の回数は以下の通り
2009年 509回
2010年 533回
2011年 508回
2012年 500回
2013年 536回

そして、勝負がかかった年末一週間の排便ペースと合計計算は下の通り。
2015011302.jpg
左から「日にち」、「回数」、「場所」、「排便時間」、「特記事項」。
下の英語の箇所はExcelに色々と計算式が埋め込まれており、
毎月どんなペースで排便したか、
このペースで進んで行くと、どれ位に収まるのか等がわかるようになっております。
26日の夜に謎の下痢に陥ったことによりオーバーしたと諦めていたのですが...。

生理現象であるウンコの回数に目標値を設定すること自体が狂気の沙汰であるが、
超えればOKという数値ではなく、その数値ピッタリを目指す、
すなわち512回を超えても失敗である私の目標は、
200本という安打数を超えれば良いイチロー選手の目標より高度である
とブログで書き、様々なご意見を頂いたこともありました(笑)。
(2009年、2010年のイチロー選手はまだバリバリの安打製造機でありました。)

ただ、あまりにも変態的な企画であるため、
殆ど相手にされることなく、見てみぬふりをされ続けて6年間。
寂しかった・・・。
辛かった・・・。

達成を確認後、先週1週間、色々とこの偉業達成を祝う企画も考えましたが、
私が祝ってもらうべきという結論に達しました。

従いまして、お祝いして下さる方はどうぞして下さい。
お待ちしております。

2015年01月08日LKM博士
土産どっさり

正月明けの研究室には沢山のお土産があります!

この研究室は地方帰省率が高いので自ずと土産も多いです。
私は奈良ですが、他にも、広島、大阪、静岡、長野やったかな?
横浜の人まで買ってきます。

私の中では、横浜は東京の一部であり、
そんなの帰省の範疇に入らないのでお土産は不要と思うのですが...
ありがたいので余計なことは言いません。

この研究室では、出張に行ったら必ず土産を買ってくるよう暗黙のルールが制定されています。
最も出張回数が多い私は、自動的に沢山土産を配給している訳で
(年間20~30回は買っていることになる...)、
その分、他人のお土産に対しては厳しくなります。
お土産購入慣れしているので、大体の値段がわかるし・・・。

最近は、中身にも口出ししますので、
皆さん、それなりに美味しいと思われるものを購入してくるようになりました。
教育の賜物です。
その風習を把握されていたのか否かは不明ですが、
今年は上司からもありました!

お土産提出スペースは大混乱で、
一体誰が何を持って来てくれたのかさえよくわかりません。

そんな中、気の利く人が賞味期限順に並べてくれました!
2015010801.JPG

期限を守って上から順に食べてウンコの原料にします!

2015年01月06日LKM博士
未年です。我々の研究でヒツジと言えば...

私は農学部出身なのでヒツジの毛刈りはもちろん、去勢も体験したこともあるので、一般の方よりヒツジを身近に感じております。
しかしながら、畜産微生物学の研究室に入ってからは直接研究として触れ合う機会はありません。

乳業繋がりではロックフォールチーズ(恐怖を感じるレベルで青かびが生えているやつ)に代表される羊乳チーズもありますが、私の研究とは関係ありません。

我々が関わっているものとしては昨年の馬の血液と同様に
(参照ブログ⇒午年です。我々の研究でウマと言えば・・・
緬羊脱繊維血液が存在します。
これも、微生物を生育させる培地に添加するのですが、
あの有名なピロリ菌を培養する時などに使用します。
不思議なことに馬の血液では生育が良くないのです。
昨年とウマ血液と似たりよったりなので、今日は別の物を紹介します。

抗体です。
体の中で病原菌や異物と戦うために免疫細胞が産生するあの抗体です。
例えば、予防接種は予め無毒化あるいは減弱化した病原体を注入して、
体でその病原体に対する抗体を作らせる行為です。
抗体の説明として『鍵と鍵穴』と表現されますが、
厳密に特定のタンパク質のみを認識して接着するのです。

我々はこの性質を利用して、生体の特定の物質のみを検出する時に抗体を使います。
例えば、血液や尿や糞便の中の炎症に絡む成分Aを定量する時に。
例えば、腸組織のガン化を示すマーカーBを発現している細胞を検出する時に。

残念ながら抗体は人工的に作れませんので動物に頼るしかありません。
そのために動物に成分Aを注射して、
成分Aに対する抗体(抗A抗体)を作らせます。
実は、マウス、ラット、ウサギの他にヒツジも抗体を作る動物として重宝されているのです!
マウスやウサギより大量に採血できるので(抗体は血液から精製する)、
多くの研究者が対象としている物質の抗体を作る場合は小動物より効率的なのです。

下の図は、抗体販売の大手代理店コスモバイオの抗体検索ページです。
2016010601.png
我々が時々測定するTNFという炎症に関与している物質に対する抗体(抗TNF抗体)を検索してみました。
取り扱っている世界中のメーカーが販売している何百という抗TNF抗体がリストアップされて来ます。
更に免疫動物をヒツジ(Sheep)として絞り込み検索をかけたのが上の画面です(写真は一部の拡大)。
つまり、これ全部がヒツジで作られた抗TNF抗体のリストです。

例えば、一番上、
Anti TNF α, Human (Sheep)
とあります。
(見難くてすいません)

これは、
「ヒトのTNF αに反応する抗体(ヒツジ体内で作ったもの)
(右側には)500µgで64,400円、在庫は無いけど1週間で届けられます。」
という意味です。

ヒトのTNF αをヒツジに複数回注射しこれに対する抗体を体内で作らせて、
採血して精製したものが売られているのです。

本題からずれますが、一番下の抗体は0.5 mgで40万円ってのがわかりますか?
精製度や力価等で値段が変わるのです。
研究ってお金がかかるでしょう。

あらゆる成分の抗体が存在しますので、
相当数のヒツジが抗体産生のために活躍している事だと思います。

今年は、未年にちなんで、ヒツジ抗体キャンペーンとかしてくれないかな?
そんな洒落の効いたメーカーや代理店は存在しないか...。
そもそも製造元の多くは海外メーカーやし...。

2015年01月05日LKM博士
年賀状を頂いて

年始の挨拶は元旦にブログアップしておりますので、そちらを参照に。
参照ブログ⇒明けましておめでとうんち! 2015年もよろしくお願い致します。
私は結構年賀状を大切にしておりますので、
小学生時代の先生や友達とのやり取りも続いています。
社交辞令の年賀状は書きませんので、
かつてお世話になった先生や、仲が良かった友人からのものが大半です。
その数70~80枚。
年賀状が存在しなければ完全に縁は切れている人は多いはずです。
何十年も顔を合わせていない沢山の方々と年に1回の葉書のやり取りだけで繋がっている実情を考えれば、年賀状って凄い習慣と改めて思います。


さて、今年はいきなり毒を吐きます。

私に年賀状を出してくれる皆さんへ

「研究成果を期待しています。」
「研究は順調ですか?」
というような一言コメントが多過ぎる!

私に対しては最も無難な表現でしょう。
それだけにつまらない。

それに、
期待されたって、そんな簡単に良い結果は出ません。
順調に進む研究なんてあり得ません。
それを理解した上でのコメントか否かが問題なわけです。


年明け早々、書く必要のない文句をわざわざ書いたのは、
書くネタが全く思い浮かばなかったから(笑)。
ブログ用の脳ミソは完全に正月ボケしているようです。
悪しからず。

2015年01月01日LKM博士
明けましておめでとうんち! 2015年もよろしくお願い致します。

改めまして、
明けましておめでとうございます!

今年も、可能な限りウンコなブログを書いていきますので、
よろしくお願い致します。

そう言えば、私のウンコ回数はどうなったのでしょうかね?

ウンコ回数を記録するExcelファイルは現在手元にありませんし、
12/24以来、排便時に日時と場所のみをメモするだけで、
数の集計は行っておりませんので、まだわかりません。
限りなく512に近いと思いますが。

さて、私は昨年が厄年。
昨年はそれを考慮して敢えて動かず、じっと黙して我慢しておりました。
年越しと共に、その呪縛から少し解放されました。
今年は運気も上がって来るでしょうから、
その上昇気流に乗って少々パワフルに行動しようと思っています。

では、皆様にとりましても良い年でありますようニュルっと出るウンチ!

2014年12月26日LKM博士
この1年間を振り返る(2014年版②)

昨日のつづき

【第5位】 助手A♀ダイエット引退
これはつい先日のことなので皆さん記憶に新しいと思います。
反響が想像以上に大きく、驚いております。
私の考察を読んで「私のダイエット失敗もこのパターンかもしれない」というコメントを頂いたりもしました。
助手A♀の夕食LKM512ヨーグルトダイエット19か月途中報告
助手A♀ダイエット引退を受けて(振り返り)
助手A♀ダイエット引退を受けて(決定打となった4.5kg増を考察する)
ちなみに引退して1週間の助手A♀の近況ですが、たくさん甘いもの食べてます(笑)
昨日も、「ヤバい、甘いものスイッチ入ったかもしれない」と言って、職場のクリスマスケーキ評価会(仕事)で余ったケーキを食べていました。
でも、幸せそうなのでOKです。

(ついでに)
助手A♀の数日前に気力が崩壊して引退した栃乃若さんへ
ショックでコメントは控えておりましたが、もう受け入れました。
何事も気力は大事ですから、相撲では特にそうでしょうから、仕方ないと思います。
お疲れ様でした。
でも、残念過ぎます。
工場に遊びに来てもらうTSUNA企画を水面下で進めていたのに・・・
我々のインフォマーシャル、どうしたらいいのでしょうか?
昨年の撮影風景⇒インフォマーシャル撮影(後半)

【第4位】 溜席チケットが少しずつ浸透 
昨年から始めた大相撲本場所の溜席のペアチケットプレゼント
本年もきっちり全場所を対象に行いました。
昨日紹介したようにTSUNAに載せて少しずつ応募者が増えておりますので、
1ペアから2ペアに増やしました!
そして足の悪い方のために、イス席Aのペアチケットも東京場所ではラインナップに加えることができました。
もっと応募者が増えれば、さらに規模拡大しますので拡散して下さい!!!
現在進行中⇒第11回【大相撲砂かぶり席ペアチケットプレゼント企画】 at 2015年一月場所

この企画の打合せの後で
栃煌山参戦
この後、ずっと勝ち越しています!


1位から3位は順位に差は殆どありません。

【第3位】 アマガエルを飼育し始めました
田植え時に捕獲したアマガエルとオタマジャクシを本格的に飼育してしまいました。
飼育前からわかっていましたが、生き餌しか食べないので大変です。
道を歩いている時は常に餌を探している状態。
公衆便所でゴキブリの赤ちゃんを発見した時は捕獲する容器をマジで探す位のレベルです。
特にオタマジャクシから育てたチビカエルの飼育はとても大変でしたが成功しました!
とてもかわいいです。
アマガエル達、たいぶ慣れました
カエルになって1ヶ月
ぼちぼち冬眠準備です
目覚めよ本能
現在冬眠中。生きていると信じています。


【第2位】 5年かけた実験の研究成果発表!えっ、STAP捏造報告の横!
 2009年から、マウスを用いたアンチエイジングの研究成果がNature姉妹誌、Scientific Reportsに掲載されました!
 腸の中でポリアミンを効率的に増やす方法を見出し、この試料をマウスに長期投与した結果、長生きし、学習記憶力も食べていないグループより明らかに良かったという論文です。
我々のアンチエイジングに関する論文が公開されました!
それなりに良いジャーナルなので理化学研究所もプレスリリース対応。
掲載された理研トップページの隣は、
小保方さんのSTAP細胞が捏造だと理研が宣言したニュースが載っておりました(笑)
影響
隣のSTAPは怪しくても、我々の方の中身はしっかりしております。
ネイチャー・パブリッシング・グループが「注目の論文」に選んでくれました!
注目の論文に選ばれました!
この研究で使ったメタボロミクスという技術の紹介で私、テレビ出演もしましたね「賢者の選択 Leaders」。
ある程度サイエンティストやったかな?

【第1位】 成人型アトピー性皮膚炎のかゆみを抑える臨床試験結果発表
 やっぱりこれになりますかね。
私自身の気持ちではなく周囲の反響の大きさがピカイチです。
米国アレルギー・喘息・免疫学会の機関誌Annals of Allergy, Asthma, & Immunologyに掲載されたのです。
医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令(Good Clinical Practice: 略してGCP)に準拠した試験系でやった点がミソです。
怪しいアトピーに効く商品は世に溢れていますが、この様に薬品とほぼ同じ試験を実施してきっちり効果が証明されたものは存在しません。
論文掲載(臨床試験:アトピーのかゆみ軽減) ―序・背景―
論文掲載(臨床試験:アトピーのかゆみ軽減) ―方法等―
論文掲載(臨床試験:アトピーのかゆみ軽減) ―結果―
論文掲載(臨床試験:アトピーのかゆみ軽減) ―追加試験―

以上、企業ブログに書ける、2014年に私が印象の残っていることでした。

1年間、どうもありがとうございました。

皆さん、良いお年をお迎え下さい。

2014年12月25日LKM博士
この1年間を振り返る(2014年版①)

年の瀬となり職場では今日は大掃除。
今年のブログもあと2回なので、2014年をブログを通して10大ニュース風に振り返ってみようと思います。

そういうわけで、先程1月のブログからダダーッと読み返してみました。
忘れてしまっていることが多いことに驚かされます。
それにしても毎日良く書き続けているなと自画自賛。


【第10位】 初挑戦の野菜がたくさん
 定番野菜に加え、サンチュ、コールラビ、コリアンダー、サラダゴボウ、バジル、イタリアンパセリ、ターサイを植えました。サラダゴボウ、バジル、ターサイが当たりでした。コリアンダー(パクチー)を食べるのは一苦労
野菜料理ってます9

【第9位】 講演しまくり
 一般人向け、研究者向け、共に沢山やりました。40回位ですかね(記録しているUSBが手元にないが4月からで35回は超えていた)。
それなりにストレスを感じた学会としては、腸内細菌学会、日本食品免疫学会、日本ストレス学会等でシンポジウムに招待されて話しました。国際学会The 1st International Symposium on Mucosal Immunity and Vaccine Development 2014にも東大医学部の清野先生に命令されて話しました。
昨年に引き続きメイトー市民講座も実施しました。初の大阪開催も。早見優さんと香坂みゆきさんとのパネルディスカッションは楽しかったです。
 市民講座へのご参加ありがとうございました!
 市民講座へのご参加ありがとうございました!(大阪編)

【第8位】 ムシ達を今年も沢山紹介しました!
 寄生バエのヤドリバエ(たぶんセスジナガハリバエ)に始まり、ウンモンスズメ(蛾)、トノサマバッタ幼虫、テントウムシ(幼虫)、フキバッタ、アキアカネ(飼育)、シオヤアブ、ベニカミキリ(獲物として)、ブチヒゲカメムシ、ヒメコガネ、ウヅキコモリグモ(子守り個体)、テングチョウ、コガネグモ、イチモンジセセリ(蝶)、アオスジアゲハ(成長過程)、カブトムシ(幼虫)
迷いますが、ベスト虫ブログはこれ
シオヤアブ(空中テリトリー部門最強ハンター?)(前半)
シオヤアブ(空中テリトリー部門最強ハンター?)(後半)

夏休みに半日かけて書きました。魂込め過ぎた(笑)。
他のものもカテゴリー『虫』で読めますので是非。

虫関係でもう一つ
この本は面白いです!
「ときめき昆虫学」読了(前編)
「ときめき昆虫学」読了(後編)


【第7位】相撲情報誌TSUNAとの出会い
 春日野部屋さんに協力してもらいながら、極めてオリジナリティーの強い企画(「Sumoyogurt」と「溜席プレゼント」)を実施している自負はあります。
広告代理店に頼らず、私が考えて企画して発信しているわけですからお金はかかっておりませんが、如何せん発信能力が低い。
広く多くの方に伝えたいとは思わないが、
コアな大相撲ファンに伝えたいという気持ちが強い大相撲系企画です。
そういう中で、色々考えながらの国技館観戦中に「これや!」と閃いたのが、
フリーペーパーの相撲情報誌TSUNA。
相撲情報誌TSUNAを賞品に加えます!
掲載した広告のキャッチコピー「100kgを支える100g」と栃煌山関の笑顔は最高です。
第8回【大相撲砂かぶり席ペアチケットプレゼント企画】 at 2014年七月場所

【第6位】 恋するフォーチュンクッキー協同乳業60周年記念バージョン完成
正直申しまして、この企画で無理矢理ダンスを踊らされるまで、私はAKB48って名前しか知りませんでした。
少し世間一般の常識を身に付けたという意味と、これを先導していたケイイチロウ部長が最近元気ないのでランクインさせました。
「恋するフォーチュンクッキー協同乳業60周年記念バージョン」踊らされた...
直接YouTubeで作品を見たい方はこちら⇒恋するフォーチュンクッキー協同乳業60周年記念バージョン
私、この動画を発表用のパソコンに入れており外部発表時は持ち歩いております。
メイトー主催の講演会等では流すことがあります。その際、時々「こんな会社に入りたい!」って言われますけど、「隣の芝生は青い」というわけですね。


【番外 再読してもらいたいブログ】
ウンコじゃない小話
これは私の立場を考慮すると毒がありますが、とんちを効かせたような切れ味のお気に入りの小話です。

明日につづく

2014年12月22日LKM博士
塗り絵表彰 2014

報告が遅くなりましたが、秋のバザールでの講演時の塗り絵コンテストの表彰です。

とにかく私にとって講演で最も怖いのは騒ぎ出すちびっ子です。
集中力が乱されますし、だからと言って真面目に注意することもできないし。

今年も、大変さを理解しているアシスタントまなみを指名して、
塗り絵で迎え撃つ作戦を決行しました。

作戦名:
『ちびっ子が騒ぎだす前に塗り絵を渡して黙らせて、何が何でも講演会を成功させるで!』
略して、CBKSDMNEWDNNKKSSD!

昨年同様たくさんちびっ子が来てくれましたが、CBKSDMNEWDNNKKSSD!を決行し、大した混乱もなく無事終えました。

ということで、その時に提出された約50枚の作品の中から
以下の2作品を表彰します。

審査員はもちろんアシスタントまなみと私です。
悩みに悩みましたが、悩んだからといって何か明確な基準ができるわけもなく、
一言で述べると、我々の好みの作品ということになります。

今年はカラフル系を選出しました。

園児の部
2014122201.jpg
かんだりつと君(5歳)の作品。
何よりも、一生懸命書いた自分の名前が気に入りました。
園児の作品は、きっちり塗りつぶされていること自体が稀で、そこも評価に値します。

小学生の部
2014122202.jpg
井草美咲さん(11歳)の作品
カラフルなのが気に入りました。
小学生も高学年に入ると、このキャラクターの着ぐるみがバザール会場をウロウロしていることもあり、殆どの子供が黄色く塗ります。
ところが美咲さんは、異なる配色で仕上げおり、その点を高く評価しました。
ウンコ絵が描かれた私好みの複数の作品を抑えての優勝です。

本当は低学年と高学年で分けたかったのですが、
今年は年齢しか情報がなく、9歳が3年生か4年生か区別できなかったので諦めました。

お二人とも連絡先が書いてありましたので連絡し、
賞品は、通販の商品リストから好きなものを選んでもらおうと思っています。

2014年12月16日LKM博士
確実に年末の挨拶を防ぐ方法を編み出した

ご丁寧に、年末年始のご挨拶に来られる業者の方は多い。
私の場合、研究機器類や消耗品を取り扱っている会社の方が多い。

でも、打診があった時点で基本的に断っている。
打診日時に不在の時はもちろんであるが、在室している時でも断っている。
正直、忙しくて時間がもったいないし、何より気持ちだけで十分である。

でも、どうしても来ると再度伝えて来る方も多い。

そういう時に100%断れる方法を遂に発見した!
こう言えば良い。

「挨拶に来るだけの交通費と人件費の余裕があるなら、その分、試薬(機械)を安くして下さいね~!!!」

全員これで迎撃に成功。

これで来た人はいないが、万が一、挨拶に来られた場合は、
実際に値引きしてもらえば良いので完璧な作戦だと思っている。

2014年12月15日LKM博士
会場は国立京都国際会館でした

この土日は学会に参加してきました。
久しぶりに国立京都国際会館に行きました。
5年ぶり2回目になります。

我々のフィールドである食品系や農学系分野では、
このような立派な会場で学会が行われることはありません。
お金が無いからだと思いますが、大学で開催されるのが殆ど。
しかし、医学系の学会はホテルやこのような会議場が多いです。
リッチなのでしょう。
実際、私が国立京都国際会館に入ったのは医学系の学会のみで、
2009年の日本薬学会にシンポジストとして招待された時以来です。

相変わらず、私には理解できないデザインで少々威圧感がありました。
(ちなみに、私が最も理解できないのではJR金沢駅のデザインですが...)
2014121501.JPG

地球温暖化防止会議(あの有名な京都議定書が採択された会議)や、国連の会議、ワシントン条約(野生動物の国際取引に関連する条約です)関連の会議やユネスコの世界遺産の会議等も行われた所です。
中は迷路みたいに大会議場や小会議場があり、
絵なども飾られており非日常的な空間です。
庭園もあります。

京都駅から地下鉄烏丸線で四条方面に向かう電車は全て国際会館行き。
名前は知っていても手前の駅で降車し終点まで行く機会は殆どないと思いますが、
一度行ってみては如何でしょうか?
会議参加者しか建物内には入れないような気がしますが(情報とってません)、
建物も「日本の近代建築20選」に選ばれており一見の価値ありです。

2014年12月12日LKM博士
2014年 年間ウンコ回数(11月までの途中経過)

2014年もいよいよ大詰めです。

皆さんも私の年間ウンコ回数がどの程度に来ているのか知りたいのではないでしょうか?
「そう言えばやってたねー」というのが大半だと思いますが・・・。

初めての方にこの企画を一言で説明すると
LKM512にちなんで年間ウンコ回数512回を目指しているのです。
単なる自己満足のために!

皆さん以上に途中経過を知りたいのが私。
ただ、毎日Excelに排便時間と場所のデータを積み重ねているだけで、
何回になっているのか知りませんので。

そこで11月までのウンコ回数を集計しグラフ化してみました。
2014121201.jpg

今年も月毎の出入りは激しですが、
目標の512回ジャストに向けて、
驚異的に良いペースです。

総ウンコ回数:471回
総日数:334日
1日あたりの回数:1.4101796回/day
予想最終回数:514.7回(このペースで12月31日まで進んだ場合を算出したもの)

ジャスト512回を達成したらどうしよう?
と突然悩み始めたLKM博士より

2014年12月11日LKM博士
恥ずかしいプロフィール

今週末、京都で開催される第12回日本機能性食品医用学会総会に参加する。
シンポジウムで講演を頼まれているからである。

なんでこんな年末に、しかも土日にやるんだ!!
と不満であるが、お医者さん中心の学会なので皆さん土日が好ましいのであろう。
12月初めまでは、京都は観光客が多くてホテルもとれないのだろう。

その抄録集が先日届き、先程パラパラと見た。

自分のプロフィールをみて愕然。
略歴以外に、趣味とか余計なことが書いてある。
【趣味】野菜作り、大相撲観戦(春日野部屋の力士は友達)
とか書いてある。
2014121101.JPG

当たり前であるが、他のシンポジストはどなたも余計なことは書いていない。
しかも、この時間帯、私が参加するシンポジウムしか行われない。
(通常、ある程度の規模の学会は、並行して複数の会場で発表や講演が行われるので全員が集まることは少ない)
つまりほぼ全員がこのシンポジウムに参加し、このプロフィールを読むということである。

これは、もっとフランクな学会で、主催者から略歴だけではなく趣味等も書くように頼まれた時に作成したもの。
10月は忙しかったので、中身も確認しないでプロフィールと書いてあるWordファイルを送ってしまった。

はずかしい・・・
尻丸出しで歩くより恥ずかしい。

2014年12月04日LKM博士
遅くなってすいません(Arg錠剤)

ビフィズス菌LKM512とアミノ酸の1種アルギニン(Arg)をマウスに投与して
お腹の中のアンチエイジング物質ポリアミンを増やすと、
加齢時の学習記憶力がアップしたという論文を発表して早9ヶ月。
参照→ビフィズス菌「LKM512」とアミノ酸「アルギニン」摂取で寿命が伸長!"脳のアンチエイジング効果"があることも判明

並行して発売するはずだったアルギニン錠剤の完成が遅れております。
「まだ販売しないのか?」とお客様のお問い合わせを多数頂いているようですが、
誠に申し訳ございません。

というのも、大腸にアルギニンを届けるためのコーティング技術が難しいのです。
通常の腸溶コーティングは胃を突破して小腸で溶けます。
しかし、我々の技術の真骨頂は、
大腸に棲息している腸内細菌にアルギニンを供給しポリアミンを作らせること。
従って、小腸で溶け出ると、大腸に到達する前に吸収されてしまう可能性が高く、
通常の腸溶コーティング技術が使えないのです。
もちろん、既存のアルギニンサプリメントではこの効果は得られません。

ひたすら試行錯誤を繰り返しています。

小腸で溶けないようにコーティングを強化するのは簡単です。
でも、反対に溶けずにウンコとして出て来るリスクが高まります。
ウンコ流動スピードも人により様々。

そういう訳で、完璧なものができるまでお時間下さい。
科学的根拠のある機能性食品のみを提供する我々は、
中途半端に妥協したものは出しませんので。

錠剤を飲んではウンコを調べることを繰り返し、
時々周囲の人にもそれを強要しているLKM博士より

2014年12月03日LKM博士
Domino effect (最近初めて使った英語表現)

和訳できても英訳時に脳ミソから出て来ない英語表現は多い。
自ら使用することはできない表現である。

脳ミソの中の知っている汎用単語と辞書等を駆使して作った英文も、
読み返してみると
「私が言いたいことと、少々ニュアンスが違うねんなー」
って悩みまくること多々もある。

お腹の中でポリアミン量が一定レベル以上存在することの重要性を、
腸管のバリア機能が充実して、
微生物や未消化物質の侵入が抑えられ、
それでもって、炎症が抑えられ、
さらにさらに、それで老年病発症のリスクが下がり・・・
と書いていたのだが、
その前に、まずこの一連の作用を一言で何て表現すれば良いのだと悩んだ。

最終的に英文校閲者が出して来た言葉は、なるほど!

Domino effect
ドミノ・エフェクト
ドミノ効果
物事がドミノ倒しのように連動して進展していくこと
風が吹けば桶屋が儲かるということわざと同じ

さすがだ。

Polyamine has a positive domino effect......
ポリアミンには正のドミノ効果があるんだよ。それはね・・・

ぴったりや!

とはいえ、論文執筆はdomino effectivelyには進んでいないのが現実である・・・。

2014年12月01日LKM博士
As soon as possible

師走に入りました。
2014年も残り1ヶ月で終わりです。

純粋な研究には、終わりが有りません。
当然、2014年と2015年の間に明確な区切りはなく、「2014年中に終わらせないとアウト」という仕事は存在しません。
論文が2014年12月に掲載されるのと、2015年1月に掲載されるので、価値に差があるかと問われると、皆無と答えるのが正しいでしょう。
但し、2014年12月に別の研究者が類似の研究成果を発表し、自分が2015年1月発表の場合、その価値は激減します。
言い換えれば、全てがas soon as possible(できるだけ早く)という世界です。

しかし、「できるだけ早く」という言葉は曖昧で非常に都合の良い言葉です。
基準が個人の感覚に依存しているからです。
経験上、「出来るだけ早くやります」と言う人間に限って、
待てど暮らせど何も出て来ません。
時間がかかって出て来たものが良質なものなら良いのですが、そんな経験はありません。
大概、直前で焦った感丸出しの粗悪な実験結果やレポートです。
つまり、自分自身(あるいは上の立場のものからの命令)で期限を強く意識しないと、
いつまで経っても研究が進まない、或いは成果がまとまらないのは明白です。

そういう訳で、結果的には「2014年中にXXXまで終わらす」という目標が有効なのです。
そして自分自身で厳しく守る。

毎年のことなので、私の12月はとても忙しいです。
今、2回リジェクトされた論文を大幅に修正中です。
何が何でも12月中に再投稿します。
土日であろうが、会社が冬休みに入ろうが、意地でもやり遂げます。

この作業を妨害するのが忘年会。
今の所、忘年会(仕事が絡む飲み会)は残り7回(既に1回終わらせました)。
人気者は辛い。
酒量はas little as possible(できるだけ少なく)でいきたいのですが、
それが至難の業なのです(私に問題あり)。

2014年11月14日LKM博士
ネクタイくるしい

10月末でスーパークールビズが終わり、
最近は外部機関を訪問する際は、ネクタイをせねばなりません。
嫌いなんです。
今週も、今日で4回目の装着です。

良識ある企業人を演じるために一苦労です。

行く先々で
「ネクタイ嫌い」
と訴えるのですが、
「博士はキャラ的に着けなくても誰も怒らないでしょ」
と言われることも多く、
少々複雑な気持ちになることもあります

そのまま飲み会になる時は特に気を付けないと、
食べ物の汁や醤油がつくことも多々あり・・・。
ただ、酔っ払ってから気を付けるのは無理というもので、
お気に入りの黄色いネクタイは3本、使えない状態にしました。

ネクタイで一句

ネクタイは
苦しくて 
耐えられん
嫌やねん

それぞれの文節の頭文字を
ネ・ク・タ・イ
にした力作です。

2014年11月12日LKM博士
出雲大社へ

もう1ヶ月以上経過しましたので今更という感じですが、
島根県松江市で講演によばれた際に立ち寄りました。
ちょっと距離のあ朝の散歩って感じで出雲大社へ
午後は都心で打合せがあるので、飛行機に間に合うように

夜中まで、島根の方に歓迎されておりましたので、
(といいますか、講演が夜だったので21時半スタート)
早起きして、
ホテルの無料朝食も諦めて
松江発の始発で出雲の方へ。
厄年なので何が何でもという気持ちでした。

私が訪れた日は、高円宮家の典子さまと出雲大社の千家国麿さんの結婚式の直後。
着いたのは7時台という事もあり、静まり返っていましたが、
3日前は凄かったんだろうという雰囲気を張り紙等から感じました。

鳥居です。

ここまで誰にも会っていません。

よくテレビ等で見る拝殿です。
20141112-2.JPG

本殿です。
20141112-3.JPG

警備の方がいましたが、1週回るまでは参拝者は私だけ。
出雲大社、完全一人占めでした。
完璧です!
途中で独特の「2礼4拍手1礼」(回数不安。記憶によれば)という作法が書いてあったので、「何?」と最初からやり直すハプニングはありましたが。

最後に独身の職場スタッフ達に縁結びのお守りを買いかけましたが、
セクハラになるような気がしたので躊躇。

その日の午後に訪問した大学教授との縁結びは完璧で、
腹の探り合いであった打合せは共同研究することになりました!
出雲大社パワーです。

2014年11月11日LKM博士
何の数字でしょう

2.5、3、4、2、5、5、2

何の数字でしょう?
これでわかったら怖いけど。

ヒント1
先週1週間の私の何か

ヒント2
小数点があるのでウンコ回数ではない

ヒント3
とても大切なもの

ヒント4
とても忙しかった

答え
睡眠時間で~す。

研究のお仕事です。
死にそうでした。

前日就寝時間―起床時間と睡眠時間
4日 3時-5時半   2.5時間
5日 2時-5時半   3時間
6日 1時半-5時半  4時間
7日 2時半-4時半  2時間
8日 2時半-7時半  5時間
9日 3時-8時    5時間
10日 3時半-5時半  2時間

この間、私、目覚まし時計なしで起きているんですよ。
気が張ってるからできるんです。
凄いでしょ。
でも、もうやりたくないですね。

で、問題の案件が片付き晴れて昨日は9時就寝!

グッド モーニン糞!

2014年11月10日LKM博士
技術力低下

私はウォッシュレットを愛しています。

仕事でウンコを回収する時以外は、基本ウォシュレットです。
外出しても、ウォッシュレットを探してそれまで我慢しています。

金曜日、日本ストレス学会に招待されてシンポジウムで講演しました。
日大の文理学部で開催されたのですが、向かっている途中で便意をもよおしました。
が、耐えて大学でするという選択肢をとりました。
駅から10分以上歩くので結構勇気ある選択です。

で、シンポジストの打合せの前に便所に行きました。

???
ウォッシュレットがない

立派な会場です。
なぜ•••

しかし時間が迫っていたのでウォッシュレットのない洋式か和式で悩んで、
和式便所を選択。
排便
観察
紙でフキフキ

シンポジウム後、少しお尻が痒かったです。
次の日は肛門付近が荒れた様な痛さ。
そして今はそれが回復して行く時の痒さ。

以前から感じておりましたが
私の紙でウンコを拭きとる技術が落ちているのでしょう。
あるいは念を入れすぎて、過剰に拭きあげて皮膚を傷つけているのか。

いずれにしても技術力の低下です。

昔、野糞後に葉っぱで拭いたたくましさはいずこに?

2014年11月06日LKM博士
今年もハロウィンギフト頂きました!

今年も、アメリカに居る共同研究者のRyokoさんからハロウィンのギフトが送られてきました!

箱を少し開けるだけで香る、強烈なアメリカンフレーバー。

Ryokoさんは、必ず、ジョークで私が
「なんやこれ? 私、理解できませ~ん」
(少し関西弁を話す外国人風、旬な例えだと亀山エリー風)
って反応しそうな物を贈ってくれます。

ちなみに去年のギフトは「恐すぎるラット人形」⇒「驚愕のアメリカン人形

今年のメインは、ボール様容器から気持ち悪い手が出ている、謎の物体でした!
20141106.JPG
飾り物なのか? おもちゃなのか?
これに野菜を入れて食べるのでしょうか?

たぶん電池を入れたら動くのだと思います。
動いたら初の動画でもアップしてみましょうかね。

お菓子もたくさん!
パンプキンOREOは美味しそうですが、
おそらく、食べたらアホみたいに甘いと思われます。

他にも、一口食べたら「マイッタ」しそうな
訳の分からん菓子類が数種類。
また、「驚愕のアメリカンお菓子」シリーズで報告させて頂きます。

連日の サンクソ ヴェリー ウンチ!
アザ━━━━(´∀`)━━━━ス!!!!

2014年11月05日LKM博士
相当素晴らしい人生の予感

一般の方の前で話すことが多いので、時々、思いもよらない所から反応があります。

先日、ビフィズス菌LKM512ファンの方で、
20年以上プロの占い師をやっておられた方から私の占い結果が送られてきました。

頼んでもいないのに...、一方的に...。

私の字画で占いをして下さったようです。
姓名判断っていうのですかね?
よくわかりませんが、とにかくその結果が本社に送られて来たようで、
皆がその結果を読んで、
「これ、かなり当たってるぞ!」
となったようで、私の所に到着しました。

話は変わるが、姓名判断結果は個人情報ではないのか?
今度、人事部に聞いて困らせてみよう!

さて、パーキンソン病を患い不自由な手で苦労して書かれたと思われる占い結果を
息抜きタイムにじっくり読ませて頂きました。

詳細は自慢になりそうなので一切述べませんが、
私の人生、相当素晴らしいようです!
私の才能、相当素晴らしいようです!
しかも、これから歳を重ねるにつれて益々パワーアップするようです。
少々ワンマンで頑固なようですが。

おそらく、元占い師の方も、あまりにも素晴らしいので送って下さったのでしょう。

あー、これから先、思い通りに進むだけで素晴らしい人生が待っているなんて、
なんて幸せなのでしょう~

命名メンバーと記憶している(知った所でどうすることもできない事には興味がない私)、
おじん、おばん、おとん、おかん、とどこかの坊さん(親戚の可能性あり)に感謝
ヾ(^c_,^●)ァリガトー  サンクソ! ベリー ウンチ!

2014年10月31日LKM博士
今年も日の出産業まつりに出店します!

明日、明後日と日の出町グランドで開催されます
日の出産業まつりに今年も出店致します!

ヨーグルトをガンガン箱売り!
利益なしの大サービス価格で、地域の皆さんに販売致します。

発売したばかりのビフィズスキング飲むヨーグルトも箱売りします。
参照ブログ⇒ビフィズスキング襲名
さらに、箱買いの方は全員、抽選で景品をプレゼントします!
全員って、つまりハズレ無しってことですよ~。

一番お得なのは、ヨーグルト発酵器と種菌のセット
これを2日間で12名分用意しております。

色々と頼まれまして、昨年までと異なり、グラウンドに入って左側奥に出店しています。

私個人はまたまた法事があるので1日目しかおりませんが、
皆様のご来場をお待ちしておりますごくお得なヨーグルト!

2014年10月30日LKM博士
My 秋巡業終了

タイトルに所有格Myを付けたのは、このブログは大相撲ファンが読むことも多く、
「相撲ネタかと思ったのに~(怒)。お前の仕事のことなんて興味ないよ」
と思われるのを防ぐためである。

10月8日から怒涛の出張・外出は、一昨日の甲府をもって終了である。
とは書いたものの、本日も共同研究先の2つの大学を訪問する・・・。

今日は、書くネタが思いつかないので、秋巡業を終えての感想を書くことにした。

【良かったこと】
1. プロ、アマ問わず、新たに沢山の人にLKM512とポリアミンとウンコ研究の紹介ができた
2. 知り合いになった方と新たな共同研究をすることが決まった。
3. 国際学会で、少し英語が上達していることを感じた。
4. きっちり報告して来る部下と、全く報告して来ない部下が明確に認識できた(どっちが良いとは言わないが、後者で進展がない場合は厳しく処する予定)
5. 普段はプロ野球中継を見る機会はないが、ホテルで一息ついてテレビをつけたら、阪神タイガースが読売ジャイアンツに圧勝・圧倒しており中継を楽しめた。

【良くなかったこと】
1. アホみたいに疲れた。
2. ストレスで口内炎多発。
3. ビビる程メールが溜まった。まだ550件以上未読(無視しますんで悪しからず)。
4. 畑作業が滞った。
5. 訪問先への土産と研究室や自宅への土産で数万円消費した(特に地方に行くことが多かったので、地方経済活性化のために土産は惜しまないことにしている)
6. 怒涛の旅費精算
7. 大相撲九州場所用の栃煌山&栃乃若幟の発注忘れの痛恨のミス


【どうでも良いこと】
1. 戻ったら、食堂の手洗い場の洗面器が改装されていた。
2. 戻ったら、9月に定年退職してキャリア社員になったばかりの隣の研究室のジーさん研究員のボケが進んだような気がした。
3. 戻ったら、ダイエットしているはずの助手A♀が、何故かスイーツを勝手に解禁し、開き直って私の前でもパクパク食べる様になっていた。

2014年10月27日LKM博士
視力検査の謎

金曜日に視力ブログを書いていて、ふと小学生時代からの疑問を思い出しました。

「視力の低い方は0.1刻みで数値化されるのに、良い方は何故、1.5の次は2.0なのでしょうか?」
いや、中学、高校生の頃の記憶を甦らせれば、
一番大きいマークが見えない人は、一歩ずつ近づいて0.01刻みで数値化していたような。
なのに、何故、1.5の次は2.0なのか???

1.5以上は基本的に視力に問題がないので、どうでも良いということのような気がします。
しかし、良い者同士は勝負したいものです。
「勝った! 俺は1.8、お前は1.6やろ」みたいな。
それが全員1.5なんて、つまらん。
クラスで最も目が良いのは誰なのか?

そもそも、この数値は何なのでしょうか?
算出するにあたり、1.5から2.0の間を詳細化するのは困難なのでしょうか?
これを機に調べてみました。

簡単に述べますと、皆さんご存知のCの文字に見える輪はランドルト環といい、
日本では基本的に
直径7.5mm、記号(文字)幅1.5mmの円の一部を1.5mm切り取られた輪です。
この輪を5m離れた位置から正確に切り取られた方向がわかる能力を1.0として数値化しているようです。
2.5mの位置に立たないと見えない場合は0.5、
反対に10mの位置から見えれば2.0となります。
これをいちいち移動していたら面倒なので、ランドルト環の大きさを変えて同じ位置から測定できるようにしたのが現在使われている機械です。

この計算方法なら、1.5から2.0の間も簡単に算出できますね。
8mの位置から見えれば視力1.6
8.5mの位置から見えれば視力1.7
9mの位置から見えれば視力1.8
9.5mの位置から見えれば視力1.9
2.0以上も可能です。
10.5mの位置から見えれば視力2.1
11mの位置から見えれば視力2.2

つまり、1.5以上を細かく数値化しないのは意図的なわけです。
検査する側からすれば、良く見えている人はどうでもいいというわけです。
正確な視力を知りたくても、測定者側あるいは測定機器を作っている側の怠慢で調べられないのです。
 (`Д´)ξ

この点について、もし専門家と議論すれば、
検査の効率化という、もっともらしい反撃を受けることでしょう。
しかし、視力が良い人でも、自分の視力が1.9から1.5に1年間で下がったのがわかれば(現在の方法では1.5のまま)、生活スタイルの悪化や病気の進行など体の異常に早く気付くことができるかもしれないです。
眼の良い人達は、正確な視力を知る事すらできないシステムって、
ちょっとおかしいと思うのですが、皆さんどう思われますか?

2014年10月24日LKM博士
視力が回復?

元来、視力は悪くなかったです。
小学生、中学生、高校生と1.5あるいは2.0でした。
大学生の時は、測定する機会がなく、
社会人になっても、1.0~1.2と当初は良かったのです。
ところが、
ひたすらウンコ菌を顕微鏡で観察する作業と
その遺伝子の塩基配列を1つずつコンピューター画面で確認する作業により、
急激に落ちました。
1500個のAとGとCとTを1つずつ確認する作業です。

5、6年位前に自動車運転免許の更新で苦戦し、
学会でも、凄く前に座らないと映し出されているデータが見えなくなり、
眼科に行ったら0.6だったので眼鏡を導入。
依頼、運転と学会と相撲観戦は眼鏡を使っていました。

ところが、昨日、健康診断で測定すると、
左0.9、右1.0やないですか!
今まで通り、近いものは完璧に見えるので老眼ではないです。
最近、眼鏡なしで運転していても苦でなかったのは事実です。
回復???!!!

ブルーライトカット眼鏡のおかげ?
それしか考えられません。
今は自宅でだけ着用していますが、会社でも導入しようかと思います。
目の疲れは格段に減りますので。

2014年10月23日LKM博士
書き物をしたくなる今日この頃

私の秋巡業もいよいよ終盤に差し掛かりました。
参照ブログ→https://lkm512.com/blog/images/2014/10/07/
今日は9日ぶりに協乳の研究所に来ました!
とはいえ、研究所の定例会議に加え、
この機を逃さないかのように本社からも打合せメンバーが来ますし、
チーム内のスタッフも色々研究で悩んでいるようなので、
1日中、ずっと会議やら打合せやらです。
健康診断もあった。

巡業の大半が講演(素人相手、プロ相手、色々ありましたが)と、
学会の場合は他の発表の聴講が目的でしたので、
PowerPointは自分のもの他人のものを含めて見飽きました。
しばらく御免です。

逆に、執筆欲が高まっております。
じっくりとWordで文章を書きたい!!!

ブログは毎日書いていますが、こういう軽いものではなく、
研究に関するものをじっくりと論理的に書きたい!
そんな心境です。

10年以上の間、色々と書き続けて来たので、それが日常なのでしょう。
毎日運動している人が1週間やらないと体がおかしくなるように。

とはいえ、書かなきゃならんものは沢山あるので、
(書き物が滞っていない研究者はいないと思う)
時間が不足しているというだけのことでしょうが...。

秋の夜長は書き物!
来週後半から復活できると思います。

2014年10月21日LKM博士
なんとかこなした

国際学会会場なう。
実は先週から4日間連続で東京大学の伊藤国際ホールにいます。
2つの学会。
この建物でウンコ回数を稼ぎ中。

今日は英語ということで緊張していましたが、
午前の最後のスピーカーで無事終わりました。

練習では、何度やっても時間オーバーしていたのに、
本番では少し時間が余る位。
これは本番では知らない力が出たというのではなく、
何かを言い忘れたのでしょう。
間違いない。

質疑応答も、5つ程なんとかこなしました。

お疲れ様でした by myself.

2014年10月16日LKM博士
ギリギリセーフの繰り返し

昨日は空港に行く途中に生じた山の手線の信号機トラブルでギリギリに空港着
昼飯も食べられない始末
焦りました。

今朝は空港まで送ってもらう予定だった方が現れず、
何とかバスで向かったものの、空港に着いたのは離陸10分前。
搭乗手続きも終わっており、頼んでギリギリセーフ。
搭乗口は切り離し作業に入る直前でした。

因みに、送ってくれるはずだった方は寝坊した上に完全に忘れていたと先程判明。
ウンコを送りつけてやろうかな。

明日は日本食品免疫学会のシンポジウムで話しますが、
今夜か明日の早朝に準備する予定。
ギリギリです。
学会を運営されている先生からは、「大とりのパネルディスカッションのパネラーのお願いの連絡するのを忘れてた」とギリギリで連絡が来る始末。

でもって、来週月曜か火曜は国際学会で英語のプレゼン。
どっちの曜日かすらわからん状態。火曜であってくれ〜
さすがにこれは事前準備しておかねばならんのですが、
内容を英文校閲に出すには今日がタイムリミットでしょう。
ギリギリです。

その先は考えたくない・・・
大学院生への講義のはず。

心が全く休まらないLKM博士より

2014年10月14日LKM博士
依頼された実験の裏話

秋巡業の合間で、久しぶりに会社に来ました。
机の上には色々と郵送物やFaxが。
その中に生物工学会誌が埋もれていました。

会員ではないので「なんじゃ?」と思って開けると、
依頼された原稿が掲載された号が送られて来たものだとわかりました。
2014101401.JPG

最近は沢山執筆依頼されるので、何を書いたっけと探してみると、
『プロジェクト・バイオ』
というコーナーに私の文章が載っていました。

何処かで聞いたようなコーナー名ですが、
お察しの通り、NHKのプロジェクトXを模倣したものでしょうね。
(確認をとっていないので、あくまでも私の推測です)
内容も同じような感じで、ある研究成果を出すために苦労した話やこだわった話等の裏話を紹介するコーナーです。

依頼電話
【編集者】学会のシンポジウムでお話を聴いて面白かったので、是非とも、あの話を書いて下さい。
【私】あの話ってアンチエイジングの話ですか?
【編集者】それも面白いのですが、そのために色々調べられた話です(言い難くてモジモジしてる様子)。
【私】ウンコ中の代謝物の話ですか?
【編集者】はい! 食事を揃えたりする話です。その時の苦労話を書いて下さい。
【私】えっ。例えば、試験期間中に禁止していたコーヒーを飲んだ輩をメタボロミクスが暴いた事件とかですか?
【編集者】はい!
【私】学術誌にそんな話を書いて良いのですか? 
【編集者】はい!そういうコーナーです。校閲は入りますのでウンコと書かれると修正が入るとは思いますが...。この苦労をしたからこそ、こんな結果が出たという話が理想的です。
【私】(心の中で、「チェッ、ウンコに関しては予防線張られた」)
へー、面白い企画ですね。そういうネタには苦労しませんので書きますわ。

ということで、ブログの1/10位に控えめな表現ですが、
ウンコ実験に関する苦労話を組み込んだ記事が
真面目な学会誌に掲載されておりますので、
生物工学会誌 92巻9月号 2014年が近くにある方は一読下さい。

2014年10月08日LKM博士
Made in Airport

巡業初日です。
いつも通り、本日の講演用パワーポイントはまだ作っておりませ~ん。
ギリギリ主義者だからで~す。
また、プレゼン用の脳ミソに切り替えるには、当日作成が最も効率的だと感じているからです。
もし3日前に完成していたら、最低1回は当日に内容を確認しないといけません。
既に内容を忘れているからです。
改良したい気分にも陥ります。
時間の無駄。

今日は空港で作ります。
飛行機は搭乗手続きや手荷物検査があるので、どうしても早めに空港に着いてしまいます。
そこで少し早めに行き、生じた時間を利用して作成します。

Made in Airport

空港って仕事がやりやすい!
搭乗口まで行くと確実に座れます。
いや、行かなくても座れます。
それも結構座り心地の良い席。
清潔です。
便所も近くにある。
腹が減ったら食べるものも売っています。

新幹線とは全然違います。
新幹線ではコンピューター画面を見ていると10分間で酔います。

集中し過ぎて、搭乗開始に気付かず呼び出されたこともありますが、
それ位、良い環境ということです。
小一時間集中して作業すると疲労します。
すると眠りの天才である私は、搭乗後すぐ、すなわち離陸前に簡単に眠りに就くことができます。
眼が覚めるのは、「ドドーン」と着陸する音。
出雲空港到着!
プレゼン準備は既に完了。
となることでしょう。

2014年10月07日LKM博士
秋巡業です

大相撲の秋巡業は10月10日から10月26日まで、
横浜を皮切りに、北陸行って、東海、近畿から中国地方を西に進んで行くようです。

私も明日を皮切りにほぼ同じ期間に巡業です。
すなわち、ずっと出張やら外出やらということです。
出張と外出の違いは社内ルールに則っているだけで違いは距離により決まります。

10/8  島根県松江市で講演
10/9  帰京後、慶応大学で研究打合せ
10/10 都内でメタボロミクスセミナー講師
10/15 山口県山口市で講演
10/16 帰京後、都内で日本食品免疫学会参加
10/17 日本免疫学会のシンポジウムで講演
10/20 都内で国際粘膜免疫学会(正式な日本語名知らない)参加
10/21 国際粘膜免疫学会参加。オーガナイザーの先生に脅迫されてウンコ代謝物に関するトーク(発表)あり。もちろん英語。準備まだ。とてもストレス。泣きそう。
10/22 慶応大学薬学部で大学院生への講義。2週に分けるのが嫌だったので2コマまとめての180分間。もちろん準備はまだ。泣きそう。
10/24 大阪大学で研究打合せ
10/28 山梨県甲府市で講演

この間、会社にいる僅かな日は会議。
会議だから予定が入らなかったという説が濃厚。

阪神タイガースの死のロードにも匹敵する恐怖の秋巡業は明日から。

2014年10月06日LKM博士
ビフィズスキング襲名

日本列島が台風一色になっている2014年10月6日、
いつもホームページ上でウヨウヨしている黄色いピーナツ型キャラクターのLKM512君が『ビフィズスキング』となってデビューします!

いや、するそうです。
とてつもなく静かに・・・。
私にすら大した情報は流れて来ません。
デビューするからブログを書いてくれと頼まれたので知りました。

とにかく、今日から発売する「LKM512のむヨーグルト」にちょこっとシールが貼られているらしいです。

こんな↓
2014100602.jpg

この中途半端さ、さすがメイトー

私は会議でビフィズスキングを強く推したのですがね~。
真面目な方が多いので・・・中途半端に・・・

ただ、途中までビフィズスキングの顔が私の顔写真で作成が進んでいたという話を聞いた時、鼻水が飛び出る位の衝撃は受けましたが・・・

そういう訳で、もちろんこいつのキャラクターの背景設定などできておりません。
そもそも、私はそういう縛りの下でブログを執筆するのは大嫌いなので逆にラッキーです。

体のサイズと棲息場所だけはわかっております。
身長:約3.0 μm(1 μmは1 mmの1/1000です)
頭周り:約3.0 μm
胴周り:約1.6 μm
体重:約0.043 pg
むっちゃ小さいです。

棲息場所:メイトーのヨーグルトの中、メイトーのヨーグルト食べた人のウンコの中

他のどのビフィズス菌よりも強いからビフィズスキング襲名
腸内環境を改善する力が他のビフィズス菌よりも強いからビフィズスキング襲名

そういうことです。
よろしクソ!

2014年09月30日LKM博士
執筆作業が進まないのは菌止のせい?

本業である研究論文や解説原稿の執筆が進まんのです。
全然・・・
依頼されているLKM512のアンチエイジングの効果に関する解説原稿は、
既に締切期日が過ぎ待ってもらっている有様。
日本語なので本気出したら1日でできるパワーは持っているはずなのに、
できない。

リジェクト(拒絶)された論文の別ジャーナルへの投稿もこの1ヶ月間滞っております。
普段なら、猛烈なスピードで修正して次の投稿するのですが・・・。

敢えて書きませんが、思い当たる理由は色々とあります。
でも、これまでも色々とありましたが、クリアしてきました。
特に追い詰められたら謎の力を発揮していました。
それが、出ないんです。
最大の問題は、どうも脳が活発に働かないんです。

脳か? 脳ミソがね~ 俺のウンコ色の脳ミソがね~

で、また別の締め切り直前のシンポジウム要旨を書いていて気が付いたんです。
「腸内細菌は脳内代謝に影響を与えている」と最近よく使うフレーズを書いている時に。

俺の脳ミソが突如活発に働かなくなったのは腸内細菌のせいじゃないか!!!!って

そうです、私、現在ビフィズス菌LKM512の摂取をストップしてるんです。
菌止(きんしと読む)です。
ちょうど1ヶ月になります。
今では完全に私の腸からLKM512は姿を消していることでしょう。
これはウンコを保存しているので後で解析すればわかることですが。

腸内細菌と脳の活動への影響は既に自分達で発表しているのに、
LKM512が脳の活性に作用している可能性がある論文も発表しているのに、
自分の脳ミソの活動低下の理由として「菌止」が頭に浮かばないなんて!
この現象自体が証拠ではないかとも思えます。
参照ブログ↓
腸内常在菌が脳の代謝系に与える影響 ―解説忘れてました(笑)編―
腸内常在菌が脳の代謝系に与える影響 ―実験方法編―
腸内常在菌が脳の代謝系に与える影響 ―差があった編―
腸内常在菌が脳の代謝系に与える影響 ―脳ミソ使ってるのか?編―

LKM512の脳のアンチエイジングのリリース
ということで、菌止が解除される今週の金曜日まで執筆作業は進まんことでしょう(笑)

2014年09月29日LKM博士
メイトーバザール2014へのご来場、ありがとうございました!

9月27日(土)に東京工場・研究所敷地内で実施したバザールにご来場下さった皆様、
誠にありがとうございました!

十分に楽しんでいただけたでしょうか?

昨年の反省を活かし、色々と内容を変更したため、
少々不満だったお客様もいらっしゃったようですが、
概ね好評でよかったと思います。
快晴でしたしね!

20140929.JPG

①告知を抑えて来場者数を減らし、
②人気商品カテゴリーの販売テントの分散化
③テント内レジ数および人員の増加
による会場の大混乱を抑える作戦を決行した結果、
会場内の大混乱がほぼ完璧に解消されました!

おおよその来場者数は1600~1700名で昨年より数百名減なので、
②と③の作戦が見事に成功したと考えています。
(昨年は大混乱だったため、正確な人数は把握できていないが2000名程度としている)

主催者目線ですが
「我ながら天晴!」
という位に見事だったと思います。
(混乱が解消され過ぎていたので、もう少し来場者が欲しかった位である...)

昨年も感じましたが、今年も同様に、
部署間の垣根を越えて取り組むことで得られる一体感と
一日乗り切った達成感は、
それなりに多くのメンバーの表情から感じ取ることができたのでよかったです。

アンケートをとっていますので、それを参考に改善して、
来年度はより良いバザールにしたいと思っています。
私の中では、
「春日野部屋特製ちゃんこバザール販売プロジェクト」が始動!

2014年09月24日LKM博士
キウイが破裂

会社の事務作業用の机に置いておいたキウイフルーツ。

木からもぎ取ったものの、まだ硬かったので熟すのを待ってました。
特に気にもせず。
というか放置。

パソコン作業をしてるとふと何がが動くのを感じた私。
動いた箇所に視線を向けると
キウイが破裂して、裂け目から泡がブクブクと吹き出しているじゃないですか!
2014092401.JPG

ほんのりと熟したキウイの香りと共にアルコール臭が。
キウイ酒になっとる!!!

酵母による発酵が起こったと思われます。
間違いないでしょう。
酵母がキウイに含まれる糖を利用してアルコールと炭酸ガスを産生したのです。

どのように酵母が果実内に入り込んだかは謎ですが・・・。
キウイ表皮に付着していた酵母が目に見えない傷から入り込んだのでしょうか?

大昔の人が発酵という現象に気付いた場面は、
おそらくこういう偶然であったと思わせる出来事でした。

2014年09月19日LKM博士
論文掲載(臨床試験:アトピーのかゆみ軽減) ―追加試験―

かゆみが軽減した被験者では何が起こっているのか?
ここからが私が興味を持つポイントです。

当然、LKM512を摂取しているわけですから腸内で何かが起こっているはずです。

ハイ、ウンコを調べましょう~!

臨床試験準備の段階からこれがやりたかったわけで、
きっちり倫理委員会に提出するプロトコルにもウンコの回収と解析は入れてありました。
治験コーディネーターさん達は、通常は試験食の有効性の判定しか行わないので、
相当戸惑っておられました。
その節は、ご迷惑をおかけいたしました。

顕著にかゆみが軽減した被験者の試験前とLKM512摂取後の糞便を、
得意のメタボロミクスで徹底的に調べてみました。
(メタボロミクスの詳細は以前のブログで⇒メタボロミクス、ウンコロミクス・・・

結果は、個体差大。
予想通りですが、糞便中に存在する低分子の成分は、個人差が大きい腸内細菌の影響を強く受けるのでバラバラです。
しかし、1成分ずつ調べていくと、綺麗に上昇している成分が1つだけ見つかりました。
キヌレン酸という物質です。

知らないでしょ?
私も「何これ?」と思いました。
殆ど研究されていないのです。
ただ、色々文献を調べてみると、
キヌレン酸は中枢神経系に作用し、痛みと関連する受容体に反応し、
痛みを和らげる作用があることがわかりました。
!!!
実は、アトピー性皮膚炎患者の「かゆみ」は、掻き過ぎてあるポイントを超えると「痛み」に変わることから、「かゆみの強いのが痛みだ」というような議論を用賀アレルギークリニックの永倉先生とも散々やっていたので、痛みに関連する物質が糞便中で増えていたと気付いた時は、電撃が走ったような記憶があります。

そこで、アトピーモデルマウスを作製し(下写真)、
キヌレン酸を投与して掻痒(掻く)行動の回数を調べてみました。
2014091901.JPG
撮影:助手A♀(ダイエット中。しかし、減ってません。)
アトピー性皮膚炎モデルマウスは、ダニ抗原を塗布して3週間かけて作ります。

このマウスにキヌレン酸を静脈注射したところ、
見事に掻痒行動の回数が減るじゃないですか!
まだ、経口投与で実験しておりませんので、推測段階ではありますが、
LKM512のアトピー性皮膚炎患者のかゆみ低減メカニズムは以下のように考えています。

ビフィズス菌LKM512投与で、腸管内でかゆみ低減物質キヌレン酸が産生され、
血液内に吸収されたキヌレン酸は脳内に到達し(一部は血液脳関門を通過するという報告あり)、かゆみの神経系の反応を抑え、患者のかゆみが軽減させたと推測しております。

以上。

4日間も真面目なブログを続けたので、私のウンコ色の脳ミソは爆発しそうになっております。

2014年09月18日LKM博士
論文掲載(臨床試験:アトピーのかゆみ軽減) ―結果―

昨日のブログで説明したGCPに準拠した試験は、
評価法はとても厳しいのですが、
逆に、私(依頼者)が試験に介入しないことで効果効能を公平に評価しているので、
試験中、私は非常に楽です。
終わってから論文を書くのが大変ですが。

さて、結果ですが、正直、聞くのが怖かったのを覚えています。
余談ですが、コーディネーター会社の方は、
良い結果が出ず、開発部門から外されるどころか、
どこかに飛んで行った企業人を両手では数えきれない位に知っているとか...。

ラッキーなことに、結果は良好!

①かゆみが著しく改善されました!!!
LKM512により顕著に改善された被験者が2割
改善された被験者が6割
合計8割の被験者が改善されたということです。
20140918-1.png
プラセボでも半数の方に効果があったのは驚きですが、
統計学的に、LKM512摂取でプラセボより効果があることがわかりました。

②自覚症状をVASという方法で測定した結果も見事でした。
これは10cmの線に自分のかゆさのレベルを示してもらう手法です。
20140918-2.png
左が全く痒み無し
右が考えられる最大のかゆみ
あたなの昨晩のかゆみはどの辺りですか?
と印をつけてもらい、その長さを測定し、かゆみのレベルを数値化する方法です。

LKM512では統計学的に有意にかゆみのレベルが減少しているのがわかると思います。
20140918-3.png

③患者さんの生活の質(QOL)が低いことが、アトピー性皮膚炎の最大の問題点と考えられます。
そこで、QOLをSkindex 29という世界中で使われている方法で評価しました。
感情、症状、機能に関わる30の質問がバラバラに並んでいるアンケートです。
しかし、実際に点数化するのは29の質問なので、Skindex 29というらしい...?
(じゃ、無くせば良いじゃないかと思うが、そうもいかないらしい。謎である。)
1.全くなかった、2.殆どなかった、3.時々あった、4.しばしばあった、5.いつもそうだった
の当てはまる箇所に印をつけます。
例えば、
「自分の皮膚の状態に、腹が立った」(感情)
「皮膚がぴりぴり、ちくちくした」(症状)
「皮膚の状態のせいで、仕事や趣味をするのに支障があった」(機能)

その結果がこれです。
プラセボでは症状スコア以外は効果がないのに、
LKM512摂取で全てで見事に減少(改善)しています!
20140918-4.png

今回調べた項目の中で、効かなかったのは皮膚の症状でした。
改善する傾向は認められたのですが、統計学的には差があると言い切れない状態。
もう1ヶ月程続ければ、効果が出たかもしれません。

被験者の症状に関するデータはここまで。
でも、ここで終わらないのが私。
いよいよウンコの登場です。

つづく

2014年09月17日LKM博士
論文掲載(臨床試験:アトピーのかゆみ軽減) ―方法等―

昨日の続きです。

ヒトで実施する試験を臨床試験といいますが、
数名に試験食を食べさせて「血圧を測定したら下がった、ラッキー!」
というようなレベルの試験もこの範疇に含めるとしたら、
臨床試験はピンからキリまであると言えます。

今回我々が実施したのは
「医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令(Good Clinical Practice: 略してGCP)に準拠した試験系です。
ここ大事です。
めちゃくちゃ大事です。
つまり、薬の開発のための試験(治験ともいう)と同様の試験を食品で行ったわけです。
(GCPに関して詳しく知りたい方は厚生労働省のホームページに詳しく且つわかりやすく書いてありますので参照して下さい。)

GCPに準拠しておりますので、
この試験は公の治験データベースに試験前から登録しております。
これはネガティブ(都合の悪い)データが出た場合、隠さないようにするためです。
ちなみに、本研究は大学病院医療情報ネットワークUniversity Hospital Medical Information Network(UMIN)臨床試験登録システム(http://www.umin.ac.jp/ctr/index.htm)に登録されています(ID:UMIN000005695)。

さらに、
試験依頼者(私)と実施病院(医者)および被験者との間には
それぞれ治験コーディネーターが入り、
さらに独立した統計解析者が入り(※1)、
厳正な効果判定を行うのです。

ですから、
殆どの食品企業が行っている通常のヒト投与試験とは、
ズバリ、重みが違います!

私の知る限り、GCPに準拠した臨床試験を実施している食品企業は殆どありません。
殆どが、自社研究員と医者のみで完結するタイプの臨床試験です。
独立したコーディネーターや統計解析者が入らないので・・・。

これ以上書くと暗殺されそうなのでストップ

本試験には、昨日紹介した用賀アレルギークリニックの永倉俊和先生をはじめ、
主旨を理解して下さった先生方が協力して下さいました。
最終的に8医療機関、合計44名の中程度以上の成人のアトピー性皮膚炎患者で実施しました。
私が知る限りでは、この試験は、過去に世界中で行われた成人型アトピー性皮膚炎の臨床試験(論文化されているものに限る)で、最も被験者数が多く、最も参加機関が多い試験です。

試験は二重盲検並行群間試験で行いました。
ややこしいですが
LKM512粉末(試験食)を8週間摂取するグループ と
LKM512が入っていない粉末(プラセボ)(※2)を8週間摂取するグループ
の比較です。
また、被験者は自身がどちらの食品を摂取しているかわかりません。
当然、判定する医者もわかっていません。
『被験者も試験者もわかっていない』 = 『二重盲検』
という事です。
どの被験者がどちらの試料を摂取していたかは、
全てのデータが固定(※3)されてから、
キーオープン(割り付け情報の開封)の儀式にて初めて明らかになるのです。

20140917.jpg
これは、その固定されたデータ達。
段ボール一箱分あります。

つづく。

※1 昨年来、世間を騒がせている高血圧治療薬ディオバン(ノバルティス社)事件は、この統計解析者にノバルティスの子会社であるノバルティスファーマの社員が身分を秘匿して統計解析者として関与しデータ操作などをしたとされる一連の不正事件である。
※2 「LKM512がアトピーに効く」と思い込むだけである程度の効果が得られるため、この効果を差し引くための有効成分が含まれていない食品。偽薬ともいう。
※3 各被験者のデータは日付とサイン入りで確定され、後で改ざんできないようにすることをデータの固定という。

2014年09月16日LKM博士
論文掲載(臨床試験:アトピーのかゆみ軽減) ―序・背景―

我々の研究論文が掲載された際、気分が乗れば解説ブログを書いて来ました。
気分が乗れば...、です。
ややこしい研究内容をわかり易く説明するのが至難の業だからです。

それに、掲載された時点では、私の気持ちは既に次のステップに向かっているので、
テンションが上がらないのです。
掲載される時は、受理されてから数ヶ月経っている場合が多いので。

ただ、今回はちゃんと書いておきます。
「今回は」と掲載されたばかりのような表現をしましたが、すいません。
実は8月号に掲載されたので、一ヶ月半さぼっていたわけでありまして...。

さて、本題
ビフィズス菌LKM512の臨床試験の結果をまとめた論文が、
米国アレルギー・喘息・免疫学会(※)の機関誌
Annals of Allergy, Asthma, & Immunology
に公開されたのです!

※この学会名の日本語訳は自信なし。
American College of Allergy, Asthma & Immunologyのことですが、
日本語訳がないかとインターネットで調べていたら、
上記の日本語訳をしているページが複数見つかったので使用しました。
1942年に設立され、米国中心に約5500名のアレルギー、喘息や免疫の研究をしている医師・研究者が所属している学術組織です。

今回は、いつもの腸内細菌の産生物がどうのこうのって、ややこしい話ではなく、
基本的な結論は極めてシンプルでわかり易いはずです。

タイトルは
Anti-pruritic effects of the probiotic strain LKM512 in adult patients with atopic dermatitis
成人型アトピー性皮膚炎におけるプロバイオティクスLKM512のかゆみ抑制効果

わかりやすいでしょ!
2014091601.jpg


我々は既に、2007年に慶応大学医学部と実施した小規模臨床試験でLKM512入りヨーグルトが成人型アトピー患者に有効であることがわかっていました。

その内容はClinical & Experimental Allergyというジャーナルに掲載されていたのですが、
これを読まれた著名なアレルギーの専門医の先生(今回の臨床試験の責任医師である用賀アレルギークリニックの永倉俊和先生)が、ご自分の患者さんで試されて、
「これ、たぶん本当に効くから臨床試験をやりませんか? 
1年間で劇的に治った患者がいるんですよ。
長年診て来た女性で、酷い症状で元気もなかったのだけど、
LKM512を摂り始めたらみるみる回復し、性格もどんどん明るくなり、
恋人ができて、気が付いたら結婚して、もう病院にも殆ど来なくなりましたよ(笑)。
LKM512だけの効果とは信じられないけど、
実際、それ以外の治療法は変えていないので。
長年の経験からいうと、効く人には効くよ~、これ。」
と連絡を下さったのがスタートです。

殆どのアトピー性皮膚炎に有効といわれている食品は、
臨床試験できっちり効果判定がなされていません。
このような状況で、怪しい商品が沢山ある中、
やるなら徹底的にと、
医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令(Good Clinical Practice: 略してGCP)に準拠して極めて厳密な条件で試験を行ったのです。


そういうわけで、明日から数回にわたり、わかり易く解説します。
とはいえ、明日以降の原稿は全く書いてない~。
しんどいな~。

2014年09月11日LKM博士
【告知】2014バザール開催@協乳東京工場(9/27)

今年も開催します!!!

日時:9月27日(土)10:00~16:00(少雨決行、いや台風レベル出ない限り決行※)
場所:協同乳業㈱東京工場敷地内(東京都西多摩郡日の出町平井20-1)
    駐車場約120台あり
詳しくはこちらhttps://lkm512.com/blog/images/news/2014/09/post-85.html
※当日、「この天気でやるのか?」と思われる時はLKM博士のツイッター(Dr_lkm512)でご確認下さい。
午前8:00には開催の有無を発表します。

昨年同様、この日だけ我々の商品を安く販売します!
そして昨年より快適に購入ができるように可能な限りの対策を打ちました。

■牛乳、ヨーグルト、プリン、アイスクリーム、飲料等のメイトーブランド商品をお安く販売します。
 昨年の大混乱の反省を活かし、ヨーグルトとプリンの販売テントを分けて、それぞれ増員してレジ2台体制で臨みます。単純に4倍にスピードアップ!
 他の販売テントも増員して対応します。

■昨年大好評だった地元・多摩地域の牧場からのみ集乳した新鮮な牛乳、『東京牛乳』で作ったソフトクリーム。今年も販売します。売り切れないように倍量で準備しています。
 関連会社等の商品(豆腐やお菓子)も安く販売します。

■ちびっ子用にヨーヨー釣りを行います。

さらに、我々ならではの企画もあります!
■工場見学
 できるだけ希望者の皆さんには見て頂きたいので、今年は随時入場制にしました。
 混雑していると多少お待ちして頂きますが、見学コースには普段は工場で働いているメンバーがポイント毎に立っていますので、疑問があれば質問して下さいね。

■骨強度測定、腸年齢テストができます。
 骨がボロボロだったら、牛乳を買って帰ろう!

■そして、私のウンコな講演会もやります!(午前2回、午後3回)。
 最近は旅行会社が私の講演目当てで日帰り旅行を企画する位に人気が出てきておりますので、損はさせません。少し新しいネタも仕込みます。
20140911.jpg

一点、昨年好評だった牛の乳搾り体験ですが、今年は、家畜伝染病流行に伴い自粛させて頂きます。残念ですが、ご理解下さい。

では、今年は社員60名(+プロ警備員6名)でお迎え致しますので、
今すぐカレンダーに書き込んで、ご近所、ご家族の皆様お誘いの上、遊びに来て下さい。
お待ちしております!

2014年09月09日LKM博士
反応が多かったつぶやき

たまにはツイッターでの私のつぶやきに対する反応をブログで紹介してみようと思います。

企業研究員の研究生活の一部を知ってもらうというのが当初からのテーマですから、
普段から、身の回りで起きた出来事を中心に、
あまり深く考えずに自然体で呟いています。
今朝の時点で、これまでのつぶやき回数は9,660回でした。
(多いのか少ないのかわかりません。)

その中でも、最近のつぶやきで、周囲からの反応が多かったものはこれです!

謝罪メール「失念しておりました」をタイプミスで「失恋しておりました」と間違えて、変な心配されるオレ。

今、第三者的視点で読んでみると、まあまあ面白いです。
その時は何も考えていなかったのですが。

たまにやるんです。
ローマ字入力で、ちょっとしたタイプミスがとんでもない語句に変換される事件
これは私が依頼原稿の提出日を守らなかった時の編集部からの催促メールへの返信です。
正直に依頼原稿の提出日を忘れていた旨を伝えようとしたのですが...。
編集部の方も、失恋が原因で原稿を出せない人を相手に、
どう返信して良いか悩んだことでしょう。

2014年09月04日大相撲関連
栃煌山参戦

昨日、食べ飲み放題でジンギスカンを楽しみました。
そこに、なんと、トレーニングを終えたばかりの栃煌山関と付き人の栃乃国さんが参戦してくれました!
普段、あまり外食されないようで、結構珍しい事だそうです。
ありがとうございます m(μ_μ)m

栃煌山関は脱臼、休場後はアルコールを飲んでおらず
「めっちゃ飲みたいっす」
と言っていましたが、自分で決めているのでしょう。
九月場所で勝ち越すまでかな?

楽しく色々話しましたが、酔っぱらっていたので余り覚えていません。

脱臼話
肩の内側の筋肉と外側の筋肉の鍛え方が違うとか、ディープなトレーニング話。
ライバル豪栄道弁当が発売されたら・・・
ついでに、将来のために栃煌山弁当の中身も打ち合わせておきました(笑)。
高知中心に四国名物で固める予定。
デザートにLKM512ヨーグルトとホームランバーが付く予定。

それにしても、予想通り、食べる、食べる。
3人前単位で注文するし。
2時間弱、鉄板の上には肉が途絶える事なく焼かれていました。

本場所の中継ではムスッとした顔で(例え殊勲インタビューでも)、
あまり栃煌山関の笑顔を見たことはないでしょう。
普段はとても気さくな青年です。
ほら
20140904.JPG
九月場所から大関目指して再スタートです。
我々は、ビフィズス菌LKM512で腸内からも応援します!

2014年09月03日LKM博士
文武両道

今日の私の仕事の訪問先は面白いですよ。
文武両道と表現するのがぴったりだと思います。

東京大学
次は
春日野部屋

一般的に
最高学府といわれる東大(「文」部門最高クラス)

最強の格闘技といわれる大相撲(「武」部門最高クラス)

究極の文武両道です。

この様な動きをするサラリーマンは日本、いや世界広しといえども、
私以外には存在しないでしょう。

両者共に超一流の方々ですから、
実務の前後の雑談ですら得られるものがありますし、
非常に刺激にもなります。

折角の機会なので、誰かをお伴に連れて行こうと思うのですが、
それぞれに別の人物に声を掛けなくてはなりません。
東大で通じる人物は春日野部屋では通じません。
春日野部屋で通じる人物は東大では通じません。
殆どの人物は、そもそも対象にもなりません。
(もちろん私の横に座ってうなずいているだけなら誰でもできますが、
通じるというのは、そういう意味ではありません。)

この両者、全く別世界ではあるのですが、共通していることが一つだけあります。
それは、「何かを極めようと真剣に取り組む姿勢」です。

今日は、実務的な仕事とは別に、
これを肌で感じ、パワーを吸収して、明日からの糧にしたいと思います。

ちなみに、私はウンコネタだけで「文」部門、「武」部門共に盛り上げることができる特殊能力を持っています。

2014年09月02日LKM博士
引用されとる

最新の特定の研究分野の状況を理解するには、一定以上のレベルの科学ジャーナルに掲載されているレビュー(※)を読むのが一番である。

※レビュー(review)とは、論評、批評記事等が一般的な意味であるが、研究の世界では、特定の研究分野の最近の動向を様々な文献を引用してまとめたものを意味する。日本語では総説と表現すると思われる。

4月にビフィズス菌LKM512とアルギニンによる加齢時の学習記憶力の増進させる論文が掲載されたところであるが(知らない方はこれを参照)、
実はこの論文はリジェクト歴が少々多く、本気で執筆していたのは1年半以上も前になる。
つまり執筆のために真剣に最新情報を集めていたのは遥か1年以上前のことであり、
この1年間は最新のアンチエイジングの情報を入手していないことになる。
少し不安だったので、レビューを探してみた。

これを読んでみよう!
と思ったのは、超一流ジャーナル・Cellのレビューである。
3大誌、ネイチャー、セル、サイエンスの一角を担うCellである。

タイトルは
The search for antiaging interventions: From elixirs to fasting regimens
これを訳すのは難い。
「アンチエイジングに関する介入研究の調査:不老不死の霊薬から絶食まで」
とでも訳せばよいのでしょうか? わからん。

ゆるく読み進めて行く(わからない単語があっても調べず、力まず読み進める)と、
アッとびっくり w(*゚o゚*)w
私の論文が引用されているではないか!
2014090201.jpg
2011年にPLoS Oneに掲載された論文である。
ビフィズス菌LKM512をマウスに約1年間投与し腸内のポリアミン濃度を適正化することで寿命が伸びたことを報告した内容。
テレビニュースでも紹介され、ほぼ全ての新聞にも掲載され大騒ぎになった。
当時のリリース
「Cellのレビューに引用されるとは、オレの研究もメジャーになりつつあるな!」
と少し満足したのがいけなかったのか、
そこから先の論文読みは停滞している今日この頃である。

2014年08月29日LKM博士
作戦成功し過ぎ

昨日紹介した空気を吹き込み膨らませて睡眠時の首が倒れるのを防ぐ道具での睡眠。

昨日の帰りも実行し、本気睡眠を実行しました。

膨らまし快適度の調整に要する時間が勿体ないので、
ホームで予め膨らまして持ち込みました。

見事、即寝、熟睡できました。

新大阪乗車で、京都駅にも気付かず、名古屋も新横浜も品川も、
そして東京も...。

はい、東京に着いても気付かず寝ていたということです。

掃除のおばちゃんか車掌さんに起こされました。
元々寝るのは天才的なのですが、ここまで公共の乗り物で熟睡できたことを誇りに思います。

「こいつ、首にこんなの巻いて本気で寝てるよ。寝るのは良いけど、ちゃんと起きろよな。」
と思われたでしょうが。

おかげさまで、帰宅後は元気で、2時間プレゼンの準備ができましたので、
「やれることはやった」という気分で大事なプレゼンに臨めます。

2014年08月28日LKM博士
秋のプレゼンシーズン到来

今日から週末にかけて3回プレゼンテーションをします。

今日は大阪で、研究者対象の技術系セミナーの講師をします。
持ちつ持たれつの関係者に頼まれたので断れない。

明日は、自分の研究アピールのためのプレゼン。
東京です。
新しく発表用パワーポイントを作成しているので大変。
疲労困憊。

週末は、一般の方向けの講演会。
甲府です。
昨年の講演会が好評で、今年も数百人集めるのでお願いと頼まれて。

次週以降も毎週1つはプレゼンの予定が入っています。

人気者は辛い。

やることが多すぎて寝不足なので、今日の帰りの新幹線はこれを使って寝る予定。
20140828.JPG
何かわかります?
空気を入れて膨らまして首に巻いて寝る道具。
睡眠中、首がひどい角度になるのを防ぎます。
国際線の飛行機乗ると使っている人がいるあれです。
新幹線で使っている人は過去に一度しか見たことないですが、
(しかも外国人)
格好なんて気にしている場合ではない。
疲労を少しでも軽減するために、
出張カバンに常備して実践中です。

2014年08月27日LKM博士
やっぱり腸は賢いな

先日、市販のもずく酢を晩飯に食べたのです。
3個パックで売っているやつです。

何か変な臭いというか味がしました。
微生物が増殖している味。
正確には増殖した微生物により産生された何かの物質の味。

でも、そのもずく酢はその日の昼に買ったものです。もちろん賞味期限はまだまだ先。
「大丈夫やろう」と豪快に吸い込みました。

夜中1時過ぎ。
お腹が、グリュリュリュ、キュリュッ、ゴロゴロって感じになって、
猛烈に腹が痛くなり目が覚めました。
「あっ、あのもずく酢や」
激しい下痢でした。

下痢って、それ自体がなってはいけない病気の様に思われている方が多いですが、
毒素等、体にとって悪いものを排除しようとしている現象です。
(本ブログで示す下痢は、炎症性腸疾患等の慢性的な下痢とは異なり、普段は正常に排便している人がたまに陥る下痢のことを示します。)

要するに、腸の細胞の受容体が、腸管内の毒素等を感知し、
その排除命令を出して、その通り体(腸自体)が反応している結果です。
逆に、毒素が腸管内にあるにも関わらず下痢をしないような状態は、
体にとってはよくないです。
薬等で無理に止めない方が好ましいと思っています。

今回のケースは、嗅覚と味覚で危険を察知したのにも関わらず、
最終的には危険物を食べてしまいました。
おそらく私のウンコ色の脳ミソは、無意識に「捨てるのは勿体ない」等、
生体へのリスク以外の余計な要因も判断材料に含めてしまい、
その結果、間違った決断をしたのです。
明らかに、腸の方が冷静で賢いということですね。


下痢は腸が正常に機能している証拠。
下痢をする度に、「俺の腸は元気だぜ!」って喜ぶことにしています。

関係ないですが、
下痢をする度にゲーリーを思い出します。
昔、中日ドラゴンズにいたゲーリーという外国人バッターです。
私は中日ドラゴンズファンではありませんが、
その下痢っぽい名前を連呼する応援歌が脳裏に残っておりまして・・・。
それだけです。

失礼しました。

2014年08月25日LKM博士
宿題代行???

朝、ラジオをハシゴ聴き(※)しながら通勤していますが、
今朝、夏休みの宿題の代行サービスの話題がありました。

※ラジオは毎日、あるいは毎週、決まった時刻に決まったコーナーがあるので、面白いコーナーに合わせて分単位でチャンネルを変えて楽しむ技。私は基本的にTBSの森本毅郎・スタンバイ!でニュースを把握し、その後はFM NACK5に行ったり来たり(詳細は省く)。

読書感想文
自由研究
日記
絵画
など、少々面倒なものを中心に代行すると聴きました。
料金は5000円位から1万円越えのものまであり、知的過ぎる読書感想文が送られて来たら、「文体をもっと幼稚にして」って追加料金で頼むこと等もできるらしい。

こういう商売が成り立つということは、利用する人が沢山存在するということです。
事実、インターネットで調べたら沢山業者がリストアップされて来ました。
これを利用する親は何を考えているのか私には理解できません。
これは、悩む子供と一緒に考え、アドバイスすることすら拒否したという意味でしょうか?

小学生が、試行錯誤して、消しゴムでぐちゃぐちゃにしながら、時には半べそかきながら、それでも一生懸命書いている姿はとても凛々しいです。
それは、本来やるべきことをやっている姿だからだと思います。
大量の夏休みの宿題は、将来、自分の身に困難が降りかかって来た時の立ち向かう姿勢や諦めない姿勢に繋がるとすら感じます。
仕上げた時の満足感を味わうことも小学生にとってはとても大事なことでしょう。

親は助けたつもりでも、これは子供にダメージを与える行為以外の何物でもないでしょう。
感受性の高い小学生時代に、宿題を代行サービスでやってもらう経験が与える負の影響は、決して小さくないはずです。
困難にぶち当たった時に立ち向かえない大人になる手助けをしているような気がします。

こんな疫学調査をしてみたいです。
夏休み宿題代行サービスを受けた子供と自分でやり切った子供の
20年後の生活の満足度、年収、社会的地位などの差について。
統計学的に有意な差がある気がする。

このブログを読んだ親が「そんなのあるの!!!」となることを強く危惧しながら、
本日は筆を置きたいと思います。


部下に英語翻訳ソフトを購入して欲しいと頼まれても拒否する上司より
(楽して和訳英訳しても永遠に身に付かないからね)

2014年08月19日LKM博士
講演要旨の締切日を守れない私

今秋は複数の学会のシンポジウムや技術シンポジウム等の講演を依頼されている。
全て偉い先生や関係者からの依頼で断れないものばかりである。
運営スタッフの方は、7、8月辺りから本格的な準備に入る。
そういう状況下、運が悪いことに、5つの講演の要旨の提出がこの8月に集中してしまった。

どれから書こうかな?
私の場合は、①プロバイオティクス/ヨーグルト、②ポリアミンの機能性、③腸内細菌の代謝物、という3つの顔を持っており、それぞれ依頼も対象者も異なるので、同じ要旨をたらい回しにすることはできない。
そもそも、文字数など制限が依頼者(学会)毎に色々あり、同じ内容でもそれに合わせて調整するのはそれなりに時間を要する。

締切日は分散しているが、全てにおいて、守れていないのが現状である。
というか、催促メールが来るまで認識すらできていない状況である。
何故、比較的責任感が強い私(少なくとも自分ではそう思っている)が、ここまでええ加減に対応しているのか不思議だったので、理由を考えてみた。

第一に、締切日を過ぎても、私が困ることはないからであるということに気付いた。
向うも余裕を持って依頼して来ていることも経験上、よーく知っている。

もちろん、運営スタッフは多少困っているのはわかるし、申し訳ない気持ちもあるが、
殆どのケースでは運営スタッフとは面識はないし、電話で話したこともない。
第二の理由は、これ、つまり全然知らない人に形式的に頼まれているという点である。
ご丁寧なメールであるが、逆にいうと字面だけ。
学会からの委託業者である場合も少なくない。
気持ちで動くLKM博士は、こんなクソ忙しい状況下、余裕がなく、知らない人の指示に従う気になかなかなれないのである。

第三の理由は、「本気を出せばすぐに書ける」という謎の心のゆとりのせいある。
催促されると余計に「今書こうと思っていたのに。やーめた」という心境になる。

但し、顔の知っている担当者の場合は、
申し訳なく思うレベルが高くなるので極力頑張って対応する。

先日も休暇中に早朝から起きて書いて送った。
すると、こんな返信が届いた。

「もう来ないかと思っておりましたので大変嬉しいです。
今の気持ちを画像で表現してみました(添付ファイル)。」
20140819.jpg
締切通りに提出していたら、こんな楽しいメールを頂けなかったと思うと、
締切日を守らなくて良かったと思う今日この頃である。

2014年08月08日LKM博士
ブログいっぱい書かなきゃなりません

来週初めに京都で仕事した後、そのまま実家のある奈良で夏休みを取ります。
なので、その前に来週分のブログを書いておかねばなりません。
1回分は助手A♂ブログがあるのですが・・・

これ、結構大変です。

連続更新記録をストップすれば良いだけの事なのですが。
止めたからって誰かに怒られることもないですし。

ただ、私は一度決めた事をこの程度で止めるほど、
根性無しではありませんので書きます。

とはいえ、今日中に仕上げるのは至難の業。
休暇中に毎朝iPadで書くことになりそうです。

いつもは前もって長編ものを準備しておくのですが、
今回は間に合いそうもありません。
昨年は超大作「穴の中の生物」①~⑥でした。

せっかくなので、もう一度読んで下さい。
書くのに3年以上を要した力作です!

穴の中の生物①
穴の中の生物②-出会い編-
穴の中の生物③-大人編-
穴の中の生物④-ひらめき編-
穴の中の生物⑤-成功編-
穴の中の生物⑥-観察編-

2014年08月06日LKM博士
重いなー②

今日も猛烈な暑さの中野菜を収穫して、いつも通り「花子とアン」を見ようとしたら、
NHKは広島平和記念式典を中継していた。

早いものである。
昨年、「あまちゃん」の時も同じであったことを明確に覚えている。
昨年初めてじっくりと式典中継を見て、その心境をブログにした。
タイトルは「重いなー」⇒https://lkm512.com/blog/images/2013/08/post-621.html
今年も松井広島市長の言葉と被爆者の祖父・祖母をもつ小学生の言葉を重く受け止めた。
そして、昨年同様、その言葉を神妙な顔をして聞いている安倍首相の姿に
「ほんまにわかってんのか?」
という気持ちが沸いてきた。

今日は、わざわざ「重いなー②」としてブログにするつもりはなかったが、
小学生のスピーチの「小さなことから行動したい」という主旨の話を聞いて、
やっぱり書くことにした。

実は、5月に仕事で広島に行く機会があった。
昨年の式典が頭に残っていたのであろうか、金曜日の講演の後、土曜日の夕方の大阪での打合せまで時間があったので、午前中に原爆ドームと広島平和記念資料館に行って来た。
小学校の修学旅行以来、約30年ぶりであった。
感想は重いのでここで紹介しないが、私のケースのように小さい時に一度行った切りという方には、もう一度行ってもらいたい。
20140806.JPG

これだけで終わると昨年と同じなので、少し違う視点の話を紹介する。

原爆の話になると放射能は完璧な悪者扱いされるが、科学の世界では、放射能を研究に有効に利用している例は少なくない。
私の専門の一つである微生物学と放射能とは全く関係ないように思われる方が多いだろうが、密かに微生物学にも利用されている。
細菌等を扱う際、これらの生物は目で見えないため、実験対象の菌以外の菌(すなわち雑菌:細菌もそれぞれ懸命に生きているためこの表現は嫌いではあるが、読者の理解を深めるために敢えて本ブログでは「雑菌」と表現する)が培地等に混入しないことは、正確に実験をする上での最低条件である。

従って、使用する実験器具は雑菌が完璧に除去されている必要がる。
この雑菌を完璧に殺す作業を滅菌という。
この滅菌に放射線の一つであるガンマ線が頻繁に使われる。
ガラス器具なら高温で長時間加熱したりオートクレーブ(高圧蒸気滅菌)で処理したりできるが、プラスチック器具は熱に弱く無理である。
しかもガンマ線滅菌は他の滅菌法と比較して安価である。

ガンマ線滅菌技術が存在しなければ、使い捨てプラスチック器具で作業することが多いウンコ菌の実験は、かなり大変な作業になっていると思われる。

2014年08月04日LKM博士
ノークーラー通勤

私は車内のクーラーが好きではありません。
且つ、給油の度に、リッターあたりの走行距離の新記録に挑戦しているため、
明らかに燃費が悪くなるクーラーは大敵なのです。
暑くてもノークーラーで、窓全開で運転しています。

こんなアホなことを、急に始めると熱中症になってしまうでしょうが、
暑くなり始める初夏から、徐々に体を慣らしていくので、
今では、33℃まではノークーラー運転に余裕で耐えられる体に仕上がっております。

いや...、余裕はないか。
32℃位になると不快感は高まります。

無意味だと思われるかもしれませんが、心は満たされます。
すれ違うほぼ全ての車が窓を閉めてクーラーONで走っているのを見て、
「勝った! この軟弱者め」
と勝利を味わうことができるのです。
通勤しているだけで、恐ろしい数の勝利を味わうことができるのです。
「勝った。勝った。また勝った。信号で待ってる奴等全員にまとめて勝った~」
って具合に。

そんな私にとって、快適な通勤環境を維持するためには、
道路が空いて常に車が走っていることが非常に重要です。
そうです、風を取り込み体感温度を下げると非常に楽なのです。

先々週から夏休みで小学生の登校による道路封鎖が解除され、少々快適に。
先週から車の台数が減って来てさらに快適に。
今日は先週以上に車が少なく、より快適に運転できました。
なんとか乗り越えられそうです。

ということで、この夏も、ノークーラー通勤という、
誰からも評価されないが過酷な課題に挑戦している私でした。

2014年07月31日LKM博士
朝飯は大事だ!

今日は仕込んだ食べ物を提出する日である。

ややこしい表現をして申し訳ない。
昨日食べた昼ごはん由来のウンコを回収する日である。

このブログの読者の皆様は何度か紹介しているのでわかると思うが、
被験者全員が同じ食事を食べ、
さらに昨日の昼飯にひじきを仕込んでおき、
そのひじきを目印に昼飯由来のウンコを回収し解析するのである。

「ウンコの成分を調べるにはその食事から揃えなくては正確ではない」
というのがベースとなる私の考え方である

だからウンコ提出日は朝が大変である。
通勤中に便意をもよおし大事なウンコを回収できない事態に陥ると大変である。
ましてや、私の場合、通勤に1時間以上かかる。

そんな状況下、起床直後から便意が...。
少し経つと便意ウェーブが消失。ホッ
安心して朝飯を食べ始めると再びウェーブが急襲。
パワーアップしているではないか。
仕方なしに、朝食を半分程度で諦めて出動。

途中でもれそうになることもなく無事に会社着。
会社の和式便所で完璧な便を出す。
ひじき含有部位を発見。
見事なテクニックでその部位を採取した。

しかし、
腹が減って仕方ない。
パワーが出ない。
(2014年7月31日 午前10:30現在)

朝飯は大事だ。

2014年07月28日LKM博士
今週はドカッと腰を下ろします

梅雨明け後の35℃越えでの社外での打合せ等での外出は苦手である。
8月後半も暑いが、暑さに慣れていない7月末の方が体への負担が大きい。

畑作業のおかげで、普通のサラリーマンより、
炎天下の暑さに対して体自体は耐性を持っていると思うが、
畑作業時は麦わら帽子で首から保冷用のタオルをかけており、且つ
汗まみれになっても、その後シャワーに入ればきれいさっぱりできる。

ところが、クールビズとはいえ仕事でスーツと革靴ではそうもいかない。
ヒートアイランド現象の激しい東京都心の道路の暑さは尋常ではない。
直ぐにケツ汗疹(※)になってしまう。

(※)毎年書いているが、私のお尻は張りがあり過ぎて(プリケツ)、汗疹になり易い

また、炎天下で外出して体が疲れていると、戻ってから研究論文を読んだり文献検索をしたりする際に、猛烈な睡魔に襲われるのである。
従って、研究にも悪影響があることは間違いない。

そのため、極力外出の予定は入れないようスケジュールを組んだ。
どうしても打合せが必要な場合は、こちらに来てもらう。
これはわがままではなく駆け引きでの勝利である。

そういうわけで、今週は、連日研究所にいる。
本来の職場なので変な話であるが、極めて珍しい。

先月rejectされた論文を修正してしまおう。
少々のんびりしている助手達にプレッシャーを与えよう。
その他、久しぶりに菌を培養する仕事も計画中。
但し、頼まれている原稿は書かない(余裕がある時にやるのは勿体ない)。
営業系の仕事も受けない。

少しワクワクする。

2014年07月18日LKM博士
つかれた

水曜日のブログを覚えておられるでしょうか?
参照ブログ:金曜日の午後まで待ってくれ

あれから先程(本日午前11時)まで、48時間ぶっ続けで書類を作成していました。
寝たのは一昨日3時間、昨日2時間のみ。

なんとか間に合った。
ギリギリ主義者は、ギリギリに仕上げるのであります。

今は、その副作用で、突然、腰がだる痛くなっております。
ずっと座っていたからでしょう。
気が緩んだのもあるのでしょうか? 急に痛くなってきました。

眼も疲れております。

机はいつも以上にぐちゃぐちゃ

大相撲は二日目の中入り前半戦でストップ。
現在、栃煌山が何勝何敗かも知りません。

そして、堰を切ったように
色々と仕事が舞い込んで来る有様。
来客
書類
メール攻撃

とりあえず・・・
ん~

逃げようと思います。

2014年07月16日LKM博士
金曜日の午後まで待ってくれ

金曜日の正午が〆切の仕事をやっています。
従って、今、非常に忙しいのです。
今夜辺りから徹夜をする覚悟はできています。

私以外、代わりにできる人はいません。
自分のアイデアを書き出す仕事ですから。
手伝いは、むしろ邪魔。

脳ミソを使う仕事なので、
恐ろしくエネルギーを消費しているようで、
ずっと座っているのに腹ペコになります。

そういうわけで、
全ての依頼を「金曜日の午後まで待ってくれ」とキャンセルしています。

その数不明。
金曜日の午後に、捌き切れない状況に陥った場合は逃亡しようと思います(笑)。

2014年07月14日LKM博士
今年も祓ってもらいました

どのようにすれば良い研究成果が得られるのか?

個人のセンスや、個人の人柄も重要なファクターであることは間違いありませんが、
実直に最大限の努力をしている場合、最後は運命みたいなものに依存すると思います。

大学3年生の時に研究室に入って以来、
数多くの機関の、色々な研究者(学生という研究者の卵も含めて)と接してきましたが、
私の経験から言えることは、
「運と研究成果に相関性が無い」とは、絶対に述べることはできないということです。
二重否定で、ややこしいですが、
運次第ってことが研究にも沢山あるよ!ってことです。
科学全般のことを、めちゃくちゃ非科学的な論点で述べていますが(笑)。

そういうわけで、毎年職場で行く武蔵御嶽神社でのお祓いは非常に大切にしています。
私が会社でやることの半分位がうまくいくのはこのおかげだと思っています。

今年は厄年ということもあり、
最前列を陣取って、祓って頂きました。
神主さんの振るあのお祓い棒の白い神聖な紙がバシバシ頭に当たりましたので、
完璧やと思います。

ブログを書くために少し調べた所、
あの棒全体を大麻(おおぬさ)といい、白い紙の部分は紙垂(しで)と呼ぶようです。
つまり、神主さんが振る大麻の紙垂が頭にバシバシ当たったということです。

さて、今週は大事な仕事を仕上げねばなりません。
考えるだけでしんどい作業なのですが、
良い結果が待っていると信じて取り組むことができそうです。

2014年07月10日LKM博士
The 影響 before 台風8号

台風8号の影響は我々の仕事にも既に出ています。

今日、明日と研究用機器のメンテナンスや修理が2つ入っていました。
ところが台風の進路もまだ不確定な昨日の午前の時点で延期決定。
2社共にです。

いや~、少々早くないですか?
まだ沖縄にあるんやで。
と思いつつ、
ダラダラ迷って明朝判断しますと言われる位なら即決の方が良いと思います。
こちらの予定もありますので。

さすが外資系。決断が早い。
社員個人の判断か、会社の判断かは謎ですが、

即決の要因の一つは、ここ東京都西多摩郡日の出町が辺境の地であるからかもしれません。
確かに、青梅線、五日市線は断トツの早さで本数減らしや運休に陥ります。
実際に、過去には大雨で帰られなくなった業者さんもいらっしゃいます。

そんな会社もある中、私は今日は板橋本部で会議。
「天候次第で判断してね」いう心遣いは
勿論ゼロです!

2014年07月03日LKM博士
今日は企業向け講演

本日は一般財団法人バイオインダストリー協会のセミナーで話します。

https://ssl.alpha-prm.jp/jba.or.jp/pc/activitie/tip_biotechnology/guidance/001395.html
"未来へのバイオ技術"勉強会
「メタボローム解析で全身を診る ~うつ病診断と健康寿命伸長」

私が受ける講演は大きく分けて(1)学会のシンポジウム等の研究者用、(2)市民講座などの一般の方向け、(3)技術セミナーなど企業中心の研究者向け、があります。

(3)はあまり受けません。
大人の事情がある時のみ受けます(笑)。

ただ、「ある食品や食品素材を投与したら、XXXの値が下がった」というような
胡散臭い食品ではなく、
同じ企業人として、可能な限り先端分析技術を駆使して、緻密に、
もっときっちりしたエビデンスのある食品を世の中に出すべきだ
ということだけは主張しようと思います。

まだ全くPowerPointの準備はしていません。
でも、午前中は別の用事がある。
会場仕上げになるかな・・・


ギリギリ主義の作者より

2014年07月02日LKM博士
帰還 ―ホッとしました―

朝、シャワーを浴びていました。
何かの気配。

オオオオオオオオオオオーッ!

20140702.JPG

風呂場の壁にアマガエルが~。

脱走してたアマガエル君ではないですか!
参照ブログ⇒脱走 ―心配です―

逃げる気配もないので、洗い終わって体を拭いてから、但し裸で対応しました。
無事捕獲、無事帰還。

特に弱っているような感じもしません。
よかった、よかった。

よく見るとちゃっかりウンコをしています。
20140702-2.JPG
真っ黒です。
脱走前に数匹与えた、畑で捕獲した旬のコオロギでしょうね。
ウンコが出るってことは飢えてもいないということでしょう。
いや~、よかった、よかった。

それにしても、風呂場に居たというのが不思議です。
水気がある場所がわかるのでしょうか?
センサーか? 本能か? 
それともカエルだけにフロックか?

(わかりにくい? 解説:カエル=フロッグ,フロック=思わぬ幸運)

2014年06月26日LKM博士
ウンコじゃない小話

初老の男性が自慢げに、
「私はXXXっていうピロリ菌に効くヨーグルトを3年以上毎日食べ続けているので、来週受けるピロリ菌の検査が楽しみだ。」
と言ってきました。

それに対して私は、
「陰性だったら良いですね。でも、陰性だったらもう食べる必要ないですね!」
と答えました。

すると男性は
「そうだな。でも陽性だったら食べ続けなければならないな。」
と言いました。

それに対して私は
「いやいや、陽性ってことは効かないってことですよね?」
と答えました。

男性は
「そうだな。3年以上も食べてるもんな。食べても意味ないな。」
と言いました。

XXXっていうヨーグルトの愛好者が一人減りました。

2014年06月25日LKM博士
何やったかな???

事実は一つでも、それをどのように考えるか或いは表現するかで捉え方は変わります。

残念ながら、今朝W杯サッカーの日本代表は敗れ、
グループリーグ敗退が決定しましたが、
「あの試合が...、あのシーンが...、あの采配が...」と戦犯探しをする人がいれば、
「実力からいえば順当だ。よく頑張った、お疲れ様。」と称える人もいます。

さて、我々の研究者の世界も、データから得られた結論を論文化する際に、
どう表現するかで採択される率が変わってくると思います。
タイトルも含め、ストーリーの立て方です。
もちろん投稿先のジャーナルの考え方を理解しておくことも重要です。

今、自信がある研究成果があるのですが、それをまとめて論文化しジャーナルに投稿したところ、酷評され拒絶されました。
リジェクトは慣れているので落ち込みませんが(参照ブログ:Rejectって普通ですから)、次を考えねばなりません。
このままの状態でレベルを下げて投稿したらどこかに採択されるのはわかっていますが、
それは私の心が許しません。
たぶん、まとめ方、内容の起承転結も含め表現の仕方が不十分で、斬新性が伝わっていないのです。

で、修正しようと毎日1時間位は原稿ファイルを広げて手を入れているのですが、
パッとしません。
結果的に、手元で長時間発酵させています。
ただひたすら考えて、何か閃くのを待っています。
経験上、考えれば考えるほど、閃きが訪れる可能性は高いので。

自分でも驚いたことに、寝ている時も考えているのです。夢の中で
昨夜も修正していました。夢の中で
そうしたら、凄く綺麗なストーリーができたのです。夢の中で
これはいけると確信を持ちました。夢の中で
早速、原稿ファイルを広げて修正を始めました。現実の世界で
でも、思い出せません。
どうしても思い出せません。

2014年06月23日LKM博士
ブルーライトカット眼鏡

会社では雑用が多くて力尽きるので、
帰宅後、気分転換して、自宅にて論文の検索や
次の日が忙しいとわかっている時はブログの執筆
を行うことがあります。

半年程前に、ブルーライトカット眼鏡を父親からもらいました。
50%カットのものです。
結構黄色いレンズです。
仕事ゴルフの景品だそうです。

ためしに寝る前にコンピューターを使う際にかけ始めて半年位経ちますかね。
よくわかりませんが、何か良いような気がします。
(黒縁メガネなので似合っているか否かは別問題。たぶん似合っている。)

目の疲れが減るような気がします。

元来、寝つきは良い方なので、
(ちなみに、東京駅から新幹線に一人で乗った場合、新横浜駅の存在に気付いたことはない。熟睡中。)
その点は変わらないのですが、
次の日の目覚めが違うというか・・・。
ほぼ目覚まし時計無しで狙った時間にパッと目覚めます。
最近はずっと5:20~5:30起床ですね。

知らず知らずの内に、体内時計が狂ってくる超夜型の現代人。
私の体内時計は
①朝畑、②朝飯&直後ウンコ、③ブルーライトカット眼鏡
により維持されているようです。

2014年06月17日LKM博士
田植え2014

昨年に引き続き、この週末に田植えをしました。
暦通り土日に連続2日間休めたのは久しぶり。
(面白いもので梅雨に入ると突然、講演とかが無くなるのです。)

じっくり過ごしたい気持ちもありましたが、
田植えには魅かれるものがあるので参加してしまいました。
完全無農薬での稲栽培の挑戦されている方の田んぼに行きました。

昨年も思いましたが、1日だけならできます。
しかし、何枚もの田んぼに一定期間に植えてしまわなければいけない事を考えると、
昔のお百姓さんは本当に凄いと思います。
2014061701.JPG

さて、私が田植えに魅かれるのは、もちろん水田ならではの生物たちのせいです。
本気で家の近くに「My田んぼ」が欲しいと思っている位です。

田植えをしながら、
「また、オタマジャクシでも育ててみようかな~」
と思っていました。
実は一昨年、オタマから成長したカエルを育てるのに失敗したので。
「カエルさん、ごめんなさい」

しかし、その田んぼ周辺にはカエルが結構いたのです。
2014061702.JPG


思わず捕獲してしまいました。
今、彼等は自宅にいます。
餌、大変です。

飼育が軌道に乗れば後日報告します。

2014年06月13日LKM博士
学会無事終了

第18回腸内細菌学会のシンポジウム「輝く日本発の腸内微生物叢研究の展開」での発表、無事終了致しました。

私は、プロバイオティクス、ポリアミン、或いは寿命伸長効果
のネタに関する講演を依頼されることが多いのですが、
今回は、腸内細菌の代謝産物、メタボロミクス(代謝産物を網羅的に解析する研究)についてという依頼。
オーガナイザーの先生に「ポリアミンの話でいいですよね?」と確認しても、
きっぱりと、
「代謝産物の話をお願いします。」

そういう訳で、普段話慣れていない内容だけに、真剣に準備せざるを得ませんでした。
また、非常に難しい研究なので、普段から困っていること、また私なりに考えて挑戦していることを正直に表現することを心掛けました。
結果的には、当日の昼休みまでスライドを作成する始末。

さて、本番。
堅い雰囲気でしたが、話の流れで恐る恐る「ウンコ」って言ってしまいました。
そうしたら、とても会場の反応が良く、調子に乗って連発してしまいました。
格式高い腸内細菌学会で、
殆どの参加者が糞便を対象に実験しているのも関わらず、
誰一人として「ウンコ」とは表現しない学会で、
言ってしまいました。
自分に驚く私。

懇親会では、
「ほんと良かった」
と言ってくれる方々が沢山いらっしゃったのでホッとしています。
笑いが取れていたという点での評価が多くて、
「内容はどうだったの?」と少々不安ではありますが...。

ただ、偉い先生方から、同内容での講演依頼が4件もあったので、
それなりに評価されたのだと思っています。

2014年06月11日LKM博士
学会準備なう

昨日のブログの通り、第18回腸内細菌学会のシンポジウム発表があります。

只今、当日の朝6:30
早起きして準備し、大体9割位完成した状態です。
何故、仕上げないのか謎でしょうが、
私にもわかりません。
できない性分としか言いようがありません。

目覚まし時計無しで4時半に起きられたので、
それなりにスライド作成ストレスはかかっているのでしょう。

発表準備ができていないのに寝坊するような大物になりたかった・・・

ウソです。

で、今はブログの存在に気付いて焦りながら書きつつ、
ネクタイいるのか?
上着はいるのか?
など、少し悩んでいます。

招待券をもらったのに紛失しているので捜索しないといけません。

間もなく朝飯食べて、ウンコして、
電車で便意をもよおさない事を願いながら、
7時半頃出発するわけです。

では、ごきげんよう。

2014年06月10日LKM博士
「輝く日本発の腸内微生物叢研究の展開」って、少々恥ずかしい

明日から第18回腸内細菌学会が東京大学で2日間に渡って開催されます。

私はここ2年間、
「他人の研究を聴いても私の研究が進むことはない。もし素晴らしい研究発表だったら焦るだけだし、自分のやっていることに対する自信が揺らいでも困る。反対につまらない発表を聴いて時間を無駄にするのも嫌だ。私が参加する位なら経験の浅く情報量の少ない若い部下達が行けば良い」
と参加していなかったのですが、今年は参加します。

というのも、初日のシンポジウムの講演に招待されているからです。
オーガナイザーの先生より
「私のやっている腸内細菌の代謝産物の話をして欲しい」
と頼まれ、「代謝産物の話なら任せとけ」とばかりに、深く考えずに引き受けました。
その後、要旨等は事務局からの依頼に従い期日通りギリギリで提出して、
気が付くと、本番直前という感じです。

で、改めてHPでそのセッションのテーマ(タイトル)を見てびっくり!!!
http://bifidus-fund.jp/meeting/index.shtml
「輝く日本発の腸内微生物叢研究の展開」

これは、大袈裟過ぎじゃあ~りませんか(笑)

私の研究に関しては自分の発想でやっておりますので日本発ではありますが、
「輝く」って程でもないし~。
地味に論文は書いていますが、レベルの高いジャーナルには掲載されないし~。
いつか光り輝くことを願ってはおりますが...。
ちょっと恥ずかしいですね。

既に提出した要旨を見て、
「おいおい、俺、こんなこと書いてたの?」
と自分で思わす独り言を言ってしまう始末。
何故か、私の研究の中心であるポリアミンの事は全く触れていない...。

とはいえ、明日発表ですから急いで準備をせねばなりません。
昨日から悩んでいるのですが、やっとウンコ色の脳ミソが整理できてきましたので、
後は、ギリギリまでスライドを作る作業になりそうです。

2014年06月09日LKM博士
晴れ男としての仕事

週末は凄い雨
だったようですね。

週末の信州ミルクランド「ほっとミルク祭り」に参加のため、
大雨の中、日の出町を出発したのは金曜日。
JR中央本線が止まるのではないかと心配しながら。

さすがに雨になると祭りの来場者は減ります。
お客様が来ないと私が休日出勤してまで行く意味がありませんので、
本気で晴れること、いや、その日の天気予報を目の当たりにした状況では、雨が止むことを念じました。

私が本気で念じれば大体晴れるんです。
過去には台風が急に進路を変えたこともあります。

松本に着くと地面は濡れていたので、
それまでは降っていたようですが雨は止んでいました。

祭り当日。
周囲の山々には真っ黒な雲が囲んでおり山頂は見えない状態でしたが、
見事に雨は降らず。
午後からは晴れ間が出て来る状態。
20140609.JPG
ほら、影が出ているでしょう!

さすがに皆、雨になると覚悟していたようで、
この状況は嬉しいが信じられない様子。
「本当に晴れ男とかあるの?」
と、あり得ない現象が起きたような反応でした。

科学的には証明できないのですが、あるんです。
私のファーストネームには「晴」って漢字も入ってますしね。

晴れ男現象は置いておいて、
ご来場下さった皆様、誠にありがとうございました!

2014年06月06日LKM博士
本日sumoyogurt発射 2014年5月場所分

本日発射です。

関脇・栃煌山 10勝5敗
碧山   8勝7敗 
栃乃若  9勝7敗
の27勝
さらに、栃ノ心幕下優勝お祝いで1箱プラスして
ヨーグルト28箱です。

さらに、
栃煌山 横綱鶴竜戦(2箱分)、大関琴奨菊戦の勝利
碧山 大関稀勢の里、大関琴奨菊戦勝利
でビフィズス菌LKM512スティック5箱プレゼント

発射前の様子です。
20140606-yg.jpg

幟賞はhoei-tterさんのこれ。
20140606.jpg
今回は私の思い付きで栃煌山関のサイン入りTSUNAも賞品に加えました。
いや、思い付きは今回に限ったことにないが...
20140606-tuna.png
20140606-nobori.jpg

残念なことに今場所は応募数が減りました。
マンネリ感か?
少し考え直す時期に来ているのかもしれません。
辞めるのは簡単なので、少し改善して継続したいのです。
難しいですね。

何はともあれ、ヨーグルト当選者の皆様、
冷蔵庫空けて待っててや~

2014年06月04日LKM博士
『ほっとミルク祭り』のお知らせ

長野県の皆様にイベントのお知らせです。
毎年恒例の信州ミルクランドの『ほっとミルク祭り』を今週末に開催します!
→ http://www.smilkland.com/hotmilk.html
開催日時
6月7日(土曜)10:00~16:00
6月8日(日曜)10:00~16:00

今年は協同乳業の60周年記念ということで、
私も参加します!
といいますか、参加することが水面下で進んでいたようです(笑)

従いまして、講演会もやります。
11:00~
13:30~
希望者が多ければ
15:00~
も、やってしまいます。

但し、私は6月7日(土曜日)のみの参加です。
働き過ぎなので8日はお休みということで。
とはいえ、8日も、
十分にビフィズス菌LKM512や研究内容を理解した人物が講演を行いますのでご安心を。
会長や私の前でプレゼンの模擬試験をして、
外部で講演できるエキスパート・プレゼンターの資格を獲得しておりますので。
私に比べるとウンコネタは激減でしょうが。

私に会いたい方は土曜日に来て下さいね~

もちろん、講演会以外にも、
お子様にも人気の模擬店
濃厚ミルクソフトクリーム
骨密度、腸内年齢測定
等々
色々あります。

皆様のご来場、お待ちしておりまスッキリ快便!

2014年06月03日LKM博士
研究者の言葉レセプター

昨日、石川県立大でセミナーで話をさせて頂きました。

よかった!

何が良かったとは一言で述べられません。
極めて感覚的なものです。

一般的には、自分の研究を紹介した場合、
それに対する参加者の意見を頂き、
研究のヒントなり、今の方向性の正しさなりの確認などができます。
当然、他人の研究も刺激的で、また気軽に質問できるのも良い点です。

また、懇親会をすれば、それは更に深まり、
新たな人との繋がりができます。
共同研究が始まるのも、こんなきっかけが殆どだと思います

勿論、昨日はそれらは完璧でしたが、それだけじゃないのです。
謎の充実感。

おそらく、似通った価値観を持つ人達と話せるのが良いのでしょう。
研究に対する野望、希望、失望、絶望、願望、(糞望)
私の場合、会社では得られない何かです。

日本全国探しても1ppm(100万分の1)程度の濃度でしか真剣にウンコ研究に取り組んでいる人間はいないわけですから、学会以外の場所で集まれるのは素晴らしいことなんです。

ウンコ話はいつもしているのですが、満足度が違うんです。
ウンコロジーを知っている人、或いは話を聴いてもらって理解して興味を持ってもらった研究者ならではの反応が、私の心を満たしてくれたのだと思います。

たとえ、研究が成功し社内で評価されても得られないものです。
たとえ、ハイレベルなジャーナルに論文が掲載されても得られないものです。

研究者は、研究者の言葉にだけ反応するレセプター(受容体)があるということです。

このレセプターを介して気力が発現しました!

このような機会をくれたシン君
サンクソ ベリー ウンチ!
(バカにしているようだが最上級のお礼)

2014年06月02日LKM博士
誤算

羽田空港第2ターミナルなう。

今日は共同研究者に頼まれ大学にセミナーをしに行くため、
早朝の空港行きのバスで出発し、余裕をもって空港に到着し、空港でプレゼンの仕上げをする予定であった。
予定通り到着したが誤算があった。

ウンコ

である。

5時台に出発、更に余裕のある時間帯での到着予定のため、
朝食は空港でと考えていた。
従って排便も空港で行う予定。

しかし、予定は狂った。

出発直前に便意をもよおしたのだ。
排便。
何とか走ってバスには間に合ったが汗だく。
でも、間に合えば良い。

しかし、
バスの後半に、再び便意をもよおしたのだ。

そう、私のウンコ回数記録表によると、月曜日は他の曜日と比較して統計学的に有意に排便回数が多いのだ。
おそらく、土日にいっぱい食べて、且つ、土日の排便回数が少ないため、
たっぷりウンコが溜まっているのであろう。

バスに便所はある。
しかし、空港のウォッシュレットでしたい!
まだ、余裕があった。

しかし、バスを降りた途端、猛烈な便意。
漏れそうな状態。
走れない位、ウンコが肛門を刺激している。

何とか便所に駆け込んだが・・・、大便所満員。
「なんで、皆、こんな早朝からウンコしてんねん。」
と思いつつ、より端っこの便所へ、膝から下を使ってもがき歩き進む。
羽田空港第2ターミナルの便所の位置は把握している。

着いた。
しかし、ここも満員。空いている便器がない。

絶望&冷汗
漏らすわけにはいかん・・・。

ロビーの反対側の端っこまではいけない状態。
とっさに階下の到着ロビーへ移動することを思い付く。
早朝のため、まだ到着便は無いため、空いていると判断したのだ。

近くのエスカレーターで降りて
間に合った。

2014年05月27日LKM博士
ボケボケ事件

昨日の出来事である。
電話に出たらやたらと声が小さい。
話し慣れた相手(サトシ君)であるが、いつもと異なりとにかく声が小さい。
1分間程話した後、耐えられずに、

私「声小さくて聴こえ難いんやけど?」
サ「こっちもです。」
私「携帯電話?」
サ「いや、板橋(会社本部)のいつもの固定電話からですよ。」
私「まるで○○君(とにかく声が小さい社員)と話ているみたいやねんけど」
サ「ハハハッ」
私「さっきまでは大丈夫やったけど、なんでやろ?」
サ「たぶん風のせいですよ。今日、凄く風が強いんで。暴風です。」
私「電話って風の影響を受けるんか?まあ、ええわ...(なんとか会話できるので)」
(電話線を介しているので、そんなはず無いやろ。台風の時も電話できるし...と思いつつ。)

1分後に要件を確認し、電話を切って子機を置くと、バタン。
? 倒れた?
???
??????
「うわっ、反対や」

受話器(話を聞く部分)を口側に、送話器(話をする部分)を耳側にしていたようである。
まるで志村けんのコントではないか!

15分かけて作成した解説図
20140527.jpg
どうやら私、少々お疲れのようです。
優しく接して下さい。

2014年05月22日LKM博士
お薦めの焼肉屋紹介

大阪の市民講座の前日に関係者を集めて行ってきました!

私の学生時代の先輩が経営している焼肉屋です。
『焼肉工房つるまさ』
大阪府内に2店舗ありますが、先輩がいるのは2店舗目の塚本店。

隣の研究室の先輩で、
朝は比較的強い私はアパートからモーニングコール
その代わり、先輩は私をアパート~研究室間を車で送迎
という共生関係を形成していました。

(信じられないでしょうが、その研究室は教授より遅く研究室に着くと実験の相談すらしてもらえないという色々な意味で恐ろしい環境だったので、教授より早く出研(※)せねばなりません。さらに手強いことに、教授は早朝7時頃には出研するのです。従いまして、我々は毎日6時半には起きて出研せねばなりません。我々はあり得ない位早朝から勉学に励んでいる大学院生だったのです。)
※研究室に来ること。出社と同じように使う(私の造語)

土曜日はかなりの頻度で一緒に近くの温泉に行っていたのですが、
「どこまで不潔に耐えられるか!」
と水曜日位から風呂に入らず耐えるというようなバカなこともよくやったものであります。
金曜日の午後とか体中が恐ろしい位、痒くなるわけです。
しかし、これを耐えて入る温泉は至福の快楽を味わえるのでお薦めです。


先輩だからというのではなく、とにかく安くて美味い。

タンは牛の舌と認識できる厚切り!
チェーンの焼肉屋で薄いタンに慣れている方は、タンって気が付かない位の分厚さです。
コース料理に出て来る野菜は凄まじい量。
目玉はこのハラミ。
20140522-1.JPG

伸ばすと、60~70cm位ありますかね。
20140522-2.JPG

おかげ様で、腹いっぱい食べた私は、
次の日のウンコはたっぷり4回でした。

2014年05月21日LKM博士
一時的に悪いニュース

ある米国の研究者が、
「米国内の研究資金に申請するのだが、その研究内容がかくかくしかじかなので共同研究をしてくれ」
と言って来た。
正確には『言って来た』のではなく『メールを送って来た』である。

かくかくしかじかな内容はもちろんブログで公表できないが、
我々が損をすることは無さそうなので、申請書の準備に協力した。

1ヶ月後、
落選を示す内容のメールが届いた。

しかし、そのメールのタイトルが素晴らしい!
Temporarily bad news about our project
『我々のプロジェクトに関する一時的に悪いニュース』という意味である。

「ヘイ,ミツハル! 半年後にまた挑戦するのでヨロシクッ!」
で締めくくられていた。

なんて前向き...。
不思議なもので、何故か落選したことすら感じない。

というか、落選したことすら明確には述べられていない。

私の英語力がなく、「採択されたので、半年以内に実験データを出そう」
という様な内容だったらどうしようと、何度も読み直した程である。

2014年05月19日LKM博士
市民講座へのご参加ありがとうございました!(大阪編)

昨日(5/18)に開催致しました市民講座へご参加下さった皆様、
誠にありがとうございました。
m(μ_μ)m

初めての大阪での開催ということで不安でしたが、
約550名の方に来て頂けたということでホッしています。
20140519.JPG

場所がわかり難かったようで、多くのご来場者の方には大変ご迷惑をかけし、
誠に申し訳ございませんでした。
m(*д*)mお許しを...
それにしても迷路みたいな建物でした。
あるエレベーターに乗ったら会場のある2階には止まらないとか・・・
綺麗で近代的なのは素晴らしいのですが・・・。
案内役を配置しておりましたが、500名を超える大人数を賄い切れませんでした。

今回のパネルディスカッションは香坂みゆきさんに参加して頂きました。
早見優さんとは、また違う雰囲気。
自然体で、思ったことをスパッとお話される方でした。

不思議なのは、1週間前に東京での市民講座と同じ内容でパネルディスカッションを行ったのですが、話の内容が全く異なったことです。
事前の打合せは5~10分程度で、「こんな質問をします」
とだけ言われているのですが、話す内容はいちいち考えていません。
従って、流れに任せて思いついたことを話すのですが、
あそこまで内容が変わるのは驚きです。

終わってから、自治医大の早田邦康先生、司会の小林美幸さんとも、
「先週と全然違ったね~」
と、自分たちが一番驚いていました。
ちょっとした香坂さんと早見さんの反応の違いが影響したのだと思います。

2014年05月13日LKM博士
注目の論文に選ばれました!

4/2にブログで紹介しましたNature姉妹誌Scientific Reportsに掲載された論文が、
2014年4月の「注目の論文」として選ばれました!
(参考ブログ⇒我々のアンチエイジングに関する論文が公開されました!

各月に掲載された論文の中から1~数報選ばれるようで、非常に光栄です。
これがそのページの写真です。
20140513.jpg

日本語の要旨まで付けて頂いておりますので、
是非ご覧ください。

注目の論文(日本語要旨)

ネイチャー・パブリッシング・グループ様、ありがとうございました。

これで、ポリアミンの素晴らしさがより多くの人に伝わるとありがたいです。

ただ、「注目の論文」に選んでくれる位なら、
もう一つ上のレベルの姉妹誌をリジェクトしないでよ!
って少し思った次第であります(笑)。

2014年05月12日LKM博士
市民講座へのご参加ありがとうございました!

5月10日(メイトーの日)に開催致しました市民講座へのご参加下さった皆様、
誠にありがとうございました。
m(μ_μ)m

おかげ様で快晴で(晴れ男なので自信は持っておりましたが)、
700名と満席になり、主催者一同、非常に喜んでおります。

正直、会場を大きくしたのは良いが、
果たして昨年の500名を超えるお客様が来場して下さるのか心配しておりました。
が、杞憂に終わりました。
20140512.JPG

パネルディスカッションには早見優さんにも参加して頂きました!
昨年に引き続き2回目ということでお互いにリラックスし、
昼食からご一緒させて頂き、楽しく過ごす事が出来ました。
昼は英会話の話をしていましたかね。
元祖バイリンガルアイドル、現在も英語番組を担当されている方との英会話の話。
うらやましいでしょ?

休憩時間には我々の「恋するフォーチュン クッキー 協同乳業60周年記念バージョン」を流したのですが、
舞台横で控えている時、早見さん、横で恋チュンを歌っていました。
生歌も聴いてしまいました!

以上、個人的に楽しんだという自分勝手レポートでした。

とはいえ、この市民講座が良かったかアカンかったかは、
来場して下さった皆様が評価することで、
主催者が「盛り上がりました!」なんて報告するのは、
おごり以外の何物でもありませんので控えます。

私は全力でやったということしか書けません。

さて、大相撲五月場所も始まり忙しいけど、今週末は大阪。
晴れますように!

2014年05月07日LKM博士
休みの終わりはハードワークのスタート

ゴールデンウィークは如何お過ごしでしたか?
私は暦通りでした。

4月中に意地でも終わらすと決めていた論文原稿(日本語で作成済み)の英訳を、
一日遅れですが、5月1日に終了できたので、「良」としましょう。
ただ、5月1日は本気を出し、
午前9時から午後10時まで、トイレに1回立っただけ、
あとはずっとコンピューターの前で英訳し続けるという
ストイックな1日を過ごしました。
その間、口にしたのは水500 mlとおにぎり2つのみ。
集中すれば空腹感は無くなります。
これ位自分を追い込まないと、論文を書くという難行は、いつまで経っても終わりません。

さて、この先1か月間は、今週末の市民講座を皮切りに、
毎週ちょっとヘビーなプレゼン(講演)が多数予定に入っております。
場所も東京を飛び出すことも多く、広島、大阪、名古屋、石川にも行きます。
求められているプレゼン内容が異なるので準備が面倒。
土日に2日間きっちり休める週がありません。
そして、大相撲五月場所も始まります。

とはいえ、
やる前からストレスを感じても仕方ないので、
「目の前の仕事を一つずつ片付ける」作戦で臨みます。

全て飲み会はセットなので、それを頭の中心に置いて臨みます。
地の酒と肴を頂き、食べ過ぎないことを心掛けます。

移動時間は読書を楽しみます。
移動中に読む本は、既に3冊購入済み。

ドーンと来い、この先1ヶ月。

2014年05月02日LKM博士
「恋するフォーチュン クッキー」 踊らされた... つづき

昨日、ブログを書くために自分達の恋チュンを数回繰り返し見て、
再び脳裏にこびりつくあのメロディー。

恋するフォーチュンクッキー~ 
未来はそんな悪くないよ♪♪♪♪
Hey! Hey! Hey!♪♪♪ ・・・

「俺、この部分を踊りたかったわ」、なんて思いながら疑問が。

ところで、フォーチュンクッキーって何やねん?

調べました。
ウィキペディアによると
「フォーチュン・クッキーまたはおみくじクッキー (fortune cookie) とは、その中に運勢が表記されている紙片(おみくじ)が入っている菓子である。アメリカ合衆国・カナダの中華料理店において食後に提供されることが多い。」
とあります。
ただ、元来は日本の神社で配られていた辻占煎餅に由来するものらしいです。

へー、ふーん。
まあ、どうでもいいですね。

この歌詞の中にはお気に入りの部分がありました。
「ツキを呼ぶには 笑顔を見せること」
意識的に笑顔を作ることが無い私には、それなりに心に響きました。
これからはスマイルで行きましょうかね。

「人生捨てたもんじゃないよね あっと驚く奇跡が起きる」
ここはその人の生き方に依存すると思います。
目標持って日々努力していたら奇跡も起こるでしょう。
でも、普通に過ごしていても奇跡なんて起こらないというのが私の持論です。

ただ、「恋するフォーチュンクッキー」というタイトルですから、
基本的には、恋愛というものを運をキーワードとして前向きに捉える歌だと思います。
従って、恋愛以外の物も対象に含めて「運を味方につけるには努力が必要」と考えるのは筋違いかもしれません。
失礼しました。

さて、練習中にはAKB48が歌っている姿をYou Tubeで何度も見ました。
これまで意識して見たことはありませんでしたが、
実際に踊ってみて彼女達は凄いと感心させられました。
一部分の踊りを覚えるだけでも大変な我々ですが、
彼女達は歌いながら大人数で揃えて踊っています。
しかも、とびっきりの笑顔できっちりカメラも意識して。

よく言われるんですよ、私。
撮影中に「カメラをもっと見て」とか反対に「インタビュアーだけを見て」とか。
「もう少し笑顔で」、そして頑張って笑っても「もっと笑顔で」って。

AKB48の個々人を識別するのはまだ困難なのですが、
「どの女の子が一番いいですか?」
と練習中に聞かれて、データを眺めるように恋チュンの映像をじっくり見て
「彼女!」って指したのは、
柏木由紀さん、だそうです。

今後LKM博士は、『ゆきりん』派でいきます。

2014年05月01日LKM博士
「恋するフォーチュン クッキー 協同乳業60周年記念バージョン」 踊らされた...

おかげ様で60周年を迎える事ができました!

それを記念致しまして「恋するフォーチュンクッキー」を全社員で踊りました!
というか、踊らされました。

何故、このような企画を実施したのか理由は不明です。
ただ、このブログに登場したこともあるケイイチロウ部長(私の上司の一人でもある)が、
普段は殆どリーダーシップを発揮しないのにも関わらず、
何故かこの企画だけは、立案から役員への説明、各部署への交渉、ダンス指導、さらに撮影まで、強引に進めやり切ったようです。
本当に謎です。

そして「アクセスが多いこのブログでも紹介して欲しい」
とお願いされましたので、このブログを書きました。

では、ケイイチロウ部長の自信作!
ご覧あれ!⇒「恋するフォーチュン クッキー 協同乳業60周年記念バージョン」

20140501.jpg

こういう企画は、社内で皆で一つの事に取り組む姿勢、
そこから得られる一体感が重要であって、
所詮、自己満足的なものでしょう。
ですから、他の方が見て楽しいものではないと思います。

なので、見たい方だけ見て下さい⇒「恋するフォーチュン クッキー 協同乳業60周年記念バージョン」

最初につまらない寸劇がありますが、我慢して下さい(笑)。

各部署、きっちり練習したようです。
職場を表現するのに、それぞれ工夫もしています。
やたらと楽しそうな部署
やたらと踊りにキレがある部署
やらされた感丸出しの部署
変なカツラを付けている役員
冬なのに半袖で屋外で踊っている部署(映像からは寒さは伝わらないが)。
色々です。

私は2部署兼務しているのでそれぞれのパートで、合計3時間位は練習しましたかね。
いきなり前奏のパートに登場しますが、
ここでは何故か春日野部屋さんのTシャツ着ています。
このフォーメーションを編み出すのは苦労しました。

ちなみに、謎の力を発揮したケイイチロウ部長は
私が登場する最初の前奏パートの左から2番目のおっさんです。

ちなみに、ケイイチロウ部長は一曲完璧に覚えて踊れます。
ビフィズス菌LKM512の機能はちゃんと覚えられないのに・・・。


ふと、おもしろい事を思いつきました。
東京、大阪で開催する市民講座は、開場後から開演までの時間これを流そう。

2014年04月24日LKM博士
私枠で招待します

今年も市民講座を開催します!
過去2年間、満席で大好評だったので、
調子に乗って大きな会場に変更して、
さらに大阪でも開催致します。

東京の部 5月10日(土曜日)13:00~16:00 有楽町朝日ホール
大阪の部 5月18日(日曜日)13:00~16:00 松下IPMホール

ちなみに5月10日はメイトーの日。May 10

今年のテーマは
「あなたが知りたい 本当の健康長寿食」

既に応募は締め切りました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

ただ、今、このブログで初めて知ったという方も多いでしょう。
ということで、
このブログを読んで頂いている方で、聴講してみたいという方がいらっしゃいましたら
Twitterで私宛にご連絡下さい。
ブログ特別枠、しかもVIP待遇でご招待致します。
VIPと言っても舞台が見易い席というだけですが、
このブログの読者を大事にしたいという私の気持ちです。
感謝・感謝 m(μ_μ)m
早いもの順です。特に東京は。

いくらブログで書いても伝わらない「ウンコ実験」へのこだわりや想いなど、
生でお伝えできれば嬉しいです。
東京は早見優さん、大阪は香坂みゆきさんがいらっしゃいますよ~。

2014年04月23日LKM博士
糞夢

「フンム」でも、「クソユメ」でも構わない。
辞書には載っていない。
私が今朝ブログタイトル用に悩みに悩んで創った言葉である。
英語で表現するとこんな感じであろう。
Fecal nightmare(糞便的悪夢)

====================================
ある日の午後、研究所の微生物室で作業をしていた。
すると内線電話で、「用意ができましたので講義始めて下さい」と言われた。
私「えっ、今日何かありましたか?」
相手「3時から保険組合の方の研修があって、そこで1時間講義ですよ。」
私「えっ、覚えてないけど...。じゃ5分待って下さい。すぐ行きます。」
と片付けて、急いで講義に向かった。

研修室には20人位の方がいた。
先日使ったPowerPointスライドで講義を始めた。
なかなか相性が良いお客様である。
喋りも調子が出てきた。
ふと気が付くと、コンピューターの横に、
先程まで使用していた糞便希釈試験管を置いていたのに気が付いた。
試験管は、発泡スチロールの中の細かい氷に突き刺してある。

見せてあげようと思い、解説しながら出した。
皆さんが、恐怖半分、好奇心半分で見ているので、2本目も出そうと思った。
その時である、悲劇が起きた。
蓋が取れて、ウンコドロドロ液が私の手にかかった。
「ゲッ」これはヤバい。

ごまかそうと平然と喋っていたが臭い。
そして気持ち悪い。
耐えられない。
慌てて手を洗浄するために部屋を出て・・・、
戻って来るとコンピューターの上にも希釈糞便・・・。
The end.
====================================

恐ろしい糞夢であった。

こんな糞夢を見るなんて、
ウンコに何か強迫観念があるのかもしれない。
確かに、ウンコ実験で悩んでいることはある。

夢で臭気まで感じるなんて、リアリティーがあり過ぎた。
残念ながら誰のウンコだったかは覚えていない。
ただ、とても臭かった。

2014年04月22日LKM博士
紫蘇が・・・

オンブバッタを育てるためのシソの種が、
(参考ブログ:オンブバッタ牧場

紫タマネギを栽培しているプランターに多量に自然落下していたようで、
この1週間で凄いことになってしまいました。
20140422.JPG

一面、シソ、シソ、シソ・・・

タマネギもこれから膨らんでくる大事な時期なので、
早めに引っこ抜きますかね。
シソは結構強靭な根を張るし、これ以上大きくなると厄介。

ホームセンターとかで苗が数本100円以上で売っていること考えると少々勿体ないけど。

2014年04月15日LKM博士
後輩が来てくれた

日曜日、愛知県犬山市の健康祭りで1時間程度の講演をしました。
ご来場下さった皆様、誠にありがとうございました。
m(μ_μ)m
最後にちょっとドタバタがありまして(笑)、十分に皆様の質問に答えられず、
少し残念な気持ちが残っております。

ところで、
講演の10分前って、演者は結構暇なんですよ。
他のスタッフは来場者に資料を配ったり、席を誘導したりと忙しいのですが、
することがない。
やることと言えば、小便くらいしかない。
でも、大概、その前に終えているので、殆ど出ない。

仕方ないので、会場から離れて、
「人集まるかな~」
と思いながら施設に張り出してあるポスター等を眺めていたら、
私に声を掛ける人が...。

一瞬わかりませんでした。
でも、1.5秒後にはきっちり名前も出て来ました。
「アホのタカギ」です。
時々いじめていたタカギ君です。
いや、かなりいじめていたタカギ君です。

信州大学時代の剣道部の後輩です。
しかも同じ農学部だったので、いつも一緒に稽古していた後輩です。
「何? なんで? なんでここに居るの?」

そういえば、タカギ君は犬山出身で犬山在住でした。

広報誌を読んで、協同乳業の講演会があることを知り、
もしかしたら私が来るかもしれないなと来てくれたようです。
いや~、びっくりしましたね。

そのタカギ君、昨日、メールもくれました。
「それにしても、ウンコネタがあそこまで一般受けするとは驚きです」
ということです。

感想それだけ?
いや、それで十分。
彼はボキャブラリーが少ないので。
サンクソ!

2014年04月11日LKM博士
大体片付いて、次は・・・

昨年後半に嘆いていた依頼原稿の仕事、
参照ブログ:執筆業

3月締めの2つを数日遅れで仕上げて、大体片付きました。
大体というのはこの後、出版社から校正等の依頼があるためです。

残りは、私が実験をやって来た中で、苦労したエピソード等を軽いタッチで書いてくれと頼まれている原稿だけです。
要するに、お堅い学会誌の中で、ちょっとした息抜き系のエピソードを依頼されたわけです。

逆にこういう書き物の方が苦労しそうな嫌な予感。

学会誌に「ウンコ」なんて書けないだろうしね~。

「堅い記事でなく、軽いタッチで」って頼んだ方も、
私が普段ブログで、ここまで軽いタッチの話を書いているとは知らないだろうしね~

とりあえず、好きに書いてくれと頼まれた原稿。
「ウンコ」、いや、百歩譲って「うんち」で初稿は出してしまいましょう!

2014年04月09日LKM博士
2014年 年間ウンコ回数途中経過①

2014年も3ヶ月が過ぎました。
とりあえず、ウンコ回数のペースを把握しておく必要があり整理しました。

1月 42回
2月 35回
3月 46回
3ヶ月間の合計:123回
1日平均回数:1.367回
このペースが続いた場合の予想年間ウンコ回数:499回

20140409.jpg

年間512回を目指しているので、まずまずの序盤です。
大体、後半にペースが上がって来ますから、理想のペースと思います。

今年の特徴は自宅での排便回数が多い事。
自宅で50回
毎年、圧倒的に多い会社での排便の58回と拮抗しています。
理由はわかりませんが、畑作業がまだ本格的に始まっておらず、
毎朝、家でじっくりウンコをしているからでしょうか。
毎朝5時半には起きて活動しているのも要因かもしれません。

また、研究用に使用したウンコも多く、既に5回分を使っています。
たった5回と思われるかもしれませんが、
会社で出した58ウンコ中の5ウンコですから、
8.6%も実験用に使っていることになります。

近年は本試験の被験者やマウスのウンコを調べるばかりで、
自分を含め身内のウンコを実験用に使う機会が少なかったのですが、
この増加は、予備的に実験手法を試行錯誤している証拠ですね。

2014年04月08日LKM博士
プレゼンタイム

昨日ブログに書いた土曜日の酒前プレゼンに引き続き、
昨日も50名程の前で研究成果のプレゼンテーションをしました。
今年度2発目です。

ふと、「今年度は何回やるのだろう?」という疑問が頭をよぎりました。
月間3~5回とすると、おそらく年間40~60回の範囲と思いますが、
実際数えたことはありません。
そういう訳で、今年度はどれだけ実施するのか計算してみようと思います。
プレゼン時間等も記録していきたいと思います。
もらった質問なども、暫くすると忘れてしまいます。
それらもひっくるめて、
ウンコ集計と同様にExcelで管理してみます。

これで、少しプレゼンをする楽しみができました。


次は、5日後、来週4月13日の日曜日
愛知県犬山市の市民健康館「さら・さくら」での健康祭りです。
弊社東海工場が犬山市にある関係でお話があったようです。
午前11時から約1時間講演をするので、お近くの方、是非遊びに来て下さい。

と、人が来なかったら寂しいので少し宣伝してみました。

こういうお祭りでの講演は、主催者が考えている程甘いものではなく、
非常に人が入り難い事を、経験上よ~く知っていますから。
そして、恐怖のちびっ子がいる可能性も高いのですよ。

2014年04月07日LKM博士
最初で最後 酒前プレゼン

おかげさまで当社は60周年を迎えたということで、
この土曜日にOB、OGの方も招待して内輪で立食の記念パーティーを行いました。

その中に私が10分間程研究成果を話すというコーナーがありました。
宴も盛り上がっている開始1時間後位のタイミングで。
今考えたら、何故、このタイミングだったのでしょうね?

ステージに上がる前から会場の雰囲気でわかっていました。
「誰も聴かないぞ」って。
そもそも5分前までは私もその場で一緒に飲んでいたわけですから。

登壇・・・、予想通り、殆ど聴いていない・・・。

プレゼン中「ブログのネタにするしかないな~」
と考え始める始末。
集中できていないことを示す完璧な証拠です。
私の場合、集中できていない時は、プレゼンしながらでも、
色々と別なことが脳裏を駆け巡るのです。
久しぶりにこの感覚を味わいました。

私が絶対にやりたくないプレゼンはこれまで大学の授業でした。
すぐ寝る(講義が始まる前から寝る。寝る気で出席しているとしか思えない)
携帯電話をいじる
ぺちゃぺちゃ喋っている。
先生は怒らない。
(私が協同乳業という看板を背負っていなければ、完全にキレています)

でも、話していると、最初は興味なさそうだった生徒でも、
途中から聞き入ってくれる人が数十人は出てきます。

しかし、今回は無理。
アルコールが入ってましたので。

もう二度と引き受けません。
お酒が入った人を対象にしたプレゼンは。

2014年04月03日LKM博士
影響

昨日のプレスリリース後、
外部の知り合いがネット上で色々と見つけて連絡をくれました。

昨日、私は提出期限を過ぎた原稿と生ウンコ実験で必死のパッチでしたので、
メールを受けて確認して笑ってしまうだけ。

まずはこれ。
理化学研究所さんがリリースを共有してくれたのですが、
トップページに、しかも小保方さんのSTAP細胞の調査報告の真横に掲載されていました。
2014040301.png
ァハハ・・(・∀-`;)

STAP細胞に関しては、私は素人なのでよくわかりませんが、
彼女が「できた」と主張するなら、もう少し時間を与えてあげれば良いような気がします。


これも笑ってしまいました。
共同研究したHMT社の株価が証券会社のニュースになる位に上昇したそうです。
2014040302.jpg
おそらく彼等は、この情報を私にだけは掴まれたくなかったでしょうね~。
特に私を担当している漢氣(おとこぎ)がある営業マンは。


まあ、何が起こっても、
私の給料には殆ど影響がないことだけは自信があります(笑)

2014年04月02日LKM博士
我々のアンチエイジングに関する論文が公開されました!

2014年度、ブログの最初は「ウンコもらしちゃったマーク」で楽しくスタートしましたが、研究の方も良い形でスタートしました。
4月1日の18:00、我々の論文がNature姉妹誌Scientific Reportsに公開されました。

2009年から始めた
「腸内ポリアミン濃度コントロールによる健康寿命伸長食品の開発」
で実施した研究をまとめた論文です。
今日は、詳細は省き、要点のみを述べます。

①我々がアンチエイジング物質として期待している「ポリアミン」。これを腸内細菌に作らせて、生体内に供給することで健康寿命を伸ばそうという試みです。

②色々な試験(本当はここが味噌なのであるが今日は省く)の結果、
アルギニンの投与で腸管内ポリアミン濃度が増やせることがわかりました。
また、それにLKM512を加えると、より確実にポリアミン濃度が増やせることを見出しました。
個体差がある腸内細菌を利用して、殆どの個体の大腸内に特定の有用物質(今回の場合はポリアミン)を作らせることに成功した最初の例と思われます。

③アルギニン & LKM512をマウスに長期間投与して寿命と学習・記憶力への影響を調べました。
こだわったのは匹数。140匹でスタート。
この数やったら誰も文句言わんやろと。助手達は私を恨んだと思いますが。
もう一点、こだわったのは投与開始時期。
14ヶ月齢の時点から投与開始したのですが、マウス平均寿命を2年として、日本人の平均寿命を85歳とすると、大体50歳から投与開始したことになります。
これまでの我々の実績は10ヶ月齢(同30歳代半ば)でしたから、
大失敗の終わるリスクがありましたが果敢に挑戦。
おかげ様で、なんとか寿命は伸びました。

そして投与半年後、すなわち20ヶ月齢での学習・記憶力試験の成績が、アルギニン & LKM512投与群では非投与群と比較して有意に高かったのです。
20ヶ月齢というのは、先程の平均寿命換算で70歳位です。凄い!
ヒトに応用したら、70歳時点で脳機能が高まるという可能性を示唆しています。

色々調べて、ポリアミンは脳機能とも関係がありそうだと興奮していた昨年秋、
ショウジョウバエの実験で、ポリアミン高含有餌で加齢による記憶低下を抑えた研究成果がNature Neuroscienceに掲載されました。
今では、我々の結果は偶然ではないと確信しております。

ということで、滞っていた論文は、私が全部ひっくるめて執筆することにしました。
しんどかったです。英語を書くだけで何時間費やしたかわかりません。

個人的には、初めて私がコレスポンディングオーサー&ラストオーサー(あらゆる意味で誰がどう見てもこの研究を主導した人)になっている記念すべき論文でもあります。

フリーでPDFを落とせますので是非読んでみて下さい。
長いですが。

掲載論文はこちら(Scientific Reportsのホームページにジャンプします)
http://www.nature.com/srep/2014/140401/srep04548/full/srep04548.html
是非、Supplementary Information(補助データ)も見て下さい。
面白い食事メニューが載っています。

改めて読み直すと、自分で述べるのも変ですが、それなりにしっかりした論文です。
1ランク上のNature Communicationからrejectを受けたのが悔しくてなりません。
そういうわけで、嬉しい気分は全く無く、むしろ機嫌が悪い私であります。

それとは別に、ウンコを提供してくれた皆様には感謝感謝でございます。
サンクソ ベリー ウンチ!


あっ、そうそう。
アルギニンはね、そのまま市販の錠剤や粉末を飲むだけではダメなんです。
小腸で吸収されてしまうのです。
ちゃんと大腸に届けて腸内細菌にポリアミンに変換してもらわないとね。
秋にはスペシャルコーティングしたアルギニンを販売開始しますので、
ちょっと待って下さいね。

2014年03月31日LKM博士
今日やること

今日は年度末。
何かと忙しそうな日ですが、
私は土日に学会に参加していたので休まねばなりません。

きっちり休暇を取るという意思ではなく、
この土日にせねばならなかったことをするのです。
野菜の種蒔いたり、苗を植えたり・・・。

この時期は非常に大事で、「来週末で良いか」と1週間遅らせると、
収穫が当然遅れることになります。
収穫が遅くなる位なら1週間分の野菜代が少々勿体ない位で問題ありません。
しかし、レタスなどはたった1週間のずれでも、
収穫時期には暑くなり過ぎて腐ることもあります。
5月後半には夏の様な気温になることありますから。
苗はこのタイミングで定植する様に育っていますので、弱くなってしまいます。
既に用意してあるレタスの苗です。
20140331.JPG

ベストなタイミングでベストなことをするのが、
最も後悔しない方法です。

今日はレタス(玉&リーフ)、キャベツ、大根、ゴボウ、小松菜、カブ、ミズナ、ラディッシュ、ルッコラあたりをやってしまいます。

可能なら問題の梅盆栽の手入れもしたい。

一部を担当している本の原稿が本日締切りなのですが、
それは今日やることには入れておりません。
野菜に比べたら融通効くでしょ。
本なんて。
1週間位遅れても良いでしょう。
そもそも、執筆者の遅れも計算に入った締切日でしょ?
とはいえ、もし出版社の方がブログ読んでいたら困るので、
ごめんなさい m(_ _)m

2014年03月28日LKM博士
腸内常在菌が脳の代謝系に与える影響 ―脳ミソ使ってるのか?編―

副題に「脳ミソ使ってるのか?」と書きましたが、
そんな疑問が生じるデータも出てきたのです。

昨日紹介したように、1つずつ検出された成分に着目し、その意義を考えることは重要です。
しかし、細胞内では、生命活動により、常に物質が異なる物質に変化していきます。
この現象を代謝といいますが、この代謝経路を全体的に眺めてみるというアプローチもあります。

20140328-1.png
これ、論文に使った図の原図ですが、
代謝経路を示した図に小さな棒グラフを何十個も貼り付けたものです。
めちゃくちゃ細かくてすいません。

線で繋がっている経路で物質が別の物質に変換されていきます。
代謝されていく道筋が地図のように書いてありますので、
我々はこれを『代謝マップ』と呼びます。
小さい棒グラフは、一つ一つの成分に関して、無菌マウス(青)と通常菌叢マウス(赤)の脳内の濃度を示しています。
つまり青の方が高い成分は無菌マウスの方が多い成分。

ボーっと眺めていると、緑で囲んだ左上のグラフたちが、青が高濃度になっているのに気が付きました。
Glycolysisと書いてありますが、この代謝経路は解糖系に関わる経路なのです。
この経路の各成分をじっくり確認してみると、
その殆どが、統計学的に有意に無菌マウスの方が高い濃度だったのです。
解糖系とはグルコースがピルビン酸に変換されていく過程でエネルギーが作られる経路です。
高校の生物の授業で習うと思います。
わからん方は、「ブドウ糖(グルコース)からエネルギーを作る経路」ってイメージで良いと思います。

つまり、腸内細菌が棲息しているマウスは無菌マウスと比べ、
脳内の解糖系の代謝の中間物質の濃度が低かったということです。

この現象から考えられる事は以下の2つ。
①腸内細菌がいるマウスは、解糖系が活発に動いていないので、この経路の物質量が少ない。
②腸内細菌がいるマウスは、解糖系が活発に動いているので、消費されてこの経路の物質量が少ない。

正反対の考え方です。
仕方ないので、この反応に関連する酵素の発現を調べてみました。
その結果、両グループ間で差がありませんでした。
つまり、同じように産生されているということです。
今の所、我々は、同じように代謝されているのに量が少ないということは、
それらの物質が消費されていると解釈し、
腸内細菌がいることで無菌マウスに比べ脳が活発に活動していると推測しています。
まだまだ研究が必要ですが。

腸内細菌が脳のエネルギー代謝に影響を与えていることだけは間違いありません。

まだ色々ありますが、疲れたので論文解説ブログは今日で終わります。

2014年03月27日LKM博士
腸内常在菌が脳の代謝系に与える影響 ―差があった編―

今、読み直すと、この論文、なかなかの大作です。
軽く結果を紹介しようと思いましたが、図だけで8つもあるではないですか。
でも、ブログで長々と説明するわけにいかないので、
無菌マウスと通常菌叢マウス(参照ブログ:腸内常在菌が脳の代謝系に与える影響 ―実験方法編―)に差があったことのみ今日は紹介します。

通常、生物の体は一定の状態を保とうとします。
最もわかり易い例をあげると体温のように。
これを恒常性あるいはホメオスタシスといいます。
意識していませんが、生物は恒常性にて様々な環境変化に対応しているのです。
特に、ヒトにとっての脳は最も大事な器官と言っても過言ではないでしょうから、
厳密に恒常性は維持されています。

「ウンコ博士、脳は分析しても差はでませんよ。お金の無駄遣いですよ。脳をやるなら筋肉や他の臓器の方が絶対良いです。」
と言ったのは、先日紹介したHMT社の研究員やスタッフ。(1/31 ちょっと出演しています
彼らは経験上、ちょっとやそっとの刺激(食物や薬物)では、メタボロミクスで感知できるレベルで脳の代謝系が動くことは無いことを知っていたのです。
今でこそ、腸内細菌と脳の関係は注目され始めていますが、
この実験を行った2009年時点では、良い結果(明確な差が出る)が得られる可能性は低いと考えるのが当たり前でした。

私「どんな結果になっても良いからやる。ウンコ菌をなめたらあかん」

数か月後、見事に差がある結果が得られました。
なんと、大脳皮質中から検出された196成分の内、38成分で統計学的に有意な差があったのです。
その中の約10種類の成分は、既に脳の疾病や機能との関係が報告されているものでした。
例えば、神経伝達物質やその前駆体になる芳香族アミノ酸
統合失調症との関連性が報告されているセリン
多発硬化症やアルツハイマーとの関連性が指摘されているN-アセチルアスパラギン酸
てんかんとの関連性が示唆されているピペコリン酸
行動や動機づけに関連する神経伝達物質ドーパミン

つまり、脳の疾病や機能に関連する物質が、腸内細菌が棲息しているか否かで脳内での濃度が違っていたということです。

マウスと腸内細菌のおかげで、
HMT社の研究員をギャフンと言わせることができました。

つづく

2014年03月26日LKM博士
腸内常在菌が脳の代謝系に与える影響 ―実験方法編―

実験方法は非常にシンプルです。
腸内細菌が棲息しているマウスと棲息していないマウスの脳を比較するのです。

普通に生活していれば環境中の細菌が入って来ますので、
無菌アイソレーター内、すなわち全く菌がいない状態で生活しているマウスを使います。
このマウスを無菌マウスと呼びます。
もちろん、普段食べている餌も全て滅菌したものです。

この実験では、脳を調べるわけですから、遺伝的な影響もあるだろうと考え、
同じ無菌母親マウスから産まれてきた子供(同腹仔といいます)を使いました。
ここ、こだわった点です。

6匹の同腹仔を3週齢まで無菌母親マウスのお乳で育て、
4週目(乳離れ)の時に、3匹ずつ2グループに分けます。
一方には普通の環境で育っている(腸内細菌が定着している)マウスのウンコを経口投与します。
経口投与は固形のウンコをそのまま口に入れるのは困難なので、
生理的食塩水でウンコをドロドロ液状にして、
ゾンデ(先の尖っていない注射器のようなもの)を使って胃に直接入れます。

これで腸内細菌が定着しますので、これを通常菌叢マウスとします。
もう片方のグループはそのまま無菌の状態にしておきます。
それから3週間、両群共に別の無菌アイソレーター内で飼育し、同じ餌を食べさせます。

定着4週目(7週齢)、脳を取り出します。
これ、職人技が必要で大変なのですが、詳細は省きます。

この脳の抽出物を、私が時々紹介しているCE-TOFMSという機器を使って実施するメタボロミクスという技術で脳内の成分を網羅的に分析しました。

こんなシンプルな方法で、
腸内細菌が3週間定着するだけで脳にどの様な影響があるのかを調べたわけです。


つづく

2014年03月25日LKM博士
腸内常在菌が脳の代謝系に与える影響 ―解説忘れてました(笑)編―

約11ヶ月前(2013年4月)に公開された我々の論文ですが、
解説するのを忘れておりました。

Frontiers in Systems Neuroscience
という脳・神経科学(ニューロサイエンス)の専門誌に掲載された論文です。

「博士、ウンコの研究してるんでしょ?」
と多くの読者の皆様から突っ込まれそうですが、
はい、ウンコ研究の延長上に出てきたのです。

ウンコを触っていたら脳ミソに興味が出てきたというべきか・・・?

タイトルは、
Cerebral low-molecular metabolites influenced by intestinal microbiota: a pilot study
日本語では、
『腸内常在菌の影響を受ける大脳中の低分子代謝産物』
とでも訳せば良いでしょうかね。

私がこだわったのは、ニューロサイエンスの専門ジャーナルに掲載されること。
腸内細菌を扱うジャーナルに投稿すれば、受理されるのがわかっていますが、
ニューロサイエンスの分野にこだわりました。
何故なら調べているのは脳ミソの中味ですから。
それに、腸内常在菌の凄さを、この分野の方々に紹介する必要があると思ったのです。

ただ、その分、非常に苦労しました。
実験は半年位で終わったのですが、得られた膨大なデータ解釈できず・・・。
当たり前です。
私は15年間もウンコの中味ばかり調べる仕事をしていたので、畑違いも相当のレベル。
焼畑農業と野菜工場(建物内で土壌も使わず栽培する農法)との違い位でしょうかね。
結局、3年間位、気分が乗った時のみ考えてダラダラと執筆していました。
書いては消し、何か閃いては調べる、調べては書き直す。
やっとのことで受理されたというのが正直な感想です。

ところが、論文が公開されて1年間ほど経った最近、
この論文を読んだ人からの問い合わせがちょこちょことあるのです。
このジャーナルの編集部からは、2013年のインパクトのあった論文に選ばれ(基準は謎です。賞のようなものではないようなので、英語の長い説明をちゃんと読んでいませんが)、この研究を軸にこの分野の研究をまとめた総説の執筆を頼まれる状態。
狙い通り、少しはニューロサイエンスの分野にインパクトを与えられたのか?


そういえば、Yahooニュースにも載ったんですね~。
20140325.jpg


そういうわけで長い間忘れておりましたが、
明日から、数回に分けて簡単に内容紹介しようと思います。
結構中味忘れてしまっているので正直に述べると面倒なのですが・・・。

2014年03月24日LKM博士
天手古舞

「てんてこまい」を漢字で書くとこうなります。
これ、動詞なのか?
辞書の例文をみると、動詞的に使っています。

3連休はダラダラと大相撲をテレビ観戦していたのは遥か昔の夢の様で、
本日は朝から、てんてこまいしております。

採択論文のゲラ刷りのチェックが金曜日に届いていたのです。
編集部からメールでは「48時間以内に修正して送って来い」と。
今朝の時点で既に時間切れ、アウト。
とはいえ、急いでチェックしました。
ミスがあったので、どうにか修正してもらうよう、
これからお願いしなくてはなりません。
英語は辛い。

そして、明日から、外出が多いのです。
商談、大学、会議・・・
金曜日から日本農芸化学会も始まります。
発表する気満々の助手達のプレゼンチェックは何とか先程行いました。

辞める人、来る人、その対応もせねばなりません。

手帳をめくると、3月31日が4月のページに入っていて、
ひぇーーーっ、3月31日〆切の本の原稿もあるやんけ~。

というわけで、
「一つずつ、一つずつ・・・」
と心掛けて、焦る気持ちを落ち着かせています。

2014年03月19日LKM博士
怪我の功名

助手A♀が怪我をしたのです。
ソチ五輪に刺激されたのでしょうか?
スノーボードで左手骨折。

実験するのは困難な状態になりましたので、代わりに私が実験をすることにしました。

これが楽しい、楽しい。
最近、自分で手を動かす機会が減っていましたので、
楽し過ぎます。
昼飯も食べずにやってました。

また、実験を任せて結果の報告を受けているだけでは気が付かなかったことがわかりました。
実験方法の正確性に甘さがあったのです。
再現性(繰り返し同じ実験をやれば同じ結果が得られること)が良くないのです。
相手がウンコなので、再現性を得るのが非常に難しいのですが、
許せないレベルでした。

助手A♀の名誉のために述べますが、彼女はここに来てまだ1年経っていません。
実験方法の構築は簡単なものではありません。
しかも、誰もやっていないことに挑戦しているわけですから。

この基準は沢山経験しないとわからないので、
経験が浅いスタッフに完全に任せていた私がいけなかったのです。

もし、このまま実験を進めていたら・・・。
考えるだけでゾッとします。

今回、骨折を機に、じっくり実験条件を練り上げていくことを学んでくれたと思いますので、
これ以上にない怪我の功名だったというわけです。

ということで諺の域を超越した、マジ怪我の功名の報告でした。

2014年03月14日LKM博士
ほっ

昨日、夜運転中、信号待ちをしていると、
ニホンアカガエルらしき生物が道路を横切っていました。
ピョン、ピョンと、もたもた移動しています。
「早く、早く、信号変わるぞ。反対車線の運転手は気付いてないぞ。」
ギリギリ、何とか反対側へ辿り着きました。

「ほっ」

以前にこの種を発見した雑木林の近くで、
早春から動き回る種は珍しいですから、ニホンアカガエルでほぼ間違いないでしょ。
⇒参照ブログ:「ニホンアカガエル」

色々と抱えている仕事が多く、
今朝はお疲れ気味でテンション上がらないまま出社しましたが
良いお知らせメールが届いていました。

論文受理を知らせるメールです。ですが、
「ヨッシャーッ、ヤッターッ」でなく、

「ほっ」

先日も大丈夫と思っていた別の論文が拒絶された経緯もあります。
今回受理された論文は2009年から始めた仕事をまとめた論文で、
最初に投稿してから3年経過。
当初酷評され、色々追試し、新たに追加の試験を加えてパワーアップさせたものの、
最初の審査結果に対してはまたもや「あなたがデータを見誤っている」と強気の回答。
その後、強烈な不安に陥っていました。
そうそう、私は厄年でもありました。

ガッツポーズなんて微塵も出て来ません。

今日は心の底から、
「ほっ」

2014年03月04日LKM博士
『からだの中の外界 腸の不思議』読了

このブログ等で少し腸内の話に興味を持たれた方にはちょうど良い読み物である。

『からだの中の外界 腸の不思議 最大の免疫器官にして第二のゲノム格納庫』
上野川修一著 講談社(2013)
いわゆるブルーバックスシリーズである。

20140304.JPG

腸管免疫の大御所が執筆された本で、私ごときが評するのは恐れ多いが、
今日はブログのネタが他に思いつかないので遠慮なく書く。

古くから研究されている消化・吸収から、
免疫器官としての腸、そして腸内細菌の新しい知見まで、
広く浅く、一般の方にでも理解しやすいように書かれている。
その分、研究者として読むには各論の専門性は低く物足りないのだが...。

ただ、一様にして、研究者は専門分野に特化している。
すなわち、腸内細菌の菌種構成を必死で研究している人は、
あまり腸の神経系のことは知らないものである。
しかしながら、
腸内細菌はこの神経系に支配されている組織に囲まれた世界に棲息しているわけで、
本来なら脳裏に入れて研究せねばならないことかもしれない。
(逆に腸内細菌が支配しているという噂もあるが...、これは今日の本題ではないので無視)
この様に研究者にとっても、十分に理解していない事の再発見が沢山できると思う。

そういう意味で、最近のトピックスまで紹介されている本書は、
専門家も腸という大枠で幅広く情報を整理するには良い書であろう。

「良い腸内菌叢を作って健康を手に入れよう!」的な本が多量に出回っており、
それらが胡散臭く、鬱陶しく感じる中、
大部分がサイエンスとして紹介されているため非常に落ち着いて読めた。

研究者には物足りないと書きながら、
後で読み返したい箇所はページを折る癖がある私は、
読み終えたら12ヶ所も折っていた。

2014年03月03日LKM博士
今年度の締めの月です

2月は早いですね。
もう3月です。
今年度の締めの月です。

今年度の目標は達成できそうですか?

よくこの時期、
「来年度を飛躍的な年にするために・・・」
なんて枕詞のようなセリフを聞きます。

前向きな発言のように錯覚しますが、
これは、「もう今年度の目標達成は無理だから諦めて、来年度のことを考えよう・・・」
というような意味が含まれている場合が殆どです。

私は好きではありません。
いや、嫌いです。

ギリギリまで努力して粘ることができない人は、
来年度になったからって、大した仕事はできないと思います。

そういうわけで、達成できていない目標は最後まで挑戦し続けましょう。


ここで年度末月の一句
『来年度 今年は知らん のすり替え語』

以上。

2014年02月28日LKM博士
驚愕のアメリカン人形

何度かこのブログで「驚愕のアメリカンお菓子」を紹介したことがあるが、
参考⇒ 驚愕のアメリカンお菓子②
同封されていたこの人形も驚きである。

黒ラット
201402281.JPG恐い。

正面から見るとこんな感じ。
201402282.JPG

頂きものといえども、自宅に置いておくのは嫌な代物である。

たまに実験でラットを使用するが、黒毛系統の経験はない。
マウスの場合、黒毛系統は黒い眼をしているので、黒毛で赤く充血した眼は恐く感じる。

ラットとマウスを混同している人もいるので簡単に説明すると、
ラットはドブネズミ
マウスはハツカネズミ

大きさが全く異なる。
系統で差はあるが、ラットはマウスより10倍程大きいと思ってもらえば良い。
大きいマウスは成獣でも40~50g程度であるが、ラットは軽く500gを超える。
長期飼育ラットは1 kg位あるのではないかと思われる個体もあり、
一瞬、「ウサギじゃないか?」と見間違える程の大きさにまで巨大化する。
今日は研究系ブログではないので、このネタはここで止めておく。

アメリカの子供はこんな人形で喜ぶのであろうか?
ミッキーマウスを生み出した国の商品とは思えない。
しかし、多様性がある国と思えば、これもまた興味深いことである。

2014年02月26日LKM博士
今年もアカン「俺の梅」

1回目の大雪の前日、すなわち2/7に1輪咲いていたのですが、
昨日の暖かさで一気に開花しました。

しかし、やはり不細工。
樹形がよくありません。
20140226.JPG

昨年からこの樹形に悩んでいます。
参照ブログ⇒「俺の梅」、開花したが不細工
このブログを読んでもらうと、何年間も私が梅の樹形に悩んでいるのがわかると思います。

私には、どの枝がどの程度伸びるのか全くわからないのです。
この写真で言うと、何故、左側の茎がグングン伸びるのに、
右側の茎が伸びないのかということです。

昨年は、剪定時に実験的な試みをしてみたのですが、成功しなかったようです。
また色々試してみます。
とはいえ、微生物実験と異なり、1年に1勝負の世界。
今年の剪定の結果は来年にならないとわかりません。

ふと、めん羊の性ホルモンの研究をしていた博士課程の先輩が、
年に1度の繁殖期にデータ取りが終わって
「今年もダメだった。留年決定や。お前らは微生物使って何回も失敗しても48時間後には結果が出て、幾らでもやり直せていいなー。」
と言っていたのを思い出します。
ちゃんと卒業できたのだろうか?

直ぐ隣は東京都青梅市。
名前からもわかるように、梅で有名な土地です。
少し苗木を買って、n = 3位で実験をやってみようかと思った今日この頃です。

ちなみに、研究の世界で「n」はサンプル数を意味します。
Number of sampleの頭文字だと思います(たぶん)。

2014年02月24日LKM博士
Rejectって普通ですから

先週、投稿した論文が一悶着あって拒絶(reject)されたことを書きました。
参照ブログ:無駄かもしれないが引き下がれない(続編)

あれを読んで頂いた数名の方から、
私が、まるで「入試に落ちてどん底感を味わっている受験生」のような状態と誤解されていると思われる反応を頂きましたので、今日はこのブログを書きます。

私は全く落ち込んでおりませんから!

そもそも、非常にレベルの高いジャーナルに投稿しています。
採択率は20%未満。
掲載される可能性はあると思って投稿していますが、
採択されれば大喜び
拒絶されても「まあ仕方ないか」
という感覚で挑戦しています。

また、「審査員がアホやった」と思える図太い神経を持っています。

そもそもジャーナルにはピンキリでレベルがありますので、
自分の成果を熟考して、採択される可能性がある最高レベルのジャーナルから挑戦します。
Rejectされれば一段階レベルの低いジャーナルへ投稿し直します。

これまで、私が責任著者として採択・掲載された論文は25~6編ありますが、
最初に狙ったジャーナルに採択されたのは、3報位しかありません。
落ちまくるわけです!

通算成績は25勝80敗位じゃないですかね?
酷い時は、5~6回rejectされた経験があります。
たぶん多くの研究者も同じような経験をされているのではないでしょうか。

ということで、落ちた時に慰めてもらう必要はありませんが、
受理された際は、お祝いをして頂けると嬉しい仕事です。

2014年02月21日LKM博士
無駄かもしれないが引き下がれない(続編)

先日書きました、納得できない論文拒絶(reject)結果の続編です。
参照ブログ→2/13無駄かもしれないが引き下がれない
夜中にジャーナルの編集長に抗議文を出した結果が返ってきました。
時差の都合で、論文審査の結果のメールは夜中に届くことが多く、
朝一番でメールを見て、一喜一憂(殆どは「憂」)するものである。

予想通り、一度出された結論は変わらず。

色々と理由は書いてありますが、
「私は非常に残念に思っているが・・・」
というくだりが、英語的表現と理解していても、私を苛立たせます。
また、この出だしの5~6単語を読むだけで、
私にとって良くない知らせであることが把握できます。

文章の節々から、私の予想通り、我々の論文を批難してくる審査員1に対して編集部は頭が上がらないという状況は感じ取れます。

Reviewer 1 felt that concerns had not been addressed and recommended rejection.
「審査員1は私の修正は不十分で拒絶すべきと考えていた。」(かなり意訳です)

Reviewer 1 is very experienced in the field.
「審査員1はこの分野では非常に経験豊富である。(だから審査員1の意見は絶対だ。)」
括弧内は文章には無いですが、そういう意味が含まれていると思います。

しかし、3人いる審査員の2人がほぼOKと述べているのにもかかわらず、
審査員1の意見に結論が流される理由がある程度わかったので良しとしましょう。

我々の世界では、こういう状態は「悪い審査員にあたった」と表現し、
自分達を慰めます。
門前払いではなく、審査過程に進んでいる時点で、
そのジャーナルのレベルより著しく劣っているということではありませんので、
掲載可否は審査員次第なのです。
運も味方に付けないといけません。

ということで、2013年9月から続いた戦いはこれにて終了。
また別のジャーナルに最初から挑戦です。
ただ、審査員1のおかげで、論文自体は大分内容が洗練されましたので、
次は何とかなると信じています。

次のジャーナルの投稿規定に合わせて、原稿を作り直すのがとても大変なので、
気力を取り戻す時間が少々必要ですが。

2014年02月20日LKM博士
立場逆転?

昼休みに職場に生命保険会社のセールスおばちゃんが来る。

既に入っている会社からは、見直し提案やら、キャンペーンがどうのこうのと。
別の会社からは、乗り換え提案やら、同じくキャンペーンがどうのこうのと。
色々と、うっとうしい。
時々、2週間分のテレビ番組が載った薄っぺらい雑誌をくれるが、
そんなのにお金使う位なら保険料を安くしてもらいたいものである。

比較的、歯に衣着せぬ物言いをする私は、
「うっとうしいから、はい、さよなら~」
「これ要らんから、保険代安くしろ」
「ウンコしたいから、また今度~」
という対応をしてきた。

そんなある日、面白い反撃を思い付いた。
「俺に物を頼む前に、あんたがメイトーオンラインショップでLKM512関連商品買うのが先やろ」作戦
即実行!

約1ヶ月後
生保「ヨーグルト買いましたよ! 凄くおいしいですね!」
私 「えっ、Σ(゚ロ゚ノ)ノ」
・・・・・
生保「あれ、いいですね。私便秘だったんですが、ほんと調子良くなりました!」
私 「・・・、ありがとうございます。」(少々動揺し、歯切れ悪く。)
生保「次、スティックも買います!ヨーグルトとスティックどちらの方が良いのですか?」
私 「どちらでも好みの方で。日持ちは圧倒的にスティックの方が良いです。」
生保「主人のウンチが凄く臭いのですが、何故ですか?」
私(心の中で)「典型的な質問やん。マジでお客様として質問してるで、このおばちゃん。」
  仕方なしに、普通に答える。
生保「博士、格好よく映ってますね。」
私 「はぁー、どうも」

面倒なセールスおばちゃんが、お客様になってしまった瞬間である。
仕方なしに、それ以降敬語で話している。
そしてキャンペーンにも2回に1回は応募している・・・。

2014年02月14日LKM博士
高級干し柿を頂きました

Twitterで、私は干し柿が大好物なのを知っているのでしょうか?
共同研究しているシン君から石川県産の高級干し柿を頂きました!

20140214.JPG


値札付きで。
この非常識な行為は、
ちゃんとした逸品であることをアピールしているとのこと。

昨今、農薬使いまくり、
PM2.5飛びまくり環境で製造されたと思われる中国産が大半を占め、
安心して食べられる日本産は値が高くてなかなか手が出せない中、
ありがたいです。

柿生産量全国2位の奈良県出身の私としましては、
正月に地元奈良で良質で安く販売されている干し柿を買ってこちらに戻って来るのですが、
それを食べ尽くしたタイミングでのプレゼントでありがたかったです。
確かに美味かったです。

干し柿は、研究業で疲れた夕方に食べると、
腹持ち&脳へのエネルギー供給
共にベストな食品だと思います。

2014年02月13日LKM博士
無駄かもしれないが引き下がれない

腹立たしいメールが届きました。

投稿中の論文で、一度審査結果が返って来て、
かなり苦労して作成した修正稿に対する審査結果です。

「非常に素晴らしいが、このジャーナルのレベルではない。」

決してレベルが低いジャーナルではありませんから、
常にこういうことは覚悟しておりますし、
何よりレジェクト(掲載拒絶)は経験豊富で、慣れています!
威張ることではないですが・・・

しかし、審査員のコメントを読んで抗議することにしました。
何が書いてあったって?

3人の審査員中2人は、
「非常に良く修正できている。」
と評し、片方はaccept(受理)と特にコメントも無しの状態です。
多数決なら受理されていても良い状況です。
経験的には、こういう状況になれば、
反対する残り一人の審査員の指摘に対し、ある程度妥協した修正稿を提出すれば
最終的には受理されるものです。

しかし、最初から否定的だった審査員①(こいつが非常に腹立たしいのですが)が、
何が何でも通さないという姿勢。
統計学的に有意な差があっても、「俺は認めない」みたいな姿勢です。
挙句の果てに、
1回目の審査では全く触れていなかったことも修正しろと書いて来る始末です。
この行為は論文審査のルール違反でもあります。

なぜ、こんな状態で編集長は私の論文をリジェクトしたのでしょうか?
おそらく、審査員①は相当な権力者なのでしょう。
編集長は審査員①に頭が上がらない関係なのでしょう。
よくあることです。
この巡り合わせ、さすが厄年です。

ただ、今回は抗議します。
99%、こんな事をしても結果は覆らないのはわかっていますが、
納得して次に進むことが大事ですから。

怒り心頭の私は昨晩夜中まで抗議文を書き、
只今、ネイティブスピーカーの校正待ちです。

怒怒冷静怒怒冷静怒怒
こんなイメージの抗議文に仕上げたいです。

2014年02月12日LKM博士
凹んどる

前回(参照ブログ:なんとか出した)、最後に書いた
「だったのですが、雪は関係なくなかったのでした・・・(後日報告)」

を受けて、私が受けた雪被害について書きます。

私が関東地方に住み始めて15年以上経ちますが、
先週の土曜日2月9日程雪が降ったことはありませんでした。
朝起きたら既に銀世界。
その後も止むことなく降り続き、玄関のドアが開かなくなりかける位。

さて、日曜日。
快晴です。
屋根の雪は溶け始め、滴となった雪が、
雨が降っているかのように地面に落ちる音が聞こえていました。
時折、雪の塊が屋根からドサッと落ちる音も聞こえていました。

何しろ、40cm近くは積もっています。
全て溶けきらないのは明白だったので、
ガチガチに凍る前に車の雪を落としに行きました。

かなり苦戦しましたが、雪を落とし切った時・・・
????????????
2014021201.JPG

W("o")W~~うそぉぉーっっ
2014021202.JPG
どう見ても凹んでます。

おそらく2階の屋根の巨大な雪の塊が持っていた位置エネルギーが、
強力な運動エネルギーとなり、
車の屋根に直撃したのでしょう。
(物理学は苦手なので間違っていたらすいません)

保険効くのかな~。

さすが厄年。
私の頭に落ちてこなくて良かったと考えましょう。

関係ないですが、このブログを書く際、
「へこんどる」とタイプすると
「屁コンドル」と変換されて心が和みました。

2014年02月10日LKM博士
なんとか出した

先週ブログで書きました、競争的研究資金ですが、
(参照ブログ⇒書面上の格闘技

本日午前中に、何とか納得できる書類が完成し提出しました。
(現在は省庁の競争的資金はWeb上から提出するのです。)

内容は一切述べられませんが、
A4 37ページ
26,977文字
400字詰め原稿用紙にきっちり書いて、67枚と半分の量です。
要求した研究費 1億4,993万4千円

採択までは複数年計画で、今年は書類審査での上位の評価を狙っております。

この一週間は特にしんどかったです。
仕事は申請書作成以外にも色々あり、
常に、進行状況を認識し、タイムリミットを逆算する生活。

徹夜したら良くないと思い、
毎晩1時~2時位に寝て5時半に起きる日々。

この土日は、飯食べて作業して、飯食べて作業しての繰り返し。
ウンコ色の脳ミソをフル回転で使っているから、
コンピューターの前にずっと座っていてもお腹空くんですね~。
昨日はいよいよ追い詰められ、稀にしか出さない集中力を発揮し、
14時過ぎから18時位までの記憶はありません。

その甲斐あって、〆切の1時間前にきっちり終わらすことができました。

雪なんて関係ない!
ソチ五輪なんて関係ない!
今朝、碧山関の大相撲トーナメント優勝をTwitterで他人から知らされる有様。

だったのですが、雪は関係なくなかったのでした・・・(後日報告)

2014年02月04日LKM博士
ある程度サイエンティストやったかな?

先週お知らせしました
(参照ブログ:ちょっと出演しています

「賢者の選択 Leaders」の「ビジネスLAB」ですが、
インターネットで見られるようです。

ここ↓

http://kenja.jp/company/mov.php?tarC=businesslab2&tar=73

 10秒以上出てたかな?

少しは私がやっているウンコ実験の一部がわかると思います。

因みに、この映像にたくさん出てくるCEとTOFMSという機械。
めっちゃ高価ですから。
以前より安くなっていると思いますが、
1セットで1億円近くはするんじゃないですかね?
(研究機器の値段は後継機種の誕生や利用者の増加で変動するので時価は不明です)

私の実験に興味がある方、是非見て下さい!
メタボロミクスに興味がある方、是非見て下さい!
暇な方も、是非見て下さい!
私に興味がある方も、是非見て下さい!

いつもよりサイエンティストっぽかったですね。
ただ、ハゲが進行してきているような気がしてなりません。
ぼちぼちスキンヘッドにするかな~♪
って、♪マークつけてルンルンで書くことではないが・・・。

2014年02月03日LKM博士
書面上の格闘技

色々あって、また大型の競争的研究資金狙いにいきます。

競争的研究資金とは、
政府などが広く研究開発課題等を募り、
研究者がそれにマッチした研究テーマを提案し、
そのテーマを専門家が科学的・技術的な観点を中心に評価して、
実施すべき課題を採択し、
研究者等に配分する研究開発資金
のことです。

ややこしい?
一言で言えば、
国が研究を公募して、
日本国民にメリットが得られそうな研究に資金を出してくれる
という制度です。
額が高いものはかなり競争率が高い狭き門です。

我々は2009年~2011年度まで、農水省系の研究資金を頂いて、
LKM512とポリアミンの健康寿命伸長効果の研究をしておりました。
参考ブログ⇒
ビッグ・ニューーーーース!!!!!
         
ビッグ・ニューーーーース!!!!!②


成果はこれ⇒LKM512による寿命伸長効果


簡単なことではないので2~3年計画です。
申請書作成というものは、
私のウンコ色の脳ミソ内で、過去の科学的知見と自分のアイデアを混合し、
更に発酵させて、斬新なコンセプトのもと計画案を構築し、
魅力的に文章や図で表現する作業ですから大変です。
推敲に推敲を重ねます。

申請者は誰もが本気。
採択されれば天国、不採択はカネなし地獄。
これは「書面上の格闘技」と表現できるのではないでしょうか?

今、その作業でかなり忙しいです。
この土日もずっとやってました。

ということで、暫く大したことのない用事は一切受け付けません。
悪しからず。

以上。

2014年01月31日LKM博士
ちょっと出演しています

テレビ番組「賢者の選択 Leaders」に私、少し出演しているらしいです。
この番組に「ビジネスLAB」というコーナーがあるのですが、
それに私が共同で研究しているHMT社が取り上げられ、
ユーザー代表みたいな感じで登場します。

2月 2日(日) 12:00-12:55・・・日経CNBC
たぶんケーブルテレビです。
BSや地上波での放送もあったのですが、
先週でした・・・。
大相撲系仕事で手一杯で、忘れてしまったわけです(笑)

因みに、HMT社って
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社
の略称です。
正式名称、長過ぎ~
社員がこの正式名称で自己紹介するシーンを殆ど見たことありません。

この会社、
細胞や微生物の作る成分(代謝産物)を網羅的に解析する「メタボロミクス」という技術
で商売している、受託解析会社です。
調子が良いみたいで、先日、東京証券取引所マザーズ市場に上場されたようです。
CE-TOFMSという機器を使って解析するのですが、
今日はややこしいので説明は省きます。
んっ、俺はなんで他社の会社説明してるんや?????

もちろん、私だけ安く解析してもらうためです ( ̄ー+ ̄) ニヤリ

私とHMTの出会いは、
メタボロミクスをウンコ研究に使いたいと思っていた2007年の冬です。
たぶん。
色々苦労して、成功した時に「ウンコロミクス」なんて名付けて喜んでいたのは、
大分昔のことに感じます。
参照ブログ⇒メタボロミクス、ウンコロミクス(https://lkm512.com/blog/images/2011/04/post-299.html)

おかげ様で、
メタボロミクスでウンコを徹底的に解析したのは世界初の仕事となり、
論文が発表される際はYahooニュースや新聞に取り上げられました。
20140131.png

書き方がアホ過ぎました。
一言で述べると、
腸内常在菌がお腹の中で産生しているものを明らかにしたのです!

脳まで触手を伸ばしてこんなのもありましたね。
20140131-2.png

打合せで訪問する時に撮影スケジュールが合わされ、
その打合せ風景と、インタビューされた記憶があります。

どんな感じで写っているのか知りませんが、
たぶん10秒位やと思います。

変な体操している姿や、
大相撲をエンジョイしている姿、
胡散臭い企業研究員の姿
の写真や映像が多いので、
たまにはサイエンティストとして映っていることに期待・・・

2014年01月29日LKM博士
おなかイキイキチェックシート

先週、2013年の年間ウンコ回数を発表しました⇒発表! 2013年 年間ウンコ回数

でも、全然、読者から反応なかったのです。
Twitterで私に来るメッセージは、全て相撲関係。
寂しかった・・・(T_T;)涙

さて、気を取り直して本題へ。

5年間も排便データをとっていると、色々なことがわかってきます。
例えば、
●私がウンコをする時間帯
●曜日による排便回数差
●外出先でのウンコ回数(私の用語ではマーキング)はどれ位?
●飲み会は影響があるのか?
等々。

ん~、なんとなく科学ジャーナルに発表できそうな気すらしてきます(笑)。
すると、
●そもそも日本人の平均的な排便回数ってどれ位なのだろう?
●朝ごはんを食べたらウンコが規則正しく出るのか?
等々、
ウンコを愛する私としては色々と知りたくなってきました。
いや、知っておかねばならない。

ということで、作ってしまいました。

「おなかイキイキチェックノート」

2014012901.JPG
私のウンコ管理用Excelシートをほぼそのまま冊子化したものです。
見開きで7日分、一冊で12週間
2014012902.JPG

これ、一緒にやって提出してくれる方を募集します。
年齢、性別、一切問いません。
個人が特定できない形でデータは使わせて頂きます。
きっちり書いて提出してくれた方にはお礼をしたいと思っています。
興味ある方、ご連絡下さい。

よろしクソ!

2014年01月24日LKM博士
学会に来ています

昨日から日本ポリアミン学会第5回年回に参加しています。

朝一番の座長の仕事を終えて、
我々のチームの発表も終わり、気分は晴れやか。
休憩時間を利用して書いてます。

場所は千葉県銚子市。
ようするに千葉県、いや本州の右端の出っ張った所です。
変な感じですが、
埼玉県の自宅から名古屋に行くより、
銚子に来る方が時間がかかりました。
隣の県なのですがね。

会場は千葉科学大学。
キャンパスから海が見えます。
20140124.JPG

今日は快晴で綺麗です。

しかし、この海も
あの地震の時は牙を向いたようです。

私が撮影したこの場所も結構海から高い位置にあると思いますが、
普通に津波が来たようです。
20140124-2.JPG

上の写真の位置から左を向いた景色です。
左側にグランドがあるのですが(ライトある所)、
ここまでフェリーが打ち上げられたと聞きました。
右側の海から打ち上げられたということです。

昨日も学会中に地震がありましたが、
そういう話を聞くと、少しこわいです。

2014年01月22日LKM博士
発表! 2013年 年間ウンコ回数

遅くなってすいません。
年に一度のメイン・イベント
年間ウンコ回数の発表です。

2013年の排便回数は
536回!!!!!
1日あたり1.419回
20140122.jpg

過去のデータと並べてみますと、
2009年 509回
2010年 533回
2011年 508回
2012年 500回
2013年 536回
5年間の平均は517.2回

つまり、2010年の533回を3回上回る最多回数でした。

最多記録でた---っ
って威張りたい気もしますが、
ビフィズス菌LKM512に因んで512回ジャストという崇高な目標がある以上、
この結果は喜べません。
512回との逸脱度では過去最低で、24回もの差があります。

何度か書いていますが、
多ければ多い程評価されるプロ野球選手の安打数とはわけが違います。
はるかに難しいことに挑戦しているのです。

そもそも512回を達成するためにはどうすれば良いのか?
今年のデータを眺めていると、
最高は4月の52回
最低は病気で寝込んだ9月で36回
こういう波を減らして行くのが理想的です。

512回にするには、計算上は
月間42.7回、1日あたり1.4027回
ということになります。
少し希望が持てるのは昨年終盤の10、11、12月のデータがこの値に近いのです。
この3ヶ月の平均は月間43回、1日あたり1.4021回。
明らかに理想的な数値なのです。

つまり、10、11、12月の生活をすれば512回に近づくわけです。
そして、興味深いのが、
昨年10月は9月に初めて体調が悪くなって会社を休んだ直後で、
ここから生活スタイルを少し変えたのです。
睡眠時間は1時間増やしました。
飲み会後のラーメンは完全お断り。

そういう訳で、今年はデータ管理型挑戦で崇高な目標に達成を目指します!
応援よろしクソ

2014年01月16日LKM博士
ここは東京です

こんなお土産頂きました!

20140116.JPG

東京ばな菜の花 バナナシェイク味、「見ぃつけたっ」
という商品のようです。
東京ばな奈「見ぃつけたっ」の期間限定品でしょうか?
あるいは定番の姉妹品。
よくわかりませんが、初めて見ました。
美味しかったです!

でも、これって東京土産ですよね。
すなわち、
東京の人が別の土地に行く際に持って行く土産。
あるいは東京に来た人が買って帰る土産。

もらっておいて書き難いですが、
「なんで、東京都で働いている我々にこれなんや?」

理由は一つ、
ここ(東京都西多摩郡日の出町)は東京ではない
と客人に思われたということでしょうね。

確かに、
東京からは中央線で立川まで来て、
青梅線で拝島まで来て、
五日市線で秋川まで来て
徒歩20~30分
ですけど。


出張後の土産は義務であり且つ中身にも非常にうるさいウンコ研究室の一員より

2014年01月15日LKM博士
平和やったな...、1週間

年明け1月6日の仕事初めから昨日まで
なんと、丸々1週間、外出・出張・講演がなかったのです!

対外的なミーティングは3つ行いましたが、
皆さん、わざわざ東京都西多摩郡日の出町まで足を運んで下さいました。

奇跡です!

実際は、強引に断ったり、こっちに来てもらったりしたからですが ( ̄ー+ ̄)

でも、奇跡です!
ここ数年間はこんな事なかったわけですから。
少し油断して風邪ひきかけるくらい平和でした。

おかげ様で、研究論文系の仕事が稀にみる進展度。
10月からずっと悩んでいた論文審査結果への回答書も完成しました。
審査員3名、合計35個にも及ぶコメント。
徹底抗戦スタイルで、
怒りと泣きの気持ちを抑えて、
完成した回答書はA4で10枚にも及びます。
もちろん英語ですよ~
これでreject(掲載拒絶)されたら、私はグレます。

余りの充実度に次のレポートも書き始めました。

残念ながら、
今日から外出・会議・出張・講演の生活が徐々に復活しそうです。

ウンコブリブリ~ (×_×;)

2014年01月09日LKM博士
肛門洗浄力の好みの多様性

記録によると、今年に入り、既に6回会社のウォッシュレットで排便しております。

このウォッシュレットは「弱」1から「強」5まで5段階なのですが、
毎回座る度に私好みの「3」ではない状態になっているのです。
20140109.JPG
それが幅広く、
痛い位強烈な「5」の人もいれば、
痔じゃなかったら使わんやろと思うゆるゆるパワーの「1」の人もいたのです。
「4」の時もあったし、「2」の時もありました。

全く他人の好みはわかりませんので、一度、本格的に調査したいです。
日によって使い分けているのか?
ムーブ機能は使っているのか?
等々も含めて。

あと、正規分布するのかも知りたいですね。

2014年01月08日LKM博士
閉まる瞬間をみてしまいました!

昨日の大仏さまの顔は如何でしたか?
(参照ブログ⇒あの戸が開くの知ってました?

では、あの桟唐戸をもう少し近くで見てみましょう。
こんな感じです。
2014010801.JPG

内側から撮影する人はあまりいないでしょう。
こんなのです。
2014010802.JPG

午前8時まで中門が開いている、つまり8時頃にはこの桟唐戸も閉まるので、
どうやって閉めるのか見届けようかと思いつつも、
時間はまだ午前7時半。
「30分も待てないな」と思った瞬間、
少し空いている戸の幅が狭くなっているのに気付きました。
???
やっぱり閉まっていく。
2014010803.JPG

2014010804.JPG

2014010805.JPG


2014010806.JPG


2014010807.JPG


1分以内の出来事でした。

ところで8時と違うの?
大仏さまは明るいのが嫌いなのでしょうか?
それとも夜通し働いていたお寺の方が早く朝飯を食べたかったのか?
よくわかりませんが、7時半頃閉まりました。

電動か?
いや、そうではないようです。
何故かホッとしました。

赤の他人の目撃情報ですが(つまり周囲から聞こえてくる会話ということですが)、
大仏殿の中でお寺の関係者が、
何か鎖のような物を一生懸命引っ張っていたらしく、
周囲にも何かが引っ張られているような、回っているような、
ガラガラガラというかジャージャーというか表現し難い音が響いていましたので
滑車のようなシステムで開閉しているのでしょう。

以上、年明け早々俺は運が良いぞとアピールするレポートでした。

勝手に奈良県観光大使より

2014年01月07日LKM博士
あの戸が開くの知ってました?

正月は春日大社にお参りに行くことはあっても、
同じ奈良公園内でも、東大寺に行くことは殆どありませんでした。
でも、今年は行ってみました。

しかも1月1日の早朝。
何故かって?

この日は大仏殿の外から大仏さんの顔が見られるんですよ。
意味わかります?

東大寺を拝観したことがある方はわかると思いますが、
大仏殿の正面に位置する大仏殿中門はいつも閉じられており、
入場するには左側でチケットを購入し、そこから入堂します。
その中門が、元日だけ開扉されるんです。
つまり、年明けから朝8時までの僅か8時間だけ入堂無料。

その中門から入ると、正面に大仏殿があるのですが、
大仏様の顔の前の桟唐戸(さんからど)が開かれ、
大仏様の顔を大仏殿の外から参拝することができるのです。
(ちなみに桟唐戸が開くのは8月15日の万灯供養会の夜とこの時のみ)

ほら、この通り
2013010701.JPG

もう少しアップにしてみましょう。
2013010702.JPG

さらにアップにしてみましょう。
2013010703.JPG

大仏様のお顔参拝は、時期、時間共に限られているので、
本気を出さないと観光客は見られません。
特に京都や大阪観光のついでに奈良に来る観光客には無理なはずです。
この時ですら、週末の昼間より参拝者は少ない位ですもの。

「たまには本気出して奈良に来てみ~」

以上

勝手に奈良県観光大使より

2014年01月06日LKM博士
午年です。我々の研究でウマと言えば・・・

仕事初めは真面目に研究系の話から始めますかね。
(元旦にブログをアップしておりますので、そちらがまだの方は読んで下さい→
明けましておめでとうんち!

我々はさすがにウマを研究対象にすることはありません。
獣医系の方でウマの腸内菌叢を調べている方等はいますが。

我々のように腸内細菌を研究している者にとって、
最も身近なウマ絡みの物は、
間違いなく、ウマの血液でしょう。

腸内細菌用の寒天培地(微生物のための栄養が入った培養用の寒天。シャーレ内に入れて作ることが多い)にウマの血液を入れるものが古くから使われています。
ですから、ウマの血液そのものが市販されています。
2014010601.JPG


100 mlで5000円程度です。
高いのか安いのか全くわかりません。

ウマ血液寒天培地を作製するにあたっては、
血液を入れるタイミングが少々難しく、
ウマ血液(特にタンパク質系成分)が熱で変性しない温度、
且つ、寒天が固まらないギリギリの温度帯で、
(添加するウマ血液の影響で下がる温度も計算に入れねばならない)、
つまり大体55℃位のタイミングで、
撹拌しながら添加しなくてはなりません。
もちろん、使用前の寒天培地に微生物が混入したらいけないので、
温度計など突っ込みません。
高圧滅菌後の寒天が溶解した液状の培地が入ったフラスコを手で触って判断します。
慣れれば簡単ですが、少々、職人技です。

先人達が、どうしてウマの血液に行き着いたかは不明ですが、
試行錯誤の努力の賜物であることに間違いはないと思います。
不思議なことに、寒天培地にウマ血液を入れると、
培地の上に生育する腸内細菌は、種類ごとに色や形状に差が出てきて、
識別し易くなるのです。
2014010602.jpg


これ、私の腸内菌叢をウマ血液添加するBL培地(Blood-Liverの略で血液と肝臓エキスを主成分とする培地)というもので培養したものです。
大きさ、形状、色が異なる多種類のコロニー(1個の菌から増殖した塊)が生育しているのがわかると思います。
もしウマ血液を入れないと、全部、白いコロニ―になって識別困難になるのです。

また、ウマの血液を入れないと生育しない菌種もあるようです。
おそらく、ある菌種にとっては増殖因子になる成分が含まれているのでしょう。

近年は、DNAを使って菌種解析するので出番は少なくなっておりますが、
腸内細菌をウンコから分離するためには必要なものです。

今年は、いつも以上に血液を抜き採られるウマに感謝して、
ウマ血液を使いたいと思います。

2014年01月01日LKM博士
明けましておめでとうんち!

2014年、のっけからふざけたタイトルですいません。
でも堅苦しいのは嫌いですので。

年始の挨拶位は、ふざけないできっちりしろと、
真面目な社員には怒られそうですが、
新たなステージに羽ばたくLKM512にとっては、
これまでの「殻を破る」ことが大事なのです。

ということで、
一発目のブログは「殻を破った」この画像から始めたいと思います。
20140101.JPG
少々、ピントがずれており申し訳ございません。
動きが早いものですから。

これ、脱皮直後のハサミムシです。
まだ表皮が固まっておらず、触るとふにゃふにゃです。
光沢のある赤黒~黒色の体が特徴のハサミムシが、
脱皮直後は神々しい位に真っ白であることはご存知でしたか?

停滞している仕事は、このハサミムシのように、
思い切って殻を破って挑戦する必要があると思います。
そしたら、全く違う色の発想が出て来るはずです。

本年もバシバシ書きますので(しんどいけど)、
このブログ&LKM512&メイトーを
よろしく    ┌(゚ロ゚)┐
お願い致します!!  ┌(_ _)┐↓

2013年12月27日LKM博士
2013年もありがとうございました!(心に残っている事)(後半)

昨日の続きですが、もう一つ番外がありました。

【番外】職場便所のウォッシュレット化
これは素晴らしいの一言に尽きます。
ただ、ウンコを回収することが多い我々は、
採便がやり易い和式便所をそのまま残してもらいました。
ある雑誌の取材でこの話題になった時、
「会社の便所改装工事に博士個人の意向が反映されるのですか?
信じられない。さすがウンコ博士」
と驚かれました。


【第5位】今年も市民講座開催!隣は早見優!
今年もイイノホールほぼ500人満席で開催できました。
ご来場下さった皆様、誠にありがとうございました。
ゲストは早見優さん。
非常にまじめな方で、パネルディスカッションをするにあたって事前に色々お話しておきたいと、
昼ごはんから同席されました。
「隣に早見優が座って会話しながら飯食ってる????」って変な感じでした。
他にも、生島ヒロシさんともお酒を飲んだのも良い思い出です。


【第4位】ブログ1000回突破
2008年に立ち上げて5年弱で1000回突破しました。
1000回の記念ブログには春日野部屋さん(マネージャーさん)より頂きました!
誰にもわからないでしょうが、これ、最もしんどい仕事の一つです。
広報する部署にいるならともかく(それでも無理と思いますが)、本業は研究ですから。
「ぼちぼち面白かった話を抜粋して本にしてもええんとちゃうか」と言ってますが、
誰も相手してくれません。
来年末までこのペースで続いたら、
ウィークデー連続執筆記録1000回を突破するんじゃないですかね?
数えてみなければなりません。


ここからベスト3です。
正直、順位が付けられません。同率1位って感じです。
全て初体験ものです。

【第3位】ゴードン会議で招待講演
権威ある国際学会「ゴードン会議」のポリアミンセクションに招待されて講演しました。
光栄なことです。
この会議に招待される日本人がどれ位いるか?
自分のやってきたことに自信を持つと共に、英語力の無さを痛感させられました。
また、良い出会いもありました。
あのレベルの英語力でゴードン会議でスピーカーを務めた人間は私位でしょう。
詳細はここ↓
7/25海外出張報告 ―ゴードン会議出席①―
7/26海外出張報告 ―ゴードン会議出席②―
7/29海外出張報告 ―ゴードン会議出席③―

【第2位】春日野部屋軍団とインフォマーシャル撮影&ちゃんこ初体験
これはまだ記憶も新しく、強烈に脳裏に焼き付いています。
改めてコメントするより、直後に書いたこれらのブログをご覧下さい。
詳細はここ↓
12/11ちゃんこ頂きました!
12/13インフォマーシャル撮影(前半)
12/16インフォマーシャル撮影(後半)

私と絡んだ方は皆さん出世する傾向が強いので、栃煌山関の大関昇進に期待!
とにもかくにも、来年も全力で応援します!


【第1位】初めての病欠
1997年に入社して一度も病欠したことなかったんです。
職場が風邪で壊滅状態でも、全く大丈夫。
家族がインフルエンザに罹っても、全く大丈夫。
風邪ひかない=俺ってアホ?
って位に。
それが、初めて病欠したのです。
8月最終週から11月第2週まで土日は講演ばかり。
倒れる直前は19日連続勤務でしたね。
疲労で抵抗力がなくなっておりました。

これは来年は厄年を迎える私にとっての警告と思い、
病欠後は仕事を1時間早く終わるようにして、睡眠時間を30分間増やしています。
仕事以外の飲み会は、
自分が楽しいと感じる人以外とは行かないようにしています。


以上、企業ブログに書ける、2013年に私が印象に残っている事でした。

1年間、どうもありがとうございました!
暴飲・暴食して腸を酷使する方は、帰省先、旅行先にもLKM512をお忘れなく!

では、皆さん、良いお年をお迎えくだ採便管!

2013年12月26日LKM博士
2013年もありがとうございました!(心に残っている事)(前半)

今日と明日で、私個人の2013年を10大ニュース風に振り返り、
今年のブログを締めたいと思います。

10大と言いながら11位から。

【11位】古いメンバーとの別れと新メンバーの登場
変態助手Kと電撃結婚助手Sが私のもとを去り、
助手A♀ともう一人の助手(強烈過ぎて未だブログに登場していない)が加わりました。
助手A♀のダイエット企画は社内では人気企画に成長しつつありますが、
会う人会う人、そのネタばかりなので本人はイラついています。


【10位】原著論文は1報のみアクセプトと苦戦
めちゃくちゃ苦戦しました。
受理された1報はYahooニュースに取り上げられる等、注目を浴びたのですが、
(参照→2013年4月ニュースリリース
他の論文は今なお苦戦中です。
でも、挫けず実直に執筆活動はしております。
現時点では審査中2報、審査後の修正中1報、放浪中1報です。
私がCorresponding author(責任著者)あるいはfirst author(筆頭著者)ではなく連名で掲載されたものは2報ありましたが、個人的には評価対象には入れていません。
来年は爆発する予定。必ずや!!!


【第9位】講演、講演、講演。執筆、執筆、執筆。
何回講演したかわかりません。
手帳を調べればわかるでしょうが面倒です。
工場見学を合わせると月に5~6回はやったのではないでしょうか。
年60~72回か。
依頼原稿も多かったです。
総説や解説依頼が10報近くありましたかね。
もう良くわかりません。
年末には英語の本(1章分を担当)も初体験。
手元にあった総説・解説が掲載された雑誌です。
20131226.JPG

【第8位】ラジオ生出演。後で怒られ、もう少しで出入り禁止の刑
好きに喋れと言われたので台本を無視してウンコネタを話したら、
放送後、結構大事になったようです。
大人の事情はよくわからん。
ただ、同じ放送局で何度かラジオCMにトライしてみましたが、
この回の反響が一番強かったのは言うもでもありません。


【第7位】春日野部屋とのコラボ企画で大相撲本場所溜席プレゼント企画発足
これは自画自賛の企画です。
大相撲のファンにとってはあり得ないほど魅力的なはずです。
土日の正面の砂かぶりをペアでプレゼントなのですから。
感謝のお手紙を頂いたこともあります。
・・・・・・
しかし、現在、存続の危機にあるのです。
現時点では、これだけしか申し上げられません。


【第6位】東京工場・研究所敷地内でバザール開催
これ、当日の記憶があやふやになる位に凄まじかったです。
運営方法、そして駐車場を含めた安全面が今後の課題です。
ただ、メイトーを知ってもらう、或いはお客様と触れ合うには素晴らしい機会だったことは間違いありません。
担当した講演会では、アシスタントまなみのCBKSDMNEWDNNKKSSDに頼って、どうにか凌いだという記憶しかありません。


ベスト5は明日に致しますが、一つ番外を紹介

【番外】日の出町でLKM博士として人気上昇中
地元の皆さんを招待して工場見学&講演企画を実施しているもので、
結構顔を覚えられているようです。
産業まつりに不在だったら、「あれ、ウンコ博士は今日はいないのですか?」
アメリカから帰国して、どうしても寿司が食べたくて、
日の出イオンモールで一人で回転ずしを食べていたら、
「あれ、ウンコの先生じゃないですか?」
と、声を掛けられる始末。
人気者はつらい。

では、続きは明日。

2013年12月25日LKM博士
メリー・クソリマス!

我ながら、素晴らしい(酷い)タイトルですね。

決して、キリスト教をバカにしているわけではなく、
クリスマスの私の状況および心境を表現しているにすぎませんので、
悪しからず。

さて、クリスチャンではない私はクリスマスを重要視していません。
騒いでいるテレビ番組、便乗する商売を冷めた目で見ています。

研究する仕事になってからは、基本、クリスマスは普段以上に頑張って仕事してきました。
「他人が浮かれて遊んでいる隙に俺は頑張るぞっ」て考えています。

特にここ15年はウンコの仕事しておりますので、
ウンコ研究に勤しんでいます。
まさにタイトルの通り、「メリー・クソリマス!」

10年程前には、プレゼントの様に大量のウンコがこの日に届いたこともありました。
どうしても年内で決着をつけたいと考えると、
実験の締め、すなわちウンコ提出は、クリスマスと重なるのです。
「メリー・クソリマス!」

ライバルであったり、ジャーナルの審査員である多くの欧米人研究者は、
本気でクリスマス休暇をとっているようなので、
私はその間に本気で頑張るのです。
「メリー・クソリマス!」

逆に投稿中論文の採択に卒業がかかっている博士課程の大学院生などは、
海外ジャーナルのクリスマス休暇リスクを計算に入れておいた方が良いと思います。
この時期、クリスマス休暇と称してストップしますので。
審査員だけでなく、ジャーナル編集部も機能不全に近い状態になりますから。
経験者からのアドバイスです。

昨晩も午後10時まで会社で、
あるジャーナルに投稿した我々の論文に対する審査員の腹立たしいコメントに対し、
必死で回答書を作成していました。
クソリマスにふさわしい指摘で、
「もう一度、ウンコを集めて成分を測定しろ」
という指摘に対する反撃文です。
「何回もウンコもらえるか。今更ウンコもらったとしても、その研究当時の実験と比較できるわけないやろ。ボケッ」
って言いたいところを冷静に論理的に説明しなくてはなりません。
他にも沢山指摘はありますが、基本的にウンコ系研究なのでウンコネタばかりです。
結局、家に帰っても1時頃まで考えていました。

「メリー・クソリマス!」
今日も頑張ります~。

2013年12月24日LKM博士
2013年 年間ウンコ回数途中経過③

年末恒例の今年のウンコ回数チェックです。

なにしろ、ビフィズス菌LKM512にちなんで、
年間ウンコ回数512回ジャストという、崇高な目標を立てておりますので、
現状を把握し、年末を過ごさねばなりません。

6月までのペースがオーバー気味であったことは
(参照ブログ:2013年 年間ウンコ回数の途中経過②)、

ずっと私の頭にこびりついており、
飲み会等で食べ過ぎたら、
「あかん、あかん、ウンコ回数が増える。」
と気にしていました。

40歳過ぎた人間が食べ過ぎて、
「あかん、あかん、太る。」
等、健康を気にするのではではなく、
「あかん、あかん、ウンコ回数が増える。」
という思考回路に陥るのは、かなり素敵だと思います。

『イケてる大人』
であることは間違いない。

さて、ウンコ回数の経過は以下の通りです。

1月 42回
2月 39回
3月 44回
4月 52回
5月 48回
6月 48回
7月 49回
8月 49回
9月 36回
10月 41回
11月 44回

11ヶ月間の合計 492回
1日平均 1.467回
予想年間総回数 537.7回

つまり、気付いてなかったのですが、
512回ジャストでフィニッシュするには、
12月は20回しかウンコができない状況だったのです。

恐々、12月分を足してみました。

Σノ(>τ<)あちゃ~
先週の12月16日 14時台のウンコが512回目でした。

覚えています。この時のウンコ。
職場の避難訓練中だったのです。
地震が発生した設定で建物の外に脱出し整列。
その後、消火器の使い方の訓練、人工呼吸の訓練、地震体験(車)をやっていた時です。
東京に2台(区内に1台、西東京に1台)しかないという貴重な地震体験車で震度7強を味わった後に、
便意をもよおし、こっそりウンコに抜け出したんですね~。
厳密には、避難訓練の前からウンコがしたかったのに忙しくて我慢していたので、
いよいよウンコが直腸に与える圧力がマックス近くになったということです。
あのウンコが512回目だったとは・・・

あやうく目標を失いそうになりましたが、
こうなったら、2010年に記録した533回の最多記録を抜きます!
年明けの発表をお楽しみに!

2013年12月20日LKM博士
今年のネクタイ日は終わった。たぶん...

昨日で今年ネクタイを付けて行う仕事は全部終了したつもりです。

何が何でもでも終わらそうと、
1ヶ月以上前から板橋本部に行くことになっていた昨日に、
後から発生した他の打合せを強引に入れてもらいました。

関係者の皆様、ありがとうございました。

おかげ様で、昨日は1時間単位で3つも打合せができました。
4階→5階→7階→便所(小)→4階→5階と移動していましたかね。

締めは忘年会のハシゴ。
2次会ではなく、全く別の忘年会です。

人気者は辛いな~。

LKM512の腸内ケアで、
3日連続、4回の飲み会を無事終えました。

これで今年はネクタイを締める仕事は終えたと思います。
たぶん・・・。
いや・・・、ゼロではないか・・・

2013年12月09日LKM博士
ハード ウィーク

今週は殆ど研究所にいない。
講演や会議や撮影やら色々ある。

研究所に滞在するのは僅かで、
しかも、プレゼンだけをしに行く日もある。
正確には、外出先からプレゼンのために研究所に慌てて戻るというべきであろうか。

俺の職場は一体どこやねん?

唯一、木曜日のみ敷地内にいる予定だが、その日は工場見学者への講演が入っている。
というか、工場見学が入っているので他の用事が入らなっかったというべきである。

問題は英語の本(分担執筆)をいつ書くかである。
締め切りは来週であるが、
英文校閲の時間を考えると今週中にほぼ仕上げねばならない。
ヤバイ。
極めてヤバイ。
そういうわけで、早朝に頑張るしかない。

年末なので飲み会の話はあるが断って2回にした。

さすが師走。
ハードである。

2013年12月05日LKM博士
積極的やね!

2014年3月に開催される日本農芸化学会の要旨〆切が、
明日12月6日の午前中らしい。
Webでの手続きなので1秒でも遅れたらアウト。

「らしい」って認識なのは、私に発表する気がない証拠で、
そんなこと完全に忘れていた。

ところが、複数のチームメンバー達が発表したいと言い出して、
要旨のチェックを依頼してきた。

以前にメンバー達には、
「発表したければすれば~」
程度で伝えていたので驚きである。

内心、
「しんどいし、まだデータが十分とは言えないので発表しないだろう」
と思っていたのに。

素晴らしい!

その姿勢が気に入った。

そして、私の指導方法が素晴らしいということも証明された。
指示待ち人間にはなっていないようである。

ただ、もう少し早めに持って来て欲しかった。
今日は3日ぶりの職場で、めちゃくちゃ忙しいのである。
しかも流し読みをした感じ、修正箇所が多そうだ。

2013年12月04日LKM博士
ちゃんと話せない話

昨日、通販用のインフォマーシャルのスタジオ撮影を行いました。
スタジオ撮影は会長、通販課のサトシ君とマイさん、LKM512着ぐるみ、と私。

スペシャル出演者の撮影は後日やります。
たぶんその模様はいずれブログで報告します、お楽しみに~。

いやー、大変でした。
18時には終わる予定が、20時過ぎてしまいました。

何が大変かって?
長いセリフをカメラに向かって言えないのですよ。
長いと言っても、3~5行位なのですがね。

照明当てられて、且つ、
視線をカメラという無機物に向けて、且つ、
周囲にはたくさんのスタッフがいるという異様な雰囲気、且つ、
一言一句間違えずに、且つ、
リズミカルに(場面により変わる)、且つ、
笑顔で。

20131204.JPG

普段自分の言葉で話している会長や私は、
セリフを覚えるなんて行為をやったことないのです。

一言一句間違えてはならない理由は、
既にテレビ局の考査を通してあるので、
変えられないのです。

しかも、食品の宣伝には、使ってはいけない言葉が沢山あるのです。
特に医学用語。
例えば、普段言い慣れている「大腸」という言葉は「おなか」にしなくてはなりません。
これが、言い慣れていないので非常に難しい。
眼では「おなか」という文字を見ていても、
私の脳を経由して口に来ると「大腸」に変換されているのです。

なんとか言い切って「ヨッシャ」と思っても、
「もっと笑顔で~」
((( ̄□ ̄;ガーン)

次に笑顔を意識すると、またセリフが脳から消えている・・・。
(」´□`)」はぁぁ~...
の繰り返し。

会長は何度もやり直している内に、明らかに落ち込んでこられて、
「俺、頭悪いのかな・・・」
とボソッと一言。
シーーーーーーーン
誰も何も返せない・・・。

でも、その後、私が同じように何度もやり直しさせられている姿を見られて、
「俺の方がまだマシだな。ハッ、ハッ、ハッ」
即、復活。

これだけは、やってみないとわからない苦労です。

ということで、大変な1日でした。

2013年11月28日LKM博士
執筆業

依頼原稿が多い。
専門誌の解説が多いが、専門書の1章を任されることもある。

この半年で10件位の依頼があっただろうか?

私の仕事を紹介してくれというのだから、
私の仕事をそれなりに評価してもらっているわけで、
研究者としては有り難いことである。

でも、2週間に1回くらい締め切りがある感じで、正直しんどい。

締め切り直前に書き上げホッとすると、
次の締め切りが迫っている。

どの雑誌に書いたかは、ハッキリ覚えていられない。
今は研究が細分化され、ドンドン新しい雑誌が現れ、よくわからないのである。

生物何チャラ学
細胞何チャラ学
食品何チャラ学

まるでプロレス団体のように新しい団体(雑誌)が現れる。

同じ研究結果を紹介するにしても、
それぞれの雑誌の主目的にあわせて内容は変え、
魂を込め込めているつもりだ。

依頼内容の多くが、
「LKM512の寿命身長効果(ポリアミンを含む)」

「腸内細菌の代謝産物」
である。

講演の依頼も多いが、書く方がしんどい。
永遠に残るからである。
講演なら簡単にサラッと関連情報として紹介できることも
文章にすると引用を示さなければならない。

さて、今日は名古屋で公演したが、
家に帰ったら明日締め切りの原稿を書かねばならない。
12月中旬には英語の原稿もある。

そう言えば、社報の原稿依頼もあった。
「そういうことで、遅れます~」
業務連絡でした。

2013年11月27日ウン小話
ウン小話34

今日は自分のウンコを回収する。
That's the 採便.

趣味ではなく、実験のため。
立派なお仕事である。

しかし、単純に出たブツを適当に回収するのではない。
そんなことは素人がすることである。
俺たちはプロ。
もっと志高く、難しいことに挑戦する。

何をするのか?

答えてあげよう。
昨日の昼飯由来のウンコを回収するのだ。

どうやって昼飯が原料のウンコを識別するのか?

そんなの簡単さ。
消化され難いものを前日の昼飯に仕込んでおけば良いのだ。

そう、俺はヒジキを待っている。
ヒジキの入ったウンコを待っている。

早く出てこい、ヒジキ君。

早く出てこい、ヒジキ君。

2013.11.27 am 6:00現在 
ブログがアップされる頃には出会えていることを願いながら

おしまい。

2013年11月26日LKM博士
B STRONG

昨日、ボストン・レッドソックスネタを書いて思い出しました。

6月のゴードン会議前日のボストン滞在時、
友人経由でハーバード大学を見学させてもらったのですが、
その際、このような場所を通りました(大学外だと思います)。
20131126.JPG
4月のボストンマラソン爆破テロ事件の犠牲者の一人、
たしか犯人達に射殺された警官が亡くなられた場所と聞きました。
事件からちょうど2ヶ月後だったのですが、多くの花が添えられていました。

このテロ事件を受けて、今年のレッドソックスは
『B STRONG』
のロゴを作成し、ユニホームなどに付けて試合をしていました。
Be strong (強くあれ、強く生きよう)
をもじったものです。
もちろん、この中にはBostonという文字も含まれており、
「ボストンは強い!くじけず強く行こう!」
という意味でしょう。

ゴードン会議に招待された研究者の中には、
このテロ事件により参加を見送った人もいたようです。
遠くアメリカでの出来事なのですが、
グローバル化した現代では決して遠い世界の話ではありません。
実際、事件の後にメール(別件)で質問した際、主催者から
「このテロは終結した。ボストンは安全だ。」
との一文が入ったメールが届きました。
問合せが多かったのでしょうか。

悲惨な事件が多くて、すぐに忘れてしまいますが、
少しは思い出すことも必要かと思って、
今日は訪問時に撮った写真を掲載致しました。

2013年11月25日LKM博士
俺のバッグはボストン・レッドソックス

実は、私の通勤バッグは、これなんです。
20131125.JPG
赤い靴下の絵のみのシンプルなバッグ。
少々汚れてしまっていますが、
ボストン・レッドソックスのバックです。
余計な文字が書かれていないシンプルなデザインが気に入っています。

今年の6月にゴードン会議に参加し、ボストンに滞在した際に、
このバックを購入し、帰国後使っているのです。

実は、2年前のゴードン会議でボストンを経由した時に、
フェンウェイ・パークに行き(参照ブログ:フェンウェイ・パーク)、
レッドソックス vs. ブルワーズ戦を見て以来(参照ブログ:レッドソックス vs ブルワーズ)、
レッドソックスを応援しています。

読売に所属して入る時は嫌いだった上原投手も、
不思議と好きになるものです。

ポストシーズン突入後、
「優勝してくれたらブログ書きやすいな~」
なんて思っていたら、
あれよあれよとワールド・チャンピオンになっていました。

Congratulations!

私も、このバッグのパワーの恩恵を受けて、
あれよあれよと研究成果論文が出るのを期待しながら、
日々努力しております。

実は、原稿を1晩、このバックで発酵させたら、
次の日に原稿中のミスを発見し易くなる気がします。

2013年11月22日LKM博士
秋晴れのもと、研究発表会をやりましょう

今朝の東京工場・研究所の敷地内。
紅葉綺麗で快晴ですね!

昨日負け越した栃煌山幟は少々寂しそうですが、
負け越しても変わらず応援するのが我々のスタイルです。

20131122.JPG
さて、今日は社内関係者を研究所に招いて、
我々のチームの研究成果発表討論会を行います。

昨年から行っている企画で、今回で3回目。

不定期で私の気まぐれで開催される企画です。
普段、社外ばかり見ている私が、社内側に目を向ける数少ない企画です。
もちろん飲み会もセットの企画です。
(個人的には4日連続飲み会です・・・)

これまでは、LKM512の事業化を担っているメンバーを招いて、
10名前後で開催していましたが、
今回は研究所長の意向で規模拡大。
興味をもっておられる役員さん達も参加されます。

ということで、研究チームスタッフは少々ストレス過剰気味。

最大の目的は、
自分のやって来た研究を整理して、他人にわかり易く説明する訓練をすること。
研究員として必須のスキルです。
でも、簡単には身に付かず、繰り返し訓練するしかないスキルです。

そして、我々の研究の意義を社内で理解してもらうことも重要視しております。

研究スタッフはこの準備でこの1~2週間は大変です。
実験はストップしてしまうことは覚悟の上です。
でも、実は、結果的にはこの方が仕事は進むのです。
2ヶ月前に開催日を伝えてありますので、
各自が発表の構成を練ってみると、
「あっ、こういうデータが足りないな」
って気が付くのです。
気が付いたら、慌てて2ヶ月間で追加実験をやる。
私の知らない間に一つグラフが出来上がったりしているのです。

さて、私も慌てて準備しますわ。

2013年11月21日LKM博士
驚愕のアメリカンお菓子②

アメリカの共同研究者Ryokoさんが、
今年もハロウィンにお菓子を送って来てくれました!
昨年のはこれ⇒(驚愕のアメリカンお菓子

201311211.JPG
これ、何でしょうか?
Peepsと書いてありますが、
peepは①のぞき見する、②(花、星などが)姿を現す という意味です。
よくわかりません。

硬くて甘い、得体のしれないものと推測したのですが・・・
違いました。

一つ食べようと思ったら、8つの顔がくっついていました。
しかも表面はザラザラしているけど柔らかい。
千切ってみました。
201311212.JPG
はい、マシュマロです。
激甘マシュマロです。

ただでさえ甘いマシュマロが、
激甘橙色砂糖でコーティングされています。

皆、"顔"1個で満足だったようで、
大掃除まではこの部屋にありそうです。

恐るべし、アメリカンお菓子。

2013年11月11日LKM博士
発と着

今日はSBS静岡放送ラジオに出演しました。

放送自体は問題なくできたと思います。
20131111.jpeg

しかし、往路は大変でした。
最寄り駅に着くと、人身事故でダイヤが乱れているではないですか。
でも、慌てることはありません。
途中ウンコ下車をする可能性がある私は、
かなり時間に余裕をもって出発していたのです。

そうなのですが、虫の知らせのようなものを感じ、
iPadに転送していたスケジュールで到着時間を確認しました。

「10時09分着」

大丈夫、まだ8:30、1時間40分もある。

・・・

ん?
10時09分着???
ん、ん、ん?
ゲーッ、10時09分に静岡~~~?
ウォーッ、完全に間違っとった~。

はい、私は勝手に東京駅10:09発と思い込んでいたのでした。
発と着を間違っていたのです。

仕方なく関係者に事実を連絡しました。
生放送なので半分諦めながら。
ところが、10時03分の東京「発」に乗ればギリギリ間に合うので、
来てくれということ。

で、昔の生放送番組にギリギリ間に合うアイドルのように滑り込みセーフ。

そんな話をエレベーターで放送局の方にすると、
昔実際に中森明菜さんがこの放送局に高速インターからタクシーで滑り込み、
スタジオに行く間もないので玄関で歌って、すぐに次の現場に向かったとか。

間に合って良かったですが、
途中ウンコ下車分のゆとりに助けられた私でした。

2013年11月08日LKM博士
休むと出ない

ブログ1000回記念を春日野部屋さんから頂き、
「3日間はスペシャルブログがあるので書かなくて良い」と思って過ごしていると、
ブログ脳が完全に止まってしまいました。

ブログ脳とは、
日常生活の中から常にブログネタとできそうな出来事を抽出し、
そのネタを文章として表現するための構成を考え、
執筆するための思考回路、
あるいはそう思考してしまう脳ミソそのものです。

ネガティブに表現すると
日常生活において、ブログを書く義務感に常に圧迫されている精神状態とも言えます。

はい、しんどいですよ~、毎日、毎日。
給料にブログ手当付けて欲しいですわ(笑)

プロスポーツ選手が、
休養日であっても少しは体を動かさなくてはならない。
風邪をひいて1日でも休むと、元の調子を取り戻すのに数週間かかる。
というのと同じでしょうか?

調子が良い時は2週間位先まで脳ミソの中に入っているのですが...。
今は浮かびません。
脳ミソの中にあったものも完全に忘れてしまいました。

「休むと出ない」
タイトルからウンコネタを期待された方、すいません。
私のウンコ色の脳ミソの話でした~。

2013年10月30日LKM博士
999

今朝も出社して最低限のメール対応をして、ブログを書き始めました。
いつもと変わらぬ日のようですが、一点違うことがあります。

今日はブログのネタ探しをしなくて良いのです。
しかも、ず~っと前から決まっていたのです。
おそらく2年10ヶ月前から。

本日、2013年10月30日にどんな特別な意味があるのか?

・・・

(画面で真下に見えないようにタメを作ってみる)
タメ
タメ
タメ
タメ
タメ
タメ
タメ
タメ

しつこいって?
はい、私はそれなりにしつこいです。

タメ
タメ
タメ
タメ

実は、このブログは999回目なのです!!!!!!

思い起こせばスタートは2008年12月15日。
「月に2回程度で良いので書いて下さい」と頼まれ引き受け早5年。
同じやるなら手を抜かず、徹底的にやった方が良いと考え、
2011年1月中旬からは平日は毎日書くと心に誓って2年と10ヶ月。

アメリカからも中国からも
学会発表当日も、休暇中も、
原稿を送り続け、積み重ねる事999回です。

全てのブログ執筆時間を論文執筆に回せば、
滞っている論文が2~3報は完成していたでしょう。
いや、5~6報位はいけるかも。

でも、後悔はしていません。
ブログのおかげで色々な方々と出会えましたから!

さて、思い出に浸るのは後日にして、
明日の記念すべき1,000回目のブログは
久しぶりにスペシャルゲストさんの登場です。
お願いすると快く引き受けて下さいました。

一緒にお仕事をさせてもらっている方です。

たぶん、皆様の予想は外れると思いますが・・・。

では、お楽しみに~

2013年10月29日LKM博士
今年も日の出産業まつり出店します!

今週の土日(11月2日、3日)に開催されます
「第25回日の出町産業まつり」
に今年も出店致します。

毎年恒例の
『LKM512入りのヨーグルトを箱売り』
今年もやりまっせ!
1箱なんと500円。
通常1個100円のものが、62.5円です。

飲むヨーグルトも売ります。
これ、毎年、一番早く売り切れるんですよね。
他にも「なめらかプリン」も箱売りしま~す。

数に限りがありますので、お早めに~

約70店舗が多種多様な物品を販売あるいは体験企画を実施するので、
お時間がある方、是非、遊びに来て下さい。

今年も私は店舗の責任者をやっとりますので、是非、声をお掛け下さい。
ブログを見てるって言えば、何か特別にプレゼントするかも???
(申し訳ないですが、2日目は法事で奈良に帰るので不在ですが。)

毎年、暖かい日差しの中、
焼きそば、焼き鳥、川魚の塩焼き、そして生ビール
を横目に拷問のような仕事ですが、必死で耐えます。

あっ、そうそう。
念のために書いておきますが、会場は日の出町民グランドですから。
バザールの時の様に工場に来て頂いても何もありませんので。

では、スタッフ一同、皆様のご来場をお待ちしております。

2013年10月28日LKM博士
亀の背中に

大連の国際学会が企画したオプショナル・ツアーで水族館に行ったのですが、
(国際学会ではちょっとした市内観光のようなものが用意されていることが多い)
そこで、こんな亀を見ました。

20131028.JPG

60 cm位の大きなウミガメの甲羅にお札が貼られています。
1元札、5元札、10元札、20元札。
(ちなみに全ての肖像画が毛沢東です)
1枚や2枚ではありません。

何なんでしょうか?

日本でも寺社の池などに硬貨が投げ込まれているのをよく見ますが、
それと同じなのでしょうか?

中国でも亀は縁起の良い動物でしょうから、
幸せを願って貼り付けているのでしょうか?

でも、ここは水族館です。
この亀も生きています。

ん~、さすが中国。
と、まとめるしかありませんね。

2013年10月23日LKM博士
豪華なホテル in 大連

10/15のブログ(参照ブログ:大連の国際学会終了)で少し書きましたが、

大連で会議主催者が手配してくれた豪華なホテルを今日は紹介します。

そもそも大連を中国東北部の小都市と誤解している方が多いのと思いますが、
(私もそうでした)
人口700万人の巨大都市なのです。

間違ってはいけません、「市」のレベルでこの人口ですからね。
日本で一番人口が多い市は横浜市で約370万人ですから、その倍です。
ちなみに2番目の大阪市は約270万人、3番目の名古屋市は約230万人。
大阪府全体の人口が約890万人ですから、
あと5年もすれば大連市は大阪府より大きな市になることでしょう。
(人口は2013年4月現在のデータ)

滞在したホテルの前の街並みはこんな感じでした。
2013102301.JPG

街には高級車が溢れかえっております。

さて、ホテル内。

デカいベッド。
キングサイズらしいです。
縦に寝ても横に寝ても、どんな体勢で寝ても、ベッドから落ちることはありません。
プロレス技の掛け合いをしたい気分になります。
2013102302.JPG

良い椅子が備え付けられたデスクがあり、社長にでもなった気分です。
かなり集中してプレゼンの準備をしました。
2013102303.JPG

バスルームもこんな立派。
映画で見るような長い浴槽と、その隣にはシャワールームが。
シャワーを浴びていたら誰かが入って来て殺されそう(サスペンス系映画やドラマが少々好きな私)。
2013102304.JPG

バスローブもありました。
2013102305.JPG


人生初めてなもので、どう使うのか今一わからず・・・。
映画でハリソン・フォードはシャワー直後に羽織っていたような記憶があるので、
物は試しで風呂上りにバスタオル(これがまた大きくて気持ち良いタオルでした!)で簡単に体を拭いた後、パンツを履かないで着てみました。
ん~、何かええ感じ~ 
でしたね。
似合ってなかったけど。

私は客室の最上階だったので、たぶん非常に良い部屋だったのだと思います。
色々と講演を引き受けるに当たり、駄々をこねたからでしょうかね?

以上、国際会議での高級ホテルレポートでした。

2013年10月18日LKM博士
【告知】創立60周年記念 協同乳業㈱東海工場バザール開催!

明後日、10月20日(日曜日)に協同乳業の東海工場(愛知県犬山市)で
創立60周年記念のバザールを開催します!

牛乳、ヨーグルト、プリン、アイスクリーム等のメイトー商品が
通常よりお安くなっておりますので、お近くの方は是非、遊びに来て下さい。
パン、お米、焼きそば、お好み焼き等も販売します。

他にも、
ビフィズス菌LKM512の講習会
牛乳パックを使った工作教室
何をするのか謎ですが、簡単クッキング企画も行います。

しかーし、LKM博士ファンの方、誠に申し訳ございません。
この講習会の講師は私ではございません。

当初、行く予定だったのですが、
体調を崩してからはちゃんと休養をとるように指示されております。
実は、この季節、イベントが多く、殆どの土日は仕事が入っているのです。
風邪から復帰の27日間で、休めたのは2日間のみ。
来週以降も土日の仕事は続くので、
この土日は、行きたい気持ちを抑えて、しっかり休みます。

代わりにケイイチロウ部長が対応してくれます。

代役を引き受けてもらってこんな事言うのも気が引けますが、
「ちゃんとできるんかいな?」

部長、パニックになって、いつもみたいに、
エヴァンゲリオンか何かのよくわからんキャラの物まねとかしないようにね!

2013年10月17日LKM博士
ケツかゆい

大連の国際学会はInvited speakerだったからか否かわかりませんが、
良いホテルで非常い良い部屋を学会は用意してくれました。
今日は写真を忘れたので後日紹介します。

でも、ウォッシュレットではありませんでした。
やはり、あの素晴らしいマシンは日本独特のものなのでしょうか?

仕方ないので、トイレットペーパーで拭くわけですが、
ウォッシュレット慣れしているせいでしょうか?
少々拭き取り技術が衰えてしまったようで、
2回に1回位はお尻が痒くなりました。

しかし、視点を変えれば、お尻が清潔さに慣れてしまったとも考えられます。
そもそも、皮膚はミクロの世界で観察すれば凸凹しています。
そのため、トイレットペーパーでお尻を拭く行為は、
その凸凹の溝にウンコを擦り込んでいるような行為です。

わかり易くいうと、食パンにマーガリンを塗っているような状態です。
どれだけティッシュで拭いても完璧には拭き取れませんよね?

ウォッシュレットで清潔に保たれていた私のお尻は、
このウンコ擦り込み行為で、以前はどうってことのない僅かな擦り込みウンコでも
反応してしまったのかもしれません。

技術力の低下であろうが、清潔慣れのせいであろうが、
痒くなると掻いてしまうものです。
ウンコ後の拭き回数は増え、入念になり、
肛門周囲の肌は少々荒れて痛みすら感じていました。

帰国して最後のケツ拭き行為から48時間経過現在、それが治りかけております。
治りかけで、めっちゃケツかゆいなう。

2013年10月15日LKM博士
大連の国際学会終了

私はまだ大連です。
昨日まで国際学会で、今日の飛行機で戻る予定です。

中国入り後、全くTwitterで状況報告をしておりませんが、
ここは中華人民共和国。
ホテルや学会会場でインターネットには接続できても、Twitter等にはアクセスできません。
色々と個人の言論には制限がかけられているようです。
頭ではわかっていたが、体験することになるとは・・・。

今回は時差ボケも無いですし(時差1時間)、
2日目午後の発表だったので、少々準備する時間があり、
6月のゴードン会議の口頭プレゼンテーションよりマシだったと思います。
(参照ブログ:海外出張報告 ―ゴードン会議出席②―

満足度は75点位ですかね(100点満点中)。
もちろん今回も原稿無しで臨みました。
質疑応答も、座長がしっかり時間を切らないので、
5分の予定が手を挙げる全員に対応し10分以上あったと思いますが、
7割位は対応できたと思います。

さて、チャイナ・パワーを会場の写真で伝えてみたいと思います。
文章で皆さんに伝える自信がありませんが、写真でも伝わるか否か不安です。

これが会場となったDalian International Conference Centerです。
大連国際会議場と訳せばよいでしょうか。
2013101501.JPG


デカい! デザインが凄い。
全体を写そうとすると入り口から100m位は後方に下がらねばなりません。
中国、そしてここ大連の急速な発展を象徴するかのような建築物です。

中に入ると、これまた圧倒的な無駄とも思える開放的なスペース。
どのようにして発表会場に行ったら良いのかすらわかりません。

1分間以上ですかね。奥まで歩くとこんな空間が出てきます。
2013101502.JPG

これ1回から6階までを見上げるように撮影しているのですが、
わかりますかね?
デザインが斬新で、遠近感もなくなりそうな建物です。
右下から中央、中央から右上の方向に斜めに通っている角ばったものはエスカレーターです。
ちなみに下からのエスカレーターが届いている所が3階です。
この角度からですと、乗っている人の姿は殆ど見えません。

2013101503.JPG
別の方向にしばらく歩いていくと、こんな階段もあるのですが、
これで上の方まで行くのはしんどいので、人影すらありません。

会議が終わって暗くなる頃、会場を出ると、
こんな風にカラフルに光っています。
2013101504.JPG

青くなったり、赤くなったり、白くなったり(白は普通か)もします。

外に出ると、私が発表した場所が、どの辺りに位置しているのかすら全くわからない、
凄い建物でした。
この建物、本気を出したら何万人が収容できるのか気になりつつ、
調べも、訪ねもせずに、会場を後にした私でした。
もちろんマーキング(初の会場でウンコする行為)は忘れずきっちり行って。

さて、早く帰国してウォッシュレットでウンコしたい気分です。

2013年10月10日LKM博士
中国に行ってきます

明日から、中国の大連でのAnnual World Congress of Nutrition & Healthという国際学会に参加して来ます。
4泊5日です。

色々な会からスピーカーとしての依頼があるのですが、全て断っております。
しかし、この学会の事務局はしつこかった。
何度も、何度も、何度も・・・
根負けして、飛行機で3時間前後という近い距離とこともあり、引き受けました。

あと、我々の研究分野でも台頭してくる中国のパワーを肌で感じたかったのもあります。
ほんと、中国は研究分野でも力ずくで来ていますから。
大連の会場も写真で見る限り、凄い施設です。

私にとって大連とは世界史で習った土地。
遼東半島の旅順・大連ですよね。
日露戦争の舞台で、司馬遼太郎の『坂の上の雲』にも出てきます。

ちなみに、高校の世界史の先生が厳しく、理系なのにちゃんと勉強していたので、
センター試験では2問間違いの96点でした(自慢)。

さて、問題はいつも通り英語。
実は、昨晩、自宅で原稿の準備をやるつもりだったのですが、
本棚の『坂の上の雲』がふと目に入り、軽い気持ちで本棚から出すと、パラパラと読み始めてしまいまして、何も進みませんでした。
10年前に理化学研究所に通っていた時、読んだもので感銘を受けたので、つい・・・。
2013101002.JPG

直前まで努力して臨むしかないですわ。
荷物等の旅支度も何もしてないわ。

2013年10月09日LKM博士
通販で買えるようにしました!

春日野部屋さんに差し入れしたら、
力士の皆さんが奪い合うというヨーグルト
その名は、
『はちみつバニラヨーグルト』
hatimitu.jpg

詳しい商品情報はこちら
「栃煌山たちが奪い合うヨーグルトを食べてみたい!」
というコアな大相撲ファンのご要望にお応えして、
通販で購入できるようにしました!!!
実は1ヶ月程前から既に販売しておりますが・・・(笑)。
ということで、大相撲ファンの方は購入必須。

もちろん、LKM512も入っております。
機能性ヨーグルトのくせに、デザートのように味わうことができるのが特徴です。
かなり美味いです!

ヨーグルトが苦手な人が感じる酸味も殆どありません。
とにかく美味しいです。

スーパーにも営業しているのですが、なかなか採用されません。
理由は知りません。
でも、かなり美味いです。

ということで、この機能性と嗜好性を兼ね備えたヨーグルトを、是非ともご賞味下さい。

詳しい商品情報はこちら

但し、はまり過ぎにはご注意下さい。
何しろ、1度に10箱位購入される方もいるようですから。
400g×4個入りを10箱です。

2013年10月04日LKM博士
開設おめでとうございます

今日は金沢に来ております。
20131004.JPG
(この駅のデザインは私にとっては謎です...。)

石川県立大に腸内細菌共生機構学という講座が開設され、
その開設記念のシンポジウムに参加するためです。

実は、このブログに何度か登場してくれたシン君が、
アメリカから戻って来て、この研究室の准教授になったのですよ!

私が書いてあげた論文がどれだけ役立ったことか(笑)


「来てくださいよ!」って言うので、漢気のある私は来てしまいました。
まあ、執筆中の論文等の件など、実務的な仕事もありますが。


でも、残念な事が一つ。
体調も完全回復でもないし、
週末も講演が入っているので、
美味しい肴があるでしょうが、
今日は日帰りします。

2013年10月03日LKM博士
まじめになった?

病気明けのこの3日間のブログはまじめ過ぎましたかね?

「どうしたの?」
なんてコメントを複数の読者から頂きました。

「はい、実は、病床で色々と考えたことがありまして...、心を入れ替えました」

・・・・・

というのは、嘘です。
たまたまです。

20年ぶり位に出た38℃超えの熱で、
ウンコ色の脳ミソに影響が出たということはないと思います。

まだ体調が万全でないので、面白いことを書くエネルギーが出てこないだけです。
冗談を書くのも健康であることが大事なわけですね。

ただ、4月に我々がFrontiers in Systems Neuroscienceに発表した実験結果によれば、
(参照:2013年リリース「腸内常在菌が大脳代謝系に影響を与えていることを明らかに」
腸内細菌が脳ミソの代謝系に強く関係していることは明白です。
摂取した抗生物質の影響で破壊されてしまった私の腸内菌叢は、
以前より真面目な思考回路への刺激が強くなっているのかもしれません。

事実、カレーを食べても、10倍希釈ウンコと連想しない、今日この頃です。

2013年10月02日LKM博士
私を救った納豆とオレンジジュース(後半)

【前半のあらすじ】 参照ブログ:私を救った納豆とオレンジジュース(前半)

喉の激しい炎症と発熱で苦しむ私は丸2日間、病院で処方された薬を疑いもなく飲んでいたが、症状は良くなる気配がなかった。喉が痛く苦しくて寝られない中、病床でふと自分の研究テーマであるポリアミンの抗炎症作用を思い出し・・・


「今の状態の私の体は明らかにポリアミンが不足している!」
頭がボーっとしてても、それ位はわかりました。

自分の細胞で作られるポリアミン以外のポリアミンは外部から摂取しなくてはなりません。
(成長期が終われば、どんな動物でもポリアミンを作る能力は低下し不足します)
動物の場合、食事と腸内細菌がポリアミンの供給源です。
すなわち、食事成分(魚、肉、野菜)に含まれているポリアミンと腸管内で細菌が産生するポリアミンが必要なのです。

現状は、
殆ど食事が摂れていない私(食事由来ポリアミン≒0)
腸内細菌を抗生物質で殺戮しまくっていた私(腸内細菌の産生するポリアミン≒0)。
冷静に考えれば、ポリアミン欠乏状態になっていたのです。

すぐに台所に行きました。
納豆発見~
ダイズは高ポリアミン食材です。
めちゃくちゃ喉が痛いのですが、頑張って市販パックの1/3量程食べて寝ました。

不思議なことに、その後、1時間程、目覚めませんでした。
目覚めた時、まだ喉は痛いのですが、緩くなったような気がします。

そこで、再び台所に行き、残りの2/3を食べました。
すると朝までぐっすりです。
明らかに痛みが軽減しています。

金曜日の朝、1パックを食べました。
そして、同じく高ポリアミン食であるオレンジジュースも摂取しました。
喉が痛い時のオレンジジュースは痛みを悪化させる気がしますが、
ポリアミン摂取を思考の中心に置いておりますので躊躇なく摂取しました。
もちろん薬はストップ。少しずつ腸管内でポリアミンも作られ始めたでしょう。

びっくりしないで下さい。
金曜日の夜には、
ほぼ完璧に喉の炎症は無くなり普通の食事ができるようになりました。

たまたま治るタイミングだった可能性もあるでしょう。
でも、それにしては早過ぎませんか?
最初の納豆を口にして12時間後には喉の痛みはほぼ治っていたのですから。
それに金曜日は薬を飲んでいませんので。

私はポリアミンのパワーだと確信しています。
納豆とオレンジジュースを摂取しなければ、
おそらく回復は48時間以上遅れていたことでしょう。

ということで、このネタを日曜の講演で話すか否か迷い中。

2013年10月01日LKM博士
私を救った納豆とオレンジジュース(前半)

先週、喉の激しい炎症と発熱で病院に行き、会社も休みました。
社会人になって16年、初めての病欠です。

地域の良い病院すら知りません。
とりあえず近い所を選んで行きました。

病気の時ってお医者さんが、凄い人に見えるんですね~。この人が私を助けてくれる!
普段の研究業をしている際は、申し訳ないですがお医者さんの出すデータは少々疑いの目で見ている私なのに。

早く辛さから解放されたい一念で、お医者さんの言うことを信じ、指示に従い、薬も処方してもらうのです。

処方された薬は以下の4つ
1. 喉の炎症を抑える薬、いわゆる抗炎症薬
2. 熱を下げる解熱剤
3. 感染症が疑われるので抗生物質
4. 上記薬が胃にダメージを与えるので、それから守る胃薬

水曜日の朝、昼、晩と食後に1日3回飲みました。
喉が痛くて食事が辛いのですが、薬を飲むために頑張りました。

木曜日も3回のみ合計6回飲みましたが、全く効果がありません。
少なくとも喉は激痛です。
熱は39℃台まで上がって来ました。

喉が痛過ぎて15分間すら寝られないので、精神的にも参っていました。
ふと、
「早く、薬が効けばいいな」から「これ、効いてないのと違うか?」
という心境の変化が意識の遠くの方で起こったのを覚えています。

この「疑う気持ち」がきっかけで、なんとなく病人の脳ミソから研究者の脳ミソにスイッチが変わりました。
「俺の体中のマクロファージ(※)の殆どが喉に集まってるんと違うかな~」
なんて考え始めたのです。
(※マクロファージ:白血球の一種の食細胞で、体内に侵入あるいは体内で発生したあらゆる異物等を取り込み消化する。外傷や炎症部位では活発に活動し、炎症誘発する物質を放出する。この話では悪玉因子のように感じる読者もいるであろうが、もちろん、マクロファージ自体は生体を守るために徹底的に戦っているのであり、悪気はなく自分の使命を果たしているだけのことである。マクロファージがきっちり仕事しない方が大問題である。)

ただ、漠然と考え、夢を見たのでしょうか?
突然、「マクロファージ系の炎症ってポリアミンで抑えられる」と脳裏に浮かびました。
私の本業の一つです。

人為的に炎症を起こした状態の組織や細胞に、
ポリアミン(スペルミン)を少々添加すると、
僅か1時間足らずで、炎症反応(遺伝子の発現)がピタッと止まるのです。
何度も、何度も、実験して確認したことです。

ポリアミンを思い出した私のとった行動は・・・
(つづく)

2013年09月30日LKM博士
たくさんの書類の中に

不治の病かと思っていましたが、今日から職場に復活。
脚なのか脳なのか原因はわかりませんが、フワフワした感覚です。

さて、病欠であろうが、出張であろうが、不在が長ければ溜まるのが書類。
今朝出社すると机はもちろん、椅子の上にも色々と載っていました。
テンション下がります。
「あっ、これもあったか。」
「なんじゃ、これは? ガーン」
と色々面倒なものばかり。

ところが最後に不思議な手紙のような物が出てきました。
差出人は知らない人。
いくら考えてもわかりません。
20130930.JPG
何処から開封するのかも今一わからない。
端から強引に開封してみると、その構造がわかりました。
少々厚い便箋が折り畳まれたもので、
2枚の便箋そのものが2つに折られ、3方をテープでとめたお手紙でした。
中身は御礼状です。

大相撲溜席のチケットに当選された方からです。
国技館観戦での感動が綴られています。
そうでしょ、そうでしょ。
生の大相撲はテレビとは違います。
それに国技館の中でも特別に素晴らしい席ですから。

後半は、LKM512について。
色々と調べた結果、腸の大切さとLKM512の存在を知り、
LKM512を食べ始めてから、ご自身の乾癬の症状が軽度になってきた
という感謝の言葉でした。
そして、遠慮気味にウンチの絵(「おはようんち!」と言っています。)

俺の立ち上げた相撲関連企画と、研究対象の両方共に、ベタ褒めやん!!! 
ありがとうございました m(μ_μ)m

会社或いはお客様相談室にこういうお手紙が届くことはあっても、
一個人の企業人が直接お客様からお手紙をもらえることは殆どないはず。
格別です。
苦労は多いですが、顔が見える研究者をやっててよかったと思う瞬間でした。

2013年09月26日LKM博士
休場

LKM博士、咽頭部炎症および激しい発熱により本日も休場。


病院行ってもらった薬のんでも効かないから
焼いたネギを喉に巻いて治療中。
効いているのか、汗がドクドク出てきます。

2013年09月25日LKM博士
テレビ出演の代償

昨日、夕方の「ごごたま」を見て頂いた方はいらっしゃいますか?

朝からブログで喉の痛みを心配していましたが(参照ブログ:この状態で良いのか?)、
テレビ局に着くと痛いのは痛いのですが、酷い声は治っていました。
20130925.JPG


こんな風に控室まで用意されていたので、
もう喉が痛いとか言って逃げられる状態ではありませんでした。

ラジオと違って、リハーサルあり。
7~8分間のコーナーということで、本番を意識しながらのリハーサル。
「まあ、大体大丈夫やろ」
という感覚は掴みました。
が、直後からまた喉が痛く、声が変になってきました。

とはいえ、すぐに本番。
明らかに普段と違う声ですが、聞き取れれば良いという思いで必死でした。
生放送なのでゴホゴホできないし、何となく痰の存在を喉の奥に感じて気持ち悪いです。
でも、耐えました!何とかやり切った。

と油断していると、最後にコーナー終了の「ありがとうございました」。
これが声として出ませんでした。
高見山のものまねしているみたいな声。

関係者からは、
 リハーサルと全然違って本番はきっちり決めてきますね。素晴らしい。
 本番は目力がありました。
と、多少持ち上げている所もあるでしょうが、お褒めの言葉。
最後の「ありがとうございます」の声はご愛嬌みたいな感じでした。

が、その代償は痛かった。
どんどん喉が痛くなり、寝る前にはこれまで経験したことない激痛。
喉が痛くて、耳まで痛いのです。
喉が痛い夢を見て、現実と夢の狭間で30分毎に目覚める状態。
現実世界では、喋れない、飲めない、もちろん食べられない、熱も出てきた。

病院に行って参ります。
耳鼻咽喉科、生まれて初めてです。

2013年09月24日LKM博士
この状態で良いのか?

ハードスケジュール(参照ブログ:ハードスケジュールがスタート)の開始以来、
暦通りの休日はこの3連休が初めてでした。
そして、来週から11月中旬まで、暦通り休める週は1度もありません。

なので、この3連休、好きな事(畑作業と大相撲テレビ観戦)以外、
何もしないと決めていました。

このネガティブな方向への強い意気込みが逆に良くなかったのでしょう。
気が緩んだのでしょう。
職場の隣の席の輩が、ゴホゴホとマスクもせずに咳を連発していたのも原因でしょう(途中で注意しましたが手遅れ???)。

金曜日の午後辺りから、体がだるくなってきました。
金曜夜の職場の歓送迎会でも、あまりお酒はすすまない・・・。
3連休、寝込む程ではないのですが、微熱でずっと体調が悪かったです。

昨晩は午後8時台寝て今日に備えましたが、
今朝起きると喉がめちゃめちゃ痛い。
声が変。ちゃんと出ない。
困った・・・。

実は、今日は夕方テレビ出演なのです。
※テレビ埼玉Gogo Tama(ごごたま)
確か生放送と聞いております。

色々資料は送られてきておりますが、全く目を通しておらず、
いつも通り、現場で把握するパターンなので詳細は知りませんが・・・。
(私は研究者という立場で行う仕事以外は事前準備を一切しません。)

9月24日午前9:00現在、ちゃんと声が出ません。
こんな状態で大丈夫なのでしょうか?

本番までできる限りのケアはしますが、不安です。
誰か一番効くのど飴を教えてちょうだい。
現在、糖尿病になりそうな位、浅田飴を舐めまくっています。

2013年09月17日LKM博士
こんなことで運を使いたくないんだが・・・

15日(日)、16日(月、祝)も仕事で品川でのシンポジウムに参加した。
はい、台風の中。

前日の予報では、15日から大雨。
16日は関東直撃の可能性大。

さて、日曜日当日。
起きた時は大雨だった。
「行きたくないなー」
と思っていると、出発する時間になると晴れ間が・・・
「ラッキー! でも、帰りは降っているだろうから傘だけは持って行こう」

日曜日の夜8時30分シンポジウム終了。
ノー レイン。

腹が減り過ぎていたので、品川駅で軽く飲んでほろ酔いで最寄駅着。
道には水たまりがあり、通行人も濡れている傘を持っており、タクシーも殆どない。
明らかに先程まで降っていた形跡はあるが、雨はやんでいる。
「ラッキー!」

月曜日、台風直撃なので交通網の乱れを心配して早めに出ようと5時半起き。
凄い嵐。屋外に出たら10秒でべちゃべちゃになりそう。
しかし、家を出る時、また雨が止んでいる。
「ラッキーやけど、????」

品川駅着。新幹線も運休、所々在来線も運休と放送していて構内は大騒ぎ。
会場まで屋根のあるスカイロードで直通3分間だが、

どうやら横殴りの雨と風が凄かったらしい...、私が歩いている時間帯以外は。

会場では、皆、傘を破壊され、散々に濡れている。
私の部下も傘は破壊されたらしい。
私は無傷。傘を出す必要もなかった。

もちろん帰りは台風一過でお月さまも出ていた。

晴れ男だが、ここまで来ると気持ち悪い。
覚悟はしていたので多少は雨に会いたかった。

こんなことで運は使いたくない。

2013年09月12日LKM博士
塗り絵表彰

バザールで実行したCBKSDMNEWDNNKKSSD!

(わからん方は昨日のブログ参照:CBKSDMNEWDNNKKSSD!)の塗り絵を表彰します。

表彰する予定はなかったのですが、
ちびっ子達は個性豊かな塗り絵を仕上げてくれましたので、
そのまま放置しておくのは勿体ないと思った次第です。
もちろん、後で賞を出すなんて言っていませんので、
ちびっ子が自分の感性で自由に書いたものです。
審査員はアシスタントまなみと私です。

一部、回収を忘れて作品を持って帰ったちびっ子、ごめんなさい。
バザールが終わってから思いついたので。

約30作品の中から表彰するのはこの4作品です。

銅賞には以下の2つ選びました。
2013091201.jpg
顔が緑なのが気持ち悪くて逆に好感を持ちました。文字にまで色を塗ってくれているのもいいですね。


2013091202.jpg
これは私の似顔絵や飲むヨーグルトまで書いてくれたのが高く評価されました。相当私が好みのタイプだったのでしょう。素晴らしい! ちなみに、私、講演中はメガネしていることが多いのです。


続きまして銀賞!
2013091203.jpg
名前の文字からして幼いちびっ子だと思います(年齢も書いてもらえばよかったと後悔)。真ん中のLKM512君が何かを喋っているのですが、「みおちゃん」と自分の名前を呼んでいるのでしょうか?知りたい。 左のLKM512君に謎の尻尾が付いているもの面白い。タヌキか?よく見ると左のLKM512君も尻尾のようなものがあります。


最後は金賞!!!
2013091204.jpg
何故かウンコを棒に挿して、LKM512君が2本ずつ持っています。素手で持ってる奴もいます。しかもウンコが輝いています。私の話もちゃんと聴きながら描いてくれたってことですね。素晴らし過ぎる。ワタル君、大きくなったら私と一緒に働きましょう!

ちなみに、金賞、銀賞は満場一致でした。二人ですが・・・。

もし、入賞されたちびっ子の親御さんがこのブログを読まれた場合、
TwitterでDr_lkm512にご連絡下さい!
素敵なプレゼントを差し上げます。

2013年09月11日LKM博士
CBKSDMNEWDNNKKSSD!

バザールでの講演会は、工場見学とセットで4回。
多いが自分でやると決めたのだからやるしかない。

通常、私が外部の方々に話をする際、それは学会、大学の講義、当社主催の市民講座、
招待された市民講座のいずれであっても、
裏方スタッフは少なくとも4、5名程度、多い場合は20名以上存在する。
受付、司会進行、会場整理係、誘導係、音声係、照明係など色々。
演者はスライドがスクリーンに写りPowerPointのアニメーションが動くことさえ確認すれば、話すことに集中できる環境が用意されている。

しかし、今回は違う。私を含めてたった二人。
アシスタントのまなみさんとのドタバタ運営であった。

さらに、このバザールでは別の不安要素があった。
ちびっ子だ。講演中に騒ぐちびっ子が会場にいる可能性が高いのである。

実は、この問題に気が付いたのは直前、本番まで1週間を切った時点。
先週、富士吉田と仙台で講演した際、ちびっ子連れのお母さんが参加されていたのだ。
今考えると、神様が知らせてくれたとしか思えないタイミングである。

さすがにちびっ子に騒がれると、私は当然であるが聴衆も集中できない。
お子様連れを断ることも可能だが、聴きたいと思われる方には全員に参加してもらいたい。

玩具でごまかそうか、絵本を渡そうか、色々考えたが、パッとしない。
ギリギリ2日前、アシスタントまなみの提案で塗り絵をベースにした対策案に決定。
それでもダメなら玩具や本を追加する作戦。

正式名称
『ちびっ子が騒ぎだす前に塗り絵を渡して黙らせて、何が何でも講演会を成功させるで!』
名付けて
CBKSDMNEWDNNKKSSD! 
(大吉さん流ネーミング。 #あまちゃん)
酵素か何かのアミノ酸配列ではない。

その塗り絵の原本がこれである。
20130911.jpg

聴衆は最大で70名。
1. 70名分の資料と試食用スプーンを各席に置く。
2. できるだけ前から詰めて座ってもらうように誘導する。
3. 同時にヨーグルトを猛スピードで配布する。
4. 二人セットで簡単な自己紹介と開始の挨拶。
5. 講演を始める。
6. ちびっ子が騒ぎ出す予感を直観で感じる。ヤバい。
7. ちびっ子に対してアシスタントまなみがCBKSDMNEWDNNKKSSD!を決行する。
8. さらに別のちびっ子にCBKSDMNEWDNNKKSSD!を繰り返す。
9. アシスタントまなみ、CBKSDMNEWDNNKKSSD!決行、決行、決行。
(あまりのちびっ子の多さに、アシスタントまなみは、3回目の講演あたりから、講演前からCBKSDMNEWDNNKKSSD!を繰り出す。)
10. 安心して徐々に講演に集中していく私。
11. 通常より時間が短いのに余計なウンコネタを喋り過ぎる私。
12. 少々落ち着いたアシスタントまなみは、「また言ってるよ」と内心笑っているに違いない。
13. 少々時間オーバーで講演が終わり質疑応答に入る。
14. 司会者はいないので、私ひとりで仕切っている(実はこの方がやり易い)。
15. お礼を言って講演会を締めて拍手を頂く(疲れを癒すために何が何でも拍手をもらう)。
16. LKM512スティックの購入希望者に販売をする。
17. 同時にアンケート用紙を集める(予め用意しておいた回収箱に誘導)。
18. 同時に聴講者の個別の質問に答えながら、講演中に行ったクイズの正解者にプレゼントを渡す
19. 同時に、CBKSDMNEWDNNKKSSD!の狙い通りに静かに塗り絵を仕上げてくれた子供たちにプレゼントを渡す。
20. 70名分の食べたヨーグルトの空きカップとスプーンを猛スピードで後始末。
21. 1に戻る。
気が付くと、次の聴衆の来場まであと5分くらい。

CBKSDMNEWDNNKKSSD!
まだ改良は必要であるが、素晴らしい作戦であった。
但し、名称が覚えられないので、来年はTシャツにでもプリントすっか。

2013年09月09日LKM博士
メイト―バザールへのご来場、ありがとうございました!

昨日の協同乳業東京工場でのバザールへお越し下さった皆様、
誠にありがとうございました。
m(μ_μ)m

私は講演会場の方で手一杯で、各販売ブースの状況は把握しきれておりませんが、
凄まじかったと聞いております。

全ての牛乳、乳飲料、ヨーグルト、プリン、アイス、豆腐などが早々に予定量完売。
物流部門がかき集めて追加しましたが品切れになったと聞いております。

先週ブログでアピールしましたバザール限定ソフトクリームも1,000食完売したようです。
まことに、ありがとうございます。

20130909.JPG

私が担当していた講演会にも多くの方が参加して下さりありがとうございました。
数多くの一般の方を対象にした講演は経験してきましたが、

昨日は別格でした。

しんどいのか、楽しいのか、苦しいのか、うれしいのか、そしてウンコしたいのかも、
忙しいこと以外、さっぱりわからん状態。

1日経ちましたが、まだ精神的に興奮状態のためきっちり思い出せないので、
今日のブログには詳細は書きません。

一方で、予想していた以上にたくさんの方にご来場頂いたということで、
こちらのレジ等の態勢がパンク状態になり、
お客様を長い時間お待たせ致しましたこと、
さらに、工場周辺で道路渋滞を起こしてしまいましたことを
深くお詫び申し上げます。


今後の検討課題とさせて頂きます。

半年以上前から準備してきましたが、予想を超える怒涛の1日でした。
当日スタッフも、皆、汗かきながら部署間の垣根を越えて、
必死で協力して各自のベストを尽くしていたことは間違いありません。

忙しく走り回っているその姿の中に、ちょっとした充実感が皆の顔から感じられた点は、
言い出しっ『屁』(参照ブログ:【告知】バザール開催 @ 協同乳業㈱東京工場
として、やって良かったと感じております。

最後に、個人的には来年もやるつもりです。
疲労困憊の昨日のスタッフは「マジか!?」と困惑すると思いますが(笑)

色々と改善しますので、またのお越しをお待ちしております。

そういえば、片づけの時間帯まで殆ど雨は降らず、晴れ男の面目は保てたかな・・・?
(正直、そんなこと気にする暇はありませんでしたが)

2013年09月06日LKM博士
限定版ソフトクリーム完成!

9月8日は協同乳業㈱東京工場敷地内で60周年記念バザールです!
参照ブログ:【告知】バザール開催 @ 協同乳業㈱東京工場
小雨の可能性があるようですが決行します。

担当者は必須の仕事の合間に、着々と準備を進めております。

昨日、「東京牛乳ソフトクリーム」チームが本番前の最後の練習を行っていました。
地元酪農家の新鮮牛乳のみを集めた「東京牛乳」をたっぷり使った、
バザールのためだけのスペシャル配合のソフトクリームです!!!

20130906.JPG


ミルク感たっぷりでかなり美味いです。
コーンも美味しい。

もう一度書きますが、
9月8日のバザール限定版!!!!!
この機会を逃すと食べられません。

担当メンバーは、上手に巻き巻きウンチをコーンに乗せる技術をマスターしていました。

一人下手くそなジーちゃんがいましたが、
本番当日は裏で原料ミックスの調製を担当するようです。
腰を傷めなければ良いが・・・。

さて、私の講演の方ですが、準備はまだ殆ど始めていません。
いつもは会場に行って話すだけなのですが、今回は全スタッフが仕事を持っているので、
会場作りから資料作りまで、担当メンバーでやらねばなりません。

とはいえ、本番にピークを持って行く仕事ですから、今から張り切るのは早過ぎます。
まだ48時間ありますので。
これから徐々に準備を進め、テンションを上げて行きます。

手始めに、今朝はmyウンコを回収しました。
「えっ、何故?」と思われた方、講演を聴いて頂ければわかります。

では、スタッフ一同、皆様のご来場を心よりお待ちしております!

2013年09月05日LKM博士
2013年 年間ウンコ回数の途中経過②

報告が遅れまして、誠に申し訳ございません。
(誰も待っていないのはわかっているけど、謝罪してみる)

上半期の私のウンコ回数を集計してみました。

1月 42回
2月 39回
3月 44回
4月 52回
5月 48回
6月 48回
6ヶ月間の合計 273回
1日平均 1.508回
予想年間総回数 550.5回

グラフにするとこんな感じ。
20130905.jpg


今回から予測年間総回数も示します(赤線です)。
この数値は、総回数/日数×365日で算出しています。
大きく変動するものではありませんが、徐々に増えているのがわかります。

まずいです。
これはまずいです。
これはハイペース過ぎます。
このままでは、目標の512回をはるかに超えてしまいます。
まずい・・・、どうすりゃええねん?

年間ウンコ回数に目標値を設定している孤高の戦士は激しく悩み中...

2013年09月04日LKM博士
ひっかかった!

今日は仙台に来ております。
聴衆の皆さんと波長の合ったライブ講演が出来ましたので
90点くらいの点数をつけたいと思います。

先程、新幹線の待ち時間にメールをチェックしました。
(あまりにもメールが多く外出も多いため、最近iPadから会社のコンピューターに繋げるシステムを導入したので遠隔操作が可能になりました)

40件くらいメールが来ておりましたが、目に止まるものがありました。
論文投稿中のジャーナルからメールが届いているではないですか。

Reject(掲載拒絶)かと恐々開けると、
レビュアー(審査員)の指摘を考慮して修正すれば、再審査の後、掲載する可能性ありということ。

「ヨッシャ」

久しぶりに引っかかりました。
これからも大変ですが、編集部には掲載する意思があるということなので、
大きな前進です。
(殆どの掲載論文は、この様なプロセスで受理されます)

3人のレビュアーから長々とコメントがあり、まだ内容を把握しきれていませんが、
1つ1つコメントに丁寧に回答し、修正し、必要なら追加試験もせねばなりません。

30以上の指摘がありますので大仕事ですが、頑張ります。

ということで、他のメールは読んでませんので悪しからず。

2013年08月30日LKM博士
「ドッキリ! ハッキリ!三代澤康司です」出演

今朝、
「ドッキリ! ハッキリ!三代澤康司です」
に出演してきました。

自己採点では70点くらい。
上手く喋れなかったのですが(いわゆる噛むってやつですね)、
それが逆に棒読みなんかより良いという評価のようです。

よーわからん。

事前に「ウンコ」って言わないように念を押されているので、
どうしても自由に喋れません。
話す前に「ウンコ」ないよなって考えてしまうのです。

「この単語を防がれただけで、普通に喋られなくなる私って何者?」
って思ってしまいますが...。

三代澤さんとパートナー土谷多恵子さんが直前のトークで熱く原発問題を語られていたので、
どうなるかと心配していたのですが、
スタジオに入るとニコニコ出迎えて下さったのでリラックスできました。
20130830-1.JPG

また、スタジオで実際にビフィズス菌LKM512のスティックを食べて感想を述べられたのは驚きました。
「おいしい、おいしい」
って、機能性サプリメントとしては、あまり言われないコメントを沢山頂きました!

確かに、無味あるいはマズイ健康サプリメントが殆どなので、
このビフィズス菌は美味しいのでしょう。

三代澤さん、土谷さん、ABC放送局のスタッフの皆さん、ありがとうございました!
20130830-2.PNG

2013年08月27日LKM博士
ハードスケジュールがスタート

今日から忙しいんです。
とはいえ毎日忙しいので、外出が多いという意味。

朝から甲府に向かい、打合せと顔合わせのような昼食後、講演。
とんぼ返りで、夜の7時から、都心にてある大学の先生と研究の打ち合わせ。
明日は、チーム内のしんどいミーティング。とはいえ会社にいるので平和。

明後日の夜には大阪入りして、
金曜日は短い時間だがABC朝日放送ラジオ
「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」に生出演。(9時50分頃)
土曜日は京都にて、ある会員制の学会に招待されて講演。
日曜日は山梨県富士吉田市で開催される市民講座での講演。

来週は
火曜日の午前中バザー(バザーの詳細はこちら)の事務局で最終打合せをして、
夕方には仙台入りして顔合わせ。
水曜日は仙台で講演。
木曜日は自分の体を使ったウンコ実験の準備
(要するに"あるもの(秘密)"を摂取します)。
金曜日はそのウンコ回収日とバザール講演の準備。
土曜日はバザーの準備(会場作り等)で
日曜日はバザー本番(講演4発)。
唯一空いている月曜日は調整ができれば春日野部屋さんを表敬訪問する予定。

再来週
できれば月曜日は休む。
水曜日は本社で丸一日会議
木曜日は都心で外部機関との大事な研究ミーティング
金曜日は横浜で日本生化学会のシンポジウムで講演
土曜日畑必須日で、
日曜日と月曜日(世間は3連休だが)は別のシンポジウムに出席予定

気が付けば、大相撲9月場所が始まっているので色々相撲関連企画の仕事が入ってくる。

今日は脳ミソ整理する意味で羅列。

2013年08月09日LKM博士
【告知】バザール開催 @ 協同乳業㈱東京工場(9/8)

来月、この敷地内でバザールを開催します!

日時:9月8日(日)10:00~16:00(少雨決行)
場所:協同乳業㈱東京工場敷地内(東京都西多摩郡日の出町平井20-1)
   駐車場約120台あり

この日だけ、我々の商品を安く販売します!
◇牛乳、ヨーグルト、プリン、アイスクリーム、飲料等のメイトーブランド商品をお安く販売します。
◇地元・多摩地域の酪農家のみから集乳した新鮮な牛乳、『東京牛乳』で作ったソフトクリームを販売します。
◇関連会社等の商品(豆腐やお菓子)も安く販売します。
◇地元・日の出町の地元商店さんにも出店して頂き、焼きそばやパンなどの軽食、野菜などを販売します(これは一般的な値段です)。

さらにさらに、我々ならではの企画もあります!
◇工場見学(午前2回、午後2回、人数に限りがあるため整理券制)
◇骨密度測定、腸年齢テストができます。
◇なんと、本物の乳牛が来て、乳搾り体験ができます。
◇そして、最近めちゃくちゃ人気がある、私のウンコな講演会もあります!(午前2回、午後2回、工場見学とセット)。聞かなきゃ損よ~。

20130809.jpg
いやー、それにしても準備が大変なんですね。
実は、私と普段工場見学を担当している数名が発揮人みたいなもので、
本社を巻き込んだものの、企業人ならわかると思いますが、余計に面倒なことも起こり、もう大変。
色々な人が色々な事を言って来ますから、対応にもエネルギーが要ります。
動くのは現場ですし、さすがに言いだしっぺが「忙しい」って逃げられないですしね。
ソフトクリーム機に関する仕事が3~4割位を占めた日もあったような...。

昨日、当日スタッフの多くが一同に集まり、打合せをし、やっとスタートラインに立てたような気分です。

9/8は、総勢50名近くのスタッフで明るく楽しく運営しますので、
今すぐカレンダーに書き込んで、是非、ご家族で遊びに来て下さい!

ところで、辞書で調べたのですが「言いだしっぺ」の「ぺ」って「屁」なんですね。
最初に臭いと言い出した者が、おならをした当人だという意から、
①自分の無実・潔白などを最初に言い出した者が犯人であること。また、その者。
②物事を最初に言い出した人
と書いてあります。

2013年08月07日LKM博士
耐えて夢を追う

経緯は説明しませんが、
昨日、フリーアナウンサーの生島ヒロシさんと
生島さんの事務所の所属タレントの西島まどかさん
と会食致しました。

盛り上がり、たくさんの面白いお話を聞かせて頂きました。

ご自身の健康法について
その健康法に関連する研究者のこと
TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう一直線」4,000回突破について
ドラマ「半沢直樹」絡みの話
生島さんの事務所に所属されているタレントさんの話
最後の3割は、私もウンコの話をしまくりました。

早朝の番組をお持ちの中、夜9時頃までありがとうございました。
あっと言う間の2時間半でした。

最後に色紙を頂きました。

『耐えて、夢を追う』

20130807.JPG

私がギリギリの状態で努力していることにお気付きだったのでしょうか?
大きな夢を持っていることもお気付きだったのでしょうか?

生島さんの好きな言葉だそうです。

振り返れば読める場所に飾って、座右の銘の一つにします。


そうそう、今朝、4,002回目の「生島ヒロシのおはよう一直線」で、

なんと、この会食のウンコトークの内容を少し話して頂いたようです。

光栄です!

2013年08月06日LKM博士
重いなー

早起きして、空芯菜でスープ作って食べて、ウンコして、畑に寄って、機嫌よく運転していた。
いつも通りである。

いつもと違ったのは、あまちゃんの時間に、広島平和記念式典が中継されていたこと。

実は、これまで式典の中継を見たことも聞いたこともなかったので、聞いてみた。

広島の松井市長のことば。
最初から最後まで聞いた。

小学校の修学旅行(広島)前に習ったことを思い出す。
68年前の今日、午前8:15に原爆は投下された。
一瞬にして10万人以上の方が亡くなった。
生き残った方も被爆者として多くの困難(差別や偏見、後遺症)と向き合わざるを得なかった。
被爆者の言葉「生きていて何も良かったと思うことはなかった・・・」

世界に向けたメッセージ。
その通りである。
列席している安倍さんに「おい、わかってるのか?」と言いたくなる。

その後の小学生のことば。
心が痛む。


今の私にできることって何なのだろう?
全くわからない。

とりあえず、
本当は「年間ウンコ回数の途中経過」を発表する予定であったが、
この事を今日のブログネタとして書いてみた。

2013年07月31日LKM博士
セミの幼虫アレルギー

私はセミの幼虫アレルギー(※)である。
花粉症にも罹っていない私であるが、こんな特殊なアレルギーを持っている。
※病院で診断されたわけでない。私が症状から命名したので正式な病名ではない。

症状は典型的なI型アレルギー、いわゆる即時型アレルギー。
セミの幼虫を触ると即座に手が赤く腫れ、痒くなる。
厳密に言うと、セミの幼虫の足が皮膚に触るとアレルギー反応が起こる。
つまり、手や腕を幼虫が歩くと発症するのである。
先日のブログ(参照ブログ:「セミの羽化」)の時、軽く左手の甲を歩かせたが、
5分後にはこの通り、ピンク色に腫れ始めた(赤丸内)。
20130731.jpg

この後、猛烈に痛痒くなる。

不思議なことに、セミの足以外の部位、例えば、背中、頭部、尾部、触角、目、尖った口器を触ろうが、こすりつけようが、舐めようが何も起こらない。
基本的には舐めないが...。

また、成虫が腕を這っても何も起こらない。
抜け殻で擦っても、少々痒い気もするが、アレルギー症状という程にはならない。
幼虫限定の現象である。
土壌成分がアレルゲンかと思うが、奈良でも東京でも埼玉でも同じため違うと思う。

一体、セミの羽化寸前の幼虫の足には何が付着しているのであろう?

セミの幼虫を見つけると、(差し迫った用事がなければ)どうしても捕獲してしまう。
そして、自分が観察できる場所まで運ぶ間、手を這わしてしまう。
指で摘んで運ぶこともできるが、
羽化直前の柔らかい体を握るのが申し訳ないからである(万が一、羽化に影響が出たらいけない)。
また、数匹捕獲すると掌に入りきらないので、腕や衣服に這わせながら持って帰る。
幼虫が地上に出て来るのは日が沈んだ後。
薄暗い中、セミの幼虫を腕や服に這わせながら歩いていると、驚かれることもある。
先日は、それでコンビニに入った(笑)。

念のため書いておくが、
違う目的で歩いている時に発見するので虫かごが無く、
仕方なくこのような行為をするのである。
ちなみに、私が『本気採り』したら、この季節は凄いことになるので封印している。

病院で「何かアレルギーありますか?」という質問が困る。
「セミアレルギー、いや、厳密にはセミの幼虫の足アレルギー」
と答える。
混乱しない医者や看護師はいない。
ちゃんと説明しないとセミを食していると思われるリスクもある。
ちゃんと説明しても少々頭がおかしいと思われ、スルーされる。

2013年07月29日LKM博士
海外出張報告 ―ゴードン会議出席③―

前回の続き(前回・前々回ブログを読んでない方は、是非、そちらを先に)
参照ブログ:海外出張報告 ―ゴードン会議出席①―
参照ブログ:海外出張報告 ―ゴードン会議出席②―

発表が終わると晴れやかである。
時差ボケがあろうと、ニューハンプシャーの天気のように晴れやかである。
2013072901.JPG

では、驚きの宿泊施設を紹介しよう。

ここはリゾート地、ペンションというのか、現地ではロッジと呼んでいたが、
宿泊施設が広大な敷地内に点在し、
ゴードン会議参加者は主催者により一方的に振り分けられる。

大学院生から著明な大学教授まで参加しているが、主催者の指示は絶対的なようだ。
文句を言っている人は見かけない。
しかしながら、なんとなくグレードはあり格差は付けられている。

大学院生は相部屋、もちろん国籍なんて関係なく振り分けられる。
そして会議場から結構遠い位置にある。
今年はポスター発表をされる准教授や助教の先生でも相部屋だったらしい。

要するに、これまで会ったことない、文化も宗教も異なる人と1週間過ごすのである。

これは日本人にはなかなか馴染めない所であろう。
「ポリアミンの勉強に来たのだから、宿泊施設なんて関係ないよね」
と言わんばかりに一方的にロッジ名を告げられ、地図を渡される。

この話を聞いただけで、参加したくなくなる人も多いであろう。
私も2011年の初参加の前にこの事を聞いていたら、参加しなかったかもしれない。

「寝る前は居なかったのに、朝起きたら、スペイン人とインド人が同じ部屋いた」
みたいなことは頻繁に起こる。

遅れて参加したり、初日に部屋に入る前に夕食と夜のセッションに参加したりした結果であろう。

さて、私はというと、ラッキーなことに最もグレードが高いと言われていたロッジであった。

その名は『Golden Eagle Lodge』、日本語では『黄金の鷲荘』。
2011年に宿泊した『Black bear Lodge』、『黒クマ荘』とは響きが違う。
外観も立派である。
2013072902.JPG


ラッキーだと知人に言うと、ラッキーではないと否定された。
「Invited speaker(招待講演者)なんで当然でしょ。」
ということ。

なんとなく格差社会のアメリカを垣間見た瞬間であった。
確かにここに宿泊しているのは大物ばかりであった。

部屋も凄かった。
2013072903.JPG
ここは私が調べものをしたり、インターネットを見たり、作業していた部屋である。
6人が座れるテーブルの向こうはキッチンである。
写っていないが、日本では5~6人家族用の巨大な冷蔵庫もついている。
家族で宿泊し、シチメンチョウでも焼くのだろうか、と思わせる巨大なオーブンもある。
皿は50枚以上ある。
グラスも30個はあったかな。
包丁やパンを切るナイフも何故か10種類位ある。
フォークやスプーンも訳わからん位ある。


2013072904.JPG
こっちはリビングとでもいうのだろうか、窓があって明るい部屋である。
私の自宅で部屋の大半を覆っているソファーより大きなソファーがあるが、
部屋が広いので狭く感じない。
最後までこのソファーには座る機会がなかった。


2013072905.JPG
その隣にはベッドルームがある。
その横にも小さ目のベッドがある。
私はそのベッドに洗濯物を放り投げていた。

2013072906.JPG
もちろんバスルームもある。
物凄い勢いでお湯が出て来る。
日本と違い、水流を弱めることができない。


2013072907.JPG
そこには使ったらハゲそうな、アメリカンな香がするシャンプーがあった。
実際、よく毛が抜けたような気がする。

ちなみに、私は参加費や宿泊費や食費は1ドルたりとも支払っていない。
それでいて、こんな広い部屋に泊まれた。
一方、きっちりこれらを支払って参加されている方々の多くは相部屋等で過ごしている。
もちろん、その中には私の宿泊費も含まれているのであろう。

Invited speakerって凄いんや!

今頃になって、皆さんが期待していた話題が提供できたか否かが少々心配になってきた。

2013年07月26日LKM博士
海外出張報告 ―ゴードン会議出席②―

昨日の続き(昨日ブログを読んでない方は、是非、そちらを先に)

お決まりの、
「このような素晴らしい会議で自分の研究を紹介する機会を与えて頂き、
どうのこうの」というセリフから始めた。
練習では、このセリフですらスラスラ言えないのに言えた!

すると、落ち着き英語が出てきた。
その後は、勢いで押し切った。
直前に、どうしても英語が脳裏に出てこない文章は、
上手にスライドに組み込んだのが功を奏した。

後から聞くと、Increase(増加)とdecrease(減少)を間違うなど、
どうやら、色々とミスはあり無茶苦茶だった箇所もあったようだが、
スライドのグラフを挿しながら喋ったので、
会場も理解して、「あー、喋り間違ってるわ」と思う程度で、
本質には問題無かった
...と思う。

途中で、調子に乗ってウンコネタを挟んだが、きっちりうけた!
...と思う。
会場からたくさん笑い声が聞こえたし、
終わってから「ウンコネタで笑わすのはずるい」と言われたので、間違いない。

引き続き恐怖の質疑応答。

会議の目的はディスカッションであるため、
私の英語力不足でそれに支障が出るのは好ましくない。
従って、事前に、いざという時には助けてもらおうと、
英語ペラペラ日本人に前の方に座ってもらっていた。
でも、普通の話声が届く距離ではなかった。

それにしても欧米人は、何故、あんなに喋るのであろうか?
知りたいことを尋ねるには、短いフレーズで可能な内容の場合でも、
つまりYes, Noで応えられる内容でも、
質問前に自分の感想等を延々と話す人がいる。
頑張って聞いていても、わからん単語が1つ、2つと重なってくると、
「この人は一体何が言いたいんだ????」と私のウンコ色の脳ミソが混乱し始める。
そうなるとアウト。
もう殆ど理解できなくなる。
例え、Yes, Noで応えられる簡単な質問でも。

また、会場には2つマイクがあり、一人が質問している間に、次に質問したい人が手を挙げ、座長が次の質問者にマイクを運んで渡すシステムである。
これが、チラチラと目に入り集中できない。
「まだ質問来るんか?」
「うわ~、向こうの方で3人も手を挙げてる。」
「あの人めっちゃ喋るの早い人やんけ~、やばい」

半分位は裁けたと思うが、半分位は開き直って聞き直したり、
英語ペラペラ日本人に助けてもらったりして、何とか乗り切った。
...と思う。
少なくとも私にはやり切った感があった。

そして、最も心配していた「ポリアミン悪者説」派からの喧嘩腰の質問はなかった。

私は数回、
「我々の取り組みはガン細胞ではなく、正常細胞を対象にしている。
正常細胞にとってポリアミンは絶対に欠くことができない重要な物質である。
ガン患者を相手にしているのではなく、健常人の健康維持を目的にしている」
と繰り返したからかもしれない。
反対に、同調してくれる研究者は複数いた。

終わった後、手先、足先が痺れて止まらなかった。
体内のグルコースを使い切ったのか、朝飯抜きの昼前の様な症状だ・・・。

そして、便所の鏡で、威嚇用のヒゲがまだ殆ど伸びていないことに気付いた。
そんなものは必要なかった。

ただ、パーカーの下の春日野部屋Tシャツに気が付き、悔しかった。

2013年07月25日LKM博士
海外出張報告 ―ゴードン会議出席①―

ふとカレンダーを見ると、早いものでゴードン会議が終わって1ヶ月経っている。
この辺りで色々整理しておかないといけないので、
会議中にとったメモ等を見て思い出したり、知り合った人に連絡したりしている。

本題に入る前に、これまでゴードン会議やポリアミンのことを何度か紹介してきたが、
再度詳しく背景を説明しておきたい。

ゴードン会議とは、特定の研究分野を対象にした70年以上の歴史を持つ研究会議で、
チェアマンの許可を得た最先端で活躍する専門家が世界各国から集まり、
未発表データを含む最新の研究成果や考え方を発表し、直接的に議論する場である。
そのため、通常の国際会議と異なり、要旨集もなければ、会議の内容も口外しないルールになっている。
ポリアミン部門の場合は、2年に1度アメリカ・ニューハンプシャー州のド田舎リゾート地に1週間泊まり込みで開催され、朝から夜9:30位までポリアミンの事を延々と話す。

ポリアミンとは、細胞が生きていく上で必須の成分で、
特に元気な細胞は自らポリアミンを産生して活動している。
しかしながら、加齢に伴い、細胞はポリアミンを産生する能力が低下する。
私はポリアミンの減少が老化のスタートの主要因の一つと考えている。
つまり、健康の維持、老化予防のためにポリアミンは必須で、
「自分で作れないなら、お腹の中にいる腸内細菌に作ってもらおう」
と考え、そのための方法や効果の検討が、私の研究の一つである。

一方で、このポリアミンはガン細胞も利用する。
細胞を元気にする物質なのだから、利用しない理由はない。
ガン細胞が自身の増殖のために、ドクドクとポリアミンを作る。
そのため、ガン細胞がポリアミンを作れないように細工すると活動が低下し、
抗炎症剤などと併せると、ガン細胞は減弱化、消滅するという報告が多数ある。
つまり、ポリアミンを抑えるとガンは抑えられるわけで、
「ポリアミンは悪者だ!」
という考え方が浸透している。

ゴードン会議も後者の考え方の人達で溢れかえっていた。
我々「ポリアミンは良い者派」は超少数派であった。
少なくとも2011年の会議では。
ポスター発表では、
「You are crazy」
嫌悪感丸出しで、何人かに口撃された。
ラクダみたいな顔の人は印象に残っている。

その会議にスピーカーとして招待された。
ポリアミンの健康長寿の話をしろという依頼だ。
天下のゴードン会議の主催者が、我々の存在を認めてくれているのがうれしかった。
また、自分の考えを主張するチャンスなので引き受けた。

ボストンからバスに揺られて会場に着いたのは夕方。
もう逃げられない。
2年ぶりに会場を見ると、前回の攻撃された記憶が甦って来る。
会議中の英語が殆ど聞き取れなかった記憶も。

20130725.jpg
(会議場入口。GRCはGordon Research Conferenceの略である)

その夜、最初のセクションで私の順番はやってくる。
それまで4時間程ある。
時差ボケ、寝不足が酷かったが、必死で原稿を確認した。
話しやすいように修正しまくった。
気が付くと、原稿が激しい添削で汚くなり読めなくなっていた。
「しまった~。覚えるしかない。」

午後8:15 演題に立った。
春日野部屋Tシャツで臨むはずであったが、
緊張して上に着ていたパーカーを脱ぐのを忘れた。

トーク25分間
ディスカッションが別枠で10分間用意されている。
長~い、35分1本勝負の始まりである。

続きは明日にしよう。

2013年07月24日LKM博士
助手Kより贈り物

4月末に会社を辞めた助手Kを覚えていますか?
参照ブログ⇒ さらば、助手K & 助手S

はい、肛門に採便キットを挿し込む変人助手Kです。
参照ブログ⇒ウン小話14 

その彼からワインが贈られてきました!
それで、昨日はLKM512関連メンバーが会議で集まりましたので、
お店に持ち込み(ちゃんと許可を得て)、皆でババーンと頂きました。
20130724.JPG

ロゼ以外は既に空瓶ですいません。

非常に美味しかったです。
白も赤もロゼも、飲みやすいし美味い!
20分間位で3本飲み干してしまいました。
料理に合う!

彼は今、ワイン職人を目指して甲府のサドヤで働いているのです。

同席された弊社山崎会長曰く、
「サドヤは名門中の名門。贈答用などにも使われるんだ」。
ホームページを見ると、昭和15年から宮内庁に納入されているようです。

それは美味いはずやわ~。

皆さんもぶどう狩りや桃狩りで甲府付近に行ったら、
サドヤに寄ってみて下さい。

ちなみに、私には、お世話になったお礼と20年以上熟成された高級ワイン(1992年産)も贈ってくれました。
お値段は、なんと『万』の単位らしいです。
助手Kが頑張った仕事が論文になった時にでも飲みますかね。

2013年07月23日LKM博士
ん~、ヤバい展開

先日、科学ジャーナルからの解説やら総説の執筆依頼が多いと書きました。
参考ブログ⇒どんだけ偉いねん

こういう依頼は、大体、原稿送付まで1ヶ月から3ヶ月間の余裕があるので、
油断して締切日を忘れてしまいます。

ギリギリ主義者と私としては、安心し切って、手帳にすらメモしません。

でも、「ボチボチかな」って直感が働くのです!
決して、褒められたことではないのはわかっておりますが...。

そういう訳で、少々不安だったので、先日調べてみました。
頭に浮かんでいた依頼の〆切は、予定通り7月末です。
さすがオレ様!

ただ、その書類を探している内に、頭から抜けていた別の依頼文書が書類の山から出て来るではないですか。
結局、7月末〆切のものを含めて、5つの依頼。
一つは英語の本でした(そういえば、あったなーって感じ)。

しかも、我々が実施した仕事以外にも、関連分野をまとめての解説のような執筆依頼もあります。
こういう仕事は、最近の動向を文献等で調べなくてはなりません。
一応知っているつもりですが、最近は研究以外の仕事が多くて、
あまり把握しているとは言えない状態なので・・・。

勉強と思って引き受ける訳ですが、やはりストレスです。

ヤバ~い感じです。

と思いつつ、ギリギリ主義者は7月末〆切以外の執筆依頼は、
再びウンコ色の脳ミソから排除するのであります。

2013年07月18日LKM博士
どんだけ偉いねん

最近、科学ジャーナルから総説や解説の依頼が増えている。

① 親しくして頂いている先生から頼まれる場合
② 顔見知りの先生から直接頼まれる場合。
③ 出版社の編集部から、テーマ「〇〇」で原稿執筆をお願いしますと一方的に頼まれる場合。
④ 出版社の編集部から、〇〇先生の紹介でと頼まれる場合(先生は顔見知りの場合が多い)。

事前に電話で相談される場合もあるが、
③④の場合、ジャーナル最新号の見本と共に、依頼文書が入っており、許諾の返信葉書が入っている事が多い。

凄い依頼文書が来た。

20130718.JPG


『先生御机下』??????
なんじゃ?
何て読むねん?
先生だけでも偉そうなのに、その右の言葉はもっと偉そう。

調べた。
「ごきか」と読むらしい。
私の電子辞書に入っているデジタル大辞泉によると
「(相手の机の下に差し出す意)手紙で、
相手に対する敬意を表す脇付(わきづけ)として宛名の横に添えて書く語」
とある。

よくわからんので、更に色々調べると、
「あなた様に直接渡すのは失礼な、とるに足らない手紙だから、
机の下に置いておきます。暇な時に読んで下されば幸いです」
というような感じで、医者の世界では今でも使われているらしい。
よくわからんが、こういうのが付いてないと怒る医者がいるのであろう。

「ウンコ様」とメールを送ってくる知人に見せたい気分である。

2013年07月11日LKM博士
椅子、変えました

破れてボロくなっていた職場の椅子を変えました。

「どんな椅子が欲しい?」
と担当者に聞かれたので、
「王様の椅子みたいなやつ」
と伝えたのですが、私の希望は完全に無視され、
届いたのは至って普通の椅子です。
20130711.JPG

今まで使っていた椅子は破れていますが、
まだ使えそうなので、もう少し頑張ってもらいます。
DNAシーケンサーの前にあった、座ると「ガックン」となり腰を痛めそうな椅子を捨てて、
それと入れ替えました。

破れて、スポンジのフカフカ感も殆どなかった古い椅子と比べると、
新しい椅子は座り心地が非常に良いです。
クッション、バネ、素晴らし過ぎる!

この椅子で気分一新、論文を書く予定。

2013年07月10日LKM博士
札幌出張中

乳酸菌学会のため札幌に来ております。

どうしても色々食べたくなりますよね。
学会懇親会後も食を求めて出かけてしまいました。

何食べたか、何時まで飲んだか、は秘密にしておきますが、
腹がはちきれそうになりました。

その結果、
① 5:30分にウンコ(便意)で目覚めました。
② 8時半現在、3回も出してしまっています。食物はウンコの原料ということですね!
③ スーツのズボンが油で汚れてしまいました。
自分の名誉のために言っておきますが、飲み過ぎておりませんので嘔吐物の類ではありません。座った席が油で汚れていたのだと思います。
④ 焼き立てパンの無料サービスがあるホテルなのに腹いっぱいで朝飯不要。

さて、今日も後半がありますので行ってきます。

昼飯何食べよう?

2013年07月03日LKM博士
海外出張感想 ―機内映画編―

今回のアメリカ・台湾出張の感想を思い出したら適当に書こうと思う。
但し、「書くぞー」って構えると大変なので、書きたくなったら書くという低い設定にしておく。

当然であるが飛行機に乗る時間は長かった。
アメリカ―東京往復:約26時間
アメリカ国内:約9時間
台湾―東京往復:約7時間
合計42時間にも及ぶ。
そりゃー、体調がおかしくなるわけである。

1~2時間は簡単に寝られるが、うとうとし始めた時に機内食が始まったり、
横の人がトイレに合わせて席を立たねばならなかったり、と寝られない。
そういう時は自然と映画を見てしまう。
何本見たであろうか?
正確には思い出せないが、記憶に残っている映画とその簡単な感想を下に示す。

1.『ダイ・ハード/ラスト・デイ』:著しい期待外れ。やっぱりシリーズ化すると質が落ちる。シリーズ最初のビルでのテロリストとの戦いが一番面白かったなー。
2.『Identity Thief』:この中での私の一番のお薦め。笑いあり、感動あり。
3.『Side effects』:ギブアップ。途中で止めた
4.『フォレストガンプ 一期一会』:『Side effects』のside effectで古い映画を選んでしまった(Side effectsとは「副作用」という意味である)
5.『LAギャング ストーリー』:普通。あまり内容を思い出せない位に普通。
6.『ジャックと天空の巨人』:普通。巨人が気持ち悪かった。
7.『アンナ・カレニーナ』:女優さんは綺麗だったが後味悪い。もしかしたら深い映画かもしれないが私にはわからない。
8.『GIジョー バック2リベンジ』:内容は浅いがドンパチ、ドンパチで爽快感はある。

話は変わるが、入社した頃、
遺伝的背景(家系)から判断して、将来確実に禿げるであろうと予想していた私は、
理想の禿げ方として、
「ブルース・ウィルスのような禿げ方をしたい」と言っていた。
ちょうど、ダイ・ハードの1作目、2作目、3作目とシリーズが進んで行くようにである。

しかし、今回の出張で『ダイ・ハード/ラスト・デイ』と『GIジョー バック2リベンジ』に出演するブルース・ウィルスを見て唖然とした。
いつから、こんな禿げとったんや????
ツルッツルッ
スキンヘッドではないか!!!

目標を完遂することを美とする私は、スキンヘッドになるのだろうか?
自分でもわからない。
ただ、こうなることを知っていたら彼の禿げ方を目標にはしなかったと思う。

今気付いたが、このブログ、海外出張感想としての体裁をなしていない。
でも、出張中に思ったことだから仕方ない。

おしまい。

2013年07月01日LKM博士
今日から復帰

台湾から戻って来ました。
暑かったです。
36℃越えで、一足先に真夏の肌がジリジリする太陽光線を浴びてきました。
お尻も一瞬にして汗疹になりました。

さて、今日から本格的に職場復帰です。
今週は、ある大学での講演が一つ入っているだけで、
落ち着いてこの職場で仕事をする予定です。

まずは、ブログ書きから始めました。
次は勤務表の提出からですかね。
その後は、交通費やカードの精算等の予定です。
その後は各メンバーの実験の進捗状況の把握です。
Rejectされたままの論文を投稿する準備もしたいです。
大相撲関連の仕事もありますね。
と、考えていると、
そういえば、あれもあった、これもあった、と思い出してきました。

私、「郷に入れば郷に従え」と心掛けているので、
食生活は2週間位なら、ハンバーガー連発でも耐えられるのですが、
時差ボケ症状がとても強烈で辛いのです。
実は、まだ時差ボケっぽいんです。
今朝も3時30分に目覚め、4時から活動しています。

ウンコのリズムもおかしいし・・・。

職場復帰を機に、元に戻って欲しいものです。

2013年06月26日LKM博士
ただいま! 行ってきます!

アメリカ出張から帰って来ました!
6月15日から昨日の6月25日まで、長かったような短かったような。

帰国して気が付けば、
再び、時差ボケの症状に陥っております。

と、そんな状態の中、明日から台湾出張です。
台湾の乳酸菌シンポジウムで60分間話さないといけません。
基本、未発表データ満載のゴードン会議とは全く内容が異なるので、
改めて準備しなくてはなりません。

実は、驚くなかれ、
まだ発表準備ができておりませ~ん。
スライドは作ったのですが、話す英語が・・・

困った、困った。
メールが350件程届いており、処理するだけで時間を浪費しております。

そして、とにかく眠い。
現在16:00、最終滞在地ニューオリンズの現地時間はたぶん夜中の2:00ですから。

では、再び、行ってきま~す!

2013年06月14日LKM博士
では、ゴードン会議に行ってきます

6月3日のブログ「このままじゃまずいなー 気持ちを盛り上げるために今日は書きます」で書いたように、

ゴードン会議に参加のため明日アメリカに向けて出発します。
会議後は、共同研究者の所に寄りますので、実質10日間位のアメリカ滞在です。

他人事みたいですが、その間、ブログはどうなるのでしょうか?
もう600回は続いているであろう、ウィークデー連続執筆記録は、
これを機に、ストップしてしまおうかとも思っています。

とりあえず、来週月曜日は
『助手A♀の夕食LKM512ヨーグルトダイエット』
の1ヶ月経過時点の報告予定です。
で、体重が減っていなければ、火曜日は反省文を書かせます。

本日、余力があれば、
これまで温めていた昆虫系の大作を3~4回連載にして発表します。

とりあえず毎日アクセスしてみて下さい。

畑も厳しいです。
出発前3日間が雨になり、予定していたメンテナンスができておりません。
大事な時期ですが、どうすることもできないので家族の土日の作業に託します。
お化けキュウリにお化けナス、そしてお化けインゲンができることでしょう。

そして、とても残念なのが「あまちゃん」です。

私、大好きなんです。
録画しておきたいのですが、
うちの録画事情は人為的な原因で成功する可能性が低いのです。
アキちゃん、東京に行ってしまうのですかね?

部下については心配しておりません。
普段から指示待ち研究員にならないように放置プレイですし、
それぞれやるべき事は明白で、助け合う姿勢もほぼ確立されていますから。

先程、大事なことを忘れていた事に気付きました。
外国人威嚇用のヒゲを伸ばし忘れてた~っ!
(-⊆-;) ガビーン
私の中では必須事項やったのに~
⇒参照ブログ:勿体ない髭

皆に驚かれますが、まだ、何も旅の準備はしておりません。
講演用のスライド作っただけ。
ちょっと早めに帰ってやらないといけないですね。
時差を考えると、深夜まで準備する作戦もありかもしれません。

では、行ってきます。

2013年06月13日LKM博士
787?

先日、通勤中のラジオで、
「運行停止になっていたボーイング787型機の運転が再開される」
とのニュースを聞きました。

例のバッテリーから煙が出て騒ぎになった最新型飛行機です。

私は飛行機には全く興味がありませんので、
「ほんまに解決したんかいな? また直ぐにトラブル起きるんと違うか?」
と聞き流していたのですが、ふと最後の単語2つがひっかかりました。

①JAL
②東京―ボストン間

あれっ、オレが使う区間やん?

そういえば、2年前にはボストン直通便はなかったのです。
たしかシカゴで乗り換えて荷物が出てこなくてハラハラしたような。

今回は直通便・・・。

飛行機に興味がない私でも、787型機が中型機で燃費が非常に良いので、
需要がそれほど多くない(ジャンボジェットじゃ採算がとれない)
都市間の長距離飛行が可能になるという利点は知っています。

調べました。
そうでした。
間違いなく、私が乗るのは787型機ですわ。

ほーっ!
火、噴かへんやろな~


学会で理解不能な質問が来たら、火を噴いてやりたい心境の演者より

2013年06月11日LKM博士
恐怖の事務的仕事

出張後は事務仕事の多い事、多い事。

とにかく私の負担になっているのが旅費交通費の清算。
特にカードを使った場合は、何故か知りませんが事務方が必死になるのです。

新幹線や飛行機のカード明細は、乗った区間が明確で嘘のつきようも無いのに、
何故、必死で管理しようとするのか理解できません。

先日の、ラジオ出演⇒長崎とはしごした出張は大変でしたよ。
経由地およびそこで支払った交通費の清算手段を括弧で示します。

自宅最寄駅(Suica)
板橋本部(Suica、午前中会議)
池袋(カード、新幹線)
名古屋(Suica)
地下鉄
宿泊(カード)
目的地①
地下鉄(Suica)
名古屋(カード、新幹線)
新大阪
バス(現金)
伊丹空港(カード)
長崎空港
バス(現金)
路面電車(現金)
目的地②
宿泊(カード)
バス(現金)
長崎空港(カード)
羽田空港(Suica)
研究所(Suica)
自宅

この出張だけでカードの事務処理は計6枚です。

はあー。

少なく見積もり、月に30分間をこれに使っているとしても、1年で6時間。
1時間だと年間12時間。

昨日なんて3出張分で軽く1時間は超えてます。

じ•か•ん•の•む•だ

2013年06月07日LKM博士
本日sumoyogurt発射(2013年5月場所分)

タイトルの通り、本日Sumoyogurtの当選者の皆様に発送です。
九州、北海道以外の方は、明日着でーす。
20130607-1.JPG

今場所は苦戦で、倍率高かったです。
栃乃若関の10勝のみ
で10箱の「おなかにおいしいヨーグルト」

栃煌山関の横綱日馬富士からの勝利で、
3箱(30包入り)のビフィズス菌LKM512スティック

久しぶりにLKM512の効果をリーンク!(京大HPバージョン)
美味さだけでなく、効果効能にも強い自信あり!
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2011/110817_1.htm
ベスト幟写真賞はこんな写真でした。
20130607-nobori.jpg

今場所はありがたい事に、JR両国駅から国技館までのメイン通りに立てて頂き、
多くの方に見て頂けたと思います!
ただ、場所が良すぎて幟写真を撮るのに、皆さん、相当苦労されたようです。
人通りが多く、また入場する力士を一目見ようとするファンで混雑している場所ですから、
皆さん、なかなか納得した写真が撮れなかったとメッセージを頂きました。

そのような中、綺麗に全体を1枚に収めてあるこの写真を選ばせて頂きました。
霞んでいる点も個人的に気に入っています。

賞品は、LKM512商品を詰め合わせたスペシャルセットです。
春日野部屋の皆さんに好評の「食後の贅沢ヨーグルト」や
おなじみの「おなかにおいしいヨーグルト」、「LKM512のむヨーグルト」、
さらにLKM512顆粒タイプも入れました!
20130607-2.JPG

通販でも販売していない、今回限りのものです。

ということで、来場所もたぶん開催しますので、よろしく。

2013年06月04日LKM博士
再度、気象予報に物申す

気象庁はじめ、気象予報をしている方々へ
率直に述べますが、
まだ、関東地方は梅雨入りしてないですよね?

先週の水曜日、関東地方にも梅雨入り宣言がありました。
平年より10日程早く、史上3番目、記録的な早い時期の梅雨入りって聞きました。

それから雨降りましたっけ?
1日位チョロっと降ったかな。
他は、快晴、快晴、快晴。1日位曇っている日はあったかもしれませんが。
梅雨どころか、通常よりむしろ雨の日が少ないと思います。
畑は、梅雨入り1週間経ったにも関わらずカラカラ。
この季節でこんな状態は初めてですから、明らかに例年より雨が降っていません。

梅雨の定義は知りませんが、経験的に梅雨とは程遠い状態であることはわかります。

気象予報は、人工衛星等、非常に高額な研究費を使って、何十年間も研究されてきました。
しかし、
国民の多くが気にする梅雨入りすら間違う精度の予測しかできない研究成果なら、
ボチボチ研究費を削減すべき時期に来ているのではないでしょうか。
国の予算を他の自然科学の研究に回すべきです。
あるいは予測できない大雨が来た時の防災の研究にお金を回す方が良いでしょう。

以前にも書きましたが、気象予報は公共の電波を使って宣言している以上、
それは受け手が自己責任で判断すべき情報という性質のものではなく、
ある程度の信頼性があるものとして我々は受け入れています。
ですから、間違いは仕方ないとしても、間違った場合は、きっちりと訂正すべきです。

なぜ、それができない?
今朝のお天気コーナーでの気象予報士のセリフは、
「太平洋高気圧の勢力が弱まって前線が下がっています。梅雨の中休みです。」

???
だから、その状態は梅雨じゃないって。

中休みというのは、何かの事象の途中の中断で、始まってない場合は使えません。
来週辺りに本当に梅雨に入るまで、このまま中休みにして誤魔化すつもりですね。

アナウンサーがフォローのつもりで、
「カラっとした晴れなので、梅雨に入る前に冬物の洗濯やってしまいましょう!」
ってニコニコ言っていましたよ。
絶妙な嫌味!?

梅雨入り宣言を聞いて、
雨を計算に入れて蒔いた私のオクラは十分に発芽しなかったです。

プロの農家は深刻でしょう。
「雨が少ない」と注意を促せば対策を取れるのに、
真逆の梅雨入り宣言ですから、後手後手になっている方も多いでしょう。

傘をたくさん仕入れた店舗も在庫が沢山で困っているはずです。
他にも目に見えない被害は色々あるでしょう。

私は気象予報に納得いかんようで、過去にこんなブログも書いていました。
ご参考までに⇒スノーロールケーキ

2013年06月03日LKM博士
このままじゃまずいなー 気持ちを盛り上げるために今日は書きます

以前に少し紹介したが招待講演が近づいてきた。
発表するのはGordon Research Conference、知る人ぞ知るゴードン会議である。
そのポリアミン部門への参加である。

2年に1度開催される会議で、
チェアマンの許可を得た専門家のみが世界各国から参加できる。
そして、学会のルールとして、会議で発表されたこと、議論されたことはここだけの話であり、外部で口外してはならない。
アメリカ・ニューハンプシャー州のド田舎リゾート地に1週間泊まり込みで、
驚くなかれ、朝から夜の9:30位まで会議をやる。
つまり、専門家が最新の研究成果に関して意見をぶつけ合う恐ろしい会議である。
詳細は2年前に参加した時に紹介したので、それを参照

ゴードン研究会議 ―クローズド会議―

ゴードン研究会議 ―脳ミソ整理編―

実は2年前に初めて参加した。
その時は、勉強になったけど、色々と嫌な気分になったので、
もう2度と来ないと思ったのに...。

声がかかったのは昨年の6月。
Invited speakerとしてのオファーであった。

迷った。

非常に名誉なことであるが、
ポリアミンの研究者の殆どは我々の研究を認めようとしていないからである。

我々は、ポリアミンは健康維持、特にアンチエイジングに効果的と考えている。
事実、そのようなデータが我々のグループ以外からも出てきており確信を持っている。

一方、多くの研究者は、少なくとも2年前は、ポリアミンは悪者と信じていて、
我々の研究を否定したのは事実である。

「You are crazy 凸(`ヘ´メ)」

ポスター発表中に嫌悪感丸出しで言われたのを鮮明に覚えている。

だから、「ポリアミンと健康長寿の話」をしてくれと頼まれた時は罠かと思った。
今でもその可能性は否定し切れず不安である。
しかし、逃げるわけにはいかない。

この2年の間に我々の論文以外にも、ポリアミンの保健効果に関する論文が複数発表され状況は変わりつつあるのかもしれない。

事実、「Polyamines in New Arenas of Biology: Stem Cells, Aging and Therapy」というセクションを作り、ポリアミンの新しい機能について議論するようである。
私もこのセクションで話す。

Gordon Research Conferencesホームページ
(残念なのは初日の夜が私の発表日ということである。
英語にも慣れもできず、時差ボケ状態でのスピーチはしんどい)

実は、『彼らを見返してやろう』という気持ちを忘れないように、
私の職場コンピューターの背景は、ゴードン会議ポリアミン部門の会場である
Waterville Valley Resortの写真にしている。

20130603.JPG

お気に入りの「チョウを食べているカマキリ」の写真から変更して丸2年。
出勤日は毎日、私のウンコ色の脳ミソはその写真の刺激を受けてきた。

ということで、来週の週末にはアメリカに乗り込む。

でも、まだ準備ができていない。
日本語ならなんぼでも喧嘩できるが、英語はとても苦手である。
発表用PowerPointは余裕を持って事前に作っておきたい。

あと、実質10日間。
その内半分は外出、出張、会議、講演が入っているが、それ以外の日は準備をしたい。

気持ちを奮い立たせるために、今日はウンコ抜きで真面目にブログを書いた。

いや、失礼。
読み返すと、無意識でウンコ色の脳ミソって書いてたわ。

2013年05月31日LKM博士
ふ~ん

五輪の追加競技にとりあえずレスリングが残ったようですね。
マスコミは「よかった、このまま残ってくれ」という雰囲気。
でも、野球・ソフトボールも残っています。
「レスリングが残る=野球・ソフトボールは落ちる」
こういうことですよね。
野球・ソフトボールが競技から外れた時は騒いでいたのに、
今はレスリングの方が重要なんですかね?
一貫性の無さ、全くわからん。
透明性に欠けるIOC理事会の謎のパワーもわからん。

大関稀勢の里が、来場所綱取り場所で、14勝以上なら昇進の可能性があるそうですね。
せめて先日の千秋楽に勝って、結びの一番まで優勝が決まっていなかったのなら、
来場所綱取りでも理解できますが、稀勢の里らしい酷い完敗でしたよねー。
白鵬との星の差2つ、全く理解不能。
これまた基準が曖昧、横綱審議委員会も謎ですわ。

そういえば、学会もよくわからない基準で賞が決まります。
特に若手の奨励賞。
「その程度の仕事でとれるんや~」
と思うこと多々。
(もちろん、ちゃんとした業績の方もいますが)
基準があるようでない。
謎のパワーが働くようですね。


納得できないことは多いですが、
あまり深く考えても無駄なので、
「ふ~ん」
という一言で締めたいと思います。

ふ~ん、ふ~ん、ふ~ん♪ 糞、糞、糞♪
上の1行は意味はありません。書きたかっただけ。

2013年05月30日LKM博士
汚すぎる車

私の車が汚いんです。
20130530.JPG

いや~、どうしましょ。
車内からミラーで後ろを見ると

「霧?」

って思う程、土埃で曇っています。

ドアの開け閉めで、手が汚れます。

洗う気しません。
降参。お手上げ \(´×`)/

今日の午後降るという雨に期待。
頼む、激しく降ってくれ!

2013年05月23日LKM博士
「つぼイノリオの聞けば聞くほど」に2度目の出演

昨日のブログに書いたように、
今日の出演は『うんこ』厳禁!

とにかく原稿通りにということで、非常に簡単。
いや、難しかったです。精神的に。

原稿通り話すなんて大学の卒論発表以来と違いますかね。

「わかりました。その通りやります」
と言ってるのに、皆さん、私がアドリブで変な事を言うのが心配なんですね~。

控室で練習させられる始末です。
日本語は読めるっちゅうに。

「その通りやって下さい」と念も押されるし。

ただ、原稿は頭に入れておかないと自分でも勝手に喋り出す心配はあったので、
直前は真面目に原稿を眺めていました。

その姿、激写されていたようです。
20130523.jpeg

無事終わりましたが不完全燃焼ですね。
次があるなら原稿作りから参加したいです。

私は単純な宣伝はしたくないのです。
それなら、営業系の人間が出演すれば良いわけですから。
わざわざ研究者が話す必要ないのです。

どんな思いで研究しているのか。
一言で「科学的に証明された」と言いますが、
どの様な実験をやっているのか?
研究秘話も含めて楽しく紹介したいのですよね。

ウンコ、うんこ、ウンチ!

今日は我慢したからブログでウンコる。

2013年05月22日LKM博士
また出張

明日、CBC放送「ツボイノリオの聞けば聞くほど」に再出演です。
もちろん生放送。
前回の出演後のリスナーの反応が良かったためということです。
東海地方の方、聞いてくださいね~

しか~し、前回の「ウンコ」発言はあかんかったようで、
既に、厳重注意を受けております。

「それなら俺を出演させなければいいのに?。。。」

昨日のブログのように『妖怪うんこなすり』で連想される私ですよ。
『禁ウン』はカマキリから鎌を奪うようなものです。
つまり、『禁ウン』を貫くことは自己否定そのものなのです。
余りに自分に嘘をつくのが辛かったら、
次回からこの仕事断らせて頂きます(笑、でもマジ)。


更に出張は続きます。
ラジオ出演の後は長崎で大事な打合せ。
中部国際空港からでは夕方には着かないので、
新幹線で大阪に移動して伊丹空港から飛行機です。

出張の打ち合わせは資料の準備が必要です。
やっと市民講座が終わったところなのに、
昨日は夜中の1時まで準備。
しんどいです。

今回の出張を支えているのは、
長崎の美味しい魚と料理!

終わった後の懇親会もセットで呼んで下さる共同研究者に感謝!

2013年05月20日LKM博士
市民講座大成功

昨日開催したました市民講座に参加して下さった皆様、ありがとうございました!
また、スタッフおよび関係者の皆様、お疲れさまでした。

舞台側からホール全体を見上げると(照明で眩しいのですが)、
ほぼ満員でゾクゾクしたのを覚えています。

会場の反応が良かったので、調子に乗って、冗談言い過ぎましたかね?
まあ、わざわざ足を運んで来て下さったわけですから、
少しでも楽しんでもらおうと思った次第です。
20130520.JPG

パネルディスカッションでは早見優さんに来て頂きました。
早見さん、やたらと勉強熱心。
昼食も我々と一緒にされ、今回の講演に関わる質問を連発。

早見さんの隣で昼食を食べているのは変な感じでした。
「俺、今、早見優と飯食ってる????」
って感じですかね。

我々の講演も、控室のモニターではなく、
早見さんは会場に出て来られて生で講演を聴かれていました。
パネルディスカッション前にその時のメモを見せて頂いたのですが、
3~4枚のA4の紙にびっしり。

驚きました。


司会の小林美幸アナウンサーとは2回目ですから、
「それに関しては、俺にふってくれ」は、

アイ・コンタクトでばっちり。
とてもやり易かったです。

我々のLKM512や研究に対する姿勢は聴講して下さった方々に伝わったと信じています。
あとは、皆さんが健康で末永くLKM512と付き合ってくれることを願うのみ。

そうそう、昨年できなかったイイノホールでのマーキング(排便)はできました!

2013年05月14日LKM博士
市民公開講座開催

次の日曜日、5月19日の午後、協同乳業市民公開講座を開催します。
イイノホールで、昨年に引き続き2回目です。

今年は用賀アレルギークリニックの永倉俊和院長をお呼びして、
アレルギーをテーマに実施します。

臨床医の立場から、
アレルギーは何故増えたか?
どのような治療法があるのか
を講演して頂きます。

私はいつも通りのウンコなお話。
昨年のアンケートでは、かなり好評だったので、同じ感じでやろうと考えています。

さらに、歌手・タレントの早見優さんを迎えて、パネルディスカッションも行います。
楽しみです。

「是非来て下さい!」と言いたいところですが、

実は新聞紙面で公募しており、既に定員をはるかに上回る申込みがあるようです。
当選者には抽選で連絡がいっているようです。
ということで、今、これを知って聴講を希望される方は無理です。
誠に申し訳ございません。

と言いたいところですが、当選しても来られなくなる方はいるでしょう。
ということで、特別に、LKM博士枠で、数名をご招待します!
ツイッターで私宛に連絡下さい。
多い時は抽選です。

「その代りにウンコ出せ」とか理不尽なことは言いませんので、ご心配なく。
大相撲ファンを参加できないですね。
ちょうど八日目(中日)ですから。

2013年04月30日LKM博士
さらば、助手K & 助手S

本日をもちまして、正式に助手Kと助手Sが私の所から去ります。

2人同時に。


はい、私のパワハラが原因で・・・、というのは嘘です。
完璧な円満退社です。

助手Kはご両親の願いもあり実家の近くで就職。
ワイン職人になるそうです。
皆さん「???ワイン職人???」と理解できないでしょうが、
成り行きに任せた結果で、色々と偶然が重なったようで、
本人もきっちり説明できないので、深く考えないで下さい。

助手Sは知らん内に彼氏をつくって、結婚を決めて旦那さんを追っかけて三重県に。

2人とも、私が生研センターの研究資金をゲットした際に、
私をフォローするために来てくれたメンバーです。
実は、初めての部下でもあります。
助手Kはプリンを担当していたのに突然の人事異動でウンコチームに。
助手Sは、大学で実験補助をしていたところを、ゲットした研究資金でパート採用。
2009年からちょうど3年半。

生研センターでは最終評価でS評価を頂きましたが、
彼らの活躍が無ければ間違いなく得られなかったでしょう。

助手Kとの仕事をまとめた実績は、論文1報、投稿中2報、特許1つ
助手Sとは、論文2報、特許2つ
(パートでしたが実績はその辺の正社員より断然上)
そして、現在執筆中あるいは実験中のものを合わせると、
将来あと3~4報は連名で論文に名前を載せることになるでしょうね。

んー、勿体ない。
しかし、自分で選んだ道ですから支持します。

最後に、このブログに助手Kと助手Sに関連したベストブログを紹介します。
面白いので読み直してみて下さい。

①助手Kが初めて登場した時のブログ。助手Kが寄稿したものです。
「LKM博士に助手登場!その名もK」

②助手Kネタで最も反響があったブログ
「ウン小話14」
こんな凄い技を使う人はいません。
そして、彼の変態レベルの高さが多くの方に理解して頂ける内容です。

③ブログ登場を恥ずかしがった助手Sが登場した数少ないブログ
「ウン小話12」
いつも、黙々とウンコを集めてくれました。

そして、助手Kへの最後の命令。
「ブログ用に、このアメリカのお菓子を食べている写真撮らせて」
共同研究者に頂いたお菓子です。
参照ブログ:「驚愕のアメリカンお菓子」

20130430.JPG
最後にブログに顔を出したかったようです。たぶん。

本当にご苦労様でした。

2013年04月26日LKM博士
「つぼイノリオの聞けば聞くほど」出演

今朝、CBCラジオの「つぼイノリオの聞けば聞くほど」に出演してきました。
生放送でした。
130426.PNG
原稿があるようでない状態。
つまり大筋はあるのですが、細かいことは成り行きに任せるスタイル。

これが難しい。

企画者の気持ちは、
最低限の事は言って欲しいが、
私のキャラを活かして原稿にない話もして欲しい!
で、持ち時間の3分以上話して欲しい!

というところでしょうか。

私も「決まった原稿を喋るより、こういうスタイルの方がオモロイわ」
と気楽に構えていましたが、本番が近づいて来ると不安になってきました。

「あまり考えるとあかん、もうどうでもええわ」
と開き直った瞬間にスタジオへ誘導。
フワっした感覚で本番突入。

普通に、いや、ちょっとよそ行き気味ですが、自然な会話にはなったと思います。
つぼイノリオさんが上手く誘導して下さったお陰です。
でも、言いたいことは全て言えたわけでは無いので悔しさもあります。

難しい。

とはいえ、好ましくないと言われていたが言いたくて仕方なかった
「うんこ」
という単語は、
「うんち」
に本能的に修正しましたが、言えた点は満足です。

終った際、ディレクターさんに、
「原稿持ってましたよね?」
と聞かれたので、全然違うことばかり喋っていたのでしょう。

結果的に放送時間は6分50秒ということで、
予定の倍以上、LKM512の話題を提供できたようです。

2013年04月25日LKM博士
今日は名古屋へ

昨日は札幌でミーティングでした。
自分でいうのも変ですが、
なかなか良い会合であったと満足しております。

さて、今日はそのまま名古屋へ移動です。
飛行機でひとっ飛び〜。
で、初めての中部国際空港なう。
早速、マーキング糞やりました。

明朝、
CBCラジオ「つぼイノリオの聞けば聞くほど」に出演するためです。
名古屋ではめちゃくちゃ人気がある番組だそうです。

数週間前、簡単な流れを書いた原稿が送られてきておりましたが、
全く目を通しておりません。
へへへー
まあ、3、4分間でしょうから、
行き当たりばったりでいきましょう。

明日はラジオ出演後、急ぎ東京に戻り、スタジオで秘密の撮影です。

まるで人気のあるアイドルみたいでしょう。

しかし私は研究員、本業があります。
今日は早くホテルに入って5月の学会のポスターを作成しなくてはなりません。

その前に、きしめん、味噌カツ、味噌煮込みうどん
で迷い中。

2013年04月24日LKM博士
準備は当日に

苦労しまくった論文が昨日公開されましたので、
本当は、今日のブログはそれについて解説したいのです。
が、それは本業ですから真面目に書かねばなりません。
ある程度腰を据える必要があり、ドタバタしている本日は書けません。
来週にまわします。

リリースは出していますのでこちらからどうぞ→
http://www.lkm512.com/contents/FSN_201304.pdf

 

論文そのものを読んで頂ける方はこちらからPDFがダウンロードできます。
毎度のことで申し訳ないですが、もちろん英語ですhttp://www.frontiersin.org/Systems_Neuroscience/10.3389/fnsys.2013.00009/abstract

 

今日は研究のミーティングで札幌に出張です。


プレゼンテーションをせんとあかんのですが、今の所スライド完成度ゼロ(午前7:30現在)
これから、猛スピード、「必死のパッチ」モードで8割仕上げまで持って行く予定。

残りは空港で。
間に合わなかったら会場で。

何故、前もって準備しておかないか?

もう、訳わからん位、色々あるんですよ~。

準備する時間がない。
研究は大きなビジョンで月単位のスケジュールで仕事をしているのですが、
細かいことは完璧にその日暮らし。
事務的な提出物なんて、催促が来るまで脳ミソから吹っ飛んでいます。

従って、最近、プレゼン準備は当日しています。
使い回すスライドも結構多いので、何とかなります。
回数も多いんですよ。先週なんて4回も...。

一般的には、プレゼンの準備はゆとりを持って、
何度も。見直し・練習するものでしょうが、当日準備も結構いいもんです。
何よりも緊迫感があります!
集中力が鍛えられます。
準備に要する時間が短縮できます。
最大の利点は、準備中の熱いテンションでそのまま本番に入れることです。

と正当化してみました。

2013年04月22日LKM博士
ボロ椅子の続き

前回のボロ椅子の話で登場した肛門位置部付近の破れの原因がわかったんです。
参照ブログ⇒ボロ椅子

正座です。

私、椅子に座っている時間の3~4割位は正座しているのですが、
その際、足の甲が当たる位置が見事に一致するのです。


意識するって凄いですね。
これまで全く思いつきもしなかったのに、
ブログのために文章を書いた途端、ふと気付いたのです。

屁で破れているのでなくて良かった。

2013年04月19日LKM博士
ボロ椅子

私が職場で使っているイスがボロボロなんです。

いつからかわからないのですが、
両太ももと接し体重がかかる部位の繊維が破れ始め、
今ではスポンジはもちろん、その下の金属まで見えています。
20130419.JPG

そして不思議なことに、肛門付近の繊維も破れています。
まるで屁で破ったかのように。
私の屁は無臭なので、普段全く我慢せず、皆がいる居室でもこきまくっていますが、
まさか、屁が椅子の繊維を溶かすとは・・・。

また、突然、ガタンと座面が落ちる(調整していた高さから一番下に落ちる)こともあります。
さらに、その場合、元の高さに戻すのに数日かかります。
高さ調整機能が壊れていて直後は座面が上がらないのですが、
しばらくすると回復するのです。

愛着があるので捨てられません。

この椅子に座って出たアイデアが成功したことも多いですし、
恐くて捨てられない気持ちもあります。

ということで、もう暫くこの椅子には屁を浴びてもらいます。

2013年04月18日LKM博士
2013年 年間ウンコ回数の途中経過①

くだらないことを今年も続けている私。
1~3月のウンコ回数を集計してみました。

グラフにするとこんな感じ。
2013041801.JPG

1月 42回
2月 39回
3月 44回
3ヶ月間の合計 125回
1日平均 1.3889回
予想年間回数 506.94回

ん~、順調な滑り出し。
目標の512回ジャストは視野に入っています。

2013年04月12日LKM博士
祝 1億食突破!

先月で遂に「おなかにおいしいヨーグルト」の製造数が、
通算1億個を突破したようです!

100,000,000
結構ゼロ多いな。

これです⇒おなかにおいしいヨーグルト

そう、春日野部屋さんに食べてもらっているSumoyogurtです。

CM宣伝もせず、
病院や学校給食、販売店(牛乳配達)と
通販でしか販売しておりませんが、
積み重なり大台に到達しました。

ファンの皆さんのおかげです。

まっことに、ありがとうございます。

感謝企画でも考えますかね。

2013年04月08日LKM博士
やっと飲める

5ヶ月前のブログ「超苦戦、酒も飲めない」で苦しんでいた論文が、
先週、やっと受理されました。


長かった~


実験スタートは2009年9月。
結果が出て、論文としてまとめ始めたのは2011年8月。

苦戦の原因は色々ありました。
それを改善しては別のジャーナルに投稿することを繰り返してきました。
これの積み重ねの作品です。

しかし、一番の勝因は、

タイトルかも・・・???
と思っています。

今回、タイトルを思い切って変えたのです。
突然ひらめいた、研究内容をより的確に表すタイトルに。

論文内容は後日掲載時に報告します。

取り急ぎ、やっと秋田からやって来たこいつが飲めることを祝って!

20130408.JPG


隠しておいた棚の奥から出してきて撮影です。

2013年04月04日LKM博士
雨男のせいなんでしょうか?

昨日の助手Aブログを読んでいない方は、まず読んで下さい。

参照ブログ:【助手Aブログ】 2年連続 雨のお花見
果たして花見が室内になったのは彼のせいでしょうか?

確かに助手Aはこれまでの人生で大事な時に雨が多かったのでしょう。
新婚旅行でエジプトに行った際にも雨を降らせたそうですから。
これは本人の運であり、それを認め、自ら「雨男」宣言をしています。

しかし、25名程度が参加する研究所全体のイベントで、
たった一人の雨男にこれ程のパワーがあるのでしょうか?
もちろん、晴男もいれば晴女もいるはずです。
私自身も晴男と自負しています。

ということで少し考えてみました。その結果、
「屋外花見の中止は、雨男を恐れる研究所員の心が招いたものである」
との結論に行きつきました。

彼の昨日のブログにはこうありました。
「研究所のある地域の上空にだけ雨雲があったようです」
つまり、冷静に判断したら直ぐその雨雲は通り過ぎて雨は降らないとわかるはずです。
その証拠に花見中、全く雨は降っておらず、
私は途中で屋外に出た位です。

①ん、曇って来たぞ、ヤバくない?(この時点で既に雨を恐れる弱い心)
②やっぱり助手Aがいるからか?(根拠のないこじつけ)
③あっ、ポツポツ降り始めた。やっぱり~。さすが雨男。(雨男のせいで降り始めたことにする非科学的な心)
④これは降るぞ。恐るべし!助手A(気象情報や雨雲レーダーより雨男の力を信じる心) 
⑤去年も降ったし、室内に変更だ。(根拠がない昨年の天気との結びつけ)

適当にその時の心境を箇条書きしましたが、こんな感じでしょう。

私は助手Aと一緒に外出することありますが、
雨が降ったのはたった1回です。
その日も午後には晴れていました。

たかが花見、されど花見。
私はこの花見で、
「何事も最終的には本人の心の状態が勝負を分ける」
と再認識できました。

最後に、助手Aが撮影し忘れた研究所の桜。
今朝の状態を私の職場から撮影しました。
20130404.JPG

一昨日、昨日の暴風雨にも負けずまだ元気に咲いています。


雨が降っていても止むのを信じて強引に花見をするタイプの研究員より

2013年04月01日LKM博士
新年度です

4月1日、平成25年度が始まりました。

NHKの朝の連続ドラマが変わっておりました。

「純と愛」は最後の週がきっちり見られず、
結末がわからないままの私。

「一体、どうなったんやろ?」

まあ、それは置いておいて、
気分新たに頑張ります!

何を頑張るか?
企業秘密になるので一切書きませーん。

今朝はたっぷりウンコも出ましたので、
幸先良いスタートと信じて。

2013年03月29日LKM博士
えっ、そんなに?

今日は野菜シリーズの予定だったのですが、
ない、ない、ない。
レタスの写真がない。
キャベツの写真がない。

今日はじっくりときっちりしたネタを書く心の余裕もないので、
このブログ、一体今何回目なのかを確認してみました。

本社から送ってもらった表によると
なんと、853回目ではないですか!
そんなに回数を重ねていたとは・・・

そしてウィークデー連続執筆記録は
545回目。


丸2年と2ヵ月以上続けていることになります。

気付かず800回記念も500回記念も素通り・・・。

LKM512にちなんで、連続512回記念の回は、
読者の皆さんにプレゼント企画でもやろうかと思っていたのに。

笑えることに連続512回記念の回は、
そんな回とは露知らず、熱くキンタマのことを書いておりました。
参照ブログ:イヌのキンタマとか書きたいけど控えめにしておく


ぼちぼち、
企業ブログの連続更新記録あるいは更新回数で
ギネスブックへの登録を考えなあかん時期ですね~。

って、そんなカテゴリー無いか...。

2013年03月28日LKM博士
メダカ無事でした

直径約30 cm、深さ50 cmの小さな水瓶に飼っているメダカが
暖かくなり水面によく出てくるようになりました。

20130328.JPG


今年の冬は寒く、毎日表面が凍結していたので、
もしかしたら生き残れないかなと心配していたのですが、
無事だったようです。

メダカは、室内にて透明な水槽に水草等を入れて飼うのも良いですが、
屋外で、水瓶で飼うのもこれまた趣があります。

何より、室内水槽なら設置してしまう水循環装置や空気ブクブクも不要で、
電気代も一切かかりません。

自然界の微生物も同居しているようで、勝手にウンコも分解されているようで、
一切掃除をしなくて大丈夫です。
少なくとも、私は3年間1度も洗ったことがありません。
時々、溢れるまで水を注入するだけです。
(水の入れ替えをしているつもり)

コケは大量に生育していますが、それも趣深いですし、
同居しているタニシもうれしそうです。

水瓶メダカは、私にとっては出勤時の癒しの一つです。

2013年03月26日LKM博士
久しぶりに不参加

現在、日本農芸化学会2012年度大会が仙台で開催されています。
毎年、年度末にあるこの大規模な学会で発表することを小さな目標としてやってきました。
最近では座長をすることもあり、昨年はシンポジウムでも我々のテーマが採用され、
どっぷり農芸化学会に浸かっていました。

しかし、今年は発表しません。
参加もしません。9年ぶりです。

実はここ数年、何のために発表しているのかわからなくなって来ていたのです。
苦労して得たデータを出して、ライバル達に情報を開示しているだけ。
それなら圧倒的に価値が高い論文発表に徹した方が良いのではないか?

それに、たまに宣伝に偏った企業発の演題があり、
同じ企業人として聴くに耐えられないのです。
企業研究というのは売りに繋がらなくてはなりませんが、
最低限のレベルとルールはあるはずです。
もちろん、殆どの企業研究員は一生懸命データを出されているので誤解がないように。

と思いつつも、参加しなければ得られない情報や出会いもある。
This is葛藤.

20130326.JPGということで、職場で大会プログラムをチョロっと眺めながら、
「牛タン食べたい、日本酒飲みたい」
と思いつつ、
学会という年に一度のお祭りで、
皆が今年度の集大成と連夜の飲み会をやっている隙に
論文投稿してしまいます。

学会発表の何十倍ものインパクトのある誌上発表を目指して!

2013年03月14日LKM博士
直立電話

先日、大学時代の恩師(指導教授)から会社に電話がかかってきた。

事務所から取り次がれた直後、
自分のデスクで受話器を持っていきなり立つ私。
背筋ピーンである。

周囲はびっくりしたことであろう。

厳しい先生で、よく怒られていた。
お礼、挨拶等、社会人として常識を厳しく指導してもらった。
その分、反射的に今でも先生の声を聞くと緊張する。

「挨拶一つ、気を緩めてはいけない」と構えてしまう。

要件は、頼まれて送付した私の論文の別刷りのお礼であった。
怖い位に研究成果を褒めて頂き嬉しかった。

が、緊張から電話後は汗びっしょり。

太々しい私しか知らない人には信じられないかもしれないが、
こんなものである。

師匠と弟子の関係とは。

2013年03月13日LKM博士
ハクモクレンの蕾

私の職場から見えるハクモクレンの蕾が大きくなってきました。
もうすぐ咲きそうです。
20130313.JPG
梅と桜の間に咲くので、一般的にモクレン類の開花は盛り上がりませんが、
私にとっては本格的な春の訪れを知らせてくれるものです。

梅は春がまだ遠く感じる頃、すなわち雪が降っていても咲いていますし、
桜の時期は春の訪れではなく春真っ盛り。
そういう意味でモクレン類の開花は春の訪れにふさわしいのです。

昔、実家にハクモクレンの大きな木がありまして、
私はこの花が咲く度に、曾祖母を思い出します。
曾祖母の部屋の前で咲いており、飴玉をもらいに行く度に、
その木がモクレンであると教えてくれたのです。
100回以上。

それから35年位経過。
あの木がモクレンではなくハクモクレンという別種の植物であると知ったのは、
ごく最近のことです。

2013年03月11日LKM博士
微粉攻撃

激しい黄砂。

昨日、午前中は快晴で暑かったのに、
40分後に昼飯食べて外に出ると、
冷たい風が吹き、視界が急激に悪くなっていた。
数百メートル先のマンションが霞んでいる。
あり得ない景色であった。

眼に砂が入って来るし、普段は絶対にマスクを着けない私が、自主的に着ける始末。
私の人生において、給食当番とマウス実験をする時以外で着用したのは初めてなので、
非常事態であることは間違いない。

車は砂だらけ。
驚いたことに、自宅の風呂場も砂だらけ。
窓は占めてあったので、換気扇から入ってきたのだろうか?

さらに、黄砂と同じ風に乗ってPM2.5とかいう、
これまで馴染のなかった微小な大気汚染物質まで含まれているというから質が悪い。
花粉症の方は、トリプル・パンチで、もう訳がわからん状態であろう。

黄砂は俳句の季語で「霾(つちふる)」として
風物詩的に扱われて時代もあったようである。

砂漠と風、自然界の創造物からの贈り物なら、
春の風物詩的に捉えて我慢もできるが、
人工的な大気汚染物質が含まれているとなると、

そうはいかない。

10年程前、私はウンコを凍結乾燥してウンコの長期保存法を探索していた。
その乾燥物は微粉状になり、よく空気中に舞い上がったものである。

どっちが極悪なのか?

少々迷うが、私は後者の方が許せる。

ウンコ・ラブだから。

2013年03月07日LKM博士
特集記事寄稿(食品と開発)

業界誌になりますが、
「食品と開発」に寄稿した記事が3月号に掲載されました。

特集 食品機能の評価法と製品開発
の記事の一つです。

20130307.JPG無意味に下からのアングル

『腸内常在菌の代謝産物の解析とプロバイオティクスを用いた
腸管内代謝産物コントロールによる寿命伸長効果』

依頼された内容に従う原稿にしたら、タイトルが長ったらしくなりました。
硬いタイトルですが、半分位はウンコを一生懸命調べた研究の成果です。

私の英語の論文を読むのが面倒な方は、
最近の仕事を簡単に日本語にしてありますので、
是非、ご覧下さい。

たまには研究者らしい姿を示しておかなければならない
と思って書きました~。

2013年02月28日LKM博士
何かがあった月末・・・

今日は2月28日。
もう2月が終わります。

「何かあったんやなー、月末に。何やったかな~」
と悩んでいると思い出しました。
これです。
20130228.JPG
『お好きなたい焼き 一匹無料券』

我々のチーム内ミーティングは、単なる報告会ではありません。
研究の詳細を「あーだ・こーだ」と本気でディープに話合うため、
1時間もすれば疲労困ぱい、思考力ゼロに陥ります。
そこで、私が脳内エネルギー、すなわち糖分補給のために
差し入れをすることが多いのですが、
前回は近所のイオンモールのたい焼きを提供しました。
(さすがにアイスやプリンは飽きてますからテンション上がりません。)

その時にもらった券です。
期限は今日、行かねば。
でも、わざわざこのためだけに買いに行くのは、向こうの思うつぼ。
でも、無料なわけでお得。
でも、大して、俺、たい焼き好きでもない。
でも、ミスミス150円を捨てることもない。
でも、忙しいのに150円のために行くのもアホだ。

ん~、どないしよう。

2013年02月27日LKM博士
やっと引っかかった

ずっとレジェクト(拒絶)され続けていた論文があるんです。
3ヶ月前のブログでも紹介しました。

参照ブログ:超苦戦、酒も飲めない
これがまだ連敗を続けているのです。

もう投稿を始めて1年位経ちます。
7ジャーナル目位になりますかね。

落ちても、落ちても、自分なりには自信がある論文なので困ったものです。
「レビュアー(審査員)はこの価値を理解できていないんだろう」
と、これだけ落ちても強気に思っています。
もちろん、過去の指摘を参考に少しずつ修正はしていますが、本質は変わりません。

それがやっとリバイス(修正)になりました。
やっと引っかかったという表現が一番でしょう。

要するに、
レビュアーの指示に従って修正やデータ追加をしたら掲載しますよという状態。

指摘内容はかなり厳しいから大変なのですが、
何とかするしかありません。

何しろ、この酒が待っているのですから。
参照ブログ:超苦戦、酒も飲めない

2013年02月26日LKM博士
Invited speaker

インバイテッド・スピーカー
すなわち招待講演者。
研究者としては名誉なことである。

国内ではよくわからん学会やシンポジウムが沢山あるので、
国内学会に招待されようが大したことではない。
しかし、国際学会で海外に招待されるとなればそれなりに大事である。

2011年のPLoS One(LKM512によるマウスの寿命伸長

2012年のScientific Reports(腸内細菌がお腹の中で産生している物質の網羅的解析) 

の論文にはインパクトがあったらしく、
昨年後半あたりから海外からやたらと声がかかるようになった。

私は未熟で、招待されて世界各国から集まった研究者に話すほど
立派な研究とは思えない(まだ検討課題が多い)ので、基本的にはお断りしている。

また、職場はスタッフ数が少なく、年に何度も私が海外に行ける状況ではない。
そもそも、たまたま誰もやっていなかった研究をやっただけで、身の丈に合っていない。
そしてinvited speakerとしてはあり得ない位、英語のレベルが低い。

しかし、昨年の7月に、どうしても断れない依頼が来た。
それは頼んできた教授との人間関係に起因するのではなく、
(事実、全く面識のない、いや存在すら知らない米国の教授からの依頼であった)

私自身の心の問題、

すなわち、

私の研究の本質に関わる国際会議からの依頼だったので引き受けた。

その教授の秘書に「I accept」と送ったのは、悩みまくって依頼された1週間後。

しかし、送った切りで、それから半年以上、何の連絡もなかった。

「やっぱりなかったんや。何かの間違いで向こうの気が変わったんだ。」
と少しの残念な気持ちとたっぷりの安心を感じていた。

忘れかけていた頃、
国内の学会からその会期中の講演依頼が来たので、

念のためメールで確認したところ、
「もちろんinvited speakerリストに入っている。早くタイトル出して」
って返信が。

まずい・・・。
引き受けたことを後悔し、急に焦り出した私。

2013年02月22日LKM博士
新幹線なう

今日はバイオインダストリー協会の発酵と代謝研究会講演会

「美味しい健康生活は微生物が作る~作物生産、食品素材開発、健康支援~」で喋ります。

詳しくはこちらをご覧ください
公益社団法人日本生物工学会イベントページ


ということで、京都に移動中にブログ執筆。

20130222.JPG

最近、色々な所で話をしているので、
一度私の話を聴いたことがある方には
繰り返しになり申し訳ないと悩みつつ、
ベストな内容はベストであり、
そう簡単に変わるものではないので、
95%同じスライドで臨もうと決心したところです。

昨晩は職場の歓送迎会でして、
セーブしたのですが少々ダメージが残っております~。
チェーン店の謎の日本酒に時々負けるオレ。

乗り過ごさないようにしないと。

2013年02月21日LKM博士
「俺の梅」、開花したが不細工

毎年報告している私の愛する白梅の盆栽

「俺の梅」

と称させて頂きます。

が今年も咲きました。

20130221.JPG

2月4日に開花し、現在五分咲きです。

しかーし、ご覧の通り樹形のバランスが悪い (┘-└、)
「悪い」を通り越して笑ってしまう程「酷い」状態です。
完全に剪定ミスです。

昨年の開花時を見て下さい。
参照ブログ: 「やっと梅の花が咲きました」

昨年は縦長になったので、横のボリュームを増やそうと剪定してのですが、
左右対称に広がらず、片方に偏ってしまいました。
西城秀樹「YOUNG MAN」のYMCAの「C」の状態でしょ、これは。

「2013年は綺麗に咲かせよう」と意気込んで、
昨年4月に頑張ったこの行為が裏目に出たようです。
参照ブログ: 「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」

今から遡って4年前の状態を見て下さい
参照ブログ: 「花粉症」

この頃は立派です。
どんどん、崩れてきています。

難し過ぎる・・・
肥料に「俺の糞」を少々与えるか・・・

2013年02月20日LKM博士
山は雪

ここ東京都西多摩郡日の出町では、
昨日はしとしとと寒い雨が降っていました。

山間部では雪が降っていたようです。
今朝、山梨県側の奥多摩方面の山々は雪化粧です。
まあまあ綺麗です。
20130220.JPG
電線が邪魔ですが...。

これ、私の職場、すなわち協同乳業㈱研究所の2階の西側の窓からの眺めです。

かなり自然が多い所ってばれましたかね。
でも、東京都です。

視界にぼんやり入ってくる自然から得られるリラックスと、
室内ではウンコを扱う緊迫感が同居する研究室です。

2013年02月19日LKM博士
早咲きタンポポ

もう咲いているタンポポがありましたので撮影。

20130219.JPG


関東地方では3月末から4月中旬に咲く植物なので、
明らかにフライングです。

この周囲では、先日紹介しましたオオイヌノフグリが
たくさん咲いていましたが、タンポポはこれのみ。
参考ブログ⇒イヌのキンタマとか書きたいけど控えめにしておく

何故でしょうね?
私が考えてもわかるわけありません。

ただ、写真でもわかるように、
葉が、冬場に育てた野菜と同じく、
(参照ブログ:2012年度版 野菜作ってます36 -アントシアニンで耐える-

少々赤紫色になっておりましたので、
アントシアニンを作って寒さ対策ができている個体なのではないでしょうか?

4月に咲くより、2月に咲く個体の方が有利な点があるなら、
徐々に早咲き個体が増えて来るかもしれません。

来年もこの時期に同じ場所に行って調べてみたいものです。

たぶん忘れるけど・・・。
わたしゃ、タンポポよりウンコの方が興味あるもので・・・。

2013年02月15日LKM博士
英訳しんどかった

2009年に生研センター委託研究に採択されて以来、
寿命伸長効果の研究にシフトしていました。
これに関する仕事ばかりやっていました⇒リリース
その結果、それまでやっていた仕事や並行していた仕事は見事に中途半端な状態に・・・。

「このままではいかん、さっさとまとめねば」
と自らを奮い立たせ
半年前から整理しながら、論文書き始めていました。

実際に取り組んでいたのは3~4年前の仕事。
分野の違いによる感覚のズレに加え、記憶の薄れ、
さらに、社外担当者が居なくなっており大苦戦。

「土日も含め毎日必ず原稿ファイルは開く」と心に誓いコツコツ進め、
年末には日本語である程度の内容が完成し、
年明けから、英訳と図表作成の仕上げの段階に。

私のやり方は、Wordで日本語の上に直接英語をバシバシ書いていくのですが、
少しずつ英語の比率が増えて行く様子に満足するのが唯一の心の安らぎ。

共著者からの指摘で論旨を変えたり、データのまとめ方を変えたり、
進展しているのか後退しているのかわからない2週間を乗り越え、
やっと昨日、現時点では納得できるものが完成し、英文校閲に出しました。
120215.JPG
約5500単語、それなりに長い作品です。
ほんまにしんどかった。

おかげさまで、本日〆切の依頼原稿は、全く手つかずの状態です(午前10:30現在)。
まあ、日本語は得意なので、どうにかしますが。
といいつつ、本日午後はLKM512の営業関係の会議です。

2013年02月14日LKM博士の勝手にベストセレクション
イヌのキンタマとか書きたいけど控えめにしておく

まだ雪が降り寒く、春は遠く感じるが、
この辺りの日当たりの良い場所では既にオオイヌノフグリが咲き始めた。

20130214.JPG


言わずと知れた、大犬陰嚢(睾丸)という名の小さな植物。

花の散った後にできる実が、少々、イヌのキンタマに似ているのである。
少々と書いたのは、本当に似ているのはイヌノフグリという近縁種だからである。

要するに、イヌのキンタマそっくりの実をつけるイヌノフグリより
植物体のサイズが大きい近縁種という意味だ。

ちなみに、本家イヌノフグリは、約100年前に移入してきた
オオイヌノフグリの勢力拡大により絶滅寸前の危機に瀕しているらしい。
キンタマの恨み恐るべし(?)

このブログを書くにあたって、軽くインターネットで調べてみたが、
ネーミングに対する批判が多いこと、多いこと。
皆さん、この可憐な花の名前がキンタマ由来であることが許せないようである。

しかし、私は、このネーミングは天才的だと思っている。
1 cmにも満たない植物の実を見て、イヌのキンタマだと思う発想が素晴らしい!
そして、このインパクトと花の可憐さとのギャップ。

一度教えてもらったら忘れない。

いや、忘れることができない。

さらに、これだけ可憐な花が咲くのに、地味な実から名付けたという不自然さ。
キンタマに執着心があったとしか思えない。
普段からキンタマのことばかり考えていた学者が付けたのであろうか?
そうでなければ、こんなネーミングは浮かんで来るはずがない。

あかん、結局キンタマ、キンタマ連発してしまった。
今日は実験中、マウスのキンタマを観察してしまうことであろう。

2013年02月12日LKM博士
ネギ外交

先日紹介しました極太長ネギですが、なかなか食べ切れません。
研究所内でプレゼントしようとしたのですが、申込者は少なく寂しい状態。

さて、どうしようか?

社外の方と打合せをしていると、皆さん事前にブログを読んで来て下さるようで、
野菜の話になることが多いです。
「そうや、ヨーグルトではなくネギを土産にしよう!」

先々週は2度、都心へ研究打合せに行ったのですが、
新聞紙で包んで持って行きました。
新鮮さを維持するために、直前に引っこ抜き泥も付けたまま。
かるーい気持ちで。
しかし、これが大変でした。

太いので4~5本包むとかなりの重量です(もう一度、写真掲載)。

20130212.JPG


そして何より恐ろしいのがニオイ。
引き抜いて直ぐは強烈で、助手席に5本持ち込むと目がうるうるしてきます。
このパワフルネギを電車内に持ち込むと・・・
西武線の車内がえらい事になりました。

網棚に乗せてその下に座ると餃子屋かラーメン屋みたいなニオイに。
(-□-;)!!ゲーッ!

客観的には『不審物』以外の何物でもありません。
新聞紙で包まれ異臭を出している荷物ですから。
いやー、さすがの私も冷汗かいて寝られませんでした。

ですが、苦労した甲斐あり差し上げた皆さんには喜んで頂けました。
その前にかなり驚かれますが・・・

受け取って頂いた後は、
「あっ、ちなみに、あのネギ1本20万円ですから」
ということで、勝手に交渉を優位に進め、
こちらの無理なお願いもたくさん引き受けてもらう作戦。

世界広しと言えども、
データではなくネギ持参で打合せに臨む研究者は私だけでしょう。

2013年02月07日LKM博士
スノー・ロールケーキ

昨日の雪は大騒ぎする必要もありませんでしたね。
と明るく書き始めたが、少々怒りが湧き出てきた。

昨晩、今朝と、たまたま私が見たテレビの気象予報士(それぞれ別の2名)は
「予報は最悪の事態を考えてお知らせしている。酷くならなくて良かった。」
という主旨のコメントを堂々と言っていた。

昨日の同時刻に「凄い雪になる」って猛烈にアピールしていた本人がである。
開き直りや自己弁護も甚だしい。
信じられない位に甘い職業である。

昨日は、本数を間引いた電車で酷い目にあった方も多かったことであろう。
電車を間引いた会社も非難されているようであるが、
彼らの判断は、気象予報士の言葉に端を発していることは間違いない。

私は彼らの態度に怒っているのではない。
気象予報とは科学だと思っているからである。

気象予報が科学的視点から行われているのなら、
極力、データに基づいた予想を伝えるべきだと強く思う。

自己判断で最悪の事態を想定する行為は、
データからは言えない過剰な考察であり、
科学としては認められるものではない。

百歩譲って、最も雪が降る可能性を伝えているのなら、
最も雪が降らない可能性も平等に伝えるべきである。

「気象予報士は只の資格で、科学者ではない」
と言われれば、それまでである・・・

しかし、そんな程度の資格なら、公共の電波で彼らの意見を聞く必要もなく、
気象庁の予報で十分であり、ニュースのスポーツ枠を1分程長くして、
本場所中は大相撲のニュースを長めにやってもらいたいものである。

仕切り直して、昨日ちょっぴり車に積もった雪が、今朝こんな風になっていた。
2013020701.JPG


フロントガラスに積もった雪が1枚の生地のようになり、
雨で上から溶け始め、ぐるぐる巻き込まれながら落ちて来たのであろう。
前から見るとこんな感じである。
2013020702.JPG

スノー・ロールケーキ!
そういえば、本ブログのタイトルであった。

2013年02月01日LKM博士
恥ずかしいのですが、私、出てます(日経ヘルス 3月号)

本日発売の日経ヘルス 3月号に、私、登場です。

時々、日経ヘルスさんからはインタビューを受けますので、
所属と名前で登場したことは何度もあるのですが、
今回はかなり本格的に登場です。
写真も、ドーンと載っています。

腸の専門家3人が語る!『腸のアンチエイジング』ってタイトルで、
実際に鼎談(ていだん)した内容がまとめられているのです。

鼎談とは、「三人が向かい合って話をすること」らしいです。
インターネットで調べると、
「古代中国の煮炊き器具「鼎(かなえ)」が3本足であることから、
こう呼ばれるようになった。」とありました。

「博士、いつも喋ることが面白いからこの企画に出て!」と頼まれ、
今一主旨も理解しないまま、著明な先生達とお話しした内容です。

メインテーマが、
『女と男の違いで分かった!もう間違えない!女のやせ型&若見え術』
ということですので、興味のある方は是非購入して鼎談記事を読んでみて下さい。

完成した雑誌を頂きましたが、
自分の写真が出ているのは何か照れくさいので、ちゃんと目を通していません。
なんか、変なポーズとってるし・・・(苦笑い)

2013年01月30日LKM博士
ドタバタ

最近、忙しい。

本日締切りの依頼原稿もあるのだが、ここ1ヶ月で3つもあり、訳が分からん状態。

畑も1月末で契約が切れるので、片付けなくてはならない。
今朝は、5時半に起きて、畑で大量に収穫してきた。
昨日原稿書きで遅かったのに。
巨大ハクサイ1個、ダイコン2本、ニンジン20本位、長ネギ30本位。
20130130.JPG


でもって、午後からスーツに着替え、都心に出て研究打合せ。

時間がない。

なのに、偉い先生から電話がかかってきて、
こういう日に限って、きっちりした論文原稿の中身について。
非常にありがたいが、時間がない。
対応してファックスとメール。

終わったら、研究機器代理店から電話がかかってきて、
見積りがどうのこうのと・・・。
関連する共同研究先に連絡して、その点を確認。

「もうええわ」と、ろくに見直しもせず、エイッと原稿を出版社に送付し、
気が付くと、もう出発せなアカン時間。

Sumoyogurutの抽選もしなくてはならない。
他にも書ききれない程色々ある。

泣きそうである。

いや、私の車には30本の収穫した長ネギが入っていて、
勝手に涙が出て来るほど強烈な成分を発している。

泣いてしまうだろう。

2013年01月28日LKM博士
春の準備

大相撲初場所は昨日終わりました。
つまり、1年間で最も寒い季節の終了を意味します(私の中では)。

これからは春に向かってまっしぐら!
のはずですが、今朝も雪でした。

しかし、私の育てている梅の盆栽は、咲く準備が整いつつあるようです。
固いつぼみがはちきれそうになり、
中から白い花びらが見えてきました。
20130128.png


極寒の中、植物体内ではどのように開花の引き金が引かれ、
準備が進むのか不思議です。
葉が無いので、じっと眠っているように見えるのですがね・・・。
(基本的なことかもしれませんが植物は専門外なので知りません。)

初場所が終わったばかりですが、もう春場所の準備が始まります。
春場所用の幟の手配も今週中に終わらせる予定。
春はどの関取に出すかな~、春日野部屋さんと相談だ。

また我々の本業でも、春は学会が多い季節。
研究に携わっている多くの人も、その準備が本格化する季節です。

私は今年度中に投稿すると決めている論文もあります。
まあ、大変やけど頑張りますわ。

2013年01月25日LKM博士
干し柿 love

私は干し柿が好きだ!

食感がたまらない。
基本、甘いものは好きではなく、干し柿の甘さは尋常ではないが、何故か美味い。
おそらく幼少の時に覚えた味なのであろう。

何故、食べられない渋柿が、干すだけであんなに美味くなるのか理解できない。
いや、一応農学部出身、理屈は知っている。

記憶は少々怪しいが、渋みの原因であるタンニンが関与しているおり、
干す前は、噛むと細胞が破壊されそのタンニンが流れ出て来るのに対し、
干した後は、細胞が凝固し、タンニンが流れ出てこないからということ。
理解できないのは、その豹変ぶりにである。

その大好きな干し柿。
私の住んでいる周辺では値段が高い気がする。
スーパーでも1個100円位はする。高いのだと個包装され150円以上。
高級品しかないのかこっちは?

だが、正月に帰った奈良では安かった。
8個入り300円。
しかもその場での味見で丸ごと1個サービス。
20130125.JPG


安いけど、かなり良い出来栄え、美味い!!!

さすが奈良県。
カキ収穫量:全国2位
カキ作付面積:全国3位
ハウス柿:シェア70%

2袋購入し、論文書いていて疲れた時に食べているが、
とうとう残り1つになってもうた。

勝手に奈良県観光大使より

2013年01月15日LKM博士
本来の職場で始動 2013

先週は平日の5日中4日は外出。
唯一こちらに居た日も午後は重い来客でした。

4回も東京メトロ丸の内線を利用し、都心の中の都心での仕事が多かったです。

初講演もやりました。
初会議もやりました。

というわけで、実質的には今日からが本来の職場、研究所での仕事のスタートです。

その証拠に、研究員居室の大相撲カレンダーが表紙の格好良い土俵入りの白鵬のまま。
肩から背中の筋肉(僧帽筋)が凄いですね!
20130115.JPG

この部屋に私を含めて8人いるのですが、未だ、表紙がめくられていません。
おそらく、皆さん、私の許可なくビリビリっと破りめくる行為に、
多少のリスクを感じているのでしょう。

ヘビーな研究プロジェクトが4つ程動いておりますので今年も大変です。
スタートしそうなのも合わせると、もっと数は増えます。
依頼されている原稿も、1月中に締切が来るものが2つ。

あー、しんどー。
でも、しんどい分、実りある一年にするつもり。

さて、カレンダーをめくってスタートです。

2013年01月10日LKM博士
発表! 2012年 年間ウンコ回数 の続き

昨日のブログ(参照ブログ:発表! 2012年 年間ウンコ回数)を
読まれていない方は、先にそちらを読んで下さい。

気持ちの良い数字に満足していて、昨年の回数のことしか頭にありませんでした。
しかし、測定し始めて4年目が終わったわけですから、
過去の3年間の回数とも比べなくてはなりません。

2009年 509回
2010年 533回
2011年 508回
2012年 500回

なーるほど。
500前半であることは間違いないですね。

4年間で総回数2,050回
総日数 1,461日
1日平均 1.403回

意外と少ない?

仮に、ウンコ重量が150 g(私のウンコは大体これ位のはず)としたら、
4年間で307,500 g = 307.5 kg

もし、その度に、お尻をトイレットペーパーで30 cm×3回拭いていたとしたら、
4年間で184,500 cm = 1,845 m = 1.845 km

凄いのか凄くないのかわかりません。
何故なら、比較するデータがないから。

こうやって4年分並べると、500回は切りたくないという不思議な気分になります。
さて、今年もLKM512にちなんで、512回を夢見て頑張ります。

2013年1月10日 8:00 現在
ブログ執筆中に今年15回目のウンコを排出。
順調なペースであることが過去のデータからわかる。

2013年01月09日LKM博士
発表! 2012年 年間ウンコ回数

皆さん、今日は、待ちに待った年間ウンコ回数公開日です!
早速発表します!

ジャーーーーーーン、パンパカパーン
500回!!!!!!!!

ジャスト500回です。
奇跡です。
狙っても、こんなきれいな数値はでません。
いや~、ほんと、499回とかにならなくて良かった。
スパーンと拭く必要のないウンコが出た時のように気持ち良い数字です。
(名誉のために書いておくが、たとえそんなウンコが出ても一応拭くよ、私は。)

ちょっと経過を見てみましょう。
20130109.JPG
結構、月毎にばらついていますね。
これまでの経験では、月のウンコ回数は大体35回~45回の間に収まります。
しかし、今年は出入りが激しかったです。
1月のもたつきは、昨年末のウィルス性腸炎で服用した抗生物質が原因です。
腸内菌叢がおかしくなったためと思っています。
反対に、5月、8月、12月は多いですね。
これ、私が奈良の実家に帰る月です。
久しぶりに会う家族と調子に乗って暴飲暴食しているのが
回数を上げる要因の一つであると推測されます。

グラフにして初めて気付きました。

ウンコ回数発表ブログ執筆中にデータのグラフ化の重要性を再認識したところで、
本日は終わりたいと思います。

2013年01月07日LKM博士
勿体ない髭

職場に昨年最後に来た12/29の朝以来、
本日の1/7の朝まで髭を伸ばしていました。

髭を剃らないのはエコな行為です。
日本中の男性が朝、電気カミソリで髭を剃らなければ、
結構な電力消費が減ると思っています。

2011年にアメリカの学会に参加した時、
外国人軍団になめられないように伸ばした髭が気に入り、
伸ばしたくて仕方ないにも関わらず、念願かないません。

私が髭を剃る理由はただ一つ。
会社で入社した時に、髭は伸ばしてはいけないと人事部の方から言われたからです。
事実、剃り忘れの無精髭は別として、伸ばしている社員はおりません。
清潔第一の食品企業ですから、当然といえば当然です。

伸ばし始めて3日目、すなわち元日、汚い無精髭状態になりました。
元日から面倒で剃っていないと思われるのは良くないと考え、
鼻の下と頬を綺麗に剃りました(下はイメージ図)。

2013010701.JPG


これだけで、意図的に伸ばしているというのが他人に伝わります。

それから48時間後の1月3日。
風呂上りに眺めていると、何か汚らしい。

散々迷った挙句、
揉み上げから下、口髭までの間を剃れば、清潔感が出るような気がしました。
つまり、顎だけにするのです。
即実行。
8日目の昨日、それなりに納得できる髭面になっていました。

2013010702.JPG

触ると痛い短い髭ではなく、3~4 mm位は伸びて、触り心地も柔らか。
絨毯みたいです。
スーパー等でも、ふとガラスに映る髭面に満足する私。

勿体ないですが、今日から仕事なので今朝剃りました。

しかし、今年はアメリカの学会に招待されております。
多勢に無勢の中、喧嘩を売りに行かねばなりません。
(外国で話すという意味ではなく、
考え方が異なる集団に自分の学説を主張するという意味)

なめられてはいけません。
髭必須!!!!

ちゃんと上司の許可を得て、1週間前から髭準備に入る予定。

2013年01月04日LKM博士
まずは「申し訳ございません」

元旦のブログは見て頂けましたか?
大した内容ではありませんが、面白い野菜を掲載しましたので、
まだの方はどうぞ!
参照ブログ:明けまして、変ナスです!

さて、今年は謝罪から始めます。

ウンコ回数をカウントできるカレンダーを用意できなくて、
誠に申し訳ございません m(*- -*)mス・スイマセーン

昨年作ったこんなカレンダーですね。
参照ブログ:2012カレンダーに・・・

たくさんの方からお問い合わせを頂きましたが、
今年の弊社メイトーのカレンダーには、
昨年あったあのウンコマークがついていません。

あれは会社の公式カレンダーなので、
私が企画しているわけではありません。
本社企画系部署のメンバーの考えでデザインされるものなので、
ウンコ回数一つで、多くの方とLKM博士が繋がっているなんて
考えもしていないのでしょう。

「明るく楽しく便から健康を考えているメイトー」の象徴として、
年末年始の挨拶にも使えますので、
ウンコカウンターをわざわざ無くす必要は無いと思っておりましたが、
まあ、他のデザートを扱っている方からすれば邪魔ということもあるのでしょうかね。

それはそれで放って置いても、
LKM512ファン(=ウンコ健康意識が強い)の方が利用している通販関係で、
ちゃんと企画しておけば良かったと猛烈に反省しております。

「昨年1年間記録をつけたので、今年もつけたい」

「自分の体調が、排便ペースと関係あるような気がしてきた」

「風邪ひいて抗生物質飲んだら、おかしくなったのに気付いた」

「博士の結果と比べたい」

色々と感想ありがとうございました。

特に、私から強制的にウンコ回数を記録するように渡され、
結果的にウンコカウントにはまった皆様には本当に申し訳なく思っております。

「上司があれを欲しがっているので1つ欲しい」
と年末にわざわざ挨拶に来られた方もおられました。

私としましても、その記録を寄贈して頂いて、
(もちろん、少々お礼は返しますが)

日本人の排便状況データを数年間蓄積してデータ化しようという
崇高な目標がありましたので非常に残念です。

今年はご自分の卓上カレンダーでこっそりと続けて下さいな。

ともあれ、今年もよろしクソ!

2013年01月01日LKM博士
明けまして、変ナスです!

どうも、こんにちは。

私は喪中なので、おめでたい言葉は使いませんので悪しからず。

年明けは、昨年のセクスィーニンジン
参照ブログ:新年のご挨拶

に引き続き、
おかしな野菜でスタートしましょう。

変ナスです。
20130101.JPG

なんと、5本分がくっついているのです。
こんなの見たことありません。

これを1本にカウントするか5本にカウントするのか迷いましたが、
1本としました。

一富士、二鷹、三茄子

さて、このブログを頭に叩き込めば、
今夜は5連茄子の超縁起良し初夢が見られるかもね。

2012年12月26日LKM博士
2012年ありがとうございました!(2012年それなりに印象に残っているニュース)

弊社は今日が仕事納めです。

夏場が稼ぎ時のため、夏休みが少なめに設定されており、
年間総労働時間の都合で、年末休みは少々早いかもしれません。

私は仕事納めのはずの本日も午後から都心で研究打ち合わせで慌ただしく、
外部機関との仕事が山積みなので、もう少し頑張るつもりですが・・・。

ということで、2012年のブログは今日で最後です。

このブログは、板橋本部でチェックを受け、本部でアップロードされますので、
本部が休みになると私が書いても掲載されることはありません。

さて、この一年を振り返ると色々ありました。
それなりに印象に残っていることを、5つ位あげておきましょう。

①初めて市民講座を開催しました、しかも2回も!
1回目はポリアミン学会の後援で大宮ソニックシティ―で実施しました。
2回目はLKM512の日(5/12)に500人集めて、
ウッチー(内田恭子さん)をパネリストに迎えて!

参照ブログ:市民公開講座、大盛況でした!

2009年までは細々と一人でやっていた研究が、こんな大事になるとは・・・。
未だに実感がないというか、変な感じです。

②LKM512顆粒タイプ販売開始
「出張先でも摂取したい」や「手軽に摂取したい」という要望にお応えして、
5/12から販売を開始しました。

まだ、実質7ヶ月しか販売しておりませんが、順調に売り上げを伸ばしております。
根拠のない売り上げ目標を立てて、それに未達で慌てている方々はおりますが、
私の10年先を見据えた『研究と一体化した長期戦略』の視点から判断すれば極めて順調。
びっくりするような効果や感想をたくさん頂いております。
まだの方、数年後~10年後の自分や家族のために是非お試し下さい

メイトーオンラインショップ

私事ですが、先日、少々ノロウィルスっぽい症状になり慌てましたが、
これ朝晩1包ずつで、次の日には回復していました。

③大相撲本場所で幟(のぼり)を立てました!
これ、大事ですね
参照ブログ:2012年大相撲九州場所がはじまります

幟多し、歴史長し、といえども、キャラ付はこれが初めてだそうです。
おそらく、来年は真似をする輩が出てきそうですが。
春日野部屋講演会にも正式に入り、力士に少しずつ腸内環境の大切さを伝授中。

④研究論文、11ヶ月間アクセプトなし。
しんどいですね。思い出せば、今年の1月は、

Scientific Reports
プレスリリースはこちら 

PLoS One 
参照ブログ:先日の論文を解説します!(漢方薬活性型ビフィズス菌)①
参照ブログ:先日の論文を解説します!(漢方薬活性型ビフィズス菌)②
参照ブログ:先日の論文を解説します!(漢方薬活性型ビフィズス菌)③
と立て続けに研究成果が論文化されたのですが、それ以来不発です。
まあ、昔から隔年で論文化できておりますので、来年は期待できるでしょう。

⑤(まだブログにできていませんが)ハンミョウの幼虫吊り上げに成功!
虫ブログ関係で皆さんあまり興味がないでしょうが、これは凄いことなんです。
3年間かかりました。
只、しっかりしたブログにしたいので、まとまった時間がないと書けません。
いつになるやら。

どれも印象深く、番号は順位ではありません。
企業人としては③、⑤、④、①、②って書けないでしょう(笑)
(。o・~)あっ!!

番外編
☆栃煌山、優勝決定戦で旭天鵬に敗れ優勝逃す。
この時は大変でした。
私もSumoyogurtの件でスポーツ新聞から取材受けて掲載されましたからね。
その記事コピーを載せたいのですが、著作権やら何チャラであかんということです。

☆生研センターの委託研究『S』評価
頑張りました。無事終わりました。
私に研究費を出して頂けたことを、心から感謝しております。
でも、4月から研究費が激減して貧乏です。

☆新規実験スタート
詳細は秘密ですが興味を持って楽しくやっております。

☆新メンバー加わる
助手A、パートおばちゃんAyano、インターンシップU君が加わりました。
パワハラはやっておりませんが、フィーハラは少々あるかもしれません。
フィーハラがわからない方は、是非このブログを!

参照ブログ:ウン小話25

☆連続ブログ掲載記録更新中
どれだけ続いているのやらわかりませんが、
今年もウィークデーは1日も休まず書き続けました。

では、良いお年を!

2012年12月25日LKM博士
2012年排便回数中間報告4(いよいよ終盤です)

12月7日の報告で、今年は512回という目標達成は絶望的だと報告しました。
(参照ブログ:2012年排便回数中間報告3

目標を失いかけた私ですが、
1年間かけてバカバカしいことを承知でやっている企画、
消化試合の様に扱う訳にはいきません。

やっぱり気になります。
今年も早いもので残り1週間ということで、再び集計してみました。
24日終了時点で490回。

今月は24日間で既に39回の排便を記録しています。
1.625回/dayとハイペースです。
食い過ぎ???

1.5回でも1.6回でも変わらないと思ったあなた、
0.1ポイント増加すると、年間36~7回程増えるんですよ。

大きいのです。
このペースを意識しないで、年間ウンコ回数は語れません。

12/24終了時点までを整理すると359日間で490回。
このペースを維持すると、490÷359×366日 = 年間499.5543回。
何となく突破しておきたい500回が見えてきました。

先日、吐くまで飲まなければ、最低でも1回分は稼げていたでしょうから、
500回が安泰だったかもしれません。
(参照ブログ:ピッチャーの中身は

もちろん、戻してしまった分がウンコになっていたという計算です。

さて、最終的に何回になるのか?
自然体で臨みたいと思います。

2012年12月20日LKM博士
見慣れぬものが揚がっている

ここ協同乳業㈱東京工場・研究所の敷地内には
旗を揚げる立派なポールが3本あります。

先日、設置した巨大看板を紹介しましたが、
東京牛乳の看板の後ろ側にそれが写っています。

参照ブログ:巨大看板完成!

通常、揚がっている旗は以下の3つ。
・メイトーマーク(会社の旗)
・日本国旗
・緑十字(安全と衛生を意味する)

しかし、私には揚げたい大きな旗があります。
そこで、看板同様に工場長を巻き込んで相談。
安全性やアピール度を考えて、それなりに議論。
で、またもや勢いで試しにこのポールに揚げてみようとなりました。
20121220.JPG


皆さん、何を揚げたかおわかりですか?
まだ、横軸を支えるものがありませんので、綺麗に掲揚できませんが、
このブログの読者ならわかりますよね!
ちょうど1ヶ月前は福岡国際センターにあったものです。

本場所より非常に高い位置になります。

まだ幾つか解決せねばならない問題はありますが、
初場所開催中はメイトーマークを
栃煌山関&栃ノ心関の両幟が囲んでいるかもしれません。

2012年12月19日LKM博士
ピッチャーの中身は

昨日は職場、すなわち研究所全体の忘年会でした。
で、当然、飲み放題なのですが、初体験のものがありました。

ビールってピッチャーで出てきますよね。
ピッチャーとは、あの2~3L位入る容器です。
英語でpitcherと書き(野球のピッチャーと同じスペル)、
リーダーズ英和辞典では「水差し、取っ手と口が付いたもの」とあります。
最初は泡ばかりが入るのに、先ず目上の方に注がねばならず、苦労するあれです。

ビールは良いんです。
しかし、その店、飲み放題の焼酎がピッチャーで出て来るのです。
芋焼酎「黒霧島」が勝手に水割りされてピッチャーで。

日本酒がびっくりする程不味かったので、ガンガン飲んでしまいました。

なんとなく飽きて、隣のテーブルに移ると、
そのテーブルにはウーロン茶がピッチャーに入っているではないですか。
「なに、こんなの飲んでるねん」
と怒ると、「まあ飲んでみな」ということ。

飲んでびっくり、中身はウィスキーです (◎。◎)!
濃厚ウィスキー水割りのピッチャーです。

おかしくないですか?

で、これを使って「カンパーイ □\(^_^」みたいなことを繰り返し、やられました。
久しぶりに吐いてしまいました。
39歳にして、学生のような吐きっぷり!
朝一番の情報でも、吐いた勇者は3名はいるようです。
もう少し増えることでしょう。

それにしても、吐く時は、何故、あんなに便器を綺麗に感じるのだろうか?
皆がウンコしている便器に、しがみつき、顔を近づけゲロゲロですからね。

2012年12月18日LKM博士
巨大看板完成!

LKM512を東京都西多摩郡日の出町の皆様、
および通勤で敷地の前の道路を通る皆様にアピールするため、
東京工場・研究所の敷地の正門に巨大な看板を立ててしまいました!

2012121801.JPG
高さ2.3 m×横幅 5.0 mの大きさです。
でかいです。
東京工場長を含む工場メンバーも巻き込んで、勢いでやってしまいました。

少し遠くから見るとこんな感じです。

2012121802.JPG


反対側には東京牛乳の看板も!

2012121803.JPG


両看板が、横綱土俵入りの露払いと太刀持ちの様な位置および角度に設置されています。

ちなみにLKM512看板の向こうに見えている建物は研究所。
東京牛乳看板の向こう側に見える建物が東京工場です。

看板を眺めているとウンコがブリブリ出る御利益があるかもね。
今朝の撮影直後に強烈な便意が生じ、しかも快便でした。

2012年12月17日LKM博士
祝4周年(初志貫徹)

一昨日、12月15日は、このブログとホームページの開設4周年記念でした!
☆~(^-゜)v

こんなに続けるとは、我ながら天晴です。
毎日書くのは結構しんどいんですよねー。

日にち確認のために初回のブログを読んでみました。
既に750回は超えておりますが、これが第1回目のブログです。
「まずはご挨拶」

感想としては一言、「初々しい!」
しかし、初々しい中にも、それなりの負けん気の強さが少々にじみ出ていて、
良いじゃないですか!

何よりも、現在もこのままの気持ちであることに、自分で驚いています。

初志貫徹
(初めに思い立った願望や志をくじけずに最後まで貫き通すこと)

読者に付けられたニックネーム『ウンコ博士』の名を汚さぬよう、
初志貫徹の精神で、
ウンコ科学ネタ大好き読者の皆様のために、
5年目もウンコなブログを書き続けます。

2012年12月11日LKM博士の勝手にベストセレクション
ウン呼称

私は仕事でウンコを意味する単語をかなりの頻度で使用する。

ウンチ
ウンコ
大便
糞便
大腸内容物

適当に使い分けている。
ウンチやウンコは一般人相手、あるいは気軽なものとして扱いたい時に使う。
ウンチとウンコの差は明確ではないが、ウンチの方がより柔らかい表現と考えている。
つまり、いきなりウンコと言うよりウンチと言う方が相手の警戒心が低下する。

私は一般人の方を対象にした講演では、専らウンコを使用する。
但し、一発目のウンコで反応が微妙、すなわち敬遠気味、の場合、
急遽、ウンチに切り替え乗り切る。
しかし、それに気付いた知り合いには「不甲斐ない」などと指摘され、
講演後、プライドが傷ついたような悔しい思いをすることがある。

大便や糞便は正式な場に使う。
大便と糞便の差も明確ではないが、正式文書では糞便の方が圧倒的に使用頻度が高い。
学会や論文でも専ら皆さん糞便派。
糞便は科学的表現で大便はそうではないのであろうか?
大便はウンコの丁寧語の域を脱していないのかもしれない。
つまり、口語的使用頻度が高く、俗語といえるのではないかと思えてきた。
事実、医者は患者に対し、糞便ではなく大便で接しているような気がする。
「大便を検査します」
しかし学会ではそのデータを糞便という単語を用いて表現する。

大腸内容物は科学論文の時に使うことがある。
しかし、正確には肛門を出た時点で大腸内容物ではなく糞便になるのであり、
大腸内環境のことを論じているとアピールしたいため使用すると思われる。
とはいえ、回収する直前まで大腸内容物であったわけで、問題ない気もする。

奥が深く混乱してきたので、今日はここまで。

2012年12月10日LKM博士
壮大な再建

2010年から興福寺境内に中金堂が再建されています。
約300年前に焼失して以来の本格的な再建になるようです。
(その間、仮中金堂はあったようですが、あくまでも仮です。)
今、奈良公園に行くと、超巨大なプレハブ小屋のようなものが建っており、
その中で再建されているようです。
20121210.JPG前回行った時に、漠然とデジカメ写真を撮っていたのですが、
よく見ると、2018年(平成30年)に完成予定です。
スタートが2010年なので、8年がかりの再建です。
また、60億円という費用が必要だそうです。
規模が違いますね。
壮大です。

瓦1枚1000円から歓進(寄付)できるそうなので、
興福寺の歴史に名前を刻みたい方はどうぞ。

この写真の手前下方の石がある部分は、
おそらく柱か何かが立っていた場所と思われます。

2018年までに、研究はどれ位進んでいるでしょうね?
私の計画は、興福寺中金堂の再建に負けない位、壮大でありますので、
再建と同じように、着実に計画通り進めたいものです。
とはいえ、45歳の自分は想像できませんが。
まだ、「ウンコ」とか言っているのだろうか・・・。

勝手に奈良県観光大使より

2012年12月07日LKM博士
2012年排便回数中間報告3

12月に入りましたので、現在の排便回数を確認してみました。

なんと、11月終了時点で、449回。
予想以上に数字が伸びていません。
データを分析してみると、
特に、10月、11月がそれぞれ36回、37回と全くの不振です。
外出が多くて、自在に排便できないことが多く、
ちょっと我慢して、まとめ出しをしてしまっているのでしょう。

これまでの回数を日数で割り366日をかけた予想年間総排便回数は、492回。
449回÷334日×366日(うるう年)=492

目標の年間ぴったり512回は絶望的な数字です。

毎年、512回を目指して、かなり緊張感がある年の瀬を過ごしていたのに、
今年はそれが出来そうにありません。

がっかりです。
つまらないです。
不甲斐ないです。
ウンコです。

でも、なんとなく500回は突破しておきたい気分です。

過去3年間の排便回数はこのブログでわかります。
(参照ブログ:どうなってる?(2012年年間排便回数中間報告)
ご参考まで。

2012年12月05日LKM博士
講演ロボット

先日、人前で話す仕事が多くて大変な旨をお伝えしました。
(参照ブログ:講演/講義多し。すぐそこでもやりまっせ

実は、講演依頼はもっとたくさんあり、
ある程度の人数が集まる時と指名があった場合にのみ私が対応しています。
(東京工場の見学だと、私がいる日は少々人数が少なくても対応できるのですが。)

では、他はどうしているのか?

実は、私を1号機として、2号機、3号機、4号機と講演ロボットを作製し、
相手や人数に合わせて対応しております。

2号機はサトシ君
私の講演を最も数多く聴いているので、忠実に再現された高性能ロボットです。
但し、自身にとって有益な場所でないと行かない特徴があります。

3号機はケイイチロウ事業部長
ちゃんと講演が出来ているのか心配です。
でも、講演後にLKM512顆粒スティックを求められるなど、実績はあります。
好きな言葉は『サイトカイン※1』だそうです。
あやしいー。
※1 免疫システムで細胞から分泌されるタンパク質系の情報伝達物質。
色々な種類があり、アレルギーや炎症も含むあらゆる免疫反応に関わる。

そして、4号機は本日出荷(デビュー)、ヒサシ特命部長です。
1~3号機とは異なり、
180 cm超えの巨大なボディーと重低音の音質(声)が特徴。
入念に武器(スライド)の整備はなされている様子でした。
この機の好きな言葉は『嫌気性菌※2』だそうです。
※2 酸素が存在する環境下では生きていけない細菌。
大腸の中には酸素がないので、腸内細菌の99.9%は嫌気性菌。
もちろんビフィズス菌も嫌気性菌。

あっ、0号機もありました。

社長です。
0号機は私の知らない場所で、かなりの頻度で操業していると聞いております。
非常に強い攻撃力を持っているのが特徴です。
機動力も凄く、日本全国至る所に出現するようです。

1号機が在室しているにも関わらず、研究所内で0号機が操業、なんてこともあります。
0号機が爆撃した土地に、数か月後に1号機が乗り込むというパターンも多いです。

また、現在、各支社でもロボット製造中です。

それぞれがオリジナルのネタを話し出すと面白いと思っています。
いずれ、何号機か選んでもらう、指名制になるかもね。

2012年12月04日LKM博士
乳酸菌学会秋季セミナーの心残り

先週の金曜日、乳酸菌学会秋季セミナーで講演をしてきた。
他の方の講演も面白く有意義な時間を過ごせたが、心残りが一点ある。

光岡知足先生に挨拶できなかったことである。

腸内細菌の研究を実施されている方なら、誰でもご存知、
腸内細菌学のパイオニアであり、腸内細菌の分離・培養・分類・腸内細菌と健康との関係についての研究を世界に先駆けて行われた偉大な先生である。
光岡先生は、私の師匠でこのブログにも何度か登場して頂いている辨野義己先生の師匠であり、私は光岡先生の孫弟子に当たる。

1998年に私が辨野先生の指導で腸内細菌の研究を始めた時は、
光岡先生の本や論文を必死で読み、
辨野先生からは、光岡先生の偉大さを直接聞かされたものである。
ところが、2000年代前半、辨野先生が分子生物学的手法を取り入れたのをきっかけに、
少々研究に対するアプローチというか考え方のずれがあったようで、
大師匠と師匠は冷戦状態に、いや戦争状態(???)・・・。

私はとばっちりを受ける形で、学会会場で挨拶しても光岡先生に怒られる始末。
「触らぬ神に祟りなし」の心境で(まさにこの分野では神ですから)私は距離を置き、
少々悲しい気持ちと、いつか見返してやろうという気持ちの両方があった。

その先生が、突如、私の講演前に会場に現れたのである。
私の後に講演される東大の平山先生(平山先生も別系統の孫弟子)に声を掛けに演者がいる席へと近づいて来られた。
謎のオーラをまといながら。
目が合ったので軽く目礼をしたが、言葉は交わさず。

ただ、私の論文が科学ジャーナルに掲載される度に、
別刷り(論文を印刷したもの)を送って欲しいとお葉書を頂戴していた経緯があるので、
(今でも葉書は全て保存している。なにしろ"世界の光岡"からの直手紙であるから。)
発表後、10年ぶりに挨拶に伺おうと決意。

私自身も10年前とは違い、色々やってきた自負もある。
40年前に光岡先生が立てた腸内細菌の代謝産物が生体に与える影響の仮説、
誰も手を付けなかった代謝産物の分野に真っ向から立ち向かっているのはこの私だけだ。
率直な批評がもらいたい。

講演後の休憩時間、色々な質問に対応後、光岡先生を探したが見当たらない。
周囲の人に聞くと、「たぶん、もう帰られました」。

平山先生と私の講演だけを聴きにご来場されたようである。

何かうれしいが、講演前に話かければよかった。
半径2 m以内の距離だったのに・・・。
只々、後悔している。

もしかしたら平山先生の講演だけを聴きに来られた可能性もあるが、
その場合、このブログが台無しになるので、それは考えない。

2012年12月03日LKM博士
師走に突入しました

私の意思に反して(当たり前)、もう師走に突入です。
最終週が大掃除やら、年末休み突入で使えないとなると、
実質今年の仕事日は残りたった15日。
土日頑張ったとしても残り20日前後です。

やり終えたいことは多々あるのですが、全部終えるには厳しい現状。
このまま終わると、とても気持ち悪い心境での年越しになります。
いや、意識の問題で、通常の月替わりと思えば問題ないのか?

優先順位をつけて少しでも片付けたいです。
じっくり腰を下ろさないとできない仕事が多いので、
外出しなければならない仕事は断るよう努力しています。
忘年会も2つ程、お断りしました。

とはいえ、既にスケジュールには6度の外出が・・・。
断れない7つ目が、今日の午後には登場しそうな予感も。

そして、年間排便回数も佳境に入ります。
一体、現在何回なのか?
私もわかっていません。
今週中に発表します。

乞うご期待!

いや、誰も期待してないか・・・。

2012年11月30日LKM博士
遅れてすいません


大勢の皆様へ

色々遅れてすいません。
何が原因ととても断定できる状態ではありせんが、完全にキャパオーバーです。

まずは、Sumoyogurtをご応募下さった皆様、抽選が遅くなり申し訳ございません。
リスト化まではしているのですが、
大相撲特別枠がありますので、すんなりとは抽選できません。
来週中になんとかしますので、もうしばらくお待ち下さい。

次は、共同研究をしている皆様(おそらく20名位)、
論文執筆が進まなくてすいません。

実は複数の研究枠組みのものが同時進行で、現在3報程抱えており遅れております。
いずれも骨子はできておりますが、まだ私が納得できる仕上がりになっていないのです。

レビュー依頼のあったジャーナルの編集部の方、
審査結果を提出するのが遅れて申し訳ございません。
日本語わからんかな。アイム ソーリー。

畑の野菜たち
霜が降り始めているのは十分承知しております。
11月は土日にイベントが多く、じっくり畑作業ができないんです。
(余るのでプレゼント用に収穫しても、それを研究所内で連絡するのを忘れる状況です)

社内研修事務局の方
あのー、今日が締切ってわかっておりますが、課題をまだやっておりませんので、
出せませーん。

今日は乳酸菌学会のセミナー
私も講演者なので、上に書いたことは、全て本日は進展しませんので、悪しからず。
あかん、あかん、遅刻や、さっさと行こう。

最後は完全開き直りやーっ

2012年11月29日LKM博士
中華の食い放題

昨日、LKM512に関わりが深いメンバー相手に、研究経過の報告会を開催しました。
その後はもちろん懇親会になるのですが、
今回は助手Kが幹事をする当番で、
立川で中華(四川料理)の飲み・食い放題の店でした。

助手Kは、以前に幹事の時も、新橋で中華(四川料理)の飲み食い放題だったので、
相当、四川料理が好きなのでしょう。

私は辛い四川料理を食べると、次の日、ホット下痢(※)になるので、
食べ放題にしてまで食べたくないのですが、
助手Kはいつも下痢なので、問題ないのでしょう。
※唐辛子を大量に含んで排便時に肛門がヒリヒリする下痢気味ウンコあるいは下痢
(もちろん私の造語)

さて、この中華屋さん、皿がでかいのです。
40 cm位の皿だったでしょうか 
エビチリって頼んだら、その巨大皿に山盛り(◎。◎)!
たぶん、体長10cm級のエビ40~50匹は犠牲になっていますね、あれは。

唐揚げって注文したら、その皿に山盛り。
たぶん、鶏2羽は犠牲になっていますね、あれは。

サラダはさらに大きな皿に山盛り。
たぶん、レタス1玉は入っていますね、いやー小さいのなら2玉かも、あれは。

12名で行ったので、
たくさんの種類の料理を少しずつ食べようと楽しみにしていたのですが断念。
12名もいるのに、一皿ずつ、最後は誰かに無理矢理すすめて片付ける始末です。

私「この炒め物、最後食べてしまえ。」
助手K「・・・」(心の声「無理ですって・・・」、たぶん)

いやー、苦しかった。
結局、私が好きな春巻きや麻婆豆腐すら頼むことができませんでした。
食い放題メニューは確か60種類位あったのに。
大好きなピータンは普通のサイズだったので2皿食べましたが...。

あまりの量に驚いて、デジカメ撮影を忘れたのは不覚でした。
写真がないグルメブログは最悪ですね。
代わりに、ホット下痢の写真なら掲載できますが・・・( ̄ー+ ̄)

2012年11月27日LKM博士
秋ですねー

ここ、協同乳業の東京工場と研究所のある敷地内は、
紅葉も終わりに近づき、葉っぱがヒラヒラと散り続けています。

いやー、秋ですね。
20121127.JPG
敷地内の様子です。
向こうの方のイチョウは完全に散っていますね。
都心から来られたお客様の話では、まだ都心のイチョウは緑のものがあるそうです。

それにしても、同じ東京とは思えん。

仕事を終えて帰ろうとすると、
車の窓ガラスがカチカチに凍るシーズンは
もうそこまで来ています。

2012年11月26日LKM博士
開店前

昨日のイオンモール日の出での講演イベントににご来場頂きました皆様、
誠にありがとうございました m(μ_μ)m

楽しんで頂けたか不安ですが、
私自身の講演の採点は、午前の部70点、午後の部80点でしょうかね。
午後の方が点数が高いのは、午前の部で少々早口になったことを反省し、
スライド枚数を2枚減らして、ゆっくり話すことができたからです。

1日に2回、合計2時間というのは初めてでしたので、
少々疲れました。

さて、昨日、我々のイオンモール入りは8時過ぎでした。
講演自体は11時からなのですが、イオンモール自体が9時開店ということで、
必要な荷物の持ち込みは、開店前に終わらせろということ。

職場から近いので何度も来たことがありましが、
従業員用入口から入ったのはもちろん初めてです。
セキュリティーが結構厳しく驚きました。

それにしても、客がいないイオンモールの専門店街は新鮮でした。
品の良いBGMが小音量で流れているだけです。
各店舗の中には準備をしている人がいるのでしょうが、
殆ど気配を感じません。

土日はかなりの人が歩いている通路に立っているのは我々だけ。
空気が止まっている感じです。
1階のレストラン街から良い香りが漂ってきます。
お店に並んでいるもの全てが自分のもののような感覚に陥りました。

私は、もちろん、贅沢に便所を一人で占拠し、
ウォッシュレットをエンジョイさせて頂きました。

研究所から荷物を運び出している時点で
かなり強い便意に襲われていましたが、
開店前便所でじっくり排便しようと我慢した甲斐があったというものです。

2012年11月21日LKM博士
講演/講義多し。すぐそこでもやりまっせ(日の出イオンホール)

最近、講演/講義が多いのです。
11月は7日、13日、15日、21日、25日(午前、午後)、30日かな。

時間は30分間から90分間まで色々。
相手も、一般の方々から大学生・大学院生、そしてプロの研究者まで。

従って、相手や時間に合わせて、さらに前回の反省を活かして、
毎回スライドを修正するので結構大変です。
これまで一度も同じスライドで実施したことはありません。

教科書的には、プレゼンはできるだけ早く準備した方が良いわけですが、
私は、当日の朝に自宅で、或いは講演直前に会場で1時間から1.5時間で仕上げます。
余裕を持って準備すると、のんびりして時間を無駄にしてしまうからです。
半日プレゼンのスライド作っていた、なんていう経験ありませんか?
今日の大学での講演も、これから準備しまーす。

さて、お知らせです。
3連休の最後の日(11/25)、11:00~、14:00~
ここ東京工場/研究所から徒歩6、7分の日の出イオンモールで講演します!
日の出町社会福祉協議会の後援のもと実施致します。
20121121.JPG
詳細はこちらをご覧ください→イベント情報
先着100名様ですから、お早めに。

この私の顔つきポスターに客寄せ効果があるとは思えませんが、
このポスターが、日の出イオンモールの色々な場所で、
「特命戦隊ゴーバスターズショー」のポスターの横に並んで掲示されていたのは
笑ってしまいました。

2012年11月20日LKM博士
超苦戦、酒も飲めない

投稿中の論文が受理されないんです。

こんなことは研究している人にとっては日常茶飯事ですが、
今回のものは「いける!」と自信満々で仕上げた作品なので、
これが拒絶されることは精神的に苦しいです。

科学論文の投稿は、大概、少し背伸びしたレベルのジャーナルに投稿します。
少なくとも私や私の周囲の人は。
そこで拒絶されますと、少しずつレベルを落として次のジャーナルに投稿します。
審査まで進むと、審査員からもコメントがもらえますので、
その論文の問題点がわかり、さらに修正しますので内容も整えられて来ます。
大体、3回目の投稿先では受理されるのが私のこれまでのパターンです。
(もちろん、一発で受理されたこともありますよ!)

ところが今回のものは4誌目も撃沈 (┘-└、)
「おはようんこ!」と毎朝元気に呟いているものの、
講演では明るく楽しくウンコな話をしているものの、
机に戻って一人になると、でかい溜息をつきたくなる心境であります。
今では、執筆中は軽視していた致命的な弱点も指摘されまくり、
その論文に対し、完全に自信がなくなっております。

話は変わりますが、2回目のジャーナルの審査中(受理を確信していた頃)、
秋田出身の後輩が、美味しい日本酒を帰郷時に入手して持って来てくれました。
前から頼んでいたものです。
20121120.jpg

"秀よし"の大吟醸原酒 『十九代目 松右衛門』
そう簡単には手に入らないお酒だそうです。

受理されると思い込んでいた私は、論文受理の祝いに飲もうと決断。
しかし、あれから3ヶ月、落ちる、落ちる、落ちる、琴欧洲級の3連敗。
まだ、研究室の棚に保存してあります。
眼に入ると気が散るので、簡単には見えない低い場所に置いてあります。
飲みたいので、頑張るしかありません。
しかし、前途多難・・・。

2012年11月15日LKM博士
驚愕のアメリカンお菓子

アメリカ在住の共同研究者Ryokoさんが、

『アメリカ人はこんなお菓子を食べている』シリーズ第一弾
と題して、現地のお菓子を贈って来てくれました。


201211152.JPG凄いです。
カラフル ( Д )゚ ゚
激甘 m)゚O゚'(m ヒャ~

この手前のCandy Cornというお菓子は凄いです。
コーンのつもりでしょうが、歯みたいな形です。
「柔らかロウソク砂糖」と表現すればよいでしょうか。

一粒で十分。
アメリカンお菓子の凄さは、よーくわかりました。

研究室の居室に置いてありますが、いつ無くなることやら・・・。

左のLip Popsというお菓子は、
裏側に美味しくないと思われる巨大な飴が付いています。
舐めていると、こんな口に見えるというネタを含んだ商品と思われます。
今度、助手Kに食べてもらって写真撮ってみましょう。

第二弾があるのだろうか...?

2012年11月12日LKM博士
便秘な感覚?

ばあちゃんの通夜では、最期の夜は賑やかにということで、
斎場で朝の4時まで飲んでいました。
20時過ぎから、ずっと飲み食い続けること約8時間。
つまみは、弔問に来て頂いた方々に出した寿司をメインに、
柿ピーやらを食べていました。
さすがに、朝はお腹いっぱい。

11時頃、その日一発目の軽い排便をおこなったのですが、
12時過ぎ、葬式中に再び便意が・・・。
肛門括約筋フル稼働で耐えました。
そして、火葬場に行ったり、待ち時間に再び飲み食いをしたりして、
結局、その日は忙しく悲しくてウンコをすることを忘れていました。

それからおかしくなりました。
次の日、全く便意をもよおしません。
更に昨日は畑作業をしていても、お腹が張るというか、
大腸、特に肋骨のちょい下側の横行結腸、が詰まっているような感覚で、
屈むと少々苦しく違和感があるのです。

食い過ぎ+糞詰まり

これが「便秘で腹が張り苦しい」という感覚なのか?
たぶんそうなのでしょう。
慌ててLKM512入りヨーグルトを大量摂取。

寝て起きて、本日正午の時点で、朝から3回排泄の大量です。
出勤時は我慢できなく、ウォッシュレットの無いコンビニで渋々排便する位(コンビニはウォッシュレット重視)、腸の蠕動運動が活発になってきました。
3日前に我慢した原因糞が排泄され、栓を抜いたような状態でどんどん出て来る感じです。
すっきり!

みなさん、ウンコは我慢しないようにしましょう。

2012年11月08日LKM博士
無題

昨日、ばあちゃんが他界しました。

1ヶ月半前に、脳梗塞で倒れるまでは、自分の事は自分できっちりして、
元気に家で暮らしていました。
倒れる前日には、栃煌山が白鵬に勝ったことを喜んでいたと聞いています。

3ヶ月前、夏休みに帰省した時、
私が持ち帰った多量のピーマンで煮つけを作ってくれたのが最後の料理だったかな。

「このヨーグルト食べると便通が良い。80超えてから骨密度も上がった」
と、フルーツを入れてLKM512ヨーグルトを喜んで食べてくれていました。

どれだけババ孝行ができたかわかりませんが、
大学進学で家を出るまで、18年間一緒に暮らしていましたので、
新幹線では、その頃のことを思い出してみようかと思います。

その前に会議があるので、まずはそれをきっちりやってから。

今日はそれだけですね。

2012年11月05日LKM博士
無酸素状態

今日は、我々にとっては当たり前、でも、あまり知られていないことを紹介。

「大腸の中は無酸素状態です」

ご存知でしたか?
一般の方の前で話すと、知っていたような、知らなかったような、
中途半端な反応や顔をされます。
少なくとも自分達にとっては「どうでもよい、関係ない」という反応です。
ですが、我々、腸内細菌の研究者にとっては大事なことです。

酸素が無い環境で棲息している腸内常在菌の殆どは、
酸素を嫌う(=酸素があったら生きていけない)菌なのです。
専門用語では、このような菌を嫌気性菌(ケンキセイキン)呼びます。

ですから、研究で生きた菌が必要な場合は、
排便直後にウンコが入った容器の中の酸素を極力抜いて輸送しなくてはなりません。
こうすれば、少々空気に触れても大丈夫な嫌気性菌は問題なく生きています。
ビフィズス菌もその一つです。

この酸素抜き、技術が進歩して、今では市販の脱酸素剤を使えば、
容器内の殆どの酸素は取り除くことができ、汎用されています。

しかし、このやり方では、本当に酸素に弱い菌は死んでしまうといわれています。
排便後、数分間は酸素に触れてしまうことと、
僅かに除去しきれない酸素が残っているためです。
未だに6~8割の腸内細菌は培養できない未知のもので、
これがその原因の一つでしょう。

これをクリアするためには、
嫌気状態の装置(嫌気チャンバー)にお尻を突っ込んで排便するしかないでしょうね。
誰もがわかっていて、おそらく技術的に可能でしょうが、
未だにこの方法でウンコを回収している人がいるという話は聞いたことがありません。
さすがに私でも、実験台での尻丸出し排便には抵抗がありますからね。

2012年11月01日LKM博士
日の出町産業まつりに出店します!

今週末、11/3(土)と11/4(日)にここ地元、
東京都西多摩郡日の出町で開催されます
「第24回日の出町産業まつり」に出店しまーす!

LKM512ヨーグルトをケース単位で、
かなり安い価格で販売しますので、是非、遊びに来て下さい。

昨年は売り切れてご迷惑をおかけましたので、今年は増量してお待ちしております。

私も両日共に参加しておりますので、
ヨーグルトやウンコに関連するご質問がある方は、遠慮なく声を掛けて下さい。

このブログを読んで来て頂いた方には、
今、私の手元に残っている、ちょっとしたLKM512グッズを差し上げます。

会場は日の出町民グランドです。

会場付近の多くのスペースが駐車場になりますので、
お車でのご来場でも大丈夫です。
(昨年の経験では、混雑していても少し待って頂ければ大丈夫でした)

我々以外にも100店舗以上の出店が予定されております。
天気も良さそうですし、是非、遊びに来て下さい。

2012年10月31日LKM博士
明日から必要なのか、ネクタイ

今日は10月31日。

ということは、「クールビズ」が終わる日です。
ということは、明日からネクタイをせねばなりません。

とても嫌です。
首の辺が気持ち悪くて、打合せしていても集中できないのですよ。
訪問先や打合せの相手にとって、好ましいことではないはずですが。

研究の世界では、そんなの気にしない方が多いのですが、
私は一応企業側の人間ですから、きっちりした服装で行かねばなりません。
いやいや、スーツなんて着ていない企業もたくさんあるのですがねー。

そもそも、私と打ち合わせをする方々の内のどれだけの方が、
私がネクタイを着用しないと不愉快に思うのでしょうか?

手帳を見ると、現時点で11月だけで6回もネクタイデーがあるじゃないですか。
間違いなく、この後増えるだろうし。
(普段の研究所での仕事の時は、普段着で通勤です)

嫌です。
嫌です。
嫌です。

食事しても、汁が飛んでシミになるので困ります。
特にラーメン。

あー、嫌です。

よーし、冬場の打ち合わせは、可能な限り私の職場に来てもらおう。

2012年10月29日LKM博士
怪現象 @新幹線京都駅

昨日、私用で日帰りで奈良に戻りました。
前日は職場の日帰り旅行で9時間位飲み続けておりましたので、
当然ながら少々二日酔いでしたが、早朝4時40分に起きて。
日曜日の早朝ですが、新幹線のぞみ博多行きは結構人が乗っています。
両窓側と3人席の通路側はほぼ埋まっているような感じです。

おにぎり食べて、ちょっと本を読むと睡魔に襲われましたので寝ました。
いつも通り、名古屋駅で目が覚めます。
ボーっとしていると直ぐに「間もなく、京都、京都です」と放送がなります。
いつもトンネルの中です。
このタイミングがかなり余裕のある時間帯で放送されるので、
それを聞いてすぐに出口に向かうと、3分間位、新幹線の中で立つことになります。
しかし、多くの人がこの放送直後に荷物を持ち立ち上がり、通路は人で埋まります。
「そんなに急いでも、まだ駅に着いてないから降りられへんけどなー」
いつも通路に立っているせっかちな人々を私は座ったまま、数分間観察しています。

さて、不思議なことが起ったのはこの時です。
私の横の人も京都で降りるようで立ち上がりました。
すぐ前の席の方も、座席のリクライニングを戻して立ち上がりました。
すると、その前も、その前の方もです。
「今日は結構京都で降りるんやなー。日曜やし観光かなー。」
さて、駅に着きました。
ぇ゙!?Σ(゚▽゚ノ)ノ
私は9列目の席だったのですが、私より前方の全員が降りるようです。
博多行きですし、いくらなんでも新大阪まで行く人が普通はいるだろうと思うのですが、
誰もいません。
ふと後方を見ると、12列目以降はたくさん人が座っています。
謎です。新幹線の半分が空っぽで、その後ろは7割ほど埋まっているのです。
見たことない光景です。
訳がわからないまま最後に降りました。

すると、黄色い帽子をかぶった修学旅行生が大量に乗り込んできました。
謎は解けました!

2012年10月24日LKM博士
部長の意地?

昨日ブログで書きましたように、社長にお借りした本を返し、
私のおすすめ本を渡しました(拝借した本)。
当然、少し本の内容の話題になりました。

すると、同席されていたLKM事業部(ビフィズス菌LKM512を事業化しようとしている部署)の
ケイイチロウ部長が何を血迷ったのか、
「貸して下さい。私も読みます。」

全員「エーーーーッ(爆笑)」
社長「ケイイチロウ君には無理と思うなー。これ結構専門的だし。」
部下達「やっぱり無理って返すのなしですよ。ちゃんと感想文書いて下さいよ。」
部長「・・・(ちょっと不安気)」

昨日、お客様相手に飲んでいて、お客様が帰られた直後の一幕です。

少々酔っぱらって、思わず言ってしまったのでしょうか?
部長として、話題に付いて行けないので、是非読んでやろうと思われたのでしょうか?
後者のような気がします。
部長の意地!

しかし、
今朝、鞄の中の本を見て、早速後悔されている姿が目に浮かびます。
今朝、通勤電車で少し読み始めて、既に諦めかけている姿も目に浮かびます。

ですから、応援ブログを書きました。
ウソ、冷かしです。

「部長、頑張って下さーい!」 ( ̄ー+ ̄)

若き日に、スーパーJOCKEY(昔、日曜昼にやっていたビートたけしが司会の番組)で
熱湯風呂に入ってカスタードプリンを宣伝した根性を見せて下さい!

2012年10月23日LKM博士
拝借した本

実は、昨日の本、『細胞の意思』は、社長の山崎に貸して頂いた本である。

いや、正しくは一方的に渡された本。
社長はLKM512の研究成果が大きく報道されたのをきっかけに、
(参照リリース:LKM512摂取による寿命伸長効果
生命科学に興味を持たれたようで、この1年間は、大量に本を読まれている。

社長との会話で得た情報では、
最初は、ヨーグルトや乳酸菌の本が中心だったようであるが、

次第に消化管や病気の本に進化し、
(本物のウンコ写真が載っている恐ろしい本も見せられたことがある。
誤解されたらいけないので書いておくが、
大腸の病気について書かかれている本である)

さらに、細胞や脳機能の本へとパワーアップし、
先日、飲み会では「宇宙だ、素粒子がどうのこうの」というお話であった。

ぶっ飛び過ぎ!!!!!!

生粋の文系人間の社長が、
かなり専門的なこの本を面白いと私に薦めて下さったわけであるから驚きである。
そして実際に研究を仕事としている私が面白く読めたのだから更に驚きである。

非常に楽しく読ませて頂いたが、一点、問題が・・・。
社長の本なので、印象に残った箇所に印がつけられないし、折ることもできない。
経験上、本は一度読むと二度目を読む可能性は非常に低い。
印をつけておかないと、そのページに二度と出会えないかもしれないのを危惧し、
気になった箇所が載っているページはガンガン折ってしまう癖がある私。

辛かった。

今日は社長に会うので、逆に私のお奨めの本を渡してみよう。
多田富雄著『免疫の意味論』(羊土社)
もう20年程前の本であり、少々専門的であるが、
免疫学の視点から自己と非自己に迫る哲学的な書でもある。

2012年10月22日LKM博士の勝手にベストセレクション
『細胞の意思 <自発性の源>を見つめる』読了

団まりな著 『細胞の意思 <自発性の源>を見つめる』(NHKブックス)を
読み終えた。

生命の最小単位である細胞。
我々は、なんとなく、「細胞は体の構成成分=物質」のように扱ってしまっているが、
細胞は状況を把握して、意思(のようなもの?)を持って行動(活動?)している
ということを、本書は熱く語っている。

著者のまえがきを拝借してこの本の内容を表現すると、
細胞を、人間や人間社会のドキュメンタリーのように、
細胞を個別に描写することを試みた内容で斬新である。

この、細胞の意思のようなものの存在を、
大食細胞(免疫系で異物を取り込んで消化する細胞)、
始原生殖細胞(生殖細胞の大元の細胞)および受精卵を題材に、
きっちりとした研究結果から論じられている。
(著者には「意思のようなもの」ではなく「意思」だと叱られそうであるが・・・)

大食細胞は私も昔、実験で扱ったことがあるが、シャーレの底に吸着する性質がある。
これが、細胞がシャーレを異物と認識し、
細胞内に取り込もうとしている行為であるとは思いもよらなかった。

もし、この本を実験前に読んでいたら
(実際は実験中止後の2008年初版なので無理なことであるが)、
細胞の気持ちを考えて実験し、結果は変わっていたかもしれない。
なんだか細胞を使った実験を再開したくなる本である。

とはいえ、ウンコ菌の研究中なので早速その研究にこの考え方を応用したい。
ウンコ菌は何がしたいのか、その意思を我々が意識するだけで、
これまでとは異なるアプローチが頭に浮かびそうでワクワクしてきた。

この本を読んでいる最中に、山中教授のiPS細胞がノーベル賞受賞のニュースが流れた。
おそらく、(細胞の)意思に反して初期化されたiPS細胞(多くは元皮膚細胞)は、
どのような気持ちで新たな細胞へと分化していくのか?
意思さえ初期化されるのか?
知りたいものである。

2012年10月19日LKM博士
ちゃんとやりました

月曜日に進んでいない査読の話をしました(終わらない査読)。

今週は月曜日から水曜日まで外出だったので、原稿は電車内で熟読しており、
あとは、審査コメントを作成する段階までは来ていたのですが、
なかなか英語で書くのはしんどい。
しかし、なんとか昨晩終えました。

昨日は研究所で研修があり、懇親会もあったのですが、
大好きなアルコールを我慢して、つまみだけ食べて、
(これは私にとっては凄いことです。)
午後8時頃から必死で審査コメントを作成し、
午後10時頃にジャーナルのWebを通してコメントを送り、やり遂げました。

なんと、責任感が強い俺!

いや、本当に責任感が強かったら、期限内にやり遂げるわな・・・

今朝、早速、編集部が著者宛に送った3名の審査員の審査結果が載ったメールがCCで届いていたので、私待ちだったことは明らかです。
他の審査員のコメントも読みながら自分のコメントも改めて読み、
慌てて書いたわりには、たぶん意味は通じる英語になっていたと思います。

このための時間を作ること、
そして給料をもらっている仕事でないことから気持ちを入れることが大変なのですが、
関連研究分野の他人の論文の審査は、やはり非常に勉強になりました。
まさにこれは、本業に直結する自己啓発です。

2012年10月15日LKM博士
終わらない査読

査読とは、科学ジャーナルに投稿された論文原稿を、
そのジャーナルに掲載する価値があるのかを同分野の専門家が審査することです。

投稿された論文原稿を読んで、
得られた成果が既存の知見と比較して新規性や整合性があるのか?
方法はその結果を導くために正しいのか?
結果から述べている考察は、自分勝手でなはいか?
などを判断しコメントします。

大体1つの論文原稿を2名から3名の審査員
(レビュアーあるいはレフリーと英語で呼ぶことの方が多い)が割り当てられ、
審査員の意見を編集部が総合的に判断して、
拒絶、受理、あるいは修正(大幅修正と簡単修正がある)と決断が下されます。

私の所には、月に2報位のペースで依頼が来るのですが、殆ど断っています。
時間のゆとりがなく、中途半端に審査するのは失礼だからです。

例えば、ビフィズス菌関連でも、詳しくない疾病に対する効果の論文だと断ります。
あと、腸内細菌関連論文の審査依頼も多いのですが、断ることが多いです。

野生のオオカミの糞便菌叢解析の論文の審査依頼が来たこともありました。
但し、その分野で専門家として扱われているわけですから、
それなりに名誉なことですし、非常に自分の勉強になるので、
年に3回位は引き受けています。

で、先日、ポリアミン関連の興味深い論文の審査の依頼があったので引き受けました。

しかし、やはり給料をもらってやっている仕事が優先になり時間がとれずに・・・。
気が付くと、私のウンコ色の脳ミソから抜け落ちた状態で、締切日を迎えていました。
申し訳ない m(_ _)m
編集部からも催促メールが届いています。

でも、英語なので怒りレベルが正確に認識できず、反省するものの慌てない私。

今週中にやろうと、移動中に読むために印刷したらA4に27枚もあり衝撃 (◎до;)エッ!!
20121015.JPG

自分の論文が審査されている時は、「早く審査しろよっ」と怒っているのにこの有様です。

自分が投稿した論文の審査でしっぺ返しがくることでしょう。
いや、もう来てるかも・・・。

2012年10月10日LKM博士
衣替えを遅らす行為

気温が下がってきました。
衣替えですね。

この国だけのような気もしますが、中高生の時は、
6月1日および10月1日から、それぞれ夏の制服および冬の制服に変わりました。
(現在、論文英訳中につき、ブログでもrespectivelyを文末に使う英文のような日本語になっておりますな。読み直して気付いて笑ってしまう。)

私の職場の作業着も基本的には10月1日からは長袖(冬服)に変わります。

でも、夏服って可哀そうではありませんか?

12ヶ月の内、6、7、8、9月の4か月間のみ、
つまり、3分の1しか使われないんですよ。
衣装なんて着てもらってなんぼの存在。

もし私が夏服なら、この勝手なルールはくやしいです。

ですから、この格差是正のために私は極力半袖(夏服)を着ます。

仮に半月半袖期間を伸すことができれば、
夏服:冬服=4:8が、4.5:7.5にできます。
2倍あった冬服期間が1.67倍にまで減ります。

仮に1ヶ月伸ばせば、夏服:冬服=5:7になり、
冬服期間が夏服期間の1.4倍にまで下がり、格差が減ります。

これを達成するのに気温を考慮した現実的な作戦は、
5月最後の10日間と10月の20日間を夏服にする方法です。

ということで、毎年、寒さの限界まで頑張ります。
多少風邪気味になっても頑張ります。

なぜ、そんなことをするのか?
繰り返しになりますが、半袖(夏服)が可哀そうだからです。

その意味不明な優しさを私達に向けてくれと部下達に言われそうですが...。

2012年10月03日LKM博士
3分間スピーチのために

職場では、毎月の朝礼(夕礼)の度に、2名ずつ、3分間スピーチをします。
何の話をしても構いません。

人前できっちり話ができるように、
また3分間で話題をまとめ上げる訓練の意味もあります。
各研究員の意外な趣味や過去などがわかり、それなりに面白いです。

これ、1年に1回程度しか回ってこないのですが、今月は私の順番です。
これまで3分間スピーチは何も苦痛ではありませんでした。
話したい内容は山のようにありました。
しかし、今は事情が違います。
毎日、LKM博士のブログを書いているので、ネタがないのです。

実は、ブログのネタって、ちょうど3分間で喋るには打ってつけの内容が多いのです。
例えば、昨日のキイロテントウの話も、①イントロ、②他のテントウムシの違い、
③彼らの食性、④うどんこ病とは、⑤畑での出会い、
と構成すれば3分間でちょうど喋れます。

これは公式ブログなので読んでいる所員も多いでしょうから、
このブログに書いたことは3分間スピーチには使えません。
いや、プライドがあり、使う訳にはいきません。

つまり、私は1週間に5つ、1ヶ月で20数個の持ちネタが無くなって行くのです (→.←)
大変でしょ(強く同意を求める)?

さて、どうしようか?

とはいえ、「ウン小話シリーズ」で3分間スピーチはできませんので、
ネタを選ぶ必要はあります。
ということで、本日用に書いたブログは3分間スピーチ用にキープしておき、
今日はそんな心の悩みを紹介するブログになりました。

2012年10月01日LKM博士
台風一過

台風一過で今朝は快晴。
ふと外を見るとこんなことに。
20121001.JPG


自転車のカバーがめくれ上がっているのは許容範囲です。
しかし、えーっ! (」゚□゚)」
100円ショップで買った手桶が自転車のホイールに刺さっています。

しかも、この手桶、行方不明になっていて探していたやつ。
外の水瓶でメダカやエビを飼っており、その水替えに使用していたのですが、
行方不明になっていました。
(風呂から出てきたわけではございません。)
強風で、軒下のごちゃごちゃの中から出てきたのでしょうか。
不思議です。
でもラッキーです。

畑の被害状況は不安でありますが(まだ確認していない)、
たまには台風も良いことするようです。

2012年09月26日LKM博士
大安まで待つ

結婚式等は大安、葬式は友引を避けるなど、日本には六曜を気にする風習があります。
科学的には何の根拠もないとわかっておりますが、私は縁起を担ぐタイプですから、
自分の結婚式などは気にした記憶があります。

しかし、論文の投稿は1日でも早い方が好ましく、そもそも投稿先はそんなの関係ない米国か英国が殆どのため、六曜もあってないものだろうと気にしていません。

ですが、投稿した論文が何度も拒絶されたら、頼りたい気分になってしまいます。
現在、3誌に拒絶され、非常に苦戦している論文があります
(それなりにレベルの高いジャーナルですが、それでも気持ちが萎えてきます)。

一昨日、Web上で投稿準備を進め、最後のボタン一つで投稿できる状態まで準備できました。
通常、「エイッ」とクリックするだけなのですが、その日は止めました。
カレンダーを見ると、9月24日「仏滅」。
「やめとこ、明日は大安やし。」

で、昨日、「エイッ」とやりかけたのですが、また止めました。
Web手続中に出てきた時間がアメリカ東海岸時間で、まだ9月24日 = 「仏滅」。
「やめとこ。」

で、先程投稿致しました。
現地時間で9月25日午後11時29分。
気にしていた割には、ギリギリ。
なんとかなってくれるでしょう。

まあ、日本時間では「大安」はとっくに終わり、9月26日の「赤口」ですが...。

2012年09月18日LKM博士
2012年 年間排便回数中間報告2

しばらくご無沙汰していた、皆さんお待ちかねの年回排便回数関連のブログです。

1~3月の集計で、昨年末にウィルス性腸炎に罹った時の抗生物質飲みまくりの影響で、
1月の排便回数が異常に少なく(33回)、2月、3月と徐々に回復してきているものの、
年間512回には程遠い回数であり、序盤でつまずいたと報告しました。

参照ブログ:どうなってる?(2012年年間排便回数中間報告)
3月終了時点で、今年の予測年間総回数を計算したところ(3ヶ月合計回数を日数で割り366日をかけた値)、438.4回という状態。

しかし、3月で月間40回に回復して以降は、例年を超えるペースになっており、
5月には月間50回を記録する状態に。

私が熱く、月間何回なんて語っても、読者の皆さんにはわからないでしょうから、
ここは研究者っぽく、グラフを作成してみました。
2012091803.jpg

黄色の棒グラフが、月間の排便回数。
明らかに増えてきているのがわかります。
青の線グラフは予測年間総回数。
どんどん増えてきて、6月終了時点で498.7回。
まだ8月までの集計はしておりませんが、目標の512回を視野に入れることができそうな数字になってきました。

2012年09月10日LKM博士
インド人に人気

何故だかよくわからないのですが、最近、インド人に人気の私。
街でインド人に声をかけられるという訳ではありません。
インド人から研究のコラボレーションのオファーが来るのです。
何だかよくわかりませんが、
Scientific Reportsに掲載された論文を読んだという方から。
先週だけで3つも。

その論文の内容解説はここから

NIH(National Institutes of Health, アメリカ国立衛生研究所)で修業して、
インドに戻って腸内菌叢の研究を始めたという准教授。

博士課程の生徒の面倒を見てくれという大学の先生。
一緒にグラント(研究助成金)を申し込んで研究しようと言ってくる(おそらく)助教。
皆さん、経歴や過去の業績を丁寧に添えて。

私の論文がインド国内の科学誌で紹介されたのでしょうかね?
謎です。
これまでも、時々、こういう話はありましたが、一国からこの頻度は異常です。

私はインド人には良いイメージを持っているので、
もし、現在、大学で研究しているなら前向きに考えることもあるでしょうが、
今の私には無理です。

丁寧に、私には企業に雇われている研究員で、企業の利益に繋がり難いテーマでの
コラボレーションは難しい立場にあるとお断りの返信をしています。

あーっ、インド人が作る本格カレーを汗かきながら食べたくなった!

2012年09月04日LKM博士
忘れてました、祝700回

ブログの回数640回あたりまでは管理していたのですが、
最近は、通勤中に構想を練り、朝にドタバタしながら書いていることが多く、
一体何回目なのやら、意識もしておりませんでした。
その結果、651と名前を付けている、
本来なら651回目から660回目のブログの原稿を収めているフォルダに、
60個程度のアップロード済みの原稿が溜まっています。

単純計算で、700回は軽く突破していたようです。

せっかくの700回記念はヨーグルトと顆粒タイプを
読者の中から7名様にプレゼントしようかと思っていたのに、それすらできません。
「今からでもしてよ」と言われそうですが、それはダメです。
700回をはるか10回程度も超えて、今更できません。

当然、スペシャルゲストにブログをお願いする予定でしたが、忘れていました。
スペシャルゲスト企画は、500回目も、600回目も抜けております。
(500回目は準備していたのですが、アクシデントがありまして中止)
800回記念には何か何でも、実現したいものです。

しーかし、問題があります。
このブログを読んだことがある比較的ジョークに寛容な社外の関係者の方々に、
「今度スペシャルゲストとして書いて下さい」って頼むのですが、
皆さん、答えは、
「頼まれるのはうれしいけど、あれに書くのはきついなー。あの世界観は独特過ぎるよ。
自分の研究を真面目に紹介したら、読者にバカ扱いされそうだし。」
と、なかなか執筆を引き受けてくれないんです。

気軽に引き受けてくれるのは、デッキーやシン君位しかいないのです。
デッキー、ロンドン留学に行った切りやけど、元気かな?
久しぶりにLKM博士ブログアーカイブズから、デッキーブログをお楽しみ下さい。
「消化管出口のはなし1」
「消化管出口のはなし2」
「消化管出口のはなし3」

2012年08月30日LKM博士
穴便

私は外出中に便意をもよおすことが多いので、公共(誰でも使える)のトイレの情報を結構把握している。

情報というのは、主としてこんなものが挙げられる。
①位置(今すぐ行けるか?)
②大便用便器数(施設利用者数に対する便器数)
③時間(時間帯によっては使えない場所もある。例えばデパート内)
④混み具合(②と類似項目であるが、これは経験的もの。日常のウンコ待ち列の長さ等)
⑤清潔さ
⑥ウォッシュレット有無
⑦トイレットペーパーの質

どれも重要であるが、緊急時であることを考慮すると、この順で優先されるべきであろう。
もちろん、自分のウンコタイマーと相談しなくてはならないわけで、
それによっては、⑤や⑥や⑦を優先することも多い。

基本的に、駅などの混雑する場所は、当然便所も混雑している。
朝のラッシュアワーは大変で、男便所では大便器に列を作って並んでいるのは、見慣れた光景である。

余談であるが、もし当事者になった時に余裕があるなら、
「この列に並んでいる全員が、ウンコが漏れそうで必死で耐えている」と考えると面白い。
意外と精神的に落ち着く効果もある。

そんな中、同じ駅構内でも、メインのトイレと異なる位置に、
意外と空いている小さめのトイレがあることが多い。
私はそれを穴便(あなべん)と呼んでいる。
「穴場の便所」の省略形であるが、決して他人には教えない。
自分だけの無形財産である。
ケチなのではない。
教えたら、穴便ではなくなるリスクがあるので、穴便保護の観点からである。
私の人生は、穴便により何度も救われている。
感謝 m(._.)m

2012年08月28日LKM博士
やっと抜きました!

ビフィズス菌LKM512がマウスの寿命を伸ばすことをまとめた論文が米科学誌PLoS Oneに掲載されて1年が経過しました。
ついこの前のようにも感じますし、遠い過去のようにも感じます。

プロバイオティクスでは世界初ということで、複数のテレビニュース、殆どの新聞に掲載されたこともあり、私の周囲は大騒ぎになりました。
調子に載って「LKM512顆粒タイプ」も作った1年でした→メイトーオンラインショップ(http://www.meitoonline.com/

インターネットでもこの話題が数多く紹介されたのですが、
我々のリリース以上に注目を浴びたのが共同研究していた京都大学のHP上での発表。
Googleで「LKM512」で検索すると、
「ビフィズス菌LKM512の寿命伸長効果を発見 ―京都大学―」
と上位に出てきます。
さすが、京大パワー(実験は殆ど俺がしたけどな・・・)。
直ぐに、この『LKM博士のブログ』は、検索結果の順位で抜かれてしまいました。
さらに、LKM512を楽天市場で取り扱うショップより下位になるという悲劇 (┬_┬)
このニュースが注目されているのは喜ばしいといえ、何か寂しい。

その後も雑誌等で記事になる度に皆さん検索して京大のHPを閲覧されるようで、順位は変わりません。
俺は毎日更新してるのに・・・くやしい (g>o<)g

そんなこんなで1年間経過。

20120828.png※画像をクリックすると拡大します

やっと『LKM博士のブログ』が京大の記事の順位を抜きました!
読者の皆さんのおかげです。
やはりウンコネタは読者のみなさんに支持されてるんや!
(得意のポジティブ・シンキング)

2012年08月22日LKM博士
せんとくん、クールビズ?

5月に奈良に講演に来た時、
近鉄奈良駅のせんとくんの立像が水色の涼しそうな衣装になっていたのに驚かされました。
そして、節電問題もありましたし、クールビズだと勝手に思い込んでいました。
そして、今回もちょっと覗いてみたのですが、やはり同じ服でした。
20120822.JPG


しかし、よく考えると、せんとくんの先の衣装は、
肩から布を巻いただけの半裸状態でした。
(参照ブログ:坂本竜馬もよいですが・・・

つまり、前の方がクールビズと言えるはずです。
実際は、スーパークールビズを遥か超越していますが...。

では、この服は一体何なのか?

調べたらわかりました。
官服姿だそうです。
つまり、奈良時代の官人装束です。
何か凛々しく感じたのは、そのせいだったのか。
確かに頭にもそれらしきものを被っています。

今年は、「古事記」編纂1300年ということで、
古事記関連イベントでこの衣装で活躍しているようです。

古事記関連イベント?
それは謎のままであります。

勝手に奈良県観光大使より

2012年08月17日LKM博士
LKM博士ブログアーカイブズより(京大出張)

昨日、家に帰るとニュースでやっていました。
京都の「五山送り火」。

そのニュースで私が思い出すのは、真冬の大文字山登り。
新しいこのブログのファンの皆さんは知らないと思いますが、
この件をまとめたブログは非常に反響があった名作です。
殆ど面識無かった方(社外)から、
「真冬に京都で山登る話は面白かった!」
と言われたこともあります。

ということで、今日は、LKM博士ブログアーカイブズより、
以下の3連続ブログをお楽しみ下さい。

京大出張(その1)

京都出張(その2)

京都出張(その3)

奈良県出身の私としては京都ネタで不満ではありますが、
ブログの中身は京都観光ネタとは異なるので良いでしょう。
研究者の日常の一コマです。

ちなみに、奈良でも8月15日に大文字焼きがあります。
高円山で燃える「大」の文字の大きさは、
一画目が109メートル
二画目が164メートル
三画目が128メートル
と、日本最大級です。

2012年08月15日LKM博士
おしりターボ

私が宿泊する一泊5千円~7千円のホテルでは、
客室には、小さい便所とグレードの低いウォッシュレットが付いています。
(ちなみに、5千円を下回ると、ウォッシュレットでないことが多いです。)

しかーし、フロント側やレストラン付近には、ムーブ機能やマッサージ機能が付いているなど、グレードが高いウォッシュレットがあることが多いのです。
ムーブ機能とは、肛門を、円を描くように洗浄してくれる、素晴らしい機能です。
マッサージ機能は、水勢がリズミカルに強弱し肛門を刺激する機能ですが、
今一、その素晴らしさが理解できません。

先日泊まったホテルですが、その食堂付近の高級ウォッシュレットに、初めて見た単語がありました。

『おしりターボ』

20120815.JPG


通常ある、水勢の「強」の上に、明らかに別格で存在しています。
よく見ると、「強」の下にも「おしりマルチフィット」という別の謎の単語が書いてあります。
おそらく、「殆どの人のお尻でフィットする強さですよ」という意味でしょう。
ということは、それを明らかに超越した「おしりターボ」とは如何なるものか?
試したいけど恐怖です。

でも、やるしかない。
洗浄しながら、恐々、ダイヤルを回しました。

ドゥギョギョギョギョギョーーーーッ
って感じです。

正直、自己防衛本能から肛門の力を抜くことができませんでした。
従って、ちゃんとした感想は述べられません。すいません。

2012年08月08日LKM博士
サマー・ヴァケーション

今週に入り明らかに通勤道路も空いてきて、
ボチボチ夏休みの方が増えてきたのを感じます。
暦では来週一週間がピークでしょうか。

とはいえ、研究という仕事では、あまりお盆休みの影響を受けません。
おそらく、試薬の代理店が休みになりますので、
影響としては発注してもすぐに物が入らない程度です。
むしろ、電話対応などが減り、研究に集中できる環境になります。

しかし、大事なことを忘れていました。
これは日本だけのことでして、
欧米の研究者の多くは思いっきり長期休暇をとるようです。
つまり、論文の審査が滞るのです。

今年もその被害にあっています。
過去に投稿したことがあるイギリスのジャーナルに投稿中ですが、
経験上、極めて審査プロセスがキッチリしていると思っていました。
ところが、何故か、予定の時期を2週間以上すぎても審査結果が返って来ません。
そこで編集部にメールしました。

そしたら、すぐに、
「ごめんなさい。(私の原稿の)担当がサマー・ヴァケーションに入っており
審査が止まっております。本当に申し訳ない。
あなたの原稿は間違いなく審査ステップに入っており、
可能な限り早く審査員の返事を送る」
というものでした。

毎年引っかかる罠 です。

2012年08月06日LKM博士
知床半島 ―海編―

やっぱり、知床まで来たら、シャチやらクジラやらを生で見たくなるわけです。
前日は海が時化ていて無理だったので、半分諦めていました。
ですが、次の日は船が出るというので、その日は帰らなければいけない日のですが、
午前中ホエールウォッチングに挑戦してみました。

これらが沿岸に出現するエリアは羅臼町、知床半島の東海岸です。
つまり昨日のウトロから知床半島を横断します。
といいましても夏季は横断道路がありまして、40~50分間で移動できます。

さて、クルーザーに乗ってみると、めちゃくちゃ寒いです。
「夏なのに...」という次元ではありません。手がかじかんできます。
しばらくすると、外洋特有の水鳥達が色々見つかります。
陸上では見られない貴重な鳥らしいのですが、私にはさっぱりわかりません。
例えば、ウミツバメとか...。
バードウォッチングをする人なら非常に興奮するらしいです。

アホウドリの若鳥もいました!
2012080601.JPG

実は、私、アホウドリだけは興味を持っており、本も読んでおりまして知識豊富。
野生の本物が見られて感動しました。
写真ではわかり難いですが、アホウドリは巨大で翼を広げると2 mを軽く超え、
3 mを超えるものもいるのです。
繁殖以外はずっと外洋で過ごしています。
逃げないで、こんな近くで見られることは滅多にないそうです。

外洋の巨大な鳥たちは、水面上を羽ばたきながら走り、揚力を得ないと飛び上れません。
2012080602.JPG

こんな感じで勢いをつけますが、なかなか飛べません。

2012080603.JPG

助走は10秒弱でしょうか。ピンボケですいません。

2012080604.JPG


やっと体が浮きました。
ちなみに一度、飛翔するとグライダーのように、羽ばたかずにいつまでも飛んでいられると本で読みました。

「なんで、ホエールウォッチングをして、アホウドリを熱く語ってるねん」
と言われそうですが、仕方ないのです。
実は...、その日は姿を見せてくれなかったのです、クジラ達。
前日の午後は、シャチまで登場してくれたらしいですが... |||(-_-;)|||

私はかなり運が良い方なのに、おかしいです。
おそらく、私の運の良さ以上に、運が悪い人がクルーザーに同乗していた30名程の中にいたのでしょう。
あるいは、この日の朝食前、大量のウンを出してしまった記憶があります。
運を出しきって、残っていなかったのかもしれません。

2012年08月03日LKM博士
知床半島ヒグマ編

釧路満喫の後は、家族もよんで知床に行きました。
テーマは道東の大自然を肌で感じることですから、
世界自然遺産の知床半島は外せません。
事前に調べたら、この季節、沿岸にはマッコウクジラやシャチがいて、
半島内には普通にヒグマがいるらしい。
これまた、文字としては理解できるのですが、
NHK「ダーウィンが来た」の世界の話で、実感し難いことです。

先ずは知床半島の北側のウトロ町側から地上の自然を味わうことにしました。
とはいえ、ヒグマの活動期。
ヒグマ対処法を特別に身につけ、認定されたガイドさんと一緒でなければ山に入れません。
また、事前にヒグマ対処法の講義を受けねばなりません。

ヒグマ対策講義で学んだこと(抜粋)
1. 最も大事なことは「出会わないように最善を尽くす」こと。ヒグマはヒトに会いたくない。最悪なのはお互い不意打ちで出会うこと。だから常に音を出す等して我々の存在を知らせることが大事。
2. 「ヒグマの家にお邪魔するという謙虚な気持ちで」という言葉が繰り返されました。その通りです。
3. 出会った場合の安全な逃げ方。大木の後ろ側に隠れて、頭だけソーッと出して様子を見ながら、少しずつ下がって離れる。
ヒグマ自体が、この状態で鹿などを待ち伏せしハンティングするらしく、このポーズに驚異を感じるらしい。
4. 「しかし、万が一、飛びかかられるような状況に追い詰められたら、悔いが無いよう、自身の判断で自由に逃げろ。たぶん死ぬけど...」
と、ジョークか本気か区別できないコメントもありました。

少し恐怖を感じましたが、「昨日はすぐそこにヒグマが出てツアーが中止になった」と言われても、近くにヒグマがいるという実感はまだなかったです。

しかし、山に入ると10分位で足跡発見。
2012080301.JPG


新鮮足跡ということ。
素人が見ても歩いた直後ってわかる位、生々しい足跡です。
爪の後の深さなどから、体重200 ~250 kg位、我々が歩いてきた方向、つまり進行方向と逆側の後ろ側にゆっくり歩いて行ったとの解説。
(心の中で「臥牙丸よりでかい!」)
その直後、このツアー参加者10数名の最後尾をダラダラと歩いていた我が娘が、
突如他の人を押しのけてガイドさんの真後ろ、つまり先頭を陣取りました。
後ろからヒグマが現れるのが怖かったらしい。
「なんちゅう露骨な行動」

2012080302.JPG


これはヒグマの爪痕。
実は木登りが得意らしく、降りる際に爪痕が残ることが多いそうです。
ひとり、『キン肉マン』に登場するウォーズマンのベアークローを思い出していました。

以上、ヒグマ中心に書きましたが、実際はヒグマを避けて、
半年間極寒の雪に埋もれる知床特有の植生を満喫できたのでした。

2012年08月02日LKM博士
釧路湿原(後半)

昨日の続き
展望台から釧路湿原を見てその大きさは理解したが、湿原内に入りたい私。
一方、湿原保護の観点から、観光客がそう簡単には中に入れない状況。

タンチョウの保護センターのようなものは周囲にあるようなので、諦めてそれでも見に行くかなと思っていた時、ふと思い出しました。
前日、帯広畜産大の先生に送って頂いた時に、湿原内をカヌーで下ることができるというアドバイスを頂いたのを思い出しました。
そして、何となく昨日泊まったホテルにそのような宣伝広告があったような記憶も。

早速ホテルに問い合わせると、完全予約制で前日までにしておかないといけないということでしたが、試しに電話で確認してもらうと、
「お一人様なので少し割高になりますが、○○時○○分に来て頂けると大丈夫ですよ」
という回答。
「えっ、俺一人。(今一よくわかりませんが)行きますので、お願いします。」
夏休み前の平日です。そういうものなのかもしれません。
カーナビに電話番号入れても出てこないので、住所を打ち込めということ。
釧路湿原は大体曇っているらしく、その日も曇り、気温も18℃位と寒く、
また周囲に人気が殆どなく、一人で居ると不気味さを感じる程です。
カーナビにも出てこない所に行くのは若干不安でした。

でも、行ってみると温かく迎えて下さりました。
車で湿原内を蛇行している釧路川まで移動し、こんなカヌーに乗りました。
2012080201.JPG


湿原内はこんな感じです。余計な説明は不要でしょう。
2012080202.JPG

さすが私は晴れ男でありまして、きっちりと晴れてきました。

ヨシ原の中にはタンチョウや鹿もいるようですが、夏場は隠れて殆ど見えないそうです。
比較的水分が少ないエリアには木も育つようです。
そんな木の上にはこんな鳥が!
2012080203.JPG

オジロワシ。翼を広げると2 mを超えるそうです。上はもちろんカラスです。
絶滅危惧種が普通にいるとは、釧路湿原、さすがです。

2時間弱だったでしょうか?
時間の流れるスピードが違ったので正確にはわかりませんが、
インストラクターのおじさんの専属解説付きで、ゆったりと充実のカヌー下りでした。

その後、下った川が見える展望台に行って撮影。
2012080204.JPG

まさに、ここをカヌーで満喫してきたのです。
夕日が綺麗とインスタラクターのおじさんに薦められましたが、
待たずに大相撲中継を見るために必死でホテルに戻った私でした。

2012年08月01日LKM博士
釧路湿原(前半)

帯広畜産大での講義の終わりは、怒涛の3週間の終わりを示しております。
(参照ブログ:またまた激しい3週間

これまでの経験から、連日外出や出張や会議を激しく繰り返していると
(当然、その準備で体力と精神力を消耗するわけですが)、
このまま戻って仕事しても、集中力が完全に欠落しているのは明白なので、
休むほうが賢明です。
ということで、自分を正当化し休暇をとって、
これまで行ったことが無い北海道東部へ大自然を肌で感じる旅をしました。

講義をしてその日の内に釧路へ。
その晩はたらふく魚介類を食べて一人打上げです。
初日にして、道東の日本酒、「北の勝」と「福司」を軽く制覇しました。

で、次の日は無計画でしたが、釧路湿原を丸一日堪能しました。
まずはレンタカーで展望台に行って、眺めてみました。
20120801.JPG


広いという知識は入っておりましたが、展望台から眺めての率直な感想は、

「広過ぎて良くわからん。」

この写真、一面釧路湿原ですが、これでも一部が見えているだけです。

私の計算では、釧路湿原国立公園に指定されている部分だけで、
甲子園球場なら4956個分、東京ドームなら5745個分になります。
(ついでに、東京ドームは甲子園球場に比べると、"ちっぽけ"であることも主張。)
それでも全く感覚が掴めませんが、そういうものなので仕方ありません。

そもそも、湿原という言葉は理解できるのですが、今一イメージが沸きません。
中に入ってみたいのですが、
ラムサール条約の登録地で厳重に湿原保護がなされているため、
このように展望台(周囲に複数存在)から眺めるのが基本的な観光方法です。

ちなみに、このラムサールとは地名で、この呼称は本条約の通称で、
正式名称は『特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約
(Convention on Wetlands of International Importance Especially
as Waterfowl Habitat)』といいます。

「なんじゃこれ。直訳過ぎるぞ!もう少しましなネーミング(日本語訳)があるやろ。」
と英語講義の後で、ろくに話せもしないのに英語に反応した私でありました。

つづく。

2012年07月31日LKM博士
講義は何とか終わりました

このブログ(困った...、引き受けてしまった...)に書きました大学院での講義、
先々週、何とか終わりました。

当日まで、
「なんで英語やねん。俺、日本語やったらおもろい講義できるのに」
と思っていましたが、教室でPowerpointやレーザーポインターの準備していると、
理由がわかりました。
博士課程の学生が対象なのですが、聴きに来る人、来る人、外国人留学生。
確実に半分以上、7割位がそうだったような気がします。

当日は4時過ぎに起きて、得意の追い込み準備をしましたので、
原稿はできており、なんとかそれに頼って70分間位喋って無事終了!
な~んて訳ありません。
そこから、質疑応答が始まります。
20分間位。

外国人の方って、最初、しばらく感想を延々と述べる方が多いのですよね。
それを必死で聞いていると、途中でよく聞き取れない単語が積み重なってきて、
「何が言いたいんや? やばい、よくわからん。」
となってくるわけです。
しかし、1分後位、ちょうど聞き疲れた頃に、突然、質問が来るのです。
まあ、英語も堪能な先生に何度か助けてもらいながらも、
最低限の応答はできたのかなと思います。

報告していませんでしたが、講義した大学は帯広畜産大学。
20120731.JPGやたら広い。
201207312.JPG
見ている範囲、全て大学の敷地だそうです。
私の直観的な意見ですが、
畜産関係、獣医学の勉学に思いっ切り励みたいのなら、
北の大地にあるこの国立大学はお奨めです。寒いと思いますが...。

大学の隣には、これまた広大な帯広農業高等学校があります。
勝手にちょっぴり見学させてもらいました(自由に入れます)。
この高校、『銀の匙』(ぎんのさじ)という、最近話題の漫画のモデルということです。
つい先日、作者が来校されて学生たちは大喜びだったとか...。

2012年07月30日LKM博士
ロンドンオリンピック開会式を見ていて思うこと

オリンピック、始まりましたね!

基本的に、私は、こういう時だけ大騒ぎするのは否定的なタイプですから、
普段見られない競技を静かにじっくりテレビで見るのが好きです。

陸上競技の中距離なんていいですね。
強い選手が、前半から中盤の間、ずっと最後尾にいるのに、
最後一周の鐘がなると同時にグングン順位を上げて来るようなシーンが好きです。
しかも、よく見ると、走りながらガンガン押し合いしてるし...。
日本人のメダル獲得にのみ興味を持つのではなく、
本当に強い人がきっちり勝つ姿に私は魅力を感じます。

本題です。
私は、土曜日の朝、畑に行く前に朝食を食べている時が、各国の入場行進中で、生中継を見ていました。
入場の順番はアルファベット順です。
ジャマイカの次が日本です。
はい、悲しいことに、この順番で私が思い出したことは論文です。
研究論文を国際誌にWeb上から投稿する際の研究機関の国名を登録するのですが、
多くのジャーナルの国名リストの順がそのまま同じなのです。
当たり前といえば、当たり前ですが、
私は論文Web投稿時しか目にしない物なので思い出すのも仕方ありません。

日本ですから、Jを探して下っていくと、
Italy(イタリア)の次にJamaica(ジャマイカ)が見つかります。
その下にJapanがあるわけです。

そして、その次にはJordan。
「ジョーダン?知らない国もあるものだ」と思いませんでしたか?
私も数年間、ジョーダンという国があるものだと思っていました。
勝手に小さな島国かと思っていました。
しかし、ある時気が付きました。
これ、中東のヨルダンです。
ヨルダンの方、誠に申し訳ございません。
でも、大部分の日本人には、これ、ヨルダンって読めないんです。

そういう国がもう一つあります。

Georgiaです。
「なぜ、アメリカのジョージア州だけ国名と並列なのだろう」と思っていたのですが、
これ、グルジアでした。
栃ノ心、臥牙丸、黒海の出身地です。

さて、修正中の論文がありますので、
オリンピックが終わるころに目処が立つように、コツコツと頑張りますかね。

2012年07月26日LKM博士
「おはようんち!」 という挨拶

私が毎朝、ツイッター上でする挨拶です。
最近、少しずつ定着して来ておりまして、
色々な方から、逆「おはようんち!」を頂くこともあります。
誠にうれしい限りです。

しかし、最初は悩みました。
企業として公式に発信しているツイッターなので。
「食品会社が朝から、"おはようんち!"はないやろう」
という指摘が届くのが容易に想像できました。

そもそも、ツイッター上では
「おはヨーグルト」
というのが流行っていますが、私もそのように挨拶したいなーって思っていました。
でも、「おはヨーグルト」は意地でも使いたくない。
「オリジナル挨拶を作りたい」というので編み出したのがこの挨拶です。

最初は
「おはよウンコ」でした。
しかし、ウンコが強調され過ぎていると指摘され(私は強調している訳ですから当然です)、
平仮名を使って「おはようんこ」になり、
さらに、親しみやすく"うんこ"から"うんち"という表現に変更して
「おはようんち」となりました。
さらに、元気良く朝から挨拶したいということで
「おはようんち!」が完成したわけです。

ということで、それなりに苦労して完成させた挨拶なので、
皆さん、是非使って下さい。

こんなこと真剣に考えないで、もっと研究のこと考えろと言われそうですが...。

2012年07月18日LKM博士
もうヘロヘロですが出発です

現在、7月18日 午前11時。
かなりドタバタしています。
これから北海道帯広市に出張です。

そうです。
先日ブログで紹介しました(参照ブログ:またまた激しい3週間)、
6月末からのドタバタ大忙し劇場の最終章、
英語での大学院生への講義に向かいます。

英語講義の準備で疲労困ぱい。
他の細かい仕事が大量にあり、只今、大混乱中。
珍しく焦っています。

と言いつつ、ブログを書いているのですが...。
但し、これも立派な私の雑用の一つ。

ウンコもしたいのですが、我慢しています。

以上、手抜き、大慌てブログでした。

2012年07月03日LKM博士
連絡が遅くなりましたが、LKM512顆粒タイプ完成!

かなり連絡が遅くなりましたが、
ビフィズス菌LKM512顆粒タイプが完成しました!
正確には、完成していました!!
それでもって、約2ヶ月前から、既に通販サイトで販売しています!!!
でも、まだ大喜びする程は売れていません (→.←) 苦笑
20120703.jpg

「何故、毎日ブログを書いているのに全く宣伝しないのか」って?

答えは簡単、これ宣伝用のブログではなく、
また、虫ネタ、野菜ネタ、大相撲ネタにウンコネタと結構書くこと多くて、
書くタイミングが無かっただけです。

でも、今日は書くことが思い浮かばなかったので書きました。

特保ヨーグルト100 g分の2倍以上のLKM512が1包に入っています。
何より素晴らしいのが、常温で持ち運びできるということ。
出張が多く、ヨーグルトを箱単位で買っても食べ切れないという皆様には便利です。

このビフィズス菌の機能性は、結構有名になりましたので、今更書きませんが、
「お腹からの若返り」を目指す方は、しばらく続けて頂けると何か起こるはずです。

私は認めていませんが、
弊社社長はLKM512のアンチエイジング効果で、
髪の毛の量が増え、艶がアップしたようです。

マウスと同じ効果が出ているではないか・・・???
(参照:http://www.lkm512.com/contents/PLoSOne.pdf
残念ながら、私には、その効果が出ないようである・・・(┘-└、)
負けず嫌いなので書くが、肌年齢はマイナス10歳である。

お求めの方は、メイトーオンラインショップから→http://www.meitoonline.com/
損はさせません!

2012年06月29日LKM博士
またまた激しい3週間

時々、えらく仕事が忙しくなるのですが、7月前半から中盤に山があります。
実際は今日6月29日から7月20日までですが、
非常に激しく外出や出張を繰り返します(外出と出張の識別は基本的には距離です)。
平日に、職場である研究所に丸一日いる日は今の所4日間位です。

きっちりとした準備が必要な研究の打ち合わせもありますし、
情報交換や顔を合わせることがメインの打ち合わせもあります。
嫌ですが参加しなければならない外部会議もあれば、板橋本部での会議もあります。
久しぶりに自分が話さない学会にも参加します(半分仕方なしに)。
大学での講義もありましたね。

さて、問題は畑。
出社前の畑作業がベストなのですが、極端に頻度が下がります。
トウモロコシも収穫が始まる時期に入りますし、大問題。
また、私は晴れ男。
出かける日は殆ど晴れるので、関東地方は空梅雨にならないか心配しています。

さらに、大相撲名古屋場所が始まります(毎場所大相撲の時期は忙しいような...)。
皆さんご存知のように、場所中の私は一つ仕事が増えたような状況になります。
自分でやり出した企画なので苦ではないですが、sumoyogurtの関連作業は恐怖です。

そして何回お酒を飲むことやら。
会う人、会う人、皆さん私と飲みたいようで、午前ではなく午後、そのまま飲み会に直行しそうな時間帯に設定されているものも多いです。
これも研究を進める上で極めて大事な仕事ですし、好きなので大歓迎ですが...。

脈絡なく書きましたが、私の心もまとまりのない状態で激しい3週間に突入します。
とにかく、在宅勤務などをフル活用し、移動時間の無駄を省いて対応します。

ラッキーなのはこの締めが北海道ということ。
ちょっぴり観光でもしてこようかと悩み中。

2012年06月28日LKM博士
思いがけないところで...

協同乳業の研究所の分析機器室で「あーだ、こーだ」とデータを見ながら話した後、
居室に戻ろうとした時、ふと何かに視線が止まりました。
なんと、電話の横にせんとくんがいるではないですか!
20120628.JPG誰かの計算機の裏側ですね。

たぶん、これは2年前の平城京遷都1300年祭開催時に買ってきた、私のお土産です。
これです→「おみやげ
ブログの写真の一番右の肉厚のシールセットですね。
さらに、目を凝らしてみると、左手を腰に右掌を下に開き気味のポーズなので、
最上段の左のシールですね。
すり減ったり、傷ついたりしていない、かなり質の良い状態でした。

少しうれしくなってデジカメ撮影してしまいました。
せんとくんパワーで、この計算機の持ち主の実験がうまく進展していることを願いながら。


勝手に奈良県観光大使より

2012年06月19日LKM博士
困った...、引き受けてしまった...

ある大学から特別講義を依頼されました。

「協乳の腸内環境の研究はオリジナリティーが非常に高く、
最先端の研究成果だと思うので、是非、学生達に聞かせてやって欲しい」
と教授に頼まれました。

嫌な気分はしません。
また、2ヶ月以上前に頼まれているのでスケジュールも十分余裕があり、
さらに、遠方でスケジュールさえ合えば休暇をとって周辺の観光もできるため、
断る理由が無く引き受けることにしました。

しかーし、依頼メールをよく読むと、
「英語でお願い致します」
博士課程の留学生も聴きに来るというのが理由でした。

それは困る。
それは困る。
それは嫌や。

で、焦って丁寧に断ったのですが、
結局、熱心に頼まれまして、引き受けざるを得なくなりました。

ということで、準備しなくてはなりません。
いつもみたいに、前日の夜の準備では対応できません。

まあ、自分を鍛えるのは大事なことですから、前向きに頑張ります。

とか思って過ごしている内に、講義まで1ヶ月を切りました。

ヤバい (>_<)

2012年06月05日LKM博士
連続記録は

今日は虫ネタの予定でしたが、
写真を入れたUSBメモリーを忘れてしまうというハプニング発生。

困った、困った、書くことが浮かばない。
午後から出掛けるので心のゆとりもありません。

で、ウィークデー(平日)のブログ執筆連続記録は何回になるのか数えてみました。
といっても、引き算するだけですが...

『338』
今日で、平日338日間連続執筆です。
私が有給休暇の日にも世間が平日なら書いています。

元日にもブログを掲載しているので、
厳密には1~2回位ずれているかもしれませんが、大体こんな記録です。

青葉城、高見山、衣笠祥雄、金本知憲、この方々には到底およびませんが、
いやー、よく頑張ってますねー、オレ。

「ブログは毎日更新した方が、見てくれる人は増えるよ。」
とある方のアドバイスから始めた連続ブログ執筆。
奇しくも、明日から3日間実施される外部講師を招いての社内研修で、
その方に久しぶりに会うと思います。

その方から今朝も攻撃メールが届いていました。
「先週が締切りとなっておりました事前課題レポート、いつ提出されますか?」(`〆´)

「・・・ 」(ー゙ー;)

2012年06月04日LKM博士
プレゼンは難しい

プレゼンテーション。
略してプレゼン。

人前で発表することの総称ように使われているが、
語源はpresent(プレゼント)ということなので、
発表者側が聴く側に対し、心を込めて贈り物をするような気持ちでのぞむべきである。
確かに、英和辞典でpresentationを調べると贈呈、紹介、披露と書いてある。
仕事で嫌々やるプレゼンは厳密にはプレゼンではない。

私の場合、研究成果をPowerPoint(スライド)を使って人前で話すことが殆どであるが、
研究者にとって自分の研究分野を紹介できることは喜ばしいことなので、
語源を意識して正しい気持ちでプレゼンをしている。
少なくとも数十人から数百人の時間を無駄にしてはいけないと考えている。
従って、対象者、前回の反応、持ち時間によって、内容は毎回変わっている。

場馴れによりプレゼンも上手になると言われるが、
単純に人前で話すことに慣れるというわけではなく、
過去の反省を活かすことでプレゼン内容が進化しているのである。

保存されているスライドを数えてみると、
2011年は18回、
2011年は5月末時点で17回やっている。
(学会の一般演題は別のファイルに保存しているので含まない)
そして、スライドは2010年のものと比較すると、半分以上が新しいものに変わっている。
スライドは進化しているのである。
にもかかわらず、プレゼン後の自己採点は上がったり下がったり、乱高下している。
5月12日の市民講座より、5月31日の奈良の講演は明らかに点数が低い。
点数は直観でつけているが、
聴講者との一体感が生まれた時は高い点数、生まれなかったら低い点数となる。
ウンコの話をしても、非常に喜んでくれる会場もあれば、
シラーッとした雰囲気になり奈落の底に突き落とされたように感じる会場もある。
未だにコツが掴みきれない。
プレゼンは難しい。

さて、今週と来月は、私が最も苦手としている大学でのプレゼン(講義)がある。
学生相手にするのは2年ぶりである。
ただ単位を取るためだけに出席している学生に対し、
どれだけのプレゼンができるのか。
2年分の成長を自分で測定するよい機会と捉えている。

2012年06月01日LKM博士
本日sumoyogurt発射!

5月場所中はスポーツ新聞でも取り上げられたこの企画

『春日野部屋勝ち越し関取の白星数のヨーグルト(箱単位)をプレゼント』

相撲ヨーグルトではなく、sumoyogurtという表記に個人的にはこだわっています。

栃煌山関の優勝争いで大いに盛り上がりましたが、それだけではなく、
他の力士も好成績で、プレゼント数は記録的な数になりました!

栃煌山関 12勝
碧山関  11勝
栃ノ心関  9勝
木村山関 10勝
敢闘賞(栃煌山関) 3箱プラス
合計45箱

これまでの最高が2012年初場所の29個でしたから、大幅に記録を塗り替えました。

ジャーン

20120601.jpg

(1名分は本日発送ではないので、44箱です。)

これだけあると壮観です。
ツイッターのダイレクトメールで頂いた送付先を整理するだけでも大変でした。
そして、この企画を陰で支えてくれている板橋本部のLKM事業部のマイさんは
宅急便の宛名書きと発送準備に相当な時間を要したようです。
おつかれさま~

先程、発射!

冷蔵庫空けて、待っててや~

2012年05月29日LKM博士
不思議な感覚

実は明後日5月31日、奈良で講演をするのです!
「JAならけん」さんの女性部総会でウンコな講演を依頼されているのです。

私としては初めての出身県・奈良での講演。
現在では「休暇を過ごす土地」となった奈良での仕事は不思議な感覚で、
現時点ではまだアドレナリンが全く分泌されていません。
(私はある程度の興奮状態に持って行かないと講演(準備も含む)ができないタイプなので深刻です)

待ち合わせ場所や時間の相談を受けると、
近鉄奈良駅や奈良公園などの映像が脳裏に出てきて、仕事でなく休暇の精神状態になるのです。

20120529.JPG正月に撮った興福寺・五重塔

思えば奈良を離れて約20年。
このブログでも「勝手に奈良県観光大使」として奈良のことを紹介したり、
「大阪出身ですか?」と言われると強く否定し、「一緒にするな、奈良や!」と応えたり、
奈良アイデンティティーを強く持っている私としては、
故郷でこのような機会を頂けることは非常にうれしいことですから、
本番に向けて、これからじっくり心を調整していきたいと思います。

と書いていると少しテンションが上がってきたようで、余計な心配をし始めました。

「皆、俺の熱狂的ファンになったらどうしよう。俺、おばちゃんキラーやし。」

2012年05月23日LKM博士
おたまのへんたい

ゴールデンウィークに捕獲したオタマジャクシ。
参照ブログ:今年はフナ捕獲

手足が生えてカエルっぽい姿になってきました。
これ、まさに変態中の写真。
2012052301.JPG

足が生え、
オタマジャクシの特徴である長丸の音符みたいな胴部(頭と腹)もカエルっぽい形に変わりつつある状態です。
しかし、まだ立派な尾は残っています。

2012052302.JPG


横から見るとこうです。
何ともいえないかわいらしい姿ですね。

ちなみにオタマジャクシは肉食の成体(カエル)より腸が長いそうです。
肉食性の成体と異なり、雑食性で植物性の餌も食べるからと言われております。
腸の研究材料にもなるのかな、こいつ?

2012年05月22日LKM博士
騒ぎ過ぎやろ、金環日食

皆さん、昨日は金環日食を見ましたか?
私は畑作業中に見ました。

申し訳ないですが、率直な感想を述べると、
「大したことないな...。つまらん。騒ぎ過ぎ。」

どう考えても、チョウの羽化の方が神秘的で凄いですよ!
あのイモムシが突如皮を脱いだら蛹になって、
10日ほどしたら、翅の生えた別生物としか思えない姿で出て来るわけですから。

数時間前まで水中にいたヤゴが陸上に上がり、
背中が割れてトンボが出て来る方が神秘的です。

もっと暗くなるのかと思っていました。
が、実際は普通の曇りと変わりません。
たぶん、間もなく雨が降り出すであろう本日の曇り空の方が暗いと思います。

金環日食観測用メガネ(道具)は、便乗したずるい商売だと思います。
我々は子供の頃は黒い下敷きなどで太陽を観測できました。
なのに、マスコミも揃って、「眼に気を付けて。専用の道具を使って...」。
千円弱(実際の値段は知りません)でも、多くの国民が購入すれば経済が活性するから良いのか?
ちなみに私はラップを黒の油性マジックで真っ黒にして、重ね折りして見ました。
綺麗に見え、もちろん眼も痛くない。

動物が異常な行動をするかもと報道されておりましたが、
動物園等でも殆ど目立った行動はなかったようです。
そもそも、普段、この時間帯の行動をビデオで撮って詳細に分析していないでしょうから、
レベルの低い実験です(小学生の観察なら良いと思いますが)。
日食で何か変化が起こることを期待して観察していたら、
観察者は心理的に、ちょっとした行動を異常行動と思いたくなるでしょう。
晴天時に突然曇る時との比較もすべきだと思います。

あっ、申し訳ない、唯一、明らかに金環日食の影響を受けた生物がいました。
ホモ・サピエンスは金環日食で異常行動をとりましたね。

以上、何百年に1度の貴重なことなのでしょうが、
あんなので感動する心をもっていないウンコ研究者の感想でした。

2012年05月15日LKM博士
市民公開講座、大盛況でした!

5月12日「LKM512の日」の市民公開講座にご来場して下さった皆様、
また、USTREAMによる中継をご視聴頂いた皆様、
誠にありがとうございました m(μ_μ)m

500名収容の会場に440名にご来場頂いたということで、大盛況でした。
私が舞台側から客席を見ている限り、空いている席が見当たらないほどでした。
プロの方の話では250~300名で、大体会場は埋まっているように見えるそうです。
鞄などを横の席に置く方がいらっしゃるので。
収容人数の8割を超えると、もう席が無いように見えるそうです。

20120515.JPG


前半の理化学研究所・辨野先生と私の講演は予定通り、ほぼ完璧に終わりました。
いわゆるウンコな話がメインです。
私は一般市民向けでは、積極的に笑いを入れるように心がけます。
自画自賛ですが、今回はかなり狙った箇所で、狙ったように、観客の皆さんに笑って頂けたと思います。
軽く10発位は成功したでしょう。
間違いなく辨野先生より私の方が面白かったはずです。
師匠ではありますが、ここは譲れない。
後半に話す私は、会場が辨野先生のおかげで「ウンコ慣れ」しているので、
条件が良いことは認めますが。

初体験のパネルディスカッションの評価は自分ではできませんが、あんなものでしょう。
内田恭子さんとの打ち合わせは本番の直前のみ。
テレビで見る印象と異なり(私の印象です)、細い方でびっくりしました。
我々の講演をモニターで見ておられたようで、
「最初、ウンチって言葉にびっくりしたのですが、これだけ出て来ると慣れてきました。」
ということ。
本番ではパネラー同士で盛り上がる自然な会話がベストなので、敢えて事前の会話は控えて本番に突入しました。
先の講演で私が壇上に上がった時と明らかに違う拍手が自然と起こります。
さすがウッチーです。

で、司会の小林美幸アナウンサーの絶妙の仕切りもあり、
若干暴走気味の我々を軌道修正しながらの50分間。
あっという間でした。

内田さんには本当に興味を持って頂いたようで、
パネルディスカッション後も舞台裏で色々と質問等を受けました。

社長のちょっと長めの閉会の挨拶でも「ウンコ」という言葉が飛び出し、
通常のイベントだとは帰る人が続出するらしいのですが、立ち上がる人は殆どなく、
大盛況のまま閉会しました。

心残りは、イイノホールでウンコが出ず、得意のマーキングができなかったこと位です。

2012年05月11日LKM博士
明日はLKM512の日

明日、5月12日はビフィズス菌LKM512の日です。
社長ブログで紹介されたことがありますが(参照ブログ:5月12日はLKM512の日)
日本記念日協会に登録されています。

年に1回の記念日、今年は土曜日ということもあり市民公開講座を開催します。
都内のイイノホールで明日の午後です。
理化学研究所の辨野義己先生と
フリーアナウンサーの内田恭子さん
にも参戦頂きます。
地味で宣伝費の少ない弊社とすれば、かなり思い切ったイベントです。

講演後、3名でパネルディスカッションも予定しております。
1時間も行うようですが、
殆どシナリオ無しで、「いつも通り、好きに喋ってくれれば良い」と
担当者には言われております。

そもそも、
いつも通りって、1回もパネルディスカッションなんてやったこと無いけど...
いつも通りって、ウンコ盛りだくさんの話・・・、相撲の話・・・。
大丈夫かいな???

そういうことですので、是非、皆さんご来場下さい!
と言いたいところですが、実は無理なのです m(_ _)m
ちょこっと新聞の夕刊で告知したら応募多数で即日満席になっており、
ご来場して頂いても、チケットがないと入場できない状況です。
誠に申し訳ございません m(_ _)m

さて、ウンコ行ってスライド作り始めるか。

2012年05月08日LKM博士
今年はフナ捕獲

2009年にこんなブログを書きました。
(参照:「ドジョウが出てきてこんにちは」のつもりが・・・)
このドジョウは5年目になりますが、1匹は今でも生きています。

その水路には毎年行ってチェックしており、今年も行きました。

ところが、また菖蒲のための水路工事がされた様相が変わっています。
昨年、メダカが増え始めていたのですが、ほぼ壊滅状態。
卵を産む場所が激減している雰囲気でした。

一方、水路が深くなり、流れが急になった場所があり、
そこでは、昨年までは少数派であったフナがいました。
とはいえ、群棲しているわけでなく、時々視界を横切るという程度です。
動きも非常に速い。
ビール付の昼飯を挟んで、実働3時間位頑張りましたかね。
100円ショップで購入した網だけで8匹のフナを捕獲しました!
20120508.JPG

ドジョウも2匹。
体の横に1本の線の入った名前の知らない魚1匹(写真の左の細い個体)。
オタマジャクシ1匹。

他にもザリガニや魚獲りに来ているちびっ子連れの家族が複数ありましたが、
うらやましがられて困惑しました。
「ボクもあれ、ほ~し~い~。ヴェーーーン」 。゚・(≧□≦)・゚。

「オニヤンマの捕獲 たぶん2010/9/21」でも書きましたが、
観察力とちょっとした動体視力と運動神経さえあれば何とかなるのですが、
ちびっ子のお父さんやお母さん達はむやみに追いかけて失敗。

実際、私もその水路のフナの行動を見切る(観察する)のには時間を要し、
昼飯前の2時間では、たった2匹の収穫だったのにもかかわらず、
後半の1時間では、きっちり狙って6匹。
快晴下(確か25℃を超えた日です)での作業後の中ジョッキで、後半はちょっと酔っ払っていたにも関わらず、成功率が格段に上がっていました。
いや、ビールでパワーアップしたのか...???

2012年05月07日LKM博士
GW明け

ゴールデンウィークはあっという間に終わりました。
個人的には晴れ男のため、雨の被害は殆ど受けておりませんが、
全国的には天候に恵まれなかったようですね。
竜巻の被害に遭われた方々には、心よりお悔やみ申し上げます。

私は、2月に、4月中に論文を仕上げるという計画を立てましたので、
GW前半は本気で論文執筆しておりまして、
休日も自宅でも可能な限り取り組んでいました。
なんとか英文校閲にまで進めることができましたので、満足 (o^щ^o)
後半の奈良帰省では、その反動で、ボーっと何も考えずに過ごしました。

さて、GW明けは忙しいのです。
手帳がぎっしり埋まっております。
今日の午前のお客様来所を皮切りに、会議やら、面会やらが多いですね。
週末の『LKM512の日』、つまり5月12日には、市民講座も開催します。
(誠に申し訳ないですが、既に応募多数で満席のため、
今からの参加申し込みはできません m(_ _)m )

そして、大相撲5月場所も始まりました。
春日野部屋勢、まずまずのスタートを切りましたね。
で、白鵬の黒星スタートはGW休み最後の衝撃でした。

まあ、適当にがんばりますわ。

2012年04月26日LKM博士
助手A登場

先週から研究チームに助手Aが加わりました!

会社として、私のやっている研究はもっと発展させ、
さらに、きっちり引き継いでいくことも大事であるということでの補充です。

関係者一同、人選は迷いました。
理系だから、あるいは修士卒だからといって異動させても、
一筋縄ではいかない忍耐力の要る仕事なので成果を出すのは無理だろうという理由で。
私の出した条件は、
①この仕事に興味を持っていること。
②しんどい仕事であると理解している上で、挑戦したいという気概があること。

ということで、研究所内で募集をかけることになりました。
それで唯一、手を挙げた人物がA君だったということです。
(心の中は「えっ、たった一人?、やっぱりウンコが嫌か?」)

彼はこれまでメイトーのプリン開発を支えていた中心的な研究員です。
スーパーやコンビニでお馴染みの、
「なめらかプリン」や「カスタードプリン」
の多くは彼の作品です。

こんなプリンの重要人物を抜いてしまっていいのか?
という不安はありますが、まあ、なんとかなるでしょう。

彼の気概を正面から受け止めて、研究を進めていきたいと思います。
私としては、まずは、彼の中からプリンを洗い流すことから始めなくてはなりません。
社内で調整して進める商品開発とは異なり、
ここからの調整相手は社外の方が殆ど。
学会等では大学の先生や同業他社にいじめられることも多々あります。
英語という壁もあります。
そして、自分で情報を集め、自分の感性だけが頼りで、
日々の努力と運が必要な世界です。
これまでとは全く異なり、相当大変だと思います。

さらに、このブログを時々書くという余計な仕事もあります。
まずは、明日、自己紹介ブログです。

2012年04月17日LKM博士
金の切れ目は縁の切れ目

2009年度に採択され、3年間に渡って取り組んできた生研センター委託研究ですが、

参照①:ビッグ・ニューーーーース!!!!!1

参照②:ビッグ・ニューーーーース!!!!!2 

3月の年度末をもって終了しました。
「腸内細菌にポリアミンを作らせて、炎症を軽減し、健康寿命を伸ばす食品を創る」
というテーマ。

目標は達成し、色々と最後の報告書の提出等が先週終わり、無事終了です。

結構しんどかったので、終わって「燃え尽き症候群」に陥りそうで心配な私・・・

このプロジェクトを達成するためには既存のメンバーでは不可能で、
合計3名のポスドクを雇用しました。

ポスドクとはpostdoc(toral)のことで、博士研究員と呼ぶこともあります。
つまり、博士号取得後、まだ助教など定職に就かず(現実は「就けず」)、数年から長くて5年間程度の任期付で様々な研究室で研究する若手の研究者のことです。

日本の現状は、過去に国の政策でポスドクが増加したにも関わらず、彼らの就職先である大学や研究所の定員は減少しており(ましてや、企業のポスドク採用は皆無に近い状況)、不安定なポスドクのまま40代に突入する高齢化問題が生じ、危惧されています。
また、所属した教授のテーマに取り組むことが多く、自分がやりたい研究を進めるのも困難、自分が出した成果も教授などの成果になることも多く、私は問題視しております。
社会的地位も微妙で、立場が弱く、アルバイトのような給料で雇われている人も多いです。

従って、生活が不安定で、将来が不安で結婚等を躊躇する場合もあるようです。

皆さんに馴染みがないでしょうが、日本の頭脳流出にもつながる大問題と思われますので、
私なりにポスドクの紹介をさせて頂きました。

で、雇った3名のポスドクが非常に優秀で、おかげさまで良い研究成果が得られました。
私の無茶な要求にも応えてくれて、何より良き相談相手になってくれました。

でも、この委託研究が終われば、彼らを雇うお金はなくなります。
従って、チーム解散です。
まさに、金の切れ目は縁の切れ目。
とても残念ですが、これが研究の世界です。

2012年4月17日現在、
2名はアメリカ合衆国に、1名は国内の大学で助教のポジションを獲得し、
それぞれの人生を歩んでいます。
企業の研究員で生活が安定しており、比較的自由に研究し、彼らが羨ましがる私ですが、
何か取り残されたような寂しい心境です。

彼らの成果は論文のみ。
共同でやった仕事を論文としてまとめ上げることだけが恩返しと思って、執筆します。

ところで、やり残した仕事の打合せは、アメリカで開催するしかないですかね?

2012年04月16日LKM博士
テレビ収録

先週、テレビ収録でNBS長野放送に行ってきました。
「ビフィズス菌LKM512に興味がある。時間は短いけど取り上げたい。」
と依頼を頂き、私に出演するよう命令が下ったためです。

これまで、新聞や雑誌の取材はたくさんあったのですが、
広告費が限られている我々には番組提案など不可能なため、
テレビには縁がありませんでした。

さて、内容はNBS唐澤昌子アナウンサーとの対話形式。
一応、原稿はあるのですが、「カメラがこっちを向いている時はあまり読むな」という指示。
しかし、原稿があったら読みたくなる。

ディレクターさんや唐澤さん達と内容確認の打ち合わせ後、
スタジオでマイク等を装着し、1回リハーサルして、すぐに本番へ。
20120416.JPG
ラジオは過去に生放送2回、電話収録1回やったことはあったのですが、
やっぱりカメラがこっちを向いていると訳の分からんプレッシャーがあります。
そして緊張時に生じる便意も催し始めました。

「はい、2分前、カウント始めます!」
1分前、30秒前と近づいてきます。
唐澤アナウンサーは余裕で直前まで横で発声練習(準備発声?)しています。
スタート
・・・(。Д゚;≡;゚Д゚)(゚m゚;)(必死のパッチ)
気が付くと終わっていました。

一発OK。
さすが、本番に強いオレ様。(結構原稿読んでたけど・・・)

ということで長野県の皆様、
今週木曜日4月19日の11:25から「暮らしのターミナル」に出演しますので、
是非ご覧下さい。

2012年04月13日LKM博士
植物でもポリアミン!

私は「ポリアミンが腸のアンチエイジングに役立つ!」
と信じて研究しています。
ですから、
「LKM512が入ったヨーグルトで大腸内ポリアミンを増やして、
大腸を健康に保ち、老年病の原因の炎症を抑えて長生きしよう!」
と研究しており、動物実験ではそれなりの成果が出ています。
昨年の成果リリース

実はポリアミンは動物だけでなく、微生物から植物にまで、
全ての生物が持っている物質で、
DNAの安定化や、細胞の増殖や分化に関わっている、
生命活動に欠かせない物質なのです。

先日、植物のポリアミンの輸送体が発見されたという論文が日本から出ました。
米国科学アカデミー紀要
(Proceedings of the National Academy of Sciences of the USA: 略してPNAS)」
というハイレベルなジャーナルです。
論文要旨

元々は、除草剤への耐性を調べていた実験で、
それで発見されたタンパク質がポリアミン輸送に関わっていることがわかったようです。
植物にとってもポリアミンは重要で、形態形成や器官分化など多くの生理機能、
ストレスへの耐性にも関与していることが知られています。

リリースによると、研究グループは今後、
植物のストレス応答や老化の防止など、ポリアミンの分子メカニズムが解明や、
人為的にポリアミンの濃度を操作できるようになると
ストレス耐性の付与や作物の増産につながると考えているようです。
その通りだと思います。
植物と動物の違いはあれど、細胞レベルでみると共通点も多いかもしれません。
じっくり論文を読んでみようかと思います。

実は、この論文情報、弊社の山崎社長から連絡を受けました。
社長は"ポリアミン好き"だとは認識していましたが、専門家の私より情報が早いとは。
「社長、恐るべし...」

2012年04月11日LKM博士
桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿

良い実験結果を残すには十分な準備が大事です。
逆に言うと、周到な準備なしで、良い結果が得られるわけはありません。
そのため、私は可能な限り予備検討は実施するようにしています。

私の梅の盆栽、特に手入れしなくても毎年咲くには咲いています。

「花粉症」
「春は近づいたのですが...」
「やっと梅の花が咲きました」

しかし、年々、勢いがなくなっているような気がします。
綺麗に咲かせるためには、やはりやるべき準備があるようです。

『桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿』
梅の盆栽は、きっちり剪定して、数年に一度は土を替えることが、
綺麗に咲かせるための準備として必要なようです。

思い切ってやりました。

201204111.JPG

鉢をひっくり返し、根もざっくり切り落としました。
ばっさりと剪定もやりました。
赤玉8:腐葉土2
の比率の土を作り、盆栽らしく少し斜めに植えてみました。

201204112.JPG


どうですか! 盆栽っぽくなったでしょ。
問題は、素人なので何かミスがあって枯れないか?
60時間経過しましたが、小さな葉が萎れているということはありません ( ^o^)ホッ

『桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿』
桜は切れないので、盆栽としては存在しにくく、木の状態で鑑賞するしかないのかな?
とふと思う、桜満開の今日この頃。

2012年04月10日LKM博士
つくし

東京都西多摩郡日の出町の桜は昨日の暖かさで一気に開花し、
4-5分咲きというところでしょうか。

春が来たと喜んで桜で感じるのも良いですが、
地面の方にも目を向けてみましょう。
20120410.JPG
畑の隅で、つくしがニョキニョキ。

つくしって何かご存知ですか?
実はこれ、スギナって植物の胞子茎なのです。
スギナはその辺の草原にも普通に生えている植物で、
夏場は胞子茎ではなく、栄養茎となりその辺の雑草として光合成をしています。
その名の通り、軸となる茎の周囲に細い葉が伸び、小さなスギのようにも見えます。
ご存知でない方は図鑑やインターネットで調べて下さい。
おそらく殆どの方が見たことある雑草扱いにしている植物です。

シダ植物であるスギナは胞子を飛ばすのですが、
この胞子を作るために特別な茎を伸ばすのです。
これが春先に一気に地中から伸びるつくしです。
ですから、胞子を飛ばすとすぐに枯れてしまいます。

まだ周囲の草が生育していない暖かくなり出した春先に、
一斉に生えだすことから春の季語にもなっています。
つくしが終わればいよいよ虫の登場です。

2012年04月09日LKM博士
牛乳のパワー?

土曜日は、会社のOB会に参加し、これまでの研究成果を紹介してきました。
OB会の総会の後、早く懇親会を始めたい気持ちも強かったと思いますが、
しっかりと興味を持って聴いて頂き、非常に話しやすい雰囲気でした。

ありがとうございました m(μ_μ)m

実は、前夜は、身内意識を持っておられるし、ご高齢だし、どう話せばよいのか悩み、
夜中の1時前までスライドを作成していたのですが、その甲斐ありました。

約100名の参加でしたが、皆様、とにかくお元気です。
(体調が悪いと参加されないので、そのバイアスは考慮する必要がありますが)

私は高齢者グループの工場見学や集会などで講演することがあるのですが、
年齢はほぼ同じ位なのですが、比較にならない位、背中がまっすぐ、動作も機敏です。
何より頭がしっかりしておられ、懇親会時にたくさん受けた質問も的を射ています。

やっぱり牛乳って良いんですね!

私にウンコ実験を命じた、14年前の研究所長にもお会いすることができました。
今考えると、まさに『うんめい(運命)』です。

30年も40年も上の先輩方と話す機会は滅多にありませんので、
結局、四次会までお付き合いさせて頂きました。

皆さん無事に帰宅されたのかは、ちょっと不安ですが、
貴重なお話をありがとうございました。

2012年04月06日LKM博士
明日はOB会

明日は協同乳業のOB会があります。
引退された先輩方が年に一度集まるイベントです。
確か「協友会」って名前やったと思います。
全国から100名程度の方が集まります。

そこで、明日、講演することになっています。
実は、昨年も依頼されていたのですが、地震の影響で中止。
2年ぶりの開催になります。

OB会長には、
「通常のプログラム(会計報告など)は一瞬で終わらすので、
残り1時間半位、好きなだけ喋ってくれ」
と言われております。
お言葉に甘えて、好きなだけ、好きなように喋ります。
そしてOBの皆様には、LKM512ヨーグルトの購入という形で、
末永く支えて頂けるように話したいと思います。
とはいうものの、まだ、準備していません...。

講演が成功したかしなかったかは、その後の懇親会での「ウンコ」という単語の飛び交い度で判断します。
普段、何となく公の場では制限を受ける「ウンコ」という単語。
ウンコの壁が低くなり、会食中でも「ウンコ」という単語が飛び交えば、
それは聴いて下さった皆さんが、どっぷり私の世界に浸かったということで、
成功の証です。

さて、私は何次会まで付き合わされるのか知りませんが、
言われるがままに付き合う覚悟はできています。

2012年04月05日LKM博士
どうなってる?(2012年年間排便回数中間報告)

2012年も無意味に年間排便回数を記録しているのですが、異変に気付きました。

現時点での排便回数は、109回。
年間回数に換算すると、438回になります。
これまでの3年間のペースと比べると、明らかに落ちています。
2009年 509回
2010年 533回
2011年 508回(発表! 2011年 年間ウンコ回数
ですから。

しかし、記録を分析すると、
1月は33回(1.065回/day)で、年間換算で389.6回
2月は36回(1.15回/day)で、1-2月あわせた年間換算で420.9回
3月は40回(1.198回/day)で、1-3月あわせた年間換算で438.4回
とペースは上がってきています。

この結果は、12月に罹ったウィルス性腸炎の時に飲まされた多量の抗生物質のせいで、
昨年末にペースダウンして以来、
1月になっても元のペースに回復していないことを示しています。
それが、やっと本来の状態に回復してきていることを示唆しています。

一般的に、抗生物質は腸内環境に悪影響を与えると言われていますし、
腸内常在菌が大ダメージを受けることなどのレポートはありますが、
私の排便回数がここまで、しかも長期に渡って影響を受けるとは考えてもいませんでした。
恐るべし、抗生物質。

また、きっちりデータを取るって大事なことと気付かせてもらいました!
そうすることで初めて気付き、考察することか可能になります。

ウンコ回数記録をデータ化し始めて4年目、
初めて、なんだか科学的に意味があるようなことをやっているような気がしてきました。
Excelデータのバックアップ取っておかねば。

2012年03月28日LKM博士
指摘されまくる私 with iPad

農芸化学会は扱われる分野が広く、演題は2000を超えます。
従って、分厚くて重く、文字が細かい要旨集が例年作成され、配布されていたのですが、
今年からWebでのオンライン形式になりました。

キーワードや発表者などで検索すると関連演題の一覧が出てきて、
要旨を読みたければ、クリックするとPDFファイルで読めるという便利なものです。
その演題をマイスケジュールに登録すると(クリックするだけ)、
何月何日何時何分に何処の会場でその発表があるのかが
スケジュール帳のように登録され、
その通り移動すれば、時間さえ重複していなければ(移動距離も含めて)、
その演題が聴けるのです。
さらに、会場をクリックすると何号館の何階なのかという地図まで出てきます。

従って多くの方は、作成したスケジュールの印刷物かプログラム集と、
要旨のコピーを持参して学会に参加しています。

しかーし、私には支給されたばかりのiPadがあります。
この約24 × 19 × 1 cmの機械を持っていけば、
要旨PDFは発表中に開いて読めます。
また、ふと思いついたキーワードで検索して、
新たにスケジュールに加えることもできます。
そして、気付いたことや大事なことをメモすることもiPadでできるのです。
驚愕の便利さです。
しかし、iPadを使っている人は殆どいません。
使用していると、なんとなく視線を感じます。

そして、多くの知り合いに、
「携帯電話も持ってないのにiPadって、あり得ない進化でしょう!!!!」
って、ニュアンスの指摘をされました。
他にも、次のようなコメントも...
「"サルにウォークマン"を超えている」
「(私を見つめながら)目の前の状況が理解できない」

皆、私が便利そうに使っているのが悔しかったのでしょう ┗(●`п´●)┛

来年から増えますよ、iPadで農芸化学会に参加する人。

2012年03月27日LKM博士
日本農芸化学2012年大会終了

農芸化学会での発表を無事終えて、京都から帰ってきました。
私はねー、年度末のこの学会の後、地方での開催時は、
ちょっくら何処かに遊びに行って、精気を養おうと試みるのが恒例なのです。

一般演題では、たかが10分間程度の発表を行い、数分間の質疑応答をするだけですが、
研究者の前で自分の成果を話すとなると、社内や学内、あるいは記者相手とは異なり、
準備はそれなりにしんどいものです。
さらに、年度末という状況も合わさって、謎の疲労感と解放感が生じ、
非現実を味わいたくなり、ふらふらっと何処かに行きたくなるわけです。

例えば、3年前はこんな所に行っています。

呼子のイカ①
呼子のイカ②
呼子のイカ③

しかし、私にとって、今年の開催場所の京都は観光意欲が沸きません。
不本意ながらまっすぐ帰ってきました。

最近は共同研究の関係で、年間、数回行く機会がありましたし、
そもそも、奈良県出身の私にとっては、
京都の寺社等は奈良のものよりは格下であると思っていますので、
観光する気が起こりません。
また、実家に帰る時の通り道で必ず乗り換える駅ですし、新鮮味ゼロ。
それにこの季節は春休みと卒業旅行、例年なら桜も重なり、観光客が多過ぎです。
(ホテルを京都市内にとれない学会参加者も多数いたようです。)
まあ、世界の観光地京都に向かって生意気な事を述べているような気もしますが、
自分の気持ちなので、仕方ありません。
もちろん、飲むには京都の方が圧倒的に上であることは認めますが...。

さて、我々のチームが主催した、
「ポリアミンが調節する生命現象と健康長寿社会へのポリアミンの応用」
へ参加して下さった多数の皆様、誠にありがとうございました m(μ_μ)m 
満足して頂けたかどうかは少々心配ですが、
ほぼ満席で、ポリアミンに興味を持って頂けたのはよかったです。

以上。学会の中身の話、少なーっ (;´^`)ゞ

2012年03月22日LKM博士
厳しいですわ、あれもこれも

農芸化学会のため、今日の夜に京都に入ります。
しかーし、
まだ発表スライド完成しておりません。
威張る事ではないですが...。

今年は、一般演題とシンポジウム演題と2つの発表があるのですが、
今週は昨日まで、春分の日も返上で、学会とは別件の研究打合せでして、
それがまた莫大なデータの解釈で困難を極めまして、準備まで手が回っていないのです。
昨日は、私のウンコ色の脳ミソはパンク寸前でした。
いや~、厳しいです。

とはいえ、私は追い込まれて力を発揮するタイプ。
学会の一般演題自体は明日23日から始まりますが、私の発表は24日の夕方。
シンポジウムは25日の夕方。
まだまだ時間はあるという思考回路です。

新幹線内で頑張りますかね。
でも、新幹線内でコンピューター仕事をすると酔ってしまう私。

もう一つ厳しいのは、今場所の春日野部屋応援企画。
栃煌山関も栃乃若関も、厳しい星勘定になってきました。
上位挑戦ということで覚悟はしておりましたが...。
惜しい相撲もあるのですがね...。
恒例企画をどうすれば良いものかと悩んでおります。
とにもかくにも、今場所最後の応援ヨーグルト弾は発射しましたので、
今日の勝敗で実施の有無を決定します。

学会中はホテル生活。
大相撲放送やダイジェストの録画もできず、相撲を見るのも厳しく一苦労ですわ。

2012年03月19日LKM博士
気が付くと600回、たぶん...。

ブログのフォルダに大量に日々のブログが溜まっていたので、
昨日、1時間かけて整理しました。
そしたら、偶然、金曜日のブログが599回...、たぶん。

ということは、
ガ――――ン Σ( ̄□ ̄∥)

今日が記念すべき600回目や―――っ 〃(≧へ≦)〃

急遽、どなたかにスペシャルゲストを依頼するのは不可能ですから、
600分の1としてやり過ごすことに決めました。

ゲストに書いてもらうと私が書かなくて良いので楽なのですがね、残念です。

そういえば、博士のベストセレクションも全然更新していませんね。
自画自賛のブログも結構あるのですが。

「ちょっと落ち着かないと...」とは思ってはいるのですが、
なかなかドタバタしておりまして...。
また、今日からしばらく、この職場に丸一日いるという日がない、
落ち着かない1週間が始まります。

お酒もたくさん飲む機会がありそうなので、
開き直って、気合入れていきますわ!

2012年03月14日LKM博士
iPadを渡された私

私が携帯電話を持っていないのは、周囲では特別天然記念物級の扱いを受けております。
そんなものは要らんわけで、誰に持てと言われても持つつもりはありません。

ですが、外出時に一番困るのは、大量に届く仕事メールです。
学会で2日間でも会社を空ければ、返信が必要なものが軽く30通以上届いています。

それと、このブログ。
朝から外出の日は、6時台から書かねばなりません。
もし、6時台に出発する時は、5時台、あるいは前の晩遅くに書きます。
長期出張の時などは、1週間分まとめ書きしておかねばなりません。
やったことが無い人にはわからないでしょうが、
それはそれは、かなり大変な作業です。
移動中や外出先で書いて、ポンと送付できれば格段に効率的アップです。

もう一つ、取材、簡単な講演会、イベントの度に、
LKM512の説明をするのに印刷物を準備しなくてはなりません。
相手により、知りたい内容は異なるので、その度に準備して印刷しています。
「全部詰め込んでおいて、いつでも自由に必要な写真やグラフを出すことができたらいいなー」
と思っていました。

Twitterでは、「学会先等からもつぶやいて下さいよー」という要望などもありました。

これらを一気に解決するのがiPadということで、LKM事業部から支給されました。
20120314.JPG
iPadとiPodの区別もつかなかった私ですから、少しずつ使っていきます。

便所に持ち込み「ウンコなう」なんてやりませんから、ご安心下さい。

2012年03月12日LKM博士
今日は成果発表会

まずは、栃乃若関、やりましたね!
大関稀勢の里を圧倒の押し倒し。
今日の本題とは異なりますが、どうしてもこれだけは書きたかったので...。

さて、本日は、生研センターの研究成果発表会です。

「腸内ポリアミン濃度コントロールによる健康寿命を伸ばす食品の開発」
というテーマで実施していた研究です。

早いもので、このための研究資金を獲得したのは約2年と8ヶ月前で、
その時のブログはこれです。

ビッグ・ニューーーーース!!!!! ①

ビッグ・ニューーーーース!!!!! ②

今日はその総まとめの発表会なのです。

これに採択されてから私の意識は変わりました。
それまでは、
「他企業より良い仕事を、他企業が考えていない研究をしないといけない。」
と同業他社を意識していましたが、次第に、

「世界をあっと驚かせる仕事をしたい!」

と同業他社が視界に入らなくなったような気がします。

会社には申し訳ないですが、小ぢんまりと、会社のためだけに仕事をまとめるつもりはありませんでした。
税金を頂いて研究していたのですから、当然と言えば当然です。
但し、それが協同乳業の利益に繋がるということは確信しておりましたが。

成果発表の場も、微生物学や栄養学系等の専門ジャーナルから、
少しでも読者が多いであろう総合ジャーナルをターゲットとすることを心掛けました。

東日本大震災が起こった後は、特にそういう気持ちが強くなりました。
「こんな時に研究なんてしていて良いのか?」
というもやもやした思いを切り替えて、
「とにかく日本から元気の良い論文を出したい!」
という気持ちに...(まだ、不十分なのはわかっております)。

今日は、このような気持ちを込めて、
そして私のような若僧に、思い切って1億5千万円以上の資金を出してくれた生研センターへの感謝を込めて、プレゼンテーションしたいと思います。

そして終わったら、思いっきり、飲み食いしたいです。

2012年03月08日LKM博士
先日の論文を解説します!(漢方薬活性型ビフィズス菌)③

一昨日、昨日の続き、大黄の有効成分センノシドを腸内で分解して
薬効成分レインアンスロンを産生して腸の蠕動運動を活性化させる技術の開発です。

試験管レベルで良い結果が出れば、次はマウス実験になります。
「本当にセンノシド分解に腸内細菌が関与しているのか?」
まずは抗生物質を経口投与してみました。
結果は歴然!
何も与えない(対照)マウスでは、センノシド投与で明らかに下痢気味になるのですが、
事前に抗生物質を投与するとセンノシドを投与しても全く効きません。
糞便中に残っているセンノシド含量を測定してまた驚き。
対照マウスは、センノシドが殆ど残っていないのに、
抗生物質投与マウスは、たくさんのセンノシドが分解されずに糞便中に出てきます。

次に、抗生物質を投与したマウスに、昨日のブログで書いたビフィズス菌を投与して、
その後にセンノシドを投与してみました。
結果は明瞭!
きれいに下痢気味になり、糞便中センノシド含量は激減しました。

最後に、実際の蠕動運動を測定してみようと炭を経口投与し、
それが流れるスピードを測定してみました。
抗生物質投与後、ビフィズス菌を投与し、センノシドを投与し、その後に炭です。
ビフィズス菌を投与"あり"、"なし"で比較しました。
結果は完璧! こんな感じです。

20120308.jpgビフィズス菌を投与しているマウスの方が、炭の流れるスピードが速く、
蠕動運動が活発になっていることが証明できました。

と、3回シリーズでまとめましたが、空き時間の実験なので5年以上かかった仕事です。
そして、初めて、社内で他のメンバーにきっちり手伝ってもらって実施した試験です。
矢澤さん、近藤さん、ついでに助手K(彼は最後のおいしい所のみを手伝っただけなので)、
ご苦労さまでした。

さあ、便秘でお困りの皆様、センノシド系漢方便秘薬とLKM512をお試しあれ!

2012年03月07日LKM博士
先日の論文を解説します!(漢方薬活性型ビフィズス菌)②

昨日の続き、大黄の有効成分センノシドを腸内で分解して薬効成分レインアンスロンを産生して腸の蠕動運動を活性化させる技術の開発です。

とその前に、「レインアンスロンを飲めば良いじゃないか」というご意見もあるでしょうが、
この物質は安定性が悪いようです(化学は得意でないので説明が雑ですいません)。
試薬として販売すらされていない位です。
ですから、腸管内で作らせる方が効率的で経済的なのです。

センノシドをレインアンスロンに変換するには、
酵素で二段階の分解を行えば良いのです。
ややこしいので酵素の名前は書きませんが、こんなイメージですかね。
4ピースのパズル(センノシド)を第一段階で2ピースに割り、第二段階で1ピースに割ると、その片方がレインアンスロンであるというイメージです。

これら酵素をビフィズス菌や一部の乳酸菌が持っているだろうということは過去の報告からわかっていたのですが、それだけで研究が進んでいませんでした。
薬学部の先生方は、複雑怪奇な腸内細菌が登場した時点でお手上げ状態に陥るようです。
その結果、優秀な菌株を選出する作業は実施されていませんでした。
そこで、私が保存している135株菌株から優秀な菌株を選択する作業に入りました。
試験管レベルの実験です。
その結果、センノシドを分解し、レインアンスロンを産生する菌株が複数見つかりました。
その中から、胃酸を通過できる耐酸性を有しているものを選択し、
強烈にセンノシドを分解する菌株とマイルドに分解する菌株を選出しました。
強烈なのが簡易番号M-8(後にLKM10070と命名=正式に協同乳業の保存菌株に登録)と、
マイルドなのがお馴染みLKM512。
マイルドな菌株が必要な理由は、強烈過ぎると下痢になるリスクが考えられたからです。
そして、マウスを使った実験へと進んで行くのですが、続きは明日。

ちなみに、M-8という菌株はBifidobacterium pseudocatenulatum(ビフィドバクテリウム シュードカテヌラタム)という学名のビフィズス菌です。
私の本名はMitsuharu Matsumoto。
M-8のMは私の頭文字。
社内でも秘密にしていましたが、これは私のウンコから発見した菌なのです ( ̄ー+ ̄)

2012年03月06日LKM博士
先日の論文を解説します!(漢方薬活性型ビフィズス菌)①

「インフルエンザ予防にヨーグルトが効く」
流行っていますが、個人的には興味がありません。
おかげで、最近は一般の方向けに講演をすると、「LKM512はインフルエンザに効くのか?」という質問をよく受けます。
回答はシンプル、
「知りません。私はそんな実験やっていませんし、興味もありませんので。」

実は、私、こんな時代でも地道に"便秘解消"の研究の方が興味あります。
30年以上前から試されている、ある意味、超時代遅れのビフィズス菌の機能です。
2010年代に便秘解消に真剣に取り組んでいるビフィズス菌の研究者は稀でしょう。
しかし、私は、健康にとって一番大事なことは、大腸内で悪い代謝産物(腐敗産物)を長時間滞留させないことと信じています。
特に、入院患者の場合、運動不足と抗生物質の投与等で、重度の便秘症になるようです。
入院患者は当然、一般の生活をされている方でも、
飲み薬が効かなくなると、最終的には浣腸で強制的に排便させるのが現実です。

この飲み薬(下剤)に高い頻度で使われている漢方薬(生薬)があります。
その名は『大黄(ダイオウ)』。
あるいは大黄の有効成分『センノシド』という名の方が有名かもしれません。
便秘症の方は、何度か耳にしておられるのではないでしょうか?
一般の市販薬にも使われておりますので、実際に試された方も多いと思います。

この薬は、効く人と効かない人がいるのですが、その原因が腸内常在菌にあるのです。

つまり、センノシドを腸内で分解し、実際に腸の蠕動運動を活性化させる薬効成分「レインアンスロン」を作り出す役割を担っているのが腸内常在菌なのです。
もし、センノシドからレインアンスロンを産生できる腸内常在菌がいないと、
その人にはこの薬は効きません。
反対に、レインアンスロンを産生できる腸内常在菌がいれば、この薬は効きます。
「じゃ、少しでも多くの患者さんに効くようにしてやろうじゃないか!」
というのがこの論文(PLoS One 7: e31700)の背景です。
つづく。

2012年03月01日LKM博士
古いズボン

関東地方の方、昨日の雪は大変でしたね。
一昨日紹介した梅もびっくりだったと思います。

20120301.JPG


私は都心で研究の相談がありましたので、大雪が降る中、しぶしぶ出かけました。
初めてお会いする先生だったので、「別の日にしましょう」とも言い出せず...。
お土産にヨーグルト3箱担いで頑張って行きました。

但し、革靴ではなく、普段履いているカジュアルなもの。
かばんはリュックサック。
私には、雪の中を革靴で歩いているサラリーマンは滑稽にしかみえません。
余程のバランス感覚か受け身の技術を身に付けているのなら別ですが...。
実際に、何人も転ぶのを目撃しました。
でも、自業自得だと思います。

とはいうものの、スーツに普通の靴は明らかに変です。
ですから、ブレザー系にして、ズボンも少しでも靴に合うものにしようと、
普段ははいていない、古いものにしました。
学生の頃のもの。
たぶん成人式の時のものなので、18年前になります。

苦しかったですが、はけました!
時々太ったと言われますが、大して太っていないということです。

はい、今日はこれが言いたかっただけです。

2012年02月29日LKM博士
4年に1度の2月29日が年間ウンコ回数に与える影響

地球が太陽の周りを一周するのが、実は365.2422日かかるので、
それを補正するために4年に一度、2月29日があるのは有名な話です。

得したような気分ではありますが、
今日が4年に1度の誕生日の方は別にして、
まあ普通の平日でしょう。

しかし、
私の場合は、年間ウンコ回数を測定しておりますので、
決して軽視できないプラス1日です。
しかも目標回数をLKM512にちなんで、512回としており、
その回数に近づいた年もあったので、なかなか厄介な問題です。
各年のウンコ回数はここから→ 「発表! 2011年 年間ウンコ回数」

もし、今年目標の512回を1回オーバーして513回を記録してしまった場合、
恨んでも恨みきれない2月29日になることでしょう。

反対に、目標の512回を達成したとしましょう。
本来の年なら、511回じゃないかと思い悩むかもしれません。

理系の人間としては、
正式なウンコ回数をデータとして扱うためには、
回数を日数で割って、1日当たりの平均値で表示しないと正確ではないのではないか?
と別問題で悩んだりします。

とはいえ、1年が365日であろうと366日であろうと
年間回数は1月1日から12月31日までの集計なので、
とにかく、今年は366日であることを意識して、
日々、ウンコ道を精進しなくてはなりません。

今日の存在が、吉と出るか、凶と出るか...、そんなの関係なくウンコは出ることでしょう。
『総排便量(糞便重量×排便回数)はほぼ一定』の法則に従って。

2012年02月28日LKM博士
やっと梅の花が咲きました

毎年、私の梅の盆栽の花が咲いた時には写真をとって、ブログに掲載しています。
「花粉症」
「春は近づいたのですが...」
(2010年は見つかりませんが、何処かにあるはず。)

今年は一昨日にやっと咲きました。
20120228.JPG
昨年は1月4日に咲き始めているので、
1ヶ月半遅れです。
今年は非常に寒かったということ証拠ですね。
ほぼ毎朝観察しているのですが、
つぼみが膨らんでから、開花までの時間が長かったと思います。

たかが花ですが、梅の花の開花は、
虫好きの私にとっては虫の季節が近づいたということを強く感じる出来事で、
毎年結構嬉しいです!

同じ頃にスギ花粉も飛び始めるので、
自分は花粉症でなくてよかった、と幸せも噛みしめています。
ただ、これは日頃の腸内菌叢のケアが大事だと信じていますが。

こいつ、じつは肥料は野菜用のものを気の向くままに与えています。
梅にとって良いのか、悪いのか全くわかりません。
ただ、元気に花を咲かせているので、大して問題ではないのかなと思っています。
同じ植物ですからね。

2012年02月27日LKM博士
21年間ありがとう

出会いは1991年3月末。
長野県松本市の賄い付き下宿に私と同時にやったのを覚えている。
それから21年間ずっと一緒。
松本市で1年間
長野県伊那市で5年間
東京都福生市で約5年間
埼玉県所沢市で約10年間

まだ、そんなに衰えたところはなかった。
でも、時代の流れが許してくれなかった。
昨年の大変革は乗り越えたのに...。
ただ、周囲がどんどん進化していって、
周りと歩調を合わせられなくなってしまっただけ。

まだ元気な君を裏切って、君の代わりを決定した時は断腸の思いだった。

別れの日の朝も、君はいつも通りだった。
帰宅すると、いつもの君の場所には、薄くてでっかい奴がいた。
そんなこと忘れていた私は、しばらく呆然と立ちすくんだ。
とても、さみしかった。

疲れて帰ってきて、君をオンにしてホッとする。
そして、君をオフにして出ていく。
その繰り返しだった。
一緒に楽しんだのは大相撲中継が一番多かったかな?

21年間、本当にありがとう。
とても感謝している。

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2012年02月24日LKM博士
論文風にレアチーズケーキのレシピ紹介

問い合わせが多いので、
一昨日のレアチーズケーキのレシピを紹介します。
覚えている範囲で、あえて論文風に。

ビフィズス菌LKM512入りレアチーズケーキの作製

 カッテージチーズ(裏ごしタイプ,協同乳業㈱,東京)200 g、LKM512入りヨーグルト(おなかにおいしいヨーグルト加糖タイプ,協同乳業㈱) 100 g、砂糖 20 gをボール内で砂糖が完全に溶解し、均質になるまで撹拌後、レモン汁(ポッカレモン100,㈱ポッカコーポレーション,愛知)を3 ml添加し、さらに撹拌する。ゼラチン(ゼライス,㈱マルハニチロ食品,東京)5 gに水道水10 mlを添加し、電子レンジにて加熱溶解する。溶解後、直ちに、先に調整したカッテージチーズとヨーグルトの混合物に添加し、素早く撹拌し、予めクラッカー(RITZ, ヤマザキナビスコ㈱,東京)を3 mm以下のサイズに砕き敷き詰めておいた皿に入れる。形を整えた後、ラップを被せ冷蔵にて凝固させ(4℃,1時間以上)、摂取する時まで冷蔵(4℃)にて保存する。完成したレアチーズケーキには10億 cfu/100gのLKM512が含まれる。

※cfu: colony forming unit 寒天培地で微生物を生育してカウントした場合のコロニー数。
一般的には生菌数と解釈して問題ないです。

まあ、こんな感じですかね。
わかり難いでしょうね?
でも、我々はこっちの方がわかり易い人種なんです。
特徴としては、材料をむやみに改行して箇条書きで並べたりしません。
文章を書くスペースに限りがありますから。
また、一般の料理レシピにありがちな、適宜というような表現は絶対に使いません。
世界中の誰がやっても再現できるように表現することが重要です。

ちなみに、正確に量ってやったわけではありませんので、記述した量は大体です。
もし、これを参考にして作られる方は、砂糖の量は味見しながら調製して下さい。
甘さが少なくてもジャムなどをかけると美味しいと思います。
ヨーグルトは通販で買って下さいね(笑)
楽天市場メイトーオンラインショップ店

2012年02月23日LKM博士
論文出ました!

今朝、私が書いた新しい論文が、
アメリカ科学誌「PLoS One(プロスワン)」に掲載されました!

ちょっといつもと雰囲気が違って漢方薬のお話。
漢方薬の効く、効かないって腸内常在菌の影響を強く受けるんですね!
ということで、漢方薬を活性化させるビフィズス菌の研究です。

このジャーナル報道規制がかかっていて、
公開日を事前に知らせてくれるはずだったのですが、
見落としたのか、向こうが忘れたのか、
今日、公開されるまで気付きませんでした。

ということで、今日は色々大慌てで対処しております。
内容解説は後日。

論文はここから(↓)
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0031700
内容を簡単に示したリリースはここから(↓)
http://www.lkm512.com/contents/PLoS_ONE_0223.pdf
あかん、もう疲れた。

2012年02月22日LKM博士
史上初!? ビフィズス菌入りレアチーズケーキ

試作の余りなのか、理由はよくわかりませんが、
職場の同僚がメイトーのカッテージチーズ(自社製品)が余っているので
「食べて下さい」とくれました。
率直なところ、カッテージチーズってちょっと味気ないので、
酒のつまみとしては物足りなく、どうしたものかと悩んでいました。
ただ、パッケージを見ると、「チーズケーキ作りに。野菜スティックに」って書いてあります。
心の中では、
「誰が作るねん。ケーキが余程好きで、余程暇なら作るけど...。
野菜ねー。普段は売る程あるけど、この季節だけ無いんや。」
と自社製品のパッケージに文句を言っていました。

ですが、論文書きで疲れていたのでしょうか?
ちょっとインターネットで調べてしまいました。
意外と簡単そうです。
少なくとも、普段の実験に比べれば、あり得ない位にレシピは簡単で、
一度目を通しただけで私のウンコ色の脳ミソでもインプットできました。
もちろん、本格的なものは大変そうですが、そんなのは無視。
休日、自分の中で重要点を認識して、自分なりにアレンジして挑戦しました。
カッテージチーズ、LKM512入りヨーグルト、砂糖、レモン汁、ゼラチン。
味見しながらよく混ぜて、クラッカーの上に乗せ、あとは冷やしておくだけ。
実働10分強、火も使わなかったです。
ジャーン。
20120222.JPG
加熱もしていないので、ビフィズス菌LKM512もこの中に最低30億個は生きています。
予想以上に美味く、市販品と変わりません。

たぶん、史上初!
生きたビフィズス菌入りレアチーズケーキの完成です。

連日のケーキネタですが、正直、私はケーキ好きではありません。
ケーキがこの世になくても平気です。
ケーキ好きと思われる方がウンコ好きより恥ずかしい気がする私って素敵!?

2012年02月21日LKM博士
共著者からのプレゼント

論文が掲載されるのは研究者にとっては喜ばしいことです。
いや、多くの研究者にとって、自分の業績を評価するものは論文しかありません。
ですから、死活問題です。

自分がその研究に携わったのに名前が載っていない、
殆ど貢献していない人の名前が載っている、
など、論文の著者に名を連ねた外されたということに関するトラブルは
どの研究機関でも日常茶飯事であることです。
人間関係が露骨に出る部分で、第三者として観察している分には面白いです。

そのようなトラブルが多いのでしょうかね?
最近は、各著者が、何にどう貢献したのか(例えば、実験デザイン、分析、統計解析、
結果解釈、論文執筆など)を明記させるジャーナルが多くなっています。
個人的には、可能なら、貢献度を棒グラフで定量的に表したいなと思っています。
でも、そんなことをしたら、多くの偉い先生は貢献度マイナスになるかも...。

論文が掲載されるまでの道のりは長く、
とてもとても苦しいことなのですが(もちろんレベルによりますが)、
その過程で、一緒に悩みながら実験し、結果に一喜一憂し、
一緒に論文の審査員と戦ってくれる共同研究者もいます。
会社の上司や同僚も知らない、真の苦労を知っている仲間です。
その中の一人で、先日発表したScientific Reportsの論文の共著者の大賀さん(HMT所属)が、個人的にケーキを贈ってくれました。
「ごくろうさま」
と筆頭著者である私へのねぎらいと、掲載の喜びを込めて。
ジャーーーン
201202211.JPG
地元の山形県鶴岡市にある清川屋の『ミ・キュイ』というチョコレートケーキです。
ベースの生地はウンコ色です。
これも私への気遣いでしょうか?
冗談はさておき、
2年連続グルメ大賞を受賞し、以前は入手も困難なものだったようです。

美味しい食べ方として説明書に4~5秒間電子レンジで温めろと書いてあります。
で、それに従ってやってみると驚きです。
(厳密には、直前まで冷蔵庫だったので6~7秒電子レンジにかけました)
外側はそのままなのに、中のチョコがトロ~としてきて、
フォークで押すと溢れ出てきます。
201202212.JPG
この光沢のある部分が電子レンジで溶け出したチョコで、
上から押すと、トロ~っと出てきます。
こいつの正体はケーキなのかチョコなのか...、わからないような感覚です。
そして甘ーい。
甘いものは苦手な私ですが、ここまで甘いと参りました、OKです。
美味しかったです。

ありがとうございました。
これからも一緒にがんばりましょう。

2012年02月17日LKM博士
先日発表した論文(Scientific Reports)解説します⑨ ―疲れたので最終回―

先週、調子よく書き始めたのですが、気が付くと2週間ずっとこの話題。
疲れたので今日で終わります。

大事なことは、
①まだ腸内常在菌の産生物は殆ど研究されていないという背景
②CE-TOFMSメタボロームという手法の凄さ
③こだわったウンコ抽出法
④予想以上に多くの成分が腸内常在菌の活動の影響を受けていることが判明したこと
⑤これまでの知見では解釈できない結果
ですかね。

この結果は腸内環境という特定分野だけではなく、
医学、免疫学、生理学、薬学、栄養学、細菌学など
幅広い分野に活用することができる基礎的データであることに間違いありません。

今後、色々な方がCE-TOFMSでウンコをメタボロミクス解析する時代が来ることでしょう。
我々が一番乗りしたのは気持ち良いことです。

そうそう、すでに2009年に提唱済みですが
https://lkm512.com/blog/images/2009/10/07/
https://lkm512.com/blog/images/2011/04/26/)、
ウンコをメタボロミクス解析することを
『ウンコロミクス』
と呼んでいます。
国際的に通じるように英語で「スカトロミクス」にした方が良いのではないか
とアドバイスを頂いたりしましたが、
ウンコロミクスの方が言い易く、使ってしまいます。

この論文が出たことで、
ウンコロミクスという言葉を積極的に広げていきたいですね。
これ、私の裏テーマです。

9回に渡り"ややこしい論文解説"にお付き合い下さり、ありがとうございました。
m(μ_μ)m
おしまい。

2012年02月16日LKM博士
先日発表した論文(Scientific Reports)解説します⑧ ―結果と考察つづき、大腸の中のアミノ酸―

昨日までのように、無菌マウスと通常菌叢マウスの腸内代謝産物を比較し分類すると、
腸内常在菌が何をやっているのかを知る第一歩になるのですが、
「これまでの知見と違うじゃないか」、あるいは、
「その通りだな」ということが色々見つかりました。

わかり易い例を1つだけ挙げましょう。
誰もが知ってるアミノ酸!
小学生か中学生か高校生の頃(20~30年前)、
食事由来のタンパク質は酵素で消化されアミノ酸になり小腸で吸収され、
ウンコに出るのはゴミと習いました。
だから、ウンコにはあまりアミノ酸が無いと思っていたのですが、たっぷり検出されました。
たっぷりというのは、餌に含まれている量より増えていたということです。
簡単に言うと、餌に含まれたタンパク質は消化されアミノ酸になり、
結構な量が吸収されずにウンコになって排泄されているということです。
さてさて、栄養失調ならともかく、十分なタンパク質を摂っている日本人にとって、
アミノ酸サプリメントなんて意味があるのでしょうかね?
これ以上書くと怒られそうなのでストップ。

一方、大学の授業(15~20年前)では、
生体の酵素では消化しきれないタンパク質(あるいはタンパク質が少し分解されたペプチド)は
腸内常在菌によりアミノ酸まで分解され生体の栄養になる、
つまり、「我々は腸内常在菌と持ちつ持たれつ共生しているんだ」、とも習いました。
実は、若く希望に満ち溢れていた私は、こういう講義を受けて「微生物って凄い!」と思い、
そういう専攻に進んだのです。
が、殆どのアミノ酸濃度(検出できた19種の基本アミノ酸のうち15種)は、
無菌マウスと通常菌叢マウスに差がありませんでした。
しかも、残りの4種のアミノ酸は無菌マウスの方が多かったです。
ガーン、驚愕の事実 (ОдО∥)
要するに、消化不十分のタンパク質を腸内常在菌がガンガン分解して
アミノ酸を作っているという事実はおそらく無いということがわかりました。
「おそらく」と書いたのは、肉食動物の腸内常在菌ならあり得るような気がするからです。
無菌ライオンを作ってみたい衝動発生。

一方で、消化され吸収されず大腸に到達したアミノ酸は
腸内常在菌が窒素源(タンパク質系の栄養源)として利用して、
自分達の増殖に使っているということも色々報告されています。
しかし、殆どのアミノ酸が無菌マウスと通常菌叢マウスで差が無いことを考えると、
腸内常在菌がアミノ酸をガンガン使っているとは思えず、これもまた怪しい。
そういう腸内常在菌がいるのは否定しませんが、
腸内常在菌の大部分がそうであるという解釈は間違っているのでしょうね。

アミノ酸だけでもこれだけ混乱してしまったのでした。

ちなみに、このデータは論文の図3にあります。
緑が餌の成分が吸収されずにウンコになった時
(水分や消化液の影響を計算して補正)の濃度、
うす紫は無菌マウスウンコ、赤は通常菌叢マウスウンコの濃度です。

2012年02月15日LKM博士
先日発表した論文(Scientific Reports)解説します⑦ ―結果と考察つづき―

昨日の続きで、
③各成分の濃度を無菌マウスと通常菌叢マウスで比較しました。
の中身を今日は紹介します。

無菌マウスで多かったもの、通常菌叢マウスで多かったもの、差が無かったもの、
色々ありますので、餌成分も加えてグループ分けをしてみました。。
それが論文の図2になります。
ややこしいのでここにもその図の一部を掲載します。
20120215.jpg
A~Gまで7つに分けました。
カッコ内はそのグループに属する成分の数です。

A:無菌マウスの腸内に多く、餌に含まれていない成分。
これは、生体あるは消化で産生され、普段は腸内常在菌にほぼ分解されてしまう成分です。

B:無菌マウスの腸内に多く、餌に含まれている成分。
これは、生体あるは消化で産生されるか餌成分がそのまま出てきたもので、普段は腸内常在菌にほぼ分解されてしまう成分です。

C:無菌マウスと通常菌叢マウスに差がなく、餌に含まれていない成分
これは、生体あるは消化で産生され、腸内常在菌の影響を受けない成分です。

D:無菌マウスと通常菌叢マウスに差がなく、餌に含まれている成分
これは、生体あるは消化で産生されるか餌成分がそのまま出てきたもので、
腸内常在菌の影響を受けない成分です。
ウンコにダダ漏れ系の食物成分も入りますね。

E:通常菌叢マウスの腸内に多く、餌に含まれていない成分。
これが、一番わかりやすいですね。
そうです、単純明快、腸内常在菌により生成される成分

F:通常菌叢マウスの腸内に多く、餌に含まれている成分。
これは、腸内常在菌により生成されている成分、
あるいは餌成分で腸内常在菌が大腸での吸収を阻害している成分となります。
吸収を阻害する成分はあまり聞いたことがありませんので、おそらくEと同じく、
腸内常在菌が生成する成分と考えても大きな間違いはないと思われます。
ちなみに私が大好きなポリアミンのプトレッシンとスペルミジンはここに属します。

G:餌のみから検出された成分。
これも簡単ですね。腸で完全に吸収される成分です。

それぞれのグループに入る成分の詳細は論文の図2の下に丁寧に書いてありますので、
研究者で細かく知りたい方はそちらから見て下さい。
→ http://www.nature.com/srep/2012/120125/srep00233/full/srep00233.html

一般の方には、「一つ一つ、丁寧に調べて色を変えて大変ねー」と思って頂ければ十分です。

この1つの図を仕上げるのに一体何日かかったことか...
思い出すだけでしんどい。

2012年02月14日LKM博士
先日発表した論文(Scientific Reports)解説します⑥ ―結果と考察―

CE-TOFMS解析は共同研究先のヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ㈱にお任せして、しばし気楽に結果を待ちました。

で、1ヶ月程して出てきた結果にびっくり。
なんと、きっちりと成分が同定できたものだけで179成分が検出されました。
「こんなにたくさんの成分が一度に検出できるの!!!!!!」
かなり興奮したのを記憶しております。

これまでは、「成分Aは検出されたかな?」という感覚だったのですが、
「何や、この聞いたことない成分は?これも、あれも、あっ、成分Aは知ってる」
という感覚です。

しかし、1日、2日、3日...、日が経つにつれて、このデータをどう解釈するのかわからなくストレスが溜まってきました。

只々、唖然...、茫然...、ウンコする度に思い出し、憂鬱になってきます。
で、開き直って、そもそもこんなに成分が検出できたこと自体が世界で初めてなんだから、
わかったことをドンドン羅列しようと考えました。

①無菌マウスと通常菌叢定着マウスの代謝産物を比較すると、
全く異なることがわかりました論文の図の1aとb。

誰でも予測できることですが、データが示されたのは初めてで、見事に差があります。
腸内常在菌が大腸の中で色々な物質を産生あるいは吸収しているということの証明です。

②実は餌もメタボロミクス解析を行いましたので、それとも比較しました
論文の図の1c。

餌からは驚いたことに250成分が検出されました。
飼料会社もびっくりでしょう。
その内、131成分は大腸内容物からも検出されましたが、残り119成分は検出されませんでした。
つまり119成分は小腸で栄養として完全に吸収されたというです。

③各成分の濃度を無菌マウスと通常菌叢マウスで比較しました。
その結果、123成分が腸内常在菌の存在の影響を受けていることがわかりました。
多くなった成分と少なくなった成分がありますが、ややこしいので続きは明日。

2012年02月13日LKM博士
先日発表した論文(Scientific Reports)解説します⑤ ―方法つづき―

(「CE-TOFMSって何?」って方は①から読んで下さいね)

今日は、④のような方法の大局ではなく、極めて細かい条件の検討です。

私がもう一点こだわったことは、大腸内容物(ウンコになる直前の大腸内にあるプレウンコ)から代謝産物の抽出条件です。
健康に影響する腸内常在菌の代謝産物(産生物)は、菌体外に放出される物質でなくてはならず、菌体内の代謝産物は除かなくてはなりません。

しかし、これまで、CE-TOFMSメタボロームで分析されてきた実績のある研究対象は菌体内や細胞内の代謝産物で、菌体外のものは対象外でした。
菌体内の代謝産物を調べるには、菌体を破壊して内容物を得る必要がありますので、
前処理は有機溶媒(アセトニトリルやメタノール)で抽出していました。
確立されていましたが、今回と目的と正反対なので使えません。

従って、抽出法に関しては一から検討しました。

ウンコを何度も何度も使って...。
ウンコをある条件で抽出しては、菌体が破壊されて、菌体内の遺伝子が抽出液中に出ていないのかのチェックを繰り返しました。
また、菌体が破壊されない条件でも、菌体外成分の抽出が不十分だと意味がありません。
CE-TOFMSは電圧をかけ分析するので、それに影響が出る塩類も大敵でした。
苦労しましたが、なんとか菌体を破壊せず、ウンコ中の菌体外代謝産物をきっちり抽出し、CE-TOFMSの分析にも影響しない条件を見出したのは半年後のことでした。

論文審査の中で審査員に突っ込まれましたので、そのデータはSupplementary Information(付属データ)の9番目の図にあります。

ウンコ抽出方法の検討というマニアックな中身ですが、興味のある方は、論文の下の方のSupplementary Informationのファイルをダウンロードして頂ければ検討した内容を見ることができます。

「そんな細かい点にまでこだわって実験してたんだ!」
と思って頂ければ幸いです。

つづく

2012年02月10日LKM博士
先日発表した論文(Scientific Reports)解説します④ ―方法―

もう一度①から読んでもらえれば、今日もわかり易いと思います。

代謝産物を網羅的に調べる研究には特別な名前が付いておりまして"メタボロミクス"と言います。
代謝産物は英語でメタボライト(metabolite)、網羅的に分析する学問はオミクス(omics)という接尾語を付けますので、あわせてメタボロミクス(metabolomics)というわけです。

昨日まで書いてきたように、CE-TOFMSでメタボロミクスを行えば、腸内常在菌の代謝産物の全貌が解明できそうな予測が立つと、如何に文句のつけようのない試料を準備できるかということが重要になってきます。
そこで実験方法は慎重に考えました。

一つ目は細かい手法ではなく、実験系全体の構想です。
明確に腸内常在菌の影響を調べるためには、一切菌が付着していない無菌マウスというものを使うのがベストだと考えました。
しかし、単純に同じ系統の無菌マウスと普通に菌が棲んでいるマウス(通常菌叢マウス)を用意して比較したら突っ込みどころ満載です。

大腸では代謝産物の吸収もあるでしょうから、生体側の条件を極力揃えました。
つまり、同時に生まれた兄弟を2つに分けて遺伝的差異を小さくしました。
マウスは大体8-12匹の子供を一度に産むので、オスだけ選び(6匹)、それをしばらく無菌的に飼育しておきます。
そして生後4週目に、2つのグループに分けて、片方(3匹)はそのまま、もう一方(3匹)は通常菌叢マウスの糞便懸濁液を経口投与し、通常菌叢マウスを作りました。
そして同じ条件で育てて、生後7週目に大腸内容物を回収したのです。

また、1度だけの実験ですと再現性(同じことをやると同じ結果が得られるのか?)という点で文句がつく可能性がありますので、
同じ父親と先の母親の妹マウスとの間で子供を産ませて、
全く同じ実験を繰り返しました。
これ位の計画を立てておけば、実験系として突っ込まれる可能性は低くなります。

つづく

2012年02月09日LKM博士
先日発表した論文(Scientific Reports)解説します③ ―背景のつづき―

腸内常在菌がどんな成分(代謝産物)を大腸の中で産生しているのか?
実は私が盛んにアピールしているポリアミンもその一つです。
しかし、ヒト1個体当たり平均160種類程度の腸内常在菌が棲息している訳ですから、
他にも色々と作っているはずです。

腸内常在菌の代謝産物を調べるには、ウンコからそれらを抽出し、高度な分析機器で分析する必要があります。
最も使われているのが高速液体クロマトグラフィー(HPLC)といわれるものです。
ポリアミンもこれで測定しています。
他にも、現時点で研究が進んでいる酪酸などもこれを使って測定します。
しかし、ターゲットとする成分により、様々な分析条件(抽出、前処理も含めて)を変えなくてはならず、一度に網羅的に調べることは極めて困難です。
ポリアミンと酪酸を同時に調べることすらできません。

しかし、技術の進歩は凄いですね。
新たな分析技術が現れたのです。
慶応義塾大学先端生命科学研究所の曽我教授が開発された技術、
その名は、"キャピラリー電気泳動-飛行時間型質量分析計"
略してCE-TOFMS(英語で書いた場合の頭文字です)!

はい、訳わからんのは十分に承知しております。
ですが、これが名前なのでどうすることもできません。

代謝産物の多く(例えばアミノ酸など)は電荷を持っており、電圧をかけると自分の持つ電荷と反対の電極へ移動する(プラスのものはマイナス極へ)ので、その性質を利用して成分を分離する(一つ一つに分ける)のです。
これがキャピラリー電気泳動の仕事です。
そして、分かれた成分を飛行時間型質量分析計で何という物質なのかを決定するのです。

つまり、電荷を持つ物質ほぼ全てが一度の分析で調べられるのです。
そして、生物が作る代謝産物の大部分は電荷を持っているのです。

この方法を使えば、世界中の誰もやったことが無い腸内常在菌の代謝産物の研究ができると確信を持った私は、自慢の"少々強引な交渉力"を発揮して、予算内で研究を開始したのでした。

「少々じゃないでしょう。無茶苦茶強引でしょう」
という声が聞こえそうですが...。

2012年02月08日LKM博士
先日発表した論文(Scientific Reports)解説します② ―背景―

今では、腸内常在菌が健康に密接に関連していることは一般の方々も知っています。

大半の方の腸内常在菌に関する理解は、
「ビフィズス菌のような善玉菌は体に良いことをして、反対に悪玉菌は悪いことをしているので、善玉菌を増やせば良い」というものをベースにしたものだと思います。

研究分野でもこの考え方がベースにあり、これまで何十年間も、腸内常在菌の菌種構成を調べる研究が中心に行われてきました。すなわち、

どの菌が善玉菌なのか? あるいは悪玉菌なのか?
病気あるいは健常なヒトにはどんな菌種が棲息しているのか?
というアプローチです。

でも、今の所、「腸内常在菌は1000種類以上存在し、一人当たりは160種程度で構成されており、個体により棲息菌種が大きく異なり、個体差が極めて大きい」という程度のことしか自信を持って言えません。少なくとも私は(10年以上菌種構成を調べる研究を頑張ってやってきたのですがね...)。

さて、質問です。
どのように腸内常在菌は健康に関与しているのでしょう?
そもそも善玉菌や悪玉菌は、腸内で何をしているのでしょう?
たぶん、これに明確に回答できる研究者はいないでしょう。

私は、彼らが大腸内で作る産生物(専門的には細菌の代謝によって産生される物質なので「代謝産物」と言います)が健康に強く影響していると信じています。

理由は簡単。
分子量が小さく(サイズが小さい)、大腸の粘液に浸透でき、大腸の細胞に直接的に作用すると同時に、血液中にも吸収され全身を巡ります。

良く考えて下さい。悪玉菌がいるだけでは何も起こりませんが、悪玉菌が有害物質を産生することで、それが細胞を傷つけてガン化が起こったり、炎症が生じたりするのです。

しかし、腸内常在菌の代謝産物に関しては全く研究が進んでいません。
注目されている代謝産物は、ほんの10種類程度ではないでしょうか?

そもそも、どんな代謝産物が存在するのかすら知られていません。
調べたい、調べたい、調べたいー。
昨日も述べた知的好奇心というやつですね。

つづく

2012年02月07日LKM博士
先日発表した論文(Scientific Reports)解説します① ―その前に―

先日、Scientific Reportsに掲載された論文を何回かに分けてその解説をしたいと思います。

この論文、基礎的な研究のレポートでして、本来は大学等の公の研究者が行う仕事です。
皆さん、普通は応用研究を行う企業研究者が、
しかも協同乳業のように小さな会社の研究員が、
何故このような基礎研究の論文を発表しているのか不思議に思うことでしょう。
著者の私もそう思っているので、当然です。

念のために説明しますが、基礎研究とはウィキペディアにはこのように書いてあります。
「純粋研究とも呼ばれ、理論や知識の進展を目的にしている。
その出発点は知的好奇心であり、
研究成果を何かの役に立てることが目指されているわけではない。」

これに対し、応用研究とは、下のように書いてあります。
「具体的な問題の解決を目指すことが出発点であり、
産業や社会の発展のために行われる。」

すなわち、昨年8月に発表し多くのマスコミに取り上げられた
ビフィズス菌LKM512でマウスの寿命伸長効果が得られた」というような、
企業の商品価値の向上に直接的に繋がる研究成果は応用研究であり、
今回の基礎研究的な論文とは性質が異なります。

「なんで俺がやったんや?」
簡単にいうと、別の目的でこの実験にトライしたのですが、
びっくりする結果が出たので論文にまとめたということです。
但し、完全に予想外の偶発的な成果であった訳ではありません。
ウィキペディアに書いてある通り、
強い知的好奇心による裏テーマとして心の中で設定していました。
すなわち、
「この方法で調べれば、腸内常在菌の産生物に関する
これまでの知見を塗り替えるような新発見ができるかもしれない!」
というものです。

ということで、ややこしい内容ですが、
明日から簡単に説明できる範囲で解説したいと思います。

2012年02月06日LKM博士
先日掲載された論文の解説を書いていたのですが...

先日、Scientific Reportsに掲載された論文の解説をしようと、
昨晩、休日ですが頑張って少し書き始めたのですが、
その原稿を持ってくるのを忘れてしまいました。

先のブログで少し紹介したこれですね↓
https://lkm512.com/blog/images/2012/01/26/
腸内常在菌が産生する代謝産物を網羅的に調べた研究成果です。

困りました... (→.←) ん~.....

では、仕方ないのでちょっと自慢を。

どうやらこの論文、結構研究者の方は興味を持ってくれているようで、
公開されて僅か1週間(2012年2月1日)の時点で、総ダウンロード数が歴代3位になっていました。赤丸で囲んだところです。
201202061.png

更に、e-mailで紹介された数は歴代1位になっていました。
(これは何の数値が正確にはよくわかりません。面倒なので調べる気もしません。)


201202062.JPG


Scientific Reportsはネイチャー姉妹誌では最も新しいジャーナルのため、
まだ250報弱しか論文は掲載されていないので、それ程凄いこととは思えませんが、
それでも、それなりの論文が日々掲載される中で、これだけ上位に来るのはうれしいですね。
それに、これは会員でなくても世界中の誰でもダウンロードできるジャーナルです。
幅広い研究者の興味を惹いた点は喜ばしいことです。

2012年01月30日LKM博士
怒涛の1週間が終わりました

終わりました。
恐怖の1週間が。

記憶があまりありません。

確か月曜日は雪が降った日ですよね?

火曜日は在宅勤務で、たぶん20時間以上報告書を作成していたと思います。

水曜日は...、報告書の締切日としか記憶がありませんね。
そういえば、Scientific Reportsの公開時間が
予定(連絡を受けていた時間)より8時間ほど早く、大慌てで対処したような...。

木曜日は早朝から学会スライド作りで、何とか間に合わせ、
夜は懇親会で遅くまで飲み食いしました。

金曜日は、学会後、市民講座の準備しました。
たしか夜中の2時位まで。

土曜日は大宮ソニックシティーで市民講座。
舞台裏で、「一発目は何で笑わそうかな」と本気で悩みながら、
自分の出番を待っていた記憶だけが鮮明です。
結局ネタはまとまらず、ふわっとした感覚でスタートして、
エンジン全開まで5分間位かかったような気がします。

この1週間は、1ヶ月程前の出来事のように感じます。
そして、自分のこととしてではなく第三者的な視点でしか記憶していないのが不思議です。

怒涛の激走による副産物としては、
野菜の管理を怠った点と、目の下にクマができて残っている点が挙げられます。

ウンコ回数は排便の度にきっちりメモしており、
この記憶の曖昧さでデータが狂っていることはありませんので、ご安心下さい。
(誰も心配してないやろうけど、ウンコネタに触れないと気が済まないので書く。)
ちなみに大宮ソニックシティーでも、きっちりマーキングしました。

最後になりましたが、市民講座に来て下さった皆様、誠にありがとうございました。m(μ_μ)m

2012年01月27日LKM博士
発表! 2011年 年間ウンコ回数

皆様お楽しみの、私の2011年ウンコ回数を発表する日が来ました。

と、その前に

「いよいよ大詰め、年間ウンコ回数 2011」のブログで、

2011年は12月26日時点で、目標の512回が
達成できそうなペースであったことを思い出して下さい。

熱心なこのブログの読者の方は、毎年、1月後半に発表することもご存知のようで、
「そろそろ、発表の頃ですね」
と言われたり、つぶやかれたりしています。

元日にはわかっていることなので、さっさと発表したいのですが、
1月は大相撲初場所がありますので、
ブログのネタは豊富で後回しになるのです。

では、発表します。
ジャ―――――――――ン、パンパカパーーン
私の2011年のウンコ回数は

508回でした。
良いペースだったんですがね、残念 (┬_┬)
ウィルス性腸炎のダメージが予想以上に残っていました。
抗生物質を2週間飲んだので、腸内菌叢がボロボロになっていたようで、何か調子が悪く、
とにかくウンコがいつものように出なかったんです。

12月後半は食べる量も普段と同じに戻っていたのに、出なかったのです。
結局最後の1週間は1日1回程度のペースで目標に4回足りませんでした。

2009年 509回
2010年 533回
2011年 508回

んー、こうやって並べてみると、謎の充実感!
3年もやると、おおよその私の年間ウンコ回数が把握できてきました。

2012年01月26日LKM博士
論文が掲載されました!(Scientific Reports)

英国ネイチャー(Nature)の姉妹誌、Scientific Reportsに

私の書いた論文が公開されました。

Impact of Intestinal Microbiota on Intestinal Luminal Metabolome
というタイトルです。
意訳すると
「腸内常在菌の産生する代謝産物の全容解明」
って感じですかね。

後日解説致しますが、
腸内常在菌が作る物質が健康に関与しているのは皆さん頭では理解しているのですが、
実際は、何が作られているのかすらわかっていなかったのが現状です。

じゃー、徹底的に調べてみよう!

ということでウンコ(大腸内容物)を徹底的に調べた研究です。
徹底的というのは徹底的です。
CE-TOFMSという高性能機械を使って、180種類近くの成分を検出したのですから!
└(^へ^)┘

腸内環境研究の世界では間違いなくインパクトがある内容です。
それ以外の医学、薬学、免疫学、細菌学、栄養学など、
あらゆる分野の方にも影響する内容だと思います。

このジャーナルは無料でアクセスできますので、是非読んでみて下さい。
http://www.nature.com/srep/2012/120125/srep00233/full/srep00233.html

 

日本語でないと困る方は、プレスリリースを出しておりますので、まずはこちらを参照下さい。
http://www.lkm512.com/contents/Scientific_Reports.pdf

 

私にとっては初めてのネイチャーグループへの論文掲載です。
うれしいですね ^~^

(実際は受理されて1ヶ月が経っておりますので、もう喜びも冷めておりますが。)

 

あっ、この内容も少しは話しますので、今週末の公開市民講座には是非来て下さいね!⇒ https://lkm512.com/blog/images/news/2012/01/128.html

 

2012年01月25日LKM博士
現状報告(2012年1月25日朝)


「予想通りに死にかけています」に書いたことが、現在どんな状況か報告致します。

と、その前に。
今朝は車が会社に置いてあったので電車で出社したのですが、
案の定、途中激しい便意をもよおしました。
凍てつく公園の公衆便所に何とか辿り着き用を足しましたが、
私のプリ尻が凍りそうでした。
しかも、水も凍結しており・・・。
ここから先は秘密です。


さて、本題です。

本日1月25日の午前9時現在の状況です。
生研センター委託研究の報告書の締切(締切:本日5時頃):完成度:95%
日本ポリアミン学会で発表(26日午後):完成度:0%
公開市民講座で講演(28日):完成度:0%,開催は他スタッフで準備順調)
プレスリリース(今日か明日か...)(完成度:98%)。

もう、この3日間は数時間しか寝ていない状況です。

とにかくメインの生研センターの委託研究の報告書の残り5%を仕上げないといけません。
5%といってもA4に50ページほど壮大なレポートなので、結構あるのですね。
1,000円の5%が50円でも、100万円の5%は5万円のように。

とはいえ、午後5時には必ず提出しますので、それ以降は1週間ぶりにほっと一息ですが...。

でも、明日の学会発表の準備があるので油断してはいけません。

そうです、なんとか便所に辿り着いても、水が凍っていて...、なんてことがありますので。

2012年01月24日LKM博士
在宅勤務

昨晩は凄い雪でした。
午後8時10分頃、東京都西多摩郡日の出町はみぞれ。
「もし雪が積もりそうなら帰ろう」
と心に思い、着替えだけ済まして、調子が上がってきた報告書作りを続けていました。
午後9時頃、「もうやばいよ」と言われて外を見たら、真っ白。
なんじゃ、こりゃーーーっ!!! どういうこっちゃーーーー???
駐車場は私の車、ただ一台のみ。

なんで誰も教えてくれないんだ...。
昨日のブログで、「かなり気性が激しくなっているので注意」と書いたのが逆効果であったのか...。
なんとか、先輩のスタッドレスタイヤの車で送ってもらって帰宅できましたが。

こうなると朝は大変なことになっているのは容易に予想できます。
報告書作成の時間が無い現状を考えると、
通勤に1時間半~2時間もかけるのはロスとしか考えられません。
ということで、昨晩の内に、本日は在宅勤務と決定。
私は裁量労働制で勤務しておりますので、基本的には私の裁量に任されており、
連絡さえ取れれば何処で仕事していても良いのです。
(その代り成果はきっちり出さなければなりませんが。)

ということで、締切まで30時間を切りましたので早朝から頑張っております。
真面目なサラリーマンが雪の上を革靴で歩いてこけているのを想像しながら。

2012年01月23日LKM博士
予想通りに死にかけています

昨年10月に書いた通り(2012年1月が怖い)、えらいことになっております (ΩДΩ;)

10月時点では詳細な日程はわかっていませんでしたが、こんな感じです。

25日に生研センター委託研究の報告書の締切(現時点の完成度:70%)

26日に日本ポリアミン学会で発表(現時点の完成度:0%)

28日に公開市民講座で講演(現時点の完成度:0%,開催は他スタッフで準備順調)

それに、25日にはプレスリリースも予定しています(現時点の完成度:85%)。

いつも思うのですが、私の仕事ってどんな危機でも誰も助けてくれないんですよね。
データはあっても、それを解釈し、全体の中でどういう位置づけにするのかというのは、
基本的に私のウンコ色の脳ミソの中にしかないことですから、
助けようがないといえば、その通りなのです。

助手Kなんて、それを見越して、通常通り仕事してニヤニヤしているだけです。

どうしても生研センターの委託研究の報告書作りに時間を要するわけですが、
この研究は、1億7千万円近くの多額の税金でトライさせてもらっておりますので、
精一杯のエネルギーを使って仕上げる義務があるのです。

色々と世間に公開されている研究報告書をみていますと、
近年の理系の研究は細分化・専門化が進み、分野外の方には理解困難なことが多いです。

しかし、私は、研究者の責任においてそれは極力避けるべきだと考えています。
少しでもわかり易い表現を!
少しでも見やすいグラフを!
そして、少しでも研究成果の素晴らしさ感じてもらえるようなストーリーを!
と思い取り組んでいます。
(つまり、こいつにお金を出してよかったと思ってもらえるように仕上げたい)

ということで、先週から寝不足、寝不足、寝不足 (ΘДΘ)

ここまでくれば、開き直り、どう乗り切るのか、自分のことではありますが楽しみです。

周囲の皆様へ
只今、かなり気性が激しくなっておりますので気を付けて下さい。
非観光シーズンの平日に鹿せんべいを買った客を発見した
奈良公園の鹿レベルに凶暴になっております。

2012年01月16日LKM博士
もう1年、なんとか1年、とにかく1年やり通した

ウィークデーは毎日ブログを書くと決めて始めたのは2011年1月17日。
今日で1年間達成したことになります。

ある人の「毎日更新した方が見てくれる人は増えますよ」
がきっかけで書き始めましたが、かなり辛いです。
こんなに頑張る必要があるのでしょうか?
私が数えたところ、243-4日連続になります。
数回、前もってお願いして助けてもらいましたけどね。

訳わからん位忙しい日も書きました。
有給休暇をとって会社を休んでいる日も書きました。

ウィルス性腸炎で苦しんでいる時もそれをネタに書きました。
朝から外出の日は早起きして頑張って書きました。
体に染み込んだようで、アメリカで飛行機が飛ばなくなった時は暇つぶしに書く始末。

243回といっても実際は1日1日の積み重ね。
その日、その日、ネタ探しに夢中で大事なことも忘れてしまいました。

ブログ512回記念。本来なら9月にありました。
12月15日のブログ開設3周年記念。
両方、読者プレゼントしようと思っていたのに・・・。

さて、ここまでやった甲斐があったのか数字を確認してみました。
確かにアクセス数は上がっています!

毎日書き始める前の2010年の12月と2011年の12月のアクセス数を比較してみると、
4.1倍になっています。
良かった (^。^;)ホッ

不思議なもので、これに比例する形で通販のLKM512ヨーグルト売上も上昇しています。
「おもろいブログ書いている人が研究しているヨーグルトを1回注文してみるか」
と1人でも2人でも思ってもらえればそれでいいのです。
もし書いていなければこういうことは起こらないわけですから。

さて、個人的目標を達成したので、明日からちょっと休みますかね。
いやいや、折角なので引き続き頑張るか。
今悩んでいても仕方ないので明日考えます。

2012年01月10日LKM博士
寒いですが...

暦の上では、
先週の1月6日に「寒の入り」を過ぎて、
来週の1月20日の「大寒」を経過して、
2月3日の節分までが、1年で最も寒い時期と言われています。

実際に寒いですね。
手袋して運転しています。

以前にも書きましたが(今日から3月)、
私はほぼ同じ時刻に同じ場所を車で通るので、太陽の位置を敏感に感じるのですが、
12月の冬至の頃と比べると、
もう、太陽の位置は上がってきています。
気が早いですが、夏に近づいているということですね。

ところで、気温に最も影響を与えているのは太陽だと思うのですが、
冬至の12月下旬より、
太陽の高度も上昇し、日照時間が長い1月下旬の方が寒いのは何故でしょうね?
夏の場合も同じです。
夏至の6月より7月、8月の方が暑い。

理科の授業では、
「地表や海が冬至の頃にはまだ冷え切っていないが、1ヶ月余り遅れて冷えるからだ」
と習い、テストの答案にはそのように書いて丸をもらっていましたが、
あまり納得しておりません。
そもそも、地表から何m下まで、太陽パワーの影響を受け気温を左右するのでしょうか?
ちなみに、変温動物の虫たちは地表から10 cm程度で十分に冬を越しますし、
(冬を越すというレベルでなく、幼虫などは活発に行動して成長するものも多い)
畑の大根や人参も数センチの土を被せておくだけで、
凍結の影響も受けずに、あまり傷まずに真冬でも保存できます。
と考えているとやっぱり納得できません。

規模が大き過ぎる話で、自分の眼で確かめたことが無いからでしょうかね。
微生物の様なちっちゃいものを扱っているもので...。

2012年01月05日LKM博士
美しき鹿の糞

正月、自分のブログをボーっと読みなおしてみました。
これが結構面白い。

虫の話が素晴らし過ぎる。
大相撲ネタも、年末のNHKの総集編を見るより記憶が甦ってきます。
ウン小話も結構たくさん書いていますね。
困った時の野菜作りネタ。助けられています。

ですが、昨年1年間を通して一点気になることがありました。
「勝手に奈良県観光大使」と名乗っておきながら、奈良ネタが少な過ぎる。

ということで、今年は鹿の糞の写真から入ります。

鹿の糞の写真は2009年に

「授かったヒント」

でも掲載しましたが、
今回は立体感を伝えたいとかなり近づいてアップ写真を撮りました。

娘や甥っ子を使って良いウンコ(出したてで輝きがあるもの)を見つけるのに5分程度、
デジカメの撮影モードをいじりベストショットを取るのに10分程度の試行錯誤。
娘や甥っ子にも見捨てられ、
「正月から何を必死でやってるねん」と思いながらも渾身の一枚。

20120105.JPG

どうですか?
輝きがあり、美しさすら感じさせる一枚がとれました!
ちなみに真ん中やや左にあるのは普通の石ですから。

おかげで、
すぐそばを通り過ぎていく大勢の初詣客にはかなり奇異な目で見られていましたが、
年明け早々、最高のウンをゲットできたと思えば良いことです。

2012年01月04日LKM博士
仕事初めですね

改めまして、明けましておめでとうございます。

今日から仕事初めの方が殆どですかね。
私は今日まで休みにしています。
Uターン(帰省)ラッシュが嫌いなのです。

Uターン(帰省)ラッシュってやつは凄まじく、
今年のカレンダーだと2日午後から3日は終日、激しかったことでしょう。

経験が無い方も結構いらっしゃるようですが、
尋常じゃないんです、これ。

駅や空港は移動する人で溢れ、弁当購入やトイレも一苦労。
私は車を使いませんが、高速道路も激しいようですね。
新幹線などはいつもガラガラのグリーン車も完全に埋まるレベルです。

帰省ラッシュでもう一つ意外な盲点は、
移動する人だけでなく、
送迎に来る家族も加わっているので駅や空港は混乱しているということです。

私は仕事の都合上、仕方ない時はこの中に加わりますが、
幸い自分のペースでできる仕事ですから、今年は1日遅らせ本日戻ります。

とはいえ、地獄の1月がスタートしていますので、
研究の感覚を無くさないように、
年末から毎日、夕食前など時間を見つけてはコンピューターで作業をしています。
おかげで丸一日働く分位は進展しました。

では、皆さん、今年もよろしくお願い致します。

あっ、殆どの方が休暇に入っていた

12月29日1月1日にも
ブログを更新していますので、
是非ご覧ください。
セクスィーニンジンは必見です。

from 奈良の実家

2012年01月01日LKM博士
明けまして、おもしろ画像です(セクスィーニンジン)

明けましておめでとうございます!

昨年最後はナスのおもしろ画像で失礼しました。

飛躍の年にしたい2012年も、おもしろ野菜画像から始めます。


20120101.JPG


セクスィーニンジンです。

もちろん、これも私の畑で収穫したものです。
見事な脚線美!
いやー、ほんとセクスィーですね。

なんのこっちゃ、よくわからんブログで始まりましたが、
本年もバシバシ書きますので、
このブログを、いや、LKM512を
よろしく
お願い    ┌(゚ロ゚)┐
致します!!  ┌(_ _)┐↓

2011年12月29日LKM博士
年忘れ、おもしろ画像

皆さん、もう大部分の方が、年末年始休みに入っておられると思います。

私も本日の夕方、実家のある奈良県生駒市に帰省します。

ということで、

今日で今年最後のブログになります。

本年もたくさんの皆様にご愛読して頂きまして、
誠にありがとうございました m(μ_μ)m

今年初めに比べて、1日あたりのアクセス数も2倍、3倍と上昇し、
嬉しい限りです -(^-^)-

今年は「LKM512の長期投与でマウス寿命伸長効果」も発表できて、

テレビ、新聞にもたくさん登場し、LKM512にとっても飛躍の年になりました。

さて、最後に年忘れおもしろ画像として、
変なナスを紹介致します。


20111229.JPG


もちろん私の畑で収穫したものです。
何でこんな形になるのでしょうね?
ナスのヘタが髪の毛で、大きな鼻に見えます。

いや、しかし...、私には...、
"おちん○ん"に見えてどうしようもないのですね~。

おしまい。

良いお年を!

2011年最後のブログが、こんな終わり方でよいのか不安・・・

2011年12月28日LKM博士
市民講座のお知らせ

突然ですが、お知らせです。

ちょうど1ヶ月後の1月28日の土曜日に、
大宮ソニックシティ―の小ホールにて
日本ポリアミン学会の後援で、
『あなたが知りたい本当の健康長寿』というテーマで、
市民公開講座を開催致します。

20111228.JPG

午後1時30分開場
午後2時開演です。

誠に申し訳ないですが、事前予約は致しませんので、
先着順になります(496席)。
お早めにお越し下さい。

日本テレビの"世界一受けたい授業"やNHKの"あさいち"などに出演されている
自治医大さいたま医療センターの早田邦康先生にお話しして頂きますが、
実は私も30分間ほど、講演させて頂く予定になっております。

一般の方が対象ですので、
当然このブログの「ウンコなお話」も交えながら、
楽しくお話できればうれしいなと考えております。

是非、皆さんのご参加お待ちしております。

お願い  ┌(゚ロ゚)┐
します!!  ┌(_ _)┐↓

2011年12月26日LKM博士
いよいよ大詰め、年間ウンコ回数 2011

「俺、忙しいのにアホなことをしているな」と思いながら、
ここまでの集計をしました。

12月初めにウィルス性腸炎に罹るという事件がありましたので、
繰り返した激しい下痢により
もう目標の512回をオーバーしている可能性が高いかなと思いましたが、
意外や意外、素晴らしいペースで来ています。 

なんと、
12月26日11時現在で
502回です  w(゚o゚)w

下痢でのオーバーペースを、
腸炎中の食事制限(おかゆとスープだけで1週間、2.5 kg痩せましたから)と、
その後の回復に伴う便秘でカバーしましたね。

つまり、あと今日を含めて6日間で10回のペースでいけば達成できるのです!!!!!
1日あたり、1.667回のペースです。

これまでのデータから計算すると、
1日あたりの排便回数は1.4回程度なので、
1日あたり0.25回ほど多く排泄しなくてはなりません。
つまり、計算上は1回=0.25×4日間。
通常のペースに4日間で1回多くウンコをすれば達成できそうな計算になります。

野菜の摂取量と、年末に奈良に帰った時の食事がポイントになってきますね。

2011年12月21日LKM博士
幸せのおなら

先週、ウィルス性腸炎の時は激しい下痢でした。
少し何かを食べると、すぐに下痢。
水状の下痢です。

従いまして、屁もこけません。

不意にやろうものなら、間違いなく水下痢が漏出してしまいます。
そもそも、肛門の感覚だけでは、屁と下痢の区別もつきません。
屁と思われるが、念のため便器に行ってやってみるか。
「ゲッ、あぶなかったー」
ということが何度かありました。

とても危険な1週間でした。

ですが、おかゆ生活の甲斐もあり、腸炎は回復しました。
回復の兆候が現れた途端、下痢止めが効いていたのか、3日間全くウンコが出なくなり、
便秘の方の気持ちが少しわかったような、貴重な体験ができたと思います。
今週の月曜日から通常の食事に戻し、LKM512ヨーグルト摂取も再開しました。
すると、昨日、溜まっていたウンコが大量に放出されました。

スッキリ!

気が付けば、昨晩あたりから、ええ感じの屁も復活。
臭いも無くなりました。
従いまして、うっぷんを晴らすかのように、思いっ切りこいています。
一発の屁を、短く切って、5連発位にする技も復活です。
音も良いです。

私の感覚では、幸せな屁は、『屁』ではなく『おなら』です。

おならを自由にできるって、こんなに幸せなことなんですね!

2011年12月20日LKM博士
相互扶助

「相互扶助(そうごふじょ)」
手元にあるデジタル大辞泉によると、「互いに助け合うこと」とあります。

私は10年以上かけてビフィズス菌LKM512を一生懸命育ててきました。
今では、年間十数億円の売り上げ(この10倍を目指しておりますが)があり、
専門の部署もできました。

「おい、LKM512よ、俺に感謝せい!」

しかし、この2週間で、私もLKM512に感謝しなければいけないことに気付きました。

11月中旬から、ヒトの体を使った本格実験のため、
久しぶりにLKM512摂取を長期間ストップしました(私も予備的被験者として参加)。
ストップして3週間後、見事にウィルス性腸炎に罹りダウン。
少しでも食べ物を口にすると30分~1時間以内に水状便の激しい下痢ピー。

入社以来14年間、
一度も風邪などで体調を崩して休んだことがない強靭な肉体を持つ私が、
凄まじい口内炎の直後から激しい下痢で苦しんだのです。
(下痢以外は特に悪化することはなかったので今回も休む程にはなりませんでしたが)

初めて気づきました。
「LKM512は私を守ってくれていたんや」

良く考えれば、これまで、
周囲で風邪が流行っていても、忙しくて寝不足でも、酒を飲み過ぎても(関係ないか)、
私だけ全く体調を崩さないのはおかしいですもんね。

私の人生、これからも支え合っていくしかないようです。

ただ、1点だけ心配が...。

実験で頂いた被験者のウンコに含まれていたウィルスが、
助手Kを経由して私を攻撃してきた可能性があるのです。

実は、助手Kも激しい下痢になっているのです。
彼は年中下痢気味ですが、それとはレベルの違う水状の激しい下痢を
1日6回以上しているようです(平気な顔をしていますが)。

そうなると、LKM512摂取中止とか関係なく、ウンコ実験のリスクの問題になるのです...。

2011年12月19日LKM博士
私と一緒にウンコ回数をカウントしたい方へ朗報です(カレンダープレゼント)

先週の1箱送料無料キャンペーンにご応募して下さった皆様、
誠にありがとうございます m(μ_μ)m

「機能性ヨーグルトって味は期待できないものだと思っていたのに、
めっちゃおいしかった!」というような内容の感想を
多数頂き、私もうれしくなっております (o^ー^o)

2箱以上のご購入は年中送料無料ですので、これをきっかけに是非続けてみて下さい。

さて、先週発表した来年のメイトーカレンダー
「ウンコ回数カウント機能付LKM512カレンダー(卓上)」ですが、

「欲しい」という要望が多いです。

ということで、
先着50名様に、
通販のインターネット注文で2ケースまとめ買いして頂いた方限定で、
カレンダープレゼント決定ーーーーっ。

こちらからどうぞ↓
楽天市場メイトーオンラインショップ

先程(2011年12月19日午前10時)スタートしましたのでお早めに。


「ウンコ回数カウント機能付LKM512カレンダー」をゲットして、
来年は、私と一緒にウンコ回数を数えてみませんか!
201112142.JPG

2011年12月15日LKM博士
ウンコのサイズと回数

昨日の協同乳業のカレンダーの話で質問を受けました。
ウンコ回数がチェックの件ですが、
(何のことかわからない方は昨日のブログを読んで下さい。)

「ウンコが少ない場合、印は半分にするのか? つまり、0.5回とするのか?」という
質問を受けました。

ということで、今日はウンコサイズについて語ります。

殆どの方はほぼ毎日ウンコをするわけで、ちょこっと見て流す行為を繰り返すうちに、
自分のウンコがスタンダードとなっているのです。

サイズ、形状、におい、色も、気が付いたら、自分のスタンダードができているのです。
ですから、無意識にそのスタンダードと比較して
「今日はでっかいウンコが出た。今日のは黄色い。」というようなことを思うのです。

ですが、それは間違いなくあなたの指標です。
そのサイズや形状は他の人のウンコには当てはまりません。
10年前は全糞(排泄したウンコ全て)を頂いて実験していたので間違いありません。

人生色々、ウンコも色々。

この時、排便時間等もチェックしていたので気が付いたことがあります。
排便回数が多い人は、サイズが小さいのです。
反対に、排便回数が少ない人は、サイズは大きいのです。
よく考えれば当たり前のことです。
原料(食糧)の量があまり変わらないわけですから、
製品(ウンコ)もほぼ同じ量になるわけです。

名付けて、
『総排便量(糞便重量×排便回数)はほぼ一定』の法則です
※食事量が同じと仮定した場合

但し、大腸滞留中に水分は吸収されるので、排便回数が少ない人は、
少し総排便量(重量)は少なくなる傾向にあります。
糞便重量ではなく、糞便乾燥重量にしたら、より正確になるでしょう。

まだウンコにも抵抗があった若かりし頃、衝撃を受けたのを思い出します。

私は自分のウンコで何度も何度も分析の練習を繰り返していました。
そして訪れた試験本番の日。
社内で被験者の一人である先輩が袋に入れたウンコを誇らしげに手渡ししてきました
(当時は個人情報などの意識も甘く、ウンコ提供者の番号も私が割り振っていた)。

「はい。満タン充填しておいたよ。」
「ありがとうございます!」(ウンコが揃うまで帰れないので心からうれしい)

だが受け取った瞬間

「重っ!!!」
予想外の重量に、袋を受け取った右腕が下にぶれるのを感じました。
早速作業を初めて驚いたことに、重量はなんと500g。
私のウンコの5倍以上のサイズです。
後にアンケートでわかったのですが、
この先輩は3日に1回しかウンコをしない方でした。

最初の質問ですが、
量が少なくても1回は1回とすべきでしょう
というのが私の回答です。
あまり深く考えず、自分のバロメーターとしてデータを蓄積していけば面白いと思います。

2011年12月14日LKM博士
2012カレンダーに・・・

来年のカレンダーが登場する季節ですね。
私は業者の方から色々頂きます。
1年が1枚になったもの、月めくり、日めくり、卓上、ポスター系、色々です。

私が今年最初に頂いたのは大相撲カレンダー。
九州場所中に春日野部屋さんから頂きました。
汗だくぬるぬるで餅つきの杵を担いでいる横綱白鵬が表紙で、なんか笑ってしまいました。

なんて思っている内に、協同乳業のカレンダーも完成しました。
基本的にはお得意さんに配るものですが、社員も1部ずつ配布されます。
毎年、乳製品関連の当たり障りない卓上カレンダーなのですが、
今年はなんと、LKM512のカレンダーです。
しかも、私の似顔絵が表紙です。

201112141.JPG

企画、内容作りの段階で知ってはいたのですが、
完成品が配られているのを見ると何か変な気分です。
会社の公式カレンダーですよ。
なんで俺の顔が...
「一社員なのに名物社員みたいになっとるやんけっ」
おとなしくしているつもりなのに、キャラクターが強過ぎるのか...。
それも、この似顔絵、皆から「爽やか過ぎる」とクレームがひっきりなしなのに...。

で、このカレンダー、表紙以外にも他にはない素晴らしい利点があります。
ウンコ回数が数えられるようになっているのです。

201112142.JPG


ウンコマークがついており、排便したら色を塗るのです。
しかも1日3回しても大丈夫です。
ここには私の意向が強く盛り込まれました。

ただ、弱点もあります。
職場で使っていると皆にウンコ回数がばれてしまいます。
これは包み隠さず、堂々とすればよいですね!

2011年12月12日LKM博士
あのヨーグルトを通販で送料無料キャンペーンします!

九州場所中に実施した春日野部屋応援ヨーグルトプレゼント企画に外れた方のために、

本日12月12日 月曜日 午前10時から

12月19日 月曜日 午前10時まで、

通販のメイトーオンラインショップで、送料無料キャンペーンを実施します~!!!


普段から2箱以上で送料無料なのですが、この期間は1箱でも送料無料。
「味がわからんのに2箱はリスクが高い。まず1箱で試したいが送料が高い。」
と思っている方は是非この機会に!
我々に儲けはありませんので、太っ腹な企画やで~ └(>з<)┘


春日野部屋の皆さんが食べている様子(↓)
その①

その②

その③

クリーミーな味にも自信あり。大好評です。

更に、このヨーグルトに入っているビフィズス菌LKM512は、
『寿命伸長効果』が認められている唯一のビフィズス菌でーす。
「ビフィズス菌LKM512」と「寿命伸長」で検索してもらえれば、
たくさんそのニュースが取り上げられているのがわかりますよ!

先日は、明石家さんまさんの「ホンマでっか!?TV」のネタにもなったようです。
私はこの番組知りませんし、放送も見ていませんが、
「ホンマでっか」なんて疑わんといて欲しいもんです。
私がマウスを使って5年もかけて研究したんですから、ホンマですよ!

私も8/22から8/30まで計7回、このブログでこの研究論文の解説をしているので、
興味のある方は読んでちょうだい。

1回目はこれ↓
「ほな、論文解説しますわ① ―背景―」

じゃ、今日は胡散臭い位に軽いノリのまま、おしまい。

おっと最後にもう一度連絡、
LKM512入りヨーグルト送料無料キャンペーンはここから(↓)
メイトーオンラインショップ

2011年12月09日LKM博士
初雪

今朝は雪です。
それも結構激しく降っています。
この冬一番の寒気が来ると通勤中車内のラジオニュースで聞いていましたが、
雪が降るとは思っていなかったので、少し驚きです。
私の職場から見える風景です。
20111209.JPG

「関東地方、山沿いでは○○」
という予報をよく聞きます。
この"山沿い"が何処を示すのか、いまだ不明です。
多くの方は、栃木県や群馬県をイメージされているようですが、
ここ東京都西多摩郡日の出町も、天気としては該当することが多いです。

冬本番スタート。
いよいよ野菜も甘みを増してきますね。
そして、今週紹介した晩秋の虫であるジョロウグモなどは、
初雪と同時に姿を消すことになると思います。

虫好きには少し寂しいですが、寒い冬がきっちりやって来ることも大事です。
一定以下の低温を経過しないと、ちゃんと花が咲かない植物があります。
程々に寒い冬を期待したいですね。

と、今日は当たり障りなくまとめましたが、私の体調が思わしくないんですね。
不思議なもので、体調が悪いとジョークも毒々しさも出せません。

実験の関係で、1ヶ月間摂取を止めていたLKM512入りヨーグルトの摂取を
昨日から復活しましたので、来週には回復することでしょう。

2011年12月05日LKM博士
恐怖の口内炎

口内炎はできやすい体質ではありますが、こんなことは初めてです。
我が人生最大の被害を受けましたので報告させて頂きます。

少し体調が悪くなっていたり、強いストレスがかかったりすると口内炎は発生し易いといいますが、そのような状況が原因でしょうか?

只今、体をはった(決められた食事を食べ、それ以外は食べない)実験の真っ最中。
詳細は企業秘密ですが、私がトライする研究の価値を理解し、協力してくれる勇者達と一緒に私も被験者の一人になっています。
失敗は許されない試験。
自分で責任を持ってきっちり実施したいのですが、私自身が被験者でもあることも考慮し、
また助手Kの責任感を育むために、敢えて、助手Kに全てを任せております。
これがとんでもないストレス。自分でやる方が100倍楽。

ちょうど、学会の要旨提出の時期でもあります。
共同研究者の皆さんに意見を伺いながら、要旨作成。
結局は私が発表代表者でない演題要旨まで私に回ってくる始末。

そして、先日ブログでも紹介した恐怖の1月が迫り、既にその作業が入ってきておりますし、
うまくいっていない実験もある...、修正が進まない論文もある...。
自動的に夜遅くまでやらなければならなくなり、睡眠不足に陥っていました。
私の健康の源、ビフィズス菌LKM512も試験のため3週間以上摂取禁止中。
ストレス、ストレス、ストレス。ストレスフルな状況でありました。

以下、経過報告です。

月曜日
舌の左側が少し痛く、よく見ると小さな口内炎があった。

火曜日
下の左側はかなり痛くなり腫れてきた。
しかし、実験中のためビタミン剤は飲めず、軟膏薬も塗れない。悪化の一途をたどる。
この日は1時間×3回も講義したので、益々痛くなっている。

水曜日
食事は当然、喋るのが苦痛になってくる。
ふと鏡で見ると、舌の前方にも小さな口内炎が...。ショック
これを2号と名付ける(自動的に左側の口内炎は1号)。
小さいくせにかなり痛い。
1号の周囲は腫れ上がり、最盛期と思われる。
塩分と熱を持つ味噌汁...、これほど恐ろしい食べ物はない。

木曜日
ちゃんと喋れていないと周囲に指摘を受けるレベルになり、仕事にも支障が...。
電話の応答が困難。
ふと鏡を見ると、2号の横に3号、さらにその横に4号が発生。
1号の周囲は腫れあがり、歯にあたり、常に激痛が走る。全く治る気配がない。
限界...。
薬を使いたいが実験中であるため必死で我慢。根性以外に心を支えるものはない。
何も食べたくないが、実験の性質上、涙を流しながら1日3食。
こんな時に限って、助手Kがデザートにオレンジを出してくる。
本当の涙も出てくる。
食事は極力メンバーと時間をずらし、喋らなくて済むように細かい努力をする。
頭が痛いのか、歯が痛いのか、耳が痛いのか、喉が痛いのか、識別できない位に痛い。
夜、痛くてすぐに目が覚める。
見る夢も口内炎...。

金曜日
恐々鏡で観察すると、2号のすぐ上側に5号が発生。下の前方に4つの口内炎が並んでいる。
通常ならピークを過ぎているだろう発生5日経過の1号が、まだ全盛期のように痛い。
さらに、今まで無事だった舌の右側にも痛みが...、奥の方である。
舌を伸ばして観察すると、予想通り、6号確認。
これ以降、この日のことは痛さで殆ど記憶がない...。

ちょっとスケッチしてみました。裏紙ですいません。
20111205.JPG
こんな感じです。
あっ、鏡に写っている状態なので左右逆ですが悪しからず。

で、現在、どうなっているのか?
食事制限が解消される土曜、日曜に、軟膏の薬を塗ったら劇的に回復です。
薬って凄い。

2011年11月22日LKM博士
出張の爪痕+α

昨日のブログの願いの通り、栃煌山関、ブルガリアのヨーグルトを食べている大関に勝ちましたね!
では、今日の本題へ。

11月5日、6日の日の出町の産業まつりを皮切りに、
長野のSBCラジオ出演
山形県鶴岡でのシンポジウム講演
販売店の方々への講演
日の出町での講演
医者とやっている研究の打ち合わせ
新潟での研究打合せ
LKM512プロジェクト会議
社内研修での講義
大阪での研究進捗報告と打合わせ
京都での研究打合せ
と、19日まででの2週間で、まともに研究所で仕事をしたのはたった1日だけ。
土日も関係なく出歩いていました。

気が付いたら財布はパンパン。
領収書関係で厚さ1 cm位あり、折りたたむタイプの財布は折りたためません。
机の上に出してみるとこんな感じ。

20111122.JPG


これにインターネットで申し込んだホテルや飛行機の領収書が合わさるので凄い量です。
これ、一つ一つ行先、目的、経路と報告書を書いていると、軽く半日はかかるでしょう。
事務処理が苦手な私はそれ以上かかる...、時間の無駄なんですがー。
忙しい人ほど出張が多く、事務処理も多くなる...、わかってはいるけど...ハァー。

それにしても、この期間、積極的に色々な方々とお酒を飲みました!
初めてご一緒する方もたくさんいました。
合計すると、ビールは40杯、日本酒は2升位は飲みましたかね。
出張先や外出先で他の研究者と飲むことは、非常に大事なことです。
他機関の研究者から受ける刺激は、私のやる気を最も活性化するのです v(^o⌒)-☆

とテンションを上げて戻ってきても、事務処理で消失してしまう... (┘-└、)

2011年11月17日LKM博士
2011年排便回数途中経過(10ヶ月分)

3年目となりました排便回数チェック。
大相撲九州場所も始まり、今年も残り少なくなり、これまでの合計回数が気になる季節になりました。
(こんなのが気になるのは私だけでしょうが...)

10月終了時点での総排便回数は421回。
1日平均1.389回となり、
このペースだと年間推定回数は506.9回になります。

6月終了時点では、
1日当たり1.3425回、年間推定回数は490回だったので、
良い感じにペースが上がってきたことになります。

食欲の秋が原因か、
或いは野菜食べ過ぎているからなのか、
出張が多く、社外の方とお酒を飲み過ぎているからか、
直近2ヶ月の排便ペースは、1.43回/day、1.52回/dayとかなりハイペースです。
このペースを維持すると、確実に512回をオーバーしてしまいますので注意が必要です。

最後に、新しい読者の方へ
私は年間排便回数512回を目指しているのです!
是非、昨年の回数一昨年の回数の報告もご笑覧下さい。

512回が達成できたら、何らかのプレゼントを企画しようかな。

2011年11月09日LKM博士
今年もラジオ出演

昨日、SBC信越放送の「おとなりラジオ あらら...」の1コーナーで
"ヨーグルトの最新事情"についてお話してきました。
昨年も10月にお邪魔しているので2回目です。

一度経験しているというのは強いもので、事前の準備も適当、
「行けば何とかなるやろ。」
という感覚で、忙しかったのもあり、原稿チェックは後回し。
関係者の皆様にはご迷惑おかけしました。
話すストーリーを渡したのは前日、
本番直前にも番組ディレクターから、「この言葉は使わないで」、
「これはわかり易く言い換えて」と注文が入る有様でした。

経験したとこれまでは余裕だったのに、本番前になるとやや緊張。
緊張による謎の便意も生じました。
(緊張から解放されると排便しなくても便意は消えます。)

昨年と異なり、スタジオに入ると即出演コーナーがスタート。
夏にニュースになった「LKM512でマウスの寿命が伸びた」論文の話題になったので、
用意していた腸の写真を見せて私は楽しんでいましたが、
パーソナリティーの中澤佳子さんは、初めて見るマウスの腸の写真を
言葉で表現するのに困っている様子でした。
「余計なことして、すいません」 「(^-^;)
でも、さすがプロ。悩みながらも言葉を詰まらせることはありませんでした。
予定より長めの8分間位のトークで無事に終えました。

最後に記念に1枚、パーソナリティーの中澤佳子さんと写真をとったのですが、
酷いピンボケだったので今日は掲載しません。(ユキトシ君の失態です。)

ここまで書き終えてから、
昨年の出演ブログをチェックしたのですが、
驚いたことに、昨年も、緊張で便意をもよおしていたようです。
もよおすのは仕方ないが、それをきっちり記述していることに、我ながらアッパレ!

2011年11月07日LKM博士
日の出町産業まつり出店

一昨日、昨日と開催された日の出町産業まつりに「ビフィズス菌LKM512」として出店しました。
おそらく、工場や研究所の事務所に案内は来ているのでしょうが、
出店するのにはエネルギーが要ることで、これまで出店したことがなかったようです。
営業部隊が出店したことはあったようですが、継続せず...。
昨年、地元の方に講演した時に、「この地域の方にこのヨーグルトを食べてもらいたい」とコメントしたところ、
「産業まつりに出れば良い」
と助言され、そうしようと勝手に申し込みました。

申し込んだのは良いが、しばらくは準備も一人、町役場の出店者会議にも私が行きました。
大体概要がわかったので、あとは営業にバトンタッチし、ヨーグルトを手配してもらいました。
が、謎なのは祭りへの参加人数。
町役場に質問すると8千人から1万人位という回答。
「そんなに来るか? 人口1万6-7千人の町やぞ。」
ということで、悩んだ末、2日間分でLKM512入りヨーグルト3,000個(12個入り250ケース)とのむヨーグルト1024本、ついでにプリン480個(12個入り40ケース)を用意しました。

この量の実物を見た時の私の心の中(たぶん声に出していたと思います)
「こんなに用意してどないすんねん。まあ、地域密着が私の狙いやし、宅配の体制も整っているから余ったら無料サンプルにすればええけど...」。

さて、売れ行きは...。
大好評で売れまくる売れまくる。
試食した人の殆どが買ってくれるではないですか!
20111107.JPG
しかも箱単位で。

私も機能性を説明しながら、
「これ、どこで売ってるの?」という質問を受けまくります。
「スーパー、コンビニでは売っていません。少し高いですが、宅配と通信販売で本当に希望される方にのみ販売しています。」
と答えていたものですから、
『その辺では売っていない美味しくて体に良い幻のヨーグルト』
と会場では少し騒ぎになっています。

気が付けば、なんと、
午前中で予定していた2日分が完全になくなってしまいました \(◎o◎)/!

さて、ここからが大変。
まだまだ希望者が続出するのです。
急きょ、あるだけのヨーグルトを物流センターに連絡し集めました。
もちろん、余らないように流通させるのが物流部門の大事な仕事ですから、余っているものは殆どありません。
大変迷惑をかけたと思います。
ご協力ありがとうございました m(μ_μ)m

結局、手配できた全て、
LKM512入りヨーグルト4,080個(12個入り320ケースと8個入り30ケース)とのむヨーグルト1024本、ついでにプリン720個(12個入り40ケースと8個入り30ケース)
を完売しました。

今日から1-2週間は、日の出町内では、町民の方のおなかの中で増えたLKM512が大量に下水道を泳いでいる事でしょう。

2011年11月02日LKM博士
刺激的な旅行

協同乳業の研究所では、大体この季節に日帰りの社員旅行を行います。
昨今、個人主義だとか、業務外での若者の付き合いがどうのこうのと言われておりますが、
先日の旅行は、参加率が9割位とかなりの高さを誇っております。

基本、朝から貸切バスで観光地等に出かけて、夜は宴会で締めるのですが、
私などは朝の8時半からお酒を飲みまくります。
朝から飲みまくる事など、この時しかありませんので、
様々なことを経験しなくてはならない人生全体を考慮しても、非常に貴重な一日となるわけで、大いに楽しまなくてはなりません。
と考えて正当化しております。
同じ建物内で働いていても普段は喋らない人達と話せるのが良いですね。
異動で初参加の人は宴会で芸をしなければいけないという伝統も引き継がれております。

今年は、幹事さんの企画で行先が知らされていないミステリー・ツアーでした。
午前10時過ぎ辺りから、本気で酔って来るので行先などどうでもよいわけですが、
私が認識している限り山梨県にいたはずでした。
ところが、昼飯とバスを降ろされた場所は、静岡県御殿場のリゾート地。
しかも、何か景色に記憶があるのです。
酔っていてもわかりました。
「時之栖って...。あっ、ここは国際ポリアミン会議で1週間泊まった所やーっ」
参加直前の混乱ぶりを記した
ブログ「試練」をご参照下さい。
口頭発表に選ばれて、外国人にいじめられた記憶が戻ってきます。
驚き、戸惑い、嘆き、怒り...
いずれも忘れかけていたものです。
ということで、食事後に一人で発表会場まで足を運びました。
何か会議が行われていましたが、そーっと会場の後ろ側から入りました。
あの時「見返したる」と思った記憶が強烈に蘇ってくるではないですか!
201111021.jpg


次に向かったのはある食品メーカーの工場見学。
それはそれは立派で綺麗です。
そこまでは良かったのですが、見学後はプロバイオティクスの講義ビデオ。
いやー、細かいことは言いませんが(正確には、言えませんが)、
ホツホツと怒りのような感情が沸いてきます。
「これ以上見てられない」と寝ることにしました。
幹事さんは、私が質問タイムに案内者に絡むのではないかと心配していたようです。

私にとっては、研究のための「魂」が再燃した刺激的な旅行でした。
201110212.JPG


「そして、輝ーく ウルトラソウル!」

B'z「Ultra Soul」は協乳研究所旅行の公式テーマ曲です。
たぶん。

幹事さん、ご苦労様でした。

2011年11月01日LKM博士
ひど過ぎる名前

昨日のホシホウジャクのブログを書いている時に、
おそらくホシホウジャクも幼虫時代は偏食家だから、
何を食べているのだろうと調べました。
成虫は目にするのですが、幼虫は見たことありません。
スズメガの仲間なので、尾部に突起をもった巨大な幼虫であることは想像できますが...。

ということで調べていたらやっぱり偏食家でした。
ですが、凄いのがその食事にしている植物の名前。
その名は、
ヘクソカズラ Σ(゚口゚II)えーー!
漢字では、
屁糞葛 (((!!(゚ロ゚ノ)ノえぇ!!

なんじゃこの名前は!
このブログにマッチし過ぎやろ (☆_☆)キラン

そして、色々調べていると、
古名はクソカズラ(糞葛)ということもわかってきました。
現代名はこれに、わざわざ屁が付け加えられているという嫌がらせのような命名。
これではあまりにも可哀想と思った人がいるのか、
別名としてサオトメバナ(早乙女花)というのもあるようです。
これまた極端過ぎて意味不明で全く普及していないようです。

アカネ科に属するツル性の植物らしいですが、私は植物には疎く知りません。
花から発せられる独特の臭気が名前の所以らしいです。
嗅ぎた~い!!!!!

各都道府県や市町村にその自治体の花が設定されているように、
LKM512の花、あるいはLKM博士のブログの花を決定するならば、
ヘクソカズラで決まりでしょう!

あー、ウンコしたくなってきた。
もちろんその前兆として、屁もしたい(というかしました)。
そうか、屁と糞はセットなのか!

2011年10月27日LKM博士
ヤモリの糞

職場の玄関の壁にこのようなものが付いていました。
20111027.JPG
ヤモリのウンコです。
大きさ(1-2 cm)や形状はマウスのウンコと変わりませんので、
ネズミが出たかということが疑われたようですが、これはヤモリのものです。
証拠に白い尿酸が付いています。
ネズミのウンコには絶対についていないものです。

哺乳類や両生類では、食べたタンパク質に含まれる窒素の内、
余分なものは尿素として尿に溶けた状態として排泄します。
しかし、鳥類と爬虫類は、これを尿酸として糞便と同時に排泄します。
わかり易く言えば、鳥のウンコに白いもの、あれが尿酸です。
この排泄システムの違いは、処理に必要な水分の量が大きく関与しており、
尿素として排泄するには水に溶けていないといけないので多量の水分が必要になります。
一方、尿酸は水に殆ど溶けず、水分が少なくてもそのまま排泄できるのです。
水の確保が難しい環境で進化してきた鳥類や爬虫類は、
尿酸での排泄システムになったと言われています。
もちろん、他の理由も推測されており、
鳥類は飛ぶのに軽い方が良いのでという理由や、
両者ともに固い殻の卵を産みますが、卵の中にいる時に、尿素より尿酸の方が都合が良いという理由があげられています。
鳥のウンコの尿酸については「ウンコ爆弾」という私のベストセレクションブログでも紹介していますので、是非読んでみて下さい。

よく見ると、壁に上からスーッとウンコが壁を流れた跡が残っていますよね。
ネズミはここまで水分含量が高くありませんので、ヤモリの証拠ですね。

ヤモリは漢字では家守と書き、家の守り神とされています。
科学を信じる私ですが、これは別脳(※)。
ヤモリは家に居ないより居る方が好ましいと信じています。

※ 別脳(べつのう):私の造語。本来の考え方とは異なるが、都合の良い事象は信じること。「腹がいっぱいなのにケーキは別腹」の別腹と同じように使う。

2011年10月21日LKM博士
実は・・・500回・・・

実は、一昨日がこのブログ500回記念だったのです。

忘れていた訳ではありません。
スペシャルなゲストに記念ブログをお願いしていたのですが、
予定外のことが起きまして、見送ることに致しました。

まあ、それはそれで置いておいて、
「よく500回も書いたなー」
と思います。
(おそらく20-30回は助っ人が書いてくれましたが。)

当初は、「月に1-2回のペースで更新しよう」と言っていたのですよ。
でも、始めてみると、週に1回位は更新しなければ意味が無いことがわかり、
次第にアクセス数が増えて来て、週に2-3回にしようと増やすようになり、
挙句の果てに毎日書いている状態。

スタートは2008年の12月。
足かけ2年と10ヶ月での達成です。

ここまでネタが集まってきたら、
「傑作選の本でもつくるかな」
と企んだりしています。

とにかくネタ探しが大変です。
何をしていても「これブログになるかな?」と考えており心が休まりません。
だから、"ブログ手当"ちょうだい。

2011年10月19日LKM博士
2012年1月が怖い

今年の1月も忙しかったのですが
来年はそれ以上。
洒落になっていないことが容易に想像できるため、本当に怖いです。

というのは、今わかっているだけで、

1.生研センター委託研究の最終まとめ(締め切りが1月中)。
2.学会発表
3.我々が協賛して開催するポリアミンの市民講座(また後日詳細は発表します)
4.大相撲初場所(マジで懸賞金も考えてますので)
5.次年度以降の研究資金のための申し込み(たぶん締め切りが2月の1週目)


普通は1だけで精一杯なのに...。

もちろん今からできることはやりますが、
11月や12月にやらなければならないことも山ほどありますし。

5は「早くスタッフを入れないとやらないよ」って上司を脅しております。
スタッフがテクニシャン2人じゃ無理なんです。

寝不足で、禿げが猛スピードで進まないか非常に心配です。

2011年10月17日LKM博士
忘れてしまった

今週は外出が多く(いつも多いのですが)忙しいので、
土日に2つブログ書いておいたのに、
それを保存したUSBメモリを自宅に忘れてしまった。

残念。
というか、何書こう?
「さよなら真弓監督」
やめておこう。

こんな時はシリーズものに限る。
しかし、
虫ネタは紹介したいものが幾つかあるのに写真がない(写真もUSBの中)。
野菜ネタも写真がないと伝えるパワーは半減する。
ウン小話は書きたい時に書くもので、頭を絞ってネタが浮かぶものではない。
大相撲はもちろんやっていない。
困った日はウンコ回数ネタに逃げる時もあるが、気分が乗らない。
実験器具シリーズは、真面目に書かないといけないので、ちょっと時間がかかり面倒だ。
等、困っている。

そんな「ウィーグデーは毎日ブログを更新しよう」と始めて10ヶ月目、184回目の朝である。
今日ほど、パスしたいと思ったことはない。

ただ、そんな朝でも、ウンコはたっぷり出るのである。

2011年10月11日LKM博士
困難な体操イベント

こいつ、"LKM512くん"の出番が少ないので、LKM512プロジェクトの会議で、もっと使っていこうと相談していました。
その中で、
「メイトーの牛乳などを採用してもらっている保育園や幼稚園でLKM体操イベントをして、
ヨーグルトも食べてもらおう」作戦が提案され、
末端の営業を担当しているプロジェクトメンバーが、色々と動いてくれていました。

しかし、こんな無茶苦茶な提案企画、そう簡単には通りません。

トライしてみてわかったのですが、保育園や幼稚園は年間スケジュールに基づき、
結構行事が入っており、スケジュールの調整が大変なのです。
夏以降は、運動会の練習があるのに、こんな謎のキャラクターと体操するなんて、
先生方にすると余計なお仕事であり無理なんです。

しかも、営業担当の立場では、売り上げがすぐに上がるわけでもありませんし、
先生方(特に若い女性が多い)の前で、
LKM体操の見本を一人で踊らなければならないという精神的苦痛も味わいます。
もう、最初の提案から1年近くになりますかね。
「無理なのか...」
と、諦めかけていると、プロジェクトメンバーで信越担当のユキトシ君が
ついに実行してくれました!
素晴らしい!

ちなみにユキトシ君は、年中真っ黒に日焼けしていて(地肌が黒いだけ?)、痩せており、
昆虫に例えると"茶色型のナナフシ"のようなイメージの営業マンです。
ただ、顔は黒くても、腹は白いらしいです。
本人が言っているだけで、本当か否かは不明です。
もしかしたら「心はきれいである(腹黒くない)」という比喩かもしれません。
このようなイベントを開催できるのですから、心は"まっすぐ"であることは間違いないでしょう。

明日はそのユキトシ君がその様子を書いたブログを掲載します。
お楽しみに!

2011年10月04日LKM博士
有楽町線直通東武東上線を行ったり来たり

都心に出てきた日は、都内の関係者に会う仕事を片づけようと激しく行動する私。
大体2-3ヶ所アポを入れます。

昨日は、午前中は東武東上線の大山駅にある板橋本部で仕事の後、
LKM512に関係ある方々をはしごしました。

まず、以前対談させて頂いた古森キャスター
やっておられる有楽町線の月島駅にあるパン屋さん。
挨拶程度のつもりでアポなしだったので、
私が現れるとびっくり。
大変繁盛しているようで殆どパンは売り切れていたのですが、
アイスコーヒーをご馳走になり、それを飲みながら20分間位LKM512の話をして、
お土産に4枚切りの食パンを頂き急いで移動。

次は食パンを抱えたまま有楽町駅にある、以前LKM512をデザートに付けて下さった
「天婦羅かわむらに」にご挨拶。
LKM512の"のむヨーグルト"が完成したことと、最新の情報をお知らせし、
色々と1時間半ほど。
自分で支払うつもりで食べた天丼定食とコーヒーをご馳走になってしまいました。

最後は東武東上線直通で再び下り、和光市駅の理化学研究所の辨野先生と
研究打ち合わせ。
議論も長くなり、定時を過ぎてからはワインを飲みながら
「あーでもない、こーでもない」と2時間以上。
その後、寿司屋でビール、日本酒と刺身や天婦羅をご馳走になりました。
(1日2回も天婦羅...)

忙しかったのですが、「ご馳走様」な1日でした。

んー、酔っ払っていたので記憶はなくなりかけていましたが、
最後は東武東上線朝霞台駅で、先生と立ち食いソバを食べたような...。

今朝はその分厚い食パンが朝飯です。
おいしい!

2011年10月03日LKM博士
表彰&新部署

今日から10月、会社としては下期の本格スタートです。
本部で行われた下期スタートの式で、8月に発表した
「ビフィズス菌LKM512で寿命伸長効果」の論文の件で、表彰されました。
ありがとうございます。

一人でできる仕事はありませんので、
これまで支えてくれた上司や、
「出せ」と言えば気持ちよくウンコを提供してくれた研究所メンバー、
さらに部署を超越したLKM512プロジェクトメンバーにも、
この場を借りて御礼申し上げます。


更に、もう一つ。
10月よりビフィズス菌LKM512を専門に扱う部署が発足しました!
なんと私も兼務です。
一応、研究に集中すべきバリバリの研究員と自負しておりますので、
「まさか?」と思いましたが、辞令が出ておりました。
とはいえ、自分の研究しているものが商品になり、その販売戦略に直接関わることは、
普通の研究者はできないことですから、楽しんでやりたいと思います。

賞状と一緒に金一封も頂きました!
中身はまだ見ていません。
いくら包まれているのだろう?
期待していないが期待している私。

2011年09月21日LKM博士
まじめ過ぎ?

昨日から大雨で被害を出し、
本日はいよいよ上陸し、一気に日本を縦断して行きそうな台風15号。

こちら関東地方でも、今朝の段階では断続的に強い雨が降っています。
予報を見ると、本日夕方に関東に最接近。
どのニュースでも普通に、
「帰る時間帯が一番危なく、交通機関も乱れるでしょう。」
と言っています。
なのに、皆さん、普通に出社しています。
既に交通網が乱れている沿線でも、迂回路を探し、果敢に会社に向かって進んでいきます。
アリジゴクの巣に自ら落ちていくようなものですよね?
ほぼ間違いなく生じる帰宅時の混乱のことをどのように考えているのでしょうかね?
「危ない、混乱する」とわかりながらも休めない多くのサラリーマン。
何か悲しい気分になります。

という私も迷わず出社。
但し、私は車通勤ですので、台風の進路を見極めながら、危なかったら通り過ぎた後に退社する予定ですが。

台風を気にしながらの仕事も効率悪いでしょうね。

そもそも他の国では、このような天候の時に危険を冒してまで出社するのでしょうか?
大学時代のインドネシアの留学生は大雪で研究室を休んで、
教授にこっぴどく叱られていました。
「なんで? 無理でしょ。」
と叱られた意味が理解できていなかったのを思い出します。
やはり、この勤勉さは日本人の国民性なのか?
この勤勉さを美徳とする文化があるのは間違いありません。 

これが美徳か否かの議論は置いておいて、
「今日は台風が通り過ぎるまで、堂々と飲めるなー」
というサラリーマンが大勢いて欲しい気分です。

2011年09月13日LKM博士
ペースが上がってきました

排便回数のExcelデータを整理していると、
8月、いよいよ排便ペースが上がっていることに気付きました。

最近、急激にこのブログのファンの方が増えてきておりますので、念のため、新しい読者の方に説明しておきます。
私は、毎年ウンコ回数を正確にカウントし、
このブログの読者に、私の排便回数を公表しているのです! 
例えば、昨年の回数はこの通り!

今年の上半期を集計した時点では(発表!ウンコ回数2011年上半期)、
1日あたり1.3425回と年間500回以下のペースで進んでおりました。

ですが、8月は通算48回、
1日あたり1.548回とハイペースになっておりました。

夏休み、結構たくさん食べたからでしょうか?

詳細な計算は述べませんが、8ヶ月間の合計排便回数から、単純計算で1年間の排便回数を算出すると、
ついに、500回台の大台に乗ってきました。

んー、夢の年間排便回数512回へ、
食欲の秋がこれからであることを考えると、
イチローの200本安打より、可能性が高くなりましたかね。

2011年09月05日LKM博士
春日野部屋訪問(前半)

研究所で働いている私は、色々な研究テーマを考えそれに邁進するのが仕事ですが、
全く異質のテーマを作りました。
このブログの読者の方にはお馴染みでしょうが、
「春日野部屋を応援してビフィズス菌LKM512の認知度を上げよう!」プロジェクトです。
(もちろん、勝手に命名しました。)
ということで、先週の金曜日、春日野部屋を公式訪問致しました。
公式訪問? つまり、仕事で訪問するということです。

朝8時頃の幕下格からの朝稽古がお奨めということで、5時台に起床して向かいました。
両国駅で降りて、「場所はこの辺りかな?」と歩いていると、
まわし姿の力士が何人も道に見えるではないですか?
「なんか、異様な空間。ちょっと怖い...」
間違いなく春日野部屋です。
20110905.JPG
マネージャーさんが出てきてくれました。
挨拶もそこらで、早速、中に入れて頂くのですが、その前に注意事項。

① 中は親方もいて緊迫して稽古をしているので、携帯はオフに(ちなみに私は持っていない)。
② 話は極力しないように。
③ 気が散るので、立ち上がって歩いたりしないように。

当たり前です。何しろ本場所間近の大事な稽古です。
個人的には便意をもよおしたらどうしようか心配になりましたが...。

玄関で、既に、体と体がぶつかり合う「バチッ、ゴツッ」という、
何とも表現できない音が聞こえてきます。

中に、そーっと入らせて頂きました。
社会人としては元気よく挨拶すべきなのでしょうが、謎の緊迫感があり、
声を出さない方が良いと判断しました。
と、いきなりオーラを出しているのは、元関脇栃乃和歌の春日野親方です。
普通の顔でも怖い(これは大相撲ファンなら共通の認識だと思います。
ご存じない方はインターネットで調べて下さい)のに、
弟子達を指導中ということで更にパワーアップです。

稽古場が1m先にある最前列(畳なので席ではありません)に座らせて頂きました。
ちょうど、稽古する手前の力士は背中側、相手の力士は顔が見える位置です。
1mもあるかないかの目の前には土俵を囲む力士の背中とお尻があります。
両者を横から見える正面の位置には親方達が陣取り、指導をしています。

幕下クラスの力士達が激しく稽古をやっていました。
それにしても激しい。
本場所は溜席で、数mの距離で見た時はその迫力に驚きましたが、稽古はそれ以上。
距離が近いということと、部屋という空間のため、音が大きいです。
何番も何番も、勝った力士が次の稽古相手を指名して、延々と繰り返されるのです。
時々、親方衆が指導するため中断しますが、延々と。
汗だく、土でドロドロなのですが、ちょっとタオルで拭くと、きれいな汗が噴き出してくるのです。
1つ1つの汗腺から、珠のような汗です。
サウナで耐えているオヤジのドロドロ汗とは質感が異なります。

ちょっと落ち着いてくると、
「あっ、あれは以前にブログに出てくれた栃矢鋪さんや」(大相撲技量審査場所というか...、タイトルはやっぱり「ついに力士登場!」参照
等わかってきました。

圧倒されっぱなしで1時間位経ったでしょうか。
親方の合図でぶつかり稽古が始まりました。
関取衆が順に胸を出し、幕下以下の力士がぶつかり、土俵の反対側まで押すのを繰り返し、
転がされては受け身をとる稽古ですが、これが更に激しい!
「ゼーゼー、ハーハー」

気が付けば、コーチ役(?)っぽい栃乃洋関をはじめ、栃煌山関、栃ノ心関、栃の若関、木村山関が勢揃い。
さらに、出稽古に来た、隠岐の海関、磋牙司関、碧山関もいるではないか!
碧山関を連れてきた田子ノ浦親方(元久島海)も。
そして、解説でお馴染みのあの親父まで登場するではないですか!!!

長くなったので、つづきは明日。

2011年09月02日LKM博士
感動!! のびのびうんち棒

先日、ビフィズス菌LKM512の販売促進のためのプロジェクトチームの会議の後、
メンバーが寿命伸長論文の掲載と、
たくさん報道されたこと等の件で、
祝勝会を開いてくれました。

どうも、ありがとうございまーす。

で、プレゼントも頂きました。
これです。
2011090201 (1).JPG


購入する時大変だったようで、
電話で取り寄せてもらって、
以前プロジェクトメンバーだったマイさんが店に受け取りに行ってくれたようですが、
「予約していた"指し棒"」
と言っても通じず、「どんな棒ですか?」と聞かれ、
仕方なしに「先にうんちが付いている...」
と恥ずかしかったようです。
正式名称は"のびのびうんち棒"というものです。
しかも、「プレゼント用に包装して下さい」と頼むと店員に笑われる始末。
かなり辛かったようです。

有りがたく使わせていただきます。

ちなみに、この"のびのびうんち棒"は、先のウンコを取り外すと、
なんとボールペンになっているのです。

2011090201 (2).JPG

便利ですねー。
って、使うことあるのかな?

2011年08月30日LKM博士
ほな、論文解説しますわ⑦ ―考察(凄いことは)―

今日でこのシリーズを終えたいと思います。

考察は最も大変で、最初に立てた仮説が正しかったのか?
この実験でわかったことは何なのか?
過去の近い研究データとの比較も必要ですし、
この研究ではわからなかった事や新たに生じた疑問も提示する必要があるでしょう。
今回のように、ポリアミンのような作用が多岐にわたっている物質が主役だと、その安全性についても熱く述べなくてはなりません。

これらを考察するために、実は補助する図や表がたくさん必要になります。
それがSupporting Informationというもので、Web上では見ることができます。
米国科学誌「PLoS ONE(プロスワン)」掲載図をずーっと下の方に進んでもらえると、下4分の1位の位置にSUPPORTING INFORMATIONと書いた箇所が出てきて、その下にFigure S1, Figure S2・・・Table S1・・・とあります。
クリックしてもらえると、その図や表を見ることができます。
この論文だと、本題の図の他に補助の図が6つに表が3つあります。
これらを使って、考察していることが正しい可能性を示したり、他データとの比較を行ったりしているのです。
補助図6(Figure S6)なんて、わざわざこれだけのために実験していますから。
サポートのための図ですが、これを作るのに何日もかかることが多くて大変で、論文を熟読してくれる方以外には無視されているのでかわいそうな図表です。

さて、色々考察はしましたが、この研究の意義あるいは重要性のみ抜粋します。
第一に、重要なのは、
カロリー制限(ヒトでいう食事制限)なしで哺乳類の寿命が伸びることが確認された食品は、これまでレスベラトロール(赤ワインに含まれる成分)しかなく、これが2番目の食品であるということです。(ポリアミンの直接投与でも同様の成績があるのですが、ポリアミンを試薬の形で食べることは認められていない。)

その他には、
ポリアミンによる大腸の機能維持が、慢性炎症の抑制を誘導し、寿命を伸ばした可能性を示したことも意義があります。

「プロバイオティクスで寿命が伸びた」という事実も大事でしょうね。
何しろ、テレビや新聞では、この部分ばかりが取り上げられるのですから。
「他の大事なキーワード、特にポリアミン、についても書いてや!」
と思うのですが、気軽に、しかも安価で続けられるというのは特筆すべきことでしょう。
ヨーグルト不老長寿説というのが100年前に提唱されていながら、殆ど寿命に関する研究はなされていなかったわけですから。

プロバイオティクス投与で機能性の高い物質(ポリアミン)を大腸内で作らせて保健効果を得た点も大事です。
つまり、プロバイオティクスが直接作用するというより、腸内菌叢を介して産生物を作らせて、それに効果があるというアプローチです。
誰が何と言おうと、ポリアミンを大腸内で作らせるアプローチは我々の専売特許でして、10年以上前から挑戦し続けているものです。
こんな遠回りで証明が難しい無謀なチャレンジは、他の人にはなかなかできないことでしょう。

まだまだ書きたいことはありますが、ややこしくなりますので、
この論文の解説はこれ位にしたいと思います。

今回、マウスの寿命は伸び、報道もされ大騒ぎになりましたが、まだまだ満足していません。 
課題はまだまだあるのです。だから面白い。

あっ、そうや!
最後に、強く主張しておきますが、
寿命伸長効果が確認されたビフィズス菌はLKM512のみですから。
他の菌株ではそんな報告ありません。
便乗商品に騙されないで下さいね。

2011年08月29日LKM博士
ほな、論文解説しますわ⑥ ―結果(大腸の遺伝子発現)―

LKM512を1年間与えたら、LKM512投与マウスと対照(LKM512を与えていない)マウスの大腸の遺伝子発現パターンが大きく異なったことは良くわかって頂けたと思います。

では、何が変動していたのか?
1つずつの遺伝子を比べていてもよくわかりません。
何しろ25,000個以上の遺伝子を調べておりますので。
しかも遺伝子の名前って、アルファベットと数字が殆どで、何に関連しているものかよくわからないのです。
DNAマイクロアレイ初体験の私は、
「絶対に良いデータやから、もう少し踏み込んで解析したら色々わかるはずやけど、一体全体、どないしたらええんや?」
と何ヶ月間も苦しみました。
結局、外注会社はここまで、つまり機械的に解析するだけで、その先の解釈のフォローは殆ど何もしてくれないんです。
そういうものなのですが...、同じ様に苦しんでいる研究者はたくさんいると思います。
悩んだ末に、前例に倣おうと、DNAマイクロアレイをやっている色々な論文を読んで解決方法を探しました。

その結果、パスウェイ解析というものに着目しました。
パスウェイ(Pathway)とは、代謝経路を意味し、一つずつの遺伝子ではなく、一つの代謝経路に入っている遺伝子をまとめて比較する方法です。

またまた、ウォッシュレット型トイレに例えて整理しましょう。
肛門洗浄に関連するまとまった遺伝子群を「肛門洗浄」パスウェイと考えて下さい。
このパスウェイには、"ノズルを出す"遺伝子や"お湯を噴出する"遺伝子、さらには"お湯の勢いを調整する"遺伝子などがあるでしょう。
つまり、洗浄ボタンを押せば動く一連の部品のそれぞれが一つの遺伝子と思って頂ければわかり易いと思います。
パスウェイ解析とは、これらの一つずつの遺伝子を個別に分析するのではなく、まとめて分析することで、肛門洗浄パスウェイが活性化しているか否かを、グループ間で比較する方法です。

その結果が図4(Figure 4)のCになります。
米国科学誌「PLos ONE(プロスワン)」掲載図

左の英語はパスウェイの名前、色が付いているレーンは左がLKM512マウスと若いマウスを、中央がLKM512マウスと対照マウスを、右側が対照マウスと若齢マウスを比較したものです。
色はこれらの活性の比較結果で、前者(中央のLKM512マウスと対照マウスの比較ならLKM512マウス)が強いと赤色、弱いと青色となります。
また、その比較の差の大きさで、赤色から青色まで9段階に色分けしてあります。
つまり、左レーンのLKM512マウスと若いマウスの比較結果には、濃い赤色や青色がありませんので、差が少ないことがわかります。
一方、LKM512マウスと対照マウスを比較(中央)して、LKM512マウスの方が弱くなっていたパスウェイには、つまり下の方の青色ですが、炎症経路に関連する遺伝子が多かったのです。
そして、これらの遺伝子は、対照マウスと若いマウスの比較(右)では、対照マウスの方が非常に高く発現しています(下の方が赤色になっている)。
つまり、加齢に伴う炎症パスウェイの活性化をLKM512投与で抑えていたことがわかります。
しかも、LKM512マウスと若いマウスの比較(左)では、差があまりないので、若いマウスと同程度に炎症パスウェイの発現を抑えていたのです。

さらにLKM512の炎症抑制に関連するデータはその後の図5(Figure 5)でも示しています。

今日の結果を1フレーズで述べると、「LKM512投与で大腸の炎症が遺伝子レベルでも抑えられていた」になります。

他にも色々な興味深いパスウェイ、例えば酸化ストレスなど、の変動が認められたのですが、ややこしいので、ここでの解説ではこれだけにしておきます。

今日は本当にこれを書くのに疲れました。
書いては消し、消しては書いて、昨日から2時間以上かかりましたね。

2011年08月26日LKM博士
ほな、論文解説しますわ⑤ ―結果(大腸のアンチエイジング)―

昨日まででLKM512投与で長生きしたマウスと対照群の大腸に
大きな違いがあることがわかって頂けたと思います。
そこで、大腸の遺伝子発現を調べてみようと思ったのです。
つまり、どんな遺伝子が発現し、発現に差がある遺伝子があるのかを調べれば、
LKM512投与が大腸でやっている事の理解が進むのではないかと考えたのです。

ごめんなさい。
"遺伝子の発現"って難しいですかね?
遺伝子(DNA)を設計図と考えれば、設計図をコピーする働きがあるのがRNAで、
タンパク質はその最終製品です(ややこしいので今日は省きましたが、
タンパク質はアミノ酸が沢山くっついてできており、RNAはアミノ酸のくっつく順番と
個数を決め、設計図の指示通りのタンパク質を作るのです)。
つまり、ある遺伝子がその設計図に則りタンパク質を作ろうとする行為を
"発現"と表現します。
どの遺伝子が発現しているのかは、どの遺伝子に関連するRNAが作られているのかを調べれば推測できるのです。

ウォッシュレット型トイレを生命体に例えて整理しましょう。
肛門を洗浄していると、洗浄に関連する遺伝子が発現していることになります。
逆にいうと、洗浄に関連する遺伝子が発現していれば、今、このトイレは肛門を洗浄していると推測できるのです。
腸は見た目では何が起こっているかよくわかりません。
しかし、網羅的に遺伝子発現を調べれば、何が起こっているのか大体わかるのです。
この方法をDNAマイクロアレイ解析といいます。

さて、今回は大腸からRNAを抽出し、DNAマイクロアレイ解析を行いました。
約25,000種類の遺伝子の発現を一度に調べました。
図4(Figure 4)のAを見て下さい→
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0023652
強く発現していた遺伝子が赤色、発現が弱かったものを緑色で表しています。
細い1本1本の横棒が1つずつの遺伝子発現を示しています。
つまり、縦に25,000本の棒が積み上げられている図です。
左が対照マウス、中央がLKM512マウス、右が実験スタート時の若いマウスのデータです。

左側(対照マウス)は上の方に発現が強かった遺伝子が多いですが、右(若いマウス)の上の方は緑で発現が弱く、全く逆のパターンを示しているのがわかると思います。
つまり、加齢により大腸の遺伝子発現パターンが大きく変わったということです。
大腸の老化が遺伝子レベルで起こっていることを示す結果だと思います。

さて、LKM512投与マウスはどうでしょう?
どう見ても、若いマウスのパターンに近いですね~。
つまり、大腸の遺伝子発現パターンの変化(老化)をLKM512投与で抑えたということが証明されたのです。

ここまで綺麗に差が出ることは滅多にないそうです。
DNAマイクロアレイは難しい技術のため、外部受託試験で行ったのですが、
その担当者の方が、「これは異なる動物種、例えばマウスとウサギ、の比較でしたか?」
と勘違いするほど明確な差が出ていました。

では、どんな遺伝子に影響があったのか?
それは次回にします。

あー、そろそろウンコ話や虫の話がしたくなってきましたねー。
畑も冬野菜が進んでいるのですが...。
こちらはツイッターでしましょうかね。

2011年08月25日LKM博士
ほな、論文解説しますわ④ ―結果(大腸で何が起こったか)―

寿命が伸びたのは良いのですが、ちゃんと仮説通りなのかを検証しなくてはなりません。
ですから、ここからが大変なんですよ。
研究もですが、皆さんにわかり易く説明するのが・・・。

ややこしいことは全て省きましょう。
まず、投与したLKM512がガンガン増えて、腸内菌叢が変わって、腸管内のポリアミン濃度が上昇していました。
予定通りなのですが、結果が出るまで心配なもので、ここで「ホッ」としました。

それで、大腸を調べると、LKM512を与えていないかったグループは、色が悪くなり(若いマウスは薄いピンクかかった肌色ですが、どす黒い色になっていた)、糞便が溜まっている個体が多かったのです。
また、ピンセットとハサミで腸を摘出するのですが、
手慣れた若いマウスを扱っている感覚で、腸を軽くひっぱりながら周囲の組織から切り離す作業をすると、ブチっと切れてしまうのです。腸の組織自体がもろくなっているのです。
しかも臭い。
「ゲッ、なんじゃこれ? くっさーっ」
それに比べてLKM512投与群の腸の綺麗な事、扱いやすい事。感動しました。
言葉では伝えるのはこれが限界なので、論文の図2(Figure 2)のAを見て下さい。
必見です!→米国科学「PLoS ONE(プロスワン)」掲載図

それで、大腸の組織切片を作製して観察することにしました。
簡単にいうと、大腸を薄く切って、細胞の様子などを観察したのです。
薄く切るとはどれ位か?
2-3 μm(マイクロメートル)です(1 μm は1mmの1000分の1)。
大腸をホースに例えると、めちゃくちゃ薄い輪切りにするイメージですね。
ふわふわ飛ぶ位で、透けている薄さです。
それを染色して、顕微鏡で観察するのです。
組織切片を作るのは職人技で、結構大変なのですよー。

すると、LKM512投与群は若い個体と同じような状態でしたが、そのブチブチ切れる対照マウスの大腸は、細胞の様子もボロボロになっていたのです。
また、腸を守る粘液を出す細胞(杯細胞という)は、LKM512投与群は綺麗に並んでいるのですが、対照群は数が激減していました。
これも写真を見て頂けるとよくわかると思います。図3(Figure 3)のAです。
米国科学誌「PLoS ONE(プロスワン)」掲載図
左がLKM512、右が対照群の写真です。

上の写真では、対照群の大腸の絨毛が完全に崩壊しているのがわかると思います。
下側の写真で紫色に染まっている細胞が粘液産生細胞です。LKM512投与マウスでは、この細胞がびっちりあるのに対照群では無いですよね。粘液分泌できません。

みなさんの大腸、大丈夫でしょうか?

2011年08月24日LKM博士
ほな、論文解説しますわ③ ―結果(寿命が伸びた)―

「こんな実験やってられん (×_×;)」
嘆き苦しみながら、先が見えないままやっていました。
不安になると、人間、心がネガティブに働くものです。
「そもそも、LKM512を投与するだけで寿命が伸びるわけないやろ。」
などと、自分の仮説の全面否定を始めるわけですね。

しかし、半年位過ぎた頃から、ポツポツと死んでくる個体が出てき始めました。
1匹、2匹、3匹と...。
マウスは16-7ヶ月齢に達しで、平均寿命の24ヶ月齢(2年)に近付いてきているのです。
不謹慎かもしれませんが、99匹、98匹、97匹と作業が少しずつ楽になっていくことを示しており、次第に苦痛が少なくなっていきました。
それに、こんなに長くマウスを飼ったことなかったので(通常の実験は生後5‐20週齢程度で実施するので、殆どの研究者が18ヶ月齢のマウスを見た経験はないと思います)、マウスの老化の進行を観察することに強い好奇心が生まれていました。

そして、気が付くと、
「あれっ、なんか対照群(LKM512を与えていない集団)の方が毛並みが悪いなー」
「あれれっ、死んでる数も多いなー」
「あららららっ、腫瘍や潰瘍はLKM512の方にはできへんなー」
「おいおいおいおい、これ、凄いことなんとちゃうかな!!!!」
となってきたのです。
気が付けば、ちょうど1年経ち、LKM512投与マウスは15匹生き残っているのに、対照群は6匹という状況になっていました。

この結果は、論文の図1(Fig. 1)になっています。
米国科学誌「PLos ONE(プロスワン)」掲載図
(A)が生存曲線。縦軸がマウスの生存割合、横軸が時間(週)で、
赤がLKM512で青が対照群です。
(C)は見た目の違いの写真で、(D)は腫瘍(左)と潰瘍(右)の発生率です。

どれ位凄いことなのか、単純にヒト(日本人)換算してみました。
実験を終えた最終週でのLKM512群の生存率は70%です。
一方、対照群が生存率70%に落ちたのは、その半年位前です。
寿命を2年とすると半年の伸びは寿命の25%の伸びを意味します。
日本人の平均寿命80歳で考えると、寿命伸長幅は20歳で、平均寿命が100歳になることになります。
日本人の生存率が7割位になるのはたぶん65-70歳と思いますが、この頃までは多くの方はまだ自由に活動して元気です(いわゆる健康寿命の平均は70歳位でしょう)。
健康寿命が20年伸びるとすると、85-90歳位までは元気に過ごせることになるのですね!

んー、20年も寿命が伸びたら、私なら、通算排便回数が10,000万回も増えますよ!

2011年08月23日LKM博士
ほな、論文解説しますわ② ―方法―

研究で一番大事なのは方法です。
実験条件で結果が大きく変わることは容易に想像がつくと思います。

何かマーカー(例えば糞便中の成分や大腸の遺伝子発現など)を測定するための細かい方法での試行錯誤は、試料さえあれば何度でもやり直せるので大したことではないのですが、投与方法など計画段階でのミスは致命傷です。

最初に悩んだのは、マウスの匹数です。
匹数は多い方が信頼性は高くなるのは当然です。
「でも、数が増えれば増えるほど世話が大変になるー」
結局1群20匹にしました。
寿命の実験の知識が少なく、これは半分賭けでした。
実は、別の菌株も試したので(論文審査過程で、解釈がややこしくなるので余計なものはカットしろということでデータ化できませんでした)、100匹を超えるマウスでのスタートでした。

もう一つ、ヒトでの応用を視野に入れた場合、健康寿命を意識し始める30-40歳代から食べ始めて効果があることが大事と考えました。
つまり、多くの動物実験は乳離れしてすぐの若いマウスで投与試験が行われますが、これは非現実的な実験と考え、ヒト換算で30-35歳位にあたる10ヶ月齢のマウスからスタートする点にはこだわりました。

もう1点、私がこだわったのは、無理のないビフィズス菌LKM512の投与です。
大体の食品成分の動物実験は毎日投与を行います。しかもその殆どが過剰量で。
でも、そんなに実生活で続けられませんよね。
対症療法で「効いた、効かない」が実感できる食品ならまだしも、
寿命は、自分では「伸びた縮んだ」と評価できない、つまり、体感できないものです。
ですから、少なめに週3回の投与にしました。
基本的に「月、水、金」、用事がある週は曜日をずらし、週に3回を守りました。

菌数は体重1kgあたり約10億個にしました。
LKM512は大腸内で糞便1gあたり100-1000億個にまで増殖しますので(これは既に何度も確認しています)、摂取菌数は極端に少なくなければ気にする必要はないのですが、
1000億個を入れたカプセルは簡単に作れますので、体重100kgの方でもカプセル1個で摂取できる現実的な量です。

「まあ、これで結果が出ればラッキーや!」
と意気揚々と始めたのですが、しんどかったですね。
寿命の実験ですから、とにかく長期戦。
1匹ずつ、試料を測りとり、マウスを保定し、口から正確に投与していくわけですから、その労力は想像以上のものです。
20匹目位までは簡単なのですが、それ以降になると集中力が少しずつ欠けてくるのですね。
攻撃的で手強いマウスもいます。
大体2人で作業を行っていましたが、1人の時は気が狂いかけていましたね。
この他にも飲用水の交換、掃除などがありますので、午後1時にスタートしても午後4時から5時になっていました。
それが1年は続く・・・。盆も正月もゴールデンウィークも関係なく・・・。
先の見えない不安からくるストレス。

「こんな実験やってられん (×_×;)」
自分で計画しているため誰にも文句が言えず、嘆き悲しむ毎日でありました。

2011年08月22日LKM博士
ほな、論文解説しますわ① ―背景―

米国オンラインジャーナルPLoS One(プロス・ワン)に公開されました我々の論文には、
予想以上の反響があり、多くのマスコミに取り上げられました。

ただ、きっちりと理解されている方は殆どいないでしょうから、
このブログで解説しようじゃないですか。

といいましても、論文に書いてある事をそのままでは面白くないでしょうから、
実験をやっていた私の心の中を中心に書きたいと思います。

大きな背景として、
「何としても寿命を伸ばしたい!これが出来れば凄いことだ!」
という気持ちで実験を始めたわけではありません。
「ビフィズス菌LKM512を使えば、理論的には、ほぼ確実に寿命が伸びるわ~」
と思ったから実験を始めたのです。

それは、今回の一連の報道ではほぼ無視されているポリアミンという物質が鍵となります。

健康寿命を脅かす最大要因は、老年病です。

例えば、2型糖尿病やアルツハイマーなどですね。
これらの原因は生活習慣が強く関わっていると言われています。

生活習慣といえば、食生活、タバコ、ストレス、睡眠時間...、と、幅が広く、個体差も大きく特定できないのですが、共通点があり、これらの患者は慢性炎症状態であり、それが発病に関与していることが疫学的調査でわかってきています。

慢性炎症とは、痛みを伴う炎症ほど強くないが、ずーっと長期間弱い炎症状態が続くことです。
つまり、老年病にはどんな直接的な原因があろうが、この炎症さえ抑えれば防ぐことができる可能性が高いと考えました。

そこで、LKM512を食べたら大腸で増えるポリアミンが活躍するのです。
大きく以下の2つの作用が考えられました(細かい作用はもっとありますが、今日は省く)。
①大腸のバリア機能を高め、食物や腸内細菌由来の炎症物質を体内に侵入させない作用
②吸収されたポリアミンが全身を巡り、直接的にリンパ球に働きかけ炎症を抑える作用

既に、ポリアミンにこの2つの作用があることは知られていましたから、
これを信じて長期間になるであろうマウス寿命実験をスタートさせたのです。
"自信満々"時々"不安"な心境で。

2011年08月18日LKM博士
なかなかの反響

昨日、アメリカのオンラインジャーナルPLoS One(プロス・ワン)に公開されました我々の論文には、予想以上の反響がありました。
昨日は毎日放送の夕方のニュースVOICEにも取り上げられました。
といいますか、進行形なので、"反響があります"というのが正しい表現かもしれません。

コツコツと苦労してマウスのウンコを集めて解析した甲斐が少しはあったというものでしょう。

ただ、インターネット上の記事をみていると、正しく伝わっていない箇所もあるので、
「ちゃう、ちゃう」
と思ったり、一般の方々が読まれることを考えると
「大意は変わらないので、まあ、ええか。興味を持ってもらえることの方が大事やから。」
と思ったりしています。

とはいえ、研究実施者で論文筆頭著者として、以下の点だけは確認させて下さい。

ビフィズス菌全てにこのような能力があるわけではありません。
LKM512のように、腸内菌叢を変える能力が強い菌でなければ、
大腸内でポリアミンは増えないだろうと思います。
大腸内でLKM512ほど増殖能力が高いビフィズス菌は、今の所、報告されていません。
現在、我々は、より確実に腸内細菌にポリアミンを作らせる方法を研究しており、
この点は世界中のどの研究チームより進んでおりますので、
この解釈に間違いと断言できます。
それに、実際に大腸内ポリアミン濃度を増やす研究成果が発表されているビフィズス菌はLKM512しかないことも知っておいて下さい。
プロバイティクスは菌株により能力が異なります。
どんなビフィズス菌でも同じということは、決してありませんので、
それだけは主張させて下さい。

さて、私も夏季休暇で、5日間もLKM512を摂取していなかったので
ウンコが臭くなってきております。
早く食べよーっと。

2011年08月17日LKM博士
本日、論文が公開されました

本日の午前6時にアメリカのオンラインジャーナルPLoS One(プロス・ワン)に我々の論文が公開されました。

タイトルは
Longevity in mice is promoted by probiotic-induced suppression of colonic senescence dependent on upregulation of gut bacterial polyamine production 
(PLoS One 6(8) e23652)

日本語にすると、
「腸内細菌のポリアミン合成上昇に依存するプロバイオティクス誘導型大腸老化抑制によるマウス寿命伸長促進」
とでも訳せば良いのでしょうか。
余計にわかりにくい様な気もします。

要するに、
「プロバイオティクス(LKM512)投与で腸内細菌にポリアミンを作らせたら、
ポリアミンの効果で大腸の老化を抑えることができ、
最終的に全身の炎症が抑えられて、
マウスの寿命が伸びました!」
という内容です。

これ、かなり凄いことなんですよ!
哺乳類で確実に寿命が伸ばせる方法はカロリー制限(食べる量を減らす)という方法が知られていますが、
カロリー制限なしで自由に餌を食べても寿命が伸びるのです。
このような食品成分は、今注目されているレスベラトロール(赤ワインの成分)しか報告がないのです。
薬品としてはラパマイシンという物質も報告されていますが、それを加えても、私の知る限り、これら2つのしかありません。

長期の試験中に、ビフィズス菌LKM512投与グループとしないグループ(対照グループ)で、明らかにマウスの様子に差が出てきた興奮は今でも覚えています。
長生きするだけではなく、LKM512投与マウスは、毛並が良く、活発なのです。
大腸の様子も全然違って、大腸の老化が抑えられているのが明らかでした。

いやー長かったです。
思い起こせば、2005年に準備を始めた実験ですから、論文発表まで6年間かかったことになりますかね。
しんどかったです。
もう少しレベルの高いジャーナルに掲載されたかったので、残念さも残ります。
審査までは進むのですが、どうしてもクリアできない指摘がありまして大変でした。
ScienceやNature Communicationも門前払いでなく、審査まで進んだのですがね...(今さら無意味に自慢)。

何を指摘されたのか?
それは我々の財産なので秘密です。

論文はフリーで落とせますので、ここ(↓)から読んで下さい。
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0023652
英語ですが...。

英語がうっとおしいという方は、

プレスリリースもしましたので、こちらを参考にして下さい。

近々、皆さんの反応をみながら、このブログでも解説します。

2011年08月12日LKM博士
鉄オヤジ再登場

私が"鉄ちゃん"と紹介したら"鉄オヤジ"と呼べ、
と言われた経緯もある鉄道マニアの研究所長を覚えていらっしゃいますか?
300回記念ブログ(所長の安藤です)で、
鉄道とトイレの話で登場して頂いた安藤研究所長(当時)です。

実は6月末に異動がありまして、現在は別の部署に異動され、研究所長ではないのです。
直接の上司だったのですが、このブログを常にチェックされていまして、
(それは上司としての仕事なのか、1ファンとしてなのか、よくわかりませんでしたが、)
ブログに書いたことなどでよく話は弾みました。
ちなみに、このブログは営業企画系の仕事で、
研究所の検閲は受けないシステムで運営しているのですよ。

そして、
「前回のブログでは書き足らなかったから、もっと書きたい」
というお話は頂いていたのですがその機会がないままの異動でした。

ですが、
送迎会がアメリカ出張に重なって私は出席できなかったのですが、
帰国するとメールに「最後に登場したかったのですが無理なので、君だけに!」
と鉄オヤジブログが送られてきていました。

「ほんまに書いてはったんや! \(◎o◎)/!」

ということで、
別に記念ブログでもありませんが、
ブログ用に執筆された面白い話でしたから公開させて頂きます。
私が夏休みをとりブログの事は忘れたいので、ほんと助かります。
そして、このブログの平日連続掲載記録も続くのです。

では、来週、鉄オヤジの「列車のトイレの歴史」に関するブログ、お楽しみに!

2011年08月11日LKM博士
ビフィドバクテリウム キュカンバー

ビフィズス菌は主として生物の腸管内に棲んでいる細菌ですが、
キュウリから発見しました。
これは、これまでの知見が大きく変わってしまう可能性があります。

2011081111.JPG

すいません、ジョークです。
育てているキュウリがいよいよ終わりに近づき、真っすぐ伸びず、変な形のものが多くできるのですが、その中の典型的なものです。

顕微鏡でビフィズス菌を観察したことがある方は、思わず微笑んで頂けたと思いますが、
こんな両端が膨らんだ形態をしているものが多いのです。

ちなみに、ビフィズス菌の学名は、Bifidobacterium(属名)です。
Bifidとはラテン語で「分岐した」を意味し、アルファベットのYの字のように、菌の形態が分岐したものが象徴的なのですが、
このキュウリのように、「く」の字に曲がったもの、
先が丸まった棍棒状のもの
など、芸術家が作ったような形状のものが殆どです。
しかも、菌を生育させる培地(栄養が入ったもの)や培養時間によって形状がかわることがあり、ちょっとややこしい菌でもあります。
慣れると逆に見分けやすいのですが。

ビフィズス菌LKM512もこんな形をしていますよ!
HP上の電子顕微鏡写真参照

2011年08月10日LKM博士
復活! 水路の魚たち

一昨年の9月にこんなブログを書きました。
「ドジョウが出てきてこんにちは」のつもりが・・・」。

家の近くの公園の水路のドジョウをはじめとした魚たちが全滅した話です。

昨年も確認しに行ったのですがいませんでした。
ダメ元で、今年も行ってみました。
というのは、近くに開放的なうどん屋(天婦羅やおでんがあり、自由に食べて後で会計するシステム)があり、昼間からそこでビールを飲むことができるので、魚がいなくても楽しめるのです。

ですが、行ってみると、うどん屋どころではなくなりました。
魚が復活していたのです。
炎天下の中、夢中で魚とりを楽しみました。
その日の成果がこれです。
201108111.JPG


メダカ、ドジョウ、ヨシノボリ、フナ、そして巨大オタマジャクシ。
合計35匹位ですね。
この巨大なオタマジャクシはたぶんウシガエルですね。

ちなみに、ウシガエルは特定外来生物なので飼育できません。
飼って成長をブログでお伝えしたかったのですが、
私も会社公認ブログで執筆している身ですから諦めました。
懲役3年もしくは300万円以下 の罰金になる可能性がありますので。
食料用に育てるという手もあったのですが、情がうつったら厳しいものがありますので、
その場で逃がすしかなかったです。

とにかく、生き物が復活して良かったです。

2011年08月08日LKM博士
ラミーカミキリ

今日は、知る人ぞ知る、ちょっと面白い模様のカミキリムシを紹介します。
東京都西多摩郡日の出町の協乳研究所の玄関で、
ナナフシを撮影しようとしたら、飛んできたものです。
201120808.JPG
その名はラミーカミキリ。
もちろんカミキリムシの一種です。
2 cm程度で、よく見かけるゴマダラカミキリなどと比べるとかなり小型のカミキリです。
また、動きも早く、飛翔能力も高く、油断していると逃げてしまいます。
ですから撮影するのは少し苦労しました。

少し調べたところ、これは江戸時代後期に外国から入って来た外来種だそうで、
成虫はカラムシ,ヤブマオ,ムクゲの葉や茎を食べます。
これらカラムシ属にラミーという繊維の材料などに使われる植物があり、
それに紛れ込んで日本に入ってきたということです。

でウンチクは置いておいて、
青白色というかスカイブルーというか、非常に綺麗なのですが、
その色だけでなく、模様に価値があると思います。
この模様何に見えますか?
よーく見て下さい。

私には、骸骨がタキシードを着ているように見えるのです。
胸(首)の黒い斑点2つが骸骨の目、
で、翅の上の方がタキシード(上着)でポケットまで付いている。
ちゃんと首の襟もありますね。
骸骨は黒い帽子を被っているように見えます。
私は骸骨派ですが、中にはタレントのタモリさんに似ていると言いう方(タモリ派)もいます。
今一、よくわからない方がいましたら、触角と足を隠してみて下さい。

以前は西日本が中心でしたが、最近は温暖化で関東でも比較的頻繁にいるカミキリですから、
見つけたら是非ご自分の目で確かめて下さい。
絶対に写真を撮りたくなりますから。

2011年08月05日LKM博士
体内ウンコ時計

昨日、ウンコ回数を発表するためにExcelのデータを眺めていたら、
アメリカ出張時の異変が興味深かったので、今日はそれを報告させて頂きます。

結果をみてみると、滞在中(移動日は除く)は毎日、
日本時間の早朝(アメリカの夕方)と、日本時間の夜(アメリカの朝)に1回ずつ排泄していたのです。
昨日報告したように、現時点での排便ペースは1日に1.34回と比べると、この期間だけ異常に高いです。

食事はビュッフェスタイルなので、必要量を普通に食べるだけで、私は調子に乗って多量に食べたわけではありません。
むしろ、油っこいので若干摂取量を控えており、食物繊維を多く含む野菜類の摂取量も普段より減っていたと思います。
つまり、食事要因を考えるとウンコ回数は少なくなるはずです。

ということで、異国にいるというストレスの影響を排除すると、時差の影響しか考えられないのです。
私の考察は以下のようになります。

私は毎朝排便する習慣なので、脳(私の心)はアメリカでも当然朝にウンコをしたい欲求があり、アメリカの朝にウンコ排泄命令を出す。
同時に、食事摂取の物理的な刺激を腸は受けるので、朝に蠕動運動が活発になりアメリカ時間の朝(日本時間の夜)に排便が起こる。
一方、体内時計はすぐには修正できません。
腸は長年積み重ねてきた日本時間のリズムを覚えていて、日本時間の朝にウンコを排泄しようとしていたと思われます。
従って、毎日、2回ウンコが出ていたということでしょう。
興味深いことに、アメリカの夕方ウンコ(日本時間の早朝ウンコ)の時間は、滞在日数を積み重ねるに従い狂い始め、
初日はアメリカの夜8時(日本時間の朝9時)頃だったのですが、日に日に早くなり、最後は午後3時頃(日本時間朝4時)になっていました。
この現象は、時差ボケ解消とリンクしており、アメリカ時間の夜ウンコが体内時計に依存していたことを示唆していると思います。

2011年08月04日LKM博士
発表! ウンコ回数2011年上半期

最近、このブログのファンになられた方は知らないと思いますが、
私は毎日ウンコExcelに記録し、年間のウンコ回数等を調べているのです。

「何のために?」
なんて聞くのは愚問です。
面白いからです。

さて、皆さん知りたいでしょうから、上半期のウンコ回数を発表しましょうかね。
(実はウンコ回数を発表するとブログへのアクセス数が増えるのです。)
恥ずかしいので、秘密にしておきたいんですが... (〃´―`〃) (ウソ)

2011年1月1日から6月30日までの181日間のウンコ回数は、
なんと、
243回でしたーーーっ!
1日当たり1.3425回。
このペースだと、年間490回になります。

昨年の年間回数が533回
一昨年が509回
比較すると明らかに遅いペースです。

んー、原因はよくわかりませんが、何か物足りないというか、不満であります。

2011年08月03日LKM博士
American yogurt 2 ―これは反則でしょう―

肥満大国アメリカでは、低脂肪や無脂肪がバカ売れするようです。
もう一度昨日のヨーグルトの写真を見て下さい。
左の二つは、
"Light fat free  (ライト、脂肪なし) "
"0 % fat (0% 脂肪)"
と書いてあります。

ヨーグルトだけではありません。
殆どの食品、違和感がありますが、ケーキやスナックまでもです。
ザーッとスーパーを見渡す限り、7割強がそのような表示があるような気がしました。

そして、皆さん、表示を熱心に読んで、何故か多量に購入するのですよね。
「よし、これ無脂肪だから何個食べてもOK!」
という具合に。
もちろんこれは私が心の中を想像したにすぎませんが、アメリカ経験が長い日本人に聞くと間違いではないようです。
色々見聞きしていると、脂肪の中でもトランス脂肪酸を極端に嫌うようですね。
ですから、マヨネーズの親戚みたいな高脂肪なものでも"トランス脂肪酸ゼロ"と明記されています。

とそんな状況ですから、それを利用した宣伝文句もあります。
昨日のキーライムパイ味の無脂肪ヨーグルトのここを見て下さい(↓)
20110803.JPG


"You could lose 5 pounds in 2 weeks! (2週間で5パウンド減らせます!)"
(5パウンド=2 kg強)
えー、こんなこと書いていいの~???

きっちり研究し証明されても日本では商品パッケージに書けないのに、とても驚きました。
しかも、こんなに胡散臭い謳い文句を堂々と書くなんて。
ですが、本当に驚いたのは、アメリカ人が、この謳い文句をある程度信じて購入しているということです。

もちろん、私はヨーグルトで痩せたという学術論文はみたことありません。

2011年08月02日LKM博士
American yogurt

先日のアメリカ出張時に、周囲に言われるがままにアメリカのヨーグルトを購入し味見しました。
といいますのも、アメリカ経験者が、「めっちゃ凄いですから、食べて下さい」というので...。
"めっちゃ凄い"という顔はにやけ顔なので、
"めっちゃまずい"ということは容易に想像できましたが、
怖いもの見たさで、わざわざ車で街まで出かけて購入しました。

まず驚いたのは充実していたこと。
田舎のスーパーでしたが、日本以上に店頭に並んでいました。
そして、最も驚いたのは、味(フレーバー)の豊富さです。
日本ではあまり馴染みの無いフルーツ味が殆どです。
レモン味、パイン、ココナッツ味、クランベリー味、その他パイン+ココナッツのような組み合わせたもの多数。
訳がわからん味もたくさんあります。
チョコレート味、アップルパイ味、クリームパイ味、全く想像できないキーライムパイ味等多数...
「なんやこれ? そもそもパイの味をヨーグルトにする必要があるんか?」
と言っていると、隣のアメリカ経験者は、
「あー、これも是非食べてもらいたいですね。いっときましょう (`∀´)」

厳選し、この日に食べてみたものはこれらです(別の日も色々食べさせられました)。
20110802.JPG

左が謎のキーライムパイ味です。
何と言ったらいいか...、私の口には合わないという以前に未体験の味で評価できません。
まずはキーライムパイというものを食べてみたいと思いました。
滞在中10種類以上は食べましたが、食感は色々です。
軟らかいもの、もっちりしたもの(今これはギリシャヨーグルトとして人気があるらしい)、寒天で固められているもの等。
ですが、全て強烈なフレーバーが使われています。
日本のヨーグルトに慣れていると、これに順応するのはかなり時間がかかると思います。
ただ、私自信はヨーグルトにはフルーツという固定観念に縛られていたことに気付きました。
アメリカ人の"大好きなものを入れてしまえ"精神には見習うべきものがありますね。

2011年07月29日LKM博士
論文が掲載されました(Medical Hypotheses)

生研センターの委託研究では、
「健康寿命伸長のための腸内ポリアミン濃度コントロール食品の開発」
というテーマで仕事をしています。

これは、簡単に述べると、
1. プロバイオティクスやポリアミン濃度コントロール食品を食べる
2. 腸内細菌がポリアミンを産生し、大腸内のポリアミン濃度が適正濃度に上がる
3. 大腸の上皮細胞がポリアミンの刺激を受けてバリア機能が高まる
4. バリア機能が高まると、腸から食物由来や腸内細菌由来の炎症を引き起こす物質などが体内に入り込む頻度が下がる
5. 炎症が抑えられる
6. また、腸で増えたポリアミンは吸収され、血液を通って全身に運ばれる
7. ポリアミンの抗炎症作用で、全身系の炎症が抑えられる。
8. 老化の主要因といわれる慢性炎症が抑えられる
9. 健康寿命が伸びる

という仮説を元に進めている研究で、
ある程度正しいことが立証されてきています。

で、こういうことが公になると(当然、国のお金なので公にするわけですが)、
ポリアミンの「ポ」の字も知らなかったような人達が、
当たり前のように、同じことを言い出すのですよね。

で、ちゃんとこの仮説を提唱したのは自分達であることを残しておく必要があるので、医学の仮説をまとめるジャーナル(Medical Hypotheses)に論文を投稿したというわけです。
審査に半年かかりましたが、6月に受理され、
先週、ジャーナルのホームページにも公開されましたので報告致します。
ここです↓ (会員でないと要旨しか見られませんが...。)
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0306987711002696

おっと、今日は真面目な研究者になりかけた。
あぶない、あぶない、ファンが減る。
詳しく解説したいが、ここでやめておこウンコ。

2011年07月13日LKM博士
ハーバード大学

また、アメリカ話に戻ります。
ハーバード大学にも行ってきました。
誰もが聞いたことがある大学ではないでしょうか?
世界最高峰、世界大学ランキング1位の大学です。
74人もノーベル賞受賞者を輩出しているようです。
アメリカ大統領はオバマさんで7人目の輩出。

ボストンにはマサチューセッツ工科大学、いわゆるMITもあるのですが、MITに行ったことがある仲間がいましたので、ハーバード大の方に行きました。
といっても、隣にありますので、MITの前(横かもしれない)を通りましたが...。

強引に一文でこのキャンパスを描写すると、
やわらかい日差しが射す、きれいに整備された心地よい林の中、
広いスペースに程良く風情のある校舎が立っており、
何だか勉強したくなる雰囲気のキャンパスです。
狭いスペースに景観無視でやたらと建物を建てる日本の大学とは全く異なる雰囲気でした。

これ図書館です。ハーバード大の図書館は世界最大級だそうです。
20110713.JPG
ワイドナー記念図書館といい、本棚の総延長は92 kmあります。
タイタニック号沈没で息子が無くなった本好きの卒業生の親、ワイドナー夫妻が建設費を寄贈したのでこのような名前になったそうですが、
何やら、その大きさや背景は理解し難いスケールです。
虫好きの私が何らかの事故で死んだら、うちの両親が信州大学に巨大な昆虫館の建築費を寄贈するようなもんでしょ?
(例がおかしい?)

せっかくの記念に私はハーバード大学の生協で、壮行会をしてくれたメンバーに
お土産としてハーバード大のロゴ入りのメモ帳とボールペンのセットを購入しました。
しかし、帰国して気付いたのですが、"Made in China"と刻印されていました。
ショック!

時差ボケの関係で、得意のマーキング(初めて行く場所で排便すること)が達成できなかった点は心残りです。

2011年07月07日LKM博士
レッドソックス vs ブルワーズ

さて、昨日の2枚目の写真の左端の人を見て下さい。
皆、大好きなレッドソックスの試合を楽しもうと家族や友人といるのに、何故か一人で立っていますね。手に何かを持って。
はい、ダフ屋のおじさんです。「ティーケーッツッ、ティーケーッツッ」と叫んでいます。
ということで、早速交渉しました。
1枚100ドルで、3枚(共同研究者2人と一緒)あるというのです。
安過ぎない? 騙されていないか何度も日付や席をチェックしましたが本物です。
おじさん、値下げ交渉には応じません。人気チケット、値下げしなくても売れるのです。
ということで非常にラッキーなことにミルウォーキー・ブルワーズ戦を観戦できました (((o≧▽≦)o

フェンウェイ・パークに入ってびっくり。情報としては知っていましたが、日本の球場と違いフェンスがなくて、選手が近いのです。
試合前はサインをしたり、観客と談笑したりしている選手もいました。
練習で打っている球も客席にポンポン入ってきます。
本当に球が飛んでくるからグローブ持参の観客が多いのです。
201107071.JPG
試合まで1時間程度あります。ホットドックとビールを飲みながら待ちました。アメリカ人の飲食するフライドポテトの量やコーラの量に驚きながら。
何と表現したら良いのかわかりませんが、球場には入っているのですが、練習を見たい人は見る、飲食をしたい人はする、この心地よいダラダラ感、体感したことがあります。
そう、国技館で大相撲を観る感覚です。
値段も同じ位。試合前から来れば、幕下から大相撲をみるのと同じ位の時間を楽しめます。
201107072.JPG
いよいよ試合直前です。皆さっきも食べていたのに、まだ色々食べ物を持って席に向かいます。
売り子も凄い。遠くから商品を投げてきます。しかもコントロールが非常に良い。
お金とお釣りは伝言ゲームのように客を伝わって支払い。
子供達が出てくるイベント後、国歌を歌い、プレイボール。
201107073.JPG
これがフェンウェイ・パーク名物、レフト側だけ異常に高い壁、"グリーンモンスター"ってやつです。レフト側の距離が非常に短いので壁を高くしたそうで11.3mあります。
ちなみに、ライト側のフェンスは1枚目の写真の場所で1m程度と非常に低いです。
実はこの直ぐ後ろは道路や建物があり拡張できず、こんな歪な形になっているそうです。グリーンモンスターの上の席、高額らしいです。
201107074.JPG

バッターは日米野球でも来たことがあるスーパースターのデビッド・オルティス(Ortiz)選手。
ファーストを守っている巨漢の野手は2007年のホームラン王のプリンス・フィルダー。覚えてますかね? 元阪神タイガースでアメリカに戻って大活躍したセシル・フィルダー選手の息子です。

7回には『私を野球に連れてって(Take Me Out to the Ball Game )』を全員が起立して大合唱!
球場全体の雰囲気が良く、知っているメロディーなので歌いたいのですが、あまりにも基本の歌のようで、歌詞は電光掲示板に表示されず、私は歌えなかった・・・ (ToT)
歌い終わると、周囲の人達と謎のハイタッチ!
他にも、この球場ならではと思われる全員で合唱する歌がありました。"六甲おろし"みたいなやつですね。

残念ながらレッドソックスは負けたので、もし勝っていたら、どんなお祭り騒ぎになっていたかと考えると少し残念です。

ということで、偶然ナイターになり、チケットが入手でき、運だけで観戦できたという報告でした。
辛いウンコ実験をしてきたので、ウン(運)だけは人一倍も持っているのですかね。

そうそう、私のアメリカ初ウンコは、フェンウェイ・パークで8回表のブルワーズ攻撃中に記録しました。
ドアの足元部分が無いアメリカ式便所で、少し緊張気味に排泄したのを覚えています。

2011年07月06日LKM博士
フェンウェイ・パーク

FENWAY PARKって聞いたことありますか?
あるような、ないような?
メジャーリーグのボストン・レッドソックスの本拠地です。
松坂選手が所属しているチームといえばわかるでしょうか?
ニューヨーク・ヤンキースを読売ジャイアンツとすると、
レッドソックスは阪神タイガースに該当するでしょうか? 
非常に人気があるチームです。

ゴードン研究会議に参加するには、1日で会場まで行けないため
(先日報告したように非常に田舎なので)、殆どの参加者がボストンで1泊します。
私の往路は、6月18日朝の飛行機で出発し、
シカゴ経由で現地時間の18日午後3時頃ボストンに到着なので
18日の夕方は時間ができるため、ちょっと観光したくなります。
真っ先に思い浮かぶのは、レッドソックスの試合観戦です。
しかし、ネットで調べるとその日はデー・ゲーム(昼の試合)。間に合いません。
「試合の終わりの方だけでも見たいなー」と思ってインターネットで調べても
購入できそうにないですし、チケットも高いです。
非常に人気のあるチームで、且つ球場の収容人数が少ないことから、
最もチケットの入手が難しいといわれています。
理解できないのですが、軽く200ドル、300ドルします。500ドル以上する席もあるようです。
100ドル程度の席もあるようですが、当然直ぐに売り切れます。
一緒に行ったメンバーには「何円まで出せるか?」と言われた位です。
ということで観戦は諦めていました。

が、予想外のことが起こりました。
前日にプロアイスホッケーチームのボストン・ブルーインズが全米チャンピオンになったのです。
あまり日本人には馴染みがないですが、
アメリカではメジャープロスポーツの一つで凄いことのようです。
ということで、偶然ですが、この日の昼はボストン市街での大パレード。
そして、ボストン市民が困ったらいけないので、
レッドソックスの試合はナイターに変更になったのです。

「なに~、無理してでも今日のチケット買っておけばよかった~」
残念。

でも、非常に歴史のある球場なので、フェンウェイ・パークを1周回るだけでも価値があるそうなので、とりあえず見に行きました。

現在メジャーリーグの試合が行われている球場で最も古いそうです。
約100年の歴史があります。
20110706-1.JPG
試合開始2時間前というのに周囲の通りは大騒ぎ。
この右側の通りの向こうの方には多くの飲食店やバーがあり大混雑。
試合前から皆さん家族や友人達と楽しんでいました。
20110706-2.JPG
うまく表現できないですが、球場の周りもイベント会場なのです。
これがアメリカの球場がボールパークといわれる由縁なのでしょう。

2011年07月05日LKM博士
ゴードン研究会議 ―脳ミソ整理編―

発表内容ではなく、研究ポリシーの攻防について書くことで
私の混乱しているウンコ色の脳ミソを整理したいと思います。

私が直接絡み名前が入った発表は3演題。
他にも、我々の生研センターの委託研究チームの発表は4演題あり、
合計7演題のポスター発表をしているのですから一大勢力です。

何故そこまで大々的にしたのか?
それは、ポリアミンに対する研究ポリシーが、他の大勢の研究者と異なるからです。
それは、昨年、国際ポリアミン学会で口頭発表に選ばれて話した時に、
結構否定されたため(激しい口撃を受け、撃沈寸前でした)、反撃の必要があったからです。

何度か書いていますが、ポリアミンは多くの機能を持っているのですが、
最も重要な作用の一つに細胞増殖作用があります。
体を構成している全ての細胞はポリアミンを合成し、増殖分化を繰り返し正常に機能しているのですが、老化に伴い細胞のポリアミンを合成する能力が衰えてくることで、色々と問題が発生してきます。
そこで、腸内細菌にポリアミンを作らせて、体中の細胞に供給しようというのが、
我々の目標で開発している技術です。
一方で、細胞増殖因子のため、ガン細胞も自らポリアミンを合成し成長します。
そのため、ポリアミンはガンを起こす因子であると考えている研究者が多いのです。
といいますか、多過ぎるのです。
でも、果たしてそれは本当か?
ポリアミン添加でガンが生じたという報告はないのですが、どう考えているのか?
正常細胞に対するポリアミンの正の作用に関してどのように考えているのか?

我々が異なるポリシーで複数の発表をすることで、彼らも黙ってはいられないでしょう。
生の反論を聞きたい。
それを尊重した上で、我々の考え方を伝えたい。
たとえ伝わらなくても、これからの取り組み方に活かしたい。
何より良いのは、ポスター発表なので下手な英語でも何とかなる。
(英語に堪能なメンバーも複数いましたので助けてもらえます。)

案の定、積極的に絡んでくる方は結構いました。
"ああいえばこういう"状態で、議論が噛み合わず怒り気味に去っていく方もいました。
しかし驚いたのは、我々は正常細胞をターゲットにしていることを理解すると、
意外と支持してくれる方が多かった点です。

最も印象に残っているのは、
ポリアミン抑制による大腸ガン治療効果について口頭発表した医者が、
「我々はガン治療の研究、ガンになるまではあなた方の仕事。
プロバイオティクスは興味深いね。」
と言われたことですかね。

まだまだ道は険しいですが、それなりの手応えと、
まだ多くの否定してくる研究者への反撃の実験系を色々考える1週間でした。

ちなみに、ポスター発表時はお酒が飲めて、
少し酔っ払って本音で議論できるのは素晴らしいと思いました。

2011年07月04日LKM博士
ゴードン研究会議 ―クローズド会議―

先日参加したゴードン研究会議ポリアミンセクションにはポリアミン関連の研究成果の発表と最新の情報を得るために参加しました。
数少ないポリアミンを専門に扱う会議なのです。

ポリアミンを専門的に扱う国際学会は、このゴードン研究会議と国際ポリアミン会議の2つで、毎年交互に開かれているようです。
ゴードン会議(ポリアミンセクション)は奇数の年にアメリカで開催され、
国際ポリアミン会議は、偶数の年に各国の持ち回りで開催されているようです。
ちょうど、昨年の6月末に日本で国際ポリアミン会議が開催され、私も初めて参加しました。口頭発表に選ばれパニックになっていた時のブログがありますのでご笑覧下さい
試練)。

このゴードン研究会議ですが、参加したいという意思だけで参加できるものではありません。
事前にチェアマンに自分の発表内容とアピールポイントを提出し、チャアマンがそれを元に判断し、許可が得られたら参加できるシステムなのです。
参加人数の上限が決まっており、希望者が多いと参加したくても参加できない会議なのです。(最近は参加希望者が減ってきているようなので参加し易くなっていると聞きましたが、昔は大変だったようです。)
そして、学会のポリシーとして、会議で発表されたこと、議論されたことはここだけの話であり、外部で口外してはならないということです。
今回は120-130人程度の参加者だったのですが、大袈裟に述べると、この130人だけの秘密ということです。
他の学会も基本的には秘密で撮影等は禁止ですが、殆どは参加費を払えば誰でも参加できますし、許可されたマスコミが入っていたりしているので、やはり違うと思います。

つまり、
「ポリアミンの専門家が一同に集まり、最新データを持ち寄って、大いに議論しよう! 未発表データでも外部に出ることないから安心して出して議論しよう。」
ということだと思います。

ということで、会議の様子の写真も一切撮っておりませんし、細かい内容はこのブログでも書きません。
ただ、自分の心を整理するためにも、漠然とした感想を明日書いてみようと思います。

2011年06月30日LKM博士
ゴードン会議の開催地

今日は先日参加したゴードン会議のポリアミンセクションが開催されたニューハンプシャー州のウォータービルバレーを紹介します。

ニューハンプシャー州と聞いて、場所が言える方は殆どいないと思います。
アメリカの右上です。
知名度がある都市でいうとマサチューセッツ州のボストンが近く、その北側に位置します。
ボストンから車で2-3時間の距離なので、自然が多く、冬はスキー、春から秋は自然が豊かで、特に夏は避暑地として結構人気のあるリゾート地のようです。

誰から聞いたか忘れましたが、大統領選挙の予備選挙が全米に最初で行われる州なので、その時だけ注目されるそうです。

今回も学会会場はWaterville Valley Resort。
その名の通り、リゾート地です。
調べたところ、Waterville Valleyの人口密度は1.5人/km2。
1km四方に2人も住んでいないのです。少な過ぎます。
我々が車で通り過ぎる道沿いには人が住んでいる気配が殆ど感じられない位、山の中というか森の中というか、自然の中でした。
会場に向かう途中、湖でムース(ヘラジカ)を目撃しました。

リゾート地の中は芝や樹木が景観良く整えられています。

201106301.JPG

こちらは私が宿泊していたBlack Bear Lodgeです。

201106302.JPG


左側の建物です。日本語で言うと黒熊荘ですかね?クマも多いようです。

こういう場所ですから、午後1時~4時までは学会が休憩に入り、テニス、ゴルフ、ハイキング、スイミング、お昼寝を各自が楽しむのです。
その代わり、夜は9時半ごろまで学会発表があり、ディナーもアルコールが提供されないのです。
ちょこっと町に抜け出し遊ぶこともできません。
楽しみながら、学会に集中しろということですね。

公用語が英語でなければ、もっと楽しめたのでしょうがね・・・。

2011年06月29日LKM博士
ただいま

なんとかアメリカで開催された学会から帰ってきました!
文字通り「なんとか」です。

といいますのも、予定の飛行機が飛ばなかったのです。
現地時間25日早朝5時半(日本時間午後6時半)に起きて、空港には7時過ぎに到着したのですが、搭乗手続きでエラーが出るのです。理由は、8時50分のボストン発シカゴ行きが飛ばなくなったからです。
理由はわかりません。
説明もありません。
ただ一言、日本ではあり得ない位横柄な態度で、
「その飛行機はキャンセルになったから、あっちの列に並べ」
と言われました。

並んでいる途中で、予定のシカゴ発成田行きには乗車できないことは確信しました。
さて、どうなるのか?

空港職員に代わりの便(余談ですが、この文字を"べん"でなく"びん"と使うのには違和感がある)を探してもらっている中で、「明日の便で、ダラス経由で成田行き」となりかけたのですが、結局空席なし。
ひたすら職員がコンピューターのキーボードを打ち電話するのを眺めていました。
「ロンドン経由で成田行き」等という訳のわからんルートが提案された時もありました。
とにかく帰国が遅れるのは決定的なので、開き直って今日は観光しようと思っていた時、
舌打ちと共に小さい声で「Oh..., Haneda....」と聞こえました。
やっと日本へのルートを見つけたのに成田でなくて残念がる職員の小さな独り言でしたが、
「Haneda? It's better !」
ということで、サンフランシスコ経由羽田着で何とか帰国できました。
 
予定より8時間遅れ。ホテルを出てから約30時間後ですかね。
現地時間の25日午前7時に出て、着いたのは27日午前1時頃。
寝たり起きたり、食べたり出したり、ボーっと待ったり小走りで移動したり、時間の感覚を完全に失いながら... ε=(-ω―;)フーッ

実はこのブログの4分の3は、ボストン空港内でサンフランシスコ行きを待ちながら書いたものです。

2011年06月24日LKM博士
なぜ、科学研究にはお金がかかるのか? ⑤ ―新幹線では行けない―

予算削減で飛行機は購入できなくても、新幹線なら購入できるという場合はありますね。
前々回分析しましたが、東京―鹿児島間ならスピードの問題を除けば、新幹線でもそれ程差が無かったので、新幹線で頑張ろうと思う方も多いでしょう。

しかし、荷物を沖縄に届けなくてはならなくなったらどうしますか?
新幹線では無理ですね。でも、飛行機は持っていない。
では、船舶で運ぶ手段がありますね。
しかし、船舶を動かすためにもお金は必要です。時間もかかります。

また、科学の進展には偶然の発見が重要です。
新幹線は、凄いスピードで地上を走っておりますが、歩き、自転車、車の場合とあまり変わらない景色を見ています。
むしろ早すぎて見落としていることも多いでしょう。
当然、こまかい植物の識別は不可能ですし、雲は下から綿菓子の様にしか見えません。
自分の通っている道路や線路を、上から全体像を見ることもできません。
あんな風に曲がっているのか!
あの山の反対側は町だったのか!
「次はこの道を通って、あの町に荷物を運んでみよう!」というのが科学の進展です。
予算削減は、このような機会を奪うことにも繋がり、科学の進展を著しく低下させると危惧されているのです。

もし、どこかの国がどこの領土にもなっていない資源がたくさんの島を発見したらどうしますか?
外国は科学技術研究にドンドンお金を使っているのですから、外国の研究者は飛行機を自由に使って島に入り調査をします。
日本の研究者だけ飛行機を持っていなかったら、調査すら行えません。
慌てて1年後に飛行機を買って、その島に行ったところで手遅れなのは目に見えています。
これが、"予算削減が、国益を損なう取り返しがつかない事態に陥る"と研究者が言っていたことに相当するものに近い例えだと思います。

1週間、ずっとこんな話でしたが、わかって頂けました?
漠然とでもわかって頂けるとありがたいです。

そろそろウンコ話をしたいです。

2011年06月23日LKM博士
なぜ、科学研究にはお金がかかるのか? ④ ―飛行機を買えますか?―

ある程度新しい機器類を使うことはグレードの高い科学研究に必須であることはわかって頂いたと思いますが、1つこれまでの例えで伝わっていないことがあります。

「①の歩きから⑤の飛行機まで、どの手段を選びますか?」
ということでしたが、皆さんは値段の事をどの程度考えましたか?
「歩きは0円で、羽田―鹿児島間は飛行機で約4万円かな?」
という話ではありません。
"乗り物自体の価格"です。
そうです、飛行機を使って自由自在に多量にスピーディーに確実に荷物を運びたいなら、
当然、飛行機を購入しなくてはなりません。
少し調べたら、新幹線は1編成あたら40-50億円、
ジャンボジェットは約200億円するらしいです。

数百万円の車なら何とかなりそうですが、新幹線ともなればお手上げです。
しかも、新幹線には運転手、飛行機にはパイロットも雇わなければなりません。
これが研究機器の値段のイメージです。グレードが上がると一桁増える感じですかね。
殆どの研究機関の自前の研究費では、どうすることもできないのです。
更に整備士も必要になります。これは研究の場合はメンテナンス費用になりますね。

もちろん、料金を払って飛行機で目的地まで行く方法もあります。
分析依頼、すなわち外注ということになります。
研究の世界でも、たくさんの外注分析業者がありますのでお金を払えば分析できます。
すなわち、自分で車を運転し何十往復も繰り返し、疲労困憊で正確な運転ができなくなるよりは、4万円×100人分=400万円かかるが飛行機を持っている方に依頼して一度に運ぶ方が確実だと判断した場合に使います。
いずれにせよ、ポンっと400万円が必要なわけですから、簡単なことではありません。

ちなみに、我々の3年間の獲得研究資金の20%弱にあたる3,000万円は外注分析のための費用です。
「えーっ」と思われる方も多いでしょうが、
この分析をするためには、6千万円の分析機器と専属オペレーターが必要なので、依頼して相談して進めるだけで正確な分析結果がでる外注の方が断然得なのです。
凄い世界でしょう?
もちろん私は関西人ですから、これでもありえない位、安くまけてもらっておりますが。
1割引きで-300万円、2割引で-600万円、3割引で-900万円・・・。
答えは・・・秘密です ( ̄ー+ ̄)

そうそう、外注依頼先の営業担当者の漢氣(オトコギ)も忘れてはなりません。
ありがとうございます! わたなべさん。

2011年06月22日LKM博士
なぜ、科学研究にはお金がかかるのか? ③ ―新幹線しますか? 飛行機にしますか?―

今日も、東京から鹿児島に荷物を運ぶ話です。
① 歩き、②自転車、③車、④新幹線、⑤飛行機の選択肢です。
昨日は、5kgを50kgに変えただけで、①歩きと②自転車では厳しくなりましたね。

では、今日中に鹿児島に届ける必要があるとなればどうでしょうか?
ウンコサンプルを分析する時はそうですよ。「新鮮一番!」
①と②は脱落。③車も不可能とは言い切れないでしょうが、苦しくなってきましたね。

では、50kgの荷物を100個運ぶ必要がある場合はどうでしょうか?
重いですが、人数を増やし1人1個ずつ運べば、④新幹線と⑤飛行機は1回で可能ですね。
この境界線は多検体の分析が可能な機器類であるかどうかという線引きです。
もちろん十数台の車を使用すれば可能ですが、無駄でしょう。
手に届く価格の分析能力の低い機械を複数購入し、人件費を多量に使って分析している状態です。

では、この荷物を6時間以内に届けてくれとなったらどうでしょうか?
生物を使った実験では、サンプル分析のタイミングも勝負になってきます。
④の新幹線も苦しくなってしまいましたね。
この境界線は分析のスピードを表しています。
つまり、新しい研究機器を導入すれば研究の幅がドンドンと広がってくるのです。

また、①歩き、②自転車、③車は到着時間の予想が大きく狂うことがあるでしょうが、
④新幹線や⑤飛行機はある程度時間通り正確に届けられます。
新しい機械は正確性もアップしています。

得られたデータで勝負する科学技術系の研究には、
必然的に新しい研究機器が必要となってくる理由がわかっていただけましたか?
論文を審査される過程では、「筆者の使用している装置で得られた数値は精度が低いので、そのデータを別な方法で検証するように」なんて指摘された経験もあります。
勿論、良い機器類を使っていたらこんな疑いかけられません。

まだ明日も続く。

2011年06月21日LKM博士
なぜ、科学研究にはお金がかかるのか? ② ―例え話―

研究で非常にお金がかかるものは大きく2つ、機器類と人件費です。
少なくとも、私が獲得した研究資金の1年目、2年目の使用用途も、この2つで5割以上を占めています。
人件費は誰でも理解できるでしょうから、主として機器類の話をします。

専門的研究機器の多くは数百万円から数千万円、そして数億円のものもあります。
何故そんなに高いのかは機器メーカーの人間ではないので厳密にはわかりませんが、
そんなにたくさん売れるものではないので大量生産できないですし、
そもそも極めて高度な技術が結集されてできているものです。
もちろん車と同様に、分野別に世界的なメーカー(ブランド)があり、型のグレードがあり、それは高額になればなるほど、正確で、スピーディーに、多量の検体の処理ができると考えて良いでしょう。
そして、日進月歩で進化しており、10年前の物は役に立たないということも多々あります。
もちろん機械が壊れたわけではありません。
それを使って分析する価値が減少するということです。

わかりやすい例え話を作ってみます。
東京から鹿児島に荷物を運ぶことを考えてみましょう。
選択肢として大きく5つ、①歩き、②自転車、③車、④新幹線、⑤飛行機、があります。
皆さんはどれを選択しますか?
おそらく⑤→④→③の順で選択される方が多いのではないでしょうか?
当然、早く、便利な手段を選ぶということです。
もちろん、300年前は、島津藩は江戸まで大名行列をしていたわけですから、歩きでも不可能ではありません。
お金がないなら歩きで行けば良いと思われる方もいるでしょう。
しかし、5kgの荷物を運ぶだけなら可能でしょうが、50kgの荷物になったらどうしますか?
何とか②自転車ならできるかもしれないが、①は殆どの方は無理ですね。
つまりこの乗り物が研究機器というわけです。
1サンプルをじっくり手作業で分析するのはお金はかかりませんが、限界があります。
そして乗り物(機器類)には②自転車から⑤の飛行機まで、色々なグレードがあるのです。

まだまだつづく。

2011年06月20日LKM博士
なぜ、科学研究にはお金がかかるのか? ①

もう、2年も前になるのですかね?
事業仕分けで、科学技術関連の予算が大幅に縮小する方向に進んだのは。
それに対し、多くの科学者が危惧するコメントを出し、それが連日テレビ、ラジオや新聞で報道され、議論されていたことは記憶にあるのではないでしょうか。

私も農水省の競争的資金を頂いて研究している状況なので
(参照: ビッグ・ニューーーーース!!!!!  、
ビッグ・ニューーーーース!!!!! ②
他の競争的資金が次々と縮減されている中、不安を感じておりました。
運よく、私の関わる研究費はあまり影響がないようですが、少し意見を書かせて頂きます。

勿論、著名な先生方と同じように、
「科学技術は科学技術創造立国を目指す我が国の礎になるものであり、長期的な視点に立った・・・」
なんて述べるつもりはありません。
そもそも、こういう意見には、「科学技術の研究は特別扱いされるべきである」という大前提の上にあります。これでは科学技術の世界と距離がある方々には伝わりません。

色々な意見や調査結果から判断すると、多くの日本国民は、
「現在の我々の生活は科学技術の恩恵を受けており、将来もこの国の発展のためには科学技術の進展は必須のものである」
とは考えているようです。
ただ、
「この混乱・不況の中、暫くの間は科学技術系の予算縮小は仕方ない」
とも思っているようですね。

しかし、科学技術の進歩スピードを考えると数年であろうが致命傷になりかねません。
それを理解して頂くためには、研究とお金に関して、一般の方々に理解して頂く必要があると思います。
そこで、私なりに、どうして研究にはこんなにお金が必要なのかということを、少しでも理解して頂けるように明日から説明しようと思います。

なお、今日からの一連の文章は、"科学研究とお金"にのみ焦点を当てたもので、国家予算の使い方に意見するものではありません。

2011年06月17日LKM博士
アメリカに行ってきまーす

明日18日の午前の飛行機でアメリカに行ってきます。
Gordon Research Conferenceのポリアミンのセクションに参加して、生研センターの委託研究で得られたこれまでの成果を発表してきます。
ニューハンプシャー州のWaterville Valleyというところです。
ボストンから車で2-3時間の場所らしいです。
まだ地図でも確認していない私。

海外も10年ぶり位。初アメリカです。

言葉のことを考えると非常に強いストレスを感じますが、
ポリアミンの専門家の中に入って1週間ポリアミンの事だけを考えて過ごすことで得られる情報量は、国内で通常の研究生活の中でポリアミンの論文を探して読んで得られる情報の数か月分、いや1年分位に相当するのではないでしょうか。
国内には私の様な研究をやっている人は一人もいませんし(海外にもいないだろうけど)、とても大事なことだと思います。

あっ、皆さん、職場では心配してくれる人がいましたが、ブログは既に原稿を渡してあるので毎日更新します!
「何故、研究にはお金がかかるのか?」を私なりにわかりやすく書いたつもりです。
毎日読んで下さいね!

当然ですが、助手Kがちゃんと仕事を進めてくれるか心配です。
でも、それ以上に畑が心配です。
昨日紹介したキュウリもそうですが、トウモロコシも雌花が咲きそうなんです。
この時期気を付けないと、害虫が侵入し、収穫して皮を剥いだら虫食いトウモロコシなんてことがあると悲しい。

では、行ってきます。

そうそう、髭は剃らずに伸ばしてやろうかとたくらんでいます。

2011年06月08日LKM博士
今、忙しいのです。そんな私の机です。

今、かなり忙しくて途方に暮れています。

まず、明日、プロバイオティクスシンポジウム。
2演題目の演者なのですが、まだスライドができていません。
まずいなー。
大体シンポジウムで話す事は決まっているので7-8割程度は既存のスライドを使うのですが、残りは提出済みの要旨を読み直し、考えているところです。
「えっ、俺こんな事を書いてしまっている・・・」
なんて思いながら。

で、一番困っているのは、来週末からアメリカの学会に行くのですが、発表準備ができていないことです。
ポスター発表なので、印刷に出す時間も考えると、たぶん今週がタイムリミットになりますね。
まずい、まずい、まずい、まずい、まずい。

さらに投稿している論文4つと執筆中の論文が1つあり、何かしら常に対応に迫られています。
助手Kに基本的に任せている特許や論文もあり、それのチェック等もあり大混乱です。

そして、昨日、LKM512ホームページリニューアルの仕事が発生。

ということで本日は恥を承知で私の混乱ぶりを示す写真を紹介します。

20110608.JPG

私の事務作業をしている机です。
左側が社外発表系、時系列で上に積まれていきます。
ですから、投稿した論文が1ヶ月後に何か編集部から連絡があれば左の山の下の方の地層を掘り起こし、そのままガバッと上に持ってくれば直ぐに対応できるのです。
右側は特許や社内の非サイエンス系の書類の山。
解決すると、それの関連書類は後ろの棚にまとめておきますので、未解決の投稿中や執筆中の論文が増えると標高がドンドン高くなります。
早く低くなーれ。

LKM512の研究開発者の素を出すこのブログ。今日は出し過ぎたか?
気にしない気にしない。悩んでいる暇はない。

2011年06月03日LKM博士
写真忘れた、どうしよう

今日のブログは「野菜作っています」シリーズの予定でした。
トマトもキュウリもトウモロコシも、めちゃくちゃ生長しており、書く事がいっぱいあったのです。

しかし、写真がなーい。
家のデジカメに入ったままで、手元になく本日アップロードできないことが先程判明しました。
野菜ブログは、文字だけでは、読者の皆さまは楽しくありません。
そんなブログは書かない方が良いはずです。

「もう、今日は休もうかー」
と思ったのですが、土日、祝日以外は書き続けているブログですから、ここで休むのは非常に気持ち悪い。

で、何日連続で書いていたか数えてみました。
その結果は、93。
今回のブログで94日連続になります。
多いか少ないか全くわかりません。
が、「もうそんなに書いていたか」というのが実感です。

今日は、
引退まで休場ゼロ、1630回連続出場の元関脇青葉城(現・不知火親方、胸毛が過ぎでした!)、
幕内 通算連続出場, 1231回の元関脇高見山、
連続試合出場記録、2215回の元広島カープ・衣笠祥雄氏
連続フルイニング出場1492試合の阪神タイガーズ金本知憲選手(最近ボロボロですが)
の凄さを改めて感じ、
連続94回目のブログを終わりにしたいと思います。

ちなみに、私はこれらの数字と張り合う気はありません。

2011年06月01日LKM博士
オナラと腸内細菌

デッキーの記念ブログは如何でしたか?
微生物の底力をわかりやすくお伝えするにはワキガがベストかなと思いましたので、
このテーマでお願いしました。
今日は、この流れで、"においと細菌"つながりでブログを書きます。

においといえばオナラ。
(オナラと書くか、おならと平仮名で書くか迷いました。カタカナの方が科学的?)
オナラも細菌と密接に関連しており、その正体は大半が腸内細菌の産生するガスです。

誰でも経験的に、「XXXを食べるとオナラが出る」という食材があろうかと思います。
この現象は、その食材が大腸に届くと、それを好む細菌が活発に分解(活動)するのですが、
その中にガスを産生するタイプの細菌がいるということです。
だからいつもよりオナラが出るのです。

サツマイモを食べるとおならが良く出るのは、
大量に含まれている食物繊維が殆ど消化されずに大腸に届き、
それを好む多くの腸内細菌が活発になり、当然その中にガス産生菌がいるからです。
動物性タンパク質には硫黄を含んだアミノ酸、例えばシステインやメチオニン、
が多く含まれていますから、焼き肉を食べた次の日は、
硫黄のにおい(卵が腐ったようなにおい)が強い、普段より臭いおならになるわけですね。

仲間内で同じ食事を食べても、オナラの頻度やにおいに個人差があるのは、
腸内菌叢の違いに依存します。
「悪玉菌が臭いおならを作り、善玉菌はそうではない」と一般的に言われますが、
殆どの菌の機能が解明されていない現状では、そんな単純なことではないと思います。

ウンコを希釈した液を寒天培地に塗って、酸素を通さない特殊な密封袋に入れて培養すると、
48時間後にはその密封容器がパンパンに膨らんでいることがあります。
腸内にガス産生菌が多いヒト、つまりオナラを作りやすい腸内菌叢を持っているヒトということがわかります。
ちなみに私はこのような状態の容器を見ると、
オナラの発生を目視できたような気分になり少し興奮してしまいます。

今日から、おならをする時は少し腸内細菌のことを考えてみて下さい。

2011年05月26日LKM博士
明日は400回記念

今日はこのブログ399回目です。

ということで、明日はスペシャルゲストの登場です。
再び、出来尾格博士です!
250回記念ブログとして
「消化管の出口」のはなし1
「消化管の出口」のはなし2
「消化管の出口」のはなし3
を書いて頂いたのですが、前回書き足らなかったということなので、今回もお願いしてしました。

出来尾さん(通称デッキー)の紹介は249回で書きましたのでこれを参照にして下さい
→「スペシャルゲスト行方不明」
そうです、皮膚の常在細菌の研究をしているデッキーです。
昨年出会った時は、
皮膚常在菌ネタでNHKの「あさイチ」に出演し、有働アナウンサーの皮膚を調べたとか何とか言って自慢していました。
(他人の自慢はすぐに忘れる私...)

現在、デッキーは英国健康保護局感染症センターの訪問研究員として研究をしています。
噂では、渡航前にロンドン検定なるもので相当勉強し、地元の人よりロンドン市街に詳しいとか。
今回はイギリスから、前回と同じく皮膚科医ならではのネタを送ってくれました。
明日から3日間、お楽しみに!

私はブログ書かなくて良い安らぎの3日間を手に入れました。
400回か~。
4万円位、ブログ手当て欲しいなー。

2011年05月16日LKM博士
変な癖

各人には他人から見るとそれぞれ変な癖があるでしょう。
私の場合これです。

20110516.JPG
何かわかりますか?
バナナの皮です。

はい、私は食べたバナナの皮をゴミ箱の縁にひっかけて、カラカラに乾燥させるのが癖です。

何故、そんなことをするのか?
それはバナナの皮を乾燥させないで放置しているとショウジョウバエ(小さなハエ)などが発生することが多いから嫌なのです。
そもそも、バナナの皮は生ゴミとして扱うべきなのか、他の燃えるゴミと一緒にして良いのか迷いません?
部屋で普通に燃えるゴミとして捨てると、水分含量が多く腐敗が進むことがあります。
また、そのにおいにつられてショウジョウバエがやってきます。
しばらくゴミ箱に残る場合は、きっちりと乾かすことが大事です。

ゴミ箱の縁にひっかければ、
半日もすれば、水分含量が減少し、虫はつきません。
しかも、ほんのりとバナナの良い香りが部屋に漂いアロマ効果も得られます。
ゴミ重量も減ります。
冬場は、加湿効果もあります。

素晴らしいことばかり。

ですが、殆どの人は文句を言います・・・。
そして、このように理論的に説明しても納得しません。
頭が固いのでしょう。

2011年05月12日LKM博士
今日はLKM512記念日

本日、5月12日はLKM512記念日です。
正式に登録されています。(記念日登録証+社長)

今年は、こんなの作ってしまいました。
ジャ―――――ン!
20110512.jpg

『LKM512くん』(LKM512キャラクター)で、中に人が入れる人形です。

ゆるキャラブームの中、「目つきを優しくした方が良い」という意見がありましたが、
私は「ちょいワル」なイメージを崩したくなかったので、強引に主張し、キツイ目つきに仕上がっています。

こいつ、でかいんです。
先日のデビュー戦で、通常の営業車には入らないという弱点が発覚しました。
特にヒップがでかいです。宅急便で運搬可能なので一安心ですが・・・。
忠実にキャラクタープロフィールを約100万倍に拡大して作製しているためです。(プロフィールはTwitter自己紹介文にあります。LKM512_tan_bot
異質なキャラクターですが、街で会ったら優しく接してやって下さい。

今年で記念日も3回目。
毎年、この日は地元板橋区大山商店街でイベントやっていたのですが、今年はできません。
手続きや準備をしなくてはならない3月に、震災対応に手いっぱいで対応できなかったためです。
「あー、情けない。あー、残念や。何かしなくては・・・」

ということで、今年は、大相撲技量審査場所で頑張っている春日野部屋の皆さんの腸内を鍛えるために、本日着で120個ほどヨーグルトを差し入れをさせて頂きました!

2011年05月09日LKM博士
排便回数 in GW

長い方は10連休だったようですが、ゴールデンウィークは如何でしたでしょうか?

私の方は、暦通りに過ごしまして、
3日休んで1日仕事、また3日休んで1日仕事、そして2日休むというゴールデンウィークでした。
休日ですが、急いでいる論文を書いていた日もありましたし、
それらを完全にストップして、奈良の実家に帰りもしました。

さて、ウンコ回数なのですが、
乱れましたねー。

この10日間の総排便回数は12回と普通よりやや少なめだったのですが、
少ない日は0回(それも3日もありました)、
多い日は4回(やや下痢気味)、
と不安定な無茶苦茶なペースでした。

普通に分析すると、やはり0回の前日は排便回数が2回以上と多かったです。
飲み過ぎで下痢気味になるなどの要因で前日に排泄し過ぎて、ストックされていたウンコが少なかったという単純な理由でしょう。
暴飲暴食が原因であることに間違いない。

また今日からヨーグルトを再開し、
食事量や生活リズムも元に戻るでしょうから、
安定してくると思います。

それに野菜生活も始まりました。
これから回数を伸ばしていくことになると思います。

ブログもリズムが戻らないので、まずはウンコ話からのスタートでした。

2011年05月02日LKM博士
お得情報

このブログ、土日は著しくアクセス数が減るのです。
5~10分の1になります。
つまり、皆さんには、お仕事しながら、ちょっと休憩に読んで頂いているということです。
あるいは、私がウィークデーにしか更新しないことを見切られているのかもしれませんが。

ちなみに"ウィークデーは毎日更新"を始めて、今週で17週目になります。
頑張っております。

さて、ゴールデンウィーク中にこのブログを読んで頂いている皆さまは、
私と同じく今日もお仕事ということでしょうね。
しんどいですねー。
そんな皆さまにお得な情報です。

私の研究しているビフィズス菌LKM512が入ったヨーグルトが、
只今、メイトーオンラインショップ(http://www.rakuten.co.jp/meitoon/)で送料無料です。
「いつも送料が高い」と文句を言われておりますが、
その声にお応えして、期間限定で無料にさせて頂いております。

「このヨーグルトだけは期間限定でも送料無料にするように!」
と会議で頑張ったんですから、この機会に是非お試し下さい!
ちなみに、このヨーグルトはスーパーやコンビニでは売っておりません。
希望される方にのみ販売しております。

もう一つ、大事なこと。
これを1週間位続けたら、ウンコが黄色味を帯びてきます。
臭いも軽減してくるはずです。
ウンコを観察しながら、腸内環境が改善されていく様子を実感して下さい。
そして、もしよければ、そのウンコを私に送って下さい。
調べてあげましょう。

というのは冗談です。
今は1検体数十万円かけてウンコを調べますので、最近は厳選ウンコしか調べません。

2011年04月26日LKM博士
メタボロミクス、ウンコロミクス・・・

メタボロミクス(Metabolomics)ってなんや?
という質問もあるので、もう一度簡単に説明。
1年半前にも簡単に紹介したのですが(https://lkm512.com/blog/images/2009/10/07/)、
一言で述べると、
『細胞や微生物が作る代謝産物を網羅的に調べる学問』
です。
これまで、アミノ酸ならアミノ酸だけ、短鎖脂肪酸なら短鎖脂肪酸だけを対象に前処理して調べていたものが、多くの成分をまとめて一度に測定できるのです。
代謝産物のことを英語でメタボライト(Metabolite)というのと、
網羅的に解析する学問の接尾語が○○オミクス(-omics)というのが合わさってできた造語です。
また、その代謝産物のかたまり(試料)をメタボローム(Metabolome)と言います。

より直接的な日本語では、『全代謝物解析』とでもいうのでしょうか。
最近、最もホットな研究手法の一つです。

ヒトやマウスの細胞や大腸菌なら、代謝経路がほぼ解明されているので、結果が意味している事が解釈し易いのですが、ウンコ由来のメタボローム解析は解釈が極めて難しいのです。
関連する要因が、何百種類もいる腸内細菌(これだけでも手強い)の他に、食物、腸上皮細胞(分泌と吸収がある)が加わるのです。
つまり、結果がこの三者の内、どれの影響を受けたのかが簡単にはわからないのです。

ということで、私は、この特殊な環境中の代謝産物を研究することとを、通常のメタボロミクスではなく、ウンコロミクスと提唱しておりました
(https://lkm512.com/blog/images/2009/10/07/)。
そして、関係者の間では実際に使ってきました。

ですが、先日のセミナー後の懇親会で、ウンコロミクスを世界基準にするためには、語源をウンコという日本語ではなく、きっちり英語をベースにする方が良いのではないかと意見を頂きました。
先のブログでもFecal(糞便の)を語源にFecalomicsも提唱していたのですが何かパッとしません。
ですが、ここで上がったのはインパクト抜群の、
『スカトロミクス(Scatolomics)!』
Scatology(糞便学)が語源です。

なんか生々しいですが、良いと思います。
でも、こんなの講演で話したら、また、聴衆の反応悪くなりそー。
そして私が別の意味でウンコ好きと思われそうで少し心配です。

2011年04月25日LKM博士
笑わないサイエンティスト

金曜日は大阪でのアジレント社主催のメタボロミクスセミナーで講演してきました。
慶応大学の曽我先生、大阪大学の福崎先生が学術的に、
伊藤園の岡野谷さんと私がそれを使って行った応用研究成果を話しました。

どこでどう主催者側に伝わっているのかわかりませんが、会場に着いて挨拶するなり、
「面白い話を期待していますね!」
と言われ、確認を頼まれた司会者が読む演者紹介文章の内容が既にくだけているではないですか (゚_゚)
「面白いって、そっち(ウンコ)系ってこと????」

「良いのだろうか・・・? 世界的に著名な先生方の間で話すので、一応、真面目に話す予定なのだが・・・」

くだけた話をするのも真面目に話すのも同じスライドで話し方を変えるだけです。
要するに、くだけた話をするのは、研究成果に直接関係ないが、実施するにあたり起こったウンコ的なエピソードを喋りまくるということです。
迷いましたが、主催者がそう望んでいるので"中の上"レベル(工場見学やスーパーでの講演時の7割位)で臨みました。

ですが、反応がいまいち。
後半になるにつれ、皆さん慣れてきたようで、ある程度予定通りの反応でしたが、前半はつらかったです。当たり前ですが、聴衆は工場見学者とは人種が違います。

終わってから関係者と色々分析すると(何しろ、アジレント社は世界トップクラスの分析機器メーカーですから何でも分析する??)、
"こういう場では、サイエンティストは笑わない"という結論になりました。
深く分析すると、笑ったら失礼という意識が強く、その気持ちが自分だけ笑うわけにはいかないと強固に笑いを押し消すように努める。でも、笑い声は起きないないけど、顔は皆笑っているということです。
更に1点、重要な考察があり、
「心構えができていない状態でガンガン来たので、皆、戸惑っていたに違いない。」
というものです。
もう少しやんわりと心を掴みながら進めれば良いのかもしれません。

心配で福崎先生にも聞くと、
「めっちゃ面白い。正式に依頼するので10月のシンポジウムで話して。」
と学会での講演を依頼されました。

まさかウンコネタが面白いので学会で話せと言われる事はないでしょうから、研究内容が面白いということだと信じています。

2011年04月18日LKM博士
今週は大変や

タイトルの通りです。
3か月ぶりに追い込まれています。

今週は、月曜日、火曜日とこれまでと積み重ねてきた実験の仕上げの実験が2つあります。
そして、金曜日は大阪で開催されるメタボロミクスセミナー
で講演します。
自粛ムードで一度は中止を検討されたようですが、開催されるようです。
良いことです。

ですが、
威張ることではないですが、まだ何も準備しておりません。
んー、まずい。

金曜日は午前からなので、木曜日中に大阪に移動するのですが、交通費と時間の節約のために、木曜日の午後は、京都の2つの共同研究先と打ち合わせが入っています。
というか自ら入れてしまいました。
もちろんこちらも準備ができておりません。
んー、やばい。

それでもって、水曜日は社内のテーマ発表の順番が回ってくる。
準備どころか、準備をやる気が起こらない。

さらに、木曜日の夜は、学生時代の先輩がやっている焼肉屋を訪問する。

んー、どう考えてもまずい。
しかし、私は、追い込まれ、やる気になれば謎のエネルギーが出てくるタイプ。
ぼちぼち、ウンコ色の脳ミソが"やる気"を作り始めることでしょう。

言い訳ですが、別にこれまでさぼっていたわけではありませんので。

私の周囲の方へ、
ここまで追い込まれてから"やる気"が生じた時は、
少し攻撃性が高まる傾向がありますので、極力話しかけないで下さいね。

2011年04月14日LKM博士
コンタミ

理系の方で無い方は、あまり馴染みがない言葉かもしれませんが、
我々が実験を実施する上で最も恐れているものの一つです。
最近は停電の方が怖いですが...。

正式にはコンタミネーション(Contamination)の略で"汚染"を意味します。
リーダーズ英和辞典でみると、1番目に「特に放射能による汚染」と書いてありますが、その話題は今日はやめておきます。

試薬の汚染というと、何か汚い埃などが入ると思われるかもしれませんが、それもコンタミではありますが、実験以前の問題です。
そのようなコンタミを防ぐため、生化学の実験室は部屋の窓は余程のことが無い限り開ける事はありませんし、器具の蓋の開け方、洗浄の仕方もリスクの少ない方法で実施します。
我々が日々経験するコンタミは他の試薬などが無意識の内に少し混入するイメージが良いと思います。
微生物実験ですと、培地中に目的と違う微生物が混入したりすること等を意味します。

生化学研究は、コンタミが無い実験系で実施することが最低限の条件でしょう。
細菌Aの機能を調べているのにBが入っていては何を調べているのかわからないですから。
DNAを使う実験なども、うまくいかない場合、まずコンタミを疑って、試薬などを作り直すと成功することが殆どです。

それにしても不思議です。
日本人は実験中に英語で会話しているわけでもないのに、Contaminationという英語を使い、長いからと略して使っているのですから。
日本語の"おせん"の方が3文字で短いのですがね。

ところで、ウンコ実験の場合のコンタミとは存在するのでしょうか?
そもそも食べカスと細菌と水分で構成されおり、存在自体がコンタミかもしれません。
扱っていると、未消化の人参やキノコ類はコンタミのように思いますが、あれも立派なウンコの一部です。
私は、採取時の"便器の水"が実験のデータを狂わすのでコンタミと思っています。
私が実施する試験は、絶対に水につけないで採便するようお願いします。

ウンコと水、水の方が汚染源という特殊な世界にいるということを再認識し、本日は終わりたいと思います。

2011年04月13日LKM博士
エビ、大繁殖

2009年にこんなブログを書きました。
『「ドジョウが出てきてこんにちは」のつもりが・・・』
魚が全滅した沼地の水路の話です。
実は2010年にも行ったのですが、やはりいませんでした。

それでも2時間ほど網でゴソゴソとしていると体長1センチ程の小さなエビが3匹獲れました。
持って帰って同じ水路で捕獲したドジョウと一緒に飼っていたのですが、昨年の10月、1匹が腹に卵を抱えていたので、別の水槽を購入し隔離して観察していました。
もし孵化しても凶暴なドジョウと同居していたら食べられてしまいます。

しかし、
いつの間にか腹から卵がなくなり、結局失敗・・・。
と思って数週間後、
1mm程度の小さなエビが数匹いるのに気が付きました。
めちゃくちゃ小さくて、しかも体が透明なため殆ど見えません。
何度もブログにしようと撮影したのですが、とても認識できるレベルの画像にはなりませんでした。

冬の寒さにも耐え、今では1.5 cm程度になり、元気に泳ぎまくっています。
どうやら、実際は20匹位いたようです。
20110413.JPG

固形の餌を一粒落とすと10分位で大集合。
左側が親、右側にウジャウジャいるのが子供たちです。
おそらく、ミナミヌマエビという種類だと思います。

2011年04月12日LKM博士
ウンコのために我慢

先日のブログ「地震、ヨーグルト、ウンコ...」の中で、
しばらくLKM512ヨーグルトが食べられていないため"劇臭ウンコ"が出ると報告しました。

計画停電も一段落つき、
昨日から、久しぶりにLKM512ヨーグルトが社内でも入手できるようになりました。

夕方、小腹が減った時に、早速食べようと思ったのですが、
「あっ、劇臭ウンコのサンプリングを忘れてた (>_<)」
と気が付き、体が欲していて無茶苦茶食べたいのに、一日お預けとしました。

私のウンコに対する情熱と精神力の強さも見上げたものでしょう?└(>з<)┘

今朝、ウンコンビニ(「ウンコ at コンビニ」の略語というか造語、今思い付きました)も我慢して、会社到着後、採便チューブを持って早速ウンコ回収。

回収中に地震が起きるという恐怖体験もありましたが、無事回収できました。
強く揺れると、ウンコがある便器(和式)に足が落ちるなんてリスクもありますからね。

いやー、他人のウンコみたいに臭かったです。

2011年04月11日LKM博士
便所に捕まった私

昨日の日曜日に畑に行った時です。
少し便意をもよおしたので、事前にコンビニのトイレに寄りました。
時々通勤時も利用するトイレです。

店員のおばちゃんに
「トイレ借りまーす。」 「はい、どーぞー。」
気持ち良いやり取りです。
トイレ「大」に先客はなく、「今日はええ日やー。」なんて思いながら入りました。
しかし、
自然な流れで入って、ズボンを下ろしたところで違和感。
「何か変やな???」
そうです、鍵は回したのですが、カチッという音がしなかったのです。
確認したら、やっぱり締まっていません。
「あぶなー」と思い、もう一度回したのですが締まらない。何度回しても空回り。
壊れているのか? しかし、ふと反対に回すとカチッと締まりました。
「あっ、反対やったんか。」とそのまま安心して排便。
そして見事な快便。

満足して出ようとすると、あららららららら、鍵が空回り。
「えーっ」何度回しても鍵が解除できない。ふと思い出し、反対に回しますが空きません。
どうやら便所に閉じ込められたようです。
焦りました。暫く待っていれば誰か来るだろうと思っていても焦ります。
しかも、こういう時に限り誰も来ません。
「ドアぶち抜いたろうか。いやいや、弁償させられたら嫌や。でも俺が悪いのではないから大丈夫か?いやいや、閉じ込められているのを店員に確認してもらってからでないとあかん。叫ぶか?」
「よくわからんが格好悪いな。便所に閉じ込められる人なんているのか? 運命?」
「あー、なんで携帯持ってへんのやろ俺。いやいや携帯持っていたとしても誰に連絡したら助けてくれる?」
「俺、快便やったのに、便秘でずっとウンコきばっていると思われてたら嫌やなー。」
などなど、必死で鍵をいじり試行錯誤しながら考えていました。
5分間位かもしれませんが、非常に長く感じ、脇の下を冷汗が流れるのを感じました。
と、突然手応えがあり、カチャ。開きました。
ホッ、解放。何故開いたかはわかりません。

そのまま、店員のおばちゃんに文句言って帰りました。
「鍵壊れてるで。ちゃんと修理しといてよ。ウンコ終わってから5分以上出られへんかった(さりげなく便秘でないことをアピール)。時々、朝使うんやから!」

2011年04月08日LKM博士
地震、ヨーグルト、ウンコ...

私の腸内にも地震の影響が出てきました。
ウンコがえらい事になってきました。
あれほど芳醇な香りがしていたウンコがめちゃくちゃ臭くなってきたのです (+ロ+)

その要因は、LKM512入りヨーグルトを毎日100-150g、ビフィズス菌数にすれば30-50億個は食べていたのですが、地震の影響で、ヨーグルトの製造量確保が困難になり、社員への販売ができなくなったからです。

ニュースでも取り上げられていますし、スーパーに行ってもわかると思うのですが、
ヨーグルトの十分な供給が難しくなっております。
大きな要因は、
①計画停電で作れない
②包材が無い
の2点になると思います。

幸いにも弊社のヨーグルト製造工場は地震による直接的なダメージは殆ど受けていないのですが、停電の対象地域に入っている工場があり、実際に停電が起こっていました。
ヨーグルトの製造は、40-45℃程度で4-6時間の発酵と10℃以下への2-3時間程度の冷却(それぞれ製品により異なる)を実施するため、とても電気を使うのです。
もし、途中で温度が低下したら、発酵不良が起こり、きちんと固まらなかったりして、
それはそれは、不味いヨーグルトができるのです。
もし、冷却途中で停電が起きれば、発酵がドンドン進み、
それはそれは、酸っぱいヨーグルトができるのです。

ですから、仮に発酵に5時間、冷却に2時間要するとすると、
停電が15-18時に予定されていたならば、
15時の7時間前、つまり朝の8時以降に作り始めることはできません。
(実際は発酵前後、洗浄の作業にも電気を使うのでもっと時間がかかる)
つまり、8-18時の間は製造できないのです。
これ、基本的な業務時間がほぼ全滅していることになりますよね。
停電が無い事を予想して製造することもできるかもしれませんが、もし停電があったら、何百キロ、何トンもの材料を捨てることになるので、毎日そんなリスクを負うことはできません。
また、毎日同じ時間帯に停電が予定されていれば計算できるのですが、
停電と停電の間が8時間の日や26時間の日があり、従業員の業務時間を含め、もうとても対応できません。
ということで製造量が激減しているのです。
・・・・・・
幸いにも、気温が上がり停電もほぼ無くなりLKM512ヨーグルトは復活間近のようです。

ということで、せっかくできた"劇悪臭ウンコ"は回収し、保存しておきますかね。
皆のも集めたろかな ( ̄ー ̄)

2011年04月07日LKM博士
橋、リニューアル

私の通勤路、毎日通る橋の話です。

「一体いつ終わるのだろう?」
とすら思わなくなる位、長い間工事中だった福生市の永田橋が3月末にリニューアルされ通行できるようになりました。
なんと私の誕生日と同じ日だったので、ブログにしてあげました。

永田橋は多摩川の河口から約52キロあたりにある橋です。
車も通行できる橋で、あきる野市や日の出町と福生市を結ぶ主要な橋の一つです。
JR青梅線の福生駅に通じる道のため、毎朝、福生方面へ向かう側の道路は渋滞していることが多いです。
私は反対側をスーイスイ、橋のすぐ先にある急激な坂を上るために、後半は少し勢いをつけます(信号が大敵)。

垂れ幕を見ると、世界初の工法で造られた橋のようです。
しかし詳細はわかりませんし、福生市のホームページにも書いていないので、
私の中では、大したことはではないのであろうと思っています。
20110407.JPG
予想以上に立派で、非常に広くきれいで、車で走りやすいのです。

調べてみると平成18年11月から架け替え工事をやっていたようなので、
約4年半になりますね。
現在本気でトライしている実験の構想が脳ミソ内ででき始めた頃かな?

長い期間、平行して造られた仮設の橋を使っていたのですが、
最初から真横に立派な橋を作れば、仮設の橋を組み立てるのと解体する無駄は省けたのではないかと思います。
税金の無駄使い?

とはいえ、毎日、朝と晩通りますので、年間500回(2回/日×20日/月×12ヶ月)近くは通る計算になります。
当然のように通っていますが、たまには橋のことも考えるのも良いかと思います。

「毎日、ありがとうございます。」

2011年04月05日LKM博士
研究の価値

今回の大地震の被害の状況は毎日報道され、4月5日の朝現在で、死者、行方不明者それぞれ1万2千人、1万5千人を超え、避難されている方は16万5千人を超えているそうです。
更に、原発の問題は目処が立たず、何もできない自分に苛立っている方も多いと聞きます。

職業柄、もし地震の研究をしていたら、もし原子力発電の研究をしていたら、"想定外"の一言で片づけて良いのか? と考える事があります。
また同時に、千年に1度の事だとしても、数百kmもの地盤が動き、50kmも川を遡上し、万単位の人間の命を奪った大津波、これだけの影響がある研究対象のスケールの大きさや研究者の責任の大きさ、つまりはその研究価値に圧倒されます。

一方、私の研究対象は腸内細菌。
ヒト(あるいはマウス)の体内に存在する腸という長いゴムチューブのような組織の最後の1m程度の部位(結腸)の中に住んでいる細菌、更にその細菌の体内のDNAや作り出す物質などを調べています。ちっぽけな世界です。
その肉眼では見えない"スケールの小ささ"は逆に驚くべきものでしょう。
ただ、腸全体で100兆個もの細菌が住んでおり、数値だけはケタ違いに大きいですが...。
今回のような天変地異を目の当たりにすると、私の研究のなど微塵の価値も無いかのように感じてしまいます。
何しろ被災地、さらに間接的に影響を受けている首都圏の混乱に対しても何の貢献もできないのですから。

とはいうものの、自分自身で価値を見出さなければ辛くなるので考えます。
例えば、腸内細菌が直接的に関与していると考えられている大腸ガン。
厚生労働省が発表している人口動態統計の、男女別の部位別がん死亡率(人口10万人当たり)は、ここ数年大腸がんによる死亡率が急激に高まってきており、特に、女性の大腸がんは、2005年以降死亡率1位になっています。男性は3位。
年間の罹患数(1年間で発症する患者数)は既に10万人を超えています。
このまま減る事はなく、2015年には20万人になるというデータもあります。
ガン宣告を受ける事は一個人としては極めて衝撃的なことです。
つまり、病院で検査を受けて大腸ガンとショックを受ける人が、年間10-20万人、つまり今回被害を受けられた方々とほぼ同じ数になります。
そう考えると、腸内細菌の研究を進めこれを減らすことに貢献できるなら非常に価値があることだと思います。

そもそも研究の価値は他人か決める事ではないのかもしれません。

地震の研究も、腸内細菌の研究も、益々発展することに期待しましょう。

2011年04月04日LKM博士
春の花 アブラナ?

今年は例年より寒く、桜が咲くのが遅いですが、アブラナ(菜の花)はもう咲いています。
20110404.JPG
これでおかしいと思った方は鋭い!
ちょっと茎を見てみましょう。
201104042.JPG
まだわかりませんね。
根の部分を見てみましょう。
201104043.JPG
はい、カブです。
晩秋に種をまき、なんとか芽は出たのですが、生長しきれませんでした。
冬の間、放っておきましたら、冬季は貴重な青菜なので野鳥が時々つついていました。
茎の写真で葉が殆ど食い千切られているのがわかると思います。

先々週後半から急激に茎が伸び、花が咲きました。
カブはアブラナ科の植物であることを再確認できますね。
そっくりです。

これを食べたら、硬いスジが入っていて不味かったです。
茎やつぼみはなんとか食べる事は出来ましたが、相当苦いので多量のドレッシングかマヨネーズが必要です。
決してお薦めできるものではありませんでした。

2011年04月01日LKM博士
花粉飛びまくり

私の車が花粉で酷いことになっています。
朝出勤時ワイパーかけても、帰りには花粉でガラスがくもっています。
東京都といってもここは西多摩郡。
その辺に近隣にスギ林(山レベル?)があります。
東京都内の花粉もこの西多摩郡や奥多摩郡から飛んで行くと聞いたことがあります。

私は全く花粉症ではないです。
これは免疫系に強く関与している腸内菌叢が良いバランスであるからであり、
それは、ほぼ毎日摂取しているLKM512のおかげだと思っています。

ですが、花粉症に効いたという臨床的な研究成果があるわけではございません。
だから、「LKM512が花粉症に効くのか?」と取材を受けると、一言、
「知りません。そんな実験やってへんから。」
と答えます。
LKM512入りヨーグルトを摂取しているお得意様からも、そのような話は頻繁に聞きますが、その方々に対しても
「あっ、そうですか!でも、わかりません。そんな実験してませんから。」

商売っ気がないと言われれば、それまでですが、臨床的にきっちりした研究をしていないことを述べるのは研究者としてやってはいけないことだと思っていますから。
臨床的ではない、基礎的な実験では"効く可能性十分にあり"という学術成果はありますが...。

何故、花粉症に対する臨床的な研究をしないのか?
重大な理由があるのです。
2009年にこれらに関してブログを書きましたので、是非、読んで下さい。
花粉症
花粉症2
花粉症3

2011年03月31日LKM博士
きっちり見直すのですが・・・

書く文章の殆どが社外に出すものである私は、提出する前に何度もチェックをします。

一番軽いものでこのブログ。
一番重いものは学術論文になりますかね。
英語で書く原著論文には限界がありますが、日本語で書く、執筆依頼された解説や総説が一番気を使いますね。
おかしな文章、誤字脱字、極めて恥ずかしいものです。

ワープロソフトWordも、おかしな箇所は知らせてくれる機能が付いてますので助かります。
それでも、ミスは起こります。
不思議なものです。

昨日のブログのタイトル
「2011年版 野菜作っています ―最初はこんな状態です―」
のつもりでしたが、
「2011年版 野菜作っています ―最初はコンナ状態です―」
とカタカナになってしまっています。
このブログは、大体前日の夜に書いて、朝読み返し修正し本社に提出し、さらに本社のチェックを受けているにもかかわらず、通り抜けているのです。

わざとではありません。
非常に恥ずかしいです。
『名探偵コナン』の単行本を同僚から借りて、コツコツと読んでいるからでしょうか?


どうでも良い事ですが、
心は高校生のままのコナンが蘭ちゃんと一緒に温泉に入るなど小学1年生として扱われることがあるのですが、凄い事だと思います。
・・・・・
『名探偵コナン』を知らない方には、訳のわからん話でしたね。
すいません。

2011年03月29日LKM博士
『ロマンティックな科学者』読了

電車移動時はせっせと本を読みます。
現在は、電車内や駅構内では、殆どの人が携帯電話で何やらやっていますが、
持っていない私は高校生の時と同じです。
暇つぶしにメールやTwitterをしているようなら、何か本を読んだ方が時間を有効に使えると信じています。

とはいえ、ただ携帯電話を持っていないから本を読むしかないのかもしれませんが...。

先週は電車通勤をしておりましたので、1冊と2冊目半分読みました。

読み終わったのは、
井川洋二編『ロマンティックな科学者―世界に輝く日本の生物科学者たち』(羊土社)

世界的に著名な日本人科学者の若かりし頃の研究苦労話、その後の人生を変えた方との出会い、成功秘話、若き研究者への提言など、研究周辺のエピソードが集められたものです。
やたら難しい研究の内容を書いている方も若干いらっしゃるのですが、
20年ほど前の本なので、意外とその発見が現在では常識になっていることもあり、
読みやすかったです。
一気に読むことができました。

まあ、皆さん苦労されていますし、人との出会いが大事ですね。

現在の私が、この方々の若き頃と同じような境遇を味わっていると感じる箇所も多々あり、現状をクリアすれば私もビッグになれる道半ばにいるのではないかと
私の"ウンコ色の脳ミソ"が得意のポジティブシンキングで元気になったのでありました。

私が今やっている研究のヒントになるような話もあり、
大手古本屋で偶然見つけ500円で購入した本でしたが、500円以上の価値がありました。
もし機会があれば皆さんも読んで下さい。

最後にいつ通り余計なことを述べます。
これに集中していたおかげで、電車通勤中に、"ウンコ漏れそうピンチ状態"にならなかったのかもしれません。

2011年03月25日LKM博士
そういえば・・・

今日は3月25日。
本来なら、学会のため本日から京都入りする予定でした。
本来なら、大相撲春場所のこれまでの感想と、私なりの十四日目、千秋楽の楽しみ方を書く予定でした。
私の様に、仕事としてブログを書いている者にとっては、「このネタを書けば良い」と決まっている日は、非常に楽で安心感があるのです。
しかし、現実は違いました・・・。
さて、何書こう。

このブログは大相撲ネタを書くとアクセス数が増えることが確認されています。
証拠を示しましょう。
3月3日に「ウンコ小話10」 で、
1月の日ごとのアクセス数のグラフを示しましたが、もう一度見て下さい。
20110303.jpg
驚異的なアクセス数を記録した年間排便回数を発表した1月24日の次に値が高いのは、1月11、17、19日なのがわかると思います。
そして、その内の2回、
すなわち1月11日1月17日
なんと大相撲ネタの日だったのです。

このように大相撲ファンとLKM512の接点が着実に築き上げられつつあります。
だから懸賞出してやろうとずっとチャンスを伺っています。
そのためには、
できるだけ早く整理して本場所を再開して頂き、
大相撲ならびにLKM512の関係が益々深まることを願っています。

ということで、
本来場所が開催されていないが本来なら13日目であった本日、
敢えて大相撲ネタのブログを書き、
どのようなアクセス結果が出るのかを調べる実験ブログでした。

2011年03月24日LKM博士
ちいさなちいさな夢の実現

テレビでサザエさんを見ていると、
マスオさん、ノリスケさん、あるいは波平さんが最寄駅で偶然出会い、
そのままちょっと一杯やっていく、
というシーンが時々出てきます。

就職する前に、
「働いたらあんなことしてみたい!」
と思っていたものです。

私の定義では、大事なのは"偶然"であり"無計画"であること。
「明日行こう!」と決めて行くものではありません。
上司や同僚と出張帰りに「ちょっと飲みますか」と、ある程度想像できるものも含まれません。
"古き良き時代の日本"を感じさせるような"偶然飲み"です。

ところがです、現実はそんな甘いものではありませんでした。
致命的な車通勤。
それに研究という、どこまでやっても終わりが無い仕事。
十数年間、偶然に帰りに出会って飲みに行くなんてことは一度もありませんでした。

理化学研究所で仕事をしていた時も、
辨野先生の強烈なリーダーシップで酒を飲む機会は高頻度にあり楽しかったですが、
私が求めていた偶然性とは異質なものでした。
(参考:辨野先生に本ブログ100回記念①100回記念②および200回記念のスペシャルゲストとして書いて頂いたブログ)

それが昨日、ついに偶然に起こったのです。
駅で出会うという程の理想的な偶然ではありませんでしたが、
地震の影響で偶然電車通勤している同僚と、急遽行くことになりました。

ちいさな、ちいさな、夢の実現でした。

2011年03月22日LKM博士
量の問題

福島原発の問題で、
「放射性物質がどの位の値である」、「野菜や原乳で基準値を超えた」
というニュースが連日報道され、それに伴い風評被害も出ているようです。

驚いたことに、私の小学1年生の娘まで、
「雨に濡れたら放射能で大変なことになる」
と言っており、ショックを受けました。
(実際は"ホウシャノウ"ではなく、"コウシャノウ"と言っていましたが。)
学校で習ったのか、友達から聞いたのか、テレビをから得た情報なのか...。
私がNHKを見ている限り、そのように感じ取ることができる情報は全くありません。それどころか、「放射線の量は、○○○程度の量」であるという例を出して、首都圏では身体に危険が及ぶ量ではないと明確な説明もあります。

どれ位の量なのか、私の実験対象であるウンコで考えてみたいと思います。
100g(小さめバナナ1本分位)のウンコが実験台の上にあればキツイですが、
1g(角砂糖程度)なら、臭いはありますが精神的にはそれほどでもなく、
0.1g(米2粒程度)なら、臭いも少なく心に余裕が出てきます。
1mg(0.1gの100分の1)なら、ウンコとして認識できるか否かも定かではありません。

現在は低下しているようですが、爆発が起こり最も濃度が高かった時は、人体にも多大な影響がある400ミリシーベルトという値が発表されました。
その後、首都圏各地でも上昇したとニュースが流れましたが、東京で最も高かったのが約0.8マイクロシーベルトということで、原発の50万分の1程度です(ミリとマイクロの単位の違いに注意。マイクロはミリの1000分の1)。
ウンコ100gを原発と考えると、桁数が著しく異なり計算がややこしいのですが、東京の濃度は0.2mg程度になりますかね。
0.2 mg は天秤では正確に測定できないので、量りとるとすれば、ウンコ1gを10 ccの水に懸濁した液の(濃い味噌汁位の濃度でしょうか?)、0.002 cc(1 ccの500分の1の量)分になります。
爪楊枝の先でチョンとして作った水滴程度です(少なくて水滴にならないかも)。
皆さんの排便時の便所内の方がよほど臭い物質が飛散しています。
余計にわからなくなってなければ良いのですが...。

冷静に分析し、おかしな情報に振り回されないようにしたいものです。

2011年03月17日LKM博士
中止、中止、中止、中止

昨日はついに、ここ東京都西多摩郡日の出町でも計画停電が実行されました。

これからも、真昼間に実施される可能性が高いので、どう業務をしていくのか、頭を使わないといけないですね。
ただ、出社して、できる範囲の仕事をやって帰るのは簡単ですが、非生産的です。
やろうとしている仕事を全て実行する作戦を考えなくてはなりません。

このエリア、JR青梅線、JR五日市線は、停電に合わせて止まりますので、出社、退社のタイミングも考慮しなくてはいけません。

スケジュールを平面でなく、立体的に考えていく事が必要になってきました。

さて、昨日のブログ「中止、中止、中止」で書きましたメタボロミクスセミナーも昨日、東京会場での実施は中止と昨日連絡が入りました。
大阪会場も検討中だそうです。

中止、中止、中止、また中止。

2011年03月16日LKM博士
中止、中止、中止

地震の影響は私が参加予定だった催し物にも影響が出ています。

今朝は、3月25-28日開催予定だった日本農芸化学会(京都大会)の中止のメールが届いておりました。
若干、予想はしておりましたが、京都で開催することや、
こういう時にこそやる意義もあるのかもしれないと思っておりましたので、
少し残念です。
例年、この時期はその準備で大変で、ボチボチ今日あたりから本気を出そうかなと思っていた矢先のことでした。

昨日は、4月に予定されていた協同乳業のOB会での講演も中止が決定され、
また、来週予定されていた外部の会議も中止になりました。

夏に仙台で開催予定の学会のシンポジウム講演も依頼されていたのですが、たぶん無くなるでしょう。

とりあえず、近々開催予定なのは4月後半のこれだけになりました。
メタボロミクスのセミナー
私も演者の一人なので、興味のある研究者の方は来て下さいね。

でも、講演内容は農芸化学会発表分までの予定でしたが、どうすれば良いのだろう?
それまでに論文投稿するしかないかな...。

2011年03月15日LKM博士
計算停電

関東地方の日常の状況を伝えるもの、このブログの役割ですかね?
昨日は計画停電で丸一日振り回されました。

「信号機も止まるから気を付けて」
それは当たり前のように信号機に守られて運転している我々にとっては恐ろしいことです。
"赤なら止まる"
逆に言えば、"赤でなければ進む"わけで、交差点では、みな突っ込もうとするでしょうね。

というわけで、計画停電の予定地域を6時20分までに通過し、研究所には6時50分には着いていました。(停電がないエリアまで必死でウンコ in コンビニを我慢しました。)
でも、実施されませんでした。

さて、職場。電気がなければ、殆ど仕事はできません。
予定は、12:20-16:00。
困りましたが、仕方ない。
それ以外の時間帯でできることのみ実施します。
食堂もストップするので、いつもより1時間早く昼食をとり、機器類への負担が少ないよう電源を落としました。
でも、実施されませんでした。
「それならできたのにー」

夜7時ごろ
「まだ、明日の計画停電は発表されないなー。なんで? 遅い!」

夜9時ごろ、突然町役場が「明日はこのエリアは6:20から停電」とサイレンで放送。
「えっ、朝一番。もう少し早く連絡してよー。」

と、その時々で、一日中不満は出ました。しかし、電力が十分量あったということですから、まあ良かったと考えるべきなのでしょう。
イライラしても仕方ない。
東京電力さんは計画案を出し、需要と供給を計算し、それに基づき停電するということでしょう。実は少しでも影響が少なくなるように、随時計算されているのだと思います。

私の中では"計算"停電として、心穏やかに付き合って行こうと思います。

2011年03月14日LKM博士
心からお悔やみを申し上げます

東北地方太平洋沖地震で、甚大な被害にあわれた方々に、
心からお悔やみを申し上げます。

当日、当研究所も経験をしたことが無い位、長時間、強くゆれました。
幸い、一部の実験器具等が落ちる位で、大きな被害はありませんでした。

大渋滞の中、なんとか自宅に帰ることができましたが、
明らかにされていく地震の被害をテレビで目の当たりにして、
只々、ショックを受けております。

また、首都圏でも食料品が品薄になっております。
生産工場が稼働していないからだとニュースで聞きました。

我々食品メーカーも、計画停電が行われる中、
通常通りの業務遂行が困難になると思いますが、
努力していきたいと思います。

まだ救援を待たれている被災者の方がたくさんおられると思います。
一人でも、多くの方の命が助かることを心より願っております。

2011年03月07日LKM博士
脳ミソ筋肉女子

LKM512プロジェクトの新メンバーのトモミさんを紹介します。

トモミさんは入社2年目で量販店の営業を担当しています。
明るく、はっきりした性格なので、会議でもきっちりと自分の意見を言ってくれます。

昨年、板橋区大山商店街でLKM512のイベントをしている時、入社間もない彼女が助っ人として参加してくれたのですが、その時初めて出会いました。
私より背が高いので、すぐに覚えてしまいました。

トモミさんは運動が得意で、大学時代もスポーツ科学を専攻していました。
いわゆる、"脳ミソまで筋肉"タイプ。
(ちなみに私は"脳ミソまでウンコ"という希少タイプ)
会議の後、皆でお疲れ様会をしていると、居酒屋のテレビに映っているスポーツ選手が知り合いだったりするので、びっくりしてしまいます。

バレーボールが専門で、残念ながら怪我で断念したようですが、
その後は、トレーニング等について学んだようです。

会社の野球部(週末に野球好きが集まって試合をする草野球チーム)の試合前のウォーミングアップを、一度、トモミさんがプロデュースしたことがあるようです。
本人は軽いメニューを作ったつもりでしたが、メンバーにとってはきつい内容で、試合前に皆バテたと聞きました。

と、そんなトモミさんに、「筋肉系のブログを書いてや」と頼んだところ、面白いのが届きましたので、明日、掲載します。
特に女性の方、エクササイズに関する内容なので必見です!
あまり聞いた事のない筋肉の名前も書いてありました。

おたのしみにー。

ちなみに、私が一番好きな筋肉は、"肛門括約筋"

2011年03月02日LKM博士
論文のWeb投稿

昨晩の私のツイッターを見られた方は何を苦しんでいるのだと思われたのではないでしょうか?

経験されたことが無い方には、全く理解できないでしょうから、本日は科学ジャーナルへの論文投稿について簡単に書かせて頂きます。

論文は各ジャーナルに投稿規定があります。
それはそれは、細かい規定でして、
タイトルから、要旨、イントロダクション(緒言)、材料と方法、結果、考察、謝辞、引用論文、著者の貢献度、図、表の書き方まで細かく規定されています。
これに従い苦労して執筆するのですが、この件は色々と信じられないような細かい点がありますので、また後日じっくり書かせて頂きます。

とにかく、論文が完成するとジャーナル編集部に投稿しなくてはなりません。
これが、最近は殆どがインターネットを使ったWeb投稿でして、なんだか一筋縄でいかないことが多いのです。
殆どのジャーナルの投稿専用のページは、自分が投稿する原稿の選択、すなわち、原著論文、短報、総説、コメント、書評などを選択するところから始まります。
次は、タイトル、著者、代表著者、所属、要旨、キーワード、研究分野の選択などを記入して行きます。
この辺までは慣れていればストレス無く進むのですが、この後、色々な誓約や質問(例えば、著作権について、カラーの図が入っていたら支払いが生じることの確認や請求先、外部資金をもらっているか?、査読者について)を読んで回答を記入したりします。
何しろ英語、科学的な表現はある程度理解できるのですが、こういう出版界の英語は見慣れない単語ばかりです。
結構大変なので、多くのジャーナルでは、一段階ずつセーブ(保存)ができて、再開する時は、その段階から投稿手続きを始められます。
慣れてないと、この段階までに半日位は要するのではないでしょうか?

さて、ここからが真の問題です。
実際の原稿をアップデートしていき、査読(審査)用の最終原稿をPDFファイルに変換することが多いのですが、これの確認をしなくてはいけません。
文書はWordで作成し、図はPowerPointで作成している研究者が多いと思うのですが、これらを投稿用原稿として理想的な1つのPDFに変換するのが一苦労なのです。
文字化けが発生することもあります。
Wordのバージョン(2003, 2007など)も推奨のものが各ジャーナル異なります。
でも一番困難なのは、図のアップロードです。
昨日の場合、図はTIFF形式に変換してアップデートするよう投稿規定に書かれており、そのようにPowerPointの図をTIFFファイルに変換するのですが、完成してみれば、「画質が低いのでやり直せ」とコメントが出てきます。
編集部の方が、原稿を見て、「画質が低い」と言っているわけではありません。
生意気にもインターネット上のシステムが自動でコメントして来るのです。
相手が機械なので、何がいけないのか相談することもできません。

こうなると大変です。
どうやって高画質のTIFFファイルを作って良いのかわかりません。
考えられる範囲の加工は色々やって再挑戦しますが、全くうまくできません。
投稿規定を読み直しても、殆どのジャーナルはTIFFファイルへの変換方法のような事までは、きっちり書かれていません。
これは、「免許証のコピーを提出するように」という指示だと、「コピーのやり方がわからない」に相当することなのでしょう。

従って、
インターネットを調べて、フリー(無料)の変換ソフトを探し出したりして、途方もない時間を要してしまうのです。

はい、私、昨晩のものは、まだ投稿できておりません。
「今日中にできればよいなー」
と思っておりますが、自信ありません。
昨晩、6時間以上、夜中まで挑戦したのですができなかったため、途方に暮れており、消耗した気力の回復が最優先です。

2011年03月01日LKM博士
今日から3月

いよいよ今日から3月です。
春ですね。
と、春をカレンダーや行事から認識するのは、つまらない事だと思っています。
常に五感を鋭く、別のものから感じる方が素敵なことです。

皆さんは、カレンダー以外なら何で春を感じますか?

気温?
花や虫?
白い吐息?

これらは代表的なものでしょうが、
要するに"春を感じる"とは暖かくなることを感じ取ることですね。
但し、"三寒四温"という言葉があるように、気温は日々変動し、
暖かいと感じる気温は各個人あるいは各土地で時期が変わってしまうと思います。

私の場合は少し違います。
極めて正確なもので毎年春を感じます。

それは、太陽の角度です。
毎朝、ほぼ同じ時間に同じ場所を車で通る私は、
ちょうど8時頃に東京都西多摩郡瑞穂町から福生市を通過し、あきる野市に抜けて行きます。

福生市のJR青梅線の架橋の下をくぐり抜けた後、東側に曲がる(左折する)のですが、
冬の間は太陽光が逆光でまともに前が見られない位にまぶしいのです。
慌てて、フロントガラスの上にあるカバー(サンバイザー?)を出します。

これが、先週あたりから、大丈夫になってきました。
太陽の位置が高くなってきたのです。

ということで、春ですねー~。

ちなみに、瑞穂町から福生市の道沿いにあるコンビニは、私の朝の排便ポイントです。

2011年02月28日LKM博士
30日連続更新

「ブログは毎日更新した方が、見てくれる人は増えるよ。」
と、ある方に言われてから、
「同じ書くなら、少しでも多くの方に見てもらう方が良いに決まっている!」
と、ウィークデーは、極力更新できるようにペースを上げました。

1月17日からスタートして、今日でウィークデー更新30日連続です。
他の事に集中したかった日(学会と先日の報告会)の2回は仲間に助けてもらいましたが、まあまあ頑張れたと思います。

最初の1週間を連続更新している間は、頭の中にストックされたネタがあったのですが、
それから先は毎日思いつきで書いています。
前夜に書く日も、朝一番で書く日もあります。

これが結構しんどい。

特にクオリティーの維持がしんどい。

1日位は休んでも、誰にも何も言われることはないでしょうが、
いつしか毎日連続で書くことを意識するようになりました。

連続記録は、1日休めば止まるので本当に大変です。

しかし、企業ブログで、こんなに更新している人は殆どいないと自負しています。
だから無理しない範囲で頑張ろうと思います。

ということで、読者の皆さんも、毎日読んで下さいね!

30日というのは区切りが良いので、いきなり明日休むかもしれませんが...。

2011年02月24日LKM博士
牛乳でおなかゴロゴロ(後半)

乳糖(ラクトース)は、胃では殆ど分解されず小腸に到達しますが、そのままでは吸収されません。
小腸の上皮細胞中に存在するラクターゼ(専門用語ではβ-ガラクトシダーゼ)という酵素により、グルコース(ブドウ糖)とガラクトース(良い日本語訳がない)という糖に分解されて、やっと栄養素として吸収されます。
ラクターゼを意訳すると、乳糖分解酵素ということになります。

このラクターゼ活性が低下あるいは欠損すると、
乳糖が腸管内に溜まり、浸透圧を上げて水分の吸収を妨げたり、腸壁を刺激し蠕動運動を活発にしたりするため、お腹がゴロゴロなったり、下痢になったりするのです。
また、大腸まで到達すると、腸内細菌が乳糖を分解し、酸やガスが産生され、同様の現象が増幅されるのです。

つまり、牛乳を飲んでおなかがゴロゴロするのは、このラクターゼがきっちり働いているか否かに左右されるのです。
働いていない状態を、乳糖不耐症、ラクターゼ欠損症、あるいは低ラクターゼ症と言います。
お腹がゴロゴロする人のために開発された市販牛乳もありますが、これはラクトースが予め酵素で分解された牛乳です。

面白いことに、赤ちゃんの時は、このラクターゼ活性が高いのですが、離乳し、乳を摂取する機会が減ると、徐々に活性が低下するようです。
ですから、ゴロゴロするのは子供(給食でも飲んでいる)より大人が多いのです。
数千年間、何世代にも渡り酪農文化のもと生活してきた欧米人は、遺伝的に大人になってもラクターゼ活性が高いようですが、日本人は遺伝的に低ラクターゼ症の人が多いようです。

最後に、私の経験談を述べます。
会社から理化学研究所に派遣されていた私は、1年3か月間、牛乳を飲みませんでした。
会社では福利厚生で1日1本(200ml)の牛乳を無料で飲めたので、購入するのが嫌だったのです。
「せこーっ」と言われそうですが、はい、その通りです。
1年3か月振りに会社に戻り牛乳を飲んだ私を襲ったのは、強烈な下痢でした。
最初は気が付かなかったのですが、連日、午後1時半頃に症状が出ます。
牛乳を飲んだ30分後です。
そうです。1年3ヶ月間、乳糖を摂取しなかったので、完全にラクターゼが作れない体、すなわち乳糖を分解できない体になってしまったのです。
しかし、ヒトの体は凄いです。
1週間もすると、徐々に下痢は軽減され、1ヶ月後には、何ともなくなりました。
再び小腸の上皮細胞がラクターゼを産生し始めたと思われます。

以上、なぜ牛乳を飲むと、おなかがゴロゴロするか、わかって頂けましたか?
暫く我慢して飲み続けると、治るかもしれませんよ。

2011年02月23日LKM博士
牛乳でおなかゴロゴロ(前半)

先日、初めて乳業メーカーの研究員らしいことをブログにしたら反響が多かったです。
このブログ→「植え継げませんよビフィズス菌は」
https://lkm512.com/blog/images/2011/02/08/
そういうわけで、もう一つ、一般的にはきっちりとは理解されていないだろうと思われることを書いてみます。

牛乳飲んだらおなかがゴロゴロする、酷い人は下痢をするのですが、この原因をご存じですか?
それは乳糖、英語ではラクトース(Lactose)、の仕業です。
これが消化管内で分解できない人は、おなかがゴロゴロするのです。
細かいメカニズムは置いておいて、まずはこの乳糖とは何者かをお話しましょう。

牛乳中には主要な栄養源として入っており、その濃度は約4.5%です。
すなわち、牛乳1Lあたり、45gも入っています。
そして、牛乳中に入っている炭水化物の99.8%はこの乳糖となります。
牛乳のエネルギー(カロリー)源の約30%は乳糖によるものです。

糖なのに牛乳は大して甘くないと思われるでしょうが、乳糖はあまり甘くない糖なのです。
ショ糖(砂糖)と比較してみると、
ショ糖の1%、5%、10%、20%の甘味度は、
乳糖の3.5%、15%、20%、33%の甘味度に相当する、
と報告されています(Nickerson, 1974)。

一部の植物体に乳糖を含むものが存在するようですが、基本的には名前の通り、哺乳類の乳中に特徴的な糖で、殆どの動物の乳では最優勢な炭水化物です。
当然、ヒト乳(母乳)にも大量に含まれています。
母乳には、牛乳以上に含まれており、約7%です。
牛乳より母乳が少し甘いといわれるのは、こういう理由からです。

"牛乳でおなかゴロゴロ"は、牛乳がヒトに適していない(相性が悪い)からと誤解されている方が多いようですが、牛乳でおなかゴロゴロする人は、当然、母乳でもおなかがゴロゴロするはずです。母乳の方が濃度は高いので、酷いことになるかもしれません。
「どうして赤ちゃんは大丈夫なの?」
と思われた方へ。
つづきは明日です。

2011年02月21日LKM博士
パンダで楽をさせて頂きます

本日の夜遅くにパンダが上野動物園にやってくるそうですね。
多額のレンタル料を支払ってまでパンダが東京に必要かどうかは意見が分かれるところでしょう。
私はどちらかと言えば否定的ですが、なんとなく盛り上がっていますので便乗します。
といいますか、せっかくなので今日は楽をさせて頂きます。

昨年、「パンダの秘密」というブログを2回に渡り書きました。
パンダの腸内細菌について述べたものです。
何故、竹や笹だけを食べる編食で生きていけるのかを書いた内容です。

これを機に、もう一度、これを読んでみて下さい。
科学的な内容です。

https://lkm512.com/blog/images/2010/06/25/
https://lkm512.com/blog/images/2010/06/28/

2011年02月18日LKM博士
新着情報も見て下さいね

昨日は、昨年12月にインタビュー形式の撮影をして頂いた古森章斗キャスターが研究所へ来所されました。https://lkm512.com/blog/images/2010/12/21/
我々がどんな所でどの様に研究していているのかを見学したいということで案内致しました。
というのは建前で、私のファンというだけでしょう(笑)。

冗談は置いておいて、
実は、古森さん、LKM512入りのヨーグルトを食べてから非常に体調が良いということで、これを色々な方に知って頂きたいので、ご自分のブログでもモニター試験をやって下さっているのです。
「頼んでもいないのに、勝手に。」
不思議です。

たぶん、マスメディアを一切使わない、我々のスタイルに共感して下さったのだと思います。
よくわかりませんが、元気な面白い方です。

それで、モニター試験等をやって下さると、今度はそのモニターの方が、ご自分のブログでこのヨーグルトのことをコメントして下さるようで、色々なブログでLKM512入りヨーグルトの事が紹介されて始めているようです。

ということで、LKM512入りヨーグルトに関連するブログがあったら、新着情報にリンクを張りますので時々チェックして下さい。

私には書けない、生の感想や実感を伝えることができるのではないかと思います。

今度、古森さんからウンコ頂こうかな ( ̄ー+ ̄) ニヤリ

2011年02月17日LKM博士
久しぶりに読み直す

ナナホシテントウの羽化はいかがでしたか?
気が付いたら連載も5回目になっており、もう少し書きたいことはあったのですが、自分でも飽きてきたので止めました。

気まぐれな性格なのですねー。

ということで、「5‐6回連載したネタが過去にあったかなー」と思い、調べてみました。

ありました。
2009年6月10日から6月23日まで続いた"国宝 阿修羅像"シリーズ。
合計5回。
(途中に別のメンバーが書いた話が入っており、5話目は「授かったヒント」というタイトルになっておりますが。)

覚えている方はおられるでしょうか?

今読み直すと非常に懐かしいです。
しかも、思ったよりしっかりした内容です!
きっちりと"LKM博士の勝手にベストセレクション"にも入れておりました。

この時期(1年半前)に比べると、現在は5‐6倍以上のアクセス数になっておりますので、最近ファンになって頂いた方は読まれたことがないと思います。
是非ご覧下さい。

国宝 阿修羅像① https://lkm512.com/blog/images/2009/06/10/
国宝 阿修羅像② https://lkm512.com/blog/images/2009/06/12/
国宝 阿修羅像③ https://lkm512.com/blog/images/2009/06/17/
国宝 阿修羅像④ https://lkm512.com/blog/images/2009/06/18/
授かったヒント https://lkm512.com/blog/images/2009/06/23/

2011年02月16日LKM博士
ナナホシテントウ蛹ハプニング⑤

前回までのあらすじ)
真冬の朝の畑で採ってきた大根の葉にテントウムシの蛹(さなぎ)がついていた。
助手Kに観察するよう手渡したところ、約30分後に突如羽化が始まり、じっくりと後翅が伸びる様子など羽化を観察できた。

翌朝、段ボール箱を覗いてみると、赤くなったナナホシテントウが、隅っこでじっとしていました。
201102161.JPG
動きません。まさに冬眠状態。
そうです、夜の実験室は気温が低下するのです。
羽化したのは良いのですが、夜中のあまりの寒さに冬眠状態になったのでしょう。
ナナホシテントウは成虫で屋根裏などの比較的暖かい場所を好んで越冬するので、気温が下がればごく自然なことです。

そて、昼前、暖かくなってきたので、逃がしてやろうと思うと、
姿がない~。
どこを探してもいません。
部屋が暖かくなり、また動き出して逃げたようです。
こんな別れ方をするとは...。

3日後。
掃除中に窓際でナナホシテントウが発見されました。
捕獲して、デジカメ写真と比べると、まさにあいつです。
201102162.JPG
これまでの写真と比べてみて下さい。
斑点の形が全く同じですね。
特に頭部よりの中心にある斑点は特徴的な"逆さにしたハートマーク"です。
私には"お尻マーク"に見えますが。

この後、窓際で観察していると温かい昼下がりの外へ飛んで行きました。
201102163.JPG
元気でなーっ。

2011年02月15日LKM博士
ナナホシテントウ蛹ハプニング④(まさに羽化)

昨晩は凄い雪でしたね。でも、ナナホシテントウの話を続けます。

(前回までのあらすじ)
真冬の朝の畑で採ってきた大根の葉にテントウムシの蛹(さなぎ)がついていた。
助手Kに観察するよう手渡したところ、約30分後に羽化が始まったのだが、まだ体が柔らかいと思われる黄色い未熟な状態で歩き回るので、段ボール箱に入れた。

30分毎に観察しようとタイマーを合わせておきました。
ピーッ、ピーッ、ピーッ。
30分しか経っていないのに、覗くと、段ボール箱の壁の上部にくっついて後翅を伸ばして乾かしているではないですか。
201102151.JPG
系統は全く異なるのに、この作業はセミやトンボとも似ています。
"羽化"とはよくできた言葉で、まさに羽を完成させる作業であることを再認識できます。
よく見ると、斑点模様も現れてきました。

ピーッ、ピーッ、ピーッ。
さらに1時間後。
201102152.JPG
全く同じ体勢ですが、模様の色が濃くなってきました。
さらに、後翅が少し伸び、細く透明になりました。
もう羽ばたけそうな雰囲気です。

ピーッ、ピーッ、ピーッ。
さらに1時間後。
201102153.JPG
ついに、後翅を折りたたみ、前翅の下に収納しました。
まだ、色は薄いけど、もう普通のナナホシテントウです。

この後、少し歩いたりしておりましたが、真っ赤にはなりませんでした。
ということで、このままの状態で帰ることにしました。

たぶん、つづく。

2011年02月14日LKM博士
ナナホシテントウ蛹ハプニング③

(前回までのあらすじ)
真冬の朝の畑で採ってきた大根の葉にテントウムシの蛹(さなぎ)がついていた。
助手Kに観察するよう手渡したところ、約30分後に異変が。羽化が始まったのである。

セミの羽化に慣れている私は(https://lkm512.com/blog/images/2010/08/09/、 https://lkm512.com/blog/images/2010/08/11/)、蛹の抜け殻に捕まった状態で体を乾燥させると思い、とにかく葉っぱを何か容器に入れて立てた状態に固定しようと思いました。
どの昆虫も羽化は極めて繊細で、完璧に羽化することが大事です。
羽化に中に蛹から翅が抜けなくて死ぬケースも多々あります。
翅が変形して飛べなくなる場合もあります。
前日に、食べ切ったLKM512の入ったヨーグルトの空きパック(もちろん私が食べたもの)がありましたので、そこに葉っぱを入れました。

ところがです、テントウムシはまだ柔らかい黄色い翅のまま、歩き出したのです。
テケテケテケテケ。
ヨーグルトの容器の内側さらには上側の縁を縦横無尽に好き勝手に歩き回っています。
20110214.JPG
「えっ、まさかこれが完成体(羽化後の体の硬化も終わった状態)で黄色いテントウムシ?」
と思いました。
実際にキイロテントウという種は存在するのです。
是非、インターネットで検索してみて下さい。
この写真のテントウムシとそっくりです。

このままだと何処かに行ってしまうと思った私は、空き段ボール箱に、ヨーグルトの容器ごと入れ、上をクリアファイルで蓋をし、しばらく放っておいて仕事をすることにしました。

気が付けば、部署のみんなもテントウムシを一緒に観察していた...。

2011年02月10日LKM博士
ナナホシテントウ蛹ハプニング②

(前回までのあらすじ)
畑の大根の葉についていたテントウムシの蛹(さなぎ)を助手Kに渡しただけでした...。

その約30分後、助手Kと真面目な実験の話が終わって数分後、
無口な助手Kが、小さな声で何かを訴えています。
よく聞くと、
テントウムシが・・・
何かを言っています。
(念のため説明させて頂きますが、助手Kは普段から声が小さくて早口で、1m以上離れると話していることが殆ど聞こえないのです。)

何を言っているか理解できない私は、少し怒り気味に、
「そやから、ちゃんと何か容器に入れて置いておけ。」
と指示したと思います。

ところが、助手Kがまだ何やら訴えているのです。
今、羽化しています。
「...、はあーっ!」

やっと理解できました。
蛹の殻が破れて、黄色いテントウムシが中から出てきていたのです。
20110210.JPG
左側の黒いのが蛹の抜け殻です。こんなに早く羽化すると思っていなかったので、蛹状態の写真はありません。

既に変体(幼虫から成虫の体への変化)は終わっていて、あとは気温が上昇するのを待っていたのでしょうか。
氷点下の畑から、10℃前後の車の荷物置き場を経由して(約30分間)、20℃前後の研究室(約1時間)と、気温の上昇を感じて春と思ったのでしょうか。

とにかく羽化が始まったのです。

つづく

2011年02月09日LKM博士
ナナホシテントウ蛹ハプニング①

真冬の朝の畑は極寒です。
畑一面が霜柱といっても過言ではありません。
バケツに溜まっていた水の上層部は厚さ3センチ位の氷になっています。
全ての葉が凍っているように見えます。
冬の野菜が甘く美味しいのは、凍結を防止するために植物体内で糖分を産生しているからであるというのは教科書レベルで理解しておりますが、
改めて、その生命力とその神秘性を感じることができます。

と、そんな極寒の中、蛹で冬を過ごす昆虫たちも多いです。
どうして凍え死なないのでしょうか?
蛹の成分は、殆どがタンパク質だと思うのですが、野菜同様に糖分が多いとか?

多くのチョウは年に数回世代交代をするのですが、春に成虫になるタイプ(春型=蛹で越冬)と初夏以降に成虫になるタイプ(夏型:秋に成虫になるものも含む=蛹で越冬しない)と区別することが多いです。
何故、区別するのかと述べますと、
不思議なことに、蛹で越冬する春型は、夏型と翅の模様や形状などが変わることが多いのです。
私は、この現象は越冬するために体内で作られる成分の影響ではないかと思っています。
申し訳ないですが、虫好きですが専門家でないため答えは知りません。

話は横道にそれましたが、
先日、朝、畑で収穫してきた大根の葉に、ナナホシテントウの蛹がついていたのです。
そのまま研究所の外に捨てても春には羽化するでしょうが、
せっかくの機会なので、助手Kに、
「春まで置いておいて、羽化を観察するように!」
と指示しました。
羽化シーンがデジカメで撮れれば、2日分のブログネタにはなります。
助手Kは小さく2回ほどうなずき、極めて小さな声で、
「はい...。」
彼は私に逆らうより、従った方が楽であることを本能で知っているのです。

ところがです、その30分後に事態は急変したのです。
つづく

2011年02月08日LKM博士
植え継げませんよビフィズス菌は

講演などしていると時々こういう質問を受けます。
「市販ヨーグルトの一部を牛乳に入れて温めるとヨーグルトができるのですか?」
色々聞いていると、各人の知り合いに一人くらいはそういう方がいるようですね。

温度が適正で、環境中の雑菌が入っていなければ、殆どのヨーグルトはできると思います。

基本的に、ヨーグルトとは、
Lactobacillus delbrueckii subsp, bulgaricus (ラクトバチスル・デルブルエッキ 亜種 ブルガリカス)という乳酸菌と、
Streptococcus thermophilus(ストレプトコッカス・サーモフィラス)という乳酸菌の2種類で発酵させて作ったものをいいます。

味や風味が各メーカーのヨーグルトで異なるのは、これらの2種類の菌の性質が異なるためです。(香料を入れた商品も多いですが、プレーンでも乳酸菌の性質により異なります。)
酸味が強くなる菌株、マイルドになる菌株、粘性が出る菌株等、使い分けているのです。

ですから、この2種類の乳酸菌がきっちりと入っていれば家庭でもある程度のものができるのですが、何度か植え継ぎを繰り返せば、次第にバランスが崩れてくると思われます。
そうなると、味が変化し、発酵不良が起こるでしょう。
また、最初の添加量が少なかったり、乳酸菌に元気がなかったりすると、
発酵で乳酸が作られる前に、雑菌が増殖し、完成したのは腐敗乳というリスクも高いです。

このように、リスクはあるものの、ヨーグルトの植え継ぎができないことはないのですが、
ビフィズス菌は決して植え継げません。
ビフィズス菌は偏性嫌気性菌といって、酸素がある環境では生育できません。
さらに、酸にも非常に弱いです。
乳酸菌が作る乳酸も苦手なので、ヨーグルト中でも少しずつ数が減ってきます。
元来、動物の腸管内に生息している細菌です。
乳の中で進化してきた酪農用乳酸菌とは異なります。
各メーカー、選び抜いた菌を使っておりますが、それでも、牛乳の中で乳酸菌のように増えるビフィズス菌はありません。

「ビフィズス菌入りヨーグルトを植え継いでも、ビフィズス菌は増えない!」
豆知識として、是非、覚えておいて下さい。

2011年02月07日LKM博士
春は近付いていたのですが...

一昨年、紹介したことがある(https://lkm512.com/blog/images/2009/02/03/
私の梅の盆栽は、1月4日から咲き始め、1ヶ月間をかけて一輪、また一輪と、ゆっくりと開花し、
ここ数日間の関東地方を包んだ温かさで、間もなく満開を迎えようとしています。
今朝は車に乗る時に、ほんのりと品の良い香りで見送ってくれました。

20110207.JPG
(大して手入れしていないのに、毎年花が咲くのですね。不思議です。)

と、自然情緒に浸っている場合ではありません。

春と言えば、大相撲春場所。
残念ながら、その中止が決定致しました。
状況を考えれば仕方のないことです。
細かいことは、今日は控えさせて頂きます。

ただ、「裏切られた」という感覚というよりは、
真面目にやっているその他の力士達を、私が裏切ってはいけないと思っております。

救いは、最もクリーンで、改革意識の強いと言われている、放駒親方が理事長の時に起こったということでしょうか。
とりあえず、状況を見守っていき、再開されるのを待つことに致します。

2011年02月04日LKM博士
どアップ

今日は立春。
暦の上では今日から春です。
とはいえ、まだ寒い。
かなり虫が恋しくなってきましたので、久しぶりに虫の写真でも載せましょう。
(もちろん冬でも探せば至る所に虫はいるのですけどね。)

以前にこのブログで紹介しましたクルマバッタモドキです。
https://lkm512.com/blog/images/2010/10/22/
この時、顔のアップの写真も撮っていましたので、どうぞ。

(本当は、ここに写真を掲載したいのですが、虫嫌いの人がいるでしょうから、
最後に掲載します。)

仮面ライダーはトノサマバッタがモデルと聞いたことがありますが、
こいつ、仮面ライダー・アマゾンに似てませんか?

アップ写真は、普段感じている虫の印象と全然違うのではないでしょうか?
虫好きでないと、顔に生えている毛なんてみたことないと思いますので、よーく見て下さい。
凛々しいですね!

草をバリバリ食べることができるこの頑丈な口も観察して下さい。
顔の下4分の1位が口です。

これ、4-5年前の普通のデジカメのマクロ機能で撮ったものなので、
もっと性能が良い新しいデジカメが欲しくなってきました。
ドンドンとアップ写真を撮りたい衝動が起きました。

2011020400.JPG

2011年02月03日LKM博士
早速報告しますかね

2011年も1ヶ月が過ぎ、今日は節分。
早いですねー。
近年、関東でも恵方巻きが流行っているのは、腹立たしく思っておりますが、
昨年コメントしましたので、今年は敢えて何もいいません。
https://lkm512.com/blog/images/2010/02/04/
ということで、途中経過として、2011年1月のウンコ回数をご報告致します。

なんと、40回!
・・・・。

何なのでしょうか?
このウンコ回数を発表した後の、平常心が乱れる感覚は・・・。
「こんなことして意味があるのか?」と自分に問いかけているのか・・・?
(→.←) ん~...

気分を戻しましょう。

1日あたり、1.29回です。
少ないですね。
このままだと、年間470回程度のペースです。

目標の年間512回をオーバーした昨年の1月は47回。
やはりハイペースでしたね。
飲み会が多く、「食べ過ぎた」と記録してある日もあります。

年間509回だった、一昨年(2009年)は、39回。
今年とほぼ同じペースです。

あっ、気が付いた!
毎年データとってると、こんな考察ができるんやっ!
└(^へ^)┘

2011年02月02日LKM博士
もったいない(カブ編)

昨日に引き続き、捨てられない話。
大根以上に悩むのは、カブの葉。
20110202k.JPG
おいしそうですよね。
(一番上はチンゲン菜ですよ、間違えないで下さいね。)
しかし、意外とトゲトゲしていて触ると痛く、また青臭いのです。
生長過程で、小さく間引いている時期は味噌汁などに入れて食べられるのですが、
ここまで大きくなると手強いです。

でも、もったいない!

こういうものは小さくきざんで得意料理に入れてしまいます。
20110202t.JPG
そう、たこ焼きです。
娘も甥っ子も気づかずに喜んで食べていました。
緑色のものはネギやキャベツではありません。
野菜を全てカブの葉で代用しました。
太い茎の部分と軟らかい葉の部分の食感が異なり、意外といけるのです。

ただ、これ以上に含有量を増やすと不味くなります。

こうやって食物繊維を摂り過ぎて、
昨年は一昨年を24回も上回る大量のウンコが製造されたのでした。

2011年02月01日LKM博士
もったいない(大根編)

自分で野菜を育てていると、スーパーで売っているものとの新鮮さの違いを強く感じます。
それは、このブログでも幾つか紹介しましたが、
例えば、収穫食後のトウモロコシの甘さであり、
枝豆の風味であったりします(https://lkm512.com/blog/images/2010/08/04/)。
冬になってからは、キャベツの甘さも驚きでした
https://lkm512.com/blog/images/2010/12/24/)。

(本題と関係ないですが、研究論文を書く習性から、どうしても引用はきっちり示したくなる)

ですが、一番異なるのは、普段食べない部位の新鮮さです。
例えば、大根の葉。
収穫後1時間もすれば萎れるので、スーパーでは見栄えが悪く、殆ど捨てられているのだと思います。
葉だけを見せて「これ何の葉?」と質問すれば答えられない方も多いと思います。
ですが、畑で収穫すると、葉の方が美味しそうに見えてしまいます。
青虫も夢中でムシャムシャ食べています。
栄養価も高いようです。

ということで、持って帰って直ぐに調理したのがこれです。
20110201.JPG
ごま油で炒め、ジャコと白胡麻と醤油で仕上げ。
10分足らずで完成です。
ちょっと苦味があり、ビールによく合います (^o^)v

「皆さんもどうぞ」と言いたいところですが、
なかなか大根の葉はスーパーでは手に入らないですよね。
大根の葉が手に入ったら、どうぞ!

2011年01月31日LKM博士
後遺症②

自ら地獄になるだろうと予想していた2011年の1月
https://lkm512.com/blog/images/2011/01/07/)が本日終わります。

ほんとにしんどかったです。

2月の前半は比較的予定が詰まっておりませんので、
ほっと気が抜けて、体調を崩すのを心配していたのですが、
予想通り、昨日はダウンして午後から寝ていました。

体がだるくて、節々が痛い(*_*;

あと、屁の調子が悪く、
いつもの"プッ"という、圧力が強く0.5秒以内に出し切る勢いがなく、
"プスー"と1.5秒から2秒間かかり、妙に肛門付近が温かく感じる屁が出ます。
臭いは強くないですが...。
LKM512を4日間食べていないからでしょうか?

ただ、発熱もなく、下痢もなく、頭痛もなく、鼻水もなく、咳もない。
単なる疲労なのでしょうか?

よくわかりませんが、昨年末から「1月末は危ない」とわかっていましたので、
予定通りということです。
むしろ、
「体調不良であろうが、計画通りで素晴らしい!」
と思って喜んでいます。

負けず嫌い丸出し...。

2011年01月27日LKM博士
紫色になるブロッコリー

ご存じでしたか?
寒さに曝されるとブロッコリーは紫色になります。

アントシアニンという物質が作られるからです。
何か聞いたことあるけど何それって方もいらっしゃるでしょう。
ブルーベリーなどに多く含まれ、抗酸化作用で有名なポリフェノールの一種です。

何故、できるのか?
植物の代謝は専門外なのでよくわかりませんが、
インターネットで見る限り、
寒さで植物体内の糖含量が増えたり、タンパク質代謝経路が停滞したりすると、
アントシアニン合成経路が活発化するようです。
私なりに解釈すると、アントシアニンは寒いから合成されるのではなく、
寒くて植物が身を守るために体内の糖含量などが増えた結果おこる現象ということではないでしょうか。

とはいえ、よくわからん。

本気で取り組んでいる、腸内細菌のポリアミン代謝経路を理解するのでも難儀している私が、植物の代謝経路を語るのは間違っているので、やめます。
知りたい方は、自分で調べて下さい。

ただ、言えることは、紫になったということは、ブロッコリーは寒さから身を守るため糖度が高まり、美味しくなっているということです。
ということで写真をどうぞ。
110127.JPG
美味しくなっているのに、市場では紫化したブロッコリーは価値が低く、半値程度で扱われているようです。
紫色になり安売りされているブロッコリーを見たら、必ず買いましょう!
"超お得"ということです。
ちなみに茹でると色鮮やかな緑に戻ります。
アントシアニンが溶出するからだそうです。

2011年01月26日LKM博士
2011年大相撲初場所の感想

いきなりですが、栃乃若関、十両優勝相星決戦で惜しかったですねー。
"ビフィズス菌LKM512パワーで十両優勝!"
と勝手にブログのストーリーを決めておりましたので、非常に残念です。
でも、来場所の新入幕は確実。
幕内での活躍に期待しましょう。

結局、横綱白鵬の強さのみを再認識するわけですが、
誰もが思うように、大関陣が盛り下げてくれますね。
(魁皇は別格ですが。)
中盤ブログで期待した把瑠都は怪我で仕方ないとしても、琴欧洲は、いつも通り、そして予想通りに失速してくれましたね(https://lkm512.com/blog/images/2011/01/17/)。
白鵬6連覇。
素晴らしいのですが、盛り上がらない優勝争いに、素行の悪い大横綱の存在をふと思い出す私でした。
一年前は彼がいた...。そして彼がいなくなってから白鵬が6連覇。

こんな状態ですから、関脇で2桁勝利をした稀勢の里と琴奨菊の2人が大関候補として扱われるわけですが、私はまだ過剰な期待だと思っています。

ところで、
琴奨菊は琴欧洲が食べていると思われているヨーグルトを一緒に食べているのだろうか?
それによって、私の応援の仕方が変わるのだが...。

心配なのが、十両の北勝力と垣添。
つい最近まで幕内で相撲を取っていたのに、あれよあれよと落ちて行き(北勝力は今場所休場)、来場所は幕下転落がほぼ確実ですが...。

個人的には、今場所はLKM512ヨーグルトを食べてくれている力士が土俵に上がってくれているだけで、今までと違う不思議な感じがして楽しかったです。
社長は横綱栃錦のファンだったということで、春日野部屋へのヨーグルト差し入れは温かく見守って頂いているようですし、暫く続けたいと思います。
懸賞を出すという野望を持ちながら... ( ̄ー+ ̄) ニヤリ

2011年01月25日LKM博士
後遺症...

先週は生研センター委託研究の報告書と計画書作成に必死のパッチでした。
多額の研究資金を我々のチームに頂いているわけで、当然のことです。
もう一度、当初の目標を認識し、予定通り進展しているのかを確認し、
これまでの成果の意味を幾つかの角度から分析し、来年度はどう取り組まなければならないのかを熟考して、書類を作成しました。
A4の用紙に、報告書40ページ、計画書は23ページになりました。
もちろん、チームでやっておりますので、各機関の成果等は、共同研究者にも手伝ってもらいますが、結局、全体をまとめて、意思統一をはかるのは私。
研究資金の問題もありますので、結構、神経使うのです。
気が付けば、あっという間に金曜日、締切日になっており、無事提出できました。
「やっと、終わったー!」

それから、3日間。
あまりにも詰め込んでやり過ぎた後遺症が残っているようです。
木曜日には学会発表(プレスリリースはこちら→https://lkm512.com/blog/images/news/2011/01/post-23.html)があるのですが、まだスライド作りに手を付けられません。
何もしていないわけではありません。
全く期限がない特許の仕事などを、ここぞとばかりに夢中にやっています。
「先に学会準備をすれば良いのに...」と心で思いながらも、できません。
やらなければならないことを実行するのを"ウンコ色の脳ミソ"が拒否しているのでしょう。
「もう少し放っておいてくれ! 先週の危機に比べれば、まだまだ余裕や。」
もう少し追い詰められないと、やる気が起きそうにありません。
と言いながらも、明日の夕方には完成していないといけないでしょうから、
残り30時間くらいですかね?

タイムリミット24時間を切れば、自然に準備を始めるような気がします。
Twitter(アカウント名:@Dr_lkm512)で、いつエンジンがかかるのか、そして次第に追い詰められていく様子でも、観察してもらえれば、楽しいかと思います。

2011年01月24日LKM博士
発表! 2010年 年間ウンコ回数

皆様お楽しみの、私の2010年排便回数を発表します。
ジャーーーーーーーーン!

533回└(^へ^)┘
昨年の509回を上回り、新記録です!
と勢いで威張ってみたものの、
目標の512回をはるかにオーバー。

はっきり言って、よくわかりません。
威張って良いことなのか、悪いことなのか?

うーん、わかりません。

それより、そもそもこれはどういう企画なのか?

うーん、それは...、思いつき。

そもそも回数は大幅に増えたような気がしますが、
1日当たりの排便回数に計算すると昨年1.395回に対し、今年は1.460回。
わずか0.065回の増加です。

うーん、奥が深い。いや浅い?

これ、結構大変だけど、今年も続ける必要があるのか?

うーん、こ。

ということで、少し悩みながらも2011年も排便回数を数えています。

2011年01月21日LKM博士
2011年大相撲初場所いよいよ終盤です

予想通りといいますか、予定通りといいますか、
場所直前ブログ(https://lkm512.com/blog/images/2011/01/07/)で書いたように、個人的には疲労困ぱいの1週間になっています。
生研センター委託研究の今年度報告書と来年度計画書が本日〆切なのです。
寝不足なのですが、頑張って毎朝早く起きて、録画したNHKの夜中の取り組みダイジェストを朝食を摂りながら見る一週間です。
ブログも結構無理して書いています。

いやー、横綱白鵬負けましたねー。
月曜日に、このブログで「落とし穴がありそうだ」って書いたのが当たりましたね。(https://lkm512.com/blog/images/2011/01/17/
心技体の"心"を最も大事にしている横綱。心が乱れていたようです。
調子の良かった把瑠都は足を痛めたようで、ボロボロと失速。
同学年の魁皇は右肩が痛そうですが、早くも(失礼?)勝ち越し、一安心です。
もう、優勝争いを楽しむことはできない状況といっても過言ではないでしょう。

こういう時は、LKM512ヨーグルトを差し入れしている春日野部屋!
栃ノ洋関は優勝争いに顔を出す位調子は良いようですが、上位の2人は苦しんでいますね。
特に、栃ノ心関は怪我もあり苦しそう。
私も報告書作りで苦しい毎日を送っており、妙に共感してしまいます。
おっと、幕内だけに注目している場合ではありません!
十両の栃乃若関は3敗です。
「お願いやから、十両優勝目指して頑張って~。」Fight}┏(`□´┏)

終盤は、勝ち越すか勝ち越さないかギリギリの力士の相撲をみるのも楽しいですよ。
特に来場所の三役がかかっている、鶴竜、豊ノ島、阿覧、玉鷲、豊真将、德瀬川。

書類提出が終わる私は、この土日は、ゆっくりテレビで観戦します。
本当は観に行きたいけど...。

2011年01月20日LKM博士
京都出張(その3)

基本的に、乗りの良い私は、心の底から嫌だとは思っていませんでした。
すぐに、学生君が、ジャージと運動靴とネックウォーマー(?何て言うのかわかりませんが、首を暖めるもの)を持って来てくれました。
スーツを脱いで、ジャージに着替え、Yシャツとコートと手袋は自分のものを装着です。

登山の様子も箇条書きでいきましょう。
1.極寒の中、大文字山に登る勇者は6人であった。
2.10分程歩くと、銀閣寺の前に到達し、さらに登ると突然前が見えない暗闇になった。
3.懐中電灯は2つ。先頭と最後尾。
4.私は4-5番手の位置で歩いたが、前の人の背中を見失わないよう必死だった。
5.道は相当ぬかるんでおり、凍っているところもあった。
6.坂道も説明以上にきつかった。
7.暗くて滑るので予想以上にきつかった。
8.先頭を行く学生の歩くスピードが早くきつかった。
9.会話は「わっ、うぁっ、やばっ、すべった、ぎゃっ、まだ~、どこ、うぉっ、いてっ、しんどい」の組み合わせで8割位占められていた。
10.「研究とはこんなもんや。暗闇をもがいて進んで行った者だけが、素晴らしい結果、すなわち綺麗な夜景に出会えるんや」と偉そうなことを言っている奴がいた。
11.ずっと暗闇の中であったが、長い階段を上ると、突然、開けた場所があらわれ、眼下に京都市街の夜景が広がっていた。
12.確かに近くて綺麗な夜景であった。
13."100万ドルの夜景"と言っていたが、京都なのでドルは使わないで欲しかった。
14.8,500万円程度の夜景になるのか?と心で思っていた。
15. "大"という文字の中心(横棒と縦棒がクロスする場所)に位置する場所の眺めは最高であった
16.帰り道の方が滑って怖かった。
17.帰り道は、身の危険を感じ、一瞬たりとも気を緩められなかった。
18.遭難しないよう皆気を付けていた。「京大研究室、大文字山で遭難」格好悪過ぎる。
19.先生は3回程、滑ってこけたようだ。
20.カップルがいつもいるということであったが、誰もいなかった。
21.下山後、お洒落なバーに行ったが、カクテルの前に水をがぶ飲みした。
22.ホテルまでタクシーに乗ったが、「さっき大文字山に登った」と言っても信じてくれなかった。
23.今、思い出すと、非常に楽しく、一生の思い出になると思う。
24.次にこの研究室に来る時はスーツで来る必要はないと思った。

以上。

とにかく見て下さい。これが真冬の大文字山から見る京都市街です!

201101201.JPG我々が立っている所が、"大"の文字の中心(横棒と縦棒がクロスしている場所)です。皆、登りきった爽快感のある顔していますね。1時間登り続けたので暑くて上着を脱いでいますが、極寒です。周囲は凍結していました。


2011012022.JPG左側の明るい塔は京都タワーです。


201101203.JPG真ん中の暗い場所は京都御所、手前の暗い場所は京都大学です。あそこから登ってきました。

2011年01月19日LKM博士
京大出張(その2)

「大文字山登りましょう~!」
「はぁ~? 大文字山って、あの漢字の"大"って形で燃やす山?」
そもそも私はその山が何処にあるのかも知りません。

「めっちゃ夜景きれいですから。」
「嫌やっ!」
と言い合いしている内に、各自が色々な大文字山情報を話していました。

情報を私なりに分析すると、
①大文字山の頂上には京大から歩いて1時間ちょっとで到達できる。
②暗い場所はあるが、そんなに険しい山道ではない。
③とはいえ、スーツと皮靴では絶対無理なレベル。
④途中でキツイ坂道もある。
⑤夜景は本当に綺麗なようである。
⑥私の生まれ育った奈良・生駒山から大阪市街の夜景を見るより街が近いらしい。
⑦従って、カップルが夜景を見に来ることが多いらしい。
⑧誰とはいわないが、この研究室の中にも女の子を誘って夜に登ったことがある奴がいる。
⑨途中に応仁の乱の戦死者がたくさん埋葬されていた場所がある(少し興味がある)。
⑩京都はその日の朝も雪が降っていた(確かに昼の新幹線は遅れていた)。
⑪しかも、この日は全国的にこの冬一番の寒波が来ている。
⑫学生さん達も、本当に行くのかどうか成り行きを見守っている。
⑬ちなみに私は夜景などこれっぽっちも興味がない。
⑭断り続けていると、5千円払うから一緒に登ろうと誘われている(心が揺れる)。
⑮酒の勢いであることは間違いない。
⑯ふと気が付くと、先生は登る気満々になってきている。
⑰やばい雰囲気である。

間もなく、先生が、
「じゃー、登りますかーっ」

(((!!(゚ロ゚ノ)ノえぇ!!

つづく

2011年01月18日LKM博士
京大出張(その1)

今でもあれは夢だったのではないかと思う程、理解困難な出来事でした。
ただ、証拠写真がありますので、間違いなく事実です。
関係者はこのブログに書かれることを楽しみにしているようなので書くことに致します。

それは10日程前の1月7日(金曜日)のことです。
研究の打ち合わせで京都大学に行きました。
予定通りの時間に着いて、有意義に打ち合わせもできました。
「せっかくなのでセミナーをして欲しい」と事前に頼まれていたので、1時間15分程度のセミナーもやりました。
研究室のクローズのセミナーの予定でしたが、他の研究室の先生方も結構いらっしゃいました。
腸内細菌は専門外とはいえ京大の方々なので、どうプレゼンしようかと迷っていたのですが、雰囲気が良かったので、 "笑いたっぷりバージョン"でプレゼンを敢行しました。
結果はGood!
あんなに熱心にメモをされながら聴いて頂いたのは初めてです。
熱心さのあまり、プレゼン中に何度も止められて質問されたのも初めての経験です。
やり甲斐があり、楽しかったです。

その後は、研究室で懇親会。
研究室飲み会は理系出身者なら誰でも経験すること。13-4年ぶりのことです。
私が着いた時から、妙にニンニク臭がしていたのですが、
それは先生がダッチオーブンで、チキンを調理して下さっていたからだとわかりました。
料理の名前は忘れましたが、それは美味かったです。
学生さん達は、食欲旺盛。巨大なピザもどんどん胃の中に入っていきます。

ウンコ話、学生さんの恋愛話と盛り上がりながら、目の前の日本酒は軽く1升なくなり、次の瓶に突入していました。
酔っ払ってきました。時計はちょうど10時をさしていたと思います。
「ここら辺で中締めをして、先生達と四条辺りに飲みに行くころかなー」
なんて思い始めた頃です。
このブログにも登場したことがあるシン君が、
「大文字山登りましょう~!」
????????? 
明日へつづく

2011年01月17日LKM博士
2011年大相撲初場所前半戦を終えて

社内研修、生研センターの年度末報告書作りと忙しく、相撲に集中できない状況ですが、もちろんそんなのは関係なく淡々と進んで行き、もう中日を過ぎましたね。

当たり前のように、横綱白鵬が単独トップという状態。
これまで完璧過ぎるので、どこかで落とし穴がありそうな気もしますが、やっぱりないですかね。
盛り上げるためにも、把瑠都や琴欧洲にはきっちりと追走していてもらいたいです。
が、いつも通り、後半失速してしまうのでしょうか?
特に、今場所の把瑠都は力強く調子が良いと思うので、期待しています。

やっぱりヨーグルトを差し入れしていると、緊張感が違いますね。
贔屓の力士がいるというより、全ての力士が好きだった私にとっては、不思議な感覚です。
春日野部屋の力士が登場するとちょっと緊張するのです。

栃煌山関は琴欧洲と日馬富士の2人の大関には勝ったのですが、いまいち調子が上がりません。
栃ノ心関は不調。場所前に太ももを痛めたと聞いています。
木村山関3勝5敗。
ですが、ベテラン栃乃洋関は自身初の初日から7連勝!
7勝1敗で白鵬を追走しています。
やっぱり実験と同じように、LKM512は若者よりベテランの方が効くのでしょうか?

後半の巻き返しを願って、明日、再びヨーグルトを差し入れします。

そうそう、1月14日の春日野部屋のマネージャーさんのブログにLKM512入りヨーグルトを差し入れした件が掲載されています。
「ヨーグルトできっと勝つぞ」
http://ameblo.jp/t-taiki/
時間があったら、こちらも読んでみて下さい。

2011年01月13日LKM博士
実は通販やってまして、それで、明日まで送料無料です

私のポリシーもありまして、このブログで宣伝はしたくないのです。
だから迷いました...、が、読者の方にとって朗報なので、初めて宣伝させて頂きます。

今週、通販で、LKM512の入ったヨーグルトの送料無料キャンペーンをやっています!
http://item.rakuten.co.jp/meitoon/08/
基本的に、病院や学校給食と販売店(町の牛乳屋宅配屋さん)経由でしか販売していない貴重なヨーグルト。
つまり、スーパーやコンビニでは入手できないのです。
「食べたい!」と問い合わせが多いので、半年ほど前から、通信販売をひっそりと開始しておりました。
しかし、通販用に設計した商品ではないため、通常価格にクール宅急便代金が加算されるということで、かなり割高なヨーグルトになっています。
私も、宣伝するのも申し訳ないので、黙っておりました。

ところがです。
調べてみると、固定のお客様がついてきたのです。
誠にありがとうございます m(μ_μ)m

ということで、LKM512プロジェクトのメンバーで、
「一度、送料を取っ払って売ってみよう!」
ということになりました。

12個セットで1,512円。 "1番、512菌"
また、「512が好きだな~」と思われた方、いるでしょう?
いえいや違います。
120円(1個)×12個(1箱)×1.05(消費税)=1,512円なのです。
はい、偶然です。

続けて食べればウンコの色が変わりますから、是非、お試し下さい!
大相撲好きの方、今場所は栃煌山と栃ノ心もこのヨーグルト食べてますよー。

この機会に是非お試し下さい。
http://item.rakuten.co.jp/meitoon/08/

2011年01月11日LKM博士
でき過ぎたストーリー(LKM512が勝った記念日)

先週金曜日、春日野部屋にLKM512ヨーグルトを差し入れしたことを書きましたね。https://lkm512.com/blog/images/2011/01/2010-16.html
そして、
「特に、幕内上位の栃煌山関と栃ノ心関には、別のヨーグルトを食べているあの大関に一泡吹かせてもらいたいものです。」
とも述べました。

昨日、2日目、私は国技館に観戦に行きました。
といいますか、既にチケットを持っておりましたので、行くことになっていました。
初日、テレビで中継を見ていると2日目の取り組みの発表。
結びの一番の2番前の取り組みは、なんと、
"琴欧洲 vs 栃煌山"

「なに~っ。」

私は運が良いです。直接応援できます。

さて、当日、午後5時40分頃、その2人が土俵に上がりました。
非常に人気がある琴欧洲。
後ろの席の小さい女の子も必死で琴欧洲を応援しています。
東側のタマリ席に座っていた私からは、仕切りの時間は琴欧洲のお尻が中心のアングルです。
「やっつけろ、やっつけろ、上手だけは取られるな!」(私の心の中)

制限時間いっぱい。
バチッとぶつかって2秒足らず。
私の5m程前に琴欧洲が栃煌山に寄り倒されて落ちてきました!!!
\(^O^)/  8(≧▽≦)8  \(^O^)/ v(^o⌒)-☆ (^-^)∠※PAN!

私の中では、
LKM512があのヨーグルトに勝った瞬間です!!!
2011年1月10日はLKM512の歴史年表に載ることでしょう。

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建設中のスカイツリーと両国国技館

2011年01月07日LKM博士
2011年大相撲初場所がはじまります!

正月明け早々ですが、奇数の月の第2週目の金曜日は、2日後から始まる大相撲本場所のことを書く日です。
待ち遠しいのですが、今場所だけは来て欲しくなかったのです。
なぜなら、今年の1月はめちゃくちゃ忙しいから。
生研センターの委託研究の今年度まとめと次年度計画書を作成しなくてはならないのです。
月末には学会発表もあります。
大相撲も連日見なければいけないですし...。
つまり、初場所が始まるということは、私にとって"地獄に突入する"ことを意味していたからです。

さて、本題に移りますが、先場所大活躍した豊ノ島が幕内上位で相撲をとります。
どうなりますかね?
私と同学年の大関魁皇は応援しますが、先場所のようなことは起こらないと思います。
全然報道されておりませんが、カド番の大関日馬富士は怪我が治ったのでしょうか?
先場所白鵬に勝って目覚めたといわれる稀勢の里、私は期待を裏切られると予想しています。

などなど、頭に思い浮かんだことを書きましたが、
今場所は
「栃煌山、栃ノ心、栃乃洋、木村山を擁する春日野部屋軍団に期待!!!」
といいますか、それで頭がいっぱいです。

なぜなら、春日野部屋にLKM512ヨーグルトを差し入れしたからです。
(厳密には本日発送するのですが)

「えっ」と思われた方も多いでしょうが、経緯は話せば長くなるので省きます。
秘密のネットワークができたということです。

特に、幕内上位の栃煌山関と栃ノ心関には、別のヨーグルトを食べているあの大関に一泡吹かせてもらいたいものです。

本気で応援しています ☆(^□^)☆ フレーッフレーッ

2011年01月06日LKM博士
私のお薦め

「奈良の名物は?」
と聞かれることがあるが、私は迷わず、"たなかの柿の葉寿司"と答えることにしています。
正直言いますと、奈良の名物としての地位があるのか否かはよくわかりませんが、名品であることに間違いはありません。
ただ、私が奈良の実家から戻る時に、ほぼ毎回購入しようと思うくらい美味しいのでそう答えています。
10個位ぺロっと食べられます。

奈良の五條に本店があり、奈良県外にも関西を中心にショップが点在しておりますが、関西圏外には殆どお店はありません。

強く主張しておきますが、柿の葉寿司なら何でも良いわけではありません。
"たなかの柿の葉寿司"です。

よく利用するJR京都駅の弁当コーナーに柿の葉寿司は販売されていますが、
これは"たなか"のものではありません。
一度、買い忘れてこちらを購入したのですが、明らかに味が違います。
伊丹空港の土産屋も、"たなかの柿の葉寿司"ではない商品が数店舗で売られていますが、1店舗だけ"たなかの柿の葉寿司"がひっそりと売られています。
店舗で購入できない方は、全国発送されていますので、是非、取り寄せて食べてみて下さい。

念のため書いておきますが、私は"たなかの柿の葉寿司"のまわし者ではありませんよー。
ただの1ファン、赤の他人です。

さて、問題は協同乳業本社の検閲ですね。
特定の商品を一方的に褒めまくる内容のブログを掲載できるのか?
とも思いますが、それは考え過ぎで、私は、ただ、おいしいことを伝えているだけです。
今度、土産に買ってきてあげるから掲載してちょうだい。

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今回は年賀版を買ってきました。特別に海老がついていましたが、やっぱり鯖と鮭が最高ですね。一番右は鯛です。会社で夕方ペロッと食べました。

"勝手に奈良県観光大使"より

2011年01月04日LKM博士の勝手にベストセレクション
卯年

少し遅いですが、明けましておめでとうございます。

今年は卯年ですね。
ウサギは我々の研究でも大事な動物の一つです。
といいましても、あまり薬や食品成分の効果・効能を調べるために使うことは少ないですね。
マウスやラットで試験して、ヒト試験へのスケールアップの流れで、ウサギ実験に移行ということには殆どなりません。
少なくとも私のような研究では、そう言い切れます。
主としてウサギの役割は、抗体を作るためです。
「抗体?」と思われる方も多いと思いますが、そう、免疫と関係している抗体です。
ウィルスに感染したら、それをやっつけるために体内で作られる抗体です。
一度作られると記憶され、2回目以降に同じウィルスなどが入ってきたら、すぐに免疫担当細胞が作り出し、それをやっつける抗体です。

抗体はウィルスなどの抗原(異物)と特異的に反応します。
"鍵と鍵穴"の関係と表現されますが、特定の物質(その殆どがタンパク質)にのみ反応するのです。
ですから、この性質を利用して、生体内の特定の物質のみを観察したい時に、極めて便利なのです。
血液、尿、私なら糞便中のあるタンパク質を定量(濃度を測定)したい時、
あるいは組織(肝臓、腸、脳など)の中のどの部分にタンパク質A(例えば老化やガンに関連する物質など)ができているのか?という実験にも使います。

その調べたいタンパク質を抗原としてウサギに注射し、暫くするとウサギがそのタンパク質に対する抗体を作るので、採血して、それを精製して研究に使うのです。
ウサギはマウスやラットと比べ、多く採血できるので有難いのです。
一昔前は、自分達で目的物質を標的とした抗体を作っていましたが、
今では、ありとあらゆるタンパク質の抗体が販売されていますので、購入できます。
信じられないでしょうが、1 μg(1gの100万分の1)で数10万円するものも多いです。

今日は、ちょっと違う視点でウサギを紹介致しました。
何故か、年明けは研究者バージョンでスタートしましたが、今年もウンコネタは満載で楽しくいきますので、よろしくお願い致します。

2010年12月29日LKM博士
良いお年を!

皆さんはもう仕事納めですか?
私のところも年末休暇に入っているのですが、
動物実験をやっている関係上、
今日も出社しています。

でも、電話もかかって来ないので、非常に快適です。
皆が休んでいる時に頑張るのもなかなか良いものですよ!

さてさて、年間ウンコ回数ですが、年明けに発表しますので楽しみにしていて下さい。
記録はしておりますが、足し算はしていないので、私も回数は把握しておりません。
楽しみです。

そして、興味がある方がいらっしゃれば来年は一緒にウンコ回数を数えましょう!
とにかく人生感が変わりますから。
騙されたと思い、やってみることをお薦め致します。

リツコさんとサトシ君、どうでしょうか?
"ウンコ数え軍団"でも結成しましょう。
もちろん、個人情報なのでブログで発表しろとは言いませんから安心して。
(立場上、無視もできず、困っている顔が想像できて面白い。)

では、皆さん良いお年をお迎え下さい。

2010年12月24日LKM博士
結球3

結球1 https://lkm512.com/blog/images/2010/11/01/
結球2 https://lkm512.com/blog/images/2010/12/03/と来ましたが、今日で完結です。

まずはキャベツ!
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立派でしょう。
6株のうち、4株はチョウやガの幼虫の攻撃を受けずに大きく育ちました。

真ん中で割ってみましょう。
立派でしょう。
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特に12月後半に霜が降りてからは、自ら糖分を作って凍結から身を守るため、
キャベツとは思えない甘さです。

さてハクサイ。
1012243.JPG
ハクサイは若干大きくなっているものの、見た目は数週間前とあまり変わりません。
ところが触ってみると違うのです。
両手で挟むように球を両側から押すと、当初スカスカだったものが、日に日に硬くなり、中の方まで葉が詰まってきたことがわかります。
と言うことで収穫。
畑ではそんなに大きくないのですが、車に乗せたらでかい!
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こんなサイズです。
この定規の全長は36センチなので全長40センチを軽く超える大物です。
鍋10人前は軽くできるでしょうね。

世間は野菜高騰の中、都心のスーパーのサイズと売値から計算してみると
これ1個で1000-1500円分くらいあるでしょうかね。
とはいえ、食べ切れないので、丸ごと職場のメンバーにプレゼントしました。
8人で山分けしたらしいです。

2010年12月22日LKM博士
変なインタビュー(続編)

昨日、LKM512プロジェクト会議が行われまして、
先日ブログに書いたインタビューがDVDになったものを皆で見ました。

いやー、恥ずかしいですね。

しかし、予想に反して、まともなインタビューになっていました。
ディレクターが凄いのか、インタビュアーが凄いのか、とにかく社外で使える内容です。
そしてLKM512のこともしっかり説明できています。
さらに、笑いもあります。
昨日コメントした
「博士、お肌きれいですね!」
「さっきメイクしてもらいましたから。」
というようなやり取りもそのまま使われておりました。
そういう人柄も出すのが狙いだったようです。

大きく4つのセクション(腸と健康の関係、ビフィズス菌の働き、
腸内環境とポリアミン、LKM博士の日常)に分かれていて、
15分×4本で1時間のDVDです。

ファンの皆さまには申し訳ないですが、公開はしない予定です。
イベント等で使わせて頂きます。
あまりにも要望が多かったら、期間限定でWeb上にて公開するようなことはするかもしれませんが...。

2010年12月21日LKM博士
変なインタビュー(後半)

さて、メイクが終わるとそのまま撮影スタジオに直行です。
通販番組などでおなじみの古森章斗キャスターと顔合わせです。
「あっ、見たことある人や。」
と心で思いつつ、挨拶もそこそこに撮影用の椅子に座らされ、あとは照明や音声のチェックが着々と進みます。
言われていた通り、互いの角度は"徹子の部屋"みたいでした。
私が「何を話すのか聞いてないのですが大丈夫ですかね?」
と聞くと、古森さんは
「私も殆ど聞いてないんですー。」

えっ??? (@_@;)

ということで、
プロデューサーさんのごく簡単な指示のもと古森さんが質問し、
私が答え、
それに対して古森さんが思ったことを返して、
また私が答えるというパターンで撮影は進みました。
さすがプロです。次から次へと質問が沸き出てきます。
おかげで私も自然体で対応できました。
ただ、私が自然体になると悪戯心が前面に出てきて真面目に答えられなくなるので大変です。

たとえば、
腸内環境と肌の関係の話題をしている時に、
「確かに博士は肌がきれいですよね!」とふられて、
「あっ、そうですか? さっきメイクしてもらいましたから。」
なんてことが数回ありました。
ただ、面白いのは、そんなことを発言してもカメラは止まりません。
さすが"適当"と指示してきただけのことはあります(昨日のブログ参照)。

最後の方はフリートークで、
古森さんがこのブログを事前に読んでいて下さったようで、
私の年間排便回数カウントに関する質問などもあり、
調子に乗ってウンコ話を連発していた記憶があります。
周りが必死で笑いをこらえているのが照明の向う側に垣間見られましたので、
まあまあ面白いことは話せていたのでしょう。

最後は、プロデューサーの
「はい、カット。ご苦労様。よかったです!」
パチパチパチ(拍手)

ただ、何度思い出して考えても、
あの対談をどのように編集しても講演の代わりに使えるとは思えないのですが...。

何はともあれ、
古森さんが撮影後からLKM512ヨーグルトを食べて下さっているということなので、その"良さ"はきっちり伝わったのでしょう。
古森さんのブログ↓
http://ameblo.jp/comolyn/entry-10720217335.html
古森さん、ありがとうございました。

2010年12月20日LKM博士
変なインタビュー(前半)

先日、LKM512プロジェクトの仕事で、対談を撮影するという仕事がありました。
私が色々な場所に講演に行く負担を少しでも減らすために作るDVDの収録です。
ですから、LKM512の機能などを、ある程度原稿に則ってインタビュー形式でやるのかと思いきや、適当で良いということでした。
「何も準備しなくて良いですから。"徹子の部屋"をイメージして下さい。聞き手はプロを用意してますから。」
というだけの指示。

"適当"にも幾つか意味がありますよね。
文字通り、目的や要求などにきっちりと適した形で当てはめることや、
程度が程良いこと、という良い意味があります。
一方、悪い意味で"いいかげん(関西弁ではええかげん)であること"もあると思います。
どうも事前の話では後者の"いいかげん"で良いということのようでした。

「ええかげんで構わない撮影なんかあるのか?」
と思いつつも、"ええかげん"な私は深く考えずに当日を迎えました。
敢えて心配だったことといえば、スタジオまでの移動ですね。
不慣れなラッシュアワーでの電車移動中に便意を催さないかということ位でした。

スタジオについて、挨拶代りのウンコを済ませて、まずやったのがメイクです。
「そんなん要らん!」
って言って反抗したのですが、納得させられる説明があったのでやってもらいました。
その理由とは...、
皆さん、テレビに出る人は何故メイクをするのか知っていますか?
自分を少しでも美しく、または格好よく、あるいは若く見せたいから?
もちろん不正解ではないですが、正解は"視聴者を不愉快にさせないため"だそうです。
しわ、髪の毛の乱れ、毛穴、髭の剃り残し、
これらがあると、視聴者が気になって、内容どころではなくなるそうです。
最近の映像技術では肌のきめまで映るということで、女優さんは苦労しているそうです。そういうことなら仕方ない。メイクしてもらいましょう。
ですが、肌年齢は25歳(2年前)の私、ちょこっとで済みました。
メイクさん曰く、新陳代謝の良い肌だそうです。(自慢!) LKM512パワーでしょう。

長くなりましたので、肝心のインタビューの話は次回にまわします。

2010年12月15日LKM博士
祝! LKM512ホームページ開設2周年

今日、12月15日はこのホームページの開設記念日です (^-^)∠※PAN!
逆さから読むと、「512、1番」ということで、2008年の今日にスタートして丸2年。
休みの日も、移動中も、いつもブログのネタを探しながらの心休まらぬ生活を2年間も続けていることになりますね。
「ブログ手当をつけてくれー」
目標の"1日1000アクセス"はまだ達成できておりませんが、
弊社の運営しているどのサイトよりも安定して、多くの方にアクセスして頂いております。
時々、読者の方から頂く感想がうれしくて、それを励みに書いております。

まことに、ありがとうございますm(μ_μ)m

今後もご感想やご意見をツイッターの方から頂けるとありがたいです。

と、じっくり感慨深いブログにしたいのですが、
実は、次回がブログ"300回記念"なんです! もう一丁 (^-^)∠※PAN!

ということで、
恒例のスペシャルゲストは、協同乳業の研究所の安藤剛所長にお願いしました。
つまり、私の上司です。
すなわち、こんな好き勝手ブログを黙認して下さっている上司です。

昨日、飲み会の席でお願いしたら、引き受けて下さいました。
念のため、今朝確認したら、「ちょっと酒の勢いで言ってしまった...」という雰囲気は無きにしも非ずでしたが...。それでも引き受けて頂きました。
当初は、250回記念で好評だったデッキーの『皮膚科医の視点からの肛門の話』 (https://lkm512.com/blog/images/2010/08/18/)の続編の予定だったのですが、デッキーがつい先日、英国へ留学に旅立ち、忙しいようなので、非常に困っていたのです。
そこで、急遽、無理言ってお願いしました。
ありがとうございます。

所長は"鉄ちゃん"(鉄道マニア)なのでで、鉄道の話が出るのかな?
300回記念に鉄道の話というのは、突拍子もない感じはしますが、
ウンコ、大相撲、虫と何でもありのこのブログ、新ジャンルの開拓は大歓迎です。
では、次回、お楽しみに!

2010年12月13日LKM博士
天婦羅屋でヨーグルト

私のツイッターをみて下さっている方なら、記憶にあるかと思いますが、
有楽町の「天婦羅かわむら」さん http://r.gnavi.co.jp/kawamura/ で、

LKM512ヨーグルトを定食のデザートとして夏場に採用して頂いておりました。

「なんで、天婦羅屋で?」
という質問はよく受けましたが、弊社の社長がそのお店で時々食事をするのがきっかけで、お店の方がLKM512ヨーグルトを試しに続けたら、非常に体調が良くなったということで、「お客さんにも食べさせたい」ということが事の発端です。
お盆を挟んだ数週間、毎日、有楽町のオフィス街で百数十から数百個出ていたようで、凄い宣伝効果です。

一度、私も食べに行きたいと思っていたのですが機会がなく、
先日、午後から有楽町付近で研究の打ち合わせがありましたので、これはチャンスと思いランチを食べに行きました。
当日のランチは海老とキスの天丼。
それを注文する時に、
「あのー、夏場にヨーグルトのデザートにありましたよね?実は私はそれの研究しているものなのですが、もし可能でしたら店長さんに挨拶できないでしょうか?」
しばらくすると、店員さんが
「間もなく社長が来ますので、食べてお待ち下さい。」

天丼が美味かったのでガツガツ食べていると、想像より若い方がいらっしゃいました。
「初めまして、川村です。食べ終わった頃に来ますので、待っていて下さい。」
周りのお客さんも、「一体何なのだ?」という顔をしています。
しばらくすると頼んでもいないコーヒーが来て、5分後位に社長が来られました。
そしていきなりヨーグルトの話で、
「健康診断でいつも大腸ポリープが出ていたのに、LKM512ヨーグルトを食べ始めてから本当にできなくなったんですよ。なんで?」
から始まり、ヨーグルトの売り方のご提案まで、中身の濃い話を色々と30分間位。
挙句の果てに、「今日はサービスです。」とご馳走になってしまいました。

いや~、直接お話をするのは良いものですね。刺激を受けます。
川村社長ありがとうございました m(μ_μ)m
ちなみに時間が経つのを忘れて、会議には30分位遅刻しましたが...、すいません m(_ _)m

2010年12月09日LKM博士
ガンガンできるブロッコリー

キャベツや白菜の結球の様子を載せていますが、
ブロッコリーも凄いんです。
101209.JPG

直径20センチ級!
今朝は寒かったので、光っているのは氷です。

たまに知らない方がいるので敢えて説明しますが、
ブロッコリーの食している部分は花のつぼみです。
大量のつぼみがかたまっている状態です。
アブラナ科なので、放っておくと、菜の花のような花が咲きます。

このつぼみは、茎の先端に大きなものができるのですが、
これを切ってしまっても、
しばらくすると、残った茎から小さなつぼみがニョキニョキ発生してきます。
それも1つではなく、2つ、3つと。
しばらくすると、それも直径10センチ級に育つので、ゴロゴロという感じですね。
さらにそれを摘んでも、また1つ、2つと出てきます。

この野菜もかなり栄養価が高く健康に良いといわれますが、
意地でも花を咲かせようとする凄い生命力を感じます。
元気の源"ポリアミン"を測定したい気分です。

それを摘み取るのは少し悪い気がしますが、
感謝して食べています。

ついでに、
ブロッコリーをたくさん食べた後のウンコを徹底的に観察しても、
「これブロッコリーや!」
と確認できないので、この野菜は結構消化されるんだと思います。
少なくとも私の消化管では。

2010年12月08日LKM博士
年間排便回数512回に向けて

カウントしている排便回数ですが、
10月末で、目指していた年間512回をオーバーするペースと発表しましたよね。

https://lkm512.com/blog/images/2010/11/02/

だから、頑張っていたのです。
少し排便ペースを落とそうと。

「軽い便意は我慢しよう」とやってみました。
ところがです。
それを実行すると、やっぱりウンコが硬くなって、肛門が裂けてしまいました~。
痛いです (≧_≦)
人生2回目の切痔。
実は、昨年も全く同じ時期に、全く同じ動機で、全く同じことをやって、全く同じ結果になってしまっているのです。
これです→ https://lkm512.com/blog/images/2009/12/28/

学習能力"ゼロ"

とも言えますが、それだけ512にかける私のエネルギーが凄いのです!

と同時に、「大腸の滞留時間が長ければ長いほど、水分が吸収されるんだなー」と改めて実感しております。
趣味の域なので、実験のように水分含量は測定しておりませんが...。

皆さん知りたいでしょうが、敢えて、現時点での回数は発表しません。
なぜなら、
排便回数を意識しないようにExcelの合計算出を今はストップしているからです。
もちろん、私の肛門健康維持のためです。

2010年12月03日LKM博士
結球2

10月の"結球"のブログを思い出して下さい。
忘れた方はこっち→https://lkm512.com/blog/images/2010/11/01/
あれからは、青虫には細心の注意を払う必要はあるのですが、それ以外は放っておいても
キャベツもハクサイもドンドン球が大きくなってきています。

まずはキャベツ!
101202c.JPG
もう食べられます。
既に収穫して2つ食べました。
まだ、葉の密集度がまだ少なかったですが、逆に葉1枚1枚に甘みがあります!
そのまま生でもめちゃくちゃ美味いです。
蒸しても美味いです。

ハクサイはこんな感じ。
101202h.JPG
もう高さ30センチ位でしょうか? 相当大きくなってきています。
1つ食べましたが、まだ葉の密集度が少ないですね。
こちらは12月中旬まで待つ方が良いそうです。
10株もあるので食べ切れないのはわかっていますが、楽しみです。

研究もこれ位のペースで実を結べばうれしいのですが...。

2010年12月02日LKM博士
2010大相撲九州場所の感想

場所前は白鵬の連勝記録のみに焦点が当たっていましたが、2日目にその夢は断たれ、
一般的には面白味がなくなり、ニュースでも扱われなくなるのではと心配していましたが、
予想外に魁皇が頑張り、最後まで豊ノ島が頑張り、
終盤は、かなり盛り上がっていましたね。
千秋楽までどうなるかわからない優勝争いは、最近なかったので楽しかったです。
稀勢の里は10勝し、白鵬の連勝を止めた面目を保ちましたね。
一皮剥けたという意見も多いですが、何年間も期待を裏切られ続けているので、私はそうは思えません。来場所、どうなるかですね。
予想外の盛り上がりで忘れ勝ちですが、栃煌山の負け越しは非常に残念でした。
何故、期待される日本人力士は代わる代わるプレッシャーに負けるのでしょうか?
番付表を送って下さる豊桜関は勝ち越し、来場所は幕内復帰でしょう。おめでとう!

ちょっと話は変わりますが、
今場所は、14日目にTwitterで思ったことをつぶやきながら相撲を見るということにチャレンジしてみました。
これが意外と面白い。
テレビ中継を見ているか会場にいる大相撲好きがリアルタイムでコメントしているので、マニアックなんです。
行司や呼び出しさんに注目している人。力士のちょっとした仕草に注目する人。解説者のコメントに反応する人。
また、互いのコメントに瞬時に反応しあうのです。
なかなか相撲でディープな会話ができる相手がいないので楽しかったです。
私が、冗談で
「千秋楽の稀勢の里 vs豊ノ島戦で、稀勢の里が勝ったら、白鵬にも勝ったのだから優勝にしてしまうのはどうでしょうか?」
とコメントしたら、大勢の方が反応する反応する。
びっくりしました(◎。◎)!
徳瀬川の投げで裏返しにされた不甲斐無い大関琴欧洲に対して、いつも通り、
「そろそろ、ヨーグルトを変えたらどうでしょうか!」
とコメントしたら、
「それは名案!」
なんて意見も多数頂きました。

初場所は東京。1月は危険な位忙しいことはわかっておりますが観戦する予定です。

2010年11月30日LKM博士
論文書き書き発狂しそう

夏にあるレベルの高いジャーナルに投稿して、
"門前払い"を突破して、
(超一流ジャーナルは、審査の前に編集部で7-8割が門前払いされるらしく、これを突破しただけでもある程度は威張ることができるようである。)
正式な審査に進み、
審査途中で何があったのやら編集部から「もうちょっと待ってね」と連絡が来て、
変に期待していたところ、
結局2ケ月後に拒絶メールが来て落胆させられた論文の修正を今やっています。

拒絶理由を熟考し、データはそのままでも論旨を変える方が良いと思われ修正中。
書いては消し、消しては書き、もう2ケ月以上かかっています。
先週、一応完成したのですが、やっぱりしっくりこない。

私、これまで20報位論文を発表していますが、
自分がファーストネームで執筆する時は、共著者に最終確認は依頼するものの、誤字脱字以外は、何か意見をもらっても基本的に内容を変えたことはありませんでした。
「主張したいことを書く。俺がやった実験や。俺が書いた論文や。」
というスタイルでした。

が、今回の修正はどうでしょう?
初めて共著者に心からアドバイスを求めました。
「こうしてみようと思うけど、どう? 何か良いまとめ方ない?」
これまでにはあり得ない行動です。
苦しいんです。
ランクは少し落としますが、次も一流誌に挑戦。
何が何でも、次で決着をつけたいのです。

とにかく、しんどいです。
苦しいです。
イライラします。
楽しそうに平和に仕事している同僚がいたら、ウンコ投げつけたくなる位に精神的にきついです。
早く脱出したいです。
うぉーーーーーーーっ。

2010年11月29日LKM博士
変なニンジン

これ、畑でとれたニンジンですが、何か変ですよね?
101115s.JPG
良い色をしているのですが、何か変。
特に、太い方が平面的な感じがして、丸みを感じさせない。
撮影技術の問題ではありません。

実は、これ横側が完全に裂けているのです。
発育段階で、表皮部分の生育が内部の生長に追いつかなかったのかなと思っているのですが、見事に裂けているのです。
左右共にです。
はい、この通り。
101115y.JPG
どうですか。
痛々しいでしょう。
完全な失敗作ですが、食べられる部分は食べることにしています。

綺麗な野菜は写真で掲載したくなりますが、
現実は、そんなものばかりではありませんので、紹介しました。

ニンジンは収穫せずにそのまま土に埋めておけば、冬でも食べられるそうなので、
焦らず、ゆっくり食べています。

2010年11月26日LKM博士
2010年大相撲九州場所終盤です

えらいことになっていますね。
白鵬の連勝ストップなんて忘れる位、信じられないことが起こっています。

魁皇、11連勝!!!!!?????
どうなってんの???????
いつもと違い、内容の良い相撲も多いのですね。
何かある度に、私は同学年で応援しているって書いていますが、
ご当所場所といえども、ここまで勝つと気持ちが悪いものです。
親友の佐ノ山親方(元千代大海)に
「最後の悪あがきじゃ」
と言ったそうで、淡々とした様子に映りますが、相撲人生をかけているような心の内も感じます。
まだ、優勝するとは皆目思えませんが、私の心の底では「もしかしたら」と少し期待しているような気がします。

豊ノ島も頑張っていますね。
めちゃくちゃ動きが良い!
もう、白鵬との取り組みもないでしょうから、チャンスはあるかもしれません。
出場停止で陥落した十両で先場所優勝。
もし、今場所優勝すれば十両と幕内で連続優勝という快挙になるって気付いていましたか?(そんなん気付いている人はマニアしかおらんか...)

結果的に白鵬でまとまると思いますが、
そうならないことに期待して、この週末は皆さん大相撲中継を楽しみましょう。

と、その前に、
私は今日の結びの一番"白鵬‐魁皇"戦は職場の休憩スペースのテレビで見る予定でーす。
忘れないようタイマーセットしておかないと!
9時間後位かな。
99時間99分99秒までセットできるタイマーを持っていますので。

2010年11月24日LKM博士
晩秋をカマキリで感じる

皆さんはどういう現象をもって、冬がそこまで来ていることを感じますか?

私は毎年、紅葉の季節に、最後まで生き残ったカマキリに晩秋を感じます。
動きが遅く、無防備。
昆虫の世界では食物連鎖の頂点で立ち、自慢の鎌で昆虫を捕獲し、生きたまま食べるあの凶暴性は完全に失われています。

同じ環境に棲んでいた殆どの昆虫が姿を消したにも関わらず(厳密には多くが卵の形で存在しているが)、霜も降り寒くなる11月中旬まで生き残っていることが多いです。
多くの食してきた虫の分まで生きているのでしょうか?

ハラビロカマキリの立派なメスを見つけましたので写真を掲載します。

1011241.JPG
かなり弱っていました。
無防備にガードレールの上をゆっくり歩いていました。
産卵が終わって死を待つだけなのかもしれません。

もう1つ。
正面からの写真です。
1011242.JPG
何か哀愁を感じます。

これから春まで、虫達の気配は殆どなくなります。
寂しいですが、その分、春が楽しみになるのですよね。
6月頃、かわいい幼虫に会うのを楽しみにして、
これから嫌いな冬を乗り越えたいと思います。

2010年11月22日LKM博士
2010年大相撲九州場所の前半を終えて

今場所はなかなかテレビで見られないのです。
家でじっくり中継を見たのは、未だゼロ回。
NHKの夜中にやっているダイジェスト版を録画して、
朝食を食べながら見るので精一杯の寂しい状況です。

個人的にはそんな状況ですが、凄いことが起っていますね。
大関魁皇が7連勝、白鵬や把瑠都と並走して優勝争いのトップです。
体がよく動いています。
気迫もある。
久しぶりに2桁勝ち星を見てみたいです。
ただ、期待している若手力士達が、未だに魁皇に負けるというのをどう理解してよいのかわかりません。

魁皇が凄いのか?
若手がダメなのか?

白鵬に勝った稀勢の里は、負け越すかと心配しておりましたが、
一応面目を保つような星数ですね。
期待していた栃煌山は崩れていますが...。

個人的に2日目の把瑠都の"はりま投げ"が印象に残っています。
白鵬の連敗ストップで、これっぽっちも取り上げられませんでしたが、
珍しい決まり手で、朝の忙しい時間帯に、巻き戻し再生を数回繰り返してしまいました。

とにかく後半は、ダイジェストであっても、じっくりと構えて見たい

2010年11月16日LKM博士
久しぶりの負け姿

ついに負けましたね、横綱白鵬。
敗戦情報はツイッターで直後に入ってきたのですが、只々びっくりするだけ。
土俵下に尻をついている姿が強烈に印象に残っています。
トップニュースになっている位なので、相撲好きでない人も驚く事件だったのでしょう。
双葉山も連勝が止まった後、緊張の糸が切れたのか負けがこんだと聞いています。
今日、どんな相撲を取るのか注目ですね。

私、先週の場所前ブログで、ちゃんと稀勢の里の名前を挙げておいてよかったです。
文章をみて頂くとわかりますが、迷って後から付け足したんですねー。

https://lkm512.com/blog/images/2010/11/12/


実は、先々場所も、先場所も白鵬相手に最も善戦したのは稀勢の里でしたので。
この取り組みは、昔から、白鵬がカッと平常心を一瞬乱すことが多いのです。

皆さん、突如、稀勢の里を高く評価していますが、この力士は期待を裏切るのが得意です。
歴史に残る勝利をあげておきながら、
最終的には7勝8敗なんてことにはなっていないか...。
(大相撲ファンは皆そうではないでしょうか?)

そういえば、座布団が舞っていませんでしたね。
九州のファンはマナーが良過ぎるのか?
それとも、
まさかの出来事だったので皆唖然としてしまったのか?
それとも、
観客が少な過ぎるのか?(座布団を投げられるマス席がガラガラ)
非常に不思議です。

7日目、8日目のチケット買っていた人は残念でしょうが、連勝に関連するブログネタを考えていた私も残念です。
ただ、話題が白鵬だけに集中するのは面白くなかったので、通常状態に戻ることは歓迎しています。

さて、仕事を始めますが、
今日は、いつも読みかけ論文の保管に使っている"稀勢の里クリアファイル"が少し凛々しく見える気がします。

2010年11月12日LKM博士
2010大相撲九州場所が始まります

ふと気付いたら明後日が大相撲九州場所の初日です。
早いですね、1年納めの場所で今年もあとわずか。
と、大相撲で季節感を感じる私は少し変かもしれませんが...。

今場所は、白鵬の連勝記録に注目するのが一番でしょう。
あり得ないと思われていた記録に向かっているのですから。
順調にいけば歴史的な日となるのは、69連勝に並ぶ7日目と新記録達成の8日目です。
近年、空席が目立つ九州場所でもこの両日はチケットはほぼ完売しているようです。

ここまで来たら達成して欲しいという気持ちもあるのですが、
簡単に達成させるのも問題があるような気がします。
審判部には、記録達成までは勝つ可能性が高い力士との対戦を組んで、皆が納得できるものにしてもらいたいものです。
栃煌山、鶴竜、栃ノ心、安美錦は絶対ですね。
稀勢の里も入れておくか。
7日目に安美錦戦だったりした場合は、白鵬も本当に嫌でしょう。

と気持ちを盛り上げながら書いてきたのですが、今、最悪な事態に陥っていることに気が付きました。

大事な相撲テレビ観戦日が、なんと、
"仕事"なんです~ ((( ̄□ ̄;ガーン)

初日の11月14日は名古屋で講演。
北の富士のおっさんと舞の海の解説が聞きたい!

そして、70連勝目になるであろう21日は千葉県船橋の健康イベントで講演。
「くっそーーーーーーっ。」
まさか70連勝の日にかかるとは思ってもいなかった。
イベント終わったら、何処かテレビを探さないと。

冷静に、冷静に!大事なこと忘れていました。
やっぱり、栃煌山には注目しないといけない場所だと思います。

2010年11月02日LKM博士
途中経過2(2010年排便回数)

11月になりましたね。
あと2ケ月で今年が終わります。
あと9週間で2010年が終わります。
今年も6分の5が終了してしまいました。
今年の83.3%が終了しました。
まだ、2ケ月残っています。
まだ、61日残っています。
まだ、1464時間残っています。
正月まであと9週間!
(全て11月1日 午前0時現在)
色々な表現、考え方や感じ方はあるでしょうが、如何お過ごしでしょうか?

さて、今日は10月30日終了時点での、排便回数の中間報告をさせて頂きます。
その数、なんと、
"446回"

いつも通り、この数字の意味がよくわかりませんね。
そこで、いつも通り計算してみます。
1日平均:1.467回
このペースだと年間535-6回排便することになります。
6月終了時点でのペースでは530回でしたので、それを上回ってしまっています。
https://lkm512.com/blog/images/2010/07/14/
年間目標回数512回を軽く超えてしまう~。
512回にするためには、残り2ケ月間で66回の排便に抑えなくてはなりません。
"1日1便"のペースです。
無理、無理、無理・・・~\(*o*)/~
いや、公開目標なので目指さないといけないのか・・・?
大変や~!!!

昨年も書きましたが(https://lkm512.com/blog/images/2009/11/post-101.html)、
年間512回の排便を達成するのは、200本以上なら何本ヒットを打っても良いイチローよりはるかに厳しい目標です。
とりあえず、イチローのヒット数のように、ウンコ数のカウントダウンでもしてみますかね。

2010年11月01日LKM博士
結球

"血球"という単語は仕事柄よく使いますが、"結球"は初めてですね。

キャベツが丸くなり始めたのです。
1010282.JPG
真ん中から丸まりつつあるのがわかりますか?

ハクサイもです。
1010281.JPG
ついこないだまで、太陽の光を少しでも受け取ろうと、通常の植物同様に外側に広がる葉が勢い良く出てきていたのに、気温の低下と共に、丸まり始めました。
これまでの状態を知らないと何も感じないかもしれませんが、突然の出来事で、とても不思議です。

猛暑とモンシロチョウの攻撃と戦って2ヶ月程付き合ってきましたので、
「やっと」という気持ちですね。
これからドンドンと球が大きくなってくれることでしょう。
球の中に虫がいないことを願う!

スーパーでは結球している状態でしか目にしないので、結球は当たり前のように思ってしまいますが、これも品種改良の賜物です。
つい、数十年前までは、結球しないキャベツやハクサイが畑の2-3割を占めていたそうです。

どちらかというと脇役として使うことが多い野菜ですが、
こうして結球していく様子を毎日観察していると、神秘的なものを感じます。
食べ残しを冷蔵庫の野菜室に放っておき、忘れて黒くなったり干からびたりして捨ててしまうことができなくなりそうです。

今日はオチなし。
結糞なんて無いですからね。

2010年10月27日LKM博士
秋野菜育っています

農家の方に教えてもらいながらやっている畑、いよいよ秋野菜の収穫が始まります。
間引きながら、どんどん食べている状態ですね。
野菜の高騰が示しているように、
残暑が厳しく、①定植しても枯れる、②発芽しない
という2つのどうすることも出来ない問題との戦いでしたが、
やっとここまで来ました。
101027.JPG
Twitterで私のつぶやきを読んで下さっている方はわかるでしょうが、
毎朝、毎朝、水をやりに行っていました。
8月に蒔いたニンジンの畝が一番手前にあります。

その向こうのごっついのは、同様に、毎朝水をやりに行っていた、ブロッコリー。
同時に植えて、すぐにしおれて定植が厳しかったキャベツはその向こうに隠れていますね。

その向こうは高騰している白菜です。
植え過ぎですね。
100人分くらい鍋料理ができそう。

その向こうはネギ、50-60本は植えてあります。
これは唯一、暑さと乾燥には強かったですね。
そのまた向こうは小松菜などの葉物野菜。

とにかくこの秋は、食物繊維いっぱいのどっさりウンコがでることでしょう。

2010年10月22日LKM博士
クルマバッタモドキ

日当たりの良い開けた草原で、あまり背の高い植物は生えておらず、
土壌表面も所々出ているような乾いた土地に多いバッタです。
住宅地の空き地などにもよくいます。
ピョンピョンと跳ねるのではなく、ピョーーーーーンと翅を使って軽く10メートルは飛ぶ、3-4cm程度の茶色いバッタですね。
慎重に近づいても、警戒心が強いのか、気配を感じてすぐに飛んで逃げるので、手で捕獲するのは非常に難しいです。
捕獲には虫取り網が必須のバッタです。
それがこいつ、クルマバッタモドキです。
101021.JPG
一蹴り、一っ跳びで、私を嘲笑うかのように遠くに飛んで行く姿を見る度に、
「なんて、無駄のない動きなんやろう。」
と感心させられています。

さて、こいつ、クルマバッタの褐色型との類似しているいので"モドキ"なんですね。
クルマバッタの名前の由来は、後翅に黒い帯状の模様があり、飛ぶ時、車のタイヤが回っているように見えるからです。
後翅の根本は黄色く私の目にはタイヤホイールもあるように映ります。
写真のバッタを捕獲した時はクルマバッタと思っていたのですが、ブログに載せるに当たり、念のためクルマバッタモドキとの違いを確認しておこうと調べたところ、どうやらこれはクルマバッタモドキのようです。
首に平仮名の"く"の字の白い線がありますね。
これがクルマバッタモドキの特徴です。

当然ですが、クルマバッタが先に命名されていたから、こんな名前になったのでしょう。
それだけで、クルマバッタより格下に感じてしまいます。
残念ながら、クルマバッタモドキは、あまり後翅のタイヤ模様も綺麗ではありません。
これがまた、クルマバッタより格下に感じさせられてしまう要因なのでしょう。
図鑑などでもクルマバッタはタイヤ模様の説明のために、後翅を広げて特別に紹介されることがあるのに、クルマバッタモドキは、その下で付き人のような扱いです。
ですが、棲息個体数はクルマバッタモドキの方が多いと言われているのですよ!

来年はクルマバッタを捕獲して皆さんに紹介したいですね。

2010年10月21日LKM博士
擬き

"擬き" 何て読むでしょう?
"もどき"です。
私の電子辞書のデジタル大辞泉によると、3番目に、
「名詞の下について、それに匹敵するほどのもの、また、それに似て非なるものであるなどの意味を表す」
とあります。つまり、簡単に言うと、かなり似ていることですね。
おでんに入っている"がんもどき"は、この"もどき"が使われています。
精進料理で、雁(鳥の一種)の肉の味に似せた食品というのが語源として有力です。

生物の名前にも○○モドキという種はたくさんあります。
英語ではpseudo(シュード)という接頭語がこれにあたると思います。
ヒトの腸内に棲んでいるビフィズス菌の1種のBifidobacterium pseudocatenulatum(ビフィドバクテリウム・シュードカテヌラータム)は、Bifidobacterium catenulatum(ビフィドバクテリウム・カテヌラータム)にかなり似ているけど、異なる性状があるということでこんな名前になったのでしょうね。

本当は、今日は"モドキ"のつく虫を紹介しようと思ったのですが、余計な説明にスペースを使ってしまったので次回にします。

ちなみに、
関西(私の実家)では"がんもどき"のことを"ひろうす"と呼ぶため、私はおでんの"がんもどき"を関東で初めて聞いた時は、名前のまま、 "雁に似た鳥"の肉を加工した食品と誤解しました。

もう一つ、ちなみに、社内で
"ウンチモドキ"というチョコアイスを商品提案したことありますが、採用されませんでした。
巻き糞タイプで、更にハエ型チョコを付着させたチョコアイスです。
絶対に、小学生とかジョークの分かる大人は喜ぶのに!
当時のアイス担当者に、ユーモアと勇気を持った"LKM博士モドキ"がいなかったということでしょう。
しつこく書きますが、ホワイトチョココーティングした便器形モナカ生地に乗せると、更に芸術性の高いアイスになるはずです。

2010年10月19日LKM博士
なんじゃ、こいつは?

畑作業をしていた時です。
キャベツやブロッコリーがあるのでモンシロチョウ、ニンジンがあるのでキアゲハが飛んでくるのはわかるのですが、あまり見かけない比較的大きなチョウが飛んで来ました。
「普通のアゲハチョウ? あれっ、ゴマダラチョウか?」
と思いつつ、瞬時に手掴み。
見事に捕獲!
ここまではいつもの事なのですが、やっぱりアゲハでもゴマダラチョウでもないのです。
101019.JPG
仕方なく、家に帰って調べました。
正体は"アカホシゴマダラ"。
模様の通りの名前です。

本来は中国大陸、朝鮮半島、台湾に棲息するチョウで、日本では奄美大島と徳之島にしかいない種類です。
温暖化の影響で北上して来たのならわかりますが、九州や四国では発生しておらず、最近、突如、本州の鎌倉で発生したようです。
おそらく、誰かが飼育して鎌倉で放蝶したというのが有力な考え方だそうです。
今では、私が住んでいる埼玉県にも広がって来ているということでしょうね。

くしくも、名古屋でCOP10が開催されており、外来生物の生態系への影響も議論されることでしょう。
この幼虫はエノキの葉を食すため、同じくエノキを食す日本のチョウへの被害が考えられます。ピンチなのはゴマダラチョウ。
既に鎌倉ではゴマダラチョウの数が減っているという話もネット上で読みました。
ゴマダラチョウ頑張れ!
そして、日本の国蝶であるオオムラサキもエノキを好みます。
ということで、次からアカホシゴマダラを捕獲したら、カマキリかクモにプレゼントしようと思います。

1010192.JPG
この黄色い口も特徴ですね。憎たらしく見えるのは私だけ?

2010年10月15日LKM博士
赤いピーマン

久しぶりに畑の話です。
ピーマン、1株植えていたのですが、先日、引っこ抜きました。
まだまだ花はついていたのですが、秋冬野菜を植える都合上、抜かざるを得ませんでした。
大好物のナスもモロヘイヤも引っこ抜きました。

たった1株のピーマンですが、おそらく100個以上は収穫できたと思います。
150個位収穫できたかもしれません。
7月から10月中旬までずっと収穫できていたのですから大成功です。
農家の方の指導はとにかく凄いです。
肥料なんでしょうかね?

それだけ実がなるので、獲り切れず見落とすことがあります。
放って置くと、黄ばんできて、さらに茶色くなってきます。
全く新鮮野菜といえる外見ではありません。
腐っているように見えるので切り取って捨てたくなります。
ところがです。
そこを我慢しているとだんだん赤くなってくるのです。
あれれ、あれれ、という感じで、実の先端部分からです。
2週間程度放っておくと、真っ赤、真っ赤、赤ピーマンの出来上がりです。
そう、赤ピーマンって緑ピーマンが熟した状態のことなんです。
赤ピーマンの値段が高いのは、収穫まで時間がかかるからなのです。
普通に考えればそうなのですが、実際に体験すると結構感動するものです。

それを知ってから、8割は緑のまま食べて、2割位を赤ピーマンにして収穫していました。
簡単な野菜炒めでも、赤ピーマンが少し入っていると見た目が美しくなります。
もし家庭菜園をされる機会がありましたら、是非、やってみて下さい。
但し、味はあまり変わらなかったです。
101015.JPG
私が赤ピーマン専用にしていた枝です。右側に普通の緑のピーマンがあります。赤ピーマンからみると若僧ピーマンです。

2010年10月13日LKM博士
ラジオ出演

昨日、SBC信越放送の「おとなりラジオ あらら...」の1コーナーで"ヨーグルトと健康"についてお話してきました。
「所詮5分程度なので、特に準備もしなくてええわ。」
と思っていたのですが、少し不安になり、当日、朝から原稿にしっかり目を通しました。
5分間といっても、A4に4枚です。
既存原稿は、番組とのトーク内容の確認の意味で作成したものなので、書き言葉でできており、そのまま読むとうまく話せないと気が付いたのは朝7時。
"必死のパッチ"で修正、移動中もしっかり練習しました。

長野新幹線で友人の結婚式以来、約10年ぶりの長野駅へ到着。
信越支店の車でSBCに直行し、隣の建物でウンコをしてSBC信越放送局に入りました。
案内されると番組が始まったところ。
すぐ隣はスタジオで、建物内に流れる放送と話している姿(笑い声と笑い顔など)が一致しています。
「何か緊張してきたような気がする...」
緊張時特有の便意を催してきました。さっきウンコした所なのに...。
不思議な感覚で、自分を客観的に見つめており、心臓は全くドキドキしていません。
"程よい緊張"というやつですかね。

などと考えている内に曲をかける時間帯になり、スタジオからパーソナリティーの中澤佳子さんが出てきました。
挨拶して、すぐにスタジオに誘導され、気が付いたらマイクの前。
音楽が終わり、「1、2、3、ハイ」というような手の合図で、いきなり私の出演するコーナーは始まりました。

あとは楽しみました。結局6-7分間話せたと思います。
中澤さんが、目を見て、やや大袈裟に反応して下さったので、非常にやりやすかったです。話の上手な研究者は見慣れておりますが、それとは全く異質の"喋りのプロフェッショナル"を強烈に感じました。
信州大学農学部出身として伊那ローメンネタにも触れて、ウンチという単語もきっちり発言し、放送を聴いて長野県のスーパーではLKM512ヨーグルトを買い求めて下さるお客さんが多数殺到したようで、個人的には大満足です。
スタジオの様子は「おとなりラジオ あらら...」のHPでも既に掲載されています。
http://sbc21.co.jp/radio/arara/

2010年10月08日LKM博士
夏の悲劇 in パンツ

予告通り、フンコロガシの発見の3時間ほど前に遡りましょう。

2010年8月15日午前10時前ですね。
遅めの朝食をとり、春日山の方へ行くと決まってはいましたが、
実家の元私の部屋で扇風機をつけて畳の上に短パンTシャツで寝転んで、ダラダラとテレビを見ていました。
もう一度寝てしまいそうなダラダラ度です。

"チクッ"
皮ふ表面を抓られたような、なんとも表現できない痛さが股を襲いました。
「痛-っ」
明らかに何か生き物に"噛まれた"というか、"刺された"というのはわかりましたので、慌ててズボンを脱ぎ、パンツの中を覗きこみました。
何も見当たりません。
「気のせいか?でも、小さいノミかダニかそんなんや。」
ということで、ほんの小さな動きも見逃さないように五感の感度を最大に上げた虫レーダーを使って、周囲を観察しました。
が、何も見つかりません。
納得できないですが諦めて、再び寝転んでテレビを見始めたら、
もう1回、"チクッ"。
飛び起きて、パンツの中を見ましたが、やっぱり何もおりません。
痛みがあった所を見ると、左足付け根、といいますか睾丸と足との境目辺りが、真っ赤に腫れているではないですかー。
ズキン、ズキンしています。
再び最大感度の虫レーダーで辺りを見回しますが、何もおりません。
5分間位探しますが、痛さでどうでもよくなってきた頃、ふと気が付きました。
「パンツの中にまだ居るのではないか?」
慌ててパンツを脱いでみると...
なんと、4cm位の
「ムカデ~!」
つい数日前に寝ている時にムカデに噛まれた(と言っていたような記憶)叔母が、瞬時にハエタタキやら殺虫剤を持って駆けつけて、一撃で退治してくれました。
祖母も駆けつけて来ていたような気もします。
ムカデはよく出る実家(この日の午後もでっかいのが出現)、ムカデ退治は得意です。といいますか、皆、噛まれて恨みを持っているので「絶対退治してやる」という気迫が凄いのです。

そのムカデ、これです。
101007.JPG
殺したハエタタキの上で撮影

半日以上はヒリヒリ痛くてたまらないので、皆さんもムカデには気を付けましょう。

2010年10月05日LKM博士
瑠璃色の黄金虫

今日は綺麗なコガネムシを紹介致します。
ジャーン!
101005.JPG

皆さん、見たことありますかね?
コガネムシ(黄金虫)の仲間なのに瑠璃色ですが、美しい輝きには違いない。
惚れ惚れしますねー。
大きさは2cm足らず。
動かなければ、虫のブローチみたいです!

昨日のブログの流れから、勘の良い人はわかるでしょう。
そう、これぞ奈良公園のフンコロガシ!
その代表格の"オオセンチコガネ"です。
これも若草山山頂付近で見つけました。

信じられますか?
ウンコを食べて、こんな綺麗な体色になるなんて。
不思議です。

奈良付近のものは、特に瑠璃色が強く、ルリセンチコガネと呼ぶこともあるようです。
春日大社のパワー?
なんて、科学的でない想像はやめましょう。

ルリボシヤンマにルリセンチコガネ。
私のラッキーカラーを瑠璃色にしようかと、ふと考える1日でした。
こういう色のスーツは着られないけど、ネクタイなら可能だろうか?

なんて思いながら、こんな珍しいムシ達に会えたわけですから、家を出るのも嫌な猛暑の中、若草山まで行った甲斐がありました。
しかも、足の付け根に激痛が走っているというのに。

激痛? 何のこと?
思い出すのも嫌ですが、次回は時間を遡ってその事件を紹介します。

2010年10月04日LKM博士
ウンコ掃除

奈良公園はたくさん鹿のウンコが落ちていると思いますが、あれは誰が掃除しているかご存知ですか?

春日大社の神主さんが早朝に?
地域ボランティア?

実は誰も掃除していません。
ウンコを食べる昆虫が掃除しているのです。
いわゆるフンコロガシです。
フンコロガシがある程度ウンコを消化・分解し、
更に、フンコロガシのウンコや食べかすは微生物が分解して完全に無機物にするのです。
すなわち一面に広がるシバの栄養になります。
また、シバは鹿が食べるので芝刈りの必要もありません。
要するに、
奈良公園はフンコロガシの存在で完全なエコシステムが確立されており、殆ど人の手がかからないのです。
このような公園は世界でも極めて珍しく、奈良公園だけと聞いております。
ですから、世界中から多くの方がこのエコシステムを学ぼうと見学に来る程です。

大仏さんや鹿も良いですが、このフンコロガシも奈良公園の特徴ですので、足を運ばれた時は、是非、地面に注意してみて下さい。
何十種類も棲息しているようです。
まあ、そんなこと言わなくても、ウンコを踏む恐怖から、下ばかり向いて歩いている方は多いですが...。
これこそ、フンコロガシがヒトに踏み潰される事故を減らし、公園のエコシステムが維持されている秘訣のような気もします。

奈良ネタとウンコネタを融合することができいつも以上に満足している"勝手に奈良県観光大使"より (^o^)v

2010年10月01日LKM博士
瑠璃色の目のトンボ

若草山の山頂付近で捕まえたトンボです。
1010011.JPG
1010012.JPG
その名は"ルリボシヤンマ"。
名前の通り、瑠璃色の非常に美しい目をしています。
以前に紹介したオニヤンマとはまた違う美しさがありますよね。
最も美しいトンボと言っても過言で無いくらい、美しいトンボです。
個人的にはそのように思っています。

私の人生で見かけたのは2匹目。捕獲したのは初めてです。

ヤンマ系のトンボ独特の縄張り飛行をしていました。
さっと間合いに入り、発見して7-8秒で捕獲です。
初めてのトンボだと捕獲前からわかっていたので少し緊張しましたが、飛翔中にホバリングした瞬間を逃しませんでした。
とにかくトンボを捕まえるのは上手なんです。

大変だったのは捕まえてからです。
ルリボシヤンマかオオルリボシヤンマであることはわかるのですが、どちらか区別がつきません。
図鑑を調べてもインターネットで調べても、よくわかりません。
最終手段として、Twitterで質問したら、虫のプロの方々から直ぐに返事が。
「ルリボシヤンマです。」
ということです。
私はたくさんの昆虫学者(マニア?)をTwitterでフォローしているのですが、本当に助かりました。
胸のちょっとした模様(黄色の斜め線の形)の違いでルリボシヤンマだそうです。
「模様の違いは個体差程度で、DNAを調べたら同種じゃないのか?」
なんてバクテリアを扱っている人間は思う程度の微々たる違いです。

私にとっては、この夏一番の大物でした。

2010年09月30日LKM博士
奈良を眺める

奈良奥山ドライブウェイをご存知でしょうか?
「若草山から春日山原始林を抜けて高円山へ抜ける有料道路」と一般の案内文書には書いてありますが、地元の方以外は、よくわからないかもしれませんね。

そもそも春日山原始林はご存知でしょうか?
春日大社の神山、すなわち聖域として保護され、狩猟と伐採が禁止され、1100年以上も人手の加えられていない原始林なのです。
春日大社はお参りされた方は多いと思いますが、本殿の近くはうっそうとしておりますが、さらにあの奥に位置する森と思って頂ければ良いと思います。
植物の生態学で習った"極相"に達している森で、貴重な生物種も生息しており、
原始林自体が国の特別天然記念物に指定されております。
さらに、古都奈良における文化的景観を構成する資産として世界遺産にも認定されております。

さて、小難しい話は止めにして、暑いお盆、特に何をすることも無かった8月15日、そのドライブウェイを通って、若草山の山頂付近まで行きましたので、その写真を掲載します。
100929.JPG
この通り、古都奈良が一望できます。
綺麗でしょう!
なんとなく盆地であることもわかると思います。
手前の真ん中、木の間からちょこっと見えるのが東大寺大仏殿の屋根です。
金のしゃちほこが見えるのがわかるでしょうか?

中央やや右よりに、広い草原がありますが、あれが平城京跡です。
そう、平城遷都1300年祭のメイン会場です。
よーく見ると、復元された大極殿と朱雀門らしきものが見えるような気がします。
何度も書きますが、あんなつまらない会場に行くよりは、興味がある寺社に直接行った方が良いですよ!

そして、向こう側の山は生駒山。
私はあの麓で育ちました!

以上、私も殆ど行ったことがなかった、ちょっと穴場の観光スポット紹介でした。

勝手に奈良県観光大使より

2010年09月28日LKM博士
2010年大相撲秋場所の感想

白鵬、白鵬、白鵬、連勝、連勝、連勝、と白一色でしたね。
それは後でコメントしましょう。

まずは、大関魁皇、なんとか勝ち越しましたね。
見ていて疲れました。これであと2場所はこの大関を見られると思うとうれしいです。

9月17日のブログでも紹介した栃煌山は予想通りの大活躍でしたね。
日本人力士というちっぽけな視点での話ですが、
何だかんだ言っても、幕内上位で勝ち越す日本人は魁皇だけでしたが、
いよいよ世代交代ができそうな予感がプンプンします。
期待しています。

雅山、十両優勝は逃しましたが、12勝3敗の成績で、場所前の予想的中でした。https://lkm512.com/blog/images/2010/09/10/
星数をぴったり当てるとは、なかなか私も見る目があると自画自賛です (^v^)V
やっぱり、豊ノ島にしても、豪栄道にしても十両力士とは力の差がありましたね。

それから、岩木山、ご苦労さまでした。
小脳梗塞ということで志半ばでの引退。残念ですが、良い親方になって下さい。

さて、白鵬の話題。
本当に69連勝を抜きそうな安定感ですね。
実は、この連勝のスタートである初場所14日目の一番は、私は生で観戦しておりました。
そう、朝青龍の最後の優勝を決めた日と同じ日です。
あれからずっと勝っているのかと思うと、凄いの一言です。
ただ、やっぱり、取組み前にあの汗だけは拭いて欲しい。ヌルヌルで相手がすべるでしょう。
昨日の朝日新聞の天声人語によると、
白鵬は昨秋の巡業中、全盛期の双葉山と一番をとる夢を見たそうです。
「結果はしばらく、私の中の宝物として封印しておきたい」と語っているそうですが、
なんと相撲熱心なのだろうかと思われるエピソードです。
が、実は、
私は夢で、その白鵬と相撲をとったことがあります。2ヶ月程前でしょうか。
その結果は...、永遠に私の中に封印しておいた方が良いと思います。

2010年09月24日LKM博士
2010年大相撲9月場所 番外編

やっぱり期待を裏切る方に転びましたね、カロヤン(琴欧洲)。
これはいつもの事なのですが、今回は、少しLKM512が関連しているかもしれません。

今週始めに、LKM512が入った"おなかにおいしいヨーグルト"を毎場所番付を送って下さる豊桜関に送りました。
500gの無糖タイプを18個。
100gの加糖タイプを40数個。
ダンボールに入るだけ詰め込みました。
何しろ送り先は相撲部屋。部屋の皆さんにも食べてもらいたいので、出来るだけたくさん送ろうと思いました。

宣伝ではなく、「食べてもらいたい」という気持ちからなので、もちろん自腹です。
社内販売で購入したのでその時は気付かなかったのですが、計算すると結構な額になっております。
体に良く、美味しいので、喜んでもらえるだろうと自信はあったのですが、そもそも、受け取ってもらえるだろうかという心配もありました。

さて、水曜日の午後5時半ごろのことです。
一本の電話がかかって来ました。
「お世話になります。協同乳業研究所です。」
と私が爽やかに電話にでますと、
「もしもし、豊桜です。」
「えっ?!!!!!」
「陸奥部屋の豊桜です。」

なんと、取り組みが終わった豊桜関から私にお礼の電話がかかってきたのです。
非常に丁寧な方で、何度もお礼を言われました。
感激です (@^▽^@)

あれから2日間、豊桜関は2連勝。
同じく陸奥部屋でこのヨーグルトを食べているであろう白馬関も2連勝。そうカロヤンを優勝争いから引きずり落としたのです。
これはLKM512のパワー? ということにしておきましょう (^o^)v

2010年09月22日LKM博士
2010年大相撲秋場所終盤ですね!

9月場所は休日が多くて、じっくり大相撲中継が見られるのでありがたいです。
ただ、大相撲は毎日取組みがあり、毎日情勢が変わりますので、
一昨日のことをブログにすることはできないという難点があります。
誰々が素晴らしいなんて一昨日の相撲について書いたら、次の日にはころっと負けていることもあるからです。
結構大変なんですねー、相撲ブログ。

横綱白鵬が何処まで連勝が続くのかということが話題の中心で、優勝は当然という雰囲気はありますが、一応、一敗で続いている大関琴欧洲に期待してみましょう。
前回の白鵬の連勝を33で止めたのは琴欧洲ですから。
逆に、「琴欧洲がいつも通りに期待を裏切るか?」という見方でも面白いかもしれません。
勝っても負けても楽しめます。

注目している十両。
反省陥落トリオが力の差を見せつけておりますね。
豊ノ島は10連勝!
豪栄道と雅山は既に勝ち越し8勝2敗ですね。
互いに直接対決は終わっておりますので、どこまで勝てるかに注目したいですね。
十両は毎場所11勝とか12勝で優勝ですので、久しぶりにレベルの高い優勝を見たいです。

さて、いつもの話に戻しますが、大関魁皇が苦しいです。
3勝4敗になった時はもう駄目かと思いましたが、ギリギリ持ちこたえています。
把瑠都戦に勝ったのですから、やっぱり底力があるのでしょうね。
でも、あと2敗しかできません。
しかも白鵬戦が残っています。
うーむ、厳しい (-_~-)

今日は普通に心配して終わりにしたいと思います。

2010年09月21日LKM博士
オニヤンマの捕獲

オニヤンマネタの続きです。
小さい子供がいるお父さんはオニヤンマを捕まえたら威厳を保てるのではないでしょうか?
ということで、今日は、私のオニヤンマの捕まえ方を示します。
私は、毎年2-3匹は捕まえていますし、狙った時は8割以上の確率で捕獲しています。

全ての飛翔型昆虫に当てはまりますが、一撃(一振り)で虫取網に入れることが重要です。
失敗すると、逃避行動を取りますので、二振り目で捕まえられる確率は著しく減少します。
オニヤンマの場合、飛翔能力が極めて高いため、二振り目での捕獲は限りなくゼロに近いでしょう。
しかし、一振り目で捕まえるのは比較的簡単な昆虫です。

まず発見したら、できるだけ近づきましょう。
とはいえ、遠くに飛んで行くので、追うのではなく飛んでいた場所に行くという意味です。
縄張りを持つ習性から、数十秒後から数分後には必ずその近くを再び巡回しに来ます。
しかもオニヤンマは何故だかわかりませんが道に沿って飛ぶことが多いです。
ですから、彼らの飛行経路に網を持って待っていれば良いのです。
飛んで行った方向の反対の方向、つまり、飛んで来た方向を中心に視野を広くして見ていましょう。
20-30m位向こうから低空飛行をして来る姿が確認できるはずです。
大体、地面の1-2m位の高さを飛んでいるので、できる限り近づくのを待ちます。
餌を探しているため決して早いスピードではありません。獲物を見つけて突然予想飛行経路を逸脱することがありますが、大体失敗して元の経路に戻ってきます。
ただ、近づくのをじっくり待っていれば良いのです。
網で取れる範囲に入ってきたら、スパッと頭側から素早く網を被せましょう。
私の経験では、羽音が聞こえる間合い(距離)に入った瞬間が狙い目です。
決して尾部側から網を振ってはいけません。逃げられます。

もし近くに来なければ、強引に捕まえに行っては行けません。もう1周我慢です。
少し立ち位置を変えて、再び来るのを待てば良いのです。
但し、一度網を振り下ろし失敗した場合は戻ってきませんので、その時は諦めて下さい。
観察力に、少しの動体視力と運動神経があれば、簡単に採れる昆虫です。
私は帽子で捕まえるのも得意です。
さあ、実行してみましょう!

2010年09月17日LKM博士
2010年大相撲9月場所序盤を終えて

私は2日目に観戦に行きました。
友人がタマリ席のチケットを取ってくれましたので、非常に良かったです。
が、これについてはまた今度ブログにします。

ど素人みたいで、こんなこと書きたくないのですが、とにかく横綱白鵬強いですね。
昨日は栃ノ心が十分の左上手をとったので危ないかなと一瞬思ったのですが、細かい攻防があって気が付いたら、自分が十分な格好になっていました。
本日、千代の富士の記録に並ぶということで、これは間違いないでしょう。
序盤に負けるとしたら鶴竜か栃ノ心と思っていましたので、後半にでっかい大関コンビにあたるまでは暫く負けないような気がします。

心配なのは大関魁皇ですね。
なんとか勝ち星先行しており、強い相撲もありましたが、かなり厳しいと思います。
テレビで中継を見ていても、足がもつれたりすると、観客席から悲鳴のようなものも聞こえます。
ファンは皆同じような心境なのでしょうね。
どうすることもできませんので、只只、応援するのみですね。

密かに注目しているのですが、先々場所あたりから栃煌山が良いと思います。
日本人としては次の大関候補の一番手になるのではないのか?なんて思いながら。

十両に落ちた、反省組の相撲も面白いですよ。
皆さんもちょっと注目してみて下さい。

最後に、
日馬富士関、婚約おめでとうございます。
なんで場所中に発表するのかよくわかりませんが...。
最近、停滞しているので、これを機に奮起してもらいたいですね。

おっ、私のWordは奮起を初め"糞気"と変換しよった。

2010年09月15日LKM博士
オニヤンマ

トンボの王様オニヤンマ。この夏、奈良で捕まえた個体の写真です。

100915.JPG

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開発された土地でも時々飛んでいますので、そんなに珍しいトンボでもないと思いますが、あまり捕獲する(できる)人はいないので、捕まえたら人は寄って来ます。
誰が見ても迫力がありますので、珍しい小さい昆虫よりも、周囲の感動は大きいようです。
それに美しい!
このエメラルドグリーンの目を見て下さい。
また、黒地に黄色の模様も何とも言えない迫力があります。
手で持ってみると、その羽ばたこうと尾部を曲げながら、ブルブル振動しますが、
アカトンボやシオカラトンボに慣れていたら、そのパワーの違いを体感できると思います。

見かけだけでなく、昆虫界の食物連鎖の頂点に立つ種類の一つだと思います。
幼虫時代は獰猛なヤゴ。
小魚を自慢の下あごで捕まえて、ムシャムシャ食べます。
小学5年生の時、念願のヤゴを捕まえ飼っていたのですが、水温が上昇し失敗しましたので、もう一度挑戦したいと思っています。
時々、オニヤンマの幼虫を捕まえる夢を見る位です。
成虫も獰猛で、飛行中に縄張りの中に入ってきた昆虫を捕獲して、即、食べるのですが、スズメバチを食べている個体も何匹か捕まえたことがあります。

トンボの口って観察したことがありますが、物を突っ込んだら何でも噛み砕く構造になっています。昆虫をバリバリ食べるのですから強い力です。
アカトンボでも指を突っ込むとかなり痛いです。
とすると、オニヤンマならどうなるか?

このオニヤンマ、甥っ子が見たいというので、広告で作った三角紙に挟み待っていました。
捕まえたトンボやチョウは翅が折れないように、四角の紙を対角線付近で三角に折って、その中に挟んでおくのです。そうすれば翅も傷つかず、無駄に動かないので体力も無くならないのです。この紙を三角紙(さんかくし)と言いますが専門用語ですかね?
観察後、逃がしてやろうと、私の父親が手に乗せて包み込む形で掴むとガブリ。
「いてててーっ」
思いっきり流血していました。

2010年09月10日LKM博士
大相撲秋場所が始まります

奇数の月の第2金曜日は、そうです、間もなく始まる大相撲のことを書く日です。

 

まだドタバタは解消された訳ではありませんが、

先場所よりかは落ち着いた状態で大相撲が観られるであろうことを心から喜んでおります。

ふと、先場所前のブログ(https://lkm512.com/blog/images/2010/07/09/)を読むと、私も動揺していたことが感じ取れるような気がします。

 

さて、今場所は横綱白鵬の連勝記録に注目としたいところですが、

やっぱり十両でしょう。

豪栄道、豊ノ島、雅山、豊響の反省組の相撲に注目ですね。

彼らの奮起する姿を見たいというのではなく、

普段幕内上位で相撲をとっている力士と十両力士との力の差がどれ位あるのかというのをこの目で見て確かめたいと思います。

スピード、パワー、駆け引きの差を確かめたいのです。

優勝争いも面白いでしょうね。

十両優勝は123敗で雅山と予想します。

 

まだ土俵外の話題が多く、場所前の力士の情報は少ないのですが、

心配なのは大関魁皇です。

先場所途中休場で今場所はカド番、大関転落の危機、すなわち引退の危機です。

数日前にやっと関取と稽古を始めたという話を聞きました。

ぶっつけ本番のようです。

 

今場所も番付表を送って頂いた豊桜関も応援しよう。

 

とにかく今場所はNHKの中継のありがたみを感じながら相撲ファンは楽しみましょう。

北の富士勝昭オヤジの解説も聞きたいですね。

私はもちろん国技館での観戦も予定しております

 

明らかに大相撲本場所開催時にアクセス数が増えるブログの主より

 

2010年09月09日LKM博士
クチナシ、ではなくオオスカシバかな、タイトルは

前回漢方のお話をしましたが、生薬の「山梔子」はご存知でしょうか?
サンシシと読みます。
漢方では不眠、痒み、鎮静、止血、胃痛等に使われ、炎症を取る作用があるとされています。
実は、これはクチナシの実なのです。
クチナシはきれいな光沢のある濃い緑色の葉をつけ、常緑の低木のため、庭などでよく植えられていますよね。花も白くてきれいで、良い香りがするので人気も高いと思います。
そのまま花を摘んでくれば便所の芳香剤にもなると思います。

ちなみに、私のウンコはあまり臭くありませんのでクチナシの花なんぞ必要ありませんが...。

さて、このクチナシを大好物としている昆虫はご存知でしょうか?
ジャーン。
100909.JPG

オオスカシバという蛾の幼虫です。
独特の突起が尾部にある典型的なスズメガの仲間の幼虫ですね。
こいつは大食漢です。
終齢幼虫(蛹になる一歩前の幼虫)では10 cm級のスーパーヘビー級のイモムシになります。
ムシ嫌いの人は、鳥肌が立つ、泣き出す、突然目の前に出したら気絶する位の迫力になります。
数匹いれば、小さなクチナシの木なら葉は殆ど食べつくされてしまいます。
この写真のように。
成虫はハチと間違える方が多いですが、ハチ以上に飛翔能力が高く(私の意見です)、スピードも凄いのですが、ハチドリのようにホバリング(ヘリコプターのようにその場で止まって飛んでいる状態)して花の蜜を吸うのが特徴です。
蛾なのに、昼間活動し、凄いパワーで羽ばたくため(?)りん粉も飛ばされて透明な翅をしている変わり者です。
成虫は動きが早過ぎて、何度か挑戦しましたが私の普通のデジカメでは撮影できませんので、興味のある方は是非、ネット上で調べて下さい。

ちなみにこれは自宅のクチナシです。まだ若い幼虫です。
義母がアゲハチョウの幼虫と思って見守っていたようですが、私が蛾だと教えてしまったのが失敗で、会社から帰ると姿がなくなっていました... (┬_┬)
スーパーヘビー級の終齢幼虫の写真を超接近モードで撮りたかったのですが...、残念。

2010年09月08日LKM博士
漢方薬と腸内細菌

殆どの漢方薬は薬効を発揮するのに腸内細菌が必要というのはご存知ですか?

多くの漢方薬の成分は生薬(ショウヤク)といわれますが、この主成分である配糖体は、胃でダメージは受けず、
腸管の粘膜を通過することもなく、
またヒトの消化酵素に分解されることもなく、
そのまま小腸の下部から大腸まで到達します。
そこで腸内細菌により分解され、初めて薬効成分(薬として効果を発揮する成分)の形になり、吸収され効果を発揮するのです。
配糖体は効き慣れない単語だと思いますが、簡単に述べますと、
糖と糖以外の物質がくっついた化合物のことです。

例えば、多くの漢方薬(生薬を混合したもの)に含まれる甘草(カンゾウ)。
「カンゾウエキス配合」なんてCMも聞いたことがあるでしょう。
これは甘草に含まれる配糖体のグリチルリチンが、腸内細菌により薬効成分グリチルリチン酸に分解されて初めて吸収され効力を発揮するのです。
葛根湯でおなじみの葛根や、有名な薬用人参(朝鮮人参)も同じで、それに含まれている配糖体が腸内細菌により分解されて初めて効力を発揮するのです。

ですから、これらを分解できる腸内細菌がおなかの中に棲んでいないと、漢方薬をいくら飲んでも効かないのです。
「漢方は人によって効果が異なる」というのは、腸内細菌に原因があるのですね。
腸内細菌は個人差が非常に大きいので。

残念ながら、この漢方薬の配糖体にはこの腸内細菌がいれば良いというのは、まだまだわかっていません。
研究している人はいるのですが数は非常に少なく、薬学系の方が殆どで腸内菌叢の知識が乏しいことに原因があると思います。

忙しくて疲れた時や体調不良の時に栄養ドリンクに頼りたくなることがあるでしょう。
その場合、"朝鮮人参○○mg"とか書いてある高価なものの方が効くような気がします。
しかし、腸内菌叢によっては、飲んでも効果が無いかもしれませんよ~。
高価な朝鮮人参を分解できずに垂れ流し~ってことですね。

2010年08月30日LKM博士
パワフルな野菜


農家の方に指導してもらいながら野菜を育てていますが、早春の土作りから始めてそろそろ半年になります。
春の小松菜や水菜に始まり、トウモロコシ、エダマメ、トマトなど10種類以上は育てたでしょうか。
その中で私の中で予想外にヒットしたのは間違いなくモロヘイヤです。
食経験のある方は多いでしょうが、定番野菜という地位にはまだなっていないと思います。
日本に入ってきて、まだ20年経っていないようです。

原産はエジプトやインドなど説はあるようですが、葉を食していたのはエジプトのようですね。
クレオパトラも好んで食べ、その美貌の源だといわれている位です。
モロヘイヤとは古代エジプト語の「王様(だけ)の食べ物」が語源のようです。
とにかく栄養価が高く、とんでもなく健康に良いそうです。
どれ位凄いのかはご自分で調べて下さい。
ホウレンソウやニンジンより上であることはすぐに理解できると思いますよ。

この植物、スーパーでしか見たことがない方は、どんな風に生えているのか誤解されているのではないか思います。ホウレンソウのように生えると思われている方が多いのではないでしょうか?
実はこんな植物です。
201008272.JPG
シソのようにしっかりとした茎ができ、枝分かれして葉をどんどんつけていく植物なのです。
そして、どんどん大きくなります。
今では私の身長を超えています。
ちょっとサボっている方の畑では、2m位になっていますね。
分かれた枝からも、さらに枝が分かれてきますので、どんどん葉を摘み取り食します。
葉を摘めば、それが刺激となりさらに新芽が出てきて、とにかく凄いのです。
農家の方の肥料等の指導が絶妙なのかも知れませんが、この生長パワーを感じると、体に良いのも納得です。

近頃の私のウンコの20%はモロヘイヤではないかと思います。
また、モロヘイヤのおかげで最近とってもストレスフルな研究生活も、健康的に過ごせているような気がします。
そして何よりも、毛根にエネルギーを伝え、禿げるのが1日でも遅くなれば良いなと願っています。
"モロヘイヤ育毛法"
もちろん、あのネバネバを頭に直接塗ったら毛穴が塞がり逆効果でしょうが。

2010年08月26日LKM博士
ミスマッチ

青々と茂った草むらの中に緑のバッタがいるのはわかります。
少し乾燥し、枯れた草や地表が出ている場所のバッタが茶色くなるのもわかります。
色が変わるメカニズムには謎が多く、生物の神秘を感じますが、
そのような体色の変化が個体にとって有利に働くのは理解できます。
何しろ、目立って、他の生物の餌食になることを最も恐れているのでしょうから。

しかし、
ミスマッチな場所にいるオンブバッタを見つけました。
朝露の降りた赤紫のアサガオの花の上で、花びらをムシャムシャ食べていたのです。
目立ち過ぎ~。
出勤前の忙しい時間帯であったにも関わらず、思わず撮影し、時間が無くなり大変でした。

色の組み合わせがミスマッチ。
アサガオとバッタもミスマッチ。
おかげで私はミスウンチ。
おそまつ!
(misunchi:ウンチをやり損なうという即興造語,mis-は「誤って」、「欠けた」という接頭語)


20100826.JPG
コメント:オンブバッタも成虫が出てきましたね。いよいよ秋ですね。これはメスで、すなわちオンブしてあげる方です。

2010年08月24日LKM博士
好きでないムシ2

カメムシは嫌いなのですが、せっかくですので昨日紹介したアオクサカメムシの成虫を紹介します。
エダマメ収穫時に来ていましたのでエダマメと一緒に撮影です。

20100824.JPG

カメムシらしいカメムシですね。
是非、昨日の幼虫の写真と見比べてもらいたいのですが、
きっちりと翅が生えて、逆三角形のきれいな成虫になっていますね。
この写真は見難いかもしれませんが、小楯板(しょうじゅばん:背中の三角形の部分で多くのカメムシはここに種別の特徴を持つ)に3点の薄黄色の小斑紋があり、間違いなくアオクサカメムシだと思います。

しばらく観察をしていると、
あれれれれ...。
ウンコされてしまいました。

写真中央少し下の肌色っぽい水滴のような点が2つあるのがわかりますか?
これが、カメムシのウンコです。
出したてホカホカです。
(厳密には変温動物なので、気温と同程度の糞便温度であり、ホカホカということはないのでしょうが、ここでは排泄後すぐという意味で使用しています。)

さすが全てストロー状の口でチューチュー吸っているだけありまして、
固形物は少なく水分含量の多いウンコですね。
ヒトだと完全に下痢の範疇に入ります。
当然におってみましたが、青臭い大豆そのもののようなニオイで、全く臭くありませんでした。

カメムシにウンコされるほど、自分の"ウン"の強さを感じながら、今日のブログはおしまいにしたいと思います。

2010年08月23日LKM博士
好きでないムシ

デッキーの世界は如何でしたか?面白かったですね。
さて、今日からは私の世界に戻ってきてもらいます。
残暑が厳しいので虫ネタといきましょう。

たくさんのブログはありますが、この昆虫を取り上げるブログは殆どないでしょう。
企業ブログとなると、史上初かもしれません。

その昆虫とは、
"カ・メ・ム・シ"。

あの独特の臭気でのため、この昆虫を好きな方は殆どいないでしょう。
私ですら、車の中に飛んで入ってきたら恐怖を感じます。
「如何に刺激せずに車外に放り出すのか...」
瞬時に判断し、適切に処理しなければ、車中はえらいことになってしまいます。

カメムシは針状の口で植物の汁を吸う昆虫です。
ですから、みずみずしい植物、特に農作物が大好きです。
私がこの夏育てた作物の中で、最もカメムシの被害を受ける作物は、実をつける頃のエダマメでした。
とにかく厄介な昆虫で、飛翔能力も高いため防ぐのも至難の業です。
地域によっては"カメムシ注意報や警報"が発令されることもあるようです。
案の定、私のエダマメにも容赦なくやってきました。
憎き相手ですが、カメムシが嫌うという酢の入った予防液を撒いていても彼らは果敢にやって来ましたので、敬意を表して紹介します。

100823.JPG
アオクサカメムシです。
翅が無いのでまだ幼虫ですね。
ツンツンと刺激しましたが、あまり臭くありませんでした。
ウンコ実験と同じで、臭いとわかっていて臭ってしまうのは、私の悪い癖です。

2010年08月12日LKM博士
スペシャルゲスト行方不明

今日は249回目のブログです。

ということで、次回の250回には記念ブログをスペシャルゲストの方にお願いしてあったのですが、ここ2週間程連絡がとれていません。

6月末には「殆ど書けた」というメールを頂いたのですが...。

夏休みでしょうかね。

 

もしかした250回記念は無いかもしれませんが、ゲストは島根大学医学部皮膚科講師の出来尾格さん(の予定)です。

「誰だった?」あるいは新しい読者の方で「だれ?」と思われた方、このブログを読んで下さい。

https://lkm512.com/blog/images/2010/03/31/

 

そう、かわった苗字のデッキーです。

読売新聞に出ていたデッキーです。

お医者さんのデッキーです。

皮膚の微生物叢を研究しているデッキーです。

同じ部屋で研究していたデッキーです。

私の肛門を見たことがあるデッキーです。

 

来週月曜日まで待ってみます。

間に合わなかったら300回記念に延期し、私の通常ブログになりますが悪しからず。

 

デッキー、何処にいるんや~?

 

2010年08月11日LKM博士
ミンミンミン

前回、ミンミンゼミの羽化を初めて見たことを報告しました。
もう一度自宅で見たいと書きましたように、この週末じっくりと観察することにしました。

午後6時過ぎ、日が沈みかける頃、虫かごを娘に持たせて巨木が茂る神社へ向いました。
ちょうど、その日はこの神社で地域の盆踊り。
神社の前の広場では、多量の提灯が吊るされ、大勢の人が踊ったり、出店に並んだりしている中、それらを完全に無視して、私と娘は神社の奥へと進んで行きました。

そこは盆踊り会場とは全く空気が異なる暗く静寂の世界。遠くに「きよしのズンドコ節」が聞こえますが、若干の虫の声以外は自分達の枯葉や枯枝を踏む足音のみ。
目が慣れてきたら早速、土から出てきて羽化場所を探すセミの幼虫の捜索です。
と言うほど大げさなものでもなく、
私のような達人になると、ホイホイホイと30秒に1匹位のペースで見つけられます。
会社のミンミンゼミの抜け殻を回収し観察して編み出した、"ミンミンゼミとアブラゼミの幼虫の見切り方"を頼りに7匹をカゴに入れて持って帰りました。

家の鉢植えの各枝に幼虫を配置し、後は観察です。
夕飯を食べ終わり、ワイン片手に収穫したトマトとキュウリをつまみに、熱帯夜というものの若干涼しくなった玄関先に腰を下ろし見守りました。
通り掛かりの人は「何をしているんだ?」と不思議だったと思います。
途中、2匹のセミがアリの襲撃を受けるというハプニングに襲われましたが、
連れてきたのは私の責任なので、なんとかアリを除去し、ほぼ無事に羽化が成功しました。

成績は、
ミーン、ミーン、ミーン、ミーン、ミーン、ミーン、ジー。
ミンミンゼミ6匹、アブラゼミ1匹で圧勝! ミンミンゼミを満喫しました。

羽化は2-3時間の長期戦(翅が伸びた後、体が乾く時間を入れるともっと長くなる)。ワインのボトルも開き、玄関先でお皿を割るという誤算はありましたが楽しい夜でした。

100810.JPG羽化の前半の2匹同時撮影です。

1008102.JPG
羽化のメインイベント。逆さに伸びた体を起こす瞬間です。腹筋しているみたい。まだ腹部は殻から抜けていません。写真ではどうしてもその動きは伝えにくいですが...。

2010年08月09日LKM博士
初ミンミン

ここ東京都西多摩郡日の出町にある協同乳業㈱東京工場・研究所の敷地内では毎年たくさんのセミが羽化します。
今年もその時がやってきました。
梅雨が明けてから、毎朝抜け殻を観察しておりましたが、
7月末までは、暑いのにもかかわらず数が少なく心配しておりました。
が、8月に入り一転、一斉に羽化を始めました。
ピーク時には、電灯で明るい一角だけでも同時に10匹位見つかりますので、
おそらく敷地内では、一晩に数百匹が羽化していると推測されます。

私は休みの日の夕刻、公園で地上に這い出てきた幼虫を捕まえて、家で羽化させる趣味を持っておりますので、そんなに珍しいことではありません。
私にとっては夏の風物詩というような行為で、皆さんが浴衣を着て花火を見るのと同じ感覚ですね。
カーテンにくっつけて羽化させようする時もありますので、家族は少し困惑気味ですが、毎年のことなのでもう慣れたと思います。

しかしです、こんな私でも実はミンミンゼミの羽化は見たことがなかったのです。
生まれ育った奈良県にはミンミンゼミは殆ど生息しておりませんので(昆虫少年だった私が18年間で1回しか鳴き声を聞いたことがなかった)、図鑑の中の虫。
初めて身近に感じたのは就職して関東に来てからです。
図鑑の印象より緑の模様が美しいではないですか!
運の問題もあったのでしょうが、これまで公園で何匹幼虫を捕まえてきても全てアブラゼミでした。

ところがです、8月3日、ついに構内でミンミンゼミの羽化を目撃したのです。
興奮しました。
時間と共に、翅がどんどん透明になっていくではありませんか。
時間と共に、どんどん茶色くなっていくアブラゼミとは大違い。
「うつくし~!」 感動です。

ということで、もう一度自宅でじっくり見たいので、
羽化前に這い出てきた幼虫でミンミンゼミとアブラゼミの区別ができれば良いと考え、
現在、抜け殻を集めて識別法の研究中です。

100809.JPG

1008092.JPG

2010年08月04日LKM博士
スイートコーン

2週間位前になりますが、ブログにするのを忘れていました。
ジャーン。
20100802.JPG
朝に畑で収穫してきたトウモロコシです。

とれたてのトウモロコシ食べたことありますか?
生でも食べられます。
一言で表現できませんが、ジューシーで甘く、フルーツみたいです。
安物のフルーツより美味しいと思います。

植物の代謝は専門ではありませんが、
どうやらトウモロコシやエダマメは、
昼に光合成して作った栄養を夜の間に糖分に変えて種子に蓄えるそうです。
ですから朝が一番美味しい!
さらに、収穫してからも、その種子が生きるためにドンドンと糖分を消費(分解)するようです。
だから、収穫から時間が経てば経つほど甘さが失われることになるのです。
少しでも味が落ちないようにと、収穫直後に保冷バックに入れて運び、90分以内に食べてもらったので流通品では味わえない甘さだったと思います。
まさに"スイート・コーン"!
ちなみに、私は畑で収穫直後に皮を剥いて生食いしましたが... └(^へ^)┘(自慢)

研究所のメンバーも、その甘さに感動したようで、たくさんお礼と感想の言葉をもらいました。
私はそういう反応に「朝早く起きて持って来た甲斐があった」と満足していたのですが、
それ以上に心の中では、
「明日、みんな、トウモロコシ入りウンコやろなー」
と思って喜んでいたのでした。

2010年08月02日LKM博士
工場見学で起った事件(後半)

(前回の内容は)
...見学者の一人が倒れられて救急車を呼ぶ事態に。救急隊員が到着し、安心したのも束の間、変な空気の中、講演をするよう促され...

逃げられそうにもないので、覚悟を決めて始めました。
「こんなことは初めてで戸惑っておりますが、いつも通り話をさせて頂きます。(スライドを指して)これ私の似顔絵です。」
ホームページ上の私の似顔絵を1枚目のスライド使っているのですが、フワッと空気が緩みました。「似てる」なんて声も聞こえてきます。続けて、
「実は、私はウンコ...(以下企業秘密)。」
一瞬沈黙があり、いつも通りの笑いが起きました。
ホッとしました。「いけるかも...」
ですが、調子に乗るのは不謹慎なので、まだまだ手探りです。
暫くすると、患者さんに付き添っておられた方々も会場に戻って来られたので安心し、
途中からハプニングの事は忘れ、いつも通り話すことができました。
皆さんの反応も上々でした。

ところが、途中で視界に入ってきたのです。
さっきまで倒れていたおっちゃんが聴衆の中に。しかも一番前の席に(◎。◎)!
「亡くなって...幽霊?」(心の中)
何度も目が行くのですが、倒れたおっちゃんにそっくりなのです。
ついに講演が終わり質疑応答タイム。
と、そのおっちゃんが積極的に質問をしてくるではないですか?
最初から話を聴いていたような質問を2つされ、普通に答えて終わりました。
やっぱり、"人違い"ということで解決しました。

最後に、工場側からの挨拶で、
「想定外のことが起こり混乱し、申し訳ありませんでした。でも、無事で何よりです。」
すると、一番前のおっちゃんが
「おー、すいません。この通り元気になりましたー。」

・・・
??? 一体、何だったのだろう (・_ ・。)?

2010年07月30日LKM博士
工場見学で起った事件(前半)

先日の梅雨が明けたまさにその日の出来事です。

この日は50人以上というこれまでに無い大人数の工場見学者。
いつも東京牛乳、カスタードプリン、おなかにおいしいヨーグルト(LKM512が入った特定保健用食品)を試食してもらうのですが、この日から夏バージョンでプリンに換えてホームランバーになりました。
アイスクリームは事前に置いておけませんので、席についてから配布するのです。
ただ一品変わっただけですが、それだけでドタバタし、勘の良い私は、いつもと違う何かを察しておりました。

いつも通り、会社紹介ビデオを見た後、2班に分かれて工場見学に入りました。
私はコンピューターとスクリーン調整等の講演準備をしてから見学に合流しました。
と、その瞬間、ある見学者の方が、気分が悪いと倒れそうになりかけました。
「階段を登った直後なので、立ちくらみかな?」と思ったのですが、
それもつかの間、顔面がみるみる青白くなっていくではないですか。
これは普通じゃない。
慌てて救急車を呼んだのですが、到着までどう対処して良いのかわかりません。
「寝かせた方が良い」
「いや、動かすと危ない。そのままじっとしている方が良い」
皆さん思い思いに意見を出され、全て正しいような気がして、私は少しパニックになりました。「早く救急車来てくれー」

結局、冷房が効きにくい場所だったので、濡れタオルや団扇で体を冷やしながら救急車を待ち、その間、私はビデオを見た部屋に見学者を引率することしかできませんでした。無力さを痛感しながら...。
途中で救急隊員の方とすれ違い、一安心。ほっとして我に返り、
「こんな状況なので講演は無理だなー。というかやるわけないか。」
と思っていたら、
「じゃ、講演お願いします!」

「えーっ、見学者の仲間が生死をさまよっている時に、冗談満載のウンコ話は無理でしょう~。」
と思っているうちに全員、席について聴く態勢になっているではないですか。
(つづく)

2010年07月28日LKM博士
2010年大相撲名古屋場所総括

色々とありましたが終わりましたね。
中継がなかったせいか、いつもの"場所が終わる時の寂しさ"は殆ど感じなかったです。
といいますか、中継がないので、終わることすら味わえないので当然ですかね。

場所前に注目したグルジア勢、不調でした。
黒海はなんとか勝ち越しましたが、あとの2人は負け越し。
でも、個性があるので取り組みを見ていて面白いです。
ちなみに黒海が場所中に殆ど髭をそらないのは、げんを担いでいるのではなく、肌が弱いからです。

困ったのは大関陣。
白鵬に直接負けるのは仕方ないことですが、
把瑠都と日馬富士は序盤からボロボロ星を落とすし、
琴欧洲はいつも通りの後半失速。
少し期待した私がアホでした。終わってみれば魁皇を怪我させただけなんですから。
何度も言いますが、
「そのヨーグルト、体に合ってないんですよ!」

番付を頂いた豊桜関が勝ち越したのはうれしいです。
真面目にLKM512ヨーグルトを贈ることを検討中です。

非常に内容のうすい総括を書きましたが、これが限界です。
うまく説明できませんが、中継がなかったからでしょうか、気持ちが乗りません。
ダイジェストは全て録画して見たのですが...。
まだまだ問題は出てきそうですが、協会には、これをチャンスと思ってきっちりと改革してもらいたいと思います。

さて、来場所は両国国技館。
48、49、50、51、52、53、54。
白鵬が千代の富士の記録に追いつくのは6日目、追い抜くのは7日目ですね。
その辺りに観戦に行ければいいなー。

2010年07月26日LKM博士
協同乳業東京工場見学

一度ブログで書いたこともあるのですが、弊社の東京工場見学にお客様がある時に、日程が合えば、私は、腸内細菌の話やLKM512の研究秘(悲)話、研究試料であるウンコ関連の話を中心に、おもしろおかしく紹介する講演をやっています。
最近は、月に2回位のペースですかね。

「そんな事して、会社の利益にどれだけ繋がっているのか?」
と質問されることもありますが、私にとっては愚問です。
そんな目先の"ちっぽけ"な考え方で講演している訳ではありませんので。

企業人としては、
「協同乳業(メイトー)という会社が一人でも多くの方の心に残り、親しみを持ってもらえれば良い。どのヨーグルト、プリンを買おうかと迷った時、この前行ったメイトーの商品を買ってあげようと思ってもらえるようにしたい。」

研究者としては、
「腸内環境って何なのか?身近な視点からこの研究意義を説明し、身近な問題として捉えてもらう。この研究を支える技術の進歩や苦労を説明し、科学の発展とは何なのか、普段身近に感じない研究の世界が、我々の生活にどう関わってくるのかを知ってもらいたい。」
ということを考えてやっています。

とはいえ、「何処で売っている?」という質問はよく受けますので、スーパーでメイトー商品を買って頂いたり、宅配をとって頂いたりした方は結構いると思いますよ!

相手は誰であれ、近所のじいちゃん・ばあちゃんであれ、遠方からのお客さんであれ、商売関係者であれ、内容のレベルは多少変えますが、楽しく有意義な時間を提供したいという気持ちは全く同じです。

ですから、一番うれしいのは、見学者がバスに乗り込む時に、
「面白かった。」、「勉強になった。」、「ありがとう。」と言われる時ですね。
一緒に記念撮影を頼まれたり、バスから手を振ってくれたりするのも良いですね。
最近は、ある旅行代理店からは、ツアーの予定時間を変更してでも講演を要望されることもあります。

これからも、工場事務の皆さんと一緒に楽しい"メイトー見学"を創造していきます。

2010年07月22日LKM博士
2010年大相撲名古屋場所終盤ですね

予想外といったら申し訳ないですが、
豊真将が10連勝と頑張っていたのに昨日負けてしまいましたね。
残念。

「好調の鶴竜と当てるのは、もう少し後でも良かったのではないでしょうか?」
と審判部に文句を言いたい気分です。
大関陣がボロボロで、
白鵬が優勝するのは9割以上(それ以上?)の確率なのですから、
好調の2人に星の潰し合いをさせるのはもったいないです。
千秋楽まで場所全体の事を考えて欲しいものです。

問題が発生しましたね。
宿舎問題じゃないですよ。
魁皇が怪我してしまいましたね。
来場所までに治るのでしょうか。非常に心配です。
山本山も心配。

白鵬は安泰のようですが、危ないギリギリの取組みが2番ありました。
あれをきっちり勝つのが横綱というものなのでしょう。
このまま勝ち続けると、連勝が大鵬の記録に並ぶのが明日、抜くのが土曜日ですね。
琴欧洲、把瑠都あたりと対戦するでしょうから、立ち合いにミスをすると"あわや"という場面もあるはずです。

「NHKさん、我慢しないで中継したらどうですか? 北の富士氏の解説で!」
やっぱり記録は生放送でないと。視聴率とれると思いますよ!

ちなみに私は、大鵬の記録に並んだら、白鵬は黄金まわしを再び締めて土俵に上がると予想しています。

2010年07月16日LKM博士
2010年大相撲名古屋場所序盤を終えて

皆さん、NHKのダイジェストで大相撲は見ていますか?
解説者無しなので何か物足りないですが(大相撲ファンは解説者も重要視している)、
いつものアナウンサー達が担当しているので、
実況自体には殆ど違和感がなくて、安心して見ることができます。

NHKも色々と試行錯誤している様子が感じられます。
当初は、幕内の全取組みをスロー再生していたのですが、
一昨日あたりから、後半戦と前半の注目される取り組みのみをスロー再生し、
できた(作った)時間で十両の全取り組みも放送してくれるようになりました。
「これはありがたい」と思ったのもつかの間、昨日はまた元通りでしたが...。
普通は最後の塩をまくところからの映像ですが、
盛り上がる高見盛のあの気合を入れる姿はきっちり放送されるし、
大相撲ファンのための心遣いは色々と感じます。

放送のことばかり書いてしまいましたが、
横綱白鵬、さすがですね。負ける感じがしません。
どこまで連勝が続くのでしょうか。
ただ、何回かブログでも書いたことがあるのですが、
取り組み前に汗をきっちり拭いて欲しいです。
テカテカに体が光っているではないですか。
あれじゃ、相手が滑ります。

そうそう、また豊桜関から番付表頂きました。
「ありがとうございました!」 ヽ(^‐^)/〃
琴光喜(元大関って書かないといけないのですかね?)が載っている最後の番付ということで、すぐに売り切れたとニュースを読みましたが、プレミアものなのでしょうか?

お礼に陸奥部屋にLKM512ヨーグルトを大量に贈ってみようか検討中です。

2010年07月15日LKM博士
LKM512タン

TwitterをやっているとBot(ボット)というものの存在に気付きます。

詳しい事はよくわかりませんが、自動的につぶやいたり、つぶやき返したりするプログラムのことのようです。

私の勘ですが、機械的につぶやくので、ロボットという単語が語源と推測しております。

 

有名人のbotが多く、その人が発言しそうな事を、本人とは一切関係なく、機械的につぶやいているようです。読む人も、それをわかって読むのです。

多くの場合、ユーザー名や自己紹介文章にbotって書いてあるので、それがbotであると簡単に認識できます。

ちなみに私は大相撲解説の北の富士勝昭氏のbotが好きです。

 

このたび、あのLKM512のキャラクターのbotができました。

と言いましても、既に1ヶ月以上前から密かに登場しておりましたが。

今まで"LKM512君"と呼んでいたキャラクターも、これを期に、"LKM512タン"と正式に決定しました。

もう、ピーナッツ君とは呼ばせません!

かわいい赤ちゃんを"○○たん"と呼ぶ時があるかと思いますが、そのような感じの"たん"で、皆に愛されればと願って付けました。

"痰"ではございませんので、くれぐれもお間違えのないようお願い致します。

 

LKM512タンは、あるキーワードをつぶやいた方を中心にフォローしていくようプログラムされています。

そのキーワードは"ウンコ"。 ん、違ったかな? 色々と10個位あったと思います。

そして、今のところ、LKM512プロジェクトメンバーが作った川柳などを、日々機械的につぶやいております。

私がブログを更新した時もお知らせしてくれているようです。

 

私はどう絡んだら良いのかわからず、今のところ完全無視を貫いておりますが、

将来、タッグを組むこともあるかもしれません。

 

LKM512タンのつぶやきをご覧になりたい方は

http://twitter.com/LKM512_tan_Botでどうぞ。

既に多くの方がフォローして下さっているようです。

2010年07月14日LKM博士
途中経過(2010年排便回数)

梅雨、真っ只中ですね。
早いですねー。ふと気が付くと、今年も半年が過ぎましたね。
年始に立てた目標やその達成のための計画は進んでいますか?

私の目標の一つは、昨年同様、「年間排便回数を測定すること」であり、
毎日かんばって記録しています。
1週間学会に出た時も、きっちりメモしていたので極めて正確です。
私の場合、いつもと違う環境になると排便ペースが上がるため、
とにかく外出の時にきっちりメモすることが大事なのです。

さて、ちょうど1年の半分が終わった6月30日時点での私の排便回数は、
ジャーン...(音をつけるほどの事でもないが)、
265回でした!
このペースでは、年間530回ですね。
昨年の総排便回数509回、究極の排便回数512回をはるかにオーバーしてしまう勢いです。

野菜を多量に食べているせいですかね?
開発中のLKM512のタブレットを頻繁に飲んでいるからでしょうか?
それとも、外出が多くて、行った先々のトイレでマーキング排便をするからでしょうか?

とはいえ、1日あたりの排便回数として算出すると、昨年と比較して0.05回程度の増加であり大した増加ではないですね。
なかなか解釈が難しいです。

この目的は、私の排便回数データをとっているだけなので、
何回であろうが本質的にはどうでも良いのです。
が、
「やっぱり512回に近づけたい!」

以上、中間報告でした。

2010年07月09日LKM博士
2010年大相撲名古屋場所が始まります

企業ブログなので、この名古屋場所は触れないだろうと思っていませんでしたか?
いやいや、私は一途な人間ですので、大相撲の復活を願い頑張って書きます。

夏場所が終わってからの一連の出来事は、ただ、ただ、残念です。
今回の処分は仕方ないと思います。これをチャンスと思って、膿を出し切ってもらいたいと願っております。
また、この件で、懸賞金を出そうと自分勝手に進めていたLKM512広報戦略も、ほぼ諦めざるを得ない状況に陥ったと認識しております。非常に残念です。

ただ、マスコミを中心に、日本中が過剰に反応し過ぎている印象は受けます。
仲間内でのちょっとした賭け事まで、強く非難され、謝罪しなければならないことなのでしょうか?
夕飯や飲み代を賭けて、仲間内でボーリングしたことないですか?
そういえば、私は学生時代、ジュースを賭けて相撲をしたこともあります。
このブログを通して、謝罪しないといけませんかね。

さて、休場者が多く、取り組みの質が落ちるという指摘もありますが、
私が番付表を見る限り、報道されるほど大きな影響はないと思います。

各力士の仕上がりのニュースは全く入ってきませんので、誰が活躍するかなんて考えず、今場所はグルジア出身の力士たちに注目しましょう。
新小結の栃ノ心、新入幕の臥牙丸(ががまる)ですね。
臥牙丸は取り潰された木瀬部屋から北の湖部屋に移ったばかりです。
この2人の先輩にあたる黒海も、刺激されて奮起してくれることに期待しています。

ちなみに3人の体型は全く異なりますが、共通点は"色白"で"毛深い"ことですね。
とはいえ、中継がないので、それを確認するのも大変かもしれません。

中継がないと、ブログも書きにくいなー。
解説や実況もないのですかね?
はあ、困った...、つまらんなー。

2010年07月07日LKM博士
巨大化

畑で育てているキュウリの生育が早いんです。
とにかく早いんです。
先週、畑に土日に行って、月、火、水曜日と雨で行けなくて、
木曜日の朝に行ったら、スーパーでは見たことない巨大なキュウリがゴロゴロと20本程、所狭しとぶら下がっているではありませんか \(◎o◎)/!
しばし、呆然としてしまいました。
日曜日には10センチを超えるものは全て収穫したはずなのですが...。
つまり、手の指程度のかわいらしい小さいものだけ残していたのです。
単純計算で、1日最低3-4センチ、いや4-5センチ位生長していますね。

指導してもらっている農家の方が、
「農家は、キュウリは朝と夕方に収穫する」
と言っていた意味がわかりました。

この生長を目の当たりにしていると、
私が研究している細胞の成長に欠かせない物質"ポリアミン"は関与しているのか?
と思うのですが、
業務に忙殺され、キュウリポリアミン濃度は測定できずにおります。
5センチくらいの生長盛りのキュウリは、葉っぱや茎に比べて、ポリアミンが高濃度とか?


100705.JPG
木曜日収穫した、巨大キュウリ達の一部。
マジックペンの大きさから、如何に巨大かわかりますよね。
一番右が通常スーパーで売っているちょっと大きめのサイズですね。
最大のものは923g。ズッキーニではありません。市販品の15倍くらいですかね。
助手Kにプレゼントしました。彼はちゃんと食べたのだろうか?

2010年07月05日LKM博士
インプラント治療で残念だったこと

前回書きましたように、私は今回のインプラント治療は非常に満足しています。
ただ、一つ残念だったことは、歯科医院が予約制であったことですね。
ですから、殆ど待ち時間が無いのです。
私は待つのが大嫌いなので、それは非常に好ましいはずです。
では、何故、残念だったのでしょう?

答えは...、
"備え付けの漫画『名探偵コナン』(小学館)が読めなかった"からです。

その歯科医院には、名探偵コナンの単行本が1巻から数十巻も揃っていたのです。
それを読みたかったのです。
家にいる時にテレビ放送があれば必ず観ますし、映画なら録画する位好きなのですが、単行本を読んだことはありませんでした。(これでは本当のファンとは言い切れないのでしょうが...、ここ10年位は漫画を全く読んでいない私にとっては、特別な位置付けなのです。)

毎回楽しみに歯科医院に通っていたのですが、待ち時間はたった5分間程度。
10分ほど早めに行っても、待ち時間はたった5分間程度。
20分ほど早めに行っても、待ち時間はたった5分間程度。
「なんでやねん? もっと待ちたいのに~」 (-д-)
しかも、治療が終わって支払いまでの待ち時間はわずか1分間程度。
めちゃくちゃ早いのです。

待合室の席数も少なく、居残って読みにくい雰囲気です。

結局、3巻の途中までしか読めませんでした。事件にして5-6件分ではないでしょうか。
残念です。もう、歯医者さんには半年に1回定期検診しか行けません。
そこで、
つい、大人買いしようかとインターネットで調べてしまいました。
中古は1万5-6千円くらいで68巻まとめて買えるようです。
迷ってます。本当に迷ってます。

「毎日、英語の論文読んでいるので、これ位は息抜きに良いでしょう? 研究の神様、どうでしょうか? 教えて下さい!」

2010年07月01日LKM博士
インプラント治療終了

昨年末、左下前から5本目の歯がぐらぐらするので歯医者に行ったところ、

そいつは何故か36年間も抜けなかった乳歯であることが判明し、

その場で即、抜歯し、インプラントという技法を使い歯を入れることにしました。

というのは212日のブログに書きました。

https://lkm512.com/blog/images/2010/02/12/

 

先々週、半年間かけて、ついに歯が入ったのです。

何故こんなに時間がかかるのかといいますと、

人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯をねじ込むのですが、

歯根が顎の骨に完全にくっつくまで3ヶ月程度かかるからなのです。

ですから、歯根の手術後、3ヶ月間待ち、5月後半から治療を再開していました。

丁寧に進めてもらいまして、ついに611日に完成したのです。

 

ジャーン、

と写真を見せたいところですが、何か恥ずかしいのでやめておきます。

 

インプラントを通して、現在の歯科治療に関して、色々なことを教えてもらい勉強になりました。

 

ただ、一番驚いたことは、新たに学んだ知見ではなく、歯が抜けていた間、上の歯が伸びてきていたことです。インプラントを入れた直後、

先生が、

「上の歯が伸びていますので、削って噛み合わせを調整しましょう」

と言うのです。理解ができなくて説明を求めると、

「口で説明するより、鏡で見てみましょう」

 

えーっ \(o)/!

確かに、左前から5番目の上の歯が、両隣の歯より、さらに右側の同じ位置の歯より、明らかに長いのです。たぶん、2-3 mm位。

ぶつかる歯がなければ、伸びてくることがあるらしいです。

 

6-7歳で生え変わって以来、伸びることが無かった歯が、その30年後に再び伸び始めるとは、「生物って不思議だなー」と自分の体で再確認しました。

2010年06月28日LKM博士
パンダのひみつ2

前回の続きです。
さらに興味深いことに、
ジャイアントパンダは、肉類を消化する遺伝子は全て持っているそうです。
そういえば、クマ科ですからね。

では、なぜ、肉食性ではないのか?

肉を食べて美味しいと感じるのは、肉のうま味を感じとるからです。
うま味成分とは、グルタミン酸ナトリウム、アスパラギン酸などのアミノ酸や、イノシン酸やグアニル酸などの核酸が知られていますので、これら成分を感じとるということです。
また、刺激や情報を感じ取る(受け取る)部分を受容体(英語ではレセプター)と言います。
すなわち、肉を食べて美味しいと感じるのは、うま味成分の受容体がうま味の刺激を感知し、その情報が伝達され、脳が「美味しい!」と感じるわけです。

遠回りしましたが、全遺伝子配列が解析された結果、
ジャイアントパンダは、うま味成分の受容体を作り出す遺伝子(T1R1遺伝子)が突然変異により機能を持たないことがわかったのです(専門用語では、このような不活性な遺伝子を"偽遺伝子"という)。
つまり、肉のうま味を感じないということです。

ですから、元来肉食性であったのでしょうが、肉に執念はなく、近くにたくさん生えている竹や笹を好んで食べるようになったと推測されています。

うーん、受容体に関連する遺伝子が変異すれば好き嫌いなく食べられるということですね。
たとえ、ウンコでも。
つまり、あの臭いを感知する受容体さえ欠損すれば...。
久しぶりに知的な科学的なブログを書いたのに、台無しになるところでした。
ここまで!

2010年06月25日LKM博士
パンダのひみつ1

上野動物園にパンダが復活するというニュースが
2月12日に全国を走りました。
年間95万ドル(約8500万円)という額はすごいですね。

その約3週間前、英国科学雑誌「Nature」(1月21日発刊)に、
ジャイアントパンダの全ゲノム塩基配列が解読されたという論文が掲載されました。
要するに遺伝子の配列が全てわかったということです。
その論文で興味深いことが述べられています。

パンダは笹や竹を主食としている偏食家であることはご存知だと思います。
しかし、この研究で、
パンダは、笹や竹の主成分であるセルロースを分解するセルラーゼという酵素の遺伝子を持っていないことがわかったのです。
すなわち、パンダは自分で笹や竹を消化することができないのです。
では、どうやって消化するのか?
著者らは、腸内常在菌が分解しているのだろうと推測しております。

私もそう思います。
腸内細菌が宿主(すみかとしている腸の持ち主)と共存していることが再認識できましたか?

ちなみに、全ゲノム配列に協力(サンプル提供)したパンダは、
北京オリンピックのマスコットのモデルになったJingjing(ジンジン)という3歳のメスのパンダのようです。
間違いなく、後世に名を残すジャイアントパンダでしょうね。

2010年06月21日LKM博士
帰ってきました

1週間学会に参加してきました。
ファンの皆様、ブログもTwitterも更新しなくてすいません。
「Twitter位は更新できるだろう」と思われるかもしれませんが、
私は携帯電話も持っていないことをお忘れなく。
電話は嫌いなので持ちませんが、iPadは買ってみようと思っておりますので、
そうすれば、こんなに長期間停滞することはないかと思います。
但し、買ってみようと思っているだけですので、悪しからず。

久しぶりなので何を書いたら良いかわかりません。

ただ、1週間とは結構長いもので、色々と状況が変わっておりますね。

1つは、大相撲が大変な状況になっておりました。
国際学会中はホテルに缶詰で毎晩懇親会をしており、あまり世間の動向を把握できないのですが、酷い状況になっていることに驚いています。

もう1つ、1週間ぶりに畑に行ったら、作物が生育しまくっていました。
30センチ級のキュウリが7、8本。
ナスやピーマンやインゲンも大量に収穫です。
食べ切れないで放っておいたダイコンは、ドンドン地表に伸びてきてアピールしています。
伸びるといえばトウモロコシ。私の身長を超えて全開で花を咲かせています。

仕事でど忘れしていることが無ければよいのですが、
自信がないので、今日は恐々仕事します。

少しリズムが狂っておりますが、
排便回数だけは、しっかりと忘れないようにメモしてありますので、
私のウンコ回数に注目されている方は、ご安心下さい。

2010年06月14日LKM博士
せんとくんカプチーノ

平城京遷都1300年祭に行ったとき、トイレを探してフラフラしていたら看板を発見したので、試しに注文しました。
正直言って、このブログのためです。
(休暇中もブログのネタを探している私って偉い!)

「これ、必要経費じゃないのか?」

飲むのが勿体なくて飲めませんでした。
というのは嘘で、何の躊躇もなく飲みました。
普通に美味しかったです。

皆さんも話のネタに、どうぞ。
場所は、近鉄西大寺駅に隣接している喫茶店です。
100614.JPG


勝手に奈良県観光大使より

2010年06月11日LKM博士
試練

3月の学会前のブログで、「学会発表なんて慣れてしまって何の緊張感もないhttps://lkm512.com/blog/images/2010/03/25/」なんて書いてしまいまして、神様が怒ったのでしょうか、大変な状況に陥っております。

 

確かに、今でもそれは訂正するつもりもなく、先日の慶応大学での講義も問題なくできたと思います。90分間の講義ですが、準備も大して時間をかけませんでした。

場慣れというやつでしょう。ほぼ思い通り話せます。何処で笑わせようかと考えながら話しています。

しかし、これには大前提があります。

使う言語は我が母国語である"日本語"であるということです。

 

困ったことが起きました。

来週開催される国際ポリアミン会議なのですが、

ポスター発表(研究成果を大きな紙等に書き壁に貼り、その前で研究者が立ち説明し、回ってくる方々の質問に答える形式)のつもりで応募した私の発表が、口頭発表に選ばれてしまったのです。

メイン会場で行なわれる口頭発表はその大部分が招待講演であり、それ以外は、ごく一部の一般演題が選ばれるだけであるため、私になることはないと思っていたのです。

「それなのに...ヤバイッ。ほんまにヤバイです。」

名誉なことであり、研究者としては実績として残ることなのですが、英語は厳しいです。

しかも30分間の発表時間。

もちろん公用語は英語のため、質疑応答も英語です。

 

「困った、困った、困った、困った、困った、困った・・・」

 

1週間、現実逃避をしていたのですが、いよいよ残り1週間を切りました。

企業の研究員のため、別の仕事が多量にありますが、本日全てを中断し、必死のパッチでスライドと台詞を作っています。

 

試練ですね。試練ですよ。試練? 試練て何やねん? しらん。ウンコ。

頭が狂ってきたので、さようなら。

2010年06月09日LKM博士
クイズ(解答編)

昨日のクイズの答えは、
"23.5時間後(23時間30分後)"
です。

わかりましたか?
30分に1回、分裂して倍の数になりますので、2の累乗で増えていくことがわかりますね。
2倍ずつ増えますので、半分になるのは満タンになる1段階前になります。
30分で1回分裂するので、1段階前は、満タンになる30分前です。
つまり24時間後の30分前の23時間30分後になります。
下図も参照して下さい。
わからない方はTwitterでダイレクトメッセージを下さい。
10060501.JPG
念のため書いておきますが、
もちろん、実際に腸内菌叢が全てLKM512になることはありません。
程々に増え、体に良いことをします。

2010年06月08日LKM博士
クイズ

512の数字に関するブログを書いていてクイズを思いつきました。
LKM512は30分に1回、細胞分裂で2つに分裂して増殖すると仮定します。
市販のLKM512ヨーグルト1カップには最低でも30億個のLKM512が入っておりますが、
これを食べて腸にLKM512が到達しました。
他の菌をドンドンやっつけてこのペースで増えていきます。
つまり、30分後には60億個、1時間後には120億個になります。
そして、24時間後に大腸がLKM512で満タンになりました。
さて、ちょうど半分がLKM512だったのはいつ(何時間後)でしょう?
この間、ウンコはしないと仮定して下さい。

なぞなぞではありません。
数学の問題です。
簡単過ぎますか?
5月31日のブログがヒントになりますかね。

答えは、明日です。

2010年06月03日LKM博士
野菜作ってます②

さて、4月に紹介した私の畑ですがhttps://lkm512.com/blog/images/2010/04/30/)、

現在どうなっているかと述べますと、凄まじいことになっています。

ジャーン!

 

1006041.JPG 

ラディッシュ、水菜、小松菜、向こう側にはサニーレタスと普通のレタス。

全て巨大で大豊作。

ラディッシュなんて68センチ級。子供の握りこぶし位のサイズです。

サニーレタスは高さ50センチ位、とても1家族では食べ切れません。

頑張って食べても、食べても、食べ切れない。

 

そこで、本ブログでもお馴染みの辨野先生宅のガーデンパーティーに招待された時に差し入れ。

昼間に光合成で作られた成分は、夜間、デンプン等の甘みとして蓄積されるため、朝が一番美味しいということで、朝から収穫に行きました。

80×40×40センチ位の保冷バック満タンです。

こんな感じです。

  1006042.JPG 

それから職場にも。朝5時に起きて収穫して持って行きました。

畑は自宅と会社の間に位置するのですが、

収穫で疲れて、気が付くと自宅の方に向かって運転していたエピソード付き。

食べられなかった人もいたようで2回提供しました。

最近は、葉物野菜は一段落し、雑草と害虫と格闘しながら、夏野菜を育てています。

私にとってメインのトウモロコシとエダマメはもう1ヶ月位は待たないとだめですかね。

 

皆さん、葉物野菜を食べ過ぎるとウンコはどうなるかご存知ですか?

「たくさん食べる」程度ではなく、「米粒すら食べられない位に腹いっぱい食べた」時ですよ。

"黒っぽい緑色"になります。

"ドカドカ"と排泄されます。

そして、洋式トイレではプカプカと浮きます。

 

2010年06月02日LKM博士
唐招提寺

遷都1300年祭のメイン会場の近くから、ちょっとバスに乗ると唐招提寺に着きます。

唐招提寺、ご存知ですよね?
唐の高僧、鑑真和上が何度も(5回)来日の渡航に失敗し、ようやく平城京へ到達し、建立したお寺です。
途中で失明されたのも有名な話ですよね。

行って参りました。
といいますのは、皆さん教科書で一度は見たことがあると思われる金堂が再び姿を現したからです。
実は、2000年から始まった平成の大修理が昨年10月に終わったところなんです。
しばらく、工事中の状態だったのです。
"しばらく"といっても10年間ですが・・・。
私の10年前は...人生で最もウンコを捌いていたころですね。たぶん。
(今後、10年前以上にウンコを扱うことがないことを切望します。)

拝観料を払って境内に入れば、
「うーん、完璧!」
遷都1300年祭メイン会場のつまらなさに対する怒りは吹っ飛び、これぞ奈良という雰囲気に包まれました。
文章では書けません。体で感じるものですから。
皆様も是非、足を運んで奈良の歴史を肌で感じてみて下さい。

そういえば、今週末の6月5日~7日は、あの有名な国宝・鑑真和上坐像が拝観できますよ。
鑑真和上の命日あたるそうです。

「今週頑張って働くあなた、週末は唐招提寺へ! 鑑真さんが待っています!」

勝手に奈良県観光大使より

100601.JPG
唐招提寺金堂です。教科書で見たことあるでしょう。

2010年05月31日LKM博士
この数字は・・・

これまでも何度か512にまつわる話を書いてきました。
例えば、出張で止まったホテルの部屋が512号室だったとか                             (https://lkm512.com/blog/images/2009/05/25/)、
プロジェクトメンバーのマイさんが引っ越したマンションの部屋が512号室だったとか       (https://lkm512.com/blog/images/2009/05/20/)。

昨晩、疲れて、ボーっと512を見ていたんです。
何か見慣れているんですよね。この数字。
LKM512として見慣れているだけではないのです。
もっと違う何かがあるような気がいつもするのです・・・。
・・・
「おーっ!」
ふと気付いたのです。
(疲れて力が抜けると脳がリラックスしているのか、突然閃くことはよくある。)

2の1乗は2。2の2乗は4。2の3乗は8。
2の4乗は16。2の5乗は32。・・・2の8乗は256。
2の9乗は"512"(◎。◎)!

そう2の塁乗数だったのです。
皆さん、気付いていました?
二進法とも関係ありますし、なにやら神秘的パワーが宿ってそうですね。
累乗数プロバイオティクスは他社にはないはずです。
(だからなんやと言われそうですが。)

そういえば、LKM512ヨーグルトの売り上げは、
プロジェクトが発足した昨年の2倍。
2の累乗に従えば、プロジェクト発足9年目には、当初の512倍の売り上げ???
「凄~い。」
そんなことになったら、本社の入り口に私の銅像を建ててもらおう。
美尻を出したやつ。(_i_)←これ私が作ったお尻絵文字。どうですか?

2010年05月28日LKM博士
平城京遷都1300年祭に物申す

ゴールデンウィーク、実家に帰ったので行ってきました。
奈良県北中部に複数の会場があるのですが、迷わずメイン会場へ。
そこは平城宮跡で、10年程前から門や塀が再建されていたのは電車から見えていました。
見た事がない方のために説明しますと、奈良市内の近鉄奈良線の通る非常に便利な土地柄ですが、平城京跡というだけで、誰も手が付けられない非常に広い原っぱでした。
「遷都1300年祭でどうなったのだろう?」
という期待と、逆に、ここで凧揚げをしていた記憶がある私には
「思い出が壊されたのではないか?」
という不安もありました。

さあ、会場に入って......、うーん、何とも表現しにくい状況です。
大極殿と朱雀門が復元され、遣唐使船があるだけで、あとはほぼ原っぱのままです。
それだけなのに観光客が非常に多く、木陰も殆どなく非常に暑いのです。
「熱射病には気をつけろ」と放送されていましたが、逃げ場がない。
文化庁の管轄で、許可をもらわないと釘1本も打てないそうなので仕方ないのかもしれませんが、驚くほどつまらないのです。
メインステージ等でやっているイベントは、私が行った時はボランティアや児童が踊ったり、歌ったりと自己満足の世界。

奈良には、いたる所に素晴らしい文化財があります。
こんな中途半端な箱物イベントをするのではなく、奈良が本来持っている、静かな佇まい、深い歴史とロマンを再認識できる祭典にして欲しかった...。
残念で、今日は「おち」も浮かびません。

とはいうものの、普段見られない文化財が期間限定で公開されるものも多数あるようです。
普段と違い、お店やバスの数も多くて便利です。
これから行かれる方には、行ってみたい文化財を中心に観光されることをお薦めします。
さすがに、昔からある寺社は奈良の歴史を背負って、ドーンと構えておりますのでハズレは絶対ありません。

今回はちょっと厳しい"勝手に奈良県観光大使"より

100521.JPG
復元された大極殿。大きいです。観光客が小さく写っていますので大きさがわかると思います。夜はライトアップされて、もっと綺麗になると思います。

2010年05月26日LKM博士
2010年大相撲夏場所感想

私もまとめるつもりはなく、好き勝手にコメントします。
でも、最後に私なりの「おち」は付けました。

阿覧と栃ノ心が三賞をとっていましたが、
仲良く肩を組んでいる映像を見て、少しほっとしました。
ロシアとグルジア、紛争中ですから。

最後は白鵬の黄金まわしが話題になっておりましたが、
まだ目が慣れておらず、違和感があります。
元横綱輪島以来とか騒がれておりますが、
元小結の大徹や元関脇の水戸泉も黄金まわしでしたよね。
私の記憶では、朝青龍も絶頂期に数日間だけ黄金まわしの日がありました。
あまりにも似合っていなかったような・・・。

終わってみれば、一般的に言われている通り、大関陣が「情けない」の一言になりますが、
最も情けないのは琴欧洲でしょう。
把瑠都の存在で、奮起すると期待していたのですが、
バタバタ、バタバタして、本人も自信が無くなっているような表情でしたね。
勇み足がありましたので、本当はギリギリ勝ち越しの8勝ですよ。

私からの提案です。

ヨーグルトを換えたらどうですか?
今まで通りじゃ、横綱にはなれませんよ。
LKM512ヨーグルトで、おなかの中から仕切り直してみるのはいかがでしょうか?

2010年05月21日LKM博士
2010年大相撲夏場所 終盤ですね

あれよ、あれよと、12日間が終わりまして、
普通なら「いよいよ、架橋ですね」というブログを書くはずだったのですが、
現実は、今日にも白鵬の優勝が決まりそうです。
勝てば優勝ということですが、負けるわけがないという雰囲気ですね。

白鵬を称えるべきなのか、
大関陣を非難すべきなのか、
わかりません。
15日間見てからコ考えます。

こうなったら、
優勝争いではなく、三役争いに目を向けるのも面白いと思います。
つまり、来場所の関脇、小結が誰になるかということです。
稀勢の里、琴奨菊、先日紹介した栃ノ心、さらに好調の白馬など・・・。
地位をかけて最後の戦いを見守りましょう。
十両の優勝争いも面白いですよ。

2010年05月20日LKM博士
まさか、あいつらが・・・

先日紹介しましたNatureの論文を、頑張ってしっかり読みました。(何のことやらわからない人はこのブログ参照:https://lkm512.com/blog/images/2010/03/11/

図3に、多くの被験者で共通に検出された腸内細菌が60種類弱リストアップされているのですが、上から順に眺めていると、ふと目がとまる菌種が載っていました。
私が分離し、4年前に理化学研究所の坂本さん(以前に紹介した口腔内細菌の坂本さん:https://lkm512.com/blog/images/2010/02/15/)達と新種として発表した菌達がズラーと登場しているではないですか \(◎o◎)/!

Bacteriodes intestinalis(バクテロイデス・インテスティナリス)
Bacteroides finegoldii(バクテロイデス・ファインゴールディー)
Bacteroides dorei(バクテロイデス・ドレイ)

「あいつら、知らんうちにメジャーデビューしとるやんけー。」

ちょっとマイナーな腸内細菌を捕まえたつもりだったのですが、
ヒト腸内で共通に棲んでいたとはびっくりです。

ちなみに、
バクテロイデス・インテスティナリスの分離源は私の妻のウンコなのです。
新種が発見され、ドイツの微生物の保存施設にも分譲・登録したと伝えたら、戸惑った顔をしていました。
他の2種はマサピヨと呼ばれていた少しボーっとした大学院生を脅してゲットしたウンコです。今、彼はちゃんと働いているのだろうか?

Natureの論文の被験者はヨーロッパ人なので、とても不思議な感じです。
腸内細菌の研究は、国を超えて、全人類のために有益でることを改めて認識しました。

と同時に、
自分のウンコから新種が見つからなかった悔しさが、ふつふつと沸いてきました。

2010年05月13日LKM博士
2010年大相撲夏場所序盤

昨日はリツコさんに魁皇ブログを書いてもらいましたが、
このブログで他人が相撲のことを書いているのは変な感じがしました。
私もやっぱり、ちょっと書きます。

注目の新大関把瑠都はまだ本来の相撲は取れていませんが、白星は積み重ねており、やっぱり強いなと感じております。
もっと強い横綱は磐石ですね。何処まで連勝を伸ばすかに注目しましょう。
期待していた日馬富士は古傷を傷めたようで、厳しそうですね。

皆さん、栃ノ心に注目して下さい。
昨日で3日連続大関を撃破しています。
しかも相撲内容が素晴らしい。
琴欧洲に右四つがっぷりで勝ったのは衝撃的です。
面長、グルジア第2の男と言われていた彼も、次の大関候補になりそうですね。
LKM512の懸賞金候補力士として勝手に目を付けています。

応援隊長を譲っておりますが、(ちょっとだけ)、魁皇、奇跡の4連勝ですね。
"叩き込み""叩き込み""叩き込み""叩き込み"4日連続"叩き込み"
「連日若手が魁皇の前に落ちていく」とアナウンサーが言っていました。
今日、注目の栃ノ心戦です。

ちなみに、昨日も初めての仕事相手と飲む機会があったのですが、
「魁皇と同じ学年」と得意の自己紹介をしました。
20代の女性もいましたが魁皇ネタ通じました!

では、皆さんも夏場所を愉しんで下さい。

ちなみにグルジア第1の男は黒海です。
第3の男もいますが、それはまた今度ですね。

2010年05月11日LKM博士
甲子園球場で思ったこと

今年は、予想以上に阪神タイガースは強いですね!
私のゴールデンウィーク休暇の初日の5月1日は、奈良の実家に帰る前に、阪神甲子園球場でプロ野球観戦をしました。
"阪神タイガース vs. 読売ジャイアンツ"
そう、久しぶりに首位に立つ1日前の試合です。
いわゆる伝統の一戦というやつですが、生で観るのは初めてです。
しかも、甲子園球場で。

地元阪神ファンの応援は凄いのですが、経験が無いわけではないので、読売戦といえども、それは予想の範疇でした。
それより印象に残っているのは読売ファンの少なさです。かわいそうな位少ないんです。
球状を360°の円と考えると20°分位でしょうか。超薄切りケーキ位。そんなに無いかもしれません。グランドを挟んでちょうど私の正面に見える数列に読売の攻撃中に何やら音を出す集団がいるという程度。
生物学的に表現すると、"外敵に追い詰められ残り千足らずの個体がコロニーを形成している"という表現がぴったりでしょうね。

試合は、先制されましたがすぐ逆転、ブラゼル、マートンのホームランも出て、9―4でタイガースの快勝ということで、大盛り上がりでした (⌒▽⌒)V
残念ながら、その盛り上がり方は表現できません。
"あの場を経験しないとわからない"という表現が正しいでしょう。

話は変わりますが、試合観戦中に、
「私もここで野球したい!」
という強い衝動に駆られました。
野球経験はありません。ですからこの球場で野球をしたいという意味ではありません。
これだけの人々の応援を背に受けて仕事ができれば、プレッシャーというより、やり甲斐あるだろうなという気持ちです。
ただ、ただ、うらやましい。
研究のモチベーションを維持するのに苦労しているので、とにかくうらやましい!

100511.JPG
7回裏の攻撃前。4万本以上のジェット風船打ち上げ直前、圧巻です! しかし、この後悲劇が......私の焼酎の紙コップに誰かのジェット風船が不時着したのです (TдT)

2010年05月07日LKM博士
大相撲夏場所が始まります。

気が付けば5月7日です。
つまり、後2回寝ると大相撲夏場所の初日なのです。
もちろん、2回起きても良い訳ですが、なぜ、日本人は"あと○○日寝る"という表現を好むのでしょうか?
どうでもよい事を少し書きましたが、
必然的に、次の2週間は相撲ネタが増えることになります。お楽しみに!

基本的には新大関の把瑠都一色の雰囲気がありますが、
私は先輩大関の琴欧洲と日馬富士の奮起もみられるのではないかと期待しております。

それにしても、ブログやツイッターで相撲が好きだと書くと色々と反響があるものですね。
昨日は会社の先輩から、
「豊桜に飲み屋で出会ったから、番付に私への宛名とサインを書いてもらったから送るね」と連絡が来ました。
以前に引退時に紹介した元幕内北桜の弟です。
https://lkm512.com/blog/images/2010/03/10/
まだ、実物は届いておりませんので楽しみにしております。
しばらく十両に定着してしまっているので十両優勝を目指して幕内に戻って欲しいです。
応援します。

最後に、業務連絡!
今場所は魁皇の応援をリツコさんにお任せします。
なにやら、従兄弟か誰だか親戚が魁皇に似ているそうで、魁皇ファンだそうです。
ちなみに、私がブログで公式に応援し始めてからはずっと勝ち越しています。
責任重大ですよー。

2010年05月06日LKM博士
明日はLKM512のイベントです

皆さん、ゴールデンウィークは如何でしたか?
私は奈良に帰省しておりました。
ブログに書けることは、来週に書かせて頂きます。

ところで、
ゴールデンウィーク中にブログを更新したのに気付いて頂けましたか?
5月3日ですね。
ちなみに、連休5日間の排便回数は8回と食べた量に比べると少な目でした。

さて、本題に入りますが、
明日は東武東上線大山駅のハッピーロード大山商店街で
LKM512のイベントをやらせて頂きます。

5月12日がLKM512の日なので、本来は5月12日にすべきイベントなのですが、
その日は既に先客に抑えられていて、しぶしぶ今年は5月7日に開催です。
誰の失態や?
今更仕方ないことですが、昨年は「5月12日だからLKM512の日」と
立寄って下さったお客さんに説明しやすかったので、今年はややこしいなと思て・・・。

昨年同様、試食、骨密度測定、更にグッズを配ります。
今年は、ウェットティッシュです。
これ、かなり良いですよ。

もちろん、私も参加します。
皆さんとお話できれば良いなと思っています。
「ウンコの話して」と頼んで下されば、喜んでやりますよ。
では、お近くの方、お待ちしております。

100506.JPG
小さくて持ちやすい。しかもヒアルロン酸配合です。便所には流さないで下さいね!

2010年05月03日LKM博士
ゴールデンウィーク

LKM博士ファンの皆様、
休日にブログアップしているとは思わなかったでしょう?
不意打ちです。
今日、気付いて下さった方は、本当にありがとうございます。
 m(._.)mありがと~

皆さん、連休をいかがお過ごしでしょうか?
私は奈良に戻っております。
唯一、簡単にできる親孝行です。
来月からは大規模な動物実験が始まるので、1年ほど長期休暇は取れなくなるでしょうから、じっくり味わっています。

長期休暇で一番困るのは、ウンコ回数の記録です。
普段は、会社のExcelファイルで記録しておりますので、
会社に行かない日はメモしておかねばなりません。
普通の土日なら、記憶できますし、ややこしい時は手にメモしておけば問題ないのですが、5日間となると手が真っ黒になります。
排泄時間と場所も記録しているため、完全に記憶するのは至難の業なのです。
休日なので手帳も持ち歩いていません。

ということで、財布にウンコ記録メモを入れてあります。
これで大丈夫!

では、引き続き、良い休日を!

遷都1300年イベント、近くて油断しており、まだ行っていません。

2010年04月30日LKM博士
野菜作ってます

プランターでちょっと野菜を栽培することは、毎年やっています。
小松菜や二十日大根程度なら、それなりのものは作れます。
でも、トマトやトウモロコシとなると、それなりの場所が必要です。
そもそも市街地に人口が密集する日本、とりわけ、私が嫌々住んでいる首都圏では、住宅の近くに土地はもちろん、日当たりを確保するのも大変です。

野菜を作りたい!
私が農学部に入学したもの、自分の畑で作ったものを他人に食べさせたいという、漠然とした夢があったのからです。
それが色々あって・・・、今ではウンコ研究に行き着いたわけですが・・・。
その欲求は極めて強く、土地を買おうとしたこともありました。

と悩んでいる時に、農業体験農場の存在を新聞で知りました。
市民農場とは違い、自由に好きな野菜は栽培できませんが、農家の方が指導してくれる農場です。
野菜作りの知識を得るには打ってつけの機会です。
早速申込み、3×12~3メートルの土地で、3月の土壌作りからやっています。
4月に入っても雪が降るなど天候がおかしく、レタスの一部は霜にやられたりしておりますが、殆どの野菜はしっかりと芽を出して育っております。
今年は貪欲に体験してみて、
近い将来、LKM512の仕事でお世話になった方々に野菜をプレゼントしてみたいです。

100430.JPG
これが私の区画です。4月10日の写真です。現在は色々芽が出てきて緑が増えています。夏には緑一色になる予定!

2010年04月28日LKM博士
ナナフシの赤ちゃん

コンピューターの仕事が多く、視力は落ちましたが、
直感で気付きます。
「ここに虫がいる!」
たとえ、それが擬態の名人であっても。

研究所の入り口近くで発見しました。
ナナフシの幼虫です。
まだ、体長は1.3センチ程度でシャーペンの芯位の細さです。
成虫になったら10センチ程度になり、なんとなく気持ち悪い昆虫で私も飼育しようとは思いませんが、今はかわいいですね。
木の枝のように擬態するので有名です。
見たことがある方はわかるでしょうが、本当に木の枝に成りきるかくれんぼ名人です。
風に揺られているようにユラユラ揺れる高等技術まで持っています。

確認のため指で突いたら、落ちて"死んだふり"をしました。
"死んだふり"ではなく、"落ちた枝のふり"かもしれません。
仕方ないので捕まえて、"死んだふり"を解除して、壁を歩かせて撮影しました。
これです。

今年最初の虫ブログがナナフシになるとは思いませんでした・・・。

100427.JPG
ちょっと影が邪魔ですかね。不完全変体の昆虫のため、既に成虫と同じ形をしています。

2010年04月26日LKM博士
良い日曜日

先週の日曜日、ミルククラブの会員さんが協同乳業の東京工場の見学に来られました。
私は「いつもの講演してよ」と頼まれたので、休日出勤での対応でした。

工場見学のついでにお話するのはこれで7、8回目になりますかね。
最初はLKM512の効能を中心に話していたのですが、それではお客様があまり楽しくないと思い、しだいにウンコ話の比重を上げてきました。
最初は恐々だったのですが、それが結構うけるのです。
今では、話術も上達し、7割がウンコ関連の話です。

今回もいつも通り、10時にお客様が到着し、試食しながらのビデオ視聴、工場見学、最後に私の講演という予定でしたが、高速道路が空いていたのか9時半頃に到着です。
「今日は休日でお子様も多いということで、少しでも楽しんでもらおう」と新たにスライドを作っていのですが、慌てて切り上げました。
工場見学も一緒に回り、積極的に話しかけ、少しずつ打ち解けていくことも重要です。
打ち解けておくと、真剣に話を聴いてもらえます。

さて、工場見学が終わって、いよいよ私の番と思ったら、
「まだまだ時間があるから1時間くらい喋ってよ」と頼まれました。
「えーっ、予定の倍以上や。・・・わかりました。」
時間がないということはあるが、こんなの初めてです。ただ、自信はありました。

いざ始まってみると、時間が経つのは早かったです。
非常に反応が良い皆さんで、笑って欲しいところで笑って頂き、うなずいて欲しいところでうなずいて頂き、一体感のある時間が過ごせました。
これまでで最高の講演ができたと思います。
ビデオの時は退屈そうだった小学生低学年から中学生位のみんなも真剣に聴いてくれてありがとう m(μ_μ)m

帰り際には、引率者の方から、
「楽しかったです。またお願いしますね。今度は○○○の見学者を連れてきたいです。」
と言って頂けました。
とっても、気持ちの良い日曜日でした。

2010年04月20日LKM博士
明日は200回記念ブログ

早いもので、今日は199回目のブログです。

最近はTwitterもあり、少し頭が混乱しておりますが、
よく、200回も達成できたなと思います。
一番うれしいのは、間違いなく読者の方が増えてきていることですね。
このまま右肩上がりで行きたいものです。

そういえば、
"右肩上がり"というしこ名の力士がいるのをご存知ですか?
元関脇貴闘力の大嶽部屋の三段目の力士です。
しこ名とは全く逆の成績で、改名してから2場所連続で負け越したようですが・・・。
もしかしたら、また改名したかもしれません。

話は飛びましたが、
次回はスペシャルゲストの登場です。

100回記念ブログで大好評だった理化学研究所の辨野先生の再登場です。

前回とは別の顔写真も送って頂きました(自信作?)。
次回、お楽しみに!

2010年04月19日LKM博士
またまた、やったー!

先日、LKM512プロジェクト会議を実施しました。
若干のメンバー変更があってから初めてです。

恒例の前月のホームページのアクセス数チェックですが、
またまた、新記録でした!

しかも、目標としてきた、当社の他商品オリジナルサイトを抜いたのです。
どういうことかと言いますと、
知名度がゼロから立ち上げた、訳のわからんLKM512というビフィズス菌のホームページが、
あの"なめらかプリン"や時々取材を受ける"東京牛乳"のホームページのアクセス数を抜いたのです。

ありがとうございます m(μ_μ)m
皆様のおかげです。
本当に、アザ━━━━(´∀`)━━━━ス!!!!

ブログもたくさんの方に読んで頂き感謝しております。
ブログ単体でも新記録達成です \(^O^)/

特に、大相撲開催期間はアクセス数がコンスタントに多いようです。
いよいよ現実味が帯びてきましたかね?
大相撲にLKM512の懸賞金を出す秘密の計画 ( ̄ー+ ̄) ニヤリ

2010年04月16日LKM博士
データベース

研究といえば、実験をしている姿を思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、研究者が一般の方の予想以上に時間を使っているのは、"論文を読む"という作業です。

何故、論文を読む必要があるのか?
一言で述べると、関連分野の情報収集のため、ということになるでしょう。
もう少し具体的に述べると、私の場合は主として、
①自分がやろうと考えている研究価値の位置づけ、②実験方法の確認、③得られた成果の価値の位置づけのために読んでいることが多いですね。
また、論文を読んでいると「このジャーナルに投稿したい」なんて気持ちも沸いてきます。

とはいうものの、レベルが低いものから高いものまで、世界中で無数の研究論文が発表され、図書室で調べるだけではどうすることもできません。
そこで、必要なのが、論文を検索するためのデータベースになります。
現在では、便利な世の中になりまして、インターネット上で無料検索でき、キーワードを入れれば、目的としている論文の一覧、さらにその要旨まで読めるのです。
複数のキーワードを入れて、絞り込んでいくことも可能なのです。

おそらく、世界中で最も使われている生命科学分野のデータベースはPubMed(パブメドと呼ぶ)でしょう。私も頻繁に使います。
PubMedはアメリカ国立医学図書館の国立生物工学情報センター(NCBI)が運営する学術文献検索サービスです。5000誌以上のデータが入っているそうなので凄いです。
逆にいうとPubMedに載っていない論文は価値が低いと考えて良いでしょう。
PubMedで調べられないのですから、その存在が無いに限りなく近いと思われます。
私の原著論文も21報はPubMedに掲載されていますが、残念ながら若い頃に書いた論文の3つはPubMedに載らない論文です。(その頃はどんな雑誌でも載るだけで満足でした。)
興味のある方は、PubMed(http://pubmed.gov)で検索してみて下さい。
"LKM512"で検索しても、私の論文が幾つかヒットしてきますよ。

さて、このたび、LKM512ホームページの研究成果一覧もPubMedとリンクさせました。
英語ですが、論文の要旨が読めるようになりましたので、是非ご覧下さい

2010年04月13日LKM博士
声、違います

YouTubeの漫画、第1話、第2話を見て頂けたでしょうか?
本物の私を知っている方から、時々質問されるのでブログで公表致しますが、あのLKM博士の声は私ではありません。

何故、私が声をやらないか?

理由は簡単、台詞が喋れないのです。

これだけでは意味がわからないですかね? 
つまり、こういうことです。

先に完成したのは漫画です。
これを仕上げる時は、わかりやすくし、誤解をなくすため、作家の方に何度も書き直しをお願いしました。
それなりに納得できる漫画は完成したのですが、その後、声を吹き込む事は私の頭の中にありませんでした。

さて、録音に備えて少し読んでみると、これ東京弁(いわゆる標準語)じゃないですか。
「無理! 私のポリシーに反します。」
と言いますか、読めても微妙に発音が違い、不自然な台詞になるのです。
こういう理由で、私はさっさと諦めて、LKM512プロジェクトの若手に任せたのです。

そういえば、博士の声を担当してくれたマサキ(アザース)君は異動で仙台に行ってしまいました。(挨拶がなかったなー。)
3回目以降は、また別人が博士の声をやることになるでしょう。
私も別の役割で登場するかも?

2010年04月12日LKM博士
Twitterの例

ツイッターを始めてから、色々な方にツイッターを勧めています。
ただ、多くの方は、「よくわからない」と言いますね。
私もまだよくわかりませんし、企業としてツイッターを利用することに若干の疑問も感じています。
とはいえ、私をフォロー(私のツイッター上でのコメントを自分のページで読むこと)してくれている方も増えてきて、それなりの反応もあり、面白さも感じつつあります。

イメージが掴めない方に、一例を示してみます。
これはある朝、出社後、20分から30分後に私が書いた"つぶやき"とそれを読んでくれた方からのコメントです。

8時40分ごろの私のつぶやき
『おはようございます。今日は研究所のカードキーを持っている方々が全員外出のようで、なかなか建物内に入れませんでした。ウンコも我慢しました。』
その直後の私のつぶやき
『続き。8時半頃、ようやく建物に入り、実験室の鍵を開けた直後に電話があり「ブログはまだですか?」。慌てて10分ほどで相撲の話を書いて、作業着に着替えてツイッターです。そう、まだウンコしてません。もう、もれそうです。』

8時45分頃の私のつぶやき
『やっと排便。当然快便! 非常に浮力が強いウンコで、なかなか便器に吸い込まれない浮きっぷりでした。根菜類を多量に食べたためか?』

その5分後「てんやわんや」氏から私宛のつぶやき
『昼はレンコン、夜はゴボウにします!明朝楽しみ! 』

このようにリアルタイムに感想なり意見のやり取りができるのです。
ウンコ関連の例を挙げましたが、真面目なLKM512や腸内環境の話でもやり取りがあります。
ちょっとやってみようと思われた方は、挑戦してみて下さい!

ちなみに、この次の週は、学会関連で肉中心の食事を摂りましたので、浮力は完全になくなり、ドップリと沈むウンコになってしまいました。

2010年04月08日LKM博士
新メンバー登場!

先日、LKM512プロジェクトの打ち合わせに行くと、見慣れた顔が・・・。
「私もこのプロジェクトに参加することになったので!」
と現れたのは、
4月2日に送別会で研究所から営業企画部に送り出したばかりのリツコさん。
「ほんま?」 何か不思議な感じでした。

さらに、
「ブログも既に書いたので!」
と滞っていた女子部ブログを引き受け、堂々参加してくれるようです。

皆さん、メイトーのヨーグルトは知らないでしょうが、プリンはご存知ですよね?
何処のスーパーでも、コンビニでも、堂々と売られています。
(ヨーグルト関連を担当している者としては悲しい事実なのですが)
何を隠そう、リツコさんは、長年、このプリンの開発を研究所で担当していた人物なのです。
今、店頭で売られているメイトーのとろけるキャラメルプリンも彼女の作品です。おいしいので、是非、食べてみて下さい。

しかし、彼女は、LKM512とも深ーく、臭ーい関係があります。
この夏迎えるであろう250回記念ブログは、彼女に書いてもらおうと決めていた位に関係があるのです。
実は、10年以上前、私もまだウンコに慣れていなかった頃、初めてヒトを使った投与試験を実施した時に、一緒にウンコを集めて分析をしてくれたのがリツコさんなのです。
今考えると、LKM512は、あの実験が全ての始まりでした。
あの時、手伝ってもらえなかったら、ウンコ地獄の辛さに耐えられず逃げ出していたかもしれません。このブログも存在しないことでしょう。 感謝 m(μ_μ)m

さて、いざ書こうと思うと難しいのが、会社のブログです。
私の負担を減らすなんて思わずに、自分の世界観を作って欲しいです。
とはいうものの、負けん気の強い会社ブログの先輩としては
「やれるもんなら、やってみろっ!」

2010年04月06日LKM博士
緊張からの開放

せっかくなので、今日も学会の話をしましょう。

実は、学会中、私は人間観察をしているのが大好きです。
"緊張"、"落ち着き"、"迷い"、"自信"、"使命感"、"不安"、"怒り"、"喜び"そして"笑い"
これらが発表者のちょっとした仕草や顔の表情に現れます。
これらの中で、私が非常に好きなのが、"緊張から開放された笑顔"です。

この学会は大学院生が多く発表しているのですが、次演者席に着いた時から緊張状態なのですぐわかります。
前の人の発表内容なんて上の空という状態です。
そのわりには、殆どの大学院生は、きっちりと発表をします。
相当練習しているのでしょう。
しかしながら、問題は、質疑応答。
的確に答える大学院生も多いのですが、明らかに未熟さ(知識や経験の欠如)から答えられず、しどろもどろに陥る学生も多いです。
見かねた指導教官が助けたり、挙句の果てに、質問者が助けたりすることもあります。
とはいえ、プログラムに従い進んでいるわけで、必ず質疑応答は終わります。
おもしろいのはここからです。
発表が終わり、部屋の後方に歩いて行く途中から、顔が緩み始めます。
その後、見守っていた研究室の仲間と合流し、一緒に部屋を出ていく時(何故か殆どの学生は次の発表は聴かないという特徴がある。自分の発表で精一杯なのであろう。)には、満面の笑顔になります。

これまでの人生で最も追い詰められた状態から開放された笑顔、最高です!
こっちまでニコニコしてしまいます §(*^o^*)§

「お前は学生の時どうだったんだ?」
と言われそうですが、記憶は全くありません。
おそらく、都合の悪い記憶なので、私のウンコ色の脳ミソが自動消去したのでしょう。

2010年04月05日LKM博士
緊張と緊迫

農芸化学会は無事に終了致しました。
座長の仕事も、周囲の人に尋ねると、普通にちゃんとできていたようです。
全く緊張しませんでした。

私自身の発表は、3月28日の日本農業新聞の第1面にも取り上げて頂いたようで、それなりに盛況の内に終わりました。
やはり、発表時に緊張感はなかったのですが、
そうは言っても会社の名前を背負っているわけで、いつも緊迫感は持っています。

ふと思いましたが、緊張感と緊迫感は類似しているようで、全く違うものだと思います。

緊張感は発表を台無しにする可能性があります。
「これを話そう、次はこれ、このような質問にはこう答えよう。」
と準備していても、何かのきっかけで頭が真っ白になると、どうすることもできない事態に陥る場合があります。

しかし、緊張感を緊迫感に換えることができれば、このように頭が真っ白になることはないと思います。
むしろ、最も脳を活性化できている状態なので、
「この質問の意図は? どういう順序で応答すれば良いのか?」
など、的確に判断でき、それを答えた後には(質疑応答中であろうが)、
「今の完璧や!」と満足感に浸ることすらでき、発表自体を楽しめます。

私の場合、「電車移動のためウンコが暫くできない」と考えると緊張し、余計にウンコがしたくなります。
しかし、いざ便意をもよおすと、緊迫状態に入り、
① 降車すべきか、目的地まで我慢すべきか?
② 降りた駅の便所の位置は?
③ また個室の数は? それが埋まっている可能性は?
④ 快適にするためにウォッシュレットはあるか?
など、お腹の状態をチェックしながら、的確に判断しております。
幸い、年間500回以上ウンコをしているにも関わらず、もらしたことはありません。
皆さんもウンコを我慢して緊迫感を味わい、心を鍛えるのは如何ですか?
くれぐれも便秘にならないように!

2010年04月02日LKM博士
2010大相撲春場所の感想

うーん、千秋楽の日から学会があったせいで、完全に気持ちが切れてしまって、春場所の事が書けませんねー。

学会後、飲み屋で、
「白鵬勝ちました?」とアルバイトの方に聞いて、
「わかりません。」
「なんで、知らんの?」
という会話をしたのは覚えているので、
日曜日の夜までは気にしていたはずです。

それから、「懸賞金をLKM512として出す。旗のデザインも私の中では完成している」
という話を社外の研究仲間に熱く語ったのは覚えています。
どの力士に掛けるべきか、ということも熱く語り合った気もします。
何度も言いますが、研究仲間で、LKM512の販売とは全然関係ない人達とですが・・・。

たぶん、この春場所は白鵬と把瑠都に尽き、
それは皆さんが良くご存知のため、改めてここで書くことが浮かばないのでしょう。
「大関昇進おめでとうございます!」

「調子が良い」と前半のブログで書いた豊ノ島が負け越したのは、まだまだ私も甘かったと反省しております。
日馬富士もいまいちでしたね。
また、殆どの方が知らないでしょうが、幕下四枚目で大きく勝ち越せば十両昇進と密かに注目していた奈良県出身の青木が3勝4敗と負けてしまったことも残念です。

それから、皆さん、わざと忘れていると思いますので敢えて書きますが、
素行の悪い大横綱がいたら、三つ巴で、もっと盛り上がっていたと思います。

来場所は両国国技館、観に行けたらいいなー。

2010年03月31日LKM博士
友人発見

3月19日の読売新聞をバーっと流し読みしていたら、
突然知っている顔が載っていました。

島根大学医学部皮膚科講師の出来尾格さんです。
かわった名前ですが、「できお いたる」と読みます。
「おっー、デッキーや」
連載・健康プラスというコーナーの、"常在菌と付き合う"という企画に、
皮膚常在菌の話を解説しています。

デッキーは理化学研究所で実験していた時の同僚です。
当時、デッキーは慶応義塾大学医学部の博士課程の学生で、皮膚の菌叢を分子生物学的手法で解析していました。
皮膚の菌叢?
と思われるかもしれませんが、
皮膚表面にも、細菌は沢山棲んでおり、顔には数千万個程度いるそうですよ。
皮膚に培養できない細菌が沢山棲んでいることを最初に証明したのはデッキーです。
J. Med. Microbiolというジャーナルに発表しています(54巻p. 1231-1238 )。

私が常にウンコをもらうチャンスを伺っているのと同様に、彼は皮膚表面を擦り取るチャンスを伺っているのです。
どちらが怖いですか?

記事の横についてあったデッキーの写真を見ながら
「みんな頑張っているんだなー」
と思うと同時に、一昔前を懐かしく感じます。

そういえば、私はデッキーに肛門を見られたことがあります。
といいますか、私が見せたのかな?
詳細はまた後日。
今日のところは勝手に想像しておいてもらって構いません。

2010年03月29日LKM博士
脱皮

私はアメリカザリガニを飼っています(https://lkm512.com/blog/images/2009/09/28/参照)。
不思議なもので、冬眠している虫たちが動き出すといわれる啓蟄の次の日から徐々に動き出しました。
雪が降ったり、暑かったり、三寒四温というリズムに合わせて、
ザリガニは、積極的に餌を食べる日もあれば、動きが鈍い日もありました。
さすが変温動物。

その、ザリガニが、春分の日を迎えた21日、脱皮しました!
前日、脱皮しそうな雰囲気は察知していたのですが、
「まさか、冬眠明け早々、大して餌も食べていないこの時期にしないだろう」
と思っていた私は非常にびっくりしました。

昨年7月に飼い始めて3回目の脱皮です。
親指位の大きさでしたが、もう立派な大人ですね。
10センチは超えました。

ちなみにメスなので、
今年はお婿さんを探してあげないといけないですね。
でも、それにはもう少し大きな水槽が必要です。
場所がない。
逃がしてやるのもいいけど・・・安全な水辺はあるのか?
迷っています。

もう暫く考えるとして、
ザリガニにとっては、1段階ステップアップしたわけなのでめでたいですね。
「脱皮、おめでとう!」(^-^)∠※PAN!

100325.JPG
コメント:暗いですがわかりますか?手前が脱皮殻です。向こうの方にザリガニ本体が写っているのがわかりますか?

1003252.JPG
コメント:わかりにくい方のために取り出した写真も提供します。触覚まで綺麗に抜けているでしょう。私も脱皮してみたい。

2010年03月26日LKM博士
新記録達成!

昨年11月にLKM512ホームページへのアクセス数が最高記録を達してから、
その記録が抜けなくて苦しんでおりました。
それまで右肩上がりだったのに、原因不明の12月、1月の落ち込みときたら・・・・・・。

「結構頑張ってブログも更新しているのに・・・」
「とは言うものの、若干更新頻度は落ちたか?」
「そもそも、このままでいいのか?」
「読者からのコメントをもらえるようにしないといけないか?」
「皆、ウンコの話は嫌いなのか?」
「いやいや、もっと強烈なウンコネタが必要なのか?」

しかし、なんとか回復です。
しかも、新記録達成です。
2月の総アクセス数が新記録を樹立したのです \(^O^)/
私の勝手な目標の"月間1万アクセス"にはまだ努力が必要ですが、
とにかく新記録です。

これからも、よろしくお願い致します

2010年03月25日LKM博士
学会準備中。予定外のストレスが・・・

春の学会シーズンですね。
私は3月27-30日に開催される日本農芸化学会で発表するため、
現在、スライドといいますか、OHP用の資料をPowerPointで作っています。

今年は、LKM512を食べさせて寿命が伸びたマウスの大腸を詳細に調べたデータを発表します。
正式タイトルは
Bifidobacterium animalis subsp. lactis LKM512のマウス寿命伸長効果の作用機序の解析」
簡単に説明しますと、
LKM512で寿命が伸びる理由を、大腸の機能から検討してみようと、遺伝子レベルの研究で調べてみたのです。
結果はなかなか凄いですよ。詳細は発表が済んでから報告します。

毎年、必ず発表しようと思って研究しておりますので、
年中行事のようなものですね。
もう10回以上やっておりますので、何の緊張も無い・・・はずが・・・、
今年は座長をしなくてはいけないのです。
学会から指名されまして、引き受けざるを得なかったのです。

「夢か何かの間違いであって欲しい」
と、先日送られて来た要旨集を恐々見たのですが、やっぱり座長欄に私の名前載っていました。
しかも、専門外の演題も担当しなくてはなりません。

ある程度実績が認められないと座長を指名されることもないでしょうし、名誉なことではありますが、"中の下"程度のストレスを感じます。
ということで、どうもスライド作りに集中できず、ブログ書いている状況です。
もう少し追い込まれれば集中できるでしょう。
典型的な"追い込まれて力を発揮する"タイプなので。

2010年03月24日LKM博士
2010年大相撲春場所、後半ですね

いよいよ大相撲も大詰めを迎えます。

把瑠都、きましたね。
がっぷりになって琴欧洲に勝てる力士はいないと思っていましたので、
私はそれなりにショックを受けました。
それにしても強いです。

さて、今日は横綱白鵬との全勝対決です。
白鵬は、連日、もの凄い立ち合いをしていますので、一気に仕留められるような気もしますが、それさえ避けることができれば大相撲になるのではないでしょうか?
覚えていたら5時50分から休憩所にあるテレビで見ようと思います。

新入幕の3人は必死の状態ですね。
こちらも注目しています。

相撲が終盤ということは、学会発表日が近づいているということを示しています。
実は、大相撲の千秋楽の日は、私の発表日です。

今日は、スライドを作らねば!

2010年03月18日LKM博士
あした

"明日があると思えば、今日がおろそかになる"
と家の近くのお寺の住職さんの言葉が寺の伝言板に掲示してありました。
ほぼ毎日、車で信号待ちをしながら、「その通りだ」と噛み締めていました。

私の頭の中では、少し変化させ、
"今日中にできることは今日中にやってしまおう!"
となっておりますが、ほぼ同じ意味でしょう。
そういう気持ちで10年以上取り組んでおります。
他人に強要することは難しいですが、自分にだけは厳しくできますので、ほぼ毎日、遂行できていると思います。
これからも、「明日がある」と引き伸ばさずに、1日1日を大切にしていきたいと思います。

と、心に秘めた思いを確認しながら運転していると、カーステレオから・・・

♪明日があるさ、明日がある。若い僕には夢がある。
いつーかきっと、いつーかきっと・・・♪

改めて聞くと共感が持てるではないか・・・明日はあるよな・・どっちやねん???

♪・・・焦ることないさ、焦ることないさ。自分に言い聞かすー♪

そうそう、益々共感できるではないか! 

♪ある日突然考えた。どうしてオレはがんばっているんだろ? 
家族のため? 自分のため?♪

そんなこと、わからないけど・・・。

♪答えは・・・
(私らしく)糞の中♪♪♪♪♪

おしまい!
(♪ウルフルズ「明日があるさ-ジョージアで行きましょう編」を引用)

2010年03月17日LKM博士
2010年大相撲春場所始まりました

皆さん、ちゃんと見てますか?
私は、初日はじっくり見たのですが、2日目は頼りにしていたNHKのBSハイビジョンのダイジェストが夜中2時頃の放送になり、見られませんでした。
困っています。
NHKさん、映画を放送する前に30分だけ放送して下さいよー。
先場所は夜11時からだったのに。そうと思って早めに仕事を切り上げたのに。
録画で対応しないといけません。

まずは、
魁皇、幕内100場所達成、おめでとうございます。
きっちり、勝ち越して欲しいです。たぶん大丈夫でしょう。
直接関係ないですが、最近、私のWordは"かいおう"と打つと、きっちり"魁皇"と一発変換するようになりました。

把瑠都は心配しましたが、大丈夫そうですね。
12勝はいくでしょう。
日馬富士も、先場所からその兆しはありましたが、いよいよ元気な状態に戻ってきた感じですね。
この二人がどう白鵬に絡むのかという視点で残り12日間を追っていけば良さそうですね。
あと、関脇に戻った豊ノ島も凄く良い動きをしていると思います。

もっと、マイナーなことを書きたいのですが、
普通の人ことも考えてブログ書いて欲しいと指摘がありましたので、
この位にしておきたいと思います。
この先は、Dr. LKMのTwitterへどうぞ。

そうそう、把瑠都という漢字は変換が難しいですが、
"たばると"と入力し、"たば"を変換してから、"る"と"と"を一文字ずつ変換すればできますよ。

2010年03月16日LKM博士
スカンポ

先日、イギリスの環境・食料・農村省が、
イギリス全土で広がっているイタドリの駆除のために、日本のイタドリマダラキジラミを輸入することを決定したというニュースが流れました。

「なんじゃ?」

イタドリとはタデ科の植物で、
19世紀に観賞用として日本からイギリスに持ち込まれ、向こうで大繁殖し、現在では被害を与えているようです。
どうやら甘っちょろい被害ではなく、アスファルトを突き破るなど、年間200億円程度の被害のようです。
つまり、
このイタドリを食べるイタドリマダラキジラミという小さな昆虫を使って駆除しようという作戦を決行するというニュースです。

ところで、このイタドリという植物をご存知ですか?
私も知らなかったので調べたところ・・・、
見たことある植物でした。
間違いなく、"スカンポ"です。
私が小学生の時は、下校時に、皆で奪い合って食べていた植物です。
近鉄奈良線が走っている土手に登って食べていたのを思い出しました。
もちろん生食です。

ポンッと折れ、中は空洞で(つまり竹輪のような形)、
皮をスーっと剥いて(あるメーカーの裂けるチーズのような感じ)、
食べると、繊維質なのにみずみずしく、あの青臭くてすっぱい味が今でも思い出せます。

事前に研究はされたようで、イタドリマダラキジラミが現地の生態系へ影響を与えることはないと判断したようですが、その危険性はゼロではないはずです。
まずは、イギリス人が1日1本ずつスカンポを食べれば良いのではないかと思います。

タデ食う小学生だった者より

2010年03月12日LKM博士
大相撲春場所はじまりますね

3月14日の日曜日から大相撲春場所が始まります。

やっぱり、大関を目指す把瑠都に注目ですかね。
場所前の稽古で左手を怪我したようで少し心配ですが・・・。

隠岐の海、徳瀬川、磋牙司の3人の新入幕力士にも注目です。
幕内で通じるのかじっくり見てみましょう。
特に、磋牙司は小兵ですが、元気な相撲で応援したくなる力士です。
髷のボリュームも少なく応援したくなります。

私の課題は、本場所中に、
大相撲の話題とLKM512関連の話題のバランスを考え、
ブログを更新することです。

それと、千秋楽の28日は私の学会発表日です。
ぼちぼち準備も始めなければなりません。

2010年03月11日LKM博士
最新論文紹介

Natureの3月4日号(464巻、59-65ページ)に腸内菌叢関連の論文が掲載されました。
メタゲノムという手法を使って糞便中のDNA配列を徹底的に解読し、腸内菌叢を解析した論文です。

メタゲノムとは・・・(んー、一言で説明するのは難しい・・・)、
土壌など(勿論ウンコも)環境中の試料から抽出してきたDNAをそのまま解読し、
解読したDNA配列をデータベース上に存在しているDNA配列と比較して、何由来のDNAかを調べる手法です。
どの菌種という情報以外にも、どのような機能を持った遺伝子が存在しているかということもわかります。
例えば、「炭水化物を分解する腸内細菌由来の遺伝子が多い」なんてこともわかります。

ややこしいですが、
これまでは単一菌種由来のDNAを必死で解読していたのに対し、
この手法では、腸内菌叢のような多様な細菌由来DNAの混合物がそのまま一気に解読できるのです。
つまり、100種類の細菌が棲息していたとしても、一度の解析で、ほぼ確実にそれらのDNAが全て検出できるようになるのです。
こんなことができるようになったもの、DNAシーケンサー(解読装置)が進化し、
次世代型シーケンサーというものが開発されたためですが、
ややこしいのでこの話はストップします。

この論文では、124名の糞便を解析し、
ヒトの腸内細菌は1,000-1150種存在し、
各人には少なくとも160種類の菌種が棲息し、
多くの被験者に共通して定着している菌種も多数確認できた。
ということが述べられています。

腸内細菌は一体何種類いるのか?
という疑問は、大体決着がついたのではないかと思います。

凄い技術ですが、この分析にはお金はかかりますよー。

2010年03月10日LKM博士
北桜引退

元幕内の北桜が引退しましたね。
本日は別の話題を準備していたのですが、簡単にコメントします。
といいますのは、
本場所中にLKM512ホームページのアクセス数が急増するなど、これまでの統計から、
大相撲ネタは多くのブログ読者に受け入れられていると判断しているからです。
ここで無視したらあかんでしょう。

1年前は、仕事に関係ないネタを書いて良いのかとLKM512プロジェクトのメンバー内でも葛藤はあったようですが、今では、大相撲の話は積極的に書くよう言われています。

北桜は、大相撲が好きでない方はあまりご存知ないでしょうが、
非常に人気のあった力士です。
今年の初場所を観戦しに行った時も、
幕下の取り組みで突然盛り上がったので誰だと思うと、
北桜が土俵に上がっていました。

特徴は、塩をまく量が多いことと、
仕切り中、特に制限時間いっぱいの時に、両手をあげてのびをしたり、塩をまいた後、
屈伸のような、ちょっと変な動きをしたりするのです。
あと、髪の毛がうすくなって来ており、皆、髷の心配をしていました。

水戸泉、北桜と続いた多量塩まき力士の座は、将司に継承されたのか?
まずい! 細かいことを論じ過ぎですね。
この点を話したい方はTwitterへどうぞ!

とにかく38歳まで現役、本当にお疲れ様でした。

次回は久しぶりに腸内細菌のお話をします。

2010年03月08日LKM博士
ウンコ回数経過報告(2010年1回目)

Twitterでもつぶやきましたが、
ふと、ウンコ回数集計表を見ますと、昨日の午前中に今年の排便回数が100回を突破しておりました。
なんと昨年より、5日早いペースで100回到達です。
祝うことなのか? 悔しがることなのか? 
さっぱり、わかりません。

66日目で100回ということは、
1日あたり1.515回ですね。
昨年の平均回数は、
1日あたり1.3945回(参照ブログ:https://lkm512.com/blog/images/2010/01/19/)なので、相当のハイペースです。
このままでは、年間550回を超えてしまいます。

実は、密かに、今年は昨年より食餌量を増やしているのです。
食べないと体力はもちろん、脳ミソの力も落ちるような気がして、意識的に増やしているのです。
意識の中では、1割増しにしています。
1.515÷1.3945=1.086
大体1.1倍のペースですね。
辻褄が合います!

ただ、
1.1-1.086=0.014
この0.014が脂肪になっていたらややこしい問題だ!

2010年03月05日LKM博士
啓蟄

この言葉ご存知ですか?
"けいちつ"と読みます。
明日、3月6日は啓蟄です。

調べると、暦の二十四節気のひとつで・・・と続きますが、省略です。
簡単にいうと、この二十四節気の中には春分や夏至や冬至も含まれますので、
そういう暦の節目の1つと思って頂ければ良いと思います。
詳しく知りたい方は、インターネット等で調べて下さい。

実は、私は小学校低学年の時からこの言葉を知っていました。
なぜなら、啓蟄とは、"冬眠していた虫たちが目覚める日"と教えてもらったからです。
ちいさい時は、この日に全ての虫が目を覚ますと信じており、
虫好きの私は、非常に興奮していたものです。

2月の暖かい日に、玄関に咲く梅の花に飛んでくる蜂を見て、
「どうして、"けいちつ"の前なのに起きているの?」
と質問をして、大人達を困らしていた記憶もあります。

「ん~、なんて純粋な少年時代」

とにかく、虫の季節は、もうすぐそこに来ています。
今年も、時々、捕獲した虫を紹介しますので、お楽しみに!

2010年03月03日LKM博士
英訳終了!

やっと終わりました。
いつまでもダラダラやっているわけにはいきませんので、
空き時間を利用して執筆するのはやめて、
朝から集中して書くことにしました。
集中すること3日間、
なんとか仕上げることができました。
合計6770単語、Ward文書で20ページ以上の大作です。

英訳を始めて2ヶ月になりますね。
私は、脳ミソであれこれ思考するのは日本語でしかできないので、
一度日本語でしっかりした論文に仕上げてからでないと英語にできません。
(この世界、いきなり英語で書き出す頭の良い方もたくさんいます。)

日本語で書き始めて、ちょうど1年になりますかね。
初めての分野だったので、一文書くにも過去の文献を検索して確認をとる必要があり、時間がかかりました。
実験を始めたのは、4年前になりますかね。
実験の構想を練り始めたのは5年前です。
とにかく時間がかかった実験です。
その分、心を込めて書きました。

これから、ネイティブスピーカーの英文校正を受けて、
科学ジャーナルの投稿規程に合わせて細かく書式の修正をしていきます。
投稿規程を読むだけでも結構大変ですが、
今は英語に脳ミソが慣れているので一気にやってしまいます。

今日は締めの一文が浮かびません。
代わりに私の大好きな英単語でも覚えて下さい。
糞便:feces
論文にも何度も登場しています。
TOEICなどの試験では出て来ないと思いますが・・

2010年03月01日LKM博士
堂々登場! 「Dr_LKM512 Twitter」

先週、3月1日に漫画の第一話を発表すると連絡しましたが、
大事な事を忘れていました。
私のTwitterのコーナーも、約2週間の試運転を終えて、
本日、LKM512ホームページ上に堂々登場です。

「新着情報」、「LKM博士のブログ」の横に、
「Twitter」コーナーができます。
私がTwitterでメッセージを出すと随時更新されるようです。

まだよく理解できておりませんが、フォロアー(私のつぶやきを常に読んでいる方々)の数も、なんとか2桁になりました。
しかし、そのフォロアーの殆どは、
私のTwitter開始のお知らせブログを読んで、Twitterを始められた方が殆どのようで、
まだまだ素人集団といった様相です。
これからです。

実は、
このTwitterは、会社の検閲が無いのです。
Twitterの性格上、仕方ないことでしょうが、
ブログの実績を認めてもらったようで、自由に書いて良いようです。

フッフッフッ ( ̄ー+ ̄)

皆さん、Twitterで直接私にメッセージを下さい!

2010年02月26日LKM博士
漫画化

色々頑張ってLKM512のアピールはしておりますが、
なかなか思い通りにはいきません。

このプロジェクトができて、様々な取り組みをやってきましたので、
市場には少しずつ商品が入っていくようになってきておりますが、
まだまだです。
というのは甘っちょろく、
「まだ」の10乗くらい「まだまだ」です。

ブログも頑張って更新しておりますが、
ウンコの話が多くて、そもそも商品の宣伝にはなっていないでしょう。
宣伝色を出せば、中身はつまらなくなり、誰もアクセスしてくれなくなるでしょうし、狙いは幅広い方々にLKM512に親しみをも持って頂くことですから、露骨な宣伝はするつもりはありません。

そこで、
機能性を面白おかしくアピールする漫画を作ってみました。
多くの方は、LKM512入りヨーグルトの素晴らしさをチラシやホームページ上で説明されても、すぐには理解できていないと思われるからです。

自分たちでストーリも考えました。
さらに、自分たちで声まで吹き込み、YouTubeでも流すことになりました。
LKM博士は結構強烈なキャラクターに仕上がっています。
メンバーからは、こっちの方が本物に近いと言われており、
少しショックを受けておりますが・・・。

まずは、第1話を3月1日からアップします。
「新着情報」から見ることができるようになっています。
ご笑覧あれ!

2010年02月24日LKM博士
Twitter

今、話題のTwitter。
鳩山首相もオバマ大統領もやっているらしいので、
我々も負けずに、LKM博士のTwitterを運営し始めました。
また、このホームページ上には現れておりませんが、
既に私は始めております。
私の試運転が終わったらホームページ上に掲載されると思いますが。

まだ、よくわかりません。
何でも良いからつぶやけと言われても、
個人としてつぶやいて良いのならつぶやきますが、
半分会社の代表でもあるので、変なことはつぶやけません。

とはいえ、つぶやかないと意味がないらしいので、
些細なことでもつぶやこうと思います。
「さっき、ウンコしました。すっきりしました。」
でも良いらしい。
さすがの私も、なんでいちいちそんなことをネット上で言う必要があるのか理解できませんが、少しでもLKM512の素晴らしさを一般の方々に知って頂く機会を増やすためなのです。
慣れるまで、もう少し時間がかかりそうです。

このブログを読まれている方で、
既にTwitterを始められている方、
どうか、LKM博士のフォロアーになって下さい。
空き時間に、是非、会話してみましょう。
残念ながら現在のところ、私の好みで、一般の個人ユーザーをフォローすることは禁止されておりますので悪しからず。
こちらからフォローしないから、フォロアーが増えないのが悩みですが・・・。

2010年02月23日LKM博士
おみやげ

もらってうれしいお土産が殆どですが、
たまに困るお土産ありますよね。

昨日も簡単に書きましたが、
平城京遷都1300年祭のイメージキャラクターは、
色々と話題を提供した"せんとくん"ですね。

正月に、今年の土産は「せんとくんグッズしかないだろう」と
奈良で購入し、
職場の同僚に土産として渡したのですが、
皆、何とも言えない表情で受け取ってくれました。

それは、
せんとくんを初めて間近で見て感じる「なんやこのキャラクター!」という、何ともいえない衝撃から出た表情なのか、
「こんな物を渡されても困るのですが・・・」という気持ちが表情に出てきたものなのか、
どちらかなのですが、判断は非常に難しいところです。
ただ一つ言える事は、私が期待した通りの反応だったということです。

さて、現在はと言いますと、
「次回もせんとくんグッズを買って来たら、同僚達はどのような反応をするだろう?」
という気持ちでいっぱいです。

本当に勝手な奈良県観光大使より

100223.JPG
コメント:同僚に渡したせんとくんグッズです。あみだくじで誰に渡すか決めました。
欲しい方は、是非奈良に行ってみよう!

2010年02月19日LKM博士
インプラント手術3

手術3日後、消毒と経過確認に再び歯医者に行きました。

"あり得ないほど完璧な状態"だそうです。
「もう、抜糸しても良さそう」とさえ言われました (^o^)v

手術をして下さった先生の技術も凄かったのでしょうが、
私の回復力も凄いようです。

そういえば、
乳歯を抜いた4日後にも言われました。
「極めて良好といいますか、綺麗さっぱり治っています。もう、インプラントの手術をしても大丈夫じゃないかと思うほどです。」

私が言うのも変ですが、
LKM512のパワーですかね?
そう、LKM512を食べると腸内でポリアミンが産生されるのです。
ポリアミンの代表的な生理機能の1つは"抗炎症作用"です。

LKM512を食べて腸で作られたポリアミンが吸収され、
血液に移行して、
当然、歯茎付近にも運ばれて、
炎症を誘引するリンパ球の活動を抑えてくれたのでしょう。

心配していた飲み会も万全の態勢での参加です。

あっぱれ、LKM512!

2010年02月18日LKM博士
インプラント手術2

家に帰って鏡で見ると、糸で縫合されており、かなり痛々しいです。
痛み止めの他に、抗炎症剤、抗生物質を毎食後飲んで暫く様子みます。
昨日、書きましたように、炎症を防ぐためです。

とはいえ、抗生物質の摂取は腸内菌叢にとって好ましくないです。
これまで人類を救ってきた功績は認めますが、
私の健康な腸内菌叢が一気に乱れてしまいます。
事実、抗生物質投与で腸内菌叢が変動することを報告している論文はたくさんあります。
乳児の時に抗生物質で腸内菌叢がダメージを受けると、
大人になったらアレルギーになる確率が高くなるという報告もあります。

とにかく、抗生物質は腸内菌叢に甚大なダメージを与え、
それは全身へもジワジワと悪影響を及ぼすと思われます。

内科の治療では、抗生物質と同時に乳酸菌等の生菌剤をもらうことがあるでしょう?
それは、ダメージを受けた腸内菌叢を回復させるためです。

皆さん、軽い風邪の時などでも、軽い気持ちで抗生物質を飲んでいませんか?
腸内菌叢が悲鳴をあげていますよ。

私も、今回は仕方ないので、LKM512を食べて回復させるしか方法はありません。

2010年02月15日LKM博士
インプラント手術1

インプラント手術をやってきました。
麻酔が切れて今は少し痛いですが、第一回目は1時間弱の簡単な手術でした。
その内、最初の20-30分間は口腔内を洗浄する作業でした。
口腔内の手術は、口の中に棲んでいる細菌が切り口から侵入し、炎症が起きる可能性が非常に高いようです。
それを防ぐため、舌まで念入りに消毒されました。

ところで、口の中にはどれ位の細菌が棲んでいるかご存知ですか?
プラーク(歯垢)1mg(1グラムの千分の一)中には、1億匹以上の細菌が存在するようです。
私がちいさい時は、「虫歯菌は甘いものが大好きなのでしっかり歯を磨こう」と教えられ、
シャベルや鶴嘴を持ったバイ菌キャラクターが口の中に棲んでいるイメージでしたが、
実際はそんな単純な問題ではないのです。
今では、700種類以上の細菌が複雑に絡み合いながら棲んでいて、
さらにその大半は培養(シャーレ等の上で生育させられない)できない細菌であることがわかっています。
近年は、虫歯より歯周病との関連に注目が集まっています。

結構詳しいでしょう。
口も消化管の一部で、腸と繋がっているから興味を持っているのです。
というのは建前で、
実は、理化学研究所で研究している時、私の席は、
口腔内細菌の研究をされている坂本光央博士の隣だったのです。
だから、自然と口腔内細菌の知識が増えていったのです。
坂本さんは、世界で初めて、分子生物学的手法(遺伝子を使う方法)で口腔内細菌の解析を実施された方です。
私は、この方法をウンコ用にアレンジして成果を出しているのです。
色々と教えて頂き、一緒に論文も書いたことも何度もあります。
また、このブログのファンでもあるようです。
そして、今日のブログの第2段落も、間違いが無いかチェックして頂きました。

今度、ゲストとして何か書いてもらおうかなー。

2010年02月12日LKM博士
少年の・・・

"少年のような心を持った人"という言葉は、たまに使われることがありますが、主として褒め言葉のように思います。
そのように女性に言われると、喜ぶ男性は多いのではないでしょうか?
無邪気なことを示しているのでしょうか?
私の場合は「具体的にどういう意味や?」って聞いてしまうでしょうから、誰にもそんなことは言われません。

"少年の心を持った人"とはあまり言わないので、少年そのものの状態は好ましくはないということでしょう。
当たり前ですね。
犬のウンコを棒に挿して、走り回る大人がいたら困ります(小学校では流行っていました)。

では、少年のような心を持った人とは、犬のウンコを見ると、
「ウンコを棒に挿して走り回りたい」と心に思う大人なのでしょうか?
こんな大人の何処が素敵なのでしょうか? 

どうでも良いことに時間を使ってしまいました。これは前振りです。

実は、私には少年の歯、すなわち乳歯、がつい先日まで残っていました。
何だかグラグラして歯医者さんに行くと、乳歯だと言われ、そのまま抜かれました。
何度も書いていますが、大関魁皇と同じ学年の私は現在36歳です。
その乳歯は長い間よく頑張ったと思います。
しかし、その抜けた所にこれから永久歯が生えてくるわけはありません。
その隙間に人工の歯を入れなければならないのです。

入れ歯、ブリッジ、or インプラント。
「なんで今まで乳歯が生えていたのに、次は入れ歯なの?」という思いも強く、
非常に高額ですが、最新のインプラントという技法で歯を入れることにしました。
人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を作製する治療法です。
明日は都心から専門の先生に来て頂き、人工の歯根を顎の骨に埋め込む手術に臨みます。
親知らずの抜歯より簡単だと言われておりますが、ちょっと恐いです。

おや、歯医者さんを恐がる気持ちは"少年のような心"? 
いやいや、2日後の飲み会までに痛みが引いているかの方が心配です。

2010年02月08日LKM博士
只今、英訳中

久しぶりに論文を書いています。
言いたいことが、英語にはなかなか換えられません。
2週間ほど苦しんでいます。
これまでと少し異なる分野の論文を書いているからでしょうか?

とにかく苦しいです。
なんで、こんなに英語ができないのか?

とにかく苦しいです。
なんで、夜中まで一人残って英語で文章を作成しているのか?

とにかく苦しいです。
なんで、日本人やのに英語で書かなければならないのか?

とにかく苦しいんです。
いつもは、途中から英語の神様がおりてきて、一気に書き進むのに、まだおりてきてくれないのです。

うぉーーーーーーーーー ー(゚Ш+゚ー)))=3

Please help me!

2010年02月05日LKM博士
無題

朝青龍引退ですね。
コメントはしないでおこうと思いましたが、
このブログを読んで頂いている方からたくさんメール頂きましたので、
少しだけ書きます。
 
覚悟はしていましたが、
こんな形で終わるなんて、
もうあの相撲が見られないなんて、
残念の一言に尽きます。
・・・・・・
最後の優勝の瞬間に立ち会えてよかったです。
・・・・・・

むー・・・、もう言葉が出てきません。
・・・・・・
おしまい。

気分を入れ替えて、今日も仕事をがんばろう!
来週は色々と忙しいので。

その前に、LKM512がたっぷり入ったウンコをしに行こうっと。

2010年02月04日LKM博士
恵方巻き

1月5日の寒の入りのブログを書きましたが、
早いもので、昨日はついに節分を迎え、寒の内が終わりました。
つまり今日は立春であり、暦の上では春になりましたね。
これから徐々に暖かくなってくることでしょう。

昨日は恵方巻き、食べられましたか?
奈良県出身の私にとっては当たり前の行事で、
とにかく節分にこれをしなくては何か悪いことが起こるのではないかと不安で不安で仕方ありません。
飲み会で満腹の年もありましたが、そんな年でも、必ず恵方を向いて、正座して一言も話さず丸かじりは続けています。
大学進学で関西エリアから離れたとき、すなわち18年前になるのですが、
関西エリア外では殆ど知られていない習慣のようで、
恵方がどの方向なのかという情報すら得られず、
実家に電話したような記憶があります。
七福神にちなんで7つの具が入っている海苔巻きが一般的だそうですが、私の実家のものにはうなぎではなく、アナゴが入っており、これがおいしさの秘密と母親が言っていました。

ところが、
誰の陰謀か知りませんが、急激にこの習慣は広がってきています。
こちら関東で流行りだしたのは、この5-6年ではないでしょうか?
皆が真似すると、私に届くはずの幸せが減るような気がして少し嫌なのですが。
たぶん、神様はそんなにせこくはないでしょうが・・・。
「関東人、真似するな!」と言いたいです。

さて、恵方巻きも消化され、ぼちぼちウンコになる頃でしょうから、
今日は西南西を向いて、黙って、一本糞でも出して神様にアピールしてみようかなと思います。
LKM512も毎日食べているので、スルッと太巻き級のものが出ることでしょう。
立春には前日の太巻きを出す"恵方糞"を個人的に始めます。
毎年、この日の糞便を取っておけば、凄い研究になるかもしれません。
前日の食事成分が類似しているので加齢に伴う変動を比較し易いはずです。

2010年02月03日LKM博士
銀世界?

一昨日、関東地方には今年初めての雪が積もりましたね。
雪に不慣れな都会の皆さん、大丈夫だったでしょうか?

ところで、雪が積もった様子を銀世界と表現しますが、銀に見えますか?
昨日も、改めて景色を見て考えたのですが、私には"白"にしかみえません。
日光を浴びて、キラキラ反射するから銀世界というのでしょうか?
比喩であることはわかっておりますが、納得できません。
ならば、ホワイトクリスマスという表現はシルバークリスマスにすべきです。

どうでも良い独り言を書きましたが、
これ、twitterの練習です。
Twitterをご存知ですか?
知らない方は勉強して下さい。
1ヵ月後には、LKM博士のtwitterができるのです。
これで皆さんと会話ができるようになるそうです。

実は、私もよくわかっておりませんので、昨日の朝から勉強開始です。
そう、道路は、車や人により少し踏まれガチガチに凍った"灰色"の雪で覆われていたため、
昨日は車ではなく電車で出勤しました。
一昨日渡された、津田大介著「Twitter社会論」(洋泉社)を読みながら。

2010年01月27日LKM博士
ちょっとお願い

ウンコ回数をブログで発表してから1週間、凄い反響でした。
知人から、509回に対する感想や意見などが書かれたメールが連日届きます。
そんなに、皆様は私のウンコ回数に興味があるのでしょうか?
いやー、照れますなー (* ̄▽ ̄*)~゚

さて、今日はお願いがあります。
このブログを「お気に入り」に登録されている方へのお願いです。

私も先日まで理解していなかったのですが、
LKM512ホームページの最初の画面(黄色いLKM512君がウジャウジャ後を歩いている画面)を経由してもらわないと、アクセス数にカウントされないようです。
LKM博士のブログをお気に入りに設定され、ダイレクトにブログにアクセスされている場合は、カウントされないそうです。
理由は説明を聞いても良くわかりませんが、とにかく、そうらしいのです。

したがいまして、お気に入りには、LKM512の最初の画面を設定し、
面倒ですが、1クリックしてLKM博士のブログに入って頂けますと、
正確なアクセス数が把握できてありがたいのです。

ちょっと、面倒で申し訳ないのですが、よろしくお願い致します ↓┌(_ _)┐↓

このページをお気に入りに↓
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2010年01月25日LKM博士
2010年大相撲初場所を振り返って

びっくりの展開でしたね。
まさか、昨年4回しか負けなかった白鵬がこの場所中に3敗もするなんて。

朝青龍はよかった! 
いつも心配しているのですが、もうしばらく大丈夫そうですね。
明らかに衰えてきてはいるのですが、相撲が変わってきて、緻密な相撲といいますか、とにかく相手が有利な体勢にさせない"うまさ"に惚れ惚れします。

さて、先週述べました私の予想ですが、なかなか冴えていたと思います。
今年中の大関昇進を予想した把瑠都はいきなり12勝で殊勲賞。
いよいよ全国区になったでしょうし、来場所は大関に挑戦です。
活躍を予想した日馬富士は10勝止まりでしたが、白鵬に勝ちましたね。
そして、魁皇の9勝6敗はピッタリ賞です。
東京駅ですれ違い応援していた旭天鵬も勝ち越しました。
予想はしていませんが、ちょこっとブログに書いた豊響は敢闘賞でした。
85点くらいじゃないですか?

冴えていたのは予想だけではありません。
なんと今場所は2度観戦に行く機会に恵まれたのですが、
2回目は14日目、すなわち朝青龍が優勝を決めた日です。
千秋楽の観戦を選択することもできたのですが、
迷って14日目を選択していたのです。
おかげさまで、好取組連発で、結びの一番では優勝決定の興奮を味わうことができました。

昔からこういう運はもっているのです └(^へ^)┘
たぶん、普段ウンコを扱っているからだと思います。
漢字では"運子"、運の子とでも書くのでしょうか?

2010年01月22日LKM博士
発表、2009年 年間ウンコ回数③

1年間、ウンコ回数を"正"の字でカウントしていたわけではありません。
きっちりとExcelでカウントしていました。
そして、1日の回数以外にも、
排便時間と排便場所と特記事項を記録していたのです(下図参照)。
特記事項には、出張や過度のアルコール摂取等日常と少し違うことを記録します。
ですから、これから分析していけば、色々なことがわかってくるのです。

たとえば、
① 曜日別ウンコ回数
② 時間帯別ウンコ回数
③ 会社内ウンコ回数
④ 通勤中のウンコ回数
⑤ 行動別ウンコ回数(出張時に多い? 少ない?)
など

以前から、土日のウンコ頻度が少ない気がしていたのですが、
それが証明されるかもしれません。
土日に溜まったウンコは月曜日に大量に排出しているのか?
これもわかるはずです。
これから時間を見つけて分析します。
何かわかれば皆様に報告しようと思います。

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コメント:こんな風にして毎日記録を付けていました。意外と"まめ"な性格なのです。

2010年01月19日LKM博士
発表、2009年 年間ウンコ回数②

509回、1日平均1.3945回になります。

多いのか、少ないのかと言われても、平均がわかりませんので何とも言えません。
便秘の方に、うらやましいと思われることは間違いないでしょうが。

「1日何回ウンコする?」
と質問した場合、多くの人は1回、2回、2日に1回(=0.5回)などと答えるでしょう。
(その前に嫌な顔をされるので聞く場合は気をつけて下さい。)

その回数は、長い経験上で自分勝手に思い込んでいることで、
「健康な人は1日1回が理想的」という根拠のない定説から、
それより多いか少ないかで適当に数値を述べていると思います。
ですから決して正確ではないのです。

事実、先日、当研究所で実施した、
"皆で同じ食事を食べてウンコを調べる実験"(2009年11月25日からのブログ参照)では、
事前のアンケートで予め排便回数を聞いていたのですが、
実際、試験前1週間の排便回数データをチェック形式(排便したらその都度時間を記入)で取ってみると、
1日あたりの回数がアンケートで申告した回数と0.4回以上ずれている被験者が半数以上いました。

0.4回の差はすごいですよ。

私が0.4回増えると、1日平均が1.7945回となり、年間655回になります。
1日平均0.4回減ると、1日平均が0.9945回となり、年間363回になります。
トイレットペーパーの使用量も大きく変わって来ることでしょう。

皆さん、是非数えて、自分の1日あたりのウンコ回数を即答できるようにしておきましょう。

2010年01月18日LKM博士
発表、2009年 年間ウンコ回数

どうしても、150回記念、魁皇、千代大海ネタを優先せざるを得なかっただけで、
意図的に引き伸ばした訳ではないです。

朝青龍も私の目の前で負けてしまいましたし、
7日目には白鵬まで負けるという事態になりましたので、
今日はそれをネタにまた相撲の話を書こうかと思いましたが、
ウンコネタの禁断症状が出始めましたので我慢します。

では、発表します。

ジャジャーン
私の年間ウンコ回数は、

509回 

でした。

糞(クソー)、目標まで、3回足りませんでした。

ですが、満足しています。
妙に達成感があります。
1年間、よく頑張ったと自分を褒めたいです。

ということで、今年もカウントしています。
1回のデータでは何も言えませんので、繰り返しデータを取る必要があるのです。

2010年01月14日LKM博士
おつかれさまでした。

千代大海、引退してしまいましたね。

初日、2日目の相撲を見て、もう力が入らないんだろうなと思っていました。

最後に生で見ておきたいと思い、師匠が「6敗するまでは土俵に上がる」と言っていたので、
仕事の書類提出の次の日、すなわち5日目のチケットを取っていたのですが、残念です。

たぶんこのブログがアップされる日、私は休暇を取って国技館にいます ( ̄ー ̄)

近年、モンゴル勢が優勢のため、どうしても四つ相撲(組み合う相撲)が多くなり、
押し相撲が殆ど見られない時代に入っています。

バーっと番付を見ても、数えるほどしか押し相撲の力士は存在せず、
千代大海の他は、雅山、北勝力、豊響くらいですかね。

その中でも回転よく"突っ張る"力士は、千代大海だけです。
個性的な力士を育てて欲しいです。
おつかれさまでした。

さて、恒例の予想といきましょう。

本日負けたようなので名前を挙げるのに躊躇しますが、
日馬富士は久しぶりに調子が良いと思います。
動きが鋭いです。
12勝くらいするのではないでしょうか?
両横綱にとっては最大の関門になることでしょう。

そして毎場所同じことを書きますが、朝青龍は先に星を落とさないことが必須です。

初場所なので年間を通しての予測もしてみます。
今年中に把瑠都は大関になることでしょう。

最後に、予想ではないですが、
12月の京都への出張時に東京駅新幹線ホームですれ違った旭天鵬を応援してみようと思います。
モンゴルの第一期生で35歳の大ベテランですが、すごく肌が綺麗です。
腸内環境も素晴らしいに違いありません。

皆さんもこれを機会に覚えて下さいね。

そうそう、無事に書類提出終わりました。
自分自身にも、おつかれさまでした。

2010年01月13日LKM博士
祝 魁皇808勝!

先場所に続いて、魁皇が偉業を成し遂げたようですね。
幕内通算808勝で歴代1位です。
千代の富士にも、北の湖にも、大鵬にも勝っているのです。

何度も書いておりますが、私は魁皇と同学年。
これでまた、年齢を聞かれたら「魁皇と一緒」という説明が通じやすくなることでしょう。

初日、二日目を見た限り、今場所は体が動いているので、
今場所は8勝ではなく、9勝くらい勝てるのではないでしょうか?

ちなみに昨年、魁皇は全場所8勝7敗でした(年間48勝)。
それを考えると808勝は地道に積み重ねた記録だとわかって頂けると思います。

さらに申しますと、皆さんびっくりするでしょうが、
日本人力士の中では2009年の年間最多勝なのです。

白鵬が86勝していることを考えるとレベルが低すぎますが、
とにかく、日本人力士最強なのです。
まだまだ辞める必要はありません。

さて、なんだかいつもより熱が入っていないと感じられるかもしれませんが、
実は私は1月13日中に提出しなければならない書類と戦っているのです。
例の研究資金の報告書です。

かなり疲れています。

何しろ今は前日(12日)の午後11時後半。
まだ、終わりそうにありません。
ブログ書いている場合ではありません。
精神的にもかなり追い込まれてきました。

関脇・千代大海ほど追い込まれてはいないと思いますが・・・。


(これは博士が昨日の夜中に、千代大海の引退報道前に書いて送ってきたものです。
たぶん書類作りに追われていてまだ知らないのではないでしょうか?
真似して書類作りを諦めなければ良いのですが・・・by サトシ)

2010年01月06日LKM博士
ウンコ回数・・・ その前に

昨日は「寒の入り」だそうです。
最も寒さが厳しくなる頃だそうで、
1月20日頃の大寒(1年で最も寒い日)へ寒さは最高潮のようです。

確かに、昨日の朝の通勤時は昨夜降った雨が所々で凍結しており、
事故も頻発している様子でした。
便意を催したものの、いつものコンビニの駐車場がテカテカに凍っているため敬遠し、
会社まで何とか我慢しました。
「事故」か「おもらし」
なかなかきわどい選択でした。

ところで、気温は太陽の影響を最も受けると習いました。
では、なぜ、日照時間が最も短い冬至(この冬は12月22日)より、
日照時間が長い1月の方が、寒さが厳しくなるのでしょうか?
調べればわかると思いますが、調べようとも思いません。
脳ミソで、色々と考えている方が楽しいので。

さて、本日はお待ちかねの2009年のウンコ回数を発表する予定でしたが、急遽変更です。
何やら胸騒ぎがしてブログの通算回数を数えると、今回が149回目でした。
ということは、明日は150回記念です。
150回記念は、既にスペシャルゲストにコメントを依頼しております。

今回のスペシャルゲストは、
共同研究者の京都のシン君です。
そう、「ウンコオートクレーブ事件」のシン君です。
わからない方は8月24日、9月7日のブログを読んで下さい。

記念ブログをお願いしたところ快諾して頂き、
既にこのブログの主旨に則ったウンコロジー関連のお話を頂いております。

では、お楽しみに!

2010年01月04日LKM博士
今年もよろしく!

明けましておめでとうございます。
(*⌒ー⌒)ο∠☆:

と明るく書き出したものの、休みの終わることの早さを痛感しております。

有給を取ってもっと休みたいところですが、
休めば休むほど、色々な仕事の期限は迫ってくるので始動します。

さて、2009年の年間ウンコ回数ですが、
5**回
やっぱり、今日は発表しません。
明日以降もアクセスしてもらうための、"じらし作戦"です。

では、LKM博士ファンの皆様、
昨年同様、企業ブログとは思えない面白い内容にしますので、
本年もよろしくお願い致します。

2009年12月28日LKM博士
痔とウンコ

社長からの問いかけなので答えないといけませんね。
おそらく、痔の実験動物はいないと思います。

少し調べてみましたが、痔のペットなど聞いたことが無いように、
痔は、二足歩行をするヒトに特有の病気のようです。
肛門付近の血流が極端に悪くなる事などが原因のようですが、
私の専門外のため良くわかりません。

社長がどの種類の痔に悩まされておられたのかわかりませんが、
切れ痔の殆どは、固い(水分含量が少ない)ウンコが排泄される時に肛門がダメージを受けることで発症するようです。
大腸ではどんどん水分が吸収されますので、
便の滞留時間を短くすることは有効な痔予防策です。

LKM512入りヨーグルトを食べ始めて治ったのも、
便通が良くなり、いつも軟らかい良いウンコが排泄できている証拠ではないでしょうか。

実は、私は年間排便回数512回の目標を達成するため、回数を調整しようと先日排便を我慢をしたら、次の日のウンコが固くなり、切れてしまいました。
"人生初切れ痔"です (≧_≦)
軟らかいウンコをすることは、痔予防に重要なことが体験できました。

ところで、痔の薬メーカーはどのように研究しているのでしょうね?
動物実験はやらずに、いきなりヒトで実験するのでしょうか。
まずは社員でするのでしょうか?
痔のボランティアを有償で募集しているのでしょうか。
今度、皮膚科の友人に聞いてみようと思います。
とはいえ、3人に1人は"痔主さん"というデータもありますので、
ウンコを提供してくれる被験者より人数が集まりそうな気もします。

さて、このブログらしく、今年はこの痔の話で締めようと思います。
では、皆さん良いお年をお迎え下さい。
そうそう、年間排便回数は512回付近に納まりそうな回数で来ています。
実家に戻りリズムが狂う大晦日の排便回数などが鍵を握ってきそうです。

2009年12月18日LKM博士
あと2週間

12月に入ったと思ったら、すでに半月が過ぎており、
今年も残すところ2週間になりました。

急に寒さも増して、
事務作業をまとめて処理し、夜中までかかってしまった昨日は、
帰る時には、私の車のフロントガラスが今冬初めて凍りました。

1.論文執筆、
2.生研センターの成果報告書作成(例のお金を頂いてやっている研究です。8月6、7日ブログ参照)、
3.7月から始めていたLKM512投与試験(これはウンコ回収に行った病院で相撲中継を見ていたと報告した研究です。7月16日ブログ参照)の終了に伴う、多量のウンコと血液試料の処理
が重なる来週は修羅場を迎えることでしょう。
しかも、職場の大掃除まであります。
大掃除だけは、なんでこんな忙しい時期にするのか、いつも疑問です。
年末に忙しくないサラリーマンはいないでしょう?
あー、年賀状も書かなあかん ~\(*o*)/~

「ブログを書くのもしんどいな~」
と思っていたら、強力な助っ人登場です。

そう、久しぶりに社長がコメントを下さったのです。
しかも、社長自身が「こんな事をブログに書くのは少し恥ずかしい」と感じられる内容だそうです。

では、明日以降、お楽しみに!

2009年12月15日LKM博士
祝! LKM512ホームページ開催1周年

本日、LKM512ホームページ開催1周年です。
おめでとうー (^-^)∠※PAN!
LKM512プロジェクトメンバーの大半も忘れているだろうから、自身で祝います。
12月15日、逆さから読むと、「512、1番」ということで、この日からスタートしました。
逆さから読むということは反対の意味で、
それは"512は1番あかん"という意味ではないかと思い悩むこともありましたが、
まあ、1年間順調に運営できて来たわけですから、良いでしょう。

私自身、「月に1回の更新で良い」と言われてスタートしたのに、
アクセス数を伸ばすためには更新が必須であることがわかってきて、
週に2~3回も更新する事態に陥るとは1年前には思いもしませんでした。
これだけ更新される企業のブログはないですよ! (たぶん・・・)
おかげさまで、今では、1日あたりのアクセス数は、スタート当初の数ヶ月間の4-5倍にまで伸ばすことができています。
企業ブログで経時的にアクセス数が上昇することは非常に珍しいそうです。
目標は"1日1,000アクセス"です。

1年前の立ち上げ時の事を思い出すと、色々変わってきたと感じます。
このブログは掲載される前に本社でチェックを受けるのですが、メイトーの社員もたいぶ私の世界に慣れてきたのか、NGワードがあまくなってきています。
そもそも"ウンコ"自体がNGワードだったはずです。
昨年の1発目の自己紹介ブログでは、
「横綱朝青龍を応援する」という文章はカットされました。今ではOKです。
当時、世間は彼をバッシングし、さらに怪我もあり休場を続けていたからです。
しかし、未だ解禁されていないNGワードもあります。
"ハゲ"です。確かに悪質な"ハゲ"はありますが、楽しい"ハゲ"もあるはずです。
そこで、敢えてこの単語の解禁を願って、私の2年目を迎える気持ちを述べます。

「2年目を迎えるにあたり、私はこの似顔絵の髪型が続けられるか心配です。なぜならハゲ遺伝子が発現しているからです (┘-└、)。 でも、ハゲた時は、この似顔絵をハゲキャラに突如更新し、皆様をびっくりさせようと楽しみにしています! 2年目もよろしく」

これで、解禁されたかな・・・ ( ̄ー+ ̄)

2009年12月11日LKM博士
ちょっとおもしろい実験⑥―言い忘れたこと―

1点、結構大変だったことを思い出しました。
ウンコ重量も測定していたのですが、
全員から全糞を回収して天秤で測定するのは精神的に重労働で、現実的ではありません。

ではどうするのか?

答えは、排便前の体重から、排便後の体重を引くのです。
つまり、排便前に65.00Kgで、排便後64.85Kgになっていたら、
150gのウンコが出たということです。
このために、50g単位で測定できる高級体重計も購入しました。

しかし、問題点があります。
おわかりでしょうか?
ウンコをする時のことをよーく思い出して下さい。

そう、排便中に、勝手にオシッコが出るのです。
尿意が無くても、勝手にチョロチョロ出ますよね。
これではデータが狂います。

ですから、
直前にオシッコをしてもらい、その後体重を測定しメモしてもらい、その後ウンコをし、また体重を測定し、引き算をするのです。

これは言葉では簡単ですが結構大変です。
普通は便意を催してからウンコをするため、
オシッコをしようとするとウンコが出そうになるのです。
肛門からウンコを排出する筋肉と、オシッコを出す筋肉は連動しているのは間違いないと思います。

私は、何度もチョロッと出しては止め、チョロッと出しては止めるという作業を繰り返し、時には「ちびったかっ!」と冷や汗をかきながら、ウンコ重量を測定していました。

「ちょっとおもしろい実験」シリーズは、この話でおしまい。

2009年12月09日LKM博士
夏の忘れ物

ここ東京都西多摩郡日の出町にある研究所の周囲の木陰では、
つい先週まで、
最後まで冬の訪れを拒み続けるカネタタキの「チッ、チッ、チッ」という鳴き声がしておりましたが、突然しなくなりました。
(一般的には、その名の通り、「チン、チン、チン」と鐘を叩くような鳴き声と言われるが、私には「チッ、チッ、チッ」と聞こえる。)

冬の訪れです。

デジカメに大量に保存してあった写真をコンピューターに落としたら、
こんな写真が出てきました。

haramaki.JPG

8月に大阪府枚方市で見付けたハラビロカマキリの幼虫です。
緑の個体が多いので、赤茶色タイプは結構珍しいです。
周囲の植物にうまくとけ込んでいますね。
何故か幼虫時代は、お尻を上げており、
成虫は、オオカマキリを普通のカマキリと思っている方が見たら、
非常にずんぐりむっくりしたカマキリです。
皆さんに紹介しようと思って忘れていました。

こんなにかわいらしいのに、生きた獲物をむしゃむしゃ食べるところが大好きです。

2009年12月04日LKM博士
ちょっとおもしろい実験⑤―開放―

最終日、全員分のウンコは揃い、色々な分析のための前処理をして保存し、
夜は被験者のメンバーと一緒に打ち上げを行いました。

いやー、食べたい物を食べられるって本当に幸せですね。
それなりに美味しいメニューだったとはいえ、
やはり自由に食べられないのは辛いことでした。

健康食のため、脂も控えめでしたので、
唐揚げをイメージして居酒屋に向いました。
でも、一番うれしかったのは醤油です。
とにかく薄味のメニューだったので、
自分の好みの量の醤油をかけて食べられるのは、非常にうれしいことです。

「醤油、おかわりーっ」
皆、久しぶりの醤油を味わい過ぎたのか、
居酒屋の醤油さしが空になってしまいました。

そして、1週間ぶりのお酒も旨い。

もちろん、話題の中心は公然とウンコ話。
"色"、"重さ"について、
そして、"ウンコ回収方法"についても盛り上がりました。

最後に、
この回収方法で、物凄い技を使う被験者がいたのです! 
皆さんにも紹介したいのですが、
内容が内容だけに、いくら文才に恵まれた私でも大変で、
下書きを何度も何度の書き直し苦戦している状況です。

2009年12月02日LKM博士
ちょっとおもしろい実験④―企業秘密です―

間に相撲の話を挟みましたが、「ちょっと面白い実験」の続きです。

ところで、結果はどうなったのか気になるところですよね。
皆、同じウンコになったのか?
今、詳細に調べている途中ですが、
見た感じでは、・・・・。

やっぱり言えません。
言いたいけど、言えません。
今のところ、企業秘密です。
私の知る限り、世界初の実験ですから、
科学的にも意義があるはずです。
研究結果として、然るべき時が来ればお伝えします。

一点だけ紹介すると、
最終日の糞便は、朝8時半から10時の間に全員分が揃いました。
これまで色々な組織(病院など)に協力してもらってウンコ実験をしましたが、
こんなにウンコの集まりが良かったのは奇跡です。
普通は、2-3日間設けた指定日に全員分の糞便が集まることも稀です。
つまり、腸のリズムは全員同じになっていたと考えて良いのではないでしょうか。

当然、その時間帯の便所は混んでいたようです。
便所の神様もびっくりしたことでしょう。
皆が続々とウンコをしに来て、
さらにプラスチックのチューブに詰めて出て行くのですから。

2009年12月01日LKM博士
2009大相撲九州場所感想

みなさん、ちゃんと見ていましたか?
私は平日はNHKの夜中のダイジェスト版で、ほぼ毎日見ていました。

九州場所はここ数年、空席が目立ちますね。
やっぱり不況の影響なのでしょうか?
でも、東京、大阪や名古屋はあんな状態でもないし、
九州は不況のダメージが大きいのか?
私にはよくわかりませんが、
客が入らないなら、もう少し値下げすれば良いのではないかと思います。

さて、土俵の中の話をしますと、
途中までは両横綱の一騎打ちでしたが、
朝青龍、先に星を落としてしまいましたね。
そうなると予想通り、
ズルズルと、13、14日目は気迫すら感じられない状態でした。

それにしても年間86勝4敗とは、白鵬は強過ぎます。
"受け"の強さといいますか、相手が有利な体勢になってもきっちりと防御し、気が付いたら自分が十分な体勢になっているんですよね。
さらに今場所は、凄い立ち合いをしていましたね。
何かと左上手が注目されますが、私は右の差し手から相手を起こし上げる力に凄みを感じます。
んー、ちょっと専門的すぎますね、やめましょう。

千代大海は予想以上に苦しかったですね。
来場所にかけるということなので、敢えてコメントしませんが、
先週のブログで何とか勝ち越すと予想した私には、
「はずれたね」と勝ち誇ったメールが幾つか届き、少しくやしい思いをしました。

さて、来場所は魁皇が千代の富士の記録を抜く日にでも観戦に行こうかなと企んでいます。
が、1月は仕事が色々と忙しく、
今から準備しておかないといけない雰囲気です。

2009年11月30日LKM博士
ちょっとおもしろい実験③―給食当番―

栄養バランスや摂取カロリーの事も考えて、
栄養士が運営する宅配食事業者の冷凍のおかずを購入し、実験に使うことにしました。
健康志向の人をターゲットにしているメニューのため、
若干味が薄いのですが、結構美味しかったです。

毎食、おかずを解凍し、盛り付け、
ご飯を炊いて、味噌汁を作りました。
ご飯もきっちり重さを量り、提供します。
温かいものを食べてもらいたいので、
予め温めておいて、被験者が食べに来たら仕上げの加熱をして、大忙しで盛り付けます。
朝は7時ごろに出勤し、朝食の準備です。
私と助手Kは、完全に給食当番でした。

皆、最初は味の薄さに不満があったようだったのですが、
徐々に慣れてきて、大きな不満も噴出せずに、
5日間脱落者なく達成できました。
最後の方は、皆、楽しそうだったので、
ちょっと意地悪で、
「今日のウンコの原料は、特製ソースのハンバーグでーす」
なんて言いながら、給食当番をやっていました。

被験者の皆様、本当にありがとうございました。 
特に、「食べたら吐く」と主張していた"シイタケ嫌い"のY君、
必死で小さく切って食べている姿は滑稽でしたが、感動しました。 
m(μ_μ)m

つづく

2009年11月27日LKM博士
ちょっとおもしろい実験②―ウンコ文化の広がり―

「食費は払ってあげるから、私の出す食事以外は食べないで」
と頼まれたらどうしますか?
もちろん間食や、休憩のお茶やコーヒー、ちょっとチョコレートをつまむのも禁止です。
迷うでしょうが、メニューと期間によりますね。
1週間ならやってあげようかなと思う方もいるでしょうが、
次に、
「悪いけど、その期間、ウンコもちょうだい」
と言われたら、普通の人は、確実に断ることでしょう。

しかし、協同乳業の研究所員は違うのです。
研究なら仕方ないということで、
殆どのメンバーが協力してくれるのです。
試作等に大影響があるのですが、上司も強力にバックアップしてくれます。
中には積極的な「出したがり」もいるのですが・・・。

たぶん、ウンコ研究をやり始めて10年以上経ち、
明るく楽しく時々真剣にウンコの話をし続けてきたことで、
ウンコ文化が広がっているのでしょう。
地道にウンコロジー(Unkology: ウンコ学※)の普及をやってきた甲斐がありました。

結果的に、対象とした20-30代の男性のほぼ全員、
予定以上の12名で、
月曜日から金曜日まで、朝・昼・晩と、
全く同じ食事(全員が同じものを食べるが、メニューは毎食異なる)をしてもらうことができました。

※Unkology:もちろん私が勝手に作った言葉である。実在する単語Scatology(=糞便学)より、もっと生活に密着した観点から追及する

つづく

2009年11月25日LKM博士
ちょっとおもしろい実験①―もしも、共通した食事を食べたら?―

「食べ物を同じにすると、皆、同じウンコが出るのか?」

こんなこと、皆さんも、一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
少なくとも、私は小さい時から考えています。
ここで言う、ウンコの違いとは、"色"、"形状"、"臭気"、"量"などです。

小さい時は、同じウンコが出ると思っていたのですが、
今では、大腸にはたくさんの腸内細菌が棲んでいることをこの眼で確かめたため、
「同じ食事をしても、腸内細菌の個人差の影響で、違うウンコが出る。
他人と同じウンコなんて出せない。」
と考えています。
理論的には個人差が出るはずです。

しかし、
その差とは何なのか?
その差はどの程度なのか?
・・・わかりません。
おそらく、誰も確かめていません。
誰も確かめようと思わないだけかもしれませんが。

ということで、私がやってあげようではないですか。
実験突入です。

つづく。

2009年11月20日LKM博士
便臭の変動

実は、しばらくLKM512の摂取を控えておりました。
もちろん、研究のためです。
今回は周囲も巻き込んでの人体実験です。

LKM512ヨーグルトを食べるのをやめて2週間、
いつも芳醇な香りを醸し出していた私のウンコが、
とっても臭くなりました。

臭い状態で実験突入。
久しぶりに臭い自分のウンコを回収しましたが、辛かったです。

無事実験も終了し、
LKM512生活を復活させて1週間、
ようやく、"臭い"が"香り"に変わってきました。
復活です!  )*^O^*(

腸内細菌って、本当にウンコの臭いに関連しているのですね。
再確認できました。

ところで、何の実験をしていたのか?
ちょっと面白いエピソードを含めながら、
時間を遡って、明日以降に簡単にお話しようと思います。

2009年11月18日LKM博士
大相撲九州場所(魁皇幕内通算800勝記念)

序盤の主役は魁皇ですね。
ついに、幕内通算800勝を達成しました。
しかも、大関が視界に入りつつある把瑠都を投げてです。
すばらしい!

初めて両国国技館に観戦に行ったのは、もう3年以上前、朝青龍の絶頂期です。
その時に、
「もう、魁皇を見るのは最後だろうな。」
「魁皇グッズでも買おうかな」
と思ったのを覚えています。
すでに、怪我でカド番を繰り返し、苦しそうだったのです。

それから、両国国技館に行くたびに、
「今回こそ、最後だろう」
の繰り返しです。
ところが、3年間その予想を見事に裏切ってくれているのです。
あと7勝で千代の富士を抜き、史上一位というわけですから、すごいです。
幕内在位98場所も、今場所で史上一位になりました。

以前にも書きましたが、私は魁皇と同学年です。
自己紹介では、いつもこのネタを使います。
以前は、「・・・?」という反応でしたが、
最近は、「じゃー、36-7歳か」と理解されることも多いです。
もうここまで来たら、行けるところまで行って欲しいです。

さて、毎回反響が多い、私の勝手な予想です。
まだ3日間しか見ておりませんが、
今場所も両横綱の一騎打ちでしょう。
但し、朝青龍は先に星を落とすと厳しいと思います。
両者ともに把瑠都戦が鍵になると勝手に決めています。
千代大海は苦しそうですが、気力はありそうなので、8勝7敗に
おさまるのではないでしょうか?

またもや、LKM512に関係なく、普通に相撲の話を書いてしまいました (^^;ゞ

2009年11月16日LKM博士
イチロー以上!?

金曜日の延長戦です。

ふと思ったのですが、
イチローは200本安打を打てば、
201本であろうが、220本であろうが問題ありません。
当然、多いほうが高く評価されます。

ところが私は排便512回を超えてはいけません。
513回で終わったら、価値は激減です。
「なんで、1回我慢できなかったの?」
と非難されることでしょう。
530回もやってしまったら、しらけてしまいます。
これは難しい。
明らかにイチロー以上に困難な記録です。
この困難な記録を達成するためには・・・。
もう少しきっちりと計算し、綿密な計画を立てるべきでしょう。

10月18日、午前10時現在、291日間で412回の排便。
つまり、ペースは1.416回/日。
今まで通り、このペースなら、残り74日で104-5回排便してしまいます。
4-5回オーバーになるので、少しペースを落とさなくてはなりません。
この程度なら、ちょっと我慢すればよいのか?

いやいや、12月の忘年会などで飲みすぎると下痢になることもあるので、
もう少しペースを落とした方がよいのか?

既に10月18日から20日経っているので、
そのデータを追加して考えないといけないか。
計算やり直し?
・・・ ( ̄~ ̄)ξ

こんなこと考えていたら、便意を催しました。
ややこしいので自然に任せましょう。
では、行ってきまーす。お便所に!

2009年11月13日LKM博士
残り100回、カウントダウン?

正月からこのブログを読んで頂いている方は
覚えていますか?
今年の私の目標は、排便回数を数えることです。
そして、3月に途中経過を調べたら、
年間507.35回のペースで、512回になれば
面白いとコメントしました。
(1月5日と3月18日のブログを見て下さい。)
その後、どうなっているのかと思いチェックしました。

その結果、
10月18日の朝10時に
いつも間にか、残り100回(通算412回)を
突破していました。

この時点から計算すると、残り74日で100回排便すれば
512回になるので、
1.35回/日のペースでいけば良いことになります。

何やら、イチローの安打数みたいで、
結構、格好良いではないですか?
世界初、ウンコ回数カウントダウンでもしてみるか。

2009年11月10日LKM博士
即身仏(続き)

お久しぶりです。
この2週間、非常にドタバタしておりまして、
私の手元にほぼ完成しているブログは幾つもあったのですが、
アップするのをサボっていました。
まさに、便秘状態!

ずっと前に書いた「即身仏」(10月22日)の続きをアップします。
そう、生きながら仏になる僧侶のお話です。

==========================

住職さんのお話で、驚いたことは、
即身仏になるという行為は、遠い昔の話、
つまり江戸時代までの行いのような気がしますが、
明治時代になっても行われていたそうです。
昭和初期まで、木食行は行われていたと聞きました。
地中で成仏するのは法律上できなくなり、行われなくなったと説明を受けました。

また、即身仏になるお坊さんが出ることは、
その集落にとって名誉なことなので、
修行中は色々なお布施がもらえるそうです。
つまり、今で言うスポンサーがつくという状態です。
生まれ育った集落のために、
体を張って稼ぐという意味もあったそうです。

メタボロームの話をして約2時間後の出来事なので、
最初は
「木食行をすると、どんなウンコになるのだろう?」
「腸内細菌もほぼ壊滅したのかな?」
なんて脳ミソが勝手に考えながら聞いていましたが、
最後は、只々、過酷な修行の世界に圧倒され、
研究の成功を祈願して寺をあとにしました。

2009年11月04日LKM博士
マーキング

野生動物はもちろん、ペットの犬や猫も、 自分の尿や糞を使って、自らのテリトリーを主張しているのはご存知でしょう。 この行為をマーキングといいますね。 私の場合、初めての場所(建物、駅など)に行くと妙に便意を催すのです。 もちろん"大"の方です。 おそらく少し緊張するからでしょう。 とにかく、新しい場所ではいつも便所で用を足します。 この行為を、私は"マーキング"と名付けています。 先日、通勤経路に新しいコンビニができました。 早速、立ち寄りマーキング。 ウォッシュレットで最高でした 8(≧▽≦)8 朝は、会社に着くまで車で1時間10分。 毎朝、便意と戦いながら通勤している私にとって、 通勤の質を向上させる貴重な便所の登場です。 とにかく綺麗な便所なので、 ウンコに頼ったマーキングでなく、 勝手にLKM512トイレットペーパーでも備え付け、 完璧なマーキングをしようかと企んでいます ( ̄ー+ ̄) ニヤリ。 toilet.jpg 以前にも紹介しましたが、これがLKM512トイレットペーパーです。 イベント等で配布中!

2009年10月30日LKM博士
負傷

昨日お話しました、名古屋・広小路商店街での説明は、
ノートパソコンを椅子に乗せて、
スライドを映しながら、
骨密度測定の順番待ちの4-5人位に対して、
並んでいる7-8分間を利用して喋るのです。
それが終わると、また新しいお客さんが並んでいるので、
そちらの方々に話をする。
つまり、お客さんが来る限り、休みが無いのです。

そして、お客さんは椅子に座って待っているので、
目線をあわすため、
私はずっと膝を曲げて腰を下ろして、踵を上げて爪先立ちの姿勢です。
いわゆる蹲踞(そんきょ)の姿勢、
相撲や剣道で、試合直前に相手と向き合った姿勢です。

22日は昼から大盛況で、なんと3時間近く、
蹲踞の姿勢を続けたのです。

すると23日朝、膝に水が溜まっているではないですか \(>。<)/゙
私はずっと中学校から大学まで体育会で剣道をしていて、
少し調子がおかしい日は、稽古の後、激しく踏み込む右足の膝に水が溜まる癖がついていました。
ここ5年ほど、剣道をしていないので忘れていたのですが、
全く同じ感覚で、膝がパンパンです。
足が疲れた記憶はありますが、喋り過ぎで喉の方が痛く、
そんなに負担がかかっていたとは気付きませんでした。
次回から、プレゼンの方法を少し変えた方が良さそうですね。

そうそう、
次は11月1日(日)10:00~15:00、千葉県船橋市の「ふなばし健康まつり2009」にLKM512チームは参加します。
LKM博士ファンの方、「メイトー健康ブース」へどうぞお越し下さい。

2009年10月27日LKM博士
営業をする研究者

新着情報にも載せましたが、
10月22日、23日に名古屋・広小路商店街で
「メイトーさわやか健康フェア」を出展し、私も参加しました。

研究している人間が、そんな所に出向いて何をするのか?
もちろん、末端の消費者の方に直接LKM512の素晴らしさを説明するのです。

骨密度測定の順番待ちで並んでいる方々に、
興味があろうが、無かろうが、
一方的に話し掛けるという荒業です。

全く興味もない方々を相手にするわけですから、
それはそれは、想像以上に辛い仕事です。
研究者は、普段、学会など、自分の仕事に興味を持っている人の前でしか話をしません。
素人参加のシンポジウム等でも、自分の話を聞こうとしてくれる方が対象です。
ですから、興味も無く、専門知識も無い方々の前で喋るのは、
全くの別物で、武器を持たずに戦争を仕掛けるようなものです。
私も最初は戸惑いました。
殆どの方に迷惑な嫌な顔をされますから、話し掛けること自体が怖くなります。

ただ、何度か経験して、どうやらコツは掴めたようです。
話のつかみは、ウンコ話をすれば良いのです。
ニコニコして且つ自信満々に"爽やか系ウンコ話"をすれば、
不審に満ち溢れた表情が、みるみる興味津々の顔に変化します。
そうなればこっちのもの。
特に、商店街は話の途中に自分勝手に割り込んでくるおばちゃんが多いので、
そのおばちゃん達と掛け合い漫才のように話を進めていけば、
自然と人が集まって来るのです。

絡んで来ない時は、こっちから余計なことを言えば、10回中7回は成功します。
私「おはちゃん、便秘やろ?」
客「えーっ、いややー。なんでわかるのー?」
私「そんなん簡単や。俺、プロやから。」
客「うそーっ。さすが研究してはる人は違うわー」
って具合に
(注)関東では標準語で返ってきます。もちろん私の台詞は変わりません。

広小路商店街で話を聞いて下さった皆様、ありがとうございました。

2009年10月22日LKM博士
即身仏

皆様、即身仏ってご存知ですか?

説明が正しいか若干不安ではありますが、
民衆の苦しみを救おうと、僧侶が厳しい修行の末、
自らの肉体を生きながら仏(ミイラ)として残したものです。
現存する即身仏は、国内に16体程あるようですが、
その内、約半数が山形県、それも庄内地方にあるそうです。
せっかく、訪鶴しましたので打ち合わせ後に会いに行きました。

向った先は、鶴岡市内の南岳寺です。
ここには鉄竜海上人が祀られています。
訪問すると、住職さんが詳細に説明して下さりました。

説明を聞いて驚いたのは、
自らミイラ化するために厳しい修行をされていたということです。
それも極寒の出羽の山の中でです。
つまり、ミイラ化の大敵である腐敗の原因となる
体内の水分や脂肪を極限まで落とすために、
五穀・十穀断ち(タンパク質や脂質を極力摂取しない)の
1千日間の木食行(木の実や草の根しか食べない)をされたようです。
植物の細胞壁の主成分であるセルロースは、
ヒトの消化酵素はもちろん、腸内細菌ですら殆ど分解できません。
いわゆる不溶性の食物繊維です。
そのため、食べたものの大部分が分解・吸収されずに排泄されていたことになります。
この修行で、ほぼミイラと同じ体型になるそうです。
(この段落は科学的観点から記述しているので、ミイラと表現しました)

この話を聞くまで、エジプトのファラオなどと同様に、
高名な僧侶が、死後に弟子達による防腐処理により残されていると思っていた私は、
強いショックを受けました。
木食行の後は地中に入り、節を抜いた竹筒で空気穴だけ開けて、
鉦を打ち、お経を読みながら成仏されたそうです。
鉦の音の停止が、成仏された合図だったとか・・・。

2009年10月21日LKM博士
自分勝手なベストセレクション

携帯サイトから初めて来られた方におすすめ、
これまでのブログのベストセレクションの紹介です。
日付順で並べてみます。
今までパソコンのブログを愛読してくださった方々も、
復習がてら読んでみてくださいね。

1.2008年12月26日 
 「もう慣れましたが、実験材料は・・・」
2.2009年3月16日
 「関取の美しい肌」
3.2009年3月18日
 「途中経過」
4.2009年5月14日
 「腸は脳より冷静だ」
5.2009年6月10、12、17、18、23日
 「国宝阿修羅」シリーズ
6.2009年6月25日
 「ウンコ話で取材受けました」
7.2009年8月24日
 「ウンコオートクレーブ事件」
8.209年9月4日
 「団扇にみえますか?」

まだまだ、自信作はあるのですが、
外部からの反響も考慮して選びました。
騙されたと思って読んでみて下さい。

その他、私が書いたものではないですが、
2009年4月1日「堂々完成! LKM512トイレットペーパー」
2009年9月8日「LKM博士に助手登場!」
なども、このブログの雰囲気を知るのに良いのではないでしょうか?

また、社長からコメントを頂き、掲載している「社長のひとこと」や、
スペシャルゲストとして、理化学研究所の辨野義己先生にも楽しいコメントを頂いています。

結構な頻度で更新しますので、
これからは、ちょっとした暇つぶしに、
LKM512ホームページ、そしてこのブログにお立ち寄り下さい!

よろしく (^o⌒*)/

2009年10月20日LKM博士
携帯サイトから来られた方、ようこそ!

携帯電話から来られた皆様、はじめまして!
LKM博士です。

このたび新設された携帯サイトから来てくださった方向けに、
簡単にこのブログのことを紹介します。
これは企業のブログですが、
薬事法の関係などで商品名を一切出さずに、
その代わり、自由奔放な内容をコメントするブログです。
しかも、話題の中心は"ウンコ"です。
色々なウンコがあるでしょうが、特に人間の大便が得意分野です。
なぜなら、私の仕事はウンコを分析し、お客様の健康に役立つ食品を創り出すことだからです。

「こんな変なブログ見たことない」
と、取材を受けたこともあります。

「食品会社がこんなことやってよいのか?」
と(笑いながら)心配されることも多々あります。

とにかく、
みなさんに読んで頂き、楽しんでもらえればそれで良いのです。
その先に、健康や研究に対する興味や共感を抱いてくれる方が少しでもいてくれるのなら、大成功と思っています。

既に120回近くブログを掲載しておりますので、
明日は、その中から、過去のベストセレクションを紹介します。
このブログの雰囲気がよーくわかると思います。

2009年10月13日LKM博士
変なバッタ

月山のリフトに乗っていると、
妙にグリーングリーンしているバッタが地表に見えました。
翅がなく、何か変な感じがしたので、
病気のキリギリスかな?
と思いながらも、近づくこともできないので通り過ぎました。

大自然のパワーと紅葉に感動し、そんなことを忘れて車に向っていると、
またもや、私の視界にその虫が現れたのです。
やはり、妙にグリーングリーンしています。

近づいてもなかなか逃げません。
触ろうとすると、一応逃げようとするのですが、とにかく遅い。
そして、やっぱり翅がないのです。
イナゴのような体型ですが、こんなの見たことありません。
病気かな?
それとも幼虫?
でも、9月中旬に幼虫なんてあり得ません。
とりあえず撮影し、
捕まえて色々観察しましたが、
「色が鮮やかな翅の無いイナゴ」としか表現ができません。
何やら気持ちが悪く、そのまま逃がして、
普段は虫を触っても特に手を洗わない私が、
わざわざ手を洗ってその場をあとにしました。

麓に戻り、泊まった宿の夕食の時、食堂に「山形県の昆虫」という図鑑がありました。
(正式な図鑑名は忘れました)
まさかと思いながらバッタを探していると、見つかりました。
"ハヤチネフキバッタ"イナゴ科です。
東北の標高の高い所に生息しており、翅が退化しているようです。
動きも鈍いと書いてありました。
こいつが、ハヤチネフキバッタ(たぶん♀)です。
ご覧あれ!

batta.JPG

2009年10月09日LKM博士
月山

HMT社との打合せが19日の午前中までということで、
終了時は世間はシルバーウィークに入っており、
私もそのまま山形県を少し旅することにしました。

2日目に向ったのは出羽三山の一つの月山、標高は1984mだそうです。
レンタカーで中腹まで行き、リフトでいける所まで上ったのですが、
9月20日というのに、めちゃくちゃ寒かったです。
リフト乗り場の人たちはスキーウェアーを着ている位です。
さすが、夏スキーで有名なところです。

そして、もう紅葉していました。
何度も繰り返しますが、9月20日ですよ。
会社のある東京都日の出町では夏の最後を告げる
ツクツクホウシがまだ鳴いているというのに。

山岳信仰の山ということで、
ここでも研究成功を祈願しておきました。

tukiyama.JPG
既に紅葉している月山(9月20日撮影)

tukiyama2.JPG
見下ろして

2009年10月07日LKM博士
訪鶴

なんや、このタイトル?
と思われた方もいるでしょうが、
鶴岡市(山形県)に行って参りました。
といいますのも、生研センター委託研究関連の仕事です。

庄内空港に降り立ち、車で15分程度、
庄内平野一面に広がるちょうど黄金色に実った田んぼに感動していたら、
突如、異様に近代的な建物から成る「鶴岡メタボロームキャンパス」が現れます。
この中には、慶応義塾大学先端生命科学研究所など複数の研究所が入居しているのですが、
その1つが今回の訪問先である
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(HMT)㈱です。

目的は、メタボローム(メタボロミクス)という新しい技術を我々の研究に導入するためです。
この技術を使って腸内細菌の代謝産物を網羅的に調べようと考えているのです。
要するに、腸の中で腸内細菌が作っている物質を全てきっちりと調べるのです。
スタートしたばかりなのでまだ何とも言えませんが、
ワクワクする研究です。

HMT社の方々が「来鶴」という単語を使っているので、
私も「訪鶴」という言葉を使ってみました。

訪鶴は18日、19日の午前中。
18日の夜は、湯野浜温泉の旅館で
熱く腸内環境研究とメタボローム研究の将来を語り合いました。
何回かこのブログで述べておりますが、
研究とは人と人の繋がりです。
大切にしたい関係の誕生です。

この研究打合せでも代謝産物が生じました!
"ウンコローム"あるいは"ウンコロミクス"という概念です。
英語表記は"Unkorome"?
それとも意訳をして"Fecalome"でしょうか? (糞便の=fecal)
ウンコをあらゆる角度から調べて、疾病予防などに役立てる学問あるいはその技術とでもいえばよいでしょうか。
この研究が成功すれば、本当にこのような研究分野が生まれるかもしれませんよ!

2009年10月02日LKM博士
大相撲秋場所の感想

皆様、ちゃんと相撲は見ていましたか?
最後の最後まで盛り上がりましたね!
テレビの瞬間視聴率は30%を超えていたと聞きました。

先場所の総括(8月4日ブログ)で朝青龍にエールを送った甲斐がありました。
両横綱が強いと盛り上がるのです。
白鵬は強いので、朝青龍が強いと盛り上がるということです。

朝青龍の強さは、集中力や気迫という言葉で片付けられますが、
私は違うと思います。
やっぱり細かい技術と一瞬の判断が凄いのです。
不利な体勢になりかけると一瞬でそれを回避するテクニックを持っているのです。

私の予想はまあまあだったのではないでしょうか?
白鵬より先に星を落とさないという条件を満たした朝青龍は優勝するし、
何より、把瑠都の12勝を当てました└(^へ^)┘
琴欧洲と琴光喜も9日目までは、先頭グループにいましたので、
75点位ではないでしょうか?

2009年09月29日LKM博士
目に見えないものの存在

怪しいタイトルですが、私はスピリチュアルの世界には全く興味はありません。
科学の世界のお話です。

「腸の中には、現在の技術では培養できない未知の細菌がたくさん棲息しています。
それらの細菌を、一般的には難培養性細菌と呼んでいます。
しかも、ヒト成人の腸内は、全体の60-80%程度はこれら難培養性細菌です。」
現在では、一般的にこのように言われています。

ところで、
何故、培養できない細菌が棲んでいるとわかるのでしょうか?

培養とは、人工的な環境下で微生物や細胞などを育てることなので、
培養できない細菌とは、取り扱うことができない細菌ということです。
細菌は小さくて顕微鏡を使わないと見えませんので、
培養できなければ、
その種類は当然、その存在すら確認できないのでは?
と思われる方も多いでしょう。

それを可能にしたのはDNAを用いた解析です。

細菌のDNAには、進化系統を反映した部位が存在します。
その配列を解読すれば、ある程度正確に菌種が特定できます。
つまり、
ウンコからDNAを抽出し、細菌由来のDNAのその部分の配列を解読すれば、
菌種レベルで、最低でも属レベルでどの菌種と近縁であるかは判明するのです。
当然ビフィズス菌などの既存の細菌の配列もたくさん検出されますが、
既存の種類の配列とは異なる配列もたくさん検出されるのです。
これこそ、難培養性細菌の存在を示しているのです。
目には見えませんが、動かぬ証拠です。

ところで、スピリチュアルの世界で、微生物はどのように扱われているのでしょうか?
ちょっと興味がありますが、どうでもいいですね。
私は断言します。
「殆どの人間の人生は、前世や背後霊よりも腸内細菌の影響を受けています!」

2009年09月28日LKM博士
「ドジョウが出てきてこんにちは」のつもりが・・・

私の家から自転車で20分位の公園の水路で、
昨年、ドジョウをはじめ、フナ、エビ、名前もよくわからない魚などをたくさん捕まえました。
メダカと金魚以外の魚の経験はなかったのですが、飼育に挑戦。
1年以上経ち、
2センチくらいだったドジョウも8-10センチと成長しました。

今年も仲間を増やそうと、
網と水槽を抱えて行ったのですが・・・
・・・・
1匹たりともいません。
壊滅です。
昨年は、溝を覗き込むだけでウジャウジャいたのに。

昨年と違う所は、近くに体験農場のようなものができたことです。
たぶん、それが原因でしょう。
化学肥料でも使ったのでしょうか?
ザリガニの死骸もたくさんありました。
意図的に殺したのではないでしょうが、大打撃です。

とりあえず、生きていた小さなザリガニを捕まえて帰ってきました。
脱皮もし、元気に育ってくれているのが救いです。
最近は馴れて、覗いているとハサミを振り上げ、餌を要求してきます。
こんなザリガニ初めてです。

dojyou.JPG

<昨年から飼っているドジョウたち>
底の2匹がシマドジョウ。
向こう側の壁にくっついているのはヨシノボリ。
真ん中のかっこ良い魚は名前不明(魚の名前は詳しくありません)。
ザリガニは今度のお楽しみ。

2009年09月18日LKM博士
大相撲秋場所序盤

早いもので、大相撲秋場所が始まりましたね。
今場所は両国国技館なので、もう行ってきました。
予告通り、タマリ席での観戦です。

近くで見るのはやっぱりいいですね。
ぶつかる音はもちろん、
呼吸音も聞こえてきます。
力士の呼吸法でしょうが、
四股を踏む時や突っ張ったりする時に
「シューッ」
と息を吐いているのです。

テレビ中継がある時間帯では歓声が大きく聞こえませんが、
三段目や幕下の対戦では、
ガツッ(頭がぶつかりあう音)
パシッパシッ(突っ張りあう音)
と重なって「シュッ、シューッ」
という声と言いますか呼吸音が頻繁に聞こえます。

突然ですが
LKM512プロジェクトとしては
「3年以内に大相撲の懸賞金を出そうと思います。」
勝手な宣言なのでメンバーも困惑すると思いますが、
色々な店にヨーグルトが採用され売り上げが伸び、
このブログのアクセス数が1日1,000件位に達すれば、
やる価値はあるでしょう。

意外と国技館の観客は、
取り組み前に土俵を1週回る懸賞金の旗をしっかり見ており、
下手な広告より、安くて効果的なはずです。

さて、まだ4日間しか見ておりませんが、
今場所も白鵬の強さはすごいです。
また、先場所同様、佐渡ヶ嶽部屋の2人の大関は活躍しそうな予感がします。
そして、把瑠都が台風の目になり、11-12勝はするのではないでしょうか。
朝青龍は・・・、今のところ危なげないですが、わかりません。
白鵬より先に星を落とさないことが重要でしょう。

2009年09月16日LKM博士
イメージ

一緒に研究してくれることになったK君の9月8日のブログは読まれましたか?

「何でもいいから書け」と命令しただけですが、
このブログの主旨を理解し、非常にセンスのある文章で驚いています。
普段は殆ど喋らず、何を考えているのかわからないタイプの人間なので、
良い意味で期待を裏切ってくれました。

ですが、気になることが一点あります。

16行目の
「くっさいなー。ワシのウンコ菌をにおってみー。」
と言う表現!

このようなニュアンスの会話は本当にありましたが、
私は「ワシ」なんて言いません (`O´)
似顔絵からにじみ出てくる爽やかなイメージが壊れるではないですか。

納得できないのは企画部のマイさん達の対応です。
私の不適切な表現はいつもきっちりと指摘・修正するのに、
この時の「ワシ」はフリーパスです。
会社のブログで「ワシ」なんて表現は好ましくないはずなのに。

とはいえ、自分のウンコを培養したものを後輩に嗅がす行為は、
非常に恐ろしい先輩以外の何者でもありません。
「ワシ」というイメージにぴったりな気がします。

元プロ野球選手の清原和博氏が、
「普段"ワシ"なんて使っていないのに、あらゆるメディアが勝手にイメージで"ワシ"と表記する」と語っていたのを聞いたことがあります。

結論として、K君達は私のことを、そんなイメージで見ているということでしょう。
「今度、しばいたろか」

2009年09月14日LKM博士
スランプ?

これまで、ブログに何を書こうかと苦しんだことは殆どありません。
伝えたいことが上手く文章にできなくて、苦労したことは多々ありますが。
ところが、
昨日と今日は、なーんにも書くことが浮かびません (→.←)

スランプ?

2009年6月9日の産経新聞の「産經抄」に
この日で連載1万回を迎えた「サラリ君」をたたえながら、
4コマ漫画に関する話が掲載されています。

小説家・随筆家の山口瞳さんは、
「週刊誌の見開きの随筆を長続きさせる方法をお教えします。三打数一安打をこころがけることです」とあの有名な脚本家・小説家の向田邦子さんに手紙を書いたそうです。

「サラリ君」の作者、西村宗さんは、
先輩に「毎回60点以上とるのがプロ」と言われたそうです。
「60点以下だったら?」という西村さんの質問に、その先輩は
「知らんぷりをするんだ」
とアドバイスをくれたと書かれています。

要するに、長く続けるには、
あまり力むな、他人の評価なんて気にするな。
ということでしょう。

楽しいウンコ話がなければ、アクセス数なんて気にせず、
本日のおならの回数でも報告しておけば良いということですね (^▽^)

2009年09月07日LKM博士
クレーム②

先日、京都でシン君に会いました。
研究の打ち合わせです。
「ウンコオートクレーブ事件」を発表してから4日後のことでした。

特に気にしておりませんでしたが、
彼からブログに関してのコメントをもらっていないことに気が付きました。

私 「あれ、どうやった? 良かったやろ?」
シン「ウーン、微妙です。」(明らかに困った顔で)
私 「なんで?」
シン「なんか素直には喜べないのです。」
私 「なんで? 完璧やろ?」
シン「あれじゃ、俺はそのままウンコを容器に入れて捨てたアホな奴やないですか?」
私 「・・・ まあ、そうやな。」
シン「俺、ちゃんと袋に入れて捨てましたもん!」
私 「(心の中で)そこがポイント?」
「じゃ、クレーム②ってタイトルでそのこと書くわ。」
シン「はー。」

ということで、
シン君は、ナイロン袋にウンコを密封してオートクレーブしたということです。
おそらく熱で破れてしまったのでしょう。

ウンコを加熱する時は気を付けましょう!

2009年09月04日LKM博士
団扇に見えますか?

もうすっかり涼しくなって、秋ですね。
どうやら今年の夏は殆ど暑くならずに終わったようです。

夏は色々なところで宣伝や記念の団扇も頂く機会がありますが、
私はこんな団扇をゲットしました。

ジャーン!

utiwa1.JPG

ウチワヤンマです。
腹の先を見て下さい。
名前の通り、うちわっぽいでしょう?
オニヤンマ等と同じく、
黒をベースに黄色い縞模様、エメラルドグリーンの眼。
体長は7センチ位と少し小柄であるが、引き締まっていて、
カッコイイー!

飼育しているカマキリの餌を探していたら、
突然目の前に現れたのです。
虫捕り名人の私は、飛翔能力が高いこのトンボを一瞬で捕まえました。
周囲の人は、突然キレのある動きをしたから驚いたことでしょう。
あまりにも美しいので、家のカーテンにとまらして記念撮影です。

ちなみに、分類学上はヤンマ科ではなくサナエトンボ科。
これは皆様にはどうでもよいことでしょうから、説明しません。

こんなトンボ知っていましたか?
私の地域では殆ど見ることのない希少なトンボなので、
カマキリの餌にせず、逃がしてやりました。

もう一枚、上目遣いの写真です。

utiwa2.JPG

この角度から見るのが一番綺麗!

2009年09月01日LKM博士
来客(後編)

「こんばんは」

「・・・」

無視されています。
さて、どうしよう。

とりあえず、記念撮影をすることに。

「なんでや?」
なかなかデジカメのピントが合いません。
暗闇だからでしょうか?

「・・・」

カシャッ。

「ブーーーン」

「あっ」

行ってしまった。

正体はこいつです。
立派なオスのカブトムシ!

よく不思議といわれますが、
私の周りには勝手に虫が寄って来ます。

kabutomushi.JPG

10センチ位の大物でした。網戸に体当たり。
飛翔用の後翅も見えています。
デジカメのフラッシュで慌てて逃げて行きました。

2009年08月31日LKM博士
来客(前編)

「忙しそうだけど、ブログ、いつ書いているの?」
と、よく聞かれますが、
夜に書いています。
それも全て、午後9時半以降です。
何故だかわかりませんが、
この時間帯にならないと文章が浮かんできません。

平日は実験が終わって落ち着く頃でしょうか。
研究室で1人になったら、スラスラと文章が出てきます。
リラックスして楽しんで書くことが重要なのだと思います。

日曜日の夜に2-3話位をまとめて書くことも多いです。
これは休日勤務か?


只今、日曜日の午後11時23分。
自宅のパソコン前。
窓を開け、扇風機を回して作文中。
夕立があったせいか、
少し涼しい風がカーテンを揺らしています。

「ブウォン」

カーテンの向こうに誰かいる?

「オッ!」

こんな時間に来客です。

2009年08月25日LKM博士
スペシャルゲスト登場

早いもので、このブログ、次回で100回目です y(o^-^o)y

最初は月1回の予定でしたので、予定外のハイスピードです。
これも非常に多く方のアクセスに支えられてこそ可能な事なので、
皆様には心から感謝いたしますm(μ_μ)m

予告通り、100回記念にスペシャルゲストを招待します。

今回のスペシャルゲストは、

(゚ ▽゚)/~~~~~~~~~~~~\(゚▽ ゚)ジャーーン!

理化学研究所の辨野義己先生です。

「なんて読むの?」と思われた方、
「べんの よしみ」 先生です。
テレビや雑誌への登場が多いので、
ご存知の方も多いと思いますが、
35年以上も便の研究をしてこられた、べんの先生です。
芸名ではありません。

先生との出会いは11年前。
会社の命で、
ヨーグルトの開発のために腸内細菌の研究が必要となり、
私が辨野先生の研究室に派遣されたことが始まりです。
お互い関西出身ということで気が合ったのでしょうか?
それともお互いお酒が好きだったからでしょうか?
それから、"長―く、臭―い"縁で繋がっています。

色々な笑い話は多々ありますので、
近い将来、このブログで紹介しようと思います。

では次回、100回記念、べんのブログをお楽しみに!

2009年08月24日LKM博士
ウンコオートクレーブ事件

最初にお断りしておきますが、
本日紹介するお話は、私が体験したものではなく、
多くの被害者から事件数日後に伝え聞いたものです。
そのため、多少の誇張は入っているかもしれません。

さて、予告通り、ここで京都のシン君再登場。
まだ、ウンコ実験にあまり慣れていなかった彼は、
実験後、実験材料として使用した自らのウンコをステンレスの容器にそのまま放り込んで、
軽い気持ちでオートクレーブしたようです m)゚O゚'(m
あとの出来事は、このブログの読者なら想像できるでしょう。
ウンコがガンガン熱せられるのです (゚ロ゚;)

30-40分後、ご想像通りの悲劇は起こりました。
1フロアが壊滅したようです。
いつも物静かな方々も声を荒立てて怒ったそうです <`∧´╋>。
気を失いかけた方もいるとかいないとか ~(×ω×)~
とにかく皆、避難するしかなかったようです。

すごいパワーです。
これだけの被害が出るとは、オートクレーブで通常のウンコより臭くなったようですね。
一体どれ位パワーアップするのか、実験してみたい気分です。

ちなみに、
普通は実験で余ったウンコは便器に流します。
それができない場合(容器や袋にこびりついたもの)は密封し、
被害を最小限になるよう努力するものです。
そのまま多量のウンコをオートクレーブしたのは、
後にも先にも私は彼しか知りません。

ところで、
私の中では、
その時その場所に居なくて良かったという安堵の気持ちと、
居たかったという残念な気持ちが入り乱れています。
変態なのでしょうか?


outo2.JPG

実験後にオートクレーブ処理をした、私専用のウンコ滅菌容器
この中の試験管には希釈したウンコが入っています。
ウンコマークを書いて、同僚に注意を促しています。

2009年08月21日LKM博士
オートクレーブ

ウンコオートクレーブ事件の前に、今日はオートクレーブの解説をします。

微生物を扱う実験では、オートクレーブという単語が頻繁に出てきます。
飽和水蒸気にて高温且つ高圧力をかける機械あるいはその処理のことを
オートクレーブといいます。
微生物実験の場合、オートクレーブは微生物を死滅させるために使用されています。
完全に微生物を死滅させることを「滅菌」というため、
「オートクレーブ滅菌」と表現し、日本語では「高圧蒸気滅菌」ともいいます。

通常は、121℃で15分間オートクレーブすれば
温度と圧力で、微生物は完全に死んでしまいます。
そのため、実験前の器具をオートクレーブで処理して余計な微生物を排除したり、
実験後には、器具についた微生物や、生育した微生物をオートクレーブで滅菌して、
環境中に拡散しないように処理したりします。

ウンコ実験でも頻繁に使います。
特に、使用した器具あるいはシャーレに生育したバクテリアは
オートクレーブ処理して洗浄や排除しないと、
ウンコ由来のバクテリアやウィルスを放置していることになり
危険なのは容易に想像できるでしょう。

まだオートクレーブのイメージが掴めない方は、
水蒸気で高温・高圧力にするわけですから、
圧力釜をイメージしてもらえると良いと思います。
それの親玉です。

事実、学生時代にはサツマイモをオートクレーブして食べている先輩がいました。
無理やり食べさせられましたが、
培地由来の変な臭いがイモに移行しており、全く美味しくなかったです。

outo1.JPG

普段お世話になっているオートクレーブです。
毎日ボタン1つで熱くなって頂き、ご苦労さまです m(μ_μ)m
あなた無しでは、研究はできません。

2009年08月20日LKM博士
クレーム

お久しぶりです。
みなさん、良い夏休みを過ごせましたか?
さて、今日からまたブログを再開します。


メーカー、特に食品会社にはたくさんクレームが来るもので、
真摯な態度で受け止めなくてはなりません。
このブログに対してのクレームもそうです。

7月28日のニイニイゼミの鳴き声にクレームをつけてきた人物がいます。
このブログを毎日チェックしてくれている、京都のシン君です。
彼が言うには、
二ィーーーーーーーーーーーーーーー(徐々に高音になる。)
ジーーーーーーーーー(低音)ィィィイイイーーーーーー(徐々に高音になる。)
ジーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(低音)
だそうです。

確かに、よーく思い出すと、徐々に高音になって「ィィィイイイーーーー」
って声に切り替わりますね。
変調するとでもいうのでしょうか?
的確なクレームです。

さて、せっかくなのでシン君を紹介します。
出会いは2年半前のポリアミン研究会の研究発表会の会場。
彼から声をかけて来てくれました。
何やらややこしいが興味深いことを言ってくるので、
そのまま飲みに行ったのを覚えています。

それから、・・・・・・、長い話になりますね。
省略です。

今では極めて重要な共同研究者です。
先日紹介しました、研究資金の獲得も彼の協力がなければ無理だったでしょう。

失礼な位に省略しましたので、
次回は、彼の「ウンコオートクレーブ事件」
でも紹介しましょう。
きっと喜んでくれることでしょう。

2009年08月12日LKM博士
夏季休暇

皆さん、夏休みはとりましたか?

私、実家のある奈良に帰るだけですが、
明日から土日を合わせて5日間夏休みです。

さて、実家に5日間帰るとどうなるでしょうか?
いつものパターンだと、激しく飲み食いするため、
約3 Kg太ります。

帰ってダイエット?

いいえ、そんなことはしなくて大丈夫。

不思議なもので、
奈良からこちらに戻る途中に、
腸管に溜まっていたものは、
①実家を出る直前、
②京都駅(伊丹空港の場合もある)、
③東京駅(同様に羽田空港)、
④在来線の駅、
⑤その他の場所でも
ドンドンと排泄されていきます。

積極的にLKM512と食物繊維は摂っていますので、
その量は半端ではありません。

拭き過ぎで肛門は痛くなりますが、おなかはすっきり。

ということで、
少しの間ブログはお休みです。

来週後半に再会いたしましょう!

2009年08月07日LKM博士
ビッグ・ニューーーーース!!!!! ②

ややこしいですが、正確に何の研究資金かを説明しますと、
(独)農業・食品産業技術総合研究機構の
生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)が委託する、
イノベーション創出基礎的研究推進事業の発展型研究に採用されたのです。

テーマは
「健康寿命伸長のための腸内ポリアミン濃度コントロール食品の開発」

そうです、このホームページにも書いてあります"ポリアミン"が主役です。
腸内細菌が作り出す重要な物質"ポリアミン"をおなかの中で増やす技術を開発して、
健康寿命を伸ばそうというテーマです。
健康寿命とは、元気で健康的な生活ができる期間のことです。

イノベーション創出というだけあって、なかなか夢のあるテーマでしょう?
そんなことできるの?
とお思いでしょうが、できる可能性は高いと信じています。
多くの論理的背景と予備的実験結果があります。
審査員の先生方も、そう判断して採択して下さったと思います。
そのためには腸内菌叢やそれらが作り出す物質を徹底的に解析しなくてはいけません。
すなわち、ウンコを徹底的に調べるという仕事が中心です。
ウンコ分析にガンガン研究資金をつぎ込みます。
ウンコもびっくりすることでしょう。

このテーマに共同で取り組んで下さる仲間は、
理化学研究所 辨野義己先生のチームと
京都工芸繊維大学 鈴木秀之先生のチームです。
3年間、皆で力を合わせて頑張れば良い結果が出ると思います。

"元気な老後"を迎えたい皆様、応援して下さい。

2009年08月06日LKM博士
ビッグ・ニューーーーース!!!!!

研究にはお金が必要です。
汎用されている機器類でも数百万円から数千万円はするものです。
車なんて簡単、家1軒建てられる価格の分析機器はたくさんあります。
実験に使う試薬も高いです。
一般の方には信じられないかもしれませんが、
1mg(1gの1000分の1)で数十万円するような代物まであります。
また、研究スタッフもお金がないと雇えません。

「こんなこと調べたいな」
「あの機械を使えば、この現象が説明できるかもしれない」
と思っても、大多数の研究者は金銭的な理由で試すことすらできないのが現状です。
もちろん、中堅企業で細々と実験している私もその一人です。
可能な範囲でベストを尽くすことが大事なことはわかっておりますが、
割り切れない時も多いのです。
「あと1000万円あれば、いやいや100万円あれば・・・、
手伝ってくれる人がいたら・・・あんな研究もできるのに・・・」

あり得ないことを考えたり、愚痴ったりするのは簡単です。
が、余計に虚しくなり、時間の無駄でしかないので、
会社の予算がないのなら、外部の研究資金を獲得してやろうと考えました。

どうするのか?
億単位の研究資金がもらえる競争的研究資金に応募するのです。
競争的研究資金とは、「国や国が所管する独立行政法人が、広く研究開発課題等を公募し、専門家による審査により採択された研究者等に配分する研究開発資金」のことです。
要するに、国が面白そうな研究に資金を与える制度なのです。

当然めちゃくちゃ競争率は高いですし、
そもそも私自身に地力がなかったので、2年間は無理でした。
が、本年度、ついに獲得してしまったのです。
億単位の研究資金を。
しかも大好きな"ウンコ"を徹底的に調べる研究テーマで。└(^へ^)┘

つづく。

2009年08月04日LKM博士
予想的中! 大相撲名古屋場所

大相撲名古屋場所はかなり盛り上がりましたね。
序盤を見てブログ(7月16日)に書いた私の予想は恐い位あたりましたね└(^へ^)┘

琴欧洲は千秋楽まで優勝争いをしているし、
琴光喜は白鵬に勝ってしまうし、
予想したとはいえ、びっくりです。

さらに、先のブログで、
「白鵬の汗が気になる」
と書いていたの、皆様覚えていますか?
なんと、
白鵬 vs日馬富士戦で
日馬富士が立会い一気に押し込んだものの逆転負けした後、
「汗がすごくて滑った・・・」
とコメントしています。
優勝争いの鍵となる取り組みの
勝敗を分けた可能性が高い要因(白鵬の汗)までコメントしていたのです。

自分で言うのもいやらしいですが、
「すごい」
と思います。
複数の方からも予想的中が「すごい」とメールを頂きました。
ありがとうございました。

さて、問題は朝青龍。
"強さ"と"もろさ"が共存していましたね。
でも、白鵬との一戦を見ると、まだまだ強いと思います。
白鵬が左上手を切られる姿なんて滅多に見られません。
それができるのは現時点ではこの力士しかいないはず。
きっちり稽古して、
私が見に行く来場所には強い姿に復活していて欲しいです。

さて、次はまた溜り席を目指すかな。

2009年07月29日LKM博士
あの有名な蝉もニイニイゼミ

連日のセミネタです。

『閑さや 岩にしみ入る 蝉の声』

松尾芭蕉のこの俳句の蝉、どの種類のセミかご存知でしょうか?
そう、ニイニイゼミというのが有力です。
芭蕉が山形県の立石寺(山寺)でこの句を読んだのは新暦の7月13日。
もう一つの候補のアブラゼミは、この時期にはまだ鳴かないからだそうです。

このことを、歌人の齋藤茂吉とドイツ文学者の小宮豊隆が昭和初期に論争したそうです。
この論争が100年遅ければ結論は変わっていたかもしれませんね。
温暖化で。

夏休みに行くところが決まっていない方は、
山寺にセミの声を聴きに行くのもよいのでは?

2009年07月28日LKM博士
ニイニイゼミ

7月10日のブログで述べたニイニイゼミを捕まえました。
多くの方が捕まえたことがないでしょうから写真を掲載します。

ninizemi.JPG

まだら模様の羽のセミは国内ではこれだけじゃないでしょうか?
体長はアブラゼミやミンミンゼミの半分程度、3-4センチ位、と小柄なセミです。
泣き声は人によって感じ方は違うようですが、
私には高音の「ニィーーーー」と「チィーーーーー」の間のような声に感じます。
近くで聞くと耳にキーンとくる泣き声です。

桜の木によくとまっているのですが(この日も桜の木で発見)、
とにかく小さく、羽の色も絶妙で、樹木と一体化していて見つけるのが困難です。
私が「あそこにいる」と指差しても、殆どの人に「わからない」って言われます。

私の見つけ方は、音を頼りに場所を特定する"フクロウ作戦"です。
泣き声が聞こえたらその方向に向く。
顔の向きを左右に10度程度振り、音の響く方向を絞る。
次は顔を上下に10度程度動かし、同じく音が響く方向に絞る。
あとは、微調整。
最も耳に声が響く角度の先に、おなかをヒクヒクさせているセミがいます。
コンピューター仕事が多く、視力は0.2-0.5に落ちましたが、
今でも裸眼で発見できます。
現に捕まえているんだから、説得力あるでしょう。
フクロウ作戦は他のセミにも有効ですから、是非挑戦してみて下さい。

2009年07月24日LKM博士
梅雨、明けてるの?

暑いから梅雨が明けるのか?
梅雨が明けたから暑いのか?
毎年、疑問に思っていましたが、
気象庁の発表は前者の方ではないでしょうか?

先週の14日火曜日の午後、関東地方の梅雨明け宣言を聞きました。
確かに暑い日で、ウンコを病院に取りに行く私の車は蒸し風呂状態。
保冷剤をたくさん使って、ウンコの鮮度を保つのに必死だったのを覚えています。
ですが、数日後からは梅雨の空。
14日の梅雨明け宣言は明らかにミスだと思います。

科学的な分析結果に基づいた宣言なのでしょうか?
大金をかけて最新鋭の機器類で気象データを集めていると聞きますが、
上手く使えていないのでしょうか?
我々の研究分野とは異なるため単純には比較できませんが、
ハズレが多い天気予報を含め、
ここまで不正確な情報の公表は、他の科学分野ではあり得ません。

「梅雨明け宣言」は夏物商品の売り上げに影響を与えると聞きます。
経済界との癒着があるのではないかとも疑ってしまいます。

とはいえ、来週には梅雨も正式に明けるでしょう。
メイトーのアイスクリームをよろしく。
なつかしのホームランバーがおすすめです!

2009年07月16日LKM博士
大相撲名古屋場所

序盤が過ぎようとしておりますが、皆さん、ちゃんとチェックしていますか?
日馬富士には土が付きましたね。
今場所後の横綱昇進は見送りでしょう。

ちょっと気になるのが白鵬の汗。
暑いのはわかりますが、取り組み前にはタオルで拭き取って欲しいです。
あれじゃ、相手がすべるのではないかと思います。

実は私、今場所は生中継で相撲を見ているのです。
仕事中に・・・ ( ̄ー+ ̄) 。

その理由は、ウンコを近所の病院に受け取りに行っているからです。
今週から、またまた、ウンコ実験を始めたのです。
頻度が高いですが"ウンコ好き"じゃないですよ。
仕事です。
5時半ごろに病院に行くと、結構待たされるので(血液ももらうため)、
おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に大きなテレビで観戦しています。
おじいちゃん達、やっぱり相撲が好きなんですね。
一番一番、各個人が感想をつぶやいています。
3日目の朝青龍の立会いのエルボーには賛否両論でした。

このウンコと血液と夜中11時ごろまで格闘するので、
良い息抜きになります。

中継を連日見ている私の予想。
「今場所は、ノーマークの琴欧洲と琴光喜が優勝争いに絡んでくると思います!」

2009年07月13日LKM博士
トンボデー

6月29日月曜日、午後0時50分。
協同乳業の研究所がある東京都西多摩郡日の出町は昨晩降った雨があがり、
太陽が顔を出して蒸し暑い気候でした。
3時からの社外の会議に出席のため、バス停まで急いで走っていると、
途中の公園で、何やらいつもと違う虫のオーラを感じました。

その正体は、ハグロトンボ。
羽が黒くて、ゆっくり羽ばたく優雅なトンボです。
5-6センチはあるでしょうか。立派なトンボです。
ヒラヒラヒラッと私を挑発するように飛んでいます。

私は虫好き・・・それも大人として相当レベルが高い方だと思います。
体が勝手に反応します。
10メートルほど追跡して草木にとまるのを待ちましたが、ふと我に返って諦めました。
バスが行ってしまいます。

このトンボ、すぐそばを流れる平井川に棲息しているのです。
植物が生えた綺麗な川辺に棲むトンボなので、近くに適した川がない環境で育った私は、
こちらに来るまで図鑑でしか見たことがありませんでした。
ですから、このトンボを見かけると、いつでも興奮してしまいます。
今度捕まえて、写真を載せますね。

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     §
    §
    §

午後2時半30分、九段下に予定より早く着いた私は、
ちょっと遠回りをして靖国神社の前を通って会議場へ向かいました。
ふと見上げるとコシアキトンボが4-5匹飛び回っているじゃないですか。
都心ですが、自然と水場があるからでしょう。
皆さん、どんなトンボか知らないでしょう。
インターネットで「コシアキトンボ」と検索して調べてみてくださいね。

いよいよ夏本番が近づいています。
虫ブログが増えるかも。

2009年07月10日LKM博士
初セミ

6月30日火曜日。
お昼ごはんを食べに食堂へ移動する時、
昨日のトンボに続いて、今年初のセミの鳴き声を聞きました。
ニーニーゼミ。
ニイニイゼミと書くのかな?
3番目に好きなセミです。
その名の通りの鳴き声です。

あー、外に虫取りに行きたい。
ウンコや細菌を対象に、
室内で細かい研究をしているのが空しくなる季節の到来です。

2009年07月09日LKM博士
相撲で例えます

昨日のブログの
齋藤先生と私の関係がややこしくてわかりにくいとクレームがありましたので、
相撲を例にとって説明します。

高砂一門にぴったりの例があります。
高砂部屋出身の
元関脇高見山(東関親方、先日定年退職されました)と
その後輩(弟弟子)にあたる元大関朝潮(高砂親方)をそれぞれ、
細野先生と齋藤先生に例えると、
私は高見山の弟子の高見盛にあたるということです。
朝潮の弟子である朝青龍の横綱土俵入りに、
高見盛が露払いを務めていることからも、
近い関係であることがわかっていただけるのではないでしょうか?

余計わからない?

これ以上、すばらしい例えはありません!

2009年07月08日LKM博士
東北大・齋藤忠夫教授来所

先日、我々の研究所を、
東北大学大学院農学研究科の斉藤忠夫教授がご訪問して下さり、
講義までして頂きました。
酪農、乳酸菌の分野では非常に著名な先生です。

実は先生、協同乳業の先輩なのです。
30年程前に、旧東京工場(東京都西東京市(旧保谷市))で、
工場ラインに入られてアイスクリームを製造しておられたのです。

さらに、先生は東北大学農学部の畜産利用学研究室出身で
私の大学時代の恩師である信州大学名誉教授の細野明義先生も同研究室の出身。
すなわち、私は齋藤先生と同門なのであります。

そして、今、プロバイオティクスの研究で、
学会などで顔を合わすという関係です。
この1月には、理研BRC国際シンポジウムで、
同じシンポジストという立場で、順番に講演させて頂きました。

いやー世間は狭し!
といいますか、この業界が狭いのか?

研究とは人と人の繋がりが大事であると以前に書きましたが、
大切にしたい関係です。

kouen.jpg


貴重なお話ありがとうございました。

2009年07月07日LKM博士
新記録

LKM512のホームページ、
私のブログを目当てにアクセスして下さる方が多いようですが、
たまにはゲームもやって下さい。
結構、苦労して作ったんですから。

本日、私の新記録がでました。
"6秒"
で腸に到達です。
証拠写真も載せます。

6byou.JPG

7、8秒は結構出るのですが、6秒は初めてです。
そう簡単には出ないはずです。
胃酸攻撃が激し過ぎる。

一人でやっていたら飽きるでしょうが、
職場のメンバーで競い合ったら、意外と盛り上がると思います。
挑戦してみて下さい。

2009年07月02日LKM博士
絵文字

「ブログに絵文字をよく使うね。」
と言われることが多いのですが、
私のことを良く知っている人からは、
「イメージにあわないので、気持ち悪い。」
なんて言われることもあります。

それはそうです。
何しろ私は携帯電話すら持たない、旧式人間なのです。

あんなの自分で作られません。
実は、インターネット上に、絵文字がいっぱい載っているサイトがあるので、
そこから適したものを見つけているのです。

当初、あまり好きではなく、
私のイメージとはかけ離れており抵抗感はありましたが、
気持ちをちょっと表現するには良い手段だと思って、
誰に言われることなく、柔軟に取り入れました。

敢えて、今日は使いませんが。

以上。

2009年06月30日LKM博士
本物に感謝

以前にブログで
藤田恒夫著「腸は考える」(岩波新書,1991年)
を再読した感想文を複数回に渡って書きました。
5月11日~19日のブログですね。

先日、
第13回腸内細菌学会が開催され参加したのですが、
特別講演の演者は、なんとその藤田恒夫先生だったのです。
「腸は考える ―回想と展望―」
というタイトルで講演されました。

本の中の若き頃の写真が私の中の先生でしたので、
本物は、白髪になりお年を召されたという第一印象でしたが、
講演が始まると、若い時のままでアグレッシブな印象を受けました。
もちろん、
先生の若い頃を知っているわけではないので、
本から想像できる若き頃の先生です。

本から伝わってくる以上の
「研究に対する誠実さ」
と、
「自分の考えを貫く勇気」
 と
「研究仲間の存在」
の大切さを再確認できました。

すばらしいお話と、充実した時間に感謝 m(μ_μ)m 。

2009年06月25日LKM博士
ウンコ話で取材受けました

研究のことで取材を受けることは時々あるのですが、
ブログを読んで取材したいという依頼は初めてでした。

とある雑誌社の取材でした。

体を使う研究者というようなテーマで、
本ブログの、研究にウンコを使うエピソードなどが面白くて、
取材に来られたようです。

ということで、
得意のウンコ話を1時間以上しまくりました。

shuzai.jpg

普段、まじめな取材や面会の途中で強引にウンコの話を挟み、
ちょっと拒否反応を受けることが多いのですが、
(個人的にはリップサービスのつもりです。)
今回はウンコの話がメインということで、
話は尽きずノリノリ、予定時間オーバーでした。
これから記事になるので詳細は書きませんが、楽しかったです。

ということで、賛否両論ありました企業ブログでのウンコ話は、
どうやら、世間一般にも受け入れられつつあるようで、
益々、発展させていくことになるでしょう。

2009年06月23日LKM博士
授かったヒント

これまでの研究で、
LKM512を摂取すると善玉物質ポリアミンが大腸内で増えることがわかっています。
ところが、
LKM512が腸内に到達しても、ポリアミンが増えない被験者が、
10人に1人程度存在するのです。
ずっと悩んでいる問題ですが、
これ、東京で阿修羅像を見るのと同じことかもしれません。

阿修羅像は目の前にあるのだが、本来のオーラが感じられない
=LKM512は存在するのだが、本来増えるはずのポリアミンが増えない

山手線に乗って、上野公園の中を歩いて、近代的な建物の中に展示してあれば、
それは1つの美術品に過ぎないのです。
奈良公園を進み、興福寺の境内に入り、お参りする足音、何処からか漂ってくる線香の香り、1,300年の歴史を肌で感じて対峙すると、仏像本来の姿になるのです。

そう、LKM512が存在するだけでは不十分な場合があるのです。
ポリアミンを作るための"何か"が腸内環境中に欠けている
(或いは邪魔する"何か"が存在している)はずなのです。
腸内菌叢は個々人で大きく異なるので、これは直接的な答えではないと考えています。
帰りの電車、その"何か"を掴むための手法が頭に浮かびました。
前から考えていたことではありますが、やってみる価値はあると確信しました。
"何か"が見つかれば、将来、腸内ポリアミン濃度を自在にコントロールできるのではないでしょうか?

熱く述べましたが、ポリアミンのことは私に任せておいて、
皆様、是非、奈良へ出かけて下さい。
そして、阿修羅像を拝観して下さい。
阿修羅像はじめ他の八部衆、十大弟子像も
10月17日からは興福寺仮金堂で公開されるようです。
また、来年は遷都1,300年です。よろしく!

以上
勝手に奈良県観光大使より

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興福寺五重塔の前で思わず撮影した、鹿のできたてほやほやウンコです。

2009年06月18日LKM博士
国宝 阿修羅像④

さて、実に正確に90分後(時計を見る限り±1分程度の誤差で感心しました)、
肛門から晴れて排泄された私は会場に入ることができました。

興福寺からたくさんの貴重な宝物や仏像が来ており、
1時間近くかけてゆっくり見ながら進みましたが、詳細は省かせて頂きます。
短いもったいぶったトンネルのような無駄な空間を抜けると、
そこはメイン会場、阿修羅像が展示された部屋になっておりました。
高い位置(阿修羅像を斜め上から眺める位置)から緩いスロープを降りて行き、
最後は見上げるような姿勢で、阿修羅像の周囲を時計回りで見るという流れです。
しかし、

「何か違う。本来持っているはずの、不思議なオーラが感じられない・・・。」

しばらく考えましたが、おそらく環境のせいでしょう。
博物館は崇高な美術品として取り扱っているとしか思えないのです。
暗い部屋で、阿修羅像に橙色の照明をあてて、神秘的な雰囲気を出してはいるが、
阿修羅は迷惑そうです。
殆どの見物客も同じく美術品を見に来ているようでした。
阿修羅の周囲を押し合いながら、時には小競り合いを起こしながら、
自分さえ見られれば良いという姿勢です。
警備員は「止まらないように」とずっと大声を出しています。

これ、
"観覧"と"拝観"の違いです。
奈良という恵まれた環境で育った私には、絶えられない空間でした。

とはいえ、阿修羅像の横側から後側は3メートル位の距離で拝見させて頂きました。
"左斜め後ろ"からのアングル、魅力的でした。
「ご苦労様。また、奈良で会いましょう。」

2009年06月17日LKM博士
国宝阿修羅像③

LKM512のブログで、全く関係のない阿修羅の話を連日するのは気が引けるので、
今日は、こじつけブログです。

混んでいると聞いてはいましたが、平日の夕方です。
ちょっと混雑した水族館程度のイメージで行ったところ、
「90分待ち」と表示されていました。
そんなはずはないと最後尾に並び、
本を読みながら待っていました。
少しずつ進み、20分後、視界が開けたらショック!
ここから、右に左に、幾重にも曲がりながら入り口まで途方もない行列なのです。
まさに腸管の世界。
私たちは食べ物で、列の始まりを口として、
腸をクネクネとただ流されるままに進みながら、
博物館の入り口、すなわち肛門に向っているようです。

暇にまかせて、私はプロバイオティクスになりました。
「暑い日差しは消化液」
「警備員は分泌型のIgA(体を護っている抗体の一種)」
「あそこを曲がったら大腸や」
「こっちの人は悪玉菌」
「あっちの人の帽子は芽胞っぽいので、クロストリジウム(芽胞を作る腸内細菌)」
「途中で離脱した人は弱い菌」
「時折吹く突風は、発生した屁」
と、待つのが大嫌いな私は必死で妄想して凌ぎました。

日々、プロバイオティクスは
「腸の粘膜にくっついて増殖するのが重要」
「常在細菌、特に悪玉菌、を押しのけて、増殖することが大事」
なんて簡単に言っておりますが、
ものすごく大変なことであると妄想の現実の狭間で実感したのでありました。

書いてはみたが、このブログ、ワースト3に入る内容の自信あり。
すいません f(^_^;

2009年06月12日LKM博士
国宝 阿修羅像②

先日の続きです。
きっかけは何気なしに見ていたNHKの番組でした。
ハイテクを使って、詳細に阿修羅像を解析している内容でした。

腸内細菌の研究と同じで、
やはり、新しい手法を使えば、新たな発見や再確認があるようで、
大変な技巧を凝らした像であることは間違いないようです。
ですが、研究という仕事をしている人間として番組を見ていると、
阿修羅像の解析に関わる研究者の少なさが気になります。
極めて一方的な(個人的な)見解で、"言った者勝ち"の世界では?
と強い疑問を抱きました。
素直じゃなくて、すいません o(_ _)o

話を戻します。
わざわざ東京国立博物館まで行こうと思った理由はたった1つです。
興福寺の国宝館では正面からしか見えない阿修羅像が、
360度、好きな角度から見ることができると知ったからです。

普段は絶対見られない後ろ姿。
とにかく生で見てみたい。
左右両顔も正面から見てみたい。
手の付け根はどうなっているんだ?
というわけで、
結構遠いのですが、都心まで会いにいったのです。

2009年06月10日LKM博士
国宝阿修羅像①

つい先週まで、東京に興福寺の阿修羅像が来ていました。
東京国立博物館の「興福寺創建1300年記念 国宝阿修羅展」です。
ニュースで取り上げられていたので知ってはいましたが、
「あっ、そうなの。遠い所まで大変ねー。」
という感じで特に興味もありませんでした。
なにしろ、私は奈良県出身!
興福寺には、実家からは近鉄電車で7駅、
計算上ドア・トゥー・ドアで40分足らずで行ける距離です。
(測定したことありません。)
小学生の頃は五重塔等を写生した記憶もあります。
今年の正月も興福寺には行きました。
1月23日のブログの鹿の写真もその時に撮ったものです。

ところが私、この阿修羅展の終了間際に会いに行ってしまったのです。
忙しいのに、わざわざ半日休暇を取ってまで。
入場料1500円。
実家に帰れば、交通費と国宝館の入場料を合わせてもこれより安いのに、
会いに行ってしまったのです。
その理由は・・・。
次回につづく
asyura.JPG

2009年06月05日LKM博士
知らぬ間に・・・

このブログを始めた時、
50回や100回目には、特別ゲストにコメントをもらおうと考えていました。
例えば、これまで研究に関わってもらった方々などに。

しかし、数えてみると・・・
既に、これが63回目じゃないですかー!

調べてみると、50回記念は、マイさんに乗っ取られていました。
5月13日「LKM512記念日」
です。
ちゃんと計算しておけば、
5月12日の「LKM512の日」に50回記念のメッセージが出せたのに。

100回記念は覚えておきます。
このペースだと7月末か8月初旬になるのではないでしょうか。
誰にコメントお願いしようかなー。

依頼された方は、
大変名誉なことなので断らないで下さいねー ( `・∀・´)ノヨロシク。

2009年06月02日LKM博士
おそーい理解

前回の続きでウンコウィルスの話です。

ひたすらウンコを処理している時代も過ぎ、
私の免疫系は、殆どのウンコウィルスを記憶し対処できるようになりました。
さらに、LKM512も腸から免疫系を刺激し、
感染症に対して、ほぼ無敵の体を手に入れたのです└(^へ^)┘

そんな時です。
突如、ノロウィルスが世間を騒がせました。
記憶に新しい方も多いでしょうし、冬になれば毎年のように耳にするでしょう。
このノロウィルス、嘔吐物や糞便から感染することが報道され、
会社でも緊急で文書が出され、
「手洗い、生ものを食べるな・・・感染の疑いがあるものは出社しないこと」
なんて書いてありました。

そして初めて、
「ヒトの排泄物を使っているが大丈夫なのか?」
と心配されました。

「おそーい。もう何十回も感染しとるわ。しかももっと恐そうなウィルスにヽ(`⌒´)ノ」
っていうのは心の叫びで、
ウンコ実験のリスクが会社に初めて理解された記念日です。

皆さん、ウンコには気をつけましょう。

2009年06月01日LKM博士
ウンコウィルス

会社を休むには至りませんでしたが、
うんこ実験を始めた頃、
よく原因不明の発熱はありました。

発症する時期は決まっており、
いつもヨーグルト投与試験中に起こります。
被験者のウンコを回収して、腸内菌叢解析のための処理をして3-5日後です。

原因はウンコの中に住んでいるウィルス(ウンコウィルス)で間違いないと思います。
当時は、口で吸い上げるピペット(目盛がついてストローのように吸い上げるタイプ)で実験しておりましたし、
他人の腸内に存在しているウィルスをガンガン吸引していたのでしょう。

はっきり言って、労災です。
労災だと主張しましたが、証明できません。
といいますか、皆、私が冗談を言っていると思っていたようです。

不謹慎な話ですが、
すごい数のウンコが届いた時、
その処理を手伝ってくれた先輩と後輩が、
3日後に、2人とも39度の発熱で倒れた時に確信しました!
発熱の原因がウンコウィルスだと!
とても懐かしく、良い思い出です。

2009年05月29日LKM博士
新型インフルエンザウィルス

新型インフルエンザ、少し落ち着いてきましたが、連日ニュースの主役ですね。

私、実は、ウィルスを使って実験していたこともあるのです。
使っていたのは、インフルエンザウィルスではなく、
哺乳類の新生児(仔)が感染すると、下痢になり死に至ることもある、
ロタウィルスというウィルスです。

ウィルス感染の第一歩は、ウィルスが細胞にくっつくことから始まるので、
この細胞への接着を防ぐ物質を探すテーマで実験していました。
ラッキーなことに、
バター製造時の副産物の液体(業界用語ではバターミルクという)を、
ある酵素で分解すると、接着防御力が高い物質が得られることを見出したのです。
ちゃんと日本畜産学会報に論文も発表しています。

ですから、ウィルスには、ちょっとうるさいのです。

今、マスコミに振り回される一般の方々に伝えたいことは、
通常の市販マスクの空気が通る穴は、ウィルスが通るには、
十分過ぎるほど大きいということです。
畑をイノシシ用の防御柵で囲ったところで、
アブラムシの侵入を防げないのと同じで、大きさが違い過ぎるのです。
つまり、マスクによる感染予防は殆ど期待できないということです。
感染者がマスクをすることで、くしゃみや咳と共に拡散されるのを防ぐには有効でしょうが。

今回のような飛まつ感染するようなウィルスは、
遅かれ早かれ殆どの方が感染してしまうと考えるべきなのではないでしょうか?
すなわち、感染した時に、十分に戦える免疫力をつけておくのが最大の予防だと思います。
そう、プロバイオティクスで腸から免疫系を整えておくのが、
皆共通に推奨できる、新型インフルエンザウィルス対策だと信じています。

ちなみに私は入社して13年目ですが、一度も感染症で会社を休んだことがありません。
皆勤なのです。
アホやからという説もありますが、それだけでは説明つかないでしょう。

2009年05月25日LKM博士
512号室

マイさんが512号室の話を掲載した前日のことです。
すなわち5月19日。

私は、神戸と大阪で広がる新型インフルエンザの事が盛んに報道される中、
新幹線で名古屋に移動しなければなりませんでした。
社命に従い、マスクを着けての移動です。
花粉症でもない私は、慣れておらず、苦しくて辛かったです。

ビジネスホテルに着き、先に支払いを済ませて渡されたルームキーは、
なんと
512号室 ( °O °;)

やっぱり縁があるようです。

512.jpg

これ証拠です。

2009年05月22日LKM博士
大相撲夏場所

みなさん、大相撲はちゃんとチェックしていますか?

今場所は優勝争いが面白いですね。
千秋楽まで盛り上がっていることでしょう。
その反面、かど番大関の千代大海が本当に苦しそうですね。
体も一回り小さくなったような気がします。
貴重な突き押し相撲の力士。
もう一踏ん張りしてもらいたいものです。

私は今場所も国技館で観戦してきました。

前から思っていたことですが、
LKM512で懸賞金を出したい。
土俵を1周、LKM512の旗が回るのを見てみたい。
LKM512である程度、稼いでからになるでしょうが、
近い将来、できるように努力しようと決意しました。

2009年05月19日LKM博士
腸内細菌はゴミ扱い

連続して「腸は考える」の感想文のようなことを書いてきましたが、今日で最後です。
実は気になることが1つあります。
「腸は考える」では、腸内細菌の話は殆ど出てきません。
おそらく、この本の中での研究の舞台となった1970年代はまだ、
腸内細菌の役割は市民権を得ていなかったからだと思います。
また、生理学と微生物学の壁も高かった時代だったのでしょう。

私が気付いた範囲では、たった1箇所、
モチリンという空腹時に放出されるホルモンの話のところで登場するだけです。
「・・・腸の中には、食物が通過したあとにも、いろいろな物質がたまる。
腸から分泌される液体や粘液、腸の内面から剥げ落ちる無数の細胞、
ふえすぎた腸内細菌など、これでは不衛生だし、
センサー細胞たちもフレッシュな化学刺激を受けにくい。
そこで腸のもろもろの貯留物を一気に送り去ろうと・・・」
(116ページ、10-12行目)

なんと、ただの邪魔者あつかい、ゴミ同然の存在です。(-"-J)

現在の知見では、そういうわけにはいきません。
腸の細胞には腸内細菌の成分を認識するアンテナが何種類も見つかっており、
免疫系に多大な影響を与えているのは常識になりつつあります。
また、
「腸の細胞の機能に影響を与えているのは、腸内細菌が作り出す物質である」
というのが私の持論で、
LKM512の健康増進効果もこれに起因していると考えているからなのです。
そう、このホームページに書いてあるポリアミンも
腸の細胞に影響を与える物質の1つなのです。
ぼちぼちポリアミンの話もしないといけないですね。
乞う、ご期待。

2009年05月15日LKM博士
腸は脳の大先輩

「腸は考える」で藤田先生は、
腸のセンサー細胞のルーツを求めて、
系統的に最も原始的な腔腸生物(ヒドラやイソギンチャク)の腸も研究されたようです。
ヒドラは最も単純な腸からできており、口はあるが肛門はない生物です。
つまり、食べカスは口から捨てるらしい。
もちろん脳もありません。
しかし、驚くことに、
我々、哺乳類の腸のセンサー細胞と極めて類似した細胞が存在するようです。
さらに、ヒドラの腸を包むニューロン(神経細胞)がヒルやミミズ(環形動物)と進化するに従い、
腸のはじまり(口、食道)付近に集まり、神経節をつくり、これが脳になった。
つまり、
「脳は腸からはじまった」と結論付けられています。

そう、腸は脳の大先輩なのです。

社長のブログをきっかけに、色々と考えてきましたが、
腸は生命活動の軸のような存在で、脳以上の器官なのではないかという気がしてきました。

先輩は後輩を教育するものです。
私は、昼ごはんに利用する食堂の油たっぷり料理を食べるとほぼ確実に30-90分後に下痢になります。
腸の細胞が何度も繰り返し使用された油を感知し、直ちに排除命令を出しているからでしょう。
劣化した油は体に悪い、少なくとも私の体には適していないという証拠です。
何度か繰り返すうちに、腸は脳を教育したようで、
その日の定食が油ものだと、反射的にカレーを選択するようになりました。
もちろん、直前にウンコ実験をしてようが、してまいが、関係なしです。
さすが、腸先輩!

2009年05月14日LKM博士
腸は脳より冷静だ

4月15日のブログで、
「私はウンコ実験をしたら、カレーが食べたくなる!」
と書きました。

この一文、マイさん達はブログに載せて良いのか悪いのか、結構悩んだようです。
その理由はもちろん、カレーに気を使ってのことでした。
メイトーのブログを読んで、カレーが食べられないなんて苦情がきたらまずい。
確かにその通りです。
さすがの私も、食事中はなるべくウンコの話は控えますので、当然といえば当然です。
もちろん、周囲に気を使ってですから、気心の知れた人達の前では平気で話します。
私にとって、ウンコの話は普通の仕事の話ですから。

でも、これって、脳が勝手にカレーを見て、ウンコを想像しているだけですよね?
そして、ウンコって汚いから食べたらいけないと思って、食欲が無くなっているだけのことです。
おいしいカレーが目の前にあるのにですよ!
要するに、脳の暴走、脳の過ちです。

ところが、腸の細胞は、
ウンコっぽいと心で思って食べても、的確に処理するはずです。
ジャガイモにも、肉にも、これらから出たエキス(アミノ酸)にも反応し、
的確なホルモンを放出し、消化液を分泌し、必要な成分を吸収するはずです。
反対に、
激辛カレーなんて場合は、排除命令を出し、下痢になることもあります。
辛いものを食べたら、数時間でお尻ヒリヒリするウンコが出た経験ありませんか?
これです。
逆に考えると、体にとってはあまり好ましくない刺激物の摂取に対し、
脳はOKを出してしまっていることになります。

つまり、脳より腸の方が冷静沈着であるということです。
皆さん、腸は偉大です。
プロバイオティクスで大事にしましょう!

2009年05月11日LKM博士
10年ぶりの再読

先日紹介した社長のブログを読んで、10年前に読んだ本を読み直す決心がつきました。
藤田恒夫著「腸は考える」(岩波新書,1991年)です。
私が、腸内細菌の研究に手を付けた1998年に、たまたま本屋で見つけて、
タイトルに惹かれて購入し、電車通勤中に読んだ本です。
専門的な言葉、特に細胞やホルモンの名前が頻繁に出てきて、
途中で何度か、アガサクリスティーや司馬遼太郎の方へ浮気しながら、
なんとか読み終えた記憶があります。

ところが、10年ぶりに読むと、実におもしろい!
あっという間に読み終えました。
私に知識がつき、ほぼ完璧に理解できるようになったこともありますが、
この研究の歴史背景、仮説の立て方、研究の進め方、
そして、研究とは人と人の繋がりで進展するということが伝わってきて、
心の底から共感できたからです。

専門的な内容を少し説明しますと、
「腸の細胞は、食べ物の成分を独自に感知して、
それに応じたホルモンなどを分泌して、消化・吸収活動を行っている。
その腸の細胞とは、縦長の玉葱のような形をしており
(私の印象です。筆者の表現とは異なります)、
頭を腸の内腔(食べ物が流れている場所)に出しており、
まるでアンテナのように食べ物の刺激を感じ取り、
下半身にある色々なホルモンが詰まった顆粒から、
その時々に適したホルモンを放出する。
例えば、十二指腸(胃のすぐ下)の細胞は、
塩酸を感知したら(胃から胃酸まみれの食べ物が出てきたら)、
セクレチンというホルモンを分泌して、
すい臓から重曹水(アルカリ水)を出させる。
腸が胃酸にやられないように、中和するのである。」
と、
このようなことを証明するための仮説、研究、苦労、仲間、ライバルの話が出てくる内容です。
ゴキブリの女王なんてニックネームの美人の先生の話も出てきます。

興味のある方、是非、読んでみて下さい。

2009年05月08日LKM博士
腸と脳

社長は脳と腸の関係に興味をお持ちのようですね。
関連する話が2回も出てきました(3月4日と4月24日)。
金融と絡めるコメントには脱帽です。
さすが、経営者!
ということで、今日は腸が脳に影響することを示す疾病を紹介します。

肝性脳症ってご存知でしょうか?
肝硬変など、肝臓の機能が低下していると、
血液中の毒物が肝臓で分解されず、
そのまま脳に到達してダメージを与える病気です。
軽い意識障害から、ひどい場合は昏睡に陥るようです。

この毒物の代表が腸内細菌の作るアンモニアです。
大腸で腸内細菌により作られたアンモニアは、
腸から吸収され、血中に移行して、
肝臓で無毒化されずに脳に届き、脳で悪さをするというメカニズムです。
おそろしい。
この病気の治療法の一つは、
腸内菌叢や便通を良くして、大腸でのアンモニアの発生を少なくすることだそうです。
不思議なことですが、腸内環境の改善で脳の病気が治るのです。

社長のコメントの通り、
脳の暴走でこの金融危機に陥ったとするならば、
まずはプロバイオティクスで腸を綺麗にすることで、
脳をリフレッシュさせましょう。
この難局に立ち向かうための近道かもしれません。

2009年04月28日LKM博士
答え発表!

昨日の問題、
3月までのブログで最もアクセス数が多かった話は?
の答えは、

3月18日「途中経過」
です。

そう、私の今年の目標
「排便回数カウント」の途中経過を載せたブログです。

まだご覧になってない方、是非、読んで下さい。

いやー、皆さん、私のウンコ回数に興味があるとは、びっくりです。
さすがの私も恥ずかしい (//・_・//)。

ちなみに2位は3月9日の「肌年齢はー10歳」です。
みなさん肌年齢に興味があるんですね。

2009年04月27日LKM博士
いつもありがとうございます

先日、月に一度のLKM512プロジェクト会議を行ないました。
研究内容から、売り上げ状況、営業戦略、イベント準備など、
とにかく幅広く、且つ、突っ込んで議論しています。
もちろんこのホームページのことも話し合います。

その内容を報告しますと、
予想以上にアクセス数が多くて好評価でした。
しかも、4ヶ月前の開設当初と比べて、
1日当りのアクセス数が右肩上がりで約3倍になっています。
これは、企業のホームページとしては非常に稀なことだそうです。
普通は、頭でっかち、尻すぼみになるそうです。

「皆様、頻繁にアクセスして頂いて誠にありがとうございます m(μ_μ)m。」

さらにデータを分析していると、
ブログの更新の手を抜けば、アクセス数が激減するということもわかりました。
厳しい世界です。
LKM512の地道な知名度アップのために、
最低でも2日に1回は更新しようと皆で結論付けました。
是非、知り合いの方にも、ちょっとおかしなブログがあると宣伝して下さい。
もっとアクセス数が増えれば、
ホームページ内でイベントなども実施したいと考えております。

さて、問題です。
3月までのブログで、最もアクセス数が多かった話はどれでしょう?

答えは・・・、アクセス数増加を狙って、明日です。

2009年04月23日LKM博士
シルシルミシル~感想編~

シルシルミシル見て頂けました?
ちょっとタイムラグがありますが、
私は、放送当日、仕事で遅くなったため録画しており、
先日じっくり確認しました。

いやー、オープニングの歓迎シーンの放送時間は短かったですねー。
10秒なかったですね。
私自身、巻き戻さないと自分の姿が確認できませんでした。

あの一瞬のために、早朝に出社して、
寒い中1時間30分以上も待っていたのが信じられません。
あの一瞬のために、ウンコを30分間も、
おならでガス抜きしながら耐え凌いだと思うと、笑い話にしかなりません。
(何を言ってるの?という方は4月6-8日のブログを読んで下さい。)

とは言うものの、あんなものでしょう。
会社自体はアピールできたので良いでしょう。

ここで「謎掛け」

"LKM512の研究"
とかけて

"私にとってのシルシルミシルの撮影"
と解く、

その心は
「見えないところでの苦労が多過ぎます!」

2009年04月22日LKM博士
ラクティス

呼子に行く時のレンタカー、トヨタのラクティスを選びました。
魅力的で乗ってみたいと思っていたわけではありません。
"ラクティス"
という名前だからです。

そう、LKM512の本名(菌種名,学名)と同じなのです。
Bifidobacterium animalis subsp. lactis
ビフィドバクテリウム アニマリス 亜種 ラクティス

しかし、残念なことが・・・。
駐車場でボーっと眺めているとRactisって書いてあるじゃないですか!
"L"と"R"が違う・・・(→ο←)。
先程、トヨタのホームページで調べると
Runner with activity & space の頭文字だそうです。

ちなみに、lactisはラテン語で"乳"という意味です(生物の学名はラテン語がベースとなっている)。
最初に発酵乳から分離されたことに由来していると思います。

kuruma.JPG

さすがラクティスという名前だけあって、乗り心地は結構よかったです。

2009年04月21日LKM博士
呼子のイカ ③

便所を求めて港をウロウロしていると、
少し離れたところに何軒かイカ料理のお店が並んでいるのを発見しました。
まだ、10時20分なので開店してないだろうとは思いつつ近づくと、店の人がいました。
「便所、かりていいですか?」
快く店に通してもらって、さっそく排便。
暴飲暴食を何日も繰り返し、LKM512も摂っていないため、
ちょっとにおいが悪化の兆しを示しているものの、快便!
店を出る時に、
「今は食べられませんよね?」
と聞くと、
「どうぞ、大丈夫です。」
\(⌒∇⌒)/
ということで、イカ刺定食を注文しました。
ウニ漁も解禁されたばかりということで、ウニ丼も。
ちょっと食べ過ぎですが、"非日常の満喫"と"ウンコの仕込み"のためです。

10分ほど待って出てきたのが、1杯丸ごとの透き通ったイカ刺です(写真参照)。
お店の方が、手本ということで突然キッチンバサミでイカの足をチョキン。
イカが痛そうにウニウニ動くじゃないですか~っ。
さらに、その足を醤油につけると、沁みるのか、さらにウニウニ動くじゃないですか~。
"下足の踊り食い"
冷静なお店の方とは対照的に、一人興奮しながら口の中へ。
うまいっ v(。^□^。)v!
吸盤が舌にくっつきます。
さらに裏側の残った部分は天婦羅にして頂き、大満足。
申し訳ないですが、グルメ評論家ではないので、これ以上うまく説明できません。

ikasasi.JPG


この感動を誰かに伝えたい!
市場に戻って、朝水揚げされた巨大なミズイカ(一般的にはアオリイカというらしい)を購入。
こんなの素人にプレゼントしても戸惑うだけなので、
相撲仲間のプロの料理人、藤井実シェフのお店La Rosettaへ空輸。
(メイトーのシェフシリーズのプリンhttp://www.meito.co.jp/chef/index.html)
を共同開発して頂いているイタリアンのシェフです。)

この様に、LKM512の研究を続けるエネルギーを充填して帰路についたのでした。
呼子シリーズ、おしまい。

2009年04月20日LKM博士
呼子のイカ ②

佐賀県呼子町は佐賀県の北西部の不便なところにあります。
悩みましたが、電車とバスを乗り継がなければ着かないし、
その日の午後3時には博多空港に着かなければならないので、
レンタカーで行くことにしました。
佐賀県の春は東京より少し早く、桜が満開。
晴れ男なのでもちろん快晴。
これまで聞いたことのない町でしたが、近づくにつれ、道路沿いのあらゆる看板が
"イカ、いか、烏賊"
どうやら予想以上にイカの町のようです。

着いたのは9時半ごろ、朝市が有名だということで行ってみました。
うわーっ、殆どの店舗でイカの一夜干しをメインに売っているじゃないですか。
リアカーみたいなので、イカを売りに来ているおばちゃん達もいっぱい。
でも、全部同じに見えて区別がつかない。
皆さん声をかけてくるので、なんだか興奮してきて、
1店舗ずつ喋って、つまみ食いをして全店制覇! とにかく美味しい!
結局、
「にいちゃん、これ持ってかえりー」
と、ただで1杯の一夜干しをくれたおばちゃんの所でお土産を購入。
交渉の末、馬鹿でかい(全長50-60センチ)イカの一夜干しを8杯1000円、
30センチ、厚さ2センチ以上ある鯖のみりん干を2枚500円
さらに、よくわからん魚の一夜干しも3匹サービス。
実家にも一夜干しの詰め合わせを送って完了。

そうです。
私にイカのお土産をもらった皆様、
大変喜んで頂きましたが、
あれ、百数十円の品物なんです (= ̄▽ ̄=)。
もちろん、持って帰ってくるのは重く大変で、交通費もかかっておりますが。

さて、近くに名護屋城跡(秀吉が朝鮮出兵のために建てた城)や博物館があるということで、
すぐにそちらを見に行く予定でしたが、
ウンコをしたくなった私は比較的余裕があったこともあり、
快適にできる便所を求めてウロウロ。
LKM512を食べられない旅に入って6日目でしたが、まだまだ快腸!
この後、偶然、美味しいイカ刺し定食に出会うのでした。

つづく。

gyosen.JPG

港に停泊中のイカ釣り漁船。
イカが光に集まる習性を利用する漁のため、集魚灯が装備されている。
本物を初めて見ました。

2009年04月16日LKM博士
呼子のイカ

研究することが仕事の方なら理解できると思いますが、
毎日実験していたら頭が狂いそうになることが多いです。
とにかく、孤独で、殆どが失敗ですから。
ということで、精神状態を安定に保つために、
ちょっと遠出をする時は、一所懸命、非日常を味わおうと努力します。

福岡での農芸化学会の後、3月31日、私は休暇をとって
一人で佐賀県の呼子(よぶこ)という所にイカを食べに行きました。
というのも、
このブログをほぼ毎日チェックしてくれている共同研究先のスタッフのマキさんに、
学会の後、休暇を取って九州の何処かに遊びに行く予定であることを言ったら、
「じゃ、呼子のイカがおススメよー」
と教えてくれたからです。
彼女は福岡出身。情報に間違いはありません!

学会最終日には、多くの知り合いが、
「何時の飛行機で戻られるのですか?」
と聞いてきますが、
「俺、イカ食べに行くから帰らへん!」
「イカ?」
「呼子ってところにイカ食べに行く? 知らんの? 勉強不足やなー。」
「はぁー (・~・:)?」
といういような会話を何回したことか。

でも、マキさん、学会会場で会った時に呼子のことを話したら、
「えーっ、別府じゃないのー!?」
そういえば、最終的には
「色々おすすめはあるけど、別府温泉が一番!」
って、私に薦めてくれていたのを思い出しました。

しかし、計画を立てる時には頭の中は"いか、イカ、烏賊"
完全に忘れていて、別府の「べ」の字も出てきませんでした。
食い意地のはり具合に、自分でも驚きです。

でも、食い意地がないとウンコの実験はできません。
なぜなら、必要な時にサンプルを出さなくてはいけないからです。
ちょっと思いついた時は、まずは自分のウンコで試すのです。
そう、大腸の中には常にサンプルを仕込んでおく必要があるのです。

完全に脱線しましたので、呼子の続きは明日。

2009年04月15日LKM博士
研究者らしく!

前回の文章、
"11年間の研究で、LKM512が従来のビフィズス菌と比べ非常に強く、
腸内で増えることを発見しました。
また、増えたLKM512の作用機序を詳細に研究し、
腸内で産生されるポリアミンという物質に注目しました。
LKM512が腸に届くとポリアミンが増えて、
その作用で病気の発信源である大腸の機能が回復するのです。
その結果、様々な疾病予防に効果的であることが確認できました。"

を、研究者として書き直すと、
こんな感じでしょうか。

"これまでの研究で、Bifidobacterium animalis subsp. lactis LKM512は他のBifidobacterium属の菌株と比較して、非常に強い耐酸性と腸管ムチン接着性を有し、経口摂取後に腸管内で増殖することが認められた。また、LKM512の保健効果の作用機序を研究する過程で、腸内細菌が産生するポリアミン(PA)の重要性に着目してきた。PAは細胞増殖因子としての作用をはじめ、免疫調整作用、抗変異原性など多様な生理活性が報告されており、大腸のバリア機能を含む生理機能や疾病に大きく関与していると考えられる。一連の研究で、LKM512摂取後、この菌株が腸管内に到達・増殖することで腸内菌叢が変動し、腸内PA濃度が上昇し、そのPAの作用で炎症抑制、腸内変異原活性の低下、腸管バリア機能の上昇、アトピー性皮膚炎の軽減および様々な老年病予防に有効に作用する可能性が高いことが確認された。"

どうでしょうか? 
ちゃんと読まなかったのではないでしょうか?

ふと、このブログで気が付きました!

そもそも、研究論文を「です、ます」調の丁寧語で書くことはあり得ないのです。
「だ、である」調で書きます。
どうやら、私は、
「です、ます」調で書くことで、研究者らしくない文章を書くことにスイッチが変わっているようです。

今思い出すと、当初(下書き)はブログも「だ、である」調で書いていました。
これを「です、ます」調に修正する、しないで、
マイさんやサトシ君と議論したことを思い出しました(結局私が折れて修正しました)。

でも、たまにはウンコ研究の秘話をする時などに、
「だ、である」調で強く断定した文章を書いてみたいです。

「私はウンコ実験をすると、カレーを食べたくなる!」

どうでしょうか?
力強い一言でしょう?

2009年04月10日LKM博士
研究者らしく?

2年程前から、営業系のメンバーと仕事をすることが多くなってきました。
一所懸命研究したLKM512というビフィズス菌を売っていこうとしているわけで、
可能な限りの協力はしていきたいと考えています。

その中でも一番多い仕事は、
LKM512の健康増進効果の"わかりやすい"説明です。
これが難しい!
字数制限なんてあると、本当に大変です。
とにかく、殆どの専門用語が使えません。
当然のことですが、何度も失敗してきました。

営業「ここが難しい。簡単にならない?」
私 「じゃーこれでいいですか?」
営業「ダメ、わからん。」
私 「なんで? わからんのがわからん。」
営業「わからんもんはわからん。」
私 「わかろうとしてないやろ?」
営業「1フレーズで何とかして。」
私 「アホか、10年分の研究をそんなに短縮できるわけないやろ。」

なんて会話をよくしておりました。
が、いつの間にか慣れて、できるようになってきました。
今では、殆どケチが付きません。
それどころか、社内向けの講演などでは、
「わかりやすい」
なんて言われることもあります(o^∇^o)

ところが、先日、
LKM512プロジェクトメンバー・営業担当ユージ君がチラシを作っている時に事件は起こりました。

ユージ君に、チラシの最後に私のコメントを載せるので、
3-4行の文章を作って送って欲しいと頼まれました。
忙しかったのですが、締め切りが近いと言うので急いで作って送ったところ、
5分後にメールで、
「もっと研究者らしいコメントを書いて下さいヾ(-д-;)」
と返信が。
その文章がこれです。

"LKM512を食べるとうんちの状態が変化することに衝撃を受け、
一体どんな効果があるのだろうと研究を始めて11年。
とにかくすごい健康増進効果です。まずは体感して下さい。"

うーん、確かにちょっと・・・。

恥ずかしくなり、ちょっと格式を上げて書いたのがこれです。

"11年間の研究で、LKM512が従来のビフィズス菌と比べ非常に強く、
腸内で増えることを発見しました。
また、増えたLKM512の作用機序を詳細に研究し、
腸内で産生されるポリアミンという物質に注目しました。
LKM512が腸に届くとポリアミンが増えて、
その作用で病気の発信源である大腸の機能が回復するのです。
その結果、様々な疾病予防に効果的であることが確認できました。
「科学的に証明されたLKM512」を是非ともお試し下さい。"

合格でした。

しかし、ユージ君は当時まだ1年目の新入社員。
「なんで、あいつにそんなこと言われなあかんねんヾ(。`Д´。)ノ」
と、時々思い出しながら、
研究者がこんな軽いブログを書いていて良いのかと悩んでいる今日この頃です。

2009年04月08日LKM博士
シルシルミシル撮影~告白編~

いきなりですが、シルシルミシル撮影中の秘密を告白します。

荷台で待っていた時間帯、つまり8時台は私のウンコタイムです。
もちろん便意を催しました。
が、おならをしながら耐える選択肢を選びました。
つまり、荷台の密閉された空間で、私はおならをしまくっていたのです。
おそらく30発はやりました。
でも、LKM512のおかげで腸内菌叢が完璧な私のおならは無臭。
誰一人、気が付きませんでした( ´^,_」^)ぷ♪。

track.JPG

ただいまトラック内部でおなら連発中!

2009年04月07日LKM博士
シルシルミシル撮影②

今日は撮影当日のことを思い出して書きます。

全国ネットで、タレントさんが実際にロケをするってことで会社は大騒ぎでした。
当日は朝7時にリハーサルのため半強制早出です。
とはいえ、殆どのメンバーはオープニングにタレントさんを大騒ぎで迎えて盛り上げるための要員。
運送用のトラックの荷台に50-60人くらいの社員が隠れていて、
タレントさんが話し出すと荷台が開いて、大騒ぎするって段取りです。
私もその大騒ぎ要員の一人でした。

私は、ブログを書く必要があるのでというよくわからない理由で、
テレビに映る前の方に立っておくように指示され、
風船を持たされて、ひたすら待っていました。
快晴でしたが、気温1-2℃の日で、トラックの荷台は本当に寒かったです。
皆、ブルブル震えていました。
しかも、隣の人とは10センチも無いくらいのぎゅうぎゅう詰め。
荷台は閉められ、外の音も聞こえず暗い中、
「開いたら、本番なので騒いで下さい」
とだけの指示。
極めてストレスが溜まる環境で待つことおそらく30分程度。
気力も無くなり、ダラダラし始めた頃、ジワッと明るくなり、本番です。

すぐそこには、くりぃむしちゅさん達がいるじゃないですか~。

各自が全力でワーワー声を出して10秒くらい大騒ぎ、
その後、声を合わせて

「協同乳業へようこそ~っ!」

って叫んだのでした。

完璧!

入社して丸12年。
初めて"一丸"になった瞬間を味わいました。
放送が楽しみです。
4月8日、どうぞ皆さんご覧になって下さい。

track2.jpg

これリハーサルの様子です。この後、閉じ込められたのです。

2009年04月06日LKM博士
シルシルミシル撮影

3月24日のサトシ君のブログの通り、
「シルシルミシル」って番組が、協同乳業に撮影にやって来ました。
なにやら、「お初」ものを扱う情報バラエティ番組のようで、
協同乳業の意外とたくさんある業界初のものを取り上げて頂いたようです。

アイスクリームバー(ホームランバー)
カッテージチーズ
テトラ牛乳(紙パックの牛乳)
クールドホイップ
などを日本初で扱ったようです。

是非、この機会に会社のホームページもみて下さい。

もう1年遅かったら、
ウンコやお尻ネタ満載のこのブログも、ある意味、企業ブログとしてはお初であろうし、
面白く扱ってもらえたのかな、なんて少し残念に思っています。

2009年04月03日LKM博士
LKM博士、復活

2つの学会発表&聴講と2日間の休暇の、合計6日間の旅から戻って参りました。

その間、アザース君が繋いでくれていたようですね。
私には、「ア」の発音が小さく、「ザ」の発音が強いので、
「ァザース」
って聞こえます。
確かに、彼は「ァザース」を連発するのですが、
通常の挨拶時は、大きな声の「ァザース」
ヒソヒソ話の時は小さい声の「ァザース」
理解できていない時は、不安気に「ァザース(・~・:)?」
「ザ」と「ス」の間も色々な長さがあり、色々と使い分けているようです。
但し、詳細な意味はよくわかりません。
が、このブログの主旨を十分理解して、意外に、まともな文章を書くので驚きました。

アザース君のことはさておき、
26、27日の日本薬学会129年会のことを少しコメントいたします。
学会前にも少し書きましたが、
シンポジウム「常在微生物の解析とその制御による疾患の克服」で
「腸内菌叢と難治性成人型アトピー性皮膚炎」
というタイトルで講演致しました。

前日のシンポジストの懇親会では、
(京都っぽい、風情のある店に連れて行って頂きました。)
「薬学会員は微生物には興味がある人は少ないので、人が集まるか心配だ。」
なんて説明を聞いていたのですが、220名の会場で、立見が出る大盛況でした。
また、農学、食品化学の分野とは異なる実験系での研究など、色々と勉強になりました。
例えば、物質Aの大腸内での作用を調べたい時は、Aを肛門から注入するというような発想です。
食品系の実験では、投与は基本的に口からなので、それなりに衝撃的でした。

さらに、最大の収穫は、これまで接点の無かった薬学系の先生方と情報交換ができたことです。
愛知学院大学薬学部の河村好章先生
岐阜薬科大学の森裕志先生
明治薬科大学の杉田隆先生
慶応義塾大学薬学部の清水美貴子先生 (シンポジウム発表順)
本当に、ありがとうございました。
今後、実験のことなどで相談できる関係に発展できれば良いと思っております。

"仕事は仲間を作る"
ゲーテの格言通りに、LKMネットワークを拡大していきたいです!

発表後、個人的に感想なり意見を言って下さった皆様、
「ァザース!」ヾ(´∇`)ノ゙

2009年04月01日プロジェクトメンバー
堂々完成!LKM512トイレットペーパー

営業企画部のサトシです。
とどく・ふえる・まもるビフィズス菌LKM512の
ノベルティグッズを作りました。
製作品はずばりトイレットペーパーです。
やはり腸の健康についてじっくりと考えてもらう為に
便所が一番だと思い製作しました。
トイレットペーパーには、LKM512の機能
LKM512川柳がデザインされています。
非売品ですので販売はしませんが、
5月12日の「LKM512」の日等の
イベントで配布する予定です。

toilet.jpg

2009年03月26日LKM博士
調子にのって

タイトル通り、調子に乗って、
「琴欧洲 & プロバイオティクス」
でYahoo!検索しました。

えぇぇーっ!
28,700件中、1位と2位に私のブログが出てくるじゃないですか。
しかも、
琴欧洲をヨーグルトの宣伝に使っているあのメーカーに関連するホームページより上位に出てくるではないですか。 Σ(゚ロ゚;)
勝った!

お尻に惚れたって個人的感情を書いただけですが・・・。

kensaku2.jpg

あー、ちょっと興奮して連絡を忘れるところでした。
学会シーズン到来のため、本日から3月末まで私のブログはお休みです。
プロジェクトメンバーからメッセージが出てくると思います。

では、いってきまーす!

2009年03月25日LKM博士
ブログの実験です

大相撲開催中は相撲の話をすればアクセス数が増えるのか?
連日の相撲ネタ掲載で実験です。

両横綱に隠れていますが、今場所頑張っているのはベテラン大関魁皇です。
私と同学年で、もう体はボロボロなので、いつも心配しながら応援しています。
ちなみに、私は自己紹介ではいつも「魁皇と同学年」って言っています。
誰もピンと来ないようですが・・・。
今場所は、場所前に虫垂炎(もうちょう)を発症して稽古不十分と聞いていたので心配しておりましたが、
9-10勝はできそうな雰囲気で安心して観戦しております。

ところで、話は変わりますが、
盲腸ってどこにあるかご存知ですか?
小腸と大腸の境目にありますが、ヒトの盲腸は小さく、痕跡程度の器官です。
しかし、マウスやラットは大きな盲腸があります。
これは巨大な発酵タンクの役割をしていて、
植物性の餌を食べる動物では繊維成分の分解を盲腸内細菌が担っているのです。

ヒトを使った腸内菌叢の研究にはサンプルとしてウンコを使いますが、
マウスやラットでは盲腸内容物を使う研究者も多いです。
無視できないからです。

これがマウスを使った腸内環境研究の悩みの種。

ウンコか盲腸か?
盲腸かウンコか?

あー、うまく使い分けているつもりでしたが、
また頭が混乱してきたので、今日はおしまい。

2009年03月24日LKM博士
ビフィズス菌 & 大相撲

春場所も、朝青龍と白鵬の一騎打ちですね。
両者とも殆ど隙がない状態だと思います。
ただ、そこにばかり注目され報道されるため、
他の力士の成績がよくわからず、インターネットで調べようと思いました。
大相撲って検索したつもりが、先に検索していたビフィズス菌が消えていなかったようで、
「ビフィズス菌 & 大相撲」
でYahoo!検索

あれれっ!
29,100件もヒットしたのに、読売のニュース速報の次は、
私のブログが出てくるじゃないですかーっ Σ(゚ロ゚;)

びっくりしたので、報告です。


kensaku1.jpg

2009年03月19日LKM博士
アトピーに効く

2月の初めに、花粉症の話を3回にわたり連載しました。
反響が大きく、しばらくこのブログが検索上位にありました。

その内の2月3日のブログで、
「アトピーに効くって研究成果がある」
という話が出てきますが、
これを詳しく聞きたいって問い合わせが多いので、
ちょっとお答え致します。

この研究は、
理化学研究所バイオリソースセンター微生物材料開発室
慶応義塾大学医学部漢方医学センター
あらなみクリニック(静岡県島田市)
との共同で実施したものです。

被験者は
15歳から50歳の大人のアトピー性皮膚炎患者で、
ステロイドなどの免疫抑制剤での治療を実施せず、
漢方薬での治療を試みている患者さんを対象としました。

ビフィズス菌LKM512入りヨーグルトを1ヶ月間食べていただき、
アンケート調査、免疫系の指標、腸内環境の変動を調べて、
その有効性を確かめたものです。
どうして効くのか、専門的な説明は非常にややこしいので、今回は省き、
今後、数回に分けてわかりやすく説明したいと思います。
ひとつ、
簡単なアンケート結果を紹介しますと、
10人中4人の方で"かゆみ"が軽減したようです。

この内容は、英国のアレルギー専門ジャーナル
Clinical and Experimental Allergy 37: 358-370 (2007年)
に 掲載されております。

日本語では、
バイオインダストリー(シーエムシー出版)、2008年9月号の
アレルギー特集に
「ビフィズス菌LKM512による成人型アトピー性皮膚炎緩和効果」
というタイトルで解説しております。
(他にも、アレルギーの臨床(北隆館)など専門誌で解説しております。)

また、
3月27日(金)に、
日本薬学会第129年回(京都)で開催される
シンポジウム「常在微生物の解析とその制御による疾患の克服」
でも3番目の演者として講演致します。
興味のある方、参加して下さい。

今日は、真面目な一面を出してしまいました。
ちょっと照れくさい(=´Д`=)ゞ

2009年03月18日LKM博士
途中経過

皆さん、早いもので3月の中旬です。
今年の目標はまだ継続中ですか?

私はちゃんとやってます。
何を?
と思う方は1月5日のブログへ行って下さい。

そうです、排便回数を数えているのです。
2月終了時点では、意外と少なく、
合計82回!
1日平均1.39回というペースです。

どうですか?

と言われても、何とも言えないですね。

私も、
「少な過ぎる」と言われても困りますし、
「多すぎる」と言われても困ります。
でも、
「そんなもんやろ」と言われたら、少し腹が立つような気がします。

ところで、
1.39回×365日
=507.35回/年間
512回になったらおもしろい!
「LKM512を毎日食べたら、1年で512回ウンコが出ました」
なんてね。

2009年03月16日LKM博士
関取の美しい肌

お肌の話を連発します。

私は大相撲が大好きです。
家でテレビがついていたせいでしょうか、北の湖-輪島の時代から、ずーっと見ています。
特定の力士が好きということではなく、相撲自体が好きなのです。
小学校、中学校、高校と授業の間の休み時間はいつも同級生と相撲を取っていました。
まわしはベルトなので、いつもズボンのベルト通しはボロボロ。
大人になってからは、相撲を取ってくれる人が殆どいないので寂しいです。

そういうわけで、数年前から東京で開催される1(初)、5(夏)、9(秋)月場所は
休暇を取って両国国技館まで相撲仲間と観戦に行っております。
最初は2階の椅子席で観戦していたのですが、少しずつ前で見たくなり、
朝青龍の復活で大騒ぎだった2009年初場所、
ついに土俵際の溜席(砂かぶりとも呼ばれる)にデビューしたのです。
テレビで見ていると力士が落ちてくる危険がある、あの席です。
(実際は溜席の後ろの方で、力士が落ちてくる危険はなかったです)
チケットを取るのは大変で、友人が早朝5時台から国技館に並んで整理券をゲットし、
次の日も朝から国技館に購入に行ってくれて、やっと取れました。感謝!

私は毎回、昼前には国技館に入り、
三段目や幕下の取り組みからじっくり観戦しているのですが、
いつも、
「地位が上がるにつれ、力士の肌が綺麗になっていくな。」と感じます。
特に、幕内の上位の力士たちの大半は芸術的な美しさを感じます。
朝青龍や白鵬の肌が非常に綺麗であることはテレビ画面からでもわかると思います。
最初はオーラのせいかなと思っていたのですが、冷静に写真等で見ても綺麗です。
激しい稽古をして、よく汗をかくからであるという説明を聞いたことがありますが、
それなら、下位の力士も同じはずです。

私は胃腸が強いためではないかと考えています。
力士は体重を増やすことも仕事。食事も稽古だといいます。
でも、いくら体を動かしているといっても、あの食生活は暴食でしょう。
胃腸に相当負担がかかっているのは間違いありません。
若いのに体調を崩す力士が多い原因であることは、誰の目にも明らかです。
腸の大事な仕事、
①消化、②栄養素の吸収、③不要な物質の排除(有害微生物やアレルゲンを吸収しない)
がきっちり機能してこそ健康が得られ、
そして綺麗な肌が形成されると思います。
もちろん消化やビタミン産生に大きく関与している腸内菌叢も重要なファクターの一つです。
力士の腸内菌叢も調べてみたい!
例えば、同部屋所属の入門10年の力士のウンコをもらって研究したら、
同じちゃんこを食べていても、
幕内上位の関取と幕下の力士とでは腸内菌叢に明確な差がでるような気がします。
あの食生活に耐えて正常に機能する胃腸を持っていることも強くなるための必須条件、
つまり、
強い力士は腸も元気だから、当然、肌も綺麗ってわけです。

ところで、先場所の溜席、東側だったのですが、
運命なのか、お尻が真正面にくる席でした。
仕切っている時は東方力士のお尻をずっと正面に見ているという状態。
私は元大関北天佑のお尻が好きで、それを目指して鍛えていましたが、
今回、新たに大関琴欧洲のお尻の美しさに惚れました(*'ー'*)

2009年03月09日LKM博士
肌年齢はマイナス10歳

ちょっと忙しくて放っていたら、社長にブログが乗っ取られそうになっていました。
さらに、今後書こうとしていたネタに関連していることが書いてあるではないですか(ノ゚ο゚)ノ
慌てて便乗!

2/19の社長のブログに「LKM512は若さを保つ」ってありますが、
これは今月末の学会で発表しようとしている内容で、ちょっとフライングですかね。
この発表に関する稟議は回覧済みなので、社長の頭では既成事実になっているのでしょう。
私の仕事が社長にタイムリーに認識されていることは、喜ばしい限りです。

さて、書こうと思っていたのは若返りに関するちょっとした話です。

昨年11月、この地域(東京都西多摩地域)の栄養士さんが中心となり開催される
「みんなの栄養展」で講演に招かれました。
講演後、展示室をウロウロしていると肌年齢チェックのブースを発見。
話のネタにと、少し順番待ちをして、大きな機械で測定してもらったところ、

"肌年齢は25歳、肌健康度はA"
"あなたは実年齢よりもとても若い肌をされています。"
という結果が出ました。(添付の測定結果を見て下さい)

なんと、実年齢(35歳)より10歳も若かったのです!

hada.JPG


測定してくれた担当者は
「普段どんなお手入れされていますか?」

後ろに並んでいた女性は
「次に測るのは恥ずかしくて嫌だわ。」

私の、寝不足、飲み過ぎの生活サイクルを知っている人は
「なんで?」

ブログに登場したことのある広報担当のマイさんは
「・・・。」 (「負けた」という心の声が聞こえました。)

理由は私にもわかりません。
特別なケアは何もしてないことは断言できます。

他人と違うのはLKM512を10年近く食べ続けていることですかね。
週に1kg程度のLKM512入りのヨーグルトを食べています。
1日150gくらい。大した量ではありません。
食べたくない気分の時は食べません。
こんな程度です。

LKM512の美肌パワー? ほんまかいな?
と思いつつ、
私の腸内腐敗産物の濃度は非常に低いのも事実。
腸内ポリアミン濃度が平均より高いも事実。
つまり、腸内環境が良好であることは事実。

信じる方は勝手に試して下さい。継続が大事な気がします。

ついでに書きますが、
私が本当に自信を持っているのは"おしり"の肌年齢です。
5歳半の娘のおしりと比べても、同レベルのきめ細かさです。
おそらく実年齢マイナス20歳位でしょう。
会社のブログなので写真を見せられないのが残念です。

2009年02月23日LKM博士
LKM博士に負けた私

お久しぶり(?)です。
10日ぶりの登場です。
みなさん、ちゃんと私のことを覚えていてくれますか?

今日は忙しく実験している最中に、営業企画部のサトシ君から電話がかかってきました。
彼を一言で表すと、"ちょっと生意気なやり手"。
いつも話術巧みに、私を操ろうとしてきます。
意見をしっかり持っていて、上司や先輩に対しても、ガツンと言う事もあるようです。
社内では将来有望な若手の一人でしょう。
LKM512の営業戦略も彼が中心に立ててくれています。
もちろん、このホームページも彼無しには完成しなかったでしょう。

あまり褒め過ぎると調子に乗るので、本題に入ります。

サトシ君の今日の相談はLKM512のPRビデオを作製するという内容でした。
それは大歓迎なのですが、私に出演しろと言うのです。
しかし、詳細に聞いてみると、ちょっと悲しい事実が・・・

当初、このホームページにあるイメージキャラクター"LKM512君"と
LKM512博士(←私に似ている?!)を登場させて
PRビデオを作製する計画で話を進めていました。
しかし、それだとアニメーション製作費用が高いらしいのです。
ですから、LKM512博士の代打で私本人が登場し、"LKM512君"と共演しろということです。

つまり、PRビデオ内での価値は

LKM512博士> 私本人

ということになります。
何とも言い表せない虚しさを感じました。

しかし、数秒後、頭を切り換えた私は
「撮影中にお尻出すで!」
と反撃しておきました。

おしまい。

2009年02月12日LKM博士
ちょっとご連絡

このブログもホームページも、
「LKM512というビフィズス菌を広く知ってもらおう!」
「LKM512の入った商品を売っていきたい!」
という意思のもと、自主的に集まった"LKM512プロジェクト"という
社内プロジェクトチームで運営しております。
ということで、プロジェクトメンバーにもブログにも参加してもらおうと思います。
たまにはスペシャルゲストも招こうかな。

言っておきますが、私のネタが尽きたわけではありません!

次回以降、営業担当者などが登場しますのでご期待下さい。
それから、親しみを持っていただくために、
名字ではなく名前で登場することにみんなで決めました。
一発目はブログ管理係のマイさんが登場するのかな? 
それとも、他の目立ちたがり屋さん?

そうそう、
LKM512博士ファンの皆様、
「LKM512博士の出番が少なくなるのでは?」
と心配しているのでは?
心配ご無用!
私は今まで通りの頻度で登場しますからね。

2009年02月09日LKM博士
花粉症3

梅の盆栽が咲いたので、季節ネタとして軽い気持ちで花粉症のことを書き始めたのに、
初の連載ものになりました。
しかも、私の本業の説明なので、おもしろい事も書けず、ちょっとしんどいです。
もう疲れたので、今日でまとめて終わり。

最後は、LKM512を食べたら花粉症が軽減される可能性があるという根拠を説明します。
この内容は、Bioscience, Biotechnology, Biochemistryというジャーナルに昨年掲載されました。
Web上でも閲覧できますので、どうぞ。
72巻の1604-6ページです。
でも、英語ですよー。

アレルギー反応には、ヘルパーT細胞というリンパ球のバランスが大きく影響しているといわれています。
ヘルパーT細胞は産生する生理活性物質(免疫学ではサイトカインという)の違いにより、
1型と2型に分類され、これらのバランスが大事なのです。
もちろん、均衡を保っているのが好ましく、健常人では均衡に保たれているようです。
どちらに偏るのも好ましくないことですが、2型に偏ると、
この生理活性物質(サイトカイン)によりアレルギー反応が促進されます。
花粉症関連のテレビコマーシャルなどでよく耳にする、くしゃみの原因であるヒスタミンなどは、
この2型の生理活性物質(サイトカイン)により誘導される物質です。
詳しく知りたい方は、インターネット上でもたくさん説明がありますので、
「ヘルパーT細胞」、「花粉症」などで検索してもらえるとよいと思います。

私が行った実験は、花粉症患者から血液をもらって、そこからリンパ球を取り出して、
ポリアミンを添加して培養し、
それらが産生する生理活性物質(サイトカイン)の量を測ってみようというものです。
LKM512を食べると腸内菌叢が改善され、腸内のポリアミン濃度が上昇するのですが、
当然ポリアミンは血中にも移行していると考えられます。

要するに、
LKM512を食べた後の血液の中をイメージし、
「ポリアミン濃度が上がると、血中のリンパ球が生理活性物質(サイトカイン)を作る量は変化するのか?」
という実験です。

結果は見事!
ポリアミン(この実験ではポリアミンの中で最も活性が強いスペルミンを使った)が一定濃度以上になると、
ヘルパーT細胞2型の生理活性物質(サイトカイン)の産生量が減るではないですか!
このような試験管レベルでの実験は、時々、ありえない量や濃度のサンプルを添加して、
効果があったと発表されている場合も少なくないのですが、この結果は完璧!
効果があったスペルミンの濃度は10μMとヒトの血中濃度の範囲内です。

つまり、
「LKM512を食べて、腸でポリアミンが作られて血中に移行すると、ヘルパーT細胞によるアレルギー型の反応が抑えられる可能性が高い!」
ということなのです。

理解できました?

どうでしょうか?
ある食品を一定期間食べて、「くしゃみが減ったとか」、「少し楽になった」などのプラセボ無しのアンケート結果だけで、花粉症に効くっていう胡散臭い健康食品より、
科学的で、ちゃんと効きそうでしょう?
でも、前回述べた理由できっちりした試験ができないので、
どう問われても、
「知りません。試験してないので。」
と答えます。
あるいは、この内容がわかりやすいって誰かが言ってくれたら、
「ブログ見て」
って答えたいですね。

lkm.JPG

2009年02月05日LKM博士
花粉症2

関係者はうすうす感じているでしょうが、
実は私、「ヒトを使った花粉症への効果判定試験」に関しては、非常に消極的なのです。

商売にも繋がるし、注目されているのに何故か?
それは、実験の組み立てが極めて難しいからです。

食品に限らず医薬品でも、臨床的な効果判定にはプラセボというものを使います。
プラセボとは、日本語では「偽薬」と訳されていますが、
有効成分が入っていない、見た目や味などが全く同じものです。
私の実験の場合は、
普通のヨーグルトにLKM512を添加したものを「LKM512ヨーグルト」として試験をするのですが、
LKM512を入れずに作ったヨーグルト、いわゆる「普通のヨーグルト」がプラセボとなります。
色、味、香り、量、乳酸菌の数まで同じです。
違うのは有効成分LKM512が入っているか、入っていないかということだけです。
作った人にしかわかりません。
これらを患者さんに食べてもらって比較するのです。

なぜ、こんな面倒なことをするかというと、プラセボ効果を避けるためです。
プラセボ効果とは、心理的な影響で、
薬理成分が入っていなくても薬と思うことで効いてしまう現象のことです。
これは科学的に証明されている現象です。
つまり、ヨーグルトを食べるだけで、ヨーグルトが花粉症に効くと信じていれば、
その気持ちだけで花粉症が軽減されることがあるということです。
ですから、プラセボ(普通のヨーグルト)を食べた時と比較して、
LKM512ヨーグルトを食べた時にプラセボ以上の有効性が認められるか否かを比較する必要があるのです。

では、私が試験参加者を2つのグループに分けて
Aグループ:プラセボ
Bグループ:LKM512ヨーグルト
それぞれ1ヶ月食べてもらう
という試験計画で良いのかというと、これも正確な試験ではありません。

つまり、私(試験者)が
「この人プラセボやから、効くわけない」
と思い込んでデータを取ることによるリスクを回避しないといけません。
そこで、試験者も被験者(患者)もプラセボなのかLKM512ヨーグルトなのかをわからなくして実施しなければなりません。
そこで、試験者と被験者の間に第三者が登場し、これらを調整してくれるのです。
専門的にはこの試験方法を二重盲検法あるいはダブルブラインド法といいます。

第三者の登場は、身内で試験を行なう場合、極めて有効な手段です。
私にウンコを渡すとなると抵抗感があるようですが、
私が個人名を把握できないとなると、参加者が増えるのです。
私はちょっと楽しみが減って残念ですが・・・。

まだややこしいことがあります。
今日のブログは息抜きどころではなくなってきました。

よりデータのばらつきを少なく正確なデータを得るためには、Aグループにも、Bグループにも、
プラセボとLKM512ヨーグルトを食べてもらい比較するのが好ましいです。
つまり、
Aグループ:プラセボ →休止期 →LKM512
Bグループ:LKM512 →休止期 →プラセボ
とするのです。
休止期は、それまで食べていたヨーグルトの影響を無くすため、
1ヶ月ほどの期間食べない期間です。
この試験方法を交差試験あるいはクロスオーバー試験といいます。
すなわち、先の、二重盲検と合体させ、
「二重盲検クロスオーバー試験」が食品成分などの機能性を試験するには理想的なのです。

さて、やっと花粉症の試験に戻りますが、
スギ花粉が飛散するのは東京では1月末から3月の間ですが、
最盛期は2月中旬から3月中旬くらいでしょう。
たった1ヶ月しかありません。
この短期間に、プラセボとLKM512の投与、
さらにこれらの間に休止期を挟んで実施することは時間的にできないのです。
短過ぎるのです。
前半は花粉が多かったけど、後半は少なかったなんてこともあるでしょう。
2年間に渡り実施することも考えました。
1年目にプラセボを食べた被験者の2年目はLKM512という形です。
しかし、毎年花粉の量に差があります。
私が調べた限り、2年連続同じ量の花粉ということはないようです。
スギも生き物ですから、前年の天候やらに花粉量が著しく左右されるようですね。
前年に気候の問題で少なかったら、次の年爆発的に飛散することも多いようです。
「例年の10倍の花粉が飛ぶ」
なんていう予報が出る年もある位です。

10倍も飛んでいると聞いたら、それだけで花粉症の人は鼻がムズムズするでしょう。
これって、逆プラセボ効果(?)と言ってもよいかもしれません。

とにかく、異なる環境で試験しても意味がないので、これも不可ということです。

さらに、LKM512の効果を調べるわけですから、
被験者の方には、薬の使用を制限して頂かなくてはなりません。
これは、多大な苦痛となるでしょう。
また、マスクやゴーグルなども参加者全てで同じものを使わなければならないでしょう。
数年前、当社研究所内で小規模でトライをしたことがあるのですが、
「参加してもいいけど、プラセボだったらやらない」
というようなことを各人が個人的に言ってくるものですから、どうすることもできません。

ということで、これらが、私が花粉症患者へのLKM512投与試験に消極的な理由です。
とにかく、きれいな実験系を確立するのが限りなく不可能に近いのです。

もう疲れたので、続きは次回。

2009年02月03日LKM博士
花粉症

私の梅の盆栽が咲き始めました。
まだ、寒いですが、これから春に向かって加速していくことでしょう。

ということは、花粉の季節も始まるということですね。
私は花粉症ではないですが、仕事上、ちょっとした風物詩のような存在です。
ヨーグルトや乳酸菌が花粉症の軽減に効くって発表されて5年くらい経つのでしょうか?
この時期になると、
「LKM512は花粉症に効かないか?」
と社内外からよく質問されるのです。

国民的関心も強いのでマスコミも取り上げたいようですが、
毎年のことなので特に新しいヨーグルトもない。
そこで、昨年あたりから、「腸内細菌が作るポリアミン」のような聞き慣れないことを研究している私のところへ取材が来ることも増えました。

先週も電話取材があったのですが、

記者「LKM512が入ったヨーグルトは花粉症に効くと聞いたのですが?」
私 「知りません。試験をしていないので。」
記者「でも、アトピーに効くって研究成果がありますよね?」
私 「はい。それはきっちり専門誌で発表しています。」
記者「では、花粉症にも効くのではないですか?」
私 「わかりません。効く可能性はありますが、患者さんに食べてもらう試験はやってないので。」
記者「効く可能性があるのは何故ですか?」
私 「その説明は凄くややこしいですよ。・・・聞きます?」
記者「是非、聞かせてください。」
私 「そうですか。でも、本当にややこしいですよ。」 
記者「大丈夫です。慣れていますので。」
私 「では・・・。んー。私自身、何から話してよいかよくわからんのですが・・・。」
記者「・・・」(「なんじゃ、この人」って心の声)
私 「んー、ポリアミンってご存知ですか?」

と始まる。

この後、記者は私の親切丁寧な説明を受けながら、パニック状態に陥るのです。
最後は誰でもいつでも、
「よくわかりました。ありがとうございました。」

ところが、
記事になったら、
必死で伝えたことが全て抜けているではないですか( ̄□ ̄;)!!
(毎回ではないが頻繁にある)

ということで、今後のために、このブログでちょっと説明してみます。
次回以降のお楽しみ!

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剪定して、水を与えるだけで元気です。
今年はもう少し大きな鉢を買って、土を新しいものに換えてあげよう!

2009年01月23日LKM博士
「神の使い」or「害獣」

小学生の時、奈良・春日大社の鹿は神の使いと教わりました。
奈良県の民話にも、鹿を殺したら死刑になるから、
朝早く起きて家の前に鹿の死体がないか確認する話があったような記憶があります。
また、鹿は神の使いでありながら、天然記念物にも指定されています。
一方、同じニホンジカでも、近年、農村部や牧草地に出現し被害を出し
害獣扱いされるものもいます。
駆除の対象になっている地域もあるそうです。
生物学的には同じ種類であるにもかかわらずその扱いは雲泥の差。
我々ヒトは勝手に基準を作って、一体何様なんやろう?
「発酵」と「腐敗」、「野菜」と「雑草」、「益虫」と「害虫」もこの範疇に入るでしょう。
でも、皆、一生懸命生きているのに違いはありません。

さて、「悪玉菌」と「善玉菌」の違いは何でしょう?
両者とも腸に棲んでいる常在菌です。
ヒトの健康を害するか、促進するかの違いで分けられていると思いますが、
あまり科学的な表現でなく、
殆どの腸内細菌はどちらに当てはめて良いのかわからないというのが、
この分野の研究者として現状を分析した率直な意見です。
対称の位置に存在し、常に戦っているようなイメージがありますが
(このホームページのゲームもこのイメージで作っていますが・・・)、
もしかしたら仲良しかもしれません。
悪玉菌がいないと善玉菌の栄養が作られないなんてこともあり得ます。
固定観念を棄てて研究すると、この基準が変わることもあるでしょう。
「こんな研究をやってみたい!」
でも、そんな研究成果が出たらこのゲームは中止するしかないのか?
それも困るな。結構がんばったから・・・

話は戻るが、奈良公園で神の使いがラブレターを食べた事件を思い出しました。
女の子にラブレターをもらった友達に我々が読ませろと迫っていた時、
友達の後ろから忍び寄り、ラブレターを後ろに隠していた手から奪ってその場でモグモグ。
「なんでやねん!」って叫んでいましたが、もちろん鹿は知らん顔。我々は大爆笑。
何度か反芻されコロコロウンコになったことでしょう。
これって、神がすることなのか?
神の悪戯か?
彼にとっては害獣であったに違いない。

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鹿せんべいを買う人発見!

2009年01月14日LKM博士
LとKとM

「ビフィズス菌LKM512」なんてややこしくて覚えにくい名前が
このプロバイオティクスにはついています。
よくKLMって間違えられるんですよね。
特に海外の研究者には、KLMオランダ航空のせいか、
正しく言ってくれる人がほとんどいない(≧ヘ≦)
KLM Royal Dutch Airlines、
オランダ語ではKoninklijke Luchtvaart Maatschappijと言うらしいです。

この名前、深い意味は無く、単純に当研究所での管理ナンバー。
Laboratory of Kyodo MilkのLとKとM、菌株管理番号512番。
味気ないので商売っ気のある名前に替えるか・・・?

でも、プロバイオティクスは菌種でなく菌株レベルで機能性が異なる!
すなわち、この菌株名が極めて重要で、効果を保証するものなのです。
多くの健康促進機能をLKM512という名のもと、
国際科学ジャーナルで発表してきたことから(http://www.meito.co.jp/laboratories/report/index.html)、
商売上もあえてこの名前を使っていくことに決定!

後付けにはなりますが、意味をつけてみました。
LはLove(愛)
KはKindly(思いやりのある)
MはMarvelous(驚くべき)
意外と良いかも・・・。
「愛を込めて研究され、体にやさしく、驚くべきパワーをもったプロバイオティクス!」

ちなみにLKM博士のLとKは、上と全く同じです。
Mも飲み会などでは驚くべきパワーを発揮するのでMarvelousで良いかもしれませんが、
Makezu-girai(負けず嫌い)のMでもOK?

2009年01月05日LKM博士
年男

明けましておめでとうございます。

私は丑年の年男です。
だから何ってことは無いですが、節目のような気がします。
でも、新たな目標などは立てません。
既にある目標に向かって、じっくり進んでいくだけです。
ウシっぽく。

あっ、そうや。
一つ課題がありました。
1年間の排便回数を数えること。
他人に排便回数を教えろと言っておきながら(もちろん仕事)、
自分のデータが無いのは失礼だと思っていました。
何年かに1度挑戦するのですが、2ヶ月くらいで挫折の繰り返し。
ブログで時々報告すればやり切れるかも。
よっしゃ、丑年記念にやってみよう!

それでは、皆さん、今年もよろしくお願いします。

2008年12月26日LKM博士
もう慣れましたが、実験材料は...

そういえば、簡単に「腸内のビフィズス菌が増える」なんて文章が
よくヨーグルトの宣伝などで書いてありますが、
ビフィズス菌のように腸に棲んでいる細菌を調べるにはウンコを調べるしか方法がありません。
研究者ってかっこいい!と思われているかもしれませんが、
私の場合、この10年間、半分くらいはウンコを調べるつらーい作業をやってきました。
「ビフィズス菌LKM512は腸内で増えることが確認されているプロバイオティクス」と
このホームページでも主張していますが、
もちろんこの菌入りヨーグルトを食べた後のウンコを頂戴して
詳細に解析した結果を述べているのであります。

ウンコと言っても、マウスやラットならかわいいものですが、
雑食性の哺乳類である我々ヒトのウンコはご存知のように臭い!
最近は排気機能が付いたウォッシュレットなども普及し、
自分のウンコの匂いすら嗅ぐ機会が少なくなってきているのでイメージするのは難しいかもしれませんが、
便器を出て鼻先から50センチ以内のエリアに入ってきた他人のウンコには想像を絶するパワーがあります。

私は中学から高校、大学、さらに就職してからも5年前までずっと剣道をやっていました。
時々、先生方から「不動心」の大切さを教えて頂き、頭では理解しているつもりだったのですが、ウンコを扱って初めて「不動心」という言葉の真髄を感じることができました。
ウンコを袋から出した時、形・色・臭気のパワーに押されて、
少しでも動揺すると鼓動は早まり、呼吸は乱れ、
その結果、悪臭を必要以上に吸い、さらに動揺するという悪循環に陥ってしまいます。
どんなものと対面しようが絶対に心を乱してはいけません!

とにかくプロバイオティクスの機能性研究にウンコは欠かせない存在であることを知っていただければ、今日は満足です♪
それではみなさん、今度こそよいお年を・・・

2008年12月22日LKM博士
論文修正中

師走とは、「師匠である僧があちこちの家々を忙しくお経をあげに走り回る」とか、
「年が果てる」意味の「年果つ(としはつ)」とか、
インターネットで調べる限り、語源は色々な説はあるみたいです。
私は小学校で、日頃落ち着いている先生も忙しく走り回るからと習ったのは現代風解釈だったようですが、
とにかく慌しく忙しいです。
大掃除や忘年会など特別な行事があるのに、
年内に強引に片付けようとする事柄が多いからなのでしょうか?

私も何だか焦っています。
早く家に帰って年賀状を書きたいところなのですが、
今年中に終わらせたい仕事があり夜中まで研究所にいる毎日。
その仕事とは、「LKM512が腸内に届くだけではなく、増えた!」ってことを確認した論文を修正することです。
腸でこんなに増えるプロバイオティクスの報告は過去になく、大事な研究成果なんです!
科学ジャーナルに投稿していたのですが、先日審査結果が返ってきて、
色々と指摘を受けた点を修正している最中です。
また、納得できない指摘には反論しています。

難儀なのは英語ってこと。とにかくしんどい。とにかく苦しい。
息抜きにこのブログを書きながら、自在に表現できる日本語作文を楽しんでいます。
日本の英語教育に関しては書きたいこと山ほどがありますが、
脳ミソが日本語に慣れるといけないのでストップ。仕事に戻ります。
ではみなさん、よいお年を。

2008年12月15日LKM博士
まずはご挨拶

はじめまして。
突然、ブログに挑戦することになりましたLKM512の研究担当者です。
ブログ上ではLKM博士になるのかな? ちょっと恥ずかしい。
研究秘話はもちろん、私が興味をもった話題を取り上げ、
時には共同研究者の方々や同僚にもコメントをいただきながらやっていこうと思います。

似たようなプロバイオティクスの効果を紹介するホームページはたくさんありますが、
企業の研究担当者がブログで、しかも、研究と関係ない話題までコメントするというのは
前代未聞のことではないでしょうか?
誰もやっていないことをするのは大好きなので、引き受けてしまいました。

ちょっと自己紹介。
私は、こんなところでは言えない野望を抱き、
日々黙々と実験している奈良県出身35歳の研究員です。
どうぞ、よろしくお願い致します。