協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2011年12月29日LKM博士
年忘れ、おもしろ画像

皆さん、もう大部分の方が、年末年始休みに入っておられると思います。

私も本日の夕方、実家のある奈良県生駒市に帰省します。

ということで、

今日で今年最後のブログになります。

本年もたくさんの皆様にご愛読して頂きまして、
誠にありがとうございました m(μ_μ)m

今年初めに比べて、1日あたりのアクセス数も2倍、3倍と上昇し、
嬉しい限りです -(^-^)-

今年は「LKM512の長期投与でマウス寿命伸長効果」も発表できて、

テレビ、新聞にもたくさん登場し、LKM512にとっても飛躍の年になりました。

さて、最後に年忘れおもしろ画像として、
変なナスを紹介致します。


20111229.JPG


もちろん私の畑で収穫したものです。
何でこんな形になるのでしょうね?
ナスのヘタが髪の毛で、大きな鼻に見えます。

いや、しかし...、私には...、
"おちん○ん"に見えてどうしようもないのですね~。

おしまい。

良いお年を!

2011年最後のブログが、こんな終わり方でよいのか不安・・・

2011年12月28日LKM博士
市民講座のお知らせ

突然ですが、お知らせです。

ちょうど1ヶ月後の1月28日の土曜日に、
大宮ソニックシティ―の小ホールにて
日本ポリアミン学会の後援で、
『あなたが知りたい本当の健康長寿』というテーマで、
市民公開講座を開催致します。

20111228.JPG

午後1時30分開場
午後2時開演です。

誠に申し訳ないですが、事前予約は致しませんので、
先着順になります(496席)。
お早めにお越し下さい。

日本テレビの"世界一受けたい授業"やNHKの"あさいち"などに出演されている
自治医大さいたま医療センターの早田邦康先生にお話しして頂きますが、
実は私も30分間ほど、講演させて頂く予定になっております。

一般の方が対象ですので、
当然このブログの「ウンコなお話」も交えながら、
楽しくお話できればうれしいなと考えております。

是非、皆さんのご参加お待ちしております。

お願い  ┌(゚ロ゚)┐
します!!  ┌(_ _)┐↓

2011年12月27日野菜作り
2011年版 野菜作ってます29 ―畑は極寒です―

畑一面に霜柱ができて、朝畑は氷点下で極寒です。
葉物は完全に凍っています。
この季節になると、野菜を放っておくと、夜に凍結、昼間に融解を繰り返し、
どんどん品質が落ちてきます。
寒さ対策をしなくてはなりません。

長ネギは50センチ位土を盛って完全に埋めてしまいます。
これで大丈夫です。

201112261.JPG

ちなみにこのネギ、凄く立派に育ちました。
横に100円玉を置きましたので、大体大きさがわかるでしょうが、
直径3 cm越えです。

201112262.JPG

白菜はこんな感じに外側の葉で内側を包み、内側が凍結しないように守ります。

201112263.JPG

この葉を1枚ずつめくると、外側から3-4枚目あたりに、
アブラムシが寒さから避難するために入り込んでいることが多いです。

春から秋は憎き存在ですが、
寒さで動きが鈍い状態を見ると、
生きていく厳しさを実感させられ、感慨深くなるので不思議です。
いや、ただの虫好きか?

2011年12月26日LKM博士
いよいよ大詰め、年間ウンコ回数 2011

「俺、忙しいのにアホなことをしているな」と思いながら、
ここまでの集計をしました。

12月初めにウィルス性腸炎に罹るという事件がありましたので、
繰り返した激しい下痢により
もう目標の512回をオーバーしている可能性が高いかなと思いましたが、
意外や意外、素晴らしいペースで来ています。 

なんと、
12月26日11時現在で
502回です  w(゚o゚)w

下痢でのオーバーペースを、
腸炎中の食事制限(おかゆとスープだけで1週間、2.5 kg痩せましたから)と、
その後の回復に伴う便秘でカバーしましたね。

つまり、あと今日を含めて6日間で10回のペースでいけば達成できるのです!!!!!
1日あたり、1.667回のペースです。

これまでのデータから計算すると、
1日あたりの排便回数は1.4回程度なので、
1日あたり0.25回ほど多く排泄しなくてはなりません。
つまり、計算上は1回=0.25×4日間。
通常のペースに4日間で1回多くウンコをすれば達成できそうな計算になります。

野菜の摂取量と、年末に奈良に帰った時の食事がポイントになってきますね。

2011年12月22日
えっ、結婚!!!!!!!???????

昨晩は職場の忘年会でした。
本当なら、ウィルス性腸炎後、初めての飲み会だったので、
大丈夫であったことを面白おかしく報告する予定でした。

ですが、突然、職場内での予想外の結婚の発表があり予定変更。
衝撃で忘年会は大混乱。
しかも、「美女と野獣」のペア。
いや、野獣に失礼、「美女とへなちょこゴリラ」という表現が正しいでしょうか。
2年半付き合っていて、周囲に全く気付かれていなかった点は天晴であります。

もし、ウィルス性腸炎が完治していない状態で参加していたら、
その衝撃で私はウンコをちびっていたことでしょう。

昨日散々いじったので、今日は私から祝福の『ハート』をプレゼント。
20111222.JPG
アキアカネの交尾ですが、ハート型になっているでしょう。
上側がオス、下側がメスです。
トンボの交尾は解説が大変なのでお蔵入りしていたのですが、説明しましょう。

トンボの交尾器も他の多くの昆虫同様、腹部(しっぽ)の先にあります。
しかし、オスはこの部分は特種な鈎状になっており、これでメスの首をはさみ固定します。
その結果、連結状態になり、この状態で飛んでいるのを見たことがある方も多いでしょう。
しかしこれは交尾ではなく結婚飛行。新婚旅行みたいなものです。
交尾はこの後です。
オスは自分の交尾器がメスの固定で使えないので、尾の付け根にもうひとつの副交尾器(専門的には貯精嚢という)を持ち、ここにあらかじめ尾端の精子を移しておきます。
そして、首をつかまれたメスがしっぽを曲げて、これに自分の交尾器を接触させるのです。
この時にハート形になるトンボが多く、多くの方を魅了するのです。

【捕獲時満足感:3】(10点満点) 捕まえやすいトンボなので。この写真は満足の7点。

危うく、このブログがへなちょこゴリラの結婚ネタに乗っ取られそうになりましたが、
虫ネタで体裁を保ちました。

2011年12月21日LKM博士
幸せのおなら

先週、ウィルス性腸炎の時は激しい下痢でした。
少し何かを食べると、すぐに下痢。
水状の下痢です。

従いまして、屁もこけません。

不意にやろうものなら、間違いなく水下痢が漏出してしまいます。
そもそも、肛門の感覚だけでは、屁と下痢の区別もつきません。
屁と思われるが、念のため便器に行ってやってみるか。
「ゲッ、あぶなかったー」
ということが何度かありました。

とても危険な1週間でした。

ですが、おかゆ生活の甲斐もあり、腸炎は回復しました。
回復の兆候が現れた途端、下痢止めが効いていたのか、3日間全くウンコが出なくなり、
便秘の方の気持ちが少しわかったような、貴重な体験ができたと思います。
今週の月曜日から通常の食事に戻し、LKM512ヨーグルト摂取も再開しました。
すると、昨日、溜まっていたウンコが大量に放出されました。

スッキリ!

気が付けば、昨晩あたりから、ええ感じの屁も復活。
臭いも無くなりました。
従いまして、うっぷんを晴らすかのように、思いっ切りこいています。
一発の屁を、短く切って、5連発位にする技も復活です。
音も良いです。

私の感覚では、幸せな屁は、『屁』ではなく『おなら』です。

おならを自由にできるって、こんなに幸せなことなんですね!

2011年12月20日LKM博士
相互扶助

「相互扶助(そうごふじょ)」
手元にあるデジタル大辞泉によると、「互いに助け合うこと」とあります。

私は10年以上かけてビフィズス菌LKM512を一生懸命育ててきました。
今では、年間十数億円の売り上げ(この10倍を目指しておりますが)があり、
専門の部署もできました。

「おい、LKM512よ、俺に感謝せい!」

しかし、この2週間で、私もLKM512に感謝しなければいけないことに気付きました。

11月中旬から、ヒトの体を使った本格実験のため、
久しぶりにLKM512摂取を長期間ストップしました(私も予備的被験者として参加)。
ストップして3週間後、見事にウィルス性腸炎に罹りダウン。
少しでも食べ物を口にすると30分~1時間以内に水状便の激しい下痢ピー。

入社以来14年間、
一度も風邪などで体調を崩して休んだことがない強靭な肉体を持つ私が、
凄まじい口内炎の直後から激しい下痢で苦しんだのです。
(下痢以外は特に悪化することはなかったので今回も休む程にはなりませんでしたが)

初めて気づきました。
「LKM512は私を守ってくれていたんや」

良く考えれば、これまで、
周囲で風邪が流行っていても、忙しくて寝不足でも、酒を飲み過ぎても(関係ないか)、
私だけ全く体調を崩さないのはおかしいですもんね。

私の人生、これからも支え合っていくしかないようです。

ただ、1点だけ心配が...。

実験で頂いた被験者のウンコに含まれていたウィルスが、
助手Kを経由して私を攻撃してきた可能性があるのです。

実は、助手Kも激しい下痢になっているのです。
彼は年中下痢気味ですが、それとはレベルの違う水状の激しい下痢を
1日6回以上しているようです(平気な顔をしていますが)。

そうなると、LKM512摂取中止とか関係なく、ウンコ実験のリスクの問題になるのです...。

2011年12月19日LKM博士
私と一緒にウンコ回数をカウントしたい方へ朗報です(カレンダープレゼント)

先週の1箱送料無料キャンペーンにご応募して下さった皆様、
誠にありがとうございます m(μ_μ)m

「機能性ヨーグルトって味は期待できないものだと思っていたのに、
めっちゃおいしかった!」というような内容の感想を
多数頂き、私もうれしくなっております (o^ー^o)

2箱以上のご購入は年中送料無料ですので、これをきっかけに是非続けてみて下さい。

さて、先週発表した来年のメイトーカレンダー
「ウンコ回数カウント機能付LKM512カレンダー(卓上)」ですが、

「欲しい」という要望が多いです。

ということで、
先着50名様に、
通販のインターネット注文で2ケースまとめ買いして頂いた方限定で、
カレンダープレゼント決定ーーーーっ。

こちらからどうぞ↓
楽天市場メイトーオンラインショップ

先程(2011年12月19日午前10時)スタートしましたのでお早めに。


「ウンコ回数カウント機能付LKM512カレンダー」をゲットして、
来年は、私と一緒にウンコ回数を数えてみませんか!
201112142.JPG

2011年12月16日
まだ活動中の虫

寒いです。
先週はこちらでも雪が降ったことを報告しましたが、
いよいよ冬本番ですね。

もう活発に活動している虫はいないと思っている方、
そんなことはありませんよー。
活動していても土の中だろうと思われている方、いいえ違います。

先日、「なかなか食卓までの道は厳しい...」
紹介したオータムポエムの花には、
12月でも晴れた暖かい日中には蜜や花粉を求めて、
虫たちが飛んできます。


201112161.JPG

ツマグロキンバエとミツバチのツーショット写真です。
特にミツバチは数が多いです。
働き者ですなー。

寒さのため、既にオータムポエムは茎が伸びず、
野菜としての価値はなくなっています。
しかし、虫たちのために一部は引っこ抜かずに残してあります。
殆ど花がない環境下、
私の畑の一角には花が残っているので皆集まってくるのかもしれません。

ちなみに、ツマグロキンバエはハエのくせにウンコより花の方を好みます。

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花の蜜を舐めるために進化したと考えられる長い口と、複眼の横縞模様が特徴です。
変なメガネ見たいでしょ。

2011年12月15日LKM博士
ウンコのサイズと回数

昨日の協同乳業のカレンダーの話で質問を受けました。
ウンコ回数がチェックの件ですが、
(何のことかわからない方は昨日のブログを読んで下さい。)

「ウンコが少ない場合、印は半分にするのか? つまり、0.5回とするのか?」という
質問を受けました。

ということで、今日はウンコサイズについて語ります。

殆どの方はほぼ毎日ウンコをするわけで、ちょこっと見て流す行為を繰り返すうちに、
自分のウンコがスタンダードとなっているのです。

サイズ、形状、におい、色も、気が付いたら、自分のスタンダードができているのです。
ですから、無意識にそのスタンダードと比較して
「今日はでっかいウンコが出た。今日のは黄色い。」というようなことを思うのです。

ですが、それは間違いなくあなたの指標です。
そのサイズや形状は他の人のウンコには当てはまりません。
10年前は全糞(排泄したウンコ全て)を頂いて実験していたので間違いありません。

人生色々、ウンコも色々。

この時、排便時間等もチェックしていたので気が付いたことがあります。
排便回数が多い人は、サイズが小さいのです。
反対に、排便回数が少ない人は、サイズは大きいのです。
よく考えれば当たり前のことです。
原料(食糧)の量があまり変わらないわけですから、
製品(ウンコ)もほぼ同じ量になるわけです。

名付けて、
『総排便量(糞便重量×排便回数)はほぼ一定』の法則です
※食事量が同じと仮定した場合

但し、大腸滞留中に水分は吸収されるので、排便回数が少ない人は、
少し総排便量(重量)は少なくなる傾向にあります。
糞便重量ではなく、糞便乾燥重量にしたら、より正確になるでしょう。

まだウンコにも抵抗があった若かりし頃、衝撃を受けたのを思い出します。

私は自分のウンコで何度も何度も分析の練習を繰り返していました。
そして訪れた試験本番の日。
社内で被験者の一人である先輩が袋に入れたウンコを誇らしげに手渡ししてきました
(当時は個人情報などの意識も甘く、ウンコ提供者の番号も私が割り振っていた)。

「はい。満タン充填しておいたよ。」
「ありがとうございます!」(ウンコが揃うまで帰れないので心からうれしい)

だが受け取った瞬間

「重っ!!!」
予想外の重量に、袋を受け取った右腕が下にぶれるのを感じました。
早速作業を初めて驚いたことに、重量はなんと500g。
私のウンコの5倍以上のサイズです。
後にアンケートでわかったのですが、
この先輩は3日に1回しかウンコをしない方でした。

最初の質問ですが、
量が少なくても1回は1回とすべきでしょう
というのが私の回答です。
あまり深く考えず、自分のバロメーターとしてデータを蓄積していけば面白いと思います。

2011年12月14日LKM博士
2012カレンダーに・・・

来年のカレンダーが登場する季節ですね。
私は業者の方から色々頂きます。
1年が1枚になったもの、月めくり、日めくり、卓上、ポスター系、色々です。

私が今年最初に頂いたのは大相撲カレンダー。
九州場所中に春日野部屋さんから頂きました。
汗だくぬるぬるで餅つきの杵を担いでいる横綱白鵬が表紙で、なんか笑ってしまいました。

なんて思っている内に、協同乳業のカレンダーも完成しました。
基本的にはお得意さんに配るものですが、社員も1部ずつ配布されます。
毎年、乳製品関連の当たり障りない卓上カレンダーなのですが、
今年はなんと、LKM512のカレンダーです。
しかも、私の似顔絵が表紙です。

201112141.JPG

企画、内容作りの段階で知ってはいたのですが、
完成品が配られているのを見ると何か変な気分です。
会社の公式カレンダーですよ。
なんで俺の顔が...
「一社員なのに名物社員みたいになっとるやんけっ」
おとなしくしているつもりなのに、キャラクターが強過ぎるのか...。
それも、この似顔絵、皆から「爽やか過ぎる」とクレームがひっきりなしなのに...。

で、このカレンダー、表紙以外にも他にはない素晴らしい利点があります。
ウンコ回数が数えられるようになっているのです。

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ウンコマークがついており、排便したら色を塗るのです。
しかも1日3回しても大丈夫です。
ここには私の意向が強く盛り込まれました。

ただ、弱点もあります。
職場で使っていると皆にウンコ回数がばれてしまいます。
これは包み隠さず、堂々とすればよいですね!

2011年12月13日野菜作り
2011年版野菜作ってます28 ―ニューオーツ(えん麦)で土壌改良―

私のダイコンは結構立派で驚かれるのですが、ちょっとその秘密を書きましょう。


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このダイコン、私の畑では一般的なサイズですが50 cm位あるのがわかると思います。

実は、ダイコンを育てる土壌は、数か月前から準備をしているのです。

ダイコンは、地上では葉がチョウやガに狙われていますが、
土壌中にもセンチュウという敵がいます。
これは難儀な存在で、この被害に会うと、表面がかじられ黄色っぽく傷付きます。
楽しみにして引っこ抜いて被害にあっていたら、かなり残念な気持ちに陥ります。
見栄えが悪く、たぶん味も悪くなっていると思われ、価値は著しく落ちます。
スーパーには並ばないレベル、良くても半値以下になるのではないでしょうか。

土壌中の害虫を殺すのは、葉や茎を狙う害虫より困難です。
視覚的に確認できないため、ピンポイントで退治することが不可能です。
従って、農薬で対応するなら土壌深くまで浸透させないといけませんので、相当量を土に撒くしかないでしょう。
そんな農薬が浸み込んだ土壌で育った野菜は食べたくないですよね。

しかし、ニューオーツ(えん麦)を生やすと、土壌に何か成分を出して、センチュウを退治できるのです。
(すいません、どんな成分なのかは調べていません。)
ですから、冬ダイコンを植える場所には、初夏から真夏にかけて、
春まきダイコンを植える場所には秋から冬にかけて、
ニューオーツを植えてセンチュウを退治しておきます。

201112132.JPG

こんな感じです。
発芽さえすれば、放っておいてもドンドン生育します。
夏場だと私の胸位の高さになりますので1 m位ですかね。

また、ダイコンは土壌が柔らかければよく育つと言われています。
地中に20-30 cmも伸びていくわけですから、よく考えれば当たり前です。
土壌の物理的改良にもニューオーツは役立ちます。

大根を植える1-2か月前にニューオーツを切り倒し、土にすき込みます。
写真(切り倒したニューオーツ)
植物体は細いので、土に馴染み易く有機肥料となり、フカフカ柔らかい土壌になるのです。
よく耕して種をまくと、ダイコンがしっかりと地中に伸び、立派に大きく育つのです。

種まき前から結構手をかけて育てているのですね。
でも、直径12 cm越え×長さ40 cm超えの立派なものが10本もできたら食べ切れないという悩みが出てきますが...。

2011年12月12日LKM博士
あのヨーグルトを通販で送料無料キャンペーンします!

九州場所中に実施した春日野部屋応援ヨーグルトプレゼント企画に外れた方のために、

本日12月12日 月曜日 午前10時から

12月19日 月曜日 午前10時まで、

通販のメイトーオンラインショップで、送料無料キャンペーンを実施します~!!!


普段から2箱以上で送料無料なのですが、この期間は1箱でも送料無料。
「味がわからんのに2箱はリスクが高い。まず1箱で試したいが送料が高い。」
と思っている方は是非この機会に!
我々に儲けはありませんので、太っ腹な企画やで~ └(>з<)┘


春日野部屋の皆さんが食べている様子(↓)
その①

その②

その③

クリーミーな味にも自信あり。大好評です。

更に、このヨーグルトに入っているビフィズス菌LKM512は、
『寿命伸長効果』が認められている唯一のビフィズス菌でーす。
「ビフィズス菌LKM512」と「寿命伸長」で検索してもらえれば、
たくさんそのニュースが取り上げられているのがわかりますよ!

先日は、明石家さんまさんの「ホンマでっか!?TV」のネタにもなったようです。
私はこの番組知りませんし、放送も見ていませんが、
「ホンマでっか」なんて疑わんといて欲しいもんです。
私がマウスを使って5年もかけて研究したんですから、ホンマですよ!

私も8/22から8/30まで計7回、このブログでこの研究論文の解説をしているので、
興味のある方は読んでちょうだい。

1回目はこれ↓
「ほな、論文解説しますわ① ―背景―」

じゃ、今日は胡散臭い位に軽いノリのまま、おしまい。

おっと最後にもう一度連絡、
LKM512入りヨーグルト送料無料キャンペーンはここから(↓)
メイトーオンラインショップ

2011年12月09日LKM博士
初雪

今朝は雪です。
それも結構激しく降っています。
この冬一番の寒気が来ると通勤中車内のラジオニュースで聞いていましたが、
雪が降るとは思っていなかったので、少し驚きです。
私の職場から見える風景です。
20111209.JPG

「関東地方、山沿いでは○○」
という予報をよく聞きます。
この"山沿い"が何処を示すのか、いまだ不明です。
多くの方は、栃木県や群馬県をイメージされているようですが、
ここ東京都西多摩郡日の出町も、天気としては該当することが多いです。

冬本番スタート。
いよいよ野菜も甘みを増してきますね。
そして、今週紹介した晩秋の虫であるジョロウグモなどは、
初雪と同時に姿を消すことになると思います。

虫好きには少し寂しいですが、寒い冬がきっちりやって来ることも大事です。
一定以下の低温を経過しないと、ちゃんと花が咲かない植物があります。
程々に寒い冬を期待したいですね。

と、今日は当たり障りなくまとめましたが、私の体調が思わしくないんですね。
不思議なもので、体調が悪いとジョークも毒々しさも出せません。

実験の関係で、1ヶ月間摂取を止めていたLKM512入りヨーグルトの摂取を
昨日から復活しましたので、来週には回復することでしょう。

2011年12月08日ウン小話
ウン小話20

ウンコ実験をしていると皆、ウンコに対する考え方も変わってきます。
といいますか、ウンコに慣れてきます。

共同研究先とウンコ試料のやり取り(冷凍宅配便などを使って受け渡し)を行うのですが、
我々はウンコ試料に食べ物を同封することがあります。

一般社会ではあり得ないですよね~。

断熱性の高い発泡スチロール容器を使いますが、
ウンコ試料とドライアイスが最低限必要、
大概スペースが余るので、
そこに工場試作で余ったアイスクリーム等を詰め込みプレゼントするのです。
送付料金は同じなので、理に適っているでしょう!
送付先には、びっくりするほど喜んでもらえます。

汚いと思われるかもしれませんが、それは一般人の気分の問題です。
我々ほどウンコを大切に扱っている人種もありません。
『ウンコ第一!』
ですから、ウンコは厳重に封をされて守られています。
しつこいですが、ウンコが漏れ出さないように封をするのではなく、
貴重なウンコ試料が汚染しないようにするためです。
従って、ウンコ成分が食品と接することはあり得ません。
もちろん空気すら通しません。
そもそも約24時間前は食べ物だったじゃないですか。

これを繰り返していると、最近、私が同様にプレゼントを受けるようになりました。

今日は、マウスのウンコと一緒に「伊萬里焼饅頭」を頂きました!
ご馳走様です。
20111208.JPG

2011年12月07日野菜作り
大きなカブ(野菜作ってますシリーズ番外編)

「大きなカブ」という民話は殆どの方がご存知ではないかと思います。
ロシアの民謡らしいのですが、幼児用の絵本もありますよね。

畑にできた大きなカブをおじいさんが抜こうとするが引っこ抜けない。
おばあさんにも手伝ってもらうがそれでも抜けない。
その後、孫娘、犬、猫にも手伝ってもらうがそれでも抜けない。
最後はネズミが手伝ってやっと抜けて、万歳、万歳。
というお話です。
「うんとこしょ、どっこいしょ、それでもカブは抜けません。」
というセリフが繰り返され脳裏に残る話です。
娘が0歳児で保育園に入った時、最初の出し物(劇、お遊戯など)がこれで、
4-5名の0歳児が、保護者に抱きかかえられて、作り物のカブを
「うんとこしょ、どっこいしょ」引っ張る姿は非常にかわいかったのを覚えています。

ところで、この絵本を見たことありますか?
持っておられる方は是非見て下さい。
カブはどんな状態で生育していますか?
カブの肥大した可食部の8割以上、土壌中に埋まっていませんか?
これ、間違いです!!!!!
本当のカブが生えている姿をどうぞ。
20111207.JPG

可食部の大部分は、地表より上で生育します。
簡単にいうと、1本のひげの様な細い5-10 cmの根以外は
全て地表に出ていても育ちます。

幼児用絵本で嘘の絵を書くのは如何なものでしょうか?
「へー、こんなの知らなかった」という方は、
もしかしたら幼児時代のこの絵本の影響で、思い込まされているのかもしれませんよ。

ちなみに、1本の10 cm弱の根があるだけなので、
カブは最も引っこ抜きやすい野菜の一つです。
私が育てている野菜の中では断トツの一位です。
保育園で劇をやった娘(昨年6歳時点)でも、親指と人差し指で簡単に抜きます。

教訓を学ぶ民話なので作り話で構いませんが、もう少し抜き難い野菜を選ぶべきですね。
教訓と同時に、農学、作物学、植物学的には嘘を教えていますので (`ヘ´~)

2011年12月06日
ジョロウグモ

東京都西多摩郡の気候だと、12月初旬でもまだ健在なのがジョロウグモです。
晩秋を中心に、街路樹や電線などを利用して、巨大な巣を張っている大きなクモで、
殆どの方が見たことあると思います。
この敷地の周囲にもたくさんいます。
201112061.JPG

雌の体長は2-3 cm、足を入れると5-6 cmにもなります。
一方、♂はその半分にも満たないサイズで、同じ巣の隅っこにそっと身を寄せていることが多いのですが、気が付かない方も多いと思います。

秋も深まり産卵が近づくと、腹が膨らむと同時に非常にカラフルになり、
黄色ベースに黒、青、そして腹の裏側には紅色の部分が出てきます。
クモ嫌いにはたまらなく気持ち悪い毒々しさでしょうが、
よく見ると綺麗ですよ。
せっかくなので腹側もどうぞ。
201112062.JPG

国内で巣を張るタイプの大きなクモは、このジョロウグモと以前に紹介したコガネグモ
の2種類です。
並べると明らかに模様は違いますが、もっと楽に識別するには、
ジョロウグモは晩秋で巣は樹木の上、
コガネグモは夏で巣は草原の中
と覚えておけば簡単です。
ジョロウグモの巣には、ギザギザ模様の隠れ帯がありません。
また、ジョロウグモの巣は食べかすや糞のようなものが放置されていることが多く、
掃除嫌いのようです。
上の写真にもゴミが写ってますよね。

この腹、柔らかくプニョプニョしてて触ると気持ちがいいんですよ!

2011年12月05日LKM博士
恐怖の口内炎

口内炎はできやすい体質ではありますが、こんなことは初めてです。
我が人生最大の被害を受けましたので報告させて頂きます。

少し体調が悪くなっていたり、強いストレスがかかったりすると口内炎は発生し易いといいますが、そのような状況が原因でしょうか?

只今、体をはった(決められた食事を食べ、それ以外は食べない)実験の真っ最中。
詳細は企業秘密ですが、私がトライする研究の価値を理解し、協力してくれる勇者達と一緒に私も被験者の一人になっています。
失敗は許されない試験。
自分で責任を持ってきっちり実施したいのですが、私自身が被験者でもあることも考慮し、
また助手Kの責任感を育むために、敢えて、助手Kに全てを任せております。
これがとんでもないストレス。自分でやる方が100倍楽。

ちょうど、学会の要旨提出の時期でもあります。
共同研究者の皆さんに意見を伺いながら、要旨作成。
結局は私が発表代表者でない演題要旨まで私に回ってくる始末。

そして、先日ブログでも紹介した恐怖の1月が迫り、既にその作業が入ってきておりますし、
うまくいっていない実験もある...、修正が進まない論文もある...。
自動的に夜遅くまでやらなければならなくなり、睡眠不足に陥っていました。
私の健康の源、ビフィズス菌LKM512も試験のため3週間以上摂取禁止中。
ストレス、ストレス、ストレス。ストレスフルな状況でありました。

以下、経過報告です。

月曜日
舌の左側が少し痛く、よく見ると小さな口内炎があった。

火曜日
下の左側はかなり痛くなり腫れてきた。
しかし、実験中のためビタミン剤は飲めず、軟膏薬も塗れない。悪化の一途をたどる。
この日は1時間×3回も講義したので、益々痛くなっている。

水曜日
食事は当然、喋るのが苦痛になってくる。
ふと鏡で見ると、舌の前方にも小さな口内炎が...。ショック
これを2号と名付ける(自動的に左側の口内炎は1号)。
小さいくせにかなり痛い。
1号の周囲は腫れ上がり、最盛期と思われる。
塩分と熱を持つ味噌汁...、これほど恐ろしい食べ物はない。

木曜日
ちゃんと喋れていないと周囲に指摘を受けるレベルになり、仕事にも支障が...。
電話の応答が困難。
ふと鏡を見ると、2号の横に3号、さらにその横に4号が発生。
1号の周囲は腫れあがり、歯にあたり、常に激痛が走る。全く治る気配がない。
限界...。
薬を使いたいが実験中であるため必死で我慢。根性以外に心を支えるものはない。
何も食べたくないが、実験の性質上、涙を流しながら1日3食。
こんな時に限って、助手Kがデザートにオレンジを出してくる。
本当の涙も出てくる。
食事は極力メンバーと時間をずらし、喋らなくて済むように細かい努力をする。
頭が痛いのか、歯が痛いのか、耳が痛いのか、喉が痛いのか、識別できない位に痛い。
夜、痛くてすぐに目が覚める。
見る夢も口内炎...。

金曜日
恐々鏡で観察すると、2号のすぐ上側に5号が発生。下の前方に4つの口内炎が並んでいる。
通常ならピークを過ぎているだろう発生5日経過の1号が、まだ全盛期のように痛い。
さらに、今まで無事だった舌の右側にも痛みが...、奥の方である。
舌を伸ばして観察すると、予想通り、6号確認。
これ以降、この日のことは痛さで殆ど記憶がない...。

ちょっとスケッチしてみました。裏紙ですいません。
20111205.JPG
こんな感じです。
あっ、鏡に写っている状態なので左右逆ですが悪しからず。

で、現在、どうなっているのか?
食事制限が解消される土曜、日曜に、軟膏の薬を塗ったら劇的に回復です。
薬って凄い。

2011年12月02日野菜作り
2011年版 野菜作ってます 27 ―冬野菜もほぼ完成です―

ハクサイもほぼ完成です。

201112021.JPG


まだ、少し葉が少ない(球を両手で挟んでボールの空気圧を確認するように内側に押すと、葉の詰まり具合がわかります)のでもう少し生長するはずですが、既にスーパーで売っているレベルにはなっています。
もう食べ始めないと、植えた分が食べ切れませんので、既に2玉消費しました。
残り8玉。
更に強大化し、我々が飽きてくるので、これからが大変です。

大根も完成です。

201112022.JPG

前回も書きましたが、冬大根は葉が虫の被害を受けないので綺麗です。
是非食べてもらいたいのですが、欲しがる人は近くにはいない...。

聖護院大根もなんとなくわかるようになってきました。

201112023.JPG

丸い大根です。
上の通常の青首大根と明らかに違いますね。

台風等の影響を受けた長ネギも復活し元気です。
201112024.JPG

この状態は、しばらく仕事で畑作業ができず、久しぶりに行って土を被せる前の状態です。
地表から10 cmまでの黄緑色の部分は、何層にも葉が出てきていますが、
この辺りまで土に埋める必要があるのです。
そうすると、どんどん白い部分が伸びていくのです。
良いものを作るためには、写真の状態になる前にやっておかねばなりません。

野菜食べまくらないといけないのに、
私がプロデュースした、自分の体を使ったウンコ実験で、今週と来週は一切口にできません。
残念 (┘-└、)

2011年12月01日大相撲関連
2011年大相撲九州場所の感想

横綱白鵬には全勝で締めてもらいたかったので少し残念ですが、
「色々あった1年間、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。」
と言いたいです。
取組前に汗を拭かないので、心の底から好きにはなれないのですが、こんな心境です。
今場所は土日も仕事が多く、あまり中継は見られなかったのですが、
13日目に優勝を決める琴欧洲戦は、偶然出張先で中継を見ることができました。
やはり私は運(ウン)を持っている。

稀勢の里、大関昇進おめでとうございます。
ただ、千秋楽の琴奨菊戦の前に10勝で昇進が決まっていた点と、あの負けっぷりを見ると、何と表現すればよいのか、すっきりしない微妙な心境になってしまうのは、私だけではないでしょう。

何がどう評価されたのかわかりませんが、技能賞というおまけまで付いていましたね。
ですが私は、真の技能賞は、千秋楽の琴奨菊-稀勢の里戦で素早く物言いの手を挙げた貴乃花親方ではないかと思ってしまいます。
稀勢の里の完敗で、大関昇進への非難が上がりそうになる直前に、
勝負がもつれたように見せかける確認のための物言い。
すばらしい技です。
(ひねくれた見方をしてすいません m(_ _)m )

今場所は新入幕力士が素晴らしかったと思います。
先週紹介した妙義龍は10勝(あと1、2勝すると思ったのですが)、
顔が恐い松鳳山も10勝、
佐田の富士も勝ち越し、
そして碧山は11勝で敢闘賞でした。
碧山関は、LKM512ヨーグルトを食べてこのブログに登場したことがあります
春日野部屋訪問(後半)

ちなみに、グルジア勢大苦戦、3人で5勝40敗。負け過ぎや。

最後は贔屓の春日野部屋勢について。
関取衆は厳しかったです。
応援企画、『春日野部屋勝ち越し関取の白星数ヨーグルト(箱単位)プレゼント』
も、これまでで最少の数になりました。
ですが、栃乃若関は大関2人(琴奨菊と日馬富士)に土をつけ、大器の片鱗を見せてくれて、非常にうれしかったです。
また、幕下上位で栃飛龍さん、栃翼さん、栃矢鋪さんが勝ち越したのもうれしいですね!
来場所はこの3名は関取がかかります。
栃煌山関は早く怪我を直して下さい。

最後に、ヨーグルトプレゼント企画への多数のご応募ありがとうございました。
当選倍率は10倍を超える厳しいものになりましたが、
「栃乃若と同じヨーグルトを食べたーい!!!!」
なんていう声が多数送られてきておりますので、近い内に、またまた通販サイトで送料無料キャンペーンを実施する予定です。
来週、当選者にプレゼントを送付するので、再来週あたりでしょうかね!

2011年11月30日実験器具・機器シリーズ
お世話になっている実験器具・機器シリーズ6 ―試験管(Test tube,ディスポーサブル)―

今回は、前回の「お世話になっている実験器具・機器シリーズ5」でも紹介した試験管ですが、
その時写真で紹介したものより小さく、使い捨て(ディスポーサブル)として使用しているものを紹介致します。
これです↓。

20111130.JPG
直径1 cm、長さ7.5 cm、ガラス製です。
1箱に250本入っています。
1-4 ml程度の液体を反応させる時に使うことが多く、
この研究室では、DNAや微量のタンパク質を扱う実験以外では、
このサイズの試験管を使うことが多いです。

「お世話になっている実験器具・機器シリーズ2」でも紹介したように、使い捨てにする理由は、コンタミ(=汚染)を避けるためです。
(コンタミに関しては、このブログを参照して下さい)

特に、この試験管は定量(何かの物質や成分の量を正確に測定すること)のための反応に使用することが多いため、洗浄して繰り返し使用した場合、僅かに洗剤が残っているなどコンタミがあれば、定量値が狂うことがあるからです。

エコの世の中で勿体ない気がしますが、
この試験管は1,000本で7,000-10,000円程度、1本当たり10円以下です。
やり直しがきかない貴重なサンプルも多いため、リスク軽減の観点から使用するのは当然です。
また、洗浄する時間と労力を考慮すれば、人件費の削減の観点から使用するのは当然です。

但し、時間があり、失敗から実験の苦労を学ばなければならない学生がこれを使用するのには反対です。
まあ、殆どの大学の研究室ではこれを一生懸命洗浄して繰り返し使っているのが現状でしょうが...。

2011年11月29日
例外もありますよ(ミヤマフキバッタ)

昨日、
「殆どの不完全変態(蛹にならない)の昆虫の成虫と幼虫の見分け方は、翅があるかないかで区別すれば間違いません。ゴキブリもそうです。」
と書きましたが、例外もあります。
ブログにするタイミングを逃していましたので、本日紹介します。

201111291.JPG

このミヤマフキバッタと思えるフキバッタの仲間もその一つです。
標高の高い所に棲んでいる翅が退化しているバッタです。
これは東京の西の方にある御岳(みたけ)山で9月末に撮影したもので、時期的にも成虫に間違いありませんが、翅は小さい茶色のものがちょこっとついている程度です。
これで立派な大人です。

このバッタ、標高の高い山に棲息していて、それに加えて翅が無いので移動範囲が狭いため、地域によって少しずつ遺伝的な特徴が出てきて、種の分化が進んでいます。
そのため分類学的にたくさんの種類に分けられており、専門家でも種の識別が困難で、
きっちり名前が言えない位難しいのです。
私には、ミヤマフキバッタの一種としか言えません。
実は、一昨年、東北の標高の高い山に棲息しているハヤチネフキバッタを山形県の月山で見つけた時にブログにしていますので、ご参照下さい。

この2種類のバッタは、「昔からの親戚だけど、翅が短くなって移動も大変なので会いに行けなくなり、ずーっと何百、何千世代も交流が無く、今では親戚とは言えなくなった」
というイメージでしょうかね。

【捕獲時満足感:9】(10点満点) 私にとっては極めて珍しいバッタです。

余談ですが、
このバッタを発見した御岳山の御岳神社には、毎年、協乳研究所でお祓いに行っているのですが、今年はアメリカ出張と重なり行けませんでした。
信心深い私はとても不安になり、9月末に個人的にお参りに行ったのですが、
台風の爪痕が、凄かったです。でも、このおかげでバッタに出会えましたが...。


201111292.JPG

2011年11月28日
コカマキリ

秋も深まり、昆虫たちを見る機会もめっきり減りました。
その気になればまだまだ見つけられますけど...。

今日は大好きなカマキリで、これまで登場していなかったコカマキリの登場。
201111281.JPG


晩秋まで見られます。
体長が4.5-6.5 cm程度の小さい茶色いカマキリです。
先のブログ、ハラビロカマキリ(週齢幼虫)で紹介しましたように、
殆どのカマキリは環境により緑型と茶色型の両者が発生しますが、
コカマキリは茶色型のみ。
但し、淡い茶色からこげ茶色の個体があり、茶色系の中で差はあります。

他のカマキリと比べると小さいので、子供(幼虫)のカマキリと間違う方が多いですが、これでも立派な成虫です。
こういう間違いをする人にアドバイス!
殆どの不完全変態(蛹にならない)の昆虫の成虫と幼虫の見分け方は、
翅があるかないかで区別すれば間違いません。
ゴキブリもそうです。

コカマキリの特徴は鎌(一番前の足)の内側の白黒の模様です。
これ↓
201111282.JPG

今度捕まえたら観察してみて下さい。
他のカマキリと異なり、力も弱いので、手を鎌で攻撃されても殆ど痛くありませんのでご安心下さい。

私の経験ですが、他のカマキリになくて、コカマキリだけの特徴として、
死んだふりをすることが挙げられます。
また、他のカマキリのように威嚇のポーズをとることも滅多にありません。
それに軽いのでよく飛んで逃げます(決して上手ではないですが)。
生き残り戦略として、自分が大して強くないことを認識しているのでしょうかね。

【捕獲時満足感:5】(10点満点)

2011年11月25日大相撲関連
2011年大相撲九州場所、いよいよ終盤ですね。(プレゼント企画あり)

「白鵬関、優勝おめでとうございます。」
10時間ほど先走りましたが、今日は既に勝ち越しを決めているカロヤンが相手なので、決まったようなものでしょう。
あっ、カロヤンは、ブルガリアのヨーグルトを食べている胸毛の濃い大関のことです。

稀勢の里が大変です。
昨日の臥牙丸戦はよく耐えましたね。録画で見ていても力が入るギリギリの一番でした。
残り大関3連戦を乗り切れるのか、注目です

今場所は負けが混んでいる力士が多いです。
12日目を終わって、1勝あるいは2勝の力士が幕内に5人もいます。
悲惨な状況なのがグルジア勢。
黒海、栃ノ心、臥牙丸、3人あわせて4勝32敗。
んー、栃ノ心関、どうしたんや?

さて、今場所も恒例の春日野部屋応援企画やりますか!!! 
『春日野部屋に差し入れしているヨーグルト1箱を春日野部屋勝ち越し関取の白星合計数プレゼント』
ここにある「おなかにおいしいヨーグルト」1箱(12個入り)です→
http://www.rakuten.co.jp/meitoon/ 
私が研究しているビフィズス菌LKM512が入っています。
希望者は #sumoyogurtをつけて、ツイッターで私宛に返信下さい。

ちなみに皆さんが食べている様子は、ここにあります。
https://lkm512.com/blog/images/2011/05/17/
https://lkm512.com/blog/images/2011/05/18/
https://lkm512.com/blog/images/2011/09/06/
厳正な抽選にて当選者を決定します。
但し、大相撲ファンからの食べたいという要望が多いため、2-3割は私の相撲枠にて独断で大相撲ファン(ツイッターで認識している方)に贈ります。
只今確定数0個、栃乃若関と栃乃洋関に期待するしかない状況ですが、応援しましょう!
もしかしたら、幕下上位で勝ち越している力士の星数も入れるかも...。
栃矢鋪さん、勝ち越しおめでとう!

2011年11月24日野菜作り
2011年版 野菜作ってます 26 ―カリフラワーもできました!―

遂にカリフラワーもできました!
20111125.JPG
実際に植物体にカリフラワーができている姿を見たことある方は少ないかと思います。
こんな感じでできます。
白い野菜なので、ホワイトアスパラやウドのように暗闇で育てていると誤解されていた方もいるのではないでしょうか?
私は、実際に育ててみるまで、そのように誤解していました。
普通に太陽光がガンガン当たる環境で栽培します。
当たり過ぎるとほんの少し緑にはなるようですが、まず大丈夫です。

これ、写真ではわかり難いですが30 cm級の大きさです。
幼稚園児の頭より大きいです。
2つできたのですが、2週間前に収穫した1つすら食べ切れないので、
2つ目のこれは丸ごとカリフラワー好きにプレゼントしました。
カリフラワー好きでも食べ切れないでしょうね。
市場では結構値段が高いのに驚かされます。

ところで、上の写真に、モンシロチョウの幼虫が写っているのに気が付きましたか?
上の方の葉の上、2匹います。
左側の幼虫はお食事中ですね。
食事が終わったところで、ズームイン。
20111125-2.JPG
この時期はもう植物体が大きくて、本質的な被害はないので、そのまま放っています。

余談ですが、食べた跡を見て下さい。
チョウ型になっています。
なかなか芸術センスの高い幼虫ですね!

2011年11月22日LKM博士
出張の爪痕+α

昨日のブログの願いの通り、栃煌山関、ブルガリアのヨーグルトを食べている大関に勝ちましたね!
では、今日の本題へ。

11月5日、6日の日の出町の産業まつりを皮切りに、
長野のSBCラジオ出演
山形県鶴岡でのシンポジウム講演
販売店の方々への講演
日の出町での講演
医者とやっている研究の打ち合わせ
新潟での研究打合せ
LKM512プロジェクト会議
社内研修での講義
大阪での研究進捗報告と打合わせ
京都での研究打合せ
と、19日まででの2週間で、まともに研究所で仕事をしたのはたった1日だけ。
土日も関係なく出歩いていました。

気が付いたら財布はパンパン。
領収書関係で厚さ1 cm位あり、折りたたむタイプの財布は折りたためません。
机の上に出してみるとこんな感じ。

20111122.JPG


これにインターネットで申し込んだホテルや飛行機の領収書が合わさるので凄い量です。
これ、一つ一つ行先、目的、経路と報告書を書いていると、軽く半日はかかるでしょう。
事務処理が苦手な私はそれ以上かかる...、時間の無駄なんですがー。
忙しい人ほど出張が多く、事務処理も多くなる...、わかってはいるけど...ハァー。

それにしても、この期間、積極的に色々な方々とお酒を飲みました!
初めてご一緒する方もたくさんいました。
合計すると、ビールは40杯、日本酒は2升位は飲みましたかね。
出張先や外出先で他の研究者と飲むことは、非常に大事なことです。
他機関の研究者から受ける刺激は、私のやる気を最も活性化するのです v(^o⌒)-☆

とテンションを上げて戻ってきても、事務処理で消失してしまう... (┘-└、)

2011年11月21日大相撲関連
2011年大相撲九州場所、あまり見られていません。

今場所も中日を過ぎましたが、先週は忙し過ぎて、全然見られていません。
なんとか一昨日と昨日は見ることができ、状況を把握することができました。

まず一言、入場者数が少な過ぎる。
九州出身の力士は幕内にも多く、更に活躍もしているのに、こんな状況ではどうしようもないですね。
ここ4-5年、こんな状況ですから抜本的に考え直した方が良いと思います。

頭を切り替えましょう。

新大関琴奨菊は私の期待以上に勝っています。
本当に地力がついているように感じます。
相撲内容も素晴らしいものが多いですね。

白鵬も万全ですが、最近は終盤に星を落とすので、琴奨菊戦や稀勢の里戦は注目ですね。

新入幕の妙義龍(みょうぎりゅう)が良いです。
2年程前にまだ宮本という本名で相撲を取っていた頃、
国技館で観戦中、彼の取り組み時にカメラマンがたくさん土俵下に集まったのを見てから、私も注目していました。
途中で怪我をして三段目まで下がっていましたが、復帰し非常に強くなっています。
近い将来、上位陣を苦しめる存在になりそうです。

さて、ビフィズス菌LKM512がおなかにいる春日野勢。
栃乃若関は大関日馬富士に勝ち、大関戦初勝利と、元気ですが、
他の関取衆は決して調子良いとはいえない、しんどい感じですね。
私も忙しく、差し入れできなかったりしており、反省しております。

今日は、好調の栃乃若関が横綱初挑戦。
どこまで通じるか楽しみです。
そして、栃煌山関はブルガリアのヨーグルトを食べている大関との一戦。
立ち合いから一気にもろ差しで撃破してもらいたいです。

2011年11月18日ウン小話
ウン小話19(青いウンコ)

自分の便の滞留時間ってご存知ですか?

色々あって、それを調べようと食品添加物の青色色素を飲んだのは一昨日の午後9時ごろ。
楽しみであり、少し不安であり、複雑な心境で、
昨日の朝の便をチェックしました。
普通のウンコです。
「12時間では出ないらしい...」

昨日12時58分、1時20分から研修で講義予定だったので、
「その前にウンコしておこう」
と2度目の排便 on/in/at (?) 和式便所。

快便!
ふと下をみると、
青!!!!!!!
ウンコは黒っぽく明確な青ではないのですが、それより水が...。
"ブルーレット置くだけ"の中にウンコをしたような感じです。

実験結果
食して排便されるまでの時間:16時間

もちろん、拭いた紙も青かった...。

おしまい

2011年11月17日LKM博士
2011年排便回数途中経過(10ヶ月分)

3年目となりました排便回数チェック。
大相撲九州場所も始まり、今年も残り少なくなり、これまでの合計回数が気になる季節になりました。
(こんなのが気になるのは私だけでしょうが...)

10月終了時点での総排便回数は421回。
1日平均1.389回となり、
このペースだと年間推定回数は506.9回になります。

6月終了時点では、
1日当たり1.3425回、年間推定回数は490回だったので、
良い感じにペースが上がってきたことになります。

食欲の秋が原因か、
或いは野菜食べ過ぎているからなのか、
出張が多く、社外の方とお酒を飲み過ぎているからか、
直近2ヶ月の排便ペースは、1.43回/day、1.52回/dayとかなりハイペースです。
このペースを維持すると、確実に512回をオーバーしてしまいますので注意が必要です。

最後に、新しい読者の方へ
私は年間排便回数512回を目指しているのです!
是非、昨年の回数一昨年の回数の報告もご笑覧下さい。

512回が達成できたら、何らかのプレゼントを企画しようかな。

2011年11月16日
あのヤモリ!?

今日は朝から、掃除のオッチャンが、ヤモリの話題。
「ヤモリだっけ、イモリだっけ?」
から始まりました。
やっぱり、以前に散々説明しましたが、ヤモリとイモリの区別がついていなかったようです。

「ヤモリの糞」「ウン小話18」を参照

寒さが増し、動きが鈍くなったところを発見されました。
201111161.JPG


間違いなくこいつはヤモリですね。
おそらく、あのウンコの犯人でしょう。

手に乗せたら、吸引力を感じます。

201111162.JPG


せっかくなのでお顔を紹介。
かわいいです。

日当たりの良い場所に逃がしてやりました。
無事冬眠して、来年も、研究所の守り神を担って欲しいものです。

2011年11月15日野菜作り
なかなか食卓までの道は厳しい...(野菜作ってますシリーズ番外編)

これ何かわかりますか?
20111115.JPG
オータムポエムという野菜です。
アブラナ科ですが、秋に盛んに花が咲きます。
茎の部分がグングン伸び、
その茎とつぼみを食べるのです。
写真にも茎を切った跡があるでしょう。

茹でると、アスパラに似た甘みがあり非常に美味しいのです。
人によってはアスパラより若干ある苦味がまた美味しいと言います。

さて、問題は世間に知れ渡っていないこと。
茎を食べる野菜であることを伝え忘れて他の野菜と混じっていると、
よくわからないまま捨てられます。
会社でも、説明しても、ミズナやコマツナに目が行くようで、
余りものになってしまいます。

自宅では、義母が料理をしてくれることが多いのですが、
説明を忘れていると、
わずかな葉だけ茹でられ、肝心の茎はゴミ箱行きです。

でも、葉だけでも食べられるのは幸せかも。
昨年は、小便をしていたら見覚えのある花が...。
そう、便所に飾られていたのです。
しかも収穫した時つぼみだったのに、きれいに咲いていました (┬_┬)

2011年11月14日
オンブバッタ

極めて珍しくないバッタです。
極めて捕獲しやすいバッタです。
幼稚園児でも捕まえられます。

オスは2.5 cm前後、メスは4cm-4.5 cmの大きさです。
交尾していなくても、オスがメスの上にちょこんと乗っていることが多く、
大人が子供をおんぶしているように見えます。
そのままオンブバッタという名がついています。

ちょっと草があれば道端でも棲息しています。
昨年も朝顔の花を食べている様子を紹介しました(ミスマッチhttps://lkm512.com/blog/images/2010/08/26/
庭でシソなどを植えていると何処からかやってきて、それを食べることが多いです。
しかし、少食なのでチョウやガの幼虫と比べると食害はかわいいもので、私は放置しています。
但し、その代償として、私に捕獲され、カマキリやクモの餌にされる可能性はありますが。

先日、茶色型メスと緑型オスのコンビがいましたので、写真に撮りました。
20111114-1.JPG
噛みついたり、ひっかいたりしませんので、
小さな子供に虫を経験させる第一歩には、非常にふさわしい生き物です。

【捕獲時満足感:2】(10点満点)
※カマキリなどの餌として探索中は状況により満足感はアップする。

2011年11月11日大相撲関連
2011年大相撲九州場所がはじまります

早いもので、明後日から九州場所が始まります。
1年収めの場所であり、
私にとっては、今年の終わりが近づいていることを一番最初に感じさせてくれる存在です。

今場所は、どうしても突然親方を亡くした稀勢の里を応援してしまいますね。
頑張って欲しいです。

新大関もどのような相撲を取るのか注目したいです。

ヨーグルトを差し入れしている春日野部屋勢は、今場所も熱く応援したいです。
先月から、飲むヨーグルトも差し入れしていますので、
パワーアップしているはずです。
場所中に好評の応援企画は、今場所も実施する予定です。
ツイッターでチェックをしておいて下さいね。

実は、私、忙しくて、初日から相撲が見られないのです。
あの気まぐれな、夜中のダイジェスト版に頼るしかない...。
私にとっては、今場所は、如何に相撲を見る環境を作るかが課題になっております。

2011年11月10日野菜作り
2011年版 野菜作ってます 25 ―いよいよ冬野菜の出番です―

ついにハクサイも結球してきました。

201111091.JPG

この球を両手で押すと、まだスカスカですが、あと数週間で、びっしり葉が層をなしてくるはずです。
押して詰まっている感覚が出てきたら、食べ頃です。

そして、ダイコンも大きくなってきました。

201111092.JPG


こちらは、ボチボチ食べ始める時期です。
一部は小さい内から食べ始めないと、追いつかなくなりますね。
写真は普通の品種ですが、今年は聖護院大根という真ん丸になる品種も植えています。
まだその様子が上からは観察できないので、写真は載せません。
冬ダイコンの葉は、虫に食べられないのできれいです。
是非、葉も楽しみたいものです。

カリフラワーもかわいいのが見えてきました。

201111093.JPG

あまり日が当たると色が付くそうで、真っ白いものを作りたいなら、
少し葉を折るなどして、陰にするとよいそうです。

だんだん朝の畑作業は寒くて辛くなってきました。
朝露も凄くて、ドロドロに服が濡れてしまいます。
朝から、とてもサラリーマンとは思えない泥ズボンで出勤をしています。

2011年11月09日LKM博士
今年もラジオ出演

昨日、SBC信越放送の「おとなりラジオ あらら...」の1コーナーで
"ヨーグルトの最新事情"についてお話してきました。
昨年も10月にお邪魔しているので2回目です。

一度経験しているというのは強いもので、事前の準備も適当、
「行けば何とかなるやろ。」
という感覚で、忙しかったのもあり、原稿チェックは後回し。
関係者の皆様にはご迷惑おかけしました。
話すストーリーを渡したのは前日、
本番直前にも番組ディレクターから、「この言葉は使わないで」、
「これはわかり易く言い換えて」と注文が入る有様でした。

経験したとこれまでは余裕だったのに、本番前になるとやや緊張。
緊張による謎の便意も生じました。
(緊張から解放されると排便しなくても便意は消えます。)

昨年と異なり、スタジオに入ると即出演コーナーがスタート。
夏にニュースになった「LKM512でマウスの寿命が伸びた」論文の話題になったので、
用意していた腸の写真を見せて私は楽しんでいましたが、
パーソナリティーの中澤佳子さんは、初めて見るマウスの腸の写真を
言葉で表現するのに困っている様子でした。
「余計なことして、すいません」 「(^-^;)
でも、さすがプロ。悩みながらも言葉を詰まらせることはありませんでした。
予定より長めの8分間位のトークで無事に終えました。

最後に記念に1枚、パーソナリティーの中澤佳子さんと写真をとったのですが、
酷いピンボケだったので今日は掲載しません。(ユキトシ君の失態です。)

ここまで書き終えてから、
昨年の出演ブログをチェックしたのですが、
驚いたことに、昨年も、緊張で便意をもよおしていたようです。
もよおすのは仕方ないが、それをきっちり記述していることに、我ながらアッパレ!

2011年11月08日大相撲関連
隆の里

昨日、元横綱隆の里の鳴門親方の訃報のニュースに驚かされました。
突然過ぎます。

隆の里は1980年代の前半に全盛期を迎えた力士なので、私は小学校高学年。
十分に記憶があります。
毎日、休み時間に「千代の富士だ、隆の里だ」と言って友達と相撲を取っていたのを思い出します。

おしん横綱、糖尿病で苦労されていたというのは当時も知ってはいたものの、小学生の私にとっては理解できないことでした。
私達の仲間での隆の里の呼称は、「肩筋 隆の里」
あんな人間は見たことないという位の発達した肩の筋肉の凄さが、小学生の私達には印象的でした。
ご存知の方も多いでしょうが、
いわゆる背中上部から肩にかけての僧帽筋が異様なまでに発達し、
首の周囲の筋肉が不自然に盛り上がっていたのです。
未だ、あのような肩筋をしている力士は他に見たことありません。

パンパンに張ったおなかも魅力的。
まわしを取って強烈に相手を引き付けると、相手がおなかの上に乗ってしまうのです。
全盛期の千代の富士も吊り出していましたから。
「千代の富士vs 隆の里」
千秋楽の全勝対決は、間違いなく隆の里を応援していました。

残された弟子達のことは心配ですが、
今日は、鳴門親方ではなく、横綱隆の里のことだけを思い出させて頂きました。

ご冥福をお祈り致します。

2011年11月07日LKM博士
日の出町産業まつり出店

一昨日、昨日と開催された日の出町産業まつりに「ビフィズス菌LKM512」として出店しました。
おそらく、工場や研究所の事務所に案内は来ているのでしょうが、
出店するのにはエネルギーが要ることで、これまで出店したことがなかったようです。
営業部隊が出店したことはあったようですが、継続せず...。
昨年、地元の方に講演した時に、「この地域の方にこのヨーグルトを食べてもらいたい」とコメントしたところ、
「産業まつりに出れば良い」
と助言され、そうしようと勝手に申し込みました。

申し込んだのは良いが、しばらくは準備も一人、町役場の出店者会議にも私が行きました。
大体概要がわかったので、あとは営業にバトンタッチし、ヨーグルトを手配してもらいました。
が、謎なのは祭りへの参加人数。
町役場に質問すると8千人から1万人位という回答。
「そんなに来るか? 人口1万6-7千人の町やぞ。」
ということで、悩んだ末、2日間分でLKM512入りヨーグルト3,000個(12個入り250ケース)とのむヨーグルト1024本、ついでにプリン480個(12個入り40ケース)を用意しました。

この量の実物を見た時の私の心の中(たぶん声に出していたと思います)
「こんなに用意してどないすんねん。まあ、地域密着が私の狙いやし、宅配の体制も整っているから余ったら無料サンプルにすればええけど...」。

さて、売れ行きは...。
大好評で売れまくる売れまくる。
試食した人の殆どが買ってくれるではないですか!
20111107.JPG
しかも箱単位で。

私も機能性を説明しながら、
「これ、どこで売ってるの?」という質問を受けまくります。
「スーパー、コンビニでは売っていません。少し高いですが、宅配と通信販売で本当に希望される方にのみ販売しています。」
と答えていたものですから、
『その辺では売っていない美味しくて体に良い幻のヨーグルト』
と会場では少し騒ぎになっています。

気が付けば、なんと、
午前中で予定していた2日分が完全になくなってしまいました \(◎o◎)/!

さて、ここからが大変。
まだまだ希望者が続出するのです。
急きょ、あるだけのヨーグルトを物流センターに連絡し集めました。
もちろん、余らないように流通させるのが物流部門の大事な仕事ですから、余っているものは殆どありません。
大変迷惑をかけたと思います。
ご協力ありがとうございました m(μ_μ)m

結局、手配できた全て、
LKM512入りヨーグルト4,080個(12個入り320ケースと8個入り30ケース)とのむヨーグルト1024本、ついでにプリン720個(12個入り40ケースと8個入り30ケース)
を完売しました。

今日から1-2週間は、日の出町内では、町民の方のおなかの中で増えたLKM512が大量に下水道を泳いでいる事でしょう。

2011年11月04日
怖そうなコオロギ

横綱を名乗るカメムシ(ヨコヅナサシガメ)、
殿様を名乗るバッタ(トノサマバッタ
を紹介しましたが、今日は怖そうなコオロギです。
こいつです。
20111104.JPG
その名はエンマコオロギ。
体長3 cm前後と、日本最大のコオロギです。
黒褐色で頭は光沢があり、重量感がありますね。
この立派な後ろ足を見て下さい。
スピードスケートの選手の太ももみたいに立派でしょう!
しかし、あまり普段はピョンピョンと跳ねることはなく、歩いていることが多く、
これでジャンプするのは危険が迫った時くらいだと思います。
ジャンプしても体が重いのか、10 cm程度しか飛べません。
ピョン(跳ね)、ゴソゴソゴソ(歩き)、ピョン、ゴソゴソゴソと逃げます。

名前の所以は、顔を正面から見た時の模様が、
閻魔大王の怒っている顔の形相のようだからです。
すいません。正面写真撮り忘れました。
この写真でも目の横に白い線があるのがわかると思いますが、
これを正面から見ると怒っている時の眉毛のように見えるのです。

かなり力が強いです。
いたずらで「ゴキブリッ」って見せると皆びっくりして面白いので、
手の中に隠していると、脱出しようとする力の強さで、痛こそばくて、
耐えられなくなることがあります。

雑食性なので畑では害虫となることも多いです。
チョウやガや鳥を避けるための寒冷紗も、きっちりと地面に埋めておかないと、
隙間があると侵入してきます。
私のラディッシュは結構食べられました。

しかし、こいつの鳴き声は美しいです。
「コロコロコロリーー」
とでも表現すればよいですかね。
皆さんも秋には必ず耳にしている声ですよ。

2011年11月02日LKM博士
刺激的な旅行

協同乳業の研究所では、大体この季節に日帰りの社員旅行を行います。
昨今、個人主義だとか、業務外での若者の付き合いがどうのこうのと言われておりますが、
先日の旅行は、参加率が9割位とかなりの高さを誇っております。

基本、朝から貸切バスで観光地等に出かけて、夜は宴会で締めるのですが、
私などは朝の8時半からお酒を飲みまくります。
朝から飲みまくる事など、この時しかありませんので、
様々なことを経験しなくてはならない人生全体を考慮しても、非常に貴重な一日となるわけで、大いに楽しまなくてはなりません。
と考えて正当化しております。
同じ建物内で働いていても普段は喋らない人達と話せるのが良いですね。
異動で初参加の人は宴会で芸をしなければいけないという伝統も引き継がれております。

今年は、幹事さんの企画で行先が知らされていないミステリー・ツアーでした。
午前10時過ぎ辺りから、本気で酔って来るので行先などどうでもよいわけですが、
私が認識している限り山梨県にいたはずでした。
ところが、昼飯とバスを降ろされた場所は、静岡県御殿場のリゾート地。
しかも、何か景色に記憶があるのです。
酔っていてもわかりました。
「時之栖って...。あっ、ここは国際ポリアミン会議で1週間泊まった所やーっ」
参加直前の混乱ぶりを記した
ブログ「試練」をご参照下さい。
口頭発表に選ばれて、外国人にいじめられた記憶が戻ってきます。
驚き、戸惑い、嘆き、怒り...
いずれも忘れかけていたものです。
ということで、食事後に一人で発表会場まで足を運びました。
何か会議が行われていましたが、そーっと会場の後ろ側から入りました。
あの時「見返したる」と思った記憶が強烈に蘇ってくるではないですか!
201111021.jpg


次に向かったのはある食品メーカーの工場見学。
それはそれは立派で綺麗です。
そこまでは良かったのですが、見学後はプロバイオティクスの講義ビデオ。
いやー、細かいことは言いませんが(正確には、言えませんが)、
ホツホツと怒りのような感情が沸いてきます。
「これ以上見てられない」と寝ることにしました。
幹事さんは、私が質問タイムに案内者に絡むのではないかと心配していたようです。

私にとっては、研究のための「魂」が再燃した刺激的な旅行でした。
201110212.JPG


「そして、輝ーく ウルトラソウル!」

B'z「Ultra Soul」は協乳研究所旅行の公式テーマ曲です。
たぶん。

幹事さん、ご苦労様でした。

2011年11月01日LKM博士
ひど過ぎる名前

昨日のホシホウジャクのブログを書いている時に、
おそらくホシホウジャクも幼虫時代は偏食家だから、
何を食べているのだろうと調べました。
成虫は目にするのですが、幼虫は見たことありません。
スズメガの仲間なので、尾部に突起をもった巨大な幼虫であることは想像できますが...。

ということで調べていたらやっぱり偏食家でした。
ですが、凄いのがその食事にしている植物の名前。
その名は、
ヘクソカズラ Σ(゚口゚II)えーー!
漢字では、
屁糞葛 (((!!(゚ロ゚ノ)ノえぇ!!

なんじゃこの名前は!
このブログにマッチし過ぎやろ (☆_☆)キラン

そして、色々調べていると、
古名はクソカズラ(糞葛)ということもわかってきました。
現代名はこれに、わざわざ屁が付け加えられているという嫌がらせのような命名。
これではあまりにも可哀想と思った人がいるのか、
別名としてサオトメバナ(早乙女花)というのもあるようです。
これまた極端過ぎて意味不明で全く普及していないようです。

アカネ科に属するツル性の植物らしいですが、私は植物には疎く知りません。
花から発せられる独特の臭気が名前の所以らしいです。
嗅ぎた~い!!!!!

各都道府県や市町村にその自治体の花が設定されているように、
LKM512の花、あるいはLKM博士のブログの花を決定するならば、
ヘクソカズラで決まりでしょう!

あー、ウンコしたくなってきた。
もちろんその前兆として、屁もしたい(というかしました)。
そうか、屁と糞はセットなのか!

2011年10月31日
ホシホウジャク

今日は蛾、ホシホウジャクの登場です。
聞いたことない方が殆どだと思いますが、知らない内に見かけたことはある人は多いと思います。

昼間に活動し、
ハチドリのように花の横でホバリングして花の蜜を吸うタイプの蛾です。
黒をベースにオレンジ色の模様が後翅と腹の部分にありますので、ハチと間違えられることも多いです。
漢字で書くと星蜂雀。
このオレンジ色がホシホウジャクのホシ(星)の所以らしいです。
蜂にそっくりで、雀はスズメガ科だからだと思います。

凄い飛翔能力で、高速で花から花へと移動します。
1つの花の吸蜜にかける時間は1-2秒で、次から次へ花を替えてあっという間に何処かに飛んで行きます。
逆に虫慣れしていると、あんなに機敏な動きをするハチはいないので
一発でホシホウジャクだとわかってしまいます。

では、花に狙いを定め、長いストロー状の口を伸ばし蜜を吸うホシホウジャクの一連の動作撮影に成功しましたので、4枚連続で紹介します(数秒間連続撮影できるデジカメを買いました)。
201110311.JPG


201110312.JPG


201110313.JPG

201110314.JPG


【捕獲時満足感:7】(10点満点)
※こいつは飛んでいる状態を見るのが一番です。捕獲したらオレンジ色の部分も前翅の下に隠れ、焦げ茶色系の地味な蛾です。

2011年10月28日ウン小話
ウン小話18

昨日の「ヤモリの糞」関連ネタをウン小話風に書いてみました。
====================================

朝、出社し自分の職場へと階段を上っていると、事務所メンバー+掃除のおっちゃんに
「これ何かわかるかな?」
と昨日のヤモリの糞のついた壁を指さされました。

私  「ウンコですね。」
事務所「やっぱり、そうだよね!」
と一人は誇らしげであるが、一人は驚きの表情。
事務所内で、これがウンコか否かで意見が分かれていたらしく、
ウンコ博士がウンコと断言したので決着がついた様子。
事務所「まずいなー、ネズミがいるのかー。」
私  「えっ、ヤモリですよ。」
事務所「えっ。」
私  「https://lkm512.com/blog/images/2011/10/27/」(昨日の説明をする)
清掃員「そうか、イモリかー」
私  「いや、ヤモリです。」
清掃員「ヤモリかイモリかどっちでもいいけど、この前」(話を遮る私)
私  「どっちでも良いわけないでしょ。ヤモリは爬虫類で、イモリは両生類で・・・。
こんなところにイモリがいたらえらいこっちゃ。」
清掃員「そうなの(どっちでも良いというリアクション。ちょっとむかつく私)。
でも、この前死骸があって俺が処分したからもう大丈夫だよ。」
私  「いや、これ昨晩のウンコです。もしかしたら一昨日かもしれないけど。」
清掃員「なんでわかるの?」
私  「だって、まだ濡れているじゃないですか。」
清掃員「えっ。そう? そんなに濡れてないよ。」
私  「いや、これでも水分含量60%はあります。」
清掃員「・・・。そうなの?」(こいつは一体何を言ってるんだという反応)
私  「しばらくこのまま残しておいて下さい。」
清掃員「はあー、なんで? ダメだよ、掃除しないと。」
私  「写真とるだけですから5分待って。(心の声「あんたがブログに登場や!」)」
清掃員「・・・写真?」

おしまい。

因みにマウスのウンコは「ウン小話12 」で写真を載せていますので比較してみて下さい。

2011年10月27日LKM博士
ヤモリの糞

職場の玄関の壁にこのようなものが付いていました。
20111027.JPG
ヤモリのウンコです。
大きさ(1-2 cm)や形状はマウスのウンコと変わりませんので、
ネズミが出たかということが疑われたようですが、これはヤモリのものです。
証拠に白い尿酸が付いています。
ネズミのウンコには絶対についていないものです。

哺乳類や両生類では、食べたタンパク質に含まれる窒素の内、
余分なものは尿素として尿に溶けた状態として排泄します。
しかし、鳥類と爬虫類は、これを尿酸として糞便と同時に排泄します。
わかり易く言えば、鳥のウンコに白いもの、あれが尿酸です。
この排泄システムの違いは、処理に必要な水分の量が大きく関与しており、
尿素として排泄するには水に溶けていないといけないので多量の水分が必要になります。
一方、尿酸は水に殆ど溶けず、水分が少なくてもそのまま排泄できるのです。
水の確保が難しい環境で進化してきた鳥類や爬虫類は、
尿酸での排泄システムになったと言われています。
もちろん、他の理由も推測されており、
鳥類は飛ぶのに軽い方が良いのでという理由や、
両者ともに固い殻の卵を産みますが、卵の中にいる時に、尿素より尿酸の方が都合が良いという理由があげられています。
鳥のウンコの尿酸については「ウンコ爆弾」という私のベストセレクションブログでも紹介していますので、是非読んでみて下さい。

よく見ると、壁に上からスーッとウンコが壁を流れた跡が残っていますよね。
ネズミはここまで水分含量が高くありませんので、ヤモリの証拠ですね。

ヤモリは漢字では家守と書き、家の守り神とされています。
科学を信じる私ですが、これは別脳(※)。
ヤモリは家に居ないより居る方が好ましいと信じています。

※ 別脳(べつのう):私の造語。本来の考え方とは異なるが、都合の良い事象は信じること。「腹がいっぱいなのにケーキは別腹」の別腹と同じように使う。

2011年10月26日野菜作り
2011年版 野菜作ってます 24 ―夏植えた キャベツ・ブロッコ 我が口へ―

先週から秋野菜の収穫は本番をむかえております。

盆明けに植えたキャベツはもう食べ頃です。
蒸して塩とゴマ油が最高ですね!
もちろん生でもかなり旨いです。
先日、わざわざ朝収穫したものを職場のバーベキューに差し入れしたのですが、焼きそばの具にされて残念でした (´へ`;) (ちゃんと伝えておけばよかった)
201110261.JPG

同じく盆明けに植えたブロッコリーもできました!
これはメインのつぼみを収穫しても、幾つも横からつぼみができるので1月まで収穫できます。
5株あるので食べるのが追いつきません。

201110262.JPG

立派な野菜が収穫できるのはうれしいのですが、
2か月間手塩にかけて育ててきて、あの厳しい残暑と台風とモンシロチョウ攻撃を一緒に乗り越えたと思うと、
実は食べるのが可哀そうになってくるのです...。

葉物野菜も最初に植えたものが食べ頃です。

201110263.JPG


この写真は左から山東菜、小松菜、カブ、ラディッシュですね。
ミズナ、チンゲン菜、シュンギク、ホウレンソウも食べ頃です。

2011年10月25日実験器具・機器シリーズ
お世話になっている実験器具・機器シリーズ5―試験管(Test tube)―

理科の実験といえば試験管をイメージする人も多いでしょう。
殆どの方が知っている器具ですが、英語ではそのまま"テスト・チューブ"というのはご存じでしたか?
ガラス製で、細長い円筒型で底がU字型(平底のものもありますが、U字型の方が衝撃などに強い)、上側は開放系になっているのもが一般的ですね。

試験管は、少量の試料を入れて、その中で目的の反応を起こすための器具です。
大きさは長さが4-5 cmから20 cm程度、直径は7-8 mmから20 mm程度のものが一般的ですが、これは私の分野の話であり、異なる分野では、もっと多いものや太いものもあります。

私の場合、微生物を培養すること使うのが殆どです。
液体培地(微生物が育つのに必要な栄養が入った液)、或いはそれに寒天を入れ固めて、微生物を接種して培養します。
ですから、他の雑菌が試験管に入らないように蓋が大事になります。
被せるだけのアルミキャップの他、綿栓(自分で作ります。通気性が良い)、同じように通気性が良いシリコ栓、空気を絶対通さないブチル栓など、目的に合わせて使い分けます。

ちなみに試験管の上部の口の部分ですが、
加工していないものを"直口"といい、
リング状に肉厚にしてあるものを"リム付き"といい、耐久性を高めています。
リムは英語のrimで縁や枠という意味ですね。
201110252.JPG
この写真では左が直口、右がリム付です。

私のように、栓を試験管にねじ込んで蓋をするタイプの研究者は、
栓をする時に強い力がかかる場合がありますので、リム付を使います。
でないと、栓をしている時に割れて手に大怪我をする可能性がありますから。
意外と奥深いのですよ。

ふと、"直火や熱湯で加熱される試験管"と"ウンコを入れられる試験管"のどちらが幸せなのかと考えてしまいました。

2011年10月24日
ハグロトンボ

この黒いトンボを見たことありますか?
見たままで、ハグロトンボと言います。
201110241.JPG


私が育った奈良の実家の近くでは全く見かけないトンボでしたが、
ここ東京都西多摩郡日の出町ではよく出会うトンボです。
初めて見た時は興奮しました。

川が大好きで、幼虫時代は川で過ごします。
分類でもカワトンボ科に属しています。
流れの緩やかでヨシ等の植物が生えている場所が特にお気に入りで、
そういう場所には数が減った現在でも集団で存在するようです。

ひらひらと蝶のように飛び、あまり動きは俊敏ではありませんが、
警戒心は結構強く、近づくと飛んで行きます。
アカトンボやシオカラトンボのように簡単に接近することはできません。
従いまして、手で捕獲するのは難しいトンボです。
捕れそうで捕れないトンボですね。
最後は川の中の方に逃げ込まれるパターンが多い。

上の写真はオスの個体なのですが、腹の部分はメタリックな緑色で美しいですね!
綺麗過ぎて逆に人工的に感じる色です。
メスはこんな感じです(↓)
201110242.JPG

多くの昆虫達と同じで、メスは地味なのです。

【捕獲時満足感:8】(10点満点)

2011年10月21日LKM博士
実は・・・500回・・・

実は、一昨日がこのブログ500回記念だったのです。

忘れていた訳ではありません。
スペシャルなゲストに記念ブログをお願いしていたのですが、
予定外のことが起きまして、見送ることに致しました。

まあ、それはそれで置いておいて、
「よく500回も書いたなー」
と思います。
(おそらく20-30回は助っ人が書いてくれましたが。)

当初は、「月に1-2回のペースで更新しよう」と言っていたのですよ。
でも、始めてみると、週に1回位は更新しなければ意味が無いことがわかり、
次第にアクセス数が増えて来て、週に2-3回にしようと増やすようになり、
挙句の果てに毎日書いている状態。

スタートは2008年の12月。
足かけ2年と10ヶ月での達成です。

ここまでネタが集まってきたら、
「傑作選の本でもつくるかな」
と企んだりしています。

とにかくネタ探しが大変です。
何をしていても「これブログになるかな?」と考えており心が休まりません。
だから、"ブログ手当"ちょうだい。

2011年10月19日LKM博士
2012年1月が怖い

今年の1月も忙しかったのですが
来年はそれ以上。
洒落になっていないことが容易に想像できるため、本当に怖いです。

というのは、今わかっているだけで、

1.生研センター委託研究の最終まとめ(締め切りが1月中)。
2.学会発表
3.我々が協賛して開催するポリアミンの市民講座(また後日詳細は発表します)
4.大相撲初場所(マジで懸賞金も考えてますので)
5.次年度以降の研究資金のための申し込み(たぶん締め切りが2月の1週目)


普通は1だけで精一杯なのに...。

もちろん今からできることはやりますが、
11月や12月にやらなければならないことも山ほどありますし。

5は「早くスタッフを入れないとやらないよ」って上司を脅しております。
スタッフがテクニシャン2人じゃ無理なんです。

寝不足で、禿げが猛スピードで進まないか非常に心配です。

2011年10月18日
偉いバッタ

8月に横綱と名乗る昆虫を紹介しました(ヨコヅナサシガメ)
横綱は偉大ですが、本日紹介するのは、おそらくそれ以上に偉そうな名前の昆虫
『トノサマバッタ』
現代においても堂々と殿様と名乗っているのは、このバッタとトノサマガエルくらいでしょうか。

トノサマバッタというだけあって、やっぱりでかくて立派で風格があります。
20111017.JPG


軽く5-6 cmはあります。
同じ体型(仮面ライダー型の顔で細長ではなくがっちりタイプ)のバッタは他にもいますが、それらと比べても圧倒的にでかい。
例えば、昨年紹介したクルマバッタモドキと比べるとトノサマバッタ(メス)の体長は2倍位あります。
横幅や体高も合わせると、5-6倍位の大きさに感じてしまいます。
捕獲してみるとわかるのですが、その質感とパワーは他のバッタを圧倒しています。
(殆どの方は、バッタ経験が少なくこの感覚が伝わらないので寂しい...)

そして、非常に高い飛翔能力。
ジャンプすると10-20 m先に飛んで行ってしまいます。
そして、非常に高い警戒心。
それ故、手で摑まえるのはほぼ不可能です。
補虫網を持っていても、網の届く範囲に近づくのは容易ではありません。

比較的草丈が低いイネ科植物が生えている日当たりの良い広い草原を好み、
そのような土地が殆ど無い都市部ではなかなか出会えませんので、
捕まえた時の満足感はかなり高いバッタです。

【捕獲時満足感:8】(10点満点)※素手で捕獲時は9になります。

2011年10月17日LKM博士
忘れてしまった

今週は外出が多く(いつも多いのですが)忙しいので、
土日に2つブログ書いておいたのに、
それを保存したUSBメモリを自宅に忘れてしまった。

残念。
というか、何書こう?
「さよなら真弓監督」
やめておこう。

こんな時はシリーズものに限る。
しかし、
虫ネタは紹介したいものが幾つかあるのに写真がない(写真もUSBの中)。
野菜ネタも写真がないと伝えるパワーは半減する。
ウン小話は書きたい時に書くもので、頭を絞ってネタが浮かぶものではない。
大相撲はもちろんやっていない。
困った日はウンコ回数ネタに逃げる時もあるが、気分が乗らない。
実験器具シリーズは、真面目に書かないといけないので、ちょっと時間がかかり面倒だ。
等、困っている。

そんな「ウィーグデーは毎日ブログを更新しよう」と始めて10ヶ月目、184回目の朝である。
今日ほど、パスしたいと思ったことはない。

ただ、そんな朝でも、ウンコはたっぷり出るのである。

2011年10月14日野菜作り
2011年版 野菜作ってます23 ―秋本番 落花生旨し 茄子おしまい―

副題を五七五の俳句風にしてみました。
全部季語みたいですが...。

今日は写真を載せませんが、葉物野菜はグングン育っています。
来週にも最初のキャベツと、小松菜やラディッシュも収穫が始まりそうです。

夏場に紹介した落花生(https://lkm512.com/blog/images/2011/08/09/)を収穫しました!
20111014-1.JPG
わかり難いですが、これが1株(1個の種由来)で、100個程度はついているんですよ。
これは茹で専門の「郷の香(さとのか)」という品種ですので(品種に関しては少し自信がありません。たぶんこれです)、その日の内に茹で落花生として頂きました。
20111014-2.JPG
かなりビールが進みますね。
非常に味が濃厚で旨かったです。
しかし、これも2株目までで、これが4株あったので最後の方は苦痛でした(もちろん別の日に収穫しましたが、それでも苦痛)。
しばらく落花生を受け付けられない心境です。
職場にプレゼントしたかったのですが、外出が多くて、天候ともタイミングが合わず...。

お世話になったナスも終わり。
20111014-3.JPG
夏のアブラムシの襲来、2度の台風を乗り越えて、軽く200本は収穫できたでしょうか。
5本1袋で200円とすると、40袋で8000円分ですかね。
疲れ果てた姿に感謝 m(μ_μ)m

畑作業って容赦ないもので、ナスへの感謝の気持ちなど一瞬で整理しなくてはなりません。
引っこ抜くと同時に肥料を入れて耕して、
その数週間後にはホウレンソウ用の土壌に仕上げ、種を播きます。

2011年10月13日
アオスジアゲハ

市街地でも比較的見かける独特のスカイブルーの模様が綺麗な小型のアゲハです。

20111013.JPG


その名は見たまま、"アオスジアゲハ"。

都会の方でも殆どの方が夏に1-2回は目にすることがあるのではないかと思います。
但し、南方系のチョウのため、北海道や東北の方は見たことないですかね。
そう考えれば、熱帯のチョウにありがちなカラフルな色ですよね!

幼虫がチョウの例外に漏れず偏食家でクスノキ科のものに特化しておりますので、
都会でも街路樹を使って繁殖できるため、数が多いのです。

しかしながら捕獲された経験がある方は少ないのではないでしょうか?
実際に捕獲をしようと思ったことがある方ならわかると思いますが、
こいつ、飛翔能力が非常に高く、虫取網を持っていてもそう簡単には捕獲できません。
「あっ、ここの花の蜜を吸っている」
と思っても、次の瞬間には、はるか向こうの木の上方に飛んで行っていることが多いです。
蜜を吸う時もじっくり花に捕まるのではなく、羽ばたきながら次から次へと忙しいのです。
発見してから網の用意をしても間に合わないタイプの典型的な昆虫。
おそらく先日紹介したキアゲハより20倍(私の感覚)は捕獲が難しいと思います。
私も通算20回程しか捕獲したことはありません。

写真撮影もかなり難しいです。
でも、この夏、一度だけ撮影のチャンスがありました。
一瞬ですが、私との距離は1m程度。突然現れて、目の前の花に夢中です。
しかし、急いでデジカメのスイッチをONにした瞬間、視界から消えました。
なんと娘が虫取網であっさり捕獲していました。
「こいつ、虫取りの天才か...?」(ライバル心芽生える)
ということで、それを写真に収めました。

2011年10月12日プロジェクトメンバー
「LKMくん登場!!」

こんにちは!
プロジェクトメンバーで長野エリア担当のユキトシです。

先日LKMくんが松本市の保育園に現れました。
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保育園で園児のみんなとLKM体操を踊り、
そのあとにLKM512が入ったヨーグルトを食べてもらうというものです。


LKMくんは予想以上に大人気!!
登場時には子供たちに囲まれて身動きがとれない程でした。

LKM体操もみんなすぐに覚えてくれました。
やっぱり子供たちは頭が柔らかいのか吸収スピードがすごいですね!

体操のあとはみんなでおいしくLKM512入りのヨーグルトを頂きましたヽ(^。^)ノ

これからもLKMくんは日本全国を忙しく飛び回ります。
次はみなさんの近くに現れるかもしれませんよ!!

2011年10月11日LKM博士
困難な体操イベント

こいつ、"LKM512くん"の出番が少ないので、LKM512プロジェクトの会議で、もっと使っていこうと相談していました。
その中で、
「メイトーの牛乳などを採用してもらっている保育園や幼稚園でLKM体操イベントをして、
ヨーグルトも食べてもらおう」作戦が提案され、
末端の営業を担当しているプロジェクトメンバーが、色々と動いてくれていました。

しかし、こんな無茶苦茶な提案企画、そう簡単には通りません。

トライしてみてわかったのですが、保育園や幼稚園は年間スケジュールに基づき、
結構行事が入っており、スケジュールの調整が大変なのです。
夏以降は、運動会の練習があるのに、こんな謎のキャラクターと体操するなんて、
先生方にすると余計なお仕事であり無理なんです。

しかも、営業担当の立場では、売り上げがすぐに上がるわけでもありませんし、
先生方(特に若い女性が多い)の前で、
LKM体操の見本を一人で踊らなければならないという精神的苦痛も味わいます。
もう、最初の提案から1年近くになりますかね。
「無理なのか...」
と、諦めかけていると、プロジェクトメンバーで信越担当のユキトシ君が
ついに実行してくれました!
素晴らしい!

ちなみにユキトシ君は、年中真っ黒に日焼けしていて(地肌が黒いだけ?)、痩せており、
昆虫に例えると"茶色型のナナフシ"のようなイメージの営業マンです。
ただ、顔は黒くても、腹は白いらしいです。
本人が言っているだけで、本当か否かは不明です。
もしかしたら「心はきれいである(腹黒くない)」という比喩かもしれません。
このようなイベントを開催できるのですから、心は"まっすぐ"であることは間違いないでしょう。

明日はそのユキトシ君がその様子を書いたブログを掲載します。
お楽しみに!

2011年10月07日野菜作り
2011年版 野菜作ってます22 ―秋冬野菜の生長②―

今週は忙しくて"朝畑"がなかなかできないのですが、放っておいても育っています。

まずは、昨日のブログのキアゲハの幼虫が棲んでいるニンジン。
間引きながら食べている状態です。
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ニンジン臭くて良い出来です。
でも、もう少し寒くなって甘みが出てくるのを待ちたい気分ですね。

ブロッコリーもつぼみができ始めました。
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キャベツも結球し始めました。
ここで虫が付くと、キャベツの中は芋虫の寝床と食糧庫となってしまうので注意が必要です。
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そして葉物野菜も育っています。

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左から、シュンギク、ミズナ、チンゲンサイ、ホウレンソウ。更に時期をずらしたシュンギク、ミズナ...、と続きます。

ウンコが緑色になる季節が近づいてきています。

2011年10月06日
キアゲハ

ニンジンで幼虫が育っていました!
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パセリやニンジンなどセリ科の植物を好むキアゲハです。
どうですか、この模様。
カラフルな毒々しい警告模様で鳥などの外敵から身を守っている雰囲気もありますが、
遠くから見ると、幾重にも重なり風に揺れる葉の陰と日光の中で周囲に打ち解けて、意外と保護色的に作用しているのではないかとも思います。
どちらが正解かはわかりませんが、それを色々と考えながら観察するのは結構楽しいものです。
こいつをツンツン触って怒らせると、濃黄色の角を出し、同時に濃厚パセリ臭のような強いにおいを放出し威嚇してきます。

201110062.JPG

これが成虫です。
カラフルできれいですね。
アゲハチョウと区別がつかない方も多いと思いますが、アゲハチョウはもう少し黒い部分が多く、ここまでカラフルではないです。
そもそも食性が異なり、アゲハチョウは柑橘類を好みますので、キアゲハのように野菜畑で出会う可能性は低いです。

私は、パセリやニンジンの葉だけでここまで立派に成長することが不思議でなりません。
だから、「パセリにはめちゃくちゃ栄養があり、食べると立派な大人になれる」と小さい時から考え、料理の付け合せのパセリは小学生時代から必ず全部食べてきました。
大人数で焼肉なんて食べに行ったら、皿に1つは付け合せがありますので、5分に1回パセリを食べている感じになり大変なのです。

立派な大人になれたかどうか・・・。
ただ、パセリを食べる度に、
「キアゲハはこれだけで成虫になる」と嫌がる他人に無理にパセリをすすめたり、
「キアゲハの成長に腸内菌叢が関与しているはずだ!」
ということを真剣に考えてしまったりする変な大人になってしまった気がします。

2011年10月05日LKM512女子部
新学期

いつも多忙な博士が今週はさらにお忙しいということでピンチヒッター、
企画部リツコです。

10月になりました。わが社では、9月末で年度の半分が終わり、下期に入ります。
仕事上では、会計の勘定する期間を区切るのが大きな違いで、
自分の業務自体に大きな変化はありません。
でも、学校だったら学期ごとに休みを挟んで、新たな気分で始まりますね。
時間割が変わったり、席替えがあったりするだけでなく、
ノートや文房具を新調したり、ペンケースの中もきれいにしたり、
今学期もまたがんばるぞ!と心新たにしたものです。

今回は、LKM512にもっと力を入れて行こうと、新部署ができました。
個人的には席替えもあって、見える風景が変わっていい感じです。
でも、そんな変化のない場合でも、いろいろ気分を変えられます。
パソコンのデスクトップの壁紙を変える、筆記用具を変える、
デスクで使うマグカップを変える。目に見えるものが変わるのが、手っ取り早いですね。
会社に行く道を変える。靴を新しくするのも気分がいいです。

年をとるごとに、時が過ぎるのが早く感じられますが、
それは毎日が繰り返しのようになってしまうからかも。
こういう節目を大事にして心機一転、日頃の仕事をリニューアルしてみませんか!

2011年10月04日LKM博士
有楽町線直通東武東上線を行ったり来たり

都心に出てきた日は、都内の関係者に会う仕事を片づけようと激しく行動する私。
大体2-3ヶ所アポを入れます。

昨日は、午前中は東武東上線の大山駅にある板橋本部で仕事の後、
LKM512に関係ある方々をはしごしました。

まず、以前対談させて頂いた古森キャスター
やっておられる有楽町線の月島駅にあるパン屋さん。
挨拶程度のつもりでアポなしだったので、
私が現れるとびっくり。
大変繁盛しているようで殆どパンは売り切れていたのですが、
アイスコーヒーをご馳走になり、それを飲みながら20分間位LKM512の話をして、
お土産に4枚切りの食パンを頂き急いで移動。

次は食パンを抱えたまま有楽町駅にある、以前LKM512をデザートに付けて下さった
「天婦羅かわむらに」にご挨拶。
LKM512の"のむヨーグルト"が完成したことと、最新の情報をお知らせし、
色々と1時間半ほど。
自分で支払うつもりで食べた天丼定食とコーヒーをご馳走になってしまいました。

最後は東武東上線直通で再び下り、和光市駅の理化学研究所の辨野先生と
研究打ち合わせ。
議論も長くなり、定時を過ぎてからはワインを飲みながら
「あーでもない、こーでもない」と2時間以上。
その後、寿司屋でビール、日本酒と刺身や天婦羅をご馳走になりました。
(1日2回も天婦羅...)

忙しかったのですが、「ご馳走様」な1日でした。

んー、酔っ払っていたので記憶はなくなりかけていましたが、
最後は東武東上線朝霞台駅で、先生と立ち食いソバを食べたような...。

今朝はその分厚い食パンが朝飯です。
おいしい!

2011年10月03日LKM博士
表彰&新部署

今日から10月、会社としては下期の本格スタートです。
本部で行われた下期スタートの式で、8月に発表した
「ビフィズス菌LKM512で寿命伸長効果」の論文の件で、表彰されました。
ありがとうございます。

一人でできる仕事はありませんので、
これまで支えてくれた上司や、
「出せ」と言えば気持ちよくウンコを提供してくれた研究所メンバー、
さらに部署を超越したLKM512プロジェクトメンバーにも、
この場を借りて御礼申し上げます。


更に、もう一つ。
10月よりビフィズス菌LKM512を専門に扱う部署が発足しました!
なんと私も兼務です。
一応、研究に集中すべきバリバリの研究員と自負しておりますので、
「まさか?」と思いましたが、辞令が出ておりました。
とはいえ、自分の研究しているものが商品になり、その販売戦略に直接関わることは、
普通の研究者はできないことですから、楽しんでやりたいと思います。

賞状と一緒に金一封も頂きました!
中身はまだ見ていません。
いくら包まれているのだろう?
期待していないが期待している私。

2011年09月30日
ゴマダラカミキリ

ラミーカミキリに次いで今年2度目のカミキリムシネタです。
とはいえ、個人的にはそれほどカミキリムシに魅力は感じませんが、今日は飛ぶ直前の翅を広げた写真が撮れましたので紹介します。

20110930.JPG


柚子かスダチか、柑橘類の木で捕獲したゴマダラカミキリです。
カミキリムシは比較的飛ばすのは簡単な甲虫ですね。
手でも木の枝でも何でも、先端部まで歩いて進む道が無くなったら、触角をゆっくりクルクルと回転させ、パッと翅を開いて飛んで行きます。
この写真は、そのような特徴から飛ぶ直前の翅を広げた瞬間を狙って撮ったものです。

子供の頃は、よく手に乗せて、飛んだらすぐに手で捕まえて、また飛ばす。
これを繰り返して遊んだものです。
今考えたらかわいそうですが、おかげで反射神経は鍛えられたと思います。

ゴマダラカミキリは3 cm前後の中型のカミキリムシで、
日本全土に生息し、草食昆虫としては珍しく偏食家ではなくあらゆる樹木を食し、昼でも夜でも活動していることもあり、殆どの日本人が見たことあるカミキリではないでしょうか。
でも、こいつ、果樹農家や街路樹にとっては害虫なんです。
特に幼虫が木の幹の中で育ちますので、樹木全体が大きなダメージを受けるのですね。
昔は被害が多い地域は駆除のために捕獲して農協に持って行けば買い上げてくれていたようです。
1匹何円位なのか知りませんが。

ちなみに、ウルトラマンを倒したこともあり、バルタン星人と並んで最強怪獣と考えられている『ゼットン』の背中の甲羅は、
このゴマダラカミキリがモデルと聞いたことがあります。

2011年09月29日大相撲関連
2011年大相撲9月場所の感想

琴奨菊、大関昇進おめでとうございます!
文句なしですね。
私のように小さい頃、つまり30年ほど前から大相撲を見ている人にとっては、
"がぶり寄り"は元大関琴風(現尾車親方)の代名詞であったのですが、
気が付けば、琴奨菊の代名詞になってしまいましたね。
投げ技でなく、"寄る"ことで観客を沸かす力士は殆どいませんので、これからもどんどんガブってもらいたいです。
まわしを取っていないのに、土俵中央からかぶり寄りをするのはこの力士独特で圧巻です。

私、優勝しましたが横綱白鵬が少し心配です。
負ける時があっさりし過ぎているような気がします。
一連の騒動をたった一人で第一人者として支えた疲労が蓄積しているような...。
なんとなく体の張りも無いような気がします。

今場所は敢闘精神を観客が評価するマークシートの試みがありました。
私も観戦時に採点しましたが、これが結構面白いですね。
ただの人気投票になるのではないかと心配しておりましたが、
集計結果を見ると、闘志溢れる盛り上がった相撲を取った力士の点数が上位に来ており、「お金を払って見に来る観客って結構凄いんやな」と思いました。

協会には点数の上位力士だけでなく、全力士の点数を公開してもらいたいですね。
ご存じの方も多いでしょうが、時天空という足技を多用する力士がいるのですが、このような相撲が一般的にはどのように評価されているのか知りたいです。
立ち合いから正々堂々とぶつかることは殆どなく、常に足を引っ掛けるタイミングを計っているような相撲ですが、これが面白い。私は大好きです。
警戒していても、ちょんと足を掛けて相手力士の巨体がひっくり返るのですから凄い職人技です。
でも、たぶん一般的には卑怯な相撲で低評価と思うんですよねー。

もう1点、アンケートは1000枚ではなく、十両の相撲あたりから観戦している人には全員分が欲しいですね。3000枚位配布してもらえないでしょうか?
私なんて、文句言って最後の1枚を無理やりもらいました。

さて、ビフィズス菌LKM512がおなかにいる春日野部屋勢。
今場所は7勝7敗で千秋楽を迎える力士が3人もいて応援のやり甲斐がありましたね。
その分、疲れましたけど。
場所中、私は社内啓蒙で数回プレゼンすることがあったのですが、
春日野部屋関取の勝敗数をスライドにしてリアルタイムで紹介しておりましたので、
社内でもファンは増えたと思います。
栃煌山関、木村山関、栃乃洋関は残念でしたが、来場所頑張って下さい。
部屋全体では、勝ち越し力士は過半数ということで、ホッとしています。

最後に、ヨーグルトプレゼント企画に多くの応募下さりありがとうございました。
倍率が8倍以上と厳しく、どうしても食べたいという方が多数いらっしゃいますので、
「9月場所お疲れまでした」企画として、明日9月30日から2週間、通販サイトで送料無料キャンペーンを行います。
この機会に是非お試し下さい!
ついでにレビューも書いて頂けるとうれしいです。

2011年09月28日ウン小話
ウン小話17

自分の体で予備実験をしていると、ウンコを毎日集めないといけない時もあるのです。
日動変動とか調べたくなるんですねー。
私はプロですから、毎日でも実験に使うウンコは会社で出す技術は持っています。
素人みたいに
「今日は家で出してしまったのでもう出ないです。」
なんてミスはありません。

しかし、会社に来られない日は困ります。
3日連続の回収計画で、昨日、今日と順調に来ていたのに、
「わー、明日は外出になってしまったー (→.←)」
と慌てるわけです。

でも、頑張ります。
出発前に家で採便です。
と、ここまでは良いのですが、保存が大変。
当然、自宅の冷凍庫で保存するしか方法は無いわけですから。
ホカホカウンコを冷凍庫に入れるなんて、普通の家庭で許されます~?

仕方なく、家族には無許可でこっそり隠すわけです。
下は冷凍食品、上はラップで包んだご飯、横はホームランバーというような環境下に置くのです。
但し、万が一の時のために、この文言は大きく書いておきます。

"開封厳禁"
20110928.JPG

おしまい

2011年09月27日ウン小話
ウン小話16

先々週と先週、ある予備実験で自分のウンコを何度も集めていました。
忘れないようにするため、便所に採便グッズを置いておきました。
こんな風に。

20110927.JPG


採便管と採便シートですね。
採便シートはこれを敷いて、ウンコが水に浸からないように回収するために使います。

誰でも気が付くので、普通なら、
「また、ウンコ集めて実験しているんですか?」
なんて会話がありそうなものですが、
皆さん、完全無視。
知らん顔。

下手に絡んでしまうと、
「これ食って、ウンコ出せ!」
ってリスクがありますからねー。
怖い所なんです、ここは・・・。

おしまい

2011年09月26日
団扇をもつトンボ再登場

先週の台風は、多くのものを破壊していくと同時に、夏も終わらせましたね。
気が付けばもう長袖にしても良い位の気温になっております。
また、あの台風は、季節の変化を拒んでいたかのように存在していた真夏の昆虫達を一気に葬り去りました。
もう、セミの声は聞こえません。

そうなると、夏場に私の前に現れた昆虫達の写真を整理してみようという気分になるのです。

今日は、その中の一つ、腹の先が団扇状に広がったトンボを紹介します。
そのままの名前で、ウチワヤンマといいます。

201109261.JPG

2年前にも「団扇に見えますか?」で、紹介したことがあり、二回目の登場です。
写真で見るとオニヤンマに模様等は似ており、ヤンマと付くので大型種と思われる方も多いと思いますが、全長7 cm程度の中型のトンボです。
シオカラトンボと同じか少し大きい程度ですね。
私にとっては、これまでの人生でオニヤンマよりはるかに出会いが少ない貴重種で、2年前に初めて出会って、これが2回目の出会い。
しかも今回は私の家の花壇で発見です。
緊張してしまいます。
今回は捕獲ではなく、撮影で接近することを試みました。
気配を殺して正面下方から接近して撮った渾身の写真がこれです。

201109262.JPG


どうですか!
トンボが肉食昆虫であることを再確認できる獰猛な顔つきのショットです。
黒地に黄色。少しトラにも見えますよね。
足のトゲトゲも見て下さい。
この足で空中でハエやアブなどの獲物を抱え込み捕獲、顔の3割位もある口の牙でむしゃむしゃ食べるのです。

何度も失敗したのですが、渾身の一枚を撮らせてくれた直後に飛び去って行きました。
まるで、このブログのために来てくれたような・・・、心が通じたような感覚でした。

2011年09月22日大相撲関連
2011年大相撲9月場所いよいよ終盤ですね

私は相撲ファンとしてNHKに怒っております。
台風情報も非常に大事ですが、分単位で状況が変わるものではありません。
夜中の録画ダイジェスト版を録画して、朝食中に見るのを楽しみにしてるのですが、
録画されているのは、暴風雨の中継、台風の進路、降水量と警報と
同じ内容をひたすら繰り返すニュース。
であれば、生中継で見られないファンが楽しみにしている夜
中のダイジェスト版は時間を短縮してでも放送してほしかったです。
しかも、十日目、十一日目の2日間も放送されず、悲しいです。

そうこうしている内に状況は一変してきました。
臥牙丸すごいですね。
以前に一度紹介しましたが、"ががまる"と読みます。
グルジア出身の現在の幕内最重量力士ですね。
残念ながら上記理由で相撲内容は見ていませんが、昨日は大関把瑠都に勝ちました。
稀勢の里、8連勝の後、3連敗。
一瞬期待しましたが、期待したらいけない力士であることを思い出しました。

優勝は既に決まっているようなものなのでコメントは無し。

さて、腸内にビフィズス菌LKM512がたくさん棲んでいる春日野部屋勢。
栃煌山関はちゃんとブルガリアのヨーグルト大関に勝ってくれましたね!
注目の関脇琴奨菊にも勝利。
栃乃若関も勝ち越しまであと1つ。
ということで、今場所も
『春日野勢と同じヨーグルトを食べてみよう! 
春日野部屋勝ち越し幕内力士の合計勝星数のヨーグルトプレゼント』を実施します。
(長い企画名ですんません...)
もちろん春日野勢が食べているこのヨーグルトです。
抽選にて箱単位(12個入り)で贈ります。

ちなみに、このヨーグルト、先月テレビをはじめ多くのメディアで
寿命が伸びるビフィズス菌」と紹介されたきっちり研究されたビフィズス菌が入ったヨーグルトですよ~。
(もちろん私が研究担当└(^へ^)┘)
栃煌山関、栃乃若関が本日勝ち越せば16個。更にこの2人が勝星を伸ばすと17個、18個...と増えていきます。
ツイッターで #sumoyogurt を付けて私に返信して下さい。
締切は千秋楽の日の午後10時。
欲しい方は、現在5勝の栃ノ心関、木村山関をもっと応援しましょう。
この2人が勝ち越せば、大幅にプレゼント数が増えますからね。

2011年09月21日LKM博士
まじめ過ぎ?

昨日から大雨で被害を出し、
本日はいよいよ上陸し、一気に日本を縦断して行きそうな台風15号。

こちら関東地方でも、今朝の段階では断続的に強い雨が降っています。
予報を見ると、本日夕方に関東に最接近。
どのニュースでも普通に、
「帰る時間帯が一番危なく、交通機関も乱れるでしょう。」
と言っています。
なのに、皆さん、普通に出社しています。
既に交通網が乱れている沿線でも、迂回路を探し、果敢に会社に向かって進んでいきます。
アリジゴクの巣に自ら落ちていくようなものですよね?
ほぼ間違いなく生じる帰宅時の混乱のことをどのように考えているのでしょうかね?
「危ない、混乱する」とわかりながらも休めない多くのサラリーマン。
何か悲しい気分になります。

という私も迷わず出社。
但し、私は車通勤ですので、台風の進路を見極めながら、危なかったら通り過ぎた後に退社する予定ですが。

台風を気にしながらの仕事も効率悪いでしょうね。

そもそも他の国では、このような天候の時に危険を冒してまで出社するのでしょうか?
大学時代のインドネシアの留学生は大雪で研究室を休んで、
教授にこっぴどく叱られていました。
「なんで? 無理でしょ。」
と叱られた意味が理解できていなかったのを思い出します。
やはり、この勤勉さは日本人の国民性なのか?
この勤勉さを美徳とする文化があるのは間違いありません。 

これが美徳か否かの議論は置いておいて、
「今日は台風が通り過ぎるまで、堂々と飲めるなー」
というサラリーマンが大勢いて欲しい気分です。

2011年09月20日野菜作り
2011年版 野菜作ってます21 ―秋冬野菜の生長―

ブロッコリーとキャベツは、もうこんなに大きくなりました!

201109201.JPG

左がブロッコリー、右がキャベツですね。

たまには、種まきまでの地道な作業も書いてみましょう。
ハクサイ用です。
2週間程前に肥料を入れて耕しておいて、直前に再度よく耕し、このように土を固めます。

201109202.JPG

ここにマルチ(穴の開いたビニールですね)を敷き、周囲に土を被せ、風が吹いても飛ばないようにしっかり埋めます。
ハクサイは、巨大化しますので穴の間隔は40-50 cmの広いものを使います。

201109203.JPG


マルチは保水性の意味もありますが、周囲の雑草の抑制、雨など土のはねかえりによる病原菌の付着を防ぐなどの役割があるのです。
ちなみにマルチは透明、黒、シルバーなど、季節や野菜によって目的が異なりますので、使い分けなければならない非常に奥が深いものです。

丁寧に1つの穴に3-4粒の種をまいて、寒冷紗(網状の虫や鳥よけ)をかけて水をやります。
1週間もするとこの通り、発芽します。

201109204.JPG

あとは害虫に気を付けるだけですが、それが一番大変。

2011年09月16日大相撲関連
2011年大相撲9月場所序盤の感想

色々書く前に、本日のメインイベントは結びの一つ前の取り組み
「栃煌山 vs. ブルガリアヨーグルト大関」
です。
私の中では非常に大事なプロバイオティクス対決。あるいはヨーグルト対決です。
栃煌山関、がんばれーーーーーっ。
ちょうどこの時間帯、本社で講義中なのですが、集中できるかどうか。
まあ、LKM512関連の講義ですし、大相撲スライドは1枚入れましたので、皆で中断して大相撲中継見れば良いかな...、無理やな。

さて、昇進がかかる方々。
大関日馬富士、もう綱取りの夢が崩れましたね。
まあ、私の予想は当たったのですが、もう少し盛り上げてくれると思いました。
強引過ぎますね。
反対に、関脇琴奨菊は問題なく序盤を終えました。
「ひょっとすると...」、なんて雰囲気を感じてしまいます。

先週紹介した体重90キロ台の隆の山、皆さん見て頂けましたか?
苦戦中ですね。やっぱり体重って凄い武器なんだと、改めて感じてしまいます。

贔屓の春日野部屋勢。
まずまずのスタートでしたが、栃乃洋関が心配です。
勝ち越して幕内に戻って来て欲しいのです。
今場所勝ち越せば関取昇進の可能性が高い栃飛龍さんにも何とか勝ち越してもらいたいです。(ちなみに私が観戦した日は敗北で残念でした。)
春日野部屋力士と絡めたLKM512入りヨーグルトのプレゼント企画は只今構想中です。

先日、私は当選したチケットで観戦してきましたので、たまには相撲写真をどうぞ。

20110916.JPG

2階の椅子席の前方から撮った土俵入りです。
ちょうど、場所前主役だった、日馬富士、琴奨菊、鶴竜が並んでいますね。
椅子席は予想以上に観戦しやすく、升席で前に大きな人が座るより断然見やすくてよかったです。

2011年09月15日実験器具・機器シリーズ
お世話になっている実験器具・機器シリーズ4―ピペットスタンド Pipette stand―

前回、1 μl(0.001 ml)単位で測定できるマイクロピペットを紹介しました。
生化学の実験には欠かせないもので、頻繁に使うものであることは理解して頂けたと思います。
快適に実験するためには、容量ごとに1本ずつ、合計5-6本のピペットは保有する必要があります。
ですが、こいつが貴重な実験台スペースをとるのです。
しかも、実験台の上に寝かしておくと、何か液体がこぼれてコンタミのリスクもあります。

そこで、このようなスタンドがあります(ピペットホルダーやハンガーと呼ぶこともあります)。

20110915.JPG


空間の有効利用ができていますね。
いいでしょう?
これ、結構高価(1万円を超えます)なので長年憧れだったのですが、2年前にやっと購入できました。

色々なタイプのものがありますが、私はこれが最も使いやすいと思います。
これクルクル回転して、いつでも使いたい容量のものを手前に持ってくることができるのです。

購入してわかったことは、
実験スペースの確保、コンタミ防止以外にも、
ちょっと借りて使う人が、きっちり元の位置に戻してくれるという利点もありました。

ちなみに、あの地震でも倒れなかったです。
おそらく、バランスなども考えて開発されているのでしょう。

2011年09月14日
ツマグロヒョウモン♂

8月19日に紹介したツマグロヒョウモンを覚えていますか?
漢字で書くと褄黒豹紋と紹介したチョウです。
前回はメスの個体を紹介し、
「このチョウは雌雄で模様が違う」と紹介しましたが、
オスの個体を捕獲しましたので、紹介します。

20110914.JPG


だいぶ過酷な成虫時代を過ごしてきたのか、肝心のツマグロ(黒い翅の先)の部位が千切れておりましたが、本来は翅の下の部分に数ミリメートルの黒い帯のような部分があります。
但し、この状態でもメスとは模様が大きく異なるのはわかりますよね!
メスにある翅の左右の端の黒い部分が濃い黄色になっており、豹柄の紋が多いです。
知識がなければ別種のチョウだと思うでしょうね。
私はメスの方が好きです。

「よく、こんな知らないチョウを見つけられるなー」
と言われますが、
向こうから勝手に近寄って来るだけです。

2011年09月13日LKM博士
ペースが上がってきました

排便回数のExcelデータを整理していると、
8月、いよいよ排便ペースが上がっていることに気付きました。

最近、急激にこのブログのファンの方が増えてきておりますので、念のため、新しい読者の方に説明しておきます。
私は、毎年ウンコ回数を正確にカウントし、
このブログの読者に、私の排便回数を公表しているのです! 
例えば、昨年の回数はこの通り!

今年の上半期を集計した時点では(発表!ウンコ回数2011年上半期)、
1日あたり1.3425回と年間500回以下のペースで進んでおりました。

ですが、8月は通算48回、
1日あたり1.548回とハイペースになっておりました。

夏休み、結構たくさん食べたからでしょうか?

詳細な計算は述べませんが、8ヶ月間の合計排便回数から、単純計算で1年間の排便回数を算出すると、
ついに、500回台の大台に乗ってきました。

んー、夢の年間排便回数512回へ、
食欲の秋がこれからであることを考えると、
イチローの200本安打より、可能性が高くなりましたかね。

2011年09月12日野菜作り
2011年版 野菜作ってます20 ―なかなかのでき編―

ネギ、ニンジン、キャベツ、ブロッコリー、ハクサイ、ダイコン、カリフラワー、オータムポエムなど、ガンガン秋冬野菜を植えていることはお知らせしておりますが、
今が真っ盛りのものもあります。

これ、タカノツメ。
201109121.JPG
凄いです。
7月の「野菜作ってます15」では青々していた実も、夏の終わりの頃から真っ赤に変色。
これに写っているだけでも200本近くはあるのではないでしょうか?
更に写っていない枝にもたくさんあり、合計何本なのかよくわかりません
40-50本ずつ収穫して乾燥させているのですが、昨日の収穫分で既に4回目です。
もし頑張って食べたら、肛門激痛、必至ですね。
乾燥が意外と難しく、
途中で真っ黒に腐ったような状態になる場合があります。
乾燥中に雨に濡れたものは、ほぼ全滅でした。

201109122.JPG
ナスも、只今、とれまくり状態です。
現在、株1本に20個以上の実がなり、しかも2株あります。
まだ、どんどん花が咲いているので、どんどん新しい実ができてきます。
昨日は味噌&マヨネーズで野菜スティックのように生で食べましたが、旨かったです。
実は、お盆の頃、アブラムシが大量発生し、瀕死の状態になったのです。
殆どの枝を切り落とし、数本の小さい若い芽に賭けたのですが、これが大正解だったようです。

201109123.JPG
ショウガは不作で、これだけしか収穫できませんでした。
何が原因かわからないのですが、お盆の頃多くが枯れ始め、壊滅に近い状態になりました。
病気か、地中にモグラみたいなのがいたか、どちらかでしょう。
地上部位に害虫はいませんでした。

「しょうがない」
お粗末様でしたー ( ̄ー ̄;)ゞ

2011年09月09日大相撲関連
2011年大相撲9月場所がはじまります。

いよいよ次の日曜日から大相撲9月場所が始まります。
今場所は、日馬富士の綱取りと、琴奨菊と鶴竜の大関取りがかかる場所ですね。
根拠は殆どないのですが、鶴竜だけが昇進しそうな予感がします。

先場所、後半崩れて驚かされた横綱白鵬は、どう立て直してくるのでしょうね。
私は、完全に復調して、終わってみれば独り舞台、なんてことになるのではないかと予想しています。

それから、皆さん、是非、一場所で十両を通過した隆の山の相撲は見て下さい。
体重90キロ台。
平均150 kg位の幕の内の土俵を見慣れた方は、びっくりすると思いますよ。
立っているだけで感じる違和感。
大体、午後4時20分~40分の間に取り組みがあると思うので、是非ご覧下さい。

と、色々書いていますが、
実はですね、春日野部屋の稽古を見に行って以来、春日野部屋の力士に勝って欲しいとだけ思うわけで、あまり他の力士のことが考えられないんですね。
まあ、場所が始まれば、色々と考えるのでしょうが...。
とにかく、怪我なく、まずは勝ち越して欲しいです。

もちろん、今場所も春日野部屋力士と絡めたLKM512入りヨーグルトのプレゼント企画はやりますよー。
きっちり、Twitterとブログをチェックしておいて下さいね。

今場所は両国国技館。
私もいつも通り観戦に行きます。
さらに、「どすこい応募券」(国技館観戦時に応募できる)で、チケットが当たったんですねー。うんこパワーで運だけは良い。
だから、2回行くことができるんです。
イス席で平日なので誰かにプレゼントしようかと思いましたが、休日出勤の代休もあるので、やっぱり私が観戦に行こうと思っています。

2011年09月08日
ニホンアカガエル

今日は虫ではなく両生類の登場です。

201109081.JPG

ニホンアカガエルです。
平地から少し山側に入った開けた雑木林の草むらで、散歩がてらキリギリス系の昆虫を探していた時のことです。
昆虫より重量感がある生き物がピョンピョン跳ねるので、何かと思ったらこいつでした。
苦労して近づいてボロいデジカメで撮影したものです。

調べてみると、本種は減少しているそうです。
一般論ですが、両生類は幼生時代を過ごす水辺と、成長後を過ごす陸地の両方の環境が揃わないと生活できないので世界中で減少しています。
特に本種は、ヒトの生活圏に近い平地から丘陵地の水辺を好むようですから、被害は少なくないでしょうね。
非常に心配です。

少し追いかけて捕まえてみました。

201109082.JPG

追いかけっこで疲れたようで、おとなしく手に乗っています。
かわいいです。
体長3cm程度。まだ今年生まれた個体です。

殆どの日本人は、
小さいのがアマガエル、中くらいがトノサマガエル、大きくて茶色でイボイボしているのがヒキガエル、めちゃくちゃでかいのがウシガエル、
程度の知識でしょう。
私もそれに近いものがありましたが、最近、ツイッターで「カエル好き」をたくさんフォローしてかなりパワーアップしてきました。
このカエルもツイッター上で専門家にニホンアカガエル、しかも「今年生まれ」と確認してもらいました!

ちなみに、私、かなりのウンコ好きなんですが、カエルのウンコは見たことありません。
どんなんやろー?

2011年09月07日野菜作り
2011年版 野菜作ってます19 ―台風の被害―

今回の台風で、私の出身県である奈良県をはじめ、和歌山県、三重県に甚大な被害が出たことに心を痛めております。
被害にあわれた方には、心からお悔やみ申し上げます。

台風の中心から非常に離れたここ、東京都西多摩郡日の出町でも大雨が降り、
工場・研究所のすぐ隣の圏央道の日の出インター付近で土砂崩れが起き、
今、懸命に復旧工事をやっている状態です。

畑も被害を受けました。

201109071.JPG
ナスはぶつかるとこのように茶色く変色します。
台風襲撃時、20個位できていたのですが、その殆どが激しい風で実同士あるいは茎などにぶつかり、茶色く傷がついてしまいました。

201109072.JPG
「モロヘイヤは根元から倒れました。」

わかり難いでしょうが、先週の状態(野菜作ってます18の3枚目の写真)と比べてみて下さい。
先週は隣の落花生に覆い被さっていたのですが、今週はスペースができています。
結構、太い茎が折れておりますが、植物自体の復活力に期待しています。

2011090733.JPG
ネギも殆どの葉が折れ、成長点も根本から折れてしまいました (p>_ ネギも強い植物。復活力に期待するしかありません。

2011090744.JPG
そのような状態でも、寒冷紗をしていたものは無事でした。
非常に調子よく育っているニンジンは間引最中です。
もう小さなニンジンができています。
驚きですが、葉をかき揚げにすると非常にうまかったです 8(≧▽≦)8
ニンジンの葉が市場に出回ることは殆どないので、
これぞ、畑を自分でやってなくては味わえない味 └(^へ^)┘

2011年09月06日大相撲関連
春日野部屋訪問(後半)

昨日のつづき...。
解説でお馴染みのあの親父とは、もちろん北の富士さんです。
もう一度整理すると、関取は、
栃乃洋関をはじめ、栃煌山関、栃ノ心関、栃乃若関、木村山関、出稽古に来た隠岐の海関、磋牙司関、碧山関。
それに幕下上位の方々。

申し合い稽古が1時間位ですかね。もしかしたら1時間半かもしれません。時計など気にしていなかったので覚えていません。
申し合い稽古とは、昨日も書いたように、同等レベルの力士同士が勝ち抜き方式で、相手を指名して繰り返される稽古です。
稽古といいましても、もちろん本気モード。
仕切り無しに、連発でどんどん相撲を取っているので、一体何番見たのかわかりません。
大相撲を見に行っても、幕内の取り組みは24-5番しかないことを考えると、とても贅沢なんですよね。
しかも、普段は見られない、「栃煌山 vs 栃ノ心」という取り組みもあります。

親方の合図でこれが終わるとぶつかり稽古。
関取もドロドロになって、きっちりやるのですねー。
感動しました。
これは写真撮影したかったですが、厳粛な雰囲気のため断念しました。
謎の外国人見学者は、立ち上がって撮影して怒られていましたが...。
碧山関は、最後は立てなくなるまで、鍛えられていました。

私は剣道を中学、高校、大学とやっていましたが、
「ぶつかり稽古」は、剣道でいう「掛かり稽古」ってやつと同じで、力の限界までぶつかり押す(剣道の場合、打ち込んでいく)稽古で、自分の意思では終われない、とても恐ろしい稽古なんですねー。
それを見守る周囲の雰囲気までそっくりでした。

別の部屋の師匠が春日野部屋の関取に、自分の弟子のぶつかり稽古を
「ちょっと強めにやってくれ」
とリクエストするのは驚きましたが(田子ノ浦親方が碧山関を、北の富士さんが隠岐の海関を)、関取の人数が少ないとこのような稽古はできませんから、大事なことなのかもしれません。

さて、稽古が終わると、それまでの緊迫感はいきなり消失し、明るい雰囲気に。
いつも差し入れしている「おなかにおいしいヨーグルト」と
この日は特別に差し入れした「プレミアムホームランバー」を
食べてもらいながら談笑させて頂きました。

201109061.JPG

木村山関(↑)。プレミアムホームランバー1分以内に完食。普段はガリガリ君派らしいが気に入って頂けたようです。


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栃乃若関(↑)。ポーズありがとうございます!

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栃ノ心関(↑)。「日本の夏、暑いよ。いつもありがとね。ほんとおいしいです。」
2ショット写真もあるのですが、それは私だけのものにしておきましょう。

201109064.JPG


栃煌山関(右)(↑)。ちょっと不機嫌? いや、そういうキャラ?


201109065.JPG

碧山(あおいやま)関(↑)。愛称ダニエル。春日野部屋所属ではありませんが...。
「おなかにおいしいヨーグルト」を渡すと、突然上下左右に20回ほど振り、
蓋をあけて一気飲み「おいしいですね」。斬新な食べ方。いや、飲み方。
ちなみにブルガリア出身。んー、あのヨーグルトを食べてければ良いのだが...。

皆さんも春日野部屋、そして大相撲を応援しましょう。

2011年09月05日LKM博士
春日野部屋訪問(前半)

研究所で働いている私は、色々な研究テーマを考えそれに邁進するのが仕事ですが、
全く異質のテーマを作りました。
このブログの読者の方にはお馴染みでしょうが、
「春日野部屋を応援してビフィズス菌LKM512の認知度を上げよう!」プロジェクトです。
(もちろん、勝手に命名しました。)
ということで、先週の金曜日、春日野部屋を公式訪問致しました。
公式訪問? つまり、仕事で訪問するということです。

朝8時頃の幕下格からの朝稽古がお奨めということで、5時台に起床して向かいました。
両国駅で降りて、「場所はこの辺りかな?」と歩いていると、
まわし姿の力士が何人も道に見えるではないですか?
「なんか、異様な空間。ちょっと怖い...」
間違いなく春日野部屋です。
20110905.JPG
マネージャーさんが出てきてくれました。
挨拶もそこらで、早速、中に入れて頂くのですが、その前に注意事項。

① 中は親方もいて緊迫して稽古をしているので、携帯はオフに(ちなみに私は持っていない)。
② 話は極力しないように。
③ 気が散るので、立ち上がって歩いたりしないように。

当たり前です。何しろ本場所間近の大事な稽古です。
個人的には便意をもよおしたらどうしようか心配になりましたが...。

玄関で、既に、体と体がぶつかり合う「バチッ、ゴツッ」という、
何とも表現できない音が聞こえてきます。

中に、そーっと入らせて頂きました。
社会人としては元気よく挨拶すべきなのでしょうが、謎の緊迫感があり、
声を出さない方が良いと判断しました。
と、いきなりオーラを出しているのは、元関脇栃乃和歌の春日野親方です。
普通の顔でも怖い(これは大相撲ファンなら共通の認識だと思います。
ご存じない方はインターネットで調べて下さい)のに、
弟子達を指導中ということで更にパワーアップです。

稽古場が1m先にある最前列(畳なので席ではありません)に座らせて頂きました。
ちょうど、稽古する手前の力士は背中側、相手の力士は顔が見える位置です。
1mもあるかないかの目の前には土俵を囲む力士の背中とお尻があります。
両者を横から見える正面の位置には親方達が陣取り、指導をしています。

幕下クラスの力士達が激しく稽古をやっていました。
それにしても激しい。
本場所は溜席で、数mの距離で見た時はその迫力に驚きましたが、稽古はそれ以上。
距離が近いということと、部屋という空間のため、音が大きいです。
何番も何番も、勝った力士が次の稽古相手を指名して、延々と繰り返されるのです。
時々、親方衆が指導するため中断しますが、延々と。
汗だく、土でドロドロなのですが、ちょっとタオルで拭くと、きれいな汗が噴き出してくるのです。
1つ1つの汗腺から、珠のような汗です。
サウナで耐えているオヤジのドロドロ汗とは質感が異なります。

ちょっと落ち着いてくると、
「あっ、あれは以前にブログに出てくれた栃矢鋪さんや」(大相撲技量審査場所というか...、タイトルはやっぱり「ついに力士登場!」参照
等わかってきました。

圧倒されっぱなしで1時間位経ったでしょうか。
親方の合図でぶつかり稽古が始まりました。
関取衆が順に胸を出し、幕下以下の力士がぶつかり、土俵の反対側まで押すのを繰り返し、
転がされては受け身をとる稽古ですが、これが更に激しい!
「ゼーゼー、ハーハー」

気が付けば、コーチ役(?)っぽい栃乃洋関をはじめ、栃煌山関、栃ノ心関、栃の若関、木村山関が勢揃い。
さらに、出稽古に来た、隠岐の海関、磋牙司関、碧山関もいるではないか!
碧山関を連れてきた田子ノ浦親方(元久島海)も。
そして、解説でお馴染みのあの親父まで登場するではないですか!!!

長くなったので、つづきは明日。

2011年09月02日LKM博士
感動!! のびのびうんち棒

先日、ビフィズス菌LKM512の販売促進のためのプロジェクトチームの会議の後、
メンバーが寿命伸長論文の掲載と、
たくさん報道されたこと等の件で、
祝勝会を開いてくれました。

どうも、ありがとうございまーす。

で、プレゼントも頂きました。
これです。
2011090201 (1).JPG


購入する時大変だったようで、
電話で取り寄せてもらって、
以前プロジェクトメンバーだったマイさんが店に受け取りに行ってくれたようですが、
「予約していた"指し棒"」
と言っても通じず、「どんな棒ですか?」と聞かれ、
仕方なしに「先にうんちが付いている...」
と恥ずかしかったようです。
正式名称は"のびのびうんち棒"というものです。
しかも、「プレゼント用に包装して下さい」と頼むと店員に笑われる始末。
かなり辛かったようです。

有りがたく使わせていただきます。

ちなみに、この"のびのびうんち棒"は、先のウンコを取り外すと、
なんとボールペンになっているのです。

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便利ですねー。
って、使うことあるのかな?

2011年09月01日
ハラビロカマキリ(終齢幼虫)

最も好きな昆虫の一つがカマキリでして、
最も好きなカマキリがハラビロカマキリで、
しかも、最も好きなハナビロカマキリの状態が、終齢幼虫(成虫になる一歩手前)なんです。
なぜなら、腹が反っていてかわいらしく、格好良く、身軽でいて、凶暴で、一人前のカマキリと同じ動きもするから。

ちなみに漢字でかくと腹広螳螂。
何度か書いていますが、
よく見かけるオオカマキリと比べるとお腹が広いのでこのような名前が付いています。

とういう理由で、過去にもこのブログにハラビロカマキリは登場しています。

2年前の冬、「夏の忘れもの」

昨年の秋、「晩秋をカマキリで感じる」。(これは成虫です。)

この夏も、色違いの2匹の終齢幼虫の捕獲に成功しましたので、今日も登場です。
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デジカメ近づけたら、ギロって睨まれました。
もう一つは樹木にいた茶色い個体。

201109012.JPG

同じ茶色系でも2年前の個体
より暗い茶色ですね。
環境により色は変化するのがよくわかります。

基本的なことで今まで書きませんでしたが、何故カマキリは睨むかご存知ですか?
彼らは、動いたものを目で確認し獲物を判断します。
ですから、動くものには敏感なんです。
そして、きっちり顔の正面に捉えて、鎌の届く距離まで近づくのです。
カマキリは横を向いてハンティングすることは決してありません。
そのため、ヒトであろうが、動きがあった方向にまず顔が向くのですね。

虫は長い触角など(センサー)で敏感に餌の化学刺激(ニオイ)を感知するタイプが多いでしょうが、カマキリは完全に視覚に頼ったハンターです。
但し、獲物に近付く時は、触角も獲物の方向を向くので、何かを感じている可能性はあります。

虫の観察をしたことある方には当たり前の話ですが、結構、知らない方多いので、
軽く説明しました。

2011年08月31日野菜作り
2011年版 野菜作ってます18 ―秋冬野菜の進捗―

今日、8月31日は"やさい"の日。

3週間ぶりに野菜ブログです。

昨年、あまりの残暑で芽が出ず苦戦したニンジン。
今年は時々降る雨にも助けられ、絶好調です。
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そして、ブロッコリーとキャベツも苗を植えました。
今は寒冷紗をかけて成長初期の被害を最小限に抑えようとしています。

201108311.JPG

手前がブロッコリー、向うがキャベツですね。
ブロッコリーは、このあと11月頃には頂点のつぼみが収穫できて、そのあとは、小振りのつぼみが1月まで採れますので素晴らしい作物です。

この後、白菜、ダイコンと種を蒔き、
小松菜、水菜、ラディッシュのような葉物野菜もどんどん種を蒔いていく予定です。
土壌は既に耕して、肥料を馴染ませて準備中です。
他にも何かあったような気がしますが、秋冬野菜の本番です。

忘れていましたが、出遅れたモロヘイヤもやっと私の腰より大きくなり、ドンドン摘めるようになりました。

201108313.JPG

ただ、去年より株自体の成長が不十分で、週に2回位の収穫ですかね。
贅沢にモロヘイヤの新芽だけ摘んで食べています。

2011年08月30日LKM博士
ほな、論文解説しますわ⑦ ―考察(凄いことは)―

今日でこのシリーズを終えたいと思います。

考察は最も大変で、最初に立てた仮説が正しかったのか?
この実験でわかったことは何なのか?
過去の近い研究データとの比較も必要ですし、
この研究ではわからなかった事や新たに生じた疑問も提示する必要があるでしょう。
今回のように、ポリアミンのような作用が多岐にわたっている物質が主役だと、その安全性についても熱く述べなくてはなりません。

これらを考察するために、実は補助する図や表がたくさん必要になります。
それがSupporting Informationというもので、Web上では見ることができます。
米国科学誌「PLoS ONE(プロスワン)」掲載図をずーっと下の方に進んでもらえると、下4分の1位の位置にSUPPORTING INFORMATIONと書いた箇所が出てきて、その下にFigure S1, Figure S2・・・Table S1・・・とあります。
クリックしてもらえると、その図や表を見ることができます。
この論文だと、本題の図の他に補助の図が6つに表が3つあります。
これらを使って、考察していることが正しい可能性を示したり、他データとの比較を行ったりしているのです。
補助図6(Figure S6)なんて、わざわざこれだけのために実験していますから。
サポートのための図ですが、これを作るのに何日もかかることが多くて大変で、論文を熟読してくれる方以外には無視されているのでかわいそうな図表です。

さて、色々考察はしましたが、この研究の意義あるいは重要性のみ抜粋します。
第一に、重要なのは、
カロリー制限(ヒトでいう食事制限)なしで哺乳類の寿命が伸びることが確認された食品は、これまでレスベラトロール(赤ワインに含まれる成分)しかなく、これが2番目の食品であるということです。(ポリアミンの直接投与でも同様の成績があるのですが、ポリアミンを試薬の形で食べることは認められていない。)

その他には、
ポリアミンによる大腸の機能維持が、慢性炎症の抑制を誘導し、寿命を伸ばした可能性を示したことも意義があります。

「プロバイオティクスで寿命が伸びた」という事実も大事でしょうね。
何しろ、テレビや新聞では、この部分ばかりが取り上げられるのですから。
「他の大事なキーワード、特にポリアミン、についても書いてや!」
と思うのですが、気軽に、しかも安価で続けられるというのは特筆すべきことでしょう。
ヨーグルト不老長寿説というのが100年前に提唱されていながら、殆ど寿命に関する研究はなされていなかったわけですから。

プロバイオティクス投与で機能性の高い物質(ポリアミン)を大腸内で作らせて保健効果を得た点も大事です。
つまり、プロバイオティクスが直接作用するというより、腸内菌叢を介して産生物を作らせて、それに効果があるというアプローチです。
誰が何と言おうと、ポリアミンを大腸内で作らせるアプローチは我々の専売特許でして、10年以上前から挑戦し続けているものです。
こんな遠回りで証明が難しい無謀なチャレンジは、他の人にはなかなかできないことでしょう。

まだまだ書きたいことはありますが、ややこしくなりますので、
この論文の解説はこれ位にしたいと思います。

今回、マウスの寿命は伸び、報道もされ大騒ぎになりましたが、まだまだ満足していません。 
課題はまだまだあるのです。だから面白い。

あっ、そうや!
最後に、強く主張しておきますが、
寿命伸長効果が確認されたビフィズス菌はLKM512のみですから。
他の菌株ではそんな報告ありません。
便乗商品に騙されないで下さいね。

2011年08月29日LKM博士
ほな、論文解説しますわ⑥ ―結果(大腸の遺伝子発現)―

LKM512を1年間与えたら、LKM512投与マウスと対照(LKM512を与えていない)マウスの大腸の遺伝子発現パターンが大きく異なったことは良くわかって頂けたと思います。

では、何が変動していたのか?
1つずつの遺伝子を比べていてもよくわかりません。
何しろ25,000個以上の遺伝子を調べておりますので。
しかも遺伝子の名前って、アルファベットと数字が殆どで、何に関連しているものかよくわからないのです。
DNAマイクロアレイ初体験の私は、
「絶対に良いデータやから、もう少し踏み込んで解析したら色々わかるはずやけど、一体全体、どないしたらええんや?」
と何ヶ月間も苦しみました。
結局、外注会社はここまで、つまり機械的に解析するだけで、その先の解釈のフォローは殆ど何もしてくれないんです。
そういうものなのですが...、同じ様に苦しんでいる研究者はたくさんいると思います。
悩んだ末に、前例に倣おうと、DNAマイクロアレイをやっている色々な論文を読んで解決方法を探しました。

その結果、パスウェイ解析というものに着目しました。
パスウェイ(Pathway)とは、代謝経路を意味し、一つずつの遺伝子ではなく、一つの代謝経路に入っている遺伝子をまとめて比較する方法です。

またまた、ウォッシュレット型トイレに例えて整理しましょう。
肛門洗浄に関連するまとまった遺伝子群を「肛門洗浄」パスウェイと考えて下さい。
このパスウェイには、"ノズルを出す"遺伝子や"お湯を噴出する"遺伝子、さらには"お湯の勢いを調整する"遺伝子などがあるでしょう。
つまり、洗浄ボタンを押せば動く一連の部品のそれぞれが一つの遺伝子と思って頂ければわかり易いと思います。
パスウェイ解析とは、これらの一つずつの遺伝子を個別に分析するのではなく、まとめて分析することで、肛門洗浄パスウェイが活性化しているか否かを、グループ間で比較する方法です。

その結果が図4(Figure 4)のCになります。
米国科学誌「PLos ONE(プロスワン)」掲載図

左の英語はパスウェイの名前、色が付いているレーンは左がLKM512マウスと若いマウスを、中央がLKM512マウスと対照マウスを、右側が対照マウスと若齢マウスを比較したものです。
色はこれらの活性の比較結果で、前者(中央のLKM512マウスと対照マウスの比較ならLKM512マウス)が強いと赤色、弱いと青色となります。
また、その比較の差の大きさで、赤色から青色まで9段階に色分けしてあります。
つまり、左レーンのLKM512マウスと若いマウスの比較結果には、濃い赤色や青色がありませんので、差が少ないことがわかります。
一方、LKM512マウスと対照マウスを比較(中央)して、LKM512マウスの方が弱くなっていたパスウェイには、つまり下の方の青色ですが、炎症経路に関連する遺伝子が多かったのです。
そして、これらの遺伝子は、対照マウスと若いマウスの比較(右)では、対照マウスの方が非常に高く発現しています(下の方が赤色になっている)。
つまり、加齢に伴う炎症パスウェイの活性化をLKM512投与で抑えていたことがわかります。
しかも、LKM512マウスと若いマウスの比較(左)では、差があまりないので、若いマウスと同程度に炎症パスウェイの発現を抑えていたのです。

さらにLKM512の炎症抑制に関連するデータはその後の図5(Figure 5)でも示しています。

今日の結果を1フレーズで述べると、「LKM512投与で大腸の炎症が遺伝子レベルでも抑えられていた」になります。

他にも色々な興味深いパスウェイ、例えば酸化ストレスなど、の変動が認められたのですが、ややこしいので、ここでの解説ではこれだけにしておきます。

今日は本当にこれを書くのに疲れました。
書いては消し、消しては書いて、昨日から2時間以上かかりましたね。

2011年08月26日LKM博士
ほな、論文解説しますわ⑤ ―結果(大腸のアンチエイジング)―

昨日まででLKM512投与で長生きしたマウスと対照群の大腸に
大きな違いがあることがわかって頂けたと思います。
そこで、大腸の遺伝子発現を調べてみようと思ったのです。
つまり、どんな遺伝子が発現し、発現に差がある遺伝子があるのかを調べれば、
LKM512投与が大腸でやっている事の理解が進むのではないかと考えたのです。

ごめんなさい。
"遺伝子の発現"って難しいですかね?
遺伝子(DNA)を設計図と考えれば、設計図をコピーする働きがあるのがRNAで、
タンパク質はその最終製品です(ややこしいので今日は省きましたが、
タンパク質はアミノ酸が沢山くっついてできており、RNAはアミノ酸のくっつく順番と
個数を決め、設計図の指示通りのタンパク質を作るのです)。
つまり、ある遺伝子がその設計図に則りタンパク質を作ろうとする行為を
"発現"と表現します。
どの遺伝子が発現しているのかは、どの遺伝子に関連するRNAが作られているのかを調べれば推測できるのです。

ウォッシュレット型トイレを生命体に例えて整理しましょう。
肛門を洗浄していると、洗浄に関連する遺伝子が発現していることになります。
逆にいうと、洗浄に関連する遺伝子が発現していれば、今、このトイレは肛門を洗浄していると推測できるのです。
腸は見た目では何が起こっているかよくわかりません。
しかし、網羅的に遺伝子発現を調べれば、何が起こっているのか大体わかるのです。
この方法をDNAマイクロアレイ解析といいます。

さて、今回は大腸からRNAを抽出し、DNAマイクロアレイ解析を行いました。
約25,000種類の遺伝子の発現を一度に調べました。
図4(Figure 4)のAを見て下さい→
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0023652
強く発現していた遺伝子が赤色、発現が弱かったものを緑色で表しています。
細い1本1本の横棒が1つずつの遺伝子発現を示しています。
つまり、縦に25,000本の棒が積み上げられている図です。
左が対照マウス、中央がLKM512マウス、右が実験スタート時の若いマウスのデータです。

左側(対照マウス)は上の方に発現が強かった遺伝子が多いですが、右(若いマウス)の上の方は緑で発現が弱く、全く逆のパターンを示しているのがわかると思います。
つまり、加齢により大腸の遺伝子発現パターンが大きく変わったということです。
大腸の老化が遺伝子レベルで起こっていることを示す結果だと思います。

さて、LKM512投与マウスはどうでしょう?
どう見ても、若いマウスのパターンに近いですね~。
つまり、大腸の遺伝子発現パターンの変化(老化)をLKM512投与で抑えたということが証明されたのです。

ここまで綺麗に差が出ることは滅多にないそうです。
DNAマイクロアレイは難しい技術のため、外部受託試験で行ったのですが、
その担当者の方が、「これは異なる動物種、例えばマウスとウサギ、の比較でしたか?」
と勘違いするほど明確な差が出ていました。

では、どんな遺伝子に影響があったのか?
それは次回にします。

あー、そろそろウンコ話や虫の話がしたくなってきましたねー。
畑も冬野菜が進んでいるのですが...。
こちらはツイッターでしましょうかね。

2011年08月25日LKM博士
ほな、論文解説しますわ④ ―結果(大腸で何が起こったか)―

寿命が伸びたのは良いのですが、ちゃんと仮説通りなのかを検証しなくてはなりません。
ですから、ここからが大変なんですよ。
研究もですが、皆さんにわかり易く説明するのが・・・。

ややこしいことは全て省きましょう。
まず、投与したLKM512がガンガン増えて、腸内菌叢が変わって、腸管内のポリアミン濃度が上昇していました。
予定通りなのですが、結果が出るまで心配なもので、ここで「ホッ」としました。

それで、大腸を調べると、LKM512を与えていないかったグループは、色が悪くなり(若いマウスは薄いピンクかかった肌色ですが、どす黒い色になっていた)、糞便が溜まっている個体が多かったのです。
また、ピンセットとハサミで腸を摘出するのですが、
手慣れた若いマウスを扱っている感覚で、腸を軽くひっぱりながら周囲の組織から切り離す作業をすると、ブチっと切れてしまうのです。腸の組織自体がもろくなっているのです。
しかも臭い。
「ゲッ、なんじゃこれ? くっさーっ」
それに比べてLKM512投与群の腸の綺麗な事、扱いやすい事。感動しました。
言葉では伝えるのはこれが限界なので、論文の図2(Figure 2)のAを見て下さい。
必見です!→米国科学「PLoS ONE(プロスワン)」掲載図

それで、大腸の組織切片を作製して観察することにしました。
簡単にいうと、大腸を薄く切って、細胞の様子などを観察したのです。
薄く切るとはどれ位か?
2-3 μm(マイクロメートル)です(1 μm は1mmの1000分の1)。
大腸をホースに例えると、めちゃくちゃ薄い輪切りにするイメージですね。
ふわふわ飛ぶ位で、透けている薄さです。
それを染色して、顕微鏡で観察するのです。
組織切片を作るのは職人技で、結構大変なのですよー。

すると、LKM512投与群は若い個体と同じような状態でしたが、そのブチブチ切れる対照マウスの大腸は、細胞の様子もボロボロになっていたのです。
また、腸を守る粘液を出す細胞(杯細胞という)は、LKM512投与群は綺麗に並んでいるのですが、対照群は数が激減していました。
これも写真を見て頂けるとよくわかると思います。図3(Figure 3)のAです。
米国科学誌「PLoS ONE(プロスワン)」掲載図
左がLKM512、右が対照群の写真です。

上の写真では、対照群の大腸の絨毛が完全に崩壊しているのがわかると思います。
下側の写真で紫色に染まっている細胞が粘液産生細胞です。LKM512投与マウスでは、この細胞がびっちりあるのに対照群では無いですよね。粘液分泌できません。

みなさんの大腸、大丈夫でしょうか?

2011年08月24日LKM博士
ほな、論文解説しますわ③ ―結果(寿命が伸びた)―

「こんな実験やってられん (×_×;)」
嘆き苦しみながら、先が見えないままやっていました。
不安になると、人間、心がネガティブに働くものです。
「そもそも、LKM512を投与するだけで寿命が伸びるわけないやろ。」
などと、自分の仮説の全面否定を始めるわけですね。

しかし、半年位過ぎた頃から、ポツポツと死んでくる個体が出てき始めました。
1匹、2匹、3匹と...。
マウスは16-7ヶ月齢に達しで、平均寿命の24ヶ月齢(2年)に近付いてきているのです。
不謹慎かもしれませんが、99匹、98匹、97匹と作業が少しずつ楽になっていくことを示しており、次第に苦痛が少なくなっていきました。
それに、こんなに長くマウスを飼ったことなかったので(通常の実験は生後5‐20週齢程度で実施するので、殆どの研究者が18ヶ月齢のマウスを見た経験はないと思います)、マウスの老化の進行を観察することに強い好奇心が生まれていました。

そして、気が付くと、
「あれっ、なんか対照群(LKM512を与えていない集団)の方が毛並みが悪いなー」
「あれれっ、死んでる数も多いなー」
「あららららっ、腫瘍や潰瘍はLKM512の方にはできへんなー」
「おいおいおいおい、これ、凄いことなんとちゃうかな!!!!」
となってきたのです。
気が付けば、ちょうど1年経ち、LKM512投与マウスは15匹生き残っているのに、対照群は6匹という状況になっていました。

この結果は、論文の図1(Fig. 1)になっています。
米国科学誌「PLos ONE(プロスワン)」掲載図
(A)が生存曲線。縦軸がマウスの生存割合、横軸が時間(週)で、
赤がLKM512で青が対照群です。
(C)は見た目の違いの写真で、(D)は腫瘍(左)と潰瘍(右)の発生率です。

どれ位凄いことなのか、単純にヒト(日本人)換算してみました。
実験を終えた最終週でのLKM512群の生存率は70%です。
一方、対照群が生存率70%に落ちたのは、その半年位前です。
寿命を2年とすると半年の伸びは寿命の25%の伸びを意味します。
日本人の平均寿命80歳で考えると、寿命伸長幅は20歳で、平均寿命が100歳になることになります。
日本人の生存率が7割位になるのはたぶん65-70歳と思いますが、この頃までは多くの方はまだ自由に活動して元気です(いわゆる健康寿命の平均は70歳位でしょう)。
健康寿命が20年伸びるとすると、85-90歳位までは元気に過ごせることになるのですね!

んー、20年も寿命が伸びたら、私なら、通算排便回数が10,000万回も増えますよ!

2011年08月23日LKM博士
ほな、論文解説しますわ② ―方法―

研究で一番大事なのは方法です。
実験条件で結果が大きく変わることは容易に想像がつくと思います。

何かマーカー(例えば糞便中の成分や大腸の遺伝子発現など)を測定するための細かい方法での試行錯誤は、試料さえあれば何度でもやり直せるので大したことではないのですが、投与方法など計画段階でのミスは致命傷です。

最初に悩んだのは、マウスの匹数です。
匹数は多い方が信頼性は高くなるのは当然です。
「でも、数が増えれば増えるほど世話が大変になるー」
結局1群20匹にしました。
寿命の実験の知識が少なく、これは半分賭けでした。
実は、別の菌株も試したので(論文審査過程で、解釈がややこしくなるので余計なものはカットしろということでデータ化できませんでした)、100匹を超えるマウスでのスタートでした。

もう一つ、ヒトでの応用を視野に入れた場合、健康寿命を意識し始める30-40歳代から食べ始めて効果があることが大事と考えました。
つまり、多くの動物実験は乳離れしてすぐの若いマウスで投与試験が行われますが、これは非現実的な実験と考え、ヒト換算で30-35歳位にあたる10ヶ月齢のマウスからスタートする点にはこだわりました。

もう1点、私がこだわったのは、無理のないビフィズス菌LKM512の投与です。
大体の食品成分の動物実験は毎日投与を行います。しかもその殆どが過剰量で。
でも、そんなに実生活で続けられませんよね。
対症療法で「効いた、効かない」が実感できる食品ならまだしも、
寿命は、自分では「伸びた縮んだ」と評価できない、つまり、体感できないものです。
ですから、少なめに週3回の投与にしました。
基本的に「月、水、金」、用事がある週は曜日をずらし、週に3回を守りました。

菌数は体重1kgあたり約10億個にしました。
LKM512は大腸内で糞便1gあたり100-1000億個にまで増殖しますので(これは既に何度も確認しています)、摂取菌数は極端に少なくなければ気にする必要はないのですが、
1000億個を入れたカプセルは簡単に作れますので、体重100kgの方でもカプセル1個で摂取できる現実的な量です。

「まあ、これで結果が出ればラッキーや!」
と意気揚々と始めたのですが、しんどかったですね。
寿命の実験ですから、とにかく長期戦。
1匹ずつ、試料を測りとり、マウスを保定し、口から正確に投与していくわけですから、その労力は想像以上のものです。
20匹目位までは簡単なのですが、それ以降になると集中力が少しずつ欠けてくるのですね。
攻撃的で手強いマウスもいます。
大体2人で作業を行っていましたが、1人の時は気が狂いかけていましたね。
この他にも飲用水の交換、掃除などがありますので、午後1時にスタートしても午後4時から5時になっていました。
それが1年は続く・・・。盆も正月もゴールデンウィークも関係なく・・・。
先の見えない不安からくるストレス。

「こんな実験やってられん (×_×;)」
自分で計画しているため誰にも文句が言えず、嘆き悲しむ毎日でありました。

2011年08月22日LKM博士
ほな、論文解説しますわ① ―背景―

米国オンラインジャーナルPLoS One(プロス・ワン)に公開されました我々の論文には、
予想以上の反響があり、多くのマスコミに取り上げられました。

ただ、きっちりと理解されている方は殆どいないでしょうから、
このブログで解説しようじゃないですか。

といいましても、論文に書いてある事をそのままでは面白くないでしょうから、
実験をやっていた私の心の中を中心に書きたいと思います。

大きな背景として、
「何としても寿命を伸ばしたい!これが出来れば凄いことだ!」
という気持ちで実験を始めたわけではありません。
「ビフィズス菌LKM512を使えば、理論的には、ほぼ確実に寿命が伸びるわ~」
と思ったから実験を始めたのです。

それは、今回の一連の報道ではほぼ無視されているポリアミンという物質が鍵となります。

健康寿命を脅かす最大要因は、老年病です。

例えば、2型糖尿病やアルツハイマーなどですね。
これらの原因は生活習慣が強く関わっていると言われています。

生活習慣といえば、食生活、タバコ、ストレス、睡眠時間...、と、幅が広く、個体差も大きく特定できないのですが、共通点があり、これらの患者は慢性炎症状態であり、それが発病に関与していることが疫学的調査でわかってきています。

慢性炎症とは、痛みを伴う炎症ほど強くないが、ずーっと長期間弱い炎症状態が続くことです。
つまり、老年病にはどんな直接的な原因があろうが、この炎症さえ抑えれば防ぐことができる可能性が高いと考えました。

そこで、LKM512を食べたら大腸で増えるポリアミンが活躍するのです。
大きく以下の2つの作用が考えられました(細かい作用はもっとありますが、今日は省く)。
①大腸のバリア機能を高め、食物や腸内細菌由来の炎症物質を体内に侵入させない作用
②吸収されたポリアミンが全身を巡り、直接的にリンパ球に働きかけ炎症を抑える作用

既に、ポリアミンにこの2つの作用があることは知られていましたから、
これを信じて長期間になるであろうマウス寿命実験をスタートさせたのです。
"自信満々"時々"不安"な心境で。

2011年08月19日
ツマグロヒョウモン

残り少ない夏ですから、論文の件は忘れて虫ブログ。
なんといっても、このブログファンは虫ブログを支持してくれる方が多いですから。

今日紹介するのはツマグロヒョウモンです。
漢字で書くと褄黒豹紋です。
さて、どんな虫の名前でしょう?
正解はチョウの一種で、こいつです。

20110819.JPG

そのままの名前ですね。
ツマグロとは、翅の両端が黒いことを、
ヒョウモンとは、豹柄の紋があるからです。
ヒョウモンチョウの種類は多いですが、その一種ですね。
このチョウも昔は関西以西の暖かい地域に棲息していましたが、温暖化で北上中。
最近では関東地方の北部まで棲息範囲を広げており、この個体も埼玉県所沢市で見つけたものです。

ちなみにこれはメスの個体で、オスは模様が大きく異なります。
メスに比べると綺麗ではないですが、また捕獲したら紹介します。

ところで、この写真、綺麗と思いませんか?
相変わらず4-5年前の普通のデジカメですよ。
花に寄ってきたのを発見したので、
気配を消して近づいて、頑張って撮影しました。
渾身の一枚です。

2011年08月18日LKM博士
なかなかの反響

昨日、アメリカのオンラインジャーナルPLoS One(プロス・ワン)に公開されました我々の論文には、予想以上の反響がありました。
昨日は毎日放送の夕方のニュースVOICEにも取り上げられました。
といいますか、進行形なので、"反響があります"というのが正しい表現かもしれません。

コツコツと苦労してマウスのウンコを集めて解析した甲斐が少しはあったというものでしょう。

ただ、インターネット上の記事をみていると、正しく伝わっていない箇所もあるので、
「ちゃう、ちゃう」
と思ったり、一般の方々が読まれることを考えると
「大意は変わらないので、まあ、ええか。興味を持ってもらえることの方が大事やから。」
と思ったりしています。

とはいえ、研究実施者で論文筆頭著者として、以下の点だけは確認させて下さい。

ビフィズス菌全てにこのような能力があるわけではありません。
LKM512のように、腸内菌叢を変える能力が強い菌でなければ、
大腸内でポリアミンは増えないだろうと思います。
大腸内でLKM512ほど増殖能力が高いビフィズス菌は、今の所、報告されていません。
現在、我々は、より確実に腸内細菌にポリアミンを作らせる方法を研究しており、
この点は世界中のどの研究チームより進んでおりますので、
この解釈に間違いと断言できます。
それに、実際に大腸内ポリアミン濃度を増やす研究成果が発表されているビフィズス菌はLKM512しかないことも知っておいて下さい。
プロバイティクスは菌株により能力が異なります。
どんなビフィズス菌でも同じということは、決してありませんので、
それだけは主張させて下さい。

さて、私も夏季休暇で、5日間もLKM512を摂取していなかったので
ウンコが臭くなってきております。
早く食べよーっと。

2011年08月17日LKM博士
本日、論文が公開されました

本日の午前6時にアメリカのオンラインジャーナルPLoS One(プロス・ワン)に我々の論文が公開されました。

タイトルは
Longevity in mice is promoted by probiotic-induced suppression of colonic senescence dependent on upregulation of gut bacterial polyamine production 
(PLoS One 6(8) e23652)

日本語にすると、
「腸内細菌のポリアミン合成上昇に依存するプロバイオティクス誘導型大腸老化抑制によるマウス寿命伸長促進」
とでも訳せば良いのでしょうか。
余計にわかりにくい様な気もします。

要するに、
「プロバイオティクス(LKM512)投与で腸内細菌にポリアミンを作らせたら、
ポリアミンの効果で大腸の老化を抑えることができ、
最終的に全身の炎症が抑えられて、
マウスの寿命が伸びました!」
という内容です。

これ、かなり凄いことなんですよ!
哺乳類で確実に寿命が伸ばせる方法はカロリー制限(食べる量を減らす)という方法が知られていますが、
カロリー制限なしで自由に餌を食べても寿命が伸びるのです。
このような食品成分は、今注目されているレスベラトロール(赤ワインの成分)しか報告がないのです。
薬品としてはラパマイシンという物質も報告されていますが、それを加えても、私の知る限り、これら2つのしかありません。

長期の試験中に、ビフィズス菌LKM512投与グループとしないグループ(対照グループ)で、明らかにマウスの様子に差が出てきた興奮は今でも覚えています。
長生きするだけではなく、LKM512投与マウスは、毛並が良く、活発なのです。
大腸の様子も全然違って、大腸の老化が抑えられているのが明らかでした。

いやー長かったです。
思い起こせば、2005年に準備を始めた実験ですから、論文発表まで6年間かかったことになりますかね。
しんどかったです。
もう少しレベルの高いジャーナルに掲載されたかったので、残念さも残ります。
審査までは進むのですが、どうしてもクリアできない指摘がありまして大変でした。
ScienceやNature Communicationも門前払いでなく、審査まで進んだのですがね...(今さら無意味に自慢)。

何を指摘されたのか?
それは我々の財産なので秘密です。

論文はフリーで落とせますので、ここ(↓)から読んで下さい。
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0023652
英語ですが...。

英語がうっとおしいという方は、

プレスリリースもしましたので、こちらを参考にして下さい。

近々、皆さんの反応をみながら、このブログでも解説します。

2011年08月16日スペシャルゲスト
鉄オヤジ元研究所長、列車のトイレの歴史を語る(後半)

排泄物垂れ流し状態をそのまま新幹線に適用してしまうと、
夢の超特急が高速で排泄物を飛散させながら走りぬけることになります。
スピードが速くなるにつれて飛散エリアも広がるため、
黄害が社会問題化しつつあった当時、
黄害防止のためにはタンク式トイレを採用せざるを得なかったようです。

黄害が社会問題化するに従い、
在来線の列車(電車)の、例えば東北本線(通称宇都宮線)、高崎線の車両には、
「大宮~上野間の使用は控えてください」などの掲示がされるようになって来ました。
当然騒ぎになる以前から「駅停車中のご利用はお控えください」との掲示もありました。
その問題の区間、トイレを車掌が施錠して使えなくしていたとの噂も聞いたことがあります。

新幹線にタンク式トイレが設置されてから、
在来線でも大都市圏の車両基地での排泄物抜取設備工事の進捗に合わせて、
特急などから順次タンク式や循環式トイレの設置が進められました。
さらに、地方中核都市への展開、普通列車のトイレ設置数の見直し(1両に1箇所 → 3~4両に1箇所 → 3~4両に2箇所など)があったりしながら、
徐々に列車(電車)の垂れ流しトイレが無くなりました。
皆さん驚かれるでしょうが、全てが無くなったのは実は2000年代に入ってからなのです。

高速バスにトイレがついているのが珍しくなくなった最近では信じられないことが、かつての列車(電車)の周りには存在していたわけです。

おまけに一つ。
窓を開けて景色を楽しみ、気持ちの良い風を浴びながら車内で食べる駅弁、
とても美味しかったのですが、考えてみると・・・、恐ろしいですね。
そういえば昔は飛行機も、・・・だったと言うような話を聞いたことがありますが、
定かではありません。

おしまい

2011年08月15日スペシャルゲスト
鉄オヤジ元研究所長、列車のトイレの歴史を語る(前半)

お久しぶりです。
昨年、鉄オヤジ研究所長としてこのブログに登場しました安藤です。
実は、6月末に異動になりましたので、現在は鉄オヤジ元研究所長ですかね。

昭和39年10月。この月に何があったのか、何が脳裏に浮かぶでしょうか?
当然その時に生まれていなかったり、物心がついていなければ何も浮かばないと思いますが、東京オリンピックが開催された月です。
でも鉄オヤジを自認している身として回答すれば、
「夢の超特急、東海道新幹線開業」と答えることになります。

大震災で話題にすら出来なくなっていましたが、今年3月に青森から鹿児島までが新幹線のレールで繋がりました。
実に47年近くの年月を必要としたわけです。
こんな話題ではこのブログネタとしては面白くないので、ここからは本当のネタを。

実はこの時期は列車(電車)のトイレの大変革が始まった時でもあるのです。

※列車(電車)と書いてありますが、列車は電気機関車やディーゼル機関車、蒸気機関車が客車(無動力)を引いて走る全体を指し、電車は自ら架線から電力供給を受けモーターを動かして自ら動く編成単位を指し、鉄チャン的にはぜんぜん違うものです。
念のため。
ちなみに新幹線は電車の仲間です。

新幹線には日本の鉄道でほぼ初めてタンク式のトイレが採用され、
従来の列車のトイレが海外でも垂れ流しがほとんどであった時代にとても画期的なことでした。

当時の在来線列車のトイレは、
実は乗客の排泄物をそのまま車両の下に巻き散らす構造になっており、
排泄物は走行するスピードで粉砕され、沿線に飛沫となって飛んでいたわけです。

長距離移動に夜行列車が多く利用されていた当時、
朝、列車が終着駅に近づくにつれ便意を感じてきた乗客で列車のトイレが混雑するわけですが、
必然的に東海道本線、東北本線などの長距離夜行列車が多かった線区の終着駅の少し手前の沿線は毎朝
"大黄害"(排泄物の色からこのように表現されていました)
に見舞われ、
洗濯物に飛沫が付着することなどは日常茶飯事だったようです。

現在の衛生感覚からは想像も出来ませんね。
乗客の中にノロウイルスなどの感染者はいなかったのか、今でも気になります。

つづく

2011年08月12日LKM博士
鉄オヤジ再登場

私が"鉄ちゃん"と紹介したら"鉄オヤジ"と呼べ、
と言われた経緯もある鉄道マニアの研究所長を覚えていらっしゃいますか?
300回記念ブログ(所長の安藤です)で、
鉄道とトイレの話で登場して頂いた安藤研究所長(当時)です。

実は6月末に異動がありまして、現在は別の部署に異動され、研究所長ではないのです。
直接の上司だったのですが、このブログを常にチェックされていまして、
(それは上司としての仕事なのか、1ファンとしてなのか、よくわかりませんでしたが、)
ブログに書いたことなどでよく話は弾みました。
ちなみに、このブログは営業企画系の仕事で、
研究所の検閲は受けないシステムで運営しているのですよ。

そして、
「前回のブログでは書き足らなかったから、もっと書きたい」
というお話は頂いていたのですがその機会がないままの異動でした。

ですが、
送迎会がアメリカ出張に重なって私は出席できなかったのですが、
帰国するとメールに「最後に登場したかったのですが無理なので、君だけに!」
と鉄オヤジブログが送られてきていました。

「ほんまに書いてはったんや! \(◎o◎)/!」

ということで、
別に記念ブログでもありませんが、
ブログ用に執筆された面白い話でしたから公開させて頂きます。
私が夏休みをとりブログの事は忘れたいので、ほんと助かります。
そして、このブログの平日連続掲載記録も続くのです。

では、来週、鉄オヤジの「列車のトイレの歴史」に関するブログ、お楽しみに!

2011年08月11日LKM博士
ビフィドバクテリウム キュカンバー

ビフィズス菌は主として生物の腸管内に棲んでいる細菌ですが、
キュウリから発見しました。
これは、これまでの知見が大きく変わってしまう可能性があります。

2011081111.JPG

すいません、ジョークです。
育てているキュウリがいよいよ終わりに近づき、真っすぐ伸びず、変な形のものが多くできるのですが、その中の典型的なものです。

顕微鏡でビフィズス菌を観察したことがある方は、思わず微笑んで頂けたと思いますが、
こんな両端が膨らんだ形態をしているものが多いのです。

ちなみに、ビフィズス菌の学名は、Bifidobacterium(属名)です。
Bifidとはラテン語で「分岐した」を意味し、アルファベットのYの字のように、菌の形態が分岐したものが象徴的なのですが、
このキュウリのように、「く」の字に曲がったもの、
先が丸まった棍棒状のもの
など、芸術家が作ったような形状のものが殆どです。
しかも、菌を生育させる培地(栄養が入ったもの)や培養時間によって形状がかわることがあり、ちょっとややこしい菌でもあります。
慣れると逆に見分けやすいのですが。

ビフィズス菌LKM512もこんな形をしていますよ!
HP上の電子顕微鏡写真参照

2011年08月10日LKM博士
復活! 水路の魚たち

一昨年の9月にこんなブログを書きました。
「ドジョウが出てきてこんにちは」のつもりが・・・」。

家の近くの公園の水路のドジョウをはじめとした魚たちが全滅した話です。

昨年も確認しに行ったのですがいませんでした。
ダメ元で、今年も行ってみました。
というのは、近くに開放的なうどん屋(天婦羅やおでんがあり、自由に食べて後で会計するシステム)があり、昼間からそこでビールを飲むことができるので、魚がいなくても楽しめるのです。

ですが、行ってみると、うどん屋どころではなくなりました。
魚が復活していたのです。
炎天下の中、夢中で魚とりを楽しみました。
その日の成果がこれです。
201108111.JPG


メダカ、ドジョウ、ヨシノボリ、フナ、そして巨大オタマジャクシ。
合計35匹位ですね。
この巨大なオタマジャクシはたぶんウシガエルですね。

ちなみに、ウシガエルは特定外来生物なので飼育できません。
飼って成長をブログでお伝えしたかったのですが、
私も会社公認ブログで執筆している身ですから諦めました。
懲役3年もしくは300万円以下 の罰金になる可能性がありますので。
食料用に育てるという手もあったのですが、情がうつったら厳しいものがありますので、
その場で逃がすしかなかったです。

とにかく、生き物が復活して良かったです。

2011年08月09日野菜作り
2011年版 野菜作ってます17 ―なぜ、落花生というのか?―

201108091.JPG
あれだけ勢いのあったキュウリは、もう可哀そうな姿になっています。
このブログでは、枯れている姿も紹介したいので載せます。
7月前半の最盛期と比べて下さい。
今週で終わらす予定です。

黄色いミニトマトは好調です。
私の感想は、「黄色い物珍しさだけで見栄えはするが、大して美味しくない」。
2011080922.JPG


さて、今日の主役は落花生。これ(↓)はその花です。
201108093.JPG


見慣れないでしょうが、明らかに形はマメ科の花ですよね。

そして、受粉した後、豆ができるのかと思いきや、この部分が伸び出すのです。
ツルのように伸びるのですが、全てが下に向かって伸びます。
そして、地面に刺さり、さらに潜っていくのです。
言葉で説明しても難しいのでこの写真を見て下さい(↓)。

201108094.JPG

赤茶色のツルのようなものが下に伸びていくのがわかると思います。
専門的には子房柄(しぼうへい)というそうです。
これが、地中3-5センチの場所に到達すると、その場所でマメが育つのです。
そうです。ご存知の方も多いでしょうが、実は落花生は土の中でマメができるのです。

花が落ちたところにマメが生まれる。
まさに"落花生"ですね!

それにしても凄い技ですね。
エダマメやインゲンが高頻度にカメムシ等の昆虫の攻撃を受けるのに、その心配が一切無いように進化しているのですから。
もちろん土壌生物の攻撃を受ける可能性はありますが、地上よりは格段に安全でしょう。

2011年08月08日LKM博士
ラミーカミキリ

今日は、知る人ぞ知る、ちょっと面白い模様のカミキリムシを紹介します。
東京都西多摩郡日の出町の協乳研究所の玄関で、
ナナフシを撮影しようとしたら、飛んできたものです。
201120808.JPG
その名はラミーカミキリ。
もちろんカミキリムシの一種です。
2 cm程度で、よく見かけるゴマダラカミキリなどと比べるとかなり小型のカミキリです。
また、動きも早く、飛翔能力も高く、油断していると逃げてしまいます。
ですから撮影するのは少し苦労しました。

少し調べたところ、これは江戸時代後期に外国から入って来た外来種だそうで、
成虫はカラムシ,ヤブマオ,ムクゲの葉や茎を食べます。
これらカラムシ属にラミーという繊維の材料などに使われる植物があり、
それに紛れ込んで日本に入ってきたということです。

でウンチクは置いておいて、
青白色というかスカイブルーというか、非常に綺麗なのですが、
その色だけでなく、模様に価値があると思います。
この模様何に見えますか?
よーく見て下さい。

私には、骸骨がタキシードを着ているように見えるのです。
胸(首)の黒い斑点2つが骸骨の目、
で、翅の上の方がタキシード(上着)でポケットまで付いている。
ちゃんと首の襟もありますね。
骸骨は黒い帽子を被っているように見えます。
私は骸骨派ですが、中にはタレントのタモリさんに似ていると言いう方(タモリ派)もいます。
今一、よくわからない方がいましたら、触角と足を隠してみて下さい。

以前は西日本が中心でしたが、最近は温暖化で関東でも比較的頻繁にいるカミキリですから、
見つけたら是非ご自分の目で確かめて下さい。
絶対に写真を撮りたくなりますから。

2011年08月05日LKM博士
体内ウンコ時計

昨日、ウンコ回数を発表するためにExcelのデータを眺めていたら、
アメリカ出張時の異変が興味深かったので、今日はそれを報告させて頂きます。

結果をみてみると、滞在中(移動日は除く)は毎日、
日本時間の早朝(アメリカの夕方)と、日本時間の夜(アメリカの朝)に1回ずつ排泄していたのです。
昨日報告したように、現時点での排便ペースは1日に1.34回と比べると、この期間だけ異常に高いです。

食事はビュッフェスタイルなので、必要量を普通に食べるだけで、私は調子に乗って多量に食べたわけではありません。
むしろ、油っこいので若干摂取量を控えており、食物繊維を多く含む野菜類の摂取量も普段より減っていたと思います。
つまり、食事要因を考えるとウンコ回数は少なくなるはずです。

ということで、異国にいるというストレスの影響を排除すると、時差の影響しか考えられないのです。
私の考察は以下のようになります。

私は毎朝排便する習慣なので、脳(私の心)はアメリカでも当然朝にウンコをしたい欲求があり、アメリカの朝にウンコ排泄命令を出す。
同時に、食事摂取の物理的な刺激を腸は受けるので、朝に蠕動運動が活発になりアメリカ時間の朝(日本時間の夜)に排便が起こる。
一方、体内時計はすぐには修正できません。
腸は長年積み重ねてきた日本時間のリズムを覚えていて、日本時間の朝にウンコを排泄しようとしていたと思われます。
従って、毎日、2回ウンコが出ていたということでしょう。
興味深いことに、アメリカの夕方ウンコ(日本時間の早朝ウンコ)の時間は、滞在日数を積み重ねるに従い狂い始め、
初日はアメリカの夜8時(日本時間の朝9時)頃だったのですが、日に日に早くなり、最後は午後3時頃(日本時間朝4時)になっていました。
この現象は、時差ボケ解消とリンクしており、アメリカ時間の夜ウンコが体内時計に依存していたことを示唆していると思います。

2011年08月04日LKM博士
発表! ウンコ回数2011年上半期

最近、このブログのファンになられた方は知らないと思いますが、
私は毎日ウンコExcelに記録し、年間のウンコ回数等を調べているのです。

「何のために?」
なんて聞くのは愚問です。
面白いからです。

さて、皆さん知りたいでしょうから、上半期のウンコ回数を発表しましょうかね。
(実はウンコ回数を発表するとブログへのアクセス数が増えるのです。)
恥ずかしいので、秘密にしておきたいんですが... (〃´―`〃) (ウソ)

2011年1月1日から6月30日までの181日間のウンコ回数は、
なんと、
243回でしたーーーっ!
1日当たり1.3425回。
このペースだと、年間490回になります。

昨年の年間回数が533回
一昨年が509回
比較すると明らかに遅いペースです。

んー、原因はよくわかりませんが、何か物足りないというか、不満であります。

2011年08月03日LKM博士
American yogurt 2 ―これは反則でしょう―

肥満大国アメリカでは、低脂肪や無脂肪がバカ売れするようです。
もう一度昨日のヨーグルトの写真を見て下さい。
左の二つは、
"Light fat free  (ライト、脂肪なし) "
"0 % fat (0% 脂肪)"
と書いてあります。

ヨーグルトだけではありません。
殆どの食品、違和感がありますが、ケーキやスナックまでもです。
ザーッとスーパーを見渡す限り、7割強がそのような表示があるような気がしました。

そして、皆さん、表示を熱心に読んで、何故か多量に購入するのですよね。
「よし、これ無脂肪だから何個食べてもOK!」
という具合に。
もちろんこれは私が心の中を想像したにすぎませんが、アメリカ経験が長い日本人に聞くと間違いではないようです。
色々見聞きしていると、脂肪の中でもトランス脂肪酸を極端に嫌うようですね。
ですから、マヨネーズの親戚みたいな高脂肪なものでも"トランス脂肪酸ゼロ"と明記されています。

とそんな状況ですから、それを利用した宣伝文句もあります。
昨日のキーライムパイ味の無脂肪ヨーグルトのここを見て下さい(↓)
20110803.JPG


"You could lose 5 pounds in 2 weeks! (2週間で5パウンド減らせます!)"
(5パウンド=2 kg強)
えー、こんなこと書いていいの~???

きっちり研究し証明されても日本では商品パッケージに書けないのに、とても驚きました。
しかも、こんなに胡散臭い謳い文句を堂々と書くなんて。
ですが、本当に驚いたのは、アメリカ人が、この謳い文句をある程度信じて購入しているということです。

もちろん、私はヨーグルトで痩せたという学術論文はみたことありません。

2011年08月02日LKM博士
American yogurt

先日のアメリカ出張時に、周囲に言われるがままにアメリカのヨーグルトを購入し味見しました。
といいますのも、アメリカ経験者が、「めっちゃ凄いですから、食べて下さい」というので...。
"めっちゃ凄い"という顔はにやけ顔なので、
"めっちゃまずい"ということは容易に想像できましたが、
怖いもの見たさで、わざわざ車で街まで出かけて購入しました。

まず驚いたのは充実していたこと。
田舎のスーパーでしたが、日本以上に店頭に並んでいました。
そして、最も驚いたのは、味(フレーバー)の豊富さです。
日本ではあまり馴染みの無いフルーツ味が殆どです。
レモン味、パイン、ココナッツ味、クランベリー味、その他パイン+ココナッツのような組み合わせたもの多数。
訳がわからん味もたくさんあります。
チョコレート味、アップルパイ味、クリームパイ味、全く想像できないキーライムパイ味等多数...
「なんやこれ? そもそもパイの味をヨーグルトにする必要があるんか?」
と言っていると、隣のアメリカ経験者は、
「あー、これも是非食べてもらいたいですね。いっときましょう (`∀´)」

厳選し、この日に食べてみたものはこれらです(別の日も色々食べさせられました)。
20110802.JPG

左が謎のキーライムパイ味です。
何と言ったらいいか...、私の口には合わないという以前に未体験の味で評価できません。
まずはキーライムパイというものを食べてみたいと思いました。
滞在中10種類以上は食べましたが、食感は色々です。
軟らかいもの、もっちりしたもの(今これはギリシャヨーグルトとして人気があるらしい)、寒天で固められているもの等。
ですが、全て強烈なフレーバーが使われています。
日本のヨーグルトに慣れていると、これに順応するのはかなり時間がかかると思います。
ただ、私自信はヨーグルトにはフルーツという固定観念に縛られていたことに気付きました。
アメリカ人の"大好きなものを入れてしまえ"精神には見習うべきものがありますね。

2011年08月01日
横綱刺亀虫

歴代の横綱にこんな四股名の方がいたというわけはありません。
大相撲ネタではありません。
本日紹介するヨコヅナサシガメを漢字で書いてみました。
この昆虫のことです(↓)

201108011.JPG

翅の下の腹部が外側上方に隆起し白黒のまだら模様になっており、これが横綱の締める綱に似ていることからこの名が付いたと言われています。
カメムシ目カメムシ亜目のサシガメ科に属する、いわゆるカメムシの仲間です。
体長2 cm程度もあり、カメムシとしては非常に大きく、最大級のサシガメであることから横綱と名付けられたという説もあるそうです。

カメムシは尖った口で植物の汁を吸う虫です。
サシガメも同じく尖った口を持ちますが、肉食性で他の昆虫の体液を吸います。
つまり、サシガメとは"刺すカメムシ"の意です。
南米の方ではヒトから吸血する種もあります。
では、その"刺す口"を横からどうぞ(↓)

201108012.JPG

かなり立派ですねー。
これで、主としてチョウやガの幼虫を刺して体液を吸うのです。
また、カメムシの武器である臭いも、私がこれまで経験した限り、出しません。
この個体は畑で見つけたのですが、先日紹介したオオタバコガなどから私のトマトを守ってくれているのでしょう。
但し、この種は1920年代に中国から入ってきた外来種なので、生態系への影響を考えると益虫として喜んでいるわけにもいかないのかもしれません。

どうですか?
何ともいえないこの配色とこの形状、気味悪く感じる方も多く、捕まえてみようとは思わないのではないでしょうか?
動きは速いとはお世辞にも言えず、その気さえあれば、簡単に捕まえられます。
でも、あまり触らない方がいいですよ。
あの口で刺されると、非常に痛いと言われています。
私は、彼らが獲物を捕まえる瞬間を観察したことがないので、しばらく飼ってみようか迷いましたが...。

2011年07月29日LKM博士
論文が掲載されました(Medical Hypotheses)

生研センターの委託研究では、
「健康寿命伸長のための腸内ポリアミン濃度コントロール食品の開発」
というテーマで仕事をしています。

これは、簡単に述べると、
1. プロバイオティクスやポリアミン濃度コントロール食品を食べる
2. 腸内細菌がポリアミンを産生し、大腸内のポリアミン濃度が適正濃度に上がる
3. 大腸の上皮細胞がポリアミンの刺激を受けてバリア機能が高まる
4. バリア機能が高まると、腸から食物由来や腸内細菌由来の炎症を引き起こす物質などが体内に入り込む頻度が下がる
5. 炎症が抑えられる
6. また、腸で増えたポリアミンは吸収され、血液を通って全身に運ばれる
7. ポリアミンの抗炎症作用で、全身系の炎症が抑えられる。
8. 老化の主要因といわれる慢性炎症が抑えられる
9. 健康寿命が伸びる

という仮説を元に進めている研究で、
ある程度正しいことが立証されてきています。

で、こういうことが公になると(当然、国のお金なので公にするわけですが)、
ポリアミンの「ポ」の字も知らなかったような人達が、
当たり前のように、同じことを言い出すのですよね。

で、ちゃんとこの仮説を提唱したのは自分達であることを残しておく必要があるので、医学の仮説をまとめるジャーナル(Medical Hypotheses)に論文を投稿したというわけです。
審査に半年かかりましたが、6月に受理され、
先週、ジャーナルのホームページにも公開されましたので報告致します。
ここです↓ (会員でないと要旨しか見られませんが...。)
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0306987711002696

おっと、今日は真面目な研究者になりかけた。
あぶない、あぶない、ファンが減る。
詳しく解説したいが、ここでやめておこウンコ。

2011年07月28日
コガネグモ(幼虫)

畑に行く楽しみにクモ観察があります。
地面を素早く走るクモもいいのですが、
やっぱり巣を張っていつもほぼ同じ場所にいるクモの方が愛着が沸きます。
20110728.JPG

これ、コガネグモの仲間の幼虫です(私はコガネグモの細かい分類は詳しくない)。

巣の中心部の周囲にギザギザ模様の隠れ帯(白帯とよぶことも多い)を作るクモです。
成虫になると雷の稲光のような形のものが多いのですが、
幼虫の時は、このように周囲全体に作ることが多いと思います。

日本全国広く分布し、珍しいクモではないはずなのですが、
比較的平地など明るい場所に棲んでいることが多いようで、
山の麓である私の奈良県生駒市の実家の周囲には、ジョロウグモの方が幅を利かせており、
私にとっては貴重なクモでした。
なので、今でも発見したら少し興奮してしまいます。
畑で見つけては、自分のトマトなどに連れて来て飼育しています。

こいつで遊んだことが無い方は、見かけたら是非、餌をあげて下さい。
その糸巻き技術は凄いので必見です。
その辺にいる生きた虫なら何でもいいですが、バッタがお薦めです。

虫が網に引っかかった振動に素早く反応、獲物に到達し(1秒以内)、
お尻から何本もの糸を帯のように出し、
後ろ足で器用に獲物をグルグル回し、
2-3秒後には獲物は糸でグルグル巻きになっています。
獲物は何が起こったかわからないうちに、身動きできなくなっているのではないでしょうか。

クモ嫌いの人でも感動するはずです。
デートでやったらモテモテ間違いなし!(保証しませんが...)。

2011年07月27日大相撲関連
2011年大相撲名古屋場所の感想

半年ぶりの本場所ということで、個人的には楽しめました。
ただ、千秋楽に白鵬-日馬富士の取組みにすべきではなかったのかと思っていますが...。

で、この場所の第一印象は、ガラガラだったということです。
千秋楽は何とか満員御礼が出ておりましたが、それまでガラガラ、空席だらけ。
一連の問題でファンが離れたのか?
それとも地元出身の人気大関が野球賭博でいなくなったことに起因する名古屋限定の現象なのか?
私にはわかりませんが、非常に気になっております。

2番目に気になっているのは、「どうしたの? 横綱白鵬」ということです。
12勝3敗。8連覇を逃し、最後は精彩なく2連敗。
この1年間、大相撲を支えてきた疲れが出てきたのでしょうか?
序盤にあまりに強過ぎるので「汗を拭け」なんて書きましたが
(2011年大相撲名古屋場所序盤の感想)、今は心配しております。

みなさん、(2011年大相撲名古屋場所がはじまります。)で、是非チェックして欲しいと紹介しました十両の隆の山を見て頂けましたか?
凄かったですね!
日に日に人気が増して、もしかしたら一番拍手が多い力士になったのではないでしょうか。

魁皇のことは場所中に2回も書きましたので、今日は書きません。
ですが、彼の抜けた穴を埋める日本人力士という話題については少しコメントしたいです。
私は"絶対に日本人大関が必要だ"とはこれっぽっちも思っていません。
今いる、横綱、大関はたまたま外国出身というだけで、立派な力士達だと思います。
取り組みを見る上で、日本人かそうでないかで楽しさが変わりますかね?
それぞれ力士に特徴があり、その攻防を見て楽しむわけで、私にとっては日本人である必要性は全くないですね。

さて、春日野部屋の成績。
今回は初めて、場所前から差し入れしておりましたので、万が一、大負けしたらどうしようかと心配していたのですが、それはなく、普通の成績でよかったです。
腸内菌叢が変化してから効果が出るには、時間がかかります。
引き続き食べて頂き、九州場所あたりには効果が出始めるのに期待しています。

最後に、残念ながら大事な所で負けて大関昇進を逃した琴奨菊。
佐渡ヶ獄部屋ですが、胸毛の立派な大関と同じあのヨーグルトを食べているのでしょうかね?
それが最近気になっております。

2011年07月26日野菜作り
2011年野菜作ってます16 ―もう始まっています、冬の準備―

軽く200本以上は獲れたのではないかと思われるインゲンやキュウリも元気がなくなってきました。
葉が枯れていく姿を見ていると、食べられるだけ食べた私は申し訳なく感じ、心の奥底で辛いものを感じます。
お疲れさまでした。

さて、葉物野菜、トウモロコシ、ダイコン、エダマメ、インゲンにジャガイモもありましたかね。
全て終わり、この通り、畑全体が緑から茶色に変わりました。
201107261.JPG

実は、夏真っ盛りですが、すでに冬野菜の準備が始まっているのです。

これ(↓)、7月初旬に植えたネギです。
201107262.JPG


4-5ヶ月かけて育てていくのですね。
徐々にこの穴を埋めていき、最後は土を盛り上げて白い部分を作っていきます。

まだ芽は出ていませんが、ニンジンも播種済みです。
ニンジンは乾燥させて昨年大打撃を受けたので、毎日、頑張って水やりに行っています。

冬野菜の植え付けは、夏の太陽が照りつける中、作業しなくてはなりません。
暑くて暑くて地獄です。
そして、野菜も同様、照りつける太陽による暑さと乾燥から耐えなくてはなりません。

冬野菜は、厳しい冬の寒さに耐えるイメージがあり、
食する時は凍結から自身を守るために産生した糖などの甘みに感動するものですが、
実は、夏あるいは残暑厳しい初秋の暑さも苗の時期に耐えていることを知って頂ければ、今日は満足です。

2011年07月25日
ショウリョウバッタ(幼虫)

この写真にバッタがいます。何処にいるかわかりますか?
201107251.JPG


中心にいます。
左斜め上が頭部で触角がありますね。
この見事な保護色(擬態ともいえますかね?)はショウリョウバッタの幼虫です。

まだ3 cm程度ですが、成虫になるとメスは10 cm級の日本最大のバッタです。
小さめのオスの成虫は結構飛翔能力が高く、キチキチキチと音を出して跳ぶ("飛ぶ"との間位の飛翔能力)ので、俗称でキチキチバッタとも呼ばれています。
全国で普通にいる、特に珍しくないバッタです。

秋植えのダイコン用に、イネ科のニューオーツという植物を育てて、刈り込んで、畑に有機物肥料としてすき込んでいるのですが、このバッタはそのエリアで見つけたものです。
つまり、茶色く枯れた植物が多いエリアです。

一方、雑草や作物など、青々とした植物があるエリアにいるショウリョウバッタはこんな感じです(↓)。
201107252.JPG


これも中心にバッタがいる写真ですが、見事な保護色で環境に溶け込んでいますね。

ほんと不思議です。
何故色が変わるのかは知りませんが、凄い能力です!

2011年07月22日ウン小話
ウン小話15

ウンコを使った研究の予備実験は自分のウンコで行います。
例えば、実験の前処理法など、研究目的に合わせて検討する必要がある場合です。
他人様に頂いた貴重なウンコを無駄にしてはいけませんので。

それで、今、少し多めにウンコが必要なのですが、使えないウンコが出て困っています。

そのウンコとは"トウモロコシ糞"。
2011年野菜作ってますシリーズ14でも紹介しましたように、美味しいのがドンドン獲れるのですね。
毎日、朝獲りの甘いのを丸ごと1本、多い日は2本食べていましたので、
ウンコ中に未消化トウモロコシが出てくる、出てくる。
コーンクリームコロッケ級の混入量です。
(写真を見せられないのが残念)

実験できませーん。

ですが、やっとトウモロコシの収穫が終わりましたので、来週いよいよ実験できそうです\(o ̄▽ ̄o)/

このタイミングを逃してはいけません!

間もなく収穫が始まるモロヘイヤを食べ過ぎると、"糸引きウンコ"に変わってしまうので...。

おしまい。

2011年07月21日大相撲関連
おつかれさまでした、大関魁皇

19日の夜、魁皇引退のニュースを聞いた時は少し動揺しました。
この場所中の引退は無いことは無いと思っていました。
勝った3番以外はもろ過ぎる負け方でしたから。
特に、6日目の稀勢の里戦でがっちり掴んだ右上手が切られて敗れた時は1ファンとしてショックを受けました。
衰えが目立ち始めてからも、こんなシーンは殆ど見たことなかったので。
唯一、彼を支えていた気力も通算勝星新記録を達成することで無意識に減ってくる事も容易に想像できました。

色々思うことはありますが、昨日の引退会見で、明るい表情がうれしかったです。
あんな表情はここ4-5年間見たことなかったですから。
本当にしんどかったのでしょう。おつかれさまでした。

私は、晩年に数々の記録を塗り替える魁皇を中心に「魁皇を語る」には違和感があります。
魁皇がここまで人気が出てきたのは明らかに力が衰えた晩年のことです。
九州場所以外でも魁皇コール。この様な事は7-8年前の彼の全盛期にはなかったです。
これは、ファンが満身創痍で戦っている姿に共感を持ってのことでしょう。
つまり、現在の魁皇ファンの中には、本当に強かった魁皇を知らない方がたくさんいると思います。
私は、晩年の魁皇より、貴乃花、武蔵丸そして朝青龍と対等にやり合っていた荒々しい魁皇が大好きでした。
右上手投げ、腕折り小手投げ、だけのシーンを集めたDVD出ないかな。

最後に魁皇の史上1位の記録を列挙します(これ何のブログや?って思わんで下さい)。
▽通算1047勝 
▽大関在位65場所 
▽幕内在位107場所 
▽幕内出場1444回
▽幕内879勝
ちなみに、かど番(大関で負け越すこと)13回は2番目の多さです。

さて、これから自己紹介どうしよう?
もう「魁皇と同学年です。」は言えなくなりました。昨日最後に使いましたが。
「浅香山親方と同学年です。」は無理ですしね。

2011年07月20日野菜作り
2011年版 野菜作ってます15 ―エダマメなど―

エダマメ立派にできました。
201107201.JPG


収穫してすぐに茹でると、これも非常に甘みが残っていて美味しいですね。
これも自分でやってみないとわからないです。口でも文章でも説明できません。
201107202.JPG


たまに勘違いしている方がいますが、エダマメは若いダイズです。
ということで、個人的には高ポリアミン食と意識しながら、そして炎天下での労働の対価として、ビールと一緒に大量に食べました(居酒屋だと枝豆だけで2000円分位×2回)。

さて、6月初めにおそらく鳥にやられたモロヘイヤ。
悔しいのでホームセンターにて98円で苗を購入し、再び挑戦していました。
いよいよ食べられる状態になってきました。
201107203.JPG


もう大丈夫なので、脇からドンドン枝が伸びてくるように、頂点の芽を摘みました。

さて、これ何だかわかりますか?
皆さんが知っているものとは色と質感が違いますが、形はそのままです。
201107204.JPG


正解はタカノツメ!
これ、緑で熟していなくても辛いのですが、これが辛過ぎず良い感じの辛さなのです。
炒め物に刻んで入れるなどすると美味しいのです。
先日は焼き肉の時に、刻んでタレに入れたらピリ辛になり美味しかったです。
冷奴にのせるのも良いかと思います。
次はラーメンに入れてみようと考えています。

しかし、今朝食べた(私は昨晩の夕飯を朝食べる習慣にしている)野菜の豚肉巻、本来はニンジン、ゴボウ、インゲンなどが豚バラ肉で巻かれて醤油ベースで甘辛く煮たものであるが、義母がインゲンと間違って私が収穫していた緑のタカノツメを入れたようで、激辛でした。

2011年07月19日
オオタバコガ

聞き慣れないカタカナタイトルから虫の話というのはわかった方が多いと思います。
最後の文字が"ガ"なので、多くの方の予想通り蛾の話です。
ですから、蛾が苦手な方は注意と言いたいところですが、
今日は蛾嫌いの方より、イモムシ嫌いの人の方が注意が必要です。

これ、「野菜作っています」シリーズで紹介しようかと迷ったのですが作物害虫なのです。
タバコガというタバコの葉を好むガの仲間で、タバコガとオオタバコガの2種類が作物に被害を出します。
特に、オオタバコガは、1994年に大発生して以来、ナス科、ウリ科、アブラナ科、マメ科、イネ科など、殆どといっても過言でない広範囲な作物に容赦なく被害を出す大害虫となっているようです。

その特徴はかなり悪質で、果実、茎、結球などに潜り込み食い荒らす手口です。
つまり、トウモロコシの皮を剥くと・・・
201107191.JPG

こんな具合に入り込んでいるのです。

穴が開いたトマトを見つけると・・・

201107192.JPG
中にいるんです。トマトの場合、侵入時の小さな穴がポツンと開いているだけのことが殆どで、収穫まで気が付かないこともあります。

茎に侵入されると・・・
201107193.JPG


その上部は枯れます。侵入した穴がわかりますか?

昆虫少年だった私は虫のオーラを感じるので被害を最小限に抑えることができますが、一緒に農園をやっている方の中でも虫オーラを感じない方は、被害を受け易いようです。

そして、こいつの難儀なところは、あまり薬剤が効かないのです。
といいますか、植物体の中に潜り込んでいるので、薬をかけようにもかけられません。
若齢期は潜り込まずにウロウロしていることが多いので、その間に発見するしかありません。
是非、このブログで農家の方の苦労を理解して下さい。

ちなみに成虫はこれといって見栄えしないしょぼい"ガ"です(蛾好きには怒られる...?)。

もし気付かずに、幼虫入りトマトをガブッと食べるのを想像すると怖いですね。
まあ、肉食昆虫の気分を味わったと思えば良いことですが。

2011年07月15日大相撲関連
祝・新記録 魁皇 通算1046勝

大関・魁皇、1046勝目おめでとうございます!

私と同学年。
私が学生の頃から大関です。

怪力、120 kgを超える握力(全盛期)、
その手で右上手をとる典型的な左四つの型、
その態勢になれば、今でも白鵬を倒す力士です。

昔はそうでもなかったのですが、
今は殆どのファンがその型を覚えたので、
右上手をとるだけで会場が沸くようになっています。
1046回も勝っていたら、皆、覚えるということでしょうか。
(ちなみに私のブログは434回目。)

でも、私が魁皇の1046の勝利の中で印象に残っているのは、右からの強烈な小手投げです。
どれだけの若手が、これ一発で休場させられたことか。
相手は完全に腕を極められて投げ捨てられます。
グキーッ
現在幕内上位の大関候補といわれる、琴奨菊、豊ノ島、豪栄道などなど、皆、この技の犠牲者です。

土俵上の痛々しい姿を見ていると、
「お疲れ様」という気持ちと、「もう少し続けて」という気持ちが私の中で複雑に絡み合ってしまいます。


なでしこジャパンの活躍で、この偉業に対するメディアの取り上げ方があまりにも少ないので、思わず、小手投げのことまで書いてしまいました。

で、最後に、
「おい、NHK、なんで昨夜、ダイジェスト版放送しなかったんや!」
私は怒っています。

2011年07月14日大相撲関連
2011年大相撲名古屋場所序盤の感想

まずは、大関・魁皇、1045勝目おめでとうございます。
初日から3日間の相撲を見ていて、何処か致命的な怪我をしているんじゃないかと心配していました。
今日、1046勝目をあげて、なんとか勝ち越してもらいたいものです。

ビフィズス菌LKM512配合ヨーグルトを差し入れしている春日野部屋勢。
栃ノ心関は上位で苦戦中ですが、栃煌山関(3勝1敗)、栃乃若関(4勝0敗)は好調ですね。特に、番付を下げた栃煌山関には大きく勝ち越してもらいたいです!
栃乃洋関、木村山関も頑張れ!
この場所は中盤も後半も差し入れしますので、頑張ってもらいたいです。

そうそう、無理言って、大相撲名古屋場所開催期間はこのヨーグルトを通販で送料無料にしてもらいましたので、是非、ご購入して頂き、一緒に春日野軍団を応援しましょう。
ここです→楽天市場メイトーオンラインショップ 

大関陣、把瑠都と日馬富士も、好調に見えますね。このまま負けないで少しでも優勝争いを盛り上げてもらいたいです。

さて、私が序盤で最も印象に残っているのはこの件です。
初日の放送で、解説の北の富士のオヤジが白鵬に対してやっと言ってくれました。
「(汗を)拭いてやらないと (`~´)ξ 」

私、白鵬の汗、ずーっと気になっていたのです。
特に7月開催のこの名古屋場所は汗で体がテカテカ、ヌルヌルなんです。
汗は全力士かいているのですが、白鵬だけ取組前にタオルで拭かないのです。
で、私がいつから気になっているのかを調べてみました。

私が最初にこのブログで言ったのは2年前の名古屋場所でした。
(大相撲名古屋場所)

さらに、その2週間後にも予想的中! 大相撲名古屋場所

そして昨年の名古屋場所中も2010年大相撲名古屋場所序盤を終えて

この北の富士発言が伝わったのか、次の日は、軽く拭いているような仕草はありましたが、
まだヌルヌルしています。
横綱は汗を拭いても強いですから、誰にも文句言われない状態で
相撲を取って頂きたいと願っております。

2011年07月13日LKM博士
ハーバード大学

また、アメリカ話に戻ります。
ハーバード大学にも行ってきました。
誰もが聞いたことがある大学ではないでしょうか?
世界最高峰、世界大学ランキング1位の大学です。
74人もノーベル賞受賞者を輩出しているようです。
アメリカ大統領はオバマさんで7人目の輩出。

ボストンにはマサチューセッツ工科大学、いわゆるMITもあるのですが、MITに行ったことがある仲間がいましたので、ハーバード大の方に行きました。
といっても、隣にありますので、MITの前(横かもしれない)を通りましたが...。

強引に一文でこのキャンパスを描写すると、
やわらかい日差しが射す、きれいに整備された心地よい林の中、
広いスペースに程良く風情のある校舎が立っており、
何だか勉強したくなる雰囲気のキャンパスです。
狭いスペースに景観無視でやたらと建物を建てる日本の大学とは全く異なる雰囲気でした。

これ図書館です。ハーバード大の図書館は世界最大級だそうです。
20110713.JPG
ワイドナー記念図書館といい、本棚の総延長は92 kmあります。
タイタニック号沈没で息子が無くなった本好きの卒業生の親、ワイドナー夫妻が建設費を寄贈したのでこのような名前になったそうですが、
何やら、その大きさや背景は理解し難いスケールです。
虫好きの私が何らかの事故で死んだら、うちの両親が信州大学に巨大な昆虫館の建築費を寄贈するようなもんでしょ?
(例がおかしい?)

せっかくの記念に私はハーバード大学の生協で、壮行会をしてくれたメンバーに
お土産としてハーバード大のロゴ入りのメモ帳とボールペンのセットを購入しました。
しかし、帰国して気付いたのですが、"Made in China"と刻印されていました。
ショック!

時差ボケの関係で、得意のマーキング(初めて行く場所で排便すること)が達成できなかった点は心残りです。

2011年07月12日
トホシテントウ

かなりの頻度でキュウリが被害を受けるのです。
こんな感じに。
201107121.JPG

ついに犯人を見つけました。
現行犯逮捕です。トホシテントウ。
201107122.JPG

有名なナナホシテントウや先日紹介したナミテントウ(マニアックですが、ナミテントウの斑紋)などの肉食性の益虫と扱われているものとは異なり、草食性のテントウムシです。
これに似た、ニジュウヤホシテントウはナス科の植物を食い荒らす大害虫であるのは知っていましたが、トホシテントウが作物に被害を与えるという報告は私の知る限りありません(もちろん専門家でないので文献を調べまくったわけではありません)。
インターネットで調べましたが、全ての解説で、
「アマチャヅルなどのカラスウリ類の葉を食べる。」
というようなことが書いてあり、作物に被害を与えるという記述はありません。
おとなしい草食性のテントウムシというイメージなので、少し驚いています。
近くにカラスウリ類の植物があり、時々飛んできていると思われます。
大発生というレベルでもありません。

"トホシ"はもちろん"十星"で斑が10個あります。
上の写真では8個(よく観察すると8.2個ほど見えます)しか見当たらないでしょうが、横にあります。
横から見ればわかりますよ。これ↓
201107123.JPG

ナナホシテントウより、少し厚みがあるのもわかるでしょうか?
そして翅の表面は0.1mmにも満たないであろう無数の短い毛で覆われており、ナナホシテントウやナミテントウのようにテカテカした光沢はありません。
これ、草食性テントウムシの特徴ですね。
見つけ次第捕獲し、コガネグモにプレゼントしています。

2011年07月11日野菜作り
2011年版 野菜作ってます14 ―トウモロコシ真っ盛り―

ほぼ毎日収穫していますが、とにかく採れます。
キュウリなんで1日5‐6本は軽く採れて食べ切れません。
トマトは病気にやられてベストな状況ではないですが、ボチボチでき始めました。
今年はキュウリやナスも嬉しい位、高いですね。
201107111.JPG

写真の分だけで、東京近郊のスーパーでは1500円位するのではないでしょうか?

さて、私にとってメインの野菜であるトウモロコシが最盛期を迎えています。
トウモロコシは1植物体からいくつもの雌花が咲き実となりますが、美味しいものを作るためには、最初の一つを残して全て間引かねばなりません。
10日程前の写真ですが、このように下から若いトウモロコシが出てきます。
201107112.JPG

この下側のヒゲが白く綺麗な方が若いトウモロコシです。
貧乏性精神では、残して複数個収穫したいところですが、容赦なくむしり取りとます。
あまり美味しくないものが3つできるより、美味しいもの1つの方が喜びは大きいです。
もちろん、むしり取ったものはベビーコーンとして美味しく食べられます。
私は皮ごと焼いた、蒸焼きベビーコーンが大好きです。

そして、下図のようにヒゲが茶色く枯れて、実の先端部が膨らみ始めると食べ頃です。
これを見切るのは難しく、最初の1個は賭けみたいなものです。
201107113.JPG


実際に皮を剥ぐと、こんな感じ。
201107114.JPG


「芸術作品のようにうつくしー」
畑でそのまま生でかじると果物のようです。
皆信じないので、研究所の人には無理やり食べさせました。

昨年も書きましたが、スーパーで買ったものが、何故それほど甘くないのか?
流通している間に、蓄積された糖分をトウモロコシ自体が使ってしまうからです。

色々な方に「お金払うから送って」などと頼まれることが多いのですが、
これだけは、私と物理的に距離が近くないと無理なことです。

2011年07月08日大相撲関連
2011年大相撲名古屋場所がはじまります。

いよいよ11日から本場所がはじまります。
色々問題はありますが、ファンとしては相撲を取ってくれないことには
どうすることもできませんので、ホッとしています。
NHKの中継も復活するようです。
北の富士のオヤジは元気かな?
先場所(技量審査場所)を中継しなかった時は、
受信料を払わないことも検討したのですが...。

今場所の序盤は大関魁皇の通算勝ち星数の新記録の話題で持ちきりになるでしょう。
あと2勝で千代の富士の1045勝を超えて新記録ですから。
私が魁皇と同学年というだけで、このブログでは魁皇ネタを頻度高く書かせてもらっていますから、達成時には少しヨーグルトプレゼント企画でもしますかね。
ちなみに、これは本社にも相談してないので、実行できるか否か微妙ですが...。

大きく番付変わりましたね。
特に十両が良くわからない状況になっています。
でも、5月技量審査場所前にコメントした(https://lkm512.com/blog/images/2011/05/06/)私の中の注目力士、チェコ出身の隆の山は見事十両に昇進しましたので注目して下さい。
とにかく細くて、負けそうになると悲鳴があがる力士です。
大銀杏も見てみたいです。

さてさて、今場所も春日野部屋勢を応援しましょう!
これまで場所中にビフィズス菌LKM512入りヨーグルトを差し入れしていたのですが、今回は場所前から(名古屋入りする前から)数回差し入れし、腸内環境改善済みの状態で本場所に臨んでもらえます。
(稽古場をバックにヨーグルトの写真http://twitpic.com/5m9nxv,byマネージャーさん)
今のところ皆さん怪我もなく順調のようです。
また連絡しますが、本場所中はこのヨーグルトを通販で送料無料キャンペーンをする予定です。
幕内力士5名で40勝。このラインを超えれば皆様にプレゼント企画をしたいですね。
もちろん、先場所の栃ノ心関のように快進撃があれば、特別枠で何かしましょう。
そうなってくれることに期待して、楽しみたいです。

最後に、もう決まっていますから優勝争いには触れません。

2011年07月07日LKM博士
レッドソックス vs ブルワーズ

さて、昨日の2枚目の写真の左端の人を見て下さい。
皆、大好きなレッドソックスの試合を楽しもうと家族や友人といるのに、何故か一人で立っていますね。手に何かを持って。
はい、ダフ屋のおじさんです。「ティーケーッツッ、ティーケーッツッ」と叫んでいます。
ということで、早速交渉しました。
1枚100ドルで、3枚(共同研究者2人と一緒)あるというのです。
安過ぎない? 騙されていないか何度も日付や席をチェックしましたが本物です。
おじさん、値下げ交渉には応じません。人気チケット、値下げしなくても売れるのです。
ということで非常にラッキーなことにミルウォーキー・ブルワーズ戦を観戦できました (((o≧▽≦)o

フェンウェイ・パークに入ってびっくり。情報としては知っていましたが、日本の球場と違いフェンスがなくて、選手が近いのです。
試合前はサインをしたり、観客と談笑したりしている選手もいました。
練習で打っている球も客席にポンポン入ってきます。
本当に球が飛んでくるからグローブ持参の観客が多いのです。
201107071.JPG
試合まで1時間程度あります。ホットドックとビールを飲みながら待ちました。アメリカ人の飲食するフライドポテトの量やコーラの量に驚きながら。
何と表現したら良いのかわかりませんが、球場には入っているのですが、練習を見たい人は見る、飲食をしたい人はする、この心地よいダラダラ感、体感したことがあります。
そう、国技館で大相撲を観る感覚です。
値段も同じ位。試合前から来れば、幕下から大相撲をみるのと同じ位の時間を楽しめます。
201107072.JPG
いよいよ試合直前です。皆さっきも食べていたのに、まだ色々食べ物を持って席に向かいます。
売り子も凄い。遠くから商品を投げてきます。しかもコントロールが非常に良い。
お金とお釣りは伝言ゲームのように客を伝わって支払い。
子供達が出てくるイベント後、国歌を歌い、プレイボール。
201107073.JPG
これがフェンウェイ・パーク名物、レフト側だけ異常に高い壁、"グリーンモンスター"ってやつです。レフト側の距離が非常に短いので壁を高くしたそうで11.3mあります。
ちなみに、ライト側のフェンスは1枚目の写真の場所で1m程度と非常に低いです。
実はこの直ぐ後ろは道路や建物があり拡張できず、こんな歪な形になっているそうです。グリーンモンスターの上の席、高額らしいです。
201107074.JPG

バッターは日米野球でも来たことがあるスーパースターのデビッド・オルティス(Ortiz)選手。
ファーストを守っている巨漢の野手は2007年のホームラン王のプリンス・フィルダー。覚えてますかね? 元阪神タイガースでアメリカに戻って大活躍したセシル・フィルダー選手の息子です。

7回には『私を野球に連れてって(Take Me Out to the Ball Game )』を全員が起立して大合唱!
球場全体の雰囲気が良く、知っているメロディーなので歌いたいのですが、あまりにも基本の歌のようで、歌詞は電光掲示板に表示されず、私は歌えなかった・・・ (ToT)
歌い終わると、周囲の人達と謎のハイタッチ!
他にも、この球場ならではと思われる全員で合唱する歌がありました。"六甲おろし"みたいなやつですね。

残念ながらレッドソックスは負けたので、もし勝っていたら、どんなお祭り騒ぎになっていたかと考えると少し残念です。

ということで、偶然ナイターになり、チケットが入手でき、運だけで観戦できたという報告でした。
辛いウンコ実験をしてきたので、ウン(運)だけは人一倍も持っているのですかね。

そうそう、私のアメリカ初ウンコは、フェンウェイ・パークで8回表のブルワーズ攻撃中に記録しました。
ドアの足元部分が無いアメリカ式便所で、少し緊張気味に排泄したのを覚えています。

2011年07月06日LKM博士
フェンウェイ・パーク

FENWAY PARKって聞いたことありますか?
あるような、ないような?
メジャーリーグのボストン・レッドソックスの本拠地です。
松坂選手が所属しているチームといえばわかるでしょうか?
ニューヨーク・ヤンキースを読売ジャイアンツとすると、
レッドソックスは阪神タイガースに該当するでしょうか? 
非常に人気があるチームです。

ゴードン研究会議に参加するには、1日で会場まで行けないため
(先日報告したように非常に田舎なので)、殆どの参加者がボストンで1泊します。
私の往路は、6月18日朝の飛行機で出発し、
シカゴ経由で現地時間の18日午後3時頃ボストンに到着なので
18日の夕方は時間ができるため、ちょっと観光したくなります。
真っ先に思い浮かぶのは、レッドソックスの試合観戦です。
しかし、ネットで調べるとその日はデー・ゲーム(昼の試合)。間に合いません。
「試合の終わりの方だけでも見たいなー」と思ってインターネットで調べても
購入できそうにないですし、チケットも高いです。
非常に人気のあるチームで、且つ球場の収容人数が少ないことから、
最もチケットの入手が難しいといわれています。
理解できないのですが、軽く200ドル、300ドルします。500ドル以上する席もあるようです。
100ドル程度の席もあるようですが、当然直ぐに売り切れます。
一緒に行ったメンバーには「何円まで出せるか?」と言われた位です。
ということで観戦は諦めていました。

が、予想外のことが起こりました。
前日にプロアイスホッケーチームのボストン・ブルーインズが全米チャンピオンになったのです。
あまり日本人には馴染みがないですが、
アメリカではメジャープロスポーツの一つで凄いことのようです。
ということで、偶然ですが、この日の昼はボストン市街での大パレード。
そして、ボストン市民が困ったらいけないので、
レッドソックスの試合はナイターに変更になったのです。

「なに~、無理してでも今日のチケット買っておけばよかった~」
残念。

でも、非常に歴史のある球場なので、フェンウェイ・パークを1周回るだけでも価値があるそうなので、とりあえず見に行きました。

現在メジャーリーグの試合が行われている球場で最も古いそうです。
約100年の歴史があります。
20110706-1.JPG
試合開始2時間前というのに周囲の通りは大騒ぎ。
この右側の通りの向こうの方には多くの飲食店やバーがあり大混雑。
試合前から皆さん家族や友人達と楽しんでいました。
20110706-2.JPG
うまく表現できないですが、球場の周りもイベント会場なのです。
これがアメリカの球場がボールパークといわれる由縁なのでしょう。

2011年07月05日LKM博士
ゴードン研究会議 ―脳ミソ整理編―

発表内容ではなく、研究ポリシーの攻防について書くことで
私の混乱しているウンコ色の脳ミソを整理したいと思います。

私が直接絡み名前が入った発表は3演題。
他にも、我々の生研センターの委託研究チームの発表は4演題あり、
合計7演題のポスター発表をしているのですから一大勢力です。

何故そこまで大々的にしたのか?
それは、ポリアミンに対する研究ポリシーが、他の大勢の研究者と異なるからです。
それは、昨年、国際ポリアミン学会で口頭発表に選ばれて話した時に、
結構否定されたため(激しい口撃を受け、撃沈寸前でした)、反撃の必要があったからです。

何度か書いていますが、ポリアミンは多くの機能を持っているのですが、
最も重要な作用の一つに細胞増殖作用があります。
体を構成している全ての細胞はポリアミンを合成し、増殖分化を繰り返し正常に機能しているのですが、老化に伴い細胞のポリアミンを合成する能力が衰えてくることで、色々と問題が発生してきます。
そこで、腸内細菌にポリアミンを作らせて、体中の細胞に供給しようというのが、
我々の目標で開発している技術です。
一方で、細胞増殖因子のため、ガン細胞も自らポリアミンを合成し成長します。
そのため、ポリアミンはガンを起こす因子であると考えている研究者が多いのです。
といいますか、多過ぎるのです。
でも、果たしてそれは本当か?
ポリアミン添加でガンが生じたという報告はないのですが、どう考えているのか?
正常細胞に対するポリアミンの正の作用に関してどのように考えているのか?

我々が異なるポリシーで複数の発表をすることで、彼らも黙ってはいられないでしょう。
生の反論を聞きたい。
それを尊重した上で、我々の考え方を伝えたい。
たとえ伝わらなくても、これからの取り組み方に活かしたい。
何より良いのは、ポスター発表なので下手な英語でも何とかなる。
(英語に堪能なメンバーも複数いましたので助けてもらえます。)

案の定、積極的に絡んでくる方は結構いました。
"ああいえばこういう"状態で、議論が噛み合わず怒り気味に去っていく方もいました。
しかし驚いたのは、我々は正常細胞をターゲットにしていることを理解すると、
意外と支持してくれる方が多かった点です。

最も印象に残っているのは、
ポリアミン抑制による大腸ガン治療効果について口頭発表した医者が、
「我々はガン治療の研究、ガンになるまではあなた方の仕事。
プロバイオティクスは興味深いね。」
と言われたことですかね。

まだまだ道は険しいですが、それなりの手応えと、
まだ多くの否定してくる研究者への反撃の実験系を色々考える1週間でした。

ちなみに、ポスター発表時はお酒が飲めて、
少し酔っ払って本音で議論できるのは素晴らしいと思いました。

2011年07月04日LKM博士
ゴードン研究会議 ―クローズド会議―

先日参加したゴードン研究会議ポリアミンセクションにはポリアミン関連の研究成果の発表と最新の情報を得るために参加しました。
数少ないポリアミンを専門に扱う会議なのです。

ポリアミンを専門的に扱う国際学会は、このゴードン研究会議と国際ポリアミン会議の2つで、毎年交互に開かれているようです。
ゴードン会議(ポリアミンセクション)は奇数の年にアメリカで開催され、
国際ポリアミン会議は、偶数の年に各国の持ち回りで開催されているようです。
ちょうど、昨年の6月末に日本で国際ポリアミン会議が開催され、私も初めて参加しました。口頭発表に選ばれパニックになっていた時のブログがありますのでご笑覧下さい
試練)。

このゴードン研究会議ですが、参加したいという意思だけで参加できるものではありません。
事前にチェアマンに自分の発表内容とアピールポイントを提出し、チャアマンがそれを元に判断し、許可が得られたら参加できるシステムなのです。
参加人数の上限が決まっており、希望者が多いと参加したくても参加できない会議なのです。(最近は参加希望者が減ってきているようなので参加し易くなっていると聞きましたが、昔は大変だったようです。)
そして、学会のポリシーとして、会議で発表されたこと、議論されたことはここだけの話であり、外部で口外してはならないということです。
今回は120-130人程度の参加者だったのですが、大袈裟に述べると、この130人だけの秘密ということです。
他の学会も基本的には秘密で撮影等は禁止ですが、殆どは参加費を払えば誰でも参加できますし、許可されたマスコミが入っていたりしているので、やはり違うと思います。

つまり、
「ポリアミンの専門家が一同に集まり、最新データを持ち寄って、大いに議論しよう! 未発表データでも外部に出ることないから安心して出して議論しよう。」
ということだと思います。

ということで、会議の様子の写真も一切撮っておりませんし、細かい内容はこのブログでも書きません。
ただ、自分の心を整理するためにも、漠然とした感想を明日書いてみようと思います。

2011年07月01日野菜作り
2011年版 野菜作ってます13 ―11日間のブランクは凄かった―

アメリカ出張の話をもう少し続けたかったのですが、今日は野菜の状況を報告します。
とにかく野菜の生長が凄くて、来週になるとまた状況が変わるので、このタイミングで報告せざるを得ない状況です。

キュウリはこんなに大きくなりました。先端部は既に私の背丈を超えています。

201107011.JPG


何度もブログに書いていますが、1日に4-5cmは軽く生長するので、一昨日10cm以上のものは小さくても全て収穫したのですが、1日空けて今朝行くと、こんなに採れるのです。食べ切れない。
写真は載せませんが、只今インゲンも1日で30-40本は収穫できます。

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トウモロコシは雄花も雌花も咲き、もう実ができてきました。
既に私の伸長を超え、2m近くになっています。
立派なトウモロコシを作るため、"1本の植物体に1本収穫"作戦ですが、後からできる実はヤングコーンとして容赦なく摘み取り食べます。

201107013.JPG


エダマメも実を付け始めました。
これからカメムシとの戦いが始まります。

201107014.JPG

最後は4月に植えてやっと芽が出てきたこれです。
何だかわかりますか?
ショウガです。
初めてなのでどうなるのかわかりませんが、見守っていきたいです。

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ほぼ毎朝、30分間程度作業してますが、朝一番で汗だくになるのが難点です。

2011年06月30日LKM博士
ゴードン会議の開催地

今日は先日参加したゴードン会議のポリアミンセクションが開催されたニューハンプシャー州のウォータービルバレーを紹介します。

ニューハンプシャー州と聞いて、場所が言える方は殆どいないと思います。
アメリカの右上です。
知名度がある都市でいうとマサチューセッツ州のボストンが近く、その北側に位置します。
ボストンから車で2-3時間の距離なので、自然が多く、冬はスキー、春から秋は自然が豊かで、特に夏は避暑地として結構人気のあるリゾート地のようです。

誰から聞いたか忘れましたが、大統領選挙の予備選挙が全米に最初で行われる州なので、その時だけ注目されるそうです。

今回も学会会場はWaterville Valley Resort。
その名の通り、リゾート地です。
調べたところ、Waterville Valleyの人口密度は1.5人/km2。
1km四方に2人も住んでいないのです。少な過ぎます。
我々が車で通り過ぎる道沿いには人が住んでいる気配が殆ど感じられない位、山の中というか森の中というか、自然の中でした。
会場に向かう途中、湖でムース(ヘラジカ)を目撃しました。

リゾート地の中は芝や樹木が景観良く整えられています。

201106301.JPG

こちらは私が宿泊していたBlack Bear Lodgeです。

201106302.JPG


左側の建物です。日本語で言うと黒熊荘ですかね?クマも多いようです。

こういう場所ですから、午後1時~4時までは学会が休憩に入り、テニス、ゴルフ、ハイキング、スイミング、お昼寝を各自が楽しむのです。
その代わり、夜は9時半ごろまで学会発表があり、ディナーもアルコールが提供されないのです。
ちょこっと町に抜け出し遊ぶこともできません。
楽しみながら、学会に集中しろということですね。

公用語が英語でなければ、もっと楽しめたのでしょうがね・・・。

2011年06月29日LKM博士
ただいま

なんとかアメリカで開催された学会から帰ってきました!
文字通り「なんとか」です。

といいますのも、予定の飛行機が飛ばなかったのです。
現地時間25日早朝5時半(日本時間午後6時半)に起きて、空港には7時過ぎに到着したのですが、搭乗手続きでエラーが出るのです。理由は、8時50分のボストン発シカゴ行きが飛ばなくなったからです。
理由はわかりません。
説明もありません。
ただ一言、日本ではあり得ない位横柄な態度で、
「その飛行機はキャンセルになったから、あっちの列に並べ」
と言われました。

並んでいる途中で、予定のシカゴ発成田行きには乗車できないことは確信しました。
さて、どうなるのか?

空港職員に代わりの便(余談ですが、この文字を"べん"でなく"びん"と使うのには違和感がある)を探してもらっている中で、「明日の便で、ダラス経由で成田行き」となりかけたのですが、結局空席なし。
ひたすら職員がコンピューターのキーボードを打ち電話するのを眺めていました。
「ロンドン経由で成田行き」等という訳のわからんルートが提案された時もありました。
とにかく帰国が遅れるのは決定的なので、開き直って今日は観光しようと思っていた時、
舌打ちと共に小さい声で「Oh..., Haneda....」と聞こえました。
やっと日本へのルートを見つけたのに成田でなくて残念がる職員の小さな独り言でしたが、
「Haneda? It's better !」
ということで、サンフランシスコ経由羽田着で何とか帰国できました。
 
予定より8時間遅れ。ホテルを出てから約30時間後ですかね。
現地時間の25日午前7時に出て、着いたのは27日午前1時頃。
寝たり起きたり、食べたり出したり、ボーっと待ったり小走りで移動したり、時間の感覚を完全に失いながら... ε=(-ω―;)フーッ

実はこのブログの4分の3は、ボストン空港内でサンフランシスコ行きを待ちながら書いたものです。

2011年06月28日LKM512女子部
大山界隈の猫

企画部リツコです。
わたしたちの部署がおかれている板橋区大山には、
いつも人が賑わって元気な商店街があり、
安くておいしい飲み屋さんがたくさんあります。

おっと、飲み屋の話ではありません。
その、賑わう駅前から会社までの間に、いつも数匹の猫に出会います。
飲食店の近くをうろうろ自由に歩く猫たちです。
以前からうっすら思っていたことなのですが、
最近の野良(?)猫って、あんまり人を避けたり逃げたりしないのですね!
人が近づいても、進むペースをまったく変えず悠々と散歩しているし、
どう攻撃されても逃げられないような場所でダラリと寝ている姿を見たりします。
近づいてさわれる猫も多いし。これは飼い猫だと思いますが・・・

猫って、もっと手の届かない、するりと逃げるものだと思っていました。
すっかり気を許した猫がいるのは、
今どき、猫に意地悪する子供達なんか、いないからでしょうか?
わたしが大人になったからでしょうか?

最後に、これも板橋区の猫。公道で寝ています。油断しすぎ!
20110628.jpg

2011年06月27日LKM512女子部
あせもに注意

企画部リツコです。
博士がアメリカへ行ってポリアミンに関する成果を発表してくるということで、
留守の間は、書きためたブログを掲載してきましたが、
久しぶりにちょっとお手伝いします。

この夏、どこでも話題の「節電」。
みなさんはどう乗り切る計画ですか?

やっぱり冷房を抑えるのが効果的と聞くと、
ピーク時を避けて、無理なく工夫して涼しく、とは言いつつも、
つい冷房をつけないでいられる限界を試してしまいませんか・・・?

かく言う私も、先週の暑い2,3日のあっという間にあせもができました。
子供の頃にはよくなったものですが、
大人になってからは、建物の中はまあまあ過ごせる環境で
快適に過ごしてきたことを実感します。

涼しくして、薬をつければすぐ治るものですが。
対策としては、汗を吸う素材の肌着を身に着けるとか、
かいた汗はふきとるとか、たっぷり汗をかいたら着替える。
基本的なことながら、仕事のためにガマンが続くと・・・!
この夏、大人もあせもに注意です。

2011年06月24日LKM博士
なぜ、科学研究にはお金がかかるのか? ⑤ ―新幹線では行けない―

予算削減で飛行機は購入できなくても、新幹線なら購入できるという場合はありますね。
前々回分析しましたが、東京―鹿児島間ならスピードの問題を除けば、新幹線でもそれ程差が無かったので、新幹線で頑張ろうと思う方も多いでしょう。

しかし、荷物を沖縄に届けなくてはならなくなったらどうしますか?
新幹線では無理ですね。でも、飛行機は持っていない。
では、船舶で運ぶ手段がありますね。
しかし、船舶を動かすためにもお金は必要です。時間もかかります。

また、科学の進展には偶然の発見が重要です。
新幹線は、凄いスピードで地上を走っておりますが、歩き、自転車、車の場合とあまり変わらない景色を見ています。
むしろ早すぎて見落としていることも多いでしょう。
当然、こまかい植物の識別は不可能ですし、雲は下から綿菓子の様にしか見えません。
自分の通っている道路や線路を、上から全体像を見ることもできません。
あんな風に曲がっているのか!
あの山の反対側は町だったのか!
「次はこの道を通って、あの町に荷物を運んでみよう!」というのが科学の進展です。
予算削減は、このような機会を奪うことにも繋がり、科学の進展を著しく低下させると危惧されているのです。

もし、どこかの国がどこの領土にもなっていない資源がたくさんの島を発見したらどうしますか?
外国は科学技術研究にドンドンお金を使っているのですから、外国の研究者は飛行機を自由に使って島に入り調査をします。
日本の研究者だけ飛行機を持っていなかったら、調査すら行えません。
慌てて1年後に飛行機を買って、その島に行ったところで手遅れなのは目に見えています。
これが、"予算削減が、国益を損なう取り返しがつかない事態に陥る"と研究者が言っていたことに相当するものに近い例えだと思います。

1週間、ずっとこんな話でしたが、わかって頂けました?
漠然とでもわかって頂けるとありがたいです。

そろそろウンコ話をしたいです。

2011年06月23日LKM博士
なぜ、科学研究にはお金がかかるのか? ④ ―飛行機を買えますか?―

ある程度新しい機器類を使うことはグレードの高い科学研究に必須であることはわかって頂いたと思いますが、1つこれまでの例えで伝わっていないことがあります。

「①の歩きから⑤の飛行機まで、どの手段を選びますか?」
ということでしたが、皆さんは値段の事をどの程度考えましたか?
「歩きは0円で、羽田―鹿児島間は飛行機で約4万円かな?」
という話ではありません。
"乗り物自体の価格"です。
そうです、飛行機を使って自由自在に多量にスピーディーに確実に荷物を運びたいなら、
当然、飛行機を購入しなくてはなりません。
少し調べたら、新幹線は1編成あたら40-50億円、
ジャンボジェットは約200億円するらしいです。

数百万円の車なら何とかなりそうですが、新幹線ともなればお手上げです。
しかも、新幹線には運転手、飛行機にはパイロットも雇わなければなりません。
これが研究機器の値段のイメージです。グレードが上がると一桁増える感じですかね。
殆どの研究機関の自前の研究費では、どうすることもできないのです。
更に整備士も必要になります。これは研究の場合はメンテナンス費用になりますね。

もちろん、料金を払って飛行機で目的地まで行く方法もあります。
分析依頼、すなわち外注ということになります。
研究の世界でも、たくさんの外注分析業者がありますのでお金を払えば分析できます。
すなわち、自分で車を運転し何十往復も繰り返し、疲労困憊で正確な運転ができなくなるよりは、4万円×100人分=400万円かかるが飛行機を持っている方に依頼して一度に運ぶ方が確実だと判断した場合に使います。
いずれにせよ、ポンっと400万円が必要なわけですから、簡単なことではありません。

ちなみに、我々の3年間の獲得研究資金の20%弱にあたる3,000万円は外注分析のための費用です。
「えーっ」と思われる方も多いでしょうが、
この分析をするためには、6千万円の分析機器と専属オペレーターが必要なので、依頼して相談して進めるだけで正確な分析結果がでる外注の方が断然得なのです。
凄い世界でしょう?
もちろん私は関西人ですから、これでもありえない位、安くまけてもらっておりますが。
1割引きで-300万円、2割引で-600万円、3割引で-900万円・・・。
答えは・・・秘密です ( ̄ー+ ̄)

そうそう、外注依頼先の営業担当者の漢氣(オトコギ)も忘れてはなりません。
ありがとうございます! わたなべさん。

2011年06月22日LKM博士
なぜ、科学研究にはお金がかかるのか? ③ ―新幹線しますか? 飛行機にしますか?―

今日も、東京から鹿児島に荷物を運ぶ話です。
① 歩き、②自転車、③車、④新幹線、⑤飛行機の選択肢です。
昨日は、5kgを50kgに変えただけで、①歩きと②自転車では厳しくなりましたね。

では、今日中に鹿児島に届ける必要があるとなればどうでしょうか?
ウンコサンプルを分析する時はそうですよ。「新鮮一番!」
①と②は脱落。③車も不可能とは言い切れないでしょうが、苦しくなってきましたね。

では、50kgの荷物を100個運ぶ必要がある場合はどうでしょうか?
重いですが、人数を増やし1人1個ずつ運べば、④新幹線と⑤飛行機は1回で可能ですね。
この境界線は多検体の分析が可能な機器類であるかどうかという線引きです。
もちろん十数台の車を使用すれば可能ですが、無駄でしょう。
手に届く価格の分析能力の低い機械を複数購入し、人件費を多量に使って分析している状態です。

では、この荷物を6時間以内に届けてくれとなったらどうでしょうか?
生物を使った実験では、サンプル分析のタイミングも勝負になってきます。
④の新幹線も苦しくなってしまいましたね。
この境界線は分析のスピードを表しています。
つまり、新しい研究機器を導入すれば研究の幅がドンドンと広がってくるのです。

また、①歩き、②自転車、③車は到着時間の予想が大きく狂うことがあるでしょうが、
④新幹線や⑤飛行機はある程度時間通り正確に届けられます。
新しい機械は正確性もアップしています。

得られたデータで勝負する科学技術系の研究には、
必然的に新しい研究機器が必要となってくる理由がわかっていただけましたか?
論文を審査される過程では、「筆者の使用している装置で得られた数値は精度が低いので、そのデータを別な方法で検証するように」なんて指摘された経験もあります。
勿論、良い機器類を使っていたらこんな疑いかけられません。

まだ明日も続く。

2011年06月21日LKM博士
なぜ、科学研究にはお金がかかるのか? ② ―例え話―

研究で非常にお金がかかるものは大きく2つ、機器類と人件費です。
少なくとも、私が獲得した研究資金の1年目、2年目の使用用途も、この2つで5割以上を占めています。
人件費は誰でも理解できるでしょうから、主として機器類の話をします。

専門的研究機器の多くは数百万円から数千万円、そして数億円のものもあります。
何故そんなに高いのかは機器メーカーの人間ではないので厳密にはわかりませんが、
そんなにたくさん売れるものではないので大量生産できないですし、
そもそも極めて高度な技術が結集されてできているものです。
もちろん車と同様に、分野別に世界的なメーカー(ブランド)があり、型のグレードがあり、それは高額になればなるほど、正確で、スピーディーに、多量の検体の処理ができると考えて良いでしょう。
そして、日進月歩で進化しており、10年前の物は役に立たないということも多々あります。
もちろん機械が壊れたわけではありません。
それを使って分析する価値が減少するということです。

わかりやすい例え話を作ってみます。
東京から鹿児島に荷物を運ぶことを考えてみましょう。
選択肢として大きく5つ、①歩き、②自転車、③車、④新幹線、⑤飛行機、があります。
皆さんはどれを選択しますか?
おそらく⑤→④→③の順で選択される方が多いのではないでしょうか?
当然、早く、便利な手段を選ぶということです。
もちろん、300年前は、島津藩は江戸まで大名行列をしていたわけですから、歩きでも不可能ではありません。
お金がないなら歩きで行けば良いと思われる方もいるでしょう。
しかし、5kgの荷物を運ぶだけなら可能でしょうが、50kgの荷物になったらどうしますか?
何とか②自転車ならできるかもしれないが、①は殆どの方は無理ですね。
つまりこの乗り物が研究機器というわけです。
1サンプルをじっくり手作業で分析するのはお金はかかりませんが、限界があります。
そして乗り物(機器類)には②自転車から⑤の飛行機まで、色々なグレードがあるのです。

まだまだつづく。

2011年06月20日LKM博士
なぜ、科学研究にはお金がかかるのか? ①

もう、2年も前になるのですかね?
事業仕分けで、科学技術関連の予算が大幅に縮小する方向に進んだのは。
それに対し、多くの科学者が危惧するコメントを出し、それが連日テレビ、ラジオや新聞で報道され、議論されていたことは記憶にあるのではないでしょうか。

私も農水省の競争的資金を頂いて研究している状況なので
(参照: ビッグ・ニューーーーース!!!!!  、
ビッグ・ニューーーーース!!!!! ②
他の競争的資金が次々と縮減されている中、不安を感じておりました。
運よく、私の関わる研究費はあまり影響がないようですが、少し意見を書かせて頂きます。

勿論、著名な先生方と同じように、
「科学技術は科学技術創造立国を目指す我が国の礎になるものであり、長期的な視点に立った・・・」
なんて述べるつもりはありません。
そもそも、こういう意見には、「科学技術の研究は特別扱いされるべきである」という大前提の上にあります。これでは科学技術の世界と距離がある方々には伝わりません。

色々な意見や調査結果から判断すると、多くの日本国民は、
「現在の我々の生活は科学技術の恩恵を受けており、将来もこの国の発展のためには科学技術の進展は必須のものである」
とは考えているようです。
ただ、
「この混乱・不況の中、暫くの間は科学技術系の予算縮小は仕方ない」
とも思っているようですね。

しかし、科学技術の進歩スピードを考えると数年であろうが致命傷になりかねません。
それを理解して頂くためには、研究とお金に関して、一般の方々に理解して頂く必要があると思います。
そこで、私なりに、どうして研究にはこんなにお金が必要なのかということを、少しでも理解して頂けるように明日から説明しようと思います。

なお、今日からの一連の文章は、"科学研究とお金"にのみ焦点を当てたもので、国家予算の使い方に意見するものではありません。

2011年06月17日LKM博士
アメリカに行ってきまーす

明日18日の午前の飛行機でアメリカに行ってきます。
Gordon Research Conferenceのポリアミンのセクションに参加して、生研センターの委託研究で得られたこれまでの成果を発表してきます。
ニューハンプシャー州のWaterville Valleyというところです。
ボストンから車で2-3時間の場所らしいです。
まだ地図でも確認していない私。

海外も10年ぶり位。初アメリカです。

言葉のことを考えると非常に強いストレスを感じますが、
ポリアミンの専門家の中に入って1週間ポリアミンの事だけを考えて過ごすことで得られる情報量は、国内で通常の研究生活の中でポリアミンの論文を探して読んで得られる情報の数か月分、いや1年分位に相当するのではないでしょうか。
国内には私の様な研究をやっている人は一人もいませんし(海外にもいないだろうけど)、とても大事なことだと思います。

あっ、皆さん、職場では心配してくれる人がいましたが、ブログは既に原稿を渡してあるので毎日更新します!
「何故、研究にはお金がかかるのか?」を私なりにわかりやすく書いたつもりです。
毎日読んで下さいね!

当然ですが、助手Kがちゃんと仕事を進めてくれるか心配です。
でも、それ以上に畑が心配です。
昨日紹介したキュウリもそうですが、トウモロコシも雌花が咲きそうなんです。
この時期気を付けないと、害虫が侵入し、収穫して皮を剥いだら虫食いトウモロコシなんてことがあると悲しい。

では、行ってきます。

そうそう、髭は剃らずに伸ばしてやろうかとたくらんでいます。

2011年06月16日野菜作り
2011年版 野菜作ってます12 ―キュウリの季節に突入―

キュウリは既に私の肩位の位置にまで育っています。
たくさん花が咲き、小さなキュウリができています。

201106161.JPG

とはいえ、こいつら、晴れた日には1日で3-4 cmは生長するので、3日間、畑に行かないと食べ頃を逃した巨大キュウリになってしまいます。
食べ頃キュウリをゲットするのはなかなか大変なのです。

育てたことがある方はわかるでしょうが、キュウリは病気と害虫が凄いですね。
下の方の葉は、うどんこ病などになりやすく、汚く枯れていきます。
そして、凄い数のウリハムシ。

201106162.JPG

こいつは葉を食べているようなのですが、日に日に増えてくるのですね。
追っ払っても飛ぶのが得意ですぐに戻ってきます。
昨年は、キュウリの末期には、1本の植物体に数十匹を超える数になりました。
1匹だけだど綺麗でかわいいのですが、集団になると害虫そのもののオーラが出てきます。

間もなく収穫量が消費量を上回るキュウリ地獄に突入することでしょう。
私としては、うどんこ病やウリハムシと付き合いながら、只々、大きくし過ぎてキュウリのエネルギーを無駄に消費しないように収穫するのみです。

2011年06月15日ウン小話
ウン小話14

今日は検便関係の話です。
昨年末にウン小話8で書いた検便のエピソードもかなり反響がありましたので、まだ読まれてない方、忘れた方は是非こちらも読んで下さい。

さて、この敷地内、昨日検便キットが従業員に配布されました。
来週提出だそうです。

何故かこの部署の人達は、これを受け取った私が何かコメントするのを待っているのでしょうか?
そういう雰囲気の微妙な沈黙があったので、万年下痢気味の助手Kに話をふりました。

私「下痢やから採便するのって大変やろ?」
K「いいえ。」
私「どうやるの?」
K「直接挿します。」
私「でも、便器で水に下痢便が入ったら採便できないやろ?」
K「いや、肛門に直接挿します。」
他メンバー 「・・・???」 ( ̄口 ̄;)!! Σ( ̄□ ̄;)  XXX@_@XXX
衝撃の沈黙の後、大爆笑と確認の質問攻め。

20110615.JPG

普通はこのスティックの先の膨らんだ部分を便に突き刺して便の一部を回収するのですが、
助手Kは下痢気味で排便後にその行為は困難なので、肛門にこのスティックを直接挿すというのです。
いやー、何て言ってよいのやら・・・。すごい・・・。

2011年6月14日午後6時40分
ウンコネタのレベルが非常に高い協同乳業㈱研究所技術開発室の居室に衝撃が走ったウンコネタでした。

おしまい。

2011年06月14日実験器具・機器シリーズ
お世話になっている実験器具・機器シリーズ3 ―マイクロピペット Micropipett―

前回までと同様、液量を測定する機器ピペットですが、今日は少量を測り取るのに使用するピペットを紹介します。
マイクロピペット。
その名の通り、"m(ミリ)"の1000分の1の単位"μ(マイクロ)"が名前の頭に付いています。
つまり、1 μl(0.001 ml)単位で測定できる器具です。

20110614.JPG

黒いの部位を回して横に付いている目盛で量を合わせて吸い上げれば、その分量が正確に測れ取ります。
前回紹介したディスポピペットと同様に、ピペット毎に測定範囲が決まっており、目的の量にあわせて選択します。
写真は左から、0.2-2 μl用、2-20 μl用、20-100 μl用、50-200 μl用、200-1,000 μl用、1,000-5,000 μl用です。

1 μlなんて量を測定して何するの?
と思われるかもしれませんが、DNAを使う研究などでは、頻繁に使います。

微量用では0.1μl単位で正確に吸い上げるのですから、かなり精密な機器です。
時々、天秤で正確に測れているかをチェックして、狂い始めていたり、あるいは2年経過していたりすれば、メンテナンスに出して正確性を維持しています(写真のピペットに付いているシールがいつメンテナンスあるいは購入したかを記録したものです)。
車の車検並みの手入れ。

マイクロピペットは、非常によく使う器具なので、私のチームでは1人1セット。
また、再現性を高めるため、一連の実験は必ず同じピペットを使うこと徹底しています(同じメーカー、同じ容量であっても、決して隣の机のものは使わない)。
これだけ微量な世界ですから、微妙な違いで再現性が低下することもあるのです。

最近は製造メーカーも多いのですが、値段は高いですが、我々は信頼できる老舗メーカーのものを購入しています。
ちなみに最も汎用されている20-100 μl用、50-200 μl用、200-1,000 μl用なら1本3万円程度、0.2-2 μl用や1,000-5,000 μl用等は4万円程度します。
正確で再現性が高い実験ができると考えれば安い投資です。

2011年06月13日野菜作り
何の花?

これ、何の花でしょう?

201106131.JPG

綺麗ですねー。身近な植物ですが、観賞用の花ではないですよ。
もう少し遠くからの一枚をどうぞ。

201106132.JPG


このブログの読者なら。わかったのではないでしょうか?
正解はジャガイモです。
芋の生育の邪魔をすると考え摘み取る方もいるようですが、殆ど影響はないようです。
ちなみにこの花、稀に結実することもあるようです。
小さなナスのような実ができるそうです。
何を隠そう、ジャガイモはナス科ですから。

ちょっと豆知識。
畑でジャガイモ関連の作業は最後にします。
実はジャガイモはウィルス感染など病気に罹り易く、先にその付近で草むしりや間引きなどの作業をすると、病原体が服などに付着し、トマト、ナスやキュウリなどに感染するリスクが高くなるからです。

地上では花が咲いていますが、地中では芋が生長中。
間もなく、地上部の元気が無くなって来るでしょう。これは養分が芋に移行している証拠。
2週間後、収穫予定です。

2011年06月10日
マニアックですが、ナミテントウの斑紋

昨日のテントウムシの蛹はどんなテントウムシかわかりますか?
皆さん良くご存じのナナホシテントウではありません。
私が観察している限り、全個体がナミテントウです。

ナミテントウ?
初めて聞く名かもしれませんが、よく見かける黒地に赤い斑点二つのテントウムシです。
もちろんアブラムシを食べる種類なので、人にとっては益虫ですね。

この斑点(専門的には斑紋)ですが、表現系がいっぱいあるのです。
表現系というのは、簡単に述べると、生物の体に現れてくる形質です。つまり、同じ種類の生物でも形や模様に出てくるものです。
クワガタの大アゴの大きさや、バッタの体の色、昆虫以外では花の色や三毛猫の模様も表現型といえるでしょうね。
遺伝的なものと環境的なものがありますが、ナミテントウはどうやら遺伝的な要因です。

ナミテントウの基本形は黒地に2つの丸い赤斑紋なのですが、4つの斑紋、赤地に黒い斑紋、斑紋の形も様々、無地のものもあり、20種類以上存在します。
とても同じ種類のテントウムシとは思えません。

これは斑紋に関連する複数の遺伝子により決定されるのですが、さすがに私も説明できません。それに関しては極めて秀逸なホームページがありますのでご参照下さい。世の中にはマニアックな方がいると感動してしまう程凄いので、ナミテントウに興味が無くても一見の価値ありです!(http://nemutou.fc2web.com/namitento/namitento.html

この敷地内では、私が観察する限り100匹に1匹程度の頻度で紅型(橙あるいは赤地に多数の黒斑紋)の個体が生まれています。

20110610.JPG

左側が紅型。羽化直後なので、もう少し時間が経つと赤味を帯びてくると思います。
右側は変形二紋型。すなわち黒地に変形した赤色の2つの紋がついているタイプですね。

楽しんで頂けたでしょうか? 無理やろなー?

2011年06月09日
テントウムシのサナギ大発生

昨夏、協同乳業㈱東京工場および研究所の敷地内では多量のセミが羽化をしていることを
紹介しましたが(初ミンミン)、
今はテントウムシがこれまた沢山蛹になって羽化しています。

研究所の玄関付近の植え込みの下のコンクリート部分を撮影してみました。
201106091.JPG
見て下さい、この多量の蛹。私が数えた限り28個の蛹と、
羽化してすぐのまだ翅が黄色い成虫1匹、幼虫1匹と蛹の抜け殻2つがあります
(このショットを撮るのは少し苦労しました)。幼虫がどれかわかりましたか?
もう少しアップにしてみましょう。
こんな感じで密集しています。
201106092.JPG
さて、この敷地内全体でどれ位の数がいるのでしょう?
実は、カウンター(鳥の数とか指でカチカチしながら数える道具)で数えようと試みたのですが、軽く1000を超えたので諦めました(999を超えるとゼロになる)。
それで計算で大まかな数を出してみます。

撮影したのはちょうど無味乾燥な線で区切られた60×70cm程度の区画なのですが、
研究所玄関を中心に北に約50区画、南側にも同様の距離で合計約100区画。
この1区画あたりには多いところでは30匹以上、少ないところでも10匹以上、
無作為に選んだ5つの区画の平均では約21個でした。
つまり、研究所を長方形(おおよそ長辺:短編=3:2)とすると、
長辺の片方のコンクリート部分だけで21×100=2100匹になります。
研究所の残りの周囲分を算出すると、2100匹(長辺)×2+1400匹(短辺)×2=7000匹。
さらに研究所の4~5倍の敷地がある工場の周囲には少なくとも
2万匹は要る計算になります。
また、コンクリートの奥にある植え込みの中(たくさんの草、低木、巨木がある)にも
観察すると大量に蛹がありますので、軽く5-6万匹はいることになりますね。
ちょっと怖いです。

そして、彼らは一生の内に食べるアブラムシは数千匹と言われています。
蛹になるまでの育ち盛りに500匹食べたと仮定しても、
数千万匹のアブラムシがこの敷地にいた計算になります。

2011年06月08日LKM博士
今、忙しいのです。そんな私の机です。

今、かなり忙しくて途方に暮れています。

まず、明日、プロバイオティクスシンポジウム。
2演題目の演者なのですが、まだスライドができていません。
まずいなー。
大体シンポジウムで話す事は決まっているので7-8割程度は既存のスライドを使うのですが、残りは提出済みの要旨を読み直し、考えているところです。
「えっ、俺こんな事を書いてしまっている・・・」
なんて思いながら。

で、一番困っているのは、来週末からアメリカの学会に行くのですが、発表準備ができていないことです。
ポスター発表なので、印刷に出す時間も考えると、たぶん今週がタイムリミットになりますね。
まずい、まずい、まずい、まずい、まずい。

さらに投稿している論文4つと執筆中の論文が1つあり、何かしら常に対応に迫られています。
助手Kに基本的に任せている特許や論文もあり、それのチェック等もあり大混乱です。

そして、昨日、LKM512ホームページリニューアルの仕事が発生。

ということで本日は恥を承知で私の混乱ぶりを示す写真を紹介します。

20110608.JPG

私の事務作業をしている机です。
左側が社外発表系、時系列で上に積まれていきます。
ですから、投稿した論文が1ヶ月後に何か編集部から連絡があれば左の山の下の方の地層を掘り起こし、そのままガバッと上に持ってくれば直ぐに対応できるのです。
右側は特許や社内の非サイエンス系の書類の山。
解決すると、それの関連書類は後ろの棚にまとめておきますので、未解決の投稿中や執筆中の論文が増えると標高がドンドン高くなります。
早く低くなーれ。

LKM512の研究開発者の素を出すこのブログ。今日は出し過ぎたか?
気にしない気にしない。悩んでいる暇はない。

2011年06月07日野菜作り
2011年版 野菜作ってます11 ―ガンガン育つ夏野菜―

グングン育つ"にしようかと思いましたが、そんなペースではないので"ガンガン"と表現させてもらいます。
1ヶ月前の様子(野菜作ってます8を見てからこのブログを読んで頂けるとその生長スピードを感じることができると思います。
前のブログの順番で行きましょう。

トウモロコシ。もう先に植えた群は私の腰の高さは超えており、雄花が顔を出し始めました。大事なのはこれからで、雌花が出始めた時の害虫と教えてもらいましたので気を抜かず育てていきます。
201106071.JPG

次はキュウリ。既に花が咲き、小さいキュウリができ始めているのですが、今は生長に全エネルギーを集中させるため、心を鬼にしてチビキュウリ達を摘み取っています。

201106072.JPG

トマトは凄いです。脇芽(主の茎と葉の間から出てくる芽。放っておくとドンドン生長し、実に栄養が行かなくなる)取りに必死です。もう所々で花が咲き結実しているのがわかると思います。

201106073.JPG

ナスはじっくり生長中です。とはいっても1カ月前の2-3倍になり、実も3個ほどできています。基本的に太い枝3本を中心に育てるのですが、この株はまだ2本です。今3本目にふさわしい脇芽を育てています(左の枝の脇芽が候補)。

201106074.JPG"

先月は地味と表現したツルナシインゲンですが、こんなに大きくなりました。つい2週間前までアブラムシとの死闘でしたがなんとか勝ちました。ここまでくれば一安心。もう花が咲きそうなのがわかりますか?

201106075.JPG

最後はエダマメ。スーパーで売っているような形態になってきましたね。まだまだこれから大きくなります。今年は数を減らして大切に育てております。

201106076.JPG

今日は2回に分けた方が良いくらいのボリュームでした。

2011年06月06日野菜作り
2011年版 野菜作ってます10 ―ただ今収穫真っ盛り―

4月初めにこんな苗だったキャベツ(野菜作ってます5)はもう収穫の時期を迎えております。
直径25-30センチ級の予想以上に立派なものができまして、食べ切れません。
昨年と異なり寒冷紗を被せましたので、宿敵モンシロチョウの被害もなく、
完全無農薬での収穫です。

201106061.JPG


キャベツ、レタスは収穫次第、畑も更地に戻して休ませます。

もう一つ、ダイコン達も収穫真っ盛りです。
昨年の秋から土作りをしていたものですから、とても綺麗で立派です。


201106062.JPG

食べ切れないのでプレゼントするのですが、残念なことが一つ。
自慢のダイコンの葉が邪魔者扱いされるのです。
普通、スーパーでは売っていない葉は、自分で育てなくては入手できない貴重品です。
そのため、これも虫よけの寒冷紗をして大切に育てているのに、殆どの人にとっては葉は邪魔者。
ツイッター上でそのことをコメントすると、「勿体ない!欲しい!」の大合唱になるのですがね...。

何故、スーパーではダイコンの葉は切られているのか?
自分で収穫してわかったのですが、収穫するとすぐに萎れ始めるため、流通できないのだと思われます。
抜いてそのまま放置すると、暑ければ10分位、涼しくても2―3時間位で萎れ始めます。
萎れたダイコンの葉が付いていると、古いダイコンと勘違いされてしまいますものね。

2011年06月03日LKM博士
写真忘れた、どうしよう

今日のブログは「野菜作っています」シリーズの予定でした。
トマトもキュウリもトウモロコシも、めちゃくちゃ生長しており、書く事がいっぱいあったのです。

しかし、写真がなーい。
家のデジカメに入ったままで、手元になく本日アップロードできないことが先程判明しました。
野菜ブログは、文字だけでは、読者の皆さまは楽しくありません。
そんなブログは書かない方が良いはずです。

「もう、今日は休もうかー」
と思ったのですが、土日、祝日以外は書き続けているブログですから、ここで休むのは非常に気持ち悪い。

で、何日連続で書いていたか数えてみました。
その結果は、93。
今回のブログで94日連続になります。
多いか少ないか全くわかりません。
が、「もうそんなに書いていたか」というのが実感です。

今日は、
引退まで休場ゼロ、1630回連続出場の元関脇青葉城(現・不知火親方、胸毛が過ぎでした!)、
幕内 通算連続出場, 1231回の元関脇高見山、
連続試合出場記録、2215回の元広島カープ・衣笠祥雄氏
連続フルイニング出場1492試合の阪神タイガーズ金本知憲選手(最近ボロボロですが)
の凄さを改めて感じ、
連続94回目のブログを終わりにしたいと思います。

ちなみに、私はこれらの数字と張り合う気はありません。

2011年06月02日野菜作り
巨大ラディッシュ

畑でとれるラディッシュが巨大なんです。

しかし、本物を見たことがない人は、私が
「これ位のサイズ!」と直径5 cm位の円を作ると、
「大袈裟すぎる。そんな大きいものは見たことない。あり得ない。」
とバカにします。
ですから、今日は証拠写真をお見せします。

201106021.JPG

ジャ―ン! どうですか?
5 cmはあるでしょう?右側は普通に見かけるサイズです。

たまたま大きいのができたのではないですよ。
ゴロゴロできます。
201106022.JPG


畑に一列に植えたものをまとめて収穫したものですが、10円玉と比べて下さい。
これだけあると、収穫後に色々野菜を並べて写真を撮ると、他の野菜が見劣りするくらい目立ちます。
正直言って、これだけ巨大なのが何十個とできると食べ切れません。

このところの雨で、不本意ですが5日間程畑に行かなかったら...
こんなことになってしまいました。
201106023.JPG
カロリーメイトの箱は10.5×10 cmなので、バカでかいことがわかってもらえるでしょう。
ここまでくれば、もう赤カブですね。

大味なこともなく非常にみずみずしく美味しいです。
会社でプレゼントすると、最も取り合いになるものの一つです。

ちなみにラディッシュの日本語名はもちろん二十日大根です。
たまに別物と思っている方がいるので・・・。

2011年06月01日LKM博士
オナラと腸内細菌

デッキーの記念ブログは如何でしたか?
微生物の底力をわかりやすくお伝えするにはワキガがベストかなと思いましたので、
このテーマでお願いしました。
今日は、この流れで、"においと細菌"つながりでブログを書きます。

においといえばオナラ。
(オナラと書くか、おならと平仮名で書くか迷いました。カタカナの方が科学的?)
オナラも細菌と密接に関連しており、その正体は大半が腸内細菌の産生するガスです。

誰でも経験的に、「XXXを食べるとオナラが出る」という食材があろうかと思います。
この現象は、その食材が大腸に届くと、それを好む細菌が活発に分解(活動)するのですが、
その中にガスを産生するタイプの細菌がいるということです。
だからいつもよりオナラが出るのです。

サツマイモを食べるとおならが良く出るのは、
大量に含まれている食物繊維が殆ど消化されずに大腸に届き、
それを好む多くの腸内細菌が活発になり、当然その中にガス産生菌がいるからです。
動物性タンパク質には硫黄を含んだアミノ酸、例えばシステインやメチオニン、
が多く含まれていますから、焼き肉を食べた次の日は、
硫黄のにおい(卵が腐ったようなにおい)が強い、普段より臭いおならになるわけですね。

仲間内で同じ食事を食べても、オナラの頻度やにおいに個人差があるのは、
腸内菌叢の違いに依存します。
「悪玉菌が臭いおならを作り、善玉菌はそうではない」と一般的に言われますが、
殆どの菌の機能が解明されていない現状では、そんな単純なことではないと思います。

ウンコを希釈した液を寒天培地に塗って、酸素を通さない特殊な密封袋に入れて培養すると、
48時間後にはその密封容器がパンパンに膨らんでいることがあります。
腸内にガス産生菌が多いヒト、つまりオナラを作りやすい腸内菌叢を持っているヒトということがわかります。
ちなみに私はこのような状態の容器を見ると、
オナラの発生を目視できたような気分になり少し興奮してしまいます。

今日から、おならをする時は少し腸内細菌のことを考えてみて下さい。

2011年05月31日スペシャルゲスト
「わきが」のはなし 3

ブログ400回記念 スペシャルゲスト企画
出来尾 格 先生(英国健康保護局感染症センター 訪問研究員・島根大学医学部皮膚科講師)
さて今回は、わきがの化学の話をします。

アポクリン汗より皮膚常在菌が作るにおい物質の多くは、プロピオン酸や酪酸などの無害な酸で、
これらは酸っぱい系のにおいです。
不快度は高くありません。

しかし、わきがの人の場合は、
皮膚の常在菌の構成が変化しており(特にコリネバクテリムという菌が多い)、他の物質が作られます。
わきがのにおい物質は、「タマネギやキッチンのにおい」と言われる3-メチル-3-スルファヘキサノールや、「チーズのようなにおい」と表現されるメタンチオールといった揮発性の物質です。
「タマネギやキッチンのにおい」や、「チーズのようなにおい」がする人が身の周りにいらっしゃいますか? 
あまりいないとは思いますが、もしいらっしゃったら、わきがかもしれませんね。

ところで、体臭とは異なりますが、
ヒトの脇の下と外陰部から出るアポクリン汗には、異性を惹きつける「フェロモン」が含まれていると古くからいわれています。
そのため汗からヒトのフェロモンを見つけ、香水として商品化しようという研究が行われています。
今のところ、さまざまな候補はあるのですが、フェロモンと断定された物質はありません。
しかし、その候補のいくつかは性ホルモンの親戚(構造が似ている)で、
なんと、脇の下に棲む菌が、アポクリン汗にわずかに含まれている性ホルモンから作っているといわれています。
脇の下のにおいは皮膚常在菌が作ることを述べてきましたが、フェロモンも菌が作っているなんて素敵だと思います。

400回記念のわきがシリーズ、おしまいです。

2011年05月30日スペシャルゲスト
「わきが」のはなし 2

ブログ400回記念 スペシャルゲスト企画
出来尾 格 先生(英国健康保護局感染症センター 訪問研究員・島根大学医学部皮膚科講師)

「わきが」
は、脇の下が異常なにおいを発している状態のことをいいます。
正式には「腋臭症(えきしゅうしょう)」といいます。
「腋」という字は、脇の下の正式名称「腋窩」からきています。
脇の下は、誰でもにおいを持っています。
このにおいは、皮膚の常在菌が汗を分解することで発生します。
脇の下にたくさんある「アポクリン腺」からでる「アポクリン汗」は、分泌されたばかりでは無臭ですが、しばらくすると常在菌に分解されてにおい物質を出すのです。

皮膚常在菌の構成は、人それぞれ大きく違っているので、においも違ってきます。
においについての敏感さには大きな個人差がありますし、
また、においの良しあしには基準はありませんから、
わきがの客観的な定義はありません。
つまり、このにおいが異常かつ不快に感じられると、わきがと呼ばれます。

さて、お分かりのように、「においの評価に客観的な基準がないこと」は曲者なのです(笑)

よくある例①: 
他人は不快だと思っていないのに、自分には自分の脇の下のにおいが不快に感じる、というものです。
つまり、気にしなくていいのですが、きれい好きな性格のため自分のにおいに耐えられないのです。
そのような患者さんが診察室にいらっしゃった場合、鼻を近づけてくんくんにおってあげ、
「大したにおいではないし、不快ではない」と安心させてあげます。

よくある例②: 
他人は不快だと思っているのに、自分にはにおいが不快に感じられない、つまり①の逆です。これは困ったことになります。
このような方は診察室に現れませんので、私には手の施しようがありません。

たまにある例③: 
他人にも自分にもにおいが不快、または他人が不快に思っていることを本人が知っている場合です。
この場合、患者さんが診察室に入った途端ににおいます。そして治療をします。
常在菌を抑えるスプレーの購入を勧めたり、ローションを処方します。
よほどの場合には、手術でアポクリン腺を取ってしまう方法もあります。

2011年05月27日スペシャルゲスト
「わきが」のはなし 1

ブログ400回記念 スペシャルゲスト企画
出来尾 格 先生(英国健康保護局感染症センター 訪問研究員・島根大学医学部皮膚科講師)

こんにちは。皮膚科医の出来尾です。

近頃、博士のブログがかなりさわやか路線ですね。
今回、栄えある400回記念ということで博士から原稿のご依頼をいただきましたが、
さわやか博士のさわやかブログ(?!)に前回の「消化管の出口のはなし」のような下ネタはちょっとまずいかなぁ・・・と悩んでいました。

そこで
「博士、何を書いたらいいですかね?」
と相談したところ・・・

「"わきが"で。」

とリクエストをいただきました。
ほんとに博士ったら、しょうがないなぁ~。
腸内細菌とは関係ないんですが、いいんでしょうか?
幸い、わきがの主役は常在菌なので、細菌学の話題という意味ではこのブログに合った話題なのかもしれません。

では今回は、前回より多少ばかり格調高く、わきがの話をいたします。
明日から2日間、わきの下の細菌が大活躍いたします。

2011年05月26日LKM博士
明日は400回記念

今日はこのブログ399回目です。

ということで、明日はスペシャルゲストの登場です。
再び、出来尾格博士です!
250回記念ブログとして
「消化管の出口」のはなし1
「消化管の出口」のはなし2
「消化管の出口」のはなし3
を書いて頂いたのですが、前回書き足らなかったということなので、今回もお願いしてしました。

出来尾さん(通称デッキー)の紹介は249回で書きましたのでこれを参照にして下さい
→「スペシャルゲスト行方不明」
そうです、皮膚の常在細菌の研究をしているデッキーです。
昨年出会った時は、
皮膚常在菌ネタでNHKの「あさイチ」に出演し、有働アナウンサーの皮膚を調べたとか何とか言って自慢していました。
(他人の自慢はすぐに忘れる私...)

現在、デッキーは英国健康保護局感染症センターの訪問研究員として研究をしています。
噂では、渡航前にロンドン検定なるもので相当勉強し、地元の人よりロンドン市街に詳しいとか。
今回はイギリスから、前回と同じく皮膚科医ならではのネタを送ってくれました。
明日から3日間、お楽しみに!

私はブログ書かなくて良い安らぎの3日間を手に入れました。
400回か~。
4万円位、ブログ手当て欲しいなー。

2011年05月25日大相撲関連
2011年5月大相撲技量審査場所の感想

どうなるのか想像がつかなかった15日間は終わりました。
私のこれまでの大相撲への接し方や生活スタイルでは、NHKの中継がないのはやはり痛かったです。
「受信料を返せ!」と抗議したい気分です。
可能な限りニコニコ動画で観戦しましたが、幕内の全取組の2割程度しか見られていないのではないかと思います。
だからいつものようにコメントできません。

でも、もしかしたら、
千秋楽結びの一番(白鵬-魁皇戦)と、
LKM512入りヨーグルトを差し入れして、食べてもらっていた栃ノ心関の優勝争いへの参加と敢闘賞受賞で、心は満足しているのかもしれません。

千秋楽、魁皇凄かったですね!
いつも心の中で
「白鵬さん、強いのだから一度魁皇に右上手取らせてから相撲を取ってよ。どうなるのか見てみたい!」
と思っていたのですが、まさにその展開。
右上手とったら強いですね。鳥肌が立ちました。
場所前は気力の低下で、途中引退もあるかもしれないと聞いていただけに良かったです。
何度も書いていますが、私は魁皇と同学年。応援してしまいます。
来場所はついに通算勝ち星数で千代の富士を抜いてしまいますね。

大関のかかっていた稀勢の里の8勝7敗も"期待を裏切るだろう"という期待通りでしたね。残念ですがネタにはなります。

なんというか総括しても、まとまりません。何か心がモヤモヤしています。
来場所から無事通常開催されることだけを願っているというのが、私の感想の締めですね。

緊急企画した「春日野部屋力士の食べていたヨーグルトプレゼント」はまあまあの反響があり、よかったです。来場所以降も何か仕掛けて行きたいですね。
20110525.JPG
春日野部屋マネージャーさんから栃乃若関十両昇進時の記念品を頂きました。
これで焼酎飲むぞ!

2011年05月24日実験器具・機器シリーズ
お世話になっている実験器具・機器シリーズ2 ―メスピペット Messpipett(プラスチック,ディスポーザブル)―

前回と同じメスピペットですが、プラスチック製のディスポーザブルのメスピペットを紹介します。
ディスポーザブル(Disposable)とは"使い捨ての"という形容詞ですね。
研究室では略して"ディスポ"って呼ぶことが多いです。
「ディスポのピペットまだ倉庫にあった?」
というような使い方です。
これはあまり中学校、高校、あるいは大学の学生実験でも使わないのではないでしょうか?

20110524.JPG
このように1本ずつ個包装されており、滅菌(ガンマ線などで完全に殺菌)されています。
ガラスと同様に色々なサイズがあり、適したものを使用します。
左から1 ml, 2 ml, 5 ml, 10 ml, 25 ml用です。
色分けされており綺麗でしょう。

これは細胞培養あるいは核酸(DNAやRNA)実験など、微生物学的あるいは化学的コンタミを絶対に避けなければならない実験に使用します。
口で吸い上げるのではなく(まさにコンタミの原因)、写真右側にある専用の機械(吸い上げボタンと放出ボタンが付いている)で液体を定量します。
そして名前の通り、1度の使用で捨ててしまいます。

これを使い始めると、便利で安全で安心で、何度も洗浄し繰り返し使うガラスピペットには戻れなくなります。
1本5-30円程度(メーカーとサイズにより様々)するので贅沢品で勿体ない気がするのですが、それは間違っています。

ピペットのコンタミによる実験失敗リスクが完全に無くなり、
洗浄の無駄(時間と水)が削減できるわけですから、
贅沢なようで、実はトータルのコスト削減には必須のものです。

2011年05月23日ウン小話
ウン小話13

家には私一人。
便意(もちろん"大")をもよおし便所に駆け込み、
排便後ウォッシュレットで洗浄して終了。
快便!

1時間後、再び便意(しつこいが"大")をもよおし便所に駆け込み、
座ろうとした時、便器に1 cm程度のゴミのような物体が付いているのに気付く。
「あれれ、先程のウンコがこびりついたのか?」
と覗き込むと・・・
なんとミズナの葉そのものw(゚o゚)w

野菜を食べ過ぎて、殆ど未消化で排泄されているようである。
ミズナは、さすがに黒っぽい緑色に変色してるが、完全に原型を留めている。
おそらく前日に収穫後大量に食べたものでしょう。

これはウンコなのか?
それとも肛門から出てきたものの植物体なのか?

未だ私の中で結論は出ていない。

ただ、
「こんなウンコが研究サンプルとして提出されることがありませんように...」
と願うばかりである。

おしまい。

2011年05月20日大相撲関連
緊急企画 『春日野部屋の皆さんが食べているヨーグルト無料プレゼント』

先日の春日野部屋の皆さん登場は、それなりに反響がありました。
(https://lkm512.com/blog/images/2011/05/17/) 
(https://lkm512.com/blog/images/2011/05/18/)
「同じの食べてみたーい!」
というようなメッセージも頂きました。

ということで、
春日野部屋に差し入れしましたヨーグルトをプレゼントする企画をゴリ押ししました。
できることになりましたので、どうぞご応募下さい!

対象者:大相撲ファン(特に春日野部屋ファン)

数量:1箱(100gのヨーグルト12個入り)

プレゼント数:栃ノ心関の今場所の勝ち星数(12勝3敗なら12名が当選)

応募方法:ツイッターで@Dr_lkm512にメッセージを下さい。
       混乱を避けるため #sumoyogurt を付けて下さい。
       ※申しわけございませんが、ツイッターのみの限定企画となります。

当選:人数が多い場合は、LKM512プロジェクトメンバーにて厳正に抽選致します。
当選はツイッターDM(ダイレクトメール)でお知らせ致します。

商品特徴:休場している大関が食べているものより酸味が少なくクリーミーなヨーグルトです。
       スーパーやコンビニでは販売していない商品です。
       特定保健用食品に認定されています。
       便通が良くなり、臭いが軽減し、ウンコが黄色くなる人が多いです。

そのヨーグルトを夢中で食べている栃ノ心関です。
20110520.jpg
小さく見えますが、普通のサイズのヨーグルトです。

一人でもプレゼントできる人が増えるよう、そして栃ノ心関が三賞とれるよう応援しましょう!
どうぞ、ご応募下さい!

最後に書くが、連敗している栃煌山関が心配だ...。

2011年05月19日野菜作り
2011年版 野菜作ってます9

一昨日、昨日と大相撲に夢中になっていたら、野菜達はどんどん生長してますね。

はい、レタス! 手前のサニーレタスは既に食べ始めています。
201105191.JPG
高さ、直径共に30 cmを超える大物で、もう食べ切れない事必至。
向う側の結球するレタスも小さい玉ができ始めています。

そして、ダイコンも間もなく収穫です。
201105192.JPG
いままで紹介を忘れていましたが、昨年からこのダイコン用に土作りをやってましたので、良いものがとれると信じています。

最後はまだかわいいモロヘイヤ。
201105193.JPG
油断していると真夏には私の背丈を超える程になるのですが、まだ親指程度の大きさです。

仕事も忙しいのに、畑も忙しい。
でも、私の仕事は、室内に籠ってするタイプの研究なので、
朝や休日に開放的にお日さまの下で作業するのは、かなり晴れやかな気分になれるので良いのです。

と言っていられるのも今の内。
既に朝でも太陽のパワーがかなり強烈になっています。
暑くて苦痛になるのですね。

2011年05月18日LKM博士の勝手にベストセレクション
そして関取登場!!!!!

今日は昨日の続きで、LKM512入りヨーグルトを食べる関取達の写真です。

10日目を終わって9勝1敗。全勝の横綱白鵬を追走し、今場所の主役に躍り出ようかという栃ノ心(とちのしん)関です。
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昨日は十分の左上手を取る相撲で全勝の魁聖に完勝でしたね。
録画で見ましたが興奮しました。
いやー、LKM512ヨーグルト効いてますね(このブログの中ではそうしておこう)。

大ベテランの栃乃洋(とちのなだ)関。
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私は、何が何でも左差し(左腕を相手の右腕の内側に組むこと)にこだわるこの関取が昔から大好きです。
左さえ差せば、曙や武蔵丸、そして朝青龍などにも時々勝っていた関取です。
現在5勝5敗。なんとか勝ち越して欲しいです。
是非、このヨーグルトで腸から若返ってもらって、長く相撲を取って頂きたいと願っております。

そして木村山(きむらやま)関
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私が春日野部屋さんとコンタクトをとるようになったきっかけは、ツイッター上でこの関取を題材にした大喜利でした。
お題は「千秋楽に理事長室に呼び出された木村山、何を言われた?」
確か私の作品は、
「しこ名に"栃"が入ってないけど、部屋でいじめられていないのか?」
だったと思います(春日野部屋の力士の殆どはしこ名に"栃"が付くという背景がある)。
これで賞を頂きました (^o^)v
少しどうでもよい事を書きましたが、現在6勝4敗。このまま勝ち越して頂きたいものです。

さて、今日から終盤戦。
終盤戦用のヨーグルトも差し入れし、春日野部屋を中心に大相撲を楽しみましょう。

2011年05月17日大相撲関連
大相撲技量審査場所というか...、タイトルはやっぱり「ついに力士登場!」

大相撲ファンの皆さんはどのようにこの場所を過ごしているのでしょうか?
私は、土日はニコニコ動画で中継は見てはいるのですが、
ダイジェスト版だけでも放送してくれないと、平日は厳しいですね。
ニュースなどでも扱いが少なくて、受け身では全く大相撲情報が入って来ないということを痛感しております。

と不満は書いたものの、大相撲関係でこんなうれしいこともありました )*^O^*(

ツイッターで知り合い、贔屓にしている春日野部屋にLKM512入りヨーグルトを差し入れしたところ、お礼にこんな写真を頂きました。
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西幕下9枚目の栃矢鋪(とちやしき)さんです。
今場所勝ち越せば十両が見えてきます。頑張って欲しいです。
研究系、昆虫系、家庭菜園系でのこのブログの読者の皆さん、この若手力士を是非覚えておきましょう!

さらに、(左から順に)栃太河・栃矢鋪・栃天翔さんの3ショット!
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「アーン。」

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「んーーーーー、満足」
って感じですかね。

春日野部屋の皆さーん、本気で応援してますよー!

大相撲ネタはよく書いてきましたが、
現役力士が登場してくれるとは...
しかも私の研究しているヨーグルトを食べてくれている...
うれしい限りです。

2011年05月16日LKM博士
変な癖

各人には他人から見るとそれぞれ変な癖があるでしょう。
私の場合これです。

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何かわかりますか?
バナナの皮です。

はい、私は食べたバナナの皮をゴミ箱の縁にひっかけて、カラカラに乾燥させるのが癖です。

何故、そんなことをするのか?
それはバナナの皮を乾燥させないで放置しているとショウジョウバエ(小さなハエ)などが発生することが多いから嫌なのです。
そもそも、バナナの皮は生ゴミとして扱うべきなのか、他の燃えるゴミと一緒にして良いのか迷いません?
部屋で普通に燃えるゴミとして捨てると、水分含量が多く腐敗が進むことがあります。
また、そのにおいにつられてショウジョウバエがやってきます。
しばらくゴミ箱に残る場合は、きっちりと乾かすことが大事です。

ゴミ箱の縁にひっかければ、
半日もすれば、水分含量が減少し、虫はつきません。
しかも、ほんのりとバナナの良い香りが部屋に漂いアロマ効果も得られます。
ゴミ重量も減ります。
冬場は、加湿効果もあります。

素晴らしいことばかり。

ですが、殆どの人は文句を言います・・・。
そして、このように理論的に説明しても納得しません。
頭が固いのでしょう。

2011年05月13日野菜作り
2011年版 野菜作っています8 ―夏野菜いよいよスタート―

野菜ネタは週に1回位に抑えたいのですが、
育っている様子をお伝えするには、最初の芽や苗の状態だけは紹介しておく必要があります。
ということで、5月前半は夏野菜の準備真っ盛りですので今日も紹介させて頂きます。

トウモロコシ。こいつが自分で栽培して最も価値がある(流通しているものと格段に味が違う)もので、大事に育てています。
向う側は手前のものの2週間後に種をまいたものです。時間差作戦。
既に3本の芽から最も元気な1本に間引いた後です。
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次は定番のキュウリとトマト。手前の2本がキュウリ、向うがトマトですね。今年のトマトは4品種植えております。
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同じく定番のナスとピーマン。ナスは上手くやれば1株から100個位は収穫できるので楽しみです。
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お次は地味にインゲン(ツル無し)。発芽してこの状態の時は、アブラムシが猛攻撃してきます。綺麗に見えますが葉の裏はアブラムシだらけ。ここで退治しないと枯れてしまいます。
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最後はエダマメ。こいつも自分で栽培すれば味が異なるものです。大事に寒冷紗の中で育ててます。
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こいつらが、どのように育ち、そして排泄されるかを報告していきますので、暖かく見守って下さい。

2011年05月12日LKM博士
今日はLKM512記念日

本日、5月12日はLKM512記念日です。
正式に登録されています。(記念日登録証+社長)

今年は、こんなの作ってしまいました。
ジャ―――――ン!
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『LKM512くん』(LKM512キャラクター)で、中に人が入れる人形です。

ゆるキャラブームの中、「目つきを優しくした方が良い」という意見がありましたが、
私は「ちょいワル」なイメージを崩したくなかったので、強引に主張し、キツイ目つきに仕上がっています。

こいつ、でかいんです。
先日のデビュー戦で、通常の営業車には入らないという弱点が発覚しました。
特にヒップがでかいです。宅急便で運搬可能なので一安心ですが・・・。
忠実にキャラクタープロフィールを約100万倍に拡大して作製しているためです。(プロフィールはTwitter自己紹介文にあります。LKM512_tan_bot
異質なキャラクターですが、街で会ったら優しく接してやって下さい。

今年で記念日も3回目。
毎年、この日は地元板橋区大山商店街でイベントやっていたのですが、今年はできません。
手続きや準備をしなくてはならない3月に、震災対応に手いっぱいで対応できなかったためです。
「あー、情けない。あー、残念や。何かしなくては・・・」

ということで、今年は、大相撲技量審査場所で頑張っている春日野部屋の皆さんの腸内を鍛えるために、本日着で120個ほどヨーグルトを差し入れをさせて頂きました!

2011年05月11日
2011年版 野菜作っています7 ―遂に食べまくり状態に突入です―

先週はゴールデンウィークで紹介できませんでしたが、野菜達の生長スピードは凄まじいです。
とにかく2週間前の写真(野菜作ってます5)、(野菜作ってます6)と比べて下さい。
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初夏の日差しのパワーを受けて生長する凄さがわかると思います。
手前はジャガイモですよ。
その向うの畝は食べざかりの葉菜類です。
これ狭そうですが、奥行が70-80センチあり、
スーパーの小松菜の束でいうと、これで軽く10束分位はあります。
もう食べ切れず、プレゼントしまくりです。

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ラディッシュもこんなに大きくなりました。
地中にできるイメージの方が多いと思いますが、基本的には地上で巨大化します。

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これ、ルッコラです。
収穫して香りでわかりました。イタリアンとかのサラダに使う野菜ですね。
少し苦味があって本当に美味しいです。

水菜ベース7、ルッコラ2.5、ラディッシュ0.5位の割合でドレッシングをかけるサラダは絶品です。

野菜食べ過ぎで、ウンコが緑系の色が入ってきたのは言うまでもありません。
言うまでもありませんが、書いてしまいました (^o^)v

2011年05月10日LKM博士の勝手にベストセレクション
カナヘビ

知っている人は知っている。
知らない人は知らない。
(当たり前ですが・・・)
それがカナヘビという生き物でしょう。

奈良の実家の植え込みから、頭を出した写真です。
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「ひなたぼっこしよう。安全かな~」
と思っているのでしょうか。
ヘビ?

いえいえ違います。
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足があります、トカゲです。
感性の問題なのでうまく表現できませんが、凛々しいでしょう?

残念ながら捕獲には失敗しました。
虫の動きに慣れている私にとっては、カナヘビの動きは非常に素早く感じてしまうのです。
また、手に触れても虫と異なる重量感とパワーで振り切られてしまいます。
狙った虫の捕獲率が90%程度はあるのに対し(私の感覚)、
カナヘビやトカゲは10%以下だと思います。
情けない・・・(´ε`)

正式にはニホンカナヘビ、日本の固有種です。
いわゆる尻尾の先が青いニホントカゲと区別できるようにしましょう。
基本中の基本です。
皮膚は、カナヘビは乾いた感じ、ニホントカゲは濡れた感じがします。
また、私の印象ですが、カナヘビは低木などに登って
ひなたぼっこをしていることが多いと思います。
ニホントカゲは、あまり木の上では見かけず、石の上などが好みのようです。

このブログ、3年目にして初の爬虫類の登場でした。

2011年05月09日LKM博士
排便回数 in GW

長い方は10連休だったようですが、ゴールデンウィークは如何でしたでしょうか?

私の方は、暦通りに過ごしまして、
3日休んで1日仕事、また3日休んで1日仕事、そして2日休むというゴールデンウィークでした。
休日ですが、急いでいる論文を書いていた日もありましたし、
それらを完全にストップして、奈良の実家に帰りもしました。

さて、ウンコ回数なのですが、
乱れましたねー。

この10日間の総排便回数は12回と普通よりやや少なめだったのですが、
少ない日は0回(それも3日もありました)、
多い日は4回(やや下痢気味)、
と不安定な無茶苦茶なペースでした。

普通に分析すると、やはり0回の前日は排便回数が2回以上と多かったです。
飲み過ぎで下痢気味になるなどの要因で前日に排泄し過ぎて、ストックされていたウンコが少なかったという単純な理由でしょう。
暴飲暴食が原因であることに間違いない。

また今日からヨーグルトを再開し、
食事量や生活リズムも元に戻るでしょうから、
安定してくると思います。

それに野菜生活も始まりました。
これから回数を伸ばしていくことになると思います。

ブログもリズムが戻らないので、まずはウンコ話からのスタートでした。

2011年05月06日大相撲関連
大相撲技量審査場所がはじまります

日曜日から大相撲技量審査場所が始まります。
ですが、まだ色々なことが中途半端で(私個人の仕事ではなく日本相撲協会のこと)、
もやもやした状態で受け止めております。
そんな気持ちですから、当然、技量審査場所のチケットもはずれました。
でも、全く悔しさもありません。
NHKの中継、さらには野球賭博問題の時にはあったダイジェスト放送もない中、
どう向き合えばよいのかわからない心境です。

インターネットでの中継もあるようですが、
平日、普通のサラリーマン研究員として働いている身分では観戦することも困難です。
この場所の向き合い方は、初日を迎えてから考えます。

数少ない情報では、多くの力士が場所前の計量で体重を落としているようです。
八百長問題のストレスや、三月場所がなかったことにより
稽古ペースが変わったことが原因のようです。
数kgから多い力士で10 kg程度。
ニュースの見出しには"激やせ"なんて書いてありましたが、
力士達の体重からすれば10%以内の減少でしょうから、激やせとは言えないと思えます。
ただ、体重を増やすことも仕事と言われている位ですから、
やっぱり凄く影響のあることなのかもしれません。
そのあたり、注目してみますと言いたいところであるが、見れない・・・。

この場所は、個人的には幕下の隆の山に注目しています。
チェコ共和国出身の100kg前後のガリガリ筋肉質の力士で、
稀勢の里の付き人をしているので、時々テレビに映っています。
幕下上位に定着しているのですが、十両まであとわずかの地位で、
いつも負け越してしまいます。
土俵に上がれば、異様な細さで大人気。
勝ったら大拍手、負ける時は悲鳴がおきます。
十両力士が大勢抜けたので、今場所勝ち越せば、念願の関取へ昇進もできると思います。

再びNHKの中継の話に戻りますが、
地震の被災地域の方々にとっては、今こそ大相撲中継があれば、
数少ない娯楽を提供できると思うのですがね・・・。
東北出身力士の代表として、青森県出身の安美錦が奮闘する予感がします。

2011年05月02日LKM博士
お得情報

このブログ、土日は著しくアクセス数が減るのです。
5~10分の1になります。
つまり、皆さんには、お仕事しながら、ちょっと休憩に読んで頂いているということです。
あるいは、私がウィークデーにしか更新しないことを見切られているのかもしれませんが。

ちなみに"ウィークデーは毎日更新"を始めて、今週で17週目になります。
頑張っております。

さて、ゴールデンウィーク中にこのブログを読んで頂いている皆さまは、
私と同じく今日もお仕事ということでしょうね。
しんどいですねー。
そんな皆さまにお得な情報です。

私の研究しているビフィズス菌LKM512が入ったヨーグルトが、
只今、メイトーオンラインショップ(http://www.rakuten.co.jp/meitoon/)で送料無料です。
「いつも送料が高い」と文句を言われておりますが、
その声にお応えして、期間限定で無料にさせて頂いております。

「このヨーグルトだけは期間限定でも送料無料にするように!」
と会議で頑張ったんですから、この機会に是非お試し下さい!
ちなみに、このヨーグルトはスーパーやコンビニでは売っておりません。
希望される方にのみ販売しております。

もう一つ、大事なこと。
これを1週間位続けたら、ウンコが黄色味を帯びてきます。
臭いも軽減してくるはずです。
ウンコを観察しながら、腸内環境が改善されていく様子を実感して下さい。
そして、もしよければ、そのウンコを私に送って下さい。
調べてあげましょう。

というのは冗談です。
今は1検体数十万円かけてウンコを調べますので、最近は厳選ウンコしか調べません。

2011年04月28日野菜作り
2011年版 野菜作ってます6―もうこんなに大きくなりました(小松菜・水菜・ルッコラ)―

昨日の続きです。
10日間程前の様子と比べてもらうと生長の様子がわかると思います。

小松菜はこんな感じです。
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もう間引きながら食べています。

水菜はこんな感じ。
20100428m.JPG
こっちもガンガン間引きで食べています。
時間差栽培がうまくできているでしょう!

前回紹介しませんでしたが、ルッコラも栽培しています。
20100428r.JPG
なんか変な名前で私はこれまで意識した事なかったですが、サラダ等に入れると良いようですね。
ウィキぺディアによると、ローマ帝国時代からほれ薬の効果があると信じられていたようですが・・・。
そもそも、誰が誰にほれるのか?
食べた人が栽培した人にほれるなら、お裾分けする場合は慎重に相手を選ばないといけないですね。

2011年04月27日野菜作り
2011年版 野菜作ってます5―もうこんなに大きくなりました(キャベツ・レタス)―

まずは、全体の雰囲気を3月の写真と比べて下さい。
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だんだんと緑が増えているのがわかるでしょう。
向う側にはトマトやキュウリ用の支柱の設置も終わり、夏野菜に向かって急ピッチで準備中です。

キャベツ、レタスの寒冷紗も近づいてみると、こんな感じです。
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4月前半と比べてみて下さい。
3週間程度で非常に生長したのがわかると思います。

せっかくなので中から見てみましょう。
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元気ですね。
ちなみに、向うがキャベツ、手前がレタスです。

2011年04月26日LKM博士
メタボロミクス、ウンコロミクス・・・

メタボロミクス(Metabolomics)ってなんや?
という質問もあるので、もう一度簡単に説明。
1年半前にも簡単に紹介したのですが(https://lkm512.com/blog/images/2009/10/07/)、
一言で述べると、
『細胞や微生物が作る代謝産物を網羅的に調べる学問』
です。
これまで、アミノ酸ならアミノ酸だけ、短鎖脂肪酸なら短鎖脂肪酸だけを対象に前処理して調べていたものが、多くの成分をまとめて一度に測定できるのです。
代謝産物のことを英語でメタボライト(Metabolite)というのと、
網羅的に解析する学問の接尾語が○○オミクス(-omics)というのが合わさってできた造語です。
また、その代謝産物のかたまり(試料)をメタボローム(Metabolome)と言います。

より直接的な日本語では、『全代謝物解析』とでもいうのでしょうか。
最近、最もホットな研究手法の一つです。

ヒトやマウスの細胞や大腸菌なら、代謝経路がほぼ解明されているので、結果が意味している事が解釈し易いのですが、ウンコ由来のメタボローム解析は解釈が極めて難しいのです。
関連する要因が、何百種類もいる腸内細菌(これだけでも手強い)の他に、食物、腸上皮細胞(分泌と吸収がある)が加わるのです。
つまり、結果がこの三者の内、どれの影響を受けたのかが簡単にはわからないのです。

ということで、私は、この特殊な環境中の代謝産物を研究することとを、通常のメタボロミクスではなく、ウンコロミクスと提唱しておりました
(https://lkm512.com/blog/images/2009/10/07/)。
そして、関係者の間では実際に使ってきました。

ですが、先日のセミナー後の懇親会で、ウンコロミクスを世界基準にするためには、語源をウンコという日本語ではなく、きっちり英語をベースにする方が良いのではないかと意見を頂きました。
先のブログでもFecal(糞便の)を語源にFecalomicsも提唱していたのですが何かパッとしません。
ですが、ここで上がったのはインパクト抜群の、
『スカトロミクス(Scatolomics)!』
Scatology(糞便学)が語源です。

なんか生々しいですが、良いと思います。
でも、こんなの講演で話したら、また、聴衆の反応悪くなりそー。
そして私が別の意味でウンコ好きと思われそうで少し心配です。

2011年04月25日LKM博士
笑わないサイエンティスト

金曜日は大阪でのアジレント社主催のメタボロミクスセミナーで講演してきました。
慶応大学の曽我先生、大阪大学の福崎先生が学術的に、
伊藤園の岡野谷さんと私がそれを使って行った応用研究成果を話しました。

どこでどう主催者側に伝わっているのかわかりませんが、会場に着いて挨拶するなり、
「面白い話を期待していますね!」
と言われ、確認を頼まれた司会者が読む演者紹介文章の内容が既にくだけているではないですか (゚_゚)
「面白いって、そっち(ウンコ)系ってこと????」

「良いのだろうか・・・? 世界的に著名な先生方の間で話すので、一応、真面目に話す予定なのだが・・・」

くだけた話をするのも真面目に話すのも同じスライドで話し方を変えるだけです。
要するに、くだけた話をするのは、研究成果に直接関係ないが、実施するにあたり起こったウンコ的なエピソードを喋りまくるということです。
迷いましたが、主催者がそう望んでいるので"中の上"レベル(工場見学やスーパーでの講演時の7割位)で臨みました。

ですが、反応がいまいち。
後半になるにつれ、皆さん慣れてきたようで、ある程度予定通りの反応でしたが、前半はつらかったです。当たり前ですが、聴衆は工場見学者とは人種が違います。

終わってから関係者と色々分析すると(何しろ、アジレント社は世界トップクラスの分析機器メーカーですから何でも分析する??)、
"こういう場では、サイエンティストは笑わない"という結論になりました。
深く分析すると、笑ったら失礼という意識が強く、その気持ちが自分だけ笑うわけにはいかないと強固に笑いを押し消すように努める。でも、笑い声は起きないないけど、顔は皆笑っているということです。
更に1点、重要な考察があり、
「心構えができていない状態でガンガン来たので、皆、戸惑っていたに違いない。」
というものです。
もう少しやんわりと心を掴みながら進めれば良いのかもしれません。

心配で福崎先生にも聞くと、
「めっちゃ面白い。正式に依頼するので10月のシンポジウムで話して。」
と学会での講演を依頼されました。

まさかウンコネタが面白いので学会で話せと言われる事はないでしょうから、研究内容が面白いということだと信じています。

2011年04月22日ウン小話
ウン小話12

1ヶ月間かけて実施したウンコ実験の結果を分析していたら、
フレッシュウンコを使って確認試験をする必要性が出できたので、
朝からマウスのウンコを回収しようと、
私の高度なマウス排便促進技術でウンコを集めていたら、
途中で私自信がウンコをしたくなり、
慌ててウンコに行くと、
漫画のようなトグロ状ウンコに近い形のウンコ(完成度75%)が出て興奮したが、
ウンコ回収中であったため慌てて流して実験室に戻り、
マウスのウンコを引き続き回収し、
予定以上に大量のウンコが回収でき、
助手Sに「こんなにウンコがとれた!」と自慢しながら、
ウンコを入れた容器に脱酸素剤を入れて密封し、
共同研究先にウンコを急いで持って行った。

先週の出来事です。
ダラダラと長いが、1文で、しかも全ての文節にウンコという単語を入れた文章が完成し非常に満足している。
1文で14回の"ウンコ"という単語使用量はギネス級でしょう。
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これ、1つのウェルに1匹からとったウンコを入れています(合計8匹分)。
1匹から少なくとも6-7個、多いものでは12-13個のウンコを回収しました。
マウスのウンコを集めた経験がある方はわかると思いますが、
これだけの量を集めるのは凄い技術であります!
ちなみにたった15分間でこれだけ集めました。
神業的ではないでしょうか?
企業秘密のため方法は教えられませんが...。

2011年04月21日実験器具・機器シリーズ
お世話になっている実験器具・機器シリーズ 1―メスピペット Messpipett(ガラス)―

新シリーズ立ち上げです。
ウンコ研究するにはたくさんの器具、そして機器類を使いますが、簡単に紹介していこうと思います。

ピペットとは比較的少量の液体を吸い上げ定量あるいは別の容器に移動させる道具です。
比較的少量とは曖昧ですが、25 ml程度まででしょうか?
決まっているわけでなく、好みの問題で、この数値は私の基準です。
きっちりと目的の量(例えば1 ml)を定量する場合と液体を別の容器に移動させる場合に使いますが、メスピペットは前者、きっちりと正確な量を測り取るために使います。
"メス"は雌性を意味するのではなく、ドイツ語 messen(測定する)が語源だそうです。
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正確に測るため、ガラスの筒に目盛が刻まれています。
0.1 ml程度から10 mlの単位まで測定できます。
ですが、当然、この範囲の桁違いの定量を1種類のメスピペットで行うのは不可能で、
0.1 mlを測定する時は細長く容量が1 ml程度のメスピペットを使い(上側)、
1-10mlを測定したい時はもう少し太いタイプ(中段)、
特定の決まった量を測定する場合は、その場所のみに印がついたタイプを使います(下側)。

正確に測り取るため、さらに試薬のコンタミを防ぐために、メスピペット内のガラスに傷をつけてはいけません。
もし、細いたわしでゴシゴシ洗って傷が付くと、1 ml測定したつもりで、1.01 mlになってしまうこともあるでしょう。(傷がつけばつくほど、容積が大きくなる。)
微々たる量と思われるかもしれませんが、1%の誤差ですよ。
もし1%の誤差のあるメスピペットで7段階の希釈を行えば(ウンコの場合、これ位希釈する)、その誤差は、1.01×1.01×1.01×1.01×1.01×1.01×1.01=1.072。
7%の誤差になります。
ですから、洗剤の入った液に漬け置きし、次の日にひたすら水で洗浄します。
大変なので専用の洗浄機があります(後日紹介します)。

メスピペット(ガラス製)を記念すべき第1回目に選びましたが、実は私、ここ5年間に1度も使っていません。
中学生の理科の実験で使い、誰でも一度は触った事があり、なお且つ、ウンコと直接的な関わりが深い器具から紹介しようと思ったからです。

2011年04月20日野菜作り
2011年版 野菜作っています ④―じゃがいもの芽が顔を出しました―

昨日紹介したアブラナ科の野菜たちよりも遥か2週間前、
すなわち3月中旬(明確に覚えております。地震の2日後)に植えたジャガイモの芽がやっと地中より顔を出しました!
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地表より20㎝程度下に種イモを仕込むので、なかなか芽が地表に出て来ないのです。
そのため、植えたことを忘れてしまい、その場所を何度も踏み荒らしてしまいます。
先週、植えたと思われる場所の地表にひびが入っていたので、下から芽が伸びて来ているのかなと思っていたのですが、その通り、芽を出してきました。
土を持ち上げて、地表に出てきたのが写真からわかると思います。
さすが、アンデス地方原産。
たくましいです。

これからガンガン生長すると思います。
梅雨前には新ジャガが沢山とれることでしょう。

2011年04月19日野菜作り
2011年版 野菜作っています③―少し生長、ミズナ、ラディッシュ―


前回紹介しなかった野菜の登場です。

ミズナ
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種をまいて3週間、葉の形からミズナと認識できるレベルになりました。
左側は1週間遅れで植えたものです。
暖かい日が続くと、1週間でこれ位生長するということですね。
発芽し、葉が2枚の時は、ミズナや小松菜などのアブラナ科の野菜は殆ど区別がつきませんが、3枚目の葉が出てくると識別できるようになります。

つづいて、ラディッシュ
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これも種をまいて3週間です。
こちらは食べる赤い根の部分の印象が強いため、この状態ではイメージわかないでしょうね。

それにしても、ラディッシュは、小さい「イ」や「ユ」が入っており、ワープロで打ち難い野菜名である。

今日の写真は少し白くぼやけていますが、寒冷紗の上から撮ったためです。
寒冷紗をめくるのは、また土に埋めないといけないので面倒なんです。
悪しからず。

2011年04月18日LKM博士
今週は大変や

タイトルの通りです。
3か月ぶりに追い込まれています。

今週は、月曜日、火曜日とこれまでと積み重ねてきた実験の仕上げの実験が2つあります。
そして、金曜日は大阪で開催されるメタボロミクスセミナー
で講演します。
自粛ムードで一度は中止を検討されたようですが、開催されるようです。
良いことです。

ですが、
威張ることではないですが、まだ何も準備しておりません。
んー、まずい。

金曜日は午前からなので、木曜日中に大阪に移動するのですが、交通費と時間の節約のために、木曜日の午後は、京都の2つの共同研究先と打ち合わせが入っています。
というか自ら入れてしまいました。
もちろんこちらも準備ができておりません。
んー、やばい。

それでもって、水曜日は社内のテーマ発表の順番が回ってくる。
準備どころか、準備をやる気が起こらない。

さらに、木曜日の夜は、学生時代の先輩がやっている焼肉屋を訪問する。

んー、どう考えてもまずい。
しかし、私は、追い込まれ、やる気になれば謎のエネルギーが出てくるタイプ。
ぼちぼち、ウンコ色の脳ミソが"やる気"を作り始めることでしょう。

言い訳ですが、別にこれまでさぼっていたわけではありませんので。

私の周囲の方へ、
ここまで追い込まれてから"やる気"が生じた時は、
少し攻撃性が高まる傾向がありますので、極力話しかけないで下さいね。

2011年04月15日
翅を開く直前のナナホシテントウ

今日は、ひねりの無いタイトルです。
そしてタイトルのままの写真です。
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飛びそうな雰囲気があったので、翅を開いた瞬間を撮ってやろうと思ったのですが、
もう少しでした。
あと、ゼロコンマ何秒か遅くボタンを押せば翅を最大限に開く写真が撮れたような気がして残念です。
しかし、4-5年前の普通のデジカメではこれが限界だと思います。

それにしても翅を開くという感覚はどんなものなのでしょうね?
肩甲骨を動かすイメージなのでしょうか?
それに飛翔用の後翅を広げたり、折りたたんだり、どうやってコントロールするのでしょうか?

ふと、そんな事を考えてボーっとしてしまいました。

能力の高いデジカメが欲しい!

2011年04月14日LKM博士
コンタミ

理系の方で無い方は、あまり馴染みがない言葉かもしれませんが、
我々が実験を実施する上で最も恐れているものの一つです。
最近は停電の方が怖いですが...。

正式にはコンタミネーション(Contamination)の略で"汚染"を意味します。
リーダーズ英和辞典でみると、1番目に「特に放射能による汚染」と書いてありますが、その話題は今日はやめておきます。

試薬の汚染というと、何か汚い埃などが入ると思われるかもしれませんが、それもコンタミではありますが、実験以前の問題です。
そのようなコンタミを防ぐため、生化学の実験室は部屋の窓は余程のことが無い限り開ける事はありませんし、器具の蓋の開け方、洗浄の仕方もリスクの少ない方法で実施します。
我々が日々経験するコンタミは他の試薬などが無意識の内に少し混入するイメージが良いと思います。
微生物実験ですと、培地中に目的と違う微生物が混入したりすること等を意味します。

生化学研究は、コンタミが無い実験系で実施することが最低限の条件でしょう。
細菌Aの機能を調べているのにBが入っていては何を調べているのかわからないですから。
DNAを使う実験なども、うまくいかない場合、まずコンタミを疑って、試薬などを作り直すと成功することが殆どです。

それにしても不思議です。
日本人は実験中に英語で会話しているわけでもないのに、Contaminationという英語を使い、長いからと略して使っているのですから。
日本語の"おせん"の方が3文字で短いのですがね。

ところで、ウンコ実験の場合のコンタミとは存在するのでしょうか?
そもそも食べカスと細菌と水分で構成されおり、存在自体がコンタミかもしれません。
扱っていると、未消化の人参やキノコ類はコンタミのように思いますが、あれも立派なウンコの一部です。
私は、採取時の"便器の水"が実験のデータを狂わすのでコンタミと思っています。
私が実施する試験は、絶対に水につけないで採便するようお願いします。

ウンコと水、水の方が汚染源という特殊な世界にいるということを再認識し、本日は終わりたいと思います。

2011年04月13日LKM博士
エビ、大繁殖

2009年にこんなブログを書きました。
『「ドジョウが出てきてこんにちは」のつもりが・・・』
魚が全滅した沼地の水路の話です。
実は2010年にも行ったのですが、やはりいませんでした。

それでも2時間ほど網でゴソゴソとしていると体長1センチ程の小さなエビが3匹獲れました。
持って帰って同じ水路で捕獲したドジョウと一緒に飼っていたのですが、昨年の10月、1匹が腹に卵を抱えていたので、別の水槽を購入し隔離して観察していました。
もし孵化しても凶暴なドジョウと同居していたら食べられてしまいます。

しかし、
いつの間にか腹から卵がなくなり、結局失敗・・・。
と思って数週間後、
1mm程度の小さなエビが数匹いるのに気が付きました。
めちゃくちゃ小さくて、しかも体が透明なため殆ど見えません。
何度もブログにしようと撮影したのですが、とても認識できるレベルの画像にはなりませんでした。

冬の寒さにも耐え、今では1.5 cm程度になり、元気に泳ぎまくっています。
どうやら、実際は20匹位いたようです。
20110413.JPG

固形の餌を一粒落とすと10分位で大集合。
左側が親、右側にウジャウジャいるのが子供たちです。
おそらく、ミナミヌマエビという種類だと思います。

2011年04月12日LKM博士
ウンコのために我慢

先日のブログ「地震、ヨーグルト、ウンコ...」の中で、
しばらくLKM512ヨーグルトが食べられていないため"劇臭ウンコ"が出ると報告しました。

計画停電も一段落つき、
昨日から、久しぶりにLKM512ヨーグルトが社内でも入手できるようになりました。

夕方、小腹が減った時に、早速食べようと思ったのですが、
「あっ、劇臭ウンコのサンプリングを忘れてた (>_<)」
と気が付き、体が欲していて無茶苦茶食べたいのに、一日お預けとしました。

私のウンコに対する情熱と精神力の強さも見上げたものでしょう?└(>з<)┘

今朝、ウンコンビニ(「ウンコ at コンビニ」の略語というか造語、今思い付きました)も我慢して、会社到着後、採便チューブを持って早速ウンコ回収。

回収中に地震が起きるという恐怖体験もありましたが、無事回収できました。
強く揺れると、ウンコがある便器(和式)に足が落ちるなんてリスクもありますからね。

いやー、他人のウンコみたいに臭かったです。

2011年04月11日LKM博士
便所に捕まった私

昨日の日曜日に畑に行った時です。
少し便意をもよおしたので、事前にコンビニのトイレに寄りました。
時々通勤時も利用するトイレです。

店員のおばちゃんに
「トイレ借りまーす。」 「はい、どーぞー。」
気持ち良いやり取りです。
トイレ「大」に先客はなく、「今日はええ日やー。」なんて思いながら入りました。
しかし、
自然な流れで入って、ズボンを下ろしたところで違和感。
「何か変やな???」
そうです、鍵は回したのですが、カチッという音がしなかったのです。
確認したら、やっぱり締まっていません。
「あぶなー」と思い、もう一度回したのですが締まらない。何度回しても空回り。
壊れているのか? しかし、ふと反対に回すとカチッと締まりました。
「あっ、反対やったんか。」とそのまま安心して排便。
そして見事な快便。

満足して出ようとすると、あららららららら、鍵が空回り。
「えーっ」何度回しても鍵が解除できない。ふと思い出し、反対に回しますが空きません。
どうやら便所に閉じ込められたようです。
焦りました。暫く待っていれば誰か来るだろうと思っていても焦ります。
しかも、こういう時に限り誰も来ません。
「ドアぶち抜いたろうか。いやいや、弁償させられたら嫌や。でも俺が悪いのではないから大丈夫か?いやいや、閉じ込められているのを店員に確認してもらってからでないとあかん。叫ぶか?」
「よくわからんが格好悪いな。便所に閉じ込められる人なんているのか? 運命?」
「あー、なんで携帯持ってへんのやろ俺。いやいや携帯持っていたとしても誰に連絡したら助けてくれる?」
「俺、快便やったのに、便秘でずっとウンコきばっていると思われてたら嫌やなー。」
などなど、必死で鍵をいじり試行錯誤しながら考えていました。
5分間位かもしれませんが、非常に長く感じ、脇の下を冷汗が流れるのを感じました。
と、突然手応えがあり、カチャ。開きました。
ホッ、解放。何故開いたかはわかりません。

そのまま、店員のおばちゃんに文句言って帰りました。
「鍵壊れてるで。ちゃんと修理しといてよ。ウンコ終わってから5分以上出られへんかった(さりげなく便秘でないことをアピール)。時々、朝使うんやから!」

2011年04月08日LKM博士
地震、ヨーグルト、ウンコ...

私の腸内にも地震の影響が出てきました。
ウンコがえらい事になってきました。
あれほど芳醇な香りがしていたウンコがめちゃくちゃ臭くなってきたのです (+ロ+)

その要因は、LKM512入りヨーグルトを毎日100-150g、ビフィズス菌数にすれば30-50億個は食べていたのですが、地震の影響で、ヨーグルトの製造量確保が困難になり、社員への販売ができなくなったからです。

ニュースでも取り上げられていますし、スーパーに行ってもわかると思うのですが、
ヨーグルトの十分な供給が難しくなっております。
大きな要因は、
①計画停電で作れない
②包材が無い
の2点になると思います。

幸いにも弊社のヨーグルト製造工場は地震による直接的なダメージは殆ど受けていないのですが、停電の対象地域に入っている工場があり、実際に停電が起こっていました。
ヨーグルトの製造は、40-45℃程度で4-6時間の発酵と10℃以下への2-3時間程度の冷却(それぞれ製品により異なる)を実施するため、とても電気を使うのです。
もし、途中で温度が低下したら、発酵不良が起こり、きちんと固まらなかったりして、
それはそれは、不味いヨーグルトができるのです。
もし、冷却途中で停電が起きれば、発酵がドンドン進み、
それはそれは、酸っぱいヨーグルトができるのです。

ですから、仮に発酵に5時間、冷却に2時間要するとすると、
停電が15-18時に予定されていたならば、
15時の7時間前、つまり朝の8時以降に作り始めることはできません。
(実際は発酵前後、洗浄の作業にも電気を使うのでもっと時間がかかる)
つまり、8-18時の間は製造できないのです。
これ、基本的な業務時間がほぼ全滅していることになりますよね。
停電が無い事を予想して製造することもできるかもしれませんが、もし停電があったら、何百キロ、何トンもの材料を捨てることになるので、毎日そんなリスクを負うことはできません。
また、毎日同じ時間帯に停電が予定されていれば計算できるのですが、
停電と停電の間が8時間の日や26時間の日があり、従業員の業務時間を含め、もうとても対応できません。
ということで製造量が激減しているのです。
・・・・・・
幸いにも、気温が上がり停電もほぼ無くなりLKM512ヨーグルトは復活間近のようです。

ということで、せっかくできた"劇悪臭ウンコ"は回収し、保存しておきますかね。
皆のも集めたろかな ( ̄ー ̄)

2011年04月07日LKM博士
橋、リニューアル

私の通勤路、毎日通る橋の話です。

「一体いつ終わるのだろう?」
とすら思わなくなる位、長い間工事中だった福生市の永田橋が3月末にリニューアルされ通行できるようになりました。
なんと私の誕生日と同じ日だったので、ブログにしてあげました。

永田橋は多摩川の河口から約52キロあたりにある橋です。
車も通行できる橋で、あきる野市や日の出町と福生市を結ぶ主要な橋の一つです。
JR青梅線の福生駅に通じる道のため、毎朝、福生方面へ向かう側の道路は渋滞していることが多いです。
私は反対側をスーイスイ、橋のすぐ先にある急激な坂を上るために、後半は少し勢いをつけます(信号が大敵)。

垂れ幕を見ると、世界初の工法で造られた橋のようです。
しかし詳細はわかりませんし、福生市のホームページにも書いていないので、
私の中では、大したことはではないのであろうと思っています。
20110407.JPG
予想以上に立派で、非常に広くきれいで、車で走りやすいのです。

調べてみると平成18年11月から架け替え工事をやっていたようなので、
約4年半になりますね。
現在本気でトライしている実験の構想が脳ミソ内ででき始めた頃かな?

長い期間、平行して造られた仮設の橋を使っていたのですが、
最初から真横に立派な橋を作れば、仮設の橋を組み立てるのと解体する無駄は省けたのではないかと思います。
税金の無駄使い?

とはいえ、毎日、朝と晩通りますので、年間500回(2回/日×20日/月×12ヶ月)近くは通る計算になります。
当然のように通っていますが、たまには橋のことも考えるのも良いかと思います。

「毎日、ありがとうございます。」

2011年04月06日野菜作り
2011年版 野菜作っています②―もう芽が出てきました―

まずは先週のブログ「2011年版 野菜作っています―最初はこんな状態です―」
を見て下さい。
その1週間後はこんな状態です。
20110406.JPG
だいぶ変わりましたね?
既に種をまいたり、苗を植えたりしています。
昨年、虫が手強かったので、今年は寒冷紗(カンレイシャという。虫よけのシート、白いやつ)を1つ増やして物理的に対抗です。

寒冷紗の中を少し紹介しましょう。
201104062.JPG
一番手前がキャベツ、左側の列が通常の玉を作るレタス、右側の列がサニーレタス。
まだ殆ど区別がつきませんね。
昨年より数を減らして品種を増やしています。
シルバー色のシートはマルチといいます。
雑草の生育を抑えるのと、水分の蒸発を防ぐのと、春先は保温の意味合いもありますね。
これを敷くのもテクニックが必要ですが、さすが2年目、昨年7-8回敷いたので、上手くなっているのに自分で驚きました。
201104063.JPG
別の寒冷紗内では小松菜も発芽しました!
写真には載せませんが、ミズナ、ラディッシュ、ルッコラも。
今年は、時間差攻撃で同時期に食べ切れないようにならないように調整しています。

これから、5月いっぱい、夏野菜をドンドン植えていく予定です。

再びウンコが緑色になる日が近づきつつあります。

2011年04月05日LKM博士
研究の価値

今回の大地震の被害の状況は毎日報道され、4月5日の朝現在で、死者、行方不明者それぞれ1万2千人、1万5千人を超え、避難されている方は16万5千人を超えているそうです。
更に、原発の問題は目処が立たず、何もできない自分に苛立っている方も多いと聞きます。

職業柄、もし地震の研究をしていたら、もし原子力発電の研究をしていたら、"想定外"の一言で片づけて良いのか? と考える事があります。
また同時に、千年に1度の事だとしても、数百kmもの地盤が動き、50kmも川を遡上し、万単位の人間の命を奪った大津波、これだけの影響がある研究対象のスケールの大きさや研究者の責任の大きさ、つまりはその研究価値に圧倒されます。

一方、私の研究対象は腸内細菌。
ヒト(あるいはマウス)の体内に存在する腸という長いゴムチューブのような組織の最後の1m程度の部位(結腸)の中に住んでいる細菌、更にその細菌の体内のDNAや作り出す物質などを調べています。ちっぽけな世界です。
その肉眼では見えない"スケールの小ささ"は逆に驚くべきものでしょう。
ただ、腸全体で100兆個もの細菌が住んでおり、数値だけはケタ違いに大きいですが...。
今回のような天変地異を目の当たりにすると、私の研究のなど微塵の価値も無いかのように感じてしまいます。
何しろ被災地、さらに間接的に影響を受けている首都圏の混乱に対しても何の貢献もできないのですから。

とはいうものの、自分自身で価値を見出さなければ辛くなるので考えます。
例えば、腸内細菌が直接的に関与していると考えられている大腸ガン。
厚生労働省が発表している人口動態統計の、男女別の部位別がん死亡率(人口10万人当たり)は、ここ数年大腸がんによる死亡率が急激に高まってきており、特に、女性の大腸がんは、2005年以降死亡率1位になっています。男性は3位。
年間の罹患数(1年間で発症する患者数)は既に10万人を超えています。
このまま減る事はなく、2015年には20万人になるというデータもあります。
ガン宣告を受ける事は一個人としては極めて衝撃的なことです。
つまり、病院で検査を受けて大腸ガンとショックを受ける人が、年間10-20万人、つまり今回被害を受けられた方々とほぼ同じ数になります。
そう考えると、腸内細菌の研究を進めこれを減らすことに貢献できるなら非常に価値があることだと思います。

そもそも研究の価値は他人か決める事ではないのかもしれません。

地震の研究も、腸内細菌の研究も、益々発展することに期待しましょう。

2011年04月04日LKM博士
春の花 アブラナ?

今年は例年より寒く、桜が咲くのが遅いですが、アブラナ(菜の花)はもう咲いています。
20110404.JPG
これでおかしいと思った方は鋭い!
ちょっと茎を見てみましょう。
201104042.JPG
まだわかりませんね。
根の部分を見てみましょう。
201104043.JPG
はい、カブです。
晩秋に種をまき、なんとか芽は出たのですが、生長しきれませんでした。
冬の間、放っておきましたら、冬季は貴重な青菜なので野鳥が時々つついていました。
茎の写真で葉が殆ど食い千切られているのがわかると思います。

先々週後半から急激に茎が伸び、花が咲きました。
カブはアブラナ科の植物であることを再確認できますね。
そっくりです。

これを食べたら、硬いスジが入っていて不味かったです。
茎やつぼみはなんとか食べる事は出来ましたが、相当苦いので多量のドレッシングかマヨネーズが必要です。
決してお薦めできるものではありませんでした。

2011年04月01日LKM博士
花粉飛びまくり

私の車が花粉で酷いことになっています。
朝出勤時ワイパーかけても、帰りには花粉でガラスがくもっています。
東京都といってもここは西多摩郡。
その辺に近隣にスギ林(山レベル?)があります。
東京都内の花粉もこの西多摩郡や奥多摩郡から飛んで行くと聞いたことがあります。

私は全く花粉症ではないです。
これは免疫系に強く関与している腸内菌叢が良いバランスであるからであり、
それは、ほぼ毎日摂取しているLKM512のおかげだと思っています。

ですが、花粉症に効いたという臨床的な研究成果があるわけではございません。
だから、「LKM512が花粉症に効くのか?」と取材を受けると、一言、
「知りません。そんな実験やってへんから。」
と答えます。
LKM512入りヨーグルトを摂取しているお得意様からも、そのような話は頻繁に聞きますが、その方々に対しても
「あっ、そうですか!でも、わかりません。そんな実験してませんから。」

商売っ気がないと言われれば、それまでですが、臨床的にきっちりした研究をしていないことを述べるのは研究者としてやってはいけないことだと思っていますから。
臨床的ではない、基礎的な実験では"効く可能性十分にあり"という学術成果はありますが...。

何故、花粉症に対する臨床的な研究をしないのか?
重大な理由があるのです。
2009年にこれらに関してブログを書きましたので、是非、読んで下さい。
花粉症
花粉症2
花粉症3

2011年03月31日LKM博士
きっちり見直すのですが・・・

書く文章の殆どが社外に出すものである私は、提出する前に何度もチェックをします。

一番軽いものでこのブログ。
一番重いものは学術論文になりますかね。
英語で書く原著論文には限界がありますが、日本語で書く、執筆依頼された解説や総説が一番気を使いますね。
おかしな文章、誤字脱字、極めて恥ずかしいものです。

ワープロソフトWordも、おかしな箇所は知らせてくれる機能が付いてますので助かります。
それでも、ミスは起こります。
不思議なものです。

昨日のブログのタイトル
「2011年版 野菜作っています ―最初はこんな状態です―」
のつもりでしたが、
「2011年版 野菜作っています ―最初はコンナ状態です―」
とカタカナになってしまっています。
このブログは、大体前日の夜に書いて、朝読み返し修正し本社に提出し、さらに本社のチェックを受けているにもかかわらず、通り抜けているのです。

わざとではありません。
非常に恥ずかしいです。
『名探偵コナン』の単行本を同僚から借りて、コツコツと読んでいるからでしょうか?


どうでも良い事ですが、
心は高校生のままのコナンが蘭ちゃんと一緒に温泉に入るなど小学1年生として扱われることがあるのですが、凄い事だと思います。
・・・・・
『名探偵コナン』を知らない方には、訳のわからん話でしたね。
すいません。

2011年03月30日野菜作り
2011年版 野菜作っています―最初はコンナ状態ですー

昨年に続き、今年も農家の方の指導のもと、野菜を作ります。
3月半ばからスタートしています。

昨年、何度も畑の写真や野菜の写真を掲載しましたが、
何も植えていない畑はこんな状態です。
20110330.JPG

覚えておいて下さい。

今年は昨年より1品種あたりの量を減らし、品種を増やす予定です。
良い野菜が収穫できるよう頑張ります!

そうそう、この場を借りて、協同乳業の研究所の方に連絡です。
今年は、朝採り野菜を持って来た時、Twitterで先着何名とつぶやきますから、
欲しい方は毎朝チェックして下さい。
平等に皆で分けるのではなく、本当に欲しがっている方に食べてもらうのが、私にとって最も喜ばしいことなので。
また、この方が、最適な状態の野菜を持って来られるのです。
今までは、「あの研究室10人分を一度に収穫しないといけない」
と、朝から大変だったのです。
もう少し待てば良い野菜、量を確保するために育て過ぎた野菜、混合していました。
「1本だけやけど採れたてのトウモロコシがあるよ。どなたか欲しい人~」
と公平に提供できるシステムを作りたかったのです。

とはいえ、極力自分で食べるように努力します。

2011年03月29日LKM博士
『ロマンティックな科学者』読了

電車移動時はせっせと本を読みます。
現在は、電車内や駅構内では、殆どの人が携帯電話で何やらやっていますが、
持っていない私は高校生の時と同じです。
暇つぶしにメールやTwitterをしているようなら、何か本を読んだ方が時間を有効に使えると信じています。

とはいえ、ただ携帯電話を持っていないから本を読むしかないのかもしれませんが...。

先週は電車通勤をしておりましたので、1冊と2冊目半分読みました。

読み終わったのは、
井川洋二編『ロマンティックな科学者―世界に輝く日本の生物科学者たち』(羊土社)

世界的に著名な日本人科学者の若かりし頃の研究苦労話、その後の人生を変えた方との出会い、成功秘話、若き研究者への提言など、研究周辺のエピソードが集められたものです。
やたら難しい研究の内容を書いている方も若干いらっしゃるのですが、
20年ほど前の本なので、意外とその発見が現在では常識になっていることもあり、
読みやすかったです。
一気に読むことができました。

まあ、皆さん苦労されていますし、人との出会いが大事ですね。

現在の私が、この方々の若き頃と同じような境遇を味わっていると感じる箇所も多々あり、現状をクリアすれば私もビッグになれる道半ばにいるのではないかと
私の"ウンコ色の脳ミソ"が得意のポジティブシンキングで元気になったのでありました。

私が今やっている研究のヒントになるような話もあり、
大手古本屋で偶然見つけ500円で購入した本でしたが、500円以上の価値がありました。
もし機会があれば皆さんも読んで下さい。

最後にいつ通り余計なことを述べます。
これに集中していたおかげで、電車通勤中に、"ウンコ漏れそうピンチ状態"にならなかったのかもしれません。

2011年03月28日LKM博士の勝手にベストセレクション
毛人参

今日は、中国のある研究者のお話・・・、ではありません。

昨年、ミニキャロットを畑で植えていたのです。
201103251.JPG

ミニといっても10センチ位ある大物もありました。
甘くてそのままで食べるのが一番おいしかったのです。

家でプランターでも植えていました。
201103252.JPG

畑ほどとはいきませんでしたが、それなりのニンジンが獲れました。

畑でも多量にとれるし、冬はそのまま地中に埋めておいても腐敗せずに大丈夫なので放っておきました。
霜で葉の部分は完全に枯れていました。
存在感がなくなっていました。
・・・・・
春になりました。
ふと気が付くと、元気な葉っぱが出てきました。
「あっ、忘れてた。」

引っこ抜くと・・・
「なんじゃ、こりゃー (◎。◎)!」
見たことのない"毛人参"になっていました。
201103253.JPG

これから栄養を吸って花を咲かせ種を作るのですかね?
それともプランターが乾いていたので根が発達?

我々は野菜という食料を食べているのではなく、植物体を食べている事を再認識しました。

2011年03月25日LKM博士
そういえば・・・

今日は3月25日。
本来なら、学会のため本日から京都入りする予定でした。
本来なら、大相撲春場所のこれまでの感想と、私なりの十四日目、千秋楽の楽しみ方を書く予定でした。
私の様に、仕事としてブログを書いている者にとっては、「このネタを書けば良い」と決まっている日は、非常に楽で安心感があるのです。
しかし、現実は違いました・・・。
さて、何書こう。

このブログは大相撲ネタを書くとアクセス数が増えることが確認されています。
証拠を示しましょう。
3月3日に「ウンコ小話10」 で、
1月の日ごとのアクセス数のグラフを示しましたが、もう一度見て下さい。
20110303.jpg
驚異的なアクセス数を記録した年間排便回数を発表した1月24日の次に値が高いのは、1月11、17、19日なのがわかると思います。
そして、その内の2回、
すなわち1月11日1月17日
なんと大相撲ネタの日だったのです。

このように大相撲ファンとLKM512の接点が着実に築き上げられつつあります。
だから懸賞出してやろうとずっとチャンスを伺っています。
そのためには、
できるだけ早く整理して本場所を再開して頂き、
大相撲ならびにLKM512の関係が益々深まることを願っています。

ということで、
本来場所が開催されていないが本来なら13日目であった本日、
敢えて大相撲ネタのブログを書き、
どのようなアクセス結果が出るのかを調べる実験ブログでした。

2011年03月24日LKM博士
ちいさなちいさな夢の実現

テレビでサザエさんを見ていると、
マスオさん、ノリスケさん、あるいは波平さんが最寄駅で偶然出会い、
そのままちょっと一杯やっていく、
というシーンが時々出てきます。

就職する前に、
「働いたらあんなことしてみたい!」
と思っていたものです。

私の定義では、大事なのは"偶然"であり"無計画"であること。
「明日行こう!」と決めて行くものではありません。
上司や同僚と出張帰りに「ちょっと飲みますか」と、ある程度想像できるものも含まれません。
"古き良き時代の日本"を感じさせるような"偶然飲み"です。

ところがです、現実はそんな甘いものではありませんでした。
致命的な車通勤。
それに研究という、どこまでやっても終わりが無い仕事。
十数年間、偶然に帰りに出会って飲みに行くなんてことは一度もありませんでした。

理化学研究所で仕事をしていた時も、
辨野先生の強烈なリーダーシップで酒を飲む機会は高頻度にあり楽しかったですが、
私が求めていた偶然性とは異質なものでした。
(参考:辨野先生に本ブログ100回記念①100回記念②および200回記念のスペシャルゲストとして書いて頂いたブログ)

それが昨日、ついに偶然に起こったのです。
駅で出会うという程の理想的な偶然ではありませんでしたが、
地震の影響で偶然電車通勤している同僚と、急遽行くことになりました。

ちいさな、ちいさな、夢の実現でした。

2011年03月23日ウン小話
ウン小話11

地震後、ガソリン不足で車通勤から電車通勤に変わったのですが、それに伴い私のウンコリズムも変わってきたようです。

地震前は、大体家を出る直前の6時50分頃と、通勤中の8時頃から会社に着いて間もなくの8時40分頃との主として2回のピークがあったのです(2回とも排便するとは限らず、どちらか一方のことも多い)。
ところが、
電車通勤になってから、会社に着いて10分程度経過する8時30分頃に排便するようになってきました。

「電車通勤では自由にウンコできない (≧へ≦) 」
と体に言い聞かせているからだと思います。

とにかく朝の男子便所「大」は混んでいるんですよね~。

車通勤時に、特に8時頃から便意をもよおしていたのは、
「コンビニ乱立地帯に入るから、いつでも大丈夫 (^。^;) 」
と私のウンコ色の脳ミソが理解していたからでしょう。

そう考えると、
カーナビでNHK連続テレビ小説「てっぱん」を見るようになってから、
8時-8時15分の間に便意が生じることが少なくなっているのに気が付きました。

腸管は自律神経で操られているので、本人の意思通りに動かせないはずなのだが...。

とはいえ、必要な時は自分のウンコを出して回収して実験するような仕事ですから、
特殊能力を身に付けつつあるのかもしれません。

おしまい。

2011年03月22日LKM博士
量の問題

福島原発の問題で、
「放射性物質がどの位の値である」、「野菜や原乳で基準値を超えた」
というニュースが連日報道され、それに伴い風評被害も出ているようです。

驚いたことに、私の小学1年生の娘まで、
「雨に濡れたら放射能で大変なことになる」
と言っており、ショックを受けました。
(実際は"ホウシャノウ"ではなく、"コウシャノウ"と言っていましたが。)
学校で習ったのか、友達から聞いたのか、テレビをから得た情報なのか...。
私がNHKを見ている限り、そのように感じ取ることができる情報は全くありません。それどころか、「放射線の量は、○○○程度の量」であるという例を出して、首都圏では身体に危険が及ぶ量ではないと明確な説明もあります。

どれ位の量なのか、私の実験対象であるウンコで考えてみたいと思います。
100g(小さめバナナ1本分位)のウンコが実験台の上にあればキツイですが、
1g(角砂糖程度)なら、臭いはありますが精神的にはそれほどでもなく、
0.1g(米2粒程度)なら、臭いも少なく心に余裕が出てきます。
1mg(0.1gの100分の1)なら、ウンコとして認識できるか否かも定かではありません。

現在は低下しているようですが、爆発が起こり最も濃度が高かった時は、人体にも多大な影響がある400ミリシーベルトという値が発表されました。
その後、首都圏各地でも上昇したとニュースが流れましたが、東京で最も高かったのが約0.8マイクロシーベルトということで、原発の50万分の1程度です(ミリとマイクロの単位の違いに注意。マイクロはミリの1000分の1)。
ウンコ100gを原発と考えると、桁数が著しく異なり計算がややこしいのですが、東京の濃度は0.2mg程度になりますかね。
0.2 mg は天秤では正確に測定できないので、量りとるとすれば、ウンコ1gを10 ccの水に懸濁した液の(濃い味噌汁位の濃度でしょうか?)、0.002 cc(1 ccの500分の1の量)分になります。
爪楊枝の先でチョンとして作った水滴程度です(少なくて水滴にならないかも)。
皆さんの排便時の便所内の方がよほど臭い物質が飛散しています。
余計にわからなくなってなければ良いのですが...。

冷静に分析し、おかしな情報に振り回されないようにしたいものです。

2011年03月18日
ふ化の頃には

本地震で無事だった地域の企業人は、日本経済のために、最大限の努力をしなければなりません。
食品企業としては、きっちり製品を作り市場に送り出すこと。
研究者としては、日進月歩で研究を進めて行かねばなりません。
特に国の委託研究を受けている立場としては、国が苦しい時こそ、きっちりした成果を出す事が大事だと思っています。

しかし、この連日の停電は厳しいですね。
仕事中に電力供給が無くなるのは、単純に3時間の遅れではなく、
8時間かけて行う実験(これは計算し、早朝や深夜の停電と停電の間に実施可能)、
24時間かけて行う実験、
1カ月かけて行う実験、
1年かけて行う実験、
全てが困難、あるいは不可能になってきております。
参った(×_×;)
・・・

いきなりですが、
今日はカマキリの卵で締めたいと思います。
20110318.JPG
これ、ハラビロカマキリの卵です、たぶん。
95%位の確率で自信があります。
ハラビロカマキリはこのブログに何度か登場している、ずんぐりむっくりしたカマキリです。
「夏の忘れもの」
「晩秋をカマキリで感じる」を参照して下さい。

カマキリのふ化は大体4月後半から5月初めです。
厳しい冬をこの状態で耐えて、一斉にふ化するカマキリにあやかり、
この卵がふ化する頃には、正常に近づくことを祈りたいと思います。

2011年03月17日LKM博士
中止、中止、中止、中止

昨日はついに、ここ東京都西多摩郡日の出町でも計画停電が実行されました。

これからも、真昼間に実施される可能性が高いので、どう業務をしていくのか、頭を使わないといけないですね。
ただ、出社して、できる範囲の仕事をやって帰るのは簡単ですが、非生産的です。
やろうとしている仕事を全て実行する作戦を考えなくてはなりません。

このエリア、JR青梅線、JR五日市線は、停電に合わせて止まりますので、出社、退社のタイミングも考慮しなくてはいけません。

スケジュールを平面でなく、立体的に考えていく事が必要になってきました。

さて、昨日のブログ「中止、中止、中止」で書きましたメタボロミクスセミナーも昨日、東京会場での実施は中止と昨日連絡が入りました。
大阪会場も検討中だそうです。

中止、中止、中止、また中止。

2011年03月16日LKM博士
中止、中止、中止

地震の影響は私が参加予定だった催し物にも影響が出ています。

今朝は、3月25-28日開催予定だった日本農芸化学会(京都大会)の中止のメールが届いておりました。
若干、予想はしておりましたが、京都で開催することや、
こういう時にこそやる意義もあるのかもしれないと思っておりましたので、
少し残念です。
例年、この時期はその準備で大変で、ボチボチ今日あたりから本気を出そうかなと思っていた矢先のことでした。

昨日は、4月に予定されていた協同乳業のOB会での講演も中止が決定され、
また、来週予定されていた外部の会議も中止になりました。

夏に仙台で開催予定の学会のシンポジウム講演も依頼されていたのですが、たぶん無くなるでしょう。

とりあえず、近々開催予定なのは4月後半のこれだけになりました。
メタボロミクスのセミナー
私も演者の一人なので、興味のある研究者の方は来て下さいね。

でも、講演内容は農芸化学会発表分までの予定でしたが、どうすれば良いのだろう?
それまでに論文投稿するしかないかな...。

2011年03月15日LKM博士
計算停電

関東地方の日常の状況を伝えるもの、このブログの役割ですかね?
昨日は計画停電で丸一日振り回されました。

「信号機も止まるから気を付けて」
それは当たり前のように信号機に守られて運転している我々にとっては恐ろしいことです。
"赤なら止まる"
逆に言えば、"赤でなければ進む"わけで、交差点では、みな突っ込もうとするでしょうね。

というわけで、計画停電の予定地域を6時20分までに通過し、研究所には6時50分には着いていました。(停電がないエリアまで必死でウンコ in コンビニを我慢しました。)
でも、実施されませんでした。

さて、職場。電気がなければ、殆ど仕事はできません。
予定は、12:20-16:00。
困りましたが、仕方ない。
それ以外の時間帯でできることのみ実施します。
食堂もストップするので、いつもより1時間早く昼食をとり、機器類への負担が少ないよう電源を落としました。
でも、実施されませんでした。
「それならできたのにー」

夜7時ごろ
「まだ、明日の計画停電は発表されないなー。なんで? 遅い!」

夜9時ごろ、突然町役場が「明日はこのエリアは6:20から停電」とサイレンで放送。
「えっ、朝一番。もう少し早く連絡してよー。」

と、その時々で、一日中不満は出ました。しかし、電力が十分量あったということですから、まあ良かったと考えるべきなのでしょう。
イライラしても仕方ない。
東京電力さんは計画案を出し、需要と供給を計算し、それに基づき停電するということでしょう。実は少しでも影響が少なくなるように、随時計算されているのだと思います。

私の中では"計算"停電として、心穏やかに付き合って行こうと思います。

2011年03月14日LKM博士
心からお悔やみを申し上げます

東北地方太平洋沖地震で、甚大な被害にあわれた方々に、
心からお悔やみを申し上げます。

当日、当研究所も経験をしたことが無い位、長時間、強くゆれました。
幸い、一部の実験器具等が落ちる位で、大きな被害はありませんでした。

大渋滞の中、なんとか自宅に帰ることができましたが、
明らかにされていく地震の被害をテレビで目の当たりにして、
只々、ショックを受けております。

また、首都圏でも食料品が品薄になっております。
生産工場が稼働していないからだとニュースで聞きました。

我々食品メーカーも、計画停電が行われる中、
通常通りの業務遂行が困難になると思いますが、
努力していきたいと思います。

まだ救援を待たれている被災者の方がたくさんおられると思います。
一人でも、多くの方の命が助かることを心より願っております。

2011年03月11日大相撲関連
2011大相撲春場所は、始まりませんね...

奇数の月の第二金曜日は2日後に本場所初日を迎えることから、毎回大相撲ネタをブログにしていました。
ですが、皆さんご存知のように、春場所は開催されません。

つまらないです...。

八百長問題と一言で片付けますが、簡単な問題ではないです。
単純に、八百長が二度とできない環境を作れば良いという問題ではないはずです。
もっと、角界の根底にある問題を解決しないといけないでしょうから。

私は幼稚園の時からずっとテレビで観戦し、最近は年に3回程度国技館で観戦するようになり、会社のブログでも大相撲の事を書く位の大ファンですが、これに関して意見を求められても、自分の意見がうまく述べられません。
わからないのです。
簡潔に答えられないのです。

でも、普段、大して大相撲を見ていない人がゴチャゴチャ勝手な意見を言うのを聞くのは、良い気分がしないです。
それはテレビのコメンテーターでも、私の周囲の身近な人でも同じです。

上手く説明できませんが、あまり触れられたくないような、私の心が少しダメージを受けたような気がします。
実は、このブログを書くのも躊躇しました。

言える事は、
早く解決して、もう一度楽しく観戦したいというだけです。

ただ、殆どの力士は、場所の再開に備えて今も稽古に励んでいます。
LKM512プロジェクトチームも、その力士達を腸から支えたいと願っています。
ということで、今場所も(開催されないけど)春日野部屋にLKM512入りヨーグルトを差し入れしたいと思います。
本場所が、5月か7月かあるいは9月以降かもしれませんが、再開された時にブルガリアのヨーグルトを食べている大関を倒せるように!

2011年03月10日野菜作り
スーパーのホウレンソウがテープで縛られている理由

今から書くことは推測です。
農家の方に教えてもらったことではありませんので、気を付けて下さい。
でも自信があります。

スーパーで販売されているホウレンソウは、必ずと言って良いくらい、根元がテープで縛られていますよね。

理由はわかりますか?
20110310.JPG
この写真のように、ホウレンソウは、主根(長く深く伸びた太い根)と側根(その周囲にあり横に伸びる細い根)からなる根をしており、15-20㎝も地中に根を張りしっかりと根付いています(左側のものは、引っこ抜く時に千切れたので、右側を見て下さい)。
そのため、同様に横で栽培している小松菜と比べると、比較にならない位、引っこ抜くのに力が必要です。
私の感覚では3-4倍でしょうか?
腕だけでは簡単に抜けないことも多く、脚力も使い、屈んで体全体で引っこ抜くと、抜けると同時に後ろにひっくり返ることも時々あります。
そして問題は、強く引っ張るために茎や葉を束ねて強く握るのですが、根が抜ける前に簡単に茎の根元から千切れるのです。
しかも、写真を見ればわかるでしょうが、茎と葉は太陽を少しでも浴びようとしているのか、横に広がって生育します。
つまり、ホウレンソウ自体の自然な形態では、横に葉が広がり、流通させるのが難しいのです。

以上のことから、
① 収穫中に千切れかけた葉を固定する。
② 広がる葉を固定し、流通に対応する。
の2つが理由だと思います。

購入した時、テープを外して良く観察して下さい。
千切れそうな葉があると思いますし、放っておくと、横に広がっていくと思います。

気が付くと熱くホウレンソウを語っていた自分に驚きます。
私の愛するウンコさん、嫉妬しないで下さいね"f(^□^;)

2011年03月09日野菜作り
ホウレンソウ

真面目な企業人は、ホウレンソウというタイトルで、
「報告、連絡、相談」
を思い付くのでしょうか?
何かある毎に、「ホウレンソウの徹底を!」と言われますが、
やっぱり「報告、連絡、相談の徹底を」と表現する方が良いと思います。

もちろん私のホウレンソウは野菜のホウレンソウです。

1年間20種類以上の野菜を育てて、収穫し、食べてきました。
そのとりをつとめた野菜はホウレンソウでした。
20110309.JPG
70㎝×2m位のスペースに、100株位植えて大豊作だったため、
「またしても食べ切れず他人にプレゼントか~。」
と思っておりましたが、なんとか大部分は自分で消費できました。
ホウレンソウは冬の間は生育が止まりますが、枯れないので、畑に放っておけますし、
収穫後、湯がいて冷蔵でも暫くもちますし、多少質は落ちますが凍結保存もできます。
頑張って食べきることができました。

毎日、強烈に霜が降りていましたので、甘いのは想像できるでしょうが、
葉が軟らかかったのが印象に残っています。

色々としんどいこともありますが、野菜を育てて採れたてを食べる喜びは格別です。
次年度も続けようと思い、先日契約を更新しました。

次年度と書きましたが、実は今週末からスタートです。

2011年03月08日LKM512女子部
「何事も、継続は力なり」

初めまして。
昨日の博士のブログでご紹介いただきました、昨年秋より新たにプロジェクトメンバーに加入した、営業のトモミです(^_^) 

博士のような、排便回数の記録はつけていませんが、
趣味でフィジカル(身体)とメンタル(精神)のトレーニングをしています。
はい。「脳ミソまで筋肉女子」です★

博士のオリジナル記録は、便に対する執念と習慣とで成り立っています。(と、思ってます。)
身体や心を鍛えるのも同じなんですね。執念と習慣とで成り立っています。

本日は博士とは少し趣向を変えて、私が習慣にしている簡単なエクササイズをご紹介します。


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やり方はとても簡単です。

・今、ベルトをしている方 → ベルトの穴をあと2つ、詰めてください。

・今、少し緩めのボトムスを履いている方 → ウエスト40cmのジーンズをなんとか履こうとしてください。


つまり、お腹と背中をできる限りくっつけてください・・・ということです♪
特に、骨盤の出っ張った骨の間(下腹部)を意識することがポイント。
そしてそれをいつでも、どこでも、常にやっている状態を心がけてみてください。

これにより、腹横筋(ふくおうきん)という骨盤安定筋が刺激を受けます。
同時に、通常「腹筋」と呼ばれている筋肉たちも働くので、ウエスト周辺の引き締めや
地味だけど馬鹿に出来ないカロリー消費に繋がります。
腸も刺激を受けるので、便通が滞りがちな若い女性アスリート達の中には
この基礎トレーニングを大切にしている人も多いんですよ。

特別な道具も広い場所もいらないので、とってもエコで効果がうれしいエクササイズです。

慣れてくると、普通に喋ったりしている時も、こうやってデスクワークをしている時も
何の苦もなくできるようになります。

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・・・ちなみに私は、定期的に自分のウエストをメジャーで測っています。笑

腸内環境の維持も、排便回数の記録も、こういう地味なエクササイズも
継続がチカラになるんですね。


三寒四温、春の足音が間近に聞こえてくるようです。
寒暖の差がありますので、体調管理には十分気を配りましょう。

早く暖かくならないかなぁ・・・。


おしまい

2011年03月07日LKM博士
脳ミソ筋肉女子

LKM512プロジェクトの新メンバーのトモミさんを紹介します。

トモミさんは入社2年目で量販店の営業を担当しています。
明るく、はっきりした性格なので、会議でもきっちりと自分の意見を言ってくれます。

昨年、板橋区大山商店街でLKM512のイベントをしている時、入社間もない彼女が助っ人として参加してくれたのですが、その時初めて出会いました。
私より背が高いので、すぐに覚えてしまいました。

トモミさんは運動が得意で、大学時代もスポーツ科学を専攻していました。
いわゆる、"脳ミソまで筋肉"タイプ。
(ちなみに私は"脳ミソまでウンコ"という希少タイプ)
会議の後、皆でお疲れ様会をしていると、居酒屋のテレビに映っているスポーツ選手が知り合いだったりするので、びっくりしてしまいます。

バレーボールが専門で、残念ながら怪我で断念したようですが、
その後は、トレーニング等について学んだようです。

会社の野球部(週末に野球好きが集まって試合をする草野球チーム)の試合前のウォーミングアップを、一度、トモミさんがプロデュースしたことがあるようです。
本人は軽いメニューを作ったつもりでしたが、メンバーにとってはきつい内容で、試合前に皆バテたと聞きました。

と、そんなトモミさんに、「筋肉系のブログを書いてや」と頼んだところ、面白いのが届きましたので、明日、掲載します。
特に女性の方、エクササイズに関する内容なので必見です!
あまり聞いた事のない筋肉の名前も書いてありました。

おたのしみにー。

ちなみに、私が一番好きな筋肉は、"肛門括約筋"

2011年03月04日LKM博士の勝手にベストセレクション
啓蟄(2011年版)―どアップ(カマキリ編)で祝いましょう!―

明後日、3月6日は啓蟄です。
漢字が読めない方、昨年も同じタイトルで書きましたので、それを読んで下さい
2010年啓蟄
いよいよ本格的に多くのムシ達が活動を始める時期ですね。

このブログでもムシ達を扱う機会も増えてくるでしょう。

ムシ、特に昆虫、は哺乳類とは異なる方向に究極的に進化した生物集団だと思います。
ムシ嫌いの方々もそういう視点で観察すると面白いはずです!

ということで、啓蟄を祝して、昨年紹介し忘れたカマキリのアップといきましょう。
モンシロチョウを美味しそうに食べている姿です。
どうぞーっ。
201103041.JPG
「なんか文句あるのか!」という感じですね。
これは私のコンピュータのスクリーン背景に使っている写真です。
201103042.JPG
どアップ
当然ですが、チョウの翅ではなく、体から食べ始めるのですね。
カマキリは体液を吸うタイプではなく、むしゃむしゃ食べるタイプの肉食昆虫です。

2011年03月03日ウン小話
ウン小話10

先日、LKM512プロジェクト会議で信じ難い新事実が発覚しました。

12月-1月の日々のブログアクセス数をグラフで表したのですが、
1月24日だけ突出しているのです。
20110303.jpg
(赤がブログのアクセス数、黒はホームページのアクセス数。余談ですが、ブログ目的でアクセスして下さる方の方が、ホームページ本体へのアクセス数より多いのです。)
おそらく、1日あたりのアクセス数では、ブログ史上最高だと思います。

何を書いたのでしょう?

ジャジャーン!
「発表! 2011年 年間ウンコ回数」
の日だったのです。

Σ(゚ロ゚ノ)ノ
びっくりです 

皆さん、私のウンコ回数にめっちゃ興味があったのですね~ ( ̄ー+ ̄)

色々迷っていましたが、
そういうことならウンコの数え甲斐もあるというものです。

これからは、
"世界で最もウンコ回数を注目されている男"を目指したいと思います。
ライバルがいないので、既になっているという説もありますが...。

おしまい。

2011年03月02日LKM博士
論文のWeb投稿

昨晩の私のツイッターを見られた方は何を苦しんでいるのだと思われたのではないでしょうか?

経験されたことが無い方には、全く理解できないでしょうから、本日は科学ジャーナルへの論文投稿について簡単に書かせて頂きます。

論文は各ジャーナルに投稿規定があります。
それはそれは、細かい規定でして、
タイトルから、要旨、イントロダクション(緒言)、材料と方法、結果、考察、謝辞、引用論文、著者の貢献度、図、表の書き方まで細かく規定されています。
これに従い苦労して執筆するのですが、この件は色々と信じられないような細かい点がありますので、また後日じっくり書かせて頂きます。

とにかく、論文が完成するとジャーナル編集部に投稿しなくてはなりません。
これが、最近は殆どがインターネットを使ったWeb投稿でして、なんだか一筋縄でいかないことが多いのです。
殆どのジャーナルの投稿専用のページは、自分が投稿する原稿の選択、すなわち、原著論文、短報、総説、コメント、書評などを選択するところから始まります。
次は、タイトル、著者、代表著者、所属、要旨、キーワード、研究分野の選択などを記入して行きます。
この辺までは慣れていればストレス無く進むのですが、この後、色々な誓約や質問(例えば、著作権について、カラーの図が入っていたら支払いが生じることの確認や請求先、外部資金をもらっているか?、査読者について)を読んで回答を記入したりします。
何しろ英語、科学的な表現はある程度理解できるのですが、こういう出版界の英語は見慣れない単語ばかりです。
結構大変なので、多くのジャーナルでは、一段階ずつセーブ(保存)ができて、再開する時は、その段階から投稿手続きを始められます。
慣れてないと、この段階までに半日位は要するのではないでしょうか?

さて、ここからが真の問題です。
実際の原稿をアップデートしていき、査読(審査)用の最終原稿をPDFファイルに変換することが多いのですが、これの確認をしなくてはいけません。
文書はWordで作成し、図はPowerPointで作成している研究者が多いと思うのですが、これらを投稿用原稿として理想的な1つのPDFに変換するのが一苦労なのです。
文字化けが発生することもあります。
Wordのバージョン(2003, 2007など)も推奨のものが各ジャーナル異なります。
でも一番困難なのは、図のアップロードです。
昨日の場合、図はTIFF形式に変換してアップデートするよう投稿規定に書かれており、そのようにPowerPointの図をTIFFファイルに変換するのですが、完成してみれば、「画質が低いのでやり直せ」とコメントが出てきます。
編集部の方が、原稿を見て、「画質が低い」と言っているわけではありません。
生意気にもインターネット上のシステムが自動でコメントして来るのです。
相手が機械なので、何がいけないのか相談することもできません。

こうなると大変です。
どうやって高画質のTIFFファイルを作って良いのかわかりません。
考えられる範囲の加工は色々やって再挑戦しますが、全くうまくできません。
投稿規定を読み直しても、殆どのジャーナルはTIFFファイルへの変換方法のような事までは、きっちり書かれていません。
これは、「免許証のコピーを提出するように」という指示だと、「コピーのやり方がわからない」に相当することなのでしょう。

従って、
インターネットを調べて、フリー(無料)の変換ソフトを探し出したりして、途方もない時間を要してしまうのです。

はい、私、昨晩のものは、まだ投稿できておりません。
「今日中にできればよいなー」
と思っておりますが、自信ありません。
昨晩、6時間以上、夜中まで挑戦したのですができなかったため、途方に暮れており、消耗した気力の回復が最優先です。

2011年03月01日LKM博士
今日から3月

いよいよ今日から3月です。
春ですね。
と、春をカレンダーや行事から認識するのは、つまらない事だと思っています。
常に五感を鋭く、別のものから感じる方が素敵なことです。

皆さんは、カレンダー以外なら何で春を感じますか?

気温?
花や虫?
白い吐息?

これらは代表的なものでしょうが、
要するに"春を感じる"とは暖かくなることを感じ取ることですね。
但し、"三寒四温"という言葉があるように、気温は日々変動し、
暖かいと感じる気温は各個人あるいは各土地で時期が変わってしまうと思います。

私の場合は少し違います。
極めて正確なもので毎年春を感じます。

それは、太陽の角度です。
毎朝、ほぼ同じ時間に同じ場所を車で通る私は、
ちょうど8時頃に東京都西多摩郡瑞穂町から福生市を通過し、あきる野市に抜けて行きます。

福生市のJR青梅線の架橋の下をくぐり抜けた後、東側に曲がる(左折する)のですが、
冬の間は太陽光が逆光でまともに前が見られない位にまぶしいのです。
慌てて、フロントガラスの上にあるカバー(サンバイザー?)を出します。

これが、先週あたりから、大丈夫になってきました。
太陽の位置が高くなってきたのです。

ということで、春ですねー~。

ちなみに、瑞穂町から福生市の道沿いにあるコンビニは、私の朝の排便ポイントです。

2011年02月28日LKM博士
30日連続更新

「ブログは毎日更新した方が、見てくれる人は増えるよ。」
と、ある方に言われてから、
「同じ書くなら、少しでも多くの方に見てもらう方が良いに決まっている!」
と、ウィークデーは、極力更新できるようにペースを上げました。

1月17日からスタートして、今日でウィークデー更新30日連続です。
他の事に集中したかった日(学会と先日の報告会)の2回は仲間に助けてもらいましたが、まあまあ頑張れたと思います。

最初の1週間を連続更新している間は、頭の中にストックされたネタがあったのですが、
それから先は毎日思いつきで書いています。
前夜に書く日も、朝一番で書く日もあります。

これが結構しんどい。

特にクオリティーの維持がしんどい。

1日位は休んでも、誰にも何も言われることはないでしょうが、
いつしか毎日連続で書くことを意識するようになりました。

連続記録は、1日休めば止まるので本当に大変です。

しかし、企業ブログで、こんなに更新している人は殆どいないと自負しています。
だから無理しない範囲で頑張ろうと思います。

ということで、読者の皆さんも、毎日読んで下さいね!

30日というのは区切りが良いので、いきなり明日休むかもしれませんが...。

2011年02月25日LKM512女子部
歓迎・虫ブログ

企画部リツコです。

本日博士は、生研センター委託研究(ビッグ・ニューーーーース!!!!!
ビッグ・ニューーーーース!!!!!②)の年度末成果報告会の為お休みです。


博士の虫ブログ、この前のてんとう虫シリーズは
ナナホシテントウ蛹ハプニング① 
ナナホシテントウ蛹ハプニング② 
ナナホシテントウ蛹ハプニング③ 
ナナホシテントウ蛹ハプニング④ 
ナナホシテントウ蛹ハプニング⑤ 
すごく面白かったです!

臨場感があって、「前回のあらすじ」なんて、某24時間ドラマみたいで。
あんな色をしたてんとう虫、見たことありませんでした。
黄色から赤くなっていく様子は、果物みたいと思います。

博士は昆虫博士にもなれそうですね。愛情ある観察力。
京都大学の昆虫大好き先生もいらっしゃいましたね。
ウン小話7
きっと自然科学の研究をされている方は、
自分の分野以外の生き物のもつ性質からも
何か普遍のものを見出したりヒントを得たりして、
身近な世代交代を科学的な目で見ているのだろうなと思います。

それにしても虫ブログ、いい調子でマニアックになっていますよね!
記事をアップするサトシくんは、虫は写真さえ苦手だと言っていますが、
私はカマキリやてんとう虫は、かわいいと思います。
黒い虫以外は、歓迎!
研究所近くを流れる清流平井川の水生昆虫とか、どうですか?

2011年02月24日LKM博士
牛乳でおなかゴロゴロ(後半)

乳糖(ラクトース)は、胃では殆ど分解されず小腸に到達しますが、そのままでは吸収されません。
小腸の上皮細胞中に存在するラクターゼ(専門用語ではβ-ガラクトシダーゼ)という酵素により、グルコース(ブドウ糖)とガラクトース(良い日本語訳がない)という糖に分解されて、やっと栄養素として吸収されます。
ラクターゼを意訳すると、乳糖分解酵素ということになります。

このラクターゼ活性が低下あるいは欠損すると、
乳糖が腸管内に溜まり、浸透圧を上げて水分の吸収を妨げたり、腸壁を刺激し蠕動運動を活発にしたりするため、お腹がゴロゴロなったり、下痢になったりするのです。
また、大腸まで到達すると、腸内細菌が乳糖を分解し、酸やガスが産生され、同様の現象が増幅されるのです。

つまり、牛乳を飲んでおなかがゴロゴロするのは、このラクターゼがきっちり働いているか否かに左右されるのです。
働いていない状態を、乳糖不耐症、ラクターゼ欠損症、あるいは低ラクターゼ症と言います。
お腹がゴロゴロする人のために開発された市販牛乳もありますが、これはラクトースが予め酵素で分解された牛乳です。

面白いことに、赤ちゃんの時は、このラクターゼ活性が高いのですが、離乳し、乳を摂取する機会が減ると、徐々に活性が低下するようです。
ですから、ゴロゴロするのは子供(給食でも飲んでいる)より大人が多いのです。
数千年間、何世代にも渡り酪農文化のもと生活してきた欧米人は、遺伝的に大人になってもラクターゼ活性が高いようですが、日本人は遺伝的に低ラクターゼ症の人が多いようです。

最後に、私の経験談を述べます。
会社から理化学研究所に派遣されていた私は、1年3か月間、牛乳を飲みませんでした。
会社では福利厚生で1日1本(200ml)の牛乳を無料で飲めたので、購入するのが嫌だったのです。
「せこーっ」と言われそうですが、はい、その通りです。
1年3か月振りに会社に戻り牛乳を飲んだ私を襲ったのは、強烈な下痢でした。
最初は気が付かなかったのですが、連日、午後1時半頃に症状が出ます。
牛乳を飲んだ30分後です。
そうです。1年3ヶ月間、乳糖を摂取しなかったので、完全にラクターゼが作れない体、すなわち乳糖を分解できない体になってしまったのです。
しかし、ヒトの体は凄いです。
1週間もすると、徐々に下痢は軽減され、1ヶ月後には、何ともなくなりました。
再び小腸の上皮細胞がラクターゼを産生し始めたと思われます。

以上、なぜ牛乳を飲むと、おなかがゴロゴロするか、わかって頂けましたか?
暫く我慢して飲み続けると、治るかもしれませんよ。

2011年02月23日LKM博士
牛乳でおなかゴロゴロ(前半)

先日、初めて乳業メーカーの研究員らしいことをブログにしたら反響が多かったです。
このブログ→「植え継げませんよビフィズス菌は」
https://lkm512.com/blog/images/2011/02/08/
そういうわけで、もう一つ、一般的にはきっちりとは理解されていないだろうと思われることを書いてみます。

牛乳飲んだらおなかがゴロゴロする、酷い人は下痢をするのですが、この原因をご存じですか?
それは乳糖、英語ではラクトース(Lactose)、の仕業です。
これが消化管内で分解できない人は、おなかがゴロゴロするのです。
細かいメカニズムは置いておいて、まずはこの乳糖とは何者かをお話しましょう。

牛乳中には主要な栄養源として入っており、その濃度は約4.5%です。
すなわち、牛乳1Lあたり、45gも入っています。
そして、牛乳中に入っている炭水化物の99.8%はこの乳糖となります。
牛乳のエネルギー(カロリー)源の約30%は乳糖によるものです。

糖なのに牛乳は大して甘くないと思われるでしょうが、乳糖はあまり甘くない糖なのです。
ショ糖(砂糖)と比較してみると、
ショ糖の1%、5%、10%、20%の甘味度は、
乳糖の3.5%、15%、20%、33%の甘味度に相当する、
と報告されています(Nickerson, 1974)。

一部の植物体に乳糖を含むものが存在するようですが、基本的には名前の通り、哺乳類の乳中に特徴的な糖で、殆どの動物の乳では最優勢な炭水化物です。
当然、ヒト乳(母乳)にも大量に含まれています。
母乳には、牛乳以上に含まれており、約7%です。
牛乳より母乳が少し甘いといわれるのは、こういう理由からです。

"牛乳でおなかゴロゴロ"は、牛乳がヒトに適していない(相性が悪い)からと誤解されている方が多いようですが、牛乳でおなかゴロゴロする人は、当然、母乳でもおなかがゴロゴロするはずです。母乳の方が濃度は高いので、酷いことになるかもしれません。
「どうして赤ちゃんは大丈夫なの?」
と思われた方へ。
つづきは明日です。

2011年02月22日ウン小話
ウン小話⑨

ウンコネタをブログなどで熱く語り過ぎているせいでしょうか、
「そうそう、聞きたいことあるのです。」
なんて言われて、個人的なウンコのことを質問されることがあります。

研究機器メーカーなどの営業に来られる初対面の方でも、ブログで私のことを事前調査されている方が多く、ウンコ話の先制攻撃を受けることがあります。

たとえば、
「先日、凄く長いウンコが出て、流しても流しても、便器に突き刺さるような状態で流れないんです。何なのでしょうね?」

「(面白いですが、)あなた、何なのですか?」と聞きたくなります。

でも、ウンコの誘惑には負けます。
面白いので色々とウンコ話で盛り上がってしまいます。
挙句の果てに相談されました。
「また、あんなのが出たら、どうしたらいいんでしょうね?」

「俺は、ウンコ相談室の先生か・・・。」(心の中)
と思うことがよくあります。

ちなみに、これに対する回答は簡単です。
しばらく待って流せば良いでのです。
私も便秘の方の固いウンコを実験に使う時は、生理的緩衝液(ウンコ中の細菌や成分への影響が少ないように、浸透圧やpHを調製した水溶液)に浸し、氷温(試験管ごと氷に突き刺して)でしばらく放っておきます。
そうするだけで、柔らかくなり、非常に扱いやすくなるのです。

おしまい。

2011年02月21日LKM博士
パンダで楽をさせて頂きます

本日の夜遅くにパンダが上野動物園にやってくるそうですね。
多額のレンタル料を支払ってまでパンダが東京に必要かどうかは意見が分かれるところでしょう。
私はどちらかと言えば否定的ですが、なんとなく盛り上がっていますので便乗します。
といいますか、せっかくなので今日は楽をさせて頂きます。

昨年、「パンダの秘密」というブログを2回に渡り書きました。
パンダの腸内細菌について述べたものです。
何故、竹や笹だけを食べる編食で生きていけるのかを書いた内容です。

これを機に、もう一度、これを読んでみて下さい。
科学的な内容です。

https://lkm512.com/blog/images/2010/06/25/
https://lkm512.com/blog/images/2010/06/28/

2011年02月18日LKM博士
新着情報も見て下さいね

昨日は、昨年12月にインタビュー形式の撮影をして頂いた古森章斗キャスターが研究所へ来所されました。https://lkm512.com/blog/images/2010/12/21/
我々がどんな所でどの様に研究していているのかを見学したいということで案内致しました。
というのは建前で、私のファンというだけでしょう(笑)。

冗談は置いておいて、
実は、古森さん、LKM512入りのヨーグルトを食べてから非常に体調が良いということで、これを色々な方に知って頂きたいので、ご自分のブログでもモニター試験をやって下さっているのです。
「頼んでもいないのに、勝手に。」
不思議です。

たぶん、マスメディアを一切使わない、我々のスタイルに共感して下さったのだと思います。
よくわかりませんが、元気な面白い方です。

それで、モニター試験等をやって下さると、今度はそのモニターの方が、ご自分のブログでこのヨーグルトのことをコメントして下さるようで、色々なブログでLKM512入りヨーグルトの事が紹介されて始めているようです。

ということで、LKM512入りヨーグルトに関連するブログがあったら、新着情報にリンクを張りますので時々チェックして下さい。

私には書けない、生の感想や実感を伝えることができるのではないかと思います。

今度、古森さんからウンコ頂こうかな ( ̄ー+ ̄) ニヤリ

2011年02月17日LKM博士
久しぶりに読み直す

ナナホシテントウの羽化はいかがでしたか?
気が付いたら連載も5回目になっており、もう少し書きたいことはあったのですが、自分でも飽きてきたので止めました。

気まぐれな性格なのですねー。

ということで、「5‐6回連載したネタが過去にあったかなー」と思い、調べてみました。

ありました。
2009年6月10日から6月23日まで続いた"国宝 阿修羅像"シリーズ。
合計5回。
(途中に別のメンバーが書いた話が入っており、5話目は「授かったヒント」というタイトルになっておりますが。)

覚えている方はおられるでしょうか?

今読み直すと非常に懐かしいです。
しかも、思ったよりしっかりした内容です!
きっちりと"LKM博士の勝手にベストセレクション"にも入れておりました。

この時期(1年半前)に比べると、現在は5‐6倍以上のアクセス数になっておりますので、最近ファンになって頂いた方は読まれたことがないと思います。
是非ご覧下さい。

国宝 阿修羅像① https://lkm512.com/blog/images/2009/06/10/
国宝 阿修羅像② https://lkm512.com/blog/images/2009/06/12/
国宝 阿修羅像③ https://lkm512.com/blog/images/2009/06/17/
国宝 阿修羅像④ https://lkm512.com/blog/images/2009/06/18/
授かったヒント https://lkm512.com/blog/images/2009/06/23/

2011年02月16日LKM博士
ナナホシテントウ蛹ハプニング⑤

前回までのあらすじ)
真冬の朝の畑で採ってきた大根の葉にテントウムシの蛹(さなぎ)がついていた。
助手Kに観察するよう手渡したところ、約30分後に突如羽化が始まり、じっくりと後翅が伸びる様子など羽化を観察できた。

翌朝、段ボール箱を覗いてみると、赤くなったナナホシテントウが、隅っこでじっとしていました。
201102161.JPG
動きません。まさに冬眠状態。
そうです、夜の実験室は気温が低下するのです。
羽化したのは良いのですが、夜中のあまりの寒さに冬眠状態になったのでしょう。
ナナホシテントウは成虫で屋根裏などの比較的暖かい場所を好んで越冬するので、気温が下がればごく自然なことです。

そて、昼前、暖かくなってきたので、逃がしてやろうと思うと、
姿がない~。
どこを探してもいません。
部屋が暖かくなり、また動き出して逃げたようです。
こんな別れ方をするとは...。

3日後。
掃除中に窓際でナナホシテントウが発見されました。
捕獲して、デジカメ写真と比べると、まさにあいつです。
201102162.JPG
これまでの写真と比べてみて下さい。
斑点の形が全く同じですね。
特に頭部よりの中心にある斑点は特徴的な"逆さにしたハートマーク"です。
私には"お尻マーク"に見えますが。

この後、窓際で観察していると温かい昼下がりの外へ飛んで行きました。
201102163.JPG
元気でなーっ。

2011年02月15日LKM博士
ナナホシテントウ蛹ハプニング④(まさに羽化)

昨晩は凄い雪でしたね。でも、ナナホシテントウの話を続けます。

(前回までのあらすじ)
真冬の朝の畑で採ってきた大根の葉にテントウムシの蛹(さなぎ)がついていた。
助手Kに観察するよう手渡したところ、約30分後に羽化が始まったのだが、まだ体が柔らかいと思われる黄色い未熟な状態で歩き回るので、段ボール箱に入れた。

30分毎に観察しようとタイマーを合わせておきました。
ピーッ、ピーッ、ピーッ。
30分しか経っていないのに、覗くと、段ボール箱の壁の上部にくっついて後翅を伸ばして乾かしているではないですか。
201102151.JPG
系統は全く異なるのに、この作業はセミやトンボとも似ています。
"羽化"とはよくできた言葉で、まさに羽を完成させる作業であることを再認識できます。
よく見ると、斑点模様も現れてきました。

ピーッ、ピーッ、ピーッ。
さらに1時間後。
201102152.JPG
全く同じ体勢ですが、模様の色が濃くなってきました。
さらに、後翅が少し伸び、細く透明になりました。
もう羽ばたけそうな雰囲気です。

ピーッ、ピーッ、ピーッ。
さらに1時間後。
201102153.JPG
ついに、後翅を折りたたみ、前翅の下に収納しました。
まだ、色は薄いけど、もう普通のナナホシテントウです。

この後、少し歩いたりしておりましたが、真っ赤にはなりませんでした。
ということで、このままの状態で帰ることにしました。

たぶん、つづく。

2011年02月14日LKM博士
ナナホシテントウ蛹ハプニング③

(前回までのあらすじ)
真冬の朝の畑で採ってきた大根の葉にテントウムシの蛹(さなぎ)がついていた。
助手Kに観察するよう手渡したところ、約30分後に異変が。羽化が始まったのである。

セミの羽化に慣れている私は(https://lkm512.com/blog/images/2010/08/09/、 https://lkm512.com/blog/images/2010/08/11/)、蛹の抜け殻に捕まった状態で体を乾燥させると思い、とにかく葉っぱを何か容器に入れて立てた状態に固定しようと思いました。
どの昆虫も羽化は極めて繊細で、完璧に羽化することが大事です。
羽化に中に蛹から翅が抜けなくて死ぬケースも多々あります。
翅が変形して飛べなくなる場合もあります。
前日に、食べ切ったLKM512の入ったヨーグルトの空きパック(もちろん私が食べたもの)がありましたので、そこに葉っぱを入れました。

ところがです、テントウムシはまだ柔らかい黄色い翅のまま、歩き出したのです。
テケテケテケテケ。
ヨーグルトの容器の内側さらには上側の縁を縦横無尽に好き勝手に歩き回っています。
20110214.JPG
「えっ、まさかこれが完成体(羽化後の体の硬化も終わった状態)で黄色いテントウムシ?」
と思いました。
実際にキイロテントウという種は存在するのです。
是非、インターネットで検索してみて下さい。
この写真のテントウムシとそっくりです。

このままだと何処かに行ってしまうと思った私は、空き段ボール箱に、ヨーグルトの容器ごと入れ、上をクリアファイルで蓋をし、しばらく放っておいて仕事をすることにしました。

気が付けば、部署のみんなもテントウムシを一緒に観察していた...。

2011年02月10日LKM博士
ナナホシテントウ蛹ハプニング②

(前回までのあらすじ)
畑の大根の葉についていたテントウムシの蛹(さなぎ)を助手Kに渡しただけでした...。

その約30分後、助手Kと真面目な実験の話が終わって数分後、
無口な助手Kが、小さな声で何かを訴えています。
よく聞くと、
テントウムシが・・・
何かを言っています。
(念のため説明させて頂きますが、助手Kは普段から声が小さくて早口で、1m以上離れると話していることが殆ど聞こえないのです。)

何を言っているか理解できない私は、少し怒り気味に、
「そやから、ちゃんと何か容器に入れて置いておけ。」
と指示したと思います。

ところが、助手Kがまだ何やら訴えているのです。
今、羽化しています。
「...、はあーっ!」

やっと理解できました。
蛹の殻が破れて、黄色いテントウムシが中から出てきていたのです。
20110210.JPG
左側の黒いのが蛹の抜け殻です。こんなに早く羽化すると思っていなかったので、蛹状態の写真はありません。

既に変体(幼虫から成虫の体への変化)は終わっていて、あとは気温が上昇するのを待っていたのでしょうか。
氷点下の畑から、10℃前後の車の荷物置き場を経由して(約30分間)、20℃前後の研究室(約1時間)と、気温の上昇を感じて春と思ったのでしょうか。

とにかく羽化が始まったのです。

つづく

2011年02月09日LKM博士
ナナホシテントウ蛹ハプニング①

真冬の朝の畑は極寒です。
畑一面が霜柱といっても過言ではありません。
バケツに溜まっていた水の上層部は厚さ3センチ位の氷になっています。
全ての葉が凍っているように見えます。
冬の野菜が甘く美味しいのは、凍結を防止するために植物体内で糖分を産生しているからであるというのは教科書レベルで理解しておりますが、
改めて、その生命力とその神秘性を感じることができます。

と、そんな極寒の中、蛹で冬を過ごす昆虫たちも多いです。
どうして凍え死なないのでしょうか?
蛹の成分は、殆どがタンパク質だと思うのですが、野菜同様に糖分が多いとか?

多くのチョウは年に数回世代交代をするのですが、春に成虫になるタイプ(春型=蛹で越冬)と初夏以降に成虫になるタイプ(夏型:秋に成虫になるものも含む=蛹で越冬しない)と区別することが多いです。
何故、区別するのかと述べますと、
不思議なことに、蛹で越冬する春型は、夏型と翅の模様や形状などが変わることが多いのです。
私は、この現象は越冬するために体内で作られる成分の影響ではないかと思っています。
申し訳ないですが、虫好きですが専門家でないため答えは知りません。

話は横道にそれましたが、
先日、朝、畑で収穫してきた大根の葉に、ナナホシテントウの蛹がついていたのです。
そのまま研究所の外に捨てても春には羽化するでしょうが、
せっかくの機会なので、助手Kに、
「春まで置いておいて、羽化を観察するように!」
と指示しました。
羽化シーンがデジカメで撮れれば、2日分のブログネタにはなります。
助手Kは小さく2回ほどうなずき、極めて小さな声で、
「はい...。」
彼は私に逆らうより、従った方が楽であることを本能で知っているのです。

ところがです、その30分後に事態は急変したのです。
つづく

2011年02月08日LKM博士
植え継げませんよビフィズス菌は

講演などしていると時々こういう質問を受けます。
「市販ヨーグルトの一部を牛乳に入れて温めるとヨーグルトができるのですか?」
色々聞いていると、各人の知り合いに一人くらいはそういう方がいるようですね。

温度が適正で、環境中の雑菌が入っていなければ、殆どのヨーグルトはできると思います。

基本的に、ヨーグルトとは、
Lactobacillus delbrueckii subsp, bulgaricus (ラクトバチスル・デルブルエッキ 亜種 ブルガリカス)という乳酸菌と、
Streptococcus thermophilus(ストレプトコッカス・サーモフィラス)という乳酸菌の2種類で発酵させて作ったものをいいます。

味や風味が各メーカーのヨーグルトで異なるのは、これらの2種類の菌の性質が異なるためです。(香料を入れた商品も多いですが、プレーンでも乳酸菌の性質により異なります。)
酸味が強くなる菌株、マイルドになる菌株、粘性が出る菌株等、使い分けているのです。

ですから、この2種類の乳酸菌がきっちりと入っていれば家庭でもある程度のものができるのですが、何度か植え継ぎを繰り返せば、次第にバランスが崩れてくると思われます。
そうなると、味が変化し、発酵不良が起こるでしょう。
また、最初の添加量が少なかったり、乳酸菌に元気がなかったりすると、
発酵で乳酸が作られる前に、雑菌が増殖し、完成したのは腐敗乳というリスクも高いです。

このように、リスクはあるものの、ヨーグルトの植え継ぎができないことはないのですが、
ビフィズス菌は決して植え継げません。
ビフィズス菌は偏性嫌気性菌といって、酸素がある環境では生育できません。
さらに、酸にも非常に弱いです。
乳酸菌が作る乳酸も苦手なので、ヨーグルト中でも少しずつ数が減ってきます。
元来、動物の腸管内に生息している細菌です。
乳の中で進化してきた酪農用乳酸菌とは異なります。
各メーカー、選び抜いた菌を使っておりますが、それでも、牛乳の中で乳酸菌のように増えるビフィズス菌はありません。

「ビフィズス菌入りヨーグルトを植え継いでも、ビフィズス菌は増えない!」
豆知識として、是非、覚えておいて下さい。

2011年02月07日LKM博士
春は近付いていたのですが...

一昨年、紹介したことがある(https://lkm512.com/blog/images/2009/02/03/
私の梅の盆栽は、1月4日から咲き始め、1ヶ月間をかけて一輪、また一輪と、ゆっくりと開花し、
ここ数日間の関東地方を包んだ温かさで、間もなく満開を迎えようとしています。
今朝は車に乗る時に、ほんのりと品の良い香りで見送ってくれました。

20110207.JPG
(大して手入れしていないのに、毎年花が咲くのですね。不思議です。)

と、自然情緒に浸っている場合ではありません。

春と言えば、大相撲春場所。
残念ながら、その中止が決定致しました。
状況を考えれば仕方のないことです。
細かいことは、今日は控えさせて頂きます。

ただ、「裏切られた」という感覚というよりは、
真面目にやっているその他の力士達を、私が裏切ってはいけないと思っております。

救いは、最もクリーンで、改革意識の強いと言われている、放駒親方が理事長の時に起こったということでしょうか。
とりあえず、状況を見守っていき、再開されるのを待つことに致します。

2011年02月04日LKM博士
どアップ

今日は立春。
暦の上では今日から春です。
とはいえ、まだ寒い。
かなり虫が恋しくなってきましたので、久しぶりに虫の写真でも載せましょう。
(もちろん冬でも探せば至る所に虫はいるのですけどね。)

以前にこのブログで紹介しましたクルマバッタモドキです。
https://lkm512.com/blog/images/2010/10/22/
この時、顔のアップの写真も撮っていましたので、どうぞ。

(本当は、ここに写真を掲載したいのですが、虫嫌いの人がいるでしょうから、
最後に掲載します。)

仮面ライダーはトノサマバッタがモデルと聞いたことがありますが、
こいつ、仮面ライダー・アマゾンに似てませんか?

アップ写真は、普段感じている虫の印象と全然違うのではないでしょうか?
虫好きでないと、顔に生えている毛なんてみたことないと思いますので、よーく見て下さい。
凛々しいですね!

草をバリバリ食べることができるこの頑丈な口も観察して下さい。
顔の下4分の1位が口です。

これ、4-5年前の普通のデジカメのマクロ機能で撮ったものなので、
もっと性能が良い新しいデジカメが欲しくなってきました。
ドンドンとアップ写真を撮りたい衝動が起きました。

2011020400.JPG

2011年02月03日LKM博士
早速報告しますかね

2011年も1ヶ月が過ぎ、今日は節分。
早いですねー。
近年、関東でも恵方巻きが流行っているのは、腹立たしく思っておりますが、
昨年コメントしましたので、今年は敢えて何もいいません。
https://lkm512.com/blog/images/2010/02/04/
ということで、途中経過として、2011年1月のウンコ回数をご報告致します。

なんと、40回!
・・・・。

何なのでしょうか?
このウンコ回数を発表した後の、平常心が乱れる感覚は・・・。
「こんなことして意味があるのか?」と自分に問いかけているのか・・・?
(→.←) ん~...

気分を戻しましょう。

1日あたり、1.29回です。
少ないですね。
このままだと、年間470回程度のペースです。

目標の年間512回をオーバーした昨年の1月は47回。
やはりハイペースでしたね。
飲み会が多く、「食べ過ぎた」と記録してある日もあります。

年間509回だった、一昨年(2009年)は、39回。
今年とほぼ同じペースです。

あっ、気が付いた!
毎年データとってると、こんな考察ができるんやっ!
└(^へ^)┘

2011年02月02日LKM博士
もったいない(カブ編)

昨日に引き続き、捨てられない話。
大根以上に悩むのは、カブの葉。
20110202k.JPG
おいしそうですよね。
(一番上はチンゲン菜ですよ、間違えないで下さいね。)
しかし、意外とトゲトゲしていて触ると痛く、また青臭いのです。
生長過程で、小さく間引いている時期は味噌汁などに入れて食べられるのですが、
ここまで大きくなると手強いです。

でも、もったいない!

こういうものは小さくきざんで得意料理に入れてしまいます。
20110202t.JPG
そう、たこ焼きです。
娘も甥っ子も気づかずに喜んで食べていました。
緑色のものはネギやキャベツではありません。
野菜を全てカブの葉で代用しました。
太い茎の部分と軟らかい葉の部分の食感が異なり、意外といけるのです。

ただ、これ以上に含有量を増やすと不味くなります。

こうやって食物繊維を摂り過ぎて、
昨年は一昨年を24回も上回る大量のウンコが製造されたのでした。

2011年02月01日LKM博士
もったいない(大根編)

自分で野菜を育てていると、スーパーで売っているものとの新鮮さの違いを強く感じます。
それは、このブログでも幾つか紹介しましたが、
例えば、収穫食後のトウモロコシの甘さであり、
枝豆の風味であったりします(https://lkm512.com/blog/images/2010/08/04/)。
冬になってからは、キャベツの甘さも驚きでした
https://lkm512.com/blog/images/2010/12/24/)。

(本題と関係ないですが、研究論文を書く習性から、どうしても引用はきっちり示したくなる)

ですが、一番異なるのは、普段食べない部位の新鮮さです。
例えば、大根の葉。
収穫後1時間もすれば萎れるので、スーパーでは見栄えが悪く、殆ど捨てられているのだと思います。
葉だけを見せて「これ何の葉?」と質問すれば答えられない方も多いと思います。
ですが、畑で収穫すると、葉の方が美味しそうに見えてしまいます。
青虫も夢中でムシャムシャ食べています。
栄養価も高いようです。

ということで、持って帰って直ぐに調理したのがこれです。
20110201.JPG
ごま油で炒め、ジャコと白胡麻と醤油で仕上げ。
10分足らずで完成です。
ちょっと苦味があり、ビールによく合います (^o^)v

「皆さんもどうぞ」と言いたいところですが、
なかなか大根の葉はスーパーでは手に入らないですよね。
大根の葉が手に入ったら、どうぞ!

2011年01月31日LKM博士
後遺症②

自ら地獄になるだろうと予想していた2011年の1月
https://lkm512.com/blog/images/2011/01/07/)が本日終わります。

ほんとにしんどかったです。

2月の前半は比較的予定が詰まっておりませんので、
ほっと気が抜けて、体調を崩すのを心配していたのですが、
予想通り、昨日はダウンして午後から寝ていました。

体がだるくて、節々が痛い(*_*;

あと、屁の調子が悪く、
いつもの"プッ"という、圧力が強く0.5秒以内に出し切る勢いがなく、
"プスー"と1.5秒から2秒間かかり、妙に肛門付近が温かく感じる屁が出ます。
臭いは強くないですが...。
LKM512を4日間食べていないからでしょうか?

ただ、発熱もなく、下痢もなく、頭痛もなく、鼻水もなく、咳もない。
単なる疲労なのでしょうか?

よくわかりませんが、昨年末から「1月末は危ない」とわかっていましたので、
予定通りということです。
むしろ、
「体調不良であろうが、計画通りで素晴らしい!」
と思って喜んでいます。

負けず嫌い丸出し...。

2011年01月28日LKM512女子部
あらためて、ビフィズス菌

企画部リツコです。
博士は忙しければ忙しいほど、負けずにブログを書いているようです。
テスト前に机の掃除をしたくなる心境と同じでしょうか?
さすがにポリアミン学会での発表に出かけて一回やすみということで、今日は私の出番です。

さて・・・
ビフィズス菌があらためてニュースになり、脚光を浴びていますね!
ビフィズス菌がつくる酢酸が病原性大腸菌O157の食中毒を防止することについて、
メカニズムが明らかになったそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110127-00000016-jij-soci
ビフィズス菌が、腸の中で果糖から酢酸を作ると、
それがO157の炎症に負けない環境を作るのですね。
あらためて、ビフィズス菌ってすごい!

LKM512菌もおなかに届いてしかも増えるという強いビフィズス菌なのですが、
うちのホームページはなかなかニュースにリンクされないのが、残念~!

あらためて、毎日LKM512の入ったヨーグルトを食べているから
風邪もひかずに元気なのかな?と自己満足です♪
みなさんにも試してほしいです!

2011年01月27日LKM博士
紫色になるブロッコリー

ご存じでしたか?
寒さに曝されるとブロッコリーは紫色になります。

アントシアニンという物質が作られるからです。
何か聞いたことあるけど何それって方もいらっしゃるでしょう。
ブルーベリーなどに多く含まれ、抗酸化作用で有名なポリフェノールの一種です。

何故、できるのか?
植物の代謝は専門外なのでよくわかりませんが、
インターネットで見る限り、
寒さで植物体内の糖含量が増えたり、タンパク質代謝経路が停滞したりすると、
アントシアニン合成経路が活発化するようです。
私なりに解釈すると、アントシアニンは寒いから合成されるのではなく、
寒くて植物が身を守るために体内の糖含量などが増えた結果おこる現象ということではないでしょうか。

とはいえ、よくわからん。

本気で取り組んでいる、腸内細菌のポリアミン代謝経路を理解するのでも難儀している私が、植物の代謝経路を語るのは間違っているので、やめます。
知りたい方は、自分で調べて下さい。

ただ、言えることは、紫になったということは、ブロッコリーは寒さから身を守るため糖度が高まり、美味しくなっているということです。
ということで写真をどうぞ。
110127.JPG
美味しくなっているのに、市場では紫化したブロッコリーは価値が低く、半値程度で扱われているようです。
紫色になり安売りされているブロッコリーを見たら、必ず買いましょう!
"超お得"ということです。
ちなみに茹でると色鮮やかな緑に戻ります。
アントシアニンが溶出するからだそうです。

2011年01月26日LKM博士
2011年大相撲初場所の感想

いきなりですが、栃乃若関、十両優勝相星決戦で惜しかったですねー。
"ビフィズス菌LKM512パワーで十両優勝!"
と勝手にブログのストーリーを決めておりましたので、非常に残念です。
でも、来場所の新入幕は確実。
幕内での活躍に期待しましょう。

結局、横綱白鵬の強さのみを再認識するわけですが、
誰もが思うように、大関陣が盛り下げてくれますね。
(魁皇は別格ですが。)
中盤ブログで期待した把瑠都は怪我で仕方ないとしても、琴欧洲は、いつも通り、そして予想通りに失速してくれましたね(https://lkm512.com/blog/images/2011/01/17/)。
白鵬6連覇。
素晴らしいのですが、盛り上がらない優勝争いに、素行の悪い大横綱の存在をふと思い出す私でした。
一年前は彼がいた...。そして彼がいなくなってから白鵬が6連覇。

こんな状態ですから、関脇で2桁勝利をした稀勢の里と琴奨菊の2人が大関候補として扱われるわけですが、私はまだ過剰な期待だと思っています。

ところで、
琴奨菊は琴欧洲が食べていると思われているヨーグルトを一緒に食べているのだろうか?
それによって、私の応援の仕方が変わるのだが...。

心配なのが、十両の北勝力と垣添。
つい最近まで幕内で相撲を取っていたのに、あれよあれよと落ちて行き(北勝力は今場所休場)、来場所は幕下転落がほぼ確実ですが...。

個人的には、今場所はLKM512ヨーグルトを食べてくれている力士が土俵に上がってくれているだけで、今までと違う不思議な感じがして楽しかったです。
社長は横綱栃錦のファンだったということで、春日野部屋へのヨーグルト差し入れは温かく見守って頂いているようですし、暫く続けたいと思います。
懸賞を出すという野望を持ちながら... ( ̄ー+ ̄) ニヤリ

2011年01月25日LKM博士
後遺症...

先週は生研センター委託研究の報告書と計画書作成に必死のパッチでした。
多額の研究資金を我々のチームに頂いているわけで、当然のことです。
もう一度、当初の目標を認識し、予定通り進展しているのかを確認し、
これまでの成果の意味を幾つかの角度から分析し、来年度はどう取り組まなければならないのかを熟考して、書類を作成しました。
A4の用紙に、報告書40ページ、計画書は23ページになりました。
もちろん、チームでやっておりますので、各機関の成果等は、共同研究者にも手伝ってもらいますが、結局、全体をまとめて、意思統一をはかるのは私。
研究資金の問題もありますので、結構、神経使うのです。
気が付けば、あっという間に金曜日、締切日になっており、無事提出できました。
「やっと、終わったー!」

それから、3日間。
あまりにも詰め込んでやり過ぎた後遺症が残っているようです。
木曜日には学会発表(プレスリリースはこちら→https://lkm512.com/blog/images/news/2011/01/post-23.html)があるのですが、まだスライド作りに手を付けられません。
何もしていないわけではありません。
全く期限がない特許の仕事などを、ここぞとばかりに夢中にやっています。
「先に学会準備をすれば良いのに...」と心で思いながらも、できません。
やらなければならないことを実行するのを"ウンコ色の脳ミソ"が拒否しているのでしょう。
「もう少し放っておいてくれ! 先週の危機に比べれば、まだまだ余裕や。」
もう少し追い詰められないと、やる気が起きそうにありません。
と言いながらも、明日の夕方には完成していないといけないでしょうから、
残り30時間くらいですかね?

タイムリミット24時間を切れば、自然に準備を始めるような気がします。
Twitter(アカウント名:@Dr_lkm512)で、いつエンジンがかかるのか、そして次第に追い詰められていく様子でも、観察してもらえれば、楽しいかと思います。

2011年01月24日LKM博士
発表! 2010年 年間ウンコ回数

皆様お楽しみの、私の2010年排便回数を発表します。
ジャーーーーーーーーン!

533回└(^へ^)┘
昨年の509回を上回り、新記録です!
と勢いで威張ってみたものの、
目標の512回をはるかにオーバー。

はっきり言って、よくわかりません。
威張って良いことなのか、悪いことなのか?

うーん、わかりません。

それより、そもそもこれはどういう企画なのか?

うーん、それは...、思いつき。

そもそも回数は大幅に増えたような気がしますが、
1日当たりの排便回数に計算すると昨年1.395回に対し、今年は1.460回。
わずか0.065回の増加です。

うーん、奥が深い。いや浅い?

これ、結構大変だけど、今年も続ける必要があるのか?

うーん、こ。

ということで、少し悩みながらも2011年も排便回数を数えています。

2011年01月21日LKM博士
2011年大相撲初場所いよいよ終盤です

予想通りといいますか、予定通りといいますか、
場所直前ブログ(https://lkm512.com/blog/images/2011/01/07/)で書いたように、個人的には疲労困ぱいの1週間になっています。
生研センター委託研究の今年度報告書と来年度計画書が本日〆切なのです。
寝不足なのですが、頑張って毎朝早く起きて、録画したNHKの夜中の取り組みダイジェストを朝食を摂りながら見る一週間です。
ブログも結構無理して書いています。

いやー、横綱白鵬負けましたねー。
月曜日に、このブログで「落とし穴がありそうだ」って書いたのが当たりましたね。(https://lkm512.com/blog/images/2011/01/17/
心技体の"心"を最も大事にしている横綱。心が乱れていたようです。
調子の良かった把瑠都は足を痛めたようで、ボロボロと失速。
同学年の魁皇は右肩が痛そうですが、早くも(失礼?)勝ち越し、一安心です。
もう、優勝争いを楽しむことはできない状況といっても過言ではないでしょう。

こういう時は、LKM512ヨーグルトを差し入れしている春日野部屋!
栃ノ洋関は優勝争いに顔を出す位調子は良いようですが、上位の2人は苦しんでいますね。
特に、栃ノ心関は怪我もあり苦しそう。
私も報告書作りで苦しい毎日を送っており、妙に共感してしまいます。
おっと、幕内だけに注目している場合ではありません!
十両の栃乃若関は3敗です。
「お願いやから、十両優勝目指して頑張って~。」Fight}┏(`□´┏)

終盤は、勝ち越すか勝ち越さないかギリギリの力士の相撲をみるのも楽しいですよ。
特に来場所の三役がかかっている、鶴竜、豊ノ島、阿覧、玉鷲、豊真将、德瀬川。

書類提出が終わる私は、この土日は、ゆっくりテレビで観戦します。
本当は観に行きたいけど...。

2011年01月20日LKM博士
京都出張(その3)

基本的に、乗りの良い私は、心の底から嫌だとは思っていませんでした。
すぐに、学生君が、ジャージと運動靴とネックウォーマー(?何て言うのかわかりませんが、首を暖めるもの)を持って来てくれました。
スーツを脱いで、ジャージに着替え、Yシャツとコートと手袋は自分のものを装着です。

登山の様子も箇条書きでいきましょう。
1.極寒の中、大文字山に登る勇者は6人であった。
2.10分程歩くと、銀閣寺の前に到達し、さらに登ると突然前が見えない暗闇になった。
3.懐中電灯は2つ。先頭と最後尾。
4.私は4-5番手の位置で歩いたが、前の人の背中を見失わないよう必死だった。
5.道は相当ぬかるんでおり、凍っているところもあった。
6.坂道も説明以上にきつかった。
7.暗くて滑るので予想以上にきつかった。
8.先頭を行く学生の歩くスピードが早くきつかった。
9.会話は「わっ、うぁっ、やばっ、すべった、ぎゃっ、まだ~、どこ、うぉっ、いてっ、しんどい」の組み合わせで8割位占められていた。
10.「研究とはこんなもんや。暗闇をもがいて進んで行った者だけが、素晴らしい結果、すなわち綺麗な夜景に出会えるんや」と偉そうなことを言っている奴がいた。
11.ずっと暗闇の中であったが、長い階段を上ると、突然、開けた場所があらわれ、眼下に京都市街の夜景が広がっていた。
12.確かに近くて綺麗な夜景であった。
13."100万ドルの夜景"と言っていたが、京都なのでドルは使わないで欲しかった。
14.8,500万円程度の夜景になるのか?と心で思っていた。
15. "大"という文字の中心(横棒と縦棒がクロスする場所)に位置する場所の眺めは最高であった
16.帰り道の方が滑って怖かった。
17.帰り道は、身の危険を感じ、一瞬たりとも気を緩められなかった。
18.遭難しないよう皆気を付けていた。「京大研究室、大文字山で遭難」格好悪過ぎる。
19.先生は3回程、滑ってこけたようだ。
20.カップルがいつもいるということであったが、誰もいなかった。
21.下山後、お洒落なバーに行ったが、カクテルの前に水をがぶ飲みした。
22.ホテルまでタクシーに乗ったが、「さっき大文字山に登った」と言っても信じてくれなかった。
23.今、思い出すと、非常に楽しく、一生の思い出になると思う。
24.次にこの研究室に来る時はスーツで来る必要はないと思った。

以上。

とにかく見て下さい。これが真冬の大文字山から見る京都市街です!

201101201.JPG我々が立っている所が、"大"の文字の中心(横棒と縦棒がクロスしている場所)です。皆、登りきった爽快感のある顔していますね。1時間登り続けたので暑くて上着を脱いでいますが、極寒です。周囲は凍結していました。


2011012022.JPG左側の明るい塔は京都タワーです。


201101203.JPG真ん中の暗い場所は京都御所、手前の暗い場所は京都大学です。あそこから登ってきました。

2011年01月19日LKM博士
京大出張(その2)

「大文字山登りましょう~!」
「はぁ~? 大文字山って、あの漢字の"大"って形で燃やす山?」
そもそも私はその山が何処にあるのかも知りません。

「めっちゃ夜景きれいですから。」
「嫌やっ!」
と言い合いしている内に、各自が色々な大文字山情報を話していました。

情報を私なりに分析すると、
①大文字山の頂上には京大から歩いて1時間ちょっとで到達できる。
②暗い場所はあるが、そんなに険しい山道ではない。
③とはいえ、スーツと皮靴では絶対無理なレベル。
④途中でキツイ坂道もある。
⑤夜景は本当に綺麗なようである。
⑥私の生まれ育った奈良・生駒山から大阪市街の夜景を見るより街が近いらしい。
⑦従って、カップルが夜景を見に来ることが多いらしい。
⑧誰とはいわないが、この研究室の中にも女の子を誘って夜に登ったことがある奴がいる。
⑨途中に応仁の乱の戦死者がたくさん埋葬されていた場所がある(少し興味がある)。
⑩京都はその日の朝も雪が降っていた(確かに昼の新幹線は遅れていた)。
⑪しかも、この日は全国的にこの冬一番の寒波が来ている。
⑫学生さん達も、本当に行くのかどうか成り行きを見守っている。
⑬ちなみに私は夜景などこれっぽっちも興味がない。
⑭断り続けていると、5千円払うから一緒に登ろうと誘われている(心が揺れる)。
⑮酒の勢いであることは間違いない。
⑯ふと気が付くと、先生は登る気満々になってきている。
⑰やばい雰囲気である。

間もなく、先生が、
「じゃー、登りますかーっ」

(((!!(゚ロ゚ノ)ノえぇ!!

つづく

2011年01月18日LKM博士
京大出張(その1)

今でもあれは夢だったのではないかと思う程、理解困難な出来事でした。
ただ、証拠写真がありますので、間違いなく事実です。
関係者はこのブログに書かれることを楽しみにしているようなので書くことに致します。

それは10日程前の1月7日(金曜日)のことです。
研究の打ち合わせで京都大学に行きました。
予定通りの時間に着いて、有意義に打ち合わせもできました。
「せっかくなのでセミナーをして欲しい」と事前に頼まれていたので、1時間15分程度のセミナーもやりました。
研究室のクローズのセミナーの予定でしたが、他の研究室の先生方も結構いらっしゃいました。
腸内細菌は専門外とはいえ京大の方々なので、どうプレゼンしようかと迷っていたのですが、雰囲気が良かったので、 "笑いたっぷりバージョン"でプレゼンを敢行しました。
結果はGood!
あんなに熱心にメモをされながら聴いて頂いたのは初めてです。
熱心さのあまり、プレゼン中に何度も止められて質問されたのも初めての経験です。
やり甲斐があり、楽しかったです。

その後は、研究室で懇親会。
研究室飲み会は理系出身者なら誰でも経験すること。13-4年ぶりのことです。
私が着いた時から、妙にニンニク臭がしていたのですが、
それは先生がダッチオーブンで、チキンを調理して下さっていたからだとわかりました。
料理の名前は忘れましたが、それは美味かったです。
学生さん達は、食欲旺盛。巨大なピザもどんどん胃の中に入っていきます。

ウンコ話、学生さんの恋愛話と盛り上がりながら、目の前の日本酒は軽く1升なくなり、次の瓶に突入していました。
酔っ払ってきました。時計はちょうど10時をさしていたと思います。
「ここら辺で中締めをして、先生達と四条辺りに飲みに行くころかなー」
なんて思い始めた頃です。
このブログにも登場したことがあるシン君が、
「大文字山登りましょう~!」
????????? 
明日へつづく

2011年01月17日LKM博士
2011年大相撲初場所前半戦を終えて

社内研修、生研センターの年度末報告書作りと忙しく、相撲に集中できない状況ですが、もちろんそんなのは関係なく淡々と進んで行き、もう中日を過ぎましたね。

当たり前のように、横綱白鵬が単独トップという状態。
これまで完璧過ぎるので、どこかで落とし穴がありそうな気もしますが、やっぱりないですかね。
盛り上げるためにも、把瑠都や琴欧洲にはきっちりと追走していてもらいたいです。
が、いつも通り、後半失速してしまうのでしょうか?
特に、今場所の把瑠都は力強く調子が良いと思うので、期待しています。

やっぱりヨーグルトを差し入れしていると、緊張感が違いますね。
贔屓の力士がいるというより、全ての力士が好きだった私にとっては、不思議な感覚です。
春日野部屋の力士が登場するとちょっと緊張するのです。

栃煌山関は琴欧洲と日馬富士の2人の大関には勝ったのですが、いまいち調子が上がりません。
栃ノ心関は不調。場所前に太ももを痛めたと聞いています。
木村山関3勝5敗。
ですが、ベテラン栃乃洋関は自身初の初日から7連勝!
7勝1敗で白鵬を追走しています。
やっぱり実験と同じように、LKM512は若者よりベテランの方が効くのでしょうか?

後半の巻き返しを願って、明日、再びヨーグルトを差し入れします。

そうそう、1月14日の春日野部屋のマネージャーさんのブログにLKM512入りヨーグルトを差し入れした件が掲載されています。
「ヨーグルトできっと勝つぞ」
http://ameblo.jp/t-taiki/
時間があったら、こちらも読んでみて下さい。

2011年01月13日LKM博士
実は通販やってまして、それで、明日まで送料無料です

私のポリシーもありまして、このブログで宣伝はしたくないのです。
だから迷いました...、が、読者の方にとって朗報なので、初めて宣伝させて頂きます。

今週、通販で、LKM512の入ったヨーグルトの送料無料キャンペーンをやっています!
http://item.rakuten.co.jp/meitoon/08/
基本的に、病院や学校給食と販売店(町の牛乳屋宅配屋さん)経由でしか販売していない貴重なヨーグルト。
つまり、スーパーやコンビニでは入手できないのです。
「食べたい!」と問い合わせが多いので、半年ほど前から、通信販売をひっそりと開始しておりました。
しかし、通販用に設計した商品ではないため、通常価格にクール宅急便代金が加算されるということで、かなり割高なヨーグルトになっています。
私も、宣伝するのも申し訳ないので、黙っておりました。

ところがです。
調べてみると、固定のお客様がついてきたのです。
誠にありがとうございます m(μ_μ)m

ということで、LKM512プロジェクトのメンバーで、
「一度、送料を取っ払って売ってみよう!」
ということになりました。

12個セットで1,512円。 "1番、512菌"
また、「512が好きだな~」と思われた方、いるでしょう?
いえいや違います。
120円(1個)×12個(1箱)×1.05(消費税)=1,512円なのです。
はい、偶然です。

続けて食べればウンコの色が変わりますから、是非、お試し下さい!
大相撲好きの方、今場所は栃煌山と栃ノ心もこのヨーグルト食べてますよー。

この機会に是非お試し下さい。
http://item.rakuten.co.jp/meitoon/08/

2011年01月11日LKM博士
でき過ぎたストーリー(LKM512が勝った記念日)

先週金曜日、春日野部屋にLKM512ヨーグルトを差し入れしたことを書きましたね。https://lkm512.com/blog/images/2011/01/2010-16.html
そして、
「特に、幕内上位の栃煌山関と栃ノ心関には、別のヨーグルトを食べているあの大関に一泡吹かせてもらいたいものです。」
とも述べました。

昨日、2日目、私は国技館に観戦に行きました。
といいますか、既にチケットを持っておりましたので、行くことになっていました。
初日、テレビで中継を見ていると2日目の取り組みの発表。
結びの一番の2番前の取り組みは、なんと、
"琴欧洲 vs 栃煌山"

「なに~っ。」

私は運が良いです。直接応援できます。

さて、当日、午後5時40分頃、その2人が土俵に上がりました。
非常に人気がある琴欧洲。
後ろの席の小さい女の子も必死で琴欧洲を応援しています。
東側のタマリ席に座っていた私からは、仕切りの時間は琴欧洲のお尻が中心のアングルです。
「やっつけろ、やっつけろ、上手だけは取られるな!」(私の心の中)

制限時間いっぱい。
バチッとぶつかって2秒足らず。
私の5m程前に琴欧洲が栃煌山に寄り倒されて落ちてきました!!!
\(^O^)/  8(≧▽≦)8  \(^O^)/ v(^o⌒)-☆ (^-^)∠※PAN!

私の中では、
LKM512があのヨーグルトに勝った瞬間です!!!
2011年1月10日はLKM512の歴史年表に載ることでしょう。

110111.jpg
建設中のスカイツリーと両国国技館

2011年01月07日LKM博士
2011年大相撲初場所がはじまります!

正月明け早々ですが、奇数の月の第2週目の金曜日は、2日後から始まる大相撲本場所のことを書く日です。
待ち遠しいのですが、今場所だけは来て欲しくなかったのです。
なぜなら、今年の1月はめちゃくちゃ忙しいから。
生研センターの委託研究の今年度まとめと次年度計画書を作成しなくてはならないのです。
月末には学会発表もあります。
大相撲も連日見なければいけないですし...。
つまり、初場所が始まるということは、私にとって"地獄に突入する"ことを意味していたからです。

さて、本題に移りますが、先場所大活躍した豊ノ島が幕内上位で相撲をとります。
どうなりますかね?
私と同学年の大関魁皇は応援しますが、先場所のようなことは起こらないと思います。
全然報道されておりませんが、カド番の大関日馬富士は怪我が治ったのでしょうか?
先場所白鵬に勝って目覚めたといわれる稀勢の里、私は期待を裏切られると予想しています。

などなど、頭に思い浮かんだことを書きましたが、
今場所は
「栃煌山、栃ノ心、栃乃洋、木村山を擁する春日野部屋軍団に期待!!!」
といいますか、それで頭がいっぱいです。

なぜなら、春日野部屋にLKM512ヨーグルトを差し入れしたからです。
(厳密には本日発送するのですが)

「えっ」と思われた方も多いでしょうが、経緯は話せば長くなるので省きます。
秘密のネットワークができたということです。

特に、幕内上位の栃煌山関と栃ノ心関には、別のヨーグルトを食べているあの大関に一泡吹かせてもらいたいものです。

本気で応援しています ☆(^□^)☆ フレーッフレーッ

2011年01月06日LKM博士
私のお薦め

「奈良の名物は?」
と聞かれることがあるが、私は迷わず、"たなかの柿の葉寿司"と答えることにしています。
正直言いますと、奈良の名物としての地位があるのか否かはよくわかりませんが、名品であることに間違いはありません。
ただ、私が奈良の実家から戻る時に、ほぼ毎回購入しようと思うくらい美味しいのでそう答えています。
10個位ぺロっと食べられます。

奈良の五條に本店があり、奈良県外にも関西を中心にショップが点在しておりますが、関西圏外には殆どお店はありません。

強く主張しておきますが、柿の葉寿司なら何でも良いわけではありません。
"たなかの柿の葉寿司"です。

よく利用するJR京都駅の弁当コーナーに柿の葉寿司は販売されていますが、
これは"たなか"のものではありません。
一度、買い忘れてこちらを購入したのですが、明らかに味が違います。
伊丹空港の土産屋も、"たなかの柿の葉寿司"ではない商品が数店舗で売られていますが、1店舗だけ"たなかの柿の葉寿司"がひっそりと売られています。
店舗で購入できない方は、全国発送されていますので、是非、取り寄せて食べてみて下さい。

念のため書いておきますが、私は"たなかの柿の葉寿司"のまわし者ではありませんよー。
ただの1ファン、赤の他人です。

さて、問題は協同乳業本社の検閲ですね。
特定の商品を一方的に褒めまくる内容のブログを掲載できるのか?
とも思いますが、それは考え過ぎで、私は、ただ、おいしいことを伝えているだけです。
今度、土産に買ってきてあげるから掲載してちょうだい。

110106.JPG
今回は年賀版を買ってきました。特別に海老がついていましたが、やっぱり鯖と鮭が最高ですね。一番右は鯛です。会社で夕方ペロッと食べました。

"勝手に奈良県観光大使"より

2011年01月04日LKM博士の勝手にベストセレクション
卯年

少し遅いですが、明けましておめでとうございます。

今年は卯年ですね。
ウサギは我々の研究でも大事な動物の一つです。
といいましても、あまり薬や食品成分の効果・効能を調べるために使うことは少ないですね。
マウスやラットで試験して、ヒト試験へのスケールアップの流れで、ウサギ実験に移行ということには殆どなりません。
少なくとも私のような研究では、そう言い切れます。
主としてウサギの役割は、抗体を作るためです。
「抗体?」と思われる方も多いと思いますが、そう、免疫と関係している抗体です。
ウィルスに感染したら、それをやっつけるために体内で作られる抗体です。
一度作られると記憶され、2回目以降に同じウィルスなどが入ってきたら、すぐに免疫担当細胞が作り出し、それをやっつける抗体です。

抗体はウィルスなどの抗原(異物)と特異的に反応します。
"鍵と鍵穴"の関係と表現されますが、特定の物質(その殆どがタンパク質)にのみ反応するのです。
ですから、この性質を利用して、生体内の特定の物質のみを観察したい時に、極めて便利なのです。
血液、尿、私なら糞便中のあるタンパク質を定量(濃度を測定)したい時、
あるいは組織(肝臓、腸、脳など)の中のどの部分にタンパク質A(例えば老化やガンに関連する物質など)ができているのか?という実験にも使います。

その調べたいタンパク質を抗原としてウサギに注射し、暫くするとウサギがそのタンパク質に対する抗体を作るので、採血して、それを精製して研究に使うのです。
ウサギはマウスやラットと比べ、多く採血できるので有難いのです。
一昔前は、自分達で目的物質を標的とした抗体を作っていましたが、
今では、ありとあらゆるタンパク質の抗体が販売されていますので、購入できます。
信じられないでしょうが、1 μg(1gの100万分の1)で数10万円するものも多いです。

今日は、ちょっと違う視点でウサギを紹介致しました。
何故か、年明けは研究者バージョンでスタートしましたが、今年もウンコネタは満載で楽しくいきますので、よろしくお願い致します。

2011年01月01日プロジェクトメンバー
新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。
本年も引き続き「LKM512」Webページをよろしくお願い致します。

早速ですが、先月LKM博士のブログでも報告しました、
(詳しくは下記URLをご確認お願いします。
https://lkm512.com/blog/images/2010/12/20/
https://lkm512.com/blog/images/2010/12/21/
https://lkm512.com/blog/images/2010/12/22/

LKM博士と古森章斗キャスターとの対談
「LKM512を語る」の様子が公開されましたのでご案内いたします。
http://www.voiceblog.jp/lkm_pod/

また、上記内容につきましては、
itunes Storeにおいてもポッドキャストとして掲載されましたので、
端末をお持ちの方は「おなか」で検索していただければ、
出現しますので、興味のある方は是非ダウンロードしてください。