協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2012年12月26日LKM博士
2012年ありがとうございました!(2012年それなりに印象に残っているニュース)

弊社は今日が仕事納めです。

夏場が稼ぎ時のため、夏休みが少なめに設定されており、
年間総労働時間の都合で、年末休みは少々早いかもしれません。

私は仕事納めのはずの本日も午後から都心で研究打ち合わせで慌ただしく、
外部機関との仕事が山積みなので、もう少し頑張るつもりですが・・・。

ということで、2012年のブログは今日で最後です。

このブログは、板橋本部でチェックを受け、本部でアップロードされますので、
本部が休みになると私が書いても掲載されることはありません。

さて、この一年を振り返ると色々ありました。
それなりに印象に残っていることを、5つ位あげておきましょう。

①初めて市民講座を開催しました、しかも2回も!
1回目はポリアミン学会の後援で大宮ソニックシティ―で実施しました。
2回目はLKM512の日(5/12)に500人集めて、
ウッチー(内田恭子さん)をパネリストに迎えて!

参照ブログ:市民公開講座、大盛況でした!

2009年までは細々と一人でやっていた研究が、こんな大事になるとは・・・。
未だに実感がないというか、変な感じです。

②LKM512顆粒タイプ販売開始
「出張先でも摂取したい」や「手軽に摂取したい」という要望にお応えして、
5/12から販売を開始しました。

まだ、実質7ヶ月しか販売しておりませんが、順調に売り上げを伸ばしております。
根拠のない売り上げ目標を立てて、それに未達で慌てている方々はおりますが、
私の10年先を見据えた『研究と一体化した長期戦略』の視点から判断すれば極めて順調。
びっくりするような効果や感想をたくさん頂いております。
まだの方、数年後~10年後の自分や家族のために是非お試し下さい

メイトーオンラインショップ

私事ですが、先日、少々ノロウィルスっぽい症状になり慌てましたが、
これ朝晩1包ずつで、次の日には回復していました。

③大相撲本場所で幟(のぼり)を立てました!
これ、大事ですね
参照ブログ:2012年大相撲九州場所がはじまります

幟多し、歴史長し、といえども、キャラ付はこれが初めてだそうです。
おそらく、来年は真似をする輩が出てきそうですが。
春日野部屋講演会にも正式に入り、力士に少しずつ腸内環境の大切さを伝授中。

④研究論文、11ヶ月間アクセプトなし。
しんどいですね。思い出せば、今年の1月は、

Scientific Reports
プレスリリースはこちら 

PLoS One 
参照ブログ:先日の論文を解説します!(漢方薬活性型ビフィズス菌)①
参照ブログ:先日の論文を解説します!(漢方薬活性型ビフィズス菌)②
参照ブログ:先日の論文を解説します!(漢方薬活性型ビフィズス菌)③
と立て続けに研究成果が論文化されたのですが、それ以来不発です。
まあ、昔から隔年で論文化できておりますので、来年は期待できるでしょう。

⑤(まだブログにできていませんが)ハンミョウの幼虫吊り上げに成功!
虫ブログ関係で皆さんあまり興味がないでしょうが、これは凄いことなんです。
3年間かかりました。
只、しっかりしたブログにしたいので、まとまった時間がないと書けません。
いつになるやら。

どれも印象深く、番号は順位ではありません。
企業人としては③、⑤、④、①、②って書けないでしょう(笑)
(。o・~)あっ!!

番外編
☆栃煌山、優勝決定戦で旭天鵬に敗れ優勝逃す。
この時は大変でした。
私もSumoyogurtの件でスポーツ新聞から取材受けて掲載されましたからね。
その記事コピーを載せたいのですが、著作権やら何チャラであかんということです。

☆生研センターの委託研究『S』評価
頑張りました。無事終わりました。
私に研究費を出して頂けたことを、心から感謝しております。
でも、4月から研究費が激減して貧乏です。

☆新規実験スタート
詳細は秘密ですが興味を持って楽しくやっております。

☆新メンバー加わる
助手A、パートおばちゃんAyano、インターンシップU君が加わりました。
パワハラはやっておりませんが、フィーハラは少々あるかもしれません。
フィーハラがわからない方は、是非このブログを!

参照ブログ:ウン小話25

☆連続ブログ掲載記録更新中
どれだけ続いているのやらわかりませんが、
今年もウィークデーは1日も休まず書き続けました。

では、良いお年を!

2012年12月25日LKM博士
2012年排便回数中間報告4(いよいよ終盤です)

12月7日の報告で、今年は512回という目標達成は絶望的だと報告しました。
(参照ブログ:2012年排便回数中間報告3

目標を失いかけた私ですが、
1年間かけてバカバカしいことを承知でやっている企画、
消化試合の様に扱う訳にはいきません。

やっぱり気になります。
今年も早いもので残り1週間ということで、再び集計してみました。
24日終了時点で490回。

今月は24日間で既に39回の排便を記録しています。
1.625回/dayとハイペースです。
食い過ぎ???

1.5回でも1.6回でも変わらないと思ったあなた、
0.1ポイント増加すると、年間36~7回程増えるんですよ。

大きいのです。
このペースを意識しないで、年間ウンコ回数は語れません。

12/24終了時点までを整理すると359日間で490回。
このペースを維持すると、490÷359×366日 = 年間499.5543回。
何となく突破しておきたい500回が見えてきました。

先日、吐くまで飲まなければ、最低でも1回分は稼げていたでしょうから、
500回が安泰だったかもしれません。
(参照ブログ:ピッチャーの中身は

もちろん、戻してしまった分がウンコになっていたという計算です。

さて、最終的に何回になるのか?
自然体で臨みたいと思います。

2012年12月21日野菜作り
2012年版 野菜作ってます33 ―真冬対策―

今年は寒くなるのが早過ぎます。
野菜の冬対策も後手にまわっております。

葉物野菜(耐寒性のある小松菜、ホウレン草を除いて)は、
霜で一気にダメージを受け、
その後の真冬並みの寒波で春菊や水菜などは壊滅状態です。
今では毎朝、完全に凍結しておりますので、どうすることもできません。

そんな中、少し耐寒性があった「ベガ菜」という野菜を収穫してきました。
聞き慣れないでしょうが、中国原産のアブラナ科の植物で、
丸まらないハクサイといった感じの野菜です。
今年初挑戦でした。

2012122101.JPG


色が鮮やかな黄緑で綺麗でしょ!
浅漬け、味噌汁、御浸しに適しています。
私は白く太い部分が少なく、味が少し強いような気がして
ハクサイより美味しく感じます。
さっと茹でてポン酢でも美味しいです。
昨日、最後の3株をプレゼントしようとしたのに誰も取りに来なかったのは残念でした。

さて、ハクサイは外側の葉を麻紐で巻いて越冬準備完了!

2012122102.JPG


外側の葉は、毎日、凍結と融解を繰り返すので次第に枯れてきます。
枯れると、その内側の葉が同じ運命をたどるので、
少しでも内部を守るための方法ですね。
保存庫があるなら、もう収穫してしまった方がもちろん良いです。

たくさんあるので、職場の仕事収めで飲む時に提供する予定です。

2012年12月20日LKM博士
見慣れぬものが揚がっている

ここ協同乳業㈱東京工場・研究所の敷地内には
旗を揚げる立派なポールが3本あります。

先日、設置した巨大看板を紹介しましたが、
東京牛乳の看板の後ろ側にそれが写っています。

参照ブログ:巨大看板完成!

通常、揚がっている旗は以下の3つ。
・メイトーマーク(会社の旗)
・日本国旗
・緑十字(安全と衛生を意味する)

しかし、私には揚げたい大きな旗があります。
そこで、看板同様に工場長を巻き込んで相談。
安全性やアピール度を考えて、それなりに議論。
で、またもや勢いで試しにこのポールに揚げてみようとなりました。
20121220.JPG


皆さん、何を揚げたかおわかりですか?
まだ、横軸を支えるものがありませんので、綺麗に掲揚できませんが、
このブログの読者ならわかりますよね!
ちょうど1ヶ月前は福岡国際センターにあったものです。

本場所より非常に高い位置になります。

まだ幾つか解決せねばならない問題はありますが、
初場所開催中はメイトーマークを
栃煌山関&栃ノ心関の両幟が囲んでいるかもしれません。

2012年12月19日LKM博士
ピッチャーの中身は

昨日は職場、すなわち研究所全体の忘年会でした。
で、当然、飲み放題なのですが、初体験のものがありました。

ビールってピッチャーで出てきますよね。
ピッチャーとは、あの2~3L位入る容器です。
英語でpitcherと書き(野球のピッチャーと同じスペル)、
リーダーズ英和辞典では「水差し、取っ手と口が付いたもの」とあります。
最初は泡ばかりが入るのに、先ず目上の方に注がねばならず、苦労するあれです。

ビールは良いんです。
しかし、その店、飲み放題の焼酎がピッチャーで出て来るのです。
芋焼酎「黒霧島」が勝手に水割りされてピッチャーで。

日本酒がびっくりする程不味かったので、ガンガン飲んでしまいました。

なんとなく飽きて、隣のテーブルに移ると、
そのテーブルにはウーロン茶がピッチャーに入っているではないですか。
「なに、こんなの飲んでるねん」
と怒ると、「まあ飲んでみな」ということ。

飲んでびっくり、中身はウィスキーです (◎。◎)!
濃厚ウィスキー水割りのピッチャーです。

おかしくないですか?

で、これを使って「カンパーイ □\(^_^」みたいなことを繰り返し、やられました。
久しぶりに吐いてしまいました。
39歳にして、学生のような吐きっぷり!
朝一番の情報でも、吐いた勇者は3名はいるようです。
もう少し増えることでしょう。

それにしても、吐く時は、何故、あんなに便器を綺麗に感じるのだろうか?
皆がウンコしている便器に、しがみつき、顔を近づけゲロゲロですからね。

2012年12月18日LKM博士
巨大看板完成!

LKM512を東京都西多摩郡日の出町の皆様、
および通勤で敷地の前の道路を通る皆様にアピールするため、
東京工場・研究所の敷地の正門に巨大な看板を立ててしまいました!

2012121801.JPG
高さ2.3 m×横幅 5.0 mの大きさです。
でかいです。
東京工場長を含む工場メンバーも巻き込んで、勢いでやってしまいました。

少し遠くから見るとこんな感じです。

2012121802.JPG


反対側には東京牛乳の看板も!

2012121803.JPG


両看板が、横綱土俵入りの露払いと太刀持ちの様な位置および角度に設置されています。

ちなみにLKM512看板の向こうに見えている建物は研究所。
東京牛乳看板の向こう側に見える建物が東京工場です。

看板を眺めているとウンコがブリブリ出る御利益があるかもね。
今朝の撮影直後に強烈な便意が生じ、しかも快便でした。

2012年12月17日LKM博士
祝4周年(初志貫徹)

一昨日、12月15日は、このブログとホームページの開設4周年記念でした!
☆~(^-゜)v

こんなに続けるとは、我ながら天晴です。
毎日書くのは結構しんどいんですよねー。

日にち確認のために初回のブログを読んでみました。
既に750回は超えておりますが、これが第1回目のブログです。
「まずはご挨拶」

感想としては一言、「初々しい!」
しかし、初々しい中にも、それなりの負けん気の強さが少々にじみ出ていて、
良いじゃないですか!

何よりも、現在もこのままの気持ちであることに、自分で驚いています。

初志貫徹
(初めに思い立った願望や志をくじけずに最後まで貫き通すこと)

読者に付けられたニックネーム『ウンコ博士』の名を汚さぬよう、
初志貫徹の精神で、
ウンコ科学ネタ大好き読者の皆様のために、
5年目もウンコなブログを書き続けます。

2012年12月14日大相撲関連
本日Sumoyogurt発射(2012年九州場所分)

だいぶ遅くなりましたが、本日、
春日野部屋応援企画 Sumoyogurtを当選者に向けて発射致しました!!!!
20121214.jpg

殆どの方は明日、九州および北海道の方は、明後日着になります。

栃煌山関の10勝
栃乃若関の13勝(今更ですが、なんで最後に2連敗・・・(o´。`o))
合計23ケース(12個入り)の おなかにおいしいヨーグルト(トクホ)をプレゼント!

栃煌山関の琴奨菊、琴欧洲、鶴竜戦での白星で
合計3箱(3名)のビフィズス菌LKM512スティックをプレゼント!

今場所から出した本場所幟の写真賞にヨーグルトとスティック両方詰め合わせの
「スッキリ実感セット」をプレゼント。

ちなみに、優勝幟写真がこれです。
2012121402.jpg


上の写真で白テープが巻いてあるものがスッキリ実感セットです。

また、来場所も応募してねー

2012年12月13日野菜作り
2012年版 野菜作ってます32 ―サトイモ―

今年初挑戦のサトイモ。
気温が下がり、地上部は枯れてしまいました。
2012121301.JPG

つまり収穫の時期。

ジャガイモ程度と思い、軽い気持ちで掘り出すと5分もしない内に、
「これは手強い...、いや、手強いどころの話ではない。」と気づきます。

種イモから子イモが出来て、その上に茎や葉が生育します。
子イモの周囲には酵母が出芽するかのようにイモがボコボコくっついています。
更に、子芋から孫イモが発生し、それぞれのイモの周囲にまたイモがくっついています。
しかも、それぞれのイモから強靭な根が伸び、ぎっしりと地中に張っています。

30分以上かかったでしょうか。
なんとか掘り起こしました。
201212132.JPG


中央は種イモでその横の子イモから茎が伸びていたのがわかると思います。
左側のは孫イモとその周囲の曾孫イモとなります。

よくわからないでしょうから、洗浄した写真。
2012121303.JPG


こんな感じです。

まず、根が付いたサトイモを多くの方が見たことないので、驚かれることでしょう。
理由は簡単、生産者が処理して市場に出しているのです。

サトイモは育てるのは比較的簡単だが、収穫からが最も大変な作物だそうです(農家談)。

茎が付いているのが、種(中央)、子(右)、孫イモ(左)で上に葉があったもの。
一番左は孫イモから曾孫イモが発生している様子がわかります。
酵母の出芽のように増える様子は一番上のイモを見て頂くとわかるでしょう。
大きなイモの周囲に小さなイモが数個くっついています。

一番旨いのは子イモ周囲に発生した孫イモ、あるいは孫イモ周囲に発生した曾孫イモだそうです。
一番右のイモ、あるいは右上のイモはこれらに該当するイモで、
しかも形状と大きさも抜群で、
最高級品クラスと農家のお兄さんに褒められました。

一方、上に茎や葉を形成し皆の栄養のために頑張っていたイモ達は、
煮ても柔らかくならず、不味いそうです。
そういうサトイモ、たまにありますよね。
でも、コロッケにすると問題ありませんので、そうやって食べています。
サトイモコロッケ、結構いけます!

スーパーでは煮た後にしかわかりませんけどね。

実は、これが1本分でバケツ1杯半あります。
4本栽培したのですが、まだ2本掘り起こしていません。

週末頑張らねば。

2012年12月12日
オオカマキリの卵

先日のブログ(参照ブログ:今年最後のカマキリかな)に登場したオオカマキリの卵です。
この個体が私のモロヘイヤに産んだ卵です。

2012121201.JPG

従いまして、卵が産み付けられている枯れた植物は、モロヘイヤの茎です。

カマキリの卵は、正確には卵鞘(らんしょう)と呼びます。
卵嚢(らんのう)と呼ぶこともありますが、嚢は袋と言う意味で、
クモの卵などが入っている袋状のものをイメージするので、私は卵鞘を使っています。
この卵鞘の中に、多量の気泡と共に大体200~300個の細長い卵が入っています。

卵鞘は見た目の通り、断熱効果も強く真冬でも卵が凍死することはありません。
触られた経験のある方はわかると思いますが、衝撃に非常に強いです。
特にオオカマキリのものは耐衝撃性が抜群に良いと思います。

2012121202.JPG


これ正面からの写真です。
本気の一撃で踏んでも、半数以上の卵は生き残ってそうなイメージです。
(実際は可哀想でやったことありません)

実は、この卵鞘の形状はカマキリの種類により大きく異なります。
昨年紹介したハラビロカマキリの卵は(参照ブログ:孵化の頃には)、
もう少し硬そうで、もう少し流線型で、黒光りしています。

成虫がオオカマキリと酷似しているチョウセンカマキリでも、
卵鞘は全く異なり、細長い形状です。
今度発見したら紹介します。

カマキリが卵の産みつける高さで、
その年の積雪量がわかるという迷信みたいなものがありましたが、
私が知る限り、幾つかの調査でそれは間違いだということに決着していると思います。

動くものを獲物にして食べるのみ!
比類なきハンターが、緻密に雪の高さなんて予測していて欲しくないものです。
卵鞘の断熱効果で、雪の中に埋まっても、どうってことないということでしょう。

2012年12月11日LKM博士の勝手にベストセレクション
ウン呼称

私は仕事でウンコを意味する単語をかなりの頻度で使用する。

ウンチ
ウンコ
大便
糞便
大腸内容物

適当に使い分けている。
ウンチやウンコは一般人相手、あるいは気軽なものとして扱いたい時に使う。
ウンチとウンコの差は明確ではないが、ウンチの方がより柔らかい表現と考えている。
つまり、いきなりウンコと言うよりウンチと言う方が相手の警戒心が低下する。

私は一般人の方を対象にした講演では、専らウンコを使用する。
但し、一発目のウンコで反応が微妙、すなわち敬遠気味、の場合、
急遽、ウンチに切り替え乗り切る。
しかし、それに気付いた知り合いには「不甲斐ない」などと指摘され、
講演後、プライドが傷ついたような悔しい思いをすることがある。

大便や糞便は正式な場に使う。
大便と糞便の差も明確ではないが、正式文書では糞便の方が圧倒的に使用頻度が高い。
学会や論文でも専ら皆さん糞便派。
糞便は科学的表現で大便はそうではないのであろうか?
大便はウンコの丁寧語の域を脱していないのかもしれない。
つまり、口語的使用頻度が高く、俗語といえるのではないかと思えてきた。
事実、医者は患者に対し、糞便ではなく大便で接しているような気がする。
「大便を検査します」
しかし学会ではそのデータを糞便という単語を用いて表現する。

大腸内容物は科学論文の時に使うことがある。
しかし、正確には肛門を出た時点で大腸内容物ではなく糞便になるのであり、
大腸内環境のことを論じているとアピールしたいため使用すると思われる。
とはいえ、回収する直前まで大腸内容物であったわけで、問題ない気もする。

奥が深く混乱してきたので、今日はここまで。

2012年12月10日LKM博士
壮大な再建

2010年から興福寺境内に中金堂が再建されています。
約300年前に焼失して以来の本格的な再建になるようです。
(その間、仮中金堂はあったようですが、あくまでも仮です。)
今、奈良公園に行くと、超巨大なプレハブ小屋のようなものが建っており、
その中で再建されているようです。
20121210.JPG前回行った時に、漠然とデジカメ写真を撮っていたのですが、
よく見ると、2018年(平成30年)に完成予定です。
スタートが2010年なので、8年がかりの再建です。
また、60億円という費用が必要だそうです。
規模が違いますね。
壮大です。

瓦1枚1000円から歓進(寄付)できるそうなので、
興福寺の歴史に名前を刻みたい方はどうぞ。

この写真の手前下方の石がある部分は、
おそらく柱か何かが立っていた場所と思われます。

2018年までに、研究はどれ位進んでいるでしょうね?
私の計画は、興福寺中金堂の再建に負けない位、壮大でありますので、
再建と同じように、着実に計画通り進めたいものです。
とはいえ、45歳の自分は想像できませんが。
まだ、「ウンコ」とか言っているのだろうか・・・。

勝手に奈良県観光大使より

2012年12月07日LKM博士
2012年排便回数中間報告3

12月に入りましたので、現在の排便回数を確認してみました。

なんと、11月終了時点で、449回。
予想以上に数字が伸びていません。
データを分析してみると、
特に、10月、11月がそれぞれ36回、37回と全くの不振です。
外出が多くて、自在に排便できないことが多く、
ちょっと我慢して、まとめ出しをしてしまっているのでしょう。

これまでの回数を日数で割り366日をかけた予想年間総排便回数は、492回。
449回÷334日×366日(うるう年)=492

目標の年間ぴったり512回は絶望的な数字です。

毎年、512回を目指して、かなり緊張感がある年の瀬を過ごしていたのに、
今年はそれが出来そうにありません。

がっかりです。
つまらないです。
不甲斐ないです。
ウンコです。

でも、なんとなく500回は突破しておきたい気分です。

過去3年間の排便回数はこのブログでわかります。
(参照ブログ:どうなってる?(2012年年間排便回数中間報告)
ご参考まで。

2012年12月06日野菜作り
2012年版 野菜作ってます31 ―巨大カリフラワー―

先日紹介したカリフラワーですが、特に好物ではありません。
従って、収穫時期が遅くなりました。
そしたら、あり得へん大きさ(スーパーで見ることのない大きさ)にまで
巨大化してしまいました。
2012120601.JPG


なんとなく、定規を置いても巨大さが伝わりません。
そうや、高さが凄いんや!
ということで、高さを定規で表してみました。

2012120602.JPG


規格外のサイズということは大体わかって頂けたと思います。
こいつ、とにかく重いです。

でも、この圧倒する存在感が写真で表せません。
で、妻のアドバイスでランドセルの横に置いてみました。

2012120603.JPG


どうですか?
デカいでしょう。
ついでに高さも比べてみました。
2012120604.JPG


なんとなくあり得へんデカさが伝わったと思います。

2日連続山盛りのカリフラワー料理が出てきましたが、
まだ1/3も食べ終わっていません。

2012年12月05日LKM博士
講演ロボット

先日、人前で話す仕事が多くて大変な旨をお伝えしました。
(参照ブログ:講演/講義多し。すぐそこでもやりまっせ

実は、講演依頼はもっとたくさんあり、
ある程度の人数が集まる時と指名があった場合にのみ私が対応しています。
(東京工場の見学だと、私がいる日は少々人数が少なくても対応できるのですが。)

では、他はどうしているのか?

実は、私を1号機として、2号機、3号機、4号機と講演ロボットを作製し、
相手や人数に合わせて対応しております。

2号機はサトシ君
私の講演を最も数多く聴いているので、忠実に再現された高性能ロボットです。
但し、自身にとって有益な場所でないと行かない特徴があります。

3号機はケイイチロウ事業部長
ちゃんと講演が出来ているのか心配です。
でも、講演後にLKM512顆粒スティックを求められるなど、実績はあります。
好きな言葉は『サイトカイン※1』だそうです。
あやしいー。
※1 免疫システムで細胞から分泌されるタンパク質系の情報伝達物質。
色々な種類があり、アレルギーや炎症も含むあらゆる免疫反応に関わる。

そして、4号機は本日出荷(デビュー)、ヒサシ特命部長です。
1~3号機とは異なり、
180 cm超えの巨大なボディーと重低音の音質(声)が特徴。
入念に武器(スライド)の整備はなされている様子でした。
この機の好きな言葉は『嫌気性菌※2』だそうです。
※2 酸素が存在する環境下では生きていけない細菌。
大腸の中には酸素がないので、腸内細菌の99.9%は嫌気性菌。
もちろんビフィズス菌も嫌気性菌。

あっ、0号機もありました。

社長です。
0号機は私の知らない場所で、かなりの頻度で操業していると聞いております。
非常に強い攻撃力を持っているのが特徴です。
機動力も凄く、日本全国至る所に出現するようです。

1号機が在室しているにも関わらず、研究所内で0号機が操業、なんてこともあります。
0号機が爆撃した土地に、数か月後に1号機が乗り込むというパターンも多いです。

また、現在、各支社でもロボット製造中です。

それぞれがオリジナルのネタを話し出すと面白いと思っています。
いずれ、何号機か選んでもらう、指名制になるかもね。

2012年12月04日LKM博士
乳酸菌学会秋季セミナーの心残り

先週の金曜日、乳酸菌学会秋季セミナーで講演をしてきた。
他の方の講演も面白く有意義な時間を過ごせたが、心残りが一点ある。

光岡知足先生に挨拶できなかったことである。

腸内細菌の研究を実施されている方なら、誰でもご存知、
腸内細菌学のパイオニアであり、腸内細菌の分離・培養・分類・腸内細菌と健康との関係についての研究を世界に先駆けて行われた偉大な先生である。
光岡先生は、私の師匠でこのブログにも何度か登場して頂いている辨野義己先生の師匠であり、私は光岡先生の孫弟子に当たる。

1998年に私が辨野先生の指導で腸内細菌の研究を始めた時は、
光岡先生の本や論文を必死で読み、
辨野先生からは、光岡先生の偉大さを直接聞かされたものである。
ところが、2000年代前半、辨野先生が分子生物学的手法を取り入れたのをきっかけに、
少々研究に対するアプローチというか考え方のずれがあったようで、
大師匠と師匠は冷戦状態に、いや戦争状態(???)・・・。

私はとばっちりを受ける形で、学会会場で挨拶しても光岡先生に怒られる始末。
「触らぬ神に祟りなし」の心境で(まさにこの分野では神ですから)私は距離を置き、
少々悲しい気持ちと、いつか見返してやろうという気持ちの両方があった。

その先生が、突如、私の講演前に会場に現れたのである。
私の後に講演される東大の平山先生(平山先生も別系統の孫弟子)に声を掛けに演者がいる席へと近づいて来られた。
謎のオーラをまといながら。
目が合ったので軽く目礼をしたが、言葉は交わさず。

ただ、私の論文が科学ジャーナルに掲載される度に、
別刷り(論文を印刷したもの)を送って欲しいとお葉書を頂戴していた経緯があるので、
(今でも葉書は全て保存している。なにしろ"世界の光岡"からの直手紙であるから。)
発表後、10年ぶりに挨拶に伺おうと決意。

私自身も10年前とは違い、色々やってきた自負もある。
40年前に光岡先生が立てた腸内細菌の代謝産物が生体に与える影響の仮説、
誰も手を付けなかった代謝産物の分野に真っ向から立ち向かっているのはこの私だけだ。
率直な批評がもらいたい。

講演後の休憩時間、色々な質問に対応後、光岡先生を探したが見当たらない。
周囲の人に聞くと、「たぶん、もう帰られました」。

平山先生と私の講演だけを聴きにご来場されたようである。

何かうれしいが、講演前に話かければよかった。
半径2 m以内の距離だったのに・・・。
只々、後悔している。

もしかしたら平山先生の講演だけを聴きに来られた可能性もあるが、
その場合、このブログが台無しになるので、それは考えない。

2012年12月03日LKM博士
師走に突入しました

私の意思に反して(当たり前)、もう師走に突入です。
最終週が大掃除やら、年末休み突入で使えないとなると、
実質今年の仕事日は残りたった15日。
土日頑張ったとしても残り20日前後です。

やり終えたいことは多々あるのですが、全部終えるには厳しい現状。
このまま終わると、とても気持ち悪い心境での年越しになります。
いや、意識の問題で、通常の月替わりと思えば問題ないのか?

優先順位をつけて少しでも片付けたいです。
じっくり腰を下ろさないとできない仕事が多いので、
外出しなければならない仕事は断るよう努力しています。
忘年会も2つ程、お断りしました。

とはいえ、既にスケジュールには6度の外出が・・・。
断れない7つ目が、今日の午後には登場しそうな予感も。

そして、年間排便回数も佳境に入ります。
一体、現在何回なのか?
私もわかっていません。
今週中に発表します。

乞うご期待!

いや、誰も期待してないか・・・。

2012年11月30日LKM博士
遅れてすいません


大勢の皆様へ

色々遅れてすいません。
何が原因ととても断定できる状態ではありせんが、完全にキャパオーバーです。

まずは、Sumoyogurtをご応募下さった皆様、抽選が遅くなり申し訳ございません。
リスト化まではしているのですが、
大相撲特別枠がありますので、すんなりとは抽選できません。
来週中になんとかしますので、もうしばらくお待ち下さい。

次は、共同研究をしている皆様(おそらく20名位)、
論文執筆が進まなくてすいません。

実は複数の研究枠組みのものが同時進行で、現在3報程抱えており遅れております。
いずれも骨子はできておりますが、まだ私が納得できる仕上がりになっていないのです。

レビュー依頼のあったジャーナルの編集部の方、
審査結果を提出するのが遅れて申し訳ございません。
日本語わからんかな。アイム ソーリー。

畑の野菜たち
霜が降り始めているのは十分承知しております。
11月は土日にイベントが多く、じっくり畑作業ができないんです。
(余るのでプレゼント用に収穫しても、それを研究所内で連絡するのを忘れる状況です)

社内研修事務局の方
あのー、今日が締切ってわかっておりますが、課題をまだやっておりませんので、
出せませーん。

今日は乳酸菌学会のセミナー
私も講演者なので、上に書いたことは、全て本日は進展しませんので、悪しからず。
あかん、あかん、遅刻や、さっさと行こう。

最後は完全開き直りやーっ

2012年11月29日LKM博士
中華の食い放題

昨日、LKM512に関わりが深いメンバー相手に、研究経過の報告会を開催しました。
その後はもちろん懇親会になるのですが、
今回は助手Kが幹事をする当番で、
立川で中華(四川料理)の飲み・食い放題の店でした。

助手Kは、以前に幹事の時も、新橋で中華(四川料理)の飲み食い放題だったので、
相当、四川料理が好きなのでしょう。

私は辛い四川料理を食べると、次の日、ホット下痢(※)になるので、
食べ放題にしてまで食べたくないのですが、
助手Kはいつも下痢なので、問題ないのでしょう。
※唐辛子を大量に含んで排便時に肛門がヒリヒリする下痢気味ウンコあるいは下痢
(もちろん私の造語)

さて、この中華屋さん、皿がでかいのです。
40 cm位の皿だったでしょうか 
エビチリって頼んだら、その巨大皿に山盛り(◎。◎)!
たぶん、体長10cm級のエビ40~50匹は犠牲になっていますね、あれは。

唐揚げって注文したら、その皿に山盛り。
たぶん、鶏2羽は犠牲になっていますね、あれは。

サラダはさらに大きな皿に山盛り。
たぶん、レタス1玉は入っていますね、いやー小さいのなら2玉かも、あれは。

12名で行ったので、
たくさんの種類の料理を少しずつ食べようと楽しみにしていたのですが断念。
12名もいるのに、一皿ずつ、最後は誰かに無理矢理すすめて片付ける始末です。

私「この炒め物、最後食べてしまえ。」
助手K「・・・」(心の声「無理ですって・・・」、たぶん)

いやー、苦しかった。
結局、私が好きな春巻きや麻婆豆腐すら頼むことができませんでした。
食い放題メニューは確か60種類位あったのに。
大好きなピータンは普通のサイズだったので2皿食べましたが...。

あまりの量に驚いて、デジカメ撮影を忘れたのは不覚でした。
写真がないグルメブログは最悪ですね。
代わりに、ホット下痢の写真なら掲載できますが・・・( ̄ー+ ̄)

2012年11月28日野菜作り
2012年版 野菜作ってます30 ―根っこ系野菜―

根っこ系といえば、ダイコンとカブですね。
両者ともにまあまあのできです。

まずはダイコン
201211281.JPG
元気に地上に伸びてきています。
3段階の時間差をつけて、なるべく食べ残しが出ないように栽培しています。
写真は11月収穫用にまいたもの。
品種名忘れました。
まだ小さい12月収穫用は「冬自慢」という品種です。

こちらは、カブとラディッシュ
201211282.JPG
もちろん真っ赤なのはお馴染みのラディッシュ。
誰でも栽培できます。
初心者の方、プランターで挑戦してみては如何でしょうか?

白いカブは「五郎丸」という品種。
紫色のは「あやめ雪」という品種のはずです(少し自信ない)。
間引きながら育てています。

カブは煮物もいいですが、私は薄く切って酢漬けや浅漬けが大好きです。
それをつまみながら日本酒を飲みたい。

2012年11月27日LKM博士
秋ですねー

ここ、協同乳業の東京工場と研究所のある敷地内は、
紅葉も終わりに近づき、葉っぱがヒラヒラと散り続けています。

いやー、秋ですね。
20121127.JPG
敷地内の様子です。
向こうの方のイチョウは完全に散っていますね。
都心から来られたお客様の話では、まだ都心のイチョウは緑のものがあるそうです。

それにしても、同じ東京とは思えん。

仕事を終えて帰ろうとすると、
車の窓ガラスがカチカチに凍るシーズンは
もうそこまで来ています。

2012年11月26日LKM博士
開店前

昨日のイオンモール日の出での講演イベントににご来場頂きました皆様、
誠にありがとうございました m(μ_μ)m

楽しんで頂けたか不安ですが、
私自身の講演の採点は、午前の部70点、午後の部80点でしょうかね。
午後の方が点数が高いのは、午前の部で少々早口になったことを反省し、
スライド枚数を2枚減らして、ゆっくり話すことができたからです。

1日に2回、合計2時間というのは初めてでしたので、
少々疲れました。

さて、昨日、我々のイオンモール入りは8時過ぎでした。
講演自体は11時からなのですが、イオンモール自体が9時開店ということで、
必要な荷物の持ち込みは、開店前に終わらせろということ。

職場から近いので何度も来たことがありましが、
従業員用入口から入ったのはもちろん初めてです。
セキュリティーが結構厳しく驚きました。

それにしても、客がいないイオンモールの専門店街は新鮮でした。
品の良いBGMが小音量で流れているだけです。
各店舗の中には準備をしている人がいるのでしょうが、
殆ど気配を感じません。

土日はかなりの人が歩いている通路に立っているのは我々だけ。
空気が止まっている感じです。
1階のレストラン街から良い香りが漂ってきます。
お店に並んでいるもの全てが自分のもののような感覚に陥りました。

私は、もちろん、贅沢に便所を一人で占拠し、
ウォッシュレットをエンジョイさせて頂きました。

研究所から荷物を運び出している時点で
かなり強い便意に襲われていましたが、
開店前便所でじっくり排便しようと我慢した甲斐があったというものです。

2012年11月22日野菜作り
2012年版 野菜作ってます29 ―モコモコ系野菜―

モコモコ系といえば、ブロッコリーとカリフラワーですね。
これらは蕾(つぼみ)を食べるタイプの野菜です。

まずはブロッコリー

2012112301.JPG
よく見ると蕾の集合体であることがわかると思います。
もちろん、放っておくと開花します。

こちらは、カリフラワー
2012112302.JPG
白い野菜なので、暗い場所で育てていると誤解している人が多いですが、
路地栽培でも問題ありません。
葉緑素がないのです。
光が当たると、若干黄色くなることがありますが、私は気にしておりません。
真っ白なものが食べたい場合は、
周囲の大きな葉をポキッと折って、日光を遮るように被せておけば大丈夫です。
こちらも放置しておけば花が咲きます。

両者共にアブラナ科の植物で、
カリフラワーはブロッコリーからの突然変異で生まれたようです。
ですから色は違えど形が似ているのです。
苗の時は区別するのが困難な位似ています。

上のブロッコリー、収穫してみると意外と大きかったです。
2012112303.JPG

新聞紙の上に置いてみました。
横の春菊が20 cm位あるので大体の大きさがわかると思います。
市場で売っているものの2倍位ありますね!

2012年11月21日LKM博士
講演/講義多し。すぐそこでもやりまっせ(日の出イオンホール)

最近、講演/講義が多いのです。
11月は7日、13日、15日、21日、25日(午前、午後)、30日かな。

時間は30分間から90分間まで色々。
相手も、一般の方々から大学生・大学院生、そしてプロの研究者まで。

従って、相手や時間に合わせて、さらに前回の反省を活かして、
毎回スライドを修正するので結構大変です。
これまで一度も同じスライドで実施したことはありません。

教科書的には、プレゼンはできるだけ早く準備した方が良いわけですが、
私は、当日の朝に自宅で、或いは講演直前に会場で1時間から1.5時間で仕上げます。
余裕を持って準備すると、のんびりして時間を無駄にしてしまうからです。
半日プレゼンのスライド作っていた、なんていう経験ありませんか?
今日の大学での講演も、これから準備しまーす。

さて、お知らせです。
3連休の最後の日(11/25)、11:00~、14:00~
ここ東京工場/研究所から徒歩6、7分の日の出イオンモールで講演します!
日の出町社会福祉協議会の後援のもと実施致します。
20121121.JPG
詳細はこちらをご覧ください→イベント情報
先着100名様ですから、お早めに。

この私の顔つきポスターに客寄せ効果があるとは思えませんが、
このポスターが、日の出イオンモールの色々な場所で、
「特命戦隊ゴーバスターズショー」のポスターの横に並んで掲示されていたのは
笑ってしまいました。

2012年11月20日LKM博士
超苦戦、酒も飲めない

投稿中の論文が受理されないんです。

こんなことは研究している人にとっては日常茶飯事ですが、
今回のものは「いける!」と自信満々で仕上げた作品なので、
これが拒絶されることは精神的に苦しいです。

科学論文の投稿は、大概、少し背伸びしたレベルのジャーナルに投稿します。
少なくとも私や私の周囲の人は。
そこで拒絶されますと、少しずつレベルを落として次のジャーナルに投稿します。
審査まで進むと、審査員からもコメントがもらえますので、
その論文の問題点がわかり、さらに修正しますので内容も整えられて来ます。
大体、3回目の投稿先では受理されるのが私のこれまでのパターンです。
(もちろん、一発で受理されたこともありますよ!)

ところが今回のものは4誌目も撃沈 (┘-└、)
「おはようんこ!」と毎朝元気に呟いているものの、
講演では明るく楽しくウンコな話をしているものの、
机に戻って一人になると、でかい溜息をつきたくなる心境であります。
今では、執筆中は軽視していた致命的な弱点も指摘されまくり、
その論文に対し、完全に自信がなくなっております。

話は変わりますが、2回目のジャーナルの審査中(受理を確信していた頃)、
秋田出身の後輩が、美味しい日本酒を帰郷時に入手して持って来てくれました。
前から頼んでいたものです。
20121120.jpg

"秀よし"の大吟醸原酒 『十九代目 松右衛門』
そう簡単には手に入らないお酒だそうです。

受理されると思い込んでいた私は、論文受理の祝いに飲もうと決断。
しかし、あれから3ヶ月、落ちる、落ちる、落ちる、琴欧洲級の3連敗。
まだ、研究室の棚に保存してあります。
眼に入ると気が散るので、簡単には見えない低い場所に置いてあります。
飲みたいので、頑張るしかありません。
しかし、前途多難・・・。

2012年11月19日大相撲関連
2012年大相撲九州場所プレゼント企画

恒例のsumoyogurt企画のお知らせです。

勝ち越し関取が出てくれるのかハラハラする場所もありますが、
今場所は、sumoyogurt史上初の中日8日目にして企画成立!
十両で、反則と思える位の力の違いを見せつけてくれていますね、栃乃若関。
見事に初日からの8連勝で勝ち越し決定です (*^▽^)ノ♪・☆゚:*:゚
祝杯!
201211191.jpg
では、プレゼント企画の詳細です(毎場所大体同じですが、ベテランもご確認を)。

『春日野部屋勝ち越し関取の白星数のヨーグルト(箱単位)をプレゼント』
このヨーグルトです
私が研究しているビフィズス菌LKM512がガンガン入って特定保健用食品です。
効果効能は当然自信ありますが、実は味の方も非常に好評です。

毎度のことですが、普段、春日野部屋の皆さんに差し入れしているものです。
大相撲技量審査場所というか...、タイトルはやっぱり「ついに力士登場
そして関取登場!!!!!
春日野部屋訪問(後半)
応募は #sumoyogurt で私のツイッターに返信ください。

3割程度は私の裁量で選ぶ相撲ファン枠、残りは厳正「誰にしようかな、神様...」抽選。

締切は、千秋楽の午後10時頃に、私がTwitterで終了宣言した時点です。
千秋楽の25日は講演が入っておりますので、疲れていたり、飲み過ぎたりして、
宣言が翌日になった場合、私が終了宣言をする時点まで有効です。
※ 重複で申し込まれた方は失格です。

LKM512顆粒タイプも、良いことがあればプレゼントします。
これです→LKM512スティック顆粒タイプ
現在、栃煌山関の大関琴奨菊および鶴竜からの白星で2箱決定。

ヨーグルトよりビフィズス菌数が多いですし、高価なのでお得です。
普段は少々高価で購入を迷っておられる方は是非お申込み下さい。
スティック希望の方は、その旨、twitterにお書き下さい。
スティック希望の方のみで抽選致します。

スティックプレゼントは、この後、栃乃若関の十両優勝分と
栃煌山関のブルガリアのヨーグルトを食べている大関戦での勝ち星が加わる予定。

長くなったのでお湯割りで再祝杯!(これお湯割りグラスなんです)
201211192.jpg

もう一丁、新企画。
我々が出している幟の写真を掲載してTwitterでつぶやいて下さった方の中から、
ベスト幟写真賞をプレゼントする予定です。
プレゼントは、ヨーグルトかスティックか、それとも他のものか悩み中。

好調だった碧山関が怪我で休場だそうです。
昨日の取組後、足を気にしていましたからね。
Sumoyogurt的には痛いですが、早い回復を心よりお祈り申し上げます。

2012年11月16日大相撲関連
2012年大相撲九州場所序盤を終えて

ガラガラですね。
テレビに最も映る向正面の席ですらあの状態ですから、
おそらく東西の升席はもっと酷い状態でしょう。

(正面と向正面は両力士がテレビ中継のように見易いが、
東西はどうしても、片方がお尻、片方が顔となり、
正面や向正面の席と比べると人気がない。
立ち合いの一瞬の変化で勝負がついたり、
一気に電車道で押し出したりした場合など、
何が起こったのかすら理解できないこともある。)

なんとなくテレビで見ている我々もテンション下がりますから、
九州場所だけ、升席Bあたりは価格を下げた方がよいと思います(主張)。

把瑠都、大関陥落・・・仕方ないです。
早く怪我を治して、来場所10勝以上に賭けるということなのでしょう。

松鳳山(しょうほうざん)が頑張ってます。
最近殆どいない回転の良い突っ張りをするタイプで、楽しい相撲を取る力士です。
把瑠都、琴欧洲、そして昨日は激しい相撲で稀勢の里まで倒してしまいました。
まだ大相撲ファン以外の方には馴染みのない力士と思います。
この力士、色黒で、とても顔が恐いのです。
普段接することのあるアナウンサー達の話では好青年らしいのですが...。

師匠は松ヶ根親方(元大関若島津)で、色黒も引き継いでいます。
是非、中継で松鳳山の顔をチェックして下さい。

20121116.JPG

春日野部屋勢は、まずまずの序盤でした。
栃煌山関は初日から大関琴奨菊に勝利!
(まだ受け付けていませんが、LKM512顆粒スティック1箱プレゼントですね。)

碧山関は、珍しい決まり手「素首落とし」でのスタートで、現在4勝1敗。
そして、やっと復調してきました栃乃若関、5連勝スタート。
恒例のsumoyogurt企画のプレゼントは大丈夫そうですね。

2012年11月15日LKM博士
驚愕のアメリカンお菓子

アメリカ在住の共同研究者Ryokoさんが、

『アメリカ人はこんなお菓子を食べている』シリーズ第一弾
と題して、現地のお菓子を贈って来てくれました。


201211152.JPG凄いです。
カラフル ( Д )゚ ゚
激甘 m)゚O゚'(m ヒャ~

この手前のCandy Cornというお菓子は凄いです。
コーンのつもりでしょうが、歯みたいな形です。
「柔らかロウソク砂糖」と表現すればよいでしょうか。

一粒で十分。
アメリカンお菓子の凄さは、よーくわかりました。

研究室の居室に置いてありますが、いつ無くなることやら・・・。

左のLip Popsというお菓子は、
裏側に美味しくないと思われる巨大な飴が付いています。
舐めていると、こんな口に見えるというネタを含んだ商品と思われます。
今度、助手Kに食べてもらって写真撮ってみましょう。

第二弾があるのだろうか...?

2012年11月14日助手A
うんこの匂いだけど美味!(後編)

せっかく身近にあるので銀杏(ぎんなん)を食べてみようと
家族で銀杏拾いをしてきました。

手に臭い実が触れないようにビニール袋を手にかぶせ、
まずは熟した実から種の部分をニュルっと出します。

その後はバケツ内で種同士をこすり合わせる感じで水を換えながらよく洗い、
きれいに種だけになったらざるに並べて天日干し。
ここまで来ると銀杏です!

20121114.png


*この処理方法は研究所内のBさんに教えていただきました。
ありがとうございました^^

天日に干して白っぽくなったらペンチで亀裂を入れてからフライパンで炒って完成!!
殻を剥くとうんこの匂いからは想像が出来ないくらいきれいな翡翠色の中身が現れます。
塩をまぶして食べると、もっちりとした食感にわずかな苦みと甘い香りで美味!!
201211142.jpg近くにイチョウの木がある方はぜひお試しください。
ただし、イチョウは雌雄があり、雄の木だと実をつけませんのであしからず。

あと、手はビニールで保護したのですが、
靴は無防備だったので拾いながら臭い実を踏んでしまい、
帰りの車内にうんこの匂いが充満してしまいました。
靴の防御も忘れずに。

2012年11月13日助手A
うんこの匂いだけど美味!(前編)

こんにちは、助手Aです。
心地よいと感じていた秋風がいつの間にか冬の風になり、
都心より2~3℃低いと思われるここ西多摩郡日の出町では、
紅葉の季節から落ち葉の季節へ変わろうとしています。

協同乳業㈱研究所のある敷地内には様々な木々が植えられており、
春には梅や桜の花が、初夏にはケヤキの新緑が、
そして秋には大きなイチョウの黄葉がみられ季節の移ろいを感じられます。

勘の鋭い方はここまで読んでタイトルの意味を理解されたかと思いますが、
このイチョウ、秋になると色づき大変きれいなのですが、
同時にくっさい実をつけます。

熟して地面に落ちた実はまさしくうんこの匂いです。
進化論的に考えれば、
よりうんこ臭い実をつけた木が子孫を残すことが出来たということになります。
パッと浮かんだ理由は、
①うんこ臭くて動物や鳥が近付かず、実の中の種を食べられないことで子孫を残せた。
②うんこの匂いが好きな動物や鳥がいて、種は消化されずに動物とともに運ばれ
本当のうんことして排泄され遠い地で芽を出し広範囲に子孫を残せた。

う~ん、どっちなんだろう?
それとも別の理由なのか・・・?

つづく

2012年11月12日LKM博士
便秘な感覚?

ばあちゃんの通夜では、最期の夜は賑やかにということで、
斎場で朝の4時まで飲んでいました。
20時過ぎから、ずっと飲み食い続けること約8時間。
つまみは、弔問に来て頂いた方々に出した寿司をメインに、
柿ピーやらを食べていました。
さすがに、朝はお腹いっぱい。

11時頃、その日一発目の軽い排便をおこなったのですが、
12時過ぎ、葬式中に再び便意が・・・。
肛門括約筋フル稼働で耐えました。
そして、火葬場に行ったり、待ち時間に再び飲み食いをしたりして、
結局、その日は忙しく悲しくてウンコをすることを忘れていました。

それからおかしくなりました。
次の日、全く便意をもよおしません。
更に昨日は畑作業をしていても、お腹が張るというか、
大腸、特に肋骨のちょい下側の横行結腸、が詰まっているような感覚で、
屈むと少々苦しく違和感があるのです。

食い過ぎ+糞詰まり

これが「便秘で腹が張り苦しい」という感覚なのか?
たぶんそうなのでしょう。
慌ててLKM512入りヨーグルトを大量摂取。

寝て起きて、本日正午の時点で、朝から3回排泄の大量です。
出勤時は我慢できなく、ウォッシュレットの無いコンビニで渋々排便する位(コンビニはウォッシュレット重視)、腸の蠕動運動が活発になってきました。
3日前に我慢した原因糞が排泄され、栓を抜いたような状態でどんどん出て来る感じです。
すっきり!

みなさん、ウンコは我慢しないようにしましょう。

2012年11月09日大相撲関連
2012年大相撲九州場所がはじまります

明後日11日から、大相撲九州場所が始まります。

やっぱり今場所は新横綱日馬富士に注目がいくことでしょう。
プレッシャーもあるでしょうから、
今場所はズバリ、12勝3敗と予想。

私の中では、カド番の3大関の方が興味あります。

他にも気になる力士は沢山いますが、
それは場所中に書かせて頂きます。

今場所の私の注目は、場所の雰囲気を盛り上げる「のぼり」です。
会場の周囲に立っている、あの「のぼり」です。

実は、作ってしまいました!!!!!
こんなのです。
20121109.jpg

LKM512キャラクター入り!

通常とはちょっと違うデザインのため、
少々苦労しましたが、9月、10月と頑張って準備してきました。

研究所の同じ職場のメンバーは、旗屋さんから電話が来たり、
パソコンのモニターに『栃ノ心』という文字がデカデカとあったり、
「一体、この人は何をやっているんだろう?」
と思っていたでしょうが、こんなの作っていました。

大相撲ファンの方、こののぼりを発見次第、
是非、画像付きでつぶやいたり、facebookに掲載して下さい。

よろしくお願い致しますくい投げ!

2012年11月08日LKM博士
無題

昨日、ばあちゃんが他界しました。

1ヶ月半前に、脳梗塞で倒れるまでは、自分の事は自分できっちりして、
元気に家で暮らしていました。
倒れる前日には、栃煌山が白鵬に勝ったことを喜んでいたと聞いています。

3ヶ月前、夏休みに帰省した時、
私が持ち帰った多量のピーマンで煮つけを作ってくれたのが最後の料理だったかな。

「このヨーグルト食べると便通が良い。80超えてから骨密度も上がった」
と、フルーツを入れてLKM512ヨーグルトを喜んで食べてくれていました。

どれだけババ孝行ができたかわかりませんが、
大学進学で家を出るまで、18年間一緒に暮らしていましたので、
新幹線では、その頃のことを思い出してみようかと思います。

その前に会議があるので、まずはそれをきっちりやってから。

今日はそれだけですね。

2012年11月07日実験器具・機器シリーズ
反利き腕&ピンセットによるチップ詰め

昨日の実験道具のピペットチップに関する余談です。
何のことかわからない方は、昨日のブログを読んでから読んで下さい。

昨日も書きましたが、
この研究室では、チップのみを新品で購入し、手作業で詰めています。

この作業、当然のことながら、実験をやればやるほど量が増えるのです。
私、昔は朝から晩まで実験していましたから、
実験が終わる頃には10箱位が空になっていることもありました。
実験が終わってからの夜中のチップ詰め作業はしんどい、眠い (。×□×。)~

そこで、この単調作業を楽しむために考えたのは、
如何に自分のテンションを上げるかです。

私は、利き腕と反対の左手でピンセットを使って詰めることに決めました!
十数年前のある日、突然に。

ストップウォッチを使って、常に新記録を狙ってチップを詰めるのです。
最初は大変でした。
ピンセットでなんとかチップを掴んでも、穴に上手く挿すことができません。
たった一人で夜中の実験室で、時間の無駄遣いではないかと思う時期もありました。
しかし、一度決めたら徹底的にやるのが私流。続けました。
ラッキーなことに、1ヶ月も経つと、どんどん上達している自分に気付きました。
「俺って、天才!!!!」

しかも、右脳の鍛錬にもなります。
ドクドクとアイデアが湧き出るようになったのも、これを始めてからかもしれません。
20121107.JPGこれが黄金の左手やーっ。

もし、『反利き腕&ピンセットによるイエローチップ詰め』選手権があったら、
私は世界チャンピオン候補であることは間違いないでしょう б(`ー´)

2012年11月06日実験器具・機器シリーズ
お世話になっている実験器具・機器シリーズ11 ―ピペットチップの入れ物―

前回紹介した微量液体の定量に使うピペットチップの続きです。
お世話になっている実験器具・機器シリーズ10

チップを使う作業で、最も気を付けるのはコンタミ(汚染)ですから、
いちいち手で新しいチップをピペットの先に装着するのは厳禁です。
こんな箱に入れて使っています。
20121106.JPGこのように殆どが8×12=96本単位になっています。
もちろん、チップのサイズ毎に別の入れ物があります。
この容器ごとオートクレーブ滅菌できますので、微生物の実験でも使えます。
参照:オートクレーブ

とにかくチップは大量に使うので使い捨てです。
学生の時は、大概の研究室では下っ端の3年生とか4年生が専用の装置で洗浄して、
使い回していましたが、企業では使い捨てです。
ですから、会社に入った時は衝撃的でした。

1本、0.1~0.2円程度(もっと安いもの高いものもあると思う)ですから、
これを洗う人件費や、洗浄不十分によるリスクを考えると、
洗浄するという選択肢はあり得ません。

この入れ物にチップを詰めた状態で販売されていますが、それは少々お高いので、
この研究室では、チップのみを新品で購入し、手作業で詰めています。
各自この入れ物を10個位キープして頑張っております。

学生の時、時々新品チップをおろすのですが、
それをアホな先輩がわざわざ一度洗浄して使っていました。
「未開封の状態がベストな状態なので、それはチップを汚す行為だ」
と何度か文句言ったのですが、聞く耳持たず。

そのアホな先輩もある企業で研究をやっている(いた?)ようですが、
最近は全く学会等で会わないですね。
汚いチップでやっているから成果が出なかったのでしょうかね。

2012年11月05日LKM博士
無酸素状態

今日は、我々にとっては当たり前、でも、あまり知られていないことを紹介。

「大腸の中は無酸素状態です」

ご存知でしたか?
一般の方の前で話すと、知っていたような、知らなかったような、
中途半端な反応や顔をされます。
少なくとも自分達にとっては「どうでもよい、関係ない」という反応です。
ですが、我々、腸内細菌の研究者にとっては大事なことです。

酸素が無い環境で棲息している腸内常在菌の殆どは、
酸素を嫌う(=酸素があったら生きていけない)菌なのです。
専門用語では、このような菌を嫌気性菌(ケンキセイキン)呼びます。

ですから、研究で生きた菌が必要な場合は、
排便直後にウンコが入った容器の中の酸素を極力抜いて輸送しなくてはなりません。
こうすれば、少々空気に触れても大丈夫な嫌気性菌は問題なく生きています。
ビフィズス菌もその一つです。

この酸素抜き、技術が進歩して、今では市販の脱酸素剤を使えば、
容器内の殆どの酸素は取り除くことができ、汎用されています。

しかし、このやり方では、本当に酸素に弱い菌は死んでしまうといわれています。
排便後、数分間は酸素に触れてしまうことと、
僅かに除去しきれない酸素が残っているためです。
未だに6~8割の腸内細菌は培養できない未知のもので、
これがその原因の一つでしょう。

これをクリアするためには、
嫌気状態の装置(嫌気チャンバー)にお尻を突っ込んで排便するしかないでしょうね。
誰もがわかっていて、おそらく技術的に可能でしょうが、
未だにこの方法でウンコを回収している人がいるという話は聞いたことがありません。
さすがに私でも、実験台での尻丸出し排便には抵抗がありますからね。

2012年11月02日野菜作り
2012年版 野菜作ってます28 ―1週間で・・・、とほほ―

今週は外出が多く、昨日初めて畑に行きました。
週末も用事があって行けなかったので、ちょうど1週間ぶり。

ブロッコリーがもうこんなに大きくなりました!
2012110201.JPG

しかし、先週、順調ぶりを報告したハクサイに悲劇が・・・
半分程の株が虫に食べられて酷い状態になっていました。

結球が始まった内部を開いて見てみると、
何者か、おそらく蛾の幼虫、の糞が大量に。
2012110202.JPG


しかも、糞のサイズから判断すると、かなり大きいサイズになっています。

犯人を必死で探しますが、簡単には見つかりません。
結球が始まり、葉が中心部で幾層にも柔い葉が重なり合うので、
それを強引に広げるのはハクサイにとって決して好ましいことではありません。

せっかく発見しても、指で掴む前に丸まって、ポトリと中心部に転がり落ちる始末。
つまり、ハクサイの内部に侵入したイモムシの退治は至難の業なのです。

小さい時だと、移動距離も少なく、
ちょっと傷んだ葉の周囲を探せば対処できるのですが、
大きくなると移動して中心部に入り込み、どうすることもできないのです。

この1週間、畑に行けなかったダメージは大きかったです。

なんとか発見した1匹です。
2012110203.JPG


ヨトウガの幼虫と思いますが、正確にはわかりません。
3 cm位に成長したこいつらは、大食漢です。
食料でできた家に住んで、外気や敵から守られ、好きなだけ食べて育ちます。

全株では、あと10匹位はいることでしょう。
この週末も仕事で畑に行けないので、かなり絶望的な状況だと思います (τ_τ)

2012年11月01日LKM博士
日の出町産業まつりに出店します!

今週末、11/3(土)と11/4(日)にここ地元、
東京都西多摩郡日の出町で開催されます
「第24回日の出町産業まつり」に出店しまーす!

LKM512ヨーグルトをケース単位で、
かなり安い価格で販売しますので、是非、遊びに来て下さい。

昨年は売り切れてご迷惑をおかけましたので、今年は増量してお待ちしております。

私も両日共に参加しておりますので、
ヨーグルトやウンコに関連するご質問がある方は、遠慮なく声を掛けて下さい。

このブログを読んで来て頂いた方には、
今、私の手元に残っている、ちょっとしたLKM512グッズを差し上げます。

会場は日の出町民グランドです。

会場付近の多くのスペースが駐車場になりますので、
お車でのご来場でも大丈夫です。
(昨年の経験では、混雑していても少し待って頂ければ大丈夫でした)

我々以外にも100店舗以上の出店が予定されております。
天気も良さそうですし、是非、遊びに来て下さい。

2012年10月31日LKM博士
明日から必要なのか、ネクタイ

今日は10月31日。

ということは、「クールビズ」が終わる日です。
ということは、明日からネクタイをせねばなりません。

とても嫌です。
首の辺が気持ち悪くて、打合せしていても集中できないのですよ。
訪問先や打合せの相手にとって、好ましいことではないはずですが。

研究の世界では、そんなの気にしない方が多いのですが、
私は一応企業側の人間ですから、きっちりした服装で行かねばなりません。
いやいや、スーツなんて着ていない企業もたくさんあるのですがねー。

そもそも、私と打ち合わせをする方々の内のどれだけの方が、
私がネクタイを着用しないと不愉快に思うのでしょうか?

手帳を見ると、現時点で11月だけで6回もネクタイデーがあるじゃないですか。
間違いなく、この後増えるだろうし。
(普段の研究所での仕事の時は、普段着で通勤です)

嫌です。
嫌です。
嫌です。

食事しても、汁が飛んでシミになるので困ります。
特にラーメン。

あー、嫌です。

よーし、冬場の打ち合わせは、可能な限り私の職場に来てもらおう。

2012年10月30日大相撲関連
春日野部屋バナー取り付け完了

昨日は番付発表があり、いよいよ九州場所が近づいてきました。

LKM512のホームページに春日野部屋さんの公式Facebookのバナーをつけましたので、
ご報告致します。
http://www.lkm512.com/
ページの右側ですね。
このデザイン、春日野部屋さんには気に入って頂けたようなので、
他の関連機関より上につけてしまいました(笑)。

ポチっと押して頂ければ、春日野部屋さんの公式Facebookに繋がります。
Fecebookをやっていない方でも、読むことはできますので、
時々覗いてみるのはいかがでしょうか。

力士達がどのように本場所に向けて仕上げていくのか、
あるいは本場所以外の様子も垣間見ることができます。

時々、差し入れしたヨーグルトが登場したり、
私のsumoyogurt企画が紹介されたりすることもありますよー。
私もいつか登場してみようと企んでいます。

2012年10月29日LKM博士
怪現象 @新幹線京都駅

昨日、私用で日帰りで奈良に戻りました。
前日は職場の日帰り旅行で9時間位飲み続けておりましたので、
当然ながら少々二日酔いでしたが、早朝4時40分に起きて。
日曜日の早朝ですが、新幹線のぞみ博多行きは結構人が乗っています。
両窓側と3人席の通路側はほぼ埋まっているような感じです。

おにぎり食べて、ちょっと本を読むと睡魔に襲われましたので寝ました。
いつも通り、名古屋駅で目が覚めます。
ボーっとしていると直ぐに「間もなく、京都、京都です」と放送がなります。
いつもトンネルの中です。
このタイミングがかなり余裕のある時間帯で放送されるので、
それを聞いてすぐに出口に向かうと、3分間位、新幹線の中で立つことになります。
しかし、多くの人がこの放送直後に荷物を持ち立ち上がり、通路は人で埋まります。
「そんなに急いでも、まだ駅に着いてないから降りられへんけどなー」
いつも通路に立っているせっかちな人々を私は座ったまま、数分間観察しています。

さて、不思議なことが起ったのはこの時です。
私の横の人も京都で降りるようで立ち上がりました。
すぐ前の席の方も、座席のリクライニングを戻して立ち上がりました。
すると、その前も、その前の方もです。
「今日は結構京都で降りるんやなー。日曜やし観光かなー。」
さて、駅に着きました。
ぇ゙!?Σ(゚▽゚ノ)ノ
私は9列目の席だったのですが、私より前方の全員が降りるようです。
博多行きですし、いくらなんでも新大阪まで行く人が普通はいるだろうと思うのですが、
誰もいません。
ふと後方を見ると、12列目以降はたくさん人が座っています。
謎です。新幹線の半分が空っぽで、その後ろは7割ほど埋まっているのです。
見たことない光景です。
訳がわからないまま最後に降りました。

すると、黄色い帽子をかぶった修学旅行生が大量に乗り込んできました。
謎は解けました!

2012年10月26日野菜作り
2012年版 野菜作ってます27 ―グングン育っています②―

一気に気温が下がってきて、朝の畑は寒くなってきました。
早朝は凄い量の露が下りて、作業がやり難くなってきております。
なにしろ、通期中なので普通の衣服を着ており、ドロドロになるのです。

そんな中、ブロッコリーもつぼみを付け始めました。
201210261.JPGあと、2週間ほどで食卓に並び始めますね。

201210262.JPG長ネギも成長期。
どんどん伸びますので、どんどん土寄せします。
現在標高30 cm位の土盛りでしょうか。
そうしないと、白く柔らかいネギはできません。

ハクサイも結球が始まりました。
201210263.JPG9月にはコオロギ被害を受けて瀕死の状態だったことを忘れるくらい元気です。
参照:9/11 野菜シリーズ23
このまま病気にならなければ、明らかに食べ切れない量が収穫できそうです。

2012年10月25日
今年最後のカマキリかな

今年最後のカマキリだと思います。

立派な茶色系のオオカマキリのメスがギロリッ。
201210251.JPG
しばらく私の巨大モロヘイヤに住んでいた個体だと思います。
私がモロヘイヤを引き抜いたためにウロウロしていたのでしょう。

かなり凶暴で、手で掴むと鎌で私の指を攻撃してくるだけでなく、
噛みついて手を食べようとする奴でした。
ですが、愛嬌もありました。

何故かこのお手上げポーズが得意!
厳密にはお手下げかもしれませんが。
201210252.JPG

モロヘイヤを抜き倒したら、
こいつのものと思われる卵がありました。

当然のように持ち帰りましたので、また紹介します。

2012年10月24日LKM博士
部長の意地?

昨日ブログで書きましたように、社長にお借りした本を返し、
私のおすすめ本を渡しました(拝借した本)。
当然、少し本の内容の話題になりました。

すると、同席されていたLKM事業部(ビフィズス菌LKM512を事業化しようとしている部署)の
ケイイチロウ部長が何を血迷ったのか、
「貸して下さい。私も読みます。」

全員「エーーーーッ(爆笑)」
社長「ケイイチロウ君には無理と思うなー。これ結構専門的だし。」
部下達「やっぱり無理って返すのなしですよ。ちゃんと感想文書いて下さいよ。」
部長「・・・(ちょっと不安気)」

昨日、お客様相手に飲んでいて、お客様が帰られた直後の一幕です。

少々酔っぱらって、思わず言ってしまったのでしょうか?
部長として、話題に付いて行けないので、是非読んでやろうと思われたのでしょうか?
後者のような気がします。
部長の意地!

しかし、
今朝、鞄の中の本を見て、早速後悔されている姿が目に浮かびます。
今朝、通勤電車で少し読み始めて、既に諦めかけている姿も目に浮かびます。

ですから、応援ブログを書きました。
ウソ、冷かしです。

「部長、頑張って下さーい!」 ( ̄ー+ ̄)

若き日に、スーパーJOCKEY(昔、日曜昼にやっていたビートたけしが司会の番組)で
熱湯風呂に入ってカスタードプリンを宣伝した根性を見せて下さい!

2012年10月23日LKM博士
拝借した本

実は、昨日の本、『細胞の意思』は、社長の山崎に貸して頂いた本である。

いや、正しくは一方的に渡された本。
社長はLKM512の研究成果が大きく報道されたのをきっかけに、
(参照リリース:LKM512摂取による寿命伸長効果
生命科学に興味を持たれたようで、この1年間は、大量に本を読まれている。

社長との会話で得た情報では、
最初は、ヨーグルトや乳酸菌の本が中心だったようであるが、

次第に消化管や病気の本に進化し、
(本物のウンコ写真が載っている恐ろしい本も見せられたことがある。
誤解されたらいけないので書いておくが、
大腸の病気について書かかれている本である)

さらに、細胞や脳機能の本へとパワーアップし、
先日、飲み会では「宇宙だ、素粒子がどうのこうの」というお話であった。

ぶっ飛び過ぎ!!!!!!

生粋の文系人間の社長が、
かなり専門的なこの本を面白いと私に薦めて下さったわけであるから驚きである。
そして実際に研究を仕事としている私が面白く読めたのだから更に驚きである。

非常に楽しく読ませて頂いたが、一点、問題が・・・。
社長の本なので、印象に残った箇所に印がつけられないし、折ることもできない。
経験上、本は一度読むと二度目を読む可能性は非常に低い。
印をつけておかないと、そのページに二度と出会えないかもしれないのを危惧し、
気になった箇所が載っているページはガンガン折ってしまう癖がある私。

辛かった。

今日は社長に会うので、逆に私のお奨めの本を渡してみよう。
多田富雄著『免疫の意味論』(羊土社)
もう20年程前の本であり、少々専門的であるが、
免疫学の視点から自己と非自己に迫る哲学的な書でもある。

2012年10月22日LKM博士の勝手にベストセレクション
『細胞の意思 <自発性の源>を見つめる』読了

団まりな著 『細胞の意思 <自発性の源>を見つめる』(NHKブックス)を
読み終えた。

生命の最小単位である細胞。
我々は、なんとなく、「細胞は体の構成成分=物質」のように扱ってしまっているが、
細胞は状況を把握して、意思(のようなもの?)を持って行動(活動?)している
ということを、本書は熱く語っている。

著者のまえがきを拝借してこの本の内容を表現すると、
細胞を、人間や人間社会のドキュメンタリーのように、
細胞を個別に描写することを試みた内容で斬新である。

この、細胞の意思のようなものの存在を、
大食細胞(免疫系で異物を取り込んで消化する細胞)、
始原生殖細胞(生殖細胞の大元の細胞)および受精卵を題材に、
きっちりとした研究結果から論じられている。
(著者には「意思のようなもの」ではなく「意思」だと叱られそうであるが・・・)

大食細胞は私も昔、実験で扱ったことがあるが、シャーレの底に吸着する性質がある。
これが、細胞がシャーレを異物と認識し、
細胞内に取り込もうとしている行為であるとは思いもよらなかった。

もし、この本を実験前に読んでいたら
(実際は実験中止後の2008年初版なので無理なことであるが)、
細胞の気持ちを考えて実験し、結果は変わっていたかもしれない。
なんだか細胞を使った実験を再開したくなる本である。

とはいえ、ウンコ菌の研究中なので早速その研究にこの考え方を応用したい。
ウンコ菌は何がしたいのか、その意思を我々が意識するだけで、
これまでとは異なるアプローチが頭に浮かびそうでワクワクしてきた。

この本を読んでいる最中に、山中教授のiPS細胞がノーベル賞受賞のニュースが流れた。
おそらく、(細胞の)意思に反して初期化されたiPS細胞(多くは元皮膚細胞)は、
どのような気持ちで新たな細胞へと分化していくのか?
意思さえ初期化されるのか?
知りたいものである。

2012年10月19日LKM博士
ちゃんとやりました

月曜日に進んでいない査読の話をしました(終わらない査読)。

今週は月曜日から水曜日まで外出だったので、原稿は電車内で熟読しており、
あとは、審査コメントを作成する段階までは来ていたのですが、
なかなか英語で書くのはしんどい。
しかし、なんとか昨晩終えました。

昨日は研究所で研修があり、懇親会もあったのですが、
大好きなアルコールを我慢して、つまみだけ食べて、
(これは私にとっては凄いことです。)
午後8時頃から必死で審査コメントを作成し、
午後10時頃にジャーナルのWebを通してコメントを送り、やり遂げました。

なんと、責任感が強い俺!

いや、本当に責任感が強かったら、期限内にやり遂げるわな・・・

今朝、早速、編集部が著者宛に送った3名の審査員の審査結果が載ったメールがCCで届いていたので、私待ちだったことは明らかです。
他の審査員のコメントも読みながら自分のコメントも改めて読み、
慌てて書いたわりには、たぶん意味は通じる英語になっていたと思います。

このための時間を作ること、
そして給料をもらっている仕事でないことから気持ちを入れることが大変なのですが、
関連研究分野の他人の論文の審査は、やはり非常に勉強になりました。
まさにこれは、本業に直結する自己啓発です。

2012年10月18日
クロシタアオイラガ

今日は危険な虫の紹介です。

研究所の入口で発見しました。

2012101801.JPG


その名はクロシタアオイラガ。
もちろん「ガ」とつきますから蛾の幼虫です。
イラガの仲間です。
イラガは漢字で書くと『刺蛾』と書き、幼虫が毒を持っている仲間です。
幼虫の体長は2.0 mm弱で、足が短く見えないので、
ナメクジやウミウシのような体型のイモムシです。

この毒々しい色合いと風貌からもご想像の通り、刺します。
しかも、そんじょそこらの痛さではありません。

激痛です。

私も刺されたことがありますが、刺された瞬間に電撃的な痛みです。
『電気虫』と呼ぶ地域もあるそうです。
たとえ仕事で大事なプレゼンがあっても、休みたくなる痛さだと思います。

せっかくなのでアップにしてみました。

2012101802.png


どうですか、このトゲトゲ突起による完全武装!!!!!
トゲと毒腺と繋がっており、触った瞬間に毒液を注入してきます。
ちゃんと治療しないと数日から1週間位はダメージが残るはずです。

ちなみに、成虫は淡緑色の珍しい色ですが、
毒は持っていない数cmの目立たない蛾です。

ガーデニングをする方から聞いた話では、もし刺されたら、
まず、セロハンテープで刺された所を何度も貼ったり剥がしたりすると良いらしいです。
眼に見えないが患部に残っている毒付のトゲを取り除くのです。
それから薬局に行って薬を塗ります。

最後に蛾の名誉のために言っておきますが、刺す蛾は極めて少数派で、
殆どの蛾の幼虫は触っても大丈夫です。
たとえ、毛むくじゃらでも。

2012年10月17日ウン小話
ウン小話27(おなら小話)

ビフィズス菌LKM512を何か楽しい企画を通して
アピールしてみようと考えることも仕事です。

時にはそのような企画を専門に扱う会社に相談することもあります。

相談すると、
普通はLKM512自体の素晴らしさをアピールする、
似たり寄ったりの企画が出てくるのですが、
たまに、私のブログやTwitter等を熟読して、
そこから受けた印象を元に企画を提案される方も出てきます。

先日、
「LKM博士のオナラのニオイは本当に臭くないのか?」企画
が提案されました。
ニンニクを食べたらどうなるのか?
他の人と比べたらどうなのか?
等々

これは私のTwitterの自己紹介のところに、
「俺のオナラは臭くない!(自慢)」
と書いてあるからでしょう。

私は律儀に、
ガスクロマトグラフィー(GC)で測定するのか?
ガスクロマトグラフィー―質量分析装置(GC-MS)で測定するのか?
いやいや、ニオイセンサーかな?
いやいやいや、ヒトの鼻やろ!
そもそもどうやってオナラを回収するのか?
等と悩んだりしていたのですが、
2週間程経つと、企画自体が却下されていました。

おしまい。

2012年10月16日野菜作り
キカイダーを思い出したピーマン

先日、ピーマンを引っこ抜きました。
もう、冬用のホウレンソウと小松菜を植える必要があったからです。
今季は合計188個の収穫で目標の200には届かなかったです。

食べ切れないので一部は熟して(赤ピーマン化)、栄養価を高めてから食していました。
201210161.JPG
当然、引っこ抜き収穫していると、まだ熟し切らないものもありました。
ちょっと面白い色合いがのもがあったので紹介です。
201210162.JPG
午後の太陽が当たる南西側は真っ赤なのですが、
北東側がまだ緑で、色がくっきり分かれているのです。

眺めていると、小さい時テレビで見ていた『人造人間キカイダー』を思い出しました。
キカイダーは水色と赤で顔の中心から左右で色が分かれていたはずです。
ピーマンは緑と赤でキカイダーとは色が異なりますが、同一個体で縦に色が分かれているので、そう連想させるのでしょうか。

夢中で見ていたはずですが、今一キカイダーの記憶は曖昧で、
毎回悪者をやっつける話であること以外には、
全体を通したストーリーや背景は覚えていません。
しかし、
* いつもギターを弾きながら登場すること
* 敵がハカイダーだったこと
  (今でも物を壊した人を冗談でハカイダーって呼ぶことがありませんか?私だけ?)
* サイドカー付のバイクに乗っていたこと(横には誰も乗っていない)
* 悪者のボスが笛を吹くと、苦しむこと(そのメロディーは今でも出てきます)
と、今考えると無理があり独特な設定ばかり思い出します。

やはり人々の心に残るには、常識的でないことが大事なようですね。

以上!
今日はピーマンを見て、キカイダーを通して、少々考え事をしたのでありました。
(この脈絡ないブログを、この一言で締められるか???)

2012年10月15日LKM博士
終わらない査読

査読とは、科学ジャーナルに投稿された論文原稿を、
そのジャーナルに掲載する価値があるのかを同分野の専門家が審査することです。

投稿された論文原稿を読んで、
得られた成果が既存の知見と比較して新規性や整合性があるのか?
方法はその結果を導くために正しいのか?
結果から述べている考察は、自分勝手でなはいか?
などを判断しコメントします。

大体1つの論文原稿を2名から3名の審査員
(レビュアーあるいはレフリーと英語で呼ぶことの方が多い)が割り当てられ、
審査員の意見を編集部が総合的に判断して、
拒絶、受理、あるいは修正(大幅修正と簡単修正がある)と決断が下されます。

私の所には、月に2報位のペースで依頼が来るのですが、殆ど断っています。
時間のゆとりがなく、中途半端に審査するのは失礼だからです。

例えば、ビフィズス菌関連でも、詳しくない疾病に対する効果の論文だと断ります。
あと、腸内細菌関連論文の審査依頼も多いのですが、断ることが多いです。

野生のオオカミの糞便菌叢解析の論文の審査依頼が来たこともありました。
但し、その分野で専門家として扱われているわけですから、
それなりに名誉なことですし、非常に自分の勉強になるので、
年に3回位は引き受けています。

で、先日、ポリアミン関連の興味深い論文の審査の依頼があったので引き受けました。

しかし、やはり給料をもらってやっている仕事が優先になり時間がとれずに・・・。
気が付くと、私のウンコ色の脳ミソから抜け落ちた状態で、締切日を迎えていました。
申し訳ない m(_ _)m
編集部からも催促メールが届いています。

でも、英語なので怒りレベルが正確に認識できず、反省するものの慌てない私。

今週中にやろうと、移動中に読むために印刷したらA4に27枚もあり衝撃 (◎до;)エッ!!
20121015.JPG

自分の論文が審査されている時は、「早く審査しろよっ」と怒っているのにこの有様です。

自分が投稿した論文の審査でしっぺ返しがくることでしょう。
いや、もう来てるかも・・・。

2012年10月12日野菜作り
2012年版 野菜作ってます26 ―グングン育っています―

8月に種をまくニンジン。
元来発芽率が低いのですが、特に今年は酷暑と少雨で苦しみました。
第一回目にまいた種は発芽率30%位と大失敗。
仕方ないのでもう一度種まきし、何とか発芽してくれたものが青々と茂ってきました。

2012101201.JPG


この写真は下からのアングルですが、向こう側には背丈が1 mを超えたサトイモが見えています。
熱帯雨林地方が原産のため乾燥は好ましくなく、
この夏の少雨の時は、バケツで水をまき対応。
今は放置で大丈夫ですが、地中でイモが育っていることでしょう。
あと1ヶ月位で収穫できそうです。

早く生るタイプのキャベツは昨日位から中心の葉が丸まり始めました。
いよいよ結球です。

2012101202.JPG


あと、1ヶ月位で食べられる予定です。

ダイコンも育っています。
向こう側には今年も聖護院ダイコンを5株植えました。

2012101203.JPG


10月はまだモンシロチョウの成虫が活動中のため、警戒しておかねばなりません。
それを防げれば、青々とした葉の大根が収穫できる予定です。

2012年10月11日
運悪く、運良く

9月、10月は、夏野菜から秋冬野菜への切り替えのため、畑を耕します。
耕すというのはクワで掘り起こすということです。
そうしますと、たまに、コガネムシの幼虫が出てきます。

ザクッ、ザクッ、ザクッ、ザクッ、ザクッ、コロッ
って感じで出てきます。

作物に悪いことをする場合もありますが、
有機物を食べて良いウンコを出す役割もありますので、私は敢えて退治しません。

放っておくと、30秒以内に土の中に潜っていきます。

しかし、運悪く、アリに捕まると大変です。
20121010.png


牙で噛まれて、巣まで引きずられていきます。
なんとかもがいて逃げようとしますが、スピードが違いますから逃げ切れません。
こういうタイプの幼虫は、筋肉質でタンパク質豊富でしょうから、
アリも頑張って運びます。

コガネムシには不運なことですが、アリにとっては幸運なこと。
私にとってもブログネタができましたので幸運なことだったと思います。

2012年10月10日LKM博士
衣替えを遅らす行為

気温が下がってきました。
衣替えですね。

この国だけのような気もしますが、中高生の時は、
6月1日および10月1日から、それぞれ夏の制服および冬の制服に変わりました。
(現在、論文英訳中につき、ブログでもrespectivelyを文末に使う英文のような日本語になっておりますな。読み直して気付いて笑ってしまう。)

私の職場の作業着も基本的には10月1日からは長袖(冬服)に変わります。

でも、夏服って可哀そうではありませんか?

12ヶ月の内、6、7、8、9月の4か月間のみ、
つまり、3分の1しか使われないんですよ。
衣装なんて着てもらってなんぼの存在。

もし私が夏服なら、この勝手なルールはくやしいです。

ですから、この格差是正のために私は極力半袖(夏服)を着ます。

仮に半月半袖期間を伸すことができれば、
夏服:冬服=4:8が、4.5:7.5にできます。
2倍あった冬服期間が1.67倍にまで減ります。

仮に1ヶ月伸ばせば、夏服:冬服=5:7になり、
冬服期間が夏服期間の1.4倍にまで下がり、格差が減ります。

これを達成するのに気温を考慮した現実的な作戦は、
5月最後の10日間と10月の20日間を夏服にする方法です。

ということで、毎年、寒さの限界まで頑張ります。
多少風邪気味になっても頑張ります。

なぜ、そんなことをするのか?
繰り返しになりますが、半袖(夏服)が可哀そうだからです。

その意味不明な優しさを私達に向けてくれと部下達に言われそうですが...。

2012年10月09日
マダラスズ

鳴く虫の季節でありますが、このコオロギを知っている人は少ないでしょう。
2012100901.png

見た目の特徴は、白(灰色?)と黒の斑(まだら)模様の後足で、
そこから名前が付いたのは言うまでもない。
開発で激減している種類ではなく、
住宅地などの空き地などに普通にいるコオロギである。
しかし、この虫のことを誰も知らない。

理由は、小さいことによるのか(?)
体長6~12 mm程度。

人差し指と比較するとこんな程度である。
2012100902.JPG

例え見つけたとしても、「あっ、コオロギの子供」と思われる程度で、
一般的にはどうでも良い存在に違いない。

「あっ、見たことある」という感覚さえ、皆さん、持っていない虫ではないだろうか。
もちろん、上の写真の個体も翅の生えた立派な成虫である。

話はずれるが、
成虫に向かって、体が小さいから「子供(幼虫)」と適当に
子供に教える癖は止めるべきだ!

と全国のちびっこの親御さんには伝えたい。

話を戻して、鳴き声が今一地味であることも不利に働いている。
「ジーッ、ジーッ、ジーッ」あるいは「ビーッ、ビーッ、ビーッ」と聞こえる。
規則正しく鳴くのが特徴であるが、大して音も大きくない。
残念ながら、飼育して鳴き声を楽しむレベルには達していない。

しかし、こいつ、他の秋に鳴く虫(キリギリス、コオロギ類)には無い特徴を持っている。
年に2度繁殖するのである(寒冷地を除く)。
つまり、6月頃に成虫になり産卵し、それが産まれて再びこの時期に成虫になるのである。
したがって、初夏にも鳴いている数少ない虫なのである。

よく考えれば、少しでも目立つように、
このブログでも初夏に紹介してあげればよかったと、
反省しつつ、マダラスズの紹介を終えようと思う。

2012年10月05日大相撲関連
Sumoyogurt発射(殊勲賞写真あり)

本日、春日野部屋応援企画のSumoyogurt並びに
ビフィズス菌LKM512顆粒タイプを発射します。

2012100501.JPG


栃煌山関の9勝(ヨーグルト9箱)に、
白鵬からの金星(顆粒タイプ3箱)、
殊勲賞(ヨーグルト2箱、顆粒タイプ1箱)分をプラスして

合計ヨーグルト11箱、顆粒タイプ4箱です。

9月場所は、栃煌山関以外の関取衆は厳しい戦いでしたので数が少なく、
史上最大の倍率でした。

プレゼント増量を決定した栃煌山関の殊勲賞の賞状およびトロフィーの写真です。
テレビや新聞で受賞者が並んでトロフィー抱えている姿をよく見ますが、本物です。
祝賀会で撮らせて頂きました。

2012100502.JPG

よく見ると、賞状に小さく読み仮名がふってある。

表彰式で読み上げる親方のためか・・・?

2012年10月04日野菜作り
2012年版 野菜作ってます25 ―小型葉物系スタート―

キャベツやハクサイなど大きめの葉物は既に1ヶ月前からスタートしていますが、
小型の葉物野菜、すなわち水菜や春菊などは9月末からスタートです。
この差は、生長に要する時間の差なのでしょうかね。

トマトの植えていた位置をよーく耕し、ベッドを作りました。
ベッドとは上が平らな畝というのでしょうか、水はけを良くするために周囲から10 cm位高い段差を作り、そこに種をまくのです。
20121004-1.JPG
こんな風に溝を作って種をまきます。
溝と溝の間は15 cm位で、野菜ごとに適した間隔で、間引きも計算に入れて、きっちりまきます。
この写真の一番左はカブです。
その横はラディッシュです、たぶん。
あとは、種が小さく見え難いでしょうが、小松菜、チンゲンサイ、ミズナなど。
種が白や青く見えるのはプロ用の種でコーティングしてあるからです。
作業効率アップ(見え易い、小さ過ぎず扱い難い)と発芽時の病害虫から守るためですね。

で、1週間後はこんな感じ。
20121004-2.JPG
上の写真では写っていなかった一番左側はシュンギクです。
シュンギクは発芽率が悪いので線の様にバラバラとまきましたが、発芽してくれました。
現在、日本人が好む葉物野菜の多くはアブラナ科、カブもコマツナも皆、発芽直後は似ていますね。
正直、どの列に何を植えたか記憶曖昧ですが、あと1週間もすれば大体識別できます。

この時期の種まきは計画的にしなくてはなりません。
日に日に寒くなっていきますので、生長が日に日に遅くなります。
この時期に1日種まきを遅らすと、収穫が3日程度遅れると教えてもらいました。
つまり、3日ずらせば、収穫は1週間から10日程度遅くなります。
そして、霜が降りるともう育たない種類も多いです。
それどころか、一気に傷む野菜もたくさんあります。
一方で、寒さで美味しくなる野菜もあります。
これらを計算して予定通りに立派なものが育つと嬉しいわけです。
研究と同じで、計算通りに成功した時の喜びは格別なのであります。

2012年10月03日LKM博士
3分間スピーチのために

職場では、毎月の朝礼(夕礼)の度に、2名ずつ、3分間スピーチをします。
何の話をしても構いません。

人前できっちり話ができるように、
また3分間で話題をまとめ上げる訓練の意味もあります。
各研究員の意外な趣味や過去などがわかり、それなりに面白いです。

これ、1年に1回程度しか回ってこないのですが、今月は私の順番です。
これまで3分間スピーチは何も苦痛ではありませんでした。
話したい内容は山のようにありました。
しかし、今は事情が違います。
毎日、LKM博士のブログを書いているので、ネタがないのです。

実は、ブログのネタって、ちょうど3分間で喋るには打ってつけの内容が多いのです。
例えば、昨日のキイロテントウの話も、①イントロ、②他のテントウムシの違い、
③彼らの食性、④うどんこ病とは、⑤畑での出会い、
と構成すれば3分間でちょうど喋れます。

これは公式ブログなので読んでいる所員も多いでしょうから、
このブログに書いたことは3分間スピーチには使えません。
いや、プライドがあり、使う訳にはいきません。

つまり、私は1週間に5つ、1ヶ月で20数個の持ちネタが無くなって行くのです (→.←)
大変でしょ(強く同意を求める)?

さて、どうしようか?

とはいえ、「ウン小話シリーズ」で3分間スピーチはできませんので、
ネタを選ぶ必要はあります。
ということで、本日用に書いたブログは3分間スピーチ用にキープしておき、
今日はそんな心の悩みを紹介するブログになりました。

2012年10月02日
キイロテントウ

このブログ5種類目のテントウムシの登場です。
見かけそのまま、キイロテントウ。

こいつも、先日紹介したヒメカメノコテントウ(参照ブログ:ヒメカメノコテントウ
と同じ位のサイズで、小型のテントウムシで体長4~5 mm程度です。

20121002.JPG


動きも素早く、危険を察知すると(私の存在に気付くと)、
すぐに飛んで逃げていく個体が多いです。

エナメル系の黄色一色で、胸部の2つの黒の斑紋もオシャレです。
(この色、白鵬が14回目の優勝を決めた後の14日目と千秋楽にのみしめた黄金まわしを思い出すのは私だけであろうか?)

一般的なナナホシテントウやナミテントウでも小さいと感じる普通の方には、
このキイロテントウは小さ過ぎ見つけられず、
たとえ発見しても、斑紋が無いのでテントウムシとは思わない人が多いはずです。

図鑑で見たことはあるけど、本物は見たことないという方も多いのではないでしょうか。
私も実は畑作業をやるまでは図鑑だけの昆虫でした。
しかし、畑で虫眼(心の奥で「虫がいたらうれしいな」と無意識に探している状態・心構え)で作業をしていたら、たまに出会えるのです!

その理由はキイロテントウの食性にあります。
実は、アブラムシを食べるのではなく、うどんこ病菌を食べるのです。
うどんこ病とは、うどん粉をまいたように葉が白くなり、
どんどん広がり光合成が阻害されるなどの被害が出る病気です。

そうです、畑の作物、特にナス科の植物、とりわけキュウリは高頻度で
この被害を受け易いので、それを食べに来ているのです。

どのようなセンサーでうどんこ病を嗅ぎつけているのか謎ですが、
「キイロテントウいる所、うどんこ病あり」ということです。
ちなみに写真はナスの枝で見つけた個体です。
植物にとってはありがたいテントウムシなのです。

最後に、ちょっと微生物を扱う立場の人間として言わせてもらうと、
うどん粉病『菌』と呼ばれていますが、厳密には細菌(バクテリア)ではなく
カビの仲間で、白いのは胞子です。

2012年10月01日LKM博士
台風一過

台風一過で今朝は快晴。
ふと外を見るとこんなことに。
20121001.JPG


自転車のカバーがめくれ上がっているのは許容範囲です。
しかし、えーっ! (」゚□゚)」
100円ショップで買った手桶が自転車のホイールに刺さっています。

しかも、この手桶、行方不明になっていて探していたやつ。
外の水瓶でメダカやエビを飼っており、その水替えに使用していたのですが、
行方不明になっていました。
(風呂から出てきたわけではございません。)
強風で、軒下のごちゃごちゃの中から出てきたのでしょうか。
不思議です。
でもラッキーです。

畑の被害状況は不安でありますが(まだ確認していない)、
たまには台風も良いことするようです。

2012年09月28日その他
単位の違いとうんちの尊さに戸惑いながら...(助手Aブログ)

久しぶりに助手Aです。
以前のブログにも書いてありますが、
この部署に異動になる前はプリンの商品開発に携わっていました。
仕事の内容は読んで字のごとく、新商品を開発するわけですが、
新製品の市場への投入は、大きく分けると一年で春と秋の二回あります。
その発売時期に間に合うように、マーケティング部門とコンセプトや商品設計を詰めていき、
製造に問題がないか、保存性に問題がないかを工場でのライン試作で検証していきます。

このライン試作というのが、プレッシャーのかかる仕事です。
というのも、一回のライン試作で作るプリンミックス(原材料を混ぜ合わせたもの)は
工場にもよりますが約2トン、
個数にすると20,000個から30,000個分くらいのプリンを作るからです。
原料費だけでも数十万円‼なんてことも。
安全な商品を安定的にお客様に提供するには必要なコストとはいえ、
何度も失敗できる金額ではありません。

一方、今の仕事は、マイクロは当たり前で、ピコ、ナノの世界です。
トンからナノまでは実に0が18個、18桁も小さいものを扱うので単位ボケすることも。
ただ、物理的な数字は小さくなっても、金額は反比例し1mlで十数万円する試薬もあり、
たった数滴でライン試作と同じ金額なんてことも多々あります。
まだ慣れないこともあり高価な試薬や酵素を使う時には結構緊張します。
プリンの設計も見た目以上に複雑で難しいのですが、
今の仕事はプリンの試作と違って目に見えないレベルでの反応であるため、
失敗した時もどこが間違っていたのか、
どこを改善すればいいのか見当をつけるのもなかなか難しい。

お金で買えるものならいいのですが(良くはないですが^^;)、
うんちはそうはいきません。
試験期間中のその被検個体のうんちは、その時だけのもの。
一期一会でまさにプライスレス。
特にうんち中の生きた微生物を見る場合は失敗できません。
まさかうんちを尊いと感じるようになるとは思ってもいませんでした・・・・ 
まだ、そこまで貴重な実験試料は扱っていないですが、
今後色々と貴重な資料も扱うことになると思うので
気を引き締めて臨んでいきたいと思います。

2012年09月27日大相撲関連
2012年大相撲九月場所の感想

大相撲ファンの皆様、お疲れ様でした。

日馬富士、全勝優勝と横綱昇進おめでとうございます!
千秋楽の白鵬戦は両者共に死力を尽くした一番で、素晴らしかったですね。
文句のつけようがない成績ですが、休場していた3大関との対戦が無かったのは残念です。
私の記憶が正しければ、特に琴奨菊を非常に苦手としていたはずですから・・・。
また、個人的には横綱になったら短命で終わりそうな気がしていますので、
このまま大関でいて欲しかったという気持ちもあります...。
(水をさす様なことを書いて、申し訳ございません。) m(_ _)m 

実は、その千秋楽は、私も両国国技館にいました。
春日野部屋さんの千秋楽祝賀会に出席するので、ついでに観戦ということで、
何とか2階イス席のチケットをとって。
2012092701.JPG

この高さです。
吊り屋根が邪魔になりそうな気がしますが、計算されて設計されており、
完璧に土俵が見えるのです。
生の臨場感は素晴らしいですが、微妙な動きはさすがに見切れず、
私のような楽しみ方をするファンにとっては、
ラジオか携帯テレビがあった方が良いですね。

ただ、豪快な旭日松の塩まきは、きっちり認識ができました。
この力士はこのブログ初登場ですね。
小柄であんこ型、この場所が新入幕の元気モリモリの関取です。
そして、昔の水戸泉(現・錦戸親方)のように、大量の塩をまきます。

突然ですが、この写真、内閣総理大臣杯を贈呈に来た野田首相が写っています。
探してみて下さい。

さて、初参加の春日野部屋千秋楽祝賀会。
2012092702.JPG

どうして良いやらわかりませんが、学会の懇親会と基本的には同じです。
立食パーティー形式で、話してみたい人に話しかければ良いのです。
殊勲賞初受賞の栃煌山関、栃乃若関、碧山関、木村山関と順番に写真を撮りながら、
少しずつお話ししました(栃ノ心関とは話せず・・・、でも幕下以下の若い力士達とも話しました。)
古くからの後援者がたくさんいるわけで、我々は殆ど初対面の様なものですが、
「ヨーグルト」っていえば、皆さんわかってくれました。
「あっ、めっちゃ食べてます! あれ、おいしいです。」

成績不振を皆に突っ込まれていた栃乃若関は、
「じゃあ、僕はヨーグルトで腸は完璧なので、後は心臓(精神面)を鍛えないといけませんね」
と、胸を指さしながら、笑顔で自虐的ネタを話してくれたのが印象に残っています。

ちなみに、この司会をやっている方は幕内行司の木村庄太郎さんです。

ちょっと長くなりましたので今場所はこの辺りで終わりたいと思います。
では、九州場所まで、しばし休憩。

いや、私の大相撲絡みの仕事は場所後も続きます。
Sumoyogurtに・・・「あれ」の準備もある ( ̄ー+ ̄)

では、最後は場所開催中に飾られる「のぼり」の写真で締めましょう。
2012092703.png


来場所につづく

2012年09月26日LKM博士
大安まで待つ

結婚式等は大安、葬式は友引を避けるなど、日本には六曜を気にする風習があります。
科学的には何の根拠もないとわかっておりますが、私は縁起を担ぐタイプですから、
自分の結婚式などは気にした記憶があります。

しかし、論文の投稿は1日でも早い方が好ましく、そもそも投稿先はそんなの関係ない米国か英国が殆どのため、六曜もあってないものだろうと気にしていません。

ですが、投稿した論文が何度も拒絶されたら、頼りたい気分になってしまいます。
現在、3誌に拒絶され、非常に苦戦している論文があります
(それなりにレベルの高いジャーナルですが、それでも気持ちが萎えてきます)。

一昨日、Web上で投稿準備を進め、最後のボタン一つで投稿できる状態まで準備できました。
通常、「エイッ」とクリックするだけなのですが、その日は止めました。
カレンダーを見ると、9月24日「仏滅」。
「やめとこ、明日は大安やし。」

で、昨日、「エイッ」とやりかけたのですが、また止めました。
Web手続中に出てきた時間がアメリカ東海岸時間で、まだ9月24日 = 「仏滅」。
「やめとこ。」

で、先程投稿致しました。
現地時間で9月25日午後11時29分。
気にしていた割には、ギリギリ。
なんとかなってくれるでしょう。

まあ、日本時間では「大安」はとっくに終わり、9月26日の「赤口」ですが...。

2012年09月25日野菜作り
2012年版 野菜作ってます24 ―秋ナス豊作―

「秋茄子は嫁に食わすな」
基本的には、美味しい秋茄子は憎たらしい嫁には勿体ない、という意味で使われます。
反対に、ナスは体が冷えるので嫁の健康を気づかって美味しいけど食べさせない、
という説もありますが...。

どちらが正しいかなどどうでも良いことで、確実なのは、秋ナスは美味しいということ。
その理由は、一般的には、種が小さくなり、果肉が締まり、肉が厚くなるから。
しかし、ナスが大好物の私は夏ナスでも美味しく、その違いは今一、よく把握できません。

秋ナスというのは秋に実をつける品種のナスが存在すると思っている方が結構いますが、それは間違いです。

ゴールデンウィーク頃植えた苗が、梅雨頃に実をつけ始め、真夏にも実をつけ続けている同じ植物体が、季節が変わり、秋につけた実を秋ナスと呼んでいます。
つまり同じ品種です。

2株植えていますが、現在最盛期で、大体1週間に15~20本は収穫できるペースです。
2012092501.JPG


2日程間隔を空けて畑に行くと、こんなに採れます。

ピーマンも大量で、鈴なりになっています。
2012092502.JPG

この写真に10個のピーマンが写っているのがわかりますか?
食べ切れないので、熟させて赤ピーマンにして栄養価をアップさせて収穫しています。

しかし、こんなに調子の良いナスとピーマンでも、できれば今週中、
遅くても来週中に引っこ抜き、冬用ホウレンソウの準備をしなくてはなりません。

ちょっと、悲しいですね・・・。
9月25日時点:ナス171号、ピーマン141号まで収穫していますが、
目標の200は厳しそうです。

2012年09月24日LKM博士の勝手にベストセレクション
仁義なき戦い 優曇華の花編(後半)

この前に是非、前半を読んで下さい
*参照ブログ:仁義なき戦い 優曇華の花編(前半)
昨日の写真をアップにしてみましたので、よーく見て下さい(それでも小さい)。
20120924.png

この写真の寄生蜂は、おそらくクロタマゴバチだと思います。

聞き慣れない方は初耳だと思いますが、他の昆虫に寄生して育つ寄生蜂ってたくさんの種類がいるのです。
ハチといえども昆虫に寄生するわけですから、あのミツバチよりもずっとずっと小さいものが殆どで、体長1 mm未満の極小サイズのものも多数存在します。
多いのは、蝶やガの幼虫の時期に寄生蜂の成虫が卵を体内に産み付け体内で成長し、
蛹になった頃に寄生主の体内を食い荒らして出てくるというパターンです。

こいつに寄生されていた蝶の幼虫を飼育していた場合の悲劇①
幼虫から愛情を持って育てていて、蛹になって羽化を待っていたら、何故か中から小さなハチが出てくるわけですから、結構びっくりします。

こいつに寄生されていた蝶の幼虫を飼育していた場合の悲劇②
もし、その飼育を小さい子供と一緒にしていたら、その衝撃度は大きく、事実を教えたら間違いなく子供は泣いてしまいます。

こいつに寄生されていた蝶の幼虫を飼育していた場合の悲劇③
もし、寄生蜂に気が付かなかった場合、いつまでも羽化しなく、自分が何かミスをしたのか思い悩みます。(もちろん観察をすれば蛹に寄生蜂が出て行った穴が空いていますが。)

私の知る限り、クロタマゴバチは比較的少数派の卵に寄生するタイプ。
昆虫の卵は、非常に小さいですが、幼虫に寄生するより簡単なのです。
幼虫に寄生すると、この幼虫体内の生体防御システムが完成しているので、これと戦わねばなりません。
つまり、侵入者を排除しようとする、幼虫の免疫細胞(哺乳類でいう血中のリンパ球など)との戦いです。
しかし、卵時代は免疫細胞が発達しておらず、寄生の邪魔をされないのです。
但し、寄生する側には、卵内で成長するための、小さな体が必要になってきます。

ちなみに、この寄生蜂に寄生する寄生蜂(二次寄生蜂)も存在しますので、奥が深い凄い世界です。
はっきり言って、私が撮影しこのブログで紹介することは不可能でしょう。

優曇華の花など呼ばれ神秘的な姿をしていますが、常に危険にさらされています。
昆虫界は常にこのような仁義なき戦いの舞台でもあるのです。

2012年09月21日
仁義なき戦い 優曇華の花編(前半)

優曇華の花が何の事かわからない方は、昨日のブログ(優曇華の花)をご覧下さい。

場所はサトイモの巨大な葉の裏。
アブラムシが多いので、当然優曇華の花も見つかる可能性が高いのです。
もっと良い優曇華の花の写真を撮ろうと、ちょっと探して発見。

20120921.JPG


昨日紹介したものより数が多く、少し黄緑染みていて綺麗な色です。
背景が一面に緑で、優曇華の花が風に揺れるので、なかなかデジカメのピントが合わず苦労していました。
と、何度か撮影を繰り返していると、何か黒いものがいることに気が付きました。
体長1mm程度のものが卵からウニウニと這うように出てきます。
「幼虫か?孵化の瞬間や~、ラッキー」

でも、よーく見ると、私が知っているクサカゲロウの幼虫ではありません。
クサカゲロウの幼虫の姿はあの有名なアリジゴクに似ています。
この黒い虫は、めちゃくちゃ小さくて見極めるのが大変なのですが、絶対に違います。
しばらくすると翅のようなものが見えてきました。
指で掴もうとすると、その内一匹は飛んで行ってしまいました。
ハエ????
いや、もしかして、寄生蜂?????
寄生蜂が卵の中で育ち、それが羽化している瞬間だったようです。


次回へ続く...。

2012年09月20日
優曇華の花

うどんげのはな」と読みます。

仏教経典に出てくる「三千年に一度咲く花」の事で、花が咲く時には如来様が降臨したり立派な王様が出現したり、良いことが次々と起こるとされています。

日本でも「めったにないもの」を例える用語として使われております。
また、『竹取物語』『源氏物語』などの古典文学や、田山花袋『道綱の母』、
夏目漱石『虞美人草』などの近代文学にも、三千年に一度咲く架空の花として、
その名が登場します。

一方で、実在するクワ科のフサナリイチジクを指す場合、昆虫クサカゲロウの卵塊を指す場合もあります。
・・・
以上、インターネットで調べたものを抜粋して簡単に解説しました。

クサカゲロウの卵が優曇華の花!?
聞いたことあったような、なかったような...。

では、そのクサカゲロウバージョンの優曇華の花をご覧下さい。
2012092001.png


2 cm程度の卵柄の先に、1 mm程度の卵がついています。
一つ一つ丁寧に産み付けられております。
これは孵化前の卵ですが、孵化後に卵が割れて開いた状態を開花に見立てる方もいるようです。つまり、これはつぼみの状態。

なんとなく神秘性は感じますが、三千年の一度咲くという程に珍しいものではありません。
幼虫の餌のアブラムシがいる所では結構発見できます。
ほら、ミニトマトの先にも!

2012092002.png


少し卵柄が折れているのは、運搬中に他の収穫物に押されてしまったためです。

ちなみに、成虫は先日のブログ(参照ブログ:クサカゲロウ)で紹介したこいつです。

2012年09月19日大相撲関連
祝、白鵬撃破!(プレゼント企画あり)

栃煌山関、横綱撃破おめでとうございます!

白鵬があのように前に落ちる姿は見たことありませんので、
栃煌山関の立ち合いがきびしかったのでしょうね。
あるいは、横綱は自分のヌルヌルの汗で滑った可能性も少しありますが。

場所前にちょこっとお話した経緯もあり、
参照ブログ:2012年大相撲九月場所がはじまります
自分のことのようにうれしいです。

私、学術的な集会以外の講演時は、春日野部屋ネタを締めに使わせて頂いております。
昨日の講演でも、時間が押している中、
「今日の結びの一番は、白鵬-栃煌山戦ですよ~」
なんてアピールしていましたので、心底嬉しいです。

強いて言えば、今日講演だった方が強くアピールできてよかったのですが...。
琴欧洲に勝つ時とは全く異なる感覚です。

さて、この勝利のお祝い分も加えて、今場所も恒例のプレゼント企画といきましょう。

『春日野部屋勝ち越し関取の白星数のヨーグルト(箱単位)をプレゼント』
このヨーグルトです
私が研究しているビフィズス菌LKM512がガンガン入って特定保健用食品です。
効果効能は当然自信ありますが、実は味の方も非常に好評です。

ご存知の方も多いでしょうが、普段、春日野部屋の皆さんに差し入れしているものです。
①大相撲技量審査場所というか...、タイトルはやっぱり「ついに力士登場!」

②そして関取登場!!!!!
③春日野部屋訪問(後半)

応募は #sumoyogurt で私のツイッターに返信ください。

3割程度は私の裁量で選ぶ相撲ファン枠、残りは厳正「誰にしようかな、神様...」抽選です。
締切は、千秋楽の午後10時頃 に、私がTwitterで終了宣言した時点です。
但し、その日は春日野部屋さんの千秋楽打ち上げパーティーに参加予定のため、
時間は正確ではありません。
従って、次の日になっても私が終了宣言をする時点まで有効です。
※ 重複で申し込まれた方は失格です。

今場所は序盤に負けが込んでいる関取が多く心配しましたが、
栃煌山関が7勝しているので大丈夫でしょう。
木村山関も5勝5敗。
応援しましょう。

白鵬撃破記念としましては、LKM512顆粒タイプを3名の方にプレゼントします。
これです→LKM512スティック顆粒タイプ

ヨーグルトよりビフィズス菌数が多いですし、高価なのでお得です。

普段は少々高価で購入を迷っておられる方は是非お申込み下さい。
スティック希望の方は、その旨、twitterにお書き下さい。
スティック希望の方のみで抽選致します。

2012年09月18日LKM博士
2012年 年間排便回数中間報告2

しばらくご無沙汰していた、皆さんお待ちかねの年回排便回数関連のブログです。

1~3月の集計で、昨年末にウィルス性腸炎に罹った時の抗生物質飲みまくりの影響で、
1月の排便回数が異常に少なく(33回)、2月、3月と徐々に回復してきているものの、
年間512回には程遠い回数であり、序盤でつまずいたと報告しました。

参照ブログ:どうなってる?(2012年年間排便回数中間報告)
3月終了時点で、今年の予測年間総回数を計算したところ(3ヶ月合計回数を日数で割り366日をかけた値)、438.4回という状態。

しかし、3月で月間40回に回復して以降は、例年を超えるペースになっており、
5月には月間50回を記録する状態に。

私が熱く、月間何回なんて語っても、読者の皆さんにはわからないでしょうから、
ここは研究者っぽく、グラフを作成してみました。
2012091803.jpg

黄色の棒グラフが、月間の排便回数。
明らかに増えてきているのがわかります。
青の線グラフは予測年間総回数。
どんどん増えてきて、6月終了時点で498.7回。
まだ8月までの集計はしておりませんが、目標の512回を視野に入れることができそうな数字になってきました。

2012年09月14日大相撲関連
2012年大相撲九月場所序盤を終えて

春日野部屋関取勢、厳しい序盤戦。
また、社内研修などでペースを乱され、
ビデオ録画セットを間違えて3日間ほど、
相撲をチェックすることすらできませんでした。

ということで、なかなか筆は進みません。

大関2人は休場してしまいましたが、注目の日馬富士は好調ですね。
横綱白鵬も私が見た相撲は安泰。
しかし、昨日の碧山戦は、汗ヌルヌル攻撃が決まった雰囲気もあります。

先々場所優勝し、先場所大負けした旭天鵬が、
またまた幕内の中盤で白星を並べているのは興味深いです。
ほんと、この力士は38歳になったようですが、お肌ツルツルです。

さて、ちょっと流れを変えなければならないと、今朝は電車で出社だったのですが、
鞄の代わりに、場所前に春日野部屋さんから頂いた、
巾着というか小物入れ(浴衣の残り生地で作ったもの)で出勤しました。

iPad、駅ウンコ用ティッシュ、読みかけの本を入れて。
電車や駅ホームで、皆、ちらっと見るんですよね。

さすがに、こんな袋を下げて出勤しているサラリーマンは、
日本広しといえども私だけでしょうね。
20120914.JPG


中盤用ヨーグルトも送ったので、これからの奮起に期待します。

2012年09月13日実験器具・機器シリーズ
お世話になっている実験器具・機器シリーズ10 ―ピペットチップ, pipette tip(s)―

今日紹介するのはピペットチップ。
我々は通常「チップ」と呼んでいます。
我々と言いましても、狭義の意味での我々のチームではなく、
我々生物系研究者という意味です。(海外の研究者は知りません。)
なぜ、第10回まで紹介しなかったのか謎な位、必需品中の必需品です。

これ、本シリーズの3で紹介したマイクロピペット(正確にマイクロリッター、μL= mLの1000分の1の単位 = 1 ccの1000分の1)の容量が測定できる道具)の先に装着し、
液体に直接挿して液体を吸い上げる部分です。
実験では、様々な試薬を混合することが多いので、溶液AとBを混ぜる時、
あるいは試料1の次に試料2を扱う時、はチップを付け替え汚染を防ぎます。

もちろんマイクロピペットのサイズにより、適合チップも異なります。
我々が最も頻繁に使うのが、10~200 μlを扱うチップですね。
殆どのメーカーが黄色をしているので、俗称「イエローチップ」。
次に使うのが、200~1000 μlを扱うチップ。
殆どのメーカーが青色をしているので、俗称「ブルーチップ」。

10 μl以下のこんな小さいのも頻繁に使います。
あとは、1~5 ml用の大きなチップ。
両者共に白いので、ホワイトチップとは呼びません。
私は、「ちっこいの」と「でかチップ」と呼んでおりますが・・・。

20120913.JPG
左から、「ちっこいの」、「イエローチップ」、「ブルーチップ」、「でかチップ」。

チップにも少しこだわりがあったりするのですが、それは次回ですかね。

2012年09月12日
クサカゲロウ

8月に撮った、私のお気に入り写真をどうぞ。
2012091201.JPG

ナスの葉の下でひっそりと隠れているクサカゲロウの様子が、
ピンボケにより表現されている写真です。
ここで一句、
「夏空に 涼しげな姿の クサカゲロウ」

失礼して葉っぱをめくって撮影させてもらいました。

2012091202.png


体長2 cm程度の綺麗な姿です。
バッタの緑色より優しい感じの白っぽい黄緑色の体、
翅には網目状の白黄緑色の線(翅脈という)があります。
そして、翅の触感はトンボとは異なり、ふわっと柔らかいのです。
そして体も非常に柔らかい。
飛び方も、ふわふわしており、お世辞にも上手とはいえません。
アリジゴクの親として有名なウスバカゲロウをご存知の方なら、
あれの小型黄緑バージョンと思ってもらって問題ありません。
とは書いたものの、
少し背丈が高い草むら等に棲息し、ウスバカゲロウよりも普通にみられる種類なので、
ウスバカゲロウを捕獲したことがある方は、クサカゲロウは捕獲したことがあるでしょう。

実はクサカゲロウの仲間は種類が多く、日本では40種類位が存在しておりますが、
私は種類を識別できません。

また、語源も説が二つあります。
この草色の体色から、草カゲロウと名付けられたという説と、
臭いカゲロウという意味で、臭カゲロウと名付けられたとする説があります。
実は、めちゃくちゃ臭いニオイを発するクサカゲロウもいるのです。
日本では4、5種類のクサカゲロウが強烈なニオイを出すそうですが、
幸か不幸か、私は出会ったことがありません。
ネットでクサカゲロウ臭を調べたところ、歯周病の人の口臭のパワーアップ版だそうです。

2012年09月11日野菜作り
2012年版 野菜作ってます23 ―ショウガは大成功―

昨年失敗したショウガですが、今年は大成功です。
これは一つの種ショウガからできた新ショウガです。
2012091101.JPG


長期保存するタイプではなく、味噌等をつけて生で食べるタイプですね。
スーパーではこれを4つか5つに割って、販売されている光景を良く見ます。

ですが、採れたてを食べるとスーパーのものとは異なり強烈なんです。
収穫後、車に積んで運んでいるだけで、ショウガな気分になる位強烈です
(ショウガの香りが充満という意味)。

3茎分程食べると、体がカッカッして来て、猛烈に汗が噴き出てくるのです。
体には良い気がしますが汗だく。
この量が4つ分(4つの種ショウガを植えました)ありますので食べ切るのが大変です。

一方、秋冬野菜は苦戦中。
ハクサイも発芽直後にこんなに傷めつけられてしまいました。
2012091102.JPG

右上のハクサイの芽は見た通り、発芽後の双葉が無残に噛み千切られております。
また、気が付かないかもしれませんが、手前の芽は葉が無くなり茎だけの状態です。
見難いですが、その茎の真上(小さな雑草の左上)にも葉が完全になくなった茎があります(この円の中に3つ種を播いております)。

寒冷紗はかけているので、寒冷紗内に残っていたエンマコオロギの仕業だと思います。
ブロッコリー、キャベツに次いで、ハクサイまで・・・。
今年の秋冬野菜は厳しい残暑と虫との戦いで、厳しい状況です。

2012年09月10日LKM博士
インド人に人気

何故だかよくわからないのですが、最近、インド人に人気の私。
街でインド人に声をかけられるという訳ではありません。
インド人から研究のコラボレーションのオファーが来るのです。
何だかよくわかりませんが、
Scientific Reportsに掲載された論文を読んだという方から。
先週だけで3つも。

その論文の内容解説はここから

NIH(National Institutes of Health, アメリカ国立衛生研究所)で修業して、
インドに戻って腸内菌叢の研究を始めたという准教授。

博士課程の生徒の面倒を見てくれという大学の先生。
一緒にグラント(研究助成金)を申し込んで研究しようと言ってくる(おそらく)助教。
皆さん、経歴や過去の業績を丁寧に添えて。

私の論文がインド国内の科学誌で紹介されたのでしょうかね?
謎です。
これまでも、時々、こういう話はありましたが、一国からこの頻度は異常です。

私はインド人には良いイメージを持っているので、
もし、現在、大学で研究しているなら前向きに考えることもあるでしょうが、
今の私には無理です。

丁寧に、私には企業に雇われている研究員で、企業の利益に繋がり難いテーマでの
コラボレーションは難しい立場にあるとお断りの返信をしています。

あーっ、インド人が作る本格カレーを汗かきながら食べたくなった!

2012年09月07日大相撲関連
2012年大相撲九月場所がはじまります

いよいよ明後日から両国国技館で大相撲九月場所が始まります。
大関日馬富士が綱取り場所というのがメインの話題です。
調子も悪くなく、応援したい気持ちもありますが、
横綱白鵬には優勝してもらい、それをねじ伏せてもらいたいという気持ちもあります。
最近圧倒的な強さに陰りが見えて来たので、なんとなく応援してしまうわけですね。
とはいえ、残暑が厳しい九月場所、白鵬の汗ヌルヌル作戦には注意が必要で、
取組前にきっちり汗を拭いてもらわねばなりません。

さて、贔屓の春日野部屋。
碧山関が新小結に昇進しました!
また、栃ノ心関も小結に返り咲き!
東西小結占拠状態です。
連日、横綱大関戦と厳しいですが、一泡吹かせてもらいたいものです。
そして密かに木村山関が幕内にカムバック!

小結の二人は、初日、碧山関は日馬富士戦、栃ノ心関は横綱白鵬戦です。
日馬富士を一気に押し出して、綱取りに黄信号なんて大半の大相撲ファンを残念がらしてくれることに期待。

先日、部屋を訪問し稽古を見学させて頂きました。

20120907.png


稽古が終わりほっと一息のところをこのブログ用に撮影。
左は栃煌山関、右は栃ノ心関。
肌艶よく、活躍しそうな栃煌山関でした。
栃乃若関も怪我が治ってきて元気そうでした。

今場所も今まで通り、『LKM512ヨーグルト(俗称sumoyogurt)的応援』にて後方支援を行います。
恒例のプレゼントもやるよー。

2012年09月06日
オオシオカラトンボ(オス)

順番が逆かもしれません。
今日は、先日のブログで犠牲になったオオシオカラトンボを紹介します。
生前の写真です。
2012090601.JPG

シオカラトンボと間違える人がたまにいますが、簡単に識別できます。
名前の通り、少しがっしりして大きのですが、それ以上に体色の青が濃いです。
あと、顔が真っ黒で、シオカラトンボのように淡い青色(青緑?)ではありません。
また、翅の根本と腹の先端(写真切れててすいません)が黒いのも違いです。
ちなみにメスは、オスの青い部分が黄色です。

飛び回っているというより、草の先端などにとまっているのが殆どで、
蚊やアブなどの獲物が縄張り内に入ると、捕獲して食べます。
よーく見ると、口をモゴモゴして食事中のこともあります。

2012090602.png

アップ~。トンボの複眼は比較的カラフルなのですが、見事に真っ黒。
完全に悪者の顔ですね。
脚のトゲトゲも見て下さい。
肉食昆虫であることがわかって頂けると思います。

とんぼのめがねは水色めがね、あーおいお空をとんだから、とーんだかーら
とんぼのめがねはピカピカめがね、おてんとさまをみてたから、みーてたかーらー
とんぼのめがねは赤色めがね、夕焼け雲をとんだから、とーんだかーら

作詞家はオオシオカラトンボが頭になかったことだけは確実です。
私なら、サングラスバージョンを作りますがね・・・。

2012年09月05日野菜作り
2012年版 野菜作ってます22 ―秋冬野菜本格始動―

ナス、ピーマン、モロヘイヤは好調ですが、いよいよ秋です。
9/4時点で、ナス(2株)は124号、ピーマン(1株)は102号と
それぞれ100本以上の収穫で、
最低目標としていた100号越えは達成できました。

タイトルの通り、秋冬野菜作りが本格始動し始めました。
秋冬野菜の栽培が炎天下に実施するので1年間で最も辛い仕事です。

2か月前にトウモロコシが植わっていた場所は、
ブロッコリー、カリフラワー、キャベツを植えました。

20120905.JPG
今は、寒冷紗をかけて虫の被害を抑えています。

いや、そのつもりだったのですが、
これらの苗が、根元から齧り倒されるという被害が連発しています。
14株中4本が、定植2日間で被害を受け、再び植え直しても、またやられました。
全く犯人が捕獲できません。
しかし、いわゆるネキリムシといわれる芋虫の被害であることはほぼ確実です。
正式にはヤガ類(ガの仲間)の幼虫で、日中は土の中に潜んでおり、
夜中に這い出てきて、このような被害を出すのです。

土の中にいるので手強いのです。
葉は殆ど食べられずに残っており、一体何のためにやっているのか不明です。
愉快犯のようで不愉快です。
皆さんにも被害を受けた苗を紹介したいのですが、怒りと精神的ダメージで、
写真を撮るのを忘れてしまいます。

最後に何かオチをつけようと思いましたが、
ネキリムシの事を考えると、心の平穏が保てず何も思い浮かびませんので、
今日はここまでにしたいと思いますっぱいウンコ(失礼)。

2012年09月04日LKM博士
忘れてました、祝700回

ブログの回数640回あたりまでは管理していたのですが、
最近は、通勤中に構想を練り、朝にドタバタしながら書いていることが多く、
一体何回目なのやら、意識もしておりませんでした。
その結果、651と名前を付けている、
本来なら651回目から660回目のブログの原稿を収めているフォルダに、
60個程度のアップロード済みの原稿が溜まっています。

単純計算で、700回は軽く突破していたようです。

せっかくの700回記念はヨーグルトと顆粒タイプを
読者の中から7名様にプレゼントしようかと思っていたのに、それすらできません。
「今からでもしてよ」と言われそうですが、それはダメです。
700回をはるか10回程度も超えて、今更できません。

当然、スペシャルゲストにブログをお願いする予定でしたが、忘れていました。
スペシャルゲスト企画は、500回目も、600回目も抜けております。
(500回目は準備していたのですが、アクシデントがありまして中止)
800回記念には何か何でも、実現したいものです。

しーかし、問題があります。
このブログを読んだことがある比較的ジョークに寛容な社外の関係者の方々に、
「今度スペシャルゲストとして書いて下さい」って頼むのですが、
皆さん、答えは、
「頼まれるのはうれしいけど、あれに書くのはきついなー。あの世界観は独特過ぎるよ。
自分の研究を真面目に紹介したら、読者にバカ扱いされそうだし。」
と、なかなか執筆を引き受けてくれないんです。

気軽に引き受けてくれるのは、デッキーやシン君位しかいないのです。
デッキー、ロンドン留学に行った切りやけど、元気かな?
久しぶりにLKM博士ブログアーカイブズから、デッキーブログをお楽しみ下さい。
「消化管出口のはなし1」
「消化管出口のはなし2」
「消化管出口のはなし3」

2012年09月03日
オオカマキリの成長

オオカマキリは成長していくと、獲物も大きな昆虫を食べるようになります。
成虫のメスの個体の大物だと、体長が10 cmを超え、
アゲハチョウやトンボはお手の物、アブラゼミ位のパワフルな昆虫も獲物にすることができます。
また、スズメバチを獲物にすることもあります。
ただ、オオスズメバチのような最高レベルのハンターとの戦いになると、
どちらが先に相手を発見し攻撃体勢に入るのか(ロックオンできるか)が勝負の分かれ目になります。

さて、前回紹介した終齢幼虫位ですと、まだ、体長1~3 cm程度のバッタ類やアブ、翅を広げても3~4 cm辺りのチョウ主食としています。
そこで、頭から尾まで6~7 cmのオオシオカラトンボ(ほぼ自分と同サイズ)を与えてみました。
すぐに気が付き、ゆっくり近づくのですが、そのスピードはヒシバッタ発見時と異なり遅いです。
明らかにビビっています。
さらに、もうカマを伸ばせば届く距離に接近しても飛び掛かりません。
ビビりまくっています。
待つこと20分間、どれだけ私が蚊の攻撃を受けたことか...。
(ちなみに私は幼い頃からこんな遊びばかりしていますので、
蚊にかまれても、ほんの30分位で跡形なく消失する体質になりました。)
勇気を振り絞って、やっと飛び掛かりました。
20120903.JPG


捕まえてしまえば、後は小さかろうが、大きかろうが、ムシャムシャ食べるだけ。
私の観察経験では、次からは、同サイズの獲物なら、迷わず攻撃するようになります。
ヒトもカマキリも同じ、少し高いレベルに挑戦して成長していくのであります。
現状維持はあかんよー。

2012年08月31日
オオカマキリ飼育中

カマキリは眼で獲物を捕らえる待ち伏せ型の肉食昆虫です。
従って、飼育中は生餌をやらねばなりません。

最も捕まえやすい生餌は断トツでオンブバッタ。
私は小学生の頃から、カマキリの餌用オンブバッタを育てる用シソを栽培しました。
(この話はまた機会があれば書かせてもらいます。)
次はヒシバッタとシジミチョウでしょうか。
20120831.pngヒシバッタをむしゃぼり喰う姿です。
虫かごを開けて、デジカメ最接近です。

凶暴と感じられる方もいるでしょうが、そう思ったら最後、カマキリとは付き合えません。
私など、非常においしそうに食べていると感じるので、
観察していると、こっちのお腹がへってきてしまいます。

昆虫界では食物連鎖の最上位に位置するカマキリですから、
これ位の迫力はなくてはなりません。

2012年08月30日LKM博士
穴便

私は外出中に便意をもよおすことが多いので、公共(誰でも使える)のトイレの情報を結構把握している。

情報というのは、主としてこんなものが挙げられる。
①位置(今すぐ行けるか?)
②大便用便器数(施設利用者数に対する便器数)
③時間(時間帯によっては使えない場所もある。例えばデパート内)
④混み具合(②と類似項目であるが、これは経験的もの。日常のウンコ待ち列の長さ等)
⑤清潔さ
⑥ウォッシュレット有無
⑦トイレットペーパーの質

どれも重要であるが、緊急時であることを考慮すると、この順で優先されるべきであろう。
もちろん、自分のウンコタイマーと相談しなくてはならないわけで、
それによっては、⑤や⑥や⑦を優先することも多い。

基本的に、駅などの混雑する場所は、当然便所も混雑している。
朝のラッシュアワーは大変で、男便所では大便器に列を作って並んでいるのは、見慣れた光景である。

余談であるが、もし当事者になった時に余裕があるなら、
「この列に並んでいる全員が、ウンコが漏れそうで必死で耐えている」と考えると面白い。
意外と精神的に落ち着く効果もある。

そんな中、同じ駅構内でも、メインのトイレと異なる位置に、
意外と空いている小さめのトイレがあることが多い。
私はそれを穴便(あなべん)と呼んでいる。
「穴場の便所」の省略形であるが、決して他人には教えない。
自分だけの無形財産である。
ケチなのではない。
教えたら、穴便ではなくなるリスクがあるので、穴便保護の観点からである。
私の人生は、穴便により何度も救われている。
感謝 m(._.)m

2012年08月29日
エンマコオロギ(終齢幼虫)

関東地方は全く雨が降りません。
通常は水などまかない露地栽培の畑も、連日の真夏日で、いよいよ干からびてきました。
仕方なしに、新しい苗等を定植すると、頑張って水をまいています。

虫達も水がうれしいのでしょうか?
ジョウロで水をまいていると、エンマコオロギが寒冷紗を登ってきました。
しかも、私が覗き込んでも恐れることもなく、全く逃げません。
さすが閻魔様! やたらと堂々としていました。
20120829.JPG

昨年紹介した個体(参照ブログ:怖そうなコオロギ)と異なり、これはまだ幼虫です。

あと一度脱皮したら成虫になる終齢幼虫です。
基本中の基本ですが、翅はまだ生えていないので幼虫とわかります。

そして、メスです。
これも基本中の基本ですが、キリギリス、コオロギの仲間は、
お尻の先に管(産卵管)があるか否かで性別を見分けます。
(私が何回説明しても、「なんでわかるの?」と聞いてくる人がいるんですね~)

この写真、注意して頂きたいのですが、触角の根本の光沢のある蟹の眼のような球は水滴で、本当の眼はその後ろ側の黒い丸ですから。

それにしても、見事な水のはじきっぷりですね!
これを見て、愛車を洗って撥水コーティングの効果を取り戻そうと決意したのでありました。

というのは、ウソです。
(この前も使ったな、この締め方 (・_+)>゛)

2012年08月28日LKM博士
やっと抜きました!

ビフィズス菌LKM512がマウスの寿命を伸ばすことをまとめた論文が米科学誌PLoS Oneに掲載されて1年が経過しました。
ついこの前のようにも感じますし、遠い過去のようにも感じます。

プロバイオティクスでは世界初ということで、複数のテレビニュース、殆どの新聞に掲載されたこともあり、私の周囲は大騒ぎになりました。
調子に載って「LKM512顆粒タイプ」も作った1年でした→メイトーオンラインショップ(http://www.meitoonline.com/

インターネットでもこの話題が数多く紹介されたのですが、
我々のリリース以上に注目を浴びたのが共同研究していた京都大学のHP上での発表。
Googleで「LKM512」で検索すると、
「ビフィズス菌LKM512の寿命伸長効果を発見 ―京都大学―」
と上位に出てきます。
さすが、京大パワー(実験は殆ど俺がしたけどな・・・)。
直ぐに、この『LKM博士のブログ』は、検索結果の順位で抜かれてしまいました。
さらに、LKM512を楽天市場で取り扱うショップより下位になるという悲劇 (┬_┬)
このニュースが注目されているのは喜ばしいといえ、何か寂しい。

その後も雑誌等で記事になる度に皆さん検索して京大のHPを閲覧されるようで、順位は変わりません。
俺は毎日更新してるのに・・・くやしい (g>o<)g

そんなこんなで1年間経過。

20120828.png※画像をクリックすると拡大します

やっと『LKM博士のブログ』が京大の記事の順位を抜きました!
読者の皆さんのおかげです。
やはりウンコネタは読者のみなさんに支持されてるんや!
(得意のポジティブ・シンキング)

2012年08月27日
アオクサカメムシ(幼虫)

前回紹介したカメムシの卵ですが、しばらくすると、ゾロゾロと孵化します。
私の知る限り、多くのカメムシの幼虫は、
卵の中から上方を押し上げ、先端部を円状にパカッとくり抜くような感じで出てきます。

小さな幼虫は産み付けられた植物の汁を吸い始め、
1週間単位で脱皮を繰り返すような猛烈なスピードで成長し始めます。
産まれてしばらくのカメムシは、移動距離も少なく、集団でいることが多いのですが、
成長とともに単独行動し、食欲もドンドン増加しますので、植物の被害は甚大です。

カメムシは不完全変態(サナギにならない)ですが、幼虫の姿は成虫と似ていないことが殆どです。


20120827.jpg

これ、アオクサカメムシの2齢幼虫(1回脱皮した幼虫)です。
デジカメを必死で近づけて撮影したので大きく見えますが、体長僅か2~3 mmです。
あおく(緑)なーい!

終齢幼虫(成虫になる直前)はこんな感じ→参照ブログ:好きでない虫

成虫はこんな姿→参照ブログ:好きでない虫2

全然違いますよね。
3齢幼虫、4齢幼虫と、脱皮毎に緑の部分が増え、体が角ばってきます。
撮影できなかったのは残念ですが、野菜が甚大な被害を受けますので退治しました。

ちなみに、写真の頃は、歩くのもぎこちなく遅く、体も柔らかいです。
軽く指で捕まえようと触るだけでつぶれることもあります。
しかーし、油断してはなりません。
刺激すると成虫と同じ臭いを出します。
成虫より弱いですが、地面で踏み潰しても、1.6 m上方の鼻で感知できるので、相当のパワーです。
さすがカメムシ!

2012年08月24日
○○の卵

これ何でしょう?

20120824.JPG

ある昆虫の卵ということはわかりますかね?
下側に見えるのはミニトマトですから、大体の大きさは想像がつくと思います。
1個の卵の大きさは直径1 mm×高さ1 mm程度の少し丸みのある円柱ですね。
これが16個並んでいます。

正解はカメムシです。
私のカメムシ知識では卵から種類までは特定できませんが、出現頻度から判断すると、
先日紹介したチャバネアオカメムシアオクサカメムシの可能性が高いです。

カメムシの仲間は、几帳面に卵を並べて産み付けます。
嫌われ者ですが、孵化するまで親が守る、子煩悩なカメムシもいます。
水中での生活に進化したコオイムシもカメムシの仲間ですが、
オスの背中に卵を産み付けるのは有名です。
あの背中に背負っている卵と形が似ているでしょ!

机の上が崩壊状態の私は、
「この几帳面さは、少し見習わなくてはいかんな~」
とカメムシの卵を見る度に思い出す今日この頃です。

というのは、ウソです。

2012年08月23日
アヅチグモ

網を張らず、花などの側で待ち伏せするタイプのクモで、カニグモ科に属します。
カニグモ科のカニは蟹で、蟹に似た姿をしています。
8本足の前の6本(3対)が前側に、後ろの2本(1対)のみが後側に向いています。
さらに前の4本(2対)が特に発達していて蟹のハサミを彷彿とさせます。
カニグモ科の中には、色々な種類がありますが、
花の側で待ち伏せをしているハナグモ属の仲間(緑色のものが多い)が最も有名で、
多くの方が目にしたことがあると思います。

今回紹介するのは、カニグモ科アヅチグモ属のアヅチグモ。
(アズチグモとの表記もありますが、どちらが正しいのかはわかりませんので悪しからず)
ハナグモより腹の部分が大きくずんぐりした体型です。
こいつは体長2~8mm(オス3mm程度、メス6~8mm)と小さいですが強いです。
20120823.png


ミツバチを捕獲して食しているところを発見しましたので紹介します。
体長で判断すると、自分の5倍程ありますよね。
体重だと、20倍以上はあるのではないでしょうか。
このクモは、他にも蝶やアブなど、植物に寄ってきた自分より大きな獲物を捕まえます。

飛翔能力が強い昆虫達が獲物ですから、抱え込んでも空中に体ごと持ち上げられそうなものですが、植物にしがみつき、振り払われることなく息の根を止めてしまいます。
脚力が滅茶苦茶強いのでしょうね。
私の勝手な想像では、
ヒトの場合、飛び立とうとする小型ヘリコプターにしがみついて墜落させるイメージです。

こんな凶暴なアヅチグモですが、おにぎり型の腹部の斑紋がかわいらしいです。
個体差が大きいですが、
この個体の斑紋は、眉毛、眼、眼、口の、ちょっとサル似の人の顔に見えませんか?

2012年08月22日LKM博士
せんとくん、クールビズ?

5月に奈良に講演に来た時、
近鉄奈良駅のせんとくんの立像が水色の涼しそうな衣装になっていたのに驚かされました。
そして、節電問題もありましたし、クールビズだと勝手に思い込んでいました。
そして、今回もちょっと覗いてみたのですが、やはり同じ服でした。
20120822.JPG


しかし、よく考えると、せんとくんの先の衣装は、
肩から布を巻いただけの半裸状態でした。
(参照ブログ:坂本竜馬もよいですが・・・

つまり、前の方がクールビズと言えるはずです。
実際は、スーパークールビズを遥か超越していますが...。

では、この服は一体何なのか?

調べたらわかりました。
官服姿だそうです。
つまり、奈良時代の官人装束です。
何か凛々しく感じたのは、そのせいだったのか。
確かに頭にもそれらしきものを被っています。

今年は、「古事記」編纂1300年ということで、
古事記関連イベントでこの衣装で活躍しているようです。

古事記関連イベント?
それは謎のままであります。

勝手に奈良県観光大使より

2012年08月21日ウン小話
うん小話 26

ウンコを扱っていると、その素晴らしい香りを他人に嗅がせたくなる衝動に駆られます。
少なくとも私は。


先日、少々の古いウンコをオートクレーブ処分した時に、
容器にほんのりとウンコ臭がしたので、
大学からインターンシップで私の部屋に来ているU君と助手Aに匂わせてあげました。
(参照ブログ:オートクレーブ

U君 「うっ」
助手A「うぉっ」
私 満面の笑顔(たぶん)


直後、
助手A 「これもなかなかのものですよ」
ウンコ運搬用の袋を持って来ました。ウンコを酸素に触れさせないための袋です。


私 「ウェッ」
U君 「さっき匂ったのでもういいですよ。」
私「いや、さっきのは冷凍ウンコ。こっちは生ウンコやから臭い違うで」
助手K「確かに違いますね」
U君 「ううぉっ」


ウンコを扱っていると、その素晴らしい香りを他人に嗅がせたくなる衝動に駆られます。
少なくとも我々は。


おしまい

2012年08月20日LKM512女子部
夏休み明け

お盆休み明けのみなさん、日常へおかえりなさい!企画部リツコです。
先週は仕事をしていても、電話は少なく電車は空いており、楽な気分でしたが。
いよいよ平常モード。
電車の混み具合や、仕事着の暑さなど、ちょっとつらい月曜日ですね。

わが社では、牛が乳を出すかぎり・・・と、毎日工場が稼動していることもあり、
全社的に決まった期間のお盆休みではなく、
各自で夏期休暇を設定して休むことになっています。
そうは言っても先週お休みの方が割と多かったです。
博士は今週、実家のある奈良で講演して、ちょっぴり休んで来るそうです。
また奈良での面白いできごとをブログに書いてくれることでしょう。

それにしても夏休みって、脳に刷り込まれたうれしい響きです。
お祭り、プール、花火、すいか、昼寝、かき氷、キャンプ、肝だめし、親戚に会うこととか・・・
楽しくないわけがない、夏休み。(宿題の大変さとか都合よく忘れてるんですね。)
今は自分がそれに行かれなくても、話に聞くだけで楽しい気分になります。

どんな夏休みだったか皆の話をききながら、
ぼちぼち仕事のエンジンをかけていきましょう!

2012年08月17日LKM博士
LKM博士ブログアーカイブズより(京大出張)

昨日、家に帰るとニュースでやっていました。
京都の「五山送り火」。

そのニュースで私が思い出すのは、真冬の大文字山登り。
新しいこのブログのファンの皆さんは知らないと思いますが、
この件をまとめたブログは非常に反響があった名作です。
殆ど面識無かった方(社外)から、
「真冬に京都で山登る話は面白かった!」
と言われたこともあります。

ということで、今日は、LKM博士ブログアーカイブズより、
以下の3連続ブログをお楽しみ下さい。

京大出張(その1)

京都出張(その2)

京都出張(その3)

奈良県出身の私としては京都ネタで不満ではありますが、
ブログの中身は京都観光ネタとは異なるので良いでしょう。
研究者の日常の一コマです。

ちなみに、奈良でも8月15日に大文字焼きがあります。
高円山で燃える「大」の文字の大きさは、
一画目が109メートル
二画目が164メートル
三画目が128メートル
と、日本最大級です。

2012年08月16日
チャバネアオカメムシ

チャバネといえばゴキブリという方は多いと思いますが、
今日は、チャバネはチャバネでもカメムシを紹介します。
その名はチャバネアオカメムシ。

昆虫の名前には色が付くことが多いですが、
こいつは名前に色が二つ付きます。
漢字で書くと、茶翅青亀虫
茶色いのか青い(緑)なのか、はっきりしろと言われそうなネーミングです。
わかり易くいうと、茶色い翅のアオカメムシという意味です。
従って、ツヤアオカメムシ(独特の艶がある)やミナミアオカメムシ(熱帯にいる)など、色々なアオカメムシが存在しています。

引っ張り過ぎましたね。これが写真です。

20120816.png


基本的にカメムシは口針を刺して、農作物にダメージを与えるので害虫扱いされますが、
こいつは、その中でも実績十分、トップクラスの害虫です。
つまり、被害が大きいのです。
主としてスギやヒノキの実をメインの食事としているようですが、成虫になると果樹園や畑に飛んできて悪さをするのです。
集合フェロモンを出すようで、集まるのが得意なようです。
余りに被害が大きいので、このフェロモンの研究も進み、化学構造までわかっています。

私のエダマメも、後半の5株がこいつらの集団攻撃を受けまして、見事な失敗に終わりました。
最盛期には100匹はいたでしょうか。
「こいつら、集合フェロモンを使いやがったな (`〆´)」
と怒りながら地面に叩き落として踏み潰すのですが、
潰しても潰しても、物凄い数で切がなく、しかも身軽に飛び回ります。
一匹でも恐ろしいカメムシが顔に向かって飛んできたら、さすがに怯みます。
挙句の果てに、その反撃悪臭で、私が倒れそうになるという恐ろしい体験でした。

2012年08月15日LKM博士
おしりターボ

私が宿泊する一泊5千円~7千円のホテルでは、
客室には、小さい便所とグレードの低いウォッシュレットが付いています。
(ちなみに、5千円を下回ると、ウォッシュレットでないことが多いです。)

しかーし、フロント側やレストラン付近には、ムーブ機能やマッサージ機能が付いているなど、グレードが高いウォッシュレットがあることが多いのです。
ムーブ機能とは、肛門を、円を描くように洗浄してくれる、素晴らしい機能です。
マッサージ機能は、水勢がリズミカルに強弱し肛門を刺激する機能ですが、
今一、その素晴らしさが理解できません。

先日泊まったホテルですが、その食堂付近の高級ウォッシュレットに、初めて見た単語がありました。

『おしりターボ』

20120815.JPG


通常ある、水勢の「強」の上に、明らかに別格で存在しています。
よく見ると、「強」の下にも「おしりマルチフィット」という別の謎の単語が書いてあります。
おそらく、「殆どの人のお尻でフィットする強さですよ」という意味でしょう。
ということは、それを明らかに超越した「おしりターボ」とは如何なるものか?
試したいけど恐怖です。

でも、やるしかない。
洗浄しながら、恐々、ダイヤルを回しました。

ドゥギョギョギョギョギョーーーーッ
って感じです。

正直、自己防衛本能から肛門の力を抜くことができませんでした。
従って、ちゃんとした感想は述べられません。すいません。

2012年08月14日
マメコガネ

あまりにも普通にいる昆虫なので、
今まで写真を撮るのも面倒で紹介していませんでした。
世間はお盆期間中、軽く紹介するには良い昆虫です。
20120814.JPG


体長1 cm前後(0.8~1.5 cm)。
色々な種類の植物の葉や花を食べる昆虫です。
集団というか、数匹から5、6匹で植物を食べている姿をよく見かけます。
農作物の葉や花も食べるので、完全に害虫扱いされています。

北アメリカでは天敵がいないらしく、その害虫度合が凄いらしいです。
日本在来種でしたが、20世紀前半に移入したら一気に広がり、
めちゃくちゃ嫌われているそうです。
『ジャパニーズ・ビートル』と名付けられ、恐れられています。

「弱腰日本を感じる今日この頃、害虫やけど、なかなか力強いやんけ!」

コガネムシ系独特のメタリックな色使いは素敵です。
頭部と胸部の緑系メタリック色に対し、腹部後翅の褐色系メタリック色(銅メダル色)。
裏側は黒緑のメタリック色。
そして、後腹の縁には短い毛で白い縞模様。
胸部と腹部と左右の翅の境界の部分のおしゃれなV字模様。
いつも悩むのですが、単純に進化という言葉では理解できないデザインです。

写真の個体は、私のモロヘイヤを食べているところ。
デジカメを向けたら、突然、ウンコをしました。

2012年08月13日野菜作り
2012年版 野菜作ってます21 ―完熟トマト―

トマト、ナス、ピーマンは好調です。
特にトマトは予想をはるかに超えるに豊作です。

20120813.JPGのサムネール画像

多い日は1日でこれ位採れ、合計50個目まで突破しました。
もちろん、プチトマトではありませんよ。

時々、食べ切れないものを周囲の人にプレゼントするのですが、
私のトマトは「トマトの風味が強くて美味しい!」と非常に好評です。
キュウリで美味しいと言われたことがありませんので、本当に美味しいという証拠です。

理由は簡単で、完熟させて収穫しているからです。

20120813-2.JPG

スーパーで売っているトマトの殆どは、右側位の青い状態で収穫し、倉庫で赤くします。
(青い実でも放っておくと綺麗に真っ赤になります。)
これは、農家というより、流通・販売系の意向が強く働いていると推測しています。
虫や鳥や風などで傷がつく前に収穫しておく方が、見た目は綺麗なトマトが得られます。
実際、路地栽培で完熟させると、5割位は何らかの傷が付きます。
また、運搬時も完熟ものは傷つき易く扱いにくく、硬い青いトマトの方が好ましいはずですから。
但し、倉庫での成熟は、「熟す」というより「赤くする」というだけで、
きっちり完熟させたものを経験すると、不味く感じます。

甘く、糖度を上げたフルーツトマト系が市場では流行っておりますが、
トマト臭いトマトも、今では自分で栽培しないと味わえない貴重品です。

ちなみに、左側の赤いのは、あと1日か2日間(この見極めは天候などに左右され難しい)このまま熟し収穫し、ちょっと冷やし、塩を少々振るだけ、ばっちりな味になります。

毎日丸ごと1個食べていると、
朝の洋式便所では、トマトの皮がプカプカと浮くことが多いです。

2012年08月10日
今年もハラビロカマキリ!

毎年、お馴染みですが、大好きなハラビロカマキリの幼虫の登場です。
私の記憶が正しければ、このブログには4回目の登場です。

私の梅の盆栽にいました。
20120810.JPG
遠くから見ると、梅の幹から出ている新しい枝と葉に感じる、
絶妙な擬態だと思います。
私の眼はこの程度では誤魔化されませんが...。

昨年も書きましたが、幼虫時代のこのカマキリ(日本のカマキリ)だけに特徴的な、
この腹の反り具合がなんとも愛嬌があり好きです。
ちらっとこちらを見ている顔も凛々しい。

秋に成虫になるカマキリ達は、これから幼虫時代の最終段階に入り、
最後の脱皮を迎える頃です。
こいつは、まだ3 cm位だったので、あと2回の脱皮で成虫になると思います。
無事、成虫になってもらいたいものです。

本日は紹介しませんが、実は、現在、オオカマキリを飼育中です。
出勤前に、餌用の虫採りに励む日がある、今日この頃。

2012年08月09日野菜作り
2012年版 野菜作ってます20 ―キュウリ、お疲れさま―

6月からたくさんの実を提供してくれたキュウリが終焉を迎えました。

20120809-1.JPG
最後はこんなに疲れ切った姿になってしまいます。
一度植物体が弱り始めると、ウリハムシやカメムシが総攻撃をかけて来るのですが、
それを体験するたびに、自然の凄さを感じます。
今年は合計180本。
200本を目指していたのですが、無理でしたね。
7月のほぼ毎日、10本程度収穫できる時期を思い出すと、
まさに、「太く短い一生」という表現がぴったりです。
本当にお疲れ様でした。

サトイモは大きくなりました。
もう、私の胸位の高さはあります。

20120809-2 .JPG
大きな葉が出ている太い根本から10 cm程離れた位置から、小さ目の葉が出ていますが、
この下に子イモがあります。
さらに、子イモから孫イモが発生するらしいです。
初めてなので、よくわかりませんが、土寄せして水をやって、生長を見守っています。

2012年08月08日LKM博士
サマー・ヴァケーション

今週に入り明らかに通勤道路も空いてきて、
ボチボチ夏休みの方が増えてきたのを感じます。
暦では来週一週間がピークでしょうか。

とはいえ、研究という仕事では、あまりお盆休みの影響を受けません。
おそらく、試薬の代理店が休みになりますので、
影響としては発注してもすぐに物が入らない程度です。
むしろ、電話対応などが減り、研究に集中できる環境になります。

しかし、大事なことを忘れていました。
これは日本だけのことでして、
欧米の研究者の多くは思いっきり長期休暇をとるようです。
つまり、論文の審査が滞るのです。

今年もその被害にあっています。
過去に投稿したことがあるイギリスのジャーナルに投稿中ですが、
経験上、極めて審査プロセスがキッチリしていると思っていました。
ところが、何故か、予定の時期を2週間以上すぎても審査結果が返って来ません。
そこで編集部にメールしました。

そしたら、すぐに、
「ごめんなさい。(私の原稿の)担当がサマー・ヴァケーションに入っており
審査が止まっております。本当に申し訳ない。
あなたの原稿は間違いなく審査ステップに入っており、
可能な限り早く審査員の返事を送る」
というものでした。

毎年引っかかる罠 です。

2012年08月07日
肉団子 材料は・・・

あやしいタイトルと思われたでしょう。
このブログのファンなら、「まさか、ウンコ系ネタではないか...」
という心配が頭をよぎったかもしれません。
いえいえ、真夏といえば虫ネタです。

肉団子の材料は蝶あるいは蛾の幼虫(イモムシ)。
料理人はコアシナガバチです。
20120807.png
(以前紹介したキボシアシナガバチとの区別がややこしいのですが、
背中の紋が黄色いので、たぶんコアシナガバチです。
キボシアシナガバチはもう少し赤褐色なはずです。)

どうですか! 見事に団子にされているでしょう。
見方によれば、和菓子にも見えます。
これ巣に持ち帰る直前です。幼虫の餌にします。

調理法(いたってシンプル)
①イモムシ(たぶん種類は問わない)(※1)を発見次第、馬乗りになり噛み殺す(※2)。
②柔らかい肉の部分を前足で抱え回しながら牙で噛み砕く
(ミンチ肉を作るというより、包丁で魚のなめろうを作るイメージで)
③頭部など硬い部分は団子には入れない(※3)
④途中、イモムシから溢れ出る肉汁は無駄にせず口で吸いこむ(※4)。
⑤適度な大きさの団子(抱えて飛べる重さ)にして、盛り付けないで巣に持ち帰る。

※1 毛深いタイプは好みませんが、自分の体より大きくても構わない。
※2 私のこれまでの観察結果では毒針は使いません。
※3 ②の作業中に切り落とすことも多いです。
あまりイモムシを観察したことない方はわからないと思いますが、
ぶにょぶにょした軟らかそうに思える肉体でも頭部は堅いです。
葉を喰いちぎる牙がありますから。
※4 これも巣に帰って胃から吐き戻して幼虫に与えます。
成虫はハンティングした獲物ではなく、
巣の幼虫が出す糖分を食べて生きていると言われています。

つなぎもなく粘性のある綺麗な団子になるので、
唾液等を配合している可能性はありますが、わかりません。

2012年08月06日LKM博士
知床半島 ―海編―

やっぱり、知床まで来たら、シャチやらクジラやらを生で見たくなるわけです。
前日は海が時化ていて無理だったので、半分諦めていました。
ですが、次の日は船が出るというので、その日は帰らなければいけない日のですが、
午前中ホエールウォッチングに挑戦してみました。

これらが沿岸に出現するエリアは羅臼町、知床半島の東海岸です。
つまり昨日のウトロから知床半島を横断します。
といいましても夏季は横断道路がありまして、40~50分間で移動できます。

さて、クルーザーに乗ってみると、めちゃくちゃ寒いです。
「夏なのに...」という次元ではありません。手がかじかんできます。
しばらくすると、外洋特有の水鳥達が色々見つかります。
陸上では見られない貴重な鳥らしいのですが、私にはさっぱりわかりません。
例えば、ウミツバメとか...。
バードウォッチングをする人なら非常に興奮するらしいです。

アホウドリの若鳥もいました!
2012080601.JPG

実は、私、アホウドリだけは興味を持っており、本も読んでおりまして知識豊富。
野生の本物が見られて感動しました。
写真ではわかり難いですが、アホウドリは巨大で翼を広げると2 mを軽く超え、
3 mを超えるものもいるのです。
繁殖以外はずっと外洋で過ごしています。
逃げないで、こんな近くで見られることは滅多にないそうです。

外洋の巨大な鳥たちは、水面上を羽ばたきながら走り、揚力を得ないと飛び上れません。
2012080602.JPG

こんな感じで勢いをつけますが、なかなか飛べません。

2012080603.JPG

助走は10秒弱でしょうか。ピンボケですいません。

2012080604.JPG


やっと体が浮きました。
ちなみに一度、飛翔するとグライダーのように、羽ばたかずにいつまでも飛んでいられると本で読みました。

「なんで、ホエールウォッチングをして、アホウドリを熱く語ってるねん」
と言われそうですが、仕方ないのです。
実は...、その日は姿を見せてくれなかったのです、クジラ達。
前日の午後は、シャチまで登場してくれたらしいですが... |||(-_-;)|||

私はかなり運が良い方なのに、おかしいです。
おそらく、私の運の良さ以上に、運が悪い人がクルーザーに同乗していた30名程の中にいたのでしょう。
あるいは、この日の朝食前、大量のウンを出してしまった記憶があります。
運を出しきって、残っていなかったのかもしれません。

2012年08月03日LKM博士
知床半島ヒグマ編

釧路満喫の後は、家族もよんで知床に行きました。
テーマは道東の大自然を肌で感じることですから、
世界自然遺産の知床半島は外せません。
事前に調べたら、この季節、沿岸にはマッコウクジラやシャチがいて、
半島内には普通にヒグマがいるらしい。
これまた、文字としては理解できるのですが、
NHK「ダーウィンが来た」の世界の話で、実感し難いことです。

先ずは知床半島の北側のウトロ町側から地上の自然を味わうことにしました。
とはいえ、ヒグマの活動期。
ヒグマ対処法を特別に身につけ、認定されたガイドさんと一緒でなければ山に入れません。
また、事前にヒグマ対処法の講義を受けねばなりません。

ヒグマ対策講義で学んだこと(抜粋)
1. 最も大事なことは「出会わないように最善を尽くす」こと。ヒグマはヒトに会いたくない。最悪なのはお互い不意打ちで出会うこと。だから常に音を出す等して我々の存在を知らせることが大事。
2. 「ヒグマの家にお邪魔するという謙虚な気持ちで」という言葉が繰り返されました。その通りです。
3. 出会った場合の安全な逃げ方。大木の後ろ側に隠れて、頭だけソーッと出して様子を見ながら、少しずつ下がって離れる。
ヒグマ自体が、この状態で鹿などを待ち伏せしハンティングするらしく、このポーズに驚異を感じるらしい。
4. 「しかし、万が一、飛びかかられるような状況に追い詰められたら、悔いが無いよう、自身の判断で自由に逃げろ。たぶん死ぬけど...」
と、ジョークか本気か区別できないコメントもありました。

少し恐怖を感じましたが、「昨日はすぐそこにヒグマが出てツアーが中止になった」と言われても、近くにヒグマがいるという実感はまだなかったです。

しかし、山に入ると10分位で足跡発見。
2012080301.JPG


新鮮足跡ということ。
素人が見ても歩いた直後ってわかる位、生々しい足跡です。
爪の後の深さなどから、体重200 ~250 kg位、我々が歩いてきた方向、つまり進行方向と逆側の後ろ側にゆっくり歩いて行ったとの解説。
(心の中で「臥牙丸よりでかい!」)
その直後、このツアー参加者10数名の最後尾をダラダラと歩いていた我が娘が、
突如他の人を押しのけてガイドさんの真後ろ、つまり先頭を陣取りました。
後ろからヒグマが現れるのが怖かったらしい。
「なんちゅう露骨な行動」

2012080302.JPG


これはヒグマの爪痕。
実は木登りが得意らしく、降りる際に爪痕が残ることが多いそうです。
ひとり、『キン肉マン』に登場するウォーズマンのベアークローを思い出していました。

以上、ヒグマ中心に書きましたが、実際はヒグマを避けて、
半年間極寒の雪に埋もれる知床特有の植生を満喫できたのでした。

2012年08月02日LKM博士
釧路湿原(後半)

昨日の続き
展望台から釧路湿原を見てその大きさは理解したが、湿原内に入りたい私。
一方、湿原保護の観点から、観光客がそう簡単には中に入れない状況。

タンチョウの保護センターのようなものは周囲にあるようなので、諦めてそれでも見に行くかなと思っていた時、ふと思い出しました。
前日、帯広畜産大の先生に送って頂いた時に、湿原内をカヌーで下ることができるというアドバイスを頂いたのを思い出しました。
そして、何となく昨日泊まったホテルにそのような宣伝広告があったような記憶も。

早速ホテルに問い合わせると、完全予約制で前日までにしておかないといけないということでしたが、試しに電話で確認してもらうと、
「お一人様なので少し割高になりますが、○○時○○分に来て頂けると大丈夫ですよ」
という回答。
「えっ、俺一人。(今一よくわかりませんが)行きますので、お願いします。」
夏休み前の平日です。そういうものなのかもしれません。
カーナビに電話番号入れても出てこないので、住所を打ち込めということ。
釧路湿原は大体曇っているらしく、その日も曇り、気温も18℃位と寒く、
また周囲に人気が殆どなく、一人で居ると不気味さを感じる程です。
カーナビにも出てこない所に行くのは若干不安でした。

でも、行ってみると温かく迎えて下さりました。
車で湿原内を蛇行している釧路川まで移動し、こんなカヌーに乗りました。
2012080201.JPG


湿原内はこんな感じです。余計な説明は不要でしょう。
2012080202.JPG

さすが私は晴れ男でありまして、きっちりと晴れてきました。

ヨシ原の中にはタンチョウや鹿もいるようですが、夏場は隠れて殆ど見えないそうです。
比較的水分が少ないエリアには木も育つようです。
そんな木の上にはこんな鳥が!
2012080203.JPG

オジロワシ。翼を広げると2 mを超えるそうです。上はもちろんカラスです。
絶滅危惧種が普通にいるとは、釧路湿原、さすがです。

2時間弱だったでしょうか?
時間の流れるスピードが違ったので正確にはわかりませんが、
インストラクターのおじさんの専属解説付きで、ゆったりと充実のカヌー下りでした。

その後、下った川が見える展望台に行って撮影。
2012080204.JPG

まさに、ここをカヌーで満喫してきたのです。
夕日が綺麗とインスタラクターのおじさんに薦められましたが、
待たずに大相撲中継を見るために必死でホテルに戻った私でした。

2012年08月01日LKM博士
釧路湿原(前半)

帯広畜産大での講義の終わりは、怒涛の3週間の終わりを示しております。
(参照ブログ:またまた激しい3週間

これまでの経験から、連日外出や出張や会議を激しく繰り返していると
(当然、その準備で体力と精神力を消耗するわけですが)、
このまま戻って仕事しても、集中力が完全に欠落しているのは明白なので、
休むほうが賢明です。
ということで、自分を正当化し休暇をとって、
これまで行ったことが無い北海道東部へ大自然を肌で感じる旅をしました。

講義をしてその日の内に釧路へ。
その晩はたらふく魚介類を食べて一人打上げです。
初日にして、道東の日本酒、「北の勝」と「福司」を軽く制覇しました。

で、次の日は無計画でしたが、釧路湿原を丸一日堪能しました。
まずはレンタカーで展望台に行って、眺めてみました。
20120801.JPG


広いという知識は入っておりましたが、展望台から眺めての率直な感想は、

「広過ぎて良くわからん。」

この写真、一面釧路湿原ですが、これでも一部が見えているだけです。

私の計算では、釧路湿原国立公園に指定されている部分だけで、
甲子園球場なら4956個分、東京ドームなら5745個分になります。
(ついでに、東京ドームは甲子園球場に比べると、"ちっぽけ"であることも主張。)
それでも全く感覚が掴めませんが、そういうものなので仕方ありません。

そもそも、湿原という言葉は理解できるのですが、今一イメージが沸きません。
中に入ってみたいのですが、
ラムサール条約の登録地で厳重に湿原保護がなされているため、
このように展望台(周囲に複数存在)から眺めるのが基本的な観光方法です。

ちなみに、このラムサールとは地名で、この呼称は本条約の通称で、
正式名称は『特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約
(Convention on Wetlands of International Importance Especially
as Waterfowl Habitat)』といいます。

「なんじゃこれ。直訳過ぎるぞ!もう少しましなネーミング(日本語訳)があるやろ。」
と英語講義の後で、ろくに話せもしないのに英語に反応した私でありました。

つづく。

2012年07月31日LKM博士
講義は何とか終わりました

このブログ(困った...、引き受けてしまった...)に書きました大学院での講義、
先々週、何とか終わりました。

当日まで、
「なんで英語やねん。俺、日本語やったらおもろい講義できるのに」
と思っていましたが、教室でPowerpointやレーザーポインターの準備していると、
理由がわかりました。
博士課程の学生が対象なのですが、聴きに来る人、来る人、外国人留学生。
確実に半分以上、7割位がそうだったような気がします。

当日は4時過ぎに起きて、得意の追い込み準備をしましたので、
原稿はできており、なんとかそれに頼って70分間位喋って無事終了!
な~んて訳ありません。
そこから、質疑応答が始まります。
20分間位。

外国人の方って、最初、しばらく感想を延々と述べる方が多いのですよね。
それを必死で聞いていると、途中でよく聞き取れない単語が積み重なってきて、
「何が言いたいんや? やばい、よくわからん。」
となってくるわけです。
しかし、1分後位、ちょうど聞き疲れた頃に、突然、質問が来るのです。
まあ、英語も堪能な先生に何度か助けてもらいながらも、
最低限の応答はできたのかなと思います。

報告していませんでしたが、講義した大学は帯広畜産大学。
20120731.JPGやたら広い。
201207312.JPG
見ている範囲、全て大学の敷地だそうです。
私の直観的な意見ですが、
畜産関係、獣医学の勉学に思いっ切り励みたいのなら、
北の大地にあるこの国立大学はお奨めです。寒いと思いますが...。

大学の隣には、これまた広大な帯広農業高等学校があります。
勝手にちょっぴり見学させてもらいました(自由に入れます)。
この高校、『銀の匙』(ぎんのさじ)という、最近話題の漫画のモデルということです。
つい先日、作者が来校されて学生たちは大喜びだったとか...。

2012年07月30日LKM博士
ロンドンオリンピック開会式を見ていて思うこと

オリンピック、始まりましたね!

基本的に、私は、こういう時だけ大騒ぎするのは否定的なタイプですから、
普段見られない競技を静かにじっくりテレビで見るのが好きです。

陸上競技の中距離なんていいですね。
強い選手が、前半から中盤の間、ずっと最後尾にいるのに、
最後一周の鐘がなると同時にグングン順位を上げて来るようなシーンが好きです。
しかも、よく見ると、走りながらガンガン押し合いしてるし...。
日本人のメダル獲得にのみ興味を持つのではなく、
本当に強い人がきっちり勝つ姿に私は魅力を感じます。

本題です。
私は、土曜日の朝、畑に行く前に朝食を食べている時が、各国の入場行進中で、生中継を見ていました。
入場の順番はアルファベット順です。
ジャマイカの次が日本です。
はい、悲しいことに、この順番で私が思い出したことは論文です。
研究論文を国際誌にWeb上から投稿する際の研究機関の国名を登録するのですが、
多くのジャーナルの国名リストの順がそのまま同じなのです。
当たり前といえば、当たり前ですが、
私は論文Web投稿時しか目にしない物なので思い出すのも仕方ありません。

日本ですから、Jを探して下っていくと、
Italy(イタリア)の次にJamaica(ジャマイカ)が見つかります。
その下にJapanがあるわけです。

そして、その次にはJordan。
「ジョーダン?知らない国もあるものだ」と思いませんでしたか?
私も数年間、ジョーダンという国があるものだと思っていました。
勝手に小さな島国かと思っていました。
しかし、ある時気が付きました。
これ、中東のヨルダンです。
ヨルダンの方、誠に申し訳ございません。
でも、大部分の日本人には、これ、ヨルダンって読めないんです。

そういう国がもう一つあります。

Georgiaです。
「なぜ、アメリカのジョージア州だけ国名と並列なのだろう」と思っていたのですが、
これ、グルジアでした。
栃ノ心、臥牙丸、黒海の出身地です。

さて、修正中の論文がありますので、
オリンピックが終わるころに目処が立つように、コツコツと頑張りますかね。

2012年07月27日野菜作り
2012年版 野菜作ってます19 ―やっぱり6月の台風はトウモロコシには痛かった―

トウモロコシの収穫は終わりました。
今年は28本栽培して合計24本の収穫で、台風で2本、タヌキに2本やられました。
(ベビーコーンで収穫したものは含みません)

トウモロコシはどのタイミングで収穫するかが難しいのですが、髭がこんな感じで枯れてきたら、おいしいタイミングです。
2012072701.JPG


台風で倒され、絶望的な気分に陥ったのですが(6/21ブログ)、
その後、復活したとこのブログでも報告していました(7/2ブログリンク)。

しかし、倒されたのは6月の受粉の時期。
収穫してみると、このような残念な状態のものが結構ありました。
2012072702.JPG


これ、上半分の雌しべに花粉が届かず、受粉ができなかった結果です。
虫や病気による被害ではありません。
つまり、雌しべが花粉を求めている時に台風で倒れ、おそらく先端が地面に付いていたのでしょう。
植物体は復活して立ち上がりましたが、時既に遅し。
雄花は枯れていて花粉は飛んでいない状況だったということです。
その証拠に、雌しべ(髭)はどんどん伸び続けていました。
2012072703.JPG


受粉できなかった雌しべは、花粉を求めて、どんどん伸びます。
受粉できるまで伸び続けます。
枯れずに収穫するまで伸び続けていました。
この写真で、茶色い髭は受粉できたコーンと繋がっており(多くは皮剥き時にとれました)、
緑白色の髭はコーンができていない位置から伸びています。

受粉後に台風がきていたら、つまり1日後でもよかったかもしれません、
おそらく風で倒れても、立派な実が収穫できたことでしょう。

2012年07月26日LKM博士
「おはようんち!」 という挨拶

私が毎朝、ツイッター上でする挨拶です。
最近、少しずつ定着して来ておりまして、
色々な方から、逆「おはようんち!」を頂くこともあります。
誠にうれしい限りです。

しかし、最初は悩みました。
企業として公式に発信しているツイッターなので。
「食品会社が朝から、"おはようんち!"はないやろう」
という指摘が届くのが容易に想像できました。

そもそも、ツイッター上では
「おはヨーグルト」
というのが流行っていますが、私もそのように挨拶したいなーって思っていました。
でも、「おはヨーグルト」は意地でも使いたくない。
「オリジナル挨拶を作りたい」というので編み出したのがこの挨拶です。

最初は
「おはよウンコ」でした。
しかし、ウンコが強調され過ぎていると指摘され(私は強調している訳ですから当然です)、
平仮名を使って「おはようんこ」になり、
さらに、親しみやすく"うんこ"から"うんち"という表現に変更して
「おはようんち」となりました。
さらに、元気良く朝から挨拶したいということで
「おはようんち!」が完成したわけです。

ということで、それなりに苦労して完成させた挨拶なので、
皆さん、是非使って下さい。

こんなこと真剣に考えないで、もっと研究のこと考えろと言われそうですが...。

2012年07月25日大相撲関連
2012年大相撲名古屋場所の感想

千秋楽相星決戦までもつれ、盛り上がりましたね。
個人的には最後は白鵬を応援していましたが、
日馬富士、完璧な相撲だったと思います。
おめでとうございます。

今場所は心配していた予想が結構当たりましたね。
先場所優勝した旭天鵬がどれだけ負けるのかを場所前に心配しておりましたが
2012年大相撲名古屋場所がはじまります)、初日から13連敗。
予想していたとはいえ、見ていられない状況でした。

また、前半連勝していた把瑠都に関して、六日目の朝に「後半失速する」とした予想
2012年大相撲名古屋場所序盤を終えて)も、見事に当たってしまいました。
八日目から3連敗、更に1日はさんで3連敗。
私の腸内環境の研究から培った、
「腸内環境―健康・体調―肌のハリやツヤ」を見抜く力は、
かなりのレベルに達しつつあるのではないかと思います。

贔屓の春日野部屋勢は応援し甲斐がありました。
碧山関は横綱・大関陣と対戦する幕内上位で見事に勝ち越し!!!
来場所は小結に昇進する可能性が非常に高いです。
勝ち越した栃ノ心関、木村山関の白星と合わせて、合計26勝。
応援企画のSumoyogurtは26箱と、かなりの数を放出することになりました。
(もうリストはできていますが、抽選はしていません。
もう少しお待ちください。色々と忙しくて...)
栃煌山関と栃乃若関は、また来場所に期待しています。
幕下上位の栃矢鋪さん、栃飛龍さん、共に勝ち越し、よかったです。
栃大邦さんの序二段優勝おめでとうございます。
序二段優勝を祝して、新発売のビフィズス菌LKM512顆粒スティックを1箱、
sumoyogurt応募者の中から抽選でプレゼント致します。

では、また来場所交信しましょう。
暑いですがアイスクリームなどを食べ過ぎて下痢にならないようご注意ください。
但し、アイスクリームを食べる場合は、
メイトーのホームランバーをよろしくお願い致します。

2012年07月24日
ナガメ

北海道から帰ってきました。
疲れていて、ブログネタが浮かばないので、
昨日に続きカメムシシリーズで対応します。

昨日とは対照的に、がっちりタイプで、さらに毒々しい色使いのカメムシを紹介します。
ナガメです。
20120724.png
この黒地にオレンジ色、どうですか?
触りたくないでしょう?

ナガメとは、菜の花によくいるカメムシという意味です。
菜の花だけでなく、アブラナ科の植物全般が大好きなようです。
一匹でいるというより、結構集団でいることが多く、
この写真のように、交尾している姿に出会う機会が多いです。
そして、時々他のオスに邪魔されている姿を目にすることもあります。
実は、この写真、穴をよーく見て下さい。
葉に開いた穴から、裏側にいる別のナガメの体の一部が僅かに見えています。
わかりますかね?
こいつは邪魔をしていた個体ですが、カメラを向けると裏側に逃げて行きました。

よく見ると、この模様は顔に見えませんか?
わからない?
下側の個体を見て下さい。
オレンジの線で、眼、眼、鼻、鼻とくっついた口。
ちょっと怒り気味のスキンヘッドのおっちゃんの顔
に、私は見えます。

2012年07月23日
クモヘリカメムシ

カメムシといえば肩幅が広く逆三角形のガッシリ体系をしいますが、
今日は細いガリガリのカメムシを紹介します。
関取で言えば、隆の山のような存在でしょうか?
20120723.JPGその名はクモヘリカメムシ。
体長は1.5〜1.8 mmです。
幅は3 mm程度です。
大きなアメンボ位の細さです。
(ちなみに、アメンボはカメムシの仲間です。同じ顔をしていますよ。)
緑色の体に、茶色い翅が特徴です。
多くのカメムシは危険を察知してから飛んで逃げるまで少し時間がかかるのですが、
こいつはすぐに飛びたつことができます。
まるで、ハチのようなタイミングでスッと飛び立ちます。


私はトウモロコシの葉で発見したのですが、
イネ科の植物が好みのようです。
イネからも吸汁しますから、害虫に指定されています。


ところで、この写真には2匹が写っているのに気が付いていますよね?

2012年07月20日大相撲関連
2012年大相撲名古屋場所、いよいよ終盤です(プレゼント企画あり)

白鵬と日馬富士の一騎打ちになっています。
と、普通のことしか書けないくらい、取組を見られていません。
出張が重なっておりまして、ホテルでは録画もできず、
NHKの夜中のダイジェスト版まで起きてられません。
時論公論の直後辺りに放送してくれ〜。


どんな相撲で栃乃若が負け越したのかなど、わからんのは困ります。


そういえばこんな悲惨なことも起きました。
一昨日、羽田空港の搭乗口で待っていたのがちょうど午後4時半ごろ。
数名が謎の刑事物っぽいものをボーッと大きなテレビで見ていたのですが、
勇気を出して、「チャンネル変えていいですか?」
微妙な顔をしている人はいましたが、誰もダメとは言わなかったので、
NHKに変えました。

ところが、なんと、国会中継をやっているではないかーっ \(;゚∇゚)/ヒヤアセモン☆

チャンネルを強引に変えた手前、真面目な顔で国会中継を見るしかありませんでした。
周囲には「こいつ、よりによって国会中継に変えやがった」と思われたことでしょう。
悲劇のような30分間でした。


さて、お待ちかねの恒例企画を今場所もやりましょう。

『春日野部屋勝ち越し関取の白星数のヨーグルト(箱単位)をプレゼント』
このヨーグルトです
私が研究しているビフィズス菌LKM512がガンガン入って特定保健用食品です。


ご存知の方も多いでしょうが、普段、春日野部屋の皆さんに差し入れしているものです。

参照ブログ
①大相撲技量審査場所というか...、タイトルはやっぱり「ついに力士登場!」
②そして関取登場!!!!!
③春日野部屋訪問(後半)

応募は #sumoyogurt で私のツイッターに返信ください。
3割程度は私の裁量で選ぶ相撲ファン枠、残りは厳正「誰にしようかな...」抽選です。
締切は千秋楽の午後10時頃 (私がTwitterで終了宣言した時点で終了です。
但し、その日も私は北海道で休暇中のため、時間は正確ではありませんのでご了承下さい。
酔って忘れて次の日になっても私が終了宣言をする時点まで有効です。)

※ 重複で申し込まれた方は失格です。

今場所は苦しい場所ですが、栃ノ心関と木村山関は7勝しているので大丈夫でしょう。

応援よろしくお願いします。

万が一の場合でも、碧山関の琴奨菊戦の銀星分として、LKM512顆粒タイプを数名の方にプレゼントしますわ。

これです→LKM512スティック顆粒タイプ

ヨーグルトより高価なのでお得です。

2012年07月19日野菜作り
2012年版 野菜作ってます18 ー夏ですが冬野菜ー

いよいよ梅雨も明けたようで、夏野菜真っ盛りです。
昨日の時点で、キュウリ138号、ナス52号、ピーマン38号、
トマト10号まで収穫しています。

しかーし、その傍で、既に冬野菜の準備はもう始まっています。
2012072004.JPG
長ネギを先週定植しました。
半年位かけて育てるのです。
ニンジンも間もなく種をまきます。


冬野菜って暑さに弱いイメージがあるかと思いますが、
実は暑い頃から育てているのです。

2012年07月18日LKM博士
もうヘロヘロですが出発です

現在、7月18日 午前11時。
かなりドタバタしています。
これから北海道帯広市に出張です。

そうです。
先日ブログで紹介しました(参照ブログ:またまた激しい3週間)、
6月末からのドタバタ大忙し劇場の最終章、
英語での大学院生への講義に向かいます。

英語講義の準備で疲労困ぱい。
他の細かい仕事が大量にあり、只今、大混乱中。
珍しく焦っています。

と言いつつ、ブログを書いているのですが...。
但し、これも立派な私の雑用の一つ。

ウンコもしたいのですが、我慢しています。

以上、手抜き、大慌てブログでした。

2012年07月17日
ヒメカメノコテントウ

私の記憶が正しければ、
メジャーな赤地に7つの黒点のナナホシテントウと黒地に2つの赤点のナミテントウ、
ちょっとマイナーで害虫系のトホシテントウに次ぎ、
このブログ4種類目のテントウムシの登場です。
20120717.png

ヒメカメノコテントウといい、体長3~4 mm程度の小型のテントウムシです。
昆虫の名前に付く「ヒメ」は「小さな」という意味に使われます。
但し、絶対的尺度としてのサイズではなく、ある類似種と比較して小さい場合に用います。

つまり、カメノコテントウという大きなテントウムシがいて、
それの小さい版(種類)という意味です。
(ちなみに、カメノコテントウは1 cmを超える個体が多く、日本最大のテントウムシであるが、私は実物を見たことない。)
「カメノコ」は亀の甲羅を意味しており、確かに模様が亀の甲羅に似ています。
まあ、亀の甲羅にしては光沢が強過ぎますが...。

こんな小さくてもアブラムシを食べる獰猛な肉食昆虫です。
体が小さいこともあり、大きめのアブラムシ(たまにいる翅の生えたタイプなど)の体長とほぼ同じサイズになりますが、
容赦なく頭からかぶり付きムシャムシャ食べている姿を目撃することもあります。

慣れない方はテントウムシと思えない位、小さいです。
計算上は、ナナホシテントウのサイズを1とすると、
体長半分(0.5)× 幅半分(0.5)× 高さ半分(0.5)= 0.125
つまり10分の1程度のサイズと思って頂いて問題ありません。

【捕獲時満足度】6(10点満点)慣れれば発見できます。

2012年07月13日大相撲関連
2012年大相撲名古屋場所序盤を終えて

昨日は学会でホテル宿泊のため、録画することも見ることもできず、
ニュースでやっていた把瑠都と日馬富士のそれぞれの相撲しか
チェックできておりません。

従って、今一、盛り上がりを欠きながらホテルで執筆。

この二人は、今のところ落ち着いた取り組みであると思いますし、
時々、爆発的に強い場所がありますので、最後まで優勝争いを
してくれるよう期待はしています。
とは書きつつも、私の目には把瑠都は肌のハリやツヤが
良くないように写りますので、後半失速を予想しています。

白鵬は初日こそ危なかったですが無難な序盤でした。
しかし、相変わらず、汗を拭きませんね。
ヌルヌル過ぎます。

そして予想通り、先場所優勝の旭天鵬は5連敗。

春日野部屋勢は、ん~、まあまあ。
満足でも不満足でもなし。
惜しい相撲もありました。
初の上位挑戦の碧山関、琴奨菊戦の勝利おめでとうございます。
みなさん、勝負はこれからでしょうね。
本日の中盤戦用ヨーグルト弾を発射予定。

このブログ初登場ですが、密かに注目してる奈良県出身の十両力士の徳勝龍。
5連勝!

余談ですが、
昨日の乳酸菌学会の懇親会で、このブログの大相撲ネタでトークが弾みました。
いやー、どこのどなたが読んでいるのかわかりませんな~。
琴欧洲ネタを出す勇気は評価されている模様(?)

さて、本日の6日目は、その琴欧洲と栃煌山が対戦します。
先場所千秋楽の優勝がかかった一番で休場があった因縁の対戦です。
栃煌山ガンバレ!!!

2012年07月12日野菜作り
2012年版 野菜作ってます17 ―トマトの脇芽―

トマトも元気に育っています。

トマトの栽培で最も注意するのは脇芽です。
主茎と葉の間から、どんどん伸びてくる、このような芽です。

2012071201.jpg


これを摘んで、主茎のみを伸ばし、そこにトマトの実をならすのが、
質、量共に良いトマトを収穫するには必須です。
もし、これを放って置くと、どんどん伸びて太くなり、
主茎との区別もつかない位立派になります。
こんな感じです

2012071202.jpg

見本用に伸ばしたのではなく、気を付けている私でも見過していた脇芽です。
ここには花も咲き、実もなりますが、
植物体としては、栄養が分散したり、風通しも悪くなり病気になったり、
良いことは何もありません。
ですから、これ位大きくなって花が咲いていても、容赦なく摘み取らなくてはなりません。

しかし、そういうことを知らない方は、ほぼ100%残すようです。
花が咲き実がなるので、勿体ないのでしょうね。
私はそういう家庭菜園トマトを見ると、無性に脇芽を摘み取りたい衝動にかられます。
器物損壊と訴えられたら嫌なので、必死で我慢しています。

社員のウンコを使って実験をした時に、
「あなたのウンコ中のポリアミン(腸内細菌が産生する善玉物質)は少なすぎるぞ」
と指摘したいのに、ルール上できないのと同じ位、もどかしい気持ちになります。

2012年07月11日
アオスジアゲハ(2回目)

昨年に続き2回目の登場です。
(参照:アオスジアゲハ

昨年、このチョウのことは詳細に解説しましたので、特に力説することはありません。
ですが、昨年は捕獲後の手掴み写真だったのに対し、
今年は自然な姿を接近撮影できましたのでアップします。
20120711.png
水溜りで水を吸っている所を激写しました。
きれいですよね!
自然の創造物の凄さを感じます。
羽化してすあまり時間が経っていないのか、翅が欠けたり、
鱗粉がはげていたりする箇所が全くありません。
ここまでアップで撮影できると、
ストロー状の口を伸ばして水を吸っているのもわかります。
意外に、頭から胸にかけて、毛むくじゃらであることもわかると思います。

虫嫌いの人へ
「チョウって、よく見ると気持ち悪~い」
なんて思わないで下さい。

最後に一言。
超高速飛翔、とにかく慌ただしく動くアオスジアゲハを、特別なカメラではなく、
3万円前後の普通のデジカメで撮影成功したことを評価して下さい。

【捕獲時満足度】8(10点満点)

2012年07月10日
クルマバッタモドキ(幼虫)

この時期、バッタはまだ幼虫です。
とはいえ、不完全変態のバッタは、小さい時からバッタの形をしています。
このブログでは何度か登場しているクルマバッタモドキの幼虫が、
参照:クルマバッタモドキ

「写真を撮って」
とばかりに私の前に現れました。

20120710.png


まだ、体長は2 cm弱。
推測ですが4齢幼虫位ではないでしょうか?
(孵化直後が1齢幼虫、それ後、脱皮の度に齢数が増える。3回脱皮したら4齢幼虫)
このタイプ(トノサマバッタやイナゴの仲間)のバッタ類の幼虫は、体の割に頭部が大きく、かわいい体型です。
バッタやキリギリスの仲間は、幼虫時代は、種類を見切るのが難しい種類が多いのですが、
これはほぼ間違いなくクルマバッタモドキの幼虫でしょう。
首の白線の模様がその特徴を示しています。

成虫になったら飛翔能力が高く、近づいたら10 m以上飛んで行く手強い奴らですが、
まだ翅も生えていない幼虫は、簡単に捕獲できます。

【捕獲時満足度】6(幼虫時)

2012年07月09日
ウヅキコモリグモ(卵嚢持ち個体)

真冬にも活動しているクモとして紹介しましたこのクモを覚えていますか?
20120709.png
ウヅキコモリグモです。

(参照ブログ:ウヅキコモリグモ(昨日のクイズの回答))

卵嚢(多量の卵をまとめて糸で包んで保護した塊)を持っている個体を、
やっと撮影できました!
時々畑で見かけるのですが、用心深い性格で、デジカメを近づけると、
素早い身のこなしで、草や石の下などに隠れてしまうので、なかなかまともな写真が撮れませんでした。
冬とはスピードが違います。

写真はちょっと見難いですかね?
とはいえ、彼らも保護色で自分の身を守っていますので、仕方ないことです。
おかげで、なかなかデジカメのピントが合いません。

どれが卵嚢なのかわかりますか?
この写真では頭部は左側、腹部は右側になりますので、
腹部側の白っぽいのが卵嚢です。
よく見ないと、大きな腹のクモのように見えますが、
腹部が上に反ったような状態で、その下に乾いた土のような色の卵嚢が付着しています。
卵嚢のサイズは腹部の3~4倍もあり、随分大きいのがわかります。

このように卵を持ち歩き、孵化後もしばらく仔グモを背中に乗せて守る習性は、
コモリグモの仲間の特徴です。
漢字で書くと子守蜘蛛。
その名の通りのクモなので、是非、覚えておいて下さい。

2012年07月06日大相撲関連
2012年大相撲名古屋場所がはじまります

明後日、7月8日から大相撲名古屋場所が始まります。
私のツイッターのタイムラインにも、先週あたりから大相撲ネタが多くなってきました。

梅雨真っ只中に始まり、後半には梅雨明けする可能性も高く蒸し暑い名古屋場所。
毎年、取組前にきっちり拭かない横綱白鵬の汗が、最も気になる場所でもあります。

その白鵬、力の衰えを見せ始めておりますが、果たして今場所どのような相撲を取るのか、また優勝できるのかは、注目です。
成長著しい新小結の妙義龍も、本物なのかどうか、興味深いです。
先場所優勝の旭天鵬は、どれだけ負けるのかを非常に心配しています。
と、これらの点に興味を持ちつつ、
大関陣は誰か1人で十分なので、盛り上げてくれればうれしいなと思いながら、
場所を楽しみたいです。

さて、贔屓の春日野部屋ですが、
我々も応援するなら中途半端ではなく、きっちりと応援しようと、
後援会に入りました!

後援会員として初めて迎える場所ですが、
特に今までと変わることなく『LKM512ヨーグルト的応援』に徹します。
先場所は怪我で一人だけ蚊帳の外だった栃乃若関の奮起に期待しながら...。
20120806.JPG


頂いた反物です。
浴衣を作る予定。

2012年07月05日野菜作り
ナスが大好きな私

何故かわかりませんが、私はナスが大好きです。
小さい時はそんなこともなかったのですが、気が付くとそうなっていました。
ナスは、焼いても、炒めても、煮ても、漬物でも旨い、素晴らしい野菜です。
特に、油との相性が抜群です。
へた直下の部分(ナスの首とでも表現すればよいのでしょうか?)が
少し硬くて歯応えがあり、旨くて最高です。
あの部分の、白→薄い赤紫→赤紫→濃紫→黒のグラデーションもたまりません。

ナス農家でもなければ、通常、家庭で大量にナス料理が出てくることはないでしょう。
普通、一人2本分程度でしょうか。
畑でこれだけ育てていれば、自宅で要求すれば5、6本出てきますが、
それが一般人の考える普通の本数なのでしょう。
満たされません。
肉好きは焼き肉を死ぬほど食べることはできますが、ナス好きは行く店もありません。
ついでに文句を書きます。
「おい、焼き肉の"野菜焼き"、ナスの輪切りが2個程度というのは少な過ぎるぞ」

しかし、一度だけナス食べ放題の状況になったことがあります。
若かりし頃(今から13、4年前)、理化学研究所・辨野先生の自宅に招かれた時です。
急に私が辨野家に行ったものだから(正確には、先生の車に乗ったら着いていたのですが)、
奥さんは慌ててお酒のつまみを作って下さりました。
それが、ナスを炒めたものに、ちょっとショウガと鰹節がかかったもの(たぶんです。酔っていたのとナスがうれしくて正確には覚えていません)。
ペロッと大皿一皿分を食べてしまいました。

「おいしかったです (^▽^)」
と言うと、奥さんがまた作って下さいました。
それもペロリ。
するとまた作って下さる。
先生が仕事で筑波に行った時、段ボール一箱分のナスを買って来られたので
「大量にあるので遠慮せずにたくさん食べてね」ということでした。
で、お言葉に甘えて、それを何回繰り返したことでしょう。
ついに、段ボール一箱、全部食べ尽くしてしまいました。

今でもご自宅に遊びに行ったら言われます
(正確には、今でも先生の車に乗せてもらうと着いているのですけど...)。
「今日はナスないですけど、大丈夫?」

以上、今日は、私のナス好きエピソードでした。

最後に中華関係者に一言。
「麻婆豆腐は、全部、麻婆ナスでええんと違う?!!!」

20120705.JPG
今朝収穫したナス、18~23号です。なかなかの出来栄え!

2012年07月04日野菜作り
2012年版 野菜作ってます16 ―夏野菜の季節です―

キュウリは3週間程前に、遥か私の背丈を超えましたので、生長点を潰しました。
201207041.JPG
その時の写真ですが、これで脇からドンドン新しい芽が伸びてきて花を咲かせます。

おそらく今が最盛期です(7月3日現在で通算76本収穫)。
とにかく早めの収穫を心掛けないと、1日で倍近くに生長しますから大変です。
キュウリ未経験者は大袈裟と思うでしょうが、ほんと生長が早いです。
ただ、キュウリはハイペースで実がなるので消耗が激しく、
放っておくと、間もなく力尽きます。
ただ、7月いっぱいは頑張りたいので、病気の葉をすぐに摘み取るなどケアしています。

ツルナシインゲンも凄いです。
201207042.JPGこちらは数えきれません。
毎日20~30本収穫しているので、軽く300本は超えているでしょうね。
結構保存ができるので助かりますが、採れ過ぎです。

ナスとピーマンも順調です。
201207043.JPG両者とも実をつけながら生長していくのですが、
だいぶ植物体が大きくなり同時にたくさんの花が咲くようになってきました。
ボチボチ本気で実をつけることでしょう。
現時点でナスは17号、ピーマンは12号まで収穫しています。
これは秋まで収穫する予定です。

ナスは食べ過ぎるとウンコが黒くなります。
但し、一度に5, 6個食べた場合です。
実は、私が一番好きな野菜はナスです。
せっかくなので、明日は私のナスに関するエピソードを書きましょうかね。

2012年07月03日LKM博士
連絡が遅くなりましたが、LKM512顆粒タイプ完成!

かなり連絡が遅くなりましたが、
ビフィズス菌LKM512顆粒タイプが完成しました!
正確には、完成していました!!
それでもって、約2ヶ月前から、既に通販サイトで販売しています!!!
でも、まだ大喜びする程は売れていません (→.←) 苦笑
20120703.jpg

「何故、毎日ブログを書いているのに全く宣伝しないのか」って?

答えは簡単、これ宣伝用のブログではなく、
また、虫ネタ、野菜ネタ、大相撲ネタにウンコネタと結構書くこと多くて、
書くタイミングが無かっただけです。

でも、今日は書くことが思い浮かばなかったので書きました。

特保ヨーグルト100 g分の2倍以上のLKM512が1包に入っています。
何より素晴らしいのが、常温で持ち運びできるということ。
出張が多く、ヨーグルトを箱単位で買っても食べ切れないという皆様には便利です。

このビフィズス菌の機能性は、結構有名になりましたので、今更書きませんが、
「お腹からの若返り」を目指す方は、しばらく続けて頂けると何か起こるはずです。

私は認めていませんが、
弊社社長はLKM512のアンチエイジング効果で、
髪の毛の量が増え、艶がアップしたようです。

マウスと同じ効果が出ているではないか・・・???
(参照:http://www.lkm512.com/contents/PLoSOne.pdf
残念ながら、私には、その効果が出ないようである・・・(┘-└、)
負けず嫌いなので書くが、肌年齢はマイナス10歳である。

お求めの方は、メイトーオンラインショップから→http://www.meitoonline.com/
損はさせません!

2012年07月02日野菜作り
2012年版 野菜作ってます15 ―復活!トウモロコシ―

先々週の台風で悲惨な状況になったのを紹介しました。
(参照ブログ:2012年版 野菜作ってます13 ―6月の台風―
しかし、びっくりです。
復活してきました!

2012070201.JPG


強風で、根が半分抜けるような形で横を向いていること自体は直りませんが、
その先の茎は、2日後には上側に向き始め、今では写真のような状態です。
全て根元は曲がっているのですが、その先はまっすぐ上向きに立ち直っています。
実も順調に大きくなってきています。
いやー、生命力を感じます。

やっぱり動物とは違いますね。
動物が骨折したらこんな風には復活できません。
脳が破壊されたり、臓器が破裂したりしたら、もう致命傷です。
そう考えていると、植物の死とはどういう状態になった時なのだろうと疑問が生じます。
ですが、奥が深すぎるので今日は考えないようにします。

同じく、根元からなぎ倒されたエダマメもダメージがなかったかのように復活。
実をつけ始めました!

201207022.JPG

この枝豆は収穫まで、あと1、2週間でしょうかね。
今年は時間差をつけて種を撒きましたので、例年より長く、自分で確実に楽しむ予定です。

ここからは、尖った口で豆から汁を吸うカメムシとの戦いです。
こんなカメムシが若いエダマメを狙っています。
好きでないムシ2
臭かろうが、発見次第、手掴みで地面に落とし、足技で退治します。

2012年06月29日LKM博士
またまた激しい3週間

時々、えらく仕事が忙しくなるのですが、7月前半から中盤に山があります。
実際は今日6月29日から7月20日までですが、
非常に激しく外出や出張を繰り返します(外出と出張の識別は基本的には距離です)。
平日に、職場である研究所に丸一日いる日は今の所4日間位です。

きっちりとした準備が必要な研究の打ち合わせもありますし、
情報交換や顔を合わせることがメインの打ち合わせもあります。
嫌ですが参加しなければならない外部会議もあれば、板橋本部での会議もあります。
久しぶりに自分が話さない学会にも参加します(半分仕方なしに)。
大学での講義もありましたね。

さて、問題は畑。
出社前の畑作業がベストなのですが、極端に頻度が下がります。
トウモロコシも収穫が始まる時期に入りますし、大問題。
また、私は晴れ男。
出かける日は殆ど晴れるので、関東地方は空梅雨にならないか心配しています。

さらに、大相撲名古屋場所が始まります(毎場所大相撲の時期は忙しいような...)。
皆さんご存知のように、場所中の私は一つ仕事が増えたような状況になります。
自分でやり出した企画なので苦ではないですが、sumoyogurtの関連作業は恐怖です。

そして何回お酒を飲むことやら。
会う人、会う人、皆さん私と飲みたいようで、午前ではなく午後、そのまま飲み会に直行しそうな時間帯に設定されているものも多いです。
これも研究を進める上で極めて大事な仕事ですし、好きなので大歓迎ですが...。

脈絡なく書きましたが、私の心もまとまりのない状態で激しい3週間に突入します。
とにかく、在宅勤務などをフル活用し、移動時間の無駄を省いて対応します。

ラッキーなのはこの締めが北海道ということ。
ちょっぴり観光でもしてこようかと悩み中。

2012年06月28日LKM博士
思いがけないところで...

協同乳業の研究所の分析機器室で「あーだ、こーだ」とデータを見ながら話した後、
居室に戻ろうとした時、ふと何かに視線が止まりました。
なんと、電話の横にせんとくんがいるではないですか!
20120628.JPG誰かの計算機の裏側ですね。

たぶん、これは2年前の平城京遷都1300年祭開催時に買ってきた、私のお土産です。
これです→「おみやげ
ブログの写真の一番右の肉厚のシールセットですね。
さらに、目を凝らしてみると、左手を腰に右掌を下に開き気味のポーズなので、
最上段の左のシールですね。
すり減ったり、傷ついたりしていない、かなり質の良い状態でした。

少しうれしくなってデジカメ撮影してしまいました。
せんとくんパワーで、この計算機の持ち主の実験がうまく進展していることを願いながら。


勝手に奈良県観光大使より

2012年06月27日野菜作り
2012年版 野菜作ってます14 ―ジャガイモできました―

3月に植えたジャガイモは(2012年度版 野菜作ってます1)、
4月に地上に出てきて(2012年度版 野菜作ってます4)、
5月は花も咲き元気いっぱいでしたが(2012年度版 野菜作ってます9)、
3ヶ月が過ぎ、遂に枯れ始めました。
201206271.JPG地下のイモに栄養が移行した結果です。
つまり掘って良い証拠、食べ頃!
一つの種芋からこんなにとれました(4個の種芋を植えている)。
201206272.JPGこれ、キタアカリという品種で、男爵より味も栄養価も高いそうです。
しかし、煮崩れは男爵より激しいという弱点もあります。

写真は載せませんが、ホクホク新ジャガはアホみたいにおいしいのであります。
しかも私は収穫6時間後にはビールと一緒にやっていますので、格別なわけです。
スーパーでは1個40~50円で売られています(男爵)。
これは14個で700円位はいくかな?

ところで、ジャガイモの実は見たことありますか?
イモは茎です。
実はこれです。
201206273.JPG直径2 cm位で、ミニトマトみたいですね。
花が咲きますので、当然実もなるわけです。
ジャガイモもトマトと同じく立派なナス科の植物であるという証拠です。
品種改良の過程で、実ができれば、当然地下のイモと栄養を奪いあうので、
立派なイモがなる系統=実ができ難い系統であり、
それが大勢を占めるようになったというわけです。

それにしてもジャガイモはサツマイモと違い、屁が量産されないので素晴らしい。

あっ、違う方向に行きかけたので、これにて終了。

2012年06月26日
ノミバッタ

とにかく撮影が難しいバッタです。
探しても、そう簡単には発見できません。
たまに、偶然、目の前に現れるタイプです。
今回、畑の寒冷紗の上で発見しました。
アップは捕れませんでしたが、なんとか紹介できるサイズで撮れました。

20120626.png


何度か紹介しているヒシバッタの半分以下のサイズ、体長は5 mm前後の極小バッタです。
もちろん成虫でのサイズです。

どうですか、この黒光りしたメタリックなボディー!
そして、驚異的な太さの後脚!!!
スピードスケートのオリンピック代表もびっくりでしょう。

見た目の通り、ジャンプ力は強力で、一っ跳びで、ほぼ見失ってしまいます。
しかも用心深い。
発見して、そーっと50 cm位の距離にデジカメを近づけ、ピントを合わせていると視界から消えてしまう。
いつ跳んだ、何処いった???????
という感じです。
ジャンプした瞬間さえ気付かない程のハイスピードです。
このジャンプ力からノミバッタという名が付いているのかと思いますが、調べていません。

極小で、且つ体色も土の上では役立ち、石や木の枝と識別できず、見失うのです。
さらに土に潜る能力もありますから、手に負えません。
体長あたりのジャンプの距離は昆虫界でも1、2を争うレベルだと思います。
その代り、翅は短く退化していて飛翔することはできません。
しかし必要ないです。
何しろ、この私ですら、捕獲困難種なのですから。

【捕獲時満足度】8(10点満点)捕虫網があれば捕獲は可能のため減点。素手で捕れたらかなり凄い(10点)。しかし、その凄さを理解できる人は周囲には殆どいない(悲)。
【撮影時満足度】10(アップが取れた時)(10点満点)上述の通り。とにかく接近中に消える。今回の写真は8点です。

2012年06月25日ウン小話
ウン小話25

色々な方のウンコを頂戴し実験してきました。
もちろんその過程で、自分のウンコを調べることも何十回もありました。
しかし、私が分析するわけで、私のウンコを他人に分析してもらった経験は殆どありません。

ところがです。
所内の他部署の研究員に腸内菌叢の解析を教えることになりました。
で、説明し、培地を作り、いよいよ実サンプル、すなわちウンコで実習するかとなった時、問題が起きました。
「誰のウンコで練習するねん?」

通常は
「明日、お前のウンコでやるぞ!」
となりますが、教えている相手は20代女性。
ウンコ免疫ゼロです。

最初のウンコ処理は、私が付き添って、一から教えなければなりませんので、
自動的に私がその女性のウンコを見て触ることになります。
これはセクハラになるのではないか?

いや、だからといって、「私がウンコ出してあげるから、それでやりなさい」というのも、立派なセクハラではないか?

いやいや、ウンコは男女共に出すものなので、性的な意味はなく、セクハラには該当しないはずだ。
ちなみに、これ、私の持論です。
セクシャル(性的)・ハラスメント(嫌がらせ)ではなく、
フィーカル(fecal:糞便的)・ハラスメント(嫌がらせ)であり、
区別すべきものであると思っています。

と悩んでいても仕方なく、そもそも仕事ですから、「誰のウンコでする?」と相談しました。
そしたら、躊躇なく、私のウンコでやりたいというではないですか!!!

「わかった。特大出すわ。」
(実際は特大ウンコが出ても、採便管に一部を回収するだけである。)

何はともあれ、私がその女性のウンコを見て、余計なコメントをするリスクを回避できたので、一安心したのでありました。

おしまい

2012年06月22日
カエルさん、ごめんなさい

今日も悲しい話を。

先日紹介したオタマジャクシ達(2匹)ですが(「おたまのへんたい」参照)、
小さいカエルになって頑張って育てていたのですが、
月曜日に死んでしまいました。

カエルになり立ての頃の世話が最も困難で、
小さい生きた餌しか食べられないため苦労しました。
小さいといってもカエルの体長が約1 cmなので極小サイズの昆虫です。
ショウジョウバエ(小バエ)や小さなクモ、アブラムシ程度です。
蚊は無理でした。
結局、餌探しが大変なので、インターネットでショウジョウバエ(翅ナシ)を購入し、
自分で培養して与えることに。
予想以上にショウジョウバエにカエル達は大喜び!
元気にパクパク食べて、体も少し大きくなっていました。

で、かわいいので、もう少し自然な環境に近づけてやろうと、
土の上で生活するアカガエルなので、陸地を金魚鉢用砂利から腐葉土に替えました。
雑草も植えてあげました。

ところがです、月曜日、蓋を開けると2匹とも動かない。
どうやら、腐葉土で歩きにくくなり、プール(小さなタッパーに水を入れたもの)に
戻れなかったようです。
カエルは水を飲むのではなく、皮膚から吸収するので、
水に体を浸ける必要があるのです。
プールに戻れなかったら死んでしまいます。
ショックでした。
かわいそうなことをしてしまいました。
20120622.JPGこんなにかわいいやつでした。
まさか、これが最後の写真になるとは・・・。
ごめんなさい。

2012年06月21日野菜作り
2012年版 野菜作ってます13 ―6月の台風―

今日は前回紹介しきれなかった野菜の報告かウン小話でもしようかなと思っていました。

しかし、朝、畑に行って愕然。
本州を縦断して行った台風4号の被害が予想以上にありました。

正確に言うと、葉や枝が折れ、土に埋めていた寒冷紗も剥がされ、
被害を受けなかった野菜は一つもありません。
しかし、甚大な被害を受けたのは、最も大事な時期のトウモロコシでした。
今週の月曜日には私の背丈を超え元気に育っている
2012年版 野菜作ってます12 ―ドンドン報告しないと間に合わない―)と
報告したばかりなのに・・・
201206211.JPG
根っこからなぎ倒されてしまいました。
主茎がボキッと折れてしまっているものもあります。
根が半分程度抜けて倒れているものが多く、無理に起こそうとすると、
意外にもろい茎は折れそうです。
トウモロコシを最も楽しみにしていた私の心も折れそうです。


201206212.JPGもちろん、地面と平行です。
支柱が大きく左側に傾いてしまいました。
支柱を組むのに結んでいた麻紐がちぎれています。
何とか踏ん張ったという感じでしょうか。
これが倒れていたら、もう立ち直れなかったかもしれません。

今の時期、どの夏野菜も実をつけながらも生長している真っ最中です。
大きくなった植物体は、風をまともに受け、
さらに若くてまだ組織が柔らかいことも合わさって、折れたり倒れたり、
被害が甚大になったようです。

6月の台風は想定外です。
これから野菜が高くなるのではないでしょうかね?

2012年06月20日実験器具・機器シリーズ
お世話になっている実験器具・機器シリーズ9 ―96ウェル(PCR)プレート,96-well (PCR) plate―

前回、8連マイクロチューブで、
多サンプルを扱い易いと紹介しました。
しかしながら、我々の研究では、8サンプルでは少ないです。

ということで、今日は、さらに頻度高く使用する。
8連チューブが横に12個並んだ状態の96ウェルプレートを紹介します。
2012062001.JPG


どうですか?
ウェルというのは英語のwellをそのまま片仮名にしたもので、穴のことです。
96穴プレートとも言います。
次は下からのショット。
2012062002.JPG

一度に96サンプルを同時に加熱したり、冷却したり、一斉に同じ処理ができるのです。
タイトル副題が96ウェルPCRプレートとなっているのは、
この写真が、PCR反応に使用されるプレートだからです。
従って、他の用途に使われる形の異なる96ウェルプレートもたくさんあります。
生命科学系の実験は、通常同じサンプルを3回測定し、平均値を結果とするので、
一度に96÷3=32種類のサンプルが同時に実験できます。
つまり、32人分のウンコを同時に処理することができるのです。
また、全ウェルを覆うシールがあり、貼れば全ウェルにきっちり蓋をすることができます。
上からのショットでは透明な蓋がシールされています。

コストですが、半分、すなわち48ウェルを使えば、
残り半分を空のまま使用しなかったとしても、
8連チューブを6本使うよりお得という説明をメーカーから聞きました。
もちろん使い捨てです。

どのメーカーの96ウェルプレートも同じサイズで、
あらゆる機械や道具に適応しています。

使用済みのプレートを山積みしておくと、
めっちゃ実験を頑張っているようなポーズをとることができ、
たまにしか実験室に顔を出さないボス(教授や室長)を簡単に騙すことができます。

2012年06月19日LKM博士
困った...、引き受けてしまった...

ある大学から特別講義を依頼されました。

「協乳の腸内環境の研究はオリジナリティーが非常に高く、
最先端の研究成果だと思うので、是非、学生達に聞かせてやって欲しい」
と教授に頼まれました。

嫌な気分はしません。
また、2ヶ月以上前に頼まれているのでスケジュールも十分余裕があり、
さらに、遠方でスケジュールさえ合えば休暇をとって周辺の観光もできるため、
断る理由が無く引き受けることにしました。

しかーし、依頼メールをよく読むと、
「英語でお願い致します」
博士課程の留学生も聴きに来るというのが理由でした。

それは困る。
それは困る。
それは嫌や。

で、焦って丁寧に断ったのですが、
結局、熱心に頼まれまして、引き受けざるを得なくなりました。

ということで、準備しなくてはなりません。
いつもみたいに、前日の夜の準備では対応できません。

まあ、自分を鍛えるのは大事なことですから、前向きに頑張ります。

とか思って過ごしている内に、講義まで1ヶ月を切りました。

ヤバい (>_<)

2012年06月18日野菜作り
2012年版 野菜作ってます12 ―ドンドン報告しないと間に合わない―

雨が多くなり、気持ちよく畑作業ができない日が多いですが、
とにかく生長が早く、ブログ紹介さぼっていると写真だけが溜まっていきます。

ダイコンは凄いパワーです。
201206181.JPG
土の中にがっちりと埋め込んでいた寒冷紗を持ち上げてしまいました。
「あなたを青虫から守るために被せていたのに...」
モンシロチョウも必死です。
この隙間からドンドン中に入り、そのまま脱出できなくなり、
この中で10匹程が衰弱していました。

ショウガもやっと地上に伸びてきました。
201206182.JPG
去年もここまではできたのです。
問題はこの先、どうなるか心配です。

そして、トウモロコシはついに私の背丈を超えて、雄花、雌花ともに全開です。
201206183.JPG
上が雄花、下の半透明緑色の髭が出ている房が雌花です。
受粉はほぼ100%風に頼るトウモロコシ。
この髭(雌しべ)1本、1本が1粒、1粒のコーンに生長するのです。
ですから、きっちり実をつけるためにはすべての髭が受粉する必要があります。
上の雄花は放射状に広がり、風が吹けば下に花粉が撒き散らせるようになっています。
それでも、確実に受粉させるためには、
同時にたくさんのトウモロコシを栽培するのが最良の策。
この一帯には約900本が一斉に花を咲かせています。

ちなみに、この下で作業すると、花粉を頭から全身に浴び、
上から灰をかけられたような酷い状態になります。
もしかしたら私も受粉の媒体として役立っているかもしれません。

2012年06月14日野菜作り
2012年版 野菜作ってます11 ―お化けサニーレタス―

たくさん育てたレタスですが(参照ブログ:2012野菜作ってます7)
食べきれずに比較的腐敗し難いサニーレタスをそのまま放っておきました。
(球レタスは時期を逃すと直ぐに腐敗しますので放置できません。)
そしたらドンドン大きくなり、化け物みたいになってしまいました。

2012061401.JPG


横のバケツ、高さも直径も30 cm前後で決して小さいものではありません。

上から見たらこんなのです。
2012061402.JPG


私の長靴も比較用に横に並べましたが、かなり大きいのがわかって頂けると思います。

つまり、直径、高さ共に50 cm位です!
もう寒冷紗にも収まりません。

往年の名レスラー、アンドレ・ザ・ジャイアント(の髪型というか頭)
を思い出してしまうのは私だけでしょうか?

さらに、下の方から茎の様なものが伸びてきて、
本体の外側に、葉っぱを広げて始めているのです。
横から見ている写真の左手前にそれが写っています。
上からのショットでは、写真の下側で、収まりきれずに殆ど写っていません。
本体より赤紫色が濃い葉が出てきていますね。

ここ1週間は、下から毎日4~5枚ずつ収穫していますが、
4~5枚で普通のスーパーで売られている一袋位の量はあります。
近所のスーパーの値段で換算すると、
こいつ一体で軽く2000円分位の葉が採れると思います。

2012年06月13日
アブとハチの違い

一昨日、昨日とアブとハチを紹介しましたが、
アブとハチの違いはご存知ですよね?
念のため書きます。

系統的にはあまり近くない昆虫です。
まず、ご存知のように、ハチはお尻に針を持っていますが、アブは持っていません。
しかし、これはさすがに捕獲しないとわからんとクレームが来るでしょう。

では、見た目の体の特徴はどうか?
一言で述べると、
アリに翅が生えたようなのがハチ、
ハエのようなのがアブです。
アリとハエの区別ならできるでしょう。

実際、ハチは分類学的には膜翅目に属し、その中にアリもいます。
ハチはアブと比べると、頭と胸の間(おそらく表現は正しくないが首)と胸と腹の間(同じく腰)が細くてくびれがある体型です。
また、触角がある程度の長さがあるためきっちり見え、
眼が比較的小さい(頭の表面積の内、眼の占める割合が少ない)です。

それに対して、アブは双翅目に属していて、ハエやカがこれに属します。
頭、胸、腹の差が無く、くびれが殆どありません。
また、多くの種では触角は相当近づかない限り見えない程短いです。
あんなに短いのに、何故遠くから腐敗した食べ物やウンコの臭いを嗅ぎつけるのかは謎ですが...。
そして眼が大きいです。頭部の半分以上が眼という種が多いです。
また、よく見ると複眼であることがわかることが多く、
カラフルなサングラスの様にメタリックな青色や緑色の眼の種類も多いです。
ちょっと見難いですが、以前紹介したツマグロキンバエを参照にして下さい。
(参照ブログ:まだ活動中の虫

そして意外と知られていない大事なことがあります。
アブは双翅目、つまり翅が2枚なのです。
小学校で習うように、昆虫の定義では翅は4枚なのですが、
アブやハエはその内の2枚が退化していて、見たところ翅は2枚だけなのです。
実際には、退化した翅の痕跡が残っています。
アブのつもりでハチを触ったらいけませんので、ハエを捕まえて観察してみて下さい。
大きな翅の下側に、非常に小さい団扇のようなものが付いています。

えっ、見たいけど、そんな都合良くハエがいないって。
出したてウンコを屋外に放置したら、ほんの数分で来ますよ。
但し、ウンコを間接的に触ることになりますが。
( ̄ー+ ̄)

2012年06月12日
キボシアシナガバチ

昨日はハチのような模様のホソヒラタアブを紹介したので、
今日は本家のハチを紹介しておきます。

先月、自宅のガラス窓の外側に巣作りをしていたキボシアシナガバチです(たぶん)。
20120612.JPGもちろん、5月に一から巣作りしているこの個体は女王蜂です。

私が覗き込むと、すぐにこの態勢になり威嚇してくるので、
特徴である腹部前方の2対の黄色い斑紋(キボシ:黄星)は確認が困難でした。
ただ、この黒と茶色の地味系の体色と、この顔面の黄色い五角形は、
かなり高い確率でキボシアシナガバチと思います。
蛹になる時、巣の入り口に黄色い蓋ができるのが特徴なので、
中の卵の成長を待ち、それで確かめようと思っていましたが、
こいつが餌獲りに出かけている内に、妻が巣を排除したようです。
まあ、自分の家の窓際にアシナガバチの巣ができたら普通は排除するわな。

ちなみに、こいつはアシナガバチの中では攻撃性が強い方と言われております。
昨日のホソヒラタアブとは顔つきが違うでしょ?
たかが2 cm足らずの体長ですが、ハンターのオーラが出ています。

【発見時満足度】7(10点満点)
私の周囲では殆どがセグロアシナガバチで、結構珍しいので高得点。

2012年06月11日
ホソヒラタアブ

今日紹介する虫はアブです。
たぶんアブはこのブログ初登場と思います。
アブというだけで毛嫌いする方、それは間違った知識が植えつけられております。
ヒトを刺すアブは一部の種で、多くのアブは刺しません。
特に本日紹介するハチに似たアブの殆どは、刺さないおとなしいアブです。

ホソヒラタアブ
2012061101.JPG


体長1 cm程度の小さなアブです。
花の蜜や花粉が主食のタイプのアブで、ハナアブ科に属します。
細くて平たいからこのような名前です。
体がアブにしては細いのは写真からわかりますよね。

この角度からはわかり難いですが、横から見ると体が平べったい(=扁平)のです。
花の近くでホバリング(空中の同じ場所で留まる飛び方)していることが多く、
虫捕網があれば非常に捕獲し易い昆虫です。

メタリック系の黒と黄色のコントラストも良い感じですね。
この色使い、一瞬人工的に感じるのですが、眺めているとやっぱり自然の創造物です。
人には創り出すことはできないと思います。

もちろん、これはハチ(自然界では怖い存在)の模様に似せて身を守るように進化したといわれております。
いわゆる擬態ってやつですね。

幼虫の時はスケルトンなんですよ。
すなわち外側が透明で内臓が透けて見えるのです。
そしてアブラムシを主食にしています。
花粉の受粉にも貢献しますし、作物を育てている側の立場では完全に益虫です。

カマキリなど肉食昆虫を飼育している立場では非常に扱いやすい餌虫です。

【捕獲時満足度】3(10点満点)
但し、肉食昆虫等の餌として捕獲した時は5

2012年06月08日野菜作り
2012年版 野菜作ってます10 ―キュウリ収穫始まりました―

苗を定植して3週間あまり
(参照ブログ:2012年版 野菜作ってます8

もうキュウリは収穫が始まっております。

2012060801.JPG

4株しか植えておりませんが、一体何本できるのか?
今年はカウントしてみます。
これは第6号、7号、8号、9号です。
ちなみに6月8日時点で第14号まで収穫しています。
1日で数 cmは伸びるのですが、
この3日間、研修のため畑に行けないので巨大化が心配です。

ゴールデンウィーク前に種イモを植え付けたサトイモが地上に出てきました。
(参照:2012年版 野菜作ってます5


2012060802.JPG

そしてキャベツも収穫です。

2012060803.JPG

居酒屋でキュウリ、キャベツ系のつまみをバカにする季節の到来です。
全然味が違いますからね!

2012年06月07日その他
電車もマニアックです【助手Aブログ】

博士研修中につき、ピンチヒッター


とある仕事で弊社新群馬工場へ出張に行ってきました。
新群馬工場へは車を使い高速で行けば1時間足らずなのですが、
電車(正確には電車と気動車)に揺られて3時間の道程。
決して鉄道好きだからこのルートを選んだわけでなく、
なるべく公共交通機関を使うようにという会社の指針に従っただけです。はい。

それでは、どのようなルートか説明していきます。
家の最寄り駅の秋川駅から拝島駅までは武蔵五日市線のE233系に乗車。
八高線の電化区間である拝島から高麗川までは209系に、
高麗川から高崎までの非電化区間はキハ110系に乗車。
書き出しで正確には電車と気動車と書きましたが、このキハ110系が気動車です。
電気で走るのでは無くディーゼルエンジンを動力源としており、
鉄のタイヤで軌道の上を走るバスとイメージしてもらえれば分かりやすいかと。
ディーゼルなので音がうるさく不快に感じる方も多いかと思いますが、
エンジンを吹かし加速する力行と惰性走行が分かりやすく、
鉄道好きには楽しい音でした。

乗車時間が1時間半もあったので寝ようと思っていたのですが、
森林に川や湿地、田園風景と思いのほか景色も楽しくディーゼル音を聞きながら、
どんなカエルや魚がいるか思いを馳せているうちに高崎に着いてしまいました。
途中でキジを見かけるほどの長閑な風景で癒されました。

そして、高崎から伊勢崎までは両毛線で国鉄時代の絶滅危惧種115系湘南色に乗車。
115系は予期していなかったのでうれしい出会い、思わず写真を撮ってしまいました。
20120607.JPG

ずいぶん姿を見なくなりましたが、こんなところで生き残っていたんですね。
実家が静岡なので、115系と兄弟の113系は思い出深く、
この色と形は郷愁にかられます。
気動車にも115系にも乗ってのどかな風景を眺めながらの、
なかなかいい旅、失礼いい出張でした。

帰りは同じ仕事で前日入りしていた先輩とプリウスで帰社。
静かで、快適、あっという間の1時間でした。

2012年06月06日
ムネアカオオアリ(女王)

5月中旬の夜8時半頃、助手Aが
「これ廊下を歩いていたのですが、何でしょう? すごくデカいアリみたいなのですが?」
と、持って来たのはこいつです。
20120606.JPG


「おー、ムネアカオオアリ。しかも女王やん!!!」

その名の通り、胸から腹の部分が赤いアリで、
クロオオアリと並び、日本最大級のアリです。
朽木を好むため、開けた平地にはいないので知らない方も多いですが、山間部にはよくいます。
山登りをする人などは、登山中に木陰で休憩時などに見かけたことがあるのではないでしょうか?
私が、最も好きなアリの一つです。

体長2 cm弱、迫力のあるこのサイズは間違いなく女王です。

この季節、アリは結婚飛行を行うため、交尾直後の個体を捕獲したようです。
結婚飛行とは、交尾のため新女王候補とこの時だけ生まれる雄アリ(共に翅が生えて飛行する)が一斉に巣から飛び出し、別の巣の異性のアリと交尾をする繁殖行為のことです。
そして交尾できた新女王は地上に降り、翅を落とし、新しい巣になる場所を探すのですが、
そこを助手Aに発見されたというわけです。

つまり、翅アリが突然発生する時がありますが、それは結婚飛行の日なのです。
同種のアリが一斉に飛び出さないと交尾できないので、
アリの種により飛び出す条件が決まっています。
ムネアカオオアリの場合、5~6月の雨上がり直後、
しかも時間が昼過ぎから午後5時位の間のようです。
つまり、午前中雨が降り、昼過ぎから夕方に雨がやむ必要があるのです。
そんな都合が良い日が、この初夏の限られた期間に何度あるのだろうと不思議ですが、
その条件が厳しければ厳しいほど、
その地域で一斉に結婚飛行ができるというわけなのでしょう。

「これ、飼育したら働きアリを産んでおもしろいで。」
助手Aは「とろけるかぼちゃプリン つぶあんソース」のカップに入れて持って帰りました。

【捕獲時満足度】 9 (10点満点)
女王アリに限る。働きアリは4点。

2012年06月05日LKM博士
連続記録は

今日は虫ネタの予定でしたが、
写真を入れたUSBメモリーを忘れてしまうというハプニング発生。

困った、困った、書くことが浮かばない。
午後から出掛けるので心のゆとりもありません。

で、ウィークデー(平日)のブログ執筆連続記録は何回になるのか数えてみました。
といっても、引き算するだけですが...

『338』
今日で、平日338日間連続執筆です。
私が有給休暇の日にも世間が平日なら書いています。

元日にもブログを掲載しているので、
厳密には1~2回位ずれているかもしれませんが、大体こんな記録です。

青葉城、高見山、衣笠祥雄、金本知憲、この方々には到底およびませんが、
いやー、よく頑張ってますねー、オレ。

「ブログは毎日更新した方が、見てくれる人は増えるよ。」
とある方のアドバイスから始めた連続ブログ執筆。
奇しくも、明日から3日間実施される外部講師を招いての社内研修で、
その方に久しぶりに会うと思います。

その方から今朝も攻撃メールが届いていました。
「先週が締切りとなっておりました事前課題レポート、いつ提出されますか?」(`〆´)

「・・・ 」(ー゙ー;)

2012年06月04日LKM博士
プレゼンは難しい

プレゼンテーション。
略してプレゼン。

人前で発表することの総称ように使われているが、
語源はpresent(プレゼント)ということなので、
発表者側が聴く側に対し、心を込めて贈り物をするような気持ちでのぞむべきである。
確かに、英和辞典でpresentationを調べると贈呈、紹介、披露と書いてある。
仕事で嫌々やるプレゼンは厳密にはプレゼンではない。

私の場合、研究成果をPowerPoint(スライド)を使って人前で話すことが殆どであるが、
研究者にとって自分の研究分野を紹介できることは喜ばしいことなので、
語源を意識して正しい気持ちでプレゼンをしている。
少なくとも数十人から数百人の時間を無駄にしてはいけないと考えている。
従って、対象者、前回の反応、持ち時間によって、内容は毎回変わっている。

場馴れによりプレゼンも上手になると言われるが、
単純に人前で話すことに慣れるというわけではなく、
過去の反省を活かすことでプレゼン内容が進化しているのである。

保存されているスライドを数えてみると、
2011年は18回、
2011年は5月末時点で17回やっている。
(学会の一般演題は別のファイルに保存しているので含まない)
そして、スライドは2010年のものと比較すると、半分以上が新しいものに変わっている。
スライドは進化しているのである。
にもかかわらず、プレゼン後の自己採点は上がったり下がったり、乱高下している。
5月12日の市民講座より、5月31日の奈良の講演は明らかに点数が低い。
点数は直観でつけているが、
聴講者との一体感が生まれた時は高い点数、生まれなかったら低い点数となる。
ウンコの話をしても、非常に喜んでくれる会場もあれば、
シラーッとした雰囲気になり奈落の底に突き落とされたように感じる会場もある。
未だにコツが掴みきれない。
プレゼンは難しい。

さて、今週と来月は、私が最も苦手としている大学でのプレゼン(講義)がある。
学生相手にするのは2年ぶりである。
ただ単位を取るためだけに出席している学生に対し、
どれだけのプレゼンができるのか。
2年分の成長を自分で測定するよい機会と捉えている。

2012年06月01日LKM博士
本日sumoyogurt発射!

5月場所中はスポーツ新聞でも取り上げられたこの企画

『春日野部屋勝ち越し関取の白星数のヨーグルト(箱単位)をプレゼント』

相撲ヨーグルトではなく、sumoyogurtという表記に個人的にはこだわっています。

栃煌山関の優勝争いで大いに盛り上がりましたが、それだけではなく、
他の力士も好成績で、プレゼント数は記録的な数になりました!

栃煌山関 12勝
碧山関  11勝
栃ノ心関  9勝
木村山関 10勝
敢闘賞(栃煌山関) 3箱プラス
合計45箱

これまでの最高が2012年初場所の29個でしたから、大幅に記録を塗り替えました。

ジャーン

20120601.jpg

(1名分は本日発送ではないので、44箱です。)

これだけあると壮観です。
ツイッターのダイレクトメールで頂いた送付先を整理するだけでも大変でした。
そして、この企画を陰で支えてくれている板橋本部のLKM事業部のマイさんは
宅急便の宛名書きと発送準備に相当な時間を要したようです。
おつかれさま~

先程、発射!

冷蔵庫空けて、待っててや~

2012年05月31日野菜作り
植木鉢タマネギも立派に!

昨日、植木鉢イチゴを紹介しましたが、タマネギ(紫タイプ)もやっていました。

以前にブログで紹介した時は、普通のネギみたいでしたが
(参照:https://lkm512.com/blog/images/2012/03/29/)、
4月後半には根本が紫になり紫タマネギの片鱗を見せてくれていました。
20120531-1.JPG
(プランターでも10株程育てています。)

ゴールデンウィーク明けにはこんな感じに膨らみ始め、
20120531-2.JPG
今ではこんな状態です。
20120531-3.JPG
混み合っていたプランターのものを間引き程度に抜いてみると、
小振りでしたが、ちゃんとした紫タマネギができています。
20120531-4.JPG

2012年05月30日野菜作り
植木鉢菜園も好調です

ご存知のように、家から離れた場所に借りている畑で色々植えているのですが、
自宅では植木鉢で、畑で栽培できないものを植えています。

「栽培できない」というのは契約の問題で、
3月から翌年1月末までという契約のため、
2~3月に植物体が畑に植わっていないといけない作物になります。

イチゴです。
毎年チャレンジしており、放って置いても、品種によっては小さくてもある程度収穫できておりました。
ですが、今年は違います。
少し育て方を変えたのです。
すると、明らかに大粒になりました (^-^)g"

20120530.JPGこれは「さちのか」という品種です。
これは毎年、1~2 cm程度のものが幾つかできていたのですが、
今年は3 cm越えの立派なものがたくさんできました。

他にも「紅ほっぺ」と「女峰」という品種もそれなりに収穫でき、
味比べをして楽しんでおります。
すいません、「紅ほっぺ」は難しく、6粒しか収穫できませんでした。
(但し、昨年はゼロ個)

朝、収穫して摘み食いしてから車に乗ると、
車中がほんのりイチゴの香りがして気分が良いんです。
香料でない天然ものの香り!

方法の改善点は秘密です。
もしサラリーマンをクビになったら、イチゴ農家も選択肢の一つなので。
但し、これだけは言っておきます。
研究で余ったウンコを与えたわけではありません。

2012年05月29日LKM博士
不思議な感覚

実は明後日5月31日、奈良で講演をするのです!
「JAならけん」さんの女性部総会でウンコな講演を依頼されているのです。

私としては初めての出身県・奈良での講演。
現在では「休暇を過ごす土地」となった奈良での仕事は不思議な感覚で、
現時点ではまだアドレナリンが全く分泌されていません。
(私はある程度の興奮状態に持って行かないと講演(準備も含む)ができないタイプなので深刻です)

待ち合わせ場所や時間の相談を受けると、
近鉄奈良駅や奈良公園などの映像が脳裏に出てきて、仕事でなく休暇の精神状態になるのです。

20120529.JPG正月に撮った興福寺・五重塔

思えば奈良を離れて約20年。
このブログでも「勝手に奈良県観光大使」として奈良のことを紹介したり、
「大阪出身ですか?」と言われると強く否定し、「一緒にするな、奈良や!」と応えたり、
奈良アイデンティティーを強く持っている私としては、
故郷でこのような機会を頂けることは非常にうれしいことですから、
本番に向けて、これからじっくり心を調整していきたいと思います。

と書いていると少しテンションが上がってきたようで、余計な心配をし始めました。

「皆、俺の熱狂的ファンになったらどうしよう。俺、おばちゃんキラーやし。」

2012年05月28日野菜作り
2012年版 野菜作ってます9 ―畑の風景が変わりました―

3月の畑の状態と比べて下さい(参照ブログ:2012年度版 野菜作ってます1)
現在の状況はこんなのです。
2012052701.JPG


大きく風景が変わりました!

手前の寒冷紗の中にはキャベツと大根。
その向こうはジャガイモ、その向こうはトウモロコシ。
さらに、ナス、ピーマンにトマト、キュウリがあり・・・また向こうにはトウモロコシ第2弾も植えてあります。
と夏野菜の準備は全て終わりました。

写真では見えませんが、
モロヘイヤも植えました。

2012052702.JPG


まだ、3~4 cmと、非常にかわいいです。
これが私の肩の高さ位まで育つのです。

そしてカブは最盛期です。
2012052703.JPG

間引きもうまくいき、拳位の大物が収穫でき、満足な出来栄えです。

あとは、害虫、病気、雑草との戦いが続きます。
かなり大変です。

2012年05月25日
もちろん探しているのです

昨日のヨコヅナサシガメのブログを読んだ方から、
「飼っているのですか?獲物を食べている写真なんて普通は獲れないでしょ。
そもそもこんな虫見たことないし。」という主旨の質問を受けました。

はい、見つけたら捕獲して飼っています。
というのは嘘です。

いつも探しているのです。
この虫に限らず、色んな虫を。
ある程度の知識があれば、この時期のこの植物にはこの虫がいると予想できますので、
姿、形、色をイメージして探しますので発見しやすいです。
そして不思議なことに一度発見すると、その条件が脳ミソにインプットされ、
類似した環境が目の前に出現すると無意識で捜索してしまうのです。

春先の桜の木の幹にはヨコヅナサシガメがいることが多いと知っていれば、
桜並木を1本ずつ調べると、ここ関東地方では10本調べればほぼ確実に発見できます。
50本位調べれば、昨日紹介した集団化した状態や、
捕食中の個体も発見できることもあるはずです。
来年、是非やってみて下さい。

但し、花見をしている方々の目には、サシガメ捜索はかなり異様に映り、
不審な行為と捉えられることを明記しておきます。
弁解のために発見したサシガメを見せると、もっと嫌がられますので気を付けて下さい。

ここで一句。

花を見ず
幹と枝のみ凝視する
サシガメ探し
我が花見なり

以上、失礼しました。

2012年05月24日
ヨコヅナサシガメ再登場

昨年に引き続きヨコヅナサシガメの登場です。
このブログの前に、
「横綱刺亀虫」を読んで頂ければ、
この昆虫の特徴はわかると思います。

まずは、これ。
2012052401.JPG


春先サクラの木に集団でいることが多いのです。
どうですか、かなり気持ち悪いでしょう。
虫嫌いなら、見て見ぬふりをするのではないでしょうか?
大きいのが成虫、少し小振りで赤い模様が大きいのが幼虫です。
わかり難いですが幼虫は翅もまだ生えていません。
おそらくこれ皆兄弟で、成長が早いやつが成虫になっていると思います。

さて、もう一枚。
この虫が獰猛な肉食昆虫であることを示す写真です。

2012052402.JPG


どうです?
何かの幼虫に自慢の針状の口器をプスリ。
体液スープを満喫中です。

見かけは気持ち悪いですが、作物を育てる立場からは益虫だと思います、こいつ。

「横綱の名を汚さぬよう、一撃必殺で獲物に口を挿し、益虫道を精進いたします。」
by ヨコヅナサシガメ(代弁LKM博士)

2012年05月23日LKM博士
おたまのへんたい

ゴールデンウィークに捕獲したオタマジャクシ。
参照ブログ:今年はフナ捕獲

手足が生えてカエルっぽい姿になってきました。
これ、まさに変態中の写真。
2012052301.JPG

足が生え、
オタマジャクシの特徴である長丸の音符みたいな胴部(頭と腹)もカエルっぽい形に変わりつつある状態です。
しかし、まだ立派な尾は残っています。

2012052302.JPG


横から見るとこうです。
何ともいえないかわいらしい姿ですね。

ちなみにオタマジャクシは肉食の成体(カエル)より腸が長いそうです。
肉食性の成体と異なり、雑食性で植物性の餌も食べるからと言われております。
腸の研究材料にもなるのかな、こいつ?

2012年05月22日LKM博士
騒ぎ過ぎやろ、金環日食

皆さん、昨日は金環日食を見ましたか?
私は畑作業中に見ました。

申し訳ないですが、率直な感想を述べると、
「大したことないな...。つまらん。騒ぎ過ぎ。」

どう考えても、チョウの羽化の方が神秘的で凄いですよ!
あのイモムシが突如皮を脱いだら蛹になって、
10日ほどしたら、翅の生えた別生物としか思えない姿で出て来るわけですから。

数時間前まで水中にいたヤゴが陸上に上がり、
背中が割れてトンボが出て来る方が神秘的です。

もっと暗くなるのかと思っていました。
が、実際は普通の曇りと変わりません。
たぶん、間もなく雨が降り出すであろう本日の曇り空の方が暗いと思います。

金環日食観測用メガネ(道具)は、便乗したずるい商売だと思います。
我々は子供の頃は黒い下敷きなどで太陽を観測できました。
なのに、マスコミも揃って、「眼に気を付けて。専用の道具を使って...」。
千円弱(実際の値段は知りません)でも、多くの国民が購入すれば経済が活性するから良いのか?
ちなみに私はラップを黒の油性マジックで真っ黒にして、重ね折りして見ました。
綺麗に見え、もちろん眼も痛くない。

動物が異常な行動をするかもと報道されておりましたが、
動物園等でも殆ど目立った行動はなかったようです。
そもそも、普段、この時間帯の行動をビデオで撮って詳細に分析していないでしょうから、
レベルの低い実験です(小学生の観察なら良いと思いますが)。
日食で何か変化が起こることを期待して観察していたら、
観察者は心理的に、ちょっとした行動を異常行動と思いたくなるでしょう。
晴天時に突然曇る時との比較もすべきだと思います。

あっ、申し訳ない、唯一、明らかに金環日食の影響を受けた生物がいました。
ホモ・サピエンスは金環日食で異常行動をとりましたね。

以上、何百年に1度の貴重なことなのでしょうが、
あんなので感動する心をもっていないウンコ研究者の感想でした。

2012年05月21日大相撲関連
2012年大相撲夏場所5月場所の感想

盛り上がりましたね!

旭天鵬、おめでとうございます!
いやー、まさか、まさかで、まさかでした。

実は、旭天鵬はこのブログでも何度も登場しております。
(参照ブログ:2012年大相撲春場所序盤を終えて)

先場所も登場し、
肌が美しい力士、すなわち、彼の腸内環境は素晴らしく、
腸内ポリアミン濃度も高いに違いないというネタで。

とはいえ、春日野部屋を応援している立場としては、やっぱり悔しいです。
ブルガリアのヨーグルトを食べている大関が、ちゃんと出場して、
本割で一番、きっちり相撲を取った後の決定戦なら、
もう少し体が動いたんじゃないかなとか考えてしまいます。
もちろん、ブルガリアのヨーグルトを食べている大関には勝つという前提ですが、
最近対戦成績も良いですし現実的でしょう。

金曜日にトップに並んだ頃から、私の方も対応に追われました。
気が付けば、スポーツ新聞にも、私が春日野部屋を応援しているヨーグルトプレゼント企画が掲載される状況になっていました。
優勝企画として、
インパクトがあり、多くの大相撲およびヨーグルトファンに喜んで頂ける企画と悩んだ末、
「栃煌山関優勝で、5名の方にLKM512入りヨーグルト1年分プレゼント!」
と決定しTwitterで情報を流しました。
反応あるある。
これは優勝力士がもらえる「しいたけ1年分」や「梅干し1年分」を意識したものです。

5名というのにも少しこだわりました。
栃煌山12勝なので、5をつければ、512になるのです!

またチャンスは来るでしょう。
我々は、引き続き、LKM512で、腸内環境から春日野部屋の皆さんを支えます。

最後に、場所が始まる前の話題だった大関陣は不甲斐なかったですねー。
立ち直った横綱は、さすがだと思いました。

今場所は非常に偏った感想ですが、これにて終了。
では、来場所まで、皆さんお元気で!
くれぐれも便秘になんかならないようにお過ごし下さい。

2012年05月18日大相撲関連
大相撲5月場所、いよいよ終盤ですね

残すところ、今日を含めて3日間となりました。
中盤は、白鵬の連敗で普段と異なる雰囲気になっていましたが、
終盤は優勝争いが、大混戦の様相を呈しています。
もちろん、その理由は、昨日、
栃煌山関が、優勝目前と思われていた稀勢の里に勝ったからであるというのは、
春日野部屋を応援している我々でなくでも共通の認識だと思います。

これで稀勢の里は大変になりました。
今日は、徐々に強さを取り戻している白鵬戦、明日、明後日は把瑠都と日馬富士戦です。
特に今日の一番は極めて大事な一番ですね。
稀勢の里にとってもそうですが、優勝争いにとって。
いやー、稀勢の里ファンには申し訳ないですが、
一昨日、昨日の相撲を見ていたら、たぶん白鵬が勝つと思います。
私は白鵬を応援します。
久しぶりの大混戦の優勝争いを楽しみたいです。

さて、
『春日野部屋勝ち越し関取の白星数のヨーグルト(箱単位)をプレゼント』企画
は今場所好調により、12日目終了時で既に25箱決定しています。
この企画を1年やっていますが、史上最多プレゼント数になる勢いです。

私が研究しているビフィズス菌LKM512入りヨーグルト

普段、春日野部屋の皆さんに差し入れしているものです。
参照ブログ:春日野部屋訪問(後半)


繰り返しになりますが、応募は #sumoyogurt で私のツイッターに返信ください。
3割程度は私の裁量で選ぶ相撲ファン枠、残りは厳正「誰にしようかな...」抽選です。
締切は千秋楽の午後10時。
※ 重複で申し込まれた方は失格です。

「栃煌山が優勝したら何かあるの?」という質問にお答えします。
それは、当然、追加でプレゼント企画するでしょう!

2012年05月17日野菜作り
2012年版 野菜作ってます8 ―キュウリ、トマトにナス、ピーマン―

連日の野菜ネタ。
この季節はとにかく畑が忙しい季節で、書くことはたくさんあります。

初登場ですが、キュウリとトマトも順調に育っています。
201205171.JPGこいつらは人が手を加えなければちゃんと実がならず、
茎が伸びれば倒れないよう、あるいは風など折れないように、きっちりと支柱に固定し、
脇芽が出ればそれを取り除き、過保護に育てます。

ナスとピーマンも植えました。
201205172.JPGナスは2株だけですが、100個以上の実を収穫するのを目標にしています。
問題はピーマン。
私、ピーマンを育てるのが下手でして、毎年、小さな実しかできません。
量はそれなりにできるのですが。
今年こそ、立派なのを作りたいものです。

これで夏までに収穫する野菜の植え付けは全て終わりました。

あとは収穫まで、いよいよ本格活動する虫とウィルス(病気)との戦いが本番を迎えます。

2012年05月16日野菜作り
2012年版 野菜作ってます7 ―葉物野菜収穫真っ盛り―

ちょっと報告を忘れると、野菜たちはドンドン育ちます。

4月に発芽した葉物野菜たち、(参照:2012野菜作ってます3)
天候のせいで例年に比べ育ちが遅い気がしていましたが、ここに来てグングン生長。
こんな状態になりました!
もうドンドン食べています。
2012051601.JPG

ひ弱だったレタスたち、(参照:2012野菜作ってます2参照)
こんなに立派に育ちました!
2012051602.JPG


特にサニーレタスはもう直径40~50 cmとなってます。
もう食べ切れません。

ゴールデンウィーク前にこんな状態だったジャガイモやトウモロコシは、
(参照:2012野菜作ってます4)
こんなにでかくなりました!
手前がトウモロコシ、向こう側がジャガイモです。
2012051603.JPG

いやー、私もこれ位のペースで成長したいですが、
こいつらを植え始めた時に必死で書いていた論文は、まだ投稿すらできてませーん。

2012年05月15日LKM博士
市民公開講座、大盛況でした!

5月12日「LKM512の日」の市民公開講座にご来場して下さった皆様、
また、USTREAMによる中継をご視聴頂いた皆様、
誠にありがとうございました m(μ_μ)m

500名収容の会場に440名にご来場頂いたということで、大盛況でした。
私が舞台側から客席を見ている限り、空いている席が見当たらないほどでした。
プロの方の話では250~300名で、大体会場は埋まっているように見えるそうです。
鞄などを横の席に置く方がいらっしゃるので。
収容人数の8割を超えると、もう席が無いように見えるそうです。

20120515.JPG


前半の理化学研究所・辨野先生と私の講演は予定通り、ほぼ完璧に終わりました。
いわゆるウンコな話がメインです。
私は一般市民向けでは、積極的に笑いを入れるように心がけます。
自画自賛ですが、今回はかなり狙った箇所で、狙ったように、観客の皆さんに笑って頂けたと思います。
軽く10発位は成功したでしょう。
間違いなく辨野先生より私の方が面白かったはずです。
師匠ではありますが、ここは譲れない。
後半に話す私は、会場が辨野先生のおかげで「ウンコ慣れ」しているので、
条件が良いことは認めますが。

初体験のパネルディスカッションの評価は自分ではできませんが、あんなものでしょう。
内田恭子さんとの打ち合わせは本番の直前のみ。
テレビで見る印象と異なり(私の印象です)、細い方でびっくりしました。
我々の講演をモニターで見ておられたようで、
「最初、ウンチって言葉にびっくりしたのですが、これだけ出て来ると慣れてきました。」
ということ。
本番ではパネラー同士で盛り上がる自然な会話がベストなので、敢えて事前の会話は控えて本番に突入しました。
先の講演で私が壇上に上がった時と明らかに違う拍手が自然と起こります。
さすがウッチーです。

で、司会の小林美幸アナウンサーの絶妙の仕切りもあり、
若干暴走気味の我々を軌道修正しながらの50分間。
あっという間でした。

内田さんには本当に興味を持って頂いたようで、
パネルディスカッション後も舞台裏で色々と質問等を受けました。

社長のちょっと長めの閉会の挨拶でも「ウンコ」という言葉が飛び出し、
通常のイベントだとは帰る人が続出するらしいのですが、立ち上がる人は殆どなく、
大盛況のまま閉会しました。

心残りは、イイノホールでウンコが出ず、得意のマーキングができなかったこと位です。

2012年05月14日大相撲関連
大相撲夏場所中日を終えて(プレゼント企画あり)

5月12日「LKM512の日」の市民公開講座にご来場して下さった皆様、
誠にありがとうございました m(μ_μ)m
この件を書く予定でしたが、夏場所の展開がえらいことになっておりますので、
それは明日以降に回します。

おかしいですね、横綱。
5勝3敗って、どの大関?って感じで、誰も予想できなかったでしょう。
横綱になって中日までに2敗したことすらなかったわけですから。
怪我とも報道されておりますが、それでも「らしくなさ過ぎる」ように見えます。
どんなに危ない体勢になっても、強靭な下半身と、
理に適った小技を使い、気が付けば自分の得意の形になり勝つ白鵬が...。
特に昨日は、相手が素晴らしいというより、白鵬自体の問題としか見えません。
ん~、心配ですが、今日、どのような相撲を取るのかが注目です。

反対に、優勝争いは面白くなっています。
日本人大関2人と新大関鶴竜が1敗で良い感じに目立っておりますが、
なんと、栃煌山関も7勝1敗で優勝争いのトップなのです (≧ε≦)ノ〃

ということで、今場所は恒例企画の開催をもう高々と宣言します!

『春日野部屋勝ち越し関取の白星数のヨーグルト(箱単位)をプレゼント』
このヨーグルトです
私が研究しているビフィズス菌LKM512がガンガン入って特定保健用食品にもなってます。

ご存知の方も多いでしょうが、普段、春日野部屋の皆さんに差し入れしているものです。

参照ブログ
大相撲技量審査場所というか...、タイトルはやっぱり「ついに力士登場!」
そして関取登場!!!!!
春日野部屋訪問(後半)


応募は #sumoyogurt で私のツイッターに返信ください。
3割程度は私の裁量で選ぶ相撲ファン枠、残りは厳正「誰にしようかな...」抽選です。
締切は千秋楽の午後10時。
NHKのサンデースポーツに優勝力士が出演する頃です。
※ 重複で申し込まれた方は失格です。

2012年05月11日LKM博士
明日はLKM512の日

明日、5月12日はビフィズス菌LKM512の日です。
社長ブログで紹介されたことがありますが(参照ブログ:5月12日はLKM512の日)
日本記念日協会に登録されています。

年に1回の記念日、今年は土曜日ということもあり市民公開講座を開催します。
都内のイイノホールで明日の午後です。
理化学研究所の辨野義己先生と
フリーアナウンサーの内田恭子さん
にも参戦頂きます。
地味で宣伝費の少ない弊社とすれば、かなり思い切ったイベントです。

講演後、3名でパネルディスカッションも予定しております。
1時間も行うようですが、
殆どシナリオ無しで、「いつも通り、好きに喋ってくれれば良い」と
担当者には言われております。

そもそも、
いつも通りって、1回もパネルディスカッションなんてやったこと無いけど...
いつも通りって、ウンコ盛りだくさんの話・・・、相撲の話・・・。
大丈夫かいな???

そういうことですので、是非、皆さんご来場下さい!
と言いたいところですが、実は無理なのです m(_ _)m
ちょこっと新聞の夕刊で告知したら応募多数で即日満席になっており、
ご来場して頂いても、チケットがないと入場できない状況です。
誠に申し訳ございません m(_ _)m

さて、ウンコ行ってスライド作り始めるか。

2012年05月10日その他
私も魚捕り【助手Aブログ】

先日のブログに博士が「フナ捕獲」を書いていましたが、GWに私も子供と魚捕りに
行ってきました。
私、無類の魚とカエル好きです。
で、捕りに行った場所は多摩川と秋川の合流地点付近です。
捕れたのはタモロコ、カワムツの幼魚、オイカワの幼魚、ドジョウです。
正確には同じ場所ではなく本流でカワムツとオイカワを、
引き込まれた水路のほうでタモロコとドジョウを捕まえました。
数十メートルくらいしか離れていませんが、
水流の違い、食性の違いで生息が分かれているのでしょう。

20120510.JPG


タモロコとドジョウがいた水路の方にはトウキョウダルマガエルもいて、
カエル好きとしてはもちろん捕まえ、
上を向いたつぶらな瞳がかわいらしく連れて帰りたい衝動に駆られましたが
子供に見せた後にリリース。
飼育も大変ですし、カエルにとっては生殖の重要な時期ですからお帰りいただきました。

博士が捕りに行った水路もメダカが減っていたとのことですが、
私も実家の静岡に帰省した際、小さい頃にメダカを取った場所に
久しぶりに行きメダカっぽい魚影を捕ってみると外来種のカダヤシでした。
全国的にメダカが減ってきているのを肌で実感しました。

あと、博士の「体の横に線が入った魚」、は、画像で見る限りモツゴっぽいですね。
ちなみに、魚の縦と横は、泳いでいる時の姿ではなく、釣り上げた状態(口が上、尾が下)でこの魚の線は「縦」になるのです。
豆知識でした。

2012年05月09日野菜作り
2012年版 野菜作ってます6 ―マメ類発芽 & 初収穫―

エダマメも発芽しました。
201205091.JPG
私は、自分で栽培する価値が最もある野菜の一つと位置付けております。
採れたての味は市販品と全く違うという意味です。

そしてインゲンも発芽。
201205092.JPG
正確にはツルナシインゲンという品種で、ツルが無いので栽培が楽です。
毎年、嫌になる位、収穫しています。

そして、今シーズンの初収穫はこのラディッシュでした!
201205093.JPG
晴れの日が少なく、葉物野菜は全体的に生長が遅れておりますが、
ボチボチ間引きながら収穫し、食卓に並び始めております。

2012年05月08日LKM博士
今年はフナ捕獲

2009年にこんなブログを書きました。
(参照:「ドジョウが出てきてこんにちは」のつもりが・・・)
このドジョウは5年目になりますが、1匹は今でも生きています。

その水路には毎年行ってチェックしており、今年も行きました。

ところが、また菖蒲のための水路工事がされた様相が変わっています。
昨年、メダカが増え始めていたのですが、ほぼ壊滅状態。
卵を産む場所が激減している雰囲気でした。

一方、水路が深くなり、流れが急になった場所があり、
そこでは、昨年までは少数派であったフナがいました。
とはいえ、群棲しているわけでなく、時々視界を横切るという程度です。
動きも非常に速い。
ビール付の昼飯を挟んで、実働3時間位頑張りましたかね。
100円ショップで購入した網だけで8匹のフナを捕獲しました!
20120508.JPG

ドジョウも2匹。
体の横に1本の線の入った名前の知らない魚1匹(写真の左の細い個体)。
オタマジャクシ1匹。

他にもザリガニや魚獲りに来ているちびっ子連れの家族が複数ありましたが、
うらやましがられて困惑しました。
「ボクもあれ、ほ~し~い~。ヴェーーーン」 。゚・(≧□≦)・゚。

「オニヤンマの捕獲 たぶん2010/9/21」でも書きましたが、
観察力とちょっとした動体視力と運動神経さえあれば何とかなるのですが、
ちびっ子のお父さんやお母さん達はむやみに追いかけて失敗。

実際、私もその水路のフナの行動を見切る(観察する)のには時間を要し、
昼飯前の2時間では、たった2匹の収穫だったのにもかかわらず、
後半の1時間では、きっちり狙って6匹。
快晴下(確か25℃を超えた日です)での作業後の中ジョッキで、後半はちょっと酔っ払っていたにも関わらず、成功率が格段に上がっていました。
いや、ビールでパワーアップしたのか...???

2012年05月07日LKM博士
GW明け

ゴールデンウィークはあっという間に終わりました。
個人的には晴れ男のため、雨の被害は殆ど受けておりませんが、
全国的には天候に恵まれなかったようですね。
竜巻の被害に遭われた方々には、心よりお悔やみ申し上げます。

私は、2月に、4月中に論文を仕上げるという計画を立てましたので、
GW前半は本気で論文執筆しておりまして、
休日も自宅でも可能な限り取り組んでいました。
なんとか英文校閲にまで進めることができましたので、満足 (o^щ^o)
後半の奈良帰省では、その反動で、ボーっと何も考えずに過ごしました。

さて、GW明けは忙しいのです。
手帳がぎっしり埋まっております。
今日の午前のお客様来所を皮切りに、会議やら、面会やらが多いですね。
週末の『LKM512の日』、つまり5月12日には、市民講座も開催します。
(誠に申し訳ないですが、既に応募多数で満席のため、
今からの参加申し込みはできません m(_ _)m )

そして、大相撲5月場所も始まりました。
春日野部屋勢、まずまずのスタートを切りましたね。
で、白鵬の黒星スタートはGW休み最後の衝撃でした。

まあ、適当にがんばりますわ。

2012年05月02日大相撲関連
2012年大相撲5月場所が始まります!(ちょっと早いけど)

通常は場所直前の金曜日に書くブログですが、ゴールデンウィークのためちょっと早めに。

早いもので、連休最終日の6日から大相撲5月場所が始まります。
史上初の6大関ということで、なんだがごちゃごちゃしている感は否めません。

国技館では弁当が7種類になるのでしょうか?
1000円以上するし、どれもあまり美味しそうではないのに買ったことありませんが。
率直に述べ過ぎました、すいません (・_+)>゛

今場所は、把瑠都がまた頑張るような気がします。

さて、予想はさておき、先日、大相撲の厳しさを間近で感じましたので報告致します。
たまたま春日野部屋に稽古見学に行った日に、幕下の栃翼さんの断髪式がありました。
断髪式って、たまに元横綱や元大関が国技館で行った時にスポーツニュースでやってる、関係者が鋏を入れて、力士の象徴である髷を切るあの儀式です。
関取になれば立派な断髪式を開催できるのでしょうが、
幕下以下で引退する力士は部屋で静かに行われます。

栃翼さん、身長167 cm(私とほぼ同じ)、体重99kg前後と小柄で、
以前見学した時の幕下上位の力士同士の激しい稽古が印象に残っています。
まだ31歳。
助手Kとほぼ同じ年齢で、世間では若手といわれる年齢です。
でも、自分の限界を感じたら、大相撲では引退しかないのでしょう。

マネージャーさんのご厚意で、我々も断髪式を見学させて頂きましたので、
写真を掲載します。
稽古後、ござを敷き断髪式の準備をする力士たち(↓)。和やかな雰囲気でした。
2012050201.JPG

関係者が鋏を入れた後、栃煌山関を筆頭に部屋の力士たちも順に鋏を入れていきます。
栃翼さんの右手にはハンカチ。時々溢れる涙を拭いていました。
2012050202.JPG


最後は親方が、ザクザクっと。
2012050203.JPG


周囲の力士の眼にも涙が...、まさに同じ釜の飯を食べてきたのですからね。
なんか私もしんみり...。

お疲れ様でした。
加賀谷さま、第二の人生頑張って下さい。

ということで、5月場所も大相撲を楽しみましょう!

2012年05月01日野菜作り
2012年版 野菜作ってます5 ―初サトイモ―

ジャガイモ、サニーレタス、球レタスにキャベツ、ラディッシュ、小松菜、ミズナ、ルッコラ、ガブ、トウモロコシ、ダイコンと植えてきましたが、まだまだ春の植え付けは続きます。

今年はサトイモにも挑戦です。
初めてです。
2012042601.JPG


溝を掘って、種芋を置くだけというシンプルさですが、こいつ相当大きくなりますよね。
種芋間の距離40 cmで良いのか、少し不安です。
サトイモは晩秋に収穫なので、半年以上の長期戦になります。

横にはショウガも植えました。

201204262.JPG


このように縦向きに並べて植えるのは、ショウガはこの方向で地下茎を伸ばすからです。
横向きに並べたら、互いに重なり合って良いものが採れません。
地面に立てているのは、茎が伸びる側を上にするためです。
と偉そうに書きましたが、昨年、私は見事に失敗しています (┬_┬)
特に、茎が伸びる側を見極めるのが難しく、どちらを上にするか散々悩みました。
が、結果的には「エィッ」とやってしまいました。
なので、今年も自信ありません。

2012年04月27日その他
はじめまして、助手Aです

はじめまして。
4月から新たにLKM512研究のメンバーに加わりました助手Aです。
忍耐力と感性は、そこそこ自信がありますが、
昨日LKM博士が書いていた、研究者にとって重要な「運」があるかは微妙です。

実はLKM博士とは同じ大学の同じ学部出身でして、大先輩になります。
その博士は自他ともに認める晴れ男なのですが、私は真逆の雨男なんです。。。

LKM博士のつぶやきでご存知の方もいるかと思いますが、
前職場で開いていただいた花見も兼ねた送別会で、
宴が盛り上がり始めた一時間後に降雨。
天気予報では夜中から雨だったのですが、19:00に降らせてしまいました。
夜桜ライトアップや料理準備いただいた方々すいませんでした。
また、新たに移ったこの職場での歓迎会も、もちろん雨。
新婚旅行で行ったエジプトで雨だったんだから仕方がないです。
(紀元前2000年頃なら神になれたかも?)

ということで、今後、私が参加するイベントや学会は、雨の日が多くなると思います。
まずは直近のLKM512の日、5月12日の公開市民講座で雨を降らせないように頑張ります!

頑張ると雨が降りそうですが・・・

今日も雨ですが・・・・

2012年04月26日LKM博士
助手A登場

先週から研究チームに助手Aが加わりました!

会社として、私のやっている研究はもっと発展させ、
さらに、きっちり引き継いでいくことも大事であるということでの補充です。

関係者一同、人選は迷いました。
理系だから、あるいは修士卒だからといって異動させても、
一筋縄ではいかない忍耐力の要る仕事なので成果を出すのは無理だろうという理由で。
私の出した条件は、
①この仕事に興味を持っていること。
②しんどい仕事であると理解している上で、挑戦したいという気概があること。

ということで、研究所内で募集をかけることになりました。
それで唯一、手を挙げた人物がA君だったということです。
(心の中は「えっ、たった一人?、やっぱりウンコが嫌か?」)

彼はこれまでメイトーのプリン開発を支えていた中心的な研究員です。
スーパーやコンビニでお馴染みの、
「なめらかプリン」や「カスタードプリン」
の多くは彼の作品です。

こんなプリンの重要人物を抜いてしまっていいのか?
という不安はありますが、まあ、なんとかなるでしょう。

彼の気概を正面から受け止めて、研究を進めていきたいと思います。
私としては、まずは、彼の中からプリンを洗い流すことから始めなくてはなりません。
社内で調整して進める商品開発とは異なり、
ここからの調整相手は社外の方が殆ど。
学会等では大学の先生や同業他社にいじめられることも多々あります。
英語という壁もあります。
そして、自分で情報を集め、自分の感性だけが頼りで、
日々の努力と運が必要な世界です。
これまでとは全く異なり、相当大変だと思います。

さらに、このブログを時々書くという余計な仕事もあります。
まずは、明日、自己紹介ブログです。

2012年04月25日野菜作り
2012年版 野菜作ってます4 ―1ヶ月かかって地上に―

今年度のスタートはジャガイモ定植から始めたことはブログにしました。
参照:2012年版 野菜作ってます1

このジャガ君、毎年、忘れた頃に地上に出て来るんです。

不自然に地面にヒビが入っているな(?)と思って覗きこむと、
地上に出るため、懸命に土を持ち上げているジャガイモ発見!
その力強さを伝えられる写真が撮れなくて苦労しましたが、なんとか納得の一枚。

201204251.JPG


植えたことを忘れている位ですから、作業中にその場所を踏みまくっていたでしょう。
おそらく、土壌が踏み固められていたのではないでしょうか。
申し訳ない。

先週の何の作物がわからなかったトウモロコシは、
既に誰でもトウモロコシと認識できる姿になっております。

201204252.JPG


これから、グングン生長し、一月半程度で私の身長より高くなり、7月には食べ頃です。
良く考えると、凄いスピードで怖いです。

【トウモロコシ豆知識】
トウモロコシは一斉に、できるだけ多く植えます。
風頼りの受粉で、雄花の花粉が風で飛散し、雌花の雌しべに受粉します。
つまり、一斉に花粉が飛び、その一帯の花粉密度が高い方が、きっちり受粉できるのです。

2012年04月24日ウン小話
ウン小話24

私の書きかけの論文を見直すと、驚愕の表現がありました。

『糞便愛の量』


(◎。◎)!

仕事柄、糞便という言葉はよく使います。
これはブログに使うとかではなく、立派な科学的な表現です。
特に糞便の中の成分を表現する時、糞便内○○と表現します。
糞便内菌叢、糞便内ポリアミン量など。

MS Wordのローマ字変換では、
「F, U, N, B, E, N, N, N, A, I」とキーボートをたたき、
「ふんべんない」と文字が出て、
「糞便内」と漢字に変換されます。

どうやら、Nが一つ抜けて、
「F, U, N, B, E, N, N, A, I」とキーボートをたたき、
「ふんべんあい」と文字が出て、
「糞便愛」と漢字に変換されたようです。


『試験後の糞便愛の量は増加していた。』
ん~、深層心理にあるのか?
確かにそうである。

おしまい

2012年04月23日
ヒシバッタ黒紋型の私なりの考察

先週紹介したヒシバッタの黒紋に関する論文ですが、
私の意見は著者と違いますので、ちょっと書かせて頂きます。

変温動物では、体色は体温調節に関与し、
黒っぽいほど体温上昇を促進するといわれており、
この論文では体温調節説の検証として、採集地の緯度で黒紋型の頻度を比較しています。

その結果、オスでは高緯度地方ほど黒紋型頻度が高くなることがわかったそうです。
但し、北海道では例外的に黒紋頻度が低く、また、メスの殆どが黒紋型だったようです。

一通り読んだ限り(他に読む論文があるだろうと言われそうですが...)、
著者らは、夏場のオーバーヒート(体温上昇)のリスクとの関係を重視しており、
オスが夏場に暑い開けた草地で配偶者を探索するため、
暑い低緯度地域のオスは黒紋型の方がオーバーヒートし易く、
黒紋は不利に働き、熱い低緯度では数が少ないと考察しています。
一方で、体温調節だけでは説明がつかないので、
黒紋によるコントラストが周囲の環境に溶け込む隠ぺい効果があることから、
探索行動をしないメスは、この隠ぺい効果の方による利益がオーバーヒートのリスクより高いため、殆どが黒紋型であると考察しています。

ただ、私は、同じ体温調節説でも、黒紋を夏場のオーバーヒートのリスクではなく、
冬場の体温上昇のための利益と考えるほうが妥当ではないかと考えています。
このブログでも、真冬の1月の埼玉県の畑で発見したヒシバッタを紹介したように

(2012年1月17日「ヒシバッタ」ブログ参照)

このバッタが本州では真冬でも活動していることを考慮すれば、
冬の貴重な太陽熱の獲得に黒紋は役立っていると推測されます。
そう考えれば、著者らが説明できなかった北海道で黒紋頻度の低下も説明できます。

北海道では寒さが厳しく、さすがのヒシバッタも冬には活動していないはずですから、
冬に黒紋で太陽熱獲得の必要がないのです。
従って、夏場のオーバーヒートのリスクのみがあり、黒紋型の頻度が著しく低いのです。

どうですかね?
まあ、私は専門家ではないので、好き勝手な考察ですが...。

一昨日も畑でヒシバッタを発見しましたので、撮影しました!
極小の黒紋があり、黒紋型か無紋型か微妙ですね。


20120424.JPG

寒冷紗の中で、若い野菜を食べていたので、放り出しました。

2012年04月20日
ヒシバッタ黒紋型

以前にも紹介した背中が菱形のヒシバッタの話です。
参照:ヒシバッタ
1月のブログの個体は、開けた畑、
つまり比較的地表が乾燥している土地で見つけたのですが、
背中に模様がない無紋型でした。

しかし、このような草原ではどうかと探してみました。
201204201.JPG発見! わかりますかね?中央です。
背中に黒い模様がありますねー。
201204202.JPG
黒紋型といいます。
黒紋型にも色々な形があるのですが、
これは外側に黒い筋が出るタイプですね。

さて、これは遺伝的なものか、環境によるものか?
私は周囲の視覚的環境に依存する(つまり保護色として変化する)と思っていたのですが、
色々な説があるようです。
面白い論文が公開されていました。

鶴井香織、西田隆義.ハラヒシバッタ(バッタ目ヒシバッタ科)における黒紋型頻度の緯度クライン.大阪市立自然史博物館業績第420号 2010年.

京大農学部の先生方のレポートです。
この先生方は体温調節説に注目し、採集地の緯度で黒紋型の頻度を比較しています。
それにしても、マニアックで楽しそうな研究ですな。
その結果、オスでは高緯度地方ほど黒紋型頻度が高くなることがわかったそうです。
但し、北海道では例外的に、黒紋頻度が低いようです。
メスは殆どが黒紋型だったようです。
詳しく知りたい方は自由にリンクできますので、
こちらから→http://www.musnh.city.osaka.jp/publication/bulletin/bulletin/64/64-003.pdf#search='ヒシバッタ'

ちなみに、花見もせずに、地面ばかり見てヒシバッタを探していると、
「何か落としたのですか?」
と結構声をかけられることを学びました。

2012年04月19日実験器具・機器シリーズ
お世話になっている実験器具・機器シリーズ8 ―8連(結)マイクロチューブ,8-strip Microtube―

前回紹介しましたマイクロチューブの連結したタイプを紹介します。

通称「8連チューブ」と呼ばれるこれです。

20120419.JPG

アップ写真ですが、高さ2 cm程度の0.2 ml用マイクロチューブが8個連なっています。
ちゃんとキャップも8連です。
たぶん、正式名称は8連結マイクロチューブ、あるいは8連結PCRチューブだと思います。

PCRとは遺伝子のある特定部分を増幅させる原理、あるいはそれを用いた手法のことで、生命科学分野で最も頻繁に使用されている技術の一つです。
素人の方に説明するのは困難なのですが(すいませーん m(_ _)m)、
犯罪現場で毛髪1本から犯人を絞り込むと聞いたことがあると思います。
この時の作業の第一ステップの毛髪の僅かなDNAを増やす時にPCRは使われます
と言ったら少しは理解が進みますかね?

このチューブ、大部分の研究者の使用目的がこのPCRなのですが、
通常1サンプルで実施することは殆どありません。
数本ならまだ大丈夫なのですが、10本~数十本レベルになると
直径5mm程度の小さいチューブを1本ずつ多量に扱うのはかなり大変です。
マジック等で印をつけるのも大変ですし、位置で覚えていても、小さいので掴み損ねて落としたり、位置がずれたりリスクも高いです。
そういう時はこの8連マイクロチューブに限ります。
1本目の8連チューブには左からA,B,C,D, E, F, G, Hと試料を入れた。
2本目の8連チューブには左からI, J, K, L, M ,N, O, Pと試料を入れた。
3本目の8連チューブには1本目と同じだが、濃度を1/10にした。
4本目の8連チューブには2本目と同じだが、濃度を1/10にした。
とまとめて操作でき、ハンドリングが良いのです。
この作業、もし1本チューブだと32本のチューブを閉じたり開いたりの大作業になります。

何故、10連でなく8連?
私にはきっちり説明できません。
でも、殆どの研究機器が2のn乗の値、特に8或いは12を単位として成り立っています。
謎ですが、実際に2のn乗の数が実験しやすいです。

2012年04月18日野菜作り
2012年版 野菜作ってます3 ―発芽しまくり―

今年も、2 m×70 cm程度のスペースに複数の葉物野菜を栽培しています。
定番のコマツナ、ミズナ、ラディッシュにルッコラ。
今春は例年秋にしか栽培していなかったカブも参入です。
すべて順調に発芽しています。

発芽して土を持ち上げて頑張るラディッシュを撮影しましたので、ご覧下さい。

201204181.JPG


ラディッシュはこんな小さい時から、もう茎が赤いのです。
ちなみに、左の列と右の列は種蒔きを1週間ずらしています。

これ何かわかりますか?

201204182.JPG


わからないでしょう。
トウモロコシです。
あと数日も経てば葉が開き、小さいですがトウモロコシとわかる姿になります。
このように、マルチの穴に3つずつ種を播き、発芽後は競争させて、
数週間後には、最も強い1株だけを残します。
どの世界も厳しいのであります。

2012年04月17日LKM博士
金の切れ目は縁の切れ目

2009年度に採択され、3年間に渡って取り組んできた生研センター委託研究ですが、

参照①:ビッグ・ニューーーーース!!!!!1

参照②:ビッグ・ニューーーーース!!!!!2 

3月の年度末をもって終了しました。
「腸内細菌にポリアミンを作らせて、炎症を軽減し、健康寿命を伸ばす食品を創る」
というテーマ。

目標は達成し、色々と最後の報告書の提出等が先週終わり、無事終了です。

結構しんどかったので、終わって「燃え尽き症候群」に陥りそうで心配な私・・・

このプロジェクトを達成するためには既存のメンバーでは不可能で、
合計3名のポスドクを雇用しました。

ポスドクとはpostdoc(toral)のことで、博士研究員と呼ぶこともあります。
つまり、博士号取得後、まだ助教など定職に就かず(現実は「就けず」)、数年から長くて5年間程度の任期付で様々な研究室で研究する若手の研究者のことです。

日本の現状は、過去に国の政策でポスドクが増加したにも関わらず、彼らの就職先である大学や研究所の定員は減少しており(ましてや、企業のポスドク採用は皆無に近い状況)、不安定なポスドクのまま40代に突入する高齢化問題が生じ、危惧されています。
また、所属した教授のテーマに取り組むことが多く、自分がやりたい研究を進めるのも困難、自分が出した成果も教授などの成果になることも多く、私は問題視しております。
社会的地位も微妙で、立場が弱く、アルバイトのような給料で雇われている人も多いです。

従って、生活が不安定で、将来が不安で結婚等を躊躇する場合もあるようです。

皆さんに馴染みがないでしょうが、日本の頭脳流出にもつながる大問題と思われますので、
私なりにポスドクの紹介をさせて頂きました。

で、雇った3名のポスドクが非常に優秀で、おかげさまで良い研究成果が得られました。
私の無茶な要求にも応えてくれて、何より良き相談相手になってくれました。

でも、この委託研究が終われば、彼らを雇うお金はなくなります。
従って、チーム解散です。
まさに、金の切れ目は縁の切れ目。
とても残念ですが、これが研究の世界です。

2012年4月17日現在、
2名はアメリカ合衆国に、1名は国内の大学で助教のポジションを獲得し、
それぞれの人生を歩んでいます。
企業の研究員で生活が安定しており、比較的自由に研究し、彼らが羨ましがる私ですが、
何か取り残されたような寂しい心境です。

彼らの成果は論文のみ。
共同でやった仕事を論文としてまとめ上げることだけが恩返しと思って、執筆します。

ところで、やり残した仕事の打合せは、アメリカで開催するしかないですかね?

2012年04月16日LKM博士
テレビ収録

先週、テレビ収録でNBS長野放送に行ってきました。
「ビフィズス菌LKM512に興味がある。時間は短いけど取り上げたい。」
と依頼を頂き、私に出演するよう命令が下ったためです。

これまで、新聞や雑誌の取材はたくさんあったのですが、
広告費が限られている我々には番組提案など不可能なため、
テレビには縁がありませんでした。

さて、内容はNBS唐澤昌子アナウンサーとの対話形式。
一応、原稿はあるのですが、「カメラがこっちを向いている時はあまり読むな」という指示。
しかし、原稿があったら読みたくなる。

ディレクターさんや唐澤さん達と内容確認の打ち合わせ後、
スタジオでマイク等を装着し、1回リハーサルして、すぐに本番へ。
20120416.JPG
ラジオは過去に生放送2回、電話収録1回やったことはあったのですが、
やっぱりカメラがこっちを向いていると訳の分からんプレッシャーがあります。
そして緊張時に生じる便意も催し始めました。

「はい、2分前、カウント始めます!」
1分前、30秒前と近づいてきます。
唐澤アナウンサーは余裕で直前まで横で発声練習(準備発声?)しています。
スタート
・・・(。Д゚;≡;゚Д゚)(゚m゚;)(必死のパッチ)
気が付くと終わっていました。

一発OK。
さすが、本番に強いオレ様。(結構原稿読んでたけど・・・)

ということで長野県の皆様、
今週木曜日4月19日の11:25から「暮らしのターミナル」に出演しますので、
是非ご覧下さい。

2012年04月13日LKM博士
植物でもポリアミン!

私は「ポリアミンが腸のアンチエイジングに役立つ!」
と信じて研究しています。
ですから、
「LKM512が入ったヨーグルトで大腸内ポリアミンを増やして、
大腸を健康に保ち、老年病の原因の炎症を抑えて長生きしよう!」
と研究しており、動物実験ではそれなりの成果が出ています。
昨年の成果リリース

実はポリアミンは動物だけでなく、微生物から植物にまで、
全ての生物が持っている物質で、
DNAの安定化や、細胞の増殖や分化に関わっている、
生命活動に欠かせない物質なのです。

先日、植物のポリアミンの輸送体が発見されたという論文が日本から出ました。
米国科学アカデミー紀要
(Proceedings of the National Academy of Sciences of the USA: 略してPNAS)」
というハイレベルなジャーナルです。
論文要旨

元々は、除草剤への耐性を調べていた実験で、
それで発見されたタンパク質がポリアミン輸送に関わっていることがわかったようです。
植物にとってもポリアミンは重要で、形態形成や器官分化など多くの生理機能、
ストレスへの耐性にも関与していることが知られています。

リリースによると、研究グループは今後、
植物のストレス応答や老化の防止など、ポリアミンの分子メカニズムが解明や、
人為的にポリアミンの濃度を操作できるようになると
ストレス耐性の付与や作物の増産につながると考えているようです。
その通りだと思います。
植物と動物の違いはあれど、細胞レベルでみると共通点も多いかもしれません。
じっくり論文を読んでみようかと思います。

実は、この論文情報、弊社の山崎社長から連絡を受けました。
社長は"ポリアミン好き"だとは認識していましたが、専門家の私より情報が早いとは。
「社長、恐るべし...」

2012年04月12日ウン小話
ウン小話23

先日のOB会でお会いした、
14年前に私に「ウンコ実験」業務を命じた元研究所長は、
私のことを毎日思い出すそうです。
(「牛乳のパワー」参照)


私「はぁっ、気持ち悪い。なんでですか?」

元所長は答えました。
「いやー、俺、犬飼ってんだけどさー、散歩でウンコするだろ。
それを拾う時に毎回思い出すんだよなー。
ワーッハッハッハッ
こんな臭いの使って仕事して辛いだろうなーって。
俺がやらせたんだけどねっ、申し訳ないなーって思って。
なーんちゃって。ワーッハッハッハッ (^皿^◇)」

私「その犬で実験しますよ。ウンコ送って下さい (^畄^*)」

おしまい。

2012年04月11日LKM博士
桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿

良い実験結果を残すには十分な準備が大事です。
逆に言うと、周到な準備なしで、良い結果が得られるわけはありません。
そのため、私は可能な限り予備検討は実施するようにしています。

私の梅の盆栽、特に手入れしなくても毎年咲くには咲いています。

「花粉症」
「春は近づいたのですが...」
「やっと梅の花が咲きました」

しかし、年々、勢いがなくなっているような気がします。
綺麗に咲かせるためには、やはりやるべき準備があるようです。

『桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿』
梅の盆栽は、きっちり剪定して、数年に一度は土を替えることが、
綺麗に咲かせるための準備として必要なようです。

思い切ってやりました。

201204111.JPG

鉢をひっくり返し、根もざっくり切り落としました。
ばっさりと剪定もやりました。
赤玉8:腐葉土2
の比率の土を作り、盆栽らしく少し斜めに植えてみました。

201204112.JPG


どうですか! 盆栽っぽくなったでしょ。
問題は、素人なので何かミスがあって枯れないか?
60時間経過しましたが、小さな葉が萎れているということはありません ( ^o^)ホッ

『桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿』
桜は切れないので、盆栽としては存在しにくく、木の状態で鑑賞するしかないのかな?
とふと思う、桜満開の今日この頃。

2012年04月10日LKM博士
つくし

東京都西多摩郡日の出町の桜は昨日の暖かさで一気に開花し、
4-5分咲きというところでしょうか。

春が来たと喜んで桜で感じるのも良いですが、
地面の方にも目を向けてみましょう。
20120410.JPG
畑の隅で、つくしがニョキニョキ。

つくしって何かご存知ですか?
実はこれ、スギナって植物の胞子茎なのです。
スギナはその辺の草原にも普通に生えている植物で、
夏場は胞子茎ではなく、栄養茎となりその辺の雑草として光合成をしています。
その名の通り、軸となる茎の周囲に細い葉が伸び、小さなスギのようにも見えます。
ご存知でない方は図鑑やインターネットで調べて下さい。
おそらく殆どの方が見たことある雑草扱いにしている植物です。

シダ植物であるスギナは胞子を飛ばすのですが、
この胞子を作るために特別な茎を伸ばすのです。
これが春先に一気に地中から伸びるつくしです。
ですから、胞子を飛ばすとすぐに枯れてしまいます。

まだ周囲の草が生育していない暖かくなり出した春先に、
一斉に生えだすことから春の季語にもなっています。
つくしが終わればいよいよ虫の登場です。

2012年04月09日LKM博士
牛乳のパワー?

土曜日は、会社のOB会に参加し、これまでの研究成果を紹介してきました。
OB会の総会の後、早く懇親会を始めたい気持ちも強かったと思いますが、
しっかりと興味を持って聴いて頂き、非常に話しやすい雰囲気でした。

ありがとうございました m(μ_μ)m

実は、前夜は、身内意識を持っておられるし、ご高齢だし、どう話せばよいのか悩み、
夜中の1時前までスライドを作成していたのですが、その甲斐ありました。

約100名の参加でしたが、皆様、とにかくお元気です。
(体調が悪いと参加されないので、そのバイアスは考慮する必要がありますが)

私は高齢者グループの工場見学や集会などで講演することがあるのですが、
年齢はほぼ同じ位なのですが、比較にならない位、背中がまっすぐ、動作も機敏です。
何より頭がしっかりしておられ、懇親会時にたくさん受けた質問も的を射ています。

やっぱり牛乳って良いんですね!

私にウンコ実験を命じた、14年前の研究所長にもお会いすることができました。
今考えると、まさに『うんめい(運命)』です。

30年も40年も上の先輩方と話す機会は滅多にありませんので、
結局、四次会までお付き合いさせて頂きました。

皆さん無事に帰宅されたのかは、ちょっと不安ですが、
貴重なお話をありがとうございました。

2012年04月06日LKM博士
明日はOB会

明日は協同乳業のOB会があります。
引退された先輩方が年に一度集まるイベントです。
確か「協友会」って名前やったと思います。
全国から100名程度の方が集まります。

そこで、明日、講演することになっています。
実は、昨年も依頼されていたのですが、地震の影響で中止。
2年ぶりの開催になります。

OB会長には、
「通常のプログラム(会計報告など)は一瞬で終わらすので、
残り1時間半位、好きなだけ喋ってくれ」
と言われております。
お言葉に甘えて、好きなだけ、好きなように喋ります。
そしてOBの皆様には、LKM512ヨーグルトの購入という形で、
末永く支えて頂けるように話したいと思います。
とはいうものの、まだ、準備していません...。

講演が成功したかしなかったかは、その後の懇親会での「ウンコ」という単語の飛び交い度で判断します。
普段、何となく公の場では制限を受ける「ウンコ」という単語。
ウンコの壁が低くなり、会食中でも「ウンコ」という単語が飛び交えば、
それは聴いて下さった皆さんが、どっぷり私の世界に浸かったということで、
成功の証です。

さて、私は何次会まで付き合わされるのか知りませんが、
言われるがままに付き合う覚悟はできています。

2012年04月05日LKM博士
どうなってる?(2012年年間排便回数中間報告)

2012年も無意味に年間排便回数を記録しているのですが、異変に気付きました。

現時点での排便回数は、109回。
年間回数に換算すると、438回になります。
これまでの3年間のペースと比べると、明らかに落ちています。
2009年 509回
2010年 533回
2011年 508回(発表! 2011年 年間ウンコ回数
ですから。

しかし、記録を分析すると、
1月は33回(1.065回/day)で、年間換算で389.6回
2月は36回(1.15回/day)で、1-2月あわせた年間換算で420.9回
3月は40回(1.198回/day)で、1-3月あわせた年間換算で438.4回
とペースは上がってきています。

この結果は、12月に罹ったウィルス性腸炎の時に飲まされた多量の抗生物質のせいで、
昨年末にペースダウンして以来、
1月になっても元のペースに回復していないことを示しています。
それが、やっと本来の状態に回復してきていることを示唆しています。

一般的に、抗生物質は腸内環境に悪影響を与えると言われていますし、
腸内常在菌が大ダメージを受けることなどのレポートはありますが、
私の排便回数がここまで、しかも長期に渡って影響を受けるとは考えてもいませんでした。
恐るべし、抗生物質。

また、きっちりデータを取るって大事なことと気付かせてもらいました!
そうすることで初めて気付き、考察することか可能になります。

ウンコ回数記録をデータ化し始めて4年目、
初めて、なんだか科学的に意味があるようなことをやっているような気がしてきました。
Excelデータのバックアップ取っておかねば。

2012年04月04日野菜作り
2012年版 野菜作ってます2 ―レタス、キャベツの定植―

いよいよ土壌も肥料と馴染み、種まきや苗の定植が本格的にスタートしました。
14株もレタスを植えました!
201204041.JPG
これ、左側が球レタス、右側がサニーレタスです。
わかり難いでしょうが、近くに寄ると、小さくてもその片鱗は感じられます。

ほら、これ球レタス(↓)。
201204042.JPG

こっちはサニーレタス(↓)

201204043.JPG


すでに葉が紫色を帯びていて、小さなサニーレタスです。

昨年は約半数のレタスが病気になったので、今年は気を付けていきたいと思います。

ついでにキャベツの苗はこんなの(↓)。
201204044.JPG

小さくても、やっぱりレタスとは異なりキャベツです。

ところで、こんなにレタスを作って食べられるのか?
全てが病気に罹らず立派に生長したら、もちろん食べきる自信はありません。
レタスは酒のつまみになり難いので...。
「若い時から収穫して食べまくる」作戦しかないでしょう。
そしてウンコの量が増えるのです。

2012年04月03日大相撲関連
Tシャツ頂きました!

大相撲春日野部屋さんにTシャツを頂きました \(^O^)/
ありがとうございました!
ヨーグルトとか関係なく、一相撲ファンとして、非常に喜んでおります。

もちろん、春日野部屋特製のものです。
201204031.JPG


春日野部屋の「春」と、相撲部屋のイメージをミックスさせたデザインと勝手に理解しています。
赤丸は土俵ですかね?
201204032.JPG


背中側は英語で春日野部屋。
Sumo stableで相撲部屋という意味だったというのは初めて知りました。
辞書で調べてしまいました。

春日野部屋さんのFacebookによると、
衣料品製造販売のBEAMSさんに依頼されたようですね。
手触り感も良く、素材も良いものだと思います。

かなり気に入りましたが、勿体なくて着られないのが悩みです。

2012年04月02日ウン小話
ウン小話22

ウンコなお土産を頂きました!

20120402.JPG


現在、アメリカ南部のアトランタで研究しているシン君のお土産です。
シン君は、このブログに原稿を頂いたこともある共同研究者です。
そのブログも面白いので是非読んで下さい。これです(↓)
ブログ150回記念スペシャルゲスト企画 京都のシン君①
ブログ150回記念スペシャルゲスト企画 京都のシン君②

ウンコのぬいぐるみとマグネットです。
未消化コーンと思われる黄色い物体が縫い付けられています。
アメリカ南部はコーンを常食しているのですかね?
ぬいぐるみになる位、この辺の皆さんのウンコにはコーンが入っているのでしょうか?

日本でお馴染みのとぐろ状の"まきまきウンコ"ではなく、
リアリティーのある形状をしています。
大きさも実物大の13 cmです。
しかし、ウンコに顔を書きたくなるのはアメリカ人も同じようですね。
左のマグネットのウンコちゃんは牛の鼻輪を着けています。

早速、実験参加者に配布する「ウンコ回収方法の説明書」用の解説図に、
このぬいぐるみの写真を使わせて頂きました。

それにしても、土産までウンコになる位、私はウンコな人と思われているのか・・・。

おしまい。

2012年03月30日大相撲関連
2012年大相撲春場所の感想

終盤は学会とホテル生活で、取り組みを見ることができないという、辛い場所でした。
千秋楽は、我々のチームが主催したシンポジウムがありまして、
終わってホッとして何気なくツイッターに書き込もうと思ったら、
鶴竜敗北という衝撃のニュース。
驚いたことに、その場に大相撲に興味がある人が多く、「えっ、白鵬は?」となりました。
「意外と盛り上がっているんや」とうれしくなりました。
実際、満員御礼の日も多かったようですね。

気になることが複数あります。

まず、横綱白鵬。
優勝しましたが、もう連勝記録中のような絶対的な横綱ではなくなったと確信しました。
何か寂しさを感じます。

鶴竜、大関昇進おめでとうございます。
稀勢の里の大関昇進の時に感じた違和感は全くなく、
本当に気持ち良い昇進です。
たぶん大相撲ファンで彼を嫌いな人はいないと思います。

そして、どうしても気になるのが阿覧の叩きです。
立ち合い、いきなりの叩きばかりで、9勝の内、7勝が叩き込み。
叩かれる方も悪いと思いますが、どうにかなりませんかね。
それとも、皆がわかっているのに叩きを決めるというのは、
叩きの名人なんですかね?
首根っこを押さえつける力が尋常じゃないとか?

把瑠都の見事な失速は、場所前に予想した私を褒めて下さい!
3/9 2012年大相撲春場所が始まります!

LKM512入りヨーグルトを食べて頂いている春日野部屋の皆さん、ご苦労さまでした。
看板の上位3関取の成績はいまいちでしたが、
序盤の大関撃破は十分に楽しませてもらいました。
碧山関と木村山関には最後まで冷や冷やさせられましたが、
何とか勝ち越してくれて、
応援ヨーグルトプレゼント企画の方も無事成立し、よかったです。
序二段優勝の碧己真さん、おめでとうございます!

では、5月場所を楽しみに、忙しい4月を乗り越えたいと思います。

えっ、「今回はカロヤン(琴欧洲)のことをいじらないのか?」って?
はい、何といいますか、土俵外に無残にダイビングすることが多過ぎて、
連日負けた後の神妙な表情を見ていると、可哀想に感じてきて、
面白いコメントが浮かばないのです。

2012年03月29日野菜作り
何だと思います? 植木鉢のこれ?

これ、何だと思います?
20120329.JPG
私が育てているのですが、ネギではありません。
植木鉢で栽培している人はあまりいないと思います。
3月に入り、ぐんぐん生長しています。

こいつの正体は、
タマネギ(紫タイプ)
です。

タマネギの定植は晩秋です。
私が借りている農園は、3月~翌年1月までが契約期間のため、
冬を越して栽培する作物は扱えないのです。
従って、自宅で鉢植えで挑戦しています。

数回の大雪にも耐えました。
立派に育ってもらいたいものです。

2012年03月28日LKM博士
指摘されまくる私 with iPad

農芸化学会は扱われる分野が広く、演題は2000を超えます。
従って、分厚くて重く、文字が細かい要旨集が例年作成され、配布されていたのですが、
今年からWebでのオンライン形式になりました。

キーワードや発表者などで検索すると関連演題の一覧が出てきて、
要旨を読みたければ、クリックするとPDFファイルで読めるという便利なものです。
その演題をマイスケジュールに登録すると(クリックするだけ)、
何月何日何時何分に何処の会場でその発表があるのかが
スケジュール帳のように登録され、
その通り移動すれば、時間さえ重複していなければ(移動距離も含めて)、
その演題が聴けるのです。
さらに、会場をクリックすると何号館の何階なのかという地図まで出てきます。

従って多くの方は、作成したスケジュールの印刷物かプログラム集と、
要旨のコピーを持参して学会に参加しています。

しかーし、私には支給されたばかりのiPadがあります。
この約24 × 19 × 1 cmの機械を持っていけば、
要旨PDFは発表中に開いて読めます。
また、ふと思いついたキーワードで検索して、
新たにスケジュールに加えることもできます。
そして、気付いたことや大事なことをメモすることもiPadでできるのです。
驚愕の便利さです。
しかし、iPadを使っている人は殆どいません。
使用していると、なんとなく視線を感じます。

そして、多くの知り合いに、
「携帯電話も持ってないのにiPadって、あり得ない進化でしょう!!!!」
って、ニュアンスの指摘をされました。
他にも、次のようなコメントも...
「"サルにウォークマン"を超えている」
「(私を見つめながら)目の前の状況が理解できない」

皆、私が便利そうに使っているのが悔しかったのでしょう ┗(●`п´●)┛

来年から増えますよ、iPadで農芸化学会に参加する人。

2012年03月27日LKM博士
日本農芸化学2012年大会終了

農芸化学会での発表を無事終えて、京都から帰ってきました。
私はねー、年度末のこの学会の後、地方での開催時は、
ちょっくら何処かに遊びに行って、精気を養おうと試みるのが恒例なのです。

一般演題では、たかが10分間程度の発表を行い、数分間の質疑応答をするだけですが、
研究者の前で自分の成果を話すとなると、社内や学内、あるいは記者相手とは異なり、
準備はそれなりにしんどいものです。
さらに、年度末という状況も合わさって、謎の疲労感と解放感が生じ、
非現実を味わいたくなり、ふらふらっと何処かに行きたくなるわけです。

例えば、3年前はこんな所に行っています。

呼子のイカ①
呼子のイカ②
呼子のイカ③

しかし、私にとって、今年の開催場所の京都は観光意欲が沸きません。
不本意ながらまっすぐ帰ってきました。

最近は共同研究の関係で、年間、数回行く機会がありましたし、
そもそも、奈良県出身の私にとっては、
京都の寺社等は奈良のものよりは格下であると思っていますので、
観光する気が起こりません。
また、実家に帰る時の通り道で必ず乗り換える駅ですし、新鮮味ゼロ。
それにこの季節は春休みと卒業旅行、例年なら桜も重なり、観光客が多過ぎです。
(ホテルを京都市内にとれない学会参加者も多数いたようです。)
まあ、世界の観光地京都に向かって生意気な事を述べているような気もしますが、
自分の気持ちなので、仕方ありません。
もちろん、飲むには京都の方が圧倒的に上であることは認めますが...。

さて、我々のチームが主催した、
「ポリアミンが調節する生命現象と健康長寿社会へのポリアミンの応用」
へ参加して下さった多数の皆様、誠にありがとうございました m(μ_μ)m 
満足して頂けたかどうかは少々心配ですが、
ほぼ満席で、ポリアミンに興味を持って頂けたのはよかったです。

以上。学会の中身の話、少なーっ (;´^`)ゞ

2012年03月26日LKM512女子部
お引越し

博士は学会や社外の方々との打合せで多忙な年度末、
代わりまして企画部リツコです。

3月は卒業シーズン、別れの季節・・・
昼間の陽射しだけ暖かく、朝晩は肌寒い、この何ともむずむずした空気。
春って、毎年のことながら、何かわくわくした空気がありませんか?
学校が変わったりした、新生活をはじめる記憶が呼び覚まされているのかな~と思います。

わたしの周りにはこの春、動きが多くて、
住む部屋のお隣さんも引っ越してしまい、
職場の上司も同僚も、異動になったので少しずつ荷物をまとめています。
力を合わせて、いろんなことに一緒になって取り組んだ、
頼りになるチームメイトが旅立っていく。
今の環境を片付けて、新天地へと。
転勤や引越しってすごく労力がいりますが、
気分が変わっていいですよね!
居残り組には寂しさと多少の引継ぎ業務が・・・(;へ;)サビシイ

でも!異動のない私達も気分が変わる、いいきっかけがありますよね。
4月から新しく部内に転入する先輩や同僚、新入社員もそのうち。
フレッシュな空気とともに来てくれるだろうと、とても楽しみです(^ー^#)☆
よぉ~し、新しいメンバーで、がんばるぞ!

2012年03月23日大相撲関連
2012年大相撲春場所、いよいよ終盤ですね                                                                (プレゼント企画あり)

やっぱりホテルではNHKのダイジェストも見られません。
録画できないので夜中まで起きてられないという意味です。

ですから、勝敗結果しかわからないのですが、
優勝争いは結構面白い状況になっています。
鶴竜が凄いです。
白鵬や日馬富士が、互いに潰し合うことを考えると、
もしかしたら優勝ってこともありそうな勢です。
内容も素晴らしいと思います。少なくとも一昨日までは。
でも、今場所は、なんとなく白鵬を応援したい気分です。

把瑠都は予想通り(参照:2012年大相撲春場所が始まります!)
「あらら...」という終盤を迎えました。

どうでも良いことなのですが、
今場所もやっぱり気になる、藤島親方(元大関武双山)のスキンヘッド。
そして、溜席に毎日(?)陣取っている、
料理人の神田川氏も目に入って仕方ありません。

さて、恒例の春日野部屋応援企画ですが、いつも通りやりましょう!

正式名称
「春日野部屋勝ち越し関取数の白星数のヨーグルト(箱単位)をプレゼント」

このヨーグルトです⇒http://www.rakuten.co.jp/meitoon/
私が研究しているビフィズス菌LKM512が入っています。

春日野部屋の皆さんに、普段から食べてもらっているヨーグルトです。
https://lkm512.com/blog/images/2011/05/17/
https://lkm512.com/blog/images/2011/05/18/
https://lkm512.com/blog/images/2011/09/06/


応募は #sumoyogurt で私のツイッターに返信ください。

締切は千秋楽の午後10時。
私がシンポジウム講演後の打ち上げが終わり、
「もう一軒行く?」と言っている頃ですね。

※ 重複で申し込まれた方は失格です。

碧山関と木村山関を応援しましょう!

万が一、勝ち越し関取がいなかったら ?
問い合わせられても面倒なので書いておきます。

琴欧洲や稀勢の里を倒した白星分はプレゼントします!

2012年03月22日LKM博士
厳しいですわ、あれもこれも

農芸化学会のため、今日の夜に京都に入ります。
しかーし、
まだ発表スライド完成しておりません。
威張る事ではないですが...。

今年は、一般演題とシンポジウム演題と2つの発表があるのですが、
今週は昨日まで、春分の日も返上で、学会とは別件の研究打合せでして、
それがまた莫大なデータの解釈で困難を極めまして、準備まで手が回っていないのです。
昨日は、私のウンコ色の脳ミソはパンク寸前でした。
いや~、厳しいです。

とはいえ、私は追い込まれて力を発揮するタイプ。
学会の一般演題自体は明日23日から始まりますが、私の発表は24日の夕方。
シンポジウムは25日の夕方。
まだまだ時間はあるという思考回路です。

新幹線内で頑張りますかね。
でも、新幹線内でコンピューター仕事をすると酔ってしまう私。

もう一つ厳しいのは、今場所の春日野部屋応援企画。
栃煌山関も栃乃若関も、厳しい星勘定になってきました。
上位挑戦ということで覚悟はしておりましたが...。
惜しい相撲もあるのですがね...。
恒例企画をどうすれば良いものかと悩んでおります。
とにもかくにも、今場所最後の応援ヨーグルト弾は発射しましたので、
今日の勝敗で実施の有無を決定します。

学会中はホテル生活。
大相撲放送やダイジェストの録画もできず、相撲を見るのも厳しく一苦労ですわ。

2012年03月21日野菜作り
2012年度版 野菜作ってます1 ―始まりはジャガイモから―

今年度は3月18日に始まりました、畑のシーズンが。

園主さんがトラクターで一度土を耕してくれましたので、
足を踏み入れる前は、試合前の甲子園球場の内野のように綺麗です。
201203211.JPG

毎年、スタートは寒いです。
これから暖かく気持ちよくなっていくのですが、
気が付くと梅雨、そして地獄の真夏へと変わっていくのです。
ただ、野菜を育てていると、この四季の移り変わりを敏感に感じられ、
間違いなく醍醐味の1つと言えるでしょう。
天候のことを頭に入れておかないと、失敗することが多いという理由からですが。

まずは4月以降に植える春夏野菜のための土作りから。
肥料は遅くとも、種を播く1週間前には土に与えておかないといけません。

そして、ジャガイモの定植。
種イモ植えですね。
201203212.JPG(写真用に一度植えてから掘り起こしました。)
種イモは半分に切って植えるのですが、切り方にもちょっとしたコツがあるのです。
これは書くのが面倒ですし、お金を払って農家に直接指導してもらっている特権として、
秘密にしておきましょう。
今年は、キタアカリと男爵の2品種を植えました。
種イモたった4個から、失敗しなければ10~13 kg程度の収穫は得られます。

2012年03月19日LKM博士
気が付くと600回、たぶん...。

ブログのフォルダに大量に日々のブログが溜まっていたので、
昨日、1時間かけて整理しました。
そしたら、偶然、金曜日のブログが599回...、たぶん。

ということは、
ガ――――ン Σ( ̄□ ̄∥)

今日が記念すべき600回目や―――っ 〃(≧へ≦)〃

急遽、どなたかにスペシャルゲストを依頼するのは不可能ですから、
600分の1としてやり過ごすことに決めました。

ゲストに書いてもらうと私が書かなくて良いので楽なのですがね、残念です。

そういえば、博士のベストセレクションも全然更新していませんね。
自画自賛のブログも結構あるのですが。

「ちょっと落ち着かないと...」とは思ってはいるのですが、
なかなかドタバタしておりまして...。
また、今日からしばらく、この職場に丸一日いるという日がない、
落ち着かない1週間が始まります。

お酒もたくさん飲む機会がありそうなので、
開き直って、気合入れていきますわ!

2012年03月16日大相撲関連
2012年大相撲春場所序盤を終えて

非常に忙しくて、なんとか朝にNHKのダイジェスト版を見ているような状況です。
2倍速の早回しも駆使して。

注目の把瑠都は、予想通り(参照:2012年大相撲春場所が始まります!)
序盤で一敗してしまいましたね。

でも、昨日の取組みを見ている限り、気力は喪失していない様子です。
白鵬の序盤はいつも通りの感じですので、最近崩れやすい後半までは大丈夫でしょう
春の暖かさが出てきたら、汗ヌルヌル防御も復活するでしょうし楽しみです。

白星が出ておりませんが、旭天鵬は歴代10位の1561回出場を果たしたようです。
たぶん37歳ですが、この力士、お肌ツルツル、きれいです。
ポリアミンを多量に産生する腸内菌叢をおなかの中に持っていると思います。

上位挑戦の春日野部屋勢。
まあまあ、私の期待には応えてもらっていると思います。

栃煌山関は復調してきましたね。
序盤で2大関を撃破です。
内1人は、私が勝手に敵対視しているブルガリアの大関です!
\(o ̄▽ ̄o)/  バンザーイ

栃乃若関も初の上位挑戦で苦しんでいますが、稀勢の里からの勝ち星。
この3勝分、ヨーグルトプレゼントを3箱追加しようかと悩んでおります。
でも、勝ち越してもらわないとねー。

そして、密かに木村山関が好調ですね。
期待しております。

客入りが少なくて心配です。
年に1回の大阪場所、関西圏の方、大阪府立体育館に足を運んでみては如何ですか?
生の大相撲はテレビ観戦とは違います。
私の親族も何十年ぶりに観戦に行って、大満足だったようです。

2012年03月14日LKM博士
iPadを渡された私

私が携帯電話を持っていないのは、周囲では特別天然記念物級の扱いを受けております。
そんなものは要らんわけで、誰に持てと言われても持つつもりはありません。

ですが、外出時に一番困るのは、大量に届く仕事メールです。
学会で2日間でも会社を空ければ、返信が必要なものが軽く30通以上届いています。

それと、このブログ。
朝から外出の日は、6時台から書かねばなりません。
もし、6時台に出発する時は、5時台、あるいは前の晩遅くに書きます。
長期出張の時などは、1週間分まとめ書きしておかねばなりません。
やったことが無い人にはわからないでしょうが、
それはそれは、かなり大変な作業です。
移動中や外出先で書いて、ポンと送付できれば格段に効率的アップです。

もう一つ、取材、簡単な講演会、イベントの度に、
LKM512の説明をするのに印刷物を準備しなくてはなりません。
相手により、知りたい内容は異なるので、その度に準備して印刷しています。
「全部詰め込んでおいて、いつでも自由に必要な写真やグラフを出すことができたらいいなー」
と思っていました。

Twitterでは、「学会先等からもつぶやいて下さいよー」という要望などもありました。

これらを一気に解決するのがiPadということで、LKM事業部から支給されました。
20120314.JPG
iPadとiPodの区別もつかなかった私ですから、少しずつ使っていきます。

便所に持ち込み「ウンコなう」なんてやりませんから、ご安心下さい。

2012年03月13日野菜作り
変な人参 Part 2

ボチボチ畑も始まります。
まだ寒いですが、春はすぐそこです。

昨年の変なニンジンを紹介するのを忘れていました。

と、その前に、今年のブログは
セクスィーニンジンで始まったのをご存知ですか?

このブログは平日のアクセス数が高く、
職場で息抜きに読んでもらっているようなので、
元旦ブログは殆どの方が見られていない可能性もありましたのでリンクを張りました。
かなりセクスィーですよ!
是非、見て下さい。

今日のはまた違うタイプです。
20120313.JPG


普通の二股に分かれたニンジンとはレベルが違います。
まるで股割をしているような変な形です。
えーっと、んーっと、何ていいますか、とにかく変な形です。

今日は今から出かけるので手抜きブログでした。

以上です。

2012年03月12日LKM博士
今日は成果発表会

まずは、栃乃若関、やりましたね!
大関稀勢の里を圧倒の押し倒し。
今日の本題とは異なりますが、どうしてもこれだけは書きたかったので...。

さて、本日は、生研センターの研究成果発表会です。

「腸内ポリアミン濃度コントロールによる健康寿命を伸ばす食品の開発」
というテーマで実施していた研究です。

早いもので、このための研究資金を獲得したのは約2年と8ヶ月前で、
その時のブログはこれです。

ビッグ・ニューーーーース!!!!! ①

ビッグ・ニューーーーース!!!!! ②

今日はその総まとめの発表会なのです。

これに採択されてから私の意識は変わりました。
それまでは、
「他企業より良い仕事を、他企業が考えていない研究をしないといけない。」
と同業他社を意識していましたが、次第に、

「世界をあっと驚かせる仕事をしたい!」

と同業他社が視界に入らなくなったような気がします。

会社には申し訳ないですが、小ぢんまりと、会社のためだけに仕事をまとめるつもりはありませんでした。
税金を頂いて研究していたのですから、当然と言えば当然です。
但し、それが協同乳業の利益に繋がるということは確信しておりましたが。

成果発表の場も、微生物学や栄養学系等の専門ジャーナルから、
少しでも読者が多いであろう総合ジャーナルをターゲットとすることを心掛けました。

東日本大震災が起こった後は、特にそういう気持ちが強くなりました。
「こんな時に研究なんてしていて良いのか?」
というもやもやした思いを切り替えて、
「とにかく日本から元気の良い論文を出したい!」
という気持ちに...(まだ、不十分なのはわかっております)。

今日は、このような気持ちを込めて、
そして私のような若僧に、思い切って1億5千万円以上の資金を出してくれた生研センターへの感謝を込めて、プレゼンテーションしたいと思います。

そして終わったら、思いっきり、飲み食いしたいです。

2012年03月09日大相撲関連
2012年大相撲春場所が始まります!

啓蟄に続き、私に春の訪れを知らせてくれるのは大相撲春場所。
明後日が初日です。
何だかよくわからないものの面白いのですが、
担当部長の貴乃花親方が吉本新喜劇に出演までしてアピールしているようです。

先場所優勝の把瑠都がどうなのかは注目ですが、
やっぱり相撲が雑なので、序盤で星を落として、「あらら...」みたいな結果になりそうな気がします。
特に動きの速い小さい力士にやられそうな予感が...。

最も心配なのは私のスケジュール。
特に終盤の22日夕方から千秋楽の25日まで、学会で京都にいるので、
録画もできず、きっちり相撲が見られないかもしれないのです。

今場所は贔屓の春日野部屋勢、幕内上位に集結です。
連日の横綱、大関戦で厳しい成績は予想されますが、1人、2人は倒して欲しいです。
と思っていたら、先程初日と2日目の取組が発表されたようですね。
栃煌山関はいきなり横綱白鵬戦。
栃乃若関は大関稀勢の里戦。
テンション上がってきました。

もちろん、今場所も恒例の応援企画
『春日野部屋勝ち越し関取の白星数のヨーグルト(箱単位)をプレゼント』
は実施する予定です。
(まだスタートしていないので、応募しないで下さいね。それは勇み足で落選。)
そのためには勝ち越してもらわないといけませんので、しっかり応援しましょう。
といいつつ、最近応募人数が多く、私のツイッターは申込みで乱れまくり、
場所後の処理もとても大変な作業なので恐ろしい...。

2012年03月08日LKM博士
先日の論文を解説します!(漢方薬活性型ビフィズス菌)③

一昨日、昨日の続き、大黄の有効成分センノシドを腸内で分解して
薬効成分レインアンスロンを産生して腸の蠕動運動を活性化させる技術の開発です。

試験管レベルで良い結果が出れば、次はマウス実験になります。
「本当にセンノシド分解に腸内細菌が関与しているのか?」
まずは抗生物質を経口投与してみました。
結果は歴然!
何も与えない(対照)マウスでは、センノシド投与で明らかに下痢気味になるのですが、
事前に抗生物質を投与するとセンノシドを投与しても全く効きません。
糞便中に残っているセンノシド含量を測定してまた驚き。
対照マウスは、センノシドが殆ど残っていないのに、
抗生物質投与マウスは、たくさんのセンノシドが分解されずに糞便中に出てきます。

次に、抗生物質を投与したマウスに、昨日のブログで書いたビフィズス菌を投与して、
その後にセンノシドを投与してみました。
結果は明瞭!
きれいに下痢気味になり、糞便中センノシド含量は激減しました。

最後に、実際の蠕動運動を測定してみようと炭を経口投与し、
それが流れるスピードを測定してみました。
抗生物質投与後、ビフィズス菌を投与し、センノシドを投与し、その後に炭です。
ビフィズス菌を投与"あり"、"なし"で比較しました。
結果は完璧! こんな感じです。

20120308.jpgビフィズス菌を投与しているマウスの方が、炭の流れるスピードが速く、
蠕動運動が活発になっていることが証明できました。

と、3回シリーズでまとめましたが、空き時間の実験なので5年以上かかった仕事です。
そして、初めて、社内で他のメンバーにきっちり手伝ってもらって実施した試験です。
矢澤さん、近藤さん、ついでに助手K(彼は最後のおいしい所のみを手伝っただけなので)、
ご苦労さまでした。

さあ、便秘でお困りの皆様、センノシド系漢方便秘薬とLKM512をお試しあれ!

2012年03月07日LKM博士
先日の論文を解説します!(漢方薬活性型ビフィズス菌)②

昨日の続き、大黄の有効成分センノシドを腸内で分解して薬効成分レインアンスロンを産生して腸の蠕動運動を活性化させる技術の開発です。

とその前に、「レインアンスロンを飲めば良いじゃないか」というご意見もあるでしょうが、
この物質は安定性が悪いようです(化学は得意でないので説明が雑ですいません)。
試薬として販売すらされていない位です。
ですから、腸管内で作らせる方が効率的で経済的なのです。

センノシドをレインアンスロンに変換するには、
酵素で二段階の分解を行えば良いのです。
ややこしいので酵素の名前は書きませんが、こんなイメージですかね。
4ピースのパズル(センノシド)を第一段階で2ピースに割り、第二段階で1ピースに割ると、その片方がレインアンスロンであるというイメージです。

これら酵素をビフィズス菌や一部の乳酸菌が持っているだろうということは過去の報告からわかっていたのですが、それだけで研究が進んでいませんでした。
薬学部の先生方は、複雑怪奇な腸内細菌が登場した時点でお手上げ状態に陥るようです。
その結果、優秀な菌株を選出する作業は実施されていませんでした。
そこで、私が保存している135株菌株から優秀な菌株を選択する作業に入りました。
試験管レベルの実験です。
その結果、センノシドを分解し、レインアンスロンを産生する菌株が複数見つかりました。
その中から、胃酸を通過できる耐酸性を有しているものを選択し、
強烈にセンノシドを分解する菌株とマイルドに分解する菌株を選出しました。
強烈なのが簡易番号M-8(後にLKM10070と命名=正式に協同乳業の保存菌株に登録)と、
マイルドなのがお馴染みLKM512。
マイルドな菌株が必要な理由は、強烈過ぎると下痢になるリスクが考えられたからです。
そして、マウスを使った実験へと進んで行くのですが、続きは明日。

ちなみに、M-8という菌株はBifidobacterium pseudocatenulatum(ビフィドバクテリウム シュードカテヌラタム)という学名のビフィズス菌です。
私の本名はMitsuharu Matsumoto。
M-8のMは私の頭文字。
社内でも秘密にしていましたが、これは私のウンコから発見した菌なのです ( ̄ー+ ̄)

2012年03月06日LKM博士
先日の論文を解説します!(漢方薬活性型ビフィズス菌)①

「インフルエンザ予防にヨーグルトが効く」
流行っていますが、個人的には興味がありません。
おかげで、最近は一般の方向けに講演をすると、「LKM512はインフルエンザに効くのか?」という質問をよく受けます。
回答はシンプル、
「知りません。私はそんな実験やっていませんし、興味もありませんので。」

実は、私、こんな時代でも地道に"便秘解消"の研究の方が興味あります。
30年以上前から試されている、ある意味、超時代遅れのビフィズス菌の機能です。
2010年代に便秘解消に真剣に取り組んでいるビフィズス菌の研究者は稀でしょう。
しかし、私は、健康にとって一番大事なことは、大腸内で悪い代謝産物(腐敗産物)を長時間滞留させないことと信じています。
特に、入院患者の場合、運動不足と抗生物質の投与等で、重度の便秘症になるようです。
入院患者は当然、一般の生活をされている方でも、
飲み薬が効かなくなると、最終的には浣腸で強制的に排便させるのが現実です。

この飲み薬(下剤)に高い頻度で使われている漢方薬(生薬)があります。
その名は『大黄(ダイオウ)』。
あるいは大黄の有効成分『センノシド』という名の方が有名かもしれません。
便秘症の方は、何度か耳にしておられるのではないでしょうか?
一般の市販薬にも使われておりますので、実際に試された方も多いと思います。

この薬は、効く人と効かない人がいるのですが、その原因が腸内常在菌にあるのです。

つまり、センノシドを腸内で分解し、実際に腸の蠕動運動を活性化させる薬効成分「レインアンスロン」を作り出す役割を担っているのが腸内常在菌なのです。
もし、センノシドからレインアンスロンを産生できる腸内常在菌がいないと、
その人にはこの薬は効きません。
反対に、レインアンスロンを産生できる腸内常在菌がいれば、この薬は効きます。
「じゃ、少しでも多くの患者さんに効くようにしてやろうじゃないか!」
というのがこの論文(PLoS One 7: e31700)の背景です。
つづく。

2012年03月05日
啓蟄(2012年版)―新参者で祝いましょう―

このブログでは、毎年きっちりと祝う啓蟄

2010年啓蟄
2011年啓蟄
虫達が活動し始める日といわれております。
私の中の虫暦は、啓蟄を新年度初日と設定しています。

ということで、今年も昨年紹介し忘れていた虫の登場で祝いましょう!
実際は紹介し忘れていたというより、紹介できなかったのです。
名前を知らない昆虫でしたから。
その虫はこれ(↓)

20120305.JPG

マツヘリカメムシといいます。
昨年10月28日、東京都西多摩郡日の出町の研究所の玄関で発見し、
細身で模様が綺麗なカメムシなので撮影したものの、ずっと名前がわからなかったのです。
先週、Twitterで問い合わせ、やっとカメムシが得意なフォロアーに教えてもらえました。

名前がわからなかったのも当然といえば当然。
こいつ、新参者なのです。
北米西部原産の外来種のカメムシで、
日本で初めて発見されたのは2008年3月26日、東京都小金井市のようです。
(全然関係ないですが、この日は私の誕生日。縁を感じます。)
それから、東京都を中心に周辺の県などでポツポツと報告例が上がり、
どうやら関東一帯へ広がりつつあるようです。
そして昨年、東京都西多摩郡日の出町にも登場。
おそらく、ここ日の出町での発見は、これが最初のレポートだと思います。

マツ類の新芽や新果に口を挿し吸汁し、寒さにも強く冬でも活動している様子で、
もしかしたら今後、マツに被害が出るのではないかと心配されている種のようです。

とはいえ、彼らに罪はなく必死で生きている訳で、
どう接して行けば良いのかは非常に難しい問題ですね。
本年度は、外来昆虫という難しいテーマでスタートを切りました。

2012年03月01日LKM博士
古いズボン

関東地方の方、昨日の雪は大変でしたね。
一昨日紹介した梅もびっくりだったと思います。

20120301.JPG


私は都心で研究の相談がありましたので、大雪が降る中、しぶしぶ出かけました。
初めてお会いする先生だったので、「別の日にしましょう」とも言い出せず...。
お土産にヨーグルト3箱担いで頑張って行きました。

但し、革靴ではなく、普段履いているカジュアルなもの。
かばんはリュックサック。
私には、雪の中を革靴で歩いているサラリーマンは滑稽にしかみえません。
余程のバランス感覚か受け身の技術を身に付けているのなら別ですが...。
実際に、何人も転ぶのを目撃しました。
でも、自業自得だと思います。

とはいうものの、スーツに普通の靴は明らかに変です。
ですから、ブレザー系にして、ズボンも少しでも靴に合うものにしようと、
普段ははいていない、古いものにしました。
学生の頃のもの。
たぶん成人式の時のものなので、18年前になります。

苦しかったですが、はけました!
時々太ったと言われますが、大して太っていないということです。

はい、今日はこれが言いたかっただけです。

2012年02月29日LKM博士
4年に1度の2月29日が年間ウンコ回数に与える影響

地球が太陽の周りを一周するのが、実は365.2422日かかるので、
それを補正するために4年に一度、2月29日があるのは有名な話です。

得したような気分ではありますが、
今日が4年に1度の誕生日の方は別にして、
まあ普通の平日でしょう。

しかし、
私の場合は、年間ウンコ回数を測定しておりますので、
決して軽視できないプラス1日です。
しかも目標回数をLKM512にちなんで、512回としており、
その回数に近づいた年もあったので、なかなか厄介な問題です。
各年のウンコ回数はここから→ 「発表! 2011年 年間ウンコ回数」

もし、今年目標の512回を1回オーバーして513回を記録してしまった場合、
恨んでも恨みきれない2月29日になることでしょう。

反対に、目標の512回を達成したとしましょう。
本来の年なら、511回じゃないかと思い悩むかもしれません。

理系の人間としては、
正式なウンコ回数をデータとして扱うためには、
回数を日数で割って、1日当たりの平均値で表示しないと正確ではないのではないか?
と別問題で悩んだりします。

とはいえ、1年が365日であろうと366日であろうと
年間回数は1月1日から12月31日までの集計なので、
とにかく、今年は366日であることを意識して、
日々、ウンコ道を精進しなくてはなりません。

今日の存在が、吉と出るか、凶と出るか...、そんなの関係なくウンコは出ることでしょう。
『総排便量(糞便重量×排便回数)はほぼ一定』の法則に従って。

2012年02月28日LKM博士
やっと梅の花が咲きました

毎年、私の梅の盆栽の花が咲いた時には写真をとって、ブログに掲載しています。
「花粉症」
「春は近づいたのですが...」
(2010年は見つかりませんが、何処かにあるはず。)

今年は一昨日にやっと咲きました。
20120228.JPG
昨年は1月4日に咲き始めているので、
1ヶ月半遅れです。
今年は非常に寒かったということ証拠ですね。
ほぼ毎朝観察しているのですが、
つぼみが膨らんでから、開花までの時間が長かったと思います。

たかが花ですが、梅の花の開花は、
虫好きの私にとっては虫の季節が近づいたということを強く感じる出来事で、
毎年結構嬉しいです!

同じ頃にスギ花粉も飛び始めるので、
自分は花粉症でなくてよかった、と幸せも噛みしめています。
ただ、これは日頃の腸内菌叢のケアが大事だと信じていますが。

こいつ、じつは肥料は野菜用のものを気の向くままに与えています。
梅にとって良いのか、悪いのか全くわかりません。
ただ、元気に花を咲かせているので、大して問題ではないのかなと思っています。
同じ植物ですからね。

2012年02月27日LKM博士
21年間ありがとう

出会いは1991年3月末。
長野県松本市の賄い付き下宿に私と同時にやったのを覚えている。
それから21年間ずっと一緒。
松本市で1年間
長野県伊那市で5年間
東京都福生市で約5年間
埼玉県所沢市で約10年間

まだ、そんなに衰えたところはなかった。
でも、時代の流れが許してくれなかった。
昨年の大変革は乗り越えたのに...。
ただ、周囲がどんどん進化していって、
周りと歩調を合わせられなくなってしまっただけ。

まだ元気な君を裏切って、君の代わりを決定した時は断腸の思いだった。

別れの日の朝も、君はいつも通りだった。
帰宅すると、いつもの君の場所には、薄くてでっかい奴がいた。
そんなこと忘れていた私は、しばらく呆然と立ちすくんだ。
とても、さみしかった。

疲れて帰ってきて、君をオンにしてホッとする。
そして、君をオフにして出ていく。
その繰り返しだった。
一緒に楽しんだのは大相撲中継が一番多かったかな?

21年間、本当にありがとう。
とても感謝している。

20120227.JPG

2012年02月24日LKM博士
論文風にレアチーズケーキのレシピ紹介

問い合わせが多いので、
一昨日のレアチーズケーキのレシピを紹介します。
覚えている範囲で、あえて論文風に。

ビフィズス菌LKM512入りレアチーズケーキの作製

 カッテージチーズ(裏ごしタイプ,協同乳業㈱,東京)200 g、LKM512入りヨーグルト(おなかにおいしいヨーグルト加糖タイプ,協同乳業㈱) 100 g、砂糖 20 gをボール内で砂糖が完全に溶解し、均質になるまで撹拌後、レモン汁(ポッカレモン100,㈱ポッカコーポレーション,愛知)を3 ml添加し、さらに撹拌する。ゼラチン(ゼライス,㈱マルハニチロ食品,東京)5 gに水道水10 mlを添加し、電子レンジにて加熱溶解する。溶解後、直ちに、先に調整したカッテージチーズとヨーグルトの混合物に添加し、素早く撹拌し、予めクラッカー(RITZ, ヤマザキナビスコ㈱,東京)を3 mm以下のサイズに砕き敷き詰めておいた皿に入れる。形を整えた後、ラップを被せ冷蔵にて凝固させ(4℃,1時間以上)、摂取する時まで冷蔵(4℃)にて保存する。完成したレアチーズケーキには10億 cfu/100gのLKM512が含まれる。

※cfu: colony forming unit 寒天培地で微生物を生育してカウントした場合のコロニー数。
一般的には生菌数と解釈して問題ないです。

まあ、こんな感じですかね。
わかり難いでしょうね?
でも、我々はこっちの方がわかり易い人種なんです。
特徴としては、材料をむやみに改行して箇条書きで並べたりしません。
文章を書くスペースに限りがありますから。
また、一般の料理レシピにありがちな、適宜というような表現は絶対に使いません。
世界中の誰がやっても再現できるように表現することが重要です。

ちなみに、正確に量ってやったわけではありませんので、記述した量は大体です。
もし、これを参考にして作られる方は、砂糖の量は味見しながら調製して下さい。
甘さが少なくてもジャムなどをかけると美味しいと思います。
ヨーグルトは通販で買って下さいね(笑)
楽天市場メイトーオンラインショップ店

2012年02月23日LKM博士
論文出ました!

今朝、私が書いた新しい論文が、
アメリカ科学誌「PLoS One(プロスワン)」に掲載されました!

ちょっといつもと雰囲気が違って漢方薬のお話。
漢方薬の効く、効かないって腸内常在菌の影響を強く受けるんですね!
ということで、漢方薬を活性化させるビフィズス菌の研究です。

このジャーナル報道規制がかかっていて、
公開日を事前に知らせてくれるはずだったのですが、
見落としたのか、向こうが忘れたのか、
今日、公開されるまで気付きませんでした。

ということで、今日は色々大慌てで対処しております。
内容解説は後日。

論文はここから(↓)
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0031700
内容を簡単に示したリリースはここから(↓)
http://www.lkm512.com/contents/PLoS_ONE_0223.pdf
あかん、もう疲れた。

2012年02月22日LKM博士
史上初!? ビフィズス菌入りレアチーズケーキ

試作の余りなのか、理由はよくわかりませんが、
職場の同僚がメイトーのカッテージチーズ(自社製品)が余っているので
「食べて下さい」とくれました。
率直なところ、カッテージチーズってちょっと味気ないので、
酒のつまみとしては物足りなく、どうしたものかと悩んでいました。
ただ、パッケージを見ると、「チーズケーキ作りに。野菜スティックに」って書いてあります。
心の中では、
「誰が作るねん。ケーキが余程好きで、余程暇なら作るけど...。
野菜ねー。普段は売る程あるけど、この季節だけ無いんや。」
と自社製品のパッケージに文句を言っていました。

ですが、論文書きで疲れていたのでしょうか?
ちょっとインターネットで調べてしまいました。
意外と簡単そうです。
少なくとも、普段の実験に比べれば、あり得ない位にレシピは簡単で、
一度目を通しただけで私のウンコ色の脳ミソでもインプットできました。
もちろん、本格的なものは大変そうですが、そんなのは無視。
休日、自分の中で重要点を認識して、自分なりにアレンジして挑戦しました。
カッテージチーズ、LKM512入りヨーグルト、砂糖、レモン汁、ゼラチン。
味見しながらよく混ぜて、クラッカーの上に乗せ、あとは冷やしておくだけ。
実働10分強、火も使わなかったです。
ジャーン。
20120222.JPG
加熱もしていないので、ビフィズス菌LKM512もこの中に最低30億個は生きています。
予想以上に美味く、市販品と変わりません。

たぶん、史上初!
生きたビフィズス菌入りレアチーズケーキの完成です。

連日のケーキネタですが、正直、私はケーキ好きではありません。
ケーキがこの世になくても平気です。
ケーキ好きと思われる方がウンコ好きより恥ずかしい気がする私って素敵!?

2012年02月21日LKM博士
共著者からのプレゼント

論文が掲載されるのは研究者にとっては喜ばしいことです。
いや、多くの研究者にとって、自分の業績を評価するものは論文しかありません。
ですから、死活問題です。

自分がその研究に携わったのに名前が載っていない、
殆ど貢献していない人の名前が載っている、
など、論文の著者に名を連ねた外されたということに関するトラブルは
どの研究機関でも日常茶飯事であることです。
人間関係が露骨に出る部分で、第三者として観察している分には面白いです。

そのようなトラブルが多いのでしょうかね?
最近は、各著者が、何にどう貢献したのか(例えば、実験デザイン、分析、統計解析、
結果解釈、論文執筆など)を明記させるジャーナルが多くなっています。
個人的には、可能なら、貢献度を棒グラフで定量的に表したいなと思っています。
でも、そんなことをしたら、多くの偉い先生は貢献度マイナスになるかも...。

論文が掲載されるまでの道のりは長く、
とてもとても苦しいことなのですが(もちろんレベルによりますが)、
その過程で、一緒に悩みながら実験し、結果に一喜一憂し、
一緒に論文の審査員と戦ってくれる共同研究者もいます。
会社の上司や同僚も知らない、真の苦労を知っている仲間です。
その中の一人で、先日発表したScientific Reportsの論文の共著者の大賀さん(HMT所属)が、個人的にケーキを贈ってくれました。
「ごくろうさま」
と筆頭著者である私へのねぎらいと、掲載の喜びを込めて。
ジャーーーン
201202211.JPG
地元の山形県鶴岡市にある清川屋の『ミ・キュイ』というチョコレートケーキです。
ベースの生地はウンコ色です。
これも私への気遣いでしょうか?
冗談はさておき、
2年連続グルメ大賞を受賞し、以前は入手も困難なものだったようです。

美味しい食べ方として説明書に4~5秒間電子レンジで温めろと書いてあります。
で、それに従ってやってみると驚きです。
(厳密には、直前まで冷蔵庫だったので6~7秒電子レンジにかけました)
外側はそのままなのに、中のチョコがトロ~としてきて、
フォークで押すと溢れ出てきます。
201202212.JPG
この光沢のある部分が電子レンジで溶け出したチョコで、
上から押すと、トロ~っと出てきます。
こいつの正体はケーキなのかチョコなのか...、わからないような感覚です。
そして甘ーい。
甘いものは苦手な私ですが、ここまで甘いと参りました、OKです。
美味しかったです。

ありがとうございました。
これからも一緒にがんばりましょう。

2012年02月20日ウン小話
ウン小話21

ついにやりました!

"国内短時間飛行前後空港ウンコ"

です。

先日、石川県白山市にある、北陸メイトー乳業㈱に
LKM512の勉強会のために出張した帰りです。
一泊してその帰り、朝の飛行機でした。

小松空港で搭乗前。
羽田空港で着陸後。
飛行時間は1時間程度。
なかなか簡単にできる芸当では無いと自負しております。
しかも、両方とも量もたっぷり。
前日、懇親会でたっぷり飲み食いしたのが良かったのでしょう。

前日の昼に初めて食べた金沢カレーもウンコになっていたと思います。
色が...。
ウンコを見ればカレーを食べたくなる域にまで精神的に成長した私は、
排便後、土産に金沢カレーを買いました。

2012年02月17日LKM博士
先日発表した論文(Scientific Reports)解説します⑨ ―疲れたので最終回―

先週、調子よく書き始めたのですが、気が付くと2週間ずっとこの話題。
疲れたので今日で終わります。

大事なことは、
①まだ腸内常在菌の産生物は殆ど研究されていないという背景
②CE-TOFMSメタボロームという手法の凄さ
③こだわったウンコ抽出法
④予想以上に多くの成分が腸内常在菌の活動の影響を受けていることが判明したこと
⑤これまでの知見では解釈できない結果
ですかね。

この結果は腸内環境という特定分野だけではなく、
医学、免疫学、生理学、薬学、栄養学、細菌学など
幅広い分野に活用することができる基礎的データであることに間違いありません。

今後、色々な方がCE-TOFMSでウンコをメタボロミクス解析する時代が来ることでしょう。
我々が一番乗りしたのは気持ち良いことです。

そうそう、すでに2009年に提唱済みですが
https://lkm512.com/blog/images/2009/10/07/
https://lkm512.com/blog/images/2011/04/26/)、
ウンコをメタボロミクス解析することを
『ウンコロミクス』
と呼んでいます。
国際的に通じるように英語で「スカトロミクス」にした方が良いのではないか
とアドバイスを頂いたりしましたが、
ウンコロミクスの方が言い易く、使ってしまいます。

この論文が出たことで、
ウンコロミクスという言葉を積極的に広げていきたいですね。
これ、私の裏テーマです。

9回に渡り"ややこしい論文解説"にお付き合い下さり、ありがとうございました。
m(μ_μ)m
おしまい。

2012年02月16日LKM博士
先日発表した論文(Scientific Reports)解説します⑧ ―結果と考察つづき、大腸の中のアミノ酸―

昨日までのように、無菌マウスと通常菌叢マウスの腸内代謝産物を比較し分類すると、
腸内常在菌が何をやっているのかを知る第一歩になるのですが、
「これまでの知見と違うじゃないか」、あるいは、
「その通りだな」ということが色々見つかりました。

わかり易い例を1つだけ挙げましょう。
誰もが知ってるアミノ酸!
小学生か中学生か高校生の頃(20~30年前)、
食事由来のタンパク質は酵素で消化されアミノ酸になり小腸で吸収され、
ウンコに出るのはゴミと習いました。
だから、ウンコにはあまりアミノ酸が無いと思っていたのですが、たっぷり検出されました。
たっぷりというのは、餌に含まれている量より増えていたということです。
簡単に言うと、餌に含まれたタンパク質は消化されアミノ酸になり、
結構な量が吸収されずにウンコになって排泄されているということです。
さてさて、栄養失調ならともかく、十分なタンパク質を摂っている日本人にとって、
アミノ酸サプリメントなんて意味があるのでしょうかね?
これ以上書くと怒られそうなのでストップ。

一方、大学の授業(15~20年前)では、
生体の酵素では消化しきれないタンパク質(あるいはタンパク質が少し分解されたペプチド)は
腸内常在菌によりアミノ酸まで分解され生体の栄養になる、
つまり、「我々は腸内常在菌と持ちつ持たれつ共生しているんだ」、とも習いました。
実は、若く希望に満ち溢れていた私は、こういう講義を受けて「微生物って凄い!」と思い、
そういう専攻に進んだのです。
が、殆どのアミノ酸濃度(検出できた19種の基本アミノ酸のうち15種)は、
無菌マウスと通常菌叢マウスに差がありませんでした。
しかも、残りの4種のアミノ酸は無菌マウスの方が多かったです。
ガーン、驚愕の事実 (ОдО∥)
要するに、消化不十分のタンパク質を腸内常在菌がガンガン分解して
アミノ酸を作っているという事実はおそらく無いということがわかりました。
「おそらく」と書いたのは、肉食動物の腸内常在菌ならあり得るような気がするからです。
無菌ライオンを作ってみたい衝動発生。

一方で、消化され吸収されず大腸に到達したアミノ酸は
腸内常在菌が窒素源(タンパク質系の栄養源)として利用して、
自分達の増殖に使っているということも色々報告されています。
しかし、殆どのアミノ酸が無菌マウスと通常菌叢マウスで差が無いことを考えると、
腸内常在菌がアミノ酸をガンガン使っているとは思えず、これもまた怪しい。
そういう腸内常在菌がいるのは否定しませんが、
腸内常在菌の大部分がそうであるという解釈は間違っているのでしょうね。

アミノ酸だけでもこれだけ混乱してしまったのでした。

ちなみに、このデータは論文の図3にあります。
緑が餌の成分が吸収されずにウンコになった時
(水分や消化液の影響を計算して補正)の濃度、
うす紫は無菌マウスウンコ、赤は通常菌叢マウスウンコの濃度です。

2012年02月15日LKM博士
先日発表した論文(Scientific Reports)解説します⑦ ―結果と考察つづき―

昨日の続きで、
③各成分の濃度を無菌マウスと通常菌叢マウスで比較しました。
の中身を今日は紹介します。

無菌マウスで多かったもの、通常菌叢マウスで多かったもの、差が無かったもの、
色々ありますので、餌成分も加えてグループ分けをしてみました。。
それが論文の図2になります。
ややこしいのでここにもその図の一部を掲載します。
20120215.jpg
A~Gまで7つに分けました。
カッコ内はそのグループに属する成分の数です。

A:無菌マウスの腸内に多く、餌に含まれていない成分。
これは、生体あるは消化で産生され、普段は腸内常在菌にほぼ分解されてしまう成分です。

B:無菌マウスの腸内に多く、餌に含まれている成分。
これは、生体あるは消化で産生されるか餌成分がそのまま出てきたもので、普段は腸内常在菌にほぼ分解されてしまう成分です。

C:無菌マウスと通常菌叢マウスに差がなく、餌に含まれていない成分
これは、生体あるは消化で産生され、腸内常在菌の影響を受けない成分です。

D:無菌マウスと通常菌叢マウスに差がなく、餌に含まれている成分
これは、生体あるは消化で産生されるか餌成分がそのまま出てきたもので、
腸内常在菌の影響を受けない成分です。
ウンコにダダ漏れ系の食物成分も入りますね。

E:通常菌叢マウスの腸内に多く、餌に含まれていない成分。
これが、一番わかりやすいですね。
そうです、単純明快、腸内常在菌により生成される成分

F:通常菌叢マウスの腸内に多く、餌に含まれている成分。
これは、腸内常在菌により生成されている成分、
あるいは餌成分で腸内常在菌が大腸での吸収を阻害している成分となります。
吸収を阻害する成分はあまり聞いたことがありませんので、おそらくEと同じく、
腸内常在菌が生成する成分と考えても大きな間違いはないと思われます。
ちなみに私が大好きなポリアミンのプトレッシンとスペルミジンはここに属します。

G:餌のみから検出された成分。
これも簡単ですね。腸で完全に吸収される成分です。

それぞれのグループに入る成分の詳細は論文の図2の下に丁寧に書いてありますので、
研究者で細かく知りたい方はそちらから見て下さい。
→ http://www.nature.com/srep/2012/120125/srep00233/full/srep00233.html

一般の方には、「一つ一つ、丁寧に調べて色を変えて大変ねー」と思って頂ければ十分です。

この1つの図を仕上げるのに一体何日かかったことか...
思い出すだけでしんどい。

2012年02月14日LKM博士
先日発表した論文(Scientific Reports)解説します⑥ ―結果と考察―

CE-TOFMS解析は共同研究先のヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ㈱にお任せして、しばし気楽に結果を待ちました。

で、1ヶ月程して出てきた結果にびっくり。
なんと、きっちりと成分が同定できたものだけで179成分が検出されました。
「こんなにたくさんの成分が一度に検出できるの!!!!!!」
かなり興奮したのを記憶しております。

これまでは、「成分Aは検出されたかな?」という感覚だったのですが、
「何や、この聞いたことない成分は?これも、あれも、あっ、成分Aは知ってる」
という感覚です。

しかし、1日、2日、3日...、日が経つにつれて、このデータをどう解釈するのかわからなくストレスが溜まってきました。

只々、唖然...、茫然...、ウンコする度に思い出し、憂鬱になってきます。
で、開き直って、そもそもこんなに成分が検出できたこと自体が世界で初めてなんだから、
わかったことをドンドン羅列しようと考えました。

①無菌マウスと通常菌叢定着マウスの代謝産物を比較すると、
全く異なることがわかりました論文の図の1aとb。

誰でも予測できることですが、データが示されたのは初めてで、見事に差があります。
腸内常在菌が大腸の中で色々な物質を産生あるいは吸収しているということの証明です。

②実は餌もメタボロミクス解析を行いましたので、それとも比較しました
論文の図の1c。

餌からは驚いたことに250成分が検出されました。
飼料会社もびっくりでしょう。
その内、131成分は大腸内容物からも検出されましたが、残り119成分は検出されませんでした。
つまり119成分は小腸で栄養として完全に吸収されたというです。

③各成分の濃度を無菌マウスと通常菌叢マウスで比較しました。
その結果、123成分が腸内常在菌の存在の影響を受けていることがわかりました。
多くなった成分と少なくなった成分がありますが、ややこしいので続きは明日。

2012年02月13日LKM博士
先日発表した論文(Scientific Reports)解説します⑤ ―方法つづき―

(「CE-TOFMSって何?」って方は①から読んで下さいね)

今日は、④のような方法の大局ではなく、極めて細かい条件の検討です。

私がもう一点こだわったことは、大腸内容物(ウンコになる直前の大腸内にあるプレウンコ)から代謝産物の抽出条件です。
健康に影響する腸内常在菌の代謝産物(産生物)は、菌体外に放出される物質でなくてはならず、菌体内の代謝産物は除かなくてはなりません。

しかし、これまで、CE-TOFMSメタボロームで分析されてきた実績のある研究対象は菌体内や細胞内の代謝産物で、菌体外のものは対象外でした。
菌体内の代謝産物を調べるには、菌体を破壊して内容物を得る必要がありますので、
前処理は有機溶媒(アセトニトリルやメタノール)で抽出していました。
確立されていましたが、今回と目的と正反対なので使えません。

従って、抽出法に関しては一から検討しました。

ウンコを何度も何度も使って...。
ウンコをある条件で抽出しては、菌体が破壊されて、菌体内の遺伝子が抽出液中に出ていないのかのチェックを繰り返しました。
また、菌体が破壊されない条件でも、菌体外成分の抽出が不十分だと意味がありません。
CE-TOFMSは電圧をかけ分析するので、それに影響が出る塩類も大敵でした。
苦労しましたが、なんとか菌体を破壊せず、ウンコ中の菌体外代謝産物をきっちり抽出し、CE-TOFMSの分析にも影響しない条件を見出したのは半年後のことでした。

論文審査の中で審査員に突っ込まれましたので、そのデータはSupplementary Information(付属データ)の9番目の図にあります。

ウンコ抽出方法の検討というマニアックな中身ですが、興味のある方は、論文の下の方のSupplementary Informationのファイルをダウンロードして頂ければ検討した内容を見ることができます。

「そんな細かい点にまでこだわって実験してたんだ!」
と思って頂ければ幸いです。

つづく

2012年02月10日LKM博士
先日発表した論文(Scientific Reports)解説します④ ―方法―

もう一度①から読んでもらえれば、今日もわかり易いと思います。

代謝産物を網羅的に調べる研究には特別な名前が付いておりまして"メタボロミクス"と言います。
代謝産物は英語でメタボライト(metabolite)、網羅的に分析する学問はオミクス(omics)という接尾語を付けますので、あわせてメタボロミクス(metabolomics)というわけです。

昨日まで書いてきたように、CE-TOFMSでメタボロミクスを行えば、腸内常在菌の代謝産物の全貌が解明できそうな予測が立つと、如何に文句のつけようのない試料を準備できるかということが重要になってきます。
そこで実験方法は慎重に考えました。

一つ目は細かい手法ではなく、実験系全体の構想です。
明確に腸内常在菌の影響を調べるためには、一切菌が付着していない無菌マウスというものを使うのがベストだと考えました。
しかし、単純に同じ系統の無菌マウスと普通に菌が棲んでいるマウス(通常菌叢マウス)を用意して比較したら突っ込みどころ満載です。

大腸では代謝産物の吸収もあるでしょうから、生体側の条件を極力揃えました。
つまり、同時に生まれた兄弟を2つに分けて遺伝的差異を小さくしました。
マウスは大体8-12匹の子供を一度に産むので、オスだけ選び(6匹)、それをしばらく無菌的に飼育しておきます。
そして生後4週目に、2つのグループに分けて、片方(3匹)はそのまま、もう一方(3匹)は通常菌叢マウスの糞便懸濁液を経口投与し、通常菌叢マウスを作りました。
そして同じ条件で育てて、生後7週目に大腸内容物を回収したのです。

また、1度だけの実験ですと再現性(同じことをやると同じ結果が得られるのか?)という点で文句がつく可能性がありますので、
同じ父親と先の母親の妹マウスとの間で子供を産ませて、
全く同じ実験を繰り返しました。
これ位の計画を立てておけば、実験系として突っ込まれる可能性は低くなります。

つづく

2012年02月09日LKM博士
先日発表した論文(Scientific Reports)解説します③ ―背景のつづき―

腸内常在菌がどんな成分(代謝産物)を大腸の中で産生しているのか?
実は私が盛んにアピールしているポリアミンもその一つです。
しかし、ヒト1個体当たり平均160種類程度の腸内常在菌が棲息している訳ですから、
他にも色々と作っているはずです。

腸内常在菌の代謝産物を調べるには、ウンコからそれらを抽出し、高度な分析機器で分析する必要があります。
最も使われているのが高速液体クロマトグラフィー(HPLC)といわれるものです。
ポリアミンもこれで測定しています。
他にも、現時点で研究が進んでいる酪酸などもこれを使って測定します。
しかし、ターゲットとする成分により、様々な分析条件(抽出、前処理も含めて)を変えなくてはならず、一度に網羅的に調べることは極めて困難です。
ポリアミンと酪酸を同時に調べることすらできません。

しかし、技術の進歩は凄いですね。
新たな分析技術が現れたのです。
慶応義塾大学先端生命科学研究所の曽我教授が開発された技術、
その名は、"キャピラリー電気泳動-飛行時間型質量分析計"
略してCE-TOFMS(英語で書いた場合の頭文字です)!

はい、訳わからんのは十分に承知しております。
ですが、これが名前なのでどうすることもできません。

代謝産物の多く(例えばアミノ酸など)は電荷を持っており、電圧をかけると自分の持つ電荷と反対の電極へ移動する(プラスのものはマイナス極へ)ので、その性質を利用して成分を分離する(一つ一つに分ける)のです。
これがキャピラリー電気泳動の仕事です。
そして、分かれた成分を飛行時間型質量分析計で何という物質なのかを決定するのです。

つまり、電荷を持つ物質ほぼ全てが一度の分析で調べられるのです。
そして、生物が作る代謝産物の大部分は電荷を持っているのです。

この方法を使えば、世界中の誰もやったことが無い腸内常在菌の代謝産物の研究ができると確信を持った私は、自慢の"少々強引な交渉力"を発揮して、予算内で研究を開始したのでした。

「少々じゃないでしょう。無茶苦茶強引でしょう」
という声が聞こえそうですが...。

2012年02月08日LKM博士
先日発表した論文(Scientific Reports)解説します② ―背景―

今では、腸内常在菌が健康に密接に関連していることは一般の方々も知っています。

大半の方の腸内常在菌に関する理解は、
「ビフィズス菌のような善玉菌は体に良いことをして、反対に悪玉菌は悪いことをしているので、善玉菌を増やせば良い」というものをベースにしたものだと思います。

研究分野でもこの考え方がベースにあり、これまで何十年間も、腸内常在菌の菌種構成を調べる研究が中心に行われてきました。すなわち、

どの菌が善玉菌なのか? あるいは悪玉菌なのか?
病気あるいは健常なヒトにはどんな菌種が棲息しているのか?
というアプローチです。

でも、今の所、「腸内常在菌は1000種類以上存在し、一人当たりは160種程度で構成されており、個体により棲息菌種が大きく異なり、個体差が極めて大きい」という程度のことしか自信を持って言えません。少なくとも私は(10年以上菌種構成を調べる研究を頑張ってやってきたのですがね...)。

さて、質問です。
どのように腸内常在菌は健康に関与しているのでしょう?
そもそも善玉菌や悪玉菌は、腸内で何をしているのでしょう?
たぶん、これに明確に回答できる研究者はいないでしょう。

私は、彼らが大腸内で作る産生物(専門的には細菌の代謝によって産生される物質なので「代謝産物」と言います)が健康に強く影響していると信じています。

理由は簡単。
分子量が小さく(サイズが小さい)、大腸の粘液に浸透でき、大腸の細胞に直接的に作用すると同時に、血液中にも吸収され全身を巡ります。

良く考えて下さい。悪玉菌がいるだけでは何も起こりませんが、悪玉菌が有害物質を産生することで、それが細胞を傷つけてガン化が起こったり、炎症が生じたりするのです。

しかし、腸内常在菌の代謝産物に関しては全く研究が進んでいません。
注目されている代謝産物は、ほんの10種類程度ではないでしょうか?

そもそも、どんな代謝産物が存在するのかすら知られていません。
調べたい、調べたい、調べたいー。
昨日も述べた知的好奇心というやつですね。

つづく

2012年02月07日LKM博士
先日発表した論文(Scientific Reports)解説します① ―その前に―

先日、Scientific Reportsに掲載された論文を何回かに分けてその解説をしたいと思います。

この論文、基礎的な研究のレポートでして、本来は大学等の公の研究者が行う仕事です。
皆さん、普通は応用研究を行う企業研究者が、
しかも協同乳業のように小さな会社の研究員が、
何故このような基礎研究の論文を発表しているのか不思議に思うことでしょう。
著者の私もそう思っているので、当然です。

念のために説明しますが、基礎研究とはウィキペディアにはこのように書いてあります。
「純粋研究とも呼ばれ、理論や知識の進展を目的にしている。
その出発点は知的好奇心であり、
研究成果を何かの役に立てることが目指されているわけではない。」

これに対し、応用研究とは、下のように書いてあります。
「具体的な問題の解決を目指すことが出発点であり、
産業や社会の発展のために行われる。」

すなわち、昨年8月に発表し多くのマスコミに取り上げられた
ビフィズス菌LKM512でマウスの寿命伸長効果が得られた」というような、
企業の商品価値の向上に直接的に繋がる研究成果は応用研究であり、
今回の基礎研究的な論文とは性質が異なります。

「なんで俺がやったんや?」
簡単にいうと、別の目的でこの実験にトライしたのですが、
びっくりする結果が出たので論文にまとめたということです。
但し、完全に予想外の偶発的な成果であった訳ではありません。
ウィキペディアに書いてある通り、
強い知的好奇心による裏テーマとして心の中で設定していました。
すなわち、
「この方法で調べれば、腸内常在菌の産生物に関する
これまでの知見を塗り替えるような新発見ができるかもしれない!」
というものです。

ということで、ややこしい内容ですが、
明日から簡単に説明できる範囲で解説したいと思います。

2012年02月06日LKM博士
先日掲載された論文の解説を書いていたのですが...

先日、Scientific Reportsに掲載された論文の解説をしようと、
昨晩、休日ですが頑張って少し書き始めたのですが、
その原稿を持ってくるのを忘れてしまいました。

先のブログで少し紹介したこれですね↓
https://lkm512.com/blog/images/2012/01/26/
腸内常在菌が産生する代謝産物を網羅的に調べた研究成果です。

困りました... (→.←) ん~.....

では、仕方ないのでちょっと自慢を。

どうやらこの論文、結構研究者の方は興味を持ってくれているようで、
公開されて僅か1週間(2012年2月1日)の時点で、総ダウンロード数が歴代3位になっていました。赤丸で囲んだところです。
201202061.png

更に、e-mailで紹介された数は歴代1位になっていました。
(これは何の数値が正確にはよくわかりません。面倒なので調べる気もしません。)


201202062.JPG


Scientific Reportsはネイチャー姉妹誌では最も新しいジャーナルのため、
まだ250報弱しか論文は掲載されていないので、それ程凄いこととは思えませんが、
それでも、それなりの論文が日々掲載される中で、これだけ上位に来るのはうれしいですね。
それに、これは会員でなくても世界中の誰でもダウンロードできるジャーナルです。
幅広い研究者の興味を惹いた点は喜ばしいことです。

2012年02月03日大相撲関連
2012年大相撲初場所はとっくに終わりましたが...

大相撲初場所が終わって、もう2週間が経とうとしております。
先週はドタバタしていてまとめブログを書く暇もありませんでした。
ですから、今日、恒例の「振り返って」を書こうと思ったのですが、
タイムリーでないので止めておきます。
私の記憶も減少していますし、厳しいですね。

ただ、少し横綱白鵬が気になりますね。
まあ、横綱といえども、2敗、3敗程度は許容範囲で、これまでが強過ぎたのですけど...。

あまり好きではなかったのですが、不思議なことに、
千秋楽、把瑠都にはきっちり勝って欲しいという心境でテレビを見ていました。

強くあって欲しいと無意識に思っているのでしょうか。
初場所は、強さに陰りが見え始めたのではなく、
寒くて、"汗ヌルヌル作戦"が使えなかっただけだと信じたいです。

春日野部屋勢、凄かったですね!
栃乃若関  8勝7敗
栃煌山関 11勝4敗
栃ノ心関 10勝5敗

応援企画の「春日野部屋の皆さんが普段食べている
ビフィズス菌LKM512入りヨーグルトプレゼント」は、

合計29個が本日当選者の皆様に向けて発射されます。
準備万端でっせ!

20120203.JPG


史上最多の数でした。29個ともなれば迫力がありますな。
ご応募下さった皆様、ありがとうございました。
来場所以降も大相撲と共にこのヨーグルトとも仲良くお付き合い下さい。

それから、栃乃洋関、ご苦労様でした。
いつもヨーグルトが到着したら一番反応が早いと聞いておりました。
さっさと関取用冷蔵庫にキープするって話も。
今後は親方として立派な力士を育ててくれることに期待しています。

最後に、北の湖親方の理事長復活には違和感があります。
とても心配です。

2012年02月02日野菜作り
2011年(度)版 野菜作ってます32 ―最終話―

ホウレンソウと残っていたネギを引っこ抜き、本年度の全野菜の収穫が終了しました。

思えば、今年度は3月末のこのブログからスタートし、32回も書いていたのですね。

何種類の野菜を栽培し、その成果はどの程度であったのかは、
本ブログ「野菜作り」シリーズをクリックしてもらえれば、
過去に遡ってみることができます。
可能なら、3月のブログから時系列で読んだ方が、成長具合を感じられて楽しいと思います。

今、畑は片付けて最初の状態に戻りました(この写真は凍結しておりますが)。

20120202.JPG


畑の土壌様、1年間ありがとうございました。
しばらくお休み下さい。
でも、土壌の中の微生物さん、この間も頑張って有機物を分解しておいて下さい。

さて、来年もやるのか?

結構大変なんですよね、ほんと。
暑いし、寒いし、朝も早いし。
家族にも「巻き込まれるのは嫌だ」と言われておりますし、少々迷うところです。

でも、私の労働力を計算しなければ、明らかに黒字です(畑賃貸・講習料の方が、
得られる野菜を値段換算した額より安い)。

労働力は趣味と思えば、あってないようなものですしね。
例えば、趣味が旅行やドライブの人と比べれば、圧倒的な支出の少なさと、
生産性の高さ(見返りの大きさ)。

趣味がスポーツの人と比べても、同じです。
スポーツをして腹が減ることはあっても、食べ物が得られることはありませんから。
何より、スーパーでは買えないおいしい野菜が食べられます。

気が付いたら結局来年度も契約していると思われます。

2012年02月01日野菜作り
あまーい、ホウレンソウ

職場の「報告、連絡、相談」があまい、という意味ではありませんので勘違いしないで下さい。
ちなみに私は全て苦手です。威張る事ではないですが...。

昨日紹介した冬のホウレンソウについて補足したいと思います。

早朝は凍っているというのはこんな状態です。

201202011.JPG


気温は-3℃位。土壌は凍結しておりスコップも簡単には使えません。
触ると簡単に葉や茎は折れてしまいます。

面白いのは、12月初旬にある程度の大きさまで育てて放っておくと、
寒さに耐えられる姿に変身することです。
上の写真でも葉が頑丈そうな雰囲気は感じられると思いますが、
地面を這うように横に広がり、少し縮れて非常に分厚くなります。
そして最も特徴的なのが、茎がごつく(これ関西弁? 太くて頑丈にという意味)なります。
直径1 cmを超える太さになり、おそらくここに糖を貯めていると思われます。
こんな感じです。

201202012.JPG

スーパーのハウス育ちの束になった軟弱ホウレンソウしか見たことない方は、
もしかしたらホウレンソウとすら認識できない"謎の雑草"のような姿になります。
この状態のホウレンソウは束にすることすら困難な位、茎が横向きで頑丈な状態です。

そして、最も甘いのが根の上1~5 cm位の部分。
信じられないでしょうが、トウモロコシの様な甘さです。
昨日、周囲のメンバーに食べさせたら、びっくりしていました。
茹でてしゃぶった後で申し訳ないのですが、この部分が旨いのです。


201202013.JPG

この状態にまで育てた"こだわりのホウレンソウ"は一般品の2倍の値段でも売れる自信があります。

2012年01月31日野菜作り
2011年(度)版 野菜作ってます31 ―ホウレンソウ―

殆どの野菜がなくなり、土壌がむき出しで色あせた真冬の畑に
唯一、強烈な緑色で存在をアピールしているのはホウレンソウです。

20110131.JPG

先日の雪でも平気、
早朝はバリバリに凍っているように見えますが、
完全には凍結していないのでしょうね、枯れません。
植物体内に糖を蓄積して凍結から身を守っているのですね。
ハウスで育てるものより肉厚になり、びっくりするほど甘いです。
同じ種子、同じ畑で育てても、
11月に収穫したものとこの時期に収穫したものでは別物です(放っておくだけで良い)。

とても体に良い気がします。
事実、良いはずです。
これをたっぷり入れれば、たとえインスタントラーメンでも体に良い気がする位です。

この写真分を全部収穫すると、スーパーで売っている15束分はあります。
写真に写っていない場所もあるので、合計20~25束分位ですかね。
市場価格、4~5千円分位あるでしょうか。
食べ切れません。
でも、寒い中、かなりの苦痛を味わいながらの作業を思い出すと、
何が何でも自分で食べてあげようと思います。

「栄養たっぷりホウレンソウよ、俺の血となれ、肉となれ~!」

あっ、大事なこと忘れた。
「栄養たっぷりホウレンソウよ、俺の血となれ、肉となれ、そして立派なウンコになってくれ~」
もちろんウンコは緑色。

2012年01月30日LKM博士
怒涛の1週間が終わりました

終わりました。
恐怖の1週間が。

記憶があまりありません。

確か月曜日は雪が降った日ですよね?

火曜日は在宅勤務で、たぶん20時間以上報告書を作成していたと思います。

水曜日は...、報告書の締切日としか記憶がありませんね。
そういえば、Scientific Reportsの公開時間が
予定(連絡を受けていた時間)より8時間ほど早く、大慌てで対処したような...。

木曜日は早朝から学会スライド作りで、何とか間に合わせ、
夜は懇親会で遅くまで飲み食いしました。

金曜日は、学会後、市民講座の準備しました。
たしか夜中の2時位まで。

土曜日は大宮ソニックシティーで市民講座。
舞台裏で、「一発目は何で笑わそうかな」と本気で悩みながら、
自分の出番を待っていた記憶だけが鮮明です。
結局ネタはまとまらず、ふわっとした感覚でスタートして、
エンジン全開まで5分間位かかったような気がします。

この1週間は、1ヶ月程前の出来事のように感じます。
そして、自分のこととしてではなく第三者的な視点でしか記憶していないのが不思議です。

怒涛の激走による副産物としては、
野菜の管理を怠った点と、目の下にクマができて残っている点が挙げられます。

ウンコ回数は排便の度にきっちりメモしており、
この記憶の曖昧さでデータが狂っていることはありませんので、ご安心下さい。
(誰も心配してないやろうけど、ウンコネタに触れないと気が済まないので書く。)
ちなみに大宮ソニックシティーでも、きっちりマーキングしました。

最後になりましたが、市民講座に来て下さった皆様、誠にありがとうございました。m(μ_μ)m

2012年01月27日LKM博士
発表! 2011年 年間ウンコ回数

皆様お楽しみの、私の2011年ウンコ回数を発表する日が来ました。

と、その前に

「いよいよ大詰め、年間ウンコ回数 2011」のブログで、

2011年は12月26日時点で、目標の512回が
達成できそうなペースであったことを思い出して下さい。

熱心なこのブログの読者の方は、毎年、1月後半に発表することもご存知のようで、
「そろそろ、発表の頃ですね」
と言われたり、つぶやかれたりしています。

元日にはわかっていることなので、さっさと発表したいのですが、
1月は大相撲初場所がありますので、
ブログのネタは豊富で後回しになるのです。

では、発表します。
ジャ―――――――――ン、パンパカパーーン
私の2011年のウンコ回数は

508回でした。
良いペースだったんですがね、残念 (┬_┬)
ウィルス性腸炎のダメージが予想以上に残っていました。
抗生物質を2週間飲んだので、腸内菌叢がボロボロになっていたようで、何か調子が悪く、
とにかくウンコがいつものように出なかったんです。

12月後半は食べる量も普段と同じに戻っていたのに、出なかったのです。
結局最後の1週間は1日1回程度のペースで目標に4回足りませんでした。

2009年 509回
2010年 533回
2011年 508回

んー、こうやって並べてみると、謎の充実感!
3年もやると、おおよその私の年間ウンコ回数が把握できてきました。

2012年01月26日LKM博士
論文が掲載されました!(Scientific Reports)

英国ネイチャー(Nature)の姉妹誌、Scientific Reportsに

私の書いた論文が公開されました。

Impact of Intestinal Microbiota on Intestinal Luminal Metabolome
というタイトルです。
意訳すると
「腸内常在菌の産生する代謝産物の全容解明」
って感じですかね。

後日解説致しますが、
腸内常在菌が作る物質が健康に関与しているのは皆さん頭では理解しているのですが、
実際は、何が作られているのかすらわかっていなかったのが現状です。

じゃー、徹底的に調べてみよう!

ということでウンコ(大腸内容物)を徹底的に調べた研究です。
徹底的というのは徹底的です。
CE-TOFMSという高性能機械を使って、180種類近くの成分を検出したのですから!
└(^へ^)┘

腸内環境研究の世界では間違いなくインパクトがある内容です。
それ以外の医学、薬学、免疫学、細菌学、栄養学など、
あらゆる分野の方にも影響する内容だと思います。

このジャーナルは無料でアクセスできますので、是非読んでみて下さい。
http://www.nature.com/srep/2012/120125/srep00233/full/srep00233.html

 

日本語でないと困る方は、プレスリリースを出しておりますので、まずはこちらを参照下さい。
http://www.lkm512.com/contents/Scientific_Reports.pdf

 

私にとっては初めてのネイチャーグループへの論文掲載です。
うれしいですね ^~^

(実際は受理されて1ヶ月が経っておりますので、もう喜びも冷めておりますが。)

 

あっ、この内容も少しは話しますので、今週末の公開市民講座には是非来て下さいね!⇒ https://lkm512.com/blog/images/news/2012/01/128.html

 

2012年01月25日LKM博士
現状報告(2012年1月25日朝)


「予想通りに死にかけています」に書いたことが、現在どんな状況か報告致します。

と、その前に。
今朝は車が会社に置いてあったので電車で出社したのですが、
案の定、途中激しい便意をもよおしました。
凍てつく公園の公衆便所に何とか辿り着き用を足しましたが、
私のプリ尻が凍りそうでした。
しかも、水も凍結しており・・・。
ここから先は秘密です。


さて、本題です。

本日1月25日の午前9時現在の状況です。
生研センター委託研究の報告書の締切(締切:本日5時頃):完成度:95%
日本ポリアミン学会で発表(26日午後):完成度:0%
公開市民講座で講演(28日):完成度:0%,開催は他スタッフで準備順調)
プレスリリース(今日か明日か...)(完成度:98%)。

もう、この3日間は数時間しか寝ていない状況です。

とにかくメインの生研センターの委託研究の報告書の残り5%を仕上げないといけません。
5%といってもA4に50ページほど壮大なレポートなので、結構あるのですね。
1,000円の5%が50円でも、100万円の5%は5万円のように。

とはいえ、午後5時には必ず提出しますので、それ以降は1週間ぶりにほっと一息ですが...。

でも、明日の学会発表の準備があるので油断してはいけません。

そうです、なんとか便所に辿り着いても、水が凍っていて...、なんてことがありますので。

2012年01月24日LKM博士
在宅勤務

昨晩は凄い雪でした。
午後8時10分頃、東京都西多摩郡日の出町はみぞれ。
「もし雪が積もりそうなら帰ろう」
と心に思い、着替えだけ済まして、調子が上がってきた報告書作りを続けていました。
午後9時頃、「もうやばいよ」と言われて外を見たら、真っ白。
なんじゃ、こりゃーーーっ!!! どういうこっちゃーーーー???
駐車場は私の車、ただ一台のみ。

なんで誰も教えてくれないんだ...。
昨日のブログで、「かなり気性が激しくなっているので注意」と書いたのが逆効果であったのか...。
なんとか、先輩のスタッドレスタイヤの車で送ってもらって帰宅できましたが。

こうなると朝は大変なことになっているのは容易に予想できます。
報告書作成の時間が無い現状を考えると、
通勤に1時間半~2時間もかけるのはロスとしか考えられません。
ということで、昨晩の内に、本日は在宅勤務と決定。
私は裁量労働制で勤務しておりますので、基本的には私の裁量に任されており、
連絡さえ取れれば何処で仕事していても良いのです。
(その代り成果はきっちり出さなければなりませんが。)

ということで、締切まで30時間を切りましたので早朝から頑張っております。
真面目なサラリーマンが雪の上を革靴で歩いてこけているのを想像しながら。

2012年01月23日LKM博士
予想通りに死にかけています

昨年10月に書いた通り(2012年1月が怖い)、えらいことになっております (ΩДΩ;)

10月時点では詳細な日程はわかっていませんでしたが、こんな感じです。

25日に生研センター委託研究の報告書の締切(現時点の完成度:70%)

26日に日本ポリアミン学会で発表(現時点の完成度:0%)

28日に公開市民講座で講演(現時点の完成度:0%,開催は他スタッフで準備順調)

それに、25日にはプレスリリースも予定しています(現時点の完成度:85%)。

いつも思うのですが、私の仕事ってどんな危機でも誰も助けてくれないんですよね。
データはあっても、それを解釈し、全体の中でどういう位置づけにするのかというのは、
基本的に私のウンコ色の脳ミソの中にしかないことですから、
助けようがないといえば、その通りなのです。

助手Kなんて、それを見越して、通常通り仕事してニヤニヤしているだけです。

どうしても生研センターの委託研究の報告書作りに時間を要するわけですが、
この研究は、1億7千万円近くの多額の税金でトライさせてもらっておりますので、
精一杯のエネルギーを使って仕上げる義務があるのです。

色々と世間に公開されている研究報告書をみていますと、
近年の理系の研究は細分化・専門化が進み、分野外の方には理解困難なことが多いです。

しかし、私は、研究者の責任においてそれは極力避けるべきだと考えています。
少しでもわかり易い表現を!
少しでも見やすいグラフを!
そして、少しでも研究成果の素晴らしさ感じてもらえるようなストーリーを!
と思い取り組んでいます。
(つまり、こいつにお金を出してよかったと思ってもらえるように仕上げたい)

ということで、先週から寝不足、寝不足、寝不足 (ΘДΘ)

ここまでくれば、開き直り、どう乗り切るのか、自分のことではありますが楽しみです。

周囲の皆様へ
只今、かなり気性が激しくなっておりますので気を付けて下さい。
非観光シーズンの平日に鹿せんべいを買った客を発見した
奈良公園の鹿レベルに凶暴になっております。

2012年01月20日
ウヅキコモリグモ(昨日のクイズの回答)

昨日のブログを見てない方は是非、そちらを先に読んで下さい。
【クイズ】何が写っているでしょう?

みなさん、見つけられましたか?
パッと見ではわかりませんが、真剣に探せば簡単に見つかりますよね。
(すいません、実物大にしようと試行錯誤して少し画質が悪かったかもしれません。)
写っているのはクモです。
正確にはコモリグモの一種。
90%以上の確率でウヅキコモリグモです。
20121120.jpg漢字で書くと卯月子守蜘蛛。
その名の通り、子守をするクモなんです。
卵嚢(らんのう,クモの場合、多量の卵をまとめて糸で包んで保護した塊)を
お尻にずっとくっつけて歩いて守っている姿をよく目撃します。
孵化後もしばらく背中に仔グモを乗せて生活し外敵から守ります。
卯月、すなわち4月頃に成体になるのでこのような名前が付いたようです。
一年中、特に真冬でも普通に活動しているのでこのネーミングは気に食わない私。
但し、さすがに真冬は動きが少し鈍くなります。

草原にはたくさん生息しており巣を張らない徘徊性のクモです。
体長は1 cm程度、足を広げると2 cm位で茶色からこげ茶色の地味なクモです。
畑にもたくさんいて、害虫を退治してくれる益虫ですから仲良く付き合っています。

これ、たぶんヒシバッタを狙っていた瞬間だと思いますが、私の撮影後にバッタがピョン。
たぶん私のせいです。すんません。

春には子守をしている姿を紹介しますかね!

【捕獲時満足感:2】(10点満点)
但し、卵嚢を抱えていると5
子供が背中に乗っていると9(私は1度しか見たことがありません)。

2012年01月19日
【クイズ】何が写っているでしょう?

201201194.JPG何がいますか?

正解は、一昨日と同じくヒシバッタです。
簡単ですね!
一昨日、初めてヒシバッタの存在を知った方も、
今日は瞬時に見つけられたのではないでしょうか?
ちょっと隠れ方が下手なのかもしれませんが、
皆さんの眼(脳)が一昨日ヒシバッタを確認・認識し、記憶したことも重要な要因だと思います。

もう一度、漠然のこの写真全体を眺めて下さい。
それなりに見事に周囲の枯草に紛れていませんか?
それに、一昨日の乾いた土の上の個体より、少し赤茶色のような気もしますし巧妙です。
簡単に見つけられたのは皆さんの眼がヒシバッタを経験したからです。
初めてなら、簡単ではなかったはずです。

このブログを書き始めてから、
「なんで、あんなに色々な虫を見つけられるの?」
と時々言われますが、
このように虫を探しては周囲の環境(棲息環境)と共に脳にインプットし、
「虫を見る眼」(略して虫眼,ムシメ)が鍛えられているからだと思います。

さて、ここからが本題です。ヒシバッタで満足していてはいけません。
もう1匹違うものがいますよね!
気付きましたか?
既に気付いていた方は「虫眼」が鍛えられていると思います。
意外と簡単に見つかりますから、探してみて下さい。

正解は明日です。

2012年01月18日大相撲関連
2012年大相撲初場所いよいよ終盤ですね(プレゼント企画あり)

本当は別のネタを用意していたのですが、
徐々に盛り上がってきましたので大相撲ネタに変更です。

まさか(?)の横綱白鵬の黒星。
という感じでしょうか。
個人的には、昨日はこうなる予感があったのであまり驚きではありませんが。
といいますのは、
今場所の白鵬はこれまで圧倒的な強さを見せつけるように、
格下相手に、立ち合い激しくかち上げてあたり、一気に勝負をつけていました。
(かち上げとは、ひじを直角位に曲げて相手の胸から首付近にぶつけて下からはね上げることです。プロレスでいう下から打ち上げるエルボーですかね。)
若干強引、若干冷静さを欠いているように感じられる相撲が幾つかありました。
昨日の鶴竜戦も、私にはそんな立ち合いに見えます。
私は、話題が二人の日本人大関ばかりなので、存在感を圧倒的強さで見せつけようとしていたと分析しています。
とはいえ、昨日は鶴竜を褒めるべきでしょうね。

さて、これで久しぶりにまともな優勝争いが楽しめそうですね。
大関陣も一人を除いて元気です。
自分でも驚いていますが場所前に名指しで期待した把瑠都(https://lkm512.com/blog/images/2012/01/06/)が全勝でトップ。
1敗で白鵬と稀勢の里
2敗で琴欧洲、日馬富士、栃煌山、千代の国。

とっ、とっ、とっ、とっ、栃煌山!!!!!! (^m^)
好調ですね。今場所途中に、いつものLKM512ヨーグルトにカスタードプリンもつけて差し入れしてから負けなしです。プリンが効いたか?

ということで今場所もやりますよ、恒例の春日野部屋応援企画。
春日野部屋勝ち越し関取の白星数のヨーグルト(箱単位)をプレゼントします!
いつも春日野部屋の皆さんが食べている「おなかにおいしいヨーグルト」1箱(12個入り)です→http://www.rakuten.co.jp/meitoon/

私が研究しているビフィズス菌LKM512が入っています。
希望者は #sumoyogurtをつけて、ツイッターで私宛に返信下さい。
ちなみに皆さんが食べている様子は、これ(↓)。
https://lkm512.com/blog/images/2011/05/17/
https://lkm512.com/blog/images/2011/05/18/
https://lkm512.com/blog/images/2011/09/06/
さあ、みんなで大相撲初場所の終盤を楽しみましょう!

2012年01月17日
ヒシバッタ

さーて、今年一発目の虫ブログは、真冬でも活動しているヒシバッタから始めましょう。
これは、先週畑で撮影したものです。
201201171.JPG何処にいるかわかりますか?

その名の通り、背中が菱形だからこんな名前がついています。
深い草むらより、草が少なめで地表がむき出しになっているような環境に多いです。
体長は1cm前後ですね。0.8 cm~1.3 cm位でしょうか。
小さなバッタで、全国何処にでもいます。
草原を探せば大概見つけられますが、虫に興味ない人は小さいので
気付いたこともないかもしれません。
体、特に背中の模様、は生息環境により色々変化があります。
これは乾いた畑の土の上に棲んでいたので、明るい土色していますが、
もっと湿気な場所なら土の色に合わせて黒っぽい色をしています。
ただ、形は皆一緒で、菱形です。
でも、この菱形にたたまれた翅は見せ掛けで、羽ばたいて飛ぶことはありません。

太い足からわかるようにジャンプ力は結構凄いです。
40~50 cmは軽く跳ぶんじゃないですかね。
「それだけ?」と思われるかもしれませんが、体長1 cmですし、体の割には凄いです。
保護色もあり、ジャンプ前後も殆ど動かないでじっとしているので、結構見失います。
でも、見失ってもすぐ見つけられます。
着地した付近を手や足で触れば再び、ピョーンと再び跳びますので。

【捕獲時満足感:3】(10点満点)

もしかしたら見つからないって方がいるかもしれないので、印をつけました。
赤い丸の中です。
201201172.jpg

2012年01月16日LKM博士
もう1年、なんとか1年、とにかく1年やり通した

ウィークデーは毎日ブログを書くと決めて始めたのは2011年1月17日。
今日で1年間達成したことになります。

ある人の「毎日更新した方が見てくれる人は増えますよ」
がきっかけで書き始めましたが、かなり辛いです。
こんなに頑張る必要があるのでしょうか?
私が数えたところ、243-4日連続になります。
数回、前もってお願いして助けてもらいましたけどね。

訳わからん位忙しい日も書きました。
有給休暇をとって会社を休んでいる日も書きました。

ウィルス性腸炎で苦しんでいる時もそれをネタに書きました。
朝から外出の日は早起きして頑張って書きました。
体に染み込んだようで、アメリカで飛行機が飛ばなくなった時は暇つぶしに書く始末。

243回といっても実際は1日1日の積み重ね。
その日、その日、ネタ探しに夢中で大事なことも忘れてしまいました。

ブログ512回記念。本来なら9月にありました。
12月15日のブログ開設3周年記念。
両方、読者プレゼントしようと思っていたのに・・・。

さて、ここまでやった甲斐があったのか数字を確認してみました。
確かにアクセス数は上がっています!

毎日書き始める前の2010年の12月と2011年の12月のアクセス数を比較してみると、
4.1倍になっています。
良かった (^。^;)ホッ

不思議なもので、これに比例する形で通販のLKM512ヨーグルト売上も上昇しています。
「おもろいブログ書いている人が研究しているヨーグルトを1回注文してみるか」
と1人でも2人でも思ってもらえればそれでいいのです。
もし書いていなければこういうことは起こらないわけですから。

さて、個人的目標を達成したので、明日からちょっと休みますかね。
いやいや、折角なので引き続き頑張るか。
今悩んでいても仕方ないので明日考えます。

2012年01月13日大相撲関連
2012年大相撲初場所序盤の感想

頑張って朝食時に録画相撲を見ています。
「時間がわからんので止めてくれ」と家族に文句を言われながら...。

場所前の予想(願望?)の通り、
先輩大関達が気持ち悪い位に勝っています。
敢えて注目した把瑠都も5連勝です。相撲内容はかなりバタバタしていますが...。

日馬富士も痔の手術が効いたようです!

カロヤン(毎回説明しなくていいですよね。ブルガリア胸毛大関です)も
不思議な位に落ち着いています。
ヨーグルトを密かにうちのLKM512に変えたのかな?(笑)

幕の内にここ数場所でどんどん新鋭が上がってきて、幕内前半は初顔合わせの取り組みが連発ですね。

贔屓の春日野部屋勢。
幕内の3名は連日力の入る相撲ばかりで、朝に録画で見ていても疲れます。
来場者アンケートによる「敢闘精神あふれる力士」にも栃乃若関と栃ノ心関は2回ずつトップ3に入っている位です(日本相撲協会の公式HP)

私が観戦に行った2日目も栃乃若関は大熱戦で取り直しの末の勝利でした。
今場所も応援企画を計画しているので、とにかく勝ち越して欲しいです。

最後に気になることを一つ。
元大関武双山の藤島親方がスキンヘッドになっているのが、私にとっては序盤の大ニュースです。
かなりインパクトがあります。
あんなに毛がふさふさあったのに、何故?
理由をご存知の方がいらっしゃったら教えて下さい。

2012年01月12日実験器具・機器シリーズ
お世話になっている実験器具・機器シリーズ7 ―マイクロチューブ,Microtube―

このシリーズでは2回に渡って試験管を紹介してきましたが、
前回紹介した短い試験管でも
反応液の量は1 mlより少なくなると使い難いです。

また、これらの試験管は高速の遠心分離機に対応できません。
(遠心分離とは、回転により、ある試料に対して強い遠心力をかけることにより、その試料の構成成分を分離する方法です。例えばヨーグルトを遠心分離すると、透明な液であるホエーと沈殿するカゼインに分離します。詳細はまた別の機会に紹介致します。)

そこで汎用されているのがマイクロチューブです。
マイクロ(micro)とは(極端に小さい)という意味ですから、「小さい試験管」という意味です。
20120112.JPG

標準的なもので、左から1.5 ml、0.5 ml、0.2 ml用です。小さいでしょう。
0.2 ml用は数μl(μl=1 mlの1/1,000)程度しか入れないことも多いです。

殆どのマイクロチューブは材質がポリプロピレンでできていることから、
強度があり(そう簡単には壊れない)、耐熱性、耐薬品性に極めて優れており、
何にても使える素晴らしい実験器具なのです。
また、安価で、1000本で2500円位のものが多く(まとめ買いやキャンペーン中に購入するともっと安い)、1本が数円程度で使い捨てです。
我々の研究分野でこれを使っていない研究室は存在しないと思います。

試験管同様、実験試料の反応にも使えますし、
密閉できる蓋が付いていますので、貴重な試料をマイクロチューブに入れて冷蔵あるいは冷凍保存もできます。
この部屋ではマウスやラットのウンコは、1.5 ml用チューブで冷凍保存しています。
使い捨てでコンタミリスクも少ないので試料の希釈にも使いますね。
これは使用者により色々な使い方があるので、語り出すと切がないです。

ちなみに、エッペンドルフ(Eppendorf)社製が最初に世に広まった(?)のか、
マイクロチューブ全般の通称として「エッペンドルフ」ということも多いです。
私は略して「エッペン」と呼んでしまいますが、老舗のEppendorf社製は若干高いので使ったことはありません。

2012年01月11日野菜作り
2011年(度)版 野菜作ってます30 ―聖護院大根―

2012年版としなければならないのか迷いましたが、
これは2011年に栽培したものの経過ですから2011年(度)版にさせて頂きました。

遂に、聖護院大根の登場です。
これまで地中に埋まっている姿は紹介していましたが
(2011年版 野菜作ってます27)

地中部位の写真はこれが初めてです。
白菜とのツーショットをどうぞ!

2012011101.JPG

20 cm越え、4.5 kgの超ヘビー級です。
一般的な聖護院大根は1.5 kg~2 kgということなので、その大きさがわかって頂けると思います。

「2011年版 野菜作ってます28」
で紹介したように、
丹精込めて栽培しているので大きく育ってくれたのでしょう。
ちなみに、横の白菜もスーパーで売っているものより一回りは大きいものですよ。

京都市左京区聖護院地区が発祥の地ということで、この名が付きました。
最初は普通の大根だったものが代々植え継がれている内にこのような形になったそうです。
若干神秘的な表現ですが、農学的表現では品種改良が行われたということですね。
苦味や辛味がなく、甘みがあり、煮ると口の中でとろけるように柔らかくなるのに、
全く型崩れしない。
煮物に最適なんです。

2012011102.JPG

酢漬けも合います。
京漬物の代表の千枚漬けはこの大根で作るのが基本だそうです。

上の写真の聖護院大根と白菜に、人参とブロッコリーも加えて、
奈良への帰省時に新幹線で持って帰ったのですが、
10 kg越えのため、次の日は筋肉痛に陥りました。
宅急便が発達した世の中で苦労して手で持って帰るのは、私が採れたて主義(収穫から食べるまでの時間は短い方が旨く、そのように食したい)だからなのは言うまでもありません。
しかし、
12月29日から1月3日まで、仏壇の前に供えられていました(笑)。
あまりに大きいのでお客様に見せたかったようです。

2012年01月10日LKM博士
寒いですが...

暦の上では、
先週の1月6日に「寒の入り」を過ぎて、
来週の1月20日の「大寒」を経過して、
2月3日の節分までが、1年で最も寒い時期と言われています。

実際に寒いですね。
手袋して運転しています。

以前にも書きましたが(今日から3月)、
私はほぼ同じ時刻に同じ場所を車で通るので、太陽の位置を敏感に感じるのですが、
12月の冬至の頃と比べると、
もう、太陽の位置は上がってきています。
気が早いですが、夏に近づいているということですね。

ところで、気温に最も影響を与えているのは太陽だと思うのですが、
冬至の12月下旬より、
太陽の高度も上昇し、日照時間が長い1月下旬の方が寒いのは何故でしょうね?
夏の場合も同じです。
夏至の6月より7月、8月の方が暑い。

理科の授業では、
「地表や海が冬至の頃にはまだ冷え切っていないが、1ヶ月余り遅れて冷えるからだ」
と習い、テストの答案にはそのように書いて丸をもらっていましたが、
あまり納得しておりません。
そもそも、地表から何m下まで、太陽パワーの影響を受け気温を左右するのでしょうか?
ちなみに、変温動物の虫たちは地表から10 cm程度で十分に冬を越しますし、
(冬を越すというレベルでなく、幼虫などは活発に行動して成長するものも多い)
畑の大根や人参も数センチの土を被せておくだけで、
凍結の影響も受けずに、あまり傷まずに真冬でも保存できます。
と考えているとやっぱり納得できません。

規模が大き過ぎる話で、自分の眼で確かめたことが無いからでしょうかね。
微生物の様なちっちゃいものを扱っているもので...。

2012年01月06日大相撲関連
2012年大相撲初場所が始まります!

正月が明けたと思ったら、もう明後日から2012年の大相撲がスタートします。
楽しく、そして慌ただしい2週間です。

不思議なもので、
私が昨年の9月場所を観戦に行った時にはいなかった日本人大関がその後誕生し、
今場所観戦に行く時には2人もいます。
当然注目に値しますが、敢えて今場所は先輩大関達に注目したいですね。
特に先場所やや復調しているように見えた把瑠都の奮起に期待したいです。
とはいえ、相撲が雑なので...。

春日野部屋さんから頂いた番付です。
20120106.JPG
こっそりと、いや堂々と、大量の貴重な糞便試料が-80℃で保存されている
ディープフリーザーに磁石で貼ってあります。
特に小さい文字が見易いように、私の眼の位置に幕下上位がくる位置に貼ってます。
先程気が付いたのですが、この番付から床山さんの名前も載っていますね(左下の方)。
写真ではわからないでしょうが、先場所引退した元関脇玉乃島が西岩親方となっています。
こういうのを見るのが面白い!

今場所、密かに注目しているのは、謎の「会いマス」席ですね。
升席は升席単位でしか購入できないという一般人には受け入れ難い販売方式なのですが、
(2人で升席で観戦したいと思っても標準的な四人升席だと、4人分を購入しなくてはならない。
二人升席というのも存在するが、数が少なく、後ろの方のあまり良くない場所しか無い。
つまり、升席で観戦したければ4人集めないと金額的負担が大きいのです。
しかも、大人4人だと狭過ぎるスペース。)
「会いマス」ではこれを解消するために、1人分ずつ購入できるというシステムです。
しかし、他人と同席になります。
「でかいおっちゃんと一緒だとしんどい」と思っていたのですが、
調べてみると"女性席"、"60歳以上席"とか指定できるそうです。
どれ位の方が利用するのか調査したいです。

今場所もLKM512ヨーグルトを差し入れしている春日野部屋の皆さんを応援です。
関取衆は先場所の不調で番付も少し下がり、逆に大勝が期待できますね。
そして、幕下上位の3人(栃飛龍、栃翼、栃矢鋪さん)には注目です。
関取の地位を勝ち取って欲しいものです。

2012年01月05日LKM博士
美しき鹿の糞

正月、自分のブログをボーっと読みなおしてみました。
これが結構面白い。

虫の話が素晴らし過ぎる。
大相撲ネタも、年末のNHKの総集編を見るより記憶が甦ってきます。
ウン小話も結構たくさん書いていますね。
困った時の野菜作りネタ。助けられています。

ですが、昨年1年間を通して一点気になることがありました。
「勝手に奈良県観光大使」と名乗っておきながら、奈良ネタが少な過ぎる。

ということで、今年は鹿の糞の写真から入ります。

鹿の糞の写真は2009年に

「授かったヒント」

でも掲載しましたが、
今回は立体感を伝えたいとかなり近づいてアップ写真を撮りました。

娘や甥っ子を使って良いウンコ(出したてで輝きがあるもの)を見つけるのに5分程度、
デジカメの撮影モードをいじりベストショットを取るのに10分程度の試行錯誤。
娘や甥っ子にも見捨てられ、
「正月から何を必死でやってるねん」と思いながらも渾身の一枚。

20120105.JPG

どうですか?
輝きがあり、美しさすら感じさせる一枚がとれました!
ちなみに真ん中やや左にあるのは普通の石ですから。

おかげで、
すぐそばを通り過ぎていく大勢の初詣客にはかなり奇異な目で見られていましたが、
年明け早々、最高のウンをゲットできたと思えば良いことです。

2012年01月04日LKM博士
仕事初めですね

改めまして、明けましておめでとうございます。

今日から仕事初めの方が殆どですかね。
私は今日まで休みにしています。
Uターン(帰省)ラッシュが嫌いなのです。

Uターン(帰省)ラッシュってやつは凄まじく、
今年のカレンダーだと2日午後から3日は終日、激しかったことでしょう。

経験が無い方も結構いらっしゃるようですが、
尋常じゃないんです、これ。

駅や空港は移動する人で溢れ、弁当購入やトイレも一苦労。
私は車を使いませんが、高速道路も激しいようですね。
新幹線などはいつもガラガラのグリーン車も完全に埋まるレベルです。

帰省ラッシュでもう一つ意外な盲点は、
移動する人だけでなく、
送迎に来る家族も加わっているので駅や空港は混乱しているということです。

私は仕事の都合上、仕方ない時はこの中に加わりますが、
幸い自分のペースでできる仕事ですから、今年は1日遅らせ本日戻ります。

とはいえ、地獄の1月がスタートしていますので、
研究の感覚を無くさないように、
年末から毎日、夕食前など時間を見つけてはコンピューターで作業をしています。
おかげで丸一日働く分位は進展しました。

では、皆さん、今年もよろしくお願い致します。

あっ、殆どの方が休暇に入っていた

12月29日1月1日にも
ブログを更新していますので、
是非ご覧ください。
セクスィーニンジンは必見です。

from 奈良の実家

2012年01月01日LKM博士
明けまして、おもしろ画像です(セクスィーニンジン)

明けましておめでとうございます!

昨年最後はナスのおもしろ画像で失礼しました。

飛躍の年にしたい2012年も、おもしろ野菜画像から始めます。


20120101.JPG


セクスィーニンジンです。

もちろん、これも私の畑で収穫したものです。
見事な脚線美!
いやー、ほんとセクスィーですね。

なんのこっちゃ、よくわからんブログで始まりましたが、
本年もバシバシ書きますので、
このブログを、いや、LKM512を
よろしく
お願い    ┌(゚ロ゚)┐
致します!!  ┌(_ _)┐↓