協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2021年04月15日LKM博士
農芸化学技術賞を頂きました!

遅ればせながらご報告させて頂きます。
日本農芸化学会の農芸化学技術賞を受賞致しました。
腸内細菌叢を利用して生理活性物質ポリアミンを産生する機能性食品を開発したことを評価して頂きました。
推薦して頂きました辨野義己先生、選考委員の先生方、また研究を一緒に進めて下さいました共同研究者の先生方、そして協同乳業㈱の皆さまに、改めて御礼申し上げます。

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まるで、先日受賞したような内容ですが、実は、これは2020年度の受賞です。
本来、昨年2020年の3月に学会で表彰される予定だったものが、新型コロナウィルス感染拡大を受け、2020年度の大会が中止、授賞式も延期となっておりました。先月やっと授賞式が開催され、賞状等を頂くと共に受賞講演(学会員へはオンライン配信)も行いました。

受賞講演の要旨は学会HPに載っています。
https://www.jsbba.or.jp/wp-content/uploads/file/11-12.pdf

形式上は昨年の受賞で、学会HP等でも発表済みでしたが、授賞式は延期されたため、「内定はしているが正式な受賞はまだ」という雰囲気で、大々的に報告して良いのか否か、心が定まらずに一年間過ごしておりました。
この度、やっと賞状と表彰盾を頂きましたのでブログで報告です。

ところが、1年間経過したためか、あまりテンションは上がりません。
おそらく、時間経過が原因ではなく、コロナ禍で祝い酒を飲みに行くことすらできない現状に幻滅しているからではないかと思われます。
本来、昨年の福岡大会で、関係者を集めて美味い水炊きを食しながら酒を飲み祝おうと勝手に計画していたので(受賞者自らが計画している点は滑稽でしょうが、飲み会好きの性分なので仕方ない)、いまだに落ち込んでおります。

その反動で、先日の授賞式で仙台に行った際は、お客さんが殆どいない居酒屋で、一人で軽く祝杯ということで、生ビール2杯、地酒冷酒3杯、レモンハイ1-2杯(この辺りは記憶がやや曖昧)を、無言で僅か40分間で平らげてしまいました。
おかげで翌朝の授賞式ではやや調子が悪かったです。
驚いたことに、オンライン中継を見ていた知り合い数名からは、「元気なかったですね」と指摘を受けてしまいました(苦笑)。

この授賞に満足せず、さらに本研究を進めていきたいと思います。

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