協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2009年04月16日LKM博士
呼子のイカ

研究することが仕事の方なら理解できると思いますが、
毎日実験していたら頭が狂いそうになることが多いです。
とにかく、孤独で、殆どが失敗ですから。
ということで、精神状態を安定に保つために、
ちょっと遠出をする時は、一所懸命、非日常を味わおうと努力します。

福岡での農芸化学会の後、3月31日、私は休暇をとって
一人で佐賀県の呼子(よぶこ)という所にイカを食べに行きました。
というのも、
このブログをほぼ毎日チェックしてくれている共同研究先のスタッフのマキさんに、
学会の後、休暇を取って九州の何処かに遊びに行く予定であることを言ったら、
「じゃ、呼子のイカがおススメよー」
と教えてくれたからです。
彼女は福岡出身。情報に間違いはありません!

学会最終日には、多くの知り合いが、
「何時の飛行機で戻られるのですか?」
と聞いてきますが、
「俺、イカ食べに行くから帰らへん!」
「イカ?」
「呼子ってところにイカ食べに行く? 知らんの? 勉強不足やなー。」
「はぁー (・~・:)?」
といういような会話を何回したことか。

でも、マキさん、学会会場で会った時に呼子のことを話したら、
「えーっ、別府じゃないのー!?」
そういえば、最終的には
「色々おすすめはあるけど、別府温泉が一番!」
って、私に薦めてくれていたのを思い出しました。

しかし、計画を立てる時には頭の中は"いか、イカ、烏賊"
完全に忘れていて、別府の「べ」の字も出てきませんでした。
食い意地のはり具合に、自分でも驚きです。

でも、食い意地がないとウンコの実験はできません。
なぜなら、必要な時にサンプルを出さなくてはいけないからです。
ちょっと思いついた時は、まずは自分のウンコで試すのです。
そう、大腸の中には常にサンプルを仕込んでおく必要があるのです。

完全に脱線しましたので、呼子の続きは明日。

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