2011年01月27日LKM博士
紫色になるブロッコリー
ご存じでしたか?
寒さに曝されるとブロッコリーは紫色になります。
アントシアニンという物質が作られるからです。
何か聞いたことあるけど何それって方もいらっしゃるでしょう。
ブルーベリーなどに多く含まれ、抗酸化作用で有名なポリフェノールの一種です。
何故、できるのか?
植物の代謝は専門外なのでよくわかりませんが、
インターネットで見る限り、
寒さで植物体内の糖含量が増えたり、タンパク質代謝経路が停滞したりすると、
アントシアニン合成経路が活発化するようです。
私なりに解釈すると、アントシアニンは寒いから合成されるのではなく、
寒くて植物が身を守るために体内の糖含量などが増えた結果おこる現象ということではないでしょうか。
とはいえ、よくわからん。
本気で取り組んでいる、腸内細菌のポリアミン代謝経路を理解するのでも難儀している私が、植物の代謝経路を語るのは間違っているので、やめます。
知りたい方は、自分で調べて下さい。
ただ、言えることは、紫になったということは、ブロッコリーは寒さから身を守るため糖度が高まり、美味しくなっているということです。
ということで写真をどうぞ。
美味しくなっているのに、市場では紫化したブロッコリーは価値が低く、半値程度で扱われているようです。
紫色になり安売りされているブロッコリーを見たら、必ず買いましょう!
"超お得"ということです。
ちなみに茹でると色鮮やかな緑に戻ります。
アントシアニンが溶出するからだそうです。