2021年02月04日LKM博士
書籍がでました!(腸内微生物叢最前線)
腸内微生物叢最前線
~健康・疾病の制御システムを理解する~
内藤祐二編集
診断と治療社
が、先日(2021年1月10日)に発行された。
私は、
各論V 心・腎・血管系疾患と腸内微生物叢の関連
の箇所で、
「腸内微生物叢の代謝産物と動脈硬化」
というタイトルで執筆した。
腸内細菌が作る物質(代謝産物)と動脈硬化に関する最新知見、その中でも近年注目されているポリアミン(polyamine)の作用を解説し、それを利用してどのように予防するのかを紹介した。
他の先生方も最新知見を惜しみなく紹介されている。
罹患者の多い一通りの疾病と腸内細菌の関連性について、専門家が初学者向けにやさしい表現で解説している。そして、全ての項目で、カラーの分かりやすい図が掲載されており、理解が深まる。何しろ、わかりやすい図を用いての解説は編集部の強い意向であったため、全編を通して綺麗な図が並んでいる。
本体価格5000円。
この分野は日進月歩につき、最新知見は常にアップデートせねばならない。
この価格で最新知見が一通り得られる一冊、お薦めです!
自身が絡んでいなくても、おそらく見つけ次第購入したであろう逸品である。