2015年11月24日LKM博士
マウス採血の夢
仕事熱心な私は、昨晩、マウスの採血を行う夢を見ました。
おそらく、今日は実際にマウスから採血しなければならないので、
私のウンコ色の脳ミソが先走ったのでしょう。
動物実験の採血は、それなりの職人技です。
初めて挑戦する人が簡単にできる技術ではありません。
もちろん天才肌であまり苦労しないで技術を習得する人はいますが、
通常は反復的に実施し技術を高めることが必要です。
そういう意味で、夢の中でも採血している私は、
素晴らしい研究者といえるでしょう(笑)。
ただ、昨晩の採血は非現実的でした。
何故か、人間の健康診断のように、注射器でドクドクと採血できておりました。
その量5 ml以上。
実際は、マウスは体が小さいから、総血液量が1.8ml程度といわれております。
むちゃくちゃです。
また、通常は採血に使わない、足の甲の毛が少ない部位の血管から採血しておりました。
思い出してみると、一般人は決して見ることのない、
かなりマニアックな夢であることに驚かされます。
さて、現実の世界ではどうでしょうか?
先程、第一部(午前)の採血を終えました。
自己採点では65点。
久しぶりのため、少々感覚が鈍っており、
十分量の血液確保に時間を要してしまった個体もありました。
夢、役立たず。
午後も第二部の採血を行います。
1匹30秒位でさっさと終えたいと考えておりますが、どうなることか。
ただ、今日は個体毎に、
「足の甲から採血できるんちゃうか?」
という気持ちが沸いてしまい、それを制御するのが大変です。
夢のせいです。