協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2014年03月19日LKM博士
怪我の功名

助手A♀が怪我をしたのです。
ソチ五輪に刺激されたのでしょうか?
スノーボードで左手骨折。

実験するのは困難な状態になりましたので、代わりに私が実験をすることにしました。

これが楽しい、楽しい。
最近、自分で手を動かす機会が減っていましたので、
楽し過ぎます。
昼飯も食べずにやってました。

また、実験を任せて結果の報告を受けているだけでは気が付かなかったことがわかりました。
実験方法の正確性に甘さがあったのです。
再現性(繰り返し同じ実験をやれば同じ結果が得られること)が良くないのです。
相手がウンコなので、再現性を得るのが非常に難しいのですが、
許せないレベルでした。

助手A♀の名誉のために述べますが、彼女はここに来てまだ1年経っていません。
実験方法の構築は簡単なものではありません。
しかも、誰もやっていないことに挑戦しているわけですから。

この基準は沢山経験しないとわからないので、
経験が浅いスタッフに完全に任せていた私がいけなかったのです。

もし、このまま実験を進めていたら・・・。
考えるだけでゾッとします。

今回、骨折を機に、じっくり実験条件を練り上げていくことを学んでくれたと思いますので、
これ以上にない怪我の功名だったというわけです。

ということで諺の域を超越した、マジ怪我の功名の報告でした。

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