2011年09月05日LKM博士
春日野部屋訪問(前半)
研究所で働いている私は、色々な研究テーマを考えそれに邁進するのが仕事ですが、
全く異質のテーマを作りました。
このブログの読者の方にはお馴染みでしょうが、
「春日野部屋を応援してビフィズス菌LKM512の認知度を上げよう!」プロジェクトです。
(もちろん、勝手に命名しました。)
ということで、先週の金曜日、春日野部屋を公式訪問致しました。
公式訪問? つまり、仕事で訪問するということです。
朝8時頃の幕下格からの朝稽古がお奨めということで、5時台に起床して向かいました。
両国駅で降りて、「場所はこの辺りかな?」と歩いていると、
まわし姿の力士が何人も道に見えるではないですか?
「なんか、異様な空間。ちょっと怖い...」
間違いなく春日野部屋です。
マネージャーさんが出てきてくれました。
挨拶もそこらで、早速、中に入れて頂くのですが、その前に注意事項。
① 中は親方もいて緊迫して稽古をしているので、携帯はオフに(ちなみに私は持っていない)。
② 話は極力しないように。
③ 気が散るので、立ち上がって歩いたりしないように。
当たり前です。何しろ本場所間近の大事な稽古です。
個人的には便意をもよおしたらどうしようか心配になりましたが...。
玄関で、既に、体と体がぶつかり合う「バチッ、ゴツッ」という、
何とも表現できない音が聞こえてきます。
中に、そーっと入らせて頂きました。
社会人としては元気よく挨拶すべきなのでしょうが、謎の緊迫感があり、
声を出さない方が良いと判断しました。
と、いきなりオーラを出しているのは、元関脇栃乃和歌の春日野親方です。
普通の顔でも怖い(これは大相撲ファンなら共通の認識だと思います。
ご存じない方はインターネットで調べて下さい)のに、
弟子達を指導中ということで更にパワーアップです。
稽古場が1m先にある最前列(畳なので席ではありません)に座らせて頂きました。
ちょうど、稽古する手前の力士は背中側、相手の力士は顔が見える位置です。
1mもあるかないかの目の前には土俵を囲む力士の背中とお尻があります。
両者を横から見える正面の位置には親方達が陣取り、指導をしています。
幕下クラスの力士達が激しく稽古をやっていました。
それにしても激しい。
本場所は溜席で、数mの距離で見た時はその迫力に驚きましたが、稽古はそれ以上。
距離が近いということと、部屋という空間のため、音が大きいです。
何番も何番も、勝った力士が次の稽古相手を指名して、延々と繰り返されるのです。
時々、親方衆が指導するため中断しますが、延々と。
汗だく、土でドロドロなのですが、ちょっとタオルで拭くと、きれいな汗が噴き出してくるのです。
1つ1つの汗腺から、珠のような汗です。
サウナで耐えているオヤジのドロドロ汗とは質感が異なります。
ちょっと落ち着いてくると、
「あっ、あれは以前にブログに出てくれた栃矢鋪さんや」(大相撲技量審査場所というか...、タイトルはやっぱり「ついに力士登場!」参照)
等わかってきました。
圧倒されっぱなしで1時間位経ったでしょうか。
親方の合図でぶつかり稽古が始まりました。
関取衆が順に胸を出し、幕下以下の力士がぶつかり、土俵の反対側まで押すのを繰り返し、
転がされては受け身をとる稽古ですが、これが更に激しい!
「ゼーゼー、ハーハー」
気が付けば、コーチ役(?)っぽい栃乃洋関をはじめ、栃煌山関、栃ノ心関、栃の若関、木村山関が勢揃い。
さらに、出稽古に来た、隠岐の海関、磋牙司関、碧山関もいるではないか!
碧山関を連れてきた田子ノ浦親方(元久島海)も。
そして、解説でお馴染みのあの親父まで登場するではないですか!!!
長くなったので、つづきは明日。