協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2011年08月11日LKM博士
ビフィドバクテリウム キュカンバー

ビフィズス菌は主として生物の腸管内に棲んでいる細菌ですが、
キュウリから発見しました。
これは、これまでの知見が大きく変わってしまう可能性があります。

2011081111.JPG

すいません、ジョークです。
育てているキュウリがいよいよ終わりに近づき、真っすぐ伸びず、変な形のものが多くできるのですが、その中の典型的なものです。

顕微鏡でビフィズス菌を観察したことがある方は、思わず微笑んで頂けたと思いますが、
こんな両端が膨らんだ形態をしているものが多いのです。

ちなみに、ビフィズス菌の学名は、Bifidobacterium(属名)です。
Bifidとはラテン語で「分岐した」を意味し、アルファベットのYの字のように、菌の形態が分岐したものが象徴的なのですが、
このキュウリのように、「く」の字に曲がったもの、
先が丸まった棍棒状のもの
など、芸術家が作ったような形状のものが殆どです。
しかも、菌を生育させる培地(栄養が入ったもの)や培養時間によって形状がかわることがあり、ちょっとややこしい菌でもあります。
慣れると逆に見分けやすいのですが。

ビフィズス菌LKM512もこんな形をしていますよ!
HP上の電子顕微鏡写真参照

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