2011年03月22日LKM博士
量の問題
福島原発の問題で、
「放射性物質がどの位の値である」、「野菜や原乳で基準値を超えた」
というニュースが連日報道され、それに伴い風評被害も出ているようです。
驚いたことに、私の小学1年生の娘まで、
「雨に濡れたら放射能で大変なことになる」
と言っており、ショックを受けました。
(実際は"ホウシャノウ"ではなく、"コウシャノウ"と言っていましたが。)
学校で習ったのか、友達から聞いたのか、テレビをから得た情報なのか...。
私がNHKを見ている限り、そのように感じ取ることができる情報は全くありません。それどころか、「放射線の量は、○○○程度の量」であるという例を出して、首都圏では身体に危険が及ぶ量ではないと明確な説明もあります。
どれ位の量なのか、私の実験対象であるウンコで考えてみたいと思います。
100g(小さめバナナ1本分位)のウンコが実験台の上にあればキツイですが、
1g(角砂糖程度)なら、臭いはありますが精神的にはそれほどでもなく、
0.1g(米2粒程度)なら、臭いも少なく心に余裕が出てきます。
1mg(0.1gの100分の1)なら、ウンコとして認識できるか否かも定かではありません。
現在は低下しているようですが、爆発が起こり最も濃度が高かった時は、人体にも多大な影響がある400ミリシーベルトという値が発表されました。
その後、首都圏各地でも上昇したとニュースが流れましたが、東京で最も高かったのが約0.8マイクロシーベルトということで、原発の50万分の1程度です(ミリとマイクロの単位の違いに注意。マイクロはミリの1000分の1)。
ウンコ100gを原発と考えると、桁数が著しく異なり計算がややこしいのですが、東京の濃度は0.2mg程度になりますかね。
0.2 mg は天秤では正確に測定できないので、量りとるとすれば、ウンコ1gを10 ccの水に懸濁した液の(濃い味噌汁位の濃度でしょうか?)、0.002 cc(1 ccの500分の1の量)分になります。
爪楊枝の先でチョンとして作った水滴程度です(少なくて水滴にならないかも)。
皆さんの排便時の便所内の方がよほど臭い物質が飛散しています。
余計にわからなくなってなければ良いのですが...。
冷静に分析し、おかしな情報に振り回されないようにしたいものです。