協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2019年03月15日LKM博士
解説記事が掲載されました(バイオサイエンスとインダストリー)

昨年、Science Advancesに掲載されました論文内容に関して、
執筆の依頼を受けた解説記事が、
バイオサイエンスとインダストリー(第77巻1号)に掲載されました!

腸内細菌(口から投与されたプロバイオティクスも含めて)は、
それぞれが腸管腔内の限られた環境中で、
(環境には食由来成分も含まれる.本ケースではアルギニンが鍵となる成分である)
サイズは小さいが、複雑でダイナミックな生存競争を繰り広げているのですが、
各細菌ケース・バイ・ケースの生き残り戦略が絡み合った結果、
我々の健康維持に役立つポリアミン(プトレッシン)が、
副産物(ゴミ)として、菌体外(腸管腔内)に放出されることを明らかにした論文です。

解説記事のタイトルは、
腸内細菌叢による「ハイブリッド・ポリアミン生合成機構」
です。

20190315.JPG

「トピックスとして2ページにまとめて欲しい」と頼まれたため、
頑張ってコンパクトに仕上げました。

興味がある方は、ご一読下さい。

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