協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2020年05月14日LKM博士
移り行く季節

先日、総務・人事部に会社案内パンフレットの研究所部門の箇所の添削を頼まれた時に、
私は文章とは別に、使用予定の写真にクレームを付けた。
研究所の外観写真であるが、どんよりと曇った空模様に加え建物周囲の樹木(おそらく欅の巨木)は全て葉を落とした暗く寂しい写真であった。
映画のオープニングなら、これから不吉な出来事が起こることを視聴者に予感させるだけの効果を十分に保持している代物であった。

おそらく同意してもらったのであろう。
しかし、私が納得するものを提出して欲しいと頼まれる羽目になった。
心の叫び「余計なことを言わんかったらよかった。なんで俺が・・・忙しいやけど」

頼まれたのは4月中盤、私の畑では菜の花が満開になっていたことから、現行品よりマシな写真は撮れるだろうとデジカメ片手に撮影に出たが、春の訪れを象徴するチューリップすら虚しく感じる景観であった。

20200514-1.jpg
4月20日 

その10日後、ゲラ刷り修正〆切が間近で、待ちに待った快晴だったこともあり、再び撮影を試みた。
ようやく、写真でも欅の大木の芽吹きを捉えられる景観となった。

20200514-2.jpg
4月30日 この日に撮った写真の1枚がパンフレットに使われることとなった。

その11日後、必要ではなかったが、季節の移り行く様を感じたので記録の意味で撮影した。
前回から僅か10日余りであるが、葉は色濃い緑となり茂った状態になっていた。
悠然と変化する樹木の姿は、私に混乱の中で物事を進めていくための本質を思い出させてくれた。

20200514-3.jpg
5月11日 

ここでブログを終えるつもりであったが、ふと、4月21日と5月11日に同じ車が停まっていることに気が付いた。
ここはお客様の駐車場スペースなので、同じお客様がたまたま来社されていたことになる。
私の撮影時間は僅か2分間程度。なかなかの偶然である。

前の記事< | トップへ戻る | >次の記事