2016年05月18日LKM博士
改善されたこと(東海道山陽新幹線)
今日は京都に出張で新幹線ナウ
今年度に入り9回目(往路)と10回目(復路)の新幹線になる。
出張を減らしているが、それなりにハイペースである。
ところで、
今年度から東海道山陽新幹線で改善されたことがあるのをご存じだろうか?
利用されている方はもう知っているであろう。
車掌さんが回って来ての指定席の切符チェック
が無くなったのである。
弁当中、口をモゴモゴさせながらポケット内に入れたはずの切符をモゾモゾと探す。
集中してコンピューターで仕事をしていても中断して切符を見せる。
寝ていても切符チェックの空気を感じて目覚めて睡眠妨害。
隣の人が切符を出すのに手間取っていると、その間ジーっと待っている。
わずか10秒足らずでも、少々苛立つこともある。
車掌さんも申し訳なさそうに声を掛けながら作業をしている。
この作業はアナログで厳密に運営されていた。
車掌さんは、各座席の客がどの駅で降りるかをメモし、
途中の駅(よくあるのが名古屋)で乗客が入れ替われば再びチェックに来る。
インターネットで座席指定までできる時代に、
「どういうことやん?」
とずっと思っていた。
一方で、その作業は殆どが機械化されてしまった鉄道業務の中で、
人が行う作業の砦として残っている様にも感じていた。
それが、この4月からなくなった。
評価をしているが、上記の視点から考えると少し寂しい。
これを記念して、
車掌の見回りがなくなった事を利用した殺人事件ミステリーを
西村京太郎氏に書いてもらいものである。