2016年05月16日LKM博士
柿の葉寿司の注意書きから考える
何度か紹介している私のお薦めの『たなかの柿の葉寿司』。
柿の葉寿司は奈良県名物であるが、その中でもダントツの美味さを誇る。
関連ブログ→私のお薦め
一番のお薦めは鯖と鮭の両方が詰め合わされたセットである。
鯛もあるが、脂が少なく鯖や鮭と比べると少々味が劣るのは否めない。
そんなセットを購入した場合、どの寿司も柿の葉で包まれているため識別できない。
しかし、この商品は親切なことに、どの寿司が鯖で鮭なのかがわかるように、
一枚の小さな紙が入っている。
「さけ、さけ、さけ、さば、さば、さば、さば」
何気にその紙を見ていて驚いた。
よく見ると、一番下に
「柿の葉は取り除いてお召し上がり下さい」
と書いてあるではないか(驚)!
当たり前のことである。
柿の葉ごと食べる人がいるのか?
想像力が無さ過ぎる。
人生初の柿の葉寿司で、万が一、葉と一緒に一口食べてしまったとしても、
不味いので、直後から葉を取り除いて食べる寿司だとわかるだろう。
応用力が無さ過ぎる。
それとも、クレーム問題になるのか?
心が狭過ぎる。
いずれにしても、メーカーが書いておいた方が無難と判断されたのには、
きっかけとなる常識はずれな出来事があったことを示唆している。
少々おかしくなっている現代日本社会を象徴しているようにも感じる。
少々真面目に書いてしまったが、相変わらず美味かった!
柿の葉寿司のおいしさと、美味と感じる私の舌の関係は、いつもでも変わらない。