協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2018年01月05日LKM博士
2018年 明けましておめでとうんち!

例年、仕事始めは干支に因んだ研究話をしている本ブログ
今年はイヌネタを考えねばならない。
「イヌは、なかなか研究には使わんな〜」と思っていたら、
一つ思い出した。

イヌの腸内にビフィズス菌LKM512は生きて届くのか?
おなかの中で増えるのか?
を調べた研究が!
少々懐かしい。

イヌは先祖をオオカミに持つ肉食哺乳類
生肉を丸呑みしてきた進化の経緯から、
胃酸がヒトと比較して強力である。
当然、乳酸菌やビフィズス菌も、胃酸の影響をバリバリ受ける。
ヒトを対象に開発されたビフィズス菌•乳酸菌など、
胃内で即死といわれていた。
そんな状況下、ビフィズス菌LKM512で試してみた研究である。

ペットのイヌを募集して、ビフィズス菌LKM512を投与して、
そのウンコを回収して解析した研究で、
既にBebeficial Microbeという欧州の科学ジャーナルにして掲載されている。
(Beneficial Microbes: 直訳すると「有益な微生物」)

市場にはペット用の乳酸菌は存在するようであるが、
ここまで丁寧に行った研究は他にはないと思われる。
要するに、ペットの新鮮ウンコから菌を寒天培地上に分離して、
遺伝子型を指標に菌株レベルで確認した研究はないということ。
少なくとも2015年の執筆当時、比較する論文すらー殆ど見つからなかった。

遠慮深い私ではあるが、研究の質を考えたら、
ペット犬にプロバイオティクスを与えている飼い主の方は、
これを一度は試してみるべきだと思っている。

当時こだわったコンセプトが
「ペットと飼い主に共通して整腸作用のあるビフィズス菌」
「ワンちゃんも、同じものを食べたいよね!」

前半•後半に分割し(実際には疲れて2日に分けて書いただけ)、
しっかりブログにも書いていた。
これです↓
ワンチャンのお腹の中でも生きているビフィズス菌前半
ワンチャンのお腹の中でも生きているビフィズス菌後半

以上の原稿を本社に送ったら、
「こんな商品に繋がってます」
との連絡を受けた。
http://www.dotwan.jp/fs/dotwan/fd/DW-Y001
それなりに売れているようである。

では、今年もよろしくお願い致します。

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