協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2012年02月01日野菜作り
あまーい、ホウレンソウ

職場の「報告、連絡、相談」があまい、という意味ではありませんので勘違いしないで下さい。
ちなみに私は全て苦手です。威張る事ではないですが...。

昨日紹介した冬のホウレンソウについて補足したいと思います。

早朝は凍っているというのはこんな状態です。

201202011.JPG


気温は-3℃位。土壌は凍結しておりスコップも簡単には使えません。
触ると簡単に葉や茎は折れてしまいます。

面白いのは、12月初旬にある程度の大きさまで育てて放っておくと、
寒さに耐えられる姿に変身することです。
上の写真でも葉が頑丈そうな雰囲気は感じられると思いますが、
地面を這うように横に広がり、少し縮れて非常に分厚くなります。
そして最も特徴的なのが、茎がごつく(これ関西弁? 太くて頑丈にという意味)なります。
直径1 cmを超える太さになり、おそらくここに糖を貯めていると思われます。
こんな感じです。

201202012.JPG

スーパーのハウス育ちの束になった軟弱ホウレンソウしか見たことない方は、
もしかしたらホウレンソウとすら認識できない"謎の雑草"のような姿になります。
この状態のホウレンソウは束にすることすら困難な位、茎が横向きで頑丈な状態です。

そして、最も甘いのが根の上1~5 cm位の部分。
信じられないでしょうが、トウモロコシの様な甘さです。
昨日、周囲のメンバーに食べさせたら、びっくりしていました。
茹でてしゃぶった後で申し訳ないのですが、この部分が旨いのです。


201202013.JPG

この状態にまで育てた"こだわりのホウレンソウ"は一般品の2倍の値段でも売れる自信があります。

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