2013年10月24日虫
ササグモ
先日、オンブバッタ牧場としてシソを紹介しました(参照ブログ:オンブバッタ牧場)。
そのシソも秋になると花を咲かせます(これは10月前半の写真です)。
シソの花は居酒屋で刺身を食べると時々付いてくる薬味でお馴染みですよね。
わからない方は写真を見て下さい。
地味なのですがこの花には、ハエ、アブ、ハチの仲間がたくさん寄って来ます。
『小昆虫集まるところに、それを食する虫あり』
観察すると・・・いました! 体長1 cm位のクモです。
ササグモです。
通常のササグモより体色が黄色いので少々不安ですが、
以下に示すササグモの特徴を有しています。
1. 独特の腹部背面の模様
2. 足のトゲ(立派なのがたくさんあるでしょう?)
3. 円状に並んだ眼(8つあります)
よく見ると(よく見なくてもですが)、アブの様な虫を捕獲しているのがわかると思います。
徘徊性のクモで、動きも似ているのでハエトリグモの仲間と間違える人が多いです。
簡単な見分け方としては、目の並びが違います。
ハエトリグモは4つの大きな目(特に中心の2つが大きい)が横に直線状に並んでいます。
ちなみに残り4つの眼は背面側にあり、おそらく上から来る敵を発見するのに役立っていると思われます。
せっかくなので横からのショットもどうぞ。
この角度から見るとガッチリ獲物に噛みついているのがわかると思います。
徘徊性のクモは捕獲に糸を使わず。専ら噛みつき攻撃です。
この個体はこの場所が気に入ったみたいで、暫くこの場所にいました。
歩いた跡の糸(徘徊性のクモは落下しないように糸を出しながら歩く)が周囲にあることからも、この場所の周辺を繰り返し徘徊していることがわかります。
【捕獲時満足度】なし。私はクモは殆ど捕獲しません。ただ、徘徊性のクモが獲物を捕まえる瞬間を見ることができると満足度8(10点満点)位です。