協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2013年04月23日
四月といえばこのクモです

過去に紹介したことがあるが、
4月なので、やはり4月が名前に付いているクモを紹介したくなる。
四月=卯月
そう、ウヅキコモリグモである。
ちなみに、
コモリグモ = 子守り蜘蛛
きっちりと子供(卵)を守るタイプのクモである。

巣を張るタイプなら卵の防御も簡単であろう。
しかし、この種は歩き回る(徘徊性)タイプ。
ずっと卵をくっつけて(引きずって?)歩き回る。
重労働であろう。

前回紹介したものより明瞭な卵嚢保有個体の写真がとれたので掲載する。
20130423.png

この腹部下の2つ目の腹のようなベージュ色の塊が多量の卵が包まれた卵嚢である。
もちろん、卵嚢は自分の糸で巻いて作られたものである。

ついでに、
クモは基本的に8つの眼を持っているが、
左側頭部の2つの眼も綺麗に写っているので見て頂きたい。

これは畑で見つけた個体である。
子蜘蛛には無事育ってもらって、
害虫たちを退治してもらいたいと願っている。

前の記事< | トップへ戻る | >次の記事