協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2013年01月21日
凍てつく土壌の中には

朝、畑に行くと水気を含む土壌は完全に凍っています。
その土壌を鍬でガツンとやると、
5~10 cm程度の深部の凍結していない柔らかい土との境目で、
表層側の凍ったままの土が塊として、ゴロッと浮き上がります。
ハクサイの生えていた土壌をこの方法でひっくり返すと、
あらら、こんなのが出てきました。
2013012101.JPG


蛾のサナギが3つもっ w(゚o゚)w
おそらくヨトウガの仲間でしょう。
おそらく、ハクサイを食い荒らしたこいつが成長したものです
参照ブログ:2012年版 野菜作ってます28 ―1週間で・・・、とほほ―

3個体ともギリギリ凍結しない深さで蛹になっているのは興味深い。

取り出して、もう少しアップで見てみましょう。

2013012102.JPG


右側が頭部、その横に翅になる部分があります。
手前が背中側です。
そして太い節のある胴体。
『蛾』を感じ取ることができます。

少々可哀想、でもハクサイを食べた憎い奴。
私とは真剣勝負をしていた相手です。
もし気付かれずに春に羽化していたら、容赦なく野菜を攻撃してくることでしょう。
このまま放置して鳥の餌にしておきました。

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