協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2012年05月25日
もちろん探しているのです

昨日のヨコヅナサシガメのブログを読んだ方から、
「飼っているのですか?獲物を食べている写真なんて普通は獲れないでしょ。
そもそもこんな虫見たことないし。」という主旨の質問を受けました。

はい、見つけたら捕獲して飼っています。
というのは嘘です。

いつも探しているのです。
この虫に限らず、色んな虫を。
ある程度の知識があれば、この時期のこの植物にはこの虫がいると予想できますので、
姿、形、色をイメージして探しますので発見しやすいです。
そして不思議なことに一度発見すると、その条件が脳ミソにインプットされ、
類似した環境が目の前に出現すると無意識で捜索してしまうのです。

春先の桜の木の幹にはヨコヅナサシガメがいることが多いと知っていれば、
桜並木を1本ずつ調べると、ここ関東地方では10本調べればほぼ確実に発見できます。
50本位調べれば、昨日紹介した集団化した状態や、
捕食中の個体も発見できることもあるはずです。
来年、是非やってみて下さい。

但し、花見をしている方々の目には、サシガメ捜索はかなり異様に映り、
不審な行為と捉えられることを明記しておきます。
弁解のために発見したサシガメを見せると、もっと嫌がられますので気を付けて下さい。

ここで一句。

花を見ず
幹と枝のみ凝視する
サシガメ探し
我が花見なり

以上、失礼しました。

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