協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2011年11月04日
怖そうなコオロギ

横綱を名乗るカメムシ(ヨコヅナサシガメ)、
殿様を名乗るバッタ(トノサマバッタ
を紹介しましたが、今日は怖そうなコオロギです。
こいつです。
20111104.JPG
その名はエンマコオロギ。
体長3 cm前後と、日本最大のコオロギです。
黒褐色で頭は光沢があり、重量感がありますね。
この立派な後ろ足を見て下さい。
スピードスケートの選手の太ももみたいに立派でしょう!
しかし、あまり普段はピョンピョンと跳ねることはなく、歩いていることが多く、
これでジャンプするのは危険が迫った時くらいだと思います。
ジャンプしても体が重いのか、10 cm程度しか飛べません。
ピョン(跳ね)、ゴソゴソゴソ(歩き)、ピョン、ゴソゴソゴソと逃げます。

名前の所以は、顔を正面から見た時の模様が、
閻魔大王の怒っている顔の形相のようだからです。
すいません。正面写真撮り忘れました。
この写真でも目の横に白い線があるのがわかると思いますが、
これを正面から見ると怒っている時の眉毛のように見えるのです。

かなり力が強いです。
いたずらで「ゴキブリッ」って見せると皆びっくりして面白いので、
手の中に隠していると、脱出しようとする力の強さで、痛こそばくて、
耐えられなくなることがあります。

雑食性なので畑では害虫となることも多いです。
チョウやガや鳥を避けるための寒冷紗も、きっちりと地面に埋めておかないと、
隙間があると侵入してきます。
私のラディッシュは結構食べられました。

しかし、こいつの鳴き声は美しいです。
「コロコロコロリーー」
とでも表現すればよいですかね。
皆さんも秋には必ず耳にしている声ですよ。

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