協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2011年10月13日
アオスジアゲハ

市街地でも比較的見かける独特のスカイブルーの模様が綺麗な小型のアゲハです。

20111013.JPG


その名は見たまま、"アオスジアゲハ"。

都会の方でも殆どの方が夏に1-2回は目にすることがあるのではないかと思います。
但し、南方系のチョウのため、北海道や東北の方は見たことないですかね。
そう考えれば、熱帯のチョウにありがちなカラフルな色ですよね!

幼虫がチョウの例外に漏れず偏食家でクスノキ科のものに特化しておりますので、
都会でも街路樹を使って繁殖できるため、数が多いのです。

しかしながら捕獲された経験がある方は少ないのではないでしょうか?
実際に捕獲をしようと思ったことがある方ならわかると思いますが、
こいつ、飛翔能力が非常に高く、虫取網を持っていてもそう簡単には捕獲できません。
「あっ、ここの花の蜜を吸っている」
と思っても、次の瞬間には、はるか向こうの木の上方に飛んで行っていることが多いです。
蜜を吸う時もじっくり花に捕まるのではなく、羽ばたきながら次から次へと忙しいのです。
発見してから網の用意をしても間に合わないタイプの典型的な昆虫。
おそらく先日紹介したキアゲハより20倍(私の感覚)は捕獲が難しいと思います。
私も通算20回程しか捕獲したことはありません。

写真撮影もかなり難しいです。
でも、この夏、一度だけ撮影のチャンスがありました。
一瞬ですが、私との距離は1m程度。突然現れて、目の前の花に夢中です。
しかし、急いでデジカメのスイッチをONにした瞬間、視界から消えました。
なんと娘が虫取網であっさり捕獲していました。
「こいつ、虫取りの天才か...?」(ライバル心芽生える)
ということで、それを写真に収めました。

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