2017年09月15日虫
ケラ
珍しい虫を捕まえた!
タイトルがなければ名前すらわからない人が多いと思う。
ケラである。
童謡「手のひらを太陽に」の
ミミズだーって、オケラだーって、アメンボだーってー♪
のオケラである。
正式には"オ"は不用で"ケラ"である。
なにしろ、殆ど地中で生活しているわけで、
そう簡単には捕獲できない。
昆虫図鑑でしか見たことがなかったケラを
初めて本物を見たのは小学校の校庭の隅っこ。
草むしりをさせられていた時、
大きい石をひっくり返したら3匹のケラがいたのを今でも鮮明に覚えている。
興奮して捕まえたが、
図鑑から想像していたのとは異なる速い動きと、
掌に乗せた時、指の間に潜ろうとするそのパワーに驚愕した。
休み時間は友達と遊ばず、こっそりケラの所に行っていたが、
3日後位に姿を消してしまった後、出会うことがなかった。
それ以来の遭遇である。
今回、改めて掌に乗せたが、あのパワーは健在であった。
虫嫌いの人なら気絶必至と思う。
この前脚は凄い!
穴掘り用に進化し過ぎている。
昆虫なのに指みたいになっている。
モグラと同じである。
昆虫と哺乳類、全く異なる生物なのに、
土の中で生きていく中で、
かなり類似した形態になるのは、
進化の不思議を強烈に感じる。
飼育したかったが、たぶん難しそうなので逃がした。
【捕獲時満足度】10(10点満点)
むやみに土を掘っても出会える相手ではない。まだ人生2回目なんですから、当然でしょ。