協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2010年12月27日ウン小話
ウン小話8

食品会社(工場がある敷地内)では年に数回、検便があります。
食品衛生上、病原菌保有者がいないかの確認は仕方ないことなのでしょう。
その時期になると、
一方的に採便管が従業員全員に配布され、提出日が文書で知らされます。

と、その文書の末尾には、いつも、
「提出しなかった者は、各自で検査するように。」
という意味の文章が書かれています。
もちろん私の"ウンコ色の脳ミソ"でも、
「未提出者は自分で検査機関に持って行き、病原菌陰性である証明をもらうように」
という意味である事は理解しているのですが、何か引っかかります。

「これは俺を挑発しているのか? そんなこというなら自分で調べたろか。」

どうしても心が抑えきれず、数年前、提出するのを止めました。
締め切り時間の直後、勝ち誇ったように事務のおっちゃんが「自分で調べろ」と言ってきたので"待ってました!"

「わかってます。自分で検査します。俺が得意なの知ってるでしょ? どの菌を調べるの?それがわからないと検査できないので検査機関に聞いて下さい。どうせ選択培地に塗ってるだけでしょ。経費削減したいなら、全員分、俺がやったるで!」

数分後、上司が
「頼むから出してくれ...」

おしまい。

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