2010年04月21日スペシャルゲスト
3つのうんち力を鍛える!
ブログ200回記念 スペシャルゲスト企画
辨野義己先生(理化学研究所イノベーション推進センター辨野特別研究室)再登場!
理研の辨野です。
前回が好評だったということで、200回記念も依頼されましたので、今回は"うんち力"のお話をします。
気持ちよくウンチをだす事が病気のリスクの軽減に結びついています。
そのために3つのうんち力(つくる力、育てる力、そして出す力)を発揮することが大切です。
ウンチをつくる力とは食にあるのです。
食という漢字は「人に良い」と書きます。
そうなのです。健康を育てることが食に課せられた仕事です。
ウンチを造る食物を積極的に取り入れることが大切なことです。
ウンチを育てる力とは腸内環境の改善にとって最も基本になることです。
つまり悪玉菌が優勢ではなく、健康促進に関与する善玉菌を優勢に保つことです。
そのために、ヨーグルト、野菜や海藻などを多く摂る必要があるのです。
最後にウンチを出す力。
どんなにいいウンチを造り、育てたとしても最後は出す力がないと「健康への道」は完結しません。食べたものが出ないのは人間に限ったことです。
その原因は「運動不足」にあるのです。
便秘症の人は運動嫌いの人がとても多いことが知られています。
理想的なウンチの意味はまさに「造り、育て、出す」力の結果であるといっても過言ではありません。
理想的なウンチと遭遇するためにもトイレでご自身の"作品"を必ずチェックすることをお薦めします。
「便所」とは、体からのお便りを受け取る「お便り所」なのです。
(コメント:今回はスーツ姿の辨野先生。おしゃれなんです。 by LKM博士)