協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2019年07月26日
長雨で・・・

天気予報によると、間もなく梅雨が明けそうな雰囲気ではあるが、今年は雨が多い。
例年は、梅雨でも中休みなど晴れる日がそれなりにはある。
「帰国(7/3)後全く晴れてない。畑の夏野菜の調子が悪い」と独り言を述べると、
「渡米中からずっと雨ですよ」と返って来た。
調べてみると、このエリアは6月26日の晴れを最後にずっと雨か曇りで晴れマークは存在しない。1ヶ月近くもである。

これだけ長雨で高湿度を維持し続けると、苔が元気になる。

20190726.jpg

この苔生す場所は、何を隠そう協同乳業(株)東京工場・研究所の敷地内の歩道の一部である。
この歩道は敷地の奥にあり、お客様が通らない草木が生育するエリアの歩道である。
とはいえ、通常は、殆ど何も生えていない普通のコンクリートの歩道である。
しかし、今は見事に苔、苔、苔、苔、苔、と苔に埋め尽くされている。
苔は絶好の勢力拡大の機会とばかりにいたる所で新しい芽を出し、
歩道全体が黄緑色となり非常に美しい。

私はふと地元・奈良の唐招提寺の開山御廊(鑑真和上のお墓のある場所)を思い出した。
開山御廊とは鑑真和上のお墓のある場所で、苔が見事な場所である。
知らない方はご自身で調べて頂きたい。

長雨で晴れない気分であったが、
無味乾燥な歩道を生命力のある緑に変える長雨の力に驚いた。

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