協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2012年01月26日LKM博士
論文が掲載されました!(Scientific Reports)

英国ネイチャー(Nature)の姉妹誌、Scientific Reportsに

私の書いた論文が公開されました。

Impact of Intestinal Microbiota on Intestinal Luminal Metabolome
というタイトルです。
意訳すると
「腸内常在菌の産生する代謝産物の全容解明」
って感じですかね。

後日解説致しますが、
腸内常在菌が作る物質が健康に関与しているのは皆さん頭では理解しているのですが、
実際は、何が作られているのかすらわかっていなかったのが現状です。

じゃー、徹底的に調べてみよう!

ということでウンコ(大腸内容物)を徹底的に調べた研究です。
徹底的というのは徹底的です。
CE-TOFMSという高性能機械を使って、180種類近くの成分を検出したのですから!
└(^へ^)┘

腸内環境研究の世界では間違いなくインパクトがある内容です。
それ以外の医学、薬学、免疫学、細菌学、栄養学など、
あらゆる分野の方にも影響する内容だと思います。

このジャーナルは無料でアクセスできますので、是非読んでみて下さい。
http://www.nature.com/srep/2012/120125/srep00233/full/srep00233.html

 

日本語でないと困る方は、プレスリリースを出しておりますので、まずはこちらを参照下さい。
http://www.lkm512.com/contents/Scientific_Reports.pdf

 

私にとっては初めてのネイチャーグループへの論文掲載です。
うれしいですね ^~^

(実際は受理されて1ヶ月が経っておりますので、もう喜びも冷めておりますが。)

 

あっ、この内容も少しは話しますので、今週末の公開市民講座には是非来て下さいね!⇒ https://lkm512.com/blog/images/news/2012/01/128.html

 

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