2016年01月27日LKM博士
見覚えのある写真がっ!
昨日紹介した本『腸内細菌・口腔細菌と全身疾患』(シーエムシー出版)をパラパラとめくっていた時のことです。
ふと目に留まる図がっ。
「えっ?」
私の過去の論文の図がページの半分位のサイズで大きく載っているではありませんか。
「あれっ、俺って別の章も執筆担当したんやったっけ???」
色々依頼があるのでいちいち覚えていません。
でも違いました。
確認すると別の先生方が担当された章でした。
私の論文が引用されていただけでした。
ほら、これが本の図(腸内細菌・口腔細菌と全身疾患 p. 210)。
そして、これが私の論文の図(PLoS One e31700の図5より抜粋)
マウスに墨を投与して腸の蠕動運動が活発になっていることを示した写真で、左側が小腸、真ん中にあるのが盲腸で、その右側は大腸です。
墨が右側に移動している方が蠕動運動が活発化していることを示しています。
便秘用漢方薬の大黄(ダイオウ、あるいはセンナやセンノシドと呼ばれることが多い)の活性をLKM512が高めて腸の蠕動運動を活性化するという2012年に発表した論文ですね。
自由にダウンロードできるジャーナルなので興味がある方はどうぞ読んで下さい。
(英語ですが)
⇒http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0031700(リンク)
ちなみに、こういう行為はパクリではありません。
きっちり引用が書かれていれば問題ない行為です。