2009年10月13日LKM博士
変なバッタ
月山のリフトに乗っていると、
妙にグリーングリーンしているバッタが地表に見えました。
翅がなく、何か変な感じがしたので、
病気のキリギリスかな?
と思いながらも、近づくこともできないので通り過ぎました。
大自然のパワーと紅葉に感動し、そんなことを忘れて車に向っていると、
またもや、私の視界にその虫が現れたのです。
やはり、妙にグリーングリーンしています。
近づいてもなかなか逃げません。
触ろうとすると、一応逃げようとするのですが、とにかく遅い。
そして、やっぱり翅がないのです。
イナゴのような体型ですが、こんなの見たことありません。
病気かな?
それとも幼虫?
でも、9月中旬に幼虫なんてあり得ません。
とりあえず撮影し、
捕まえて色々観察しましたが、
「色が鮮やかな翅の無いイナゴ」としか表現ができません。
何やら気持ちが悪く、そのまま逃がして、
普段は虫を触っても特に手を洗わない私が、
わざわざ手を洗ってその場をあとにしました。
麓に戻り、泊まった宿の夕食の時、食堂に「山形県の昆虫」という図鑑がありました。
(正式な図鑑名は忘れました)
まさかと思いながらバッタを探していると、見つかりました。
"ハヤチネフキバッタ"イナゴ科です。
東北の標高の高い所に生息しており、翅が退化しているようです。
動きも鈍いと書いてありました。
こいつが、ハヤチネフキバッタ(たぶん♀)です。
ご覧あれ!