協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2015年09月08日LKM博士
勧誘粉砕

私の知り合いの中には、保険の営業などに転職した者がいる。

先日、「一度だけ会って欲しい」と強く頼まれたので作業の合間に会ってあげた。
コンピューターに用意されたパワポ―ポイントを用いて保険の説明。
保険会社に入り、研修で訓練を受けたのだろう。
そんな話術は以前持っていなかったはずなのに、
それなりのプレゼン技術は身に付けている。

私が契約している保険から切り替えさせるために、色々と質問形式で迫って来る。
それなりの誘導尋問のような、詐欺師のような、
慣れていない人なら引き込まれるかもしれないストーリーで。
「もし、この掛け捨てになっているお金で、新車が買えるとしたらどうしますか?」
なんてね。

「うん、確かに得だね。是非そうしたい」
なんて私が思い通りに反応することを期待しているのだろうか?

研究成果をわかり易く魅力的に伝えるために日々試行錯誤している私である。
特に重視しているのはオリジナリティーや魂である。
それとは正反対のプレゼン。
短期間で身に付けたマニュアル通りの営業用の小賢しい話術は逆にイライラを誘導する。

上っ面の技術のみのプレゼンが20分間程続くと、
いよいよ耐えられなくなってしまった。

「私のために提案する。お世話になったから...」と頻繁に言うので、
「ホンマはお前のためやろ? 面倒やから絶対に切り替えへんから。」
で、ジ・エンド

二度と来ないだろう。
しかし、私の失われた30分間は返ってこない。
仕方ないので、ブログにして今日のネタを考える時間の短縮に有効利用した。

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