協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2015年03月09日LKM博士
忘れようとする脳

ヒトの脳は辛い事等、忘れた方が良いことは忘れようとするといわれています。


実は、私、社報の原稿を頼まれているんです。
でも、直後から完璧に忘れるんです。
病気かと思う位に。

先週は本社担当者から毎日電話かかって来ました。
「じゃ、明日までに」
と切るのですが、次の催促電話が掛かって来るまで忘れています。

そして今朝も。
「総務のカゲヤマさんから電話です」
と聞いて、「あっ・・・」
金曜日に電話を切った際、週末に書こうと思っていたはずが、
完璧に脳ミソから消えています。
一瞬たりとも思い出したりしていない。

反対に、びっくりする位、細かい事を覚えている事も多いです。
恐い位に・・・。
例えば先週の他社との打合せなんて一言一句覚えています。
論文審査の過程で審査員に指摘されたこともほぼ完璧に覚えています。
例え5年前のものであっても。
いつ、どこで何の虫を取ったとかも完璧に覚えています。

では、私のウンコ色の脳ミソ内では何が起こっているのか?

おそらく、
重要度を自分の尺度で自動的に仕分けして、
重要度の低いものは、
選択的に消去しているのだと思います。

社内報の件もいつまで覚えていたかと思い出してみると、
電話を切って一度も思い出していないことに気付きます。
要するに、遅くとも10秒後には忘れているんです。

「社内報を軽視しているとは何たることだ」とお叱りを受けそうですが、
私には外部との重要な仕事が沢山あるわけで、
どうしてもそちらの重要度の方が高くなります。
それに、電話を掛けて来るカゲヤマ君には過去に沢山の貸しがあり、
私が圧倒的に上位の立ち位置にいるので、
私の脳内レセプターは彼からの依頼を重要案件として受信しないわけです。
つまり、これは、状況や過去の経験をベースとした脳の自然な活動であり、
私の気持ちとは別物で、どうすることもできないのです。
大目に見て下さい。

さて、この件を何分後に忘れるかは予測できませんが、
いよいよ社内報の印刷に間に合わないらしいです。

社員の皆様は、4月号に私の書いた記事があるか否か、
内容ではなくその点をお楽しみに~。
4月号に載っていなければ、このブログの執筆後に忘れたってことです。

これだけは主張しておきます。
ブログに書いたってことは、
少なくとも午後に何度かはブログネタをTwitterでつぶやく習慣があるわけですから、
何とか思い出そうという意思の表れです。

ただね~、10秒後に脳が積極的に消去するので、どうしようもないんですわ。

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