2014年08月19日LKM博士
講演要旨の締切日を守れない私
今秋は複数の学会のシンポジウムや技術シンポジウム等の講演を依頼されている。
全て偉い先生や関係者からの依頼で断れないものばかりである。
運営スタッフの方は、7、8月辺りから本格的な準備に入る。
そういう状況下、運が悪いことに、5つの講演の要旨の提出がこの8月に集中してしまった。
どれから書こうかな?
私の場合は、①プロバイオティクス/ヨーグルト、②ポリアミンの機能性、③腸内細菌の代謝物、という3つの顔を持っており、それぞれ依頼も対象者も異なるので、同じ要旨をたらい回しにすることはできない。
そもそも、文字数など制限が依頼者(学会)毎に色々あり、同じ内容でもそれに合わせて調整するのはそれなりに時間を要する。
締切日は分散しているが、全てにおいて、守れていないのが現状である。
というか、催促メールが来るまで認識すらできていない状況である。
何故、比較的責任感が強い私(少なくとも自分ではそう思っている)が、ここまでええ加減に対応しているのか不思議だったので、理由を考えてみた。
第一に、締切日を過ぎても、私が困ることはないからであるということに気付いた。
向うも余裕を持って依頼して来ていることも経験上、よーく知っている。
もちろん、運営スタッフは多少困っているのはわかるし、申し訳ない気持ちもあるが、
殆どのケースでは運営スタッフとは面識はないし、電話で話したこともない。
第二の理由は、これ、つまり全然知らない人に形式的に頼まれているという点である。
ご丁寧なメールであるが、逆にいうと字面だけ。
学会からの委託業者である場合も少なくない。
気持ちで動くLKM博士は、こんなクソ忙しい状況下、余裕がなく、知らない人の指示に従う気になかなかなれないのである。
第三の理由は、「本気を出せばすぐに書ける」という謎の心のゆとりのせいある。
催促されると余計に「今書こうと思っていたのに。やーめた」という心境になる。
但し、顔の知っている担当者の場合は、
申し訳なく思うレベルが高くなるので極力頑張って対応する。
先日も休暇中に早朝から起きて書いて送った。
すると、こんな返信が届いた。
「もう来ないかと思っておりましたので大変嬉しいです。
今の気持ちを画像で表現してみました(添付ファイル)。」
締切通りに提出していたら、こんな楽しいメールを頂けなかったと思うと、
締切日を守らなくて良かったと思う今日この頃である。