2011年03月24日LKM博士
ちいさなちいさな夢の実現
テレビでサザエさんを見ていると、
マスオさん、ノリスケさん、あるいは波平さんが最寄駅で偶然出会い、
そのままちょっと一杯やっていく、
というシーンが時々出てきます。
就職する前に、
「働いたらあんなことしてみたい!」
と思っていたものです。
私の定義では、大事なのは"偶然"であり"無計画"であること。
「明日行こう!」と決めて行くものではありません。
上司や同僚と出張帰りに「ちょっと飲みますか」と、ある程度想像できるものも含まれません。
"古き良き時代の日本"を感じさせるような"偶然飲み"です。
ところがです、現実はそんな甘いものではありませんでした。
致命的な車通勤。
それに研究という、どこまでやっても終わりが無い仕事。
十数年間、偶然に帰りに出会って飲みに行くなんてことは一度もありませんでした。
理化学研究所で仕事をしていた時も、
辨野先生の強烈なリーダーシップで酒を飲む機会は高頻度にあり楽しかったですが、
私が求めていた偶然性とは異質なものでした。
(参考:辨野先生に本ブログ100回記念①・100回記念②および200回記念のスペシャルゲストとして書いて頂いたブログ)
それが昨日、ついに偶然に起こったのです。
駅で出会うという程の理想的な偶然ではありませんでしたが、
地震の影響で偶然電車通勤している同僚と、急遽行くことになりました。
ちいさな、ちいさな、夢の実現でした。