協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2020年08月31日LKM博士
新規プロジェクトに参画します!

面白いお話を頂きまして、当社も参画することになりました。

『高齢者の健康づくり等をテーマにした地域コホート研究』
山口県、山口市、山口大学、㈱島津製作所、花王㈱との6者連携で行います。

詳細はココ→https://www.meito.co.jp/news/20200819.html

今は、あらゆる場面で「健康寿命の延伸/伸長」という言葉が使われますが、私が健康寿命をターゲットに研究をやり出した時(2008年-2009年)は、「なにそれ? 漠然とし過ぎている。何がしたいかわからないし、うまくいくわけがない」とバカにされたものです。
確かに、研究としては、何を調べたらよいのかすらわからず、手探りの環境でした。
本気で寿命を伸ばそうと大量にマウスを飼育し始めた時は、周囲は「こいつ、頭がいかれている」と思ったことでしょう。

それでも、細胞を元気にする物質としてポリアミンに賭けて、
「腸内細菌にポリアミンを作らせる!」
「マウスの寿命を伸ばしてやろう! 記憶力を良くしてやろう!」
と実験を繰り返し、論文を積み重ねていけば、こういう企業間の壁を越えた、産官学の大きなプロジェクトに声を掛けてもらえるようになるのですね~

一連の研究で開発したヨーグルトも使ってデータ取りを行います。

将来、面白い報告ができるよう、そして山口県の皆様の健康寿命延伸に少しでも貢献でき、声を掛けて下さった方に恩返しできるよう、全力で協力するつもりです。

前の記事< | トップへ戻る | >次の記事