2017年06月07日LKM博士
発表と聴講、どちらが疲れる?
今週末、学会に参加していた。
私の発表は無し。単なる聴講である。
厳密には少々政治的な活動はあったが...。
聴講のみの学会参加はかなり久しぶり。
リラックスして楽しもうと臨んだ。
ところがである。
結果は疲労困憊。
シンポジウム等で講演したり発表したりするより遥かに疲れた。
何故か?
自分なりに分析してみた。
講演あるいは発表があると、その行為により一定レベル以上の充実感がある。
その15~45分間程度のプレゼンに大きなエネルギーを注ぐ。
その結果、他人の発表内容は眼と耳からは入って来るが、
その多くの情報を脳内で十分に理解し思考するまでには至らない。
おそらく表面的な理解で留まる。
特に、自分の順番前のプレゼン内で、
話そうとしていた内容を先に言われたり、
明確な考え方の違いがあったりした場合、
(特に偉い大学教授とかだとかなり困る)
直前まで、これらの点をどう表現するのかに気を取られることになる。
一方、聴講のみだと、何か有益な情報を得ない限り充実感は得られない。
そのために、聴いた内容を必死で理解し、脳内で自分の研究に結び付ける。
それには相当のエネルギーを費やす。
帰りの電車もずっと思考中。
ずっと考えているので、晩飯も大して美味しく感じない。
結論
発表する方が楽である。