協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2016年09月08日LKM博士
微生物繋がりで訪問した先は泡盛の老舗(後編)

前回のつづきである。

キラキラネームの技術者の方が新商品として最近開発されたのが
「瑞泉King10年古酒」

160908-1.JPG
(これも頂いてしまった!)

「泡盛はアルコール度数が高くてロックで飲むのはきつい」
という方のためにロックでも飲み易い泡盛をコンセプトに開発され、
10年熟成された古酒で作った商品。
それでもアルコール度数は30度ある。
さすが泡盛...。
ロックで飲むために開発したと熱く説明されていたのに、
開発者の一人であるキラキラネームさんは、
何故か途中から炭酸水割をやたらと薦めて来られた。
謎である。
自宅に帰りやってみたが、確かに美味かった!
改めてホームページで調べても、ロックがおすすめと書いてある...。
この日、教えてもらわなければ、おそらく一生試さなかった泡盛の炭酸水割。
プロに公表していない秘密の飲み方を教えてもらったような特別感があり、
なにやら得した気分に浸ってしまった。

突然訪問して頂きものばかりでは申し訳ないので、
殆ど本土には出回っていないという「おもろ10年」を購入した。

160908-2.JPG

これは、もったいないのでまだ開封していない。
泡盛は、このまま室温で放置していても熟成していくそうだ。
酒は生き物である。
つまり、5年放置しておけば、1ランク上の「おもろ15年」になるのかもしれない。
甕熟成ではないので、おそらくその規格には達することはできないのだろうが...。
一応コメントしておくが、セコい意味でこういう発想をしているのではない。

その日は、何種類も泡盛を試飲させて頂いたこともあり、
少々酔って調子に乗って「後日、ヨーグルト贈ります!」
と言って瑞泉酒造を後にした。


「お礼は豪快に!」
相手が思っているレベルを超えるお礼をしたいものである。
私は、1万円近くの大量のヨーグルトを自社通販で購入し瑞泉酒造に贈った。
普通の家庭なら冷蔵庫に入り切らない量である。


1週間後、今度は色々な種類の泡盛ベースのリキュール類を頂いてしまった。
お礼へのお礼で恐縮してしまう。

160908-3.JPG

左から、
沖縄黒糖使用梅酒
カーブリキュール(沖縄の柑橘類の一つである「かーぶちー」が入ったリキュール)
宵の紅茶(沖縄県産紅茶葉を使用したリキュール)
瑞泉パッション梅酒「パッショナブル」(梅酒とパッションフルーツのリキュール)
南の島の梅酒(梅酒にシークヮーサーとはちみつが入ったリキュール」

味の想像ができないものが多いが、それは頂く時のお楽しみである。
既に頂いた両端の2本は美味しかった。
それこそ炭酸水割が良い感じで、かなり飲み易かった。
特に女性は大好きな味と思われる。
通販で購入できるので興味がある方はお試しあれ。

微生物繋がりの縁は、微生物が造り出した最終商品の交換で第一幕を閉じた。

実は、来年5月に沖縄で開催される学会のシンポジウムで講演を頼まれている。
学会期間中に時間があえば、第二幕として泡盛でも飲みながら、
熟成について、もう少し教えてもらいたいものである。

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