協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2019年02月25日LKM博士
発表! 2018年 年間排便回数

お待たせしていた、昨年のウンコ回数を発表する。

なんと、
452回
1.24回/日

感想を一言で述べると、「少な~」である。
ビフィズス菌LKM512に因んで、512回を目指していた頃とは大きく異なる。

月毎に集計した排便回数データを図1に示す。

20190225-1.jpg

ウンコを意識して茶色の棒グラフにした。
無数のグラフを作成してきた研究人生であるが、茶色バーは初めてである。
本題に戻す。
図より、特別にイレギュラーなことが起きたわけではないことがわかる。
全体的に年間通して排便回数が少なくなっていることを示している。

私は2014年に年間512回という「ぴったり賞」を達成している。
その後、特に512回を目指しているわけではないので、
2018年の数値は、「目標未達、大幅に下回っている」と落ち込む必要はない。
しかし、なんか悔しい。

普段から、ここ数年、ウンコ回数が減っている気がしていた。
「ウンコもれそう~」となる頻度が少ないからである。
そこで、年間総排便回数の変遷データを整理してみた(図2)。

20190225-2.jpg

こちらの折れ線グラフのマークと線もウンコを意識して茶色にした。
2013年に最高値536回を記録してから、毎年、徐々に低下していることが明らかとなった。
2013年と比較すると2018年は84回も減少している。
年間15回程度、一定レベルで減少している。

その理由であるが、食べる量に比例していると考えられる。
4-5年前より、睡眠を大切にしており、
「最高の睡眠」と「最高の目覚め」を演出するためには、
睡眠に入る時に腹が膨らんでいないことが重要との独自の結論を出し、
夜の帰宅後に食事を摂らないことが増え、今では、殆ど食べない。
自社通販で購入している「おなかにおいしいヨーグルト(無糖)」に、
自宅にあるフルーツを入れて食べるのみ。
22時を過ぎると、それすら食べない。
つまり、ウンコの原料である食事量が減っているので当然の結果といえる。
まさに、食べた量とウンコ量は比例しているのである。

それにしても、知らない内に、10年間もデータを取り続けたことになる。
ここまで正確な1個体の排便回数データは他にないと自負している。
排便時間、場所、シチュエーションもデータ化しているので、
ゆっくりできる休日があれば、もう少し詳細に分析してみようと思う。

世の中、排便管理アプリなるものが流行っているようで、
たまに意見などを求められることがある。
個人的には、こんなことを金儲けに繋げようとする行為にはうんざりしている。
どんなアプリを使おうが、正確に記録をするのは個人の資質に依存する。
そして、私のように徹底した性格でない限り、殆どの人は継続できない。
つまり、私から言わせれば、アプリなど必要ない。
さらに大事なことは、きっちり記録したところで、正直、健康に関わる本質的なことは何もわからない。
せいぜい得られることは、
「あの時、食あたりで酷い下痢になったな~」などと懐かしむことと、
「オレの年間排便回数は500.7回、1日あたりにすると1.371回、10年データ取ってるからめちゃくちゃ正確! 最近減って来てるけどな。」と飲み会で威張れる程度であろう。
もちろん、相手が好反応を示す保障は微塵もない。

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