2015年12月04日LKM博士
1000円のパワー
先週の出張時、ANAの飛行機が機械トラブルで飛ばなかったのです。
羽田発、札幌行き。
優先搭乗が始まり、次は座席番号の後半の私が乗る番かと思っていたら、
機械トラブルで搭乗中断と放送が。
15分間程待った後に、異常箇所が直らず飛行機を変えるという知らせが。
さらに、搭乗口も変更してくれということで、移動。
数百人が一斉に移動する様は、民族大移動です。
指示された搭乗口番号が3ケタだったので、嫌な予感はしていたのですが、
やはり搭乗口からバスに乗り、飛行機まで運ばれるようです。
格安航空会社の飛行機のパターンです。
そして、出発は約1時間後という放送。
群衆全体に、不満と苛立ちの舌打ちやガヤガヤした声が起きました。
ところが、その数秒後、絶妙のタイミングで、
「なお、ご迷惑をおかけ致しました分、お食事代として1000円支払わせて頂きます」
という放送が。
苛立っていた声が、一瞬にして鎮まり、
大半の乗客の顔には「えっ、ほんと? ラッキー」というような笑顔が。
恐るべし、1000円のパワー
劇的な1000円パワー
4人家族なんて、「えっ、4千円ももらえるの?」
と興奮気味。
この家族は札幌での夕食がグレードアップしたことでしょう。
搭乗時に一人一人に、丁寧な謝罪の言葉と同時に渡された千円はこれです。
妥当な額か否か不明ですが、
アメリカで搭乗予定飛行機が理由不明でキャンセルになっても、
「私のせいじゃないわよ。あっちに並べ」
と巨漢職員に横柄な態度をとられた経験のある私には、
ANAの対応は感動的でありました。
さて、本題とは異なりますが、
このブログで会社が返せと言って来るか、ビクビクしています。