協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2016年02月09日LKM博士
論文執筆 with ジャズ


モーツァルト効果という言葉を一度は聞いたことがあるだろう。

「モーツァルトの曲を聴くと頭が良くなる」みたいな学説である。
1990年代前半に米国の学者が発表した説であるが、
「モーツァルトの曲でなくても同じ効果がある」
「効果全くなし」
等、色々議論されており科学的見地からは論争中と評すのが適切であろう。

最近は、「この音楽を聞けば頭脳明晰」みたいな商売に利用されていることも多く、
胡散臭ささえ感じるが...。

ただ、音楽が脳に影響を与えていることはほぼ間違いなく、
「頭が悪くなった」という話は聞かないので、
自宅で論文執筆中にモーツァルトの曲をBGMとして流すことは多い。
苦しい作業のため、良いと思うことは何でも試してしまう性である。

効果は・・・、何年間もやってきたが正直よくわからない。

バッハの方が調子良いような気もする。
ショパンはダメ。執筆が進まないことが多い。

ふと、「クラッシックが良いと信じ込んでいたが他の音楽は?」と頭をよぎった。
そこで、先日から、ジャズを試すことにした。
ジャズのCDなんて持っていなかったので、
中古品の店でベスト・ジャズ100というようなCDを買ってお試し。

1週間試したが、やはり、執筆に与える効果を感覚として感じることはない。
気が付くと、約70分のCDが止まっていることが多かったので、
集中していたことだけは確かである。
でも、これはクラッシックでも時々発生する現象であり、
ジャズの効果と判断するには時期尚早である。

ただ、仕上がった作品(私は論文等を科学者の作品と思っている)のデキは、
なかなか素晴らしいものであった。
もちろん、自画自賛で客観性に欠ける。

ところが、これを読んだある有名大学の教授が絶賛してくれた。

ジャズ、意外と私のウンコ色の脳ミソには効くのかもしれない。

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