2011年09月15日実験器具・機器シリーズ
お世話になっている実験器具・機器シリーズ4―ピペットスタンド Pipette stand―
前回、1 μl(0.001 ml)単位で測定できるマイクロピペットを紹介しました。
生化学の実験には欠かせないもので、頻繁に使うものであることは理解して頂けたと思います。
快適に実験するためには、容量ごとに1本ずつ、合計5-6本のピペットは保有する必要があります。
ですが、こいつが貴重な実験台スペースをとるのです。
しかも、実験台の上に寝かしておくと、何か液体がこぼれてコンタミのリスクもあります。
そこで、このようなスタンドがあります(ピペットホルダーやハンガーと呼ぶこともあります)。
空間の有効利用ができていますね。
いいでしょう?
これ、結構高価(1万円を超えます)なので長年憧れだったのですが、2年前にやっと購入できました。
色々なタイプのものがありますが、私はこれが最も使いやすいと思います。
これクルクル回転して、いつでも使いたい容量のものを手前に持ってくることができるのです。
購入してわかったことは、
実験スペースの確保、コンタミ防止以外にも、
ちょっと借りて使う人が、きっちり元の位置に戻してくれるという利点もありました。
ちなみに、あの地震でも倒れなかったです。
おそらく、バランスなども考えて開発されているのでしょう。