協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2013年08月05日野菜作り
2013年度版 野菜作ってます13

今年のエダマメは立派に育ちました。
20130805-1.JPG
立ちまくっている立派な産毛。
スーパー品とは少々違うでしょう。
採りたてがこんな感じです。
16本植えておりましたので、直径20 cm、深さ10 cm位のお皿に山盛り2杯分位でした。

エダマメは肥料も殆ど要りませんので、カメムシ対策さえ成功すればなんとかなります。
今年は寒冷紗を購入し完全に防ぎました。

何故、肥料が不要なのか?
それはこいつのおかげです。
20130805-2.JPG
根粒菌!
知らなければ、何か病気かなと思うかもしれませんが、
このブツブツと付いている巨大な鼻糞みたいな塊が根粒菌(の塊)です。

マメ科の植物と共生しています。
共生、つまり共に支え合って生きるということです。
マメ科植物が光合成で作ったデンプン等を根粒菌に与える代わりに、
根粒菌は植物には作ることができない窒素化合物を作って与えるのです。
具体的には、根粒菌は空気中の窒素を植物が利用できるアンモニアに変えるのです。
だから殆ど肥料が要りません。

根粒菌に関しては、多くの教科書やインターネット上でも解説があるでしょうから、
そちらを参考にして下さい。

根粒菌無くして、美味しいエダマメ(大豆)はできません。
良い共同研究者無くして、十分な研究成果が得られないのと同じです。

前の記事< | トップへ戻る | >次の記事