協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2012年08月13日野菜作り
2012年版 野菜作ってます21 ―完熟トマト―

トマト、ナス、ピーマンは好調です。
特にトマトは予想をはるかに超えるに豊作です。

20120813.JPGのサムネール画像

多い日は1日でこれ位採れ、合計50個目まで突破しました。
もちろん、プチトマトではありませんよ。

時々、食べ切れないものを周囲の人にプレゼントするのですが、
私のトマトは「トマトの風味が強くて美味しい!」と非常に好評です。
キュウリで美味しいと言われたことがありませんので、本当に美味しいという証拠です。

理由は簡単で、完熟させて収穫しているからです。

20120813-2.JPG

スーパーで売っているトマトの殆どは、右側位の青い状態で収穫し、倉庫で赤くします。
(青い実でも放っておくと綺麗に真っ赤になります。)
これは、農家というより、流通・販売系の意向が強く働いていると推測しています。
虫や鳥や風などで傷がつく前に収穫しておく方が、見た目は綺麗なトマトが得られます。
実際、路地栽培で完熟させると、5割位は何らかの傷が付きます。
また、運搬時も完熟ものは傷つき易く扱いにくく、硬い青いトマトの方が好ましいはずですから。
但し、倉庫での成熟は、「熟す」というより「赤くする」というだけで、
きっちり完熟させたものを経験すると、不味く感じます。

甘く、糖度を上げたフルーツトマト系が市場では流行っておりますが、
トマト臭いトマトも、今では自分で栽培しないと味わえない貴重品です。

ちなみに、左側の赤いのは、あと1日か2日間(この見極めは天候などに左右され難しい)このまま熟し収穫し、ちょっと冷やし、塩を少々振るだけ、ばっちりな味になります。

毎日丸ごと1個食べていると、
朝の洋式便所では、トマトの皮がプカプカと浮くことが多いです。

前の記事< | トップへ戻る | >次の記事