協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2014年07月23日
これは何で何のため?

さて、これは何でしょう?
2014072301.JPG

わかる人はわかるでしょうが、知らない人が正解するのは不可能と思います。

第1ヒント
チューブに何かが入っている写真です。

第2ヒント
水に浮いています。

第3ヒント
生き物です。私が水溜りから捕獲してきました。

第4ヒント
殆どの方は嫌いな生き物の幼虫です。
厳密には、この写真の5匹の内の1匹はサナギですが。

正解はボウフラです。
蚊の幼虫です。

そんなもの捕まえてどうするの?
という声が聞こえて来そうですが、蚊が好きなのではありません。

こいつの餌です。
2014072302.JPG

わかりますかね?
写真の中央付近に虫がいるでしょ。
ヤゴです。
これはトンボの幼虫。
上側が頭部。
大きな複眼が二つあり、その間に位置するのが口です。
獲物を捕まえるための伸びる下顎は、この種のヤゴの場合、口の下側にマスクのように保持しています。
ヤゴは生餌しか食べないので、このようにボウフラ等を捕まえて来るんです。
危険が迫ると、下側のお尻の先からは水を噴射し、ジェット機のように逃げます。
と書き出すと切りが無い。

とにかく魅力的な昆虫なので発見すると飼育してしまいます。

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