協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2013年06月06日
アシナガバエの仲間

体長1 cmにも満たない小さなハエである。
畑のジャガイモの葉の上におり、美しかったので暫く観察した。

2013060601.png

昆虫ならではの緑系メタリック色がたまらない。

しかし、こいつが何者なのか種レベルでは私にはわからない。

アシナガバエ科に属することはわかるが、
この仲間は日本だけでも500種以上存在すると推測されており、
専門家でない私がわかるわけもない。

よく見ると、背中に立派な毛が生えているのがわかるであろう。
この毛、専門用語で「剛毛」という。
「そのままやんけ」という声が聞こえそう。

実は、この剛毛の並び方が、ハエの種を識別する上で非常に重要なのである。
どの位置に何本あるか?
例えば、正中剛毛(正中線に沿って対になっている剛毛)の並び方で識別できる種もあるそうだ。

凄い世界である。
マニアック過ぎる。
というか、剛毛の位置でハエの種を見切ることができる研究者は世界中に何人位いるのか興味深い。

話はずれたが、少々調べた所、アシナガバエの成虫は肉食らしい。
小さな昆虫を捕獲して食べているということ。
ジャガイモのアブラムシでも食べるために来てくれたのだろうか?

【捕獲時満足度】3(10点満点)。ハエマニアではないので、綺麗と思うが大してテンションは上がらない。しかし綺麗なので捕獲したら誰かに見せたくなる。

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