2012年08月16日虫
チャバネアオカメムシ
チャバネといえばゴキブリという方は多いと思いますが、
今日は、チャバネはチャバネでもカメムシを紹介します。
その名はチャバネアオカメムシ。
昆虫の名前には色が付くことが多いですが、
こいつは名前に色が二つ付きます。
漢字で書くと、茶翅青亀虫
茶色いのか青い(緑)なのか、はっきりしろと言われそうなネーミングです。
わかり易くいうと、茶色い翅のアオカメムシという意味です。
従って、ツヤアオカメムシ(独特の艶がある)やミナミアオカメムシ(熱帯にいる)など、色々なアオカメムシが存在しています。
引っ張り過ぎましたね。これが写真です。
基本的にカメムシは口針を刺して、農作物にダメージを与えるので害虫扱いされますが、
こいつは、その中でも実績十分、トップクラスの害虫です。
つまり、被害が大きいのです。
主としてスギやヒノキの実をメインの食事としているようですが、成虫になると果樹園や畑に飛んできて悪さをするのです。
集合フェロモンを出すようで、集まるのが得意なようです。
余りに被害が大きいので、このフェロモンの研究も進み、化学構造までわかっています。
私のエダマメも、後半の5株がこいつらの集団攻撃を受けまして、見事な失敗に終わりました。
最盛期には100匹はいたでしょうか。
「こいつら、集合フェロモンを使いやがったな (`〆´)」
と怒りながら地面に叩き落として踏み潰すのですが、
潰しても潰しても、物凄い数で切がなく、しかも身軽に飛び回ります。
一匹でも恐ろしいカメムシが顔に向かって飛んできたら、さすがに怯みます。
挙句の果てに、その反撃悪臭で、私が倒れそうになるという恐ろしい体験でした。