協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2012年01月17日
ヒシバッタ

さーて、今年一発目の虫ブログは、真冬でも活動しているヒシバッタから始めましょう。
これは、先週畑で撮影したものです。
201201171.JPG何処にいるかわかりますか?

その名の通り、背中が菱形だからこんな名前がついています。
深い草むらより、草が少なめで地表がむき出しになっているような環境に多いです。
体長は1cm前後ですね。0.8 cm~1.3 cm位でしょうか。
小さなバッタで、全国何処にでもいます。
草原を探せば大概見つけられますが、虫に興味ない人は小さいので
気付いたこともないかもしれません。
体、特に背中の模様、は生息環境により色々変化があります。
これは乾いた畑の土の上に棲んでいたので、明るい土色していますが、
もっと湿気な場所なら土の色に合わせて黒っぽい色をしています。
ただ、形は皆一緒で、菱形です。
でも、この菱形にたたまれた翅は見せ掛けで、羽ばたいて飛ぶことはありません。

太い足からわかるようにジャンプ力は結構凄いです。
40~50 cmは軽く跳ぶんじゃないですかね。
「それだけ?」と思われるかもしれませんが、体長1 cmですし、体の割には凄いです。
保護色もあり、ジャンプ前後も殆ど動かないでじっとしているので、結構見失います。
でも、見失ってもすぐ見つけられます。
着地した付近を手や足で触れば再び、ピョーンと再び跳びますので。

【捕獲時満足感:3】(10点満点)

もしかしたら見つからないって方がいるかもしれないので、印をつけました。
赤い丸の中です。
201201172.jpg

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