協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2011年11月28日
コカマキリ

秋も深まり、昆虫たちを見る機会もめっきり減りました。
その気になればまだまだ見つけられますけど...。

今日は大好きなカマキリで、これまで登場していなかったコカマキリの登場。
201111281.JPG


晩秋まで見られます。
体長が4.5-6.5 cm程度の小さい茶色いカマキリです。
先のブログ、ハラビロカマキリ(週齢幼虫)で紹介しましたように、
殆どのカマキリは環境により緑型と茶色型の両者が発生しますが、
コカマキリは茶色型のみ。
但し、淡い茶色からこげ茶色の個体があり、茶色系の中で差はあります。

他のカマキリと比べると小さいので、子供(幼虫)のカマキリと間違う方が多いですが、これでも立派な成虫です。
こういう間違いをする人にアドバイス!
殆どの不完全変態(蛹にならない)の昆虫の成虫と幼虫の見分け方は、
翅があるかないかで区別すれば間違いません。
ゴキブリもそうです。

コカマキリの特徴は鎌(一番前の足)の内側の白黒の模様です。
これ↓
201111282.JPG

今度捕まえたら観察してみて下さい。
他のカマキリと異なり、力も弱いので、手を鎌で攻撃されても殆ど痛くありませんのでご安心下さい。

私の経験ですが、他のカマキリになくて、コカマキリだけの特徴として、
死んだふりをすることが挙げられます。
また、他のカマキリのように威嚇のポーズをとることも滅多にありません。
それに軽いのでよく飛んで逃げます(決して上手ではないですが)。
生き残り戦略として、自分が大して強くないことを認識しているのでしょうかね。

【捕獲時満足感:5】(10点満点)

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